JP2001167365A - セキュリティ電話機及び監視機能付き携帯電話機及び異常監視方法及び異常監視装置 - Google Patents
セキュリティ電話機及び監視機能付き携帯電話機及び異常監視方法及び異常監視装置Info
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- JP2001167365A JP2001167365A JP35301799A JP35301799A JP2001167365A JP 2001167365 A JP2001167365 A JP 2001167365A JP 35301799 A JP35301799 A JP 35301799A JP 35301799 A JP35301799 A JP 35301799A JP 2001167365 A JP2001167365 A JP 2001167365A
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Abstract
い映像を送信できるセキュリティ電話機、異常が写って
いる映像を確認後に警察署又は消防署の電話機へ転送で
きる監視機能付き携帯電話機、及び異常監視装置。 【解決手段】 異常の発生を検知してオートダイヤルし
て異常通報・映像送信を行ない、又映像送信要求がある
と映像を送信するように構成されたセキュリティ電話機
1と、監視カメラ2a、・・・・と、タグ検知装置3a
と、施錠状態を検知するセンサ3bと、警告手段4a,
警告手段4bと、建物関係者の監視機能付き携帯電話機
5と、電波発射機7と、タグ8と、警察署の異常通報受
付電話機9Aと、消防署の異常通報受付電話機9Bとか
らなる。異常通報機能の設定又は解除等の暗号が登録で
きる。異常通報機能の設定又は解除が、情報端末による
暗号送信、暗号電波の受信により行なえる。異常通報機
能を設定した状態において異常が発生すると、監視機能
付き携帯電話機に電話をかけて異常通報と異常が映って
いる映像を送信する。
Description
の異常を検知し、詳しくは不法侵入や火災が発生したと
きにそれを検知し、又は夜間にガレージ内の車両が窃盗
によって移動が生じたことを検知し、監視カメラが撮影
した映像を予め登録された電話先に異常を通報しかつ映
像を送信し、又、平常時に外部からの映像を要求する暗
号を受信して映像を送信するセキュリティ電話機、及
び、セキュリティ電話機から映像を受信して異常が写っ
ている映像を確認したら管轄警察署又は管轄消防署の電
話機へ映像を転送できる監視機能付き携帯電話機、及
び、セキュリティ電話機と監視機能付き携帯電話機を中
核とした使い勝手が良い異常監視方法及び異常監視装置
に関する。 【0002】 【従来の技術】特開平09−054887号公報の発明
は、異常通報機能の設定状態で、建物内への不法侵入が
あると不法侵入者をドアセンサ或いは赤外線センサ等が
感知し、又、建物内で火災が発生するとこれを煙センサ
或いは紫外線センサ等が検知する。そして、電話機能を
有するコントローラ(送信機)は、異常通報機能設定状
態でセンサ信号を入力すると、予め設定された電話番号
を自動的にオートダイヤルし通信が確保できたら、テー
プ再生手段により、例えば空き巣が入ったという音声、
又は火災が発生したという音声で電話回線に流す。オー
トダイヤル先の建物の管理者は、携帯電話機の音声を聴
いて不法侵入や火災の発生を認識できるので、警察署又
は消防署へ知らせることができ、警備会社への委託が必
要でなくなる。建物の出入口の外壁面にはテンキーパネ
ルがあって、暗号を入力することにより、異常通報機能
の設定及び解除が行なえるので、複数人の出入りに際し
て利用できる。 【0003】特開平11−224383号公報の発明
は、異常通報機能の設定状態で、建物内への不法侵入が
あると不法侵入者をドアセンサが感知する。コントロー
ラは、センサ信号を入力すると、監視カメラが撮影した
不法侵入者の映像を記録する。そして、コントローラ
は、建物内の携帯電話機やP.H.S.で予め設定された電話
番号を自動的にオートダイヤルして、建物の管理者の携
帯電話機又はP.H.S.との通信を確保し、映像を送信す
る。従って、建物の管理者は、携帯電話機又はP.H.S.の
ディスプレイに映る映像を見て、不法侵入や火災の発生
を確認でき、不法侵入又は火災の発生を確認したとき
は、警察署又は消防署へ知らせることができ、証拠の映
像も残り、警備会社への委託が必要でなくなる。 【0004】 【発明が解決しようとする課題】特開平09−0548
87号公報の発明は、不法侵入や火事があった場合、不
法侵入と火事を区別できる音声通報できることに特徴が
ある。しかしながら、不法侵入者や火事の発生を映像で
確認できないので、誤報を回避できない。例えばセンサ
ーやコントローラの故障、或いは異常通報機能の解除が
行なわれなかったことによる異常検出等に起因する誤報
であることも全くないとは言えないので、警察署や消防
署への連絡は躊躇せざるを得ず、自分で駆けつけたり、
近所のいる親戚、知人に駆け付けて確認してもらうとい
った不具合がある。又、外出時に異常通報機能の設定を
忘れると異常監視装置の役目を果たさない。入室時にテ
ンキーパネルに入力する暗号を忘れてしまうと、異常通
報機能の解除ができず、センサーが作動して異常を検出
してしまうことになる。 【0005】特開平11−224383号公報の発明
は、外出時に異常通報機能の設定を忘れると異常監視装
置の役目を果たさない。建物の出入口で異常通報機能の
設定又は解除ができないので、複数人で利用する場合の
異常通報機能の設定及び解除が不便。単身利用の入退室
は不具合が生じないが、複数人の入退室は、携帯電話機
等を持っている人が一番最後に退室し、又一番最初に入
室する必要があるといった不具合がある。異常が発生し
た場合に映像を送信でき、異常の発生以外は映像の送信
を行なわない。しかるに、たばこの火や出火の初期等に
あっては検知できない。従って、建物関係者が外出した
後にたばこの火を消し忘れて家に残してきたことを思い
出したときに家に戻らなければ確認できない。 【0006】本願発明は、監視建物の内外の異常を検知
し、詳しくは不法侵入や火災が発生したときにそれを検
知し、又は夜間にガレージ内の車両が窃盗によって移動
が生じたことを検知し、監視カメラが撮影した映像を予
め登録された電話先に異常を通報しかつ映像を送信し、
又、平常時に外部からの映像を要求する暗号を受信して
映像を送信するセキュリティ電話機、及び、セキュリテ
ィ電話機から映像を受信して異常が写っている映像を確
認したら管轄警察署又は管轄消防署の電話機へ映像を転
送できる監視機能付き携帯電話機、及び、セキュリティ
電話機と監視機能付き携帯電話機を中核とした使い勝手
が良い異常監視装置を提供することを目的としている。
又、本願発明は、建物関係者が外出先で建物内に不法侵
入や火災が発生していないか確認したいとき、或いは夫
婦が共働き家庭で小学生の子供が学校から帰り一人で居
るとき、或いは寝たきりの要介護老人の監視が必要なと
きに子供や要介護老人が過ごしている状況を外出先で映
像で見たいとき、或いはペットだけにして管理する必要
があり他の場所から映像で見たいときなどに、遠隔地で
監視機能付き携帯電話機を用いて電話をかけてきて映像
の送信要求があると、監視カメラに建物内を撮影させて
映像を受取って携帯電話機に映像を送信できることを目
的としている。又、本願発明は、建物関係者が異常通報
機能の設定を行わないで外出しようとすると異常通報機
能の設定を促し、出入口で建物関係者が電波発射機によ
り発射する異常通報機能の設定する電波を受けて異常通
報機能の設定を行うことができ、又、建物関係者が異常
通報機能を設定した状態で監視建物内に入ろうとすると
異常通報機能の解除を促すことができ、かつ、建物関係
者が電波発射機により発射する異常通報機能の設定する
電波を受けて異常通報機能の解除を行うことができ、
又、外部からの電話で異常通報機能の設定又は解除を要
求する信号を受けて異常通報機能の設定又は解除を行う
ことができ、もって、複数人で利用する場合の異常通報
機能の設定及び解除の利便が図られることを目的として
いる。又、本願発明は、建物関係者が外出先でディスプ
レイの映像を確認した後に警察や消防等に通報でき誤報
を回避できて警備会社への委託が必要でなくなる、セキ
ュリティ電話機及び監視機能付き携帯電話機及び異常監
視装置を提供することを目的としている。 【0007】 【課題を解決するための手段】本願第一の発明は、監視
建物に備える監視カメラと接続して備えられ、異常通報
機能の設定又は解除を要求する暗号、及び監視建物内若
しくはガレージ内を監視カメラで撮影した映像を送信す
ることを要求する暗号について、操作部の操作により登
録できるように構成されていて、異常が発生したとき通
報を行なう異常通報機能の設定又は解除が、電話機の操
作部の操作により、及び外部の電話機若しくはパーソナ
ルコンピュータ等の情報端末による暗号送信により、及
び監視建物の出入口付近より発射する暗号電波の受信に
より行なえるように構成され、異常通報機能を解除した
状態では異常通報を行なわず、異常通報機能を設定しか
つ留守番モードを解除した状態において異常が発生した
ときにはすぐに、又、異常通報機能を設定しかつ留守番
モードを設定した状態において異常が発生したときに
は、留守番モードで応答中であっても途中で通話を断っ
てすぐに、予め登録された監視機能付き携帯電話機の電
話番号をオートダイヤルして回線が接続したら、異常を
知らせる通報又は映像の送信許可を求める信号を送信す
るように構成され、次いで外部の電話機からの映像送信
を要求する信号を受信すると、監視カメラが撮影した異
常が映っている映像を送信するように構成され、又、前
記の情報端末から送信される暗号を入力して行なう、異
常通報機能の設定又は解除、及び情報端末への映像送信
は、留守番モードを解除した状態においては、ベル音の
鳴る回数が留守番モードを設定した状態のときよりも所
定回数多く鳴るように構成されていて、ベル音が鳴るの
が停止してからフックスイッチに対して並列接続して設
けられた切り換えスイッチをオンにして電話回線を接続
し、この時点以降の一定時間内に暗号入力して行なうよ
うに構成され、又、留守番モードを設定した状態におい
ては、ベル音を数回鳴らして停止させて切り換えスイッ
チをオンにして電話回線を接続し、この時点以降の一定
時間内に暗号入力して行なうように構成され、映像の変
更は、映像の変更を要求する信号の入力に基づいて行な
うように構成されている、ことを特徴とするセキュリテ
ィ電話機を提供することにある。 【0008】本願第二の発明は、前記の監視機能付き携
帯電話機へ映像送信する際は、複数台の監視カメラが撮
影した映像を画像処理して映像に変化が生じて最初に発
生した異常を検知しその監視カメラの識別信号を含む異
常検知信号を制御回路に出力し、異常検知信号に基づい
て制御回路が出力する指示信号により全ての監視カメラ
の映像信号をそれぞれ圧縮して映像メモリに記憶し該映
像メモリから圧縮した映像信号をリードしてモデムを介
して通話回路へ出力し、異常時通報先の監視機能付き携
帯電話機へ送信し、その際、最初に発生した異常が映っ
ている監視カメラの映像を送信し、その後は、映像の変
更を要求する信号の入力に基づいて、映像の変更を行な
うように構成され、又、前記の情報端末へ映像送信する
際は、前記の情報端末により指定される監視カメラの映
像信号を圧縮して映像メモリに記憶し該映像メモリから
圧縮した映像信号をリードしてモデムから通話回路へ出
力して前記の情報端末へ送信し、映像の変更は、前記の
情報端末から出力される映像の変更を要求するPB信号
の入力に基づいて行なうように構成されている、ことを
特徴とするセキュリティ電話機を提供することにある。 【0009】本願第三の発明は、任意の監視カメラにつ
いて異常通報機能の対象外として電話機の操作部より予
め指定できるように構成され、該指定した監視カメラが
撮影した映像について、画像処理による異常検知対象か
ら外し、かつ、外部への映像送信は行なうように構成さ
れている、ことを特徴とするセキュリティ電話機を提供
することにある。 【0010】本願第四の発明は、前記の電波発射機によ
る異常通報機能の設定又は解除は、異常通報機能を解除
した状態で建物関係者が外出しようとすると、出入口付
近に設けるタグ検出器が建物関係者が所持するタグを検
知した信号を入力して異常通報機能を設定するように促
す警告信号を出力するように構成され、建物関係者が所
持する電波発射機より発射する異常通報機能を設定する
微弱電波を受信すると、異常通報機能を設定しかつ設定
完了を確認する信号を出力するように構成され、又、異
常通報機能を設定した状態かつ施錠状態で、出入口の扉
の錠前装置を解錠する信号を入力するか、又は出入口付
近に設けるタグ検出器が建物関係者が所持するタグを検
出した信号を入力すると、異常通報機能を解除するよう
に促す警告信号を出力するように構成され、建物関係者
が所持する電波発射機より発射する異常通報機能を解除
する微弱電波を受信すると、異常通報機能を解除しかつ
解除完了を確認する信号を出力するように構成されてい
る、ことを特徴とするセキュリティ電話機を提供するこ
とにある。 【0011】本願第五の発明は、電話機本体内に電波発
射機暗号入力機を備えていて、電波発射機をデータ入力
できるように接続して暗号の書込み・変更ができるよう
に構成されている、ことを特徴とするセキュリティ電話
機を提供することにある。 【0012】本願第六の発明は、無線電話回線に接続す
る送受信アンテナと、有線電話回線に接続する接続モジ
ュールを、有線/無線切り換えスイッチを介して回線イ
ンターフェースに接続され、有線/無線切り換えスイッ
チの通常時の電気的接続状態が、有線電話回線による通
話が行なわれるように構成されていて、接続モジュール
と有線/無線切り換えスイッチとの間で電話電流が流れ
なくなったことを検知すると、有線/無線切り換えスイ
ッチを切り換えて無線電話回線による通話が行なわれる
ように構成され、又、通常において電力線から給電さ
れ、遮電になったときには蓄電池による給電が行なわれ
るように構成されている、ことを特徴とするセキュリテ
ィ電話機を提供することにある。 【0013】本願第七の発明は、暗号を入力してディス
プレイに「電話番号/暗号の設定/変更画面」を呼び出
し、異常通報機能の設定又は解除を要求する暗号、及び
監視建物内を監視カメラで撮影し映像を送信することを
要求する暗号、監視建物の所在する管轄警察署若しくは
管轄消防署の異常通報受付電話機の電話番号について、
それぞれ短縮ボタン操作と関連付けて登録することがで
きるように構成され、別の暗号を入力すると、ディスプ
レイの片隅に短縮ボタン操作の一覧を記載した「短縮ボ
タン機能一覧表示画面」を呼び出せる構成であり、か
つ、ディスプレイの片隅に短縮ボタン機能一覧表示画面
を表示したまま映像が表示できるように構成されている
ことを特徴とする監視機能付き携帯電話機を提供するこ
とにある。 【0014】本願第八の発明は、「短縮ボタン機能一覧
表示画面」の中に、異なる監視カメラの映像に変更する
短縮ボタン機能、同一の監視カメラの異なる映像に変更
する短縮ボタン機能が表示され、短縮ボタン機能を実行
してセキュリティ電話機から送信されディスプレイに写
る映像を変更できるように構成されていることを特徴と
する監視機能付き携帯電話機を提供することにある。 【0015】本願第九の発明は、短縮ボタン操作により
予め登録された管轄警察署又は管轄消防署又は公的な保
安センタ−の異常通報受付電話機又はパーソナルコンピ
ュータ又はファクシミリ等の情報端末にオートダイヤル
して回線接続できるように構成されていて、回線接続し
てからさらに、短縮キー操作により、該監視機能付き携
帯電話機の所有者の氏名等の予め登録された個人データ
と、セキュリティ電話機から受信した異常が映っている
映像を、管轄警察署若しくは管轄消防署の前記情報端末
へ送信できるように構成されている、ことを特徴とする
監視機能付き携帯電話機を提供することにある。 【0016】本願第十の発明は、監視建物の内部に、オ
ートダイヤルして異常通報し映像送信する異常通報機
能、及び電話機の操作部の操作により又はオート着信し
て送信されてくる暗号の解読により若しくは電波発射機
が発射する暗号電波の解読により前記異常通報機能を設
定または解除する機能、及びオート着信して送信されて
くる暗号を解読し映像送信する機能を有するセキュリテ
ィ電話機を備え、監視建物の内部又は外部を監視カメラ
で撮影し、その映像信号をセキュリティ電話機に入力す
るとともに、セキュリティ電話機に監視機能付き携帯電
話機の電話番号を予め登録しておき、又、監視機能付き
携帯電話機について電話局からキャッチホンサービス及
び三者電話サービスを受けておき、さらに、監視機能付
き携帯電話機に管轄警察署又は管轄消防署又は管轄消防
署又は公的な保安センタ−の異常通報受付電話機の電話
番号を予め登録しておき、セキュリティ電話機の異常通
報機能を設定した状態で監視建物の内部又は外部に異常
が発生したら、セキュリティ電話機が監視機能付き携帯
電話機にオートダイヤルし回線が通じたら異常が写って
いる映像を送信し、監視機能付き携帯電話機の所持者が
ディスプレイに写った映像から異常を確認できたら、監
視機能付き携帯電話機で前記の異常通報受付電話機に映
像を転送し、又、平常時には、監視機能付き携帯電話機
が送信する暗号をセキュリティ電話機が解読して、セキ
ュリティ電話機が異常通報機能の設定又は解除を行い、
及び、監視機能付き携帯電話機が送信する暗号をセキュ
リティ電話機が解読して、セキュリティ電話機が監視機
能付き携帯電話機へ映像を送信する、ことを特徴とする
異常監視方法を提供することにある。 【0017】本願第十一の発明は、上記のいずれかの発
明のセキュリティ電話機と、異常通報機能の設定状態で
建物内の異常を撮影してセキュリティ電話機へ映像信号
を出力する監視カメラと、セキュリティ電話機に予め登
録されていて異常が発生するとセキュリティ電話機から
映像を受信して異常を確認できたらセキュリティ電話機
から送信された映像を予め登録してある管轄警察署又は
管轄消防署又は管轄消防署又は公的な保安センタ−の異
常通報受付電話機に映像を転送できる監視機能付き携帯
電話機を含むことを特徴とする異常監視装置を提供する
ことにある。 【0018】本願第十二の発明は、監視建物の出入口付
近に備えられるタグ検知装置と、監視建物の出入口付近
に備えられタグ検知装置がタグを検知したときにセキュ
リティ電話機からの信号により異常通報機能の設定を促
す警告と設定完了を促す警告を出力する警告手段と、又
はセキュリティ電話機に対して監視建物の出入口付近よ
り異常通報機能の設定を促す暗号電波又は異常通報機能
の解除を促す暗号電波を発射する電波発射機を含んでい
ることを特徴とする異常監視装置を提供することにあ
る。 【0019】 【発明の実施の形態】図1は、本願発明のセキュリティ
電話機及び監視機能付き携帯電話機を中核に備えた異常
監視装置の実施の形態を示す。図1に示すように、監視
建物H内の壁面或いは部屋の隅に備えられ、不法侵入又
は火災が生じたり、夜間にガレージ内の乗用車等の移動
があると、それらのイベントを検知して予め登録された
電話番号を自動的にオートダイヤルして異常通報を行な
いかつ映像を送信し、又、遠隔地から電話で暗号により
映像送信要求があると映像を送信するように構成された
セキュリティ電話機1と、監視建物H内の壁面又は天井
に設けられ不法侵入を検知して不法侵入者を撮影して映
像信号をセキュリティ電話機1へ出力する監視カメラ2
a、2b1 、2b2 と、監視建物H内の壁面又は天井に
設けられゲルマニウムフィルタ2c11を通して炎から発
する紫外線の映像を撮影して映像信号をセキュリティ電
話機1へ出力する火災検知用の監視カメラ2c 1 と、該
監視カメラ2c1 に抱き合せて設けられ不法侵入又は火
災の発生の状況を撮影する監視カメラ2c2 と、監視建
物Hの外壁面等に設けられガレージに駐車する車両の移
動を撮影して映像信号をセキュリティ電話機1へ出力す
る監視カメラ2dと、監視建物H内の出入口付近の壁面
又は天井に備えられるタグ検知装置3aと、監視建物H
の出入口の戸枠内に設けられ錠前装置が施錠状態から解
錠状態になるときを検知するセンサ3bと監視建物H内
の出入口に近い壁面に設けられ強盗が押し入ったときに
緊急通報するための緊急通報センサ3cと、監視建物H
内の出入口付近の壁面又は天井に備えられ異常通報機能
の設定を促すブザー等の警告手段4aと、監視建物Hの
出入口付近の外壁面に備えられ異常通報機能の解除を促
すブザー等の警告手段4bと、並びに、セキュリティ電
話機1に予め登録してある建物関係者が所持する監視機
能付き携帯電話機5と、建物関係者が所持する監視建物
の出入口の扉の錠前装置の鍵6と切り離さないように所
持する電波発射機7及びタグ8と、並びに、監視機能付
き携帯電話機5に予め登録してある管轄警察署の異常通
報受付電話機9Aと、監視機能付き携帯電話機5に予め
登録してある管轄消防署の異常通報受付電話機9Bとか
らなる。 【0020】図2は、本願発明のセキュリティ電話機1
を示す。通信回線と択一的に接続される、有線電話の接
続モジュール55又は送受信機を含む送受信アンテナ1
0と、接続モジュール55及び送受信アンテナ10に対
して有線/無線選択スイッチ56を介して接続される回
線インターフェース11と、フックスイッチ12と、通
話回路13と、ハンドセット14が直列接続されてい
る。 【0021】接続モジュール55にISDNの電話回線
を接続して通話を確保し、電話線が屋外で遮断されたと
きは、接続モジュール55と有線/無線選択スイッチ5
6との間で電話線に流れる電流が流れなくなったことを
検知して制御回路(CPU 又はマイクロコンヒ゜ュータで構成するの
が好ましい)17が有線/無線選択スイッチ56を切り
替えて送受信アンテナ10を介して通話が確保できるよ
うに構成されている。従って、ハンドセット14を持ち
上げるとフックスイッチ12がオンになって通常は有線
により、そして、犯罪の目的で、或いは大地震又は大火
事が起こって電話線が切断されたときは、送受信アンテ
ナ10より電話ができる。フックスイッチ12をオフに
すると終話になる。 【0022】さらに、このセキュリティ電話機1は、犯
罪や大地震により電力線が切断されて電力遮断が生じた
ときにも電力の継続的な供給を確保するため、通常はコ
ンセントから電力供給を受けるようにしておき、かつ、
停電になったときに内蔵バッテリーから電力供給を受け
るように構成されている。(図示しない)さらに又、制
御回路17に関しプログラムの暴走や故障が生じたと
き、これをウオッチドッグタイマーで検出して切り換え
スイッチ61が切り換わり操作部29の「1」、「2」
・・・「9」、「0」の10個のいずれかのボタンを押
して電話をかけると、その信号が切り換えスイッチ61
からPB信号発生回路26に直接流れ通話回路13とフ
ックスイッチ12と回線インターフェース11とを介し
て通話回線が接続され、最低限度の通話が確保されるよ
うに構成されている。 【0023】制御回路17に対して、操作部29と表示
部30とRAM31とROM32が接続され、ROM3
2に格納されたプログラムに従って制御回路17が情報
の処理を行う。制御回路17は、選択スイッチ48(設
ける位置は電話機筐体の部分か、又は操作部とする)を
オンにすると回線インターフェース11が着信時のコー
ル信号がPB信号(DTMF音)である場合に適応し、
又、選択スイッチ48をオフにすると回線インターフェ
ース11が着信時のコール信号がDP信号(ダイヤルパ
ルス信号)に適応するように、回線インターフェース1
1に対して必要な切り替え信号を出力する。 【0024】操作部29の「1」〜「9」,「0」,
「#」,「*」の何れかのボタンを押すと、制御回路1
7は、各ボタンに固有の信号をPB信号発生回路26に
出力する。PB信号発生回路26は、制御回路17から
出力する信号を入力して各ボタンに固有のPB信号(D
TMF音)を通話回路13へ出力する。PB信号の発信
は、オートダイヤルする信号として使用され、又、本願
発明のセキュリティ電話機1では表示部30に映る映像
の切り換えを行うために使用される。 【0025】操作部29のマイクボタン29gを押す
と、制御回路17からリレー16に信号が送られ、リレ
ー16の働きによりフックスイッチ12がオンからオフ
になるとともに、切り替えスイッチ15がオフからオン
になり、回線インターフェース11が切り替えスイッチ
15を介して通話回路13に接続され、このとき通話回
路13に対してハンドセット14がオフになり、マイク
ロホン25がオンになり、マイクロホン25による通話
ができる。再びマイクボタン29gを押すと、切り替え
スイッチ15をオフになり、かつ、フックスイッチ12
がオンになってハンドセット14により通話ができる。
ハンドセット14を置くと終話になる。又、ハンドセッ
ト14を置かなくても、切り替えスイッチ15がオンの
ときにフックスイッチ12をオフにすると、これを制御
回路17が検知して切り替えスイッチ15をオフにして
終話になる。なお、マイクロホン25と図示していない
イヤホンとによってもハンドセット14に替わり通話で
きるようになっていても良い。 【0026】本願発明のセキュリティ電話機1は、テレ
ビ電話としての機能を持たせるために、カメラ49と画
像圧縮部50とデュアルポートメモリ58とモデム59
を通話回路13に対して直列接続状態に備え、操作部2
9の映像送信ボタン29jを押すと、制御回路17の制
御信号により、カメラ49が撮影して出力する映像信号
を画像圧縮部50が画像圧縮してデュアルポートメモリ
58に記憶し、デュアルポートメモリ58からモデム5
9で音声信号に変調されて通話回路13を介して送信さ
れると同時に、通話先からの映像を表示部30に表示で
きて通話ができるテレビ電話として機能する。本願発明
のセキュリティ電話機1は、表示部30が常時明るくな
っていると、電力消費が大きく不経済であり、かつ、も
しも不法侵入者が侵入した場合には、セキュリティ電話
機1の存在及び稼働を容易に知られてしまうので、通常
において、映像送信ボタン29jをオンにした状態で常
時画面を暗くしておき、フックスイッチ12がオンにな
るときに、テレビ電話として機能する構成にする。表示
部30を折り畳んだ状態でも、異常通報機能が確保され
る。又、操作部29のファインダーボタン29kを押す
と、制御回路17の制御信号により、カメラ49が撮影
して出力する映像信号を画像圧縮部50で圧縮してデュ
アルポートメモリ58に記憶し、デュアルポートメモリ
58から映像信号をリードして表示部30にカメラ49
が撮影した映像を表示する。このとき、操作部29で所
要のボタン操作を行ってカット写真操作を行なうと、表
示部30に表示された映像がフラッシュメモリ54に記
憶される。後は、電話帳機能や名刺管理機能のソフトに
利用される。 【0027】外部の発信者の電話が、映像が映るディス
プレイ付き電話機(テレビ電話機)であることを通知す
るために特定のPB信号を送信してくるディスプレイ電
話機であれば、PB信号をPB信号検出器27が検知し
解読器28が解読して外部の発信者の電話機がディスプ
レイ付き電話機(テレビ電話機)であることを判別し
て、制御回路17から着信音発生回路19に対して特定
の信号を出力してスピーカ20より発信者の電話機が映
像が映るディスプレイ電話機であることをセキュリティ
電話機1で応対する人にきわめて容易に判別できる特定
の音を出力するように構成されている。この機能は、プ
ログラムのフローチャートには表していない。解読器2
8は制御回路17の一部に構成しても良い。 【0028】外部から電話がかかってくると、回線イン
ターフェース11の所まできているコール信号を着信/
終話検出回路18が検出し、該着信/終話検出回路18
は制御回路17に対して信号を出力する。 【0029】制御回路17は、着信/終話検出回路18
から信号を入力して着信音発生回路19に信号を出力
し、留守番モードになっていないかチェックし、留守番
モード設定のときはベル音を四回鳴らしてからリレー1
6に対して切り替えスイッチ15をオンにさせて回線を
接続し、又、留守番モード解除のときはベル音を十五回
鳴らしてからリレー16に対して切り替えスイッチ15
をオンにさせて回線を接続するように構成されている。
もしも、ベル音が上記の四回目又は十五回目を鳴ってい
るうちにハンドセット14を取り上げると、外部へ電話
をかけるのを同じ通常の回線が確保され、発信者電話番
号受信部21で受信する発信者電話番号を入力してRA
M31に記憶しかつ暫時表示部30に表示し、ハンドセ
ット14を置くか、又は発信先が電話を切ると終話にな
る。 【0030】制御回路17は、留守番モード設定のとき
は、発信者電話番号受信部21で受信する発信者電話番
号を入力してRAM31に記憶しかつ暫時表示部30に
表示し、この間に異常が発生していないか画像処理部4
1から入力する信号をウオッチングし、次いで、応答メ
ッセージ出力部22に対してメッセージ選択信号と出力
命令信号を出力して該応答メッセージ出力部22の第一
記録部に録音されている「只今、留守にしています。ピ
ーッと鳴ったらメッセージをお伝えください。」という
メッセージを通話回路13へ出力させ、次いで、高周波
出力部23に対して信号を出力して該高周波出力部23
より高周波音を通話回路13へ出力させ、続いて、メッ
セージ記録/再生部24に対して記憶命令信号を出力し
て通話回路13に到達する発信先の音声を該メッセージ
記録/再生部24に記憶させ、終話になると、着信/終
話検出回路18からの信号を入力して切り替えスイッチ
15をオフにしたり、メッセージ記録/再生部24の作
動を停止させる。 【0031】制御回路17は、留守番モード設定のとき
は、上記のメッセージ記録時間経過後の二十秒間に、
又、留守番モード解除のときは、上記のベル音が十五回
鳴った後の二十秒間にPB信号が送信されて来るとき
は、PB信号検出器27が検出し、解読機28が解読し
てPB信号の種類に応じて出力する所定の信号の入力に
対して待機し、信号がないときは終話になる。制御回路
17に解読機28から信号の入力があると、制御回路1
7は、その信号が異常通報機能を設定する暗号と、異常
通報機能を解除する暗号と、留守番モードを設定する暗
号と、留守番モードを解除する暗号と、監視建物H内の
映像を要求する暗号の、それぞれに対応するサブルーチ
ンプログラムにジャンプして、対応する情報処理を行な
う。 【0032】応答メッセージ出力部22は、例えば、メ
ッセージ選択部22aと、半導体メモリからなる複数の
記録部を有する応答メッセージ記録部22bと、音声信
号入出力変換部22cを有する。操作部29の応答メッ
セージ入力ボタン29iを押すと、制御回路17がその
して信号を検知して通話回路13とマイクロホン25を
オンにする。そこで、「#」+*」+「1」とボタンを
押すと、このPB信号を解読機28が解読して必要な信
号を制御回路17に出力する。すると、メッセージ選択
部22aは、制御回路17から音声入力命令の信号と記
録部選択信号を入力して、応答メッセージ記録部22b
の第一記録部を選択し、マイクロホン25から入力され
る応答メッセージの音声信号を音声信号入出力変換部2
2cを介して第一記録部に記録する。同様に、「#」+
*」+「2」とボタンを押すときは第二の記録部に録音
され、「#」+*」+「3」とボタンを押すときは第三
の記録部に録音され、「#」+*」+「4」とボタンを
押すときは第四の記録部に録音され、「#」+*」+
「5」とボタンを押すときは第五の記録部に録音される
ようになっている。そこで例えば、第一の記録部には
「只今、留守にしています。ピーッと鳴ったらメッセー
ジをお伝えください。」、第二の記録部には「設定完了
!設定完了!」を、第三の記録部には「解除完了!解除
完了!」を、第四の記録部には「異常発生!異常発生!
ボタンをどれか一つ押して下さい!異常発生!異常発生
!ボタンをどれか一つ押して下さい!」、第五の記録部
には「強盗!助けて!強盗!助けて!強盗!助けて
!」、第六の記録部には「映像を送信します!映像を送
信します!シャープ(「#」)のボタン!シャープ
(「#」)のボタンを押して下さい」という音声を予め
入力しておく。なお、これらの録音は、例えば、操作部
29の管理画面呼び出しスイッチ29eを押して、表示
部30に図示しない管理画面を表示して第一乃至第五の
記録部を指定して行なうようにする。外部から電話がか
かってくるときは、制御回路17から応答メッセージ出
力部22に対して音声入力命令の信号と記録部選択信号
を出力する。メッセージ選択部22aは、応答メッセー
ジ記録部22bの記録部を選択してそこに録音された応
答メッセージをリードし音声信号入出力変換部22cを
介して通話回路13へ出力するようになっている。 【0033】操作部29の録音再生ボタン29hを押す
と、制御回路17はメッセージ記録/再生部(フラッシ
ュメモリを採用した音声記憶再生装置、或いは超小型テ
ープレコーダ)24に対して信号を送り、該メッセージ
記録/再生部24に記憶されたメッセージがスピーカ2
0から聴こえる。 【0034】このセキュリティ電話機1は、操作部29
の「#」ボタン+画面呼び出しボタン29eを順に押す
と、表示部30に図3に示す「電話番号/暗号の設定・
変更画面」30aが表示されるようになっている。この
画面30aで、操作部29に設けられるトラックボール
等の図示しないポインタ移動手段を用いて入力ポイント
を指示するようにして、異常通報機能を設定する暗号、
異常通報機能を解除する暗号、留守番モードを設定する
暗号、留守番モードを解除する暗号、監視カメラの映像
要求の暗号を入力して実行ボタンを押すと、暗号の入力
が確定し、解読機28には全ての暗号及びプログラム中
の指示を行なうための番号が照合解読するための登録側
の暗号として記憶され、又、解読機37と暗号書込み装
置45には異常通報機能を設定する暗号と異常通報機能
を解除する暗号が照合解読するための登録側の暗号とし
て記憶される。従って、暗号が他人に知られた場合、或
いは時々において、所望の暗号に変更できる。 【0035】表示部30に図3に示す「電話番号/暗号
の設定/変更画面」30aを呼び出して、操作部29に
設けられるトラックボール等の図示しないポインタ移動
手段を用いて映像を再生する実行ボタンをクリックする
と、該画面30aが消え、替わって、図4に示すよう
に、表示部30の片隅に「映像再生制御画面」30bが
現れる。この画面30bの消去ボックスをポインタで押
すと、図3の「電話番号/暗号の設定/変更画面」30
aが現れ,消去ボックスをポインタで押すと、この画面
30aも消えるように構成されている。 【0036】解読機28にはPB信号検出器27から出
力する信号を照合解読するために、登録側の暗号として
以下の暗号及び符号が記憶される。暗号に使用できるボ
タンは「1」、「2」・・・「9」、「0」、「#」、
「*」の12個のボタンである。 (1) 図3の「電話番号/暗号の設定・変更画面」の中の
五つの暗号(変更可)異常通報機能を設定する暗号(四
桁)・・短縮番号を「#」+「1」と押すと四桁の暗号
のPB信号が出力する、以下同じ。 異常通報機能を解除する暗号(四桁)・・・短縮番号は「#」+「2」 留守番モードを設定する暗号(四桁)・・・短縮番号は「#」+「3」 留守番モードを解除する暗号(四桁)・・・短縮番号は「#」+「4」 監視カメラの映像要求の暗号(四桁)・・・短縮番号は「#」+「5」 (2) 図4及び図6に示す画面の中の指示番号 「#21」、「#22」、「#23」、「#24」、
「#25」、「#26」、「#31」、「#42」、
「#53」、「#99」・・・短縮番号ではなく予め決
まっている指示番号(4) 異常発信の「「異常発生!異常
発生!ボタンをどれか一つ押して下さい!・・」の音声
に応答する映像送信要求信号等 「1」、・・・・「9」、「0」、「#」、「*」 (5) 応答メッセージ出力部22の第一記録部乃至第五記
録部を選択するための信号 「#*1」、「#*2」、「#*3」、「#*4」、
「#*5」 【0037】前記のメッセージ記録/再生部24が記憶
(記録)を行う時間内に、外線からPB信号が送信され
てくると、該PB信号は、通話回路13を介してPB信
号検出器27に到達し、該PB信号検出器27により
「1」、〜「9」、「0」、「#」、「*」のいずれか
のボタンに対応するデジタル信号に変換され、暗号とし
て解読機28に入力され解読される。 【0038】PB信号検出器27により「1」、〜
「9」、「0」、「#」、「*」のいずれかのボタンに
対応するデジタル信号に変換され解読機28に入力する
信号は、前記のように、解読機28に予め登録されてい
るいくつかの暗号と照合され、特定の暗号であることを
判別して制御回路17に対して識別できる所要の信号を
出力する。解読機28は、暗号解読を行なって制御回路
17が三十二種類の信号に識別できる五ビット信号を出
力する。五ビット信号を出力するように構成すると、十
六個の暗号が使用でき、監視カメラを最大八台を取り付
けて使用できる。 【0039】このセキュリティ電話機1は、暗号書込み
装置45に図1の暗号電波を発射する電波発射機7を差
し込んでデータをやり取りする端子同士を接続し、表示
部30に図3に示す「電話番号/暗号の設定・変更画
面」30aを表示して、上述した暗号の入力を確定して
から暗号書込みを行なう実行ボタンをを押すと、電波発
射機7に異常通報機能を設定する暗号に対応する電波
と、異常通報機能を解除する暗号に対応する電波を書き
込めるようになっている。 【0040】図1の電波発射機7は、青色ボタン7aを
押すとコーダ7bが信号を入力して異常通報機能を設定
する暗号に対応する微弱電波を作って送受信アンテナ7
cから発射し、又、赤色ボタン7fを押すとコーダ7b
が信号を入力して異常通報機能を解除する暗号に対応す
る微弱電波を作って送受信アンテナ7cから発射するよ
うに構成されている。この微弱電波は、30m位の距離
を飛ぶ電波法違反にならない最大限度の電波を用いる。 【0041】セキュリティ電話機1は、図1の電波発射
機7のボタン7aを押すことにより発射する微弱電波
を、送受信アンテナ35を介して受信機36で受信す
る。すると、解読機37が暗号解読を行なって制御回路
17が異常通報機能の設定信号か、又は異常通報機能の
解除信号かについて、識別できる四ビット信号を制御回
路17へ出力する。これに対応して、制御回路17は、
二ビット信号を認識して必要な応答信号をコーダ47に
送り、該コーダ47で作られる応答信号を送信機38を
介して送受信アンテナ35より発射するように構成され
ている。解読器37は制御回路17の一部に構成しても
良い。 【0042】図1に示す電波発射機7は、送受信アンテ
ナ35より発射する微弱電波を、送受信アンテナ7cを
介して受信機7dで受信し、該受信した微弱電波が、異
常通報機能を設定する電波であるときは、青色ボタン7
aに対応位置する青色ランプ7eを2〜3秒間点灯し、
又、異常通報機能を解消する電波であるときは、赤色ボ
タン7fに対応位置する赤色ランプ7gを2〜3秒間点
灯するように構成されている。従って、電波発射機7で
異常通報機能の設定又は解除を行う電波を発射すると、
実際に異常通報機能の設定又は解除が行われたか、否か
は、青色ランプ7e又は赤色ランプ7gが点灯したこと
を確認することで判別できる。 【0043】電話機筐体の外面部に、タグ検出信号入力
端子33と、警告信号出力端子34と、施錠信号入力ス
イッチ39と、警告信号出力端子40が設けられてい
て、これらが制御回路17に接続されている。タグ検出
信号入力端子33には図1のタグ検出装置3aが接続さ
れ、警告信号出力端子34には図1の警告手段4aが接
続され、施錠信号入力スイッチ39には図1のセンサ3
bが接続され、警告信号出力端子40には図1の警告手
段4bが接続される。そして、建物関係者がセキュリテ
ィ電話機1の異常通報機能設定/解除ボタン29aを押
して異常通報機能を設定すると、確認ランプ29bが点
灯し、異常通報機能を解除すると、確認ランプ29bが
消灯し、又、建物関係者がセキュリティ電話機1の留守
番モード設定/解除ボタン29cを押して留守番モード
を設定すると、確認ランプ29dが点灯し、留守番モー
ドを解除すると、確認ランプ29dが消灯する。この場
合、セキュリティ電話機1でのボタン操作による異常通
報機能の設定又は解除及び留守番モード設定/解除は、
先に操作部29の画面呼び出しボタン29eを押して表
示部30に暗号入力して、実行ボタンを押して暗号を確
定してからでないと行なえないように構成されている。
これは、解読機28,37が暗号を照合できないから解
読できないことになり、セキュリティ電話機1でのボタ
ン操作による異常通報機能の設定又は解除及び留守番モ
ード設定/解除ができるようにしてしまうと、電話によ
る異常通報機能の設定又は解除及び留守番モード設定/
解除ができなくなるからである。そして、建物関係者が
セキュリティ電話機1の異常通報機能設定/解除ボタン
29aを押して異常通報機能を設定することを怠って外
出しようとして出入口付近に来ると、図1のタグ検出装
置3aが建物関係者が所持する図1のタグ8を検知して
検知信号を制御回路17に出力する。これに対応して、
制御回路17は、警告信号出力端子34を介して図1の
警告手段4aに信号を出力し、もって警告手段4aが警
告音を発して異常通報機能を設定することを促す。この
とき、最後に外出する人でなければ、警告音を無視すれ
ば良い。又、建物関係者が監視建物Hの異常通報機能を
設定して外出し、戻ってきて監視建物H内に入ろうとし
て解錠したとき、図1のセンサ3bが信号を制御回路1
7へ出力する。これに対応して、制御回路17は、警告
信号出力端子40を介して図1の警告手段4bへ信号を
出力する。これにより、警告手段4bが警告音を発して
異常通報機能を解除することを促す。従って、異常通報
機能を解除することを怠って、出入口扉を開けて、図1
の監視カメラ2aが不法侵入者として検出し、異常通報
を行ってしまうことを回避できる。タグ検知装置3aの
タグ検知範囲を出入口の外まで及ぶようにして、異常通
報機能の設定状態で、外部から監視建物Hの出入口より
入るときに、施錠から解錠にする前に、タグ検知装置3
aでタグ8を検知して警告信号出力端子40に信号を出
力して図1の警告手段4bより異常通報機能を解除する
ことを促す警告音を鳴らすように構成されている。な
お、異常通報機能を設定して外出する際の施錠信号は異
常通報機能の設定には関係なく、施錠を怠っても警告音
を発しない。しかし、異常通報機能を設定して出入口扉
を一旦閉じたら、僅少時間経過して開ける場合を除き、
出入口扉を開けると、図1の監視カメラ2aが建物関係
者であっても不法侵入者として検出するように構成され
ている。(フローチャート参照)鍵6は、電子チップを
モールドして作り暗号を書き込み、錠前装置(図示しな
い)はコード読み取り機を付設して、鍵6を錠前装置に
近づけるだけでコードの照合が行われ、開錠時にコード
が合致すると自動開錠するキーレスエントリシステムと
することが防犯の面から好ましい。タグ検知装置3a
は、磁気検出形、パルス検出形、あるいは通信形等のい
ずれでも良い。タグ8は、タグ検知装置3aの構成に対
応して磁性体であるか、パルス発生部材であるか、ある
いは通信回路内蔵形のタグとされる。なお、警告手段4
a,4bは、ブザーでなくても良い。外部者には気がつ
きにくく、建物関係者には確認できるところに、発光ダ
イオードを設けて暫時点灯するようにしても良いし、或
いは、電波を飛ばしてタグ8又は電波発射機7に付設す
るバイブレータを振動させるか又はブザーを鳴らすよう
に構成しても良い。鍵6と電波発射機7とタグ8を一体
に設けても良い。 【0044】このセキュリティ電話機1は、画像処理部
41と画像圧縮部42と映像メモリ43a,43bとモ
デム44を備えていて、画像処理部41のインターフェ
ースに六台の監視カメラ2a、2b1 、2b2 、2c
1 、2c2 、2dを画像送信ケーブル46で繋いで、監
視カメラ2c2 を除いた五台の監視カメラの映像を画像
処理部41で常時画像処理を行なうとともに、監視カメ
ラ2c1 を除いた五台の監視カメラの映像を画像圧縮部
42で映像信号を圧縮して、異常時には異常映像記憶用
の映像メモリ43aに記憶しかつ制御回路17の指令信
号に応じて圧縮された映像信号をモデム44で音声信号
に変換して通話回路13へ出力して切り替えスイッチ1
5、回線インターフェース10を介し送受信アンテナ1
0から予め登録された電話番号の携帯電話6へ送信し、
又、平常時には画像圧縮部42で圧縮した映像信号を平
常映像記憶用の映像メモリ43bに記憶しかつ制御回路
17の指令信号に応じて圧縮された映像信号をモデム4
4で音声信号に変換して通話回路13に出力するように
構成されている。六台の監視カメラ2a、2b1 、2b
2 、2c1 、2c2 、2dは、映像をコード化して映像
データとして出力するCCDカメラあるいはCMOSカ
メラが使用できる。特に、PB信号によって、絞りと焦
点距離を変化させうる構成が好ましい。セキュリティ電
話機1の操作部29で所要の操作を行って主治医に電話
をかけた場合には、主治医が電話機の「1」〜「8」の
ボタンを押してセキュリティ電話機1に一番近い監視カ
メラの向きを上下方向及び水平方向に調整できて、さら
に絞りと焦点距離を調整できるように構成されている
と、電話によるインフォームドコンセントが行える。こ
の場合には、監視カメラに画像コーデックとモデムを別
途に内包していて、他方、監視カメラと「2」〜「9」
のボタンの関係を解読器28で解読するのではなく、主
治医が「1」〜「8」のボタンを押して送信してきたP
B信号を監視カメラ内のモデムに入れて該監視カメラを
コントロールするように構成する。このようにすると、
通話も確保できる。なお、モデム44と59は共用する
回路構成としても良い。 【0045】監視カメラ2c1 は、紫外線を透過するゲ
ルマニウムフィルタ2c11を備えていて、炎から発する
紫外線を捉えて紫外線の映像を出力する。従って、監視
カメラ2c1 は、炎だけ見ることができて、実際の映像
が見えない。監視カメラ2c 1 の信号は画像処理部41
で画像処理するが画像圧縮をかけず映像メモリにも記憶
しない。そこで、図1に示すように、監視カメラ2c1
に監視カメラ2c2 が抱き合わせて設けられている。監
視カメラ2c2 の信号は画像処理しないで画像圧縮部4
2で画像圧縮して映像メモリ43a又は43bに記憶す
る。なお、どの部屋でも火災を検知するために各部屋に
ついて監視カメラ2c1 、2c2 を抱き合わせて設けて
も良い。 【0046】画像圧縮部42で圧縮した映像信号を二つ
の映像メモリ43a、43bのいずれに記憶するかは、
画像処理部41の異常検出信号を入力する制御回路17
が映像メモリ43a、43bに必要な制御信号を送るこ
とによって決まる。 【0047】画像処理部41における画像処理は、例え
ば、監視カメラ2a、2b1 、2b 2 、2c1 、2dか
ら所定の順番でかつ0.2秒毎に一フレーム分の静止画
映像をフィルタにかけて白黒映像にしてからシフトメモ
リに取り込むようになっていて、同一の監視カメラの先
に取り込んだ映像と後から取り込んだ映像を、それぞれ
画面分割して対応する分割画面の白又は黒のピクセル同
士の数を算出し、偏差がしきい値を越えている分割画面
が1つ又は複数生じたときは映像に動きがあった、すな
わち、不法侵入者が映った、又は炎を検知した、或いは
ガレージ内の車が動いたと判断して、制御回路17に対
して映像に変化があった監視カメラを特定できる四ビッ
トの信号で異常信号を出力するようになっている。五台
の監視カメラの映像を画像処理するときは、先の映像を
画像処理する時点と後の映像を画像処理する時点との時
間差は1秒間であり、不法侵入が1秒以内に行なわれる
ことはないから、監視する時間間隔は充分である。そし
て、上記の画像処理は、不法侵入者が全く動かないでい
ると、分割画面の白又は黒のピクセル同士の数の偏差が
しきい値より小さいので異常として検出されず、その時
の映像は映像メモリ43bに記録される。不法侵入者が
その後に動くとその時の映像は映像メモリ43aに記録
される。従って、不法侵入があった場合、映像メモリ4
3aと映像メモリ43bに振り分けられて記録される。
映像メモリ43a,43bは、フラッシュメモリを使用
するのが好ましい。映像メモリ43bの記憶容量は、保
存が必要ではないので、映像メモリ43aに比べて小さ
くても良く、エンドレスに記憶するのが良い。大容量の
メモリ、例えばDVDメモリを採用する場合は映像メモ
リを一つ用意すれば足りる。フローチャートは、外部か
ら見ることができる映像の対象として、映像メモリ43
aに記憶されている映像としている。外部から、映像メ
モリ43bに記憶されている映像も見られるようにして
も良い。 【0048】画像圧縮部42は、監視カメラ2a、2b
1 、2b2 、2c2 、2dから画像処理部41に入力し
たカラー映像を上記のように、0.2秒毎に一フレーム
の静止画分又は一定量の動画分の映像信号を入力して圧
縮(静止画のときはJPEGに圧縮、動画のときはMP
EGに圧縮)する。cdma2000方式及びW−CD
MA方式が実現すると、2メガビット/秒のデータ電送
量が可能になるので、動画を圧縮して異常通報すること
がイベント認識力の面から防犯、防火等において効果的
である。これに関連し、監視カメラは必要十分にクリア
な映像が取れる品質のものにしたい。 【0049】制御回路17は、画像処理部41から映像
に変化があった監視カメラを特定した四ビットの信号で
異常信号を入力すると、画像処理部41に信号を出して
変化があった映像(白黒フィルタに通す前のカラーの映
像)について画像処理部41から画像圧縮部42へ出力
させ、画像圧縮部42で画像圧縮した映像信号を異常映
像記憶用の映像メモリ43aにカメラ別にかつ時系列で
記憶させ、外部への最初の映像の送信は、最初に異常が
発生しそれを撮影した映像を呼び出して外部へ送信さ
せ、以後は、外部の電話から送信させるPB信号によ
り、決められたカメラの順番でかつ記憶した順番で異常
が映っている映像を送信させるか、又は外部から指定さ
れる順番で異常が映っている映像を送信させる。 【0050】セキュリティ電話機1は、表示部30の片
隅に「映像再生制御画面」30bを表示できるから、こ
の画面30bのボタン機能の説明に従い、操作部29の
ボタンを押すことにより映像メモリ43aが記憶してい
る映像の一部又は全てを表示部30に表示できる。さら
に、片隅に「映像再生制御画面」30bが現れた状態
で、ダビング用映像入出力端子57に図示しない外部記
憶装置(スティック状のケースを使用したフラッシュメ
モリが好ましい)を接続し、「映像再生制御画面」30
b内に表示された映像のダビングを行なう実行ボタンを
前記図示しないポインタ移動手段を用いて映像再生する
実行ボタンを押すことにより、制御回路17が映像メモ
リ43a又は43bから映っている映像信号を取り込ん
で前記図示しない外部記憶装置へ出力するか、又は、制
御回路17が映像メモリ43a又は43bに必要な制御
信号を出力し、該映像メモリ43a又は43bから映っ
ている映像信号を前記図示しない外部記憶装置に出力
し、もって、ダビングができるように構成されている。 【0051】以上説明してきたように、このセキュリテ
ィ電話機1は、監視カメラ2a、2b1 、2b2 、2c
1 、2dが捉えた各映像を画像処理部41で画像処理す
ることにより、監視建物H内への不法侵入が発生する
か、又は監視建物H内の厨房等で火災が発生するか、又
は夜間若しくは不在時にガレージ内の車が動いたことを
検知し、監視カメラ2a、2b1 、2b2 、2c2 、2
dが捉えた映像を画像圧縮して映像メモリ43aに記憶
し、予め登録されている電話番号の携帯電話機6へオー
トダイヤルして送信する異常通報を行ない、映像メモリ
43aに記憶してある異常が映っている映像を送信する
ように構成されている。又、このセキュリティ電話機1
は、異常通報機能が設定状態又は解除状態の何れにあっ
ても、監視建物H内の監視カメラを設置してある任意の
所望の部屋の状況を見たくて、遠隔地で監視機能付き携
帯電話機5を用いて映像を要求する暗号を送ってくれば
監視カメラ2a、2b1 、2b2 、2c2 、2dに撮像
させ、その映像を取り込んで送信するようになってい
る。さらに又、このセキュリティ電話機1は、異常通報
機能を一部解除できるようになっている。すなわち、特
定の監視カメラの映像については異常を検知する機能を
停止させる。具体的には、操作部26の「#」ボタン+
画面呼び出しボタン29eを押して、表示部30に図3
の「電話番号/暗号の設定/変更画面」30aを呼び出
し、もしも、映像の変化から異常を検知しても画像処理
部41から制御回路17に対して異常信号を送らないよ
うにする監視カメラを選択しておく。例えば、画面30
aにおいて、図1の三つの監視カメラ2b1 、2b2 、
2c1を選択して四角ボックスに「レ」点を入力して異
常通報機能を設定する。該選択したカメラについては制
御回路17が記憶しておき異常が発生していないか四ビ
ットの端子へのビット出力をリードしに行くときに照合
して該当するときは応答しないようになっている。従っ
て、該選択したカメラについてはその映像を画像処理し
て動くものを検出し異常が発生したものと判別しても、
画像処理部41から制御回路17に対して異常信号を送
らないので異常通報を行わないが、外部への映像の送信
は制限されない。上記の場合、監視カメラ2a,2dに
ついては異常通報機能を解除していないので、監視カメ
ラ2a又は2bの映像を画像処理していずれかに動くも
のが検出され異常が生じたものと判別したときは、画像
処理部41から制御回路17に対して異常信号を出力す
ることになり、上記のように異常通報を行なうことがで
きる。従って、施錠して、子供が一人で居るときや寝た
きりの要介護老人の監視が必要なとき、或いは夜間はペ
ットだけにして管理する必要があって、しかも、ときど
きその状況を遠隔地で見たいとき、又はガレージ内の自
動車を見たいときには、遠隔地で監視機能付き携帯電話
機5を用いて映像を要求する暗号を送ってくれば、セキ
ュリティ電話機1は、監視カメラ2a、2b、2c2 、
2dに撮像させ、その映像を取り込んで送信できて、し
かも、出入口からの不法侵入を検知して異常通報する異
常通報機能が確保できるように構成されている。外部か
ら建物内の映像を見たい場合、図3の「電話番号/暗号
の設定/変更画面」30aで異常通報先を第一番目の電
話番号の電話機に限定する指定をしておけば、建物関係
者の異常監視携帯電話5にのみ異常通報が行われ、第二
番目の電話番号の電話機へ異常通報することがない。図
18、図19、図20、図21の各フローチャートから
分かるように、電話による、異常通報機能の設定及び解
除、並びに留守番モードの設定解除は、暗号入力する限
り、監視機能付き携帯電話機5に限定されるものでな
く、公衆電話からでも実行できる。 【0052】建物関係者が複数人いて異なる時間に出入
りする場合には、監視建物の出入口扉の錠前装置の鍵6
と電波発射機7及びタグ8とを必要数揃えて、キーホル
ダ等により、切り離さないようにして各人が所持するよ
うにすれば、各人が異常通報機能の設定及び解除を行な
うことができる。従って、子供が一番最後に家を出る場
合にも、異常通報機能の設定を促す警告があるので、異
常通報機能の設定と鍵の掛け忘れが解消できる。それで
も、親が心配なときは、上述したように外部から電話を
掛けることにより、異常通報機能が設定されているか、
解除になっているか確認できる。 【0053】さらに、このセキュリティ電話機1は、夜
間に訪問客が来て異常通報機能を解除して監視建物Hの
出入口の扉を開けたところ、強盗に変身して押し入られ
るとき、入口付近の壁面等に設ける緊急通報スイッチ3
cを押すと、スイッチ3cの信号が緊急通報入力端子6
0を介して制御装置17に検知される。制御装置17
は、異常通報機能を設定してあるか、ないかを問わず、
警告信号出力端子40へ信号を送り図1の警告手段4b
から警告音を連続的に鳴らし、監視カメラ2c1、2d
を除く全ての監視カメラ2a、2b1 、2b2 、2c2
が撮影した映像を画像圧縮部42で画像圧縮して映像メ
モリ43aに記憶するようにしてから、110番をオー
トダイヤルし、異常通報受付電話機との回線が接続した
ら、応答メッセージ出力部22に信号を送って該応答メ
ッセージ出力部22の第五記録部の「強盗!助けて!強
盗!助けて!強盗!助けて!」という叫ぶ音声を流して
から、応答メッセージ出力部22の音声記憶部に予め音
声入力してある氏名、住所を二回繰り返し、次いで、再
び応答メッセージ出力部22に信号を送って該応答メッ
セージ出力部22の第六記憶部の「映像を送信します!
映像を送信します!シャープ(「#」)のボタン!シャ
ープ(「#」)のボタンを押して下さい」と言う音声を
出力して、「#」のボタンを押して生ずるPB信号がP
B信号検出器27に入力し解読機28が解読したら、前
記映像メモリ43aに記憶した映像を送信して警察署の
電話機9Aのディスプレイ9A1 に映像が映るように構
成されている。図7の第十四ステップで緊急通報スイッ
チ3cが押されないか常にウオッチングしており、押し
たときのジャンプ先のサブルーチンプログラムLのフロ
ーチャートは示していない。監視カメラは、PB信号に
より上下左右に揺動できるようにしても良い。 【0054】このセキュリティ電話機1は、予備の緊急
通報用入力端子62を備えている。この端子62は、画
像処理部41の四ビットの異常信号が制御回路17に入
力する端子に接続されている。利用方法としては、動く
ことができない要介護老人や心臓疾患がある寝たきりの
病人の異常通報機能に用いる。具体的には、緊急通報用
入力端子62に延長ケーブルを介して緊急通報スイッチ
を接続し、該スイッチを要介護老人や病人の手の届く位
置に設ける。スイッチを押すと、画像処理部41で映像
に異常を検出しないにも係わらず、制御回路17が異常
を検知して、サブルーチンプログラムBにジャンプす
る。この場合、異常通報機能を設定していないと、異常
通報が行なわれない。出入口の監視カメラ2aについて
のみ異常通報機能を設定する。又、金庫が移動される
か、金庫の扉が開けられた時に信号入力するように用い
ることができる。さらに、GPSシステムを利用した自
己位置決定手段を備えていて、予備の緊急通報用入力端
子62を押したとき、異常発生の場所をカーナビゲーシ
ョンのロケーション情報として警察署又は消防署の異常
通報受付電話機9A又は9Bのディスプレイに点滅表示
されるように信号出力する構成であることが好ましい。
実施の携帯のセキュリティ電話機1は、携帯電話機でも
あるので、専ら監視建物Hに備えるというものではな
く、監視カメラのケーブル46と切り離して監視建物H
の戸締りをしっかりして、旅行等に持参しても良い。 【0055】このセキュリティ電話機1は、操作部29
の「#」ボタン+管理画面呼び出しボタン29fを押す
と、図示しない管理画面が表示部30に表示される。こ
の画面には、電話帳機能、スケジュール管理機能、イン
ターネット機能、名刺管理機能、スクラップブック機
能、カレンダ機能、計算機機能、時計機能、メモ帳機能
等の選択ボタンを集中させておいて、選択してクリック
すれば、各機能のプログラムが作動するように構成され
ている。(図示しない) 【0056】監視建物Hが住居である場合、夜間は、玄
関の監視カメラとガレージの監視カメラについて異常通
報機能の設定を行ない、他の監視カメラは機能を解除し
ておくと、強盗や火災や車の盗難に有効に対処できる。 【0057】表1は本願発明の実施の形態のセキュリテ
ィ電話機1の概略の機能(全てではない)を示す。 【表1】 【0058】図7ないし図22は、上記のように回路構
成されたセキュリティ電話機1に最大限の機能を持たせ
るためのプログラムのフローチャートを示す。又、図7
乃至図22の示すフローチャートは、かなりの実用設計
レベルに近い詳細なフローチャートであり、機能にあら
ゆる融通性を持たせて構成してある。これらのプログラ
ムはROM32に格納されていて、制御回路17が行な
う作業命令である。ROM32は、EEPROMやフラ
ッシュメモリやDVDメモリであっても良い。以下、プ
ログラムのフローチャートを参照して、セキュリティ電
話機1の機能を説明する。 【0059】図7のメインプログラムのフローチャート
を中心に説明する。メイン電源をオンにすると、イニシ
ャライズ−プログラム検証−と進んでから、チェック項
目を一つ一つ入力の有無をチェックしていく。本願発明
は、チェック項目の順序を図7のフローチャートに限定
するものではない。第三ステップは、セキュリティ電話
機1の操作部29のスイッチ29aを押されないかチェ
ックし、スイッチ29aを押すと、図8のサブルーチン
プログラムAにジャンプしてRAM31に設定するフラ
グをチェックして異常通報機能が設定されていなければ
設定し、又、異常通報機能が解除されていなければ解除
する。第四ステップは、監視カメラの映像を画像処理す
る画像処理部41が異常を検出して信号を入力しないか
チェックし、信号が入力すると、図9のサブルーチンプ
ログラムBにジャンプしてフラグをチェックして異常通
報機能が設定されている場合に予め登録された電話番号
をオートダイヤルして接続したら「異常発生!異常発生
!ボタンをどれか一つ押して下さい!異常発生!異常発
生!ボタンをどれか一つ押して下さい!」のメッセージ
を伝え、外部の電話からのPB信号による指示に従っ
て、映像を送信する。第五ステップは、電波発射機7の
ボタン7aを押すことより発射される異常通報機能を設
定する電波を受信しないかチェックし、電波を受信した
ときは、図10のサブルーチンプログラムCにジャンプ
して異常通報機能が設定されていなければ設定する。第
六ステップは、電波発射機7のボタン7fを押すことよ
り発射される異常通報機能を解除する電波を受信しない
かチェックし、電波を受信したときは、図11のサブル
ーチンプログラムDにジャンプしてフラグをチェックし
て異常通報機能が解除されていなければ解除する。第七
ステップは、監視建物Hの出入口に図1のタグ8を所持
した建物関係者が来ないかチェックし、来たときは、図
12のサブルーチンプログラムEにジャンプしてフラグ
をチェックして異常通報機能が設定されていないときに
異常通報機能を設定するように促す警告信号を出し、電
波発射機7で異常通報機能を設定する電波、又は、異常
通報機能を解除する電波を発射するまで警告信号を三回
出力する。第八ステップは、施錠状態から解除状態にな
るときをチェックしていて、なったときは、図13のサ
ブルーチンプログラムFにジャンプしてフラグをチェッ
クして異常通報機能が設定されているときに解除が行な
われると、異常通報を回避するために、出入口の扉を開
ける前に異常通報機能を解除するように促す警告信号を
出す。第九ステップは、セキュリティ電話機1から電話
をかけるときの処理であり、ハンドセット14を持ち上
げると、フックスイッチ12がオンになるのを検知して
サブルーチンプログラムGにジャンプするように構成さ
れている。第十ステップは、外部の電話機からセキュリ
ティ電話機1に電話をかけてきたときの処理である。図
15のサブルーチンプログラムHにジャンプし、留守番
モードの機能が確保され、留守番モードを設定している
ときにはその機能を損なわないようにして、留守番モー
ドを設定しているか、又は解除しているどちらのときで
あっても、図16に示すように外部の電話機からPB信
号の暗号を送信すると、暗号解読して、異常通報機能を
設定する暗号のときは図18のサブルーチンプログラム
Mにジャンプして異常通報機能を設定していなければ設
定して「設定完了!設定完了!」の音声を出力し、異常
通報機能を解除する暗号のときは図19のサブルーチン
プログラムNにジャンプして異常通報機能を解除してい
なければ解除して「解除完了!解除完了!」の音声を出
力し、留守番モードを設定する暗号のときは図20のサ
ブルーチンプログラムPにジャンプして留守番モードを
設定していなければ設定して「設定完了!設定完了!」
の音声を出力し、留守番モードを解除する暗号のときは
図21のサブルーチンプログラムQにジャンプして留守
番モードを解除していなければ解除して「解除完了!解
除完了!」の音声を出力し、さらに、監視建物内の映像
を要求する暗号のときは図22のサブルーチンプログラ
ムRにジャンプしてPB信号の指示信号にしたがって映
像を送信するようになっている。図22のサブルーチン
プログラムRは、一つの監視カメラの映像をいつまでも
送信でき、かつ、異なる監視カメラの映像も選択でき、
同一の監視カメラの映像をスクロールすることもでき
る。上記のフローチャートは、応答メッセージと高周波
音を聞き、メッセージ記録時間(一般的には約20秒
間)を過ぎてからPB信号(暗号及び指示信号)を受け
付けることになっている。しかし、20秒も待っていら
れないという人もいるかもしれない。そこで、ベル音の
奏鳴後にすぐにPB信号(暗号及び指示信号)を受け付
けるようにした方が良い。すなわち、留守番モードを解
除した状態においては、ベル音の鳴る回数が留守番モー
ドを設定した状態のベル音の鳴る回数(たとえば4回)
よりも多く鳴る(たとえば15回位鳴る)ように構成
し、ベル音が鳴るのが停止してからフックスイッチ12
に対して並列接続して設けられた切り換えスイッチ15
をオンにして電話回線を接続し、この時点以降の一定時
間内に暗号入力を受け付けるように構成する。15回位
鳴るようにするのは、監視建物内に人がいればベル音が
鳴りやまないうちに電話に出るであろうし、電話に出な
ければ電話をかけてきた人は受話器を置くであろうし、
監視建物の関係者が電話回線を介して異常通報機能の設
定又は解除や留守番モードの設定又は解除や映像送信を
行ないたければベル音が鳴りやむまで待てるであろう。
もって通常の電話機能を確保できてしかもPB信号を送
信してアクセスできるからである。問題は、留守番モー
ドを設定した状態におけるPB信号によるアクセスに対
する取り扱いである。留守番モードを設定した状態にお
いては、ベル音を数回(たとえば4回)鳴らしてから、
切り換えスイッチ15をオンにして電話回線を接続し、
この時点以降すぐにPB信号(暗号及び指示信号)を受
け付けるようにして、PB信号が入ったら異常通報機能
の設定又は解除や留守番モードの解除や映像送信を行な
い、PB信号が入ってこなかったら、留守番モードのま
ま対応するように構成する。第十一ステップは、操作部
29のスイッチ29cが押されないかチェックしてい
て、押されると、図17のサブルーチンプログラムIに
ジャンプしてフラグをチェックして留守番モードが設定
されていなければ設定し、又は、留守番モードが解除さ
れていなければ解除する。第十二ステップは、操作部2
9の「#」ボタン+画面呼び出しボタン29eが押され
ないかチェックしていて、押されると、図示しないサブ
ルーチンプログラムJにジャンプして、表示部30に秘
密の電話番号と暗号等を入力する「電話番号/暗号の設
定・変更画面」30aが表示され、さらに「映像再生制
御画面」30bが表示されるようになっている。ジャン
プした後のサブルーチンプログラムjのフローチャート
は図示していない。第十三ステップは、操作部29の
「#」ボタン+管理画面呼び出しボタン29fが押され
ないかチェックしていて、押されると、図示しないサブ
ルーチンプログラムkにジャンプして、表示部30に電
話帳機能、スケジュール管理機能、インターネット機
能、名刺管理機能等の他の全ての機能項目を選択する図
示しない管理画面表示されるようになっている。ジャン
プした後のサブルーチンプログラムKのフローチャート
は図示していない。第十四ステップは、図1の緊急通報
スイッチ3cが押されないかチェックしていて、押され
ると、図示しないサブルーチンプログラムLにジャンプ
して、警報出力やカメラ撮影を行ない、110番通報し
て助けを求める音声通報と映像送信を行なう。ジャンプ
した後のサブルーチンプログラムLのフローチャートは
図示していない。 【0060】図1に示す監視機能付き携帯電話機5につ
いては、セキュリテイ電話機1のような詳細なブロック
回路を示していない。図1に示す監視機能付き携帯電話
機5は、図2のタグ検出信号入力端子33と警告信号出
力端子34と施錠信号入力端子39と警告信号出力端子
40と電波発射機暗号書込み機45と画像処理部41と
画像圧縮部42と映像メモリ43a,43bとモデム4
4と選択スイッチ48と接続モジュール55と有線/無
線選択スイッチ56と緊急通報入力端子60,62と信
頼スイッチ63を備えていない。イヤホンは使用できる
構成である。電波発射機暗号書込み機45を設けないで
電波発射機7に暗号書込み機能を備えても良い。他方、
監視機能付き携帯電話機5は、GPSシステムを利用し
た自己位置決定手段を備えていて、通り魔に教われたと
きなどに、操作部の専用のボタンを押すと、110番通
報して自己位置と時間と映像を送信するように構成され
ている(図示しない)。 【0061】監視機能付き携帯電話機5は、リムーバブ
ルなメモリ書込み読出し装置5bを有し、前記送信され
る映像を受信してメモリ書込み読出し装置5bにセット
したメモリ5cに圧縮記憶し、かつ受信した映像をディ
スプレイ5aに映すように構成されている。メモリ5c
は外装がステックタイプのケースであるフラッシュメモ
リを採用するのが好ましい。メモリ書込み読出し装置5
bは、図2のダビング用映像入出力端子57に接続され
る外部記憶装置に該当する。 【0062】監視機能付き携帯電話機5は、操作部の
「#」のボタンを押してから暗号をキー入力すると、デ
ィスプレイ5aに図5に示す「電話番号/暗号の設定/
変更画面」51が表示され、又、「#」のボタンを押さ
ないで暗号をキー入力すると、図6に示す、暗号及び電
話番号が除かれた短縮番号の説明が表示された「短縮ボ
タン機能一覧表示画面」53が表示されるように構成さ
れている。この暗号を忘れたときのことを考慮して、図
3に示すように、セキュリティ電話機1の表示部30に
「電話番号/暗号の設定・変更画面」30aを表示して
その中に記憶させておくのがよい。暗号及び電話番号の
入力は、図5に示す「電話番号/暗号の設定/変更画
面」51において行うことができ、この画面で予め電話
番号と暗号を設定しておかないと、図6の短縮番号は使
用できないようになっている。 【0063】建物関係者は、セキュリティ電話機1につ
いて図3及び図4に示す画面を表示して電話番号と暗号
を設定するときに、監視機能付き携帯電話機5について
図5に示す画面を表示して電話番号と暗号を設定して、
電話番号及び暗号の不一致を回避するようにする。 【0064】監視建物Hにおいて異常が発生しセキュリ
ティ電話機1から監視機能付き携帯電話機5へ異常通報
があって回線を接続すると(電話に出ると)、「異常発
生!ボタンをどれか一つ押してください!・・・」の音
声が流れるので、携帯電話機5の操作部の「1」〜
「9」、「0」、「#」、「*」のいずれかのボタンを
一回だけ押してPB信号をセキュリティ電話機1へ送信
してやれば、セキュリティ電話機1から最初に撮影した
異常(不法侵入者)が映っている映像を送信してきて、
該携帯電話機5のディスプレイ5aに映る。そこで、建
物関係者が「#」のボタンを押さないで暗号をキー入力
すると、図6の「短縮ボタン機能一覧表示画面」53が
表示される。この画面53の表示に従って所望のボタン
を押せば、所望の一部又は全ての映像52を見ることが
できる。不法侵入者が声を出すときは、回線が接続して
いるので聴こえてくる。侵入者が身内の者、社員である
ことが分かったときは、声をかければ聞こえるので、セ
キュリティ電話機1をテレビ電話として通話することが
できる。 【0065】平常時に、ディスプレイ付き電話機5から
セキュリティ電話機1に電話をかけて監視建物Hの内部
を見たいときは、「#」のボタンを押さないで暗号を入
力すると、図6の「短縮ボタン機能一覧表示画面」53
が表示されるので、この画面53を見てキー操作を理解
し、「#」+「5」とボタンを押して映像を要求し、デ
ィスプレイ5aに映像52が映ってから、寸時映像が途
切れる度に、「短縮ボタン機能一覧表示画面」53に示
されるボタン機能の表示に従って所望のボタン操作を押
せば、セキュリティ電話機1がボタン操作以後に映像メ
モリ43aに記憶する映像を送信してくるので、所望の
一部又は全部の映像をディスプレイ5aで見ることがで
きる。なお、平常時とは、画像処理部41から制御回路
17に対して異常信号を出力しているときである。フロ
ーチャートにおいて「平常か」とはこの異常信号の入力
がないかと言うことである。平常時に、ディスプレイ付
き電話機5からセキュリティ電話機1に電話をかけて監
視建物Hの内部を見ることを行うと、アクセスのやり方
が理解できて、異常時に対応すべきキー操作につまづく
ことがない。又、出入口に関して不法侵入の異常通報機
能が確保できて、しかも、外部から監視建物Hの内部を
見られるので、この機能を利用することで、施錠して、
子供が一人で居るときや寝たきりの要介護老人の監視が
必要なとき、或いは夜間はペットだけにして管理する必
要があって、しかも、ときどきその状況を遠隔地で見た
いときに利用できる。このとき、ボタン29jを押す
と、テレビ電話になる。このような目的で使用する監視
カメラ2b1 ,2b2 は、カメラの撮影方向を垂直揺動
と水平揺動できるブラケット装置に装着して、外部から
映像を見るときにブラケット装置を無段階に望みの方向
に遠隔駆動できる構成とし、さらに、カメラのレンズを
高級かつ焦点距離が変化する遠隔駆動できる構成とする
のが好ましい。さらに、老人ホーム等で使用する場合に
は、部屋数に応じて数十台のカメラを接続できる構成と
する。 【0066】特殊な利用方法として、他人のペットをそ
の他人が旅行する等の不在時に食事をさせたりトイレの
世話をする委託業務において、頼まれて世話をする人が
その他人の家に行ってペットの世話をする場合に、依頼
者が、電話をかけてきて本当に世話をしてくれているか
覗き見することが考えられる。外部から監視建物Hの内
部を見られるという機能は、このような利用の仕方をす
ると、信頼関係が損なわれる。そこで、当事者の了解の
下に、信頼スイッチ63を切ることにより、全ての監視
カメラの映像が入力しないようにする。この信頼スイッ
チ63は、例えば、回路状はモデム44と通話回路13
との間に介設すれば良い。信頼スイッチ63を使うこと
は少ないと考えられるので、設ける位置は電話機筐体の
側面にすると良い。スイッチ63をオフにしたときは、
上記の世話をする人が帰宅する際に必ずスイッチ63を
オンにすることを行なわないと、その後のセキュリテイ
が確保できなくなる。 【0067】平常時に、ディスプレイ付き電話機5から
セキュリティ電話機1に電話をかけて異常通報機能の設
定又は解除を行うときは、留守番モードでないときは、
回線が接続した時点より20秒以内に「#」+「1」又
は「#」+「2」とボタンを押すことにより、又、留守
番モードのときは、回線が接続し応答メッセージの後の
メッセージの記録時間帯になった20秒以内に「#」+
「1」又は「#」+「2」とボタンを押すことにより、
セキュリティ電話機1の解読機28が解読して異常通報
機能の設定又は解除を行う。 【0068】不法侵入者が泥棒であると確信したとき
は、「#」+「1」+「0」と短縮ボタンを押せば、監
視建物Hの管轄警察署に電話して異常を通報でき、図6
の画面53で「映像転送」を指示する「#」+「5」+
「3」とボタンを押せば、制御回路17がそのボタンの
PB信号を検出してRAM31に予め記憶してある建物
関係者の当該携帯電話機5の電話番号、氏名、又は名称
及び氏名、年齢、監視建物Hの所在地、建物名、階層、
部屋番号、監視建物の付近の地図を最初に送信し、次に
建物関係者の携帯電話機5で受信した異常(不法侵入
者)が映っている映像を送信するように構成されてい
る。同様に、異常が火災の発生であることを確信したと
きは、「#」+「1」+「9」と短縮ボタンを押せば、
監視建物Hの管轄消防署に電話して異常を通報でき、
又、図6の画面53で「映像転送」を指示する「#」+
「5」+「3」とボタンを押せば、前記と同様の送信が
行なわれる。 【0069】特に、有効な方法として、監視機能付き携
帯電話機5について、電話局より三者通話サービスを受
けるようにしておく。その効果は、上記のように、建物
関係者が受信した映像から不法侵入又は火事であると確
信したら、フックスイッチ12を素早く一回オフにして
オン状態にすると、セキュリティ電話機1との接続が電
話局に保留になり、しかる後に、管轄警察署又は管轄消
防署に電話して異常を通報し、かつ、氏名等の個人デー
タと異常が映っている映像を送信した後、引続き手短か
に説明してから、再びフックスイッチ12を素早く一回
オフにしてオン状態にすると、セキュリティ電話機1と
監視機能付き携帯電話機5と管轄警察署の電話機9A又
は管轄消防署の電話機9Bが三すくみで接続状態になる
から、建物関係者が、図6の画面に示すボタン操作の一
覧を見ながらボタン操作すれば、その都度、PB信号が
セキュリティ電話機1に受信され、その後に生じている
生の映像をセキュリティ電話機1が監視機能付き携帯電
話機5と管轄警察署の電話機9A又は管轄消防署の電話
機9Bに対して送信することになり、従って、建物関係
者及び警察官若しくは消防官が同時に所望の一部又は全
ての生の映像を見ることができる。その後、「#」+
「9」+「9」とボタンを押せば、セキュリティ電話機
1との接続を断つPB信号が流れて、セキュリティ電話
機1との接続を断つことができる。引続き、セキュリテ
ィ電話機1と管轄警察署の電話機9A又は管轄消防署の
電話機9Bの回線接続が確保される。従って、異常につ
いて話し合い、出動の要、不要を決めることができる。
建物関係者は直ちに駆けつけ、警察官又は消防官も監視
建物Hに緊急に駆けつければ、不法侵入者の逮捕の確率
が高くなり、又は火事を初期の段階で迅速な消防活動が
でき、もって、効果的な防犯防火が期待できる。そし
て、管轄警察署の電話機9A又は管轄消防署の電話機9
Bの映像メモリに異常が映っている映像が証拠として残
される。 【0070】cdma2000方式及びW−CDMA方
式が実現すると、2メガビット/秒のデータ電送量が可
能になるので、動画を圧縮して異常通報すること、及
び、インターネットを利用することが防犯、防火等にお
いて効果的である。 【0071】もしも、このような防犯防火通報システム
を受ける公的な保安センターが各地区に設置されるなら
ば、管轄警察署や管轄消防署に替わって一次的に受けて
建物関係者と話し合い、管轄警察署や管轄消防署の出動
要請は保安センターから行なってもらえば良い。監視建
物の加入と警察署及び消防署への登録を促進できて、防
犯・防火システムを官民一体で構築でき、警備会社への
委託が必要でなくなる。以上の通信において、暗号は管
轄警察署、管轄消防署、又は保安センターに決して知ら
れることはないので、プライバシーは守られる。 【0072】監視機能付き携帯電話機5の所持者が他と
電話中のときはセキュリティ電話機1からの電話が通じ
ないと異常を通報できないことになる。これを回避する
ために、監視機能付き携帯電話機5は、電話局よりキャ
ッチホンサービスを受けるようにする必要がある。キャ
ッチホンサービスとは、電話局が行なっているサービス
であり、具体的には、今、Aが電話会社からキャッチホ
ンサービスを受けているものとして、AとBとの電話中
にCからAに電話がかかると、Aに対してB以外のもの
から電話が掛かってきたことを例えばチッ、チッ、・・
・・という割り込み音で電話交換機からAに対してAと
Bとの会話音に重なって流すことによりAに知らせるこ
とができ、Aが受話器を置いてすぐに持ち上げるとCと
電話が繋がり、Bとの電話は電話交換機で保留状態にな
り、Aが受話器を置いてすぐに持ち上げると今度はBと
電話が繋がるシステムである。 【0073】監視機能付き携帯電話機5について、キャ
ッチホンサービスを受けていれば、他との電話中に、自
宅或いは自分の会社のセキュリティ電話機1からの異常
を知らせる電話が入ったときは、上述した三者通話と同
様に、フックスイッチ12を素早く一回オフにしてオン
状態にすると、セキュリティ電話機1に回線が接続され
る。「異常発生!異常発生!ボタンをどれか一つ押して
下さい!異常発生!異常発生!ボタンをどれか一つ押し
て下さい!」の音声が流れるので、再びフックスイッチ
12を素早く一回オフにしてオン状態に保ち今まで話し
ていた電話機に接続し、「異常通報があったので電話を
切ります。後で電話します。」と言って、三たびフック
スイッチ12を素早く一回オフにしてオン状態に保ち、
セキュリティ電話機1に回線を接続する。そして、上述
したように、携帯電話機5の操作部の「1」、〜
「9」、「0」、「#」、「*」のいずれかのボタンを
押してPB信号をセキュリティ電話機1へ送信してやれ
ば、セキュリティ電話機1から最初に撮影した異常(不
法侵入者或いは出火状態)が映っている映像を送信して
きて、該携帯電話機5のディスプレイ5aに映る。そこ
で、建物関係者が「#」のボタンを押さないで暗号をキ
ー入力すると、図6の「短縮ボタン機能一覧表示画面」
53が表示される。他の映像が見たければ、この画面5
3のボタン機能の表示にしたがって所望のボタンを押せ
ば、映像メモリ43aに記憶された所望の一部又は全て
の映像を見ることができる。 【0074】監視機能付き携帯電話機5は、電話局より
キャッチホンサービスではなくキャッチホンサービスII
を受けることもできる。キャッチホンサービスIIは、キ
ャッチホンサービスのような割り込み音が入らない。通
話が終わると、直ちに、誰から電話があったか伝えてく
れるサービスである。従って、監視機能付き携帯電話機
5を使って長時間話していると、異常通報を異常が発生
した時点でキャッチできない。しかし、キャッチホンサ
ービスIIを受けていると、異常通報の受信時に割り込み
音が入らないので、異常が映っている映像が割り込み音
で乱れるということはない。但し、不法侵入者が大声を
出せば、その声がマイクロホン25に拾われて異常が映
っている映像に混ざってくることがあるが、割り込み音
が長く入っているよりは映像を乱れさせることは少ない
と考えられる。従って、現在において、キャッチホンサ
ービスとキャッチホンサービスIIは択一的に受けられる
サービスであるが、電話交換機の技術改善が進めば、キ
ャッチホンサービスとキャッチホンサービスIIの両方を
受けておいて、通常時はキャッチホンサービスを受ける
ようになっていて、キャッチホンサービスで回線が繋が
った電話機については、その通話中は自動的にキャッチ
ホンサービスIIになるサービスを受けるようにする。 【0075】本願発明の防犯・防火システムは、不法侵
入や火災が生じたことを検知して外出先の建物関係者の
ディスプレイ付き携帯電話機で異常時の映像を受信で
き、確認した後に警察や消防等に異常時の映像を送信し
て通報できるシステムであり、警察署又は消防署に通報
して警察官又は消防官の出動を促し監視建物Hへの立入
りを伴い、又、通報が誤報であってはならないことか
ら、相互信頼の醸成が必要となるものと考えられる。 【0076】そこで、監視機能付き携帯電話機5からの
通報は登録制にするのが良い。具体的には、本願発明の
防犯・防火システムを装備している監視建物Hであるこ
とを警察署及び消防署に登録しておき、監視機能付き携
帯電話機5とのディスプレイ付き電話機9Aの間で、及
び監視機能付き携帯電話機5とのディスプレイ付き電話
機9Bとの間で、異常時映像送信のテストを行なって機
器相互間の相性の確認、短縮ボタンを押すことにより管
轄警察署、管轄消防署、又は上述した公的な保安センタ
ーへの通報が正しくオートダイヤルできることの確認、
映像転送のボタンを押すことによりディスプレイ付き電
話機9A又は9Bのディスプレイ9A1又は9B1 に映
る映像とディスプレイ5aに映る映像とが同一であるこ
との確認、等の各テストを行なって全てが正常であるデ
ィスプレイ付き電話機5に対して、監視建物Hとディス
プレイ付き電話機5を関連させて個人情報(全ての暗号
を除く)とともに登録する制度を構築するのが好まし
い。個人の秘密に関するPB信号の暗号の設定は、警察
署及び消防署に知らせる必要がなく、知らせないことで
システムが損なうものではない。なお、誤報を皆無とす
るために、上記のテストの後は、「警察署へ通報」と
「消防署へ通報」と「映像転送」の選択確定は、「異常
時映像送信」の選択確定を行なっているときでないと機
能しないようにロックがかかる構成にしておくのが良
い。監視機能付き携帯電話機5とディスプレイ付き電話
機9A、9Bとの回線接続が構築されるまでは、監視機
能付き携帯電話機5から警察署又は消防署への映像の送
信はファクシミリやパーソナルコンピュータを用いれば
良い。すなわち、ファックスで先に映像を送り、次い
で、電話して不法侵入又は火事が発生したことを通報す
る。この場合、警察署及び消防署のファクシミリ番号及
び電話番号を予め調べて登録しておき、警察署及び消防
署にも本願発明の防犯・防火システムについて了解を求
めておく。 【0077】上記のセキュリティ電話機1の機能・効果
(全てではない)を表2に示す。 【表2】【0078】以上説明してきたように、本願発明は、上
記の実施の形態に限定されるものではない。上記の実施
の形態は、不法侵入と火事のいずれか一方が発生しても
対応する構成であるが、不法侵入だけに対応する構成
と、火事だけに対応する構成、ガレージの車両の盗難だ
けに対応する構成も本願発明に含まれる。なお、セキュ
リティ電話機1は、監視カメラが撮影した映像を画像処
理して不法侵入者の検知及び火災の発生を検知できる画
像処理機能に依らないで、不法侵入者が監視建物Hの出
入口のドアの錠前を開けるか、或いは壊してドアを開け
て侵入しようとするときはドアの内側に設けられドアが
開くと接触して作動するドアセンサが不法侵入を検知
し、又、不法侵入者がガラス窓のガラスを割って鍵を開
けガラス戸を開けて侵入しようとするときはガラスを割
ったことを検知するガラスセンサが不法侵入を検知し、
又、前記二つのセンサによるセンシングの有無に係わら
ず、不法侵入者が監視建物内の部屋或いは通路の特定位
置に来たとき、人体から発する赤外線を検知する赤外線
センサが不法侵入を検知するように構成し、又、厨房の
ガス機具又は電気器具からの失火、コンセントからの失
火、TV等からの失火、アイロンの電源スイッチの切り
忘れによる失火、隣接の監視建物火災の類焼等により、
監視建物H内に煙が発生し、火炎が出て紫外線が発生す
ると、各部屋の天井面に設けた煙センサ及び/又は紫外
線検知センサが検知するように構成して、センサ信号が
コントローラ2に入力した時点より、コントローラ2が
センサに対応して備えられている監視カメラの映像をメ
モリに記憶するように構成されていても良い。ガレージ
の車両の移動についてはフラックスゲートセンサ(地磁
気センサ)を用いるのが良い。又、実際の回路構成にお
いて、図示の回路と相違しても差し支えない。上記の実
施の形態は、PB信号をPB信号検出機27で変調して
解読機28で解読する構成としているが、PB信号では
なくても、「異常通報機能設定」、「異常通報機能解
除」、「通常時映像送信」、「異常時映像送信」にそれ
ぞれ対応する予め決められた信号音であることを正しく
判別できる回路であれば足りる。必ずしもPB信号でな
くても良い。映像を表示できず文字を表示できるディス
プレイ付き携帯電話機を第二の異常通報先に選んで登録
しておくと、異常通報の電話がかかってくるときは、
「異常発生!異常発生!ボタンをどれか一つ押して下さ
い!異常発生!異常発生!ボタンをどれか一つ押して下
さい!」の音声を聴くことができる。監視機能付き携帯
電話機5は、日本国において区別される携帯電話機とP
HSのいずれも含む他、イリジウム衛星等の将来におい
て確立される可能性がある衛星回線を利用する無線電話
機も含む。本願発明のセキュリティ電話機は、夜間に門
扉を閉じた状態から開扉した信号を入力し、次に、一定
時間内に玄関の少し手前に備える赤外線検知器が出力す
る検知信号を入力したときは、セキュリティ電話機1の
スピーカ20を鳴らし、次いで、玄関外に備える監視カ
メラで撮影した映像を表示部30に表示するように構成
を付加しても良い。こうした考えは、本願発明は、考え
られる全ての安全保障を網羅するセキュリティ電話機を
安価で、使いやすくて、全ての家庭や職場に配備して異
常通報、遠隔監視ができて不法侵入、火災、盗難の発生
を予防し、又、インフォームドコンセント等に役立つセ
キュリティ電話機及び異常監視機能付き携帯電話機及び
異常監視装置を提供することを目的としているからであ
る。本願発明のセキュリティ電話機及び監視機能付き携
帯電話機は、上掲の表1及び表2に示すように、普通に
使える電話機であるので、文字通信機能、電話帳機能、
漢字入力機能、テレビ電話機能を備えていることが好ま
しく、発信者の電話機がディスプレイ付き電話機と自宅
の電話機と電話帳に載せてある電話機と公衆電話機の何
れであるかを判別して別々の着信音と応答メッセージを
出力する機能を備えていることが好ましい。 【0079】 【発明の効果】以上説明してきた本願発明のセキュリテ
ィ電話機及び監視機能付き携帯電話機及び異常監視装置
の、特開平09−054887号公報に開示されている
発明、並びに、特開平11−224383号公報に開示
されている発明に比べて優れている特有の効果を以下に
既述する。 【0080】本願第一の発明のセキュリティ電話機によ
れば、 (1)異常が発生したとき通報を行なう異常通報機能の
設定又は解除する暗号が操作部の操作により登録するこ
とができて、異常通報機能の設定又は解除が、電話機の
操作部の操作により行なえるほかに、外部の電話機若し
くはパーソナルコンピュータ等の情報端末による暗号送
信により、又は、セキュリティ電話機の設置場所から離
れている監視建物の出入口付近から発射する微弱な暗号
電波を受信することにより行なえる構成なので、建物所
有者が所持するディスプレイ付き携帯電話機が単一であ
っても、電波発射機を必要な個数容易すれば複数人の利
用の利便が図れる。電波発射機を紛失してしまった場合
も、公衆電話機等、外部の電話機から異常通報機能を設
定する暗号、又は異常通報機能を解除する暗号を入力す
れば、急場を凌げる。又、暗号が分からなくても、セキ
ュリティ電話機に予め登録されている監視機能付き携帯
電話機へ電話をかけて説明し、同電話機からセキュリテ
ィ電話機に電話をかけて暗号送信すれば異常通報機能の
設定又は解除が行なえて急場を凌げる。セキュリティ電
話機に予め登録されている異常通報先のディスプレイ付
き携帯電話機に異常通報機能の設定又は解除を行なう二
つの暗号に短縮ボタンを設定しておけば、暗号を忘れて
しまって異常通報機能の設定又は解除ができなくなると
いう支障が生じない。又、監視建物の出入口付近から発
射する暗号電波による異常通報機能の設定又は解除の場
合も、暗号入力して暗号電波を発射するものではないの
で、暗号を忘れてしまって暗号電波を発射することでき
なくなるという支障が生じない。電波発射機を紛失して
しまった場合も、鍵と同様に、氏名・住所を付記してい
なければ悪用される惧れがない。従来の特開平11−2
24383号の発明では、異常が発生したとき通報を行
なう異常通報機能の設定又は解除が、明記されておら
ず、普通に考えると、電話機の操作部の操作により行な
える構成であると考えられ、従って、複数人の利用の利
便が図れていない。又、特開平9−054887号の発
明では、外出先から帰ってきて入室しようとしてテンキ
ーパネルに入力する暗号をど忘れしてしまうと、異常通
報機能を解除できなくなるから、扉を開けると異常通報
が行なわれてしまい、自分の電話機に異常が通報され、
無駄に一通話が消費されることになる。又、テンキーパ
ネルを悪戯されて異常通報機能が解除される惧れがあ
る。 (2)異常通報機能を解除した状態では異常通報を行な
わない。従って、監視建物内に人がいるときは異常通報
機能を解除しておけば、人の動きを検知して異常発生の
認識することがなく、全員が不在になるときに異常通報
機能を設定すれば良い。 (3)異常通報機能を設定しかつ留守番モードを解除し
た状態において異常が発生したときにはすぐに、又、異
常通報機能を設定しかつ留守番モードを設定した状態に
おいて異常が発生したときには、留守番モードで応答中
であっても途中で通話を断ってすぐに、セキュリティ電
話機に予め登録された異常通報先の電話番号をオートダ
イヤルするように構成されているので、留守番モードを
利用できかつ留守番モードが異常通報機能に悪い条件を
与えることがない。 (4)セキュリティ電話機に予め登録された監視機能付
き携帯電話機の電話番号をオートダイヤルして回線が接
続したら、異常を知らせる通報又は映像の送信許可を求
める信号を送信してから、前記ディスプレイ付き電話機
からの映像送信を要求する信号を送信してくるのを待っ
て、信号を送信してくると、監視カメラが撮影した異常
が映っている映像を送信できる構成なので、監視機能付
き携帯電話機の所有者が電話を出たら、ディスプレイに
異常が映っている映像がいきなり流れることはなく、異
常を知らせる通報又は映像の送信許可を求める信号をき
くことにより、異常通報に対してその後の受信準備がで
きる。異常通報に対してその後の受信準備ができること
は、監視機能付き携帯電話機についてキャッシュホンサ
ービスを受けていると非常に効果が大きい。具体的に
は、前記所有者がディスプレイ付き電話機で他の電話機
との間で通話していて、セキュリティ電話機から異常通
報の電話がかかってくる場合、プップッ、プップッ、・
・・という割り込み音が聞こえてくるので、フックスイ
ッチを一回だけ素早くオフ・オンすると、セキュリティ
電話機からの異常通報又は映像の送信許可を求める信号
が聞こえる。そこで、フックスイッチを一回だけ素早く
オフ・オンして、今まで話していた電話先の相手に電話
を切ることを断ってから、暗号をボタン入力して、ディ
スプレイの片隅にこれから送信されてくる映像をコント
ロールする「短縮ボタン機能一覧画面」を呼び出してか
ら、再び、フックスイッチを一回だけ素早くオフ・オン
すると、セキュリティ電話機からの異常通報又は映像の
送信許可を求める信号が継続して聞こえるので、この時
点で、映像送信を要求する信号を送ってやれば、セキュ
リティ電話機から異常が映っている映像を送ってくるの
で、「短縮ボタン機能一覧画面」による映像の制御がで
きるゆとりができる。従って、異常通報の電話がかかっ
てくる前の相手が重要な商談中とかの場合であっても、
丁重に断りを入れてから、セキュリティ電話機からの異
常通報に対処できるので、セキュリティ電話機からの異
常通報が商談を破断にするようなことには到らないで済
む。従来の特開平11−224383号の発明では、同
様のキャッチホンサービスを受けたとしても、相手に通
話を中断する断りを入れている間に、異常が映っている
映像が見えなくなってしまうことがある。又、特開平9
−054887号の発明では、異常が映っている映像を
送信できない。 (5)外部の電話機やパーソナルコンピュータ等の情報
端末よりセキュリティ電話機に電話をかけて映像送信を
要求する暗号を入力すると、留守番モードを解除した状
態においては、ベル音の鳴る回数が留守番モードを設定
した状態のときよりも所定回数多く鳴るように構成され
ていて、ベル音が鳴るのを停止してから電話回線を接続
し、この時点以降の一定時間内に、前記の情報端末によ
る暗号送信を受信して監視建物内又はガレージを撮影し
た映像を取り込んで画像圧縮をかけて映像メモリに記憶
してある映像を送信するように構成されているので、セ
キュリティ電話機に予め登録された監視機能付き携帯電
話機の所有者以外の者、及び該所有者がセキュリティ電
話機に普通の通話を行なうために電話をかけてきたとき
には、監視建物内に人がいれば、ベル音が鳴り終わらな
いうちに電話にでることができれば普通に通話できる。
そして、監視建物内の映像を見ようとして、監視機能付
き携帯電話機の所有者がセキュリティ電話機に電話をか
けてきたときには、監視建物内に人がいない場合には、
ベル音が鳴り終わってから監視建物内の映像を見ること
ができ、監視建物内に人がいれば、ベル音が鳴り終わら
ないうちに電話にでると普通に通話できる。 (6)外部の電話機やパーソナルコンピュータ等の情報
端末よりセキュリティ電話機に電話をかけて映像送信を
要求する暗号を入力すると、留守番モードを設定した状
態においては、ベル音を数回鳴らして電話回線を接続
し、この時点以降の一定時間内に、前記の情報端末によ
る暗号送信を受信すると監視建物内又はガレージを撮影
した映像を取り込んで画像圧縮をかけて映像メモリに記
憶してある映像を送信するように構成されているので、
留守番モードが設定されていても映像送信ができ、情報
端末のディスプレイで映像を見ることができる。 (7)映像の変更は、映像の変更を要求するPB信号の
入力に基づいて行なうように構成されているので、異常
発生時に送信してくる映像と、平常時に外部からの暗号
入力により送信してくる映像のいずれの場合も、複数の
監視カメラの映像を選択して望みのままに見ることがで
きる。異常発生時には、不法侵入者が誰であるのか、監
視カメラを変更することにより多点ポイントで多面的に
確認することでき、又、火災の発生についても何処で発
生したか、何処まで類焼しているのか確認できる。従っ
て、充分に異常の発生について誤認を防ぐことができる
ので、警察署又は消防署への異常通報の誤報を回避でき
る。従来の特開平11−224383号の発明では、玄
関に向けた監視カメラ一台しかなく、多点ポイントで多
面的に確認することできず、無断侵入した不審者の映像
を瞬間的なものであると、同様のキャッチホンサービス
を受けたとしても、相手に通話を中断する断りを入れて
いる間に、異常が映っている映像が見えなくなってしま
うことがあり、又、送信してくる映像は一方的なもので
あって、異常通報を受けた側から映像の選択、監視カメ
ラの選択ができないから、無断侵入した瞬間を数秒間は
っきり撮影できないときには、無断侵入した不審者が誰
であるのか充分に確認できないので、異常通報機能の設
定又は解除が電話機の操作部で行なえる構成と絡んで、
複数人使用の場合に家族への訪問客を不法侵入者と誤認
する場合があり、警察署又は消防署への誤報も起こりう
る。又、特開平9−054887号の発明では、異常が
映っている映像を送信できない。 【0081】本願第二の発明のセキュリティ電話機によ
れば、上述した本願第一の発明のセキュリティ電話機の
効果を備えていることに加えて、以下の効果がある。 (8)画像処理部と画像圧縮部を、異常検知して異常通
報先に映像を送信する場合と、平常時に外部の情報端末
から送信されてくる映像要求信号に対して映像を送信す
る場合の両方に適用できる。又、センサによって異常を
検出しそれに基づいて監視カメラの映像を取り込む場合
に比べて、画像処理部と監視カメラを繋ぐ配線工事が容
易になる。又、異常が発生して最初に送信する映像には
異常が映っているように構成されているので、監視機能
付き携帯電話機の所有者が映像の変更を要求するPB信
号を送らなければ、いつまでも、異常が映っている最初
の映像をじっくりと見ることができ、その後にPB信号
を送信して映像の変更して他の異常が映っている映像を
探すことができる。 【0082】本願第三の発明のセキュリティ電話機によ
れば、上述した本願第一の発明又は第二の発明のセキュ
リティ電話機の効果を備えていることに加えて、以下の
効果がある。 (9)出入口を監視する監視カメラと厨房を監視する監
視カメラの異常通報機能を確保し、他の監視カメラを異
常検知対象から外せば、出入口から不法侵入があれば異
常通報を行ない、厨房等で万一火災が起これば異常通報
を行なうことができて、そのように異常通報機能が確保
された状況で監視建物内に所在する自分では移動できな
い病人、高齢者、檻に入れられたペットを遠隔監視でき
る。従って、高齢者福祉施設における夜間の遠隔監視装
置用のセキュリティ電話機として適用でき、又、ペット
ホテルやペット病院における遠隔監視装置用のセキュリ
ティ電話機として適用できる。 【0083】本願第四の発明のセキュリティ電話機によ
れば、上述した本願第一の発明乃至第三の発明のセキュ
リティ電話機の効果を備えていることに加えて、以下の
効果がある。 (10)異常通報機能を解除した状態で建物関係者が外
出しようして出入口までくると、異常通報機能を設定す
るように促す警告信号が出力する構成なので、出入口の
位置で電波発射機より異常通報機能を設定する微弱電波
を発射すれば異常通報機能を設定することができ、建物
関係者がセキュリティ電話機の所まで戻って異常通報機
能を設定/解除するボタンを押す面倒を回避できる。
又、建物関係者が異常通報機能を設定し施錠して外出し
た後、同じ建物関係者又は異なる建物関係者が解錠する
か、又はタグを所持した関係者が監視建物の出入口の扉
の前に立つと、異常通報機能を解除するように促す警告
信号が出力する構成なので、電波発射機より微弱電波を
発射して異常通報機能を解除することができ、建物関係
者が異常通報機能を解除することをうっかり忘れて扉を
開いてしまい監視建物内で扉方向に向けた監視カメラで
異常の発生を検知されて異常通報されてしまうことを回
避できる。又、不法侵入者にあっては、解錠して侵入し
ようとすると、警告信号を発するので、不法侵入を躊躇
うことにつながる。 【0084】本願第五の発明のセキュリティ電話機によ
れば、上述した本願第一の発明乃至第四の発明のセキュ
リティ電話機の効果を備えていることに加えて、以下の
効果がある。 (11)電話機本体内に電波発射機暗号入力機を備えて
いるので、電波発射機に暗号の書込み・変更ができる。
電波発射機を紛失した場合も新たに電波発射機を用意し
て暗号の書込みができる。電波発射機に暗号の書込み装
置を備えると、電波発射機が大型化して重く厚く、必要
数の電波発射機を備える必要があるので全体としてコス
トが高くなり携帯性がなくなる。又、電話機において電
波発射機に書き込む暗号の登録を行なえば、セキュリテ
ィ電話機の回路を構成している解読機に登録する暗号と
不一致になることはない。 【0085】本願第六の発明のセキュリティ電話機によ
れば、上述した本願第一の発明乃至第五の発明のセキュ
リティ電話機の効果を備えていることに加えて、以下の
効果がある。 (12)通常時には有線電話回線による通話が確保さ
れ、犯罪者が電話線と送電線を切って不法侵入を行なう
と、継続して蓄電池による電源が確保できてかつ自動的
に無線電話に切り替わって継続して異常通報機能を確保
し建物関係者の監視機能付き携帯電話機へオートダイヤ
ルして異常通報を行い映像を送信する。又、大地震或い
は大火事等の天災により電話線と送電線が切れても、電
源が確保できてかつ自動的に無線電話に切り替わるか
ら、継続して異常通報機能を確保できる。 【0086】本願第七の発明の監視機能付き携帯電話機
によれば、 (13)第三者との通話中に、セキュリティ電話機から
異常通報があったときに確実に異常通報を受け付けるこ
とができ、そして、自分で異常の発生を充分にチェック
して誤報にならないように管轄警察署又は管轄消防署又
は公的な保安センターへ異常通報できてかつ映像を転送
することができ、しかも、管轄警察署等の異常通報受付
電話機に応対した管理官とともに、セキュリティ電話機
から送信されてくる異常が映っている全く同一の映像を
それぞれのディスプレイで見ることができて、建物関係
者と管理官との間で話が現に送信されている異常が映っ
ている映像についで、説明や質疑応答がリアルタイムで
行なえる。 【0087】本願第八の発明の監視機能付き携帯電話機
によれば、 (14)本願発明のセキュリティ電話機において使用す
る数種類の暗号及び短縮符号を間違いなく設定できて、
異常通報機能の設定又は解除、及び監視建物に備えた監
視カメラで撮影した映像を受信するためのアクセスであ
る暗号入力を短縮ボタン機能を使用してセキュリティ電
話機に対して確実に行なえて、さらに、セキュリティ電
話機から送信されてくる映像のコントロールを短縮ボタ
ン機能を使用して行なうことができ、さらに又、異常が
確認されたときは短縮ボタン機能を使用して監視建物の
管轄警察署又は管轄消防署のディスプレイ付き電話番号
を間違いなくきわめて簡単にオートダイヤルできる。 【0088】本願第九の発明の監視機能付き携帯電話機
によれば、本願第八の発明の監視機能付き携帯電話機の
効果に加え以下の効果を有する。 (15)セキュリティ電話機から送信されディスプレイ
に表示される映像を自由にコントロールできる。 【0089】本願第十の発明の監視機能付き携帯電話機
によれば、本願第一の発明のセキュリティ電話機の効果
に加え以下の効果を有する。 (16)監視建物の管轄警察署又は管轄消防署の異常通
報受付電話機のディスプレイに対して、ディスプレイ付
き携帯電話機の所有者、すなわち管轄警察署又は管轄消
防署へ電話通報した人と異常が生じている建物の所在地
を確実に管轄警察署又は管轄消防署へ伝えることができ
て、しかも映像を転送できるから、管轄警察署又は管轄
消防署の異常通報受付電話機に応対した管理官に状況を
一目で分かるように伝えられ、誤報か否かは直ちに確認
でき、出動が迅速にできて現場への到着時間が短縮され
る。 【0090】本願第十一の発明の異常監視装置によれ
ば、 (17)上述したいずれかの本願発明のセキュリティ電
話機が備えている全ての効果を備えた異常監視機能を有
する。 【0091】本願第十二の発明の異常監視装置によれ
ば、本願第十一の発明の異常監視装置が備えている効果
に加えて、以下の効果がある。 (18)異常通報機能を解除した状態で建物関係者が外
出しようして出入口までくると、異常通報機能を設定す
るように促す警告信号が出力する構成なので、出入口の
位置で電波発射機より異常通報機能を設定する微弱電波
を発射すれば異常通報機能を設定することができ、建物
関係者がセキュリティ電話機の所まで戻って異常通報機
能を設定/解除するボタンを押す面倒を回避できる。
又、建物関係者が異常通報機能を設定し施錠して外出し
た後、同じ建物関係者又は異なる建物関係者が解錠する
か、又はタグを所持した関係者が監視建物の出入口の扉
の前に立つと、異常通報機能を解除するように促す警告
信号が出力する構成なので、電波発射機より微弱電波を
発射して異常通報機能を解除することができ、建物関係
者が異常通報機能を解除することをうっかり忘れて扉を
開いてしまい監視建物内で扉方向に向けた監視カメラで
異常の発生を検知されて異常通報されてしまうことを回
避できる。又、不法侵入者にあっては、解錠して侵入し
ようとすると、警告信号を発するので、不法侵入をため
らうことにつながる。本願発明のセキュリティ電話機と
監視機能付き携帯電話機を中核に備えた本願発明の異常
監視装置によれば、建物関係者が外出先でディスプレイ
の映像を確認した後に警察署や消防署へ通報でき誤報を
回避できて警備会社への委託が必要でなくなる。市町村
単位の行政地域で公的な防犯・防火の通報を受け付ける
組織ができて、警察署や消防署へ通報するシステムを構
築できることに繋がるから、社会基盤整備としても好ま
しい。
携帯電話機を中核に備えた本願発明の異常監視装置の実
施の形態を示す概略説明図。 【図2】本願発明のセキュリティ電話機の実施の形態を
示すブロック図。 【図3】本願発明のセキュリティ電話機の表示部に表示
される第一の画面。 【図4】本願発明のセキュリティ電話機の表示部に表示
される第二の画面。 【図5】本願発明のセキュリティ電話機の異常通報先
の、本願発明の異常監視装置用のディスプレイ付き携帯
電話機の表示部に表示される第一の画面。 【図6】本願発明のセキュリティ電話機の異常通報先
の、本願発明の異常監視装置用のディスプレイ付き携帯
電話機の表示部に表示される第二の画面。 【図7】メインプログラムのフローチャートを示す。 【図8】メインプログラムのフローチャートに示すサブ
プログラムAのフローチャートを示す。 【図9】メインプログラムのフローチャートに示すサブ
プログラムBのフローチャートを示す。 【図10】メインプログラムのフローチャートに示すサ
ブプログラムCのフローチャートを示す。 【図11】メインプログラムのフローチャートに示すサ
ブプログラムDのフローチャートを示す。 【図12】メインプログラムのフローチャートに示すサ
ブプログラムEのフローチャートを示す。 【図13】メインプログラムのフローチャートに示すサ
ブプログラムFのフローチャートを示す。 【図14】メインプログラムのフローチャートに示すサ
ブプログラムGのフローチャートを示す。 【図15】メインプログラムのフローチャートに示すサ
ブプログラムHのフローチャートの前半を示す。 【図16】メインプログラムのフローチャートに示すサ
ブプログラムHのフローチャートの後半を示す。 【図17】メインプログラムのフローチャートに示すサ
ブプログラムIのフローチャートを示す。 【図18】サブプログラムHのフローチャートに示すサ
ブプログラムMのフローチャートを示す。 【図19】サブプログラムHのフローチャートに示すサ
ブプログラムNのフローチャートを示す。 【図20】サブプログラムHのフローチャートに示すサ
ブプログラムPのフローチャートを示す。 【図21】サブプログラムHのフローチャートに示すサ
ブプログラムQのフローチャートを示す。 【図22】サブプログラムHのフローチャートに示すサ
ブプログラムRのフローチャートを示す。 【符号の説明】 H・・・監視建物、1・・・セキュリティ電話機、2
a,2b1 ,2b2 ,2c1 ,2c2 ,2d・・・監視
カメラ、2c11・・・ゲルマニウムフィルタ、3a・・
・タグ検知装置、3b・・・センサ、3c・・・緊急通
報センサ、3c・・・緊急通報センサ、4a,4b・・
・警告手段、5・・・監視機能付き携帯電話機、5a・
・・ディスプレイ、5b・・・リムーバブルなメモリ書
込み読出し装置、5c・・・メモリ、6・・・鍵、7・
・・電波発射機、7a・・・青色ボタン、7b・・・コ
ーダ、7c・・・送受信アンテナ、7d・・・受信機、
7e・・・青色ボタン、7f・・・赤色ボタン、7g・
・・赤色ランプ、8・・・タグ、9A・・・異常通報受
付電話機、9A1 ・・・ディスプレイ、9B・・・消防
署のディスプレイ付き電話、9B1 ・・・ディスプレ
イ、10・・・送受信アンテナ、11・・・回線インタ
ーフェース、12・・・フックスイッチ、13・・・通
話回路、14・・・ハンドセット、15・・・切り替え
スイッチ、16・・・リレー、17・・・制御回路、1
8・・・着信/終話検出回路、19・・・着信音発生回
路、20・・・スピーカー、21・・・発信者電話番号
受信部、22・・・応答メッセージ出力部、22a・・
・メッセージ選択部、22b・・・メッセージ記録部、
22c・・・音声信号入出力変換部、23・・・高周波
出力部、24・・・メッセージ記録/再生部、25・・
・マイクロホン、26・・・PB信号発生回路、27・
・・PB信号検出器、28・・・解読器、29・・・操
作部、29a・・・スイッチ、29b・・・ランプ、2
9c・・・スイッチ、29d・・・ランプ、29e・・
・画面呼び出しボタン、29f・・・画面呼び出しボタ
ン、29g・・・マイクボタン、29h・・・録音再生
ボタン、29i・・・応答メッセージ入力ボタン、29
j・・・映像送信ボタン、29k・・・ファインダーボ
タン、30・・・表示部、30a・・・電話番号/暗号
の設定・変更画面、30b・・・異常映像再生制御画
面、31・・・RAM、32・・・ROM、33・・・
タグ検出信号入力端子、34・・・警告信号出力端子、
35・・・送受信アンテナ、36・・・受信機、37・
・・解読機、38・・・送信機、39・・・施錠信号入
力スイッチ、40・・・警告信号出力端子、41・・・
画像処理部、42・・・画像圧縮部、43a,43b・
・・映像メモリ、44・・・モデム、45・・・暗号書
込み装置、46・・・画像送信ケーブル、47・・・コ
ーダ、48・・・選択スイッチ、49・・・カメラ、5
0・・・画像圧縮部、51・・・電話番号/暗号の設定
・変更画面、52・・・映像、53・・・短縮ボタン機
能一覧表示画面、54・・・フラッシュメモリ、55・
・・接続モジュール、56・・・有線/無線選択スイッ
チ、57・・・ダビング用映像入出力端子、58・・・
デュアルポートメモリ、59・・・モデム、60・・・
緊急通報信号入力端子、61・・・切り換えスイッチ、
62・・・緊急通報信号入力端子、63・・・信頼スイ
ッチ、
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 【請求項1】 監視建物に備える監視カメラと接続して
備えられ、異常通報機能の設定又は解除を要求する暗
号、及び監視建物内若しくはガレージ内を監視カメラで
撮影した映像を送信することを要求する暗号について、
操作部の操作により登録できるように構成されていて、 異常が発生したとき通報を行なう異常通報機能の設定又
は解除が、電話機の操作部の操作により、及び外部の電
話機若しくはパーソナルコンピュータ等の情報端末によ
る暗号送信により、及び監視建物の出入口付近より発射
する暗号電波の受信により行なえるように構成され、 異常通報機能を解除した状態では異常通報を行なわず、
異常通報機能を設定しかつ留守番モードを解除した状態
において異常が発生したときにはすぐに、又、異常通報
機能を設定しかつ留守番モードを設定した状態において
異常が発生したときには、留守番モードで応答中であっ
ても途中で通話を断ってすぐに、予め登録された監視機
能付き携帯電話機の電話番号をオートダイヤルして回線
が接続したら、異常を知らせる通報又は映像の送信許可
を求める信号を送信するように構成され、次いで外部の
電話機からの映像送信を要求する信号を受信すると、監
視カメラが撮影した異常が映っている映像を送信するよ
うに構成され、 又、前記の情報端末から送信される暗号を入力して行な
う、異常通報機能の設定又は解除、及び情報端末への映
像送信は、 留守番モードを解除した状態においては、ベル音の鳴る
回数が留守番モードを設定した状態のときよりも所定回
数多く鳴るように構成されていて、ベル音が鳴るのが停
止してからフックスイッチに対して並列接続して設けら
れた切り換えスイッチをオンにして電話回線を接続し、
この時点以降の一定時間内に暗号入力して行なうように
構成され、又、留守番モードを設定した状態において
は、ベル音を数回鳴らして停止させて切り換えスイッチ
をオンにして電話回線を接続し、この時点以降の一定時
間内に暗号入力して行なうように構成され、 映像の変更は、映像の変更を要求する信号の入力に基づ
いて行なうように構成されている、ことを特徴とするセ
キュリティ電話機。 【請求項2】 前記の監視機能付き携帯電話機へ映像送
信する際は、複数台の監視カメラが撮影した映像を画像
処理して映像に変化が生じて最初に発生した異常を検知
しその監視カメラの識別信号を含む異常検知信号を制御
回路に出力し、異常検知信号に基づいて制御回路が出力
する指示信号により全ての監視カメラの映像信号をそれ
ぞれ圧縮して映像メモリに記憶し該映像メモリから圧縮
した映像信号をリードしてモデムを介して通話回路へ出
力し、異常時通報先のディスプレイ付き電話機へ送信
し、その際、最初に発生した異常が映っている監視カメ
ラの映像を送信し、その後は、映像の変更を要求する信
号の入力に基づいて、映像の変更を行なうように構成さ
れ、 又、前記の情報端末へ映像送信する際は、 前記の情報端末により指定される監視カメラの映像信号
を圧縮して映像メモリに記憶し該映像メモリから圧縮し
た映像信号をリードしてモデムから通話回路へ出力して
前記の情報端末へ送信し、映像の変更は、前記の情報端
末から出力される映像の変更を要求するPB信号の入力
に基づいて行なうように構成されている、ことを特徴と
する〔請求項1〕に記載のセキュリティ電話機。 【請求項3】 任意の監視カメラについて異常通報機能
の対象外として電話機の操作部より予め指定できるよう
に構成され、該指定した監視カメラが撮影した映像につ
いて、画像処理による異常検知対象から外し、かつ、外
部への映像送信は行なうように構成されている、ことを
特徴とする〔請求項1〕又は〔請求項2〕に記載のセキ
ュリティ電話機。 【請求項4】 前記の電波発射機による異常通報機能の
設定又は解除は、異常通報機能を解除した状態で建物関
係者が外出しようとすると、出入口付近に設けるタグ検
出器が建物関係者が所持するタグを検知した信号を入力
して異常通報機能を設定するように促す警告信号を出力
するように構成され、建物関係者が所持する電波発射機
より発射する異常通報機能を設定する微弱電波を受信す
ると、異常通報機能を設定しかつ設定完了を確認する信
号を出力するように構成され、又、異常通報機能を設定
した状態かつ施錠状態で、出入口の扉の錠前装置を解錠
する信号を入力するか、又は出入口付近に設けるタグ検
出器が建物関係者が所持するタグを検出した信号を入力
すると、異常通報機能を解除するように促す警告信号を
出力するように構成され、建物関係者が所持する電波発
射機より発射する異常通報機能を解除する微弱電波を受
信すると、異常通報機能を解除しかつ解除完了を確認す
る信号を出力するように構成されている、ことを特徴と
する〔請求項1〕乃至〔請求項3〕のいずれか一項に記
載のセキュリティ電話機。 【請求項5】 電話機本体内に電波発射機暗号入力機を
備えていて、電波発射機をデータ入力できるように接続
して暗号の書込み・変更ができるように構成されてい
る、ことを特徴とする〔請求項1〕乃至〔請求項4〕の
いずれか一項に記載のセキュリティ電話機。 【請求項6】 無線電話回線に接続する送受信アンテナ
と、有線電話回線に接続する接続モジュールを、有線/
無線切り換えスイッチを介して回線インターフェースに
接続され、有線/無線切り換えスイッチの通常時の電気
的接続状態が、有線電話回線による通話が行なわれるよ
うに構成されていて、 接続モジュールと有線/無線切り換えスイッチとの間で
電話電流が流れなくなったことを検知すると、有線/無
線切り換えスイッチを切り換えて無線電話回線による通
話が行なわれるように構成され、 又、通常において電力線から給電され、遮電になったと
きには蓄電池による給電が行なわれるように構成されて
いる、ことを特徴とする〔請求項1〕乃至〔請求項5〕
のいずれか一項に記載のセキュリティ電話機。 【請求項7】 暗号を入力してディスプレイに「電話番
号/暗号の設定/変更画面」を呼び出し、異常通報機能
の設定又は解除を要求する暗号、及び監視建物内を監視
カメラで撮影し映像を送信することを要求する暗号、監
視建物の所在する管轄警察署若しくは管轄消防署の異常
通報受付電話機の電話番号について、それぞれ短縮ボタ
ン操作と関連付けて登録することができるように構成さ
れ、 別の暗号を入力すると、ディスプレイの片隅に短縮ボタ
ン操作の一覧を記載した「短縮ボタン機能一覧表示画
面」を呼び出せる構成であり、かつ、ディスプレイの片
隅に短縮ボタン機能一覧表示画面を表示したまま映像が
表示できるように構成されていることを特徴とする監視
機能付き携帯電話機。 【請求項8】 「短縮ボタン機能一覧表示画面」の中
に、異なる監視カメラの映像に変更する短縮ボタン機
能、同一の監視カメラの異なる映像に変更する短縮ボタ
ン機能が表示され、短縮ボタン機能を実行してセキュリ
ティ電話機から送信されディスプレイに写る映像を変更
できるように構成されていることを特徴とする〔請求項
7〕に記載の監視機能付き携帯電話機。 【請求項9】 短縮ボタン操作により予め登録された管
轄警察署又は管轄消防署又は公的な保安センタ−の異常
通報受付電話機又はパーソナルコンピュータ又はファク
シミリ等の情報端末にオートダイヤルして回線接続でき
るように構成されていて、回線接続してからさらに、短
縮キー操作により、該監視機能付き携帯電話機の所有者
の氏名等の予め登録された個人データと、セキュリティ
電話機から受信した異常が映っている映像を、管轄警察
署若しくは管轄消防署の前記情報端末へ送信できるよう
に構成されている、ことを特徴とする〔請求項7〕又は
〔請求項8〕のいずれか一項に記載の監視機能付き携帯
電話機。 【請求項10】 監視建物の内部に、オートダイヤルし
て異常通報し映像送信する異常通報機能、及び電話機の
操作部の操作により又はオート着信して送信されてくる
暗号の解読により若しくは電波発射機が発射する暗号電
波の解読により前記異常通報機能を設定または解除する
機能、及びオート着信して送信されてくる暗号を解読し
映像送信する機能を有するセキュリティ電話機を備え、
監視建物の内部又は外部を監視カメラで撮影し、その映
像信号をセキュリティ電話機に入力するとともに、セキ
ュリティ電話機に監視機能付き携帯電話機の電話番号を
予め登録しておき、又、監視機能付き携帯電話機につい
て電話局からキャッチホンサービス及び三者電話サービ
スを受けておき、さらに、監視機能付き携帯電話機に管
轄警察署又は管轄消防署又は管轄消防署又は公的な保安
センタ−の異常通報受付電話機の電話番号を予め登録し
ておき、 セキュリティ電話機の異常通報機能を設定した状態で監
視建物の内部又は外部に異常が発生したら、セキュリテ
ィ電話機が監視機能付き携帯電話機にオートダイヤルし
回線が通じたら異常が写っている映像を送信し、監視機
能付き携帯電話機の所持者がディスプレイに写った映像
から異常を確認できたら、監視機能付き携帯電話機で前
記の異常通報受付電話機に映像を転送し、 又、平常時には、監視機能付き携帯電話機が送信する暗
号をセキュリティ電話機が解読して、セキュリティ電話
機が異常通報機能の設定又は解除を行い、及び、監視機
能付き携帯電話機が送信する暗号をセキュリティ電話機
が解読して、セキュリティ電話機が監視機能付き携帯電
話機へ映像を送信する、ことを特徴とする異常監視方
法。 【請求項11】 〔請求項1〕乃至〔請求項6〕のいず
れか一項に記載の発明のセキュリティ電話機と、異常通
報機能の設定状態で建物内の異常を撮影してセキュリテ
ィ電話機へ映像信号を出力する監視カメラと、セキュリ
ティ電話機に予め登録されていて異常が発生するとセキ
ュリティ電話機から映像を受信して異常を確認できたら
セキュリティ電話機から送信された映像を予め登録して
ある管轄警察署又は管轄消防署又は管轄消防署又は公的
な保安センタ−の異常通報受付電話機に映像を転送でき
る監視機能付き携帯電話機を含むことを特徴とする異常
監視装置。 【請求項12】 監視建物の出入口付近に備えられるタ
グ検知装置と、監視建物の出入口付近に備えられタグ検
知装置がタグを検知したときにセキュリティ電話機から
の信号により異常通報機能の設定を促す警告と設定完了
を促す警告を出力する警告手段と、又はセキュリティ電
話機に対して監視建物の出入口付近より異常通報機能の
設定を促す暗号電波又は異常通報機能の解除を促す暗号
電波を発射する電波発射機を含んでいることを特徴とす
る〔請求項10〕又は〔請求項11〕に記載の異常監視
装置。
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- 1999-12-13 JP JP35301799A patent/JP4406981B2/ja not_active Expired - Fee Related
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