JP2003082842A - 防振床ユニットおよび防振床の構築方法 - Google Patents

防振床ユニットおよび防振床の構築方法

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JP2003082842A
JP2003082842A JP2001272472A JP2001272472A JP2003082842A JP 2003082842 A JP2003082842 A JP 2003082842A JP 2001272472 A JP2001272472 A JP 2001272472A JP 2001272472 A JP2001272472 A JP 2001272472A JP 2003082842 A JP2003082842 A JP 2003082842A
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JP
Japan
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vibration
floor
proof floor
rectangular frame
unit
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Application number
JP2001272472A
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Inventor
Takayuki Watanabe
隆行 渡辺
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Yamaha Corp
Original Assignee
Yamaha Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 防振床を構築するにあたり、大がかりな解体
作業ならびに構築作業を必要とせず、工事に伴う騒音の
発生を極力低減するようにする。また、防振床を単位ユ
ニット化することによりコストを低減するとともに室内
の所望の一部のみを防振床として構築できるようにす
る。 【解決手段】 方形フレーム2で主体を構成し、該方形
フレームの少なくとも四隅に高さ調整可能の支脚3を固
定してなり、さらにこの方形フレーム2内に地板4、制
振遮音シート5およびフロアパネル6を接着して一体化
したベースパネルを収容して防振床ユニット1を構成す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は建築構造物の床面に
対する遮音性を向上するようにした防振床ユニットおよ
び防振床の構築方法に関するもので、特にマンションな
どの集合住宅における階下への遮音性能を向上するため
の施工作業を容易にするようにしたものである。
【0002】
【従来の技術】マンションなどの集合住宅で一般に施工
されている防振床構造は、まず、躯体床上に複数の支脚
を配置し、この支脚により地板を所定の高さに支持す
る。そして、この地板上に制振遮音シートを配置し、さ
らにこの制振遮音シートの上にフローリング材を敷設す
るようにし、いわゆる二重床構造を構築するようにして
いる。このような構築方法は、通常、建築構造物を建設
する際に、同時に施工するものであり、また、既設の建
物のリフォームにおける遮音工事も床部分の全面を対象
として行われるものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このように従来から行
われている施工方法による場合は、床となる部分の全面
を対象として施工作業を行うもので、床の部分的な作業
は容易に実施できるものではなかった。ところが、集合
住宅の居住者はその家族の年齢構成が居住年数にしたが
って当然変化してゆくもので、例えば、新生児が成長し
て幼児期に入ると、室内での歩行音も大きくなり、階下
への配慮も高くしなければならなくなる。
【0004】このような状況となった場合、床板の防振
工事の必要性が生じるものであるが、既に構築されてい
る床板の解体作業、および新たな施工作業には大きな労
力、施工費および騒音を発生するものであり、容易に対
応できるものではない。また、室内の必要とする特定部
分の施工作業も不可能の状態であった。
【0005】本発明は、かかる状況に鑑みなされたもの
で、容易な施工作業を可能とするもので、現場での構築
作業を簡略化できるとともに、防振床ユニットを量産化
できるようにすることによりコストの低減を計り、騒音
の発生しない施工作業が可能となるようにすることを目
的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記目的達成するため、
本発明は、方形フレームで主体を構成し、該方形フレー
ムの少なくとも四隅に高さ調整可能の支脚を固定してな
り、さらにこの方形フレーム内に地板、制振遮音シー
ト、フロアパネルを接着して一体化したベースパネルを
収容して防振床ユニットを構成する。
【0007】さらに、方形フレームで主体を構成し、該
方形フレームの少なくとも四隅に高さ調整可能の支脚を
固定してなり、さらにこの方形フレーム内に地板、制振
遮音シート、フロアパネルを接着して一体化したベース
パネルを収容した防振床ユニットを規格統一化して複数
構成する一方、室内のリフォームの対象とする部位の床
板を前記防振床ユニットの所望の配置数に相当する面積
を除去して施工空間を形成し、前記施工空間に防振床ユ
ニットを配設するようにする。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明の図に示す実施の形
態を詳細に説明する。図1は本発明による防振床ユニッ
ト1の完成状態を示す斜視図であり、その具体的構成を
図2の分解斜視図に示す。
【0009】図1乃至図2において、符号2は方形フレ
ームであり、全体が金属あるいは剛性の高い合成樹脂に
より縦縁2Aとフランジ2Bが連続成形された断面略L
字状に形成されている。また、この方形フレーム2は、
予め設定した外形を基準として複数個を量産できるよう
に規格統一し、必要に応じて複数種類を準備する。
【0010】符号3は支脚であり、支脚柱3Aの上端が
前記方形フレーム2の四隅にリベットまたは溶接などの
適宜手段により固定されている。そして前記支脚柱3A
の下端は螺条が形成されており、該螺条に防振台座3B
が方形フレーム2の全体の高さ位置の調整が可能となる
ように螺合されている。
【0011】符号4はパーティクルボード、積層合板な
どの地板であり、符号5はゴム系あるいは弾性合成樹脂
系の制振遮音シートである。符号6は室内に面するフロ
アパネルであり、外周の二辺にクッション材6Aが取り
付けられており、他の二辺には凹溝6Bが形成されてい
る。そして前記地板4、制振遮音シート5およびフロア
パネル6を相互に接着して一体化し、ベースパネルを構
成し、該ベースパネルを方形フレーム2内に収容し、防
振床ユニット1を完成する。
【0012】つぎに、以上のごとく構成された本発明の
防振床ユニット1を用いてリフォームにおける防振床の
構築の手順を説明する。
【0013】図3は床板のリフォームを実施しようとす
る室内Aの状況を示すもので、キッチンルームBおよび
リビングルームCに根太Dが配され、従来の工法により
フローリングが施工されている状態を示す。ここで、リ
ビングルームCのみに防振床を構築する場合は、まず、
予め用意された防振床ユニット1の一辺の長さから割り
出した必要な範囲の床板を切断し、床面に空間を形成す
る。
【0014】つぎに、前記床面の空間に充当させて図4
に示すごとく防振床ユニット1を複数個配置する。この
とき隣接する一方のフロアパネル6のクッション材6A
と、他方のフロアパネルの凹溝6Bとを嵌合させて配置
するとともに各防振床ユニットの防振台座3Bによりそ
の高さを調整する。なお、防振床ユニット1を敷設する
にあたり、残存する床板の端部に補助根太D1を配する
ことによりこの部分の強度を向上することができる。
【0015】
【発明の効果】以上詳細に説明したごとく本発明によれ
ば、既設の床板の除去作業のみで防振ユニットの配設で
防振床を構築できるので、大掛かりな解体作業ならびに
構築作業を必要とせず、工事に伴う騒音の発生を極力低
減することができる。また、防振床ユニットは量産する
ことができるので、ユニット単位あたりのコストを低減
することができる。そして、防振床をユニット単位化し
たことにより、室内の所望の一部のみを防振床として構
築でき、融通性のある対応が可能となるなど多大な効果
を奏するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の防振床ユニットの完成状態を示す斜
視図である。
【図2】 本発明の防振床ユニットの分解斜視図であ
る。
【図3】 本発明の施工の対象とする室内の例を示す鳥
瞰図である。
【図4】 本発明を施工した状態を示す室内を示す鳥瞰
図である。
【符号の説明】
1・・・・・防振床ユニット 2・・・・・方形フレーム 3・・・・・支脚 3A・・・・支脚柱 3B・・・・防振台座 4・・・・・地板 5・・・・・制振遮音シート 6・・・・・フロアパネル A・・・・・室内 B・・・・・キッチンルーム C・・・・・リビングルーム D・・・・・根太 D1・・・・補助根太

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 方形フレームで主体を構成し、該方形フ
    レームの少なくとも四隅に高さ調整可能の支脚を固定し
    てなり、さらにこの方形フレーム内に地板、制振遮音シ
    ート、フロアパネルを接着して一体化したベースパネル
    を収容してなることを特徴とする防振床ユニット。
  2. 【請求項2】 方形フレームで主体を構成し、該方形フ
    レームの少なくとも四隅に高さ調整可能の支脚を固定し
    てなり、さらにこの方形フレーム内に地板、制振遮音シ
    ート、フロアパネルを接着して一体化したベースパネル
    を収容した防振床ユニットを規格統一化して複数構成す
    る一方、 室内のリフォームの対象とする部位の床板を前記防振床
    ユニットの配置可能の数量に相当する面積を除去して施
    工空間を形成し、 前記施工空間に防振床ユニットを配設するようにしたこ
    とを特徴とする防振床の構築方法。
JP2001272472A 2001-09-07 2001-09-07 防振床ユニットおよび防振床の構築方法 Pending JP2003082842A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2006052055A1 (en) * 2004-11-15 2006-05-18 Wookyung Industrial Co., Ltd Noise-proof element and method of preventing interfloor noise using it

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