JP2003081235A - ラベル剥離装置 - Google Patents

ラベル剥離装置

Info

Publication number
JP2003081235A
JP2003081235A JP2002188188A JP2002188188A JP2003081235A JP 2003081235 A JP2003081235 A JP 2003081235A JP 2002188188 A JP2002188188 A JP 2002188188A JP 2002188188 A JP2002188188 A JP 2002188188A JP 2003081235 A JP2003081235 A JP 2003081235A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cartridge
label
mount
peeling
cartridges
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2002188188A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4151323B2 (ja
Inventor
Yasuhiro Ono
小野  康浩
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Denso Corp
Original Assignee
Denso Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Denso Corp filed Critical Denso Corp
Priority to JP2002188188A priority Critical patent/JP4151323B2/ja
Publication of JP2003081235A publication Critical patent/JP2003081235A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4151323B2 publication Critical patent/JP4151323B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Unwinding Webs (AREA)
  • Folding Of Thin Sheet-Like Materials, Special Discharging Devices, And Others (AREA)
  • Labeling Devices (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 小さな専有面積で多品種に対応することがで
き、しかもラベルが貼付された台紙の交換作業が容易な
ラベル剥離装置を提供すること。 【解決手段】 装置本体1と複数のカートリッジ2とに
よってラベル剥離装置が構成されている。カートリッジ
2は、着脱可能であり、ロール状のラベル連続体20を
載せる台紙収納部5と、ラベル連続体20から剥離台紙
67を引き出した後屈曲させるガイド部6を有する。装
置本体1は、カートリッジ2において引き出された剥離
台紙67を送る送りローラ10とこれを回転駆動する駆
動機構部11と、さらにこれらを移動させる位置決め駆
動部15とを有する。駆動機構部11と送りローラ10
を任意のカートリッジ2の位置に移動し、送りローラ1
0を回転させて剥離台紙67を送ってラベル68を剥離
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、製品番号等が印字
されたラベルを台紙から分離するラベル剥離装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】各種の製品の中には、製造番号等が印字
されたラベルが貼付されているものがあり、この貼付作
業を行うためにラベル剥離装置が使用されている。例え
ば、特開平4−18241号公報には、このような用途
に用いるために、ラベルを剥離台紙から剥離する「カー
トリッジ式ラベルディスペンサ」が開示されている。
【0003】図18は、上述した公報に開示された従来
のカートリッジ式ラベルディスペンサを示す斜視図であ
る。また、図19は図18に示したカートリッジ式ラベ
ルディスペンサにおいてラベルを剥離する仕組みを示す
図である。これらの図に示す従来のカートリッジ式ラベ
ルディスペンサ51は、ラベル用カートリッジ52と、
このラベル式カートリッジ52を固定するための据付台
53を含んでいる。このラベル用カートリッジ52は、
剥離台紙77にラベル78を貼付したラベル連続体76
を保持する保持リール75と、このラベル連続体76か
ら引き出された剥離台紙77を押さえるためのローラ5
4と、送られてきた剥離台紙77を折返して剥離台紙7
7からラベル78を剥離するための折返し軸56と、剥
離台紙77を押さえるためのガイド軸57とを含んでい
る。また、据付台53には、剥離台紙77の一端を引っ
張るための送りローラ63、64と、これらの送りロー
ラ63、64を駆動するモータ65とが設けられてい
る。剥離台紙77を所定方向に送り出しながら折返し軸
56によって折り返すことにより、ラベル78が剥離す
るようになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、生産ロット
数が少なくラベルの交換頻度が高い、いわゆる多品種少
量生産に対応するためには、多数のラベルが貼付された
剥離台紙を多数配設する方が生産効率がよい。しかしな
がら、上述した従来のラベルディスペンサ51は、据付
台53に備わったモータ65によって送りローラ63、
64を駆動して剥離台紙77の一端を引っ張る構造であ
るため、ラベル用カートリッジ52を並列に配設する
と、それぞれのラベル用カートリッジ52毎にモータ6
5等による駆動部が必要になり、多数のラベルディスペ
ンサ51による占有面積が極めて大きくなって、製造設
備を配置する空間の使用効率が悪くなる。
【0005】また、上述した従来のラベルディスペンサ
51は、剥離台紙77をロール状の中空の芯部を保持リ
ール75によって保持する構造を有しているため、剥離
台紙77の供給形態がロール状に限定される欠点があ
り、しかも、この剥離台紙77はローラ54で押さえる
必要があるため、保持リール75から剥離台紙77を引
き出してローラ54の下側に通す作業や、剥離台紙77
を折り返した後に、さらに引き出して据付台53の送り
ローラ63、64の間の隙間に通す煩雑な作業が必要に
なる。このため、剥離台紙77の装着作業が極めて煩雑
であって、剥離台紙77をラベル用カートリッジ52に
装着する際の作業性が悪いという問題があった。
【0006】また、他品種少量生産に対応する場合、作
業員が剥離台紙77を機種に応じて頻繁に入れ替えする
必要があるため、極めて作業効率が悪いという問題があ
った。本発明は、このような点に鑑みて創作されたもの
であり、その目的は、小さな専有面積で多品種に対応す
ることができ、しかもラベルが貼付された台紙の交換作
業が容易で、作業効率がよいラベル剥離装置を提供する
ことにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上述した課題を解決する
ために、本発明のラベル剥離装置は、着脱可能なカート
リッジと装置本体とを備えている。カートリッジは、複
数のラベルが貼付された帯状の台紙を収納する台紙収納
部と、所定の搬送面に接触させた状態で台紙が送られて
少なくとも一箇所でラベルを外側にした状態で屈曲させ
るガイド部とを有する。装置本体は、屈曲した後の台紙
に外側から押圧される送りローラと、この送りローラを
回転駆動することにより台紙を送る駆動機構部とを有す
る。カートリッジのガイド部に接触した状態で台紙が送
られるため、この接触部に発生する摩擦力によって適度
な張力を与えた状態で台紙を屈曲させることができ、台
紙を装着後に上から抑えるローラ等を別に設ける必要が
ない。このため、カートリッジの構造を簡素化して装置
を小型化することによって装置の占有面積を小さくする
ことができるとともに、ローラ等の下に台紙を通す必要
がないためラベルが貼付された台紙の交換作業が容易に
なる。
【0008】また、上述した台紙収納部は互いに180
度未満の角度をなす2つの面を有しており、ロール状に
巻かれた台紙をこれら2つの面の上に載せるとともに、
一方の面に沿って台紙を引き出すことが望ましい。ロー
ル状に巻かれた台紙を台紙収納部に載せるだけでカート
リッジへの装着を行うことができるため、台紙の交換作
業をさらに容易にすることができる。また、台紙の残量
が少なくなってロール部分の径が小さくなった場合であ
っても、確実にV字型の2つの面でロール状の台紙を支
えるとともに一方の面に沿って台紙を引き出すことがで
きるため、常に台紙の送り状態を同じにすることがで
き、安定したラベル剥離動作が可能になる。
【0009】また、上述したカートリッジは、ガイド部
に沿って送られる台紙を押圧部材を用いて部分的に押圧
して押さえるとともに、この押圧部材とガイド部との間
に形成される隙間を任意に拡大可能に押圧部材を支持す
る止め部をさらに有することが望ましい。このような止
め部をカートリッジに設けることにより、台紙の端部の
装着が容易となり、台紙の交換作業に要する手間を低減
することができる。
【0010】また、上述したカートリッジは、装置本体
に対して位置決めを行う嵌合部材を有しており、装置本
体は、カートリッジが装着可能な位置に、嵌合部材を着
脱自在に嵌合させる嵌合受部材を有することが望まし
い。カートリッジの嵌合部材を装置本体の嵌合受部材に
嵌合させるだけでカートリッジの位置決めを行うことが
できるため、カートリッジの交換時の位置決め作業に要
する手間を低減することができる。
【0011】また、複数のカートリッジが装着可能であ
り、上述した装置本体は、複数のカートリッジの配列方
向に沿って送りローラを移動して位置決めする位置決め
手段をさらに備えることが望ましい。これにより、カー
トリッジの交換作業回数を大幅に削減することができる
とともに、その時点で剥離対象となっていないカートリ
ッジに対して台紙を交換する等の工夫をすることにより
台紙の交換作業の効率をさらに向上させることができる
ため、多品種少量生産の用途に適したラベル剥離装置を
実現することができる。特に、それぞれのカートリッジ
に装着された台紙を送るために、装置本体に共通の駆動
機構部が設けられており、カートリッジの数を増やした
場合であってもラベル剥離装置全体の占有面積を小さく
することができ、極めて設置効率がよいラベル剥離装置
を実現することも可能になる。
【0012】また、上述した装置本体は、台紙に貼付さ
れたラベルの位置を検出する位置検出センサをさらに備
えており、この位置検出センサによる検出結果に基づい
て台紙の送り量を設定することが望ましい。これによ
り、カートリッジに対する台紙の装着状態にかかわら
ず、常に正確にラベル位置を認識することが可能にな
り、精度の高いラベル剥離動作を行うことができる。特
に、ラベル貼付用ロボットの吸着ハンド等に精度よく剥
離後のラベルを供給することができるため、高速なラベ
ル貼付を可能にするラベル貼付装置を実現することがで
きる。
【0013】また、上述した装置本体は、台紙の残量を
検出する残量検出センサをさらに備えることが望まし
い。これにより、目視等に頼ることなく台紙の残量が少
なくなったことを知ることができるため、台紙交換時の
手間をさらに軽減することができる。
【0014】また、上述した装置本体は、剥離前のラベ
ルに対して印字を行う印字手段をさらに備えることが望
ましい。これにより、ラベルを剥離する直前に、日付や
ロット番号等の個別データを印字することが可能になる
ため、台紙交換時に生じる無駄を抑えることができる。
【0015】また、上述した装置本体は、ラベルが剥離
された後の台紙を切断する切断機構部をさらに備えるこ
とが望ましい。このように、ラベル剥離後の不要な台紙
を切断することにより、台紙の先端部分が他の部材等に
接触するこがなくなるため、ガイド部上で台紙にたるみ
が生じることを防止することができる。
【0016】また、上述した装置本体は、複数のカート
リッジの配列方法に沿ってカートリッジを移動して位置
決めするカートリッジ位置決め手段を備えることが望ま
しい。これにより、カートリッジの移動と位置決めが可
能となることから、台紙を送っている間に、使用してい
ないカートリッジの交換作業を行うことができ、しかも
必ずしも装置本体に送りローラの位置決め手段を備える
必要がないので装置本体を小型化することができ、装置
本体の占有面積をさらに小さくすることができる。
【0017】また、複数のカートリッジを収納可能なカ
ートリッジ収納部と、カートリッジ収納部と、装置本体
のカートリッジを入れ替えるカートリッジ入替手段とを
備えることが望ましい。例えば、多品種少量生産に対応
する場合、あらかじめ1日の生産に必要なラベル入りの
カートリッジをカートリッジ収納部に多数収納しておく
ことにより、カートリッジ入替手段によってカートリッ
ジ収納部と装置本体のカートリッジを自動で入れ替えす
ることができる。これにより、作業員が頻繁にラベル剥
離装置に付いてカートリッジの入れ替えを行う必要がな
くなるため、作業効率が大幅に向上する。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明を適用した一実施形
態のラベル剥離装置について、図面を参照しながら詳細
に説明する。 〔第1の実施形態〕第1の実施形態のラベル剥離装置
は、装置本体1と、この装置本体1に対して着脱可能な
1あるいは複数のカートリッジ2とを含んで構成されて
いる。各カートリッジ2には、剥離対象となるラベル6
8を含むラベル連続体20が収納される。
【0019】図1は、カートリッジ2の正面図である。
また、図2はカートリッジ2の先端部分の拡大図であ
る。図3は、カートリッジ2の平面図である。図4は、
カートリッジ2に対するラベル連続体20の収納状態を
示す斜視図である。カートリッジ2は、ラベル68が所
定間隔で貼付された剥離台紙67を保持リール55の周
りに帯ロール状に巻回したラベル連続体20を収納する
とともに、ラベル68が貼付された状態の剥離台紙67
を装置本体1側に供給するためのものであり、嵌合部材
4、台紙収納部5、ガイド部6、従動ローラ7、止め部
8を有している。
【0020】嵌合部材4は、カートリッジ2の下面の数
カ所に設けられており、装置本体1側に設けられた嵌合
受部材9と嵌合させることにより、装置本体1に対する
カートリッジ2の固定が行われる。台紙収納部5は、ラ
ベル連続体20を載せるために上面5a、5bがV字型
に形成された受け部である。このV字型の上面5a、5
bにラベル連続体20を載せた状態で、このラベル連続
体20から剥離台紙67を引き出す向きにガイド部6が
形成されている。また、この台紙収納部5の両サイドに
は、側板51が設けられている。この側板51によっ
て、台紙収納部5に載せたラベル連続体20が横方向
(保持リール55の回転軸に沿った方向)に移動しない
ようになっている。
【0021】ガイド部6は、ラベル連続体20から引き
出された剥離台紙67を水平な上面6aに沿って移動さ
せるためのものである。この搬送面となる水平な上面6
aは、上述した台紙収納部5のV字型の一方の上面5a
とともに、剥離台紙67を引き出す際に、この剥離台紙
67との間に適当な摩擦力が生じるようなっている。ガ
イド部6の先端面6cは、台紙収納部5に隣接する水平
な上面5aに対して鋭角な角度をなしており、この鋭角
な角部を通して剥離台紙67を折り曲げることにより、
剥離台紙67の表面からラベル68が剥離するようにな
っている。
【0022】従動ローラ7は、ガイド部6の内部に軸着
された樹脂製の円柱状部材であり、その一部がガイド部
6の先端面6cから露出している。止め部8は、ガイド
部6の先端面6cを覆っており、ガイド部6の先端近傍
において軸着されている。止め部8の一方端には、ガイ
ド部6の先端面6cを覆う押圧部材としての止め板29
が形成されており、他方端側に設けられたバネ30によ
ってこの止め板29がガイド部6の先端面6cに適当な
力で押圧される。また、止め板29を下方向に下げるこ
とにより、止め部8がバネ30のバネ圧に抗して回転す
るようになっており、止め板29とガイド部6の先端面
6cとの間に所定の隙間を確保することができる。この
ように形成される隙間を利用して、ラベル剥離作業の開
始に先立って剥離台紙67の先端部分を挿入する作業
や、ラベル連続体20を交換する際に剥離台紙67の先
端部分を引き抜く作業が行われる。
【0023】図5は、装置本体1に複数(例えば2つ)
のカートリッジ2を装着した状態を示す平面図である。
なお、図5ではカートリッジ2の装着に関係する嵌合部
材4と嵌合受部材9に着目した部分的な構成が示されて
いる。図5に示すように、カートリッジ2の装着位置の
周辺には複数の嵌合受部材9が設けられており、それぞ
れの嵌合受部材9に嵌合部材4を嵌合させることによ
り、装置本体1に対するカートリッジ2の装着が行われ
る。その後、装置本体1に設けられた嵌合穴32に位置
決めピン31を装着することにより、カートリッジ2の
固定が行われる。
【0024】図6は、本実施形態のラベル剥離装置に含
まれる装置本体1の平面図である。また、図7は装置本
体1の正面図である。図8は、装置本体1の側面図であ
る。これらの図に示す装置本体1は、いずれかのカート
リッジ2がラベル68の剥離対象として選択されたとき
に、このカートリッジ2のガイド部6の先端部近傍にお
いて止め板29によって抑えられた剥離台紙67に向け
て送りローラ10を移動させた後、この送りローラ10
を回転駆動して剥離台紙67を所定量引き出すことによ
りこの剥離台紙67からラベル68を剥離させる一連の
動作を行う。
【0025】装置本体1は、剥離台紙67の送り方向と
垂直な方向(複数のカートリッジ2が配列される方向)
に、送りローラ10とその周辺機構(詳細は後述する)
を移動させるために、プレート27の下部に敷設された
直動ガイド26と、このプレート27を直動ガイド26
に沿って移動させる位置決め手段としての位置決め駆動
部15とを有している。
【0026】プレート27には送りローラ10やその周
辺機構が載置されており、プレート27を直動ガイド2
6に沿って移動させることにより、送りローラ10の位
置を剥離対象となるカートリッジ2の位置に合わせるこ
とができる。位置決め駆動部15は、連結部材33を介
してプレート27が連結されており、プレート27を直
動ガイド26に沿って移動させる。例えば、この位置決
め駆動部15は、サーボスライダ等によって構成されて
おり、制御装置(図示せず)による電気制御によってプ
レート27を移動させ、その位置を精度よく設定するこ
とができる。
【0027】上述したプレート27には、送りローラ1
0と、この送りローラ10を一方向に回転させる駆動機
構部11が載置されている。駆動機構部11は、モータ
とその回転方向を変換するギアボックス等が内蔵されて
おり、その先端部に送りモータ10が回転可能な状態で
取り付けられている。内蔵されたモータを所定のタイミ
ングで回転させることにより、駆動機構部11の先端部
に取り付けられた送りローラ10を回転させることがで
きる。
【0028】また、プレート27には、送りローラ10
が先端部に取り付けられた駆動機構部11の全体を剥離
台紙67の送り方向に平行に移動させるために、駆動機
構部11の下部に敷設された直動ガイド22と、駆動機
構部11を直動ガイド22に沿って移動させるエアシリ
ンダ23が設けられている。エアシリンダ23のロッド
部23aが連結部材23bを介して駆動機構部11に連
結されており、エアシリンダ23の駆動によって駆動機
構部11全体が直動ガイド22に沿って移動する。
【0029】エアシリンダ23の後退位置(原位置)
は、ロッド23aの引き込み側であり、この状態が駆動
機構部11が剥離台紙67から最も遠ざかった位置とな
る。プレート27を移動させる場合には、送りローラ1
0と各カートリッジ2の先端部分とが干渉しないよう
に、エアシリンダ23の状態は必ず後退位置に戻され
る。
【0030】また、プレート27には、ラベル68を剥
離した後の剥離台紙67を切断するために、カッター1
4およびダイ25からなる切断機構部24が設けられて
いる。カッター14は、駆動部14aとともにプレート
27に固定されている。ダイ25は、装置本体1の基台
34に直接固定されている。ダイ25の下面にカッター
14の上面が摺接しており、プレート27とともにカッ
ター14を移動させることにより、ダイ25の下面に沿
ってカッター14が摺動して剥離台紙67が切断され
る。
【0031】また、プレート27には、鉛直方向に延び
る2本の支柱19が設けられている。さらに、これらの
支柱19の上部には、水平方向に延びるブラケット28
が固定されている。このブラケット28には、その先端
近傍であって剥離対象となるカートリッジ2の上部位置
に、位置検出センサ16、印字ヘッド17および残量検
出センサ18が固定されている。
【0032】位置検出センサ16は、カートリッジ2の
ガイド部6を移動する剥離台紙67上のラベル68の位
置を検出する。例えば、この位置検出センサ16は、ガ
イド部6の上面6aを撮影するカメラを用いて実現する
方法が考えられる。但し、ラベル68の位置を検出する
ことができればよいため、赤外線センサを利用したり、
剥離台紙67の所定位置(例えばラベル68の端部)に
穿孔しておいてこれを機械的あるいは光学的に検出する
ようにしてもよい。
【0033】印字ヘッド17は、カートリッジ2のガイ
ド部6の上面6aに移動してきた剥離台紙67上のラベ
ル68に対して各種のデータを印字する印字手段であ
る。ラベル68が貼付される製品毎にカートリッジ2が
用意されている場合であっても、製造ロッド番号や製造
日等の個別データはラベル68毎に印字する必要があ
り、印字ヘッド17を用いることにより、このような印
字作業が剥離台紙67から剥離直前のラベル68に対し
て行われる。
【0034】残量センサ18は、剥離対象となっている
カートリッジ2についてラベル68の残量を検出する。
例えば、赤外線式の残量センサ18が用いられており、
残量センサ18は、赤外線をラベル連続体20の表面に
照射し、その反射光のレベルを検出して所定値と比較す
ることにより、ラベル連続体20の直径が小さくなって
ラベル68が残り少なくなったことを検出する。なお、
この残量検出機構については、他の手法、例えば超音波
センサを用いたり、ラベル連続体20の直径が小さくな
ったことを検出する機械式センサを用いるようにしても
よい。
【0035】本実施形態のラベル剥離装置はこのような
構造を有しており、次にこのラベル剥離装置を用いてラ
ベル68の剥離作業を行う場合の一連の動作について説
明する。ラベル連続体20の装着と取り出し カートリッジ2に対するラベル連続体20の装着は、以
下のようにして行われる。
【0036】まず、ラベル連続体20の外周部分を台紙
収納部5のV字型の上面5a、5bに合わせた状態でセ
ットする。次に、ラベル連続体20の送り側端部を一旦
ガイド部6の先端部より外側に引き出して剥離台紙67
に張力を与えた状態を維持しながら、ガイド部6の先端
で剥離台紙67を鋭角に屈曲させて下方向に引っ張る。
この状態を維持しながら、止め板29の一部を押し込む
ことでバネ30を縮めて止め板29と従動ローラ7との
間に隙間を生じさせ、この隙間部分に剥離台紙67の引
出し端部を差し入れる。その後、止め板29の押し込み
を元の位置に戻す。バネ30の弾性力によって止め板2
9が従動ローラ7側に押圧されるため、これらの間に挟
まれた剥離台紙67は、適当な加圧力にて止め板29と
従動ローラ7との間で保持される。このようにして、ラ
ベル連続体20がカートリッジ2に装着される。
【0037】一方、カートリッジ2からのラベル連続体
20の取り出しは、以下のようにして行われる。まず、
止め板29の一部を押し込んでバネ30を縮めて止め板
29と従動ローラ7との間に隙間を生じさせ、止め板2
9と従動ローラ7との間に保持しておいた剥離台紙67
を上方向に引き出す。その後、止め板29の押し込みを
元の位置に戻すとともに、ラベル連続体20を台紙収納
部5から上方向に取り出す。
【0038】カートリッジ2の装置本体1への装着 次に、装置本体1に対してカートリッジ2を装着する場
合について説明する。まず、ラベル連続体20が装着さ
れたカートリッジ2に設けられている嵌合部材4を、装
置本体1に設けられた嵌合受部材9に嵌合させる。この
状態で、位置決めピン31を、装置本体1に形成された
嵌合穴32に挿通する。これにより、装置本体1の所定
位置に位置決めされた状態でカートリッジ2が固定され
る。
【0039】なお、本実施形態では、位置決めピン31
を用いてカートリッジの固定を行ったが、その他の固定
方法、例えば位置決めピン31の代わりにトグル式クラ
ンプを用いて、嵌合部材4を嵌合受部材9に押しつけた
状態で固定するようにしてもよい。
【0040】また、図5に示すように、カートリッジ2
の装着位置近傍には近接センサ35が設けられており、
制御装置(図示せず)は、装置本体1の所定位置にカー
トリッジ2が装着されたことを検出することができる。
また、本実施形態の装置本体1には、複数のカートリッ
ジ2が同時に装着可能なように、複数組の嵌合受部材9
が設けられている。
【0041】ラベル68の剥離動作 カートリッジ2が装置本体1に装着された後、このカー
トリッジ2に収納されたラベル連続体20の剥離台紙6
7からラベル68を剥離するためには、まず、プレート
27を直動ガイド26に沿って所定位置まで移動させる
必要がある。例えば、制御装置は、カートリッジ2が装
着されたことを近接センサ35によって検出すると、位
置決め駆動部15に動作指示を与え、このカートリッジ
2に対応する位置にプレート27を移動させる。この移
動時には、プレート27上に設置されたエアシリンダ2
3のロッド23aは後退位置(原位置)にある。
【0042】次に、制御装置は、シリンダ23を駆動し
て駆動機構部11をカートリッジ2側に移動させる。こ
の移動は、送りローラ10の外周部分がカートリッジ2
の先端部分で折り返された剥離台紙67に接するまで行
われる。その後、駆動機構部11によって送りローラ1
0を所定量回転させることにより、カートリッジ2の先
端部分で鋭角に屈曲した状態で下方向に剥離台紙67を
引き下げることができ、この鋭角位置において1枚のラ
ベル68を剥離台紙67から剥離することができる。本
実施形態のラベル剥離装置には位置検出センサ16が備
わっているため、1枚のラベル68に相当する長さ分だ
け剥離台紙67を送ったことを容易に検出することがで
き、精度の高い剥離動作を行うことが可能になる。
【0043】また、この剥離動作とともに剥離台紙67
の端部がダイ25の側面近傍を通って下側に導かれるた
め、制御装置は、適当なタイミング、例えばラベル68
を1枚だけ剥離した直後のタイミングで、位置決め駆動
部15を駆動してプレート27を直動ガイド26に沿っ
て往復移動させることにより、このプレート27に取り
付けられたカッター14をダイ25に沿って摺動させて
剥離台紙67を切断する。このようにして1枚のラベル
68の剥離動作が終了する毎に、1枚のラベル68に相
当する長さの剥離台紙67が切断され、台紙受け36に
排出される。
【0044】ラベル68に対する印字動作 本実施形態のラベル剥離装置には印字ヘッド17が備わ
っているため、ラベル68を剥離する前に、ラベル68
の空白領域に個別データを印字することができる。この
印字作業は、剥離直前のラベル68に対して行うことが
最も好ましい。これにより、例えば製造ロットが変更さ
れる場合や製造日が変わる場合等において、製造ロット
番号や製造日等の個別データの印字が終了した後であっ
て剥離前のラベル68の数を減らすことができるため、
無駄に廃却されるラベル68の数を減らすことができ
る。
【0045】このように、本実施形態のラベル剥離装置
では、カートリッジ2のガイド部6に接触した状態で剥
離台紙67が送られるため、この接触部に発生する摩擦
力によって適度な張力を与えた状態で剥離台紙67を屈
曲させることができ、剥離台紙67を装着後に上から抑
えるローラ等を別に設ける必要がない。このため、カー
トリッジ2の構造を簡素化してラベル剥離装置全体を小
型化することによって装置の占有面積を小さくすること
ができるとともに、ローラ等の下に剥離台紙67を通す
必要がないためラベル68が貼付された剥離台紙67の
交換作業が容易になる。
【0046】また、ロール状に巻かれた剥離台紙67を
台紙収納部5に載せるだけでカートリッジ2への装着を
行うことができるため、剥離台紙67の交換作業をさら
に容易にすることができる。また、剥離台紙67の残量
が少なくなってロール部分の径が小さくなった場合であ
っても、確実にV字型の2つの面でロール状の剥離台紙
67を支えるとともに一方の面に沿って剥離台紙67を
引き出すことができるため、常に剥離台紙67の送り状
態を同じにすることができ、安定したラベル剥離動作が
可能になる。
【0047】また、剥離台紙67の先端を押さえる止め
部8をカートリッジ2に設けることにより、剥離台紙6
7の端部の装着が容易となり、剥離台紙67の交換作業
に要する手間を低減することができる。また、カートリ
ッジ2の嵌合部4を装置本体1の嵌合受部材9に嵌合さ
せるだけでカートリッジ2の位置決めを行うことができ
るため、カートリッジ2の交換時の位置決め作業に要す
る手間を低減することができる。
【0048】また、剥離台紙67の送り方向に対して垂
直方向に沿って複数のカートリッジ2が装着可能である
ため、カートリッジ2の交換作業回数を大幅に削減する
ことができるとともに、その時点で剥離対象となってい
ないカートリッジ2に対して剥離台紙67を交換する等
の工夫をすることにより剥離台紙67の交換作業の効率
をさらに向上させることができ、多品種少量生産の用途
に適したラベル剥離装置を実現することができる。特
に、それぞれのカートリッジ2に装着された剥離台紙6
7を送るために、装置本体1に共通の駆動機構部11が
設けられており、カートリッジ2の数を増やした場合で
あってもラベル剥離装置全体の占有面積を小さくするこ
とができ、極めて設置効率がよいラベル剥離装置を実現
することができる。
【0049】また、剥離台紙67に貼付されたラベル6
8の位置を検出する位置検出センサ16が備わっている
ため、カートリッジ2に対する剥離台紙67の装着状態
にかかわらず、常に正確にラベル位置を認識することが
可能になり、精度の高いラベル剥離動作を行うことがで
きる。特に、ラベル貼付用ロボットの吸着ハンド等に精
度よく剥離後のラベル68を供給することができるた
め、高速なラベル貼付を可能にするラベル貼付装置を実
現することができる。
【0050】また、剥離台紙67の残量を検出する残量
検出センサ18を備えることにより、目視等に頼ること
なく剥離台紙67の残量が少なくなったことを知ること
ができるため、剥離台紙交換時の手間をさらに軽減する
ことができる。また、剥離前のラベル68に対して印字
を行う印字ヘッド17を備えることにより、ラベル68
を剥離する直前に、日付やロット番号等の個別データを
印字することが可能になるため、台紙交換時に生じる無
駄を抑えることができる。
【0051】また、ラベル68が剥離された後の剥離台
紙67を切断する切断機構部24をに備えることによ
り、ラベル剥離後の不要な剥離台紙67を切断して、剥
離台紙67の先端部分が他の部材等に接触するこをなく
すことができるため、ガイド部6上で剥離台紙67にた
るみが生じることを防止することができる。
【0052】なお、上述した実施形態では、装置本体1
に複数のカートリッジ2を装着可能にしたラベル剥離装
置について説明したが、カートリッジ2に対するラベル
連続体20の着脱作業が容易であるため、一つのカート
リッジ2のみを用いて、ラベル連続体20の変更が生じ
たときにラベル連続体20を入れ替えるようにしてもよ
い。この場合には、プレート27を剥離台紙67の送り
方向と垂直に移動させる必要がないため、位置決め駆動
部15や直動ガイド26を省略することができ、ラベル
剥離装置の簡略化が可能になる。
【0053】但し、上述した実施形態では、プレート2
7を往復移動させることによりこのプレート27に取り
付けられたカッター14によって剥離台紙67の切断を
行っていたため、位置決め駆動部15等を省略してプレ
ート27の位置を固定した場合には、別にカッター14
を往復移動させる機構が必要になる。
【0054】図9は、カッター14を単独で往復移動さ
せる機構を有するラベル剥離装置の変形例を示す図であ
る。図9に示すラベル剥離装置は、図6等に示したラベ
ル剥離装置に対して、位置決め駆動部15と直動ガイド
26が省略されている点と、プレート27上にカッター
14を往復移動させるエアシリンダ40とその周辺機構
が追加された点が異なっている。エアシリンダ40は、
ロッド40aを出し入れすることにより、剥離台紙67
の送り方向と垂直方向にカッター14を往復移動させ
る。
【0055】〔第2の実施形態〕ところで、上述した第
1の実施形態のラベル剥離装置では、位置決め駆動部1
5を用いて駆動機構部11全体を複数のカートリッジ2
の配列方向に移動させたが、カートリッジ2側を移動さ
せて位置決めを行うようにしてもよい。
【0056】次に、装置本体1にカートリッジ位置決め
手段としてのカートリッジ位置決め機構80を備えた第
2の形態のラベル剥離装置について説明する。図10
は、第2の実施形態のラベル剥離装置の平面図である。
また、図11は第2の実施形態のラベル剥離装置の側面
図である。図12は、第2の実施形態のラベル剥離装置
の正面図である。なお、これらの図に示される第2の実
施形態のラベル剥離装置では、第1の実施形態のラベル
剥離装置と基本的に同じ構成については同じ符号を付
し、詳細な説明は省略する。
【0057】これらの図に示すように、第2の実施形態
のラベル剥離装置は、装置本体1に1つあるいは複数
(例えば2つ)のカートリッジ2を装着した状態になっ
ており、一のカートリッジ2がラベル68の剥離対象と
して選択されたときに、カートリッジ2の配列方向に沿
って剥離対象のカートリッジ2を駆動機構部11の送り
ローラ10の位置に移動させた後、剥離台紙67からラ
ベル68を剥離させる一連の動作を行う。
【0058】カートリッジ位置決め機構80は、剥離台
紙67の送り方向と垂直な方向(複数のカートリッジ2
が配列される方向)にカートリッジ2を移動させるため
に、プレート84の下部に敷設された直動ガイド83
と、このプレート84を直動ガイド83に沿って移動さ
せて位置決めを行うエアシリンダ86とを有している。
【0059】プレート84には、エアシリンダ86のロ
ッド部86aが連結部材85を介して連結されており、
エアシリンダ86の駆動によりプレート84を直動ガイ
ド83に沿って移動させることができる。また、このプ
レート84には、鉛直方向に延びる複数の支柱87が設
けられており、この支柱87の上部には、プレート88
がプレート84と平行になるように配置されて固定され
ている。これらの直動ガイド83、プレート84、連結
部材85、エアシリンダ86、支柱87、プレート88
によってカートリッジ位置決め機構80が構成されてい
る。
【0060】プレート88には、複数のカートリッジ2
を装着するために、複数の嵌合受部材9が配設されてお
り、嵌合受部材9にカートリッジ2の嵌合部材4を嵌合
させることにより、カートリッジ位置決め機構80に複
数のカートリッジ2を装着することができる。
【0061】カートリッジ2には、ピン91が設けられ
ている。手やチャックの爪等でこのピン91を摘んでカ
ートリッジ2を出し入れすることにより、カートリッジ
2の着脱作業を簡単に行うことができる。プレート88
には、公知の揺動クランパ89が連結部材90を介して
配設されている。この揺動クランパ89は、アーム89
aを90度回転させた状態でピン91の端面を装着方向
に押し込むことにより、カートリッジ2を嵌合受部材9
に固定することができる。カートリッジ2を嵌合受部材
9から取り外す場合には、プレート88に対して垂直な
向きとなるように揺動クランパ89のアーム89aを元
の位置に戻せばよい。
【0062】エアシリンダ86によってロッド86aを
出し入れすることにより、1つあるいは複数(例えば2
つ)のカートリッジ2を搭載するプレート84を直動ガ
イド83に沿って移動させ、剥離対象のカートリッジ2
の位置を駆動機構部11の送りローラ10の位置に合わ
せることができる。
【0063】カートリッジ2を複数装着する場合は、エ
アシリンダ86に代えてサーボスライダ等を搭載し、制
御装置(図示せず)によってプレート84の移動を制御
することにより、カートリッジ2の複数の移動位置を精
度よく設定することが可能になる。
【0064】カートリッジ2のカートリッジ位置決め機
構80への装着 カートリッジ位置決め機構80に対してカートリッジ2
を装着する場合について以下に説明する。まず、制御装
置によって、使用後のラベル連続体20が充填されたカ
ートリッジ2に対応する揺動クランパ89を駆動して対
象のカートリッジ2を取り出し自由な状態にし、カート
リッジ2を嵌合受部材9に沿ってスライドさせながらピ
ン91側に取り出す。
【0065】次に、交換するラベル連続体20が充填さ
れたカートリッジ2をカートリッジ位置決め機構80の
嵌合受部材9に沿ってスライドさせながら押込む。この
状態で、制御装置によって揺動クランパ89を駆動して
ピン91の端面を装着方向に押込むことにより、カート
リッジ2の嵌合部材4を嵌合受部材9に押圧することが
できる。
【0066】なお、図12に示すように、カートリッジ
2の装着位置近傍には近接センサ35が設けられてお
り、制御装置は、装置本体1の所定位置にカートリッジ
2が装着されたことを検出することができる。カートリッジ2の位置決め動作 1つあるいは複数のカートリッジ2がカートリッジ位置
決め機構80に装着された後、このカートリッジ2に収
納されたラベル連続体20の剥離台紙67からラベル6
8を剥離するために、剥離対象のカートリッジ2を駆動
機構部11の剥離位置に位置決めする動作が行われる。
例えば、カートリッジ2が装着されたことを近接センサ
35によって検出すると、制御装置によってエアシリン
ダ86が駆動され、駆動機構部11の剥離位置まで剥離
対象のカートリッジ2を移動させて位置決めが行われ
る。
【0067】次に、制御装置は、直動ガイド22に沿っ
て駆動機構部11をカートリッジ2側に移動させた後、
剥離台紙67からラベル68を剥離させる一連の動作を
行う。このようにして、カートリッジ位置決め機構80
を用いることにより、剥離対象のカートリッジ2を駆動
機構部11の剥離位置まで移動させて位置決めすること
が可能になる。また、剥離台紙67からラベル68を剥
離させる一連の動作と並行して、使用していないカート
リッジ2を次に使用予定のラベル68が添付されたラベ
ル連続帯20が収納されたカートリッジ2に交換するこ
とにより、ラベル68の剥離動作を中断することなく引
当機種の切り替えが可能であって生産効率を向上させる
ことができる。
【0068】また、装置本体1には、必ずしも駆動機構
部11の送りローラの位置決めを行う構成(位置決め駆
動部15、直動ガイド26)を備える必要がないので、
装置本体1の小型化が可能であり、装置本体1の占有面
積をさらに小さくすることができる。図11等に示した
構成例では、位置決め駆動部15、直動ガイド26を備
えているが、これらを取り除くようにしてもよい。
【0069】次に、上述したカートリッジ2の入れ替え
を行うカートリッジ収納部81とカートリッジ入替機構
82について説明する。図13は、カートリッジ入替機
構82の詳細構造を示す外観図であり、併せて、上述し
たカートリッジ位置決め機構80およびカートリッジ収
納部81とカートリッジ入替機構82との位置関係が示
されている。また、図14は複数のカートリッジ2が収
納されたカートリッジ収納部81の詳細構造を示す図で
ある。図15は、カートリッジ2を搭載したカートリッ
ジ入替機構82の正面図である。図16は、カートリッ
ジ2を搭載したカートリッジ入替機構82の側面図であ
り、カートリッジ2を取り除いた状態が示されている。
図17は、カートリッジ2を搭載したカートリッジ入替
機構82の平面図である。
【0070】図13に示すように、装置本体1には、カ
ートリッジ位置決め機構80に隣接させたカートリッジ
入替手段としてのカートリッジ入替機構82が設けられ
ており、このカートリッジ入替機構82を挟んでカート
リッジ位置決め機構80の反対側にはカートリッジ収納
部81が隣接して設けられている。
【0071】図14に示すように、カートリッジ収納部
81は、装置本体1上に垂設した複数の支柱92を介し
てプレート93が設けられており、さらにこのプレート
93の上面に複数の支柱92を垂設して、その上方向に
プレート93を同様に幾重かに積み上げてなる構造を有
している。それぞれのプレート93上面には、スライド
レール95がラベル連続体20の幅方向(Y座標)に併
設されている。このスライドレール95の可動部95a
には、カートリッジ2の嵌合部材4に嵌合する嵌合受部
材9が備わっており、ラベル連続体20を充填したカー
トリッジ2がプレート93の上面の所定位置に固定され
る。このようにして、カートリッジ収納部81には、ラ
ベル連続体20を充填したカートリッジ2がY軸方向
(図14の紙面に垂直な向き)に沿って多数併設するこ
とが可能になっている。
【0072】また、可動部95aは、カートリッジ入替
手段82側と、その反対側であるラベル連続体20の取
り替え側のそれぞれにおいて、X軸方向(図14の紙面
において水平な向き)に出し入れ可能になっている。こ
の可動部95aには、ツマミ付プランジャ96が設けら
れている。一方、プレート93の両端には、ツマミ付プ
ランジャ96に嵌合する位置決め穴が設けてあって、そ
れらにツマミ付プランジャ96を嵌合させることによ
り、スライドレール95上の所定位置で可動部95aを
位置決めすることができる。
【0073】また、プレート93上にはカートリッジ2
の収納の有無を確認する近接センサ98が配設されてお
り、カートリッジ収納部81に収納されたカートリッジ
2の有無を確認することができる。さらに、スライドレ
ール95のそれぞれに番地を付けて識別を行っており、
各番地に対応するカートリッジ2に収納するラベル連続
体20の品番や枚数等の情報をラベル連続体20の充填
時等に制御装置に逐次入力するようにすれば、その情報
をラベル68の剥離枚数等のカウント情報とも合わせる
ことで、各番地のカートリッジ2に収納するラベル68
の枚数等を正確に管理することができる。
【0074】また、各番地のカートリッジ2に収納する
ラベル連続体20が不足(減少)した場合においては、
制御装置は、例えばパイロットランプを点灯させる等の
動作を行って、近くの作業員にラベル連続体20充填の
時期をタイミングよく知らせることができるので、作業
効率を向上させることができる。
【0075】カートリッジ収納部81におけるラベル連
続体20の充填 以下のようにしてカートリッジ収納部81にラベル連続
体20を充填する。カートリッジ収納部81に対するカ
ートリッジ2の取り替えは、カートリッジ収納部81の
取り替え側(図14では、左側)から人手によって行
う。まず、対象のスライドレール95のツマミ付プラン
ジャ96を摘んで引き上げ、ツマミ付プランジャ96の
嵌合部をプレート93の位置決め穴から引き抜いて可動
部95aを手前に引出し、ツマミ付プランジャ96の嵌
合部を移動先のプレート93の位置決め穴に挿入して可
動部95aを引出端で位置決めする。
【0076】このようにすることで、併設されたカート
リッジ2の中から対象番地のカートリッジ2をのみ引き
出すことができるので、併設された他のカートリッジ2
の干渉域を避けた状態で、容易にラベル連続体20をカ
ートリッジ2に充填することができ、作業効率がよい。
【0077】図13に示すように、装置本体1上にはカ
ートリッジ入替機構82がカートリッジ位置決め機構8
0とカートリッジ収納部81との中間に配置されてい
る。カートリッジ入替機構82は、装置本体1上に2列
の直動ガイド100をカートリッジ収納部81のカート
リッジ2併設方向に平行に敷設しており、直動ガイド1
00の可動部上面に移動ベース101が橋設されてい
る。
【0078】一方、装置本体1上には、直動ガイド10
0に隣接するように公知のサーボスライダ102が設け
られており、移動べ一ス101の端部にはこのサーボス
ライダ102の可動部が接続されている。サーボスライ
ダ102によって移動べ一ス101の左右移動位置(Y
座標)を任意に設定することができる。
【0079】移動ベース101のもう一方の端部には公
知のサーボスライダ104が垂設されている。サーボス
ライダ104の可動部にはブラケット105が取り付け
られており、サーボスライダ104によってブラケット
105の垂直位置(Z座標)を任意に設定することがで
きる。
【0080】ブラケット105の上面には、公知のサー
ボ回転ユニット(例えばダイレクトドライブ式等)10
6が載設してあって、サーボ回転ユニット106の回転
部には、カートリッジ入替部109のベースをなすプレ
ート108が載設されている。サーボ回転ユニット10
6によって、カートリッジ入替部109の回転方向(0
度または±180度)の位置を任意に設定することがで
きる。
【0081】図15〜図17に示すカートリッジ入替部
109では、プレート108上にカートリッジ2の嵌合
部材4に嵌合する嵌合受部材118をカートリッジ2の
出し入れ方向(X座標)に載設してあり、嵌合部材4を
嵌合受部材118に出し入れ(前後摺動)可能にしてい
る。また、プレート108には、カートリッジ2の搭載
の有無を検出するための近接センサ119が設けられて
いる。
【0082】プレート108上には、前後方向(X軸方
向)に沿って直動ガイド116とボールネジ111とが
併設されている。直動ガイド116の可動部にはブロッ
ク117が載設されており、ブロック117の一方には
ボールネジ111のナット部120が貫設してある。
【0083】ボールネジ111の片端部にはサーボモー
タ110が接続されている。制御装置によってサーボモ
ータ110を駆動してボールネジ111を左右回転させ
ると、ブロック117を直動ガイド116に沿って前後
方向に移動してブロック117を所定の位置に位置決め
することができる。
【0084】ブロック117の上部にはチャック115
が載設されている。チャック115の爪は、カートリッ
ジ2のピン91の外径を把持してカートリッジ入替部1
09のカートリッジ2を前後方向(X軸方向)に出し入
れすることが可能である。また、ブロック117の中央
部にはプッシャ114が前後方向に摺動可能に貫設され
ている。プッシャ114は、適当な力のバネ113を介
在させてブロック117に弾設されている。また、プッ
シャ114の先端は、ピン91の端面に当接しており、
プッシャ114でピン91を押圧した状態にチャック1
15の爪でピン91を把持することができる。
【0085】カートリッジ入れ替え 次に、カートリッジ位置決め機構80とカートリッジ収
納部81との間でカートリッジ2を入れ替える動作につ
いて説明する。カートリッジ位置決め機構80では、上
述したようにカートリッジ2の所定位置への位置決め及
び固定がなされており、剥離台紙67からラベル68を
剥離させる一連の動作が行われている間であっても、使
用していないラベル68のカートリッジ2は入れ替えが
可能な状態にある。一方、カートリッジ収納部81に
は、以降に使用するラベル68のカートリッジ2が多数
収納されており、入替対象のカートリッジ2の収納スペ
ースは常に空き状態が確保されている。
【0086】また、カートリッジ入替部109は、所定
の原位置(YZ座標)に配置されており、サーボ回転ユ
ニット106の原位置はカートリッジ2の出し入れ側が
カートリッジ位置決め機構80側(回転0度)になるよ
うに設定されている。また、チャック115は、カート
リッジ入替部109のほぼ中間位置(X座標)に、爪が
開いた状態になっている。また、カートリッジ入替部1
09は、カートリッジ2が搭載されておらず、近接セン
サ119はオフ状態(非動作状態)になっている。
【0087】次に、制御装置によって、指示されたカー
トリッジ入替機構82にセットされている対象のカート
リッジ2をカートリッジ入替機構82から取り出して、
カートリッジ収納部81の所定位置に戻す場合について
説明する。まず、制御装置によって、サーボスライダ1
02を起動して移動ベース101を原位置から左右方向
(Y軸方向)に移動し、並行してサーボスライダ104
を起動してブラケット105を垂直方向(Z軸方向)に
移動し、カートリッジ入替部109をカートリッジ位置
決め機構80の取出対象であるカートリッジ2の受け渡
し可能な位置に位置決めする。
【0088】次に、取出対象であるカートリッジ2側の
揺動クランパ89を駆動してピン91の端面の押圧を解
除して、カートリッジ2を出し入れ自由な状態にする。
ついで、制御装置によって、サーボモータ110を駆動
してボールネジ111を回転させ、チャック115を取
出対象であるカートリッジ2側の位置までX軸方向に沿
って前進させると、プッシャ114でピン91を押圧し
た状態にしてチャック115の爪を閉じてピン91を把
持する。
【0089】そして、制御装置によって、サーボモータ
110を駆動してボールネジ111を回転させると、チ
ャック115がX軸方向に沿って後退して、カートリッ
ジ2をカートリッジ入替機構82の後退(X座標)端に
位置決めする。この状態でカートリッジ入替機構82に
カートリッジ2が搭載され、近接センサ35がオン状態
からオフ状態になり、カートリッジ入替部109に設け
られた近接センサ119がオン状態になってカートリッ
ジ2がセットされたことを検出して、制御装置にそれぞ
れの検出信号を送る。
【0090】次に、制御装置によって、サーボ回転ユニ
ット106を起動してカートリッジ入替部109を原位
置から反対のカートリッジ収納部81側に回動(180
度)させ、カートリッジ入替機構82のサーボスライダ
102を起動して移動ベース101を左右方向(Y軸方
向)に移動し、合わせてサーボスライダ104を起動し
てブラケット105を垂直方向(Z軸方向)に移動し、
カートリッジ入替部109をカートリッジ収納部81の
所定の空き収納スペース位置に位置決めする。
【0091】ついで、制御装置によって、サーボモータ
110を駆動してボールネジ111を回転させてチャッ
ク115を前進させると、近接センサ119がオフ状態
に変わることでカートリッジ2が搭載されていない状態
を検出し、カートリッジ2がカートリッジ収納部81の
空き収納スペース位置にプッシャ114でピン91を押
圧した状態にして送り込まれる。
【0092】この状態で、カートリッジ2がカートリッ
ジ収納部81に収納されると、カートリッジ2がセット
されたことが近接センサ98によって検出され、この検
出結果が制御装置に送られる。そして、制御装置によっ
て、チャック115の爪を開いてピン91の把持を開放
し、サーボモータ110を駆動してボールネジ111を
回転させると、チャック115は後退(X座標)してカ
ートリッジ入替部109のほぼ中間位置(X座標)であ
る原位置までもどる。
【0093】次に、制御装置によって、指示されたカー
トリッジ収納部81にセットされている対象のカートリ
ッジ2を取り出して、カートリッジ位置決め機構80の
所定位置に装着する場合について説明する。まず、制御
装置によって、サーボスライダ102を起動して移動べ
一ス101を現在の位置から左右方向(Y軸方向)に移
動し、合わせてサーボスライダ104を起動してブラケ
ット105を垂直方向(Z軸方向)に移動し、カートリ
ッジ入替部109をカートリッジ収納部81の取出対象
であるカートリッジ2の受け渡し可能な位置に位置決め
する。
【0094】次に、制御装置によって、サーボモータ1
10を駆動してボールネジ111を回転させ、チャック
115を取出対象であるカートリッジ2側の位置までX
軸方方向に沿って前進させると、プッシャ114でピン
91を押圧した状態にしてチャック115の爪を閉じて
ピン91を把持する。
【0095】そして、制御装置によって、サーボモータ
110を駆動してボールネジ111を回転させてチャッ
ク115をX軸方向に沿って後退させ、カートリッジ2
をカートリッジ入替機構82の後退(X座標)端に位置
決めする。この状態でカートリッジ入替機構82にカー
トリッジ2が搭載される。これにより、一方の近接セン
サ98がオン状態になるとともに他方の近接センサ11
9がオン状態になり、これらの検出結果が制御装置に送
られる。
【0096】次に、制御装置によって、サーボ回転ユニ
ット106を起動してカートリッジ入替部109を現在
の位置から反対のカートリッジ位置決め機構80側に回
動(180度→0度)させ、カートリッジ入替機構82
のサーボスライダ102を起動して移動ベース101を
左右方向(Y軸方向)に移動し、合わせてサーボスライ
ダ104を起動してブラケット105を垂直方向(Z軸
方向)に移動し、カートリッジ入替部109をカートリ
ッジ位置決め機構80の装着対象であるカートリッジ2
の受け渡し可能な位置に位置決めする。
【0097】ついで、制御装置によって、サーボモータ
110を駆動してボールネジ111を回転させてチャッ
ク115を前進させると、近接センサ119がオフ状態
になることでカートリッジ2の搭載無しの状態を検出
し、カートリッジ2がカートリッジ位置決め機構80の
装着位置にプッシャ114でピン91を押圧した状態に
して送り込まれる。
【0098】この状態で、カートリッジ2がカートリッ
ジ位置決め機構80に装着され、近接センサ35がオン
状態になってカートリッジ2の装着状態を検出して制御
装置に検出結果を送る。そして、制御装置によって、チ
ャック115の爪を開いてピン91の把持を開放し、サ
ーボモータ110を駆動してボールネジ111を回転さ
せることにより、チャック115は後退(X座標)して
カートリッジ入替部109のほぼ中間位置(X座標)で
ある原位置まで戻る。
【0099】さらに、制御装置によって、サーボスライ
ダ102を起動して移動べ一ス101を現在位置から左
右方向(Y軸方向)に移動し、合わせてサーボスライダ
104を起動してブラケット105を垂直方向(Z軸方
向)に移動し、カートリッジ入替部109を原位置まで
戻す。
【0100】本実施形態によれば、カートリッジ収納部
81には、あらかじめ多数のカートリッジ2を収納する
ことができるので、例えば1日の生産に必要なラベル6
8を充填したカートリッジ2を1日の作業を開始する前
に全て充填しておけば、カートリッジ入替機構82でカ
ートリッジ位置決め機構80とカートリッジ収納部81
との間でカートリッジ2を自動で入れ替えることがで
き、作業員が頻繁にラベル剥離装置に付いてカートリッ
ジ入れ替え作業を行う必要がないため、作業効率を大幅
に向上させることができる。
【0101】なお、本発明は上記実施形態に限定される
ものではなく、本発明の要旨の範囲で種々の変形実施が
可能である。例えば、上述した実施形態では、剥離台紙
67をロール状に巻いたラベル連続体を用いたが、剥離
台紙67を所定間隔で交互に反対方向に折り曲げて積層
させたラベル連続体を用いるようにしてもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】一実施形態のラベル剥離装置に用いられるカー
トリッジの正面図である。
【図2】図1に示したカートリッジの先端部分の構造を
示す拡大図である。
【図3】本実施形態のカートリッジの平面図である。
【図4】カートリッジに対するラベル連続体の収納状態
を示す斜視図である。
【図5】装置本体に複数のカートリッジを装着した状態
を示す平面図である。
【図6】本実施形態のラベル剥離装置に含まれる装置本
体の平面図である。
【図7】装置本体の正面図である。
【図8】装置本体の側面図である。
【図9】カッターを単独で往復移動させる機構を有する
ラベル剥離装置の変形例を示す図である。
【図10】第2の実施形態のラベル剥離装置の平面図で
ある。
【図11】第2の実施形態のラベル剥離装置の側面図で
ある。
【図12】第2の実施形態のラベル剥離装置の正面図で
ある。
【図13】カートリッジ入替機構の詳細構造を示す外観
図である。
【図14】複数のカートリッジが収納されたカートリッ
ジ収納部の詳細構造を示す図である。
【図15】カートリッジを搭載したカートリッジ入替機
構の正面図である。
【図16】カートリッジを搭載したカートリッジ入替機
構の側面図である。
【図17】カートリッジを搭載したカートリッジ入替機
構の平面図である。
【図18】従来のカートリッジ式ラベルディスペンサを
示す斜視図である。
【図19】図18に示したカートリッジ式ラベルディス
ペンサにおいてラベルを剥離する仕組みを示す図であ
る。
【符号の説明】
1 装置本体 2 カートリッジ 4 嵌合部材 5 台紙収納部 6 ガイド部 7 従動ローラ 8 止め部 9 嵌合受部材 10 送りローラ 11 駆動機構部 13 切断機構部 14 カッター 15 位置決め駆動部 16 位置検出センサ 17 印字ヘッド 18 残量検出センサ 19 支柱 20 ラベル連続体 21 駆動部 22 直動ガイド 23 エアシリンダ 24 切断機構部 25 ダイ 26 直動ガイド 27 プレート 28 ブラケット 29 止め板 30 バネ 31 位置決めピン 67 剥離台紙 68 ラベル 80 カートリッジ位置決め機構 81 カートリッジ収納部 82 カートリッジ入替機構

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のラベルが貼付された帯状の台紙を
    収納する台紙収納部と、所定の搬送面に接触させた状態
    で前記台紙が送られるとともに少なくとも一箇所で前記
    ラベルを外側にした状態で屈曲させるガイド部とを有す
    る着脱可能なカートリッジと、 屈曲した後の前記台紙に外側から押圧される送りローラ
    と、この送りローラを回転駆動することにより前記台紙
    を送る駆動機構部とを有する装置本体と、 を備えることを特徴とするラベル剥離装置。
  2. 【請求項2】 請求項1において、前記台紙収納部は互
    いに180度未満の角度をなす2つの面を有しており、
    ロール状に巻かれた前記台紙をこれら2つの面の上に載
    せるとともに、一方の面に沿って前記台紙を引き出すこ
    とを特徴とするラベル剥離装置。
  3. 【請求項3】 請求項1または2において、 前記カートリッジは、前記ガイド部に沿って送られる前
    記台紙を押圧部材を用いて部分的に押圧して押さえると
    ともに、この押圧部材と前記ガイド部との間に形成され
    る隙間を任意に拡大可能に前記押圧部材を支持する止め
    部をさらに有することを特徴とするラベル剥離装置。
  4. 【請求項4】 請求項1〜3のいずれかにおいて、 前記カートリッジは、前記装置本体に対して位置決めを
    行う嵌合部材を有しており、 前記装置本体は、前記カートリッジが装着可能な位置
    に、前記嵌合部材を着脱自在に嵌合させる嵌合受部材を
    有することを特徴とするラベル剥離装置。
  5. 【請求項5】 請求項1〜4のいずれかにおいて、 複数の前記カートリッジが装着可能であり、 前記装置本体は、複数の前記カートリッジの配列方向に
    沿って前記送りローラを移動して位置決めする位置決め
    手段をさらに備えることを特徴とするラベル剥離装置。
  6. 【請求項6】 請求項1〜5のいずれかにおいて、 前記装置本体は、前記台紙に貼付された前記ラベルの位
    置を検出する位置検出センサをさらに備えており、 前記位置検出センサによる検出結果に基づいて前記台紙
    の送り量を設定することを特徴とするラベル剥離装置。
  7. 【請求項7】 請求項1〜6のいずれかにおいて、 前記装置本体は、前記台紙の残量を検出する残量検出セ
    ンサをさらに備えることを特徴とするラベル剥離装置。
  8. 【請求項8】 請求項1〜7のいずれかにおいて、 前記装置本体は、剥離前の前記ラベルに対して印字を行
    う印字手段をさらに備えることを特徴とするラベル剥離
    装置。
  9. 【請求項9】 請求項1〜8のいずれかにおいて、 前記装置本体は、前記ラベルが剥離された後の前記台紙
    を切断する切断機構部をさらに備えることを特徴とする
    ラベル剥離装置。
  10. 【請求項10】 請求項1〜9のいずれかにおいて、 複数の前記カートリッジが装着可能であり、 前記装置本体は、複数の前記カートリッジの配列方向に
    沿って前記カートリッジを移動して位置決めするカート
    リッジ位置決め手段をさらに備えることを特徴とするラ
    ベル剥離装置。
  11. 【請求項11】 請求項1〜10のいずれかにおいて、 複数の前記カートリッジを収納可能なカートリッジ収納
    部と、前記カートリッジ収納部と前記装置本体との間で
    前記カートリッジを入れ替えるカートリッジ入替手段と
    をさらに備えることを特徴とするラベル剥離装置。
JP2002188188A 2001-06-27 2002-06-27 ラベル剥離装置 Expired - Fee Related JP4151323B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002188188A JP4151323B2 (ja) 2001-06-27 2002-06-27 ラベル剥離装置

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001-194833 2001-06-27
JP2001194833 2001-06-27
JP2002188188A JP4151323B2 (ja) 2001-06-27 2002-06-27 ラベル剥離装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2003081235A true JP2003081235A (ja) 2003-03-19
JP4151323B2 JP4151323B2 (ja) 2008-09-17

Family

ID=26617658

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2002188188A Expired - Fee Related JP4151323B2 (ja) 2001-06-27 2002-06-27 ラベル剥離装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4151323B2 (ja)

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015051796A (ja) * 2013-09-06 2015-03-19 リンテック株式会社 シート供給装置および供給方法、並びに、シート貼付装置および貼付方法
KR20160017553A (ko) * 2014-08-06 2016-02-16 한미아이티 주식회사 Rfid태그 부착 방법 및 래핑머신
JP2017171302A (ja) * 2016-03-18 2017-09-28 株式会社イシダ ラベル発行装置
CN108840155A (zh) * 2018-06-28 2018-11-20 深圳市驰旋科技有限公司 一种自动剥离脚垫装置及锁贴机
CN112791970A (zh) * 2020-12-22 2021-05-14 杭州天地印刷有限公司 一种高速自动检验机
CN113770067A (zh) * 2021-09-09 2021-12-10 杭州中芯微科技有限公司 一种用于rfid标签性能感应检测剥离设备

Cited By (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015051796A (ja) * 2013-09-06 2015-03-19 リンテック株式会社 シート供給装置および供給方法、並びに、シート貼付装置および貼付方法
KR20160017553A (ko) * 2014-08-06 2016-02-16 한미아이티 주식회사 Rfid태그 부착 방법 및 래핑머신
KR101652319B1 (ko) * 2014-08-06 2016-08-31 한미아이티 주식회사 Rfid태그 부착 방법 및 래핑머신
JP2017171302A (ja) * 2016-03-18 2017-09-28 株式会社イシダ ラベル発行装置
CN108840155A (zh) * 2018-06-28 2018-11-20 深圳市驰旋科技有限公司 一种自动剥离脚垫装置及锁贴机
CN108840155B (zh) * 2018-06-28 2024-06-07 深圳市临盛自动化有限公司 一种自动剥离脚垫装置及锁贴机
CN112791970A (zh) * 2020-12-22 2021-05-14 杭州天地印刷有限公司 一种高速自动检验机
CN112791970B (zh) * 2020-12-22 2022-08-09 杭州天地印刷有限公司 一种高速自动检验机
CN113770067A (zh) * 2021-09-09 2021-12-10 杭州中芯微科技有限公司 一种用于rfid标签性能感应检测剥离设备
CN113770067B (zh) * 2021-09-09 2023-05-12 山东新溯源电子商务有限公司 一种用于rfid标签性能感应检测剥离设备

Also Published As

Publication number Publication date
JP4151323B2 (ja) 2008-09-17

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4756034B2 (ja) 印刷版モジュールおよび印刷機
CN112405688A (zh) 一种送纸切割机
JP4202382B2 (ja) 素材ウエブをグリップする装置
JP2537569B2 (ja) シ―ト材料の積重体から切断されるピ―スのスタックを結束し取り出す方法及び装置
CN109533538B (zh) 一种全伺服自动剔补标品检机及其控制方法
US9738003B2 (en) Cartridge and tubular container trimming and refinishing apparatus for ink and label removal
CN110788535A (zh) 手机马达自动组装设备
KR101505758B1 (ko) 스탬핑 기계용 스트립 안내 장치
JP2003081235A (ja) ラベル剥離装置
US9272502B2 (en) Cartridge and tubular container trimming and refinishing apparatus for ink and label removal and method of use
KR101205709B1 (ko) 바코드 라벨 스티커 탈?부착 장치
KR910000613B1 (ko) 전자부품이 장치된 기록용 테이프의 감기방법과 그 장치
US8220389B2 (en) Tray surface cleaning device
JP4470114B2 (ja) ラベル貼付装置
JP4661227B2 (ja) ラベル貼付装置
KR20160047781A (ko) 전자부품 라벨링 장비
KR101915205B1 (ko) 부품 공급 장치
TWI693157B (zh) 貼膜設備
KR102163649B1 (ko) 에어백용 스티커라벨의 자동화장치
JP6924670B2 (ja) シート供給装置およびシート供給方法
CN218401156U (zh) 一种贴膜设备
CN212552649U (zh) 一种耳机中盖护网自动组装机
JP5354743B2 (ja) マーク材の自動搬送切断装置
JP2670820B2 (ja) 個別ラミネートラベル製造装置
CN219383124U (zh) 自动原位取标贴合机

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20040908

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20070723

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20070731

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20080422

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20080515

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20080610

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20080623

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110711

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120711

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120711

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130711

Year of fee payment: 5

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees