JP2003074200A - 仮設トイレ - Google Patents

仮設トイレ

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JP2003074200A
JP2003074200A JP2001262681A JP2001262681A JP2003074200A JP 2003074200 A JP2003074200 A JP 2003074200A JP 2001262681 A JP2001262681 A JP 2001262681A JP 2001262681 A JP2001262681 A JP 2001262681A JP 2003074200 A JP2003074200 A JP 2003074200A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 設置スペースの大小に合わせて大きさを変更
して使用でき、また、組立作業が単純でかつ作業に多く
の時間を要しない仮設トイレを提供する。 【解決手段】 仮設トイレは、ベース部材1と、このベ
ース部材1上に立設して外部から遮蔽する左右側壁面パ
ネル3、2及び後側壁面パネル4と、これらパネルで隔
離された内部空間に着脱自在に設置される小便器装置5
とを備え、前記ベース部材1の上面と前記左右側壁面パ
ネル3、2及び後側壁面パネル4の各パネル下端のいず
れか一方に凸部を、他方に凹部を設けてこれらベース部
材1と左右側壁面パネル3、2及び後側壁面パネル4と
を雌雄嵌合により連結するとともに、前記左右側壁面パ
ネル3、2及び後側壁面パネル4の隣接面のいずれか一
方に凸部を、他方に凹部を設けてこれらパネル同士を雌
雄嵌合により連結し、かつ、左側壁面パネル3及び右側
壁面パネル2は、パネル巾を広狭自在に可変するパネル
巾調整部16を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、建築現場、道路
作業等、戸外現場で使用される組立分解自在の仮設トイ
レに関するものである。
【0002】
【従来の技術】この種の仮設トイレは、通常時は小さく
梱包して保管しておき、建築現場等の戸外現場で組み立
てて使用するものである。
【0003】従来、この種の仮設トイレの中には、たと
えば特開平8−126591号公報や登録実用新案公報
3055020号に示すように、本体部と便槽部に分解
自在とするとともに、本体部を壁面部と天井部に分解自
在としてなり、さらに壁面部を前壁面パネルと左右側壁
面パネルと後壁面パネルに分解自在としてなり、前壁面
パネルには出入口を形成し、この出入口にドアを開閉自
在として取り付けたものがある。
【0004】そして、本体部と便槽部、壁面部と天井
部、及び前壁面パネルと左右側壁面パネルと後壁面パネ
ルをそれぞれボルト、ナット等により結合して組み立て
る一方、ボルト、ナット等を取り外して分解自在として
いた。
【発明が解決しようとする課題】
【0005】しかし、従来の仮設トイレは、全体として
比較的大型であり、大きさが決められていてその大きさ
を変更できないから、個人住宅の建築現場のような狭い
設置スペースでは使用できない不便さがあった。
【0006】また、仮設トイレの構成部材をボルト、ナ
ット等により結合して組み立て、ボルト、ナットを取り
外して分解自在としていたので、組立作業が複雑でかつ
作業に時間がかかる問題があった。
【0007】これらに加えて、従来の仮設トイレは大き
な便槽部を有するので、個人住宅の建築現場のように、
比較的短期間、短時間の戸外作業には本来的に不向きで
あり、このような観点から、小型で手軽に利用できる仮
設トイレの要望が高まっている。
【0008】そこで、この発明は、上述した実状に鑑み
て創案されたもので、設置スペースの大小に合わせて大
きさを変更して使用でき、また、組立作業が単純でかつ
作業に多くの時間を必要としない、取り扱い便利な仮設
トイレを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0009】上記目的を達成するために、この発明に係
る仮設トイレは、以下の手段を採用する。
【0010】すなわち、請求項1に記載の仮設トイレ
は、たとえば以下の図示実施の形態に示すように、ベー
ス部材と、このベース部材上に立設して外部から遮蔽す
る左側壁面パネル、右側壁面パネル及び後側壁面パネル
と、これら左側壁面パネル、右側壁面パネル及び後側壁
面パネルで隔離された内部空間に着脱自在に設置される
小便器装置とを備え、前記ベース部材の上面と前記左側
壁面パネル、右側壁面パネル及び後側壁面パネルの各パ
ネル下端のいずれか一方に凸部を、他方に凹部を設けて
これらベース部材と左側壁面パネル、右側壁面パネル及
び後側壁面パネルとを雌雄嵌合により連結するととも
に、前記左側壁面パネル、右側壁面パネル及び後側壁面
パネル相互の隣接面のいずれか一方に凸部を、他方に凹
部を設けてこれらパネル同士を雌雄嵌合により連結し、
かつ、左側壁面パネル及び右側壁面パネルは、パネル巾
を広狭自在に可変するパネル巾調整部を備えてなること
を特徴とする。
【0011】この手段によれば、仮設トイレは、ベース
部材と左側壁面パネル、右側壁面パネル及び後側壁面パ
ネルとを雌雄嵌合により連結するとともに、左側壁面パ
ネル、右側壁面パネル及び後側壁面パネルのパネル同士
を雌雄嵌合により連結して組み立てる。そして、仮設ト
イレの設置スペースに合わせてパネル巾調整部により右
側壁面パネル及び後側壁面パネルのパネル巾を広狭自在
に可変する。一方、仮設トイレの分解時、ベース部材と
左側壁面パネル、右側壁面パネル及び後側壁面パネルと
の雌雄嵌合を取り外すとともに、左側壁面パネル、右側
壁面パネル及び後側壁面パネルのパネル同士の雌雄嵌合
を取り外す。
【0012】請求項2に記載の仮設トイレは、たとえば
以下の図示実施の形態に示すように、請求項1記載の仮
設トイレにおいて、左側壁面パネル及び右側壁面パネル
のパネル巾調整部は、蝶番構造により構成してなること
を特徴とする。
【0013】この手段によれば、左側壁面パネル及び右
側壁面パネルのパネル巾調整部で折り畳んでパネル巾を
狭くし、又はパネル巾調整部で開いてパネル巾を広げ
る。
【0014】請求項3に記載の仮設トイレは、たとえば
以下の図示実施の形態に示すように、請求項2記載の仮
設トイレにおいて、左側壁面パネル及び右側壁面パネル
のパネル巾調整部は、パネル高さ寸法と略同寸法の丸パ
イプを軸心に用いてなることを特徴とする。
【0015】この手段によれば、左側壁面パネル及び右
側壁面パネルのパネル巾調整部に生じる隙間を丸パイプ
で塞ぐ。
【0016】請求項4に記載の仮設トイレは、たとえば
以下の図示実施の形態に示すように、 請求項1に記載
の仮設トイレにおいて、右側壁面パネルと左側壁面パネ
ルの上端間に振れ止め部材を架け渡してなることを特徴
とする。
【0017】この手段によれば、振れ止め部材で右側壁
面パネル及び左側壁面パネルの揺れを防ぎ、仮設トイレ
の剛性を高める。
【0018】請求項5に記載の仮設トイレは、たとえば
以下の図示実施の形態に示すように、請求項3に記載の
仮設トイレにおいて、右側壁面パネル及び左側壁面パネ
ルの上端間に振れ止め部材を架け渡し、該振れ止め部材
の両端部を丸パイプの上端部に挿入してなることを特徴
とする。
【0019】この手段によれば、振れ止め部材の両端を
丸パイプの上端部に挿入して右側壁面パネルと左側壁面
パネルの上端間に振れ止め部材を架け渡すので、振れ止
め部材を支持する部材を別途必要とせず、部品点数を少
なくできる。
【0020】請求項6に記載の仮設トイレは、たとえば
以下の図示実施の形態に示すように、請求項1〜5のい
ずれかに記載の仮設トイレにおいて、左側壁面パネル及
び右側壁面パネルは、パネル巾の略中間部にパネル巾調
整部を設け、該パネル巾調整部より前端側の一半部を扉
兼用としてなることを特徴とする。
【0021】この手段によれば、パネル巾調整部で調整
して左側壁面パネル及び右側壁面パネルのパネル巾を狭
めるとともに、左側壁面パネル及び右側壁面パネルの一
半部で仮設トイレの前面を覆って扉とするので、扉部材
を別途必要とせず、部品点数を少なくできる。
【0022】請求項7に記載の仮設トイレは、たとえば
以下の図示実施の形態に示すように、請求項1〜6のい
ずれかに記載の仮設トイレにおいて、トイレ前面側の開
口部に前側壁面パネルを開閉自在に設け、ベース部材の
上面と前側壁面パネルの下端のいずれか一方に凸部を、
他方に凹部を設けてこれらベース部材と前側壁面パネル
とを雌雄嵌合により連結するとともに、前記左側壁面パ
ネル、右側壁面パネル及び前側壁面パネルの隣接面のい
ずれか一方に凸部を、他方に凹部を設けてこれらパネル
同士を雌雄嵌合により連結してなることを特徴とする仮
設トイレ。
【0023】この手段によれば、仮設トイレは、ベース
部材と左側壁面パネル、右側壁面パネル、後側壁面パネ
ル及び前側壁面パネルとをそれぞれ雌雄嵌合により連結
するとともに、左側壁面パネル、右側壁面パネル、後側
壁面パネル及び前側壁面パネルのパネル同士を雌雄嵌合
により連結して組み立てる。
【0024】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しつつ、本発明
に係る仮設トイレの実施の形態について詳細に説明す
る。
【0025】図1乃至図8は、本発明に係る仮設トイレ
の一実施の形態を示すものであり、図1は仮設トイレ全
体の分解斜視図、図2は後側壁面パネルの横断面図、図
3は右側壁面パネルの横断面図、図4は後側壁面の一部
と右側壁面パネルの一部の斜視図、図5は右側壁面パネ
ルの一部の斜視図、図6は組立後の仮設トイレ全体の斜
視図、図7は仮設トイレの使用状態を示す斜視図、図8
は組立後の他様式の仮設トイレ全体の斜視図である。図
9及び図10は本発明に係る仮設トイレの他の実施の形
態を示すものであり、図9は仮設トイレ全体の分解斜視
図、図10は組立後の仮設トイレ全体の斜視図である。
【0026】そして、本発明に係る仮設トイレは、ベー
ス部材1と、このベース部材1上に立設して外部から遮
蔽する左側壁面パネル3、右側壁面パネル2及び後側壁
面パネル4と、これら左側壁面パネル3、右側壁面パネ
ル2及び後側壁面パネル4で隔離された内部空間に着脱
自在に設置される小便器装置5とを備える構成である。
【0027】ベース部材1は、図1に示すように、平板
部7を有する。この平板部7は、鉄板製で、矩形状をな
し、その一辺の長さが略500mm程度である。また、
平板部7は、下面の四隅に脚部8を有し、平板部7を地
面より所定高さに維持できるようになっている。
【0028】後側壁面パネル4は、前記ベース部材1の
一辺と略同じ巾の一枚のパネル構成である。そして、後
側壁面パネル4は、枠体10を有し、この枠体10は、
複数の金属製角パイプを溶接して枠組み形成する。枠体
10の外面には、パネル材11を溶接して取り付けして
なる。パネル材11としては、トタン板、その他の薄板
部材を用いことができる。
【0029】右側壁面パネル2は、パネル体13・13
を並列した対の構成であって、その一枚のパネル体13
・13の巾を前記ベース部材1の一辺の略半分としてな
る。各パネル体13・13の枠体10は、前記後側壁面
パネル4と同様に、複数の金属製角パイプを溶接して枠
組み形成する。枠体10の外面には、パネル材11を溶
接して取り付けしてなる。パネル材11としては、トタ
ン板、その他これに類似する部材を用いことができる。
【0030】なお、左側壁面パネル3は、前記右側壁面
パネル2と同じ構成であるので、同じ符号を付して詳細
な説明を省略する。
【0031】ところで、この発明では、右側壁面パネル
2及び左側壁面パネル3は、パネル巾を広狭自在に可変
するパネル巾調整部16を備える構成である。すなわ
ち、蝶番構造のパネル巾調整部16を介して対のパネル
体13・13を連結し、そして、対のパネル体13・1
3で右側壁面パネル2又は左側壁面パネル3を形成して
なるものである。
【0032】パネル巾調整部16は、丸パイプ17と保
持部材18とからなる。保持部材18は、略フック状を
なし、各パネル体13・13に溶接して設けてなる。そ
して、丸パイプ17を中心に設け、その丸パイプ17の
周りに互いの保持部材を設けて回動自在に構成する。
【0033】また、この発明では、前記ベース部材1の
上面と前記左側壁面パネル3、右側壁面パネル2及び後
側壁面パネル4の各パネル下端のいずれか一方に凸部
を、他方に凹部を設けてこれらベース部材1と左側壁面
パネル3、右側壁面パネル2及び後側壁面パネル4とを
雌雄嵌合により連結するとともに、前記左側壁面パネル
3、右側壁面パネル2及び後側壁面パネル4相互の隣接
面のいずれか一方に凸部を、他方に凹部を設けてこれら
パネル同士を雌雄嵌合により連結してなる構成である。
【0034】すなわち、前記ベース部材1の平板部7
は、四隅及び周縁の所定位置に複数の貫通孔20を設け
てなる。そして、平板部7の貫通孔20は、この発明で
いうベース部材1に設ける「凹部」である。
【0035】前記後側壁面パネル4は、下端の左右両側
に短軸状の突起21をそれぞれ溶接して対で設けてな
る。これらの突起21は、前記平板部7の四隅に設ける
貫通孔に20対応して設けられる。そして、この短軸状
の突起21は、この発明でいう後側壁面パネル4に設け
る「凸部」である。
【0036】右側壁面パネル2及び左側壁面パネル3
は、下端に短軸状の突起22をそれぞれ溶接して設けて
なる。この突起22は、前記ベース部材1の平板部7の
周縁に設ける貫通孔20に対応して設けられる。そし
て、この短軸状の突起22は、この発明でいう右側壁面
パネル2及び左側壁面パネル3に設ける「凸部」であ
る。
【0037】一方、パネル間同士の雌雄嵌合では、以下
に述べるように、後側壁面パネル4に凹部を設け、左側
壁面パネル3及び右側壁面パネル2に凸部を設ける構成
である。
【0038】すなわち、図4に示すように、右側壁面パ
ネル2には、枠体10の金属製角パイプにブロック状の
取付片26を溶接して設け、取付片26に短軸状の突起
25を設けてなる。そして、この短軸状の突起25は、
この発明でいう左側壁面パネル3及び右側壁面パネル2
に設ける「凸部」である。後側壁面パネル4には、枠体
10の金属製角パイプにブロック状の取付片28を溶接
して設け、取付片28に貫通孔29を設けてなる。そし
て、前記貫通孔29は、この発明でいう後側壁面パネル
4に設ける「凹部」である。
【0039】次に、小便器装置5は、小便器本体31と
タンク32とこれらを結ぶ接続パイプ33とからなる。
小便器本体31は、開閉自在の蓋を備えてなる。また、
接続パイプ33は、タンク32に代えて、汚水桝に直接
接続するようにしてもよい。
【0040】なお、図中符号35は、左側壁面パネル2
及び右側壁面パネル3間に架け渡す振れ止め部材で、金
属棒をコの字形に形成してなる。
【0041】しかして、上述したような仮設トイレの構
成部材は、不使用時は小さく梱包して保管しておくもの
である。
【0042】かかる仮設トイレを組み立てるときは、先
ず、ベース部材1を設置場所に据え、ベース部材1の四
隅の貫通孔20に後側壁面パネル4の下端の突起21を
差し込む。
【0043】次に、ベース部材1の周縁の貫通孔20に
右側壁面パネル2の下端の突起22を差し込みながら、
右側壁面パネル2の短軸状の突起25を後側壁面パネル
4の取付片28の貫通孔29に差し込む。左側壁面パネ
ル3も同様にベース部材1及び後側壁面パネル4と雌雄
嵌合する。そして、必要により、ベース部材1の下面か
ら突き出る後側壁面パネル4の下端の突起21部分に、
右側壁面パネル2の突起22及び左側壁面パネル3の突
起22部分にたとえばピン等(図示しない)を差し込ん
で各パネルの抜け止めを行う。
【0044】次に、左側壁面パネル3及び右側壁面パネ
ル2間に振れ止め部材35を架け渡し、該振れ止め部材
35の両端部を前記パネル巾調整部16の丸パイプ17
の上端部に差し込む。
【0045】それから、ベース部材1上にタンク32を
置き、小便器本体31のフック38を後側壁面パネル4
の掛け部39に掛けて、後側壁面パネル4、左側壁面パ
ネル3及び右側壁面パネル2で区画された内部空間に小
便器装置5を設置する。
【0046】最後に、図6に示すように、左側壁面パネ
ル3及び右側壁面パネル2をパネル巾調整部16でそれ
ぞれ一部を内側に折り畳んで仮設トイレの奥行寸法を小
さくし、観音開きに開閉自在にするとともに、閉じた位
置でロック手段40により固定する。なお、ロック手段
40は、パネルの上部を固定することに限るものでな
く、図示省略するが、パネルの下部を任意のロック手段
で固定する構成としてもよい。
【0047】上記したように左側壁面パネル3及び右側
壁面パネル2をそれぞれパネル巾調整部16で折り畳ん
で仮設トイレの奥行寸法を小さくできるので、たとえば
個人住宅の建築現場において隣地境界側に設置しても仮
設トイレの手前を通路として作業者が行き来することが
でき、作業の邪魔にならないで使用できる。
【0048】そして、この仮設トイレを使用するとき
は、ロック手段40を解除し、左側壁面パネル3及び右
側壁面パネル2を左右に開く。このとき、たとえば図5
に示すようなロック部材(フランス落とし、丸落とし)
41により左側壁面パネル3及び右側壁面パネル2を開
き状態に維持できるようにするとよい。
【0049】仮設トイレを分解するときは、ベース部材
1、左側壁面パネル3及び右側壁面パネル2の雌雄嵌合
を取り外せば簡単に行うことができる。
【0050】なお、上記仮設トイレは、パネル巾調整部
16で折り畳んで左側壁面パネル3及び右側壁面パネル
2の各一部を扉として利用できる例について説明した。
しかし、これに限るものでなく、トイレ使用時に視界を
遮るものがあって外部から見られない環境にあれば、図
8に示すように、左側壁面パネル3及び右側壁面パネル
2をパネル巾調整部16で二つ折りしたまま使用するこ
ともできる。
【0051】また、上記仮設トイレの設置スペースが充
分ある場合、左側壁面パネル3及び右側壁面パネル2は
パネル巾調整部16で折らないで使用してもよいことは
当然である。
【0052】次に、図9、図10は、本発明に係る仮設
トイレの他の実施の形態を示すものであり、図9は、仮
設トイレ全体の分解斜視図、図10は組立後の仮設トイ
レ全体の斜視図である。
【0053】前記一実施の形態では、パネル巾調整部1
6で折り畳んだ左側壁面パネル3及び右側壁面パネル2
の各一部を扉として利用できる例について説明したが、
この他の実施の形態では、扉とする前側壁面パネル42
を独立に備える構成である。よって、一実施の形態と同
じ部品には同じ符号を付して詳細な説明は省略する。
【0054】前側壁面パネル42は、パネル体43・4
3を並列した対の構成であって、各パネル体43の巾を
前記ベース部材1の一辺の略半分としてなる。各パネル
体43は、前記後側壁面パネル4、右側壁面パネル2、
左側壁面パネル3と同様に、枠体とパネル材とからな
り、ヒンジ44を介して外側に角柱パイプ45を備え、
この角柱パイプ45の下端に短軸状の突起46を設けて
なり、該突起46を前記ベース部材1の貫通孔20に差
し込み可能としてなる。この短軸状の突起46は、この
発明でいう前側壁面パネル42に設ける「凸部」であ
る。
【0055】かかる仮設トイレを組み立てるときは、ベ
ース部材1に対して後側壁面パネル4、右側壁面パネル
2、左側壁面パネル3をそれぞれ雌雄嵌合により組み付
けながら、後側壁面パネル4、右側壁面パネル2、左側
壁面パネル3の各パネルを雌雄嵌合により組み付ける。
同様にして、ベース部材1に対して前側壁面パネル42
を雌雄嵌合により組み付けながら、右側壁面パネル2、
左側壁面パネル3に対して前側壁面パネル42を雌雄嵌
合により組み付ける。
【0056】最後に、角柱パイプ45間にコの字形の振
れ止め部材35を架け渡し、該振れ止め部材35の両端
部を前記角中パイプ45の上端部に差し込む。
【0057】それから、ベース部材1上にタンク32を
置き、小便器本体31のフック38を後側壁面パネル4
の掛け部39に掛けて、後側壁面パネル4、左側壁面パ
ネル3及び右側壁面パネル2で区画された内部空間に小
便器装置5を設置する。なお、図中符号47は、前側壁
面パネル42の止め金具である。また、前記ヒンジ44
は、バネ構造の蝶番を用いることにより、前側壁面パネ
ル42を常時閉じ方向に付勢してこの閉じ状態を保持す
ることができる。
【0058】この実施の形態では、ベース部材1、左側
壁面パネル3、右側壁面パネル2及び前側壁面パネル4
2の雌雄嵌合により簡単に組立分解できるとともに、扉
用の前側壁面パネル42を備えるので、長い作業工期や
工事現場のように人の目にふれやすい設置場所で安全に
使用できる。
【0059】上記図示の実施形態では、ベース部材1と
各パネルの関係では、ベース部材1側に雌雄嵌合の凹部
を設け、左側壁面パネル3、右側壁面パネル2、後側壁
面パネル4及び前側壁面パネル42側に雌雄嵌合の凸部
を設ける構成について説明した。しかし、この発明で
は、このような構成に限るものでなく、ベース部材1側
に雌雄嵌合の凸部を設け、左側壁面パネル3、右側壁面
パネル2、後側壁面パネル4及び前側壁面パネル42側
に雌雄嵌合の凹部を設ける構成とすることもできる。ま
た、各パネル間の関係でも図示実施形態に限るものでな
く、各パネルのいずれか一方に雌雄嵌合の凹部を設け、
他方に雌雄嵌合の凸部を設ける構成とすればよい。
【0060】
【発明の効果】以上のことから、本発明の仮設トイレ
は、ベース部材と左右側面及び前後側面の各壁面パネル
とを雌雄嵌合により連結するとともに、左右側面及び前
後側面の各壁面パネル同士を雌雄嵌合により連結して組
み立てるので、組立分解作業が単純でかつ作業に多くの
時間を必要としない、取り扱い便利なものである。しか
も、本発明の仮設トイレは、パネル巾調整部により右側
壁面パネル及び左側壁面パネルのパネル巾を広狭自在に
可変することができるので、たとえば個人住宅の建築現
場において隣地境界側など、50cm程度の最小スペー
スで据え付け可能であるとともに、右側壁面パネル及び
左側壁面パネルのパネル巾を狭くすることによりトイレ
の手前を通過できるものであり、仮設トイレの設置によ
り通路を遮断して建築作業の邪魔になることなく、手軽
に便利に使用することができる。
【0061】また、本発明の仮設トイレは、左側壁面パ
ネルと右側壁面パネルの上端間に振れ止め部材を架け渡
すので、安全性、堅牢性の高い仮設トイレを提供するこ
とができる。
【0062】加えて、本発明の仮設トイレは、振れ止め
部材の両端部をパネル巾調整部の丸パイプを利用して支
持できるので、別途支持部品を設けることなく部品点数
を少なくし、安価に提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施形態の仮設トイレの分解斜視
図である。
【図2】 後側壁面パネルの横断面図である。
【図3】 右側壁面パネルの横断面図である。
【図4】 後側壁面の一部と右側壁面パネルの一部の斜
視図である。
【図5】 右側壁面パネルの一部の斜視図である。
【図6】 組立後の仮設トイレ全体の斜視図である。
【図7】 仮設トイレの使用状態を示す斜視図である。
【図8】 組立後の他様式の仮設トイレ全体の斜視図で
ある。
【図9】 本発明の他の実施形態における仮設トイレ全
体の分解斜視図である。
【図10】組立後の仮設トイレ全体の斜視図である。
【符号の説明】
1 ベース部材 2 右側壁面パネル 3 左側壁面パネル 4 後側壁面パネル 5 小便器装置 7 平板部 8 脚部 10 枠体 11 パネル材 13 パネル体 16 パネル巾調整部 17 丸パイプ 18 保持部材 20 貫通孔 21 突起 22 突起 25 突起 26 取付片 28 取付片 29 貫通孔 31 小便器本体 32 タンク 33 接続パイプ 35 振れ止め部材 38 フック 39 掛け部 40 ロック手段 41 ロック部材 42 前側壁面パネル 43 パネル体 44 ヒンジ 45 角柱パイプ 46 突起 47 止め金具

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ベース部材と、このベース部材上に立設し
    て外部から遮蔽する左側壁面パネル、右側壁面パネル及
    び後側壁面パネルと、これら左側壁面パネル、右側壁面
    パネル及び後側壁面パネルで隔離された内部空間に着脱
    自在に設置される小便器装置とを備え、前記ベース部材
    の上面と前記左側壁面パネル、右側壁面パネル及び後側
    壁面パネルの各パネル下端のいずれか一方に凸部を、他
    方に凹部を設けてこれらベース部材と左側壁面パネル、
    右側壁面パネル及び後側壁面パネルとを雌雄嵌合により
    連結するとともに、前記左側壁面パネル、右側壁面パネ
    ル及び後側壁面パネルの隣接面のいずれか一方に凸部
    を、他方に凹部を設けてこれらパネル同士を雌雄嵌合に
    より連結し、かつ、左側壁面パネル及び右側壁面パネル
    は、パネル巾を広狭自在に可変するパネル巾調整部を備
    えてなることを特徴とする仮設トイレ。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の仮設トイレにおいて、左
    側壁面パネル及び右側壁面パネルのパネル巾調整部は、
    蝶番構造により構成してなることを特徴とする仮設トイ
    レ。
  3. 【請求項3】 請求項2記載の仮設トイレにおいて、左
    側壁面パネル及び右側壁面パネルのパネル巾調整部は、
    パネル高さ寸法と略同寸法の丸パイプを軸心に用いてな
    ることを特徴とする仮設トイレ。
  4. 【請求項4】 請求項1に記載の仮設トイレにおいて、
    右側壁面パネルと左側壁面パネルの上端間に振れ止め部
    材を架け渡してなることを特徴とする仮設トイレ。
  5. 【請求項5】 請求項3に記載の仮設トイレにおいて、
    右側壁面パネルと左側壁面パネルの上端間に振れ止め部
    材を架け渡し、該振れ止め部材の両端部を丸パイプの上
    端部に挿入してなることを特徴とする仮設トイレ。
  6. 【請求項6】 請求項1〜5のいずれかに記載の仮設ト
    イレにおいて、左側壁面パネル及び右側壁面パネルは、
    パネル巾の略中間にパネル巾調整部を設け、該パネル巾
    調整部より前端側の一半部を扉兼用としてなることを特
    徴とする仮設トイレ。
  7. 【請求項7】 請求項1〜6のいずれかに記載の仮設ト
    イレにおいて、トイレ前面側の開口部に前側壁面パネル
    を開閉自在に設け、ベース部材の上面と前側壁面パネル
    の下端のいずれか一方に凸部を、他方に凹部を設けてこ
    れらベース部材と前側壁面パネルとを雌雄嵌合により連
    結するとともに、前記左側壁面パネル、右側壁面パネル
    及び前側壁面パネルの隣接面のいずれか一方に凸部を、
    他方に凹部を設けてこれらパネル同士を雌雄嵌合により
    連結してなることを特徴とする仮設トイレ。
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