JP2003079999A

JP2003079999A - 物干し装置

Info

Publication number: JP2003079999A
Application number: JP2001282034A
Authority: JP
Inventors: Kojiro Morii; 幸治郎森井
Original assignee: Matsushita Electric Works Ltd
Current assignee: Panasonic Electric Works Co Ltd
Priority date: 2001-09-17
Filing date: 2001-09-17
Publication date: 2003-03-18

Abstract

(57)【要約】【課題】住宅等の室内に設置して外観や居住性が損わ
れるおそれがない物干し装置を提供する。【解決手段】前面（１）が開口せる溝状の本体（２）
の内部に、起倒自在に竿支持アーム（４）を収納すると
共に、該本体（２）の外周面部にカバー体（５）を被着
してなる。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】この出願の発明は、物干し装
置に関するものである。さらに詳しくは、この出願の発
明は、住宅等の室内に設置して外観や居住性が損われる
おそれがない物干し装置に関するものである。

【０００２】

【従来の技術】従来、住宅等の室内に物干し装置を設置
する場合には、床面に立設した柱体に竿支持アームを架
設したり、壁面に竿支持アームを取り付けて突設したり
していた。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の物干し装置においては、床面、壁面等に柱体、竿支
持アーム等が突出するため、室内の外観が損われたり、
突出した柱体、竿支持アーム等が邪魔になって居住性が
損われたりするという問題があった。

【０００４】この出願の発明は、以上の通りの事情に鑑
みて為されたものであり、上記の問題点を解消し、住宅
等の室内に設置して外観や居住性が損われるおそれがな
い物干し装置を提供することを目的としている。

【０００５】

【課題を解決するための手段】この出願の発明は、上記
の課題を解消するためになされたものであって、第１の
発明は、前面が開口せる溝状の本体の内部に、起倒自在
に竿支持アームを収納すると共に、該本体の外周面部に
カバー体を被着してなることを特徴とする物干し装置を
提供する。

【０００６】また、第２の発明は、折りたたみ自在な連
結軸体を介して、本体の内部に、起倒自在に竿支持アー
ムを収納してなる前記の物干し装置を、第３の発明は、
竿支持アームの先端部に、本体に固定・離脱自在なキャ
ッチャー部材を設けてなる前記いずれかの物干し装置を
提供する。

【０００７】

【発明の実施の形態】この出願の発明は、上記の通りの
特徴をもつものであるが、以下、その実施の形態につい
て説明する。

【０００８】図１は、この出願の発明の一実施例を例示
した分解斜視図、図２は、同実施例の使用状態を例示し
た側面図、図３は、同実施例の収納状態を例示した側面
図、図４は、同収納状態を例示した正面図である。

【０００９】図１〜図４に示したように、この出願の発
明の物干し装置は、前面（１）が開口せる縦長の長尺箱
体よりなる溝状の本体（２）の内部に、垂直状態または
水平状態に保持するように支軸（３）を介して矢印にて
示す如く起倒自在に竿支持アーム（４）を嵌合して収納
すると共に、該本体（２）の外周面部に額縁状のカバー
体（５）を外嵌して被着してなるものである。

【００１０】なお、この出願の発明において、本体
（２）を形成する場合には、例えば、鋼板等の金属板を
折り曲げ加工したり、繊維強化ポリエステル樹脂等の合
成樹脂にて成形したりして形成すれば良い。

【００１１】また、竿支持アーム（４）を形成する場合
には、例えば、図１に示したように、本体（２）と略同
形状で、かつ、本体（２）内部に嵌合するように一回り
小さく形成した溝状の竿支持アーム（４）を、本体
（２）と同様にして、金属板、合成樹脂等にて形成した
り、棒状、管状、長尺板状等の竿支持アームを金属、合
成樹脂等にて形成したりし、かつ、図１〜図３に示した
ように、竿支持アーム（４）の所望の位置に半円状等の
切欠き（６）を設け、該切欠き（６）を利用して物干し
竿、その他物干し補助部材等が掛けられるように形成し
たりすれば良い。

【００１２】特に、図１に示したように溝状の本体
（２）の内部に溝状の竿支持アーム（４）を、両者の開
口部を対向させて、図３に示したように収納し、該収納
時に竿支持アーム（４）の外表面部（背面部）がカバー
体（５）の表面部と略面一となるように形成すると、竿
支持アーム（４）の収納時に、収納部表面が平滑美麗に
なるので好適である。

【００１３】また、カバー体（５）は、後述するように
図２に示す如くこの出願の発明の物干し装置を壁面
（７）に取り付けた場合に、壁面（７）となじむように
着色、模様、凹凸仕上げ等を施すと、違和感なく美麗に
仕上がるので好適である。

【００１４】また、この出願の発明の物干し装置を住宅
等の室内に設置する場合には、例えば、図２に示したよ
うに、背面に柱、その他の構造材が配設されている壁面
（７）に本体（２）を当接し、ビス、釘等の止具（８）
を構造材に向けて打設することによって固定し、さら
に、該本体（２）の外周面部にカバー体（５）を外嵌
し、カバー体（５）および本体（２）の止具孔（９）に
止具を貫通止着して固定することによって設置すれば良
い。

【００１５】上記この出願の発明の物干し装置において
は、竿支持アーム（４）に物干し竿、その他物干し補助
部材等を掛けて使用しない、所謂、通常時には、竿支持
アーム（４）が壁面（７）に突出しないように本体
（２）内部に収納することができると共に、本体（２）
が直接露出しないようにカバー体（５）を被着している
ので、住宅等の室内の壁面（７）に設置した場合に、外
観や居住性が損なわれるおそれがない。

【００１６】また、この出願の発明において、本体
（２）の内部に、起倒自在に竿支持アーム（４）を収納
する場合には、例えば、図１および図２に示したよう
に、中央部（１０）で折りたたみ自在で、かつ、両端部
を支軸（１１）を介して本体（２）および竿支持アーム
（４）に連結した連結軸体（１２）や、スライド伸縮自
在な連結軸体等を介して、本体（２）の内部に、起倒自
在に竿支持アーム（４）を収納すれば良い。

【００１７】特に、図１および図２に示したように、折
りたたみ自在な連結軸体（１２）を介して、本体（２）
の内部に、起倒自在に竿支持アーム（４）を収納した場
合には、竿支持アーム（４）を図３および図４に示した
ように起立させて本体（２）の内部に収納する際に、連
結軸体（１２）も折りたたんで円滑に収納することがで
きると共に、竿支持アーム（４）を図１および図２に示
したように倒して使用する際に、簡単、確実に特定の角
度に保持して使用することができる。

【００１８】また、この出願の発明において、例えば、
図３に示したように、竿支持アーム（４）の先端部に、
竿支持アーム（４）を起立させて本体（２）の内部に押
し込むと本体（２）に固定され、再度押し込むと本体
（２）から離脱する機構を備えた、所謂、固定・離脱自
在な汎用のキャッチヤー部材（１３）を取り付けて設け
た場合には、竿支持アーム（４）を簡単、確実に本体
（２）の内部に固定させて収納したり、本体（２）から
離脱させて倒したりすることができる。

【００１９】もちろん、この出願の発明は、以上の実施
形態によって限定されるものではない。本体、竿支持ア
ームおよびカバー体の形状、構造、連結軸体の形状、構
造等、細部については様々な態様が可能であることは言
うまでもない。

【００２０】

【発明の効果】以上詳しく説明した通り、この出願の発
明によって、住宅等の室内に設置して外観や居住性が損
われるおそれがない。

【図面の簡単な説明】

【図１】この出願の発明の一実施例を例示した分解斜視
図である。

【図２】同実施例の使用状態を例示した側面図である。

【図３】同実施例の収納状態を例示した側面図である。

【図４】同収納状態を例示した正面図である。

【符号の説明】

１前面２本体３支軸４竿支持アーム５カバー体６切欠き７壁面８止具９止具孔１０中央部１１支軸１２連結軸体１３キャッチャー部材

Claims

【特許請求の範囲】

【請求項１】前面が開口せる溝状の本体の内部に、起
倒自在に竿支持アームを収納すると共に、該本体の外周
面部にカバー体を被着してなることを特徴とする物干し
装置。
【請求項２】折りたたみ自在な連結軸体を介して、本
体の内部に、起倒自在に竿支持アームを収納してなる請
求項１記載の物干し装置。
【請求項３】竿支持アームの先端部に、本体に固定・
離脱自在なキャッチャー部材を設けてなる請求項１また
は２記載の物干し装置。