JP2003075888A - カメラ - Google Patents

カメラ

Info

Publication number
JP2003075888A
JP2003075888A JP2001265783A JP2001265783A JP2003075888A JP 2003075888 A JP2003075888 A JP 2003075888A JP 2001265783 A JP2001265783 A JP 2001265783A JP 2001265783 A JP2001265783 A JP 2001265783A JP 2003075888 A JP2003075888 A JP 2003075888A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
camera
opening
case
camera body
back side
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2001265783A
Other languages
English (en)
Inventor
Koji Yoshida
浩二 吉田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujifilm Holdings Corp
Original Assignee
Fuji Photo Film Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Photo Film Co Ltd filed Critical Fuji Photo Film Co Ltd
Priority to JP2001265783A priority Critical patent/JP2003075888A/ja
Publication of JP2003075888A publication Critical patent/JP2003075888A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Stroboscope Apparatuses (AREA)
  • Blocking Light For Cameras (AREA)
  • Camera Bodies And Camera Details Or Accessories (AREA)
  • Structure And Mechanism Of Cameras (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 カメラ本体がケースにスライド移動可能に収
納されているカメラであって、ケースからのスライド移
動距離が小さくてもレンズが充分に露出されるデザイン
性に優れたカメラを提供することを課題とする。 【解決手段】 カメラ10は、カメラ本体12とケース
14とから構成される。ケース14は、カメラ本体12
をスライド移動可能に収納し、カメラ本体12のレンズ
23を露出させる開口22が形成されたケース本体16
と、開口22を覆う板状のバリアプレート18と、で構
成される。開口22が閉の状態で、カメラ本体12をケ
ース本体16に対してR方向にスライド移動させると、
R方向と逆方向であるL方向にバリアプレート18がス
ライド移動し、開口22が開の状態になる。これによ
り、カメラ本体12をケース本体16から出し入れする
長さを短くできる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、カメラ本体がケー
スにスライド移動可能に収納され、ケースがバリア部材
としての役割を兼用しているカメラに関する。
【0002】
【従来の技術】小型のカメラは、益々、持ち易く撮像操
作をし易いカメラに改良される傾向にある。また、レン
ズ等をカバーするバリア部材が設けられていると、レン
ズ等が充分に保護されるため、小型のカメラであっても
バリア部材が設けられていることが要望されている。
【0003】この要望に応えるべく、箱型のケースにカ
メラ本体が左右にスライド移動可能に収納されたカプセ
ルデザイン型のカメラが開発されている。このカメラ
は、ケースからカメラ本体を引き出すと撮像用のレンズ
がケース端部からケース外部に出て露出し、この状態で
ストッパが作用して引き出しが停止されるカメラであ
り、ケースがバリア部材としての役割を兼用している。
【0004】しかし、ケースから引き出される長さが長
いため、操作性やデザイン性の観点で不具合が生じる場
合があり、引き出し長さが短くてもレンズが充分に露出
されるカメラが要望されていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記事実を
考慮して、カメラ本体がケースにスライド移動可能に収
納されているカメラであって、ケースからのスライド移
動距離が小さくてもレンズが充分に露出されるデザイン
性に優れたカメラを提供することを課題とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明で
は、カメラ本体をスライド移動可能に収納し、前記カメ
ラ本体の少なくともレンズを露出させる開口が形成され
た剛性のケース本体と、前記開口を覆う板状のバリア部
材と、前記カメラ本体が前記ケース本体に対してスライ
ド移動すると、前記カメラ本体の移動方向と逆方向に前
記バリア部材をスライド移動させて前記バリア部材に開
閉動作を行わせる開閉手段と、が設けられていることを
特徴とする。
【0007】バリア部材がスライド移動してケース本体
の開口を開にする際、一般に、バリア部材はケース本体
の内側に収容される。
【0008】請求項1に記載の発明により、カメラ本体
をケース本体から出し入れする長さが短くても、ケース
本体に対してバリア部材を充分に移動させて開閉動作を
行わせることができるので、操作性やデザイン性に優れ
たカメラが実現され得る。
【0009】請求項2に記載の発明では、前記開閉手段
は、前記ケース本体に対する前記バリア部材のスライド
移動長さを、前記ケース本体に対する前記カメラ本体の
スライド移動長さの3倍以上としていることを特徴とす
る。
【0010】これにより、開口を開の状態にする際、カ
メラ本体に対するケース本体のスライド移動距離を程よ
く小さくすることができ、撮影する際でもカメラがコン
パクトになっている。
【0011】請求項3に記載の発明では、前記開口が、
略半円状、又は、スライド移動方向に長い略半楕円状で
あることを特徴とする。
【0012】これにより、デザイン性に優れたカメラを
実現し易い。
【0013】請求項4に記載の発明では、前記バリア部
材が、前記レンズに加えてストロボ発光部も覆うことを
特徴とする。
【0014】これにより、持ち運び時などでカメラを閉
の状態にしているとき、バリア部材によってストロボ発
光部も保護される。
【0015】請求項5に記載の発明では、前記カメラ本
体は、前記ケース本体に対してサイド方向にスライド移
動可能であることを特徴とする。
【0016】これにより、ケース本体に対してカメラ本
体をスライド移動させる際、ケース本体及びカメラ本体
をそれぞれ片手で持ってスライド移動させ易い請求項6
に記載の発明では、前記バリア部材がスライド移動して
前記開口が開になると前記カメラ本体に収納されている
鏡胴を繰出す繰出機構が前記カメラ本体に内蔵されてい
ることを特徴とする。
【0017】これにより、ズーム方式や可変焦点方式で
被写体を拡大して撮像することができる。
【0018】請求項7に記載の発明では、前記バリア部
材がスライド移動して前記開口が開になると前記カメラ
本体の電源が入ることを特徴とする。
【0019】これにより、バリア部材をスライド移動さ
せてレンズを露出させることとカメラの電源を入れるこ
ととを1つの操作で実施することができる。
【0020】請求項8に記載の発明では、前記カメラ本
体が前記ケース本体に対してスライド移動することによ
り前記ケース本体からはみ出した前記カメラ本体部分の
背面側領域内に、接眼部及び液晶表示パネルが設けられ
ていることを特徴とする。
【0021】これにより、撮影時に利用する接眼部及び
液晶表示パネルが、持ち運びする際にはバリア部材によ
って保護される。
【0022】請求項9に記載の発明では、前記ケース本
体に、前記カメラ本体の背面側に設けられている接眼部
及び液晶表示パネルを露出させる背面側開口が形成さ
れ、前記背面側開口を覆う板状の背面側バリア部材と、
前記カメラ本体が前記ケース本体に対してスライド移動
すると、前記カメラ本体の移動方向と逆方向に前記背面
側バリア部材をスライド移動させて前記背面側バリア部
材に開閉動作を行わせる背面側開閉手段と、が設けられ
ていることを特徴とする。
【0023】これにより、接眼部や液晶表示パネルの配
置位置の自由度が高くなり、また、液晶表示パネルを大
きくすることができる。
【0024】
【発明の実施の形態】以下、実施形態を挙げ、本発明の
実施の形態について説明する。
【0025】[第1形態]図1〜図10は、第1形態に
係るカメラを示しており、図1〜図6はカメラ本体がケ
ースから引き出されてズームレンズが繰出された状態を
示す。
【0026】第1形態に係るカメラ10は、撮影機能を
有するカメラ本体12と、カメラ本体12を収納する箱
状の外装ケース(以下、単にケースという)16とで構
成される。ケース14は、ケース本体16と、ケース本
体16にスライド移動可能に設けられた平板状のバリア
プレート18と、で構成されており、カメラ本体12
は、ケース本体16に対して横方向(サイド方向)にス
ライド移動可能になっている(図7参照)。カメラ本体
12がスライド移動するケース本体サイド側16Sは、
開放された形状になっている。
【0027】正面から見てカメラ本体12の上面右側に
は、スライド移動させる際に左手の指を当てる指当て部
材20が設けられており、ケース本体16の上面右側に
は、指当て部材20を露出させる開口21が形成されて
いる。
【0028】バリアプレート18は、ケース本体16に
対してカメラ本体12がスライド移動すると、カメラ本
体12の移動方向とは逆方向にケース内側にスライド移
動するようになっている(図7〜図10参照)。そし
て、バリアプレート18がスライド移動可能な端部位置
にまで移動した状態(図7(C)参照)では、カメラ本
体12に設けられたレンズ23及びストロボ発光部26
が完全に露出される。ケース本体16には半楕円状の開
口22が形成されており、図7(C)に示した状態では
開口22は完全に開の状態になっていて、レンズ23を
保持している鏡胴24(図3〜図5参照)が繰出し可能
になっている。
【0029】また、カメラ本体12を覆っていないケー
スサイド側には、紐32(図2(A)参照)が取付けら
れるリング部材34が回動可能に設けられており、正面
から見てカメラ本体12の左上部(すなわち背面から見
てカメラ本体12の右上部)にはシャッタボタン36が
設けられている。
【0030】[バリアプレートの開閉機構]以下、バリ
アプレート18の開閉機構について詳細に説明し、併せ
てカメラ10の操作について説明する。図8に示すよう
に、バリアプレート18は、ケース本体16とカメラ本
体12との間にスライド移動可能に取付けられている。
【0031】また、ケース本体16とバリアプレート1
8との間には、カメラ本体12のスライド移動に伴なっ
てバリアプレート18にスライド移動力を生じさせる棒
板状の回動部材40が設けられている。
【0032】回動部材40の中央やや下部のカメラ正面
側には回動ピン42が設けられている。また、カメラ正
面側から見てケース本体16の内側には、カメラ本体1
2の縦方向に直線状に形成された逃げ溝52が形成され
ており、回動ピン42は逃げ溝52に摺動可能に挿入さ
れている。
【0033】カメラ正面側から見てバリアプレート18
の左やや上の部位に、バリアプレートピン46が設けら
れており、回動部材40の上部には、バリアプレートピ
ン46を摺動可能に貫通させる摺動溝孔39が回動部材
40の長手方向に沿って形成されている。また、ケース
本体16の内側のやや上部位置には、摺動溝孔39を貫
通したバリアプレートピン46を案内する案内溝48
が、カメラ本体12のスライド方向(横方向)に沿って
形成されている。
【0034】更に、カメラ正面側から見て、カメラ本体
12の下部左側には、回動部材40に係合して回動力を
伝える駆動ピン54が設けられており、回動部材40の
下端部には、この駆動ピン54を回動可能に貫通させる
円孔41が形成されている。ケース本体16の内側で下
部位置には、円孔41を貫通した駆動ピン54を案内す
る案内溝56が、カメラ本体12のスライド方向に沿っ
て形成されている。
【0035】カメラ本体12がケース14に収納されて
いる状態では、図9(A)(図8の一点鎖線、及び、図
7(A)にも対応している)に示すように、バリアプレ
ート18によってカメラ本体12の開口22は完全に閉
の状態にされている。
【0036】カメラ本体12がケース14から引き出さ
れ始めると、図9(B)(図8の二点鎖線、及び、図7
(B)にも対応している)に示すように、駆動ピン54
が案内溝56に沿ってR方向へ移動すると共に、回動ピ
ン42が逃げ溝52内で上方向に移動する。従って、摺
動溝孔39に挿入されたバリアプレートピン46は、回
動部材40から移動力を受けて摺動溝孔39内で摺動し
つつ案内溝48に沿ってL方向へ移動する。この結果、
カメラ本体12の移動方向Rとは逆方向Lにバリアプレ
ート18が移動する。
【0037】カメラ本体12がケース14から引出し可
能な端部位置にまで引き出されると、図9(C)(図8
の実線、及び、図7(C)にも対応している)に示すよ
うに、バリアプレート18がL方向に移動可能な端部位
置にまで完全に移動し、案内溝48、56のそれぞれの
端部がストッパとして作用し、引き出しが停止される。
この状態では、開口22が完全に開の状態になり、レン
ズ23が完全に露出される。この状態になると、カメラ
本体12の電源が連動してONになる。
【0038】また、カメラ10の背面側には、撮影する
画像を動画像で表示する液晶表示パネル37が背面から
見て左側端部に設けられている(図6参照)。カメラ本
体12がケース本体16から引き出されて開口22が完
全に開の状態になった状態(図9(C)参照)では、図
6に示すように、液晶表示パネル(LCD表示パネル)
37及びファインダー接眼部38は露出している。
【0039】続いて、鏡胴24がカメラ本体12から繰
出され、撮像可能状態になる。
【0040】撮像終了後、カメラ背面側に設けられた押
しボタン13(図6参照)を押すと鏡胴24がカメラ本
体12に収納される。
【0041】なお、開口22をカメラサイド方向にもう
少し長い半楕円状にし、鏡胴24が開口22から繰出さ
れた状態でケース本体16をややスライド移動させると
鏡胴24が自動的に収納されるようにしてもよい。これ
により、背面側に押しボタン13を設ける必要がなく、
また、操作性が更に良くなる。
【0042】鏡胴24が収納された後、カメラ本体12
をR方向とは逆のL方向にスライド移動させると、カメ
ラ本体12がケース本体16に収納される際、開口22
を開の状態にしたときと同様の動作原理により、バリア
プレート18がR方向にスライド移動して開口22が閉
の状態になる(図7(A)、図9(A)参照)。
【0043】以上説明したように、本実施形態では、カ
メラ本体12をケース本体16に対してスライド移動さ
せること(言い換えれば、ケース本体16をカメラ本体
12に対してスライド移動させること)によりバリアプ
レート18に開閉動作をさせることができる。
【0044】また、カメラ本体12のスライド移動方向
とバリアプレート18のスライド移動方向とが逆である
ため、カメラ本体12の僅かなスライド移動によってバ
リアプレート18を充分に大きく移動させて開閉動作を
させることが可能になっている。
【0045】なお、レンズ23の位置をカメラ本体12
に対してR方向にシフトさせて設定し、これに応じてバ
リアプレート18の横方向長さを短くすることも可能で
ある。
【0046】[第2形態]次に、第2形態について説明
する。第2形態では、第1形態と同様の構成要素には同
じ符号を付してその説明を省略する。
【0047】図11に示すように、第2形態に係るカメ
ラ60は、ケース本体66のスライド移動に連動して正
面側のバリアプレートが開閉すると共に、背面側に設け
られた平板状の開閉カバー68も連動して開閉する。ケ
ース本体66の背面側には背面側開口64が形成されて
おり、開閉カバー68がスライド移動して背面側開口6
4が開の状態になると、カメラ本体62の背面側に設け
られている接眼部38及び液晶表示パネル67が露出さ
れる。
【0048】これにより、第1形態に比べ、液晶表示パ
ネル67を開閉カバー68で保護することができるの
で、持ち運び時などで液晶表示パネル67に衝撃が加わ
るおそれがない。従って、液晶表示パネル67の寸法を
開閉カバー68の寸法に合わせて大きくすることがで
き、しかも液晶表示パネル67の耐強度性をあまり上げ
なくても済む。
【0049】[第3形態]次に、第3形態について説明
する。第3形態では、第1形態と同様の構成要素には同
じ符号を付してその説明を省略する。
【0050】第3形態では、第1形態に比べ、レンズ2
3及び鏡胴24が正面から見て右寄りの位置に設けられ
ており、これによってバリアプレートの横寸法を短くす
ると共に、カメラ本体のスライド移動長さに対するバリ
アプレートのスライド移動長さの比を1:5近くにまで
上げた形態である。
【0051】図12、図13に示すように、第3形態に
係るカメラ70は、カメラ本体72と、カメラ本体72
を収納するケース74とで構成される。ケース74は、
ケース本体76と、ケース本体76にスライド移動可能
に設けられた平板状のバリアプレート78と、を有して
おり、カメラ本体72は、ケース本体76に対して横方
向(サイド方向)にスライド移動可能になっている。
【0052】ケース74本体に対してカメラ本体72が
スライド移動すると、バリアプレート78はカメラ本体
72の移動方向とは逆方向にスライド移動してケース内
側に収容される(図13参照)。そして、バリアプレー
ト78がスライド移動可能な端部位置にまで移動した状
態(図13(C)参照)では、カメラ本体72に設けら
れたレンズ23及びストロボ発光部26が完全に露出さ
れる。ケース本体76には、中央に近い部位に円弧状の
開口縁82Eを有する開口82が形成されており、図1
3(C)に示した状態では開口82は完全に開の状態に
なっていて、レンズ23を保持している鏡胴24が繰出
し可能になっている。
【0053】なお、開口82の横方向長さX(図13
(A)参照)は、第1形態で説明した開口22に比べて
短い。
【0054】[バリアプレートの開閉機構]以下、バリ
アプレート78の開閉機構について詳細に説明し、併せ
てカメラ70の操作について説明する。図12に示すよ
うに、バリアプレート78は、ケース本体76とカメラ
本体72との間にスライド移動可能に取付けられてい
る。
【0055】また、ケース本体76とバリアプレート7
8との間には、カメラ本体72のスライド移動に伴なっ
てバリアプレート78にスライド移動力を生じさせる棒
板状の回動部材90が設けられている。ケース本体76
の内側には回動ピン92が形成され、回動部材90には
回動ピン92が挿入される円孔94が形成されており、
回動部材90は回動ピン92の回りに回動可能に軸支さ
れている。
【0056】回動ピン92の突出長さは回動部材90の
厚みと同じにされており、回動ピン92の頭部が回動部
材90からカメラ裏面側に突出することはない。これに
より、カメラ70の薄型化が図られている。
【0057】また、回動部材90には、円孔94と回動
部材90の下端部との間に、回動部材90の長手方向に
沿って第1摺動溝孔91が形成されており、カメラ本体
72には、正面から見て回動ピン92と回動部材90の
下端部との間に、第1摺動溝孔91に摺動可能に挿入さ
れるカメラ本体ピン75が設けられている。
【0058】回動部材90の上端部及び下端部には、そ
れぞれ、回動部材立設ピン95、104が設けられてお
り、ケース本体76の内側には、回動部材立設ピン9
5、104をそれぞれ案内する円弧状の案内溝98、1
06が形成されている。
【0059】図13(A)に示すように、回動ピン92
で軸支されている位置Pは、回動部材立設ピン104か
ら位置Pまでの長さAと、回動部材立設ピン95から位
置Pまでの長さBとの比が、1:5となる位置であり、
これに対応して、案内溝106の円弧長さは、案内溝9
8に比べて1/5にされている。
【0060】カメラ正面側から見て、バリアプレート7
8の左やや上の部位にはバリアプレートピン96が設け
られており、回動部材90の上部には、バリアプレート
ピン96を摺動可能に貫通させる第2摺動溝孔89が回
動部材90の長手方向に沿って形成されている。
【0061】バリアプレートピン96の突出長さは回動
部材90の厚みと同じにされており、バリアプレートピ
ン96の頭部が回動部材90からカメラ正面側に突出す
ることはない。これにより、カメラ70の薄型化が図ら
れている。
【0062】カメラ本体72がケース74に収納されて
いる状態では、図13(A)(図12の一点鎖線にも対
応している)に示すように、バリアプレート78によっ
てカメラ本体72の開口82は完全に閉の状態にされて
いる。
【0063】カメラ本体72をケース本体76に対して
R方向に引き出すと、図13(B)(図12の二点鎖線
にも対応している)に示すように、カメラ本体ピン75
がR方向へ移動するので、回動ピン92とカメラ本体ピ
ン75とから受ける力によって回転モーメントが発生
し、回動部材90が回転する。従って、第2摺動溝孔8
9に挿入されたバリアプレートピン96は、回動部材9
0から移動力を受けて、第2摺動溝孔89を摺動しつつ
L方向へ移動する。この結果、カメラ本体72の移動方
向Rとは逆方向Lにバリアプレート78が移動する。
【0064】カメラ本体72がケース74から引出し可
能な端部位置にまで引き出されると、図13(C)(図
12の実線にも対応している)に示すように、バリアプ
レート78が移動可能な端部位置にまで完全に移動し、
回動部材立設ピン95、104がそれぞれ案内溝98、
106の端部に当接する。この結果、案内溝98、10
6の端部がストッパとして作用し、カメラ本体72の引
き出しが停止される。この状態では、開口82が完全に
開の状態になり、レンズ23が完全に露出される。
【0065】なお、カメラ本体ピン75によってバリア
プレート78の移動が妨げられないように、バリアプレ
ート78には、正面から見て左側から溝79が切られて
いる。
【0066】続いて、鏡胴24がカメラ本体72から繰
出され、撮像可能状態になる。
【0067】撮像終了後、第1形態と同様、カメラ背面
側に設けられた押しボタンを押すと鏡胴24がカメラ本
体72に収納される。
【0068】鏡胴24が収納された後、カメラ本体72
をケース本体76に対してL方向にスライド移動させる
と、カメラ本体72がケース本体76に収納される際、
開口82を開にしたときと同様の動作原理により、バリ
アプレート78がR方向にスライド移動して開口82が
閉の状態になる(図13(A)参照)。
【0069】以上説明したように、本実施形態では、回
動部材90が回動ピン92で軸支される位置P(図13
(A)参照)を第1形態に比べて下方位置に設定するこ
とにより、カメラ本体72がケース本体76に収納され
ている状態において、回動部材立設ピン104から位置
Pまでの長さAと、回動部材立設ピン95から位置Pま
での長さBと、の比を1:5にまで大きくしている。こ
の結果、カメラ本体72がケース本体76に対して移動
する相対移動長さCと、バリアプレート78がケース本
体76に対して移動する相対移動長さDとの比をほぼ
1:5近くにまで大きくすることができる。従って、カ
メラ本体72をケース本体76に対して僅かに移動させ
るだけでレンズ23を充分に露出することができるカメ
ラ70が実現される。
【0070】また、回動ピン92が、カメラ本体72に
形成されずにケース本体76に形成されているので、カ
メラ本体72をケース74から引き出した際、カメラ本
体72の引き出し方向Rと逆方向Lにバリアプレート7
8を効率良くスライド移動させることができる。
【0071】以上、実施形態を挙げて本発明の実施の形
態を説明したが、本発明の権利範囲が上記実施形態に限
定されないことは言うまでもない。
【0072】
【発明の効果】本発明は上記構成としたので、カメラ本
体がケースにスライド移動可能に収納されているカメラ
であって、ケースからのスライド移動距離が小さくても
レンズが充分に露出されるデザイン性に優れたカメラが
実現される。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1形態で、ズームレンズが繰出されて撮影可
能状態になっているカメラを示す斜視図である。
【図2】図1に示したカメラの正面図である。
【図3】図1に示したカメラの平面図である。
【図4】図1に示したカメラの矢視4−4の側面図であ
る。
【図5】図1に示したカメラの矢視5−5の側面図であ
る。
【図6】図1に示したカメラの背面図である。
【図7】図7(A)から(C)は、それぞれ、第1形態
で、バリアプレートによって閉にされた状態からバリア
プレートが移動して開の状態になることを示す、各段階
毎のカメラ正面図である。
【図8】第1形態に係るカメラの展開斜視図である。
【図9】図9(A)から(C)は、それぞれ、第1形態
で、バリアプレートによって閉にされた状態からバリア
プレートが移動して開の状態になることを示す、各段階
毎のカメラ正面断面図である。
【図10】図9の矢視10−10で、バリアプレートの
開閉機構を示す側面断面図である。
【図11】図11(A)から(C)は、それぞれ、第2
形態で、バリアプレートによって閉にされた状態からバ
リアプレートが移動して開の状態になることを示す、各
段階毎のカメラ背面図である。
【図12】第3形態に係るカメラの展開斜視図である。
【図13】図13(A)から(C)は、それぞれ、第3
形態で、バリアプレートによって閉にされた状態からバ
リアプレートが移動して開の状態になることを示す、各
段階毎のカメラ正面断面図である。
【符号の説明】
10 カメラ 12 カメラ本体 16 ケース本体 16 バリアプレート(バリア部材) 22 開口 23 レンズ 24 鏡胴 37 液晶表示パネル 38 ファインダー接眼部(接眼部) 60 カメラ 62 カメラ本体 64 背面側開口 66 ケース本体 68 開閉カバー(背面側バリア部材) 67 液晶表示パネル 70 カメラ 72 カメラ本体 76 ケース本体 78 バリアプレート 82 開口

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 カメラ本体をスライド移動可能に収納
    し、前記カメラ本体の少なくともレンズを露出させる開
    口が形成された剛性のケース本体と、 前記開口を覆う板状のバリア部材と、 前記カメラ本体が前記ケース本体に対してスライド移動
    すると、前記カメラ本体の移動方向と逆方向に前記バリ
    ア部材をスライド移動させて前記バリア部材に開閉動作
    を行わせる開閉手段と、 が設けられていることを特徴とするカメラ。
  2. 【請求項2】 前記開閉手段は、前記ケース本体に対す
    る前記バリア部材のスライド移動長さを、前記ケース本
    体に対する前記カメラ本体のスライド移動長さの3倍以
    上としていることを特徴とする請求項1に記載のカメ
    ラ。
  3. 【請求項3】 前記開口が、略半円状、又は、スライド
    移動方向に長い略半楕円状であることを特徴とする請求
    項2に記載のカメラ。
  4. 【請求項4】 前記バリア部材が、前記レンズに加えて
    ストロボ発光部も覆うことを特徴とする請求項3に記載
    のカメラ。
  5. 【請求項5】 前記カメラ本体は、前記ケース本体に対
    してサイド方向にスライド移動可能であることを特徴と
    する請求項1〜4のうち何れか1項に記載のカメラ。
  6. 【請求項6】 前記バリア部材がスライド移動して前記
    開口が開になると前記カメラ本体に収納されている鏡胴
    を繰出す繰出機構が前記カメラ本体に内蔵されているこ
    とを特徴とする請求項1〜5のうち何れか1項に記載の
    カメラ。
  7. 【請求項7】 前記バリア部材がスライド移動して前記
    開口が開になると前記カメラ本体の電源が入ることを特
    徴とする請求項1〜6のうち何れか1項に記載のカメ
    ラ。
  8. 【請求項8】 前記カメラ本体が前記ケース本体に対し
    てスライド移動することにより前記ケース本体からはみ
    出した前記カメラ本体部分の背面側領域内に、接眼部及
    び液晶表示パネルが設けられていることを特徴とする請
    求項1〜7のうち何れか1項に記載のカメラ。
  9. 【請求項9】 前記ケース本体に、前記カメラ本体の背
    面側に設けられている接眼部及び液晶表示パネルを露出
    させる背面側開口が形成され、 前記背面側開口を覆う板状の背面側バリア部材と、 前記カメラ本体が前記ケース本体に対してスライド移動
    すると、前記カメラ本体の移動方向と逆方向に前記背面
    側バリア部材をスライド移動させて前記背面側バリア部
    材に開閉動作を行わせる背面側開閉手段と、 が設けられていることを特徴とする請求項1〜7のうち
    何れか1項に記載のカメラ。
JP2001265783A 2001-09-03 2001-09-03 カメラ Pending JP2003075888A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001265783A JP2003075888A (ja) 2001-09-03 2001-09-03 カメラ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001265783A JP2003075888A (ja) 2001-09-03 2001-09-03 カメラ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2003075888A true JP2003075888A (ja) 2003-03-12

Family

ID=19092197

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001265783A Pending JP2003075888A (ja) 2001-09-03 2001-09-03 カメラ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2003075888A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN100401179C (zh) * 2003-04-17 2008-07-09 佳能株式会社 照相机
JP2008242105A (ja) * 2007-03-28 2008-10-09 Sanyo Electric Co Ltd カメラ機器

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN100401179C (zh) * 2003-04-17 2008-07-09 佳能株式会社 照相机
JP2008242105A (ja) * 2007-03-28 2008-10-09 Sanyo Electric Co Ltd カメラ機器

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2006065268A (ja) 光学系装置、カメラおよび携帯型情報端末装置
JP2000275715A5 (ja)
JP2001083575A (ja) カメラのバリア装置
JP4223828B2 (ja) 撮像装置
JPS63199332A (ja) 可変焦点カメラにおけるバリア駆動装置
JPH07181608A (ja) ステレオ写真撮影用反射光学系を備えたカメラ
JP4338954B2 (ja) カメラ
JP4322449B2 (ja) カメラ
JP2003075888A (ja) カメラ
JP4495479B2 (ja) ポップアップストロボ
JP2001100280A (ja) カメラの画面枠切替装置
JP2006317710A (ja) デジタルカメラ
JP2004287259A (ja) カメラ
JP3331449B2 (ja) レンズカバー開閉表示装置
JP2005274719A (ja) カメラのレンズバリア装置
JP4146982B2 (ja) 撮像装置
JP4041731B2 (ja) カメラ
JP4014427B2 (ja) 接写用凸レンズを具えた撮像機器
JP3332821B2 (ja) デジタルスチルカメラのモード切換え装置
JP3606661B2 (ja) カメラ
JP2001305611A (ja) バリア部材を備えたカメラ
JP4495478B2 (ja) ポップアップストロボ
JPH1031248A (ja) カメラ
JP4477891B2 (ja) ポップアップストロボ
JPH06324388A (ja) カメラ

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20060119

A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A712

Effective date: 20070105

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20080414

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20080422

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20080619

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20080805