JPH1047464A - 自動変速機のアップシフト制御装置 - Google Patents

自動変速機のアップシフト制御装置

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JPH1047464A
JPH1047464A JP8202236A JP20223696A JPH1047464A JP H1047464 A JPH1047464 A JP H1047464A JP 8202236 A JP8202236 A JP 8202236A JP 20223696 A JP20223696 A JP 20223696A JP H1047464 A JPH1047464 A JP H1047464A
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accumulator
control
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    • F16H61/065Smoothing ratio shift by controlling rate of change of fluid pressure using fluid control means
    • F16H61/067Smoothing ratio shift by controlling rate of change of fluid pressure using fluid control means using an accumulator

Abstract

(57)【要約】 【課題】 アップシフト前のギヤ位置にて締結されてい
た第1の締結要素から油圧を抜くと共に解放されていた
第2の締結要素へ油圧を入れてアップシフト後のギヤ位
置を達成する自動変速機のアップシフト制御装置におい
て、アップシフト時の変速時間を長くすることなく、変
速ショックの緩和を図る変速過渡油圧制御を提供するこ
と。 【解決手段】 アップシフト判断手段cによるアップシ
フト判断時であって、ギヤ比検出手段dにより検出され
るギヤ比がイナーシャフェーズ終了直前時期を示す設定
ギヤ比に達したら一時的に第1の締結要素aの抜き圧を
上昇させる指令を抜き圧制御アクチュエータeに出力す
るアップシフト抜き圧制御手段fを備えた手段とした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動変速機のアッ
プシフト制御装置、特にアップシフト過渡期における解
放側の締結要素のアキュムレータ背圧制御技術に属す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、自動変速機でのアップシフトは、
アップシフトが開始され、締結されるクラッチへの入れ
圧が一定圧に達すると、シーケンスバルブ等の切り換え
作動によるタイミング制御により、解放される側のクラ
ッチのアキュムレータ背圧をドレーンしてクラッチ抜け
圧の油圧容量を下げ、変速を終了する。
【0003】このアップシフトにおいて、変速時にスロ
ットル開度が低開度の時には、エンジン回転(タービン
回転)の回転変化が小さく、上記タイミング制御により
ショックは十分に小さく抑えられるが、変速時にスロッ
トル開度が中〜高開度の時には、図9に示すように、変
速に伴うエンジン回転(タービン回転)の回転変化が大
きく、出力軸にイナーシャ(慣性)による回転変化が乗
り、変速終了域で出力軸トルクが大きく低下するドスン
ショックが発生する。
【0004】このアップシフトの変速終了域でのショッ
クを低減する技術として、特開平2−229959号公
報には、アップシフトが開始され、速度比がイナーシャ
フェーズ終了直前時期を示す速度比に達したら締結され
るクラッチへの入れ圧を一時的に低下させ、変速の進行
を遅らせ、エンジン回転(タービン回転)の回転変化を
小さくする技術が示されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来のアップシフト制御装置にあつては、アップシフト時
に入れ圧低減制御により変速進行速度を遅らせるもので
あるため、ドスンショックを十分に抑えるべく入れ圧低
減代を大きくすれば変速時間が長くなり変速間延び感と
なるし、逆に、入れ圧低減代を小さくすれば変速時間は
短くなるもののドスンショックが残ってしまうという問
題がある。すなわち、入れ圧低減制御のみで対応する場
合には、変速時間が長くならない程度の入れ圧低減代に
設定しての制御となり、ドスンショックを抑えるのに限
界がある。
【0006】本発明が解決しようとする課題を下記の列
挙する。
【0007】課題1は、アップシフト前のギヤ位置にて
締結されていた第1の締結要素から油圧を抜くと共に解
放されていた第2の締結要素へ油圧を入れてアップシフ
ト後のギヤ位置を達成する自動変速機のアップシフト制
御装置において、アップシフト時に変速時間を長くする
ことなく変速ショックの緩和を図る変速過渡油圧制御を
提供することにある。
【0008】課題2は、簡単で高応答のアキュムレータ
背圧制御により、課題1を達成することにある。
【0009】課題3は、アップシフト時に高レベルでの
変速ショック緩和と変速時間適正化との両立を図る変速
過渡油圧制御を提供することにある。
【0010】課題4は、高応答のアキュムレータ背圧制
御により、課題3を達成することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】
(解決手段1)上記課題1の解決手段1(請求項1)
は、図1のクレーム対応図に示すように、アップシフト
前のギヤ位置にて締結されていた第1の締結要素aから
油圧を抜くと共に解放されていた第2の締結要素bへ油
圧を入れてアップシフト後のギヤ位置を達成する自動変
速機のアップシフト制御装置において、アップシフト時
かどうかを判断するアップシフト判断手段cと、ギヤ比
を検出するギヤ比検出手段dと、アップシフト判断時で
あって、検出されるギヤ比がイナーシャフェーズ終了直
前時期を示す設定ギヤ比に達したら一時的に第1の締結
要素aの抜き圧を上昇させる指令を抜き圧制御アクチュ
エータeに出力するアップシフト抜き圧制御手段fと、
を備えていることを特徴とする。
【0012】作用を説明する。
【0013】走行時、アップシフト判断手段cにおい
て、アップシフト時であると判断されると、シフトバル
ブ等の切り換えにより、第1の締結要素aから油圧が抜
かれ、第2の締結要素bへ油圧が供給される。そして、
第1の締結要素aも第2の締結要素bも滑り状態となり
ギヤ比が変化するイナーシャフェーズが開始され、検出
されるギヤ比がイナーシャフェーズ終了直前時期を示す
設定ギヤ比に達したら、アップシフト抜き圧制御手段f
において、一時的に第1の締結要素aの抜き圧を上昇さ
せる指令が抜き圧制御アクチュエータeに出力される。
【0014】したがって、アップシフトのイナーシャフ
ェーズ終了直前時期でほとんど解放状態にある第1の締
結要素aの抜き圧が再び上昇し第1の締結要素aが締結
容量を増すことでインターロック気味となり、この第1
の締結要素aの締結容量によりイナーシャフェーズ終了
直前時期に出力軸トルクの一部が削られる。よって、イ
ナーシャフェーズ終了直前時期のピーク出力軸トルクと
イナーシャフェーズ終了後の出力軸トルクとのトルク差
が小さく抑えられることになり、トルク差の大きさによ
り決まるドスンショックが低減される。
【0015】一方、このアップシフトの変速過渡油圧制
御は、解放される第1の締結要素aの抜け圧を上昇させ
て出力軸トルクの一部を削る制御であるため、締結され
る第2の締結要素bの入れ圧を低減させて変速の進行を
遅らせる場合のように変速時間が長くなることはない。
【0016】(解決手段2)上記課題2の解決手段2
(請求項2)は、図1のクレーム対応図に示すように、
請求項1記載の自動変速機のアップシフト制御装置にお
いて、前記第1の締結要素aの油路の途中に第1のアキ
ュムレータgを設け、該第1のアキュムレータgの背圧
室へのアキュムレータ圧供給との背圧室からのアキュム
レータ圧排除の切り換えをするタイミグバルブhを設
け、前記抜き圧制御アクチュエータeとしてタイミング
ソレノイドを設け、前記アップシフト抜き圧制御手段f
を、アップシフト判断時であって、検出されるギヤ比が
イナーシャフェーズ終了直前時期を示す設定ギヤ比に達
したら一時的に第1のアキュムレータgの背圧室へアキ
ュムレータ圧を供給する側に切り換える指令をタイミン
グソレノイドに出力する手段としたことを特徴とする。
【0017】作用を説明すると、アップシフト時、検出
されるギヤ比がイナーシャフェーズ終了直前時期を示す
設定ギヤ比に達したら、アップシフト抜き圧制御手段f
において、一時的に第1のアキュムレータgの背圧室へ
アキュムレータ圧を供給する側に切り換える指令がタイ
ミングソレノイドに出力される。
【0018】よって、タイミングソレノイドに対する指
令でタイミングバルブhがドレーン側から供給側に切り
換えられ、第1のアキュムレータgの背圧室へアキュム
レータ圧が供給されることで、第1の締結要素aの抜き
圧がアキュムレータ背圧上昇に呼応して一時的に上昇す
る。
【0019】(解決手段3)上記課題3の解決手段3
(請求項3)は、図1のクレーム対応図に示すように、
請求項1または請求項2記載の自動変速機のアップシフ
ト制御装置において、アップシフト判断時であって、検
出されるギヤ比がイナーシャフェーズ開始時期を示す第
1設定ギヤ比に達したら第2の締結要素bへの入れ圧を
上昇させ、イナーシャフェーズ終了直前時期を示す第2
設定ギヤ比に達したら一時的に第2の締結要素bへの入
れ圧を低下させる指令を入れ圧制御アクチュエータiに
出力するアップシフト入れ圧制御手段jを設けたことを
特徴とする。
【0020】作用を説明すると、アップシフト入れ圧制
御手段jにおいて、アップシフト判断時であって、検出
されるギヤ比がイナーシャフェーズ開始時期を示す第1
設定ギヤ比に達したら第2の締結要素bへの入れ圧を上
昇させ、イナーシャフェーズ終了直前時期を示す第2設
定ギヤ比に達したら一時的に第2の締結要素bへの入れ
圧を低下させる指令が入れ圧制御アクチュエータiに出
力される。
【0021】よって、第2設定ギヤ比に達してから所定
の間は、第1の締結要素aの抜き圧上昇と第2の締結要
素bへの入れ圧低下とが同時に行なわれ、抜き圧上昇に
よる出力軸トルクの一部削減と入れ圧低下によるエンジ
ン回転(タービン回転)の変化速度抑制との相乗効果に
より、ドスンショックが大幅に低減される。
【0022】また、イナーシャフェーズ開始時期を示す
第1設定ギヤ比からイナーシャフェーズ終了直前時期を
示す第2設定ギヤ比までの間は、第2の締結要素bへの
入れ圧上昇制御が行なわれることで、ギヤ比が変化する
変速進行速度が速まるため、その後、第2の締結要素b
への入れ圧低下により変速進行速度が少し遅くなって
も、トータルとしての変速時間が長くなることはない。
【0023】(解決手段4)上記課題4の解決手段4
(請求項4)は、図1のクレーム対応図に示すように、
請求項3記載の自動変速機のアップシフト制御装置にお
いて、前記第2の締結要素bの油路の途中に第2のアキ
ュムレータkを設け、該第2のアキュムレータkの背圧
を制御するアキュムレータ背圧制御バルブmを設け、前
記入れ圧制御アクチュエータiとして油圧制御ソレノイ
ドを設け、前記アップシフト入れ圧制御手段jを、検出
されるギヤ比がイナーシャフェーズ開始時期を示す第1
設定ギヤ比に達したら第2のアキュムレータkの背圧を
上昇させ、イナーシャフェーズ終了直前時期を示す第2
設定ギヤ比に達したら一時的に第2のアキュムレータk
の背圧を低下させる指令を油圧制御ソレノイドに出力す
る手段としたことを特徴とする。
【0024】アップシフト時、検出されるギヤ比がイナ
ーシャフェーズ開始時期を示す第1設定ギヤ比に達した
ら、アップシフト入れ圧制御手段jにおいて、第2のア
キュムレータkの背圧を上昇させ、イナーシャフェーズ
終了直前時期を示す第2設定ギヤ比に達したら一時的に
第2のアキュムレータkの背圧を低下させる指令が油圧
制御ソレノイドに出力される。
【0025】よって、アキュムレータ背圧制御バルブm
では、油圧制御ソレノイドに対する指令に応じた油圧が
作り出され、この制御油圧が第2のアキュムレータkの
背圧室へアキュムレータ圧として供給されることで、第
2の締結要素bの入れ圧がアキュムレータ背圧の変化に
呼応して変化する。
【0026】
【発明の実施の形態】
(実施の形態1)実施の形態1は、解決手段1〜解決手
段3に対応する自動変速機のアップシフト制御装置であ
る。
【0027】まず、実施の形態1のアップシフト制御装
置が適用された自動変速機の全体概略を説明する。
【0028】図2は自動変速機の動力伝達機構を示すス
ケルトン図である。
【0029】図2において、INは入力軸、OUTは出
力軸、FPGはフロント遊星ギヤ、RPGはリヤ遊星ギ
ヤであり、フロント遊星ギヤFPGは、第1サンギヤS
1と第1リングギヤR1と第1ピニオンP1と第1ピニ
オンキャリヤC1を有し、リヤ遊星ギヤRPGは、第2
サンギヤS2と第2リングギヤR2と第2ピニオンP2
と第2ピニオンキャリヤC2を有する。
【0030】上記ギヤトレーンを用い前進4速・後退1
速の変速段を得る締結要素として、リバースクラッチR
EV/C(以下、R/C)、ハイクラッチHIGH/C
(以下、H/C)、2−4ブレーキ2-4/B、ロークラッ
チLOW/C(以下、L/C)、ロー&リバースブレー
キL&R/B、ローワンウェイクラッチLOW O.W.C が設
けられている。
【0031】前記第1サンギヤS1は、第1回転メンバ
M1及びリバースクラッチR/Cを介して入力軸INに
連結されていると共に、第1回転メンバM1及び2−4
ブレーキ2-4/Bを介してケースKに連結されている。
【0032】前記第1キャリヤC1は、第2回転メンバ
M2及びハイクラッチH/Cを介して入力軸INに連結
されていると共に、第3回転メンバM3及びロー&リバ
ースブレーキL&R/Bを介してケースKに連結されて
いる。また、第1キャリヤC1は、第3回転メンバM3
及びロークラッチL/Cを介して第2リングギヤR2に
連結されている。尚、ロー&リバースブレーキL&R/
Bとは並列配置でローワンウェイクラッチLOW O.W.C が
設けられている。
【0033】前記第1リングギヤR1は、第4回転メン
バM4を介して第2キャリヤC2に直結され、されに、
第2キャリヤC2には出力軸OUTが直結されている。
【0034】前記第2サンギヤS2は、入力軸INに直
結されている。
【0035】なお、この動力伝達機構の特徴は、4−3
アップシフト時に変速ショックのない掛け替えタイミン
グを得るために採用されていたワンウェイクラッチと、
このワンウェイクラッチの採用に伴いエンジンブレーキ
を確保するために必要とされる油圧締結によるクラッチ
とを廃止し、締結要素の数を削減することで小型軽量化
を達成した点にある。
【0036】図3は上記動力伝達機構により前進4速・
後退1速の変速段を得る締結論理を示す図である。
【0037】第1速(1st)は、ロークラッチL/C
の油圧締結と、ロー&リバースブレーキL&R/Bの油
圧締結(エンジンブレーキレンジ選択時)もしくはロー
ワンウェイクラッチLOW O.W.C の機械締結(加速時)に
より得られる。すなわち、第2サンギヤ入力、第2リン
グギヤ固定、第2キャリヤ出力となる。
【0038】第2速(2nd)は、ロークラッチL/C
と2−4ブレーキ2-4/Bの油圧締結により得られる。す
なわち、第2サンギヤ入力、第1サンギヤ固定、第2キ
ャリヤ出力となる。
【0039】第3速(3rd)は、ハイクラッチH/C
とロークラッチL/Cの油圧締結により得られる。すな
わち、第2リングギヤと第2サンギヤの同時入力、第2
キャリヤ出力となる(変速比=1)。
【0040】第4速(4th)は、ハイクラッチH/C
と2−4ブレーキ2-4/Bの油圧締結により得られる。す
なわち、第1キャリヤ及び第2サンギヤ入力、第1サン
ギヤ固定、第2キャリヤ出力によるオーバドライブ変速
段となる。
【0041】後退速(Rev)は、リバースクラッチR
EV/Cとロー&リバースブレーキL&R/Bの油圧締
結により得られる。すなわち、第1,第2サンギヤ入
力、第1キャリヤ固定、第2キャリヤ出力となる。
【0042】尚、2−4ブレーキ2-4/Bは、多板クラッ
チと同様な構造による多板ブレーキである。
【0043】図4は上記変速段のうちDレンジ1速〜4
速の自動変速を達成するための締結要素とコントロール
バルブ部と電子制御部を示す制御システム図である。
【0044】図4には締結要素として、ロークラッチL
/Cと、2−4ブレーキ2-4/Bと、ハイクラッチH/C
が設けられている。
【0045】図4のコントロールバルブ部には、シフト
バルブ(A)1と、シフトバルブ(B)2と、アキュム
コントロールバルブ(A)3と、アキュムコントロール
バルブ(B)4と、ロークラッチタイミングバルブ5
と、ロークラッチシーケンスバルブ6と、2−4ブレー
キタイミングバルブ7と、2−4ブレーキシーケンスバ
ルブ8と、ロークラッチアキュムレータ9と、2−4ブ
レーキアキュムレータ10と、ハイクラッチアキュムレ
ータ11が設けられている。
【0046】前記シフトバルブ(A)1及びシフトバル
ブ(B)2は、シフトソレノイド(A)21及びシフト
ソレノイド(B)22の作動に応じて1速〜4速(O
D)の各変速段での油路切り替えを行なう。
【0047】前記アキュムコントロールバルブ(A)3
は、ライン圧デューティソレノイド23により作り出さ
れるソレノイド圧PSOLAの大きさに応じてライン圧PL
を減圧しアキュムコントロール圧(A)PACCMA を調圧
する。尚、ライン圧デューティソレノイド23により作
り出されるソレノイド圧PSOLAは、図外のプレッシャレ
ギュレータバルブにより作り出されるライン圧PL の信
号圧となるモディファイヤ圧を調圧するプレッシャモデ
ィファイヤバルブへも導かれる。
【0048】前記アキュムコントロールバルブ(B)4
は、2-4/Bデューティソレノイド24により作り出され
るソレノイド圧PSOLBの大きさに応じてライン圧PL を
減圧しアキュムコントロール圧(B)PACCMB を調圧す
る。
【0049】前記ロークラッチタイミングバルブ5は、
ロークラッチタイミングソレノイド25がOFFの時に
信号圧油路をドレーン側とし、ONの時に油圧発生によ
り信号圧油路を連通側とする切り換えバルブである。
【0050】前記ロークラッチシーケンスバルブ6は、
4速へのシフトアップ時または4速からのシフトダウン
時にロークラッチアキュムレータ9の背圧制御を行な
う。
【0051】前記2−4ブレーキタイミングバルブ7
は、2−4ブレーキタイミングソレノイド26がOFF
の時に信号圧油路をドレーン側とし、ONの時に油圧発
生により信号圧油路を連通側とする切り換えバルブであ
る。
【0052】前記2−4ブレーキシーケンスバルブ8
は、3速へのシフトアップ時または3速からのシフトダ
ウン時の2−4ブレーキアキュムレータ10の背圧制御
を行なう。
【0053】前記ロークラッチアキュムレータ9は、そ
の背圧室にロークラッチシーケンスバルブ6を介してア
キュムコントロール圧(A)PACCMA が導かれ、ローク
ラッチL/Cの締結・解放を滑らかにする。
【0054】前記2−4ブレーキアキュムレータ10
は、その背圧室に2−4ブレーキシーケンスバルブ8を
介してアキュムコントロール圧(B)PACCMB が導か
れ、2−4ブレーキ2-4/Bの締結・解放を滑らかにす
る。
【0055】前記ハイクラッチアキュムレータ11は、
その背圧室にアキュムコントロール圧(A)PACCMA が
そのまま導かれ、ハイクラッチH/Cの締結・解放を滑
らかにする。
【0056】図4の電子制御部には、A/Tコントロー
ルユニット20からの駆動指令に応じて油圧を制御する
アクチュエータとして、シフトソレノイド(A)21
と、シフトソレノイド(B)22と、ライン圧デューテ
ィソレノイド23と、2-4/Bデューティソレノイド24
と、ロークラッチタイミングソレノイド25と、2-4/B
タイミングソレノイド26が設けられている。
【0057】また、A/Tコントロールユニット20へ
入力情報をもたらす情報源として、スロットル開度を検
出するスロットルセンサ27と、車速を検出する車速セ
ンサ28と、タービン回転を検出するタービンセンサ2
9と、油温を検出する油温センサ30と、他のセンサ・
スイッチ類31が設けられている。
【0058】ここで、Dレンジ時に1速〜4速を自動的
に変速する変速制御は、図6に示すような変速点特性モ
デル図と検出されたスロットル開度及び車速に基づき、
アップシフトあるいはアップシフトの変速線を横切った
時に変速指令が出され、この変速指令により次に移行す
るギヤ位置が決定され、決定されたギヤ位置を得るべく
図5に示すシフトソレノイド作動表にしたがってA/T
コントロールユニット20からシフトソレノイド(A)
21とシフトソレノイド(B)22に対しONまたはO
FFの指令を出すことで制御される。
【0059】次に、作用を説明する。
【0060】[2−3アップシフトの電子制御作動]図
7は2−4ブレーキ2-4/B(第1の締結要素aに相当)
が解放されハイクラッチH/C(第2の締結要素bに相
当)が締結される2−3アップシフト時にA/Tコント
ロールユニット20で行なわれるアップシフト制御作動
の流れを示すフローチャートである。
【0061】まず、図7のステップ70において、2−
3アップシフト時かどうかが判断される。この判断は、
図6に示す変速点モデル特性上で2−3アップシフト線
を横切って2−3アップシフト指令信号の出力により判
断される。(アップシフト判断手段cに相当)。
【0062】尚、2−3アップシフト時であると判断さ
れると、判断時からの経過時間にをあらわすタイマ値T
を増加する処理がなされ、スロットル開度TH等の必要
とする入力情報が読み込まれる。
【0063】また、2−3アップシフト時であると判断
されると、車速センサ28からの車速(トランスミッシ
ョン出力軸回転数)と、タービンセンサ29からのタイ
ビン回転(トランスミッション入力軸回転数)により実
ギヤ比Gが随時演算される(ギヤ比検出手段dに相
当)。
【0064】さらに、2−3アップシフト時であると判
断されると、シフトソレノイド(A)21への指令をO
FFのままとし、シフトソレノイド(B)22への指令
をONからOFFに切り換える変速制御が行なわれる。
【0065】そして、2−3アップシフト時であると判
断されると、(1) 抜き圧制御(ステップ71〜78)
と、(2) 入れ圧制御(ステップ79〜86)と、(3) ト
ルクダウン制御(ステップ87〜94)とがそれぞれ実
行される。
【0066】(1) 抜き圧制御(アップシフト抜き圧制御
手段fに相当) ステップ72では、2-4/Bタイミングソレノイド26
(抜き圧制御アクチュエータeに相当)に対してON指
令が出力され、2-4/Bデューテイソレノイド24に対し
て高デューティ比による指令が出力される。
【0067】ステップ73では、タイマ値Tが第1設定
タイマ値T1 以上かどうかが判断される。尚、第1設定
タイマ値T1 は、変速開始からハイクラッチH/Cのピ
ストンストロークが終了するまでに必要な時間程度に設
定されている。
【0068】ステップ74では、2-4/Bタイミングソレ
ノイド26に対するON指令はそのまま維持し、2-4/B
デューテイソレノイド24に対して高デューティ比から
一気にデューティ比を下げ、さらに、時間の経過と共に
徐々にデューティ比を低下させる指令が出力される。
【0069】ステップ75では、実ギヤ比Gが第2設定
ギヤ比G2 以下かどうかが判断される。尚、第2設定ギ
ヤ比G2 は、イナーシャフェーズ終了直前時期を示す変
速後の3速ギヤ位置でのギア比に近い値に設定される。
【0070】ステップ76では、2-4/Bタイミングソレ
ノイド26に対する指令がON指令からOFF指令に切
り換えられ、2-4/Bデューテイソレノイド24に対して
低下させたデューティ比を高めた中デューティ比による
指令が出力される。
【0071】ステップ77では、タイマ値Tが変速終了
タイマ値T2 以上であるかどうかが判断される。
【0072】ステップ78では、ステップ77でYES
と判断されると、2-4/Bタイミングソレノイド26に対
する指令がOFF指令からON指令に切り換えられ、2-
4/Bデューテイソレノイド24に対して変速開始時の高
デューティ比に復帰させる指令が出力される。
【0073】(2) 入れ圧制御(アップシフト入れ圧制御
手段jに相当) ステップ80では、ライン圧デューテイソレノイド23
(入れ圧制御アクチュエータiに相当)に対し低デュー
ティ比による指令が出力される。
【0074】ステップ81では、実ギヤ比Gが第1設定
ギヤ比G1 以下かどうかが判断される。尚、第1設定ギ
ヤ比G1 は、イナーシャフェーズ開始時期を示す変速前
の2速ギヤ位置でのギア比に近い値に設定される。
【0075】ステップ82では、ライン圧デューテイソ
レノイド23に対しデューティ比を所定の勾配にて立ち
上げ、立ち上げ後のデューティ比をそのまま保つ指令が
出力される。
【0076】ステップ83では、実ギヤ比Gが第2設定
ギヤ比G2 以下かどうかが判断される。
【0077】ステップ84では、ライン圧デューテイソ
レノイド23に対しデューティ比を所定の勾配にて低下
させ、低下後のデューティ比をそのまま保つ指令が出力
される。
【0078】ステップ85では、タイマ値Tが変速終了
タイマ値T2 以上であるかどうかが判断される。
【0079】ステップ86では、ステップ85でYES
と判断されると、ライン圧デューテイソレノイド23に
対しスロットル開度対応による通常のライン圧制御を行
なうデューティ比に復帰させる指令が出力される。
【0080】(3) トルクダウン制御 ステップ88では、エンジントルクはそのままに維持さ
れる。
【0081】ステップ89では、タイマ値Tが第1設定
タイマ値T1 以上かどうかが判断される。
【0082】ステップ90では、エンジントルクを徐々
に低下させる指令が出力される。尚、スロットルバルブ
によるトルクダウン制御の場合には、スロットル開度を
小さくしてゆく制御により行なわれ、また、燃料カット
によるトルクダウン制御の場合には、燃料カット気筒数
を徐々に増やす制御により行なわれる。
【0083】ステップ91では、実ギヤ比Gが第1設定
ギヤ比G1 以下かどうかが判断される。
【0084】ステップ92では、エンジントルクを低く
抑える指令が出力される。尚、スロットルバルブによる
トルクダウン制御の場合には、スロットル全閉制御によ
り行なわれ、また、燃料カットによるトルクダウン制御
の場合には、全気筒や設定気筒の燃料カット制御により
行なわれる。
【0085】ステップ93では、実ギヤ比Gが第3設定
ギヤ比G3 以下かどうかが判断される。尚、第3設定ギ
ヤ比G3 (<G2 )は、イナーシャフェーズ終了直前を
示す変速後の3速ギヤ位置でのギア比にきわめて近い値
に設定される。
【0086】ステップ94では、ステップ93でYES
と判断されると、エンジントルクを元に復帰させる指令
が出力され。
【0087】尚、ロークラッチタイミングソレノイド2
5に対してはON指令が出力されている。
【0088】[2−3アップシフト制御作用]図8に示
すタイムチャートに基づいて、中〜高スロットル開度で
の2−3アップシフト制御作用について説明する。
【0089】アクセル踏み込み状態のままでの走行時で
車速の上昇により2−3アップシフトの変速判断がなさ
れると、シフトソレノイド(B)22への指令がONか
らOFFに切り換えられ、ハイクラッチH/Cへの油路
がドレーン側からDレンジ圧供給側に切り換えられ、2
−4ブレーキ2-4/Bへの油路がDレンジ圧供給側からド
レーン側に切り換えられる。
【0090】そして、変速過渡期の2−4ブレーキ2-4/
Bからの抜き圧制御は、2−4ブレーキ2-4/Bへの油路
の途中に設けられる2−4ブレーキアキュムレータ10
(第1のアキュムレータgに相当)の背圧制御により行
なわれ、変速過渡期のハイクラッチH/Cへの入れ圧制
御は、ハイクラッチH/Cへの油路の途中に設けられる
ハイクラッチアキュムレータ11(第2のアキュムレー
タkに相当)の背圧制御により行なわれ、変速過渡期の
トルクダウン制御は、A/Tコントロールユニット20
からエンジンコントロールユニットに対して制御指令を
出力することで行なわれる。
【0091】(1) 抜き圧制御作用 アップシフト開始から第2設定ギヤ比G2 に達するまで
の領域においては、2-4/Bタイミングソレノイド26に
対してON指令が出力されていることで、2-4/Bタイミ
ングバルブ7(タイミングバルブhに相当)は、2−4
ブレーキシーケンスバルブ8の作動信号圧であるハイク
ラッチ圧PH/C を連通する側に切り換えられている。
【0092】よって、2−4ブレーキシーケンスバルブ
8は、アキュムコントロール圧(A)PACCMA とハイク
ラッチ圧PH/C との差圧ΔPが設定差圧となると、2−
4ブレーキアキュムレータ10にアキュムコントロール
圧(B)PACCMB を供給する側からドレーンする側へと
切り換わる。
【0093】このため、2−4ブレーキ圧P2-4/B は、
図8のP2-4/B 特性に示すように、2−4ブレーキシー
ケンスバルブ8の切り換えポイントを境にして、棚圧特
性から一気に低下する特性を示す。
【0094】そして、2−4ブレーキ圧P2-4/B の低下
に伴って変速が進行し、実ギヤ比Gが第2設定ギヤ比G
2 に達してから変速終了までの領域においては、2-4/B
タイミングソレノイド26に対する出力がON指令から
OFF指令に切り換えられると共に、2-4/Bデューテイ
ソレノイド24に対する指令もデューティ比を高める指
令に切り換えられる。
【0095】よって、2−4ブレーキシーケンスバルブ
8は、バルブスプールの一端に作用していたハイクラッ
チ圧PH/C がドレーンされ、アキュムコントロール圧
(A)PACCMA のみを作動信号圧として再び2−4ブレ
ーキアキュムレータ10にアキュムコントロール圧
(B)PACCMB を供給する側へと切り換わる。
【0096】このため、2−4ブレーキ圧P2-4/B は、
図8のP2-4/B 特性に示すように、2-4/Bタイミングソ
レノイド26へのOFF指令時から変速終了まで、再び
油圧が上昇する特性を示す。
【0097】(2) 入れ圧制御作用 アップシフト開始からイナーシャフェーズ開始時期の第
1設定ギヤ比G1 に達するまでの領域においては、ライ
ン圧デューテイソレノイド23に対し低デューティ比に
よる指令が出力されることで、低圧のアキュムコントロ
ール圧(A)PACCMA がハイクラッチアキュムレータ1
1の背圧室に供給される。
【0098】このため、ハイクラッチ圧PH/C は、図8
のPH/C 特性に示すように、クラッチピストンストロー
ク域を経過した後、アキュムレータ背圧レベルまで緩や
かに油圧が上昇する。
【0099】そして、第1設定ギヤ比G1 から第2設定
ギヤ比G2 に達するまでのイナーシャフェーズ領域にお
いては、ライン圧デューテイソレノイド23に対し高デ
ューティ比による指令が出力されることで、高圧のアキ
ュムコントロール圧(A)PACCMA がハイクラッチアキ
ュムレータ11の背圧室に供給される。
【0100】このため、ハイクラッチ圧PH/C は、図8
のPH/C 特性に示すように、イナーシャフェーズ領域で
油圧上昇勾配の大きな特性を示す。
【0101】さらに、実ギヤ比Gが第2設定ギヤ比G2
に達してから変速終了までの領域においては、ライン圧
デューテイソレノイド23に対し再び低デューティ比に
よる指令が出力されることで、低圧のアキュムコントロ
ール圧(A)PACCMA がハイクラッチアキュムレータ1
1の背圧室に供給される。
【0102】このため、ハイクラッチ圧PH/C は、図8
のPH/C 特性に示すように、変速終了域で油圧が低下す
る特性を示す。
【0103】(3) トルクダウン制御作用 特に、第1設定ギヤ比G1 からイナーシャフェーズ終了
直前の第3設定ギヤ比G3 に達するまでのイナーシャフ
ェーズ領域においては、出力軸トルクTQ の低減を狙っ
てエンジントルクを低下させる制御が行なわれる。
【0104】[ショック低減作用]上記のように、2−
4ブレーキ2-4/Bからの抜き圧制御では、実ギヤ比Gが
イナーシャフェーズ終了直前時期を示す第2設定ギヤ比
G2 に達してから変速終了までの領域においては、2−
4ブレーキ圧P2-4/B がアキュムレータ背圧上昇に呼応
して一時的に上昇する。
【0105】したがって、アップシフトのイナーシャフ
ェーズ終了直前時期でほとんど解放状態にある2−4ブ
レーキ2-4/Bが締結容量を増すことでインターロック気
味となり、この2−4ブレーキ2-4/Bの締結容量により
イナーシャフェーズ終了直前時期に出力軸トルクTQ の
一部が削られる。すなわち、図8の出力軸トルク特性で
ハッチングにより示す部分が抜き圧制御での効果代であ
る。
【0106】また、上記のように、ハイクラッチH/C
への入れ圧制御では、実ギヤ比Gがイナーシャフェーズ
終了直前時期を示す第2設定ギヤ比G2 に達してから変
速終了までの領域、つまり、抜き圧制御と同じ領域にお
いては、ハイクラッチ圧PH/C がライン圧デューテイソ
レノイド23に対する低デューティ比指令により一時的
に低下する。
【0107】したがって、アップシフトのイナーシャフ
ェーズ終了直前時期でほとんど締結状態にあるハイクラ
ッチH/Cの締結容量が減じられることで、エンジン回
転(タービン回転)の変化速度、つまり、ギヤ比の変化
速度が抑制される。すなわち、イナーシャフェーズ終了
直前時期のピーク出力軸トルクが低く抑えられる。
【0108】このように、第2設定ギヤ比G2 に達して
から変速終了までの領域では、2−4ブレーキ2-4/Bの
抜き圧上昇とハイクラッチH/Cへの入れ圧低下とが同
時に行なわれ、抜き圧上昇による出力軸トルクTQ の一
部削減と入れ圧低下によるエンジン回転(タービン回
転)の変化速度抑制との相乗効果により、イナーシャフ
ェーズ終了直前時期のピーク出力軸トルクとイナーシャ
フェーズ終了後の出力軸トルクとのトルク差により決ま
るドスンショックが大幅に低減される。
【0109】加えて、イナーシャフェーズ領域でエンジ
ントルクを低減するトルクダウン制御を併用しているた
め、イナーシャフェーズ領域で出力軸トルクTQ が低く
抑えられ、ショックのない良好な変速品質が達成され
る。ちなみに、図8の出力軸トルク特性で点線特性はト
ルクダウン制御を行なわない場合の特性を示す。
【0110】[変速に要する時間]アップシフトの変速
過渡油圧制御で締結される締結要素の入れ圧を低減させ
て変速の進行を遅らせる制御を採用した場合には、確実
なショック防止効果を図るべく入れ圧低減量を大きくす
ればするほど変速時間が長くなる。
【0111】これに対し、本願はアップシフトで解放さ
れる2−4ブレーキ2-4/Bの抜け圧を上昇させて出力軸
トルクTQ の一部を削る制御であるため、変速時間が長
くなることはない。
【0112】また、本願では、アップシフトで締結され
るハイクラッチH/Cの入れ圧の低減制御も併用してい
るが、イナーシャフェーズ開始時期を示す第1設定ギヤ
比G1 からイナーシャフェーズ終了直前時期を示す第2
設定ギヤ比G2 までの間は、ハイクラッチH/Cへの入
れ圧上昇制御が行なわれることで、この領域でのギヤ比
が変化する変速進行速度が速まるため、その後、ハイク
ラッチH/Cへの入れ圧低下により変速進行速度が少し
遅くなっても、トータルとしての変速時間が長くなるこ
とはない。
【0113】次に、効果を説明する。
【0114】(1)2−3アップシフト判断時であっ
て、実ギヤ比Gがイナーシャフェーズ終了直前時期を示
す第2設定ギヤ比G2 に達したら変速終了まで2−4ブ
レーキ2-4/Bの抜き圧を上昇させるOFF指令を2-4/B
タイミングソレノイド26に出力するアップシフト抜き
圧制御手段を備えた装置としたため、2−3アップシフ
ト時に変速時間を長くすることなく変速ショック(ドス
ンショック)の緩和を図る変速過渡油圧制御を提供する
ことができる。
【0115】(2)2−4ブレーキ2-4/Bの油路の途中
に2−4ブレーキアキュムレータ10を設け、該2−4
ブレーキアキュムレータ10の背圧室へのアキュムレー
タ圧供給との背圧室からのアキュムレータ圧排除の切り
換えをする2−4ブレーキシーケンスバルブ8及び2-4/
Bタイミングバルブ7を設け、抜き圧制御アクチュエー
タとして2-4/Bタイミングソレノイド26を設け、アッ
プシフト抜き圧制御手段を、実ギヤ比Gがイナーシャフ
ェーズ終了直前時期を示す第2設定ギヤ比G2 に達した
ら変速終了まで2−4ブレーキアキュムレータ10の背
圧室へアキュムレータ圧を供給する側に切り換えるOF
F指令を2-4/Bタイミングソレノイド26に出力する手
段としたため、簡単で高応答のアキュムレータ背圧制御
により、2−3アップシフト時に変速時間を長くするこ
となく変速ショックの緩和を図る変速過渡油圧制御を提
供することができる。
【0116】(3)アップシフト判断時であって、検出
される実ギヤ比Gがイナーシャフェーズ開始時期を示す
第1設定ギヤ比G1 に達したらハイクラッチH/Cへの
入れ圧を上昇させ、イナーシャフェーズ終了直前時期を
示す第2設定ギヤ比G2 に達したら変速終了まで2−4
ブレーキ2-4/Bへの入れ圧を低下させるデューティ指令
をライン圧デューティソレノイド23に出力するアップ
シフト入れ圧制御手段を設けたため、2−3アップシフ
ト時に高レベルでの変速ショック緩和と変速時間適正化
との両立を図る変速過渡油圧制御を提供することができ
る。
【0117】(4)ハイクラッチH/Cの油路の途中に
ハイクラッチアキュムレータ11を設け、該ハイクラッ
チアキュムレータ11の背圧を制御するアキュムコント
ロールバルブ(A)3を設け、入れ圧制御アクチュエー
タとしてライン圧デューティソレノイド23を設け、ア
ップシフト入れ圧制御手段を、検出される実ギヤ比Gが
イナーシャフェーズ開始時期を示す第1設定ギヤ比G1
に達したらハイクラッチアキュムレータ11の背圧を上
昇させ、イナーシャフェーズ終了直前時期を示す第2設
定ギヤ比G2 に達したら変速終了までハイクラッチアキ
ュムレータ11の背圧を低下させるデューティ指令をラ
イン圧デューティソレノイド23に出力する手段とした
ため、高応答のアキュムレータ背圧制御により、2−3
アップシフト時に高レベルでの変速ショック緩和と変速
時間適正化との両立を図る変速過渡油圧制御を提供する
ことができる。
【0118】(その他の実施の形態)実施の形態1で
は、2−3アップシフトの例を示したが、ロークラッチ
L/Cが解放され、2−4ブレーキ2-4/Bが締結される
3−4アップシフトの場合にも適用することができる。
この場合、ロークラッチアキュムレータ9の背圧がロー
クラッチシーケンスバルブ6により制御されることにな
る。また、自動変速機が5速の場合には4−5アップシ
フトの場合にも本発明のアップシフト制御を適用するこ
とができる。
【0119】実施の形態1では、アキュムレータ背圧制
御により抜き圧及び入れ圧を制御する例を示したが、ク
ラッチ油圧やブレーキ油圧の直接制御により抜き圧及び
入れ圧を制御するようにしても良い。
【0120】実施の形態1では、デューティソレノイド
としてライン圧デューティソレノイド23と2-4/Bデュ
ーティソレノイド24の2つを用いるシステム例を示し
たが、アキュムレータ圧を制御するデューティソレノイ
ドとして少なくとも一つのデューティソレノイドが設け
られたシステムにも適用することができる。
【0121】実施の形態1では、2−3アップシフトが
判断される時にはスロットル開度の大きさに関係なく第
1の締結要素の抜き圧制御と第2の締結要素の入れ圧制
御を行なう例を示したが、ドスンショックが問題となる
中〜高スロットル開度の時にのみ抜き圧及び入れ圧を制
御するようにしても良い。尚、実施の形態1のように低
スロットル開度の時にも抜き圧及び入れ圧を制御するよ
うにしても特に問題とはならない。
【0122】実施の形態1では、2−3アップシフト時
に予め設定した抜き圧上昇量及び入れ圧低下量を与える
例を示したが、スロットル開度の大きさに応じ、スロッ
トル開度が大きいほど抜き圧上昇量及び入れ圧低下量を
大きく与えるような実施の形態としても良い。
【0123】
【発明の効果】請求項1記載の発明にあっては、アップ
シフト前のギヤ位置にて締結されていた第1の締結要素
から油圧を抜くと共に解放されていた第2の締結要素へ
油圧を入れてアップシフト後のギヤ位置を達成する自動
変速機のアップシフト制御装置において、アップシフト
判断手段によるアップシフト判断時であって、ギヤ比検
出手段により検出されるギヤ比がイナーシャフェーズ終
了直前時期を示す設定ギヤ比に達したら一時的に第1の
締結要素の抜き圧を上昇させる指令を抜き圧制御アクチ
ュエータに出力するアップシフト抜き圧制御手段を備え
た装置としたため、アップシフト時に変速時間を長くす
ることなく変速ショックの緩和を図る変速過渡油圧制御
を提供することができる。
【0124】請求項2記載の発明にあっては、請求項1
記載の自動変速機のアップシフト制御装置において、第
1の締結要素の油路の途中に第1のアキュムレータを設
け、該第1のアキュムレータの背圧室へのアキュムレー
タ圧供給との背圧室からのアキュムレータ圧排除の切り
換えをするタイミグバルブを設け、抜き圧制御アクチュ
エータとしてタイミングソレノイドを設け、アップシフ
ト抜き圧制御手段を、アップシフト判断時であって、検
出されるギヤ比がイナーシャフェーズ終了直前時期を示
す設定ギヤ比に達したら一時的に第1のアキュムレータ
の背圧室へアキュムレータ圧を供給する側に切り換える
指令をタイミングソレノイドに出力する手段としたた
め、簡単で高応答のアキュムレータ背圧制御により、上
記請求項1記載の発明の効果を達成することができる。
【0125】請求項3記載の発明にあっては、請求項1
または請求項2記載の自動変速機のアップシフト制御装
置において、アップシフト判断時であって、検出される
ギヤ比がイナーシャフェーズ開始時期を示す第1設定ギ
ヤ比に達したら第2の締結要素への入れ圧を上昇させ、
イナーシャフェーズ終了直前時期を示す第2設定ギヤ比
に達したら一時的に第2の締結要素への入れ圧を低下さ
せる指令を入れ圧制御アクチュエータに出力するアップ
シフト入れ圧制御手段を設けたため、アップシフト時に
高レベルでの変速ショック緩和と変速時間適正化との両
立を図る変速過渡油圧制御を提供することができる。
【0126】請求項4記載の発明にあっては、請求項3
記載の自動変速機のアップシフト制御装置において、第
2の締結要素の油路の途中に第2のアキュムレータを設
け、該第2のアキュムレータの背圧を制御するアキュム
レータ背圧制御バルブを設け、入れ圧制御アクチュエー
タとして油圧制御ソレノイドを設け、アップシフト入れ
圧制御手段を、検出されるギヤ比がイナーシャフェーズ
開始時期を示す第1設定ギヤ比に達したら第2のアキュ
ムレータの背圧を上昇させ、イナーシャフェーズ終了直
前時期を示す第2設定ギヤ比に達したら一時的に第2の
アキュムレータの背圧を低下させる指令を油圧制御ソレ
ノイドに出力する手段としたため、高応答のアキュムレ
ータ背圧制御により、上記請求項3記載の発明の効果を
達成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の自動変速機のアップシフト制御装置を
示すクレーム対応図である。
【図2】実施の形態1の油圧制御装置が適用された自動
変速機の動力伝達機構を示すスケルトン図である。
【図3】実施の形態1の油圧制御装置が適用された自動
変速機の締結論理表を示す図である。
【図4】実施の形態1のアップシフト制御装置が適用さ
れた油圧制御部及び電子制御部を示す全体システム図で
ある。
【図5】実施の形態1の油圧制御装置のシフトソレノイ
ド作動表を示す図である。
【図6】実施の形態1の油圧制御装置の変速点特性モデ
ルの一例を示す図である。
【図7】実施の形態1のA/Tコントロールユニットに
より行なわれる2−3アップシフト制御作動の流れを示
すフローチャートである。
【図8】実施の形態1での2−3アップシフト時におけ
る制御指令,油圧,ギヤ比,出力軸トルク等の各過渡特
性を示すタイムチャートである。
【図9】従来装置での2−3アップシフト時における出
力軸トルク,タービン回転数,入れ圧,抜け圧の各過渡
特性を示すタイムチャートである。
【符号の説明】
a 第1の締結要素 b 第2の締結要素 c アップシフト判断手段 d ギヤ比検出手段 e 抜き圧制御アクチュエータ(タイミングソレノイ
ド) f アップシフト抜き圧制御手段 g 第1のアキュムレータ h タイミングバルブ i 入れ圧制御アクチュエータ(油圧制御ソレノイド) j アップシフト入れ圧制御手段 k 第2のアキュムレータ m アキュムレータ背圧制御バルブ

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 アップシフト前のギヤ位置にて締結され
    ていた第1の締結要素から油圧を抜くと共に解放されて
    いた第2の締結要素へ油圧を入れてアップシフト後のギ
    ヤ位置を達成する自動変速機のアップシフト制御装置に
    おいて、 アップシフト時かどうかを判断するアップシフト判断手
    段と、 ギヤ比を検出するギヤ比検出手段と、 アップシフト判断時であって、検出されるギヤ比がイナ
    ーシャフェーズ終了直前時期を示す設定ギヤ比に達した
    ら一時的に第1の締結要素の抜き圧を上昇させる指令を
    抜き圧制御アクチュエータに出力するアップシフト抜き
    圧制御手段と、 を備えていることを特徴とする自動変速機のアップシフ
    ト制御装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の自動変速機のアップシフ
    ト制御装置において、 前記第1の締結要素の油路の途中に第1のアキュムレー
    タを設け、該第1のアキュムレータの背圧室へのアキュ
    ムレータ圧供給との背圧室からのアキュムレータ圧排除
    の切り換えをするタイミグバルブを設け、前記抜き圧制
    御アクチュエータとしてタイミングソレノイドを設け、 前記アップシフト抜き圧制御手段を、アップシフト判断
    時であって、検出されるギヤ比がイナーシャフェーズ終
    了直前時期を示す設定ギヤ比に達したら一時的に第1の
    アキュムレータの背圧室へアキュムレータ圧を供給する
    側に切り換える指令をタイミングソレノイドに出力する
    手段としたことを特徴とする自動変速機のアップシフト
    制御装置。
  3. 【請求項3】 請求項1または請求項2記載の自動変速
    機のアップシフト制御装置において、 アップシフト判断時であって、検出されるギヤ比がイナ
    ーシャフェーズ開始時期を示す第1設定ギヤ比に達した
    ら第2の締結要素への入れ圧を上昇させ、イナーシャフ
    ェーズ終了直前時期を示す第2設定ギヤ比に達したら一
    時的に第2の締結要素への入れ圧を低下させる指令を入
    れ圧制御アクチュエータに出力するアップシフト入れ圧
    制御手段を設けたことを特徴とする自動変速機のアップ
    シフト制御装置。
  4. 【請求項4】 請求項3記載の自動変速機のアップシフ
    ト制御装置において、 前記第2の締結要素の油路の途中に第2のアキュムレー
    タを設け、該第2のアキュムレータの背圧を制御するア
    キュムレータ背圧制御バルブを設け、前記入れ圧制御ア
    クチュエータとして油圧制御ソレノイドを設け、 前記アップシフト入れ圧制御手段を、検出されるギヤ比
    がイナーシャフェーズ開始時期を示す第1設定ギヤ比に
    達したら第2のアキュムレータの背圧を上昇させ、イナ
    ーシャフェーズ終了直前時期を示す第2設定ギヤ比に達
    したら一時的に第2のアキュムレータの背圧を低下させ
    る指令を油圧制御ソレノイドに出力する手段としたこと
    を特徴とする自動変速機のアップシフト制御装置。
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