JP2003075941A - 原稿読取り装置 - Google Patents

原稿読取り装置

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JP2003075941A JP2001264417A JP2001264417A JP2003075941A JP 2003075941 A JP2003075941 A JP 2003075941A JP 2001264417 A JP2001264417 A JP 2001264417A JP 2001264417 A JP2001264417 A JP 2001264417A JP 2003075941 A JP2003075941 A JP 2003075941A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 原稿圧板の下面が原稿をコンタクトガラス上
に押え込む際に、原稿スケールとオーバーラップするこ
とによって、コンタクトガラス端部及び原稿スケールと
の間に空隙が形成され、その結果原稿端部の押え力が低
下して読取り不良が発生する不具合を解消する。 【解決手段】 コンタクトガラス2の端縁に沿って配置
された原稿セット端面3aを備えた原稿スケール3と、
装置本体により一端縁をヒンジ4により上下方向へ回動
自在に軸支されてコンタクトガラス上面を開閉する原稿
圧板5と、を備え、原稿圧板は、ヒンジにより装置本体
に対して開閉自在に軸支された圧板本体10と、圧板本
体の下面に取り付けたパッド11と、パッドの下面に取
り付けられ原稿スケール側端部がフリーとなっている可
撓性押えシート12と、該圧板本体により上下動可能に
軸支されその一部によって可撓性押えシートのフリーな
端部12aを下方へ付勢する押え部材13と、を備え
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複写機、プリン
タ、ファクシミリ装置等の画像形成装置、スキャナ等に
装備される原稿読取り装置の改良に関し、特にコンタク
トガラス上にセットした原稿を押える原稿圧板の改良に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】画像形成装置やスキャナは、原稿をセッ
トするコンタクトガラスと、コンタクトガラス直下に配
置される読取り光学系と、コンタクトガラス上面を開閉
するために装置本体によって開閉自在に軸支された原稿
圧板と、を備えた原稿読取り装置を備えている。図4
は、従来の原稿読取り装置の原稿圧板の構成を示す断面
図である。この原稿読取り装置は、読取り装置本体(或
いは、画像形成装置本体)100の上面にコンタクトガ
ラス101を備え、コンタクトガラス101の直下には
図示しない読取り光学系が配置されている。コンタクト
ガラス101の少なくとも一端縁に沿った位置には原稿
Dをセットする時に原稿端縁を位置決めするための基準
となる原稿スケール102が配置されている。コンタク
トガラス101の一端縁に沿った装置本体上面にはヒン
ジ103が取り付けられ、このヒンジ103によって原
稿圧板105が矢印方向へ開閉自在に軸支されている。
原稿圧板105は、ヒンジ103によって装置本体10
0に対して開閉自在に軸支された圧板本体106と、圧
板本体106の下面に配置されたスポンジ製の平板状パ
ッド107と、圧板本体106に固定されて平板状パッ
ド107の下面に添設される軟質の樹脂から成る白色シ
ート108と、を備える。白色シート108は、例えば
対向する2つの端縁をV字状に屈曲させ、このV字状部
を圧板本体106に設けた係止溝109内に差し込んで
係止することにより固定される。
【0003】原稿Dをコンタクトガラス101上に載置
する際、原稿スケール102はコンタクトガラス101
の上面よりも上方に突出しており、原稿Dの端縁を原稿
スケール102の原稿セット端面に突き合わせて位置決
めした後に、原稿圧板105を閉じてコンタクトガラス
101上面に密着させる。この時、白色シート108の
一端が、図示のように原稿スケール102の上面に乗っ
ていると、原稿スケール寄りのコンタクトガラス上面と
白色シート108との間に空隙が生じる為、原稿端縁に
波打ち状の癖、或いはカール状の癖がある場合に、原稿
が前記空隙内で浮いた状態のまま読取りが行われ、読取
り不良の原因となる。
【0004】これを詳述すると、従来の原稿圧板では、
波打ち及び原稿カールした原稿をコンタクトガラス10
1上に置いた状態で読取り行うためには、白色シート1
08の表面(下面)を原稿Dの裏面(上面)に密着させ
て読取りたい原稿面をコンタクトガラス上面に密着させ
なければならない。この時、白色シート108が原稿ス
ケール102上に乗り上げていると、原稿スケールに厚
みがあるため、白色シート108の下面がコンタクトガ
ラス端部上面に密着できずに空隙が発生し、そこに原稿
浮きが発生して直線曲り等の不具合が発生する。このよ
うな不具合を解消するために、原稿スケール上にオーバ
ーラップしないように白色シート108の端縁を短くし
て、白色シートの端縁と原稿スケールとの間に隙間が生
じるように設定した場合には、当該隙間部分には読取り
光学系の光源からの光が反射する面が無いので、隙間に
相当する部分に黒帯画像が発生するという問題があっ
た。なお、原稿圧板の下面が原稿スケール上にオーバー
ラップすることによって発生するこのような不具合は、
シートスルータイプの読取り部と圧板を用いた読取り部
とを併有した自動原稿給紙装置においても発生する。ま
た、この不具合は、原稿搬送ベルトによりコンタクトガ
ラス上に原稿を搬送するタイプの自動原稿給紙装置にお
いて、搬送ベルトの下面によって原稿をコンタクトガラ
ス上に押える場合においても、同様に発生する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記従来技術
の問題点に鑑みてなされたものであり、原稿圧板の下面
や、自動原稿給紙装置の搬送ベルトが原稿をコンタクト
ガラス上に押え込む際に、これらが原稿スケールとオー
バーラップすることによって、コンタクトガラス端部及
び原稿スケールとの間に空隙が形成され、その結果原稿
端部の押え力が低下して読取り不良が発生する不具合を
解消する原稿読取り装置を提供することを目的とする。
特に、原稿圧板を構成する白色シート端部と原稿スケー
ルとの位置関係がずれたとしても、白色シート面をコン
タクトガラス上に容易に密着させて原稿の浮き上がりを
防止することができる原稿読取り装置を提供することを
目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、請求項1の発明は、原稿を載置するコンタクトガラ
スを備えた装置本体と、該コンタクトガラスの端縁に沿
って配置されコンタクトガラス上面よりも突出した原稿
セット端面を備えた原稿スケールと、該装置本体により
一端縁をヒンジにより上下方向へ回動自在に軸支されて
コンタクトガラス上面を開閉する原稿圧板と、を備えた
原稿読取り装置において、前記原稿圧板は、前記ヒンジ
により前記装置本体に対して開閉自在に軸支された圧板
本体と、該圧板本体の下面に取り付けたパッドと、該パ
ッドの下面に取り付けられ前記原稿スケール側端部がフ
リーとなっている可撓性押えシートと、該圧板本体によ
り上下動可能に軸支されその一部によって可撓性押えシ
ートの前記フリーな端部を下方へ付勢する押え部材と、
を備え、前記原稿圧板の閉止時に、前記フリーな端部の
先端がコンタクトガラス上の原稿端部に当接してこれを
原稿スケール側へ移動させるように構成したことを特徴
とする。請求項2の発明は、前記パッドは、前記可撓性
押えシートのフリーな端部に相当する部分を除去した構
成を備えていることを特徴とする。請求項3の発明は、
前記可撓性押えシートは、前記板状パッドの下面のうち
前記原稿スケール側端縁から所定幅の非接着面を除いた
接着面にて接着されていることを特徴とする。請求項4
の発明は、請求項1、2又は3に記載の原稿圧板を、シ
ートスルータイプの自動原稿給紙装置の原稿圧板部に適
用したことを特徴とする。上記各発明によれば、一定範
囲内で揺動可能な押え部材により可撓性押えシート等の
一部を押え込むことで、原稿スケールの段差による原稿
浮きを少なくすることができる。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明を図面に示した実施
の形態により詳細に説明する。図1(a)及び(b)は
本発明の一実施形態に係る原稿読取り装置に使用する原
稿圧板の開放状態を示す断面図、及び閉止状態を示す断
面図である。図2は本原稿圧板の要部の分解斜視図であ
る。この原稿読取り装置は、読取り装置本体(或いは、
画像形成装置本体)1の上面にコンタクトガラス2を備
え、コンタクトガラス2の直下には図示しない読取り光
学系が配置されている。コンタクトガラス2の少なくと
も一端縁に沿った位置には原稿Dをセットする時に原稿
端縁を位置決めするための基準となる原稿スケール3が
配置されている。コンタクトガラス2の一端縁に沿った
装置本体上面にはヒンジ4が取り付けられ、このヒンジ
4によって原稿圧板5が矢印方向へ開閉自在に軸支され
ている。なお、ヒンジ4は、通常は、装置本体上面の後
部側(奥側)に設けられ、装置本体正面に位置する操作
者が原稿圧板5の手前側を把持して上下方向へ開閉し得
るように構成されているが、本例では、後部側にヒンジ
がある場合に限定する趣旨ではなく、左右いずれか一方
にヒンジを設けて左方、或いは右方へ開閉するように構
成したタイプについても適用することができる。
【0008】原稿圧板5は、例えば装置本体の上面後部
側に設けた原稿スケール3上に設けたヒンジ4によって
装置本体1に対して開閉自在に軸支された圧板本体10
と、圧板本体10の下面に突設した支持部10a内に配
置され且つ固定されたスポンジ製の平板状パッド11
と、平板状パッド11の下面に接着、両面テープ、マジ
ックテープ(登録商標)等の固定方法により上面の一部
を固定された軟質の樹脂から成る白色シート(可撓性押
えシート)12と、押え部材13と、を備える。白色シ
ート12は、図2に示す平板状パッド11の接着面11
aにて平板状パッドの下面に取り付けられ、その原稿ス
ケール側端部がフリーな端部12aとなっている。フリ
ーな端部12aは、原稿スケール3上にオーバーラップ
する長さを有しているため、原稿圧板5を図1(b)の
ように閉止したときに、コンタクトガラス2と原稿スケ
ールとの間に黒スジ画像の原因となる間隙を形成しない
のみならず、押え部材13は、圧板本体10により上下
動可能に軸支される軸支部13aと、白色シートのフリ
ーな端部12aを下方へ付勢する押え片13bと、を備
えているので、原稿圧板閉止時には、フリーな端部12
aはコンタクトガラス上面に押え込まれて原稿Dと密着
することができ、コンタクトガラスと原稿スケールとの
間に画像不良の原因となる空隙を形成しない。
【0009】図1(a)に示すように原稿圧板5の開放
時には、押え部材13は、自重或いは図示しない弾性部
材の付勢力によって押え片13bによって白色シートの
フリーな端部12a(原稿スケールと干渉しない位置)
を下方へ押し下げて屈曲させているので、原稿圧板をコ
ンタクトガラス上に閉止する過程では、フリーな端部1
2aの先端部が真っ先にコンタクトガラス上の原稿の上
面に接触する。そして、原稿圧板5の閉止動作が更に進
行すると、フリーな端部12aの先端部が原稿を原稿ス
ケール3の原稿セット端面3aに向けて原稿を押圧しな
がら移動し、最後にはフリーな端部12aだけが原稿ス
ケール3に沿ってこれを乗り上げ、図1(b)の如き状
態となる。この状態では、フリー端部12aは、原稿上
面及び原稿セット端面3aに密着して沿った状態で停止
しているので、黒スジの原因となる間隙や、読取り不良
の原因となる空隙が形成される余地がなくなる。原稿の
端部が波打ち癖や、カール癖により変形している場合に
も、上記のように原稿圧板の閉止過程でフリーな端部1
2aの先端が真っ先に原稿の浮き上がり部に当接してこ
れを押え付け徐々に平坦化しながら原稿端縁を原稿スケ
ールに当接させることができるので、最終的に浮き上が
りのない押え込みが可能となる。尚、浮き上がり部の形
状や、フリー端部12aの当接の仕方によっては、原稿
端部が一旦原稿スケールとは反対側へ押圧されることも
あるが、原稿圧板の閉止がさらに進行するとフリー端部
12aは原稿スケール側へ付勢されるので、最終的には
原稿端部は原稿スケールのセット端面3aに当接するこ
とができる。
【0010】押え部材13は、この例では、押え片13
bと、押え片13bの両端部から屈曲して延びる延長片
13cとから成るコ字状体であり、軸支部13aを中心
としてシーソー式のバランスによって揺動力を得るよう
にしているが、図示しないスプリング等の加圧手段(弾
性部材)により強制的にフリー端部12aを押えるよう
にしても良い。押え部材13は、原稿圧板5が開放して
いる状態では押え部材13の押え片13bによってフリ
ー端部12aを押えてその先端がコンタクトガラス上面
を指向するようにしている一方で、閉止直前の段階で
は、押え片13bがフリー端部12aを介してコンタク
トガラス上面(原稿上面)と接することにより反力を受
けて反時計回り方向へ回動してフリー端部12aが上方
へ移動することを許容する。この連続した動作によっ
て、フリー端部12aによる原稿端部の押えが実行さ
れ、波打ち、カール癖等を有した原稿端部であっても確
実にコンタクトガラス面に押え込まれ、しかも間隙、空
隙が形成されない状態での読取りが可能となる。また、
平板状パッド11の端縁11b(原稿スケール側端縁)
と押え部材13の押え片13bとの位置関係は、パッド
の端縁11bの方が原稿スケール3より遠ざかる位置に
設定されている。このため、白色シート12の端縁をフ
リーにすることができる。更に、白色シート12とパッ
ド11との接着範囲11aは、図2に示す様に必ずしも
全面的に接着させる訳ではなく、パッド1の原稿スケー
ル側端縁11bから所定幅離れた位置より接着すること
により、接着していないフリー端部12aの曲げ自由度
を増している。
【0011】次に、図示した実施形態では、原稿圧板5
のヒンジ4に近い位置に押え部材13を設けているが、
これは原稿スケール3がたまたまヒンジ側にあるからに
すぎない。仮に、原稿スケール3がヒンジ4と逆側にあ
る場合は、押え部材13及びフリー端部12aを夫々ヒ
ンジ4とは逆側に設ければよく、このようにすることに
より押え部材13は上記実施形態と同様に動作すること
ができ、原稿先端を原稿スケール側に押し込む作用が生
まれる。また、白色シート12を1枚のシートとし、フ
リーな端部を他の部分(パッドと接着されている部分)
と分割しない理由は、原稿を読み取ったときに分割され
ている部分が黒線になる恐れがあるためである。ただし
原稿圧板5が開かれている状態において、押え部材13
及びフリー端部12aの下方向への開放状態を大きくす
るためには白色シートを支持するパッドを適所にて分割
し、下方へ回動可能に構成することも有効である。な
お、本発明は自動原稿給紙機能(ADF機能)を有して
いない純然たる原稿圧板にのみその適用対象を限定する
ものではなく、図3の正面図に示した如きシートスルー
タイプの自動原稿給紙装置(ADF)にも適用可能であ
る。
【0012】即ち、図3に示した自動原稿給紙装置30
は、画像形成装置等の装置本体31上に設けたコンタク
トガラス32、33上に配置され、装置30の左方に位
置するヒンジ4(回動軸)によって矢印方向へ開閉自在
となっている。また、この自動原稿給紙装置30は、シ
ートスルー給紙部35と、原稿圧板部36とから成る。
また、装置本体31側には実線で示した固定位置から点
線で示した位置との間を移動可能な読取り手段50が配
置されており、シートスルー読取り時には読取り手段5
0は実線位置に停止した状態でコンタクトガラス32上
を通過する原稿の画像を読み取る。一方、原稿圧板によ
る読取り時には、読取り手段50は矢印で示した走査範
囲を移動することにより、コンタクトガラス33上に固
定された原稿を読み取る。シートスルー給紙部35は、
原稿台37上にセットした原稿Dを給紙経路38を経て
コンタクトガラス32上に向けて給紙し、コンタクトガ
ラス32を通過する際にその直下に停止した読取り手段
50によって原稿面を読み取る。その後、原稿は排紙部
39へ排出される。原稿圧板部36では、図示のように
圧板本体40の下面に、平板状パッド11と、白色シー
ト12と、押え部材13を夫々配置したので、自動原稿
給紙装置30を開閉する際に、上記実施形態と同様に浮
き上がった原稿を確実に押えて原稿スケール3に当接さ
せることが可能となる。
【0013】即ち、圧板本体10の下面に配置された平
板状パッド11は、コンタクトガラス33の左側端部近
傍まで延在している。コンタクトガラス33の左端部に
は原稿スケール3がコンタクトガラス面よりも上側へ突
出した状態で配置されている。白色シート12の先端に
位置するフリー端部12aは、圧板閉止時には原稿スケ
ール3の上にオーバーラップ(乗り上げ)するように長
尺に張り出している。押え部材13の押え片13bは、
フリー端部12aの適所を押さえ込むことができるよう
に寸法、形状を適切に設定されている。圧板閉止時に押
え片13bが図示した如くフリー端部12aを押さえ込
むので、上記実施形態の場合と同様に原稿スケール3の
セット端面3aに原稿の端縁を位置決めさせた状態で、
コンタクトガラス33面に原稿面を密着させながら原稿
の読み取りを行うことが可能となる。なお、図3の自動
原稿給紙装置30は、正面から見て左方にヒンジ4を配
置したが、ヒンジ4を後方に配置して、装置30の手前
側を上下に開閉する構成とする場合には、押え部材13
は、平板状パッド11の後方側に配置されることとな
る。ヒンジを右側に配置する場合には、押え部材13は
平板状パッド11の右側に配置されることとなる。
【0014】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、原稿圧板
の下面や、自動原稿給紙装置の搬送ベルトが原稿をコン
タクトガラス上に押え込む際に、これらが原稿スケール
とオーバーラップすることによって、コンタクトガラス
端部及び原稿スケールとの間に空隙が形成され、その結
果原稿端部の押え力が低下して読取り不良が発生する不
具合を解消することができる。特に、原稿圧板を構成す
る白色シート端部と原稿スケールとの位置関係がずれた
としても、白色シート面をコンタクトガラス上に容易に
密着させて原稿の浮き上がりを防止することができる。
即ち、請求項1の発明では、原稿圧板を閉めた時、押え
部材の押圧力により確実に原稿端部を確実に押圧してい
るので、原稿浮きを押えることができ、直線曲り、黒帯
画像等の不具合を無くすることができる。請求項2の発
明では、押え部材が白色シートと当接する部分に対応す
るパッドの長さを短くしたことにより、パッドにより白
色シートが押えられることがなくなり、白色シートの撓
み自由度が増し、原稿端部間際まで押えることが出来る
ので、原稿浮きを押えることができる。請求項3の発明
では、押え部材が当接する側の白色シートとパッドとの
接着面がパッド端縁よりも内側に位置している為、パッ
ドによる剛性負荷を受けなくなるので、白色シートの撓
み自由度を増すことが出来るので、原稿浮きを押えるこ
とができる。請求項4の発明では、請求項1、2又は3
に記載の原稿圧板を、シートスルータイプの自動原稿給
紙装置の原稿圧板部に適用したので、原稿圧板部を備え
たシートスルータイプの自動原稿給紙装置において、原
稿圧板による原稿のセット性を高め、読取り不良を減少
させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)及び(b)は本発明の一実施形態に係る
原稿読取り装置に使用する原稿圧板の開放状態を示す断
面図、及び閉止状態を示す断面図。
【図2】本発明の原稿圧板の要部の分解斜視図。
【図3】本発明の他の実施形態に係る原稿読取り装置の
構成図。
【図4】従来例の説明図。
【符号の説明】
1 読取り装置本体(画像形成装置本体)、2 コンタ
クトガラス、3 原稿スケール、3a セット端面、4
ヒンジ、5 原稿圧板、10 圧板本体、11平板状
パッド、12 白色シート(可撓性押えシート)、12
a フリー端部、13 押え部材、13a 軸支部、1
3b 押え片、30 自動原稿給紙装置、31 装置本
体、32、33 コンタクトガラス、35 シートスル
ー給紙部、36 原稿圧板部。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 原稿を載置するコンタクトガラスを備え
    た装置本体と、該コンタクトガラスの端縁に沿って配置
    されコンタクトガラス上面よりも突出した原稿セット端
    面を備えた原稿スケールと、該装置本体により一端縁を
    ヒンジにより上下方向へ回動自在に軸支されてコンタク
    トガラス上面を開閉する原稿圧板と、を備えた原稿読取
    り装置において、 前記原稿圧板は、前記ヒンジにより前記装置本体に対し
    て開閉自在に軸支された圧板本体と、該圧板本体の下面
    に取り付けたパッドと、該パッドの下面に取り付けられ
    前記原稿スケール側端部がフリーとなっている可撓性押
    えシートと、該圧板本体により上下動可能に軸支されそ
    の一部によって可撓性押えシートの前記フリーな端部を
    下方へ付勢する押え部材と、を備え、 前記原稿圧板の閉止時に、前記フリーな端部の先端がコ
    ンタクトガラス上の原稿端部に当接してこれを原稿スケ
    ール側へ移動させるように構成したことを特徴とする原
    稿読取り装置。
  2. 【請求項2】 前記パッドは、前記可撓性押えシートの
    フリーな端部に相当する部分を除去した構成を備えてい
    ることを特徴とする請求項1に記載の原稿読取り装置。
  3. 【請求項3】 前記可撓性押えシートは、前記板状パッ
    ドの下面のうち前記原稿スケール側端縁から所定幅の非
    接着面を除いた接着面にて接着されていることを特徴と
    する請求項1又は2に記載の原稿読取り装置。
  4. 【請求項4】 請求項1、2又は3に記載の原稿圧板
    を、シートスルータイプの自動原稿給紙装置の原稿圧板
    部に適用したことを特徴とする原稿読取り装置。
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