JP2003080409A - 工作機械の主軸装置 - Google Patents

工作機械の主軸装置

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JP2003080409A
JP2003080409A JP2001271141A JP2001271141A JP2003080409A JP 2003080409 A JP2003080409 A JP 2003080409A JP 2001271141 A JP2001271141 A JP 2001271141A JP 2001271141 A JP2001271141 A JP 2001271141A JP 2003080409 A JP2003080409 A JP 2003080409A
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JP
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tool holder
spindle
air hole
compressed air
tip
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JP2001271141A
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English (en)
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Akitoshi Sato
秋利 佐藤
Tetsuya Yamada
哲也 山田
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Howa Machinery Ltd
Original Assignee
Howa Machinery Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 簡単な構成であって、工具ホルダが主軸の先
端部に正しく装着しているか否かを確認できる工作機械
の主軸装置を提供する。 【解決手段】 ハウジング3に工具ホルダ装着確認用空
気孔20を設け、ドローバー9には、ドローバー9の引
込みで主軸5の先端部に工具ホルダ7が正常に装着され
た時にのみ前記空気孔20と対向するように検出部24
aを設け、空気孔20から検出部24aに向けて噴射さ
れる圧縮空気圧と、空気孔20から検出部24a以外に
向けて噴射される圧縮空気圧とを検知するようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ハウジングに軸受
を介して回転可能に支持された主軸の先端部に、軸方向
後方に付勢されたドローバーによって工具ホルダを装着
するようにした工作機械の主軸装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、ドローバーの後部に円板部材を取
り付け、ドローバーの移動による前記円板部材の軸方向
の位置を検出するように2個の近接スイッチがハウジン
グに設置してある工作機械の主軸装置が知られている
(特許第3159923号)。この工作機械の主軸装置
では、工具交換装置等により主軸の先端部に工具ホルダ
が挿入され、軸方向後方に付勢されたドローバーによっ
て工具ホルダが主軸の先端部に装着されるときに、ドロ
ーバーの移動による円板部材の軸方向位置が2個の近接
スイッチによって検出され、2個の近接スイッチのオン
・オフ状態により、工具ホルダが主軸の先端部に正しく
装着しているか否かを確認するようになっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記した工作機械の主
軸装置では、第1の近接スイッチがオン状態・第2の
近接スイッチがオフ状態の場合では、工具ホルダが主軸
の先端部に挿入された後、工具ホルダが正しく主軸の先
端部に装着されたことが確認される。第1・2の近接
スイッチがオフ状態の場合では、工具ホルダが主軸の先
端部に挿入された後、工具ホルダが正しく主軸の先端部
に装着されていないことが確認される。第1の近接ス
イッチがオフ状態・第2の近接スイッチがオン状態の場
合では、工具ホルダが主軸の先端部に挿入されていない
ことが確認される。このように、2個の近接スイッチを
設置したことで〜のことが確認される。ところが、
またはのどちらかが確認されると、作業者が不具合
を解消するために主軸装置を見ることから、かの確
認が作業者によって行われるので、上記を区別する
ために2個の近接スイッチを設置する必要がない。ま
た、ハウジング後部の限られたスペースに2個の近接ス
イッチを設置すると、主軸装置の後部が複雑な構成とな
る。そこで、本発明の課題は、簡単な構成であって、工
具ホルダが主軸の先端部に正しく装着しているか否かを
確認できる工作機械の主軸装置を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記課題解決のために、
本願は、ハウジングに軸受を介して回転可能に支持され
た主軸の先端部に、軸方向後方に付勢されたドローバー
によって工具ホルダを装着するようにした工作機械の主
軸装置において、前記ハウジングにドローバーに向けて
工具ホルダ装着確認用空気孔を設け、ドローバーには、
ドローバーの引込みで主軸の先端部に工具ホルダが正常
に装着された時にのみ前記空気孔と対向する検出部を備
えた検出部材を設け、前記空気孔から工具ホルダ装着確
認用圧縮空気を検出部に向けて噴射し、その圧縮空気圧
を検知する検出手段を備えた。前記検出部はリング状で
あり、検出部は空気孔径と略同じ幅とした。
【0005】
【発明の実施の形態】実施の形態について図面を参照し
て説明する。図1に示す工作機械の主軸装置1は、主軸
駆動用モータ2の前方に、ハウジング3内に設けた複数
の軸受4を介して回転自在に支持された主軸5を連結し
て構成されたものである。主軸駆動用モータ2によって
回転する主軸5の先端部にはテーパ孔6が形成されてお
り、そのテーパ孔6には、工具マガジン(図示しない)
から工具交換装置(図示しない)により、工具Tが取付
けられた工具ホルダ7が挿入される。前記テーパ孔6に
連続するように主軸5の軸心には、前方が小径孔である
貫通孔8が穿設されており、その貫通孔8にはドローバ
ー9が軸方向摺動自在に挿通されている。
【0006】ドローバー9はネジ部を形成した軸部9a
の後方に、後述する付勢手段11が当接する当接部9b
が形成されたものである。前記ネジ部には、ドローバー
9の軸方向後方移動により工具ホルダ7のプルスタッド
7aと係合する保持部10が螺合されている。ドローバ
ー9の当接部9bの前端面と貫通孔8の段部端面との間
には、付勢手段として例示する多数の皿バネ11が積層
されている。この皿バネ11のバネ力によってドローバ
ー9が軸方向後方に付勢されており、前記テーパ孔6に
挿入された工具ホルダ7のプルスタッド7aと係合した
保持部10が貫通孔8の軸方向後方に引込まれて、工具
ホルダ7が主軸5の先端部(テーパ孔6)に装着される
ようになっている。
【0007】主軸5の後部には、主軸5の先端部(テー
パ孔6)に装着された工具ホルダ7の装着状態を解除す
る解除機構12が備えられている。その解除機構12
は、ドローバー9の当接部9bを貫通し、両端が主軸5
の外周面から外方に突出したピン部材13を、主軸5外
周面に沿って前後方向に摺動自在に取付けられた移動部
材14を介して軸方向前方に押し出すことで、工具ホル
ダ7のプルスタッド7aと係合している保持部10を貫
通孔8の軸方向前方に押し出し、工具ホルダ7のプルス
タッド7aと保持部10との係合を解除するようにした
ものである。前記移動部材14は、図示しない駆動装置
により前方に揺動される揺動アーム15によって軸方向
前方に移動し、工具ホルダ7が主軸5の先端部(テーパ
孔6)に挿入されると、軸方向後方に付勢されるドロー
バー9によって軸方向後方に移動するようになってい
る。
【0008】本実施形態では、ハウジング3にドローバ
ー9に向けて工具ホルダ装着確認用空気孔20が設けて
ある。その空気孔20には空気供給路21を介して空気
供給源22から工具ホルダ装着確認用圧縮空気が供給さ
れ、空気孔20からドローバー9に向けて圧縮空気を噴
射するようにしてある。空気供給路21には圧縮空気圧
を検知する検出手段23が備えてあり、その検出手段2
3によって、工具ホルダ装着確認用空気孔20からドロ
ーバー9に向けて噴射される圧縮空気圧が検知される。
ドローバー9には、ピン部材13を覆うように配置した
検出部材24がネジ部材25を介して移動部材14に固
定してある。その検出部材24には、空気孔20直径と
略同じ幅であるリング状の検出部24aが形成してあ
り、検出部24aが、ドローバー9の引込みで主軸5の
先端部(テーパ孔6)に工具ホルダ7が正常に装着され
た時にのみ前記空気孔20と微小隙間L1を介して対向
するようにしてある(図3の状態)。そして、検出部2
4aが正しく空気孔20と対向した時に検知されるべき
圧縮空気圧が、予め検出手段23に設定させてあり、ド
ローバー9が後退して、工具ホルダ7を主軸5の先端部
に装着したタイミングで前記圧縮空気圧以外が検知され
ると、外部に異常を知らせるようにしてある。
【0009】上記した工作機械の主軸装置1では、工具
マガジン(図示しない)から工具交換装置(図示しな
い)によって、工具ホルダ7が主軸5の先端部に挿入さ
れた後、ドローバー9が後退して、工具ホルダ7を主軸
5の先端部に装着したタイミングで、空気孔20からド
ローバー9に向けて圧縮空気を噴射するようにした。す
ると、検出手段23に検知される圧縮空気圧が、(1)
予め検出手段23に設定させた圧縮空気圧であるとき
と、(2)前記圧縮空気圧以外であるときの2通りが確
認されるようになる。先ず、図3に示すように、ドロー
バー9に設けた検出部24aが微小隙間L1を介して空
気孔20と対向する位置にあると、圧縮空気圧が(1)
の圧縮空気圧まで上昇するので、工具ホルダ7は主軸5
の先端部(テーパ孔6)に正しく装着された状態である
と確認される。
【0010】次に、図4(a)に示すように、加工によ
り発生した切屑や加工領域に飛散した切削油などが工具
ホルダ7及び、主軸5の先端部(テーパ孔6)に付着し
たままドローバー9が後退したために、検出部24a以
外の検出部材20外周面が隙間L2を介して空気孔20
と対向する位置にあると、圧縮空気圧が(1)の圧縮空
気圧まで上昇しないので、工具ホルダ7は主軸5の先端
部(テーパ孔6)に正しく装着されていない状態である
と確認される。また、図4の(b)に示すように、工具
ホルダ7が主軸5の先端部に挿入されていないままドロ
ーバー9が後退したために、ドローバー9に設けた検出
部材24が空気孔20と対向する位置にないと、圧縮空
気圧が(1)の圧縮空気圧まで上昇しないので、工具ホ
ルダ7は主軸5の先端部(テーパ孔6)に正しく装着さ
れていない状態であると確認される。尚、本実施形態で
は、工具ホルダ7が主軸5の先端部(テーパ孔6)に正
しく装着されていないと確認されると、作業者が不具合
の解消のために主軸装置1を見ることで、工具ホルダ7
が主軸5の先端部に正常に装着されていないか、或い
は、工具ホルダ7が主軸5の先端部に装着されていない
かを判断するようにしてある。
【0011】従って、ドローバー9に、ドローバー9の
引込みで主軸5の先端部に工具ホルダ7が正常に装着さ
れた時にのみ前記空気孔20と微小隙間L1を介して対
向する検出部24aを設け、ハウジング3に設けた空気
孔20からドローバー9に向けて圧縮空気を噴射したと
きに、前記検出部24aに向けて噴射された圧縮空気圧
か、それ以外の圧縮空気圧のどちらかであるかを確認す
るだけで、主軸5の先端部に工具ホルダ7が正常に装着
されたか否かの確認が容易に行えることになる。そし
て、1つの空気孔20から噴射した圧縮空気圧を検知す
るだけの簡単な構成である。
【0012】
【発明の効果】以上のように本発明は、ハウジングに工
具ホルダ装着確認用空気孔を設け、ドローバーには、ド
ローバーの引込みで主軸の先端部に工具ホルダが正常に
装着された時にのみ前記空気孔と対向するように検出部
を設け、空気孔から検出部に向けて噴射される圧縮空気
圧と、空気孔から検出部以外に向けて噴射される圧縮空
気圧とを検知することで、主軸の先端部に工具ホルダが
正常に装着されたか否かの確認が行える。また、主軸に
よって回転する移動部材に取付けた検出部材にリング状
の検出部を形成したことで、円周方向のどの位置におい
ても空気孔から噴射される圧縮空気が確実に検出部に吹
き付けられるため、空気孔の形成箇所の自由度が増す。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の工作機械の主軸装置を示す図である。
【図2】図1のII−II線拡大断面図である。
【図3】主軸の先端部に工具ホルダが正常に装着された
状態を示す図である。
【図4】主軸の先端部に工具ホルダが正常に装着されな
い状態を示す図である。
【符号の説明】
1 主軸装置 3 ハウジング 4 軸受 5 主軸 7 工具ホルダ 9 ドローバー 20 工具ホルダ装着確認用空気孔 23 検出手段 24 検出部材 24a 検出部

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ハウジングに軸受を介して回転可能に支
    持された主軸の先端部に、軸方向後方に付勢されたドロ
    ーバーによって工具ホルダを装着するようにした工作機
    械の主軸装置において、前記ハウジングにドローバーに
    向けて工具ホルダ装着確認用空気孔を設け、ドローバー
    には、ドローバーの引込みで主軸の先端部に工具ホルダ
    が正常に装着された時にのみ前記空気孔と対向する検出
    部を備えた検出部材を設け、前記空気孔から工具ホルダ
    装着確認用圧縮空気を検出部に向けて噴射し、その圧縮
    空気圧を検知する検出手段を備えたことを特徴とする工
    作機械の主軸装置。
  2. 【請求項2】 検出部はリング状であり、検出部は空気
    孔径と略同じ幅であることを特徴とする請求項1記載の
    工作機械の主軸装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013208659A (ja) * 2012-03-30 2013-10-10 Shin Nippon Koki Co Ltd 工作機械
JP2013208660A (ja) * 2012-03-30 2013-10-10 Shin Nippon Koki Co Ltd 工作機械
JP2020069566A (ja) * 2018-10-31 2020-05-07 日精ホンママシナリー株式会社 工具着座確認機能付き回転工具用主軸

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