JP2003082954A - シャッタ - Google Patents

シャッタ

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JP2003082954A
JP2003082954A JP2001276897A JP2001276897A JP2003082954A JP 2003082954 A JP2003082954 A JP 2003082954A JP 2001276897 A JP2001276897 A JP 2001276897A JP 2001276897 A JP2001276897 A JP 2001276897A JP 2003082954 A JP2003082954 A JP 2003082954A
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shutter
shutter opening
closing plate
opening
pulley
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English (en)
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Masanori Mochizuki
正典 望月
Kenji Mochizuki
健児 望月
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ISEL Co Ltd
Original Assignee
ISEL Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 帯板状の複数のプレート10,10を屈曲自
在に連結させたシャッタ用開閉板1と、前記シャッタ用
開閉板1の両端縁部を摺動自在に保持するガイド溝50
を設けた湾曲部Rf,Rbを有する一対のガイドレール
5,5とからなるシャッタにおいて、シャッタ開閉手段
がシャッタの内部空間に配設・収容される工作機械など
の収容物の邪魔にならないこと。 【解決手段】 シャッタ用開閉板1に対して前記湾曲部
Rf,Rbの曲率中心側の表面に隣接するように前記ガ
イドレール5,5に配設されるプーリ装置31m,31
と、前記シャッタ用開閉板1の摺動方向の隔たった二点
に両端部が格別に連結されると共に前記プーリ装置31
m,31に動力伝達状態に巻き掛けられる線状部材2,
2と、前記プーリ装置31mを回転させる駆動用モータ
9とからなるシャッタ開閉手段が設けられていること。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、シャッタに関す
る。特に、シャッタ開閉手段を具備するシャッタに関す
る。
【0002】
【従来の技術】帯板状のプレートを屈曲自在に連結させ
たシャッタ用開閉板を湾曲部を有する一対のガイドレー
ルに設けられたガイド溝に摺動自在に保持させた構成の
シャッタを開閉させるシャッタ開閉手段として、図9に
示されるように、ガイドレール5の前方の湾曲部Rfに
おいて前記シャッタ用開閉板1に係脱自在に係合すると
共に、自転によって前記シャッタ用開閉板1を前記ガイ
ド溝50,50に沿って摺動させることができる円柱状
の送込みドラム8からなるものがガイドレール5,5相
互間を架橋する状態で配設されたシャッタがある。
【0003】この例のシャッタ用開閉板1は、帯板状の
プレート10,10と前記プレート10,10相互を屈
曲自在に連結するヒンジ筒11とから構成されており、
ストレート部材51とカーブ部材52とからなる逆U字
状の一対のガイド溝50,50に摺動自在に保持されて
いる。前記送込みドラム8は、図9に示されるように、
湾曲部Rfの曲率中心側に配設されており、前記送込み
ドラム8の外周面には前記プレート10と等幅であり前
記プレート10を当接支持する軸方向に沿った平面支持
部80と、前記ヒンジ筒11に外嵌係合する半円形の溝
部81とが周方向に交互に形成されている。
【0004】このような構成であるため、図9に示され
るように、前記送込みドラム8を駆動用モータなどの駆
動手段によって矢印方向へ回転させると、前記シャッタ
用開閉板1は上方へ摺動されてシャッタは開状態とな
る。また、前記送込みドラム8を逆方向に回転させる
と、前記シャッタ開閉板1は下方に摺動されて前記シャ
ッタは閉状態となる。そのため、前記駆動手段の回転方
向を制御することで前記シャッタ用開閉板1を自在に開
閉させることができる。
【0005】しかし、この例の前記送込みドラム8は、
前記プレート10の幅及びヒンジ筒11の直径に合わせ
て形成されているため大型であると共に、図9に示され
るように、シャッタの内部空間Sの前方上部の広い範囲
を占有するため、前記内部空間Sに収容される工作機械
などの収容物の邪魔となることがある。そのため、前記
送込みドラム8を配設させる場合には、前記送込みドラ
ム8が占有する体積分だけシャッタ本体を前後及び上下
に大きな構成としなければならない。また、前記送込み
ドラム8は、前記シャッタ用開閉板1の仕様及びガイド
レール5,5相互間の距離に合わせてシャッタ毎に個別
に設計、作製しなければならないためコストが高い。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、『帯板状の
複数のプレートを屈曲自在に連結させたシャッタ用開閉
板と、前記シャッタ用開閉板の両端縁部を摺動自在に保
持するガイド溝を設けた湾曲部を有する一対のガイドレ
ールとからなるシャッタ』において、シャッタ開閉手段
がシャッタの内部空間に配設・収容される工作機械など
の収容物の邪魔にならないことを課題とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】*1項 上記課題を解決するための本発明の技術的手段は、『前
記シャッタ用開閉板に対して前記湾曲部の曲率中心側の
表面に隣接するように前記ガイドレールに配設される2
つ以上のプーリ装置と、前記プーリ装置に対して前記シ
ャッタ用開閉板の摺動方向に走行可能に巻き掛けられる
線状部材と、前記線状部材と前記シャッタ用開閉板とを
連動可能に結合させる連結具とからなるシャッタ開閉手
段が設けられている』ことである。上記技術的手段は次
のように作用する。上記手段によれば、駆動用モータに
よってプーリ装置を回転させると、前記回転は前記プー
リ装置に巻き掛けられた線状部材に伝達され、前記線状
部材は回転方向へと走行される。このとき、前記線状部
材の両端部が連結されるシャッタ用開閉板も前記線状部
材と共に前記ガイドレールに沿って前記プーリ装置の回
転方向へ摺動される。また、前記駆動用モータによって
前記プーリ装置を逆方向に回転させると、前述と同様
に、前記シャッタ用開閉板は前記ガイドレールに沿って
逆方向へ摺動される。そのため、前記駆動用モータによ
って前記プーリ装置を任意の方向へ回転させることで前
記シャッタ用開閉板を前記ガイドレールに沿って自在に
摺動させることができる。
【0008】また、このシャッタ開閉手段は、シャッタ
の両端に位置するガイドレールに設けられると共に、前
記線状部材が前記ガイドレールに沿って走行される構成
であるため、コンパクトであり、従来例のように、前記
シャッタの内部空間に前記シャッタ開閉手段を配設する
ための大きな空間を確保する必要がない。
【0009】[その他] *2項 1項において、『前記プーリ装置は、前記ガイドレール
の長手方向に所定の間隔をあけて配設される2つのプー
リ装置からなり、前記2つのプーリ装置は、これらに巻
き掛けられる線状部材が前記ガイドレールの直線部分と
略平行に走行するように設定されている』ものでは、前
記線状部材は前記シャッタ用開閉板に対しても略平行と
なるため、前記線状部材が前記シャッタ用開閉板を引っ
張る力が他方向に分散されることがなく力学的に効率よ
くシャッタを開閉させることができる。また、前記線状
部材が前記ガイドレールに沿って走行されることで、前
記線状部材が収容物などに引っ掛かりにくく、前記シャ
ッタ用開閉手段の動作不良が起こりにくい。
【0010】*3項 1項又は2項において、『前記2つのプーリ装置のう
ち、前記ガイドレールの前方側の湾曲部近傍に配設され
るプーリ装置に駆動用モータが配設されており、前記線
状部材は、前記駆動用モータが配設されたプーリ装置に
対して外周面を一回りするように巻き掛けられる』もの
では、前記駆動用モータが配設されたプーリ装置に対し
て前記線状部材を一回りしているため、前記プーリ装置
の空回りが防止され前記線状部材に確実に動力を伝達す
ることができる。また、前記プーリ装置からの前記線状
部材の脱落も防止される。
【0011】*4項 1項、2項又は3項において、『前記プーリ装置の外周
面には前記線状部材を脱出防止状態に収容するための凹
溝が形成されており、前記線状部材の端部と前記シャッ
タ用開閉板との連結部は、前記線状部材と共に前記凹溝
を通過可能な大きさに設定されている』ものでは、前記
シャッタ用開閉板と線状部材との連結部が前記プーリ装
置に引っ掛かることがないため、前記プーリ装置の配設
位置や前記シャッタ用開閉板と線状部材との連結位置な
どによって、前記シャッタ用開閉板の摺動範囲が制限さ
れることがない。
【0012】*5項 『前記シャッタ用開閉板に対して前記湾曲部の曲率中心
側の表面に隣接するように前記ガイドレールの直線部の
二箇所に前記シャッタ用開閉板の摺動方向に所定の間隔
をあけて配設される2つのプーリ装置と、前記2つのプ
ーリ装置相互間を循環するように前記プーリ装置に動力
伝達状態に巻き掛けられると共に前記シャッタ用開閉板
に連結される環状部材と、前記プーリ装置を回転させる
駆動用モータとからなるシャッタ開閉手段が設けられて
いる』ものでは、駆動用モータによって一方のプーリ装
置を回転させると、前記回転は前記プーリ装置に巻き掛
けられた環状部材に伝達され、前記環状部材はプーリ装
置相互間を循環される。このとき、前記環状部材に連結
された前記シャッタ用開閉板も前記環状部材と共に前記
ガイドレールの直線部に沿って前記プーリ装置の回転方
向へ摺動される。また、前記駆動用モータによって前記
プーリ装置を逆方向に回転させると、前述と同様に、前
記シャッタ用開閉板は前記ガイドレールに沿って逆方向
へと摺動される。そのため、前述の1項と同様に、前記
駆動用モータによって前記プーリ装置を任意の方向へ回
転させることで前記シャッタ用開閉板を前記ガイドレー
ルに沿って自在に摺動させることができると共に、前記
シャッタ開閉手段はコンパクトであるため、シャッタの
内部空間に配設させるための大きな空間を確保する必要
がない。
【0013】*6項 1項、2項、3項、4項又は5項において、『前記シャ
ッタ開閉手段は、一対のガイドレールのそれぞれに左右
対称となるように各別に設けられており、前記左右のプ
ーリ装置相互は、これらのプーリ装置を同軸状に固定す
る同調軸によって連動可能に連結されている』において
は、前記駆動モータは左右のガイドレールにそれぞれ配
設されたシャッタ開閉手段のどちらか一方のみに取付け
られている。このような構成としたものでは、一方のガ
イドレールに配設されたプーリ装置が回転されると、前
記同調軸を通じて他方のガイドレールのプーリ装置に回
転が伝達され左右のガイドレールに設けられた一対のシ
ャッタ開閉手段が連動される。これにより、前記シャッ
タ用開閉板の両端縁部が前記ガイドレールに沿って同じ
速度で摺動されるため、前記シャッタの開閉がスムーズ
である。
【0014】また、前記シャッタ用開閉板の長手方向の
両端縁部に前記線状部材又は環状部材がそれぞれ結合さ
れているため、一方が切断されても前記シャッタ用開閉
板が自重によって落下されないため、安全である。ここ
で、左右のシャッタ開閉手段を連結する前記同調軸は細
い棒状であるため、シャッタの内部空間に収容される収
容物の邪魔になりにくい。
【0015】*7項 1項、2項、3項、4項、5項及び6項において、『前
記ガイドレールにスライド自在に保持され前記シャッタ
用開閉板の摺動経路中において前記シャッタ用開閉板に
当接する受止め部材と、前記ガイドレールに一端を固定
させ他端を前記受止め部材と接続させた伸縮自在の弾性
部材とからなる閉動作制動手段が設けられている』もの
では、前記シャッタ開閉板が閉じられる際に前記受止め
部材に前記シャッタ用開閉板が当接すると、前記受止め
部材に接続させた弾性部材が引っ張られ、その引っ張り
弾性力によって前記シャッタ用開閉板の重量が受止めら
れる。そのため、前記シャッタ開閉板の閉動作速度が減
速され、前記シャッタ用開閉板を大きな衝撃音を発生さ
せることなく静かに閉めることができる。
【0016】前記シャッタ開閉板は、閉状態にあるとき
にも前記受止め部材に接続された弾性部材の引っ張り弾
性力によって開方向へと付勢された状態にあるから、前
記駆動用モータを作動させて前記シャッタ用開閉板を開
方向へ摺動させるとき、前記引っ張り弾性力が前記シャ
ッタ用開閉板の始動を助けるため、前記引っ張り弾性力
の分だけ前記駆動用モータの駆動力が小さくてすむ。こ
れより、前記駆動用モータの小型化が可能となり、前記
シャッタ開閉手段のコンパクト化及び低コスト化が可能
である。
【0017】
【発明の効果】本発明は、上記構成であるから次の特有
の効果を有する。本発明のシャッタの開閉手段は、駆動
用モータによってプーリ装置を各方向に回転させること
でシャッタ用開閉板を開閉できるため、前記駆動用モー
タの回転方向を開閉スイッチやシャッタの内部空間に収
容される工作機械の制御システムを用いて制御すること
により、前記開閉スイッチを押すだけ又は前記工作機械
の動作に合わせて自動的にシャッタを開閉させることが
できる。
【0018】前記シャッタ開閉手段はコンパクトな構成
であるため、シャッタの内部空間に収容される工作機械
などの収容物に接触したり、その動作の邪魔となること
がほとんどない。また、このシャッタ開閉手段を既設の
シャッタに配設させる場合にもシャッタ全体の大きさ・
規格を変更する必要がほとんどない。さらに、前記シャ
ッタ開閉手段を構成する各部材は、従来例のように、前
記シャッタ用開閉板を構成するプレート及びヒンジ部材
の形状や、ガイドレール相互間の距離などに影響を受け
ないため、仕様や大きさの異なるシャッタと前記シャッ
タ開閉手段を共用することができる。
【0019】さらに上記の効果に加えて、2項において
は、シャッタを力学的に効率よく開閉させることができ
る。また、線状部材が収容物に引っ掛かりにくく、シャ
ッタ開閉手段の動作不良が起こりにくい。3項において
は、駆動用モータの配設されたプーリ装置の回転を前記
線状部材に確実に伝達することができる。また、前記プ
ーリ装置からの前記線状部材の脱落も防止される。4項
においては、プーリ装置の配設位置やシャッタ用開閉板
と線状部材との連結位置などによって前記シャッタ用開
閉板の摺動可能範囲が制限されることがない。5項にお
いては、前述の1項と同様に、駆動用モータによってプ
ーリ装置を回転させることで前記シャッタを開閉させる
ことができる。また、シャッタの内部空間にシャッタ用
開閉手段のための場所を確保する必要がない。6項にお
いては、前記シャッタをスムーズに開閉させることがで
きる。7項においては、シャッタ用開閉板を大きな衝撃
音を発生させることなく静かに閉めることができる。ま
た、前記シャッタ開閉手段のコンパクト化及び低コスト
化が可能である。
【0020】
【発明の実施の形態】次に、上記した本発明の実施例を
図面に従って詳述する。本発明実施の形態の一例である
シャッタ全体の斜視図を図1に示している。この例のシ
ャッタは、図1に示されるように、湾曲部Rf,Rbを
有する一対のガイドレール5,5と、前記ガイドレール
5,5相互間に摺動自在に保持される帯板状のプレート
10,10をヒンジ筒11,11によって屈曲自在に連
結させたシャッタ用開閉板1と、前記ガイドレール5,
5を載置固定させるための矩形状の土台フレーム7とか
ら構成されており、前記一対のガイドレール5,5に
は、2つのプーリ装置31m,31,32と前記プーリ
装置31m,31,32に巻き掛けられると共に前記シ
ャッタ用開閉板1に連結される線状部材2と、前記プー
リ装置31mに配設される駆動用モータ9とからなるシ
ャッタ開閉手段と、前記ガイドレール5,5にスライド
自在に取付けられ前記シャッタ用開閉板1を当接支持す
る一対の受止め部材8と前記ガイドレール5,5と前記
受止め部材8とを接続する伸縮自在の引張バネ80とか
らなる閉動作制動手段とが配設されている。
【0021】前記ガイドレール5,5は、図1に示され
るように、アルミニウム製のストレート部材51とカー
ブ部材52とを交互に連結させて形成される逆U字状で
あり、前記ガイドレール5,5の対向端面には前記シャ
ッタ用開閉板1を摺動自在に保持するための凹形状のガ
イド溝50が前記ガイドレール5,5の全長にわたって
連続形成されている。
【0022】前記土台フレーム7の前端部には、前記シ
ャッタを閉める際に前記シャッタ用開閉板1の下端部に
当接して衝撃を吸収すると共に前記シャッタの機密性を
確保するためのクッション部70が設けられており、前
記シャッタの背面部には、前方から摺動されてきたシャ
ッタ用開閉板1のストッパとしてガイドレール5,5相
互を水平に架橋するサイドフレーム53が設けられてい
る。また、前面側のガイドレール5,5のレール溝54
には、図7に示されるように、後述する前記閉動作制動
手段の引張バネ80の一端81aを固定するための突起
部56が設けられている。
【0023】*シャッタ開閉用板1 前記シャッタ用開閉板1は、図1に示されるように、帯
板状のプレート10,10と前記プレート10の長辺方
向の端縁部に連設され隣接するプレート10,10相互
を屈曲自在に連結するヒンジ筒11とから構成されてお
り、前記シャッタ用開閉板1の両端部には、図5に示さ
れるように、前記プレート10A,10Bの長手方向の
端縁部を挟持するように縁部材12が取付けられてい
る。
【0024】前記ヒンジ筒11は、図5に示されるよう
に、断面C字状に内筒13とこの内筒13に回動自在に
外嵌する同じくC字状の外筒14とから構成されてお
り、前記内筒13及び外筒14の側壁には前記プレート
10の端縁部を挿入保持する一対の舌片からなる保持部
130,140が長手方向に沿って突出形成されてお
り、前記プレート10,10は前記保持部130,14
0によって抜け止め状態に保持されている。
【0025】*シャッタ開閉手段 前記シャッタ開閉手段は、前記一対のガイドレール5,
5に左右対称にそれぞれ配設されており、図1に示され
るように、シャッタの上部の形成される前記ガイドレー
ル5,5の湾曲部Rf,Rbの内側にそれぞれ配設され
るプーリ装置31m,31,32と、前記プーリ装置3
1m,31,32に巻き掛けられると共に前記シャッタ
用開閉板1の摺動方向の両端縁部に連結される線状部材
2と、前記ガイドレール5,5の一方のプーリ装置31
mのみに連設される駆動用モータ9とから構成されてい
る。前記湾曲部Rfに位置する一対のプーリ装置31
m,31は、図1及び図3に示されるように、前記プー
リ装置31m,31の中心に形成された透孔310,3
20に挿通され前記プーリ装置31m,31を同軸状に
固定する金属製の同調軸6によって相互に連結されてい
る。
【0026】前記プーリ装置31m,31,32は、図
1及び図2に示されるように、取付け部材38,39に
よって前記ガイドレール5,5に取付けられる金属製の
円盤であり、前方側の湾曲部Rfに配設されるプーリ装
置31m,31の方が後方側のプーリ装置32よりも大
きな直径を有している。また、図4に示されるように、
前記プーリ装置31m,31,32の外周面には、これ
に巻き掛けられる線状部材2を脱落防止状態に収容する
凹溝30が形成されている。前記線状部材2が一回りさ
れる前記プーリ装置31m,31の凹溝30は、図4に
示されるように、前記線状部材2が並列に巻き掛けられ
るように前記線状部材2の直径の二倍程度の溝幅Gに設
定されると共に、前記線状部材2が重なり合って巻き掛
けられるときにも脱落することがないように前記線状部
材2の直径の二倍以上となるようにその深さDが設定さ
れている。
【0027】前記線状部材2は、伸縮性を有する合成樹
脂製の細紐であり、図3に示されるように、前記ガイド
レール5,5の前方側の湾曲部Rfに配設される前記プ
ーリ装置31m,31を一回りするように前記プーリ装
置31m,31,32に巻き掛けられており、前記線状
部材2の両端部は、図1及び図2に示されるように、前
記シャッタ用開閉板1の摺動方向の両端縁部に位置する
プレート10A,10Bに連結具4a,4bによって固
定されている。
【0028】前記連結具4a,4bは、図5及び図6に
示されるように、前記線状部材2を挿通可能な2つの貫
通孔41,41が縦方向に並列形成された直方体であ
り、前記プレート10A,10BにネジB,Bによって
止付けられている。また、図5に示されるように、前記
連結具4a,4bの横幅Wは、前記プーリ装置31m,
31,32の凹溝30に引っ掛かることなく通過できる
ように、前記凹溝30の溝幅Gよりも小さい値に設定さ
れている。
【0029】前記線状部材2は、図5中の矢印に示され
るように、前記シャッタ用開閉板1の中心方向から一方
の貫通孔41を貫通するように挿通させた後、前記端部
を上方へと折り返してもう一方の貫通孔41に同じ方向
から挿入させることで、前記連結具4a,4bに対して
抜け止め状態に固定させている。
【0030】前記駆動用モータ9は、シャッタの前面部
に設けられる「開」「閉」ボタンを有する開閉スイッチ
(ここでは図示されない)によって制御されており、各
ボタンを押すことで前記駆動用モータを各方向へ回転で
きるようになっている。また、前記駆動用モータ9に
は、開閉スイッチが押されていない非通電状態におい
て、前記プーリ装置31mを回動阻止状態に保持するブ
レーキ機能が併設されている。前記ブレーキは、前記開
閉スイッチと連動して解除・作動するようになってい
る。
【0031】*閉動作制動手段 前記閉動作制動手段は、図2に示されるように、前記ガ
イドレール5,5の長手方向に沿って所定の範囲Lにお
いてスライド自在であるように外嵌されると共に、前
記、図7に示されるように、前記範囲L内において前記
シャッタ用開閉板1の下端部である縁部材12に下方か
ら当接してこれを保持する受止め部材8と、図1に示さ
れるように、前記ガイドレール5,5表面に形成される
レール溝54内に収容されると共に前記レール溝54に
一端81aを固定させ他端81bを前記受止め部材8と
接続させている引張バネ80とからなっている。
【0032】前記受止め部材8は、図7に示されるよう
に、前記ガイドレール5のガイド溝50を横断するよう
に配設され上方に開放するU字状の切欠部83が形成さ
れた保持部82と、前記保持部82の両端に連設され前
記ガイド溝50に隣接するレール溝54,55に内接さ
れる取付け部とからなっており、前記レール溝54に内
接される取付け部には、前記引張バネ80の他端81b
との接続部84が形成されている。
【0033】前記引張バネ80は、図1及び図7に示さ
れるように、前記ガイド溝50に隣接するレール溝54
内に収容される直線状のコイルバネであり、前記引張バ
ネ80の一端81aは前記突起部56に固定されると共
に、他端81bは前記受止め部材8の接続部84に接続
されている。
【0034】*シャッタ用開閉板1の開閉の実際 次に、この例のシャッタ用開閉板1を実際に前記ガイド
レール5,5に沿って摺動させてシャッタを開閉する場
合について説明する。図1に示されるようにシャッタが
閉状態にあるとき、前記シャッタ用開閉板1は、前記シ
ャッタの前面部から湾曲部Rfを経てシャッタの頂部の
一部を被覆した状態で前記ガイドレール5,5及び前記
受止め部材8によって保持されており、前記線状部材2
は前方側の湾曲部Rfに配設されたプーリ装置31m,
31のみに巻き掛けられ、前記ガイドレール5と略平行
に張った状態となっている。
【0035】前記閉状態から、開閉スイッチの「開」を
押すと、駆動モータ9のブレーキが解除されて前記駆動
モータが作動し、一方のプーリ装置31mを図1中の矢
印で示される方向に回転させる。前記回転が前記プーリ
装置31mと同調軸6によって連結された他方のプーリ
装置31へ伝達され、前記プーリ装置31m、31にそ
れぞれ巻き掛けられた線状部材2,2が同じ速度で前記
回転の方向へ走行される。そのため、前記連結具4a,
4aによって前記シャッタ用開閉板1のプレート10A
に連結された前記線状部材2,2に引っ張られるように
して、前記シャッタ用開閉板1は下端部を支持する前記
受止め部材8と共に前記ガイドレール5に沿ってシャッ
タの背面部へと摺動される。シャッタが開状態となる位
置まで摺動された前記シャッタ用開閉板1は、図2に示
されるように、サイドフレーム53に当接して摺動を停
止されると共にこれに支持される。前記シャッタ用開閉
板1の停止により前記駆動用モータ9の回転も停止され
てブレーキがかかり、前記プーリ装置31m,31は回
動阻止状態となる。
【0036】また、図2に示されるように前記シャッタ
の開状態から、前記開閉スイッチの「閉」を押すと同様
にブレーキが解除されて前記駆動用モータ9が作動し、
前記プーリ装置31mを逆方向へ回転させる。前述と同
様に、前記回転が伝達された前記線状部材2,2が逆方
向に走行されるため、前記連結具4b,4bによって前
記シャッタ用開閉板1のプレート10Bに連結された前
記線状部材2,2に引っ張られるようにして、前記シャ
ッタ用開閉板1は前記ガイドレール5に沿ってシャッタ
の前面部へと摺動され、摺動経路内に位置する前記受止
め部材8に当接し、前記受止め部材8と共に下方へと摺
動され前記クッション部材70と当接することで停止さ
れ、前記シャッタはもとの閉状態となる。前述と同様
に、前記シャッタ用開閉板1の停止と共に前記駆動モー
タ9も停止されて前記プーリ装置31mにブレーキがか
かる。
【0037】ここで、前記線状部材2,2は伸縮性を有
する弾性材製であるため、前述のように前記シャッタ用
開閉板1が前記ガイドレール5,5に沿って摺動される
とき、前記プーリ装置31m,31相互間及び前記プー
リ装置31m,31と前記シャッタ用開閉板1との各連
結部との間において、常に前記ガイドレール5,5に対
して略平行となるように直線状に張った状態に維持され
ている。また、前記シャッタ用開閉板1の前記プレート
10Bが前記シャッタの後方側の湾曲部Rbに差しかか
るとき、前記プレート10Bに固定された連結具4b,
4bは前記線状部材2と共に前記プーリ装置31,31
の凹溝30内を通過される。
【0038】これらより、このシャッタは、前記開閉ス
イッチを押すだけで駆動用モータ9によってプーリ装置
31mを各方向に回転させて前記シャッタを開閉させる
ことができる。ここで、前記駆動用モータ9をシャッタ
の内部空間Sに収容される工作機械の制御システムによ
って制御させる場合には、前記工作機械の動作に合わせ
て自動的にシャッタを開閉させることもできる。また、
前記駆動用モータ9には、非通電状態において前記プー
リ装置31mの回動を阻止するブレーキ機能が併設され
ているため、前記シャッタ用開閉板1が自重によって摺
動されることがなく安全である。
【0039】前記シャッタ開閉手段は、シャッタの両端
に位置するガイドレール5,5に沿って配設されている
ため、コンパクトであると共に前記シャッタの内部空間
Sに収容される工作機械などの収容物の邪魔となること
がほとんどない。
【0040】さらに、この例のシャッタ開閉手段の各部
材はコンパクトであると共に、シャッタ用開閉板1を構
成するプレート10やヒンジ部材11の形状などに関係
なく形成されたものであるため、仕様や大きさの異なる
シャッタへも配設可能である。
【0041】この例のシャッタにおいては、前記プーリ
装置31m,31,32を前記ガイドレール5,5の湾
曲部Rf,Rbに配設することで前記プーリ装置31
m,31,32に巻き掛けられる線状部材2が前記ガイ
ドレール5,5に対して常に略平行に走行される。その
ため、前記プーリ装置31の回転による線状部材2の張
力が分散されることがなく前記シャッタは力学的に効率
よく開閉される。
【0042】前記線状部材2は、前記プーリ装置31m
を一回りするように巻き掛けられているため、前記プー
リ装置31mが空回りすることなく前記線状部2に確実
に回転を伝達することができる。また、前記プーリ装置
31mからの脱落も防止される。また、前記線状部材2
のそれぞれの端部は、前記湾曲部Rfを介して垂直方向
及び水平方向に延びるシャッタ用開閉板1の端縁部に位
置する各プレート10A,10Bにそれぞれ固定されて
いるため、前記シャッタ用開閉板1がスムーズに摺動さ
れる。
【0043】この例のものでは、前記連結具4a,4b
の横幅Wが前記プーリ装置31m、31,32の凹溝3
0の溝幅Gよりも小さな値に設定されているため、前記
プーリ装置31,32相互間の距離によって前記シャッ
タ用開閉板1の摺動範囲が制限されていない。また、前
記プーリ装置31m、31に形成される凹溝30は、前
記線状部材2,2の2直径の倍以上の深さDを有するた
め前記線状部材2,2が脱落しにくい。
【0044】この例のものでは、一対のガイドレール
5,5のそれぞれにシャッタ開閉手段を設けているた
め、前記シャッタ用開閉板1は前記シャッタ用開閉手段
によって両端縁部を同じ速度で引っ張られるため、前記
シャッタの開閉がスムーズである。また、前記左右のガ
イドレール5,5の対称位置に配設されたプーリ装置3
1,31mを前記同調軸6で連動可能に連結しているた
め、一方の前記プーリ装置31mだけに駆動用モータ9
を配設させることで一対のシャッタ開閉手段を同時に作
動できる。
【0045】この例のものでは、前記シャッタ用開閉板
1の閉動作制動手段が設けられているため、閉動作時の
前記シャッタ用開閉板1の重量がこれによって受止めら
れ、閉動作速度が減速されるため、前記シャッタ用開閉
板1を静かに閉めることができる。また、前記シャッタ
開閉手段の線状部材2が切断されて自重によって落下さ
れても前記閉動作制動手段によって減速されゆっくりと
摺動されるため、前記シャッタ用開閉板1が衝撃を受け
て破損されることがないと共に安全である。
【0046】さらに、閉状態の前記シャッタ開閉板1
は、前記受止め部材8に接続された引張バネ80の引っ
張り弾性力によって上方へと付勢されており、前記引っ
張り弾性力が前記シャッタ用開閉板1の始動を助けるた
め、前記駆動用モータ9は前記引っ張り弾性力の分だけ
駆動力の小さいものでよい。これより、前記駆動用モー
タ9単独によって前記シャッタ用開閉板1を摺動させる
ものよりも駆動力の小さい小型の駆動用モータ9を採用
することができるため、前記シャッタ開閉手段のコンパ
クト化及び低コスト化が可能である。
【0047】*その他 前述の例において、前記シャッタ開閉手段は、前記ガイ
ドレール5,5に所定の間隔をあけて配設される大小2
つのプーリ装置31m,31,32からなっているが、
前記プーリ装置31m,31,32の大きさは前述の例
に限定されることはなく、これに巻き掛けられる線状部
材2に前記シャッタ用開閉板1を摺動し得る回転を伝達
できるものであればよい。また、前記プーリ装置31
m,31,32の配設数も、前述の例の2つに限られる
ものではなく、前記プーリ装置31m,31のように前
記線状部材2を周回するように巻き掛けるプーリ装置一
つだけが配設されるものであっても、前記線状部材2の
走行を補助するために3つ以上のプーリ装置を配設させ
るものであってもよい。また、前記プーリ装置31m,
31,32はシャッタの頂部にあたる前記ガイドレール
5,5に配設されているが、前記シャッタの前面側のガ
イドレール5,5に上下に配設されるものであってもよ
く、2つ以上のプーリ装置31m,31,32が前記シ
ャッタの頂部と前面部のガイドレール5,5にそれぞれ
配設されるものであってもよい。
【0048】前述の例において、前記線状部材2の両端
部は、前記連結具4a,4bによって前記シャッタ用開
閉板1の両端縁部に位置する前記プレート1A,1Bに
固定されているが、前記両端部が前記シャッタ用開閉板
1の摺動方向の隔たった位置にそれぞれ連結されている
ものであればよく、必ずしも前記シャッタ用開閉板1の
両端縁部に連結されなくてもよい。また、前記線状部材
2の両端部は、前述のように別部材である連結具4a,
4bによって連結されるものだけではなく、前記シャッ
タ用開閉板1に接着剤や溶着などによって接着されるも
のや、前記プレート10に形成された孔に抜け止め状態
に保持されるものであってもよい。また、前記線状部材
2は、伸縮性を有する弾性合成樹製の紐であるが、その
他の材料からなるものであっても、非弾性材の紐と伸縮
自在なコイルバネとの組合せからなるものでもよい。
【0049】(実施例2)この例のシャッタは、前記シ
ャッタ開閉手段以外の部分は前述の実施例と同じ構成で
あり、図8に示されるように、湾曲部Rf,Rbを有す
る一対のガイドレール5,5と、これに摺動自在に保持
される帯板状のプレート10,10とヒンジ筒11,1
1とからなるシャッタ用開閉板1と、前記ガイドレール
5,5を載置固定する矩形状の土台フレーム7とから構
成されている。また、前記一対のガイドレール5,5に
は、前記シャッタ開閉手段が左右対称となるようにそれ
ぞれ配設されており、前述の例と同様に、前記左右のシ
ャッタ開閉手段相互は金属製の同調軸6によって連動可
能に連結されている。
【0050】前記シャッタ開閉手段は、図8に示される
ように、シャッタの前面側のガイドレール5,5に所定
の間隔をあけて配設される同径の2つのプーリ装置33
a,33bと、前記プーリ装置33a,33b相互間を
循環するように巻き掛けられると共に前記シャッタ用開
閉板1の一方の端縁部に位置するプレート10Aに連結
具40によって固定される環状部材20と、前記プーリ
装置33aに配設される駆動用モータ9とから構成され
ており、前記一対のプーリ装置33a,33aは前記同
調軸6に同軸状に固定されている。また、前述の例と同
様に、前記駆動用モータ9は左右一対のシャッタ開閉手
段の一方のみに配設されており、シャッタの前面部に配
設される開閉スイッチによって制御されている。前記環
状部材20は、弾性樹脂製からなるベルト部材であり、
前記プーリ装置33a,33bの外周面に形成された浅
い凹溝30に脱出防止状態に保持されている。
【0051】このような構成であるため、図8に示され
る閉状態から、開閉スイッチにより駆動モータ9を作動
させて一方のプーリ装置33aを、図8中の矢印で示さ
れる方向に回転させると、前記同調軸6によって連結さ
れた他方のプーリ装置33aへ回転が伝達され、前記プ
ーリ装置33a,33aに巻き掛けられた環状部材2
0,20が同じ速度で前記回転方向へ走行される。その
ため、前記連結具40によって前記環状部材20に連結
された前記シャッタ用開閉板1は前記ガイドレール5,
5に沿ってシャッタの背面部へと摺動される。摺動され
た前記シャッタ用開閉板1は、前述の例と同様に、サイ
ドフレーム53に当接支持される。また、前記開状態か
ら、前記開閉スイッチにより前記駆動用モータ9作動さ
せて前記プーリ装置33aを逆方向へ回転させると、前
記環状部材20,20が逆方向に走行され、前記シャッ
タ用開閉板1は前記ガイドレール5に沿ってシャッタの
前面部へと摺動されてもとの閉状態となる。
【0052】これらより、この例のシャッタは、前述の
例のものと同様に、前記開閉スイッチを押すだけで駆動
用モータ9によってプーリ装置33aを各方向に回転さ
せて前記シャッタを開閉させることができる。ここで、
前記駆動用モータ9をシャッタの内部空間Sに収容され
る工作機械の制御システムによって制御させる場合に
は、前記工作機械の動作に合わせて自動的にシャッタを
開閉させることができる。
【0053】また、前記シャッタ開閉手段は、コンパク
トであると共に前記シャッタに収容される収容物の邪魔
となることがほとんどない。さらに、シャッタ開閉手段
の各部材はコンパクトであると共に、シャッタ用開閉板
1を構成するプレート10やヒンジ部材11に関係なく
形成されたものであるため、仕様や大きさの異なるシャ
ッタへも配設可能である。
【0054】この例のものでは、一対のガイドレール
5,5にそれぞれシャッタ開閉手段を設けているため、
前記シャッタ用開閉板1は前記シャッタ用開閉手段によ
って両端縁部を同じ速度で引っ張られるため、前記シャ
ッタの開閉がスムーズである。また、前記左右のガイド
レール5,5の対称位置に配設されたプーリ装置33
a,31aを前記同調軸6が連動可能に連結しているた
め、一方の前記プーリ装置33aだけに駆動用モータ9
を配設させることで一対のシャッタ開閉手段を同時に作
動させることができる。
【0055】前述の例においては、前記環状部材20
は、前記プーリ装置33a,33bの外周面に動力伝達
状態に巻き掛けられている弾性合成樹脂製のベルト部材
であるが、前記プーリ装置33a,33bを外周面に複
数の歯が形成された歯車とし、前記歯車に動力伝達状態
に噛み合う金属製のチェーンであってもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明実施の形態のシャッタの閉状態を示す全
体斜視図
【図2】図1のシャッタの開状態を示す模式図
【図3】プーリ装置への線状部材の巻き掛け状態を示す
説明図
【図4】プーリ装置への線状部材の巻き掛け状態を示す
断面図
【図5】連結具への線状部材の固定状態を示す斜視図
【図6】シャッタ用開閉板への連結具の取付け状態を示
す断面図
【図7】シャッタ用開閉板と閉動作制動手段との関係を
示す模式図
【図8】その他の実施例の形態のシャッタの模式図
【図9】従来のシャッタの説明図
【符号の説明】
(1)・・・シャッタ用開閉板 (10)(10A)(10B)・・・プレート (11)・・・ヒンジ筒 (2)・・・線状部材 (20)・・・環状部材 (30)・・・凹溝 (31)(31m)(32)(33a)(33b)・・・プーリ装置 (4a)(4b)(40)・・・連結具 (5)・・・ガイドレール (50)・・・ガイド溝 (6)・・・同調軸 (8)・・・受止め部材 (80)・・・引張バネ (9)・・・駆動用モータ (Rf)(Rb)・・・湾曲部 (S)・・・内部空間

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 帯板状の複数のプレートを屈曲自在に連
    結させたシャッタ用開閉板と、前記シャッタ用開閉板の
    両端縁部を摺動自在に保持するガイド溝を設けた湾曲部
    を有する一対のガイドレールとからなるシャッタにおい
    て、前記シャッタ用開閉板に対して前記湾曲部の曲率中
    心側の表面に隣接するように前記ガイドレールに配設さ
    れるプーリ装置と、前記シャッタ用開閉板の摺動方向の
    隔たった二点に両端部が格別に連結されると共に前記プ
    ーリ装置に動力伝達状態に巻き掛けられる線状部材と、
    前記プーリ装置を回転させる駆動用モータとからなるシ
    ャッタ開閉手段が設けられている、シャッタ。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のシャッタにおいて、前
    記プーリ装置は、前記ガイドレールの長手方向に所定の
    間隔をあけて配設される2つのプーリ装置からなり、前
    記2つのプーリ装置は、これらに巻き掛けられる線状部
    材が前記ガイドレールの直線部分と略平行に走行するよ
    うに設定されている、シャッタ。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載のシャッタにおいて、前
    記2つのプーリ装置のうち、前記ガイドレールの前方側
    の湾曲部近傍に配設されるプーリ装置に駆動用モータが
    配設されており、前記線状部材は、前記駆動用モータが
    配設されたプーリ装置に対して外周面を一回りするよう
    に巻き掛けられる、シャッタ。
  4. 【請求項4】 請求項1、2又は3に記載のシャッタに
    おいて、前記プーリ装置の外周面には前記線状部材を脱
    出防止状態に収容するための凹溝が形成されており、前
    記線状部材の端部と前記シャッタ用開閉板との連結部
    は、前記線状部材と共に前記凹溝を通過可能な大きさに
    設定されている、シャッタ。
  5. 【請求項5】 帯板状の複数のプレートを屈曲自在に連
    結させたシャッタ用開閉板と、前記シャッタ用開閉板の
    両端縁部を摺動自在に保持するガイド溝を設けた湾曲部
    を有する一対のガイドレールとからなるシャッタにおい
    て、前記シャッタ用開閉板に対して前記湾曲部の曲率中
    心側の表面に隣接するように前記ガイドレールの直線部
    の二箇所に前記シャッタ用開閉板の摺動方向に所定の間
    隔をあけて配設される2つのプーリ装置と、前記2つの
    プーリ装置相互間を循環するように前記プーリ装置に動
    力伝達状態に巻き掛けられると共に前記シャッタ用開閉
    板に連結される環状部材と、前記プーリ装置を回転させ
    る駆動用モータとからなるシャッタ開閉手段が設けられ
    ている、シャッタ。
  6. 【請求項6】 請求項1、2、3、4又は5に記載のシ
    ャッタにおいて、前記シャッタ開閉手段は、一対のガイ
    ドレールのそれぞれに左右対称となるように各別に設け
    られており、前記左右のプーリ装置相互は、これらのプ
    ーリ装置を同軸状に固定する同調軸によって連動可能に
    連結されている、シャッタ。
  7. 【請求項7】 請求項1、2、3、4、5又は6に記載
    のシャッタにおいて、前記ガイドレールにスライド自在
    に保持され前記シャッタ用開閉板の摺動経路中において
    前記シャッタ用開閉板に当接する受止め部材と、前記ガ
    イドレールに一端を固定させ他端を前記受止め部材と接
    続させた伸縮自在の弾性部材とからなる閉動作制動手段
    が設けられている、シャッタ。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101547113B1 (ko) 2013-12-31 2015-09-04 블루코스텍 주식회사 오버헤드 도어
CN108177913A (zh) * 2018-02-06 2018-06-19 上海有个机器人有限公司 一种储物仓仓门、储物仓及运输机器人
CN110725643A (zh) * 2019-11-11 2020-01-24 北京主导时代科技有限公司 一种卷帘装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR101547113B1 (ko) 2013-12-31 2015-09-04 블루코스텍 주식회사 오버헤드 도어
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