JP2003081305A - 樹脂製キャップシール - Google Patents

樹脂製キャップシール

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JP2003081305A
JP2003081305A JP2001275980A JP2001275980A JP2003081305A JP 2003081305 A JP2003081305 A JP 2003081305A JP 2001275980 A JP2001275980 A JP 2001275980A JP 2001275980 A JP2001275980 A JP 2001275980A JP 2003081305 A JP2003081305 A JP 2003081305A
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JP
Japan
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resin
cap seal
shrink film
sheet
top cover
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JP2001275980A
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English (en)
Inventor
Takayuki Ueki
貴之 植木
Kozo Mita
浩三 三田
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Dai Nippon Printing Co Ltd
Original Assignee
Dai Nippon Printing Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 衛生的で、分別廃棄の必要がなく、使用樹脂
量を抑えた樹脂シートを使用しながら側板の折れ込みが
なく、シュリンクフィルムに皺の発生の少ない仕上がり
外観にすぐれた樹脂製キャップシールの提供を目的とす
る。 【解決手段】 樹脂製の天板2の周縁に一体的に連接す
る側板3を有する天面カバー1と該天面カバー1の外面
を前記天板2の中心部を残して被覆する筒状のシュリン
クフィルム4とから構成し、前記天板1を多角形とし、
前記側板3に前記多角形の角数と同数の稜線5を垂直方
向に設ける。前記稜線の数は5〜100本の範囲にある
ことをが好ましい。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は,容器の抽出口に装
着される樹脂製キャップシールに関する。
【0002】
【従来の技術】ビール、発泡酒等の樽状容器の注出口に
使用されている従来のキャップシール20は、図3の従
来のキャップシールの説明図の図3(b)に示すような
樽状容器の注出口のキャップを覆うように装着されて使
用されており、図3(a)に示すように、円形の天板1
2とそれに連接されていて下方に折り曲げられた側板1
3からなる天面カバー11とその外面を天板12の中央
を残して被覆するように収縮して装着された筒状のシュ
リンクフィルム14とから構成されている。この天面カ
バー11は、絞り成形によって一枚の円板状板紙シート
から成形されるが、側板13となる円板状板紙シートの
周辺部には放射状に罫線が予め設けられていて周辺部を
下方に折り曲げ易くしてある。そして、天板は印刷媒体
としても利用されており、プレプリントが施されてい
る。また、最近では、板紙製の天面カバー11に代わっ
て、樹脂シートからシート成形法によって成形され、天
板とその周縁に一体的に連接する側板を有する樹脂製の
天面カバー(図示せず)も提案されている。その外形は
図3(a)と殆ど同一であるが、側板は平滑な曲面を有
するものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかるに、板紙は、そ
の端面等から水分を吸収し易く、カビや雑菌の繁殖に適
しており、特に、中身のビール、発泡酒等の糖質を多く
含む液体を吸収し、長時間放置される場合、衛生的に極
めて好ましくない状況が発生するという問題がある。ま
た、板紙と樹脂フィルムの併用は、ゴミとして排出する
場合、分別廃棄の必要があって煩わしさを伴う。さら
に、前述の樹脂製の天面カバーは、一般に板紙製の天板
に較べて剛性が不足することから、シュリンクフィルム
の収縮による装着によって、側板が内側へ不均一な折れ
込みを起こし、最終的に装着されたシュリンクフィルム
に皺の発生等が顕著となり、仕上がりの外観を損なう問
題を生じる。この問題は、肉厚にして剛性を強めた天面
カバーを使用すれば、解決するが、使用樹脂量を徒に増
やすことはコストアップとゴミの増量に繋がる問題とな
る。本発明は以上の問題点に鑑みてなされたもので、本
発明は、衛生的で、分別廃棄の必要がなく、使用樹脂量
を抑えた樹脂シートを使用しながら、側板の折れ込みが
なく、シュリンクフィルムに皺の発生の少ない仕上がり
外観にすぐれた樹脂製キャップシールの提供を目的とす
る。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明による樹脂製キャ
ップシールは、樹脂製の天板の周縁に一体的に連接する
側板を有する天面カバーと該天面カバーの外面を前記天
板の中心部を残して被覆する筒状のシュリンクフィルム
とからなり、前記天板が多角形であり、前記側板に前記
多角形の角数と同数の稜線が垂直方向に形成されてなる
ことを特徴とするものである。そして、前記稜線の数が
5〜100本の範囲にあること、前記側板が下方に拡が
るテーパーを有すること、前記天面カバーの厚みが、1
00〜500μmの範囲にあり、また前記シュリンクフ
ィルムの厚みが、20〜100μmの範囲にあることが
好ましい。
【0005】
【発明の実施の形態】本発明を図面を用いて、更に詳し
く説明する。図1は、本発明による樹脂製キャップシー
ルの斜視図である。この斜視図で示す本発明による樹脂
製キャップシール10は、注出口に装着される前の状態
であって、筒状のシュリンクフィルム4は下部で開いた
状態になっている。本発明による樹脂製キャップシール
10は、図1に示すように、樹脂製の多角形(図では8
角形)の天板2の周縁に一体的に連接する角張った環状
の側板3を有する天面カバー1とその外面を天板2の中
心部を残して被覆する筒状のシュリンクフィルム4とか
ら構成され、且つ、天面カバー1の側板3には、天板2
の角数と同じ数の稜線5が垂直方向に所定のピッチをも
って形成されている。この稜線5は側板3の剛性を高め
るリブのように作用し、薄手の樹脂シートであっても、
シュリンクフィルム4装着時にシュリンクフィルムの収
縮によって側板3の端部が内側に不均一に折れ曲がるこ
とを防止することができるので、シュリンクフィルム4
に皺等の発生が少なくなり、仕上がり外観に優れた樹脂
製キャップシールの装着が可能となる。なお、装着され
た本発明による樹脂製キャップシール10を容易に取り
外すためにシュリンクフィルム4にはミシン目による引
き裂き部6が設けられている。
【0006】図2は、本発明による樹脂製キャップシー
ルの断面図である。図2(a)は、中央縦断面図であ
る。この図も、注出口への装着前の状態で描かれてい
る。天面カバー1の側板3も、シュリンクフィルム4と
同様に下部ほど内径が拡がるようなテーパーがつけられ
ていることが好ましい。これは、成形し易さ、注出口6
に対する被せ易さ、そして本発明による樹脂製キャップ
シール10同志のスタッキング性の配慮からである。図
2(b)は、側板3の水平断面図である。(図2(a)
におけるx−x’断面)本発明による樹脂製キャップシ
ール10の側板3には、稜線5が垂直方向に所定のピッ
チをもって形成されている。この稜線5の数は、樹脂シ
ート自体が有する剛性、樹脂製シートの厚み、円周長等
によって適宜決めれば良いが、5〜100個の範囲で決
定することが好ましい。しかし、稜線5の数が多くなる
ほど、側板3は限りなく円形状に近づき本発明が狙う効
果が薄れてくる。また8本より少なくなるとキャップと
の間隙が開きすぎるので、シュリンクフィルム4の均一
な収縮をさせないかぎり皺等を引き起こし易くなる。従
って稜線の数は望ましくは8〜60本である。本発明に
よる樹脂製キャップシール10の天面カバー1は、僅か
にテーパーのついた多角柱状であって、真空或いは真空
圧空成形のシート成形法によって容易に成形可能であ
る。
【0007】本発明による樹脂製キャップシール10に
使用される素材は、天面カバー1とシュリンクフィルム
4とを同一素材で揃えることが好ましく、天面カバー1
にはポリスチレン樹脂シート(以下PSシート)、シュ
リンクフィルム4にはポリススチレン樹脂フィルム(以
下PSフィルム)が好適に使用される。天面カバー1の
厚みは、剛性、経済性の点から100〜500μmの範
囲にあることが好ましく、この範囲の厚みを有する樹脂
シートが好適に使用される。一方、シュリンクフィルム
4の厚みは、タイトな収縮強度、経済性等から20〜1
00μmの範囲にあることが好ましい。
【0008】次に実施例について説明する。 (実施例1)PSシート、W−20、300μm(大洋
化成(株)製)を用いて天板2の最大直径71.5mm
φ、側板3の深さ6.5mm,稜線5の数20本の天面
カバー1を真空圧空成形法によって成形した。この成形
された天面カバー1の周辺に筒状に加工したPSフィル
ム、ファンシーラップGMA,横一軸延伸フィルム、8
0μm(グンゼ(株)製)を巻き付けて熱収縮させ、図
1、図2に示すような高さ22.0mm,下端部直径7
3.3mmφの実施例サンプルを作成した。この実施例
サンプルを生ビール用アルミ樽20Lの注出口のキャッ
プ部分に、被せ380°Cの熱風を斜め上方から当てた
ところ、シュリンクフィルム4は、天面カバー1を樽キ
ャップに密着させながら収縮した。その場合、側板3は
シュリンクフィルム4の収縮によって内側に折れこむこ
とがなくなり、シュリンクフィルムに皺等を発生するこ
とがなく、優れた仕上がり外観を示した。なお、シュリ
ンクフィルムの収縮後の外観の判定は目視で行った。
【0009】(実施例2)上記の実施例1の仕様の中で
稜線5の数のみ40本に変更した実施例2サンプルを作
成し、同一のキャップ部分に装着したところ同様に優れ
た効果が得られた。
【0010】(実施例3)上記の実施例2の仕様の中で
側板3の深さのみ4.0mmに変更した実施例サンプル
3を作成し、同一のキャップ部分に装着したところ同様
に優れた効果が得られた。
【0011】(実施例4)上記の実施例1の仕様の中
で、稜線5のみ60本に変更した実施例サンプルを作成
し、同一のキャップ部分に装着したところ同様に優れた
効果が得られた。
【0012】(比較例)前記実施例と同一の素材を用い
て、各部寸法は実施例1と同様であるが、稜線5を全く
設けない平滑な曲面を有する側板3を有する比較例サン
プルを作成し、同一のキャップ部分に実施例サンプルと
同一条件で装着したところ、側板が内側に不規則に折れ
曲がり、収縮したシュリンクフィルムに皺が多く発生
し、印刷媒体である天板2も若干変形を起こし、仕上が
り外観を極めて損なう結果となった。
【0013】
【発明の効果】本発明による樹脂製キャップシール10
によれば、天面カバー1の側板3に複数個の稜線5を設
けることによって、注出口のキャップにシュリンクフィ
ルムによって装着後、側板3の内側への不規則な折れ曲
がりがなくなり、収縮したシュリンクフィルムに皺の発
生、さらに天板2の変形等によって外観を損なうことが
回避された。また、天面カバー1とシュリンクフィルム
4の素材を同系統の樹脂に統一することによって、分別
廃棄の煩わしさが無くなり、衛生面の信頼性を得ること
ができた。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による樹脂製キャップシールの斜視図
【図2】本発明による樹脂製キャップシールの断面図
【図3】従来のキャップシールの説明図
【符号の説明】
1 天面カバー 2 天板 3 側板 4 シュリンクフィルム 5 稜線 6 引き裂き部 7 キャップ 10 本発明による樹脂製キャップシール 11 天面カバー 12 天板 13 側板 14 シュリンクフィルム 15 罫線 16 引き裂き部 20 従来のキャップシール
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3E084 AA06 AA12 AB02 CA01 CB01 CC03 DB01 DC03 FA09 FD09 GB08 KB01 LA05 LA06 LA24 LB02 LB07 LD01

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 樹脂製の天板の周縁に一体的に連接する
    側板を有する天面カバーと該天面カバーの外面を前記天
    板の中心部を残して被覆する筒状のシュリンクフィルム
    とからなり、前記天板が多角形であり、前記側板に前記
    多角形の角数と同数の稜線が垂直方向に形成されてなる
    ことを特徴とする樹脂製キャップシール。
  2. 【請求項2】 前記稜線の数が5〜100本の範囲にあ
    ることを特徴とする請求項1記載の樹脂製キャップシー
    ル。
  3. 【請求項3】 前記側板が下方に拡がるテーパーを有す
    ることを特徴とする請求項1或いは請求項2に記載の樹
    脂製キャップシール。
  4. 【請求項4】 前記天面カバーの厚みが、100〜50
    0μmの範囲にあること特徴とする請求項1乃至3のい
    ずれかに記載の樹脂製キャップシール。
  5. 【請求項5】 前記シュリンクフィルムの厚みが、20
    〜100μmの範囲にあることを特徴とする請求項1乃
    至4のいずれかに記載の樹脂製キャップシール。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007245144A (ja) * 2006-03-13 2007-09-27 Ing Erich Pfeiffer Gmbh & Co Kg 流動性物質用吐出装置

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0639755U (ja) * 1992-10-28 1994-05-27 旭化成工業株式会社 キャップシール

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