JP2003078291A - 部品実装方法、部品実装装置、並びにパーツカセット - Google Patents

部品実装方法、部品実装装置、並びにパーツカセット

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 回路形成体へ同一部品を多数実装することを
含む部品実装において高い生産効率を実現する部品実装
装置及び部品実装方法を提供する。 【解決手段】 部品実装装置1の実装ヘッド5に装着さ
れた複数の実装ノズル8をパーツカセット10の部品搬
送方向と平行に配列し、パーツカセット10にはこれら
複数の実装ノズル8と対向する位置に複数の部品取り出
し口11を設け、前記複数の実装ノズル8により単一の
パーツカセット10から複数の部品20を同時取り出し
可能とする。複数の実装ノズル8を複数列配置すれば実
装効率をより高めることができ、更にこの複数列を独立
して駆動可能とすれば部品取り出しと部品実装を同時並
行して実施可能となる。実装ノズル8の配列全体を回路
形成体41の実装面に平行な面内で一括して旋回させる
旋回機構を設けることで部品取り出しと部品実装とにお
ける実装ノズル8の配列方向を最適化できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子回路基板など
の回路形成体に部品を実装するための部品実装方法、部
品実装装置、および部品テープに連続的に収納された部
品を部品実装装置に供給する部品供給装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図15は、従来の部品実装装置100の
概要を示す。この部品実装装置100は、実装すべき電
子部品などの部品を供給する部品供給部102と、部品
供給部102から部品を取り出して回路形成体に実装す
る実装ヘッド104と、実装ヘッド104を所定位置に
搬送するXYロボット105と、実装ヘッド104に保
持された部品を撮像して認識する部品認識装置106
と、部品実装装置100に回路形成体を搬入して保持す
る回路形成体保持装置107と、部品実装装置100全
体の動作を制御する制御装置109とから主に構成され
ている。
【0003】図15において、部品供給部102には部
品供給装置(以下、「パーツカセット」という。)11
0が装着されており、パーツカセット110は、多数の
部品を収納した部品テープを巻き取ったリールを搭載し
ている。実装ヘッド104には、複数のノズル実装ヘッ
ド111が取り付けられ、各ノズル実装ヘッド111に
は、部品を取り出して実装する実装ノズル112を備え
ている。図示の例では実装ヘッド104に4つのノズル
実装ヘッド111が装着されている。
【0004】XYロボット105は、実装ヘッド104
を図のX方向に搬送するX軸駆動部115と、図のY方
向に搬送するY軸駆動部116とを含む。これによりX
Yロボット105は、X方向とY方向で定まる平面内で
実装ヘッド104を搬送する。回路形成体保持装置10
7は、電子回路基板などの回路形成体114を搬入して
保持する。部品認識装置106は、各実装ノズル112
に吸着された部品の保持状態を下から撮像して認識す
る。
【0005】以上の構成に係る部品実装装置100の動
作時には、パーツカセット110により部品供給部10
2に供給された部品の真上に移動した実装ヘッド104
が、各実装ノズル112を下降させて部品に当接させ、
負圧によって部品を吸着して部品供給部102から取り
出す。次に、実装ヘッド104は、各実装ノズル112
に部品を吸着保持したままXYロボット105によって
部品認識装置106に対向する位置に搬送される。部品
認識装置106は、実装ヘッド104が部品認識装置1
06に対向する位置を所定速度で通過する際に、実装ヘ
ッド104の各実装ノズル112に吸着保持された部品
を撮像して認識する。前記認識結果は制御装置109に
送られ、部品の所定吸着状態に対する位置、および角度
のずれが計測される。
【0006】実装すべき回路形成体114へ向けて移動
中の実装ヘッド104は、制御装置109からの指令に
基づいて前記計測結果による必要な移動量と角度のずれ
を補正しつつ、まず1つの実装ノズル112に吸着され
た部品を回路形成体114の所定位置に位置合わせして
停止し、当該実装ノズル112を下降させて吸着された
部品20を回路形成体114に実装する。以下、同様
に、他の各実装ノズル112に吸着された部品20につ
いても回路形成体114上に順次実装する。
【0007】なお、図15に示す部品実装装置100に
は、Y方向奥側に多数の部品を収納して供給するトレイ
供給部103が設けられている。このトレイ供給部10
3からは、主として大型の部品が部品実装装置に供給さ
れ、同様にして各実装ノズル112により吸着して取り
出された後、回路形成体114に実装される。また、ト
レイ供給部103の隣には実装すべき多種類の部品に応
じて用意された各種実装ノズルを配置するノズル交換ス
テーション108が設けられている。実装ノズル112
は、部品のサイズや形状に合わせた適切なものが使用さ
れ、このため異なるサイズや仕様の各種ノズルをこのノ
ズル交換ステーション108に準備している。
【0008】図16、図17は、部品供給部102へ部
品20を供給するための部品テープ21を巻き取ったリ
ール26と、そのリール26を搭載するパーツカセット
110の概要を示す。図16において、多数の部品20
が、部品テープ21に一定間隔Ppで連続的に収納され
ている。部品テープ21は、部品20を収納する多数の
凹部を有するベーステープ23と、部品20の脱落を防
ぎ、埃などから保護するトップテープ24とから構成さ
れている。ベーステープ23に接着されたトップテープ
24は搬送中の部品20を保護するもので、部品実装装
置100へ部品20を供給する際にはベーステープ23
から剥がされる。これによって部品20を保護するカバ
ーは開放され、実装ノズル112(図15参照)による
部品20の吸着を可能にする。ベーステープ23には、
部品テープ21を間欠搬送する際の駆動用に使用される
搬送穴25が等間隔に設けられている。部品テープ21
は、リール26に巻き取られ、このリール26は、中心
穴27の回りに回転可能な状態でパーツカセット110
に搭載される。
【0009】図17は、以上のように構成されたリール
26が、パーツカセット110に搭載され、部品実装装
置100へ部品20を供給し得る状態を示している。パ
ーツカセット110は、部品取り出し口132に部品2
0が正確に位置決めされるように、部品テープ21を順
次一定間隔で間欠的に送り出す。部品テープ21には同
一部品が多数収納されており、部品実装装置100の部
品供給部102には、図15に示すように実装すべき部
品に応じて必要な部品テープ21を巻き取ったリール2
6を搭載した複数のパーツカセット110が装着可能で
ある。
【0010】図17において、部品テープ21は、リー
ル26から繰り出され、走行面131にガイドされてパ
ーツカセット110の中を図の左側から右側に進む。部
品取り出し口132を通過した後、搬送ホイール133
の外周部に設けられた歯が部品テープ21のベーステー
プ23に設けられた搬送穴25(図16参照)に順次噛
み合う。部品テープ21のトップテープ24は、部品取
り出し口132に至る直前でベーステープ23から剥が
され、トップテープ回収リール134に巻き取られる。
トップテープ回収リール134の駆動は、部品取り出し
動作にリンクした図示しない駆動レバー、あるいはモー
タを使用して行われる。トップテープ24が剥がされ、
カバーを開放されたベーステープ23に収納された部品
20は、順次部品取り出し口132に位置決めされ、対
向する位置に移動してきた部品実装装置100の実装ノ
ズル112(図15参照)によって吸着される。用済み
後のベーステープ23は、パーツカセット110の下方
から放出され、回収箱などに回収される。
【0011】搬送ホイール133は、その外周の歯がモ
ータ136の出力軸に固定されたウォームギア137と
噛合っている。搬送ホイール133は、モータ136の
駆動により間欠的に図の時計回りに回転し、これによっ
て部品テープ21を一定間隙ずつ図の矢印138方向へ
搬送する。部品20が部品取り出し口132に順次位置
決めされるよう、入力情報に基づいてコントローラ13
9がモータ136の回転を制御する。
【0012】図18は、図15に示す従来技術によるX
Yロボット式の部品実装装置100の主要部をZ方向か
ら見た模式図である。図において、XYロボット105
のY軸駆動部116は、X軸駆動部115を図のY方向
に往復搬送し、そしてX軸駆動部115は、実装ヘッド
104を図のX方向に往復搬送する。したがって実装ヘ
ッド104に搭載された各実装ノズル112は、XYロ
ボット105により、回路形成体114、パーツカセッ
ト110に対向する位置を含め、X方向とY方向で定め
られる平面内で搬送される。
【0013】各実装ノズル112がパーツカセット11
0から部品20を取り出す際には、XYロボット105
の駆動により実装ヘッド104がパーツカセット110
に対向する位置に移動し、各実装ノズル112が図面に
垂直なZ方向に下降して部品を吸着して取り出す。この
際、各実装ノズル112相互間のピッチPnと各パーツ
カセット110相互間のピッチPsとは一般には一致し
ておらず、したがって各実装ノズル112が間欠移動し
ながら順次部品20を吸着して取り出す。
【0014】各実装ノズル112で部品を吸着して取り
出した実装ヘッド104は、その後XYロボット105
の搬送によって回路形成体114に対向する位置に移動
し、前記取り出した部品20を回路形成体114の所定
の実装位置に順次実装する。この際において、実装位置
の間のピッチと実装ノズル112間のピッチPnとは一
般には一致しておらず、実装ノズル112毎に順次部品
実装を行っている。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】上述の従来技術による
部品実装装置、および部品実装方法には、改善の余地が
ある。昨今の電子機器に対する多機能化の要請により、
1枚の回路形成体には多数の部品が実装され、その中に
は同一部品、異なる部品が含まれている。例えば、1枚
の回路形成体に総数400点もの部品が実装されること
があり、部品の種類からいえば数十種類になることがあ
る。上述のように、1つのパーツカセット110には同
一部品が収納されているため、これら多種類の部品を部
品実装装置に供給するためには、異なる種類のリールを
搭載した多数のパーツカセットが部品実装装置に装着さ
れる必要がある。
【0016】一方、異なる種類のリールを搭載した多数
のパーツカセットが部品実装装置に装着されている場合
には、別の問題が生ずる。例えば上述の1枚の回路形成
体に総数400点の部品が実装される例において、その
400点の内の例えば80点が同一の部品で占められる
ことがある。部品実装装置に装着できるパーツカセット
の数は限られていることから、多種類の部品への対応を
図るあまり、各部品を供給するパーツカセットが1つし
か装着できない場合には、そこから多数の同一部品を取
り出そうとする際にその部品取り出しが非効率となり得
る。すなわち、従来技術においては、多種類の部品供給
と多数の同一部品供給との双方を満足させるような部品
供給には必ずしも対応できていなかった。
【0017】図18に示す例においては、4つのパーツ
カセット110が装着されている。各パーツカセット1
10には異なる部品を収納したリールが搭載されている
とすると、4つの実装ノズル112で同一部品(例えば
一番右手のパーツカセット110に収納された部品)を
取り出すには実装ノズル112の1つずつを一番右手の
パーツカセット110に対向する位置にX方向に移動さ
せながら順番に取り出す必要があり、吸着・取り出し動
作が非効率となる。
【0018】例えば、ある電子回路基板に4種類の部品
A、B、C、Dをそれぞれ50個、40個、20個、1
0個実装すると想定する。また、実装ノズル112間の
ピッチPnとパーツカセット110間のピッチPsとが
一致していると仮定する。この場合、4つの実装ノズル
で各部品の同時取り出しが可能となり、最初の10回ま
では全部品の同時取り出しによる実装ができる。その
後、部品Dは10個の実装が完了して取り出しは不要と
なるため、4つの実装ノズルによる同時取り出しはでき
ず、部品Dを取り出していた実装ノズル112をX方向
に移動させて他の部品を取り出すこととなり、部品取り
出し動作が非効率となる。逆に4つのパーツカセット1
10の全てをA部品を収納したリールを搭載したものと
し、A部品の同時取り出しにより50個を取り出して実
装した後に、今度は全てのパーツカセット110でB部
品を供給、さらにC部品、D部品を順次供給するとした
場合には、パーツカセット110の取り替え作業が必要
となってより一層非効率となる。また、このような部品
供給をした場合には、部品テープの途中までを使った使
い残しの部品を含むリールを多数抱えることとなって在
庫管理の手間を増やすことにもなる。
【0019】本発明は、上述した問題点を改善し、回路
形成体に多種類の部品を実装する際に、その内に同一部
品が多数含まれる場合であっても、全体として効率的な
部品供給を可能とし、生産性を高める部品実装方法、部
品実装装置、および部品供給装置(パーツカセット)を
提供することを目的としている。
【0020】
【課題を解決するための手段】本発明は、実装ヘッドに
装着された複数の実装ノズルをパーツカセットの部品搬
送方向と同一方向に配列可能とし、またパーツカセット
の部品取り出し口をこれら複数の実装ノズルの位置と対
向する位置に複数設けることによって上述の課題を解決
するもので、具体的には以下の内容を含む。
【0021】すなわち、請求項1に示す本発明は、多数
の部品を収納したパーツカセットから複数の実装ノズル
で部品を取り出して回路形成体に前記部品を実装する部
品実装方法であって、単一のパーツカセットから複数の
部品を同時に取り出すことを特徴とする部品実装方法に
関する。複数の同一部品を同時取り出しすることによ
り、部品実装の生産効率を高めるものである。
【0022】請求項2に記載の本発明に係る部品実装方
法は、複数の実装ノズルが前記パーツカセットの部品搬
送方向と平行に配列され、前記複数の実装ノズルが、当
該実装ノズルにそれぞれ対向する位置に配置された前記
パーツカセットの複数の部品取り出し口から複数の部品
を同時に取り出すことを特徴としている。同一部品の同
時取り出しを可能にするものである。
【0023】請求項3に記載の本発明に係る部品実装方
法は、前記複数の実装ノズルによる複数部品の取り出し
から次の複数部品の取り出しの間の前記パーツカセット
における部品搬送が、均等送り量の間欠送りであること
を特徴としている。同時取り出しの際の部品搬送を容易
にするものである。
【0024】請求項4に記載の本発明に係る部品実装方
法は、前記実装ノズルの数をN、各実装ノズル間のピッ
チをPn、前記パーツカセットに収納された部品間のピ
ッチをPp、前記部品搬送における送り量をFとしたと
き、 Pn=Pp×M (M:整数) であり、かつ(1)MとNが同一でないこと、(2)M
とNとの間でいずれか一方が他方の倍数でないこと、
(3)MとNとの間で公約数が存在しないこと、を条件
として、 F=Pp×N の関係が成立していることを特徴としている。部品搬送
を均等送りとしつつ、部品テープに収納された部品を、
部品テープの始めと終わりの部分を除いて全て使い切る
ことを可能にするものである。
【0025】請求項5に記載の本発明に係る部品実装方
法は、前記パーツカセットの部品搬送方向を正逆反転す
ることにより、前記パーツカセットに搭載された部品テ
ープの最初の部分、又は最後の部分に収納された部品を
前記複数の実装ノズルにより取り出して使い切ることを
特徴としている。部品搬送方向に柔軟性を持たせて、部
品の無駄を排除するものである。
【0026】請求項6に記載の本発明に係る部品実装方
法は、前記複数の部品を同時に取り出すに際し、もしく
は当該取り出した部品を実装するに際し、前記複数の実
装ノズルの配列全体を前記回路形成体の実装面に平行な
平面内で一括して旋回させる手順を含むことを特徴とし
ている。部品取り出しと部品実装とのそれぞれの段階に
おいて、実装ノズルの配列方向を最適化し、生産能率を
高めるものである。
【0027】請求項7に記載の本発明に係る部品実装方
法は、前記複数の実装ノズルの配列全体を一括して旋回
させ、当該各実装ノズルと複数のパーツカセットの部品
取り出し口とをそれぞれ対向させることにより、当該複
数の実装ノズルで複数のパーツカセットから部品を同時
に取り出すことを特徴としている。同一部品の同時取り
出しのほか、多種部品の同時取り出しをも可能にするも
のである。
【0028】請求項8に記載の本発明は、請求項1から
請求項7のいずれか一に記載の部品実装方法による複数
の部品の同時取り出しを、複数列に配置された複数の実
装ノズルでそれぞれ実施することを特徴とする部品実装
方法に関する。実装ノズルの配列を複数とすることによ
り、生産効率をさらに高めるものである。
【0029】請求項9に記載の本発明に係る部品実装方
法は、前記複数列に配置された実装ノズルの各配列を相
互に干渉しないよう制御し、前記複数列の実装ノズルに
よって部品の取り出しと部品の実装とを交互に同時並行
して実施することを特徴としている。部品取り出しと部
品実装とを同時並行して実施することにより、生産効率
をさらに高めるものである。
【0030】請求項10に記載の本発明は、複数のパー
ツカセットから取り出した複数種類の部品を回路形成体
の実装位置に実装する部品実装方法において、前記複数
種類の部品の実装順位を設定する手順が、まず、同一の
実装ノズルを使用する部品をグループ化し、次に、同一
のパーツカセットから供給される部品をグループ化し、
次に、実装される座標が近似する部品をグループ化する
手順で行われることを特徴とする部品実装方法に関す
る。ノズル交換の頻度を減らし、かつ、同一部品の同時
取り出しの利点を生かすことにより生産効率を高めるも
のである。
【0031】請求項11に記載の本発明に係る部品実装
方法は、前記同一のパーツカセットから供給される部品
をグループ化する手順と、実装される座標が近似する部
品をグループ化する手順との間に、実装時に同一の実装
ノズルの配列方向となる部品をグループ化する手順をさ
らに含むことを特徴としている。実装ノズルの配列方向
が旋回可能であることの利点を生かし、生産効率をさら
に高めるものである。
【0032】請求項12に記載の本発明は、多数の部品
を収納したパーツカセットと、複数の実装ノズルを装着
して移動可能な実装ヘッドと、回路形成体を搬入して規
正保持する回路形成体保持装置とを備え、前記実装ノズ
ルにより前記パーツカセットから部品を取り出し、前記
実装ヘッドと前記回路形成体との相対移動により前記実
装ノズルが前記回路形成体の実装位置に前記部品を実装
する部品実装装置であって、前記複数の実装ノズルと前
記パーツカセットとが、単一のパーツカセットから複数
の部品を同時に取り出し可能となるよう構成されている
ことを特徴とする部品実装装置に関する。1つのパーツ
カセットから同一部品を同時取り出しすることにより、
生産能率を高めるものである。
【0033】請求項13に記載の本発明に係る部品実装
装置は、前記複数の実装ノズルが、前記パーツカセット
の部品搬送方向と平行に配列されていることを特徴とし
ている。同一部品の同時取り出しを可能にするものであ
る。
【0034】請求項14に記載の本発明に係る部品実装
装置は、前記複数の実装ノズルが、前記パーツカセット
の部品搬送方向と平行に複数列に配置されていることを
特徴としている。実装ノズルを複数配列とすることによ
って同一部品の同時取り出しによる生産効率をさらに高
めるものである。
【0035】請求項15に記載の本発明に係る部品実装
装置は、前記実装ノズルの複数列が1つの実装ヘッドに
配置され、前記複数列間のピッチをPd、部品実装装置
に装着された複数のパーツカセット間のピッチをPsと
した場合、 Pd=Ps×R (R:整数) の関係が成立するよう構成されていることを特徴として
いる。複数に配列された全ての実装ノズルにおいて同時
取り出しを可能にするものである。
【0036】請求項16に記載の本発明に係る部品実装
装置は、前記実装ノズルの複数列が各々個別に移動する
独立した実装ヘッドに装着され、前記複数列の実装ノズ
ルによって部品取り出しと部品実装とを交互に同時並行
して実施できるよう、前記複数の実装ヘッドの動きを相
互に干渉しないように制御可能な制御機能をさらに含む
ことを特徴としている。部品取り出しと部品実装とを同
時平行で実施可能な構成とすることにより、生産効率を
高めるものである。
【0037】請求項17に記載の本発明に係る部品実装
装置は、前記パーツカセットが、部品搬送方向に配列さ
れた複数の部品取り出し口を有し、前記複数の実装ノズ
ル間のピッチをPn、前記パーツカセットの複数の部品
取り出し口間のピッチをPc、前記パーツカセットに収
納された部品間のピッチをPpとしたとき、 Pn=Pc=Pp×M (M:整数) の関係が成り立つことを特徴としている。複数の実装ノ
ズルを使用して、同一部品の同時取り出しを可能にする
ものである。
【0038】請求項18に記載の本発明は、多数の部品
を収納したパーツカセットと、複数の実装ノズルを装着
して移動可能な実装ヘッドと、回路形成体を搬入して規
正保持する回路形成体保持装置とを備え、前記パーツカ
セットから前記実装ノズルにより部品を取り出し、前記
実装ヘッドと前記回路形成体との相対移動により前記実
装ノズルが前記回路形成体の実装位置に前記部品を実装
する部品実装装置であって、前記実装ヘッドが、前記回
路形成体の実装面に平行な平面内で前記複数の実装ノズ
ルの配列全体を一括して旋回可能とする旋回機構を更に
含むことを特徴とする部品実装装置に関する。実装ノズ
ルの配列方向を旋回可能とすることにより、部品取り出
し時、及び部品実装時のそれぞれにおいて実装ノズルの
配列方向を最適化するものである。
【0039】請求項19に記載の本発明に係る部品実装
装置は、前記旋回機構による実装ノズルの配列の旋回角
度をαとしたとき、 0°≦α≦90° の関係が成立することを特徴としている。前記旋回角度
を少なくとも90°確保することにより、複数の実装ノ
ズルを前記X方向とY方向とに沿う方向の配列とするこ
とを可能にするものである。
【0040】請求項20に記載の本発明に係る部品実装
装置は、前記複数の実装ノズルの配列が旋回することに
より、当該複数の実装ノズルによって複数のパーツカセ
ットから部品を同時に取り出し可能となるよう、もしく
は当該複数の実装ノズルによって同一のパーツカセット
から複数の部品を同時に取り出し可能となるよう構成さ
れていることを特徴としている。同一部品の同時取り出
しに加え、多種部品の同時取り出しをも可能にすること
により、生産効率をさらに高めるものである。
【0041】請求項21に記載の本発明に係る部品実装
装置は、前記複数の実装ノズル間のピッチをPn、部品
実装装置に装着された複数のパーツカセット間のピッチ
をPsとしたとき、 Pn=Ps×Q (Q:整数) の関係が成立するよう構成されていることを特徴として
いる。複数の実装ノズルによる多種部品の同時取り出し
を可能にするものである。
【0042】請求項22に記載の本発明は、多数の部品
を一定間隔で収納した部品テープと、前記部品テープを
搬送する駆動手段と、部品実装装置と同期して前記駆動
手段を制御し、前記部品を順次部品取り出し位置に位置
決めする制御装置とを備えたパーツカセットにおいて、
前記部品をパーツカセットから取り出すための部品取り
出し口を、前記部品テープの搬送方向に沿って複数備え
ていることを特徴とするパーツカセットに関する。同一
パーツカセットからの複数部品の同時取り出しを可能に
するものである。
【0043】請求項23に記載の本発明に係るパーツカ
セットは、前記複数の部品取り出し口の各々が、個別に
開閉制御可能なシャッタで覆われていることを特徴とし
ている。複数の部品取り出し口の任意の組み合わせによ
る同時取り出しを可能にするものである。
【0044】請求項24に記載の本発明に係るパーツカ
セットは、前記部品テープを搬送する駆動手段が、前記
部品テープを正逆搬送可能に構成されていることを特徴
としている。部品テープに収納された部品を使い切るた
めに部品搬送方向の柔軟性を高めるものである。
【0045】そして、請求項25に記載の本発明に係る
パーツカセットは、前記部品テープが、当該部品テープ
の最初の部分又は最後の部分において、当該部品テープ
を均等送りで間欠搬送する際には部品取り出しがされな
い位置に該当する箇所の部品を予め取り除いて構成され
ていることを特徴としている。部品の無駄を排除するも
のである。
【0046】
【発明の実施の形態】本発明に係る第1の実施の形態の
部品実装装置、及び部品実装方法について図面を参照し
て説明する。以下、これまでに説明したものと同一の機
能を果たす構成要素に対しては同一の符号を付するもの
とする。図1は、本実施の形態に係る部品実装装置1の
主要構成要素を模式的に示す平面図である。
【0047】図1において、部品実装装置1には、XY
ロボット2と、実装ヘッド5と、部品供給部9と、回路
形成体保持装置40と、ノズル交換ステーション48と
が主に配置されている。部品実装装置1には、この他に
も図15に示す部品認識装置106や制御装置109、
その他の構成要素も含まれ得るが、図1においてはこれ
らを省略している。XYロボット2は、X軸駆動部3と
Y軸駆動部4とから構成されている。X軸駆動部3は、
搭載したY軸駆動部4を図のX方向に往復搬送し、Y軸
駆動部4は、搭載した実装ヘッド5を図のY方向に往復
搬送する。動力源としてX軸駆動部3はモータ6、Y軸
駆動部4はモータ7をそれぞれ備えている。実装ヘッド
5は、前記X方向とY方向で定まる図1の紙面に平行な
面内で搬送され得る。実装ヘッド5には、図示の例では
4つの実装ノズル8a〜8dがY方向に1列に配列され
て装着されている。以下、固有の実装ノズルを指す場合
には各個の符号8a〜8dを用い、実装ノズル全般を指
す場合には実装ノズル8と一般表示するものとする。こ
の表示方法は、以下に記す2つ以上の数を含む他の構成
要素に対しても同様に用いるものとする。
【0048】部品供給部9には、部品供給装置であるパ
ーツカセット10が、図示の例では4つ(10a〜10
d)装着されている。各パーツカセット10には、それ
ぞれ異なる部品を収納した部品テープを巻き取ったリー
ルが搭載されているものとする。本実施の形態に係るパ
ーツカセット10には、部品取り出し口11が4つ設け
られている(代表してパーツカセット10dに符号11
a〜11dで表示)。各部品取り出し口11間のピッチ
Pcは、実装ノズル8間のピッチPnに一致している
(Pc=Pn)。それぞれのパーツカセット10の部品
取り出し口11はY方向に1列に配列されており、この
方向はパーツカセット10から部品を供給する部品テー
プ21(図16参照)の搬送方向と一致している。
【0049】回路形成体保持装置40は、回路形成体4
1を図のX方向右側から搬入してこれを実装位置に規正
して保持し、部品実装完了後は回路形成体41を図のX
方向左側へ搬出する。また、ノズル交換ステーション4
8には、各種部品の大きさや形状に対応して吸着・取り
出しするための各種実装ノズル8が配列されており、取
り出すべき部品に応じて実装ヘッド5がノズル交換ステ
ーション48に対向する位置まで移動してノズルの付け
替えをする。
【0050】以上の構成に係る部品実装装置1の動作時
には、実装ヘッド5がXYロボット2に搬送されて所定
のパーツカセット10に対向する位置まで移動し、4つ
の実装ノズル8がそれぞれ対応するパーツカセット10
に向けて下降して4つの部品取り出し口11に位置決め
された4つの部品を同時に吸着して取り出す。その後、
実装ヘッド5は再度XYロボット2に搬送されて回路形
成体保持装置40に規正保持された回路形成体41に対
向する位置まで移動し、各実装ノズル8がそれぞれ吸着
保持した部品を回路形成体41の所定の実装位置に実装
する。この際、所定の実装位置の間のピッチが実装ノズ
ル8のピッチPnと一致するよう設計されていれば、各
実装ノズル8で同時に部品実装ができて効率的ではあ
る。前記ピッチが一致していない通常の場合には、実装
ノズル8毎に順番に各実装位置に移動し、部品実装が行
われる。
【0051】図2は、図1に示す実装ヘッド5とパーツ
カセット10との関係を、図1のX方向から見た一部断
面の模式図を示している。図2において、本実施の形態
に係る実装ヘッド5には、Y方向に配列された4つの実
装ノズル8a〜8dが、相互間のピッチPnで装着され
ている。実装ノズル8は、各個に設けられたモータ32
により図のZ方向に昇降可能である。一方、本実施の形
態に係るパーツカセット10には、上述のように各実装
ノズル8a〜8dに対向する位置、すなわち実装ノズル
8のピッチPnと同一のピッチPcで4つの部品取り出
し口11a〜11dが設けられている。各部品取り出し
口11には、シャッタ12a〜12dがそれぞれ取り付
けられ、各シャッタ12の開閉駆動用にエアシリンダ1
3a〜13dが配置されている。
【0052】パーツカセット10には、部品実装装置1
に部品20を供給するため、部品テープ21を巻き取っ
たリール26(図16参照)が搭載されている。このリ
ール26から繰り出された部品テープ21は、第1の駆
動輪14aを介して図の矢印15に示す右方に順次搬送
される。この部品テープ21は、実装ノズル8a〜8d
による部品吸着の後には第2の駆動輪14bを介して部
品テープ回収箱(図示せず)に向けて矢印19の方向に
搬送される。両駆動輪14a、14bを駆動するため、
両駆動輪14a、14bと駆動用のモータ16との間に
は、駆動ベルト17a、17bがそれぞれ張設されてい
る。コントローラ18は、モータ16、及び各エアシリ
ンダ13a〜13dと結ばれ、部品実装装置1側の実装
ヘッド5の動きと同期してこれらの動作を制御する。コ
ントローラ18は部品実装装置1の制御装置109(図
15参照)と連携されている。あるいは、部品実装装置
1の制御装置109がこのコントローラ18の機能を備
えていてもよい。
【0053】以上のように構成されたパーツカセット1
0の動作時には、実装ヘッド5がパーツカセット10に
対向する位置まで移動し、モータ32の駆動によって実
装ノズル8が下降する。この下降動作と同期して、コン
トローラ18が各シャッタ12を開くようエアシリンダ
13を動作させ、各部品取り出し口11にある4つの部
品20を各実装ノズル8により取り出し可能な状態とす
る。各部品20の同時吸着・取り出しが可能となるよ
う、各部品間のピッチPpと実装ノズル8間のピッチP
nとが一致しているか、あるいは実装ノズル8間のピッ
チPnが部品20間のピッチPpの整数倍となるように
セットされている(Pn=Pp×M、 M:整数)。実
装ノズル8が部品20を取り出した後に退避して実装動
作に移ると、シャッタ12は一旦閉じられ、コントロー
ラ18の制御でモータ16が駆動して駆動輪14a、1
4bを時計回りに回転させ、部品テープ21を矢印15
の方向に搬送する。この過程で、部品テープ21のトッ
プテープ24が、図の一番左端に位置する部品取り出し
口11dに至る直前で剥がされ、部品20を取り出し可
能な状態にする。各部品20は閉じたシャッタ12が覆
い、部品20の飛散を防ぎ、異物落下から部品20を保
護する。部品テープ21は後述する所定量Fだけ図の左
側から右側へ搬送された後、再度停止し、その後実装を
終えた実装ヘッド5が再度パーツカセット10に対向す
る位置まで移動することによって上述の動作が繰り返さ
れる。
【0054】図3は、このような取り出し動作を継続的
に行わせる場合の部品テープ21の搬送状態を示す模式
図である。実装ノズル8間のピッチPnと、部品テープ
21に収納された部品20間のピッチPpとの間には、
上述のように、 Pn=Pp×M (但し、Mは整数) の関係がなければならない。図示の例では、実装ノズル
8間のピッチPnを30mm、部品20間のピッチPp
を10mm(あるいは、一般にPn:Pp=3:1)と
しており、したがって上式は、 Pn=Pp×3 の関係にある。このとき、1回目の取り出し動作を示す
図3のS1(ステップ1。以下同。)において、部品テ
ープ21に収納された各部品に付された図示の番号の
内、1番、4番、7番、10番の4つの部品が各実装ノ
ズル8a〜8dにより取り出される。図面上では、部品
が取り出された後の空白となる部分を白丸(○)で示
し、黒丸(●)の部分は未だ部品テープ21内に部品2
0が残されている状態を示している。
【0055】S1の動作が完了すると、部品テープ21
はモータ16(図2参照)の駆動で矢印15の方向に搬
送され、S2に移動して停止する。この間、部品テープ
21は、部品20間のピッチPpの4倍の距離だけ、図
示の例では40mmだけ搬送されている。すなわち、部
品テープ21の送り量をFとすると、 F=Pp×4 の関係にある。この位置で再度各実装ノズル8はS2に
示すように部品の同時取り出しを行うと、これによって
5番、8番、11番、14番の各位置に示す部品がさら
に取り出される。この結果、S1とS2で取り出された
部品は、S2の白丸で示す状態に変化する。
【0056】同様にして、次の部品テープ21の間欠搬
送により、さらにS3、S4の段階で部品取り出しが順
次繰り返される。図示のように、S3で部品が取り出さ
れた以降、各実装ノズル8に対向する位置の部品が空に
なる状態はすべてS3に示す状態と同じとなり、この状
態が繰り返されるものとなる。したがって、実装ノズル
8に対向する領域を通過した部品テープ21は、全ての
部品が空の状態となって回収のために搬送されることと
なる。
【0057】図4は、実装ノズル8間と部品20間のピ
ッチがそれぞれPn=50mm、Pp=10mmとなっ
た場合(あるいは、一般にPn:Pp=5:1となった
場合)、すなわち、 Pn=Pp×5 の場合において、同様に全ての部品が取り出しできる搬
送状態を示している。この時の送り量Fは40mmであ
り、すなわち、 F=Pp×4 となっている。図示の場合には、S4以降は部品が空に
なる状態が同じとなり、この状態が以降繰り返されるこ
とから、実装ノズル8に対向する領域を通過した部品テ
ープ21は、全て部品が空の状態となって回収のために
搬送される。
【0058】以上の2つの例は、実装ノズル8の数が4
つの場合を示したものであるが、実装ノズル8の数が異
なっていても、同様に全ての部品を使い切るような搬送
状態の設定が可能である。図5は、実装ノズルが3つの
例を示しており、このときの搬送条件は Pn=Pp×5 F=Pp×3 である。この場合にはS4以降で部品が空になる状態が
同じとなる。さらに図6は、実装ノズルが5つの例を示
しており、このときの搬送条件は Pn=Pp×3 F=Pp×5 であり、S3以降で部品が空になる状態が同じとなる。
【0059】これを一般化すると、実装ノズル8間のピ
ッチPnと部品20間のピッチPpとの間に上述の Pn=Pp×M (M:整数) の関係があるとき、実装ノズルの数をNとすると、Mと
Nとの間に(1)MとNが同一でないこと、(2)Mと
Nとの間でいずれか一方が他方の倍数でないこと、
(3)MとNとの間で公約数が存在しないこと、を条件
として、送りFが F=Pp×N と設定されていれば、部品テープ21を毎回均等送り量
で連続的に間欠搬送する間に、全ての部品の取り出しが
できる搬送状態となる。
【0060】以上に示すような条件設定をすることによ
って、吸着・取り出し時に実装ノズル8の一部で吸着・
取り出しができない空き状態を生じさせることなく、部
品テープ21に収納された部品の全てを使い切ることが
できる。また、部品テープ21の送り量Fを部品20間
のピッチPpよりも大きく取ることが出来るので、実装
ノズル8間のピッチPnを無理に部品20間のピッチP
pに一致させる必要がなく、物理的に製作可能な程度の
ピッチPnとすることが出来るメリットも得られる。あ
るいは、部品20間のピッチPpを実装ノズル8間のピ
ッチPnに合わせて広くとる必要がなく、部品テープ2
1への部品20の収納効率を高めることができる。
【0061】ここで、例えば図3(実装ノズル4つ、P
n=30mm、Pp=10mmの例)に示す部品テープ
21の搬送を行った場合において、部品テープ21の最
初の部分から部品取り出しを開始した直後、図のS1か
らS4までに至る間に部品の番号に示す2番、3番、6
番の各部品が取り出されないままでノズル領域を通過す
ることになる。これらの部品をも無駄なく使い切るに
は、部品テープ21の最初の部分においては、S1の同
時取り出しを開始する前に、この2番、3番、6番の部
品を実装ノズル8a〜8dのいずれかでそれぞれ予め吸
着して取り出しできるように特別な搬送と取り出し動作
を実施し、これらの部品を実装した後にS1の動作に入
るようにすればよい。あるいは、部品テープ21の最初
の部分には、上述の2番、3番、6番の位置には部品を
予め収納しないようにしてもよい。このような装置や対
策は、部品テープ21の最終部分に余りとなって残る部
品がある場合にも必要であれば同様に適用することがで
きる。
【0062】図2に示すパーツカセット10では、一対
の駆動輪14a、14bを配し、モータ16を正逆反転
させることによって部品テープ21を正逆双方に搬送可
能な構成としている。これは、各種実装ノズル8の数や
各種の部品ピッチPpの部品テープ21に対応し、部品
テープ21の最初や最後の部分でも全ての部品を効率よ
く使い切ることができるように、部品テープ21の正逆
搬送を可能とし、部品取り出しの柔軟性を高めることを
意図している。
【0063】例えば図3において、S1に示す状態に一
旦部品テープ21をセットした後、部品テープ21を1
0mm逆搬送して3番の部品を実装ノズル8bで、6番
の部品を実装ノズル8cでそれぞれ吸着して取り出し、
その後20mm前進させて2番の部品を実装ノズル8a
で吸着して取り出す。これらの3部品を先に実装した
後、再度部品テープ21を逆搬送し、S1の状態に戻し
て使用することで全ての部品を使い切ることができる。
【0064】但し、図17に示す従来技術による一方向
送りのみのパーツカセット110を使用することであっ
ても、部品テープ21の最初の部分を搬送する間に、上
記の例でいえば、2番、3番、6番の各部品をいずれか
の実装ノズル8a〜8dで吸着して取り出し、これらの
部品を先に実装しておくことによって全部品の使い切り
は可能である。
【0065】以上の搬送条件の設定は、部品テープ21
を連続的に等しい送り量(テープの最初と最後の部分を
除く)で搬送できることから好ましい条件ではあるが、
その他の搬送条件を設定することも勿論可能である。例
えば、実装ノズルの数Nが4つ、実装ノズル8のピッチ
Pnが部品20のピッチPpの4倍(すなわち、M=N
のとき)であっても、通常送りを部品のピッチPpと同
じ送り量とし、4回に一回は特別送りPp×16とする
非均等送りにすることで部品の使い切りは可能である。
【0066】なお、以上の説明では、全ての実装ノズル
8で部品を同時吸着して取り出す場合を想定している
が、本実施の形態に係るパーツカセット10の使用はこ
れに限定されるものではない。計4つある実装ノズル8
a〜8d(図2参照)の内、3つの実装ノズル(例えば
8a〜8c)のみで取り出したり、あるいは1つおきの
計2つの実装ノズル(同、8aと8c)のみで取り出す
ことであってもよい。このような動作を可能にするた
め、部品取り出し口11に設けられたシャッタ12は、
その駆動源であるエアシリンダ13をそれぞれ個別に設
けるものとし、部品が取り出される箇所のシャッタ12
のみを開くことを可能にしている。したがって本パーツ
カセット10は、従来技術のものと同様に、1つの部品
のみを取り出して使用することも勿論可能となる。ま
た、図2に示す例では部品取り出し口11を4つ設けて
いるが、実装ヘッド5に装着された実装ノズル8の数に
対応して例えば、3つ(図5の例)、5つ(図6の例)
などの数にすることができる。
【0067】なお、図1において、部品実装装置1はノ
ズル交換ステーション48を備えている。回路形成体4
1に実装する部品20の大きさや表面形状はそれぞれ異
なっており、これらの各種部品20を適切に実装するに
は、吸着しようとする部品20の大きさや形状に合わせ
て実装ノズル8を交換する必要がある。そのため、予定
される吸着動作で必要な実装ノズル8と、現在実装ヘッ
ド5に装着されている実装ノズル8とが一致していない
場合には、吸着・取り出し動作の前に一旦ノズル交換ス
テーション48に実装ヘッド5を移動させてノズルを交
換する動作を行うものとしている。
【0068】次に、図7に示す態様では、部品実装装置
30が、回路形成体41をY方向に搬送可能なYテーブ
ル45を有する。すなわち、図1に示す部品実装装置1
のXYロボット2に代わり、本実施の形態の実装ヘッド
5はXロボット46によりX方向にのみ駆動される。一
方、回路形成体41を規正保持する回路形成体保持装置
40は、回路形成体41を実装ヘッド5に対向する位置
までYテーブル45を使用してY方向に搬送可能であ
る。Yテーブル45の搬送駆動用にモータ47が設けら
れている。また、各実装ノズル8とパーツカセット10
の各部品取り出し口11とは、Y方向に対向可能な位置
となるよう調整され、実装ノズル8間のピッチPnと取
り出し口11間のピッチPcとは一致している。
【0069】この部品実装装置30の動作において、実
装ヘッド5に装着された実装ノズル8がパーツカセット
10から部品を取り出した後、Xロボット46によりX
方向に移動される。一方回路形成体保持装置40に搬入
された回路形成体41は、Yテーブル45に規正保持さ
れ、さらに実装の際の位置決めには、Yテーブル45が
Y方向に移動、一方、前記Xロボット46がX方向に移
動し、その結果実装ノズル8と回路形成体41とをX方
向とY方向で定まる面内で相対的に位置決めする。部品
実装装置30を以上のように構成することにより、実装
ヘッド5の搬送はXロボット46によるX方向のみとす
ることができ、Xロボット46が駆動すべき可動部分の
重量が軽減されるメリットがある。
【0070】以上、複数の実装ノズル8を部品テープ2
1の搬送方向と同じY方向に配列し、複数の取り出し口
11を備えたパーツカセット10を使用する本実施の形
態に係る部品実装装置1、30によれば、1つのパーツ
カセット10から同一部品20を複数個同時に取り出す
ことが可能となり、部品実装の効率をより高めることが
できる。一例として、従来技術の項で説明した4つの実
装ノズル8で4種類の部品を各50個、40個、20
個、10個ずつ実装する場合を想定すると、実装ヘッド
5の移動を伴う実装ノズル8による取り出し動作を1動
作としてカウントするものとすれば、従来技術による部
品実装では50動作を必要とするのに対して、本実施の
形態に係る部品実装では31動作で前記部品の実装を完
了させることができる。
【0071】次に、本発明に係る第2の実施の形態の部
品実装装置、及び部品実装方法について図面を参照して
説明する。図8は、本実施の形態に係る部品実装装置5
0を示している。本実施の形態に係る部品実装装置50
では、第1の実施の形態で説明した部品実装装置1に対
して実装ヘッド51を旋回可能とし、実装ノズル8がY
方向にもX方向にも配列可能としている。その他の構成
は図1に示す部品実装装置1と同様である。
【0072】図8において、実装ヘッド51は、部品供
給部9において各パーツカセット10から部品を取り出
す際には第1の実施の形態におけると同様、各実装ノズ
ル8a〜8dが部品テープの搬送方向と平行となる向き
(図のY方向に沿った向き)でY軸駆動部4に保持され
る(実線で示す実装ヘッド51)。一方、実装ヘッド5
1は部品を取り出した後、部品実装のため回路形成体4
1に対向する位置に移動する際には、実装ヘッド51は
各実装ノズル8a〜8dが回路形成体41の搬送方向と
平行となる向き(図のX方向に沿った向き)に保持され
るように構成されている(破線で示す実装ヘッド5
1)。
【0073】これは、実装ノズル8の配列方向を、第1
の実施の形態で示したように部品吸着の際には同一部品
を同時取り出しできる効率的なX方向に沿った向きとし
(但し、Pn=Pcとする)、部品実装の際には実装ノ
ズル8の配列全体を一括して90°旋回させて従来の部
品実装装置と同様にY方向に沿った向きとすることによ
り、実装すべき部品の配置がX方向への分散であった場
合に、実装時の実装ヘッドの移動距離を少なくすること
ができ、生産性を向上させる効果を生む。すなわち、実
装ヘッド51を旋回可能とすることで、部品取り出し時
と部品実装時のそれぞれにおいて実装ノズル8を最も効
率的な方向に配列することができる。
【0074】図9は、このような構成に係る実装ヘッド
51の旋回機構の概要を示している。図において、実装
ヘッド51は、Y軸駆動部4に対して支持軸52を中心
に図のX方向とY方向とを含む少なくとも90°旋回が
可能に支持されている。支持軸52には、この旋回駆動
のためのモータ53と減速機54とが設けられる。実装
ヘッド51には複数(図示の例では4つ)の実装ノズル
8が設けられ、複数の実装ノズル8は図のZ方向の昇降
運動とともに、Z軸を中心として回転(θ回転)が可能
であることは第1の実施の形態と同様である。実装ヘッ
ド51の旋回駆動部分にはロータリエンコーダ55が備
えられ、高精度の旋回角度制御を可能にしている。
【0075】図8に戻って、以上のように構成された本
実施の形態に係る部品実装装置50の動作時には、パー
ツカセット10から部品を取り出す際、同一部品の複数
取り出しが可能となるよう実装ノズル8がY方向に沿っ
て配列される。この状態でパーツカセット10から部品
を同時に取り出した後、実装ヘッド51は実装位置に移
動する際に、実装ノズル8をX方向に配列できるよう図
の破線で示す角度αだけ旋回する。図示の例では、実装
ノズル8の配列全体が一括してY方向からX方向へα=
90°旋回している。実装ノズル8をX方向に配列させ
た実装ヘッド51は、回路形成体41に対向する位置ま
で移動し、各実装ノズル8を下降させ、吸着されていた
部品20を回路形成体の所定の実装位置に実装する。
【0076】但し、本発明は上述のような実装ノズル8
の配列方向の形態に限定されるものではない。上述とは
逆に、部品取り出し時には実装ノズル8を従来技術と同
様にX方向に沿って配列し、異なる各パーツカセット1
0a〜10dから異なる部品を同時に取り出し(但し、
Pn=Psの場合)、そして実装する場合には、もしそ
れが能率的であるならば、実装ノズル8をY方向に配列
することであっても良い。実装ヘッド51の旋回による
実装ノズル8の配列方向を変更させることなく、部品取
り出し、部品実装のいずれもをY方向配列のまま、もし
くはX方向配列のままで行うことであっても勿論よい。
【0077】さらに、パーツカセット10の配列や、回
路形成体41の設計条件によって、実装ノズル8がX方
向とY方向の中間に当たるいずれかの角度に配列してい
ることが有利な場合が想定されるのであれば、X方向と
Y方向との間の任意の位置(図8において、0≦α≦9
0°)に角度設定することであってもよい。この場合に
おいても、前記ロータリエンコーダの使用により、高い
精度での角度設定が可能である。必要であれば、旋回角
度を90°以上に広げることであってもよい。
【0078】なお、図8に示す例においては、Y軸駆動
部に搭載されてY方向に配列された実装ノズル8a〜8
dをX方向にも旋回する形式としているが、これを逆の
関係にすることであってもよい。すなわち、図18の従
来技術に示すようなX軸駆動部に搭載されてX方向に配
列された実装ノズル112の配列をY方向にもなるよ
う、図9に示す旋回機構を実装ヘッド51に組み込むよ
うにしてもよい。
【0079】なお、本実施の形態においても、第1の実
施の形態で示すように、回路形成体保持装置41にYテ
ーブル45を設け、実装ヘッド51の搬送をX方向のみ
とする構成と組み合わせることが可能である。また、図
8に示す例では実装ノズル8の数を4つとしているが、
この数は任意に選択することが可能である。
【0080】次に、本発明に係る第3の実施の形態の部
品実装装置、並びに部品実装方法につき、図面を参照し
て説明する。図10において、部品実装装置60は、Y
方向に実装ノズル8を配列した一対の実装ヘッド5A、
5Bと、各実装ヘッド5A、5BをY方向に搬送可能な
一対のY軸駆動部4A、4Bとを備えている。各Y軸駆
動部4A、4Bは、X軸駆動部3に設けられたボールね
じ61を介してX方向に往復移動可能に配置されてい
る。各Y軸駆動部4A、4Bには、X軸駆動部3との係
合部に破線で示す中空モータ62A、62Bがボールね
じ61に螺合して配置され、中空モータ62A、62B
の正逆回転によって実装ヘッド5A、5B及び各実装ノ
ズル8を図のX方向に搬送可能である。各実装ヘッド5
A、5BのY方向への搬送は、第1の実施の形態と同様
モータ7の回転により行われる。その他の構成も第1の
実施の形態に示す部品実装装置1と同様である。
【0081】以上のように構成された本実施の形態に係
る部品実装装置60の動作時における各実装ヘッド5
A、5Bの動きは、第1の実施の形態で示したものと同
様である。すなわち、各部品供給部9A、9Bのパーツ
カセット10に対向する位置に移動した実装ヘッド5
A、5Bは、各実装ノズル8を下降して部品を取り出
し、その後X軸駆動部3(中空モータ62A、62
B)、Y軸駆動部4A、4Bの動作によって回路形成体
41に対向する位置まで移動し、前記取り出した部品の
実装を行う。この場合に、一対の実装ヘッド5A、5B
の内、いずれか一方の実装ヘッド(例えば、実装ヘッド
5A)が回路形成体41に部品を実装している間に、い
ずれか他方の実装ヘッド(同、実装ヘッド5B)はパー
ツカセット10から部品を取り出す。両実装ヘッド5
A、5Bの間の動作は相互に干渉しないように制御装置
109(図15参照)が制御する。
【0082】以上の動作を一対の実装ヘッド5A、5B
で交互に行うことにより、部品の取り出しと部品の実装
とを各実装ヘッド5A、5Bによって同時並行して行う
ことができ、これにより、従来技術による部品実装装置
に対して約1.5倍〜2倍の部品実装効率を実現するこ
とができる。
【0083】なお、図10に示す例においては、第1の
実施の形態と同様に実装ヘッド5A、5Bが実装ノズル
8をY方向に配列する向きに固定された態様を示してい
るが、第2の実施の形態に示す実装ヘッド51のよう
に、Y方向とX方向との間を旋回可能としたものを配備
することであってもよい。また、第1の実施の形態で示
したように、回路形成体41がYテーブル45に保持さ
れ、Y方に移動可能となるように構成し、実装ヘッド5
A、5BはX方向にのみ搬送される形式とすることであ
ってもよい。実装ノズルの数4つは、単に1例を示した
ものである。
【0084】また、図10に示す例においては、実装ヘ
ッド5A、5Bが、一対のY軸駆動部4A、4Bの間に
配置されているが、これをY軸駆動部4A、4Bのそれ
ぞれ外側に配置するようにしても、あるいは各Y軸駆動
部4A、4Bに対して同じ側(例えば、図において各Y
軸駆動部4A、4Bのいずれも右側)に配置するように
してもよい。
【0085】次に、本発明に係る第4の実施の形態の部
品実装装置、並びに部品実装方法について図面を参照し
て説明する。図11は、本実施の形態に係る部品実装装
置70の主要構成要素を示す平面図である。本実施の形
態に係る部品実装装置70は、第3の実施の形態で説明
した一対の実装ヘッド5A、5Bを備える代わりに、1
つの実装ヘッド71に装着される実装ノズル8の数を増
加させることにより、部品実装効率を高めるものであ
る。
【0086】すなわち、図11に示す部品実装装置70
において、実装ヘッド71には図1に示すと同様の4つ
の実装ノズル8a〜8dが配列されることに加え、前記
4つの実装ノズル8の配列方向と平行に別の4つの実装
ノズル8e〜8hが装着されている。本図では破線で示
すY軸駆動部4は、実装ノズル8a〜8dと8e〜8h
の2つの配列を実装ヘッド71の両側に配置できるよ
う、モータ7ほかの駆動機構が図面の垂直方向に重なっ
て設けられている。
【0087】図1に示す部品実装装置1の実装ノズル8
の数を増やすには、実装ヘッド5を図のY方向に延長
し、従来からある実装ノズル8と同列に追加ノズルを配
することも可能である。しかしながら、このように配列
すると、図1に示す形式のパーツカセット10では、実
装ノズル8の数に対応した数の部品取り出し口11を設
けることからパーツカセット10のY方向の長さが長く
なり、取扱いが難しくなる。また、実装ヘッド5も延長
することで大型化されるほか、部品実装の際には実装ヘ
ッド5の移動距離が長くなって必ずしも効率的ではなく
なる。図11に示すような実装ヘッド71のノズル配列
形式とすることにより、実装ノズル8a〜8dでの同時
取り出し、続いて実装ノズル8e〜8hでの同時取り出
しができ、一度により多くの部品を実装位置まで搬送す
ることが可能となる。これにより、例えば第1の実施の
形態の部品実装装置1に比べて部品実装効率を約1.5
倍ほどに高めることができる。
【0088】また、図18に示すような従来技術による
部品実装装置100においては、実装ヘッド104のX
方向に並ぶ実装ノズル112の配列を複数列にした場
合、いずれか一方の配列が他方の配列に対して装置本体
の奥側(図18のY方向奥側)になるため、実装ノズル
112の脱着やメンテナンスの観点からこのような配置
はほとんど不可能に近い。図11に示すような本実施の
形態に係る部品実装装置70では実装ノズル8の配列が
Y方向であることから、いずれの側の実装ノズル8の配
列に対してもアクセスができ、複数配列の実施が容易に
可能である。
【0089】なお、図11に示す実装ノズル8a〜8d
の列と実装ノズル8e〜8hの列との間のX方向のピッ
チPdを、パーツカセット10間のピッチPsの整数倍
に設定することにより(すなわち、Pd=Ps×R、
R:整数)、実装ノズル8の両方の配列で異なるパーツ
カセット10から同時に8部品を吸着して取り出すこと
も可能となり、さらに効率的な実装が実現できる。
【0090】また、本実施の形態においても同様、第2
の実施の形態に示す各実装ノズルの列がY方向とX方向
との間を旋回可能とした実装ヘッドを配備してもよい。
また、第1の実施の形態で示すように、回路形成体がY
テーブルに保持され、Y方向に移動可能となるように構
成し、実装ヘッドはX方向にのみ搬送される形式とする
ことであってもよい。配列された実装ノズルの個数4つ
は、単に一例を示したものである。
【0091】次に、本発明に係る第5の実施の形態の部
品実装方法について、図面を参照して説明する。本実施
の形態は、これまで述べた各実施の形態に示す部品実装
装置を使用して部品実装する場合の部品実装順序を最適
化し、部品実装の効率を高めるものである。図12は、
従来技術による部品実装装置で実装動作を行う際の、N
Cプログラムを使った実装順序の例を示している。通
常、NCプログラムの中の部品の実装順序は、部品実装
装置の動作を最適化するようにはなっていないので運転
前に並べ替える必要がある。図12は、従来技術におけ
る基準によって並べ替えられた後の実装順序を示してい
る。図12の左側から右側への各欄において、実装順序
Nは実装すべき部品の順番を、次の座標Xと座標Yと
は、各部品の回路形成体上の実装位置のX座標とY座標
とを示している。そして次のパーツカセット番号Zは、
当該部品が収納されているパーツカセットの区別を、ノ
ズル番号Nzは、当該部品を吸着して取り出す際に使用
すべきノズルの種類をそれぞれ示している。
【0092】本図から明らかなように、従来技術におけ
る部品の実装順序は、まず当該部品の実装位置X座標を
基に順位づけし、次にY座標を基に順位付けされるのが
基本であった。すなわち、実装順序の優先順位はまず実
装位置を基準にして決められていた。このような順位付
けは、実装時において実装ヘッドと回路形成体保持装置
との相対的な動きをできるだけ少なくするという観点か
らは効果的である。しかしながら、この順位付けによれ
ば、たとえ同一部品であっても実装位置が離れていれば
取り出し順位が異なり、これに応じてノズルの付け替え
が必要になるというケースも生じ得た。したがって、こ
のノズル交換も含めた総合的な観点からは必ずしも効率
的な順位付けとはいえなかった。従来技術においては、
同一部品を同時に取り出すという概念を念頭においた手
順設定はなされていなかったことによる。
【0093】これに対し、図13は本実施の形態に係る
部品実装方法における実装順位付けのフローチャートを
示している。本実施の形態に係る部品実装方法では、同
一の部品を複数同時取り出しできるという本発明に係る
部品実装装置、並びに部品実装方法の特徴を効果的に利
用することを主眼に、生産性の向上を図る順位付けを行
うものとしている。図13に示すフローチャートにおい
て、ステップ1ではまずNCプログラム中の項目の内で
ノズル番号Nzに注目し、同一の実装ノズルを使って実
装するNCプログラム中のブロックを最優先にしてグル
ープ化する。これは、図1に示すように、実装ノズル8
が異なる場合には実装ヘッド5はノズル交換ステーショ
ン48まで一旦移動するという無駄が生ずることから、
実装動作中のこのノズル交換動作を最小限に抑えること
を意図するものである。
【0094】次に、ステップ2において、ステップ1に
おける区分の内でNCプログラム中のパーツカセット番
号Zに注目し、すなわち同一の部品を実装するNCプロ
グラム中のブロックをグループ化して集める。これは、
実装ヘッドが繰り返して同じ部品、すなわち同じパーツ
カセットから取り出し続けるように運転させるためであ
る。この同一部品の同時取り出しは、本発明に係る第1
から第4の実施の形態に示すY方向に配列された実装ノ
ズルを使用することにより可能となる。さらにステップ
3では、第2の実施の形態に示すような実装ヘッドがX
方向とY方向との間で旋回可能な形式の部品実装装置を
使用する場合においては、NCプログラム中の項目で、
部品実装の際に実装ヘッドの旋回をする方が良いブロッ
クと、する必要がないブロックとにグループ分けする。
実装ヘッドの旋回機構を利用して実装ヘッドの移動をで
きるだけ少なくし、能率的な実装を行うものである。そ
の後、ステップ4で部品の実装位置におけるX座標、Y
座標に応じてグループ分けする。
【0095】以上のフローチャートに従い、図12に示
す同じ部品群のNCプログラムの実装順序を入れ替える
と、図14に示すような改訂されたNCプログラムの実
装順序が得られる。図の一番左側の列は、改訂後の実装
順序Mを示す。左から2番目の列の旧実装順序N(図1
2に示すもの)と比較すると、両実装順序の間に大きな
違いがあることが分かる。また、図の一番右側の列は、
実装ヘッド5の旋回角α(図8参照)で、部品取り出し
動作時の実装ヘッドの位置と部品実装動作を行う際の位
置との間で旋回すべき角度を示している。図示の例で
は、実装順位Mの1から4までは、実装ヘッド5は部品
取り出し時に実装ノズルがY方向に配列された状態で部
品4つを同時に取り出し、実装時においては実装ノズル
がX方向に配列された状態となるよう実装ヘッド5が9
0°旋回することを示している。
【0096】なお、図13及び図14においては、実装
ヘッドが旋回式である部品実装装置を使用する場合の例
を示しているが、このような旋回機構を備えていない部
品実装装置においては、図9のフローチャートの内、ス
テップ3は実施されず、したがって図14に示す実装ヘ
ッドの旋回角度の表示は含まれないものとなる。
【0097】NCプログラムによる実装順序を以上の手
順で並び替えることにより、まず、同一ノズルでブロッ
ク分けされることからノズルの付け替えを少なくするこ
とができる。次に同一部品を同時取り出しすることで部
品取り出し時の無駄な動きを排除することができる。さ
らに実装位置の分散に応じて実装ノズルの配列方向を最
適化することができ、これら全体を含めて部品実装の能
率を高めることが可能となる。
【0098】
【発明の効果】本発明に係る部品実装装置及び部品実装
方法によれば、単一のパーツカセットから複数の同一部
品を同時に取り出すことが可能となる。これによって、
ノズルの付け替えを少なくし、部品取り出しの効率を高
める従来とは異なる部品実装順位の設定が可能となる。
したがって、同一回路形成体に多数の同一部品を実装す
る場合においては特に効率的な部品実装を実現すること
ができる。
【0099】また、複数列の実装ノズルを配置し、ある
いは実装ノズルの配列全体を一括して旋回可能とする本
発明に係る部品実装装置及び部品実装方法によれば、部
品取り出し時、及び/又は部品実装時のX、Y方向の実
装ヘッドの無駄な動きを最小限にとどめることができ、
設備の動きの中の無駄な部分を抑制することが出来るの
でより優れた生産効率を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る実施の形態の部品実装装置の構
成を示す平面図である。
【図2】 図1に示す部品実装装置の実装ノズルとパー
ツカセットとの関係を示す要部側面部分断面図である。
【図3】 パーツカセットからの部品取り出しの状況の
例を示すフロー図である。
【図4】 パーツカセットからの部品取り出しの状況の
他の例を示すフロー図である。
【図5】 パーツカセットからの部品取り出しの状況の
さらに他の例を示すフロー図である。
【図6】 パーツカセットからの部品取り出しの状況の
さらに他の例を示すフロー図である。
【図7】 図1に示す部品実装装置の構成の異なる態様
を示す平面図である。
【図8】 本発明に係る他の実施の形態の部品実装装置
の構成を示す平面図である。
【図9】 図8に示す部品実装装置の実装ノズルの旋回
機構を示す斜視図である。
【図10】 本発明に係るさらに他の実施の形態の部品
実装装置の構成を示す平面図である。
【図11】 本発明に係るさらに他の実施の形態の部品
実装装置の構成を示す平面図である。
【図12】 従来技術による部品実装順位のNCプログ
ラムの例を示す図である。
【図13】 本発明に係る実施の形態の部品実装順位の
最適化手順を示すフローチャートである。
【図14】 図13の最適化手順に基づく部品実装順位
のNCプログラムの例を示す図である。
【図15】 従来技術による部品実装装置の概要を示す
斜視図である。
【図16】 従来技術による部品テープの概要を示す斜
視図である。
【図17】 従来技術によるパーツカセットの構成を示
す側面断面図である。
【図18】 従来技術による部品実装装置の構成を示す
平面図である。
【符号の説明】
1.部品実装装置、 2.XYロボット、 3.X軸駆
動部、 4.Y軸駆動部、 5.実装ヘッド、 8.実
装ノズル、 10.部品供給装置(パーツカセット)、
11.部品取り出し口、 20.部品、 21.部品
テープ、 30.部品実装装置、 40.回路形成体保
持装置、 41.回路形成体、 50.部品実装装置、
51.実装ヘッド、 60.部品実装装置、 70.
部品実装装置。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 鎌倉 賢二 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 Fターム(参考) 5E313 AA01 AA11 AA15 CD03 DD31 EE24 EE25 FF24 FF28

Claims (25)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 多数の部品を収納したパーツカセットか
    ら複数の実装ノズルで部品を取り出し、回路形成体に前
    記部品を実装する部品実装方法において、 単一のパーツカセットから複数の部品を同時に取り出す
    ことを特徴とする部品実装方法。
  2. 【請求項2】 前記複数の実装ノズルが前記パーツカセ
    ットの部品搬送方向と平行に配列され、前記複数の実装
    ノズルが、当該各実装ノズルにそれぞれ対向する位置に
    配置された前記パーツカセットの複数の部品取り出し口
    から複数の部品を同時に取り出すことを特徴とする、請
    求項1に記載の部品実装方法。
  3. 【請求項3】 前記複数の実装ノズルによる複数部品の
    取り出しから次の複数部品の取り出しの間の前記パーツ
    カセットにおける部品搬送が、均等送り量の間欠送りで
    あることを特徴とする、請求項2に記載の部品実装方
    法。
  4. 【請求項4】 前記実装ノズルの数をN、各実装ノズル
    間のピッチをPn、前記パーツカセットに収納された部
    品間のピッチをPp、前記部品搬送における送り量をF
    としたとき、 Pn=Pp×M (M:整数) であり、かつ (1)MとNが同一でないこと、 (2)MとNとの間でいずれか一方が他方の倍数でない
    こと、 (3)MとNとの間で公約数が存在しないこと、 を条件として、 F=Pp×N の関係が成立していることを特徴とする、請求項3に記
    載の部品実装方法。
  5. 【請求項5】 前記パーツカセットの部品搬送方向を正
    逆反転することにより、前記パーツカセットに搭載され
    た部品テープの最初の部分、又は最後の部分に収納され
    た部品を前記複数の実装ノズルにより取り出して使い切
    ることを特徴とする、請求項1から請求項4のいずれか
    一に記載の部品実装方法。
  6. 【請求項6】 前記複数の部品を同時に取り出すに際
    し、もしくは当該取り出した部品を実装するに際し、前
    記複数の実装ノズルの配列全体を前記回路形成体の実装
    面に平行な平面内で一括して旋回させる手順を含むこと
    を特徴とする、請求項1から請求項5のいずれか一に記
    載の部品実装方法。
  7. 【請求項7】 前記複数の実装ノズルの配列全体を一括
    して旋回させ、当該各実装ノズルと複数のパーツカセッ
    トの部品取り出し口とをそれぞれ対向させることによ
    り、当該複数の実装ノズルで複数のパーツカセットから
    部品を同時に取り出すことを特徴とする、請求項6に記
    載の部品実装方法。
  8. 【請求項8】 請求項1から請求項7のいずれか一に記
    載の部品実装方法による複数の部品の同時取り出しを、
    複数列に配置された複数の実装ノズルでそれぞれ実施す
    ることを特徴とする部品実装方法。
  9. 【請求項9】 前記複数列に配置された実装ノズルの各
    配列を相互に干渉しないよう制御し、前記複数列の実装
    ノズルによって部品の取り出しと部品の実装とを交互に
    同時並行して実施することを特徴とする、請求項8に記
    載の部品実装方法。
  10. 【請求項10】 複数のパーツカセットから取り出した
    複数種類の部品を回路形成体の実装位置に実装する部品
    実装方法において、前記複数種類の部品の実装順位を設
    定する手順が、 まず、同一の実装ノズルを使用する部品をグループ化
    し、 次に、同一のパーツカセットから供給される部品をグル
    ープ化し、 次に、実装される座標が近似する部品をグループ化す
    る、手順で行われることを特徴とする部品実装方法。
  11. 【請求項11】 前記同一のパーツカセットから供給さ
    れる部品をグループ化する手順と、実装される座標が近
    似する部品をグループ化する手順との間に、実装時に実
    装ノズルの配列方向が同じとなる部品をグループ化する
    手順をさらに含むことを特徴とする、請求項10に記載
    の部品実装方法。
  12. 【請求項12】 多数の部品を収納したパーツカセット
    と、 複数の実装ノズルを装着して移動可能な実装ヘッドと、 回路形成体を搬入して規正保持する回路形成体保持装置
    とを備え、 前記パーツカセットから前記実装ノズルにより部品を取
    り出し、前記実装ヘッドと前記回路形成体との相対移動
    により前記実装ノズルが前記回路形成体の実装位置に前
    記部品を実装する部品実装装置において、 前記複数の実装ノズルと前記パーツカセットとが、単一
    のパーツカセットから複数の部品を同時に吸着して取り
    出すことが可能となるよう構成されていることを特徴と
    する部品実装装置。
  13. 【請求項13】 前記複数の実装ノズルが、前記パーツ
    カセットの部品搬送方向と平行に配列されていることを
    特徴とする、請求項12に記載の部品実装装置。
  14. 【請求項14】 前記複数の実装ノズルが、前記パーツ
    カセットの部品搬送方向と平行に複数列に配置されてい
    ることを特徴とする、請求項13に記載の部品実装装
    置。
  15. 【請求項15】 前記実装ノズルの複数列が単一の実装
    ヘッドに配置され、前記複数列間のピッチをPd、部品
    実装装置に装着された複数のパーツカセット間のピッチ
    をPsとした場合、 Pd=Ps×R (R:整数) の関係が成立するよう構成されていることを特徴とす
    る、請求項14に記載の部品実装装置。
  16. 【請求項16】 前記実装ノズルの複数列が各々個別に
    移動する独立した実装ヘッドに装着され、前記複数列の
    実装ノズルによって部品取り出しと部品実装とを交互に
    同時並行して実施できるよう、前記複数の実装ヘッドの
    動きを相互に干渉しないように制御可能な制御機能をさ
    らに含むことを特徴とする、請求項15に記載の部品実
    装装置。
  17. 【請求項17】 前記パーツカセットが、部品搬送方向
    に配列された複数の部品取り出し口を有し、前記複数の
    実装ノズル間のピッチをPn、前記パーツカセットの複
    数の部品取り出し口間のピッチをPc、前記パーツカセ
    ットに収納された部品間のピッチをPpとしたとき、 Pn=Pc=Pp×M (M:整数) の関係が成り立つことを特徴とする、請求項13から請
    求項16のいずれか一に記載の部品実装装置。
  18. 【請求項18】 多数の部品を収納したパーツカセット
    と、 複数の実装ノズルを装着して移動可能な実装ヘッドと、 回路形成体を搬入して規正保持する回路形成体保持装置
    とを備え、 前記パーツカセットから前記実装ノズルにより部品を取
    り出し、前記実装ヘッドと前記回路形成体との相対移動
    により前記実装ノズルが前記回路形成体の実装位置に前
    記部品を実装する部品実装装置において、 前記実装ヘッドが、前記回路形成体の実装面に平行な面
    内で前記複数の実装ノズルの配列全体を一括して旋回可
    能とする旋回機構を更に含むことを特徴とする部品実装
    装置。
  19. 【請求項19】 前記旋回機構による実装ノズルの配列
    の旋回角度をαとしたとき、 0°≦α≦90° の関係が成立することを特徴とする、請求項18に記載
    の部品実装装置。
  20. 【請求項20】 前記複数の実装ノズルの配列が旋回す
    ることにより、当該複数の実装ノズルによって複数のパ
    ーツカセットから部品を同時に吸着可能となるよう、も
    しくは当該複数の実装ノズルによって同一のパーツカセ
    ットから複数の部品を同時に吸着可能となるよう構成さ
    れていることを特徴とする、請求項18または請求項1
    9に記載の部品実装装置。
  21. 【請求項21】 前記複数の実装ノズル間のピッチをP
    n、部品実装装置に装着された複数のパーツカセット間
    のピッチをPsとしたとき、 Pn=Ps×Q (Q:整数) の関係が成立するよう構成されていることを特徴とす
    る、請求項20に記載の部品実装装置。
  22. 【請求項22】 多数の部品を一定間隔で収納した部品
    テープと、 前記部品テープを搬送する駆動手段と、 部品実装装置と同期して前記駆動手段を制御し、前記部
    品を順次部品取り出し位置に位置決めする制御装置とを
    備えたパーツカセットにおいて、 前記パーツカセットから前記部品を取り出すための部品
    取り出し口を、前記部品テープの搬送方向に沿って複数
    備えていることを特徴とするパーツカセット。
  23. 【請求項23】 前記複数の部品取り出し口の各々が、
    個別に開閉制御可能なシャッタで覆われていることを特
    徴とする、請求項22に記載のパーツカセット。
  24. 【請求項24】 前記部品テープを搬送する駆動手段
    が、前記部品テープを正逆搬送可能に構成されているこ
    とを特徴とする、請求項22または請求項23に記載の
    パーツカセット。
  25. 【請求項25】 前記部品テープが、当該部品テープの
    最初の部分又は最後の部分において、当該部品テープを
    均等送りで間欠搬送する際には部品吸着がされない位置
    に該当する箇所の部品を予め取り除いて構成されている
    ことを特徴とする、請求項22から請求項24のいずれ
    か一に記載のパーツカセット。
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