JP2003078905A - 端末装置、データ送信システム、方法、およびプログラム - Google Patents

端末装置、データ送信システム、方法、およびプログラム

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JP2003078905A
JP2003078905A JP2001268972A JP2001268972A JP2003078905A JP 2003078905 A JP2003078905 A JP 2003078905A JP 2001268972 A JP2001268972 A JP 2001268972A JP 2001268972 A JP2001268972 A JP 2001268972A JP 2003078905 A JP2003078905 A JP 2003078905A
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Hirofumi Nomoto
弘文 野本
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 撮像した画像を携帯端末から、自動的にサー
バへと画像データを送信する。 【解決手段】 緊急モードでの撮像により得た画像デー
タはRAM12に一時的に記録され(ステップS2)、
無線通信処理手段15により、画像データとともに撮像
時刻が最寄りの基地局3へと送信され、基地局3の位置
データが付与されて、基地局3から公衆回線網7を介し
て管理サーバ5へと送信される(ステップS3)。緊急
データを受信した管理サーバ5は、緊急データを緊急デ
ータ格納部5a1に格納する(ステップS4)。管理サ
ーバ5の登録内容格納部5a2に格納されている契約内
容が、ユーザがセキュリティサービスを受ける契約内容
である場合、転送手段5cにより緊急データをサーバ6
へと転送する(ステップS6)。そうでなければ、緊急
データのサーバ6への転送は行わない(ステップS
7)。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、緊急時に、画像デ
ータを含むデータを所定のサーバに送信可能な端末装
置、データ送信システム、方法、およびプログラムに関
する。
【0002】
【従来の技術】昨今、携帯電話等の携帯端末は、カメラ
等の撮像手段を付加し、この撮像手段により撮像した画
像データを、ネットワーク回線に接続されたサーバを介
して他のユーザの携帯端末に転送する等の操作が可能な
ものが開発されている。
【0003】撮像手段を備えた、従来の携帯端末の画像
送信に用いられる構成要素のブロック図の一例を図5
に、また、撮像して得られた画像を送信する際のフロー
チャートの一例を図6にそれぞれ示す。
【0004】この撮像手段を備えた従来の携帯端末10
0は、機器全般の処理を扱うCPU(Central Processi
ng Unit)101、プログラムが保存されているROM
(Read Only Memory)102、画像データを一時的に高
速処理するために扱うデータを蓄えるRAM(Randam A
ccess Memory)103、CCD(Charge Coupled Devic
e)撮像素子やレンズなどの光学系を含む撮像手段10
4、撮像手段104によって得られた画像情報をユーザ
に表示するための液晶表示板からなる表示手段105、
撮影した画像データを蓄積するための画像記憶メモリ1
06、通信用の無線通信処理手段107、そして、ユー
ザが携帯端末100のCPU101に希望する機能を実
行させるためのダイヤルキー等の入力手段108とから
構成される。
【0005】まず、撮像された画像データは、画像記憶
メモリ106に保存される(ステップS101)。ユー
ザが画像データの送信を行うため、入力手段108から
表示手段105に、携帯端末100で行える機能を選択
するメニューを表示させ(ステップS102)、この機
能選択メニューより画像送信の項目を選択し、入力手段
108により入力(ステップS103)する。この入力
信号により表示手段105には、送信先を入力する画面
が表示され、ユーザが入力手段108により送信先のア
ドレスを入力する(ステップS104)。なお、複数の
所定の送信先が携帯端末100の他の記憶領域に保存さ
れている場合は、これら登録済みの送信先のアドレスが
表示され、この中から送信先を選択する。次いで、表示
手段105には送信先に誤りがないかどうかを確認する
画面が表示され、誤りがなければ送信を承諾する旨を入
力手段108により入力する(ステップS105)。次
いで、無線通信処理手段107により、画像記憶メモリ
106に保存されている画像データが送信先へと送信さ
れる(ステップS106)。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】近年、凶悪な犯罪が急
激に増加しており、このような犯罪に巻き込まれるおそ
れが増してきている。撮像手段を有する従来の携帯端末
は、このような犯罪に遭遇した際、例えば、犯人を撮影
し、この画像データを警備会社、あるいは警察のサーバ
等に送信することも可能である。
【0007】しかしながら、ユーザが事件に巻き込まれ
た当事者の場合、画像を送信するに際して、上述したよ
うな手順を踏む時間および精神的余裕があるとは到底考
えられない。
【0008】このように、撮像手段を有する従来の携帯
端末は、緊急時に即座に画像を警察等のサーバに送信す
ることが困難であった。
【0009】また、防犯に関して、金融関係やコンビニ
エンスストア等、既に店舗内に防犯カメラを設置してい
る場合でも、防犯カメラで犯人の顔を正面、あるいは近
傍から撮影するのは困難であった。
【0010】そこで本発明は、緊急時に即座に画像デー
タを含むデータを、所定のサーバに送信可能な端末装
置、データ送信システム、方法、プログラムを提供する
ことを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
本発明の端末装置は、ネットワークと接続する手段と、
撮像により画像データを作成する撮像手段と、前記ネッ
トワークに接続されている外部の装置に対して前記画像
データを含むデータを送信する送信手段とを有する端末
装置において、ユーザが前記画像データを送信するため
の手順を踏んでから前記外部の装置に対して前記データ
を送信する第1のモードと、前記撮像手段による撮像が
なされると、ユーザが前記データを送信するための手順
を踏まずとも、所定の前記外部の装置に対して前記デー
タを送信する第2のモードとを選択可能な選択手段を有
することを特徴とする。
【0012】上記の通りの本発明の端末装置は、画像デ
ータを含むデータを送信するのに、選択手段で第1およ
び第2のモードを選択できる。すなわち、本発明の端末
装置は、ユーザが第2のモードを選択しておくことで、
撮像手段で得た画像データを送信するための手順を踏ま
ずとも自動的に所定の外部の装置に送信することができ
る。また、撮像することで、ユーザが送信を意識せずと
も自動的に所定の外部の装置に撮像した画像が送信され
るため、ユーザが事件に巻き込まれたとしても、所定の
外部の装置を操作する、ユーザ以外の第3者が画像を入
手することでユーザが危険な状況にあることを知ること
ができる。特に、送信されてきた画像が犯人像であった
場合、犯人を特定しやすくなる。
【0013】また、本発明の端末装置が、携帯端末装置
であってもよい。この場合、ユーザが事件に巻き込まれ
た際など、その場で犯人像を撮像できることとなる。す
なわち、ユーザが本発明の端末装置を携帯していること
を犯人が事前に知っていると、犯人は不用意に犯罪を犯
すことができなくなり、本発明を携帯防犯装置として機
能させることができる。
【0014】本発明のデータ送信システムは、撮像され
た画像データを含むデータを、端末装置から、ネットワ
ークを介して外部の装置へと送信するデータ送信システ
ムであって、本発明の端末装置と、前記第2のモードで
送信されてきた前記データを蓄積する格納手段を有する
第1のサーバと、警備を業務とする企業に管理され、前
記第2のモードで送信された前記データを、前記第1の
サーバを介して受信可能な第2のサーバとを有すること
を特徴とする。
【0015】上記の通りの本発明のデータ送信システム
は、端末装置から第2のモード、すなわち、撮像される
と即座に画像データを含むデータが第1のサーバの格納
手段に格納され、さらに、必要に応じて、このデータ
を、第1のサーバから、警備を業務とする企業に管理さ
れている第2のサーバへと転送することができる。すな
わち、ユーザが第2のモードで犯人の顔を撮像すると、
ユーザが送信を意識することなく、即座にその画像デー
タを警備会社のサーバへと送信することができる。
【0016】本発明のデータ送信方法は、本発明のデー
タ送信システムを用いて、撮像された画像データを含む
データを端末装置から、ネットワークを介して外部の装
置へと送信するデータ送信方法であって、前記第2のモ
ードで送信されてきた前記データを前記第1のサーバの
前記格納手段に蓄積するステップと、前記端末装置のユ
ーザからの許諾を得ている場合、前記第1のサーバの前
記格納手段に蓄積された前記データを前記第2のサーバ
に送信するステップとを含むことを特徴とする。
【0017】上記の通りの本発明のデータ送信方法は、
端末装置のユーザからの許諾を得ている場合、即座に画
像データを端末装置から警備会社のサーバへと送信する
ことができる。また、ユーザが許諾していない場合に
は、第1のサーバの格納手段に画像データを収納してお
くだけ、すなわち、第1のサーバを画像データの保管手
段として利用することができる。なお、第1のサーバを
画像データの保管手段としてのみ利用することを希望
し、警備会社の第2のサーバへの転送することで警備会
社からのサービスを受けることまでは希望していないユ
ーザにおいても、ユーザの端末装置から自動的に送信さ
れてきた画像は、第1のサーバの格納手段に蓄積されて
いるため、ユーザが犯罪に巻き込まれた場合、第1のサ
ーバに蓄積された画像を事件解決のための手掛かりとす
ることができる。当然、犯人は、ユーザが本発明のシス
テムに加入していることを事前に知っていれば犯罪を犯
しにくくなるため、本発明を防犯システムとして機能さ
せることができる。
【0018】本発明のプログラムは本発明のデータ送信
システムによる処理をコンピュータに実行させるための
プログラムであって、前記第2のモードで送信されてき
た前記データを前記第1のサーバの前記格納手段に蓄積
する処理と、前記携帯端末装置のユーザからの許諾を得
ている場合、前記第1のサーバの前記格納手段に蓄積さ
れた前記データを前記第2のサーバに送信する処理とを
コンピュータに実行させることを特徴とする。
【0019】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して説明する。
【0020】なお、以下の説明では、本発明のデータ送
信システムにより画像データを含むデータを所定のサー
バに送信するモードを緊急モード、それ以外のデータ送
信方法により画像データを含むデータを送信するモード
を通常モードと定義して説明する。また、画像データと
は、静止画データおよび動画データを含む。
【0021】図1に、本発明のデータ送信システムの一
例のシステム構成図を示す。
【0022】本実施形態のデータ送信システムは、ユー
ザに所持されている、撮像手段1を有する携帯電話、あ
るいはPHS(Personal Handyphon
e System)等の携帯端末2と、ユーザの現在の
所在地に最も近い基地局3と、本実施形態のデータ送信
システムを運営する管理会社に管理され、記録媒体4に
記録されたプログラムに従い動作する管理サーバ5と、
管理会社と契約関係にある警備会社が管理するサーバ6
と、通信網である公衆回線網7とを含む。
【0023】なお、本実施形態のデータ送信システムを
実行するためのプログラムは、警備会社が管理するサー
バ6に読み込まれるものであってもよいし、管理サーバ
5とサーバ6とは同一のサーバであってもよい。
【0024】図2に本発明の携帯電話の画像送信に用い
られる構成要素の一例のブロック図を、図3に、本発明
の管理サーバの構成要素の一例のブロック図を、また、
図4に本発明のデータ送信方法の一例を説明するフロー
チャートをそれぞれ示す。
【0025】本実施形態の携帯端末2は、携帯端末2全
般の処理を扱うCPU10と、ROM11と、画像デー
タを一時的に蓄えるRAM12と、CCD撮像素子やレ
ンズなどの光学系、フラッシュ、およびシャッタ等を含
む撮像手段1と、撮像手段1によって得られた画像情報
をユーザに表示するための液晶表示板からなる表示手段
13と、撮影した画像データを蓄積するための画像記憶
メモリ14、通信用の無線通信処理手段15、そして、
ユーザが携帯端末2のCPU10に希望する機能を実行
させるためのプッシュダイヤルキー等の入力手段16
と、緊急モードで画像を送信するか、通常モードで画像
を送信するかを選択する選択手段17とを有する。
【0026】ROM11には、緊急モードにより画像デ
ータを含むデータを送信するためのプログラム、および
通常のデータ送信方法により画像を含むデータを送信す
るためのプログラムが記録されている。
【0027】選択手段17は、携帯端末2の本体に設け
られたモード選択専用のキーであってもよいし、あるい
は、入力手段16を利用して表示手段13に表示された
モード選択画面でいずれかのモードを選択する構成のも
のであってもよい。このように選択手段17によるモー
ド選択は、携帯端末2の電源がオンされた後にユーザ自
身がいずれのモードを選択するものであってもよいが、
これに限定されるものではなく、例えば、電源がオンさ
れることで必ず緊急モードが選択されるように予め指定
しておくものであってもよい。
【0028】管理サーバ5は、緊急モードで送信されて
きた緊急データを格納する緊急データ格納部5a1、お
よびユーザが管理会社との間で契約した契約内容、登録
番号、パスワード等のデータを格納する登録内容格納部
5a2とを有するデータ格納部5aと、登録内容格納部
5a2に格納された、ユーザが管理会社との間で契約し
た契約内容に基づき、緊急データを警備会社のサーバ6
に転送するかどうかを判断する判断手段5bと、緊急デ
ータをサーバ6に転送するための転送手段5cとを有す
る。
【0029】ユーザは、管理サーバ5を管理する企業と
の間で緊急モードを利用するための会員登録、さらに
は、警備会社によるセキュリティサービスを受けるかど
うかを契約しておき、会員番号およびパスワードを受け
取っておく。この会員登録を済ませておくことで、緊急
モードが利用できるとともに、ユーザの希望により警備
会社によるセキュリティサービスを受けることもでき
る。もちろん、ユーザが警備会社によるセキュリティサ
ービスを受ける必要がない場合は、緊急モードの利用の
みとすることもできる。
【0030】管理サーバ5を管理する企業は、ユーザが
緊急モードを利用するための利用料金を、さらには、ユ
ーザがセキュリティサービスを受けることを希望した場
合には、さらに追加料金を収益とすることができる。
【0031】次に、本実施形態のデータ送信システムに
よる、データ送信方法の処理手順を図4のフローチャー
トを用いて説明する。
【0032】なお、ここでは、携帯端末2の電源がオン
された後にユーザ自身が緊急モードあるいは通常モード
のいずれかを選択する方式であるものとして説明する。
【0033】まず、緊急モードが選択されていることを
CPU10が認識する(ステップS1)。
【0034】緊急モードでの撮像がなされる、すなわ
ち、撮像手段1のシャッタが押されると、まず、撮像に
より得た画像データはRAM12に一時的に記録される
(ステップS2)。
【0035】次に、無線通信処理手段15により、RA
M12に一時的に記録されている画像データとともに、
撮像時刻が最寄りの基地局3へと送信され、これらのデ
ータは、基地局3の位置データが付与されて、基地局3
から公衆回線網7を介して管理サーバ5へと送信される
(ステップS3)。これら、緊急モードで送信されてき
た、少なくとも、画像データ、撮像時刻、基地局3の位
置データを含む緊急データを受信した管理サーバ5は、
この緊急データを緊急データ格納部5a1に格納し、蓄
積する(ステップS4)。
【0036】次に、管理サーバ5は、登録内容格納部5
a2に格納されている契約内容が、ユーザがセキュリテ
ィサービスを受けるように管理会社と契約しているもの
であるかどうかを判断手段5bにより判断する(ステッ
プS5)。
【0037】ユーザがセキュリティサービスを受けるよ
うに管理会社と契約している、すなわち、ユーザがサー
バ6への緊急データの転送を許諾しているならば、転送
手段5cにより緊急データ格納部5a1に格納されてい
る緊急データをサーバ6へと転送する(ステップS
6)。
【0038】ユーザがセキュリティサービスを受けるよ
うに管理会社と契約していない、ユーザがサーバ6への
緊急データの転送を許諾していないならば、緊急データ
のサーバ6への転送は行わない(ステップS7)。この
場合、ユーザは、管理サーバ5を、画像データを保管す
るためのサーバとして利用することができるため、携帯
端末2の画像記憶メモリ14の容量を気にすることなく
撮像することができる。
【0039】以上のように、ユーザが撮像手段1のシャ
ッタを押すのみで画像データを送信するといった意識な
く、自動的に、画像データを含む緊急データが管理サー
バ6に送信され、ユーザがセキュリティサービスを受け
るように管理会社と契約しているならば、この緊急デー
タは、警備会社のサーバ6に即座に転送されることとな
る。
【0040】なお、管理サーバ5を画像データの保管手
段としてのみ利用する内容で契約し、警備会社のサーバ
6への転送することで警備会社からのサービスを受ける
ことまでは希望していないユーザにおいても、ユーザの
携帯端末2から自動的に送信されてきた画像データは、
管理サーバ5の格納手段に蓄積されているため、ユーザ
が犯罪に巻き込まれた場合、管理サーバ5に蓄積された
画像データを事件解決のための手掛かりとすることがで
きる。すなわち、警備会社からのサービスを受けること
までは希望していないユーザにとっても、本発明のシス
テムは十分な防犯システムとして機能する。
【0041】一方、通常モードが選択されている場合、
撮像された画像データは、まず、画像記憶メモリ14に
保存される。ユーザが画像データの転送を行うため、入
力手段16から表示手段13に携帯端末2で行える機能
を選択するメニューを表示させ、この機能選択メニュー
より画像送信の項目を選択し、入力手段16により入力
する2。この入力信号により表示手段13には、送信先
を入力する画面が表示され、ユーザが入力手段16によ
り所望の送信先のアドレスを入力する。なお、複数の所
定の送信先が携帯端末2の不図示の記録領域に保存され
ている場合は、これら登録済みの送信先のアドレスが表
示され、この中から送信先を選択する。次いで、表示手
段13には送信先に誤りがないかどうかを確認する画面
が表示され、誤りがなければ送信を承諾する旨を入力手
段16により入力する。次いで、無線通信処理手段15
により、画像記憶メモリ14に保存されている画像デー
タが所望の送信先へと送信される。
【0042】なお、緊急モードで送信した画像データ
は、画像記憶メモリ14に保存されるものであってもよ
いが、画像記憶メモリ14には保存せず、管理サーバ5
および警備会社のサーバ6に保存されるものであっても
よい。管理サーバ5および警備会社のサーバ6に保存さ
れた画像データの閲覧には、ユーザの会員番号およびパ
スワードの認証を必要とする方式を採用することでプラ
イバシーの保護を図ることができる。
【0043】このように、例えば、ユーザが事件に巻き
込まれた際に緊急モードで犯人の顔を撮影した場合、警
備会社は、犯人の顔写真、犯行時刻、おおよその犯行現
場、事件に巻き込まれたユーザの氏名等を即座に確認で
き、迅速なる対応を図ることができる。
【0044】また、金融関係やコンビニエンスストア
等、既に店舗内に防犯カメラを設置している場合でも、
各従業員が緊急モードで画像データを送信可能な携帯電
話を持つことで、防犯カメラで犯人の顔を正面、あるい
は近傍から撮影することが可能であるだけでなく、従業
員が緊急モードで画像データを送信可能な携帯電話を所
有していることを予め告知しておくことで防犯効果を高
めることができる。あるいは、既に導入しているセキュ
リティシステムと本実施形態の緊急モードによるデータ
送信システムとを組み合わせたシステムとするものであ
ってもよい。この場合、携帯電話等、無線通信により基
地局を介して管理サーバ5に画像データを送信する以外
に、専用回線等の有線通信にて画像データの送信を行う
ものであってもよい。
【0045】当然ながら、防犯カメラ等セキュリティシ
ステムを導入していない一般家庭でも、緊急モードで画
像データを送信可能な携帯電話をセキュリティシステム
として活用することができる。
【0046】なお、本実施形態では、緊急モードで管理
サーバ5から送信される画像データは、警備会社のサー
バ6として説明したが、例えば、警察のサーバ、あるい
は、ユーザが予め登録しておいた相手先のサーバや端末
に送信されるものであってもよいし、もちろん、上述し
た各サーバおよび端末に同時に送信されるものであって
もよい。特に、緊急モードにおける画像の送信先を警備
会社のサーバ6でなく、単に画像を保存するためのサー
バに設定しておけば、通常モードで行う画像送信のため
の一連の操作をすることなく、画像をサーバに送信でき
ることとなる。
【0047】また、上述の説明では、画像データが経由
した基地局3の位置情報によりユーザの位置を概ね知る
ことができるシステム例を示したが、携帯端末2にGP
S機能を持たせることで、基地局3の位置情報によりユ
ーザの位置を知るのではなく、直接携帯端末2の位置、
すなわち、ユーザの現在位置を正確に知ることができる
ようにしてもよい。
【0048】さらに、携帯端末2が送信するデータは上
述した画像データ、時刻および位置に関する情報の他、
音声データも同時に送信されるものであってもよい。
【0049】また、上述した緊急モードは、電源のオン
オフに関わらず、一定の時間が経過した後に自動的に選
択され、緊急データの送信が行われるものであってもよ
い。この場合、ユーザ自身が緊急モードに切り替える等
の操作ができない状態、すなわち、ユーザに異変が起き
ていることを管理会社、あるいは警備会社に知らせるこ
とに利用できる。
【0050】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、ユ
ーザが第2のモードを選択しておくことで、撮像手段で
得た画像データを送信するための手順を踏まずとも自動
的に端末装置から所定の外部の装置へと送信することが
できる。すなわち、ユーザが第2のモードで犯人像を撮
像すると、ユーザが送信を意識することなく、所定の外
部の装置を操作するユーザ以外の第3者に犯人像が送信
されるため、犯人特定の手掛かりを第3者が即座に得る
ことができる。つまり、本発明は、ユーザが危険な状態
にあることが即座に第3者に知らせられる防犯機能を有
するとともに、犯行の手掛かりが画像として送信されて
くるため、事件解決に要する時間を短縮することができ
る。
【0051】特に、端末装置が携帯端末装置の場合、各
ユーザがセキュリティシステムを携帯することとなり、
防犯効果をより高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明におけるデータ送信システムの一例のシ
ステム構成図である。
【図2】本発明のデータ送信方法を実施可能な携帯端末
における、画像送信に用いられる構成要素の一例のブロ
ック図である。
【図3】本発明の管理サーバの構成要素の一例のブロッ
ク図である。
【図4】本発明のデータ送信方法の一例を説明するフロ
ーチャートである。
【図5】従来の携帯端末の画像送信に用いられる構成要
素の一例のブロック図である。
【図6】従来のデータ送信方法の一例を説明するフロー
チャートである。
【符号の説明】
1 撮像手段 2 携帯端末 3 基地局 4 記録媒体 5 管理サーバ 5a データ格納部 5a1 緊急データ格納部 5a2 登録内容格納部 5b 判断手段 5c 転送手段 6 サーバ 7 公衆回線網 10 CPU 11 ROM 12 RAM 13 表示手段 14 画像記憶メモリ 15 無線通信処理手段 16 入力手段 17 選択手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04N 5/225 H04L 13/00 305C 5K067 5/765 H04N 5/91 L 5K101 5/907 H04B 7/26 M Fターム(参考) 5C022 AA05 AA13 AB15 AC52 5C052 GA02 GA03 GA08 GB01 GB10 5C053 FA08 FA23 FA27 GB06 HA22 JA21 LA01 LA06 LA14 5C054 AA01 CA04 CH02 EA01 EA03 EA05 EA07 EH07 FF06 GB11 HA18 5K034 CC02 EE03 EE11 FF13 HH01 HH06 HH63 5K067 BB04 DD52 EE02 EE10 EE23 FF23 HH07 HH17 HH23 HH24 JJ20 5K101 KK14 LL01 LL12 MM07 NN06 NN14 NN21 PP04 RR12 RR27 SS07

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ネットワークと接続する手段と、撮像に
    より画像データを作成する撮像手段と、前記ネットワー
    クに接続されている外部の装置に対して前記画像データ
    を含むデータを送信する送信手段とを有する端末装置に
    おいて、 ユーザが前記画像データを送信するための手順を踏んで
    から前記外部の装置に対して前記データを送信する第1
    のモードと、前記撮像手段による撮像がなされると、ユ
    ーザが前記データを送信するための手順を踏まずとも、
    所定の前記外部の装置に対して前記データを送信する第
    2のモードとを選択可能な選択手段を有することを特徴
    とする端末装置。
  2. 【請求項2】 前記端末装置が、携帯端末装置である請
    求項1に記載の端末装置。
  3. 【請求項3】 撮像された画像データを含むデータを、
    端末装置から、ネットワークを介して外部の装置へと送
    信するデータ送信システムであって、 請求項1または2に記載の端末装置と、 前記第2のモードで送信されてきた前記データを蓄積す
    る格納手段を有する第1のサーバと、 警備を業務とする企業に管理され、前記第2のモードで
    送信された前記データを、前記第1のサーバを介して受
    信可能な第2のサーバとを有することを特徴とするデー
    タ送信システム。
  4. 【請求項4】 請求項3に記載のデータ送信システムを
    用いて、撮像された画像データを含むデータを端末装置
    から、ネットワークを介して外部の装置へと送信するデ
    ータ送信方法であって、 前記第2のモードで送信されてきた前記データを前記第
    1のサーバの前記格納手段に蓄積するステップと、 前記端末装置のユーザからの許諾を得ている場合、前記
    第1のサーバの前記格納手段に蓄積された前記データを
    前記第2のサーバに送信するステップとを含むことを特
    徴とするデータ送信方法。
  5. 【請求項5】 請求項3に記載のデータ送信システムに
    よる処理をコンピュータに実行させるためのプログラム
    であって、 前記第2のモードで送信されてきた前記データを前記第
    1のサーバの前記格納手段に蓄積する処理と、 前記端末装置のユーザからの許諾を得ている場合、前記
    第1のサーバの前記格納手段に蓄積された前記データを
    前記第2のサーバに送信する処理とをコンピュータに実
    行させることを特徴とするプログラム。
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