JP2003074433A - 過給機付エンジンの吸気装置 - Google Patents

過給機付エンジンの吸気装置

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JP2003074433A JP2001268708A JP2001268708A JP2003074433A JP 2003074433 A JP2003074433 A JP 2003074433A JP 2001268708 A JP2001268708 A JP 2001268708A JP 2001268708 A JP2001268708 A JP 2001268708A JP 2003074433 A JP2003074433 A JP 2003074433A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 大きな制約を受けることなく配置可能で、出
力低下を防止できる過給機付エンジンの吸気装置を提供
する。 【解決手段】 過給機38の過給空気吐出口39を、左
エンジンマウント部材33より後方で下方に向けて開口
し、過給空気吐出口39に連通される過給空気管路40
のターボアウトレットホース(過給空気管路湾曲部)4
5を、左サイドフレーム31より外側かつ下方で、左エ
ンジンマウント部材33の外周部を回るように湾曲させ
て設けた。ターボアウトレットホース45ひいては過給
空気管路40は、曲率半径が大きい状態で配置されるの
で、吸気抵抗が小さくなりエンジンの出力向上を図るこ
とができる。ターボアウトレットホース45は、左サイ
ドフレーム31の下側かつ外側で左エンジンマウント部
材33を回るように配置されるので、左サイドフレーム
31及び左エンジンマウント部材33との干渉が抑制さ
れる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、シートもしくはフ
ロア下にエンジンを搭載する車両に用いられる過給機付
エンジンの吸気装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】シートもしくはフロア下にエンジンを搭
載する車両においては、車室内空間の確保のためエンジ
ンを傾斜させて搭載することがある。このようなタイプ
の車両の一例を図4に示す。図4において、車両1に
は、その前後方向に延びる左右一対のサイドフレーム
2,3が設けられている。左右サイドフレーム2,3に
は、左右サイドフレーム2,3の間になるようにして左
右サイドフレーム2,3に設けられた図示しないエンジ
ンマウント部材を介して過給機付エンジン4が搭載され
ている。
【0003】過給機付エンジン4は、縦置きで傾斜配置
されたエンジン本体5と、エンジン本体5の左側(左サ
イドフレーム2側)後方に配置されて、排気により駆動
されて空気を圧縮し得られた過給空気を吸気マニホール
ド6に送る過給機7とを備え、エンジン本体5の右側
(右サイドフレーム3側)には吸気マニホールド6を設
けている。過給機7には過給空気吐出口8が上方に向け
て開口している。
【0004】過給空気吐出口8には、過給機7からの過
給空気を吸気マニホールド6に導く過給空気管路10が
接続されている。過給空気管路10は、過給機7から車
両1の前方側に配置されるインタークーラ11までの通
路(以下、第1吸気通路という。)12と、インターク
ーラ11から吸気マニホールド6までの通路(以下、第
2吸気通路という。)13とから大略構成されている。
第1吸気通路12は、過給空気吐出口8に接続されるタ
ーボアウトレットパイプ9と、このターボアウトレット
パイプ9に接続されるターボアウトレットエアホース1
4と、ターボアウトレットエアホース14とインターク
ーラ11とを接続する第1吸気通路インタークーラ側パ
イプ15とから大略構成されている。
【0005】ターボアウトレットエアホース14は、過
給空気吐出口8に連通して上方に延びる上方向延長部
(エアホース上方向延長部)16と、エアホース上方向
延長部16に屈曲部(符号省略)を介して連通し、略車
両1の幅方向に延びる幅方向延長部(エアホース幅方向
延長部)17と、エアホース幅方向延長部17に屈曲部
(符号省略)を介して下方に延びて右サイドフレーム3
近傍まで達する下方延長部(エアホース下方向延長部)
18から大略構成されている。エアホース幅方向延長部
18は、第1吸気通路インタークーラ側パイプ15に接
続されている。第1吸気通路インタークーラ側パイプ1
5は、右サイドフレーム3に略沿うように車両1の前方
に延びインタークーラ11に接続されている。
【0006】第2吸気通路13は、吸気マニホールド6
に連通し車両1幅方向に延びる吸気マニホールド連通部
20と、吸気マニホールド連通部20に屈曲部(符号省
略)を介して連通し第1吸気通路インタークーラ側パイ
プ15に並んで配置される延長部21とを備えている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
たように車体にフレームを有する車両1では、車体への
エンジン搭載時に車体フレームに干渉しないようにエン
ジンの幅を車体フレーム(左右サイドフレーム2,3)
の幅よりも小さくする必要がある。このエンジンの幅に
は吸気ホースなども含めて考慮して吸気ホースを急激に
屈曲させる必要が生じ、出力低下などの性能上の悪影響
を招く虞があった。本発明は、上記事情に鑑みてなされ
たものであり、大きな制約を受けることなく配置可能
で、出力低下を防止できる過給機付エンジンの吸気装置
を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、車両の前後方向に延びる左右一対のサイドフレーム
の間になるように、左右のサイドフレームに夫々設けた
エンジンマウント部材によって車体に搭載され、車両幅
方向の一側面に排気により駆動される過給機を備え、他
側面に吸気マニホールドを備えた過給機付エンジンの吸
気装置において、前記過給機の過給空気吐出口を、前記
エンジンマウント部材より後方で下方に向けて開口し、
該過給空気吐出口に接続され、過給機からの過給空気を
前記吸気マニホールドに導く過給空気管路を設け、該過
給空気管路は、前記過給空気吐出口との接続部から前記
過給機側のサイドフレームより下方に延設される下方延
設部と、該下方延設部から前記過給機側のサイドフレー
ムより外側に延び該サイドフレームに設けたエンジンマ
ウント部材の外周部を回るように湾曲された過給空気管
路湾曲部とを備えることを特徴とする。
【0009】請求項2に記載の発明は、請求項1に記載
の構成において、前記過給空気管路は、前記過給空気管
路湾曲部から延設され、前記過給機側のエンジンマウン
ト部材より前方部分を通りエンジン本体の前面に沿うよ
うに車両の幅方向に延びる過給空気管路延長部を有する
ことを特徴とする。請求項3に記載の発明は、請求項2
に記載の構成において、前記過給空気管路は、上流側が
前記過給空気管路延長部に連通され、下流側が吸気マニ
ホールドに連通される吸気マニホールド側管路を有し、
該吸気マニホールド側管路は、吸気マニホールド側のサ
イドフレーム近傍で前記過給空気管路延長部と結合され
ることを特徴とする。請求項4に記載の発明は、請求項
1から請求項3までのいずれかに記載の構成において、
前記過給空気管路湾曲部は前記エンジンマウント部材に
支持されることを特徴とする。請求項5に記載の発明
は、請求項3に記載の構成において、前記過給空気管路
延長部は前記過給機側のエンジンマウント部材に結合さ
れ、吸気マニホールド側管路の他端側は前記吸気マニホ
ールド側のエンジンマウント部材に結合されることを特
徴とする。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明の第1実施の形態の過給機
付エンジンの吸気装置を図1ないし図3に基づいて説明
する。図1ないし図3において、車両30には、その前
後方向に延びる左右一対のサイドフレーム31,32が
取付けられている。左右サイドフレーム31,32に
は、夫々クッション材70を介して、左右エンジンマウ
ント部材33,34が設けられている。左右サイドフレ
ーム31,32には、左右サイドフレーム31,32の
間になるようにして左右エンジンマウント部材33,3
4を介して過給機付エンジン35が搭載されている。
【0011】過給機付エンジン35は、縦置きで傾斜配
置されたエンジン本体36と、エンジン本体36の左側
(左サイドフレーム31側)に配置されて、排気により
駆動されて空気を圧縮して過給空気として吸気マニホー
ルド37に送る過給機38とを備え、エンジン本体36
の右側(右サイドフレーム32側)には吸気マニホール
ド37を設けている。過給機38には、過給空気を吐出
する過給空気吐出口39が、左エンジンマウント部材3
3より後方で下方に向けて開口して設けられている。
【0012】過給空気吐出口39には、過給機38から
の過給空気を吸気マニホールド37に導く過給空気管路
40が接続されている。過給空気管路40は、過給機3
8から車両30の前方側に配置されるインタークーラ4
1までの通路(以下、第1吸気通路という。)42と、
インタークーラ41から吸気マニホールド37までの通
路(以下、第2吸気通路という。)43〔吸気マニホー
ルド側管路〕とから大略構成されている。
【0013】第1吸気通路42は、過給空気吐出口39
との接続部(符号省略)から左サイドフレーム31(過
給機側のサイドフレーム)より下方に延設されるターボ
アウトレットパイプ(下方延設部)44と、ターボアウ
トレットパイプ44から左サイドフレーム31より外側
に延び該左サイドフレーム31に設けた左エンジンマウ
ント部材33の外周部を回るように湾曲されたターボア
ウトレットエアホース(過給空気管路湾曲部)45と、
ターボアウトレットエアホース45及びインタークーラ
41を接続する第1吸気通路インタークーラ側パイプ4
6とを備え、過給空気をインタークーラ41に導くよう
にしている。
【0014】第1吸気通路インタークーラ側パイプ46
は、ターボアウトレットエアホース45に連接されて車
両30前方に延びるホース連接部47と、ホース連接部
47から延びて端部がインタークーラ41に接続される
インタークーラ側延長部48とから構成されている。ホ
ース連接部47には、車両30後方に延びる部材(以
下、結合部材という。)73が固定されている。結合部
材73は、先端側が左エンジンマウント部材33に結合
されており、ホース連接部47ひいては第1吸気通路イ
ンタークーラ側パイプ46と左エンジンマウント部材3
3とを一体に結合させている。
【0015】インタークーラ側延長部48は、ホース連
接部47に接続されて先端側が略車両30の幅方向に向
けて延びる第1吸気通路幅方向延長部(過給空気管路延
長部)49と、第1吸気通路幅方向延長部49に曲げ部
(第1吸気通路曲げ部という。)42aを介して車両3
0の前方向に向けて曲げられて同方向に延びてインター
クーラ41に接続される第1吸気通路インタークーラ接
続部50とから構成されている。
【0016】第1吸気通路幅方向延長部49は、ホース
連接部47から車両30の幅方向に向けて曲げられて、
左サイドフレーム31の下側における左エンジンマウン
ト部材33より前方部分を通って車両30の幅方向に延
び、中間部に4WD用のフロントプロペラシャフトとの
干渉を防止すべく、鉛直方向上方への湾曲部75を形成
しつつ、エンジン本体の前面に沿うようにして車両30
の幅方向に延び、その端部が右サイドフレーム32の近
傍まで達して第1吸気通路曲げ部42aに連通してい
る。
【0017】第2吸気通路43は、インタークーラ41
に接続され第1吸気通路インタークーラ接続部50と沿
うようにして車両の後方に延び第1吸気通路曲げ部42
aの近傍まで達する第2吸気通路インタークーラ接続部
51と、第2吸気通路インタークーラ接続部51に曲げ
部(以下、第2吸気通路曲げ部という。)43aを介し
て連通し車両30の幅方向に向けて延びて右サイドフレ
ーム32に達し、さらに車両30の後方に向けて曲げら
れて右サイドフレーム32に沿って後方に延びる第2吸
気通路延長部52とを備えている。第2吸気通路延長部
52には他端側がスロットルボディ53に接続された吸
気管54の一端部が接続されており、インタークーラ4
1ひいては過給機38から第2吸気通路インタークーラ
接続部51及び第2吸気通路延長部52を通して送られ
た過給空気を、スロットルボディ53を通して吸気マニ
ホールド37に案内するようにしている。第2吸気通路
延長部52における吸気管54との接続部より後端側
は、車両30の後方に延びて右エンジンマウント部材3
4に結合されている。
【0018】第1吸気通路曲げ部42a及び第2吸気通
路曲げ部43aは、右サイドフレーム32の近傍におけ
るエンジン本体36の前方に近接して配置され、ブラケ
ット76により結合されている。ブラケット76により
第1吸気通路曲げ部42a及び第2吸気通路曲げ部43
aが結合されることにより、第1吸気通路幅方向延長部
49ひいては第1吸気通路インタークーラ側パイプ46
と第2吸気通路延長部52とが結合されたものになって
いる。
【0019】第1吸気通路インタークーラ側パイプ46
のホース連接部47に対応して左サイドフレーム31に
は左側支持部材55が設けられており、第1吸気通路4
2を支持するようにしている。また、第2吸気通路延長
部52の右サイドフレーム32に沿う部分に対応して右
サイドフレーム32には右側支持部材56が設けられて
おり、第2吸気通路43を支持するようにしている。
【0020】上述したブラケット76による結合によ
り、第1吸気通路インタークーラ側パイプ46〔ホース
連接部47及びインタークーラ側延長部48〕と第2吸
気通路延長部52とは、一体に結合され(この結合体を
以下、符号78で示す。)ている。さらに、この結合体
78は、左サイドフレーム31より下方に配置されて、
上述したように左サイドフレーム31に対して左側支持
部材55、結合部材73及び左エンジンマウント部材3
3によって、また、右サイドフレーム32に対して右側
支持部材56及び右エンジンマウント部材34によって
取付けられている。
【0021】過給機38には、ターボエアインレットパ
イプ57を介してエアクリーナ58が接続されており、
エアクリーナ58からの空気を吸入するようにしてい
る。図1〜図3中、59は、エンジン本体36の後方に
設けられるトランスミッション(T/M)である。
【0022】上述したように構成した過給機付エンジン
の吸気装置では、過給機38の過給空気吐出口39を、
左エンジンマウント部材33より後方で下方に向けて開
口し、過給空気吐出口39に連通され、過給機38から
の過給空気を吸気マニホールド37に導く過給空気管路
40を設けている。過給空気管路40のターボアウトレ
ットパイプ44は、過給空気吐出口39との接続部から
左サイドフレーム31より下方に延設され、ターボアウ
トレットパイプ44に連接するターボアウトレットホー
ス45は、左サイドフレーム31より外側に延び左エン
ジンマウント部材33を回るように湾曲され、ターボア
ウトレットホース45から延設された第1吸気通路幅方
向延長部49は、左エンジンマウント部材33より前方
部分を通りエンジン本体36の前面に沿うように車両3
0の幅方向に延びている。
【0023】このため、ターボアウトレットホース45
は、曲率半径が大きい状態で配置されるので、吸気抵抗
が小さくなりエンジンの出力向上を図ることができる。
さらに、ターボアウトレットホース45から延設される
第1吸気通路幅方向延長部49が、左エンジンマウント
部材33より前方部分を通りエンジン本体36の前面に
沿うように車両30の幅方向に延びるので、ターボアウ
トレットホース45及び第1吸気通路幅方向延長部49
を有する過給空気管路40は、さらに曲率半径が大きい
状態で配置されることになり、その分、吸気抵抗が小さ
くなりエンジンの出力をより向上させることができる。
【0024】さらに、ターボアウトレットホース45
が、左サイドフレーム31の下側で左エンジンマウント
部材33(過給機38側のエンジンマウント部材)の外
側に配置される分、左サイドフレーム31及び右サイド
フレーム32の間に配置する部材が少なくなる。このた
め、相対的に左サイドフレーム31及び右サイドフレー
ム32の間のスペースが広くなり、ひいては本エンジン
の左サイドフレーム31、左エンジンマウント部材3
3、右サイドフレーム32及び右エンジンマウント部材
34などとの干渉が抑制される。
【0025】また、従来技術では、エンジンマウント部
材及びサイドフレームなどとの干渉を避けるため、エン
ジン本体の幅寸法を両サイドフレーム間の長さに比して
短くするか、あるいは両サイドフレームをエンジンの側
面で拡幅する等の対策を施す場合がある。そして、上述
したようにエンジン本体の幅寸法を短くする場合には、
その分、過給空気管路を急激に屈曲させる必要が生じて
エンジンの出力が低下してしまう。また、上述したよう
に両サイドフレームを拡幅する場合には、強度低下を抑
制するための対策が必要とされる。これに対し、本実施
の形態では、エンジンマウント部材及びサイドフレーム
等に規制されないで過給空気管路40を配置できるの
で、エンジン性能の低下を招くことがなく、さらにサイ
ドフレームの拡幅が不要となる。
【0026】ターボアウトレットホース45は車両30
幅方向にオーバハングしており、何等の対策も施さない
とエンジン本体36の作動により振動しやすいが、ター
ボアウトレットホース45は、左側支持部材55を介し
て左サイドフレーム31に取付けられるので、大きく振
動するようなことが抑制され、他部材との接触を防止す
ることができる。
【0027】また、第1吸気通路42及び第2吸気通路
43は、ブラケット76により結合されて、左側支持部
材55、結合部材73、左エンジンマウント部材33、
右側支持部材56及び右エンジンマウント部材34を介
して左サイドフレーム31及び右サイドフレーム32に
支持されているので、振動発生が抑制され、振動に伴う
他部材との接触を防止し得る。
【0028】
【発明の効果】請求項1に記載の発明によれば、過給機
の過給空気吐出口を、エンジンマウント部材より後方で
下方に向けて開口し、該過給空気吐出口に接続され、過
給機からの過給空気を前記吸気マニホールドに導く過給
空気管路を設け、該過給空気管路は、前記過給空気吐出
口との接続部から前記過給機側のサイドフレームより下
方に延設される下方延設部と、該下方延設部から前記過
給機側のサイドフレームより外側に延び該サイドフレー
ムに設けたエンジンマウント部材の外周部を回るように
湾曲された過給空気管路湾曲部とを備えるので、過給空
気管路湾曲部は、曲率半径が大きい状態で配置され、吸
気抵抗が小さくなりエンジンの出力向上を図ることがで
きる。さらに、過給空気管路湾曲部は、過給機側のサイ
ドフレームの下側で過給機側のエンジンマウント部材の
外側に配置されるので、過給機側のサイドフレーム及び
過給機側のエンジンマウント部材との干渉を抑制でき
る。
【0029】請求項2に記載の発明によれば、過給空気
管路は、過給空気管路湾曲部から延設され、過給機側の
エンジンマウント部材より前方部分を通りエンジン本体
の前面に沿うように車両の幅方向に延びる過給空気管路
延長部を有するので、過給空気管路は、過給空気管路湾
曲部に加えてさらに曲率半径が大きい状態で配置され、
吸気抵抗が小さくなりエンジンの出力向上をより図るこ
とができる。
【0030】請求項3に記載の発明によれば、過給空気
管路延長部及び吸気マニホールド側管路が結合され、過
給空気管路は一体化されて左右のサイドフレームへの結
合が可能となる。請求項4に記載の発明によれば、車両
幅方向にオーバハングした状態にある過給空気管路湾曲
部はエンジンマウント部材に支持されるので、エンジン
の作動によっても過給空気管路湾曲部が大きく振動する
ようなことが抑制される。請求項5に記載の発明によれ
ば、過給空気管路延長部は前記過給機側のエンジンマウ
ント部材に結合され、吸気マニホールド側管路の他端側
は前記吸気マニホールド側のエンジンマウント部材に結
合されるので、過給空気管路湾曲部の振動を抑制するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態の過給機付エンジンの吸
気装置が用いられる車両を模式的に示す平面図である。
【図2】図1の車両を模式的に示す側面図である。
【図3】図1の過給機付エンジンの吸気装置を模式的に
示す平面図である。
【図4】従来の過給機付エンジンの吸気装置の一例を示
す平面図である。
【符号の説明】
35 過給機付エンジン 37 吸気マニホールド 38 過給機 39 過給空気吐出口 43 第2吸気通路(吸気マニホールド側管路) 44 ターボアウトレットパイプ(下方延設部) 45 ターボアウトレットエアホース(過給空気管路
湾曲部) 49 第1吸気通路幅方向延長部(過給空気管路延長
部)

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両の前後方向に延びる左右一対のサイ
    ドフレームの間になるように、左右のサイドフレームに
    夫々設けたエンジンマウント部材によって車体に搭載さ
    れ、車両幅方向の一側面に排気により駆動される過給機
    を備え、他側面に吸気マニホールドを備えた過給機付エ
    ンジンの吸気装置において、 前記過給機の過給空気吐出口を、前記エンジンマウント
    部材より後方で下方に向けて開口し、 該過給空気吐出口に接続され、過給機からの過給空気を
    前記吸気マニホールドに導く過給空気管路を設け、 該過給空気管路は、前記過給空気吐出口との接続部から
    前記過給機側のサイドフレームより下方に延設される下
    方延設部と、該下方延設部から前記過給機側のサイドフ
    レームより外側に延び該サイドフレームに設けたエンジ
    ンマウント部材の外周部を回るように湾曲された過給空
    気管路湾曲部とを備えることを特徴とする過給機付エン
    ジンの吸気装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の構成において、前記過
    給空気管路は、前記過給空気管路湾曲部から延設され、
    前記過給機側のエンジンマウント部材より前方部分を通
    りエンジン本体の前面に沿うように車両の幅方向に延び
    る過給空気管路延長部を有することを特徴とする過給機
    付エンジンの吸気装置。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載の構成において、前記過
    給空気管路は、上流側が前記過給空気管路延長部に連通
    され、下流側が吸気マニホールドに連通される吸気マニ
    ホールド側管路を有し、該吸気マニホールド側管路は、
    吸気マニホールド側のサイドフレーム近傍で前記過給空
    気管路延長部と結合されることを特徴とする過給機付エ
    ンジンの吸気装置。
  4. 【請求項4】 請求項1から請求項3までのいずれかに
    記載の構成において、前記過給空気管路湾曲部は前記エ
    ンジンマウント部材に支持されることを特徴とする過給
    機付エンジンの吸気装置。
  5. 【請求項5】 請求項3に記載の構成において、前記過
    給空気管路延長部は前記過給機側のエンジンマウント部
    材に結合され、吸気マニホールド側管路の他端側は前記
    吸気マニホールド側のエンジンマウント部材に結合され
    ることを特徴とする過給機付エンジンの吸気装置。
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