JP2003078741A - ファクシミリ装置及びファクシミリ再送方法 - Google Patents

ファクシミリ装置及びファクシミリ再送方法

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JP2003078741A JP2001265253A JP2001265253A JP2003078741A JP 2003078741 A JP2003078741 A JP 2003078741A JP 2001265253 A JP2001265253 A JP 2001265253A JP 2001265253 A JP2001265253 A JP 2001265253A JP 2003078741 A JP2003078741 A JP 2003078741A
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Takahiro Maeda
隆宏 前田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 着信があった際に、着信相手である発信者に
対する送信未完了文書がある場合、自動的に再送動作を
起動するファクシミリ装置を提供する。 【解決手段】 送信すべき文書を記憶すると共に、送信
未完了文書と該送信未完了文書の送信先情報とを記憶す
る記憶装置15と、着信時にネットワーク100からの
発信者情報を発信者情報取得部11aにて取得し、送信
未完了文書に関する前記送信先情報と照合し、一致する
送信先情報がある場合、一致した該送信先情報に対応す
る前記送信未完了文書を、前記発信者情報が示す宛先に
自動再送する手順を起動する。また、送信未完了文書に
対応する送信先相手からの着信である旨や送信未完了文
書を手動送信する手動送信手段の案内を着信者側に報知
する。また、当該発信者宛の送信未完了文書が存在して
いる旨や自動再送手順を起動する選択ができる選択案内
を発信者側にデジタル音声処理装置21により音声情報
として報知する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ファクシミリ装置
とファクシミリ再送方法とに関し、送信文書を蓄積記憶
する蓄積記憶手段と、発信者情報を取得する発信者情報
取得手段とを有するファクシミリ装置とファクシミリ再
送方法とに関する。特に、送信が未完了の文書に関する
送信先情報を管理する送信未完了文書管理手段を有し、
送信未完了文書の送信先相手からの着信を契機として、
自動再送,手動再送又は受信督促を行なうファクシミリ
装置とファクシミリ再送方法とに関する。
【0002】
【従来の技術】近年、ファクシミリ装置においては、読
み取り文書の画像データを蓄積して、メモリ送信するこ
とが可能なファクシミリ装置が多く使用されており、原
稿読み取り時間を短縮することができると共に、読み取
り文書の送信時に、送信相手先が、回線使用中の状態に
あっても、複数回に亘り、所定の時間間隔で、自動再ダ
イヤルして、自動再送信することが可能になっている。
更には、最近の多くのファクシミリ装置には、着信時
に、ネットワークから送出されてくる相手発信者(即
ち、発呼者)を示す発信者情報を受信する機能も搭載さ
れており、通信に先立って、相手発信者を特定すること
によって、迷惑通信やジャンクファックスを排除するこ
とが可能となるなど、各種の便利な機能が実現されてき
ている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、自動再
送信によって文書の送信を試みる場合、相手先に電話の
着信自動応答装置が設置されている状態にあって、ファ
クシミリ着信に関する自動着信検出機能がない場合に
は、自動再送信動作の都度、オフフックされて、ネット
ワークに対する接続要求がなされて、相手先への着信動
作が行なわれる。かかる接続動作の結果として、はじめ
て、ファクシミリ通信が不可能とされるために、無駄に
課金がなされてしまう事態が発生するという問題を有し
ている。更に、該接続動作の際に、送信相手が偶然在宅
していて、自動再送信を行なわんとしても、該送信相手
が、ファクシミリ着信に気付いて、ファクシミリ通信の
受信手順を起動する場合であれば、ファクシミリ通信が
可能になるが、ファクシミリ通信の受信手順が起動され
なければ、目的とするファクシミリ通信を成立させるこ
とができないという問題も有している。
【0004】また、送信相手が、自分宛の着信が何度も
あったことを着信履歴などに基づいて理解することがで
きたとしても、かかる着信が、ファクシミリ通信を目的
としていることを認識できる手段がない。従って、発信
者(即ち、発呼者)に対して、発信の目的を問い合わせ
るためにコールバックをしたとしても、かかるコールバ
ック時点において、発信者が不在になっている場合、フ
ァクシミリ通信を目的としたものであったか否かを確認
することができない問題も有している。
【0005】更には、ファクシミリ送信の送信先が、何
らかの手段を用いて、着信先のファクシミリ装置に自分
宛の送信未完了文書があることを知ることができた場合
にあっては、通常、コールバックして、再送督促を行な
う場合が多いが、かかる場合であっても、着信先の相手
がたまたま不在であれば、着信先のファクシミリ装置内
に蓄積記憶されている、自分宛の送信未完了文書を再送
信させることができないという問題も有している。
【0006】本発明に係るファクシミリ装置及びファク
シミリ再送方法は、かかる事情に鑑みてなされたもので
あり、送信文書を蓄積記憶する蓄積記憶手段と、着信時
に発信者を示す発信者情報を取得する発信者情報取得手
段と、ファクシミリ送信が未完了の状態にある送信未完
了文書と該送信未完了文書の送信先情報とを管理する送
信未完了文書管理手段とにより、着信の都度取得される
発信者を示す前記発信者情報に基づいて、該発信者情報
に相当する通信相手に対する送信未完了文書の存在の有
無を判定し、該当する送信未完了文書が存在していれ
ば、かかる送信未完了文書の送信先相手からの着信を契
機として、送信未完了文書に関する再送手順を起動せし
めることを可能にすることを目的とするものである。
【0007】即ち、送信未完了文書の送信先相手からの
電話着信を契機として、該送信未完了文書を再送する自
動再送手順を起動せしめ、あらかじめ設定されている周
期的な再送周期によらない自動再送の起動を実施させた
り、あるいは、通信相手である発信者宛にファクシミリ
受信操作を督促するメッセージを送信したり、該送信未
完了文書を蓄積しているファクシミリ装置の使用者であ
る受信者側に対して、当該通信の発信者宛の該送信未完
了文書の存在について注意喚起や手動送信操作を督促す
るメッセージを報知したりする手段や方法のいずれかの
うち1乃至複数又は全てを備えさせることを目的とする
ものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】第1の技術手段は、送信
すべき文書を蓄積記憶する蓄積記憶手段と、着信時にネ
ットワークから送信されてくる発信者を示す発信者情報
を取得する発信者情報取得手段と、ファクシミリ送信が
未完了の状態にある送信未完了文書と該送信未完了文書
の送信先情報とを管理する送信未完了文書管理手段とを
有するファクシミリ装置において、着信がある都度取得
される発信者を示す前記発信者情報と、送信未完了文書
に関する前記送信先情報とを照合し、一致する送信先情
報がある場合、一致した該送信先情報に対応する該発信
者宛の送信未完了文書を、該発信者宛に自動再送する自
動再送手順を起動するファクシミリ装置とすることを特
徴とするものである。
【0009】第2の技術手段は、送信すべき文書を蓄積
記憶する蓄積記憶手段と、着信時にネットワークから送
信されてくる発信者を示す発信者情報を取得する発信者
情報取得手段と、ファクシミリ送信が未完了の状態にあ
る送信未完了文書と該送信未完了文書の送信先情報とを
管理する送信未完了文書管理手段とを有するファクシミ
リ装置において、着信がある都度取得される発信者を示
す前記発信者情報と、送信未完了文書に関する前記送信
先情報とを照合し、一致する送信先情報がある場合、一
致した該送信先情報に対応する該発信者宛の自動再ダイ
ヤル手順を伴う送信未完了文書を自動再送する自動再送
手順の起動間隔を変更するファクシミリ装置とすること
を特徴とするものである。
【0010】第3の技術手段は、送信すべき文書を蓄積
記憶する蓄積記憶手段と、着信時にネットワークから送
信されてくる発信者を示す発信者情報を取得する発信者
情報取得手段と、ファクシミリ送信が未完了の状態にあ
る送信未完了文書と該送信未完了文書の送信先情報とを
管理する送信未完了文書管理手段とを有するファクシミ
リ装置において、着信がある都度取得される発信者を示
す前記発信者情報と、送信未完了文書に関する前記送信
先情報とを照合し、一致する送信先情報がある場合、一
致した該送信先情報に対応する該発信者宛の送信未完了
文書が存在している送信先相手からの着信である旨を示
す注意喚起メッセージを、当該着信がなされた着信者側
に報知するファクシミリ装置とすることを特徴とするも
のである。
【0011】第4の技術手段は、送信すべき文書を蓄積
記憶する蓄積記憶手段と、着信時にネットワークから送
信されてくる発信者を示す発信者情報を取得する発信者
情報取得手段と、ファクシミリ送信が未完了の状態にあ
る送信未完了文書と該送信未完了文書の送信先情報とを
管理する送信未完了文書管理手段とを有するファクシミ
リ装置において、着信がある都度取得される発信者を示
す前記発信者情報と、送信未完了文書に関する前記送信
先情報とを照合し、一致する送信先情報がある場合、一
致した該送信先情報に対応する該発信者宛の送信未完了
文書が存在している旨を示す案内メッセージを、当該着
信の相手側である発信者側に報知するファクシミリ装置
とすることを特徴とするものである。
【0012】第5の技術手段は、送信すべき文書を蓄積
記憶する蓄積記憶手段と、着信時にネットワークから送
信されてくる発信者を示す発信者情報を取得する発信者
情報取得手段と、ファクシミリ送信が未完了の状態にあ
る送信未完了文書と該送信未完了文書の送信先情報とを
管理する送信未完了文書管理手段とを有するファクシミ
リ装置において、着信がある都度取得される発信者を示
す前記発信者情報と、送信未完了文書に関する前記送信
先情報とを照合し、一致する送信先情報がある場合、一
致した該送信先情報に対応する該発信者宛の送信未完了
文書を手動送信するための手順を示す手動送信手順案内
メッセージを、当該着信がなされた着信者側に報知する
ファクシミリ装置とすることを特徴とするものである。
【0013】第6の技術手段は、送信すべき文書を蓄積
記憶する蓄積記憶手段と、着信時にネットワークから送
信されてくる発信者を示す発信者情報を取得する発信者
情報取得手段と、ファクシミリ送信が未完了の状態にあ
る送信未完了文書と該送信未完了文書の送信先情報とを
管理する送信未完了文書管理手段とを有するファクシミ
リ装置において、着信がある都度取得される発信者を示
す前記発信者情報と、送信未完了文書に関する前記送信
先情報とを照合し、一致する送信先情報がある場合、一
致した該送信先情報に対応する該発信者宛の送信未完了
文書を自動再送する自動再送手順を起動する手順を選択
することができる選択案内メッセージを、当該着信の相
手側である発信者側に報知するファクシミリ装置とする
ことを特徴とするものである。
【0014】第7の技術手段は、送信すべき文書を蓄積
記憶する蓄積記憶手段と、着信時にネットワークから送
信されてくる発信者を示す発信者情報を取得する発信者
情報取得手段と、ファクシミリ送信が未完了の状態にあ
る送信未完了文書と該送信未完了文書の送信先情報とを
管理する送信未完了文書管理手段とを有するファクシミ
リ装置において、着信がある都度取得される発信者を示
す前記発信者情報と、送信未完了文書に関する前記送信
先情報とを照合し、一致する送信先情報がある場合、当
該着信の相手側である発信者側及び/又は当該着信がな
された着信者側に対して、あらかじめ定められた特定の
音声情報により、一致した該送信先情報に対応する該発
信者宛の送信未完了文書の再送手順を制御するための案
内情報を報知するファクシミリ装置とすることを特徴と
するものである。
【0015】第8の技術手段は、送信すべき文書を蓄積
記憶する蓄積記憶手段と、着信時にネットワークから送
信されてくる発信者を示す発信者情報を取得する発信者
情報取得手段と、ファクシミリ送信が未完了の状態にあ
る送信未完了文書と該送信未完了文書の送信先情報とを
管理する送信未完了文書管理手段とを有するファクシミ
リ装置において、着信がある都度取得される発信者を示
す前記発信者情報と、送信未完了文書に関する前記送信
先情報とを照合し、一致する送信先情報がある場合、あ
らかじめ定められた特定の音声情報を監視する音声情報
監視手段により、該特定の音声情報が検出されたことを
契機として、一致した該送信先情報に対応する該発信者
宛の送信未完了文書を再送する再送手順を起動するファ
クシミリ装置とすることを特徴とするものである。
【0016】第9の技術手段は、前記第1乃至第8の技
術手段のいずれか1乃至複数の技術手段に記載のファク
シミリ装置において、あらかじめ設定された再送周期に
より、周期的に、自動再ダイヤルを伴う送信未完了文書
の自動再送手順を起動するファクシミリ装置とすること
を特徴とするものである。
【0017】第10の技術手段は、送信すべき文書を蓄
積記憶する蓄積記憶手段と、着信時にネットワークから
送信されてくる発信者を示す発信者情報を取得する発信
者情報取得手段と、ファクシミリ送信が未完了の状態に
ある送信未完了文書と該送信未完了文書の送信先情報と
を管理する送信未完了文書管理手段とを有し、送信未完
了文書の再送を行なうファクシミリ装置のファクシミリ
再送方法において、着信がある都度取得される発信者を
示す前記発信者情報と、送信未完了文書に関する前記送
信先情報とを照合し、一致する送信先情報がある場合、
一致した該送信先情報に対応する該発信者宛の送信未完
了文書を、該発信者宛に自動再送する自動再送手順を起
動するファクシミリ再送方法とすることを特徴とするも
のである。
【0018】
【発明の実施の形態】本発明に係るファクシミリ装置及
びファクシミリ再送方法の一実施形態について、以下
に、図面を参照しながら説明する。図1は、本発明に係
るファクシミリ装置に関する構成の一例を示すブロック
構成図である。ファクシミリ装置1は、アナログ回線網
やISDN回線網などの各種の回線網からなるネットワ
ーク100と網制御装置11により接続されている。
【0019】網制御装置11は、ネットワーク100の
状況を監視すると共に、回線を送受話器12とモデム1
3側とに切り替える機能を有している。モデム13は、
画像データに関するデジタル信号を、ネットワーク10
0に適したアナログ信号に変調すると共に、ネットワー
ク100から受信される画像データに関するアナログ信
号を当該画像データに関するデジタル信号に復調する機
能を有している。また、モデム13には発信者情報取得
部13aが備えられており、制御装置14とあいまっ
て、着信時にネットワーク100から送信されてくる発
信者(即ち、発呼者)を示す発信者情報を取得し、記憶
装置15に格納する発信者情報取得手段が提供されてい
る。
【0020】また、印刷装置16は、ネットワーク10
0を介して受信された、あるいは、画像読み取り装置1
7により読み取られた画像データを記録紙に印刷するユ
ニットであり、サーマル方式,電子写真方式,インクジ
ェット方式などが良く利用されている。画像読み取り装
置17は、ネットワーク100を介した送信や印刷装置
16へのコピーのために、原稿を読み取る機能を有して
いるものであり、レンズとCCDラインセンサの組み合
わせや、セルフォックレンズアレイを用いた密着センサ
などが用いられている。
【0021】記憶装置15は、画像読み取り装置17に
より読み取られた文書(即ち、画像データ)や、ネット
ワーク100を介して受信された文書(すなわち、画像
データ)が蓄積記憶されるユニット(即ち、蓄積記憶手
段)であり、更には、当該ファクシミリ装置1に種々の
動作を実施させることができる各種プログラムが格納さ
れており、制御装置14によりかかる各種プログラムを
実行させることにより、多くの複雑な機能、例えば、文
書(即ち、画像データ)の転送や同報等の通信動作を実
現することができる。更に、留守番電話による録音音声
や、着信時におけるファクシミリ再送動作を督促するた
めに利用される特定の音声ガイダンスなどの音声情報の
蓄積記憶にも利用されることがある。
【0022】また、記憶装置15は、制御装置14とあ
いまって、ファクシミリ送信が未完了の状態にある送信
未完了文書と該送信未完了文書の送信先情報とを管理す
る送信未完了文書管理手段を提供する送信未完了文書管
理部15aを備えている。即ち、送信未完了文書管理部
15aは、送信未完了文書と該送信未完了文書の送信先
情報などに関する情報を蓄積している送信未完了リスト
を有している。
【0023】制御装置14は、記憶装置15に格納され
ているプログラムの動作とあいまって、操作ボタン18
やダイヤルボタン19からの入力情報や、当該ファクシ
ミリ装置1の各ユニットからの情報、あるいは、ネット
ワーク100からの各種信号等の情報に基づいて、当該
ファクシミリ装置1全体の動作を決定して、当該ファク
シミリ装置1の各ユニットに対して指令を送信すると共
に、表示装置20に対して表示の指示を送信する。ま
た、制御装置14は、記憶装置15に格納されているプ
ログラムを動作させることにより、文書情報である画像
データの情報を、送受信したり、再送したり、あるい
は、伝送時間を短縮するために圧縮したり、逆に、圧縮
された情報を元の画像データの情報に復元させるために
伸長したりする動作も司っている。
【0024】操作ボタン18及びダイヤルボタン19
は、使用者が、当該ファクシミリ装置1に対する情報や
指示を入力するためのユニットである。表示装置20
は、当該ファクシミリ装置1から使用者に対して、各種
情報を表示したり、ガイダンスを行なったりするための
ユニットである。
【0025】デジタル音声処理装置21は、記憶装置1
5に記憶されている音声ガイダンスデータを、制御装置
14により読み出して、音声情報に変換して出力するも
のである。而して、網制御装置11を介して、ネットワ
ーク100に送信することにより、ファクシミリ再送す
べき送信未完了文書の送信先相手からの着信があった場
合に、該着信を行なった送信先相手(即ち、当該着信の
相手側である発信者(即ち、発呼者))に対して、再送
手順に関する各種の音声ガイダンスを行なったり、ある
いは、当該ファクシミリ装置1の使用者である着信者
(即ち、被呼者)に対して、各種の音声ガイダンスを行
なったりする。
【0026】更には、デジタル音声処理装置21は、前
述のごとき再送手順に関する音声ガイダンスを形成する
特定の複数の音声情報を監視して、該特定の音声情報が
検出された際に、その旨を出力する音声認識機能も備え
ている。即ち、デジタル音声処理装置21は、特定の音
声情報を監視し検出する音声情報監視手段として、音声
情報監視部21aを備えている。もって、音声情報監視
部21aにおいて、特定の音声情報を検出したことを出
力することにより、特定の音声情報が検出されたことを
契機として、送信未完了文書を自動再送する自動再送手
順を起動する機能を実現させることも可能である。
【0027】次に、図1に示すファクシミリ装置1の動
作について、図2及び図3に示す動作フローチャートに
基づいて説明する。ここに、図2は、本発明に係るファ
クシミリ装置の動作の一例を示す動作フローチャートで
あり、図3は、本発明に係るファクシミリ装置における
図2に続く残りの部分に関する動作の一例を示す動作フ
ローチャートである。
【0028】まず、図2に示す動作フローチャートにお
いて、送信文書を画像読み取り装置17にて読み取り、
記憶装置15に格納する(ステップS1)。次に、送信
先相手の電話番号をダイヤルボタン19により入力する
(ステップS2)。更に、送信先相手のファクシミリ装
置が使用中の状態にあり、送信不可能である場合等にお
ける再送信に備えて、あらかじめ、再送すべき回数及び
再送の周期を示す再送終了回数及び再送周期を、操作ボ
タン18を介して、設定すると共に(ステップS3)、
更には、記憶装置15の送信未完了文書管理部15aに
備えられている送信未完了リストに対して、入力された
送信先相手の電話番号である送信先情報や、記憶装置1
5に格納された送信文書を識別するための送信文書ID
などを登録する(ステップS4)。
【0029】送信先相手に、記憶装置15に格納された
送信文書をファクシミリ送信するために、制御装置14
は、網制御装置11を介して、回線捕捉を行なうと共
に、ネットワーク100に対して、入力された電話番号
をダイヤル情報として送信する発信処理を実行させる
(ステップS5)。
【0030】ステップS5における発信処理により、送
信先相手との間の通信回線の設定がなされると、呼び出
し信号に相当するコーリング・トーン信号CNG(Ca
lling Tone)の送出から始まるファクシミリ
送信処理が実行される(ステップS6)。
【0031】送信先相手とのファクシミリ通信のために
設定されていた回線の解放がなされた後で、送信すべき
送信文書に関するファクシミリ送信動作が正常に完了し
ているかの確認がなされる(ステップS7)。即ち、フ
ァクシミリ送信動作を終了させるか、あるいは、送信文
書の再送信処理を行なわしめるかを確定する。ファクシ
ミリ送信が正常になされ、送信動作が完了していると判
定された場合(ステップS7のYES)、ステップS1
1において、先にあらかじめ登録されていた送信未完了
リストへの登録情報(即ち、送信先情報や送信文書ID
など)を削除して、ファクシミリ送信動作を終了させる
(ステップS11)。
【0032】一方、送信動作が完了していなく、送信文
書の再送信処理を行なわしめる場合であると判定された
場合(ステップS7のNO)、再送回数を計数する再送
カウンタを更新して、再送信処理を継続するか終了する
かを判定するために、先に設定されている再送終了回数
(即ち、再送回数の上限値)との比較がなされる(ステ
ップS8)。
【0033】再送カウンタに示される再送信処理回数
が、設定されている前記再送終了回数に到達している場
合であれば(ステップS8のYES)、ファクシミリ送
信は、何らかの原因により、成功しない状態にあり、設
定されていた再送回数分の再送がなされても、ファクシ
ミリ送信が正常に実施されなかった場合であり、ステッ
プS11において、先にあらかじめ登録されていた送信
未完了リストへの登録情報(即ち、送信先情報や送信文
書IDなど)を削除して、ファクシミリ送信動作を終了
させる(ステップS11)。
【0034】一方、再送カウンタに示される再送信処理
回数が、設定されている前記再送終了回数に到達してい
ない場合であれば(ステップS8のNO)、次の再送信
処理を実行するために、あらかじめ設定されている再送
周期に到達するまで再送信処理が待ち合わされる。かか
る待ち合わせの間において、再送周期に示される時間が
経過するか、あるいは、当該ファクシミリ装置1に対し
て、ネットワーク100から、たまたま、着信があった
ことが検出された場合には、待ち合わせ状態は解除され
て、次の再送信処理の動作に移行する(ステップS
9)。
【0035】ここで、待ち合わせが解除された要因が、
再送周期に示される時間の経過によるものか、あるい
は、当該ファクシミリ装置1への着信の検出がなされた
ことによるものかが確認される(ステップS10)。再
送周期に示される時間の経過による次の再送信処理であ
れば(ステップS10の「再送周期経過」の場合)、ス
テップS5に戻り、ネットワーク100を再度起動し直
して、回線捕捉を行なうと共に、入力されていた電話番
号をダイヤル情報として再度送信する発信処理から始ま
るファクシミリ送信動作が起動される。即ち、ステップ
S3においてあらかじめ設定された再送周期に従って、
周期的に、自動再ダイヤルを伴う送信未完了文書の自動
再送手順が起動されることとなる。
【0036】一方、当該ファクシミリ装置1への着信の
検出がなされたことによる次の再送信処理の場合であれ
ば(ステップS10の「着信」の場合)、図3に示す動
作フローチャートに移り、当該着信の相手側の発信者
(即ち、発呼者)を送信先とする送信未完了文書が記憶
装置15に存在している場合におけるファクシミリ再送
動作を実行せしめる機会が提供されることになる。
【0037】ここで、ステップS10の「着信」の場合
において、当該着信の相手側となる発信者に対して送信
未完了文書を再送信する際には、当該着信動作により、
既に、当該ファクシミリ再送動作における送信先相手と
の回線接続がなされている状態にあるので、後述する各
ファクシミリ再送機会におけるファクシミリ送信動作の
場合にあっては、ステップS10の「再送周期経過」の
場合とは異なり、ダイヤル情報を送信して、回線接続を
行なう動作は不要であり、直ちに、ファクシミリ送信動
作に移行することができる。
【0038】即ち、ステップS5におけるダイヤル情報
送信による発信動作を行なうことなく、ステップS6に
おけるファクシミリ送信動作に戻って再送動作を行なえ
ば良い。つまり、ステップS10の「着信」の場合にお
いては、ステップS10の「再送周期経過」の場合とは
異なり、自動再ダイヤルを伴う送信未完了文書の自動再
送手順ではなく、自動再ダイヤルを伴わない送信未完了
文書の自動再送手順を実施することになる。
【0039】更には、ステップS10の「着信」の場合
においては、前記着信動作により、起動されるものであ
り、ステップS10の「再送周期経過」の場合とは異な
り、あらかじめ設定されている再送周期により周期的に
再送動作が繰り返されるものではなく、ランダムな時間
間隔で生起される着信動作に基づいて起動される再送動
作である。即ち、再送周期毎に周期的に起動される送信
未完了文書の自動再送手順の起動間隔を変更させて、ラ
ンダムな間隔で再送手順が起動されることになる。
【0040】図2に示す動作フローチャートにおいて、
当該ファクシミリ装置1に対する着信の検出がなされた
ことによる次の再送信処理の場合(ステップS10の
「着信」の場合)、図3に示す動作フローチャートに移
り、まず、着信開始動作時に、ネットワーク100から
通知されてくる発信者情報(即ち、発信元の発信者を示
す情報)が取得される(ステップS12)。
【0041】取得された発信者情報に基づいて、記憶装
置15の送信未完了文書管理部15aに格納されている
送信未完了リストが照会され(ステップS13)、該送
信未完了リストに登録されている送信先情報との比較が
なされる(ステップS14)。
【0042】ここで、送信未完了リストの構成例につい
て説明する。図4は、送信未完了リストの構成に関する
一例を示す構成図であり、送信未完了リストは、登録順
を示す項番41毎に、送信先情報42,送信文書ID4
3及び制御情報44を登録する構成とされている。ここ
に、送信先情報42は、送信先相手を示す電話番号であ
り、送信文書ID43は、記憶装置15に格納されてい
る文書の中から、送信先情報42に示す送信先相手宛に
送信すべき文書を識別することができる識別子(Ide
ntifier)を示すものである。
【0043】更に、制御情報44は、文書が未完了とさ
れている状態を示す制御情報であり、例えば、「着信拒
否」とされている場合、送信先相手のファクシミリ装置
が、何らかの理由により、ファクシミリ受信を拒否して
いる状態にあって、ファクシミリ送信が不可能となって
いる状態を示しており、かかる場合にあっては、送信す
べき文書を識別する送信文書ID33には、送信文書が
存在していない旨の空白を示す「Blank」が格納さ
れる。
【0044】また、制御情報44が、「不達文書再送待
ち」とされている場合にあっては、ファクシミリ送信す
べき旨の登録がなされた直後か、あるいは、何らかの理
由により、ファクシミリ送信を実施できなかったため
に、再送待ちの状態に移行して、再送周期に到達するま
で、待ち合わせている状態にあることを示している。な
お、図4に示す送信未完了リストの例においては、5件
のファクシミリ送信件数が登録されていて、うち2件
は、送信先相手が「着信拒否」の状態にあり、残り3件
が「不達文書再送待ち」の状態にある例が示されてい
る。
【0045】図3に示すステップS14において、取得
された発信者情報と一致する送信先情報が、送信未完了
リストの送信先情報42に登録されていると判定された
場合(ステップS14のYES)、一致した該送信先情
報に対応する発信者宛の送信未完了文書を、送信未完了
リストの送信文書ID33により、記憶装置15から読
み出して、該発信者宛に自動再送する自動再送手順が起
動される。
【0046】即ち、かかる場合にあっては、送信未完了
文書の送信先相手からの着信を契機として、該送信未完
了文書を自動再送する自動再送手順を起動するものであ
る。よって、図2に示すステップS10の「再送周期経
過」の場合において、あらかじめ設定されている再送周
期に従って、周期的に、自動再ダイヤルを伴う送信未完
了文書を自動再送する自動再送手順が起動される起動間
隔を変更した時刻に、再送手順を起動させることにな
る。言い換えれば、あらかじめ設定されている送信未完
了文書を再送する再送周期に到達するまでの間に、当該
送信未完了文書の送信先相手からの着信が検出されたこ
とを契機として、前記再送周期よりも早い時刻に、該送
信未完了文書の再送動作を起動させることが可能であ
る。また、当該送信未完了文書の送信先相手からの着信
は全くランダムな発生頻度で生起するものであり、前記
再送周期とは全く異なる非周期的な再送間隔となる。
【0047】ステップS14において、取得された発信
者情報と一致する送信先情報が登録されていると判定さ
れた場合(ステップS14のYES)、特定の案内メッ
セージを、音声情報として、着信時に取得された発信者
情報が示す発信者に送信するために、制御装置14は、
網制御装置11を介して、自動的に回線捕捉を行なうと
共に(ステップS15)、該発信者に対して、選択案内
メッセージMS1を送信する(ステップS16)。選択
案内メッセージMS1の送信後、通信相手である発信者
からの選択応答を待ち合わせる状態に移行する(ステッ
プS17)。
【0048】ここで、選択案内メッセージMS1につい
て説明する。まず、図5は、本発明に係るファクシミリ
装置1から送出される各種メッセージの一例を示すメッ
セージ一覧表である。図5に示すごときメッセージ一覧
表は、記憶装置15に蓄積記憶されており、メッセージ
種別51と、該メッセージ種別51の用途を示すメッセ
ージ用途52と、該メッセージ種別51が表示する特定
の音声情報や文字情報を示すメッセージ内容53とを一
例として示している。選択案内メッセージMS1は、メ
ッセージ用途52に示すように、発信者に対する選択案
内用音声ガイダンスとしての情報を示すものである。選
択案内メッセージMS1の送信時点において、着信した
通信相手の発信者側のファクシミリ装置は、発信動作状
態にあり、音声通話を行なうような回線設定状態に設定
されているので、音声情報として、ネットワーク100
を介して、発信者に送出することとしている。
【0049】なお、図5に示す各種メッセージを通信相
手となるファクシミリ送信先相手(即ち、当該着信の相
手側である発信者)に対して通知する場合にあっては、
例えば、図5のメッセージ種別51に示すMS1(即
ち、発信者に対して報知するメッセージであり、当該発
信者への送信未完了文書が存在している旨の案内メッセ
ージであり、かつ、ファクシミリ着信への切替え動作を
行ない、該送信未完了文書を自動再送する自動再送手順
を起動する手順を選択指定することができる選択案内メ
ッセージでもある)やMS2(即ち、発信者に対して報
知するメッセージであり、当該着信がなされた当該ファ
クシミリ装置1の使用者である着信者(即ち、被呼者)
を呼出中である旨を示す呼出中表示メッセージである)
などからなる特定の案内情報を、図1に示すデジタル音
声処理装置21によって、アナログ信号の音声情報に変
換して、ネットワーク100を介して、あらかじめ定め
られた特定の音声情報として送信する。
【0050】一方、図5に示す各種メッセージを当該フ
ァクシミリ装置1の使用者(即ち、当該着信がなされた
着信者)に対して通知する場合にあっては、例えば、図
5のメッセージ種別51に示すMS3(即ち、着信者に
対して報知するメッセージであり、当該着信の相手側で
ある発信者宛に送信すべき送信未完了文書が存在してい
る場合であり、送信未完了文書がある送信先相手からの
着信である旨を示す注意喚起メッセージである)やMS
4(即ち、着信者に対して報知するメッセージであり、
当該着信の相手側である発信者宛の送信未完了文書を手
動再送するための手順を示す手動送信手順案内メッセー
ジである)などからなる特定の案内情報を、文字情報と
して、図1に示す表示装置20に表示する。
【0051】あるいは、当該ファクシミリ装置1の使用
者である着信者に対して報知するメッセージであって
も、場合によっては、前述したMS1やMS2のメッセ
ージのごとき発信者(即ち、通信相手となるファクシミ
リ送信先相手)に報知するメッセージの場合と同様に、
着信者に対して報知するメッセージ、例えば、図5に示
すMS3やMS4のメッセージについて、図1に示すデ
ジタル音声処理装置21によって、アナログ信号の音声
情報に変換して、あらかじめ定められた特定の音声情報
として通知することとしても構わない。
【0052】なお、図1に示すデジタル音声処理装置2
1は、前述したように、かかる特定の音声情報を変換出
力するのみではなく、逆に、ネットワーク100を介し
て受信される各種信号の中から、あらかじめ定められた
特定の音声情報の受信を監視し、特定の音声情報が検出
された際に、受信された特定の音声情報の種類を識別し
て、自動的にその旨を出力する音声認識機能も有してお
り、かかる音声認識機能を用いることにより、特定の音
声情報が検出されたことを契機として、ステップS16
によって送信されてくる選択案内メッセージMS1を、
発信者側のファクシミリ装置において、該発信者宛の送
信未完了文書に関するファクシミリ再送手順を自動的に
起動させることが可能となっている。
【0053】ここで、選択案内メッセージMS1として
は、あらかじめ定められた特定の音声情報を示すメッセ
ージ内容であり、例えば、図5のメッセージ内容53に
例示しているように、「あなた様宛のファックス文書が
あります。ファックスを受信する場合は[0]を、受信
しないで通話を行なう場合は[1]をダイヤルして下さ
い。」とのメッセージが、音声により、発信者に対し
て、通知(報知)される。而して、通信相手の発信者に
対して、自分宛のファクシミリ送信文書が保管されてい
る旨の案内メッセージが通知されると共に、該ファクシ
ミリ送信文書の受信動作に切り替えるか、あるいは、該
ファクシミリ送信文書の受信動作には移行せず、そのま
ま通話状態に移行すべきかのいずれかを選択する選択案
内メッセージが通知される。かかる選択案内メッセージ
MS1により、発信者に対して、送信未完了文書に対す
るファクシミリ受信操作を督促し、選択応答の返送を要
求する。なお、選択案内メッセージMS1の受信に当た
って、通信相手の発信者は、回線を切断して、回線解放
状態に移行してしまうことも勿論可能である。
【0054】図3に示すステップS17にて、通信相手
である発信者からの選択応答を待ち合わせている状態に
おいて、選択応答ではなく、通信相手である発信者側の
ファクシミリ装置が、回線を切断して解放状態に移行し
てしまっている場合(ステップS18の「回線断」の場
合)、選択応答の待ち合わせ状態を解放した後、図2に
示すステップS9に戻り、次の再送周期に至るまでの時
間経過を待ち合わせて、あるいは、かかる時間経過に至
るまでの間に、当該ファクシミリ装置1への着信がなさ
れるまでの間、待ち合わせて、再送し直す状態に移行す
る。
【0055】一方、ステップS17において、待ち合わ
せていた通信相手である発信者からの選択応答が返送さ
れてくると、選択応答結果が確認される(ステップS1
8)。選択応答結果として、例えば、DTMF信号とし
て[0]がダイヤルされていることが検出され、ファク
シミリ受信動作への切り替えの選択がなされた旨の選択
応答が受信されている場合(ステップS18の「FAX
受信」の場合)、図2に示すステップS6に戻り、呼び
出し信号に相当するコーリング・トーン信号CNG(C
alling Tone)の送出から始まる一連のファ
クシミリ送信処理へと移行する。
【0056】なお、本実施例においては、ファクシミリ
受信動作への切り替えの選択を行なう際に、DTMF信
号として選択応答を返送する場合の例を示しているが、
かかる場合に限らず、例えば、ファクシミリ伝送制御手
順に準拠した手順を用いた選択応答を用いることとして
も構わない。
【0057】例えば、ファクシミリ伝送制御手順として
単一周波数トーンを利用した簡易な伝送制御手順である
トーナル信号方式を適用する場合にあっては、呼び出し
信号に相当するコーリング・トーン信号CNG(Cal
ling Tone)に対する応答信号に相当する被呼
端末識別信号CED(Called StationI
dentification)を前記選択応答として用
いることとすれば、呼び出し信号のコーリング・トーン
信号CNGと応答信号の被呼端末識別信号CEDとの交
換がなされた状態を既に経過しているので、図2に示す
ステップS6に戻った際に、その次のファクシミリ伝送
制御手順であるグループ識別信号GI(Group I
dentification Signal)の検出動
作に、直ちに移行させることが可能である。
【0058】また、ステップS18において、選択応答
結果として、例えば、DTMF信号として[1]がダイ
ヤルされていることが検出され、ファクシミリ受信状態
への移行ではなく、そのまま通話状態への設定動作を行
なう旨の選択がなされている場合(ステップS18の
「通話」の場合)、当該ファクシミリ装置1において
も、ファクシミリ送信動作状態から通話状態(即ち、電
話受信動作状態)へと回線設定がなされて、リンガ音鳴
動などにより、当該ファクシミリ装置1の使用者である
着信者に対して電話着信の旨が通知(報知)されると同
時に、当該ファクシミリ装置1の使用者である着信者を
呼び出している旨を示す呼出中表示メッセージMS2
が、通信相手である発信者に対して、送出される(ステ
ップS19)。
【0059】ここで、呼出中表示メッセージMS2は、
図5のメッセージ用途52に示すように、発信者に対す
る呼出中表示音声ガイダンスとしての情報を示すもので
あり、電話着信を選択応答した通信相手である発信者側
のファクシミリ装置は、音声通話を行なうような回線設
定状態に設定されているので、音声情報として、ネット
ワーク100を介して、発信者に送出される。また、呼
出中表示メッセージMS2としては、あらかじめ定めら
れた特定の音声情報であり、図5のメッセージ内容53
に例示するように、例えば、「ただいま呼び出しており
ます。しばらくお待ち下さい。」とのメッセージが、音
声により、発信者に対して通知(報知)され、通信相手
の発信者に対して当該ファクシミリ装置1の使用者であ
る着信者を呼び出している旨の通知がなされる。
【0060】ステップ19において、当該ファクシミリ
装置1の使用者である着信者へのリンガ鳴音などによる
電話着信通知と呼出中表示メッセージMS2による通信
相手の発信者への通知がなされて、ファクシミリ送信動
作状態から通話状態への移行準備が終了した場合(ステ
ップS19)、あるいは、ステップS14において、電
話着信動作開始時にネットワーク100から通知されて
きた発信者情報と一致する送信先情報が登録されていな
いと判定された場合(ステップS14のNO)、当該フ
ァクシミリ装置1の送受話器12のオフフックによる応
答がなされて、着信者側も通話状態に移行されるまでの
間、あるいは、通信相手の発信者が、通信回線を切断し
て、電話着信動作を終了させたりするまでの間、待ち合
わせる(ステップS20)。
【0061】ステップS20における待ち合わせの状態
にある場合に、通信相手である発信者が、通信回線を切
断して、電話着信動作を終了させたことが検出された場
合(ステップS21の「着信終了」の場合)、当該ファ
クシミリ装置1においても、電話着信における呼出中の
状態を解除するために、回線解放を行なった後、図2に
示すステップS9に戻り、次の再送周期に至るまでの時
間経過を待ち合わせて、あるいは、かかる時間経過に至
るまでの間に、当該ファクシミリ装置1への着信がなさ
れるまでの間、待ち合わせて、再送し直す状態に移行す
る。
【0062】一方、ステップS20における待ち合わせ
の状態にある場合において、当該ファクシミリ装置1の
送受話器12のオフフックにより電話着信に対する応答
が検出された場合(ステップS21の「オフフック」の
場合)、ステップS14における照合結果として、電話
着信動作時に取得された発信者情報と一致する送信先情
報が存在していた場合の動作かが再確認される(ステッ
プS22)。もし、該発信者情報と一致する送信先情報
が存在していなかった場合(ステップS22のNO)、
現在の電話着信を行なった発信者は、記憶装置15内に
記憶されている送信未完了文書の送信先相手には該当し
ていないので、そのまま、電話による音声通話が終了す
るまで待ち合わせるのみであり、当該ファクシミリ装置
1の使用者である着信者が記憶装置15内の送信未完了
文書管理部15aに備えられた送信未完了リストに登録
されている送信未完了文書に対して、何らかのファクシ
ミリ送信操作を行なったとしても、かかるファクシミリ
送信操作は一切受け付けられない(ステップS26)。
【0063】一方、電話着信動作時に取得された発信者
情報と一致する送信先情報が存在していた場合(ステッ
プS22のYES)、発信者情報が示す発信者宛の文書
が送信未完了文書として記憶装置15内に記憶されてい
る旨を、当該ファクシミリ装置1の使用者である電話着
信者に対して、注意喚起のために表示したり、あるい
は、更に、該送信未完了文書のファクシミリ送信動作を
開始させる手動送信手順を案内したりする。即ち、当該
ファクシミリ装置1の使用者である電話着信者に対し
て、送信未完了リストに登録されている送信未完了文書
の送信先相手からの着信である旨を示す注意喚起メッセ
ージの通知を行なうか、あるいは、送信未完了文書の送
信動作手順を実施させるための手動送信手順案内メッセ
ージの通知を行なうかのいずれかあらかじめ選択設定さ
れている表示動作を実行させる(ステップS23)。
【0064】送信未完了リストに登録されている送信未
完了文書の送信先相手からの着信である旨を示す注意喚
起メッセージの通知を行なう場合であれば、図5に示す
注意喚起メッセージMS3が、表示装置20に表示され
ることにより、オフフックした当該ファクシミリ装置1
の使用者である着信者に対して、通知される。即ち、注
意喚起メッセージMS3は、図5のメッセージ用途52
に示すように、着信者に対して、現在の通話相手である
発信者宛の送信未完了文書が存在している旨の注意喚起
を促すものであり、図5のメッセージ内容53に例示す
るように、例えば、「相手先への未送信文書が残ってい
ます。」とのあらかじめ定められた特定の文字情報から
なるメッセージを表示して通知(報知)する。
【0065】また、送信未完了文書の送信動作手順を実
施させるための手動送信手順案内メッセージの通知を行
なう場合であれば、図5に示す手動送信手順案内メッセ
ージMS4が、表示装置20に表示されることにより、
オフフックした当該ファクシミリ装置1の使用者である
着信者に対して、通知される。即ち、手動送信手順案内
メッセージMS4は、図5のメッセージ用途52に示す
ように、着信者に対して、現在の通話相手である発信者
宛の送信未完了文書として存在している文書を送信開始
するための手動送信手順案内を通知して、送信動作を督
促するものであり、図5のメッセージ内容53に例示す
るように、例えば、「相手先への未送信文書が残ってい
ます。すぐに送信する場合は、[スタート]キーを押し
て下さい。」とのメッセージを表示して通知(報知)す
る。
【0066】而して、かかる注意喚起メッセージMS3
あるいは手動送信手順案内メッセージMS4のいずれか
のメッセージが表示されることにより通知された当該フ
ァクシミリ装置1の使用者即ち着信者は、発信者との間
の電話通話が開始された時点において、発信者に対し
て、口頭にて、送信未完了文書のファクシミリ受信動作
を開始して欲しい旨を督促したり、あるいは、該着信者
の手動操作による送信未完了文書の手動ファクシミリ送
信起動動作の実施を通告したりする。その後、現在の電
話による通話が終了されるか、あるいは、該着信者の手
動操作によるファクシミリ送信動作が起動されるまで待
ち合わせる(ステップS24)。
【0067】ステップS24における待ち合わせの状態
にある場合に、現在の電話による通話の終了が検出され
た場合(ステップS25の「通話終了」の場合)、当該
電話通話の発信者宛の送信未完了文書が存在している旨
に関して、度重なるファクシミリ受信動作を行なうこと
ができる機会が与えられていたにも関わらず、かかるフ
ァクシミリ受信動作を、発信者が意図的に拒否したもの
とみなして、図2のステップS11に戻り、先にあらか
じめ登録されていた送信未完了リストへの登録情報(即
ち、送信先情報や送信文書IDなど)を削除して、ファ
クシミリ送信動作を終了させる(ステップS11)。
【0068】一方、ステップS24における待ち合わせ
の状態にある場合に、当該ファクシミリ装置1の使用者
である着信者の手動操作によるファクシミリ送信動作の
起動指示(即ち、例えば、図5の手動送信手順案内メッ
セージMS4に示すごとき〔スタート〕キーの押下な
ど)が検出された場合(ステップS25の「FAX送信
指示」の場合)、図2のステップS6に戻り、呼び出し
信号に相当するコーリング・トーン信号CNG(Cal
ling Tone)の送出から始まる一連のファクシ
ミリ送信処理へと移行する。
【0069】なお、前述のステップS23において、送
信未完了文書が存在している旨を示す注意喚起メッセー
ジMS3、あるいは、送信未完了文書の送信動作手順を
実施させるための手動送信手順案内メッセージMS4
を、当該ファクシミリ装置1の使用者である着信者に対
して報知する際に、本実施例においては、表示装置20
にあらかじめ定められた特定の文字情報として表示する
ことにより、該着信者に報知することとしているが、か
かる場合に限るものではない。
【0070】例えば、かかる注意喚起メッセージMS3
あるいは手動送信手順案内メッセージMS4を、音声情
報として、前記着信者に報知することとしても良い。即
ち、図1に示すデジタル音声処理装置21を用いて生成
された前記メッセージの音声情報を、網制御装置11を
介して送受話器12に送信することにより前記着信者に
報知することとしても良い。
【0071】なお、デジタル音声処理装置21からの音
声情報を着信者が受信する場合の接続形態としては、発
信者と着信者との双方を接続している通話回線に割り込
む形式でデジタル音声処理装置21が接続される形態で
あっても、あるいは、発信者側と着信者側とのそれぞれ
が折返し接続されて、それぞれにデジタル音声処理装置
21の異なる出力端子が接続され、着信者側には前記メ
ッセージの音声情報が、一方の発信者側への通話回線に
は着信者への前記メッセージの通知をしている旨を示す
アナウンス情報が出力される形式としても良い。
【0072】
【発明の効果】以上に詳細に説明したように、本発明に
よれば、着信時に、ネットワークから送信されてくる発
信者情報を取得することにより、着信の通信相手である
発信者を特定した上で、該発信者宛のファクシミリ送信
未完了文書が、記憶装置に格納されていた場合には、当
該着信を契機として、該発信者宛の送信未完了文書に対
する自動再送手順を起動させることが可能であり、再送
周期毎に生じる無駄な通信コストの発生を抑止すること
が可能となり、かつ、送信先相手が居る状態で、確実
に、ファクシミリ再送動作を行ない、完了させることが
可能となる。
【0073】また、前記発信者に対して、送信未完了文
書が存在している旨を通知したり、及び/又は、ファク
シミリ受信動作に切り替える契機となる案内情報を通知
したり、当該着信がなされた当該ファクシミリ装置の使
用者である着信者に対して、電話通話状態に移行する際
に、当該電話通話の通話相手となる発信者宛の送信未完
了文書が存在している旨の注意喚起を通知することによ
り、口頭により、当該電話通話の通話相手に対してファ
クシミリ受信督促をしたり、及び/又は、当該電話着信
者に対して、送信未完了文書に対する手動ファクシミリ
送信手順を実施するための案内をすることにより、電話
通話を中断せしめて、ファクシミリ送信動作に移行させ
ることが可能であり、送信未完了文書の再送機会を大幅
に拡大させることができ、送信未達に終わる可能性を大
幅に減少させることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るファクシミリ装置に関する構成の
一例を示すブロック構成図である。
【図2】本発明に係るファクシミリ装置の動作の一例を
示す動作フローチャートである。
【図3】本発明に係るファクシミリ装置における図2に
続く残りの部分に関する動作の一例を示す動作フローチ
ャートである。
【図4】送信未完了リストの構成に関する一例を示す構
成図である。
【図5】本発明に係るファクシミリ装置から送出される
各種メッセージの一例を示すメッセージ一覧表である。
【符号の説明】
1…ファクシミリ装置、11…網制御装置、12…送受
話器、13…モデム、13a…発信者情報取得部、14
…制御装置、15…記憶装置、15a…送信未完了管理
部、16…印刷装置、17…画像読み取り装置、18…
操作ボタン、19…ダイヤルボタン、20…表示装置、
21…デジタル音声処理装置、21a…音声情報監視
部、41…項番、42…送信先情報、43…送信文書I
D、44…制御情報、51…メッセージ種別、52…メ
ッセージ用途、53…メッセージ内容、100…ネット
ワーク。

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 送信すべき文書を蓄積記憶する蓄積記憶
    手段と、着信時にネットワークから送信されてくる発信
    者を示す発信者情報を取得する発信者情報取得手段と、
    ファクシミリ送信が未完了の状態にある送信未完了文書
    と該送信未完了文書の送信先情報とを管理する送信未完
    了文書管理手段とを有するファクシミリ装置において、
    着信がある都度取得される発信者を示す前記発信者情報
    と、送信未完了文書に関する前記送信先情報とを照合
    し、一致する送信先情報がある場合、一致した該送信先
    情報に対応する該発信者宛の送信未完了文書を、該発信
    者宛に自動再送する自動再送手順を起動することを特徴
    とするファクシミリ装置。
  2. 【請求項2】 送信すべき文書を蓄積記憶する蓄積記憶
    手段と、着信時にネットワークから送信されてくる発信
    者を示す発信者情報を取得する発信者情報取得手段と、
    ファクシミリ送信が未完了の状態にある送信未完了文書
    と該送信未完了文書の送信先情報とを管理する送信未完
    了文書管理手段とを有するファクシミリ装置において、
    着信がある都度取得される発信者を示す前記発信者情報
    と、送信未完了文書に関する前記送信先情報とを照合
    し、一致する送信先情報がある場合、一致した該送信先
    情報に対応する該発信者宛の自動再ダイヤル手順を伴う
    送信未完了文書を自動再送する自動再送手順の起動間隔
    を変更することを特徴とするファクシミリ装置。
  3. 【請求項3】 送信すべき文書を蓄積記憶する蓄積記憶
    手段と、着信時にネットワークから送信されてくる発信
    者を示す発信者情報を取得する発信者情報取得手段と、
    ファクシミリ送信が未完了の状態にある送信未完了文書
    と該送信未完了文書の送信先情報とを管理する送信未完
    了文書管理手段とを有するファクシミリ装置において、
    着信がある都度取得される発信者を示す前記発信者情報
    と、送信未完了文書に関する前記送信先情報とを照合
    し、一致する送信先情報がある場合、一致した該送信先
    情報に対応する該発信者宛の送信未完了文書が存在して
    いる送信先相手からの着信である旨を示す注意喚起メッ
    セージを、当該着信がなされた着信者側に報知すること
    を特徴とするファクシミリ装置。
  4. 【請求項4】 送信すべき文書を蓄積記憶する蓄積記憶
    手段と、着信時にネットワークから送信されてくる発信
    者を示す発信者情報を取得する発信者情報取得手段と、
    ファクシミリ送信が未完了の状態にある送信未完了文書
    と該送信未完了文書の送信先情報とを管理する送信未完
    了文書管理手段とを有するファクシミリ装置において、
    着信がある都度取得される発信者を示す前記発信者情報
    と、送信未完了文書に関する前記送信先情報とを照合
    し、一致する送信先情報がある場合、一致した該送信先
    情報に対応する該発信者宛の送信未完了文書が存在して
    いる旨を示す案内メッセージを、当該着信の相手側であ
    る発信者側に報知することを特徴とするファクシミリ装
    置。
  5. 【請求項5】 送信すべき文書を蓄積記憶する蓄積記憶
    手段と、着信時にネットワークから送信されてくる発信
    者を示す発信者情報を取得する発信者情報取得手段と、
    ファクシミリ送信が未完了の状態にある送信未完了文書
    と該送信未完了文書の送信先情報とを管理する送信未完
    了文書管理手段とを有するファクシミリ装置において、
    着信がある都度取得される発信者を示す前記発信者情報
    と、送信未完了文書に関する前記送信先情報とを照合
    し、一致する送信先情報がある場合、一致した該送信先
    情報に対応する該発信者宛の送信未完了文書を手動送信
    するための手順を示す手動送信手順案内メッセージを、
    当該着信がなされた着信者側に報知することを特徴とす
    るファクシミリ装置。
  6. 【請求項6】 送信すべき文書を蓄積記憶する蓄積記憶
    手段と、着信時にネットワークから送信されてくる発信
    者を示す発信者情報を取得する発信者情報取得手段と、
    ファクシミリ送信が未完了の状態にある送信未完了文書
    と該送信未完了文書の送信先情報とを管理する送信未完
    了文書管理手段とを有するファクシミリ装置において、
    着信がある都度取得される発信者を示す前記発信者情報
    と、送信未完了文書に関する前記送信先情報とを照合
    し、一致する送信先情報がある場合、一致した該送信先
    情報に対応する該発信者宛の送信未完了文書を自動再送
    する自動再送手順を起動する手順を選択することができ
    る選択案内メッセージを、当該着信の相手側である発信
    者側に報知することを特徴とするファクシミリ装置。
  7. 【請求項7】 送信すべき文書を蓄積記憶する蓄積記憶
    手段と、着信時にネットワークから送信されてくる発信
    者を示す発信者情報を取得する発信者情報取得手段と、
    ファクシミリ送信が未完了の状態にある送信未完了文書
    と該送信未完了文書の送信先情報とを管理する送信未完
    了文書管理手段とを有するファクシミリ装置において、
    着信がある都度取得される発信者を示す前記発信者情報
    と、送信未完了文書に関する前記送信先情報とを照合
    し、一致する送信先情報がある場合、当該着信の相手側
    である発信者側及び/又は当該着信がなされた着信者側
    に対して、あらかじめ定められた特定の音声情報によ
    り、一致した該送信先情報に対応する該発信者宛の送信
    未完了文書の再送手順を制御するための案内情報を報知
    することを特徴とするファクシミリ装置。
  8. 【請求項8】 送信すべき文書を蓄積記憶する蓄積記憶
    手段と、着信時にネットワークから送信されてくる発信
    者を示す発信者情報を取得する発信者情報取得手段と、
    ファクシミリ送信が未完了の状態にある送信未完了文書
    と該送信未完了文書の送信先情報とを管理する送信未完
    了文書管理手段とを有するファクシミリ装置において、
    着信がある都度取得される発信者を示す前記発信者情報
    と、送信未完了文書に関する前記送信先情報とを照合
    し、一致する送信先情報がある場合、あらかじめ定めら
    れた特定の音声情報を監視する音声情報監視手段によ
    り、該特定の音声情報が検出されたことを契機として、
    一致した該送信先情報に対応する該発信者宛の送信未完
    了文書を再送する再送手順を起動することを特徴とする
    ファクシミリ装置。
  9. 【請求項9】 請求項1乃至請求項8のいずれか1乃至
    複数の請求項に記載のファクシミリ装置において、あら
    かじめ設定された再送周期により、周期的に、自動再ダ
    イヤルを伴う送信未完了文書の自動再送手順を起動する
    ことを特徴とするファクシミリ装置。
  10. 【請求項10】 送信すべき文書を蓄積記憶する蓄積記
    憶手段と、着信時にネットワークから送信されてくる発
    信者を示す発信者情報を取得する発信者情報取得手段
    と、ファクシミリ送信が未完了の状態にある送信未完了
    文書と該送信未完了文書の送信先情報とを管理する送信
    未完了文書管理手段とを有し、送信未完了文書の再送を
    行なうファクシミリ装置のファクシミリ再送方法におい
    て、着信がある都度取得される発信者を示す前記発信者
    情報と、送信未完了文書に関する前記送信先情報とを照
    合し、一致する送信先情報がある場合、一致した該送信
    先情報に対応する該発信者宛の送信未完了文書を、該発
    信者宛に自動再送する自動再送手順を起動することを特
    徴とするファクシミリ再送方法。
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