JP2003073524A - 塩基性硫酸マグネシウム繊維強化ポリプロピレン系樹脂組成物およびその樹脂組成物を用いて得られる射出成形体 - Google Patents

塩基性硫酸マグネシウム繊維強化ポリプロピレン系樹脂組成物およびその樹脂組成物を用いて得られる射出成形体

Info

Publication number
JP2003073524A
JP2003073524A JP2001265494A JP2001265494A JP2003073524A JP 2003073524 A JP2003073524 A JP 2003073524A JP 2001265494 A JP2001265494 A JP 2001265494A JP 2001265494 A JP2001265494 A JP 2001265494A JP 2003073524 A JP2003073524 A JP 2003073524A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
resin composition
polypropylene resin
magnesium sulfate
fibers
basic magnesium
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2001265494A
Other languages
English (en)
Inventor
Kenichi Okawa
健一 大川
Moriyasu Shimojo
盛康 下條
Isao Takashima
勲 高島
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sumitomo Chemical Co Ltd
Original Assignee
Sumitomo Chemical Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sumitomo Chemical Co Ltd filed Critical Sumitomo Chemical Co Ltd
Priority to JP2001265494A priority Critical patent/JP2003073524A/ja
Priority to US10/231,336 priority patent/US6800681B2/en
Priority to DE10240101A priority patent/DE10240101A1/de
Priority to SG200205241A priority patent/SG96699A1/en
Priority to CNB021437572A priority patent/CN1221606C/zh
Publication of JP2003073524A publication Critical patent/JP2003073524A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08LCOMPOSITIONS OF MACROMOLECULAR COMPOUNDS
    • C08L23/00Compositions of homopolymers or copolymers of unsaturated aliphatic hydrocarbons having only one carbon-to-carbon double bond; Compositions of derivatives of such polymers
    • C08L23/02Compositions of homopolymers or copolymers of unsaturated aliphatic hydrocarbons having only one carbon-to-carbon double bond; Compositions of derivatives of such polymers not modified by chemical after-treatment
    • C08L23/10Homopolymers or copolymers of propene
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08KUse of inorganic or non-macromolecular organic substances as compounding ingredients
    • C08K3/00Use of inorganic substances as compounding ingredients
    • C08K3/34Silicon-containing compounds
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08KUse of inorganic or non-macromolecular organic substances as compounding ingredients
    • C08K9/00Use of pretreated ingredients
    • C08K9/04Ingredients treated with organic substances
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08LCOMPOSITIONS OF MACROMOLECULAR COMPOUNDS
    • C08L53/00Compositions of block copolymers containing at least one sequence of a polymer obtained by reactions only involving carbon-to-carbon unsaturated bonds; Compositions of derivatives of such polymers
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08KUse of inorganic or non-macromolecular organic substances as compounding ingredients
    • C08K7/00Use of ingredients characterised by shape
    • C08K7/02Fibres or whiskers
    • C08K7/04Fibres or whiskers inorganic
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08LCOMPOSITIONS OF MACROMOLECULAR COMPOUNDS
    • C08L23/00Compositions of homopolymers or copolymers of unsaturated aliphatic hydrocarbons having only one carbon-to-carbon double bond; Compositions of derivatives of such polymers
    • C08L23/02Compositions of homopolymers or copolymers of unsaturated aliphatic hydrocarbons having only one carbon-to-carbon double bond; Compositions of derivatives of such polymers not modified by chemical after-treatment
    • C08L23/10Homopolymers or copolymers of propene
    • C08L23/14Copolymers of propene
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08LCOMPOSITIONS OF MACROMOLECULAR COMPOUNDS
    • C08L91/00Compositions of oils, fats or waxes; Compositions of derivatives thereof
    • C08L91/06Waxes

Abstract

(57)【要約】 【課題】 剛性と衝撃強度、特に低温での衝撃強度に優
れるポリプロピレン系樹脂組成物およびその樹脂組成物
を用いて得られる射出成形体を提供する。 【解決手段】 ポリプロピレン系樹脂(A)40〜98
重量%、一次繊維に含まれる繊維の平均繊維長が7〜1
0μmであり、繊維長が20μm以上である繊維を含む
一次繊維の比率が10重量%以下であり、モンタン蝋を
用いて表面が処理された塩基性硫酸マグネシウム繊維
(B)1〜30重量%、および、タルク(C)1〜30
重量%を含有することを特徴とするポリプロピレン系樹
脂組成物およびその樹脂組成物を用いて得られる射出成
形体。(但し、(A)、(B)および(C)を含有する
ポリプロピレン系樹脂組成物の全重量を100重量%と
する)。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する分野】本発明は、ポリプロピレン系樹脂
組成物およびその樹脂組成物を用いて得られる射出成形
体に関するものである。さらに詳しくは、剛性と衝撃強
度、特に低温での衝撃強度に優れるポリプロピレン系樹
脂組成物およびその樹脂組成物を用いて得られる射出成
形体に関するものである。
【0002】
【従来の技術】ポリプロピレン系樹脂は、機械的性質や
加工性が優れるため、成形品等に広く利用されており、
とりわけ優れた衝撃強度、剛性や熱変形温度等の熱的性
質が求められる自動車材料に用いられている。従来か
ら、ポリプロピレン系樹脂の衝撃強度を改良するため
に、ポリプロピレン系樹脂にエチレン−α−オレフィン
ランダム共重合体ゴムやビニル芳香族化合物を混合し、
剛性や熱変形温度等の熱的性質を改良するために、タル
ク等の充填剤を混合することが知られている。
【0003】例えば、特開平6−192500号公報に
は、プロピレン系重合体および曲げ剛性が2000kg
/cm2以下であるエチレン・α−オレフィン共重合体
を含んでなる常温耐衝撃性及び低温耐衝撃性が改良さ
れ、また、剛性と耐衝撃性の物性バランスの良好なプロ
ピレン系樹脂組成物が記載されており、さらに、タルク
等の充填剤、ポリスチレン樹脂やスチレン・ブタジエン
系ゴムをブレンドすることができることが記載されてい
る。
【0004】また、特開平8−302108号公報に
は、結晶性ポリプロピレン、エチレン−ブテン−1共重
合体ゴム、エチレン−プロピレン共重合体ゴム、タルク
および繊維状マグネシウムオキシサルフェートを含有す
る剛性、耐衝撃性に優れ、射出成形加工性としては短い
成形サイクルを有する熱可塑性樹脂組成物が記載されて
いる。しかし、上記の公開特許公報等に記載されている
プロピレン系樹脂組成物や熱可塑性樹脂組成物におい
て、剛性と衝撃強度、特に低温での衝撃強度について
は、まだ不充分であり、さらなる改良が望まれていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、剛性
と衝撃強度、特に低温での衝撃強度に優れるポリプロピ
レン系樹脂組成物およびその樹脂組成物を用いて得られ
る射出成形体を提供することにある。
【0006】
【発明を解決するための手段】本発明者らは、かかる実
情に鑑み、鋭意検討の結果、含有量が一定の範囲である
ポリプロピレン系樹脂、一次繊維に含まれる繊維の平均
繊維長が特定の範囲であり、繊維長が特定の範囲である
繊維を含む一次繊維の比率が特定の範囲であり、特定の
処理方法によって表面が処理された、含有量が一定の範
囲である塩基性硫酸マグネシウム繊維、および、含有量
が一定の範囲であるタルクを含有するポリプロピレン系
樹脂組成物およびその樹脂組成物を用いて得られる射出
成形体が上記課題を解決できることを見出し、本発明の
完成に至った。(但し、(A)、(B)および(C)を
含有するポリプロピレン系樹脂組成物の全重量を100
重量%とする。)
【0007】すなわち、本発明は、ポリプロピレン系樹
脂(A)40〜98重量%、一次繊維に含まれる繊維の
平均繊維長が7〜10μmであり、繊維長が20μm以
上である繊維を含む一次繊維の比率が10重量%以下で
あり、モンタン蝋を用いて表面が処理された塩基性硫酸
マグネシウム繊維(B)1〜30重量%、および、タル
ク(C)1〜30重量%を含有することを特徴とするポ
リプロピレン系樹脂組成物およびその樹脂組成物を用い
て得られる射出成形体に係るものである。(但し、
(A)、(B)および(C)を含有するポリプロピレン
系樹脂組成物の全重量を100重量%とする)。以下、
本発明を詳細に説明する。
【0008】
【発明の実施の形態】本発明で用いられるポリプロピレ
ン系樹脂(A)は、特に制限されるものではなく、プロ
ピレンの単独重合体、プロピレンとエチレンおよび/ま
たはα−オレフィンとの共重合体等が挙げられ、好まし
くは、結晶性を有するポリプロピレン系樹脂であり、例
えば、結晶性プロピレン単独重合体、結晶性エチレン−
プロピレン共重合体、結晶性プロピレン−α−オレフィ
ン共重合体等が挙げられ、これらは単独で用いてもよ
く、2種類以上を併用しても良い。
【0009】結晶性プロピレン−α−オレフィン共重合
体に用いられるα−オレフィンとしては、炭素数が4以
上のα−オレフィンであり、好ましくは炭素数が4〜2
0のα−オレフィンであり、より好ましくは炭素数が4
〜12のα−オレフィンである。例えば、ブテン−1、
ペンテン−1、ヘキセン−1、ヘプテン−1、オクテン
−1、デセン−1等が挙げられる。結晶性プロピレン−
α−オレフィン共重合体としては、例えば、結晶性プロ
ピレン−ブテン−1共重合体、結晶性プロピレン−ヘキ
セン−1共重合体等が挙げられる。
【0010】結晶性を有するポリプロピレン系樹脂とし
て、好ましくは結晶性プロピレン単独重合体、結晶性エ
チレン−プロピレンブロック共重合体、またはそれらの
混合物であり、特に好ましくは、結晶性エチレン−プロ
ピレンブロック共重合体、又は結晶性エチレン−プロピ
レンブロック共重合体と結晶性プロピレン単独重合体の
混合物である。
【0011】本発明で用いられる結晶性エチレン−プロ
ピレンブロック共重合体とは、プロピレン単独重合体部
分(これを第1セグメントという。)とエチレン−プロ
ピレンランダム共重合体部分(これを第2セグメントと
いう。)とからなる結晶性エチレン−プロピレンブロッ
ク共重合体である。
【0012】本発明で用いられる結晶性エチレン−プロ
ピレンブロック共重合体として、好ましくは、前記のプ
ロピレン単独重合体部分(第1セグメント)の極限粘度
[η]Pが0.7〜2.0dl/gであり、13C−NM
Rにより求められる前記のプロピレン単独重合体部分
(第1セグメント)のアイソタクチックペンタッド分率
が0.97以上である結晶性エチレン−プロピレンブロ
ック共重合体である。
【0013】本発明で用いられるポリプロピレン系樹脂
(A)の含有量は、40〜98重量%であり、好ましく
は50〜88重量%である。ポリプロピレン系樹脂
(A)の含有量が40重量%未満の場合、耐衝撃性が不
充分なことがあり、98重量%を超えた場合、剛性が不
十分なことがある。
【0014】本発明で用いられるポリプロピレン系樹脂
(A)の製造方法は、特に限定されるものではなく、公
知の立体規則性オレフィン重合触媒、例えば、公知の触
媒であるチーグラー・ナッタ触媒系、メタロセン触媒
系、それらを組み合わせた触媒系等を用いて、公知の重
合方法であり、バッチ式でも連続式でも良い、バルク重
合法、溶液重合法、スラリー重合法または気相重合法、
あるいはこれらの重合法を任意に組み合わせた製造方法
が挙げられ、好ましくは、連続式の気相重合法である。
【0015】結晶性エチレン−プロピレンブロック共重
合体の製造方法として、好ましくは、第1工程で立体規
則性オレフィン重合触媒の存在下にプロピレンを単独重
合して第1セグメントである結晶性プロピレン単独重合
体部分を得、続いて、第2工程でエチレンとプロピレン
を共重合して第2セグメントであるエチレン−プロピレ
ンランダム共重合体部分を得る製造方法である。
【0016】本発明で用いられる塩基性硫酸マグネシウ
ム繊維(B)としては、原料として硫酸マグネシウムと
水酸化マグネシウムまたは酸化マグネシウムを用いて、
水熱合成により得られる繊維が絡み凝集した状態である
塩基性硫酸マグネシウムのスラリーを、せん断効果の高
い分散装置を使用して湿式で処理し、繊維が絡み凝集し
た状態である塩基性硫酸マグネシウム繊維を解繊して分
散すると同時に、20μm以上の繊維を折損させて平均
繊維長を7〜10μmに調整した後、加熱し、モンタン
蝋を用いて表面を処理し、濾過、脱水、乾燥して得られ
る塩基性硫酸マグネシウム繊維が挙げられる。
【0017】本発明で用いられる塩基性硫酸マグネシウ
ム繊維(B)の一次繊維に含まれる繊維の平均繊維長
は、7〜10μmであり、好ましくは8〜9.5μmで
ある。塩基性硫酸マグネシウム繊維の一次繊維に含まれ
る繊維の平均繊維長が、7μm未満の場合、剛性が不充
分なことがあり、10μmを超えた場合、耐衝撃性が不
充分なことがある。
【0018】本発明で用いられる塩基性硫酸マグネシウ
ム繊維(B)において、繊維長が20μm以上である繊
維を含む一次繊維の比率は、塩基性硫酸マグネシウム繊
維の全重量を100重量%として、10重量%以下であ
り、好ましくは8重量%以下である。繊維長が20μm
以上である繊維を含む一次繊維の比率が、10重量%を
超えた場合、耐衝撃性が不充分なことがある。
【0019】本発明で用いられる塩基性硫酸マグネシウ
ム繊維(B)は、モンタン蝋を用いて表面が処理された
塩基性硫酸マグネシウム繊維である。モンタン蝋を用い
て表面を処理しなかった場合、衝撃強度や低温での衝撃
強度が不充分なことがある。
【0020】モンタン蝋とは、モンタン酸エステルであ
り、モンタン酸エステルはワックス、即ち、蝋である。
モンタン酸は褐炭から抽出され、主として炭素数28〜
32個の飽和カルボン酸からなるものである。
【0021】モンタン蝋としては、一般に、市販されて
いるものが挙げられ、例えば、ヘキスト社製のヘキスト
・ワックスOPが挙げられ、これは、モンタン酸の一部
がブチレングリコールでエステル化され、その他の部分
が水酸化カルシウムで鹸化されたものである。
【0022】本発明で用いられる塩基性硫酸マグネシウ
ム繊維(B)の製造方法は、原料として硫酸マグネシウ
ムと水酸化マグネシウムまたは酸化マグネシウムを用い
て、水熱合成により得られる繊維が絡み凝集した状態で
ある塩基性硫酸マグネシウムのスラリーを、せん断効果
の高い分散装置を使用して湿式で処理し、繊維が絡み凝
集した状態である塩基性硫酸マグネシウム繊維を解繊し
て分散すると同時に、20μm以上の繊維を折損させて
平均繊維長を7〜10μmに調整した後、加熱し、モン
タン蝋を用いて表面を処理し、濾過、脱水、乾燥する方
法である。
【0023】さらに詳しくは、上記の製造方法におい
て、初めに、硫酸マグネシウム水溶液に水酸化マグネシ
ウムまたは酸化マグネシウムを分散させる。反応系には
硫酸マグネシウムと水酸化マグネシウムが共存していれ
ば良いので、硫酸マグネシウムは硫酸と水酸化マグネシ
ウムから得ることもできる。
【0024】硫酸マグネシウム水溶液の濃度は、反応温
度及び分散させる水酸化マグネシウムまたは酸化マグネ
シウムの濃度によって適宜調整されるものであるが、反
応温度を低くすること、生成する2MgSO4・Mg
(OH)2・3H2Oの安定性、または経済性の観点か
ら、通常、1.5〜5モル/リットルであり、好ましく
は2〜4モル/リットルである。
【0025】分散させる水酸化マグネシウムまたは酸化
マグネシウムの濃度は、生成する2MgSO4・Mg
(OH)2・3H2Oスラリーの粘度および攪拌の観点か
ら、好ましくは10重量%以下であり、より好ましくは
1〜6重量%である。
【0026】水熱合成の反応温度は、硫酸マグネシウム
の濃度を低くすること、反応時間を短くすること、およ
び経済性の観点から、通常、100〜200℃であり、
好ましくは130〜180℃である。水熱反応の圧力
は、通常、1〜15kg/cm 2であり、好ましくは3
〜10kg/cm2である。また、この水熱反応は固液
反応であるため、通常、固液が充分に接触するように攪
拌下で行い、反応時間は、通常、0.1〜5時間であ
る。
【0027】上記の方法により生成する2MgSO4
Mg(OH)2・3H2Oスラリーに含まれる2MgSO
4・Mg(OH)2・3H2Oは、長さが数μm〜50μ
mであり、直径が0.1〜1μmである繊維が凝集した
状態の化合物である。
【0028】次に、得られた2MgSO4・Mg(O
H)2・3H2Oスラリーを分散装置による分散処理を行
い、繊維が凝集した状態を解繊して、一次繊維に分散す
る。この操作により、得られた2MgSO4・Mg(O
H)2・3H2Oスラリー中に存在する繊維長が20μm
以上である繊維を折損することができ、後工程で、長い
繊維のからみに基づく再凝集を抑制することができる。
【0029】分散装置としては、一般のスラリーの分散
装置が使用でき、好ましくは大きなせん断力を加えるこ
とができる高圧系または高速回転系の分散装置である。
例えば、ホモジナイザー、メガトロン等が挙げられる。
【0030】さらに、上記の方法で分散処理されたスラ
リーを加熱し、モンタン蝋を用いて2MgSO4・Mg
(OH)2・3H2Oの表面を処理する。モンタン蝋は、
水に不溶であるが、加熱されたスラリーに添加、攪拌す
ることによって、比較的短時間で処理することができ
る。モンタン蝋は、粉末形態で添加しても良く、ブロッ
クで添加しても良いが、好ましくは粉末形態での添加で
ある。
【0031】モンタン蝋を添加する時のスラリーの温度
は、通常、比較的低温である50〜85℃である。ま
た、モンタン蝋を添加する時は、低速の攪拌機を用い
て、20分以上攪拌することが好ましい。
【0032】そして、モンタン蝋で処理されたスラリー
を、通常の方法で、濾過、脱水、乾燥することによっ
て、本発明で用いられる塩基性硫酸マグネシウム繊維
(B)が得られる。なお、本発明で用いられる塩基性硫
酸マグネシウム繊維(B)を造粒して、粒状、顆粒状ま
たは綿状の形態としても良い。
【0033】本発明で用いられるタルク(C)は、特に
制限されるものではなく、通常、含水ケイ酸マグネシウ
ムを粉砕したものであり、その分枝の結晶構造はパイロ
フィライト型三層構造を示しており、タルクはこの構造
が積み重なったものである。
【0034】本発明で用いられるタルクの含有量は1〜
30重量%であり、好ましくは5〜25重量%である。
タルクの含有量が1重量%未満の場合、剛性が不充分な
ことがあり、30重量%を超えた場合、耐衝撃性が不充
分なことがある。
【0035】本発明で用いられるタルク(C)の平均粒
子径は、特に制限されるものではないが、耐衝撃性の観
点から、好ましくは4μm以下である。ここでタルクの
平均粒子径とは遠心沈降式粒度分布測定装置を用いて
水、アルコール等の分散媒中に懸濁させて測定した篩下
法の積分分布曲線から求めた50%相当粒子径D50のこ
とを意味する。
【0036】本発明で用いられるタルク(C)は無処理
のまま使用しても良く、ポリプロピレン系樹脂(A)と
の界面接着性を向上させ、また分散性を向上させる目的
で公知の各種シランカップリング剤、チタンカップリン
グ剤、高級脂肪酸、高級脂肪酸エステル、高級脂肪酸ア
ミド、高級脂肪酸塩類あるいは他の界面活性剤で表面を
処理して使用しても良い。
【0037】本発明のポリプロピレン系樹脂組成物の製
造方法としては、一軸押出機、二軸押出機、バンバリー
ミキサー、熱ロールなどの混練機を用いる製造方法が挙
げられる。各成分の混練機への添加、混合は同時に行な
ってもよく又分割して行なっても良く、例えば下記の方
法等が挙げられるが、これらに制限されることはない。 (方法1)ポリプロピレン系樹脂(A)と塩基性硫酸マ
グネシウム繊維(B)を混練した後、タルク(C)を添
加し混練する方法。 (方法2)ポリプロピレン系樹脂(A)とタルク(C)
を混練した後、塩基性硫酸マグネシウム繊維(B)を添
加し混練する方法。 (方法3)予めポリプロピレン系樹脂(A)に塩基性硫
酸マグネシウム繊維(B)を高濃度に混練してマスター
バッチとし、それを別途ポリプロピレン系樹脂(A)で
希釈した後、タルク(C)を添加し混練する方法。 (方法4)予めポリプロピレン系樹脂(A)にタルク
(C)を高濃度に混練してマスターバッチとし、それを
別途ポリプロピレン系樹脂(A)で希釈した後、塩基性
硫酸マグネシウム繊維(B)を添加し混練する方法。 (方法5)予めポリプロピレン系樹脂(A)と塩基性硫
酸マグネシウム繊維(B)、ポリプロピレン系樹脂
(A)とタルク(C)をそれぞれ混練しておき、最後に
それらを合わせて混練する方法。
【0038】混練温度は、通常、170〜250℃であ
り、より好ましくは190〜230℃である。混練時間
は、通常、1〜20分であり、より好ましくは3〜15
分である。
【0039】本発明のポリプロピレン系樹脂組成物に
は、本発明の目的、効果を損なわない範囲において、必
要に応じて、酸化防止剤、紫外線吸収剤、滑剤、顔料、
帯電防止剤、銅害防止剤、難燃剤、中和剤、発泡剤、可
塑剤、造核剤、気泡防止剤、架橋剤等の添加剤を添加し
てもよい。
【0040】本発明のポリプロピレン系樹脂組成物は、
一般に公知の射出成形方法により射出成形体に成形する
ことができる。特に、ドアートリム、ピラー、インスト
ルメンタルパネル、及びバンパー等の自動車用射出成形
体として好適に使用される。
【0041】
【実施例】以下実施例および比較例により本発明を説明
するが、本発明はこれら実施例に限定されるものではな
い。初めに、本発明で用いられる塩基性硫酸マグネシウ
ム繊維(B)の製造例1および本発明で用いられる塩基
性硫酸マグネシウム繊維(B)の要件を満足しない塩基
性硫酸マグネシウム繊維の比較製造例1〜3を示した。
【0042】製造例1 硫酸マグネシウム7水塩を水に溶解し3.0モル/リッ
トルの硫酸マグネシウム水溶液1リットルを調整し、水
酸化マグネシウム40gを添加して良く分散させた。そ
の後、オートクレーブに入れて温度160℃、圧力6k
g/cm2・Gにて2時間反応を行って、1リットルの
スラリーを得た。ゴーリン製分散装置ホモジナイザーを
用いて、150kg/cm2・Gの圧力で分散処理し
た。さらに、分散スラリーを60℃に加温の後に、ヘキ
スト製のモンタンワックスOP 1.5g(生成した固
形物(A)に対して3%に相当する。)を添加し30分
間攪拌し表面処理した。スラリーを濾過、洗浄して乾燥
し50gの固形物(A)を得た。分析の結果、2MgS
4・Mg(OH)2・3H2Oの示性式を示した。固形
物(A)の物性を表1に示した。
【0043】比較製造例1 実施例1と同様にオートクレーブを使用して合成した1
リットルのスラリーを、60℃に加温の後に、ヘキスト
製のモンタンワックスOP 1.5g(生成した固形物
(B)に対して3%に相当する。)を添加し30分間攪
拌し表面処理した。スラリーを濾過、洗浄して乾燥し5
0gの固形物(B)を得た。分析の結果、2MgSO4
・Mg(OH)2・3H2Oの示性式を示した。固形物
(B)の物性を表1に示した。
【0044】比較製造例2 実施例1と同様にオートクレーブを使用して合成した1
リットルのスラリーを、ゴーリン製分散装置ホモジナイ
ザーを用いて、150kg/cm2・Gの圧力で分散処
理した後に、スラリーを濾過、洗浄して乾燥し50gの
固形物(C)を得た。分析の結果、2MgSO4・Mg
(OH)2・3H2Oの示性式を示した。固形物(C)の
物性を表1に示した。
【0045】比較製造例3 実施例1と同様にオートクレーブを使用して合成した1
リットルのスラリーを、そのまま、濾過、洗浄して乾燥
し50gの固形物(D)を得た。分析の結果、2MgS
4・Mg(OH)2・3H2Oの示性式を示した。固形
物(D)の物性を表1に示した。
【0046】(実施例)上記の製造例1で得られた塩基
性硫酸マグネシウム繊維を用いたポリプロピレン系樹脂
組成物とその樹脂組成物を用いて得られた射出成形体、
および、比較製造例1〜で得られた塩基性硫酸マグネシ
ウム繊維を用いたポリプロピレン系樹脂組成物とその樹
脂組成物を用いて得られた射出成形体について、以下
に、実施例1および比較例1〜3として示した。
【0047】射出成形体の物性は、次の方法に従って測
定した。 (1)曲げ弾性率(FM、単位:kg/cm2) JIS−K7203に従い、厚みが3.2mmである試
験片を用いて、スパン54mm、荷重速度2mm/分で
測定した。
【0048】(2)アイゾット衝撃強度(IZOD、単
位:kgcm・cm2) JIS−K7110に従い、厚みが3.2mmであり、
成形後ノッチ加工した試験片を用いて、23℃で測定し
た。
【0049】(3)落球衝撃強度(FWI、単位:kg
cm) JIS−K7211に従い、試験片として100mm×
100mm×3mm(厚み)の平板を用いて、ダート径
1/2R、ホルダー径2inch、荷重3kg、試験温
度23℃または−10℃で破壊の有無を確認し、50%
破壊の落球高さから破壊エネルギー(高さ×3kg)を
算出した。
【0050】実施例1 (1−1)ペレット ポリプロピレン(ブロック共重合体、住友化学工業
(株)製、ノーブレンAZ630V2)80重量%、タ
ルク(日本タルク(株)製、JR37、平均粒子径:3
μm)15重量%、および、上記製造例1で得られた固
形物(A)5重量%を、タンブラーミキサーで一括混合
し、二軸混練機(TEX−44)を用いて、シリンダー
温度200℃混練、造粒し、ペレットを得た。
【0051】(1−2)射出成形体 上記(1−1)で得られたペレットを、射出成形機(東
芝IS150)を用いて、シリンダー温度220℃、金
型温度50℃で射出成形し、射出成形体を得た。得られ
た射出成形体の物性を測定し、その結果を表2に示し
た。
【0052】比較例1 実施例1で用いた固形物(A)を、上記比較製造例1で
得られた固形物(B)に変更した以外は、実施例1と同
様にして、ペレットおよび射出成形体を得た。得られた
射出成形体の物性を測定し、その結果を表2に示した。
【0053】比較例2 実施例1で用いた固形物(A)を、上記比較製造例2で
得られた固形物(C)に変更した以外は、実施例1と同
様にして、ペレットおよび射出成形体を得た。得られた
射出成形体の物性を測定し、その結果を表2に示した。
【0054】比較例3 実施例1で用いた固形物(A)を、上記比較製造例3で
得られた固形物(D)に変更した以外は、実施例1と同
様にして、ペレットおよび射出成形体を得た。得られた
射出成形体の物性を測定し、その結果を表2に示した。
【0055】
【表1】
【0056】
【表2】
【0057】実施例1は、製造例1で得られた本発明の
要件を満足する塩基性硫酸マグネシウム繊維を用いたポ
リプロピレン系樹脂組成物およびその樹脂組成物を用い
て得られた射出成形体であり、剛性と衝撃強度、特に低
温での衝撃強度に優れるものであることが分かる。
【0058】これに対して、比較例1は、比較製造例1
で得られた本発明の要件である平均繊維長および繊維長
が20μm以上である繊維を含む一次繊維の比率を満足
しない塩基性硫酸マグネシウム繊維を用いたポリプロピ
レン系樹脂組成物およびその樹脂組成物を用いて得られ
た射出成形体であり、衝撃強度、特に低温での衝撃強度
が不充分なものであることが分かる。
【0059】比較例2は、比較製造例2で得られた本発
明の要件であるモンタン蝋を用いる表面処理がなされて
いない塩基性硫酸マグネシウム繊維を用いたポリプロピ
レン系樹脂組成物およびその樹脂組成物を用いて得られ
た射出成形体であり、衝撃強度、特に低温での衝撃強度
が不充分なものであることが分かる。
【0060】比較例3は、比較製造例3で得られた本発
明の要件である平均繊維長および繊維長が20μm以上
である繊維を含む一次繊維の比率を満足せず、モンタン
蝋を用いる表面処理がなされていない塩基性硫酸マグネ
シウム繊維を用いたポリプロピレン系樹脂組成物および
その樹脂組成物を用いて得られた射出成形体であり、特
に低温での衝撃強度が不充分なものであることが分か
る。
【0061】
【発明の効果】以上、詳述したとおり、本発明により、
剛性と衝撃強度、特に低温での衝撃強度に優れるポリプ
ロピレン系樹脂組成物およびその樹脂組成物を用いて得
られる射出成形体を得ることができる。
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) // B29K 23:00 B29K 23:00 105:12 105:12 (72)発明者 高島 勲 大阪府大阪市中央区北浜四丁目5番33号 住友化学工業株式会社内 Fターム(参考) 4F071 AA20X AA75 AB24 AB30 AD01 AE17 AF20 AF23 BA01 BB05 BC03 BC07 4F206 AA11 AB11 AB25 JA07 JQ81 4J002 BB121 BB141 BB151 BP021 DG046 DJ047 FA046 FB086 FD016

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ポリプロピレン系樹脂(A)40〜98重
    量%、一次繊維に含まれる繊維の平均繊維長が7〜10
    μmであり、繊維長が20μm以上である繊維を含む一
    次繊維の比率が10重量%以下であり、モンタン蝋を用
    いて表面が処理された塩基性硫酸マグネシウム繊維
    (B)1〜30重量%、および、タルク(C)1〜30
    重量%を含有することを特徴とするポリプロピレン系樹
    脂組成物(但し、(A)、(B)および(C)を含有す
    るポリプロピレン系樹脂組成物の全重量を100重量%
    とする)。
  2. 【請求項2】ポリプロピレン系樹脂(A)が、プロピレ
    ン単独重合体部分とエチレン−プロピレンランダム共重
    合体部分からなる結晶性エチレン−プロピレンブロック
    共重合体であり、前記のプロピレン単独重合体部分の極
    限粘度[η]Pが0.7〜2.0dl/gであり、13
    −NMRにより求められる前記のプロピレン単独重合体
    部分のアイソタクチックペンタッド分率が0.97以上
    である結晶性エチレン−プロピレンブロック共重合体で
    あることを特徴とする請求項1に記載のポリプロピレン
    系樹脂組成物。
  3. 【請求項3】請求項1または2に記載のポリプロピレン
    系樹脂組成物を用いて得られることを特徴とする射出成
    形体。
JP2001265494A 2001-09-03 2001-09-03 塩基性硫酸マグネシウム繊維強化ポリプロピレン系樹脂組成物およびその樹脂組成物を用いて得られる射出成形体 Pending JP2003073524A (ja)

Priority Applications (5)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001265494A JP2003073524A (ja) 2001-09-03 2001-09-03 塩基性硫酸マグネシウム繊維強化ポリプロピレン系樹脂組成物およびその樹脂組成物を用いて得られる射出成形体
US10/231,336 US6800681B2 (en) 2001-09-03 2002-08-30 Basic magnesium sulfate fiber-reinforced polypropylene resin composition and injection molded article using the resin composition
DE10240101A DE10240101A1 (de) 2001-09-03 2002-08-30 Mit basischer Magnesiumsulfatfaser verstärkte Polypropylenharzmasse und spitzgeformter Gegenstand unter Verwendung der Harzmasse
SG200205241A SG96699A1 (en) 2001-09-03 2002-08-31 Basic magnesium sulfate fiber-reinforced polypropylene resin composition and injection molded article using the resin composition
CNB021437572A CN1221606C (zh) 2001-09-03 2002-09-03 碱性硫酸镁纤维增强的聚丙烯树脂和使用该树脂组合物得到的注射成型制品

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001265494A JP2003073524A (ja) 2001-09-03 2001-09-03 塩基性硫酸マグネシウム繊維強化ポリプロピレン系樹脂組成物およびその樹脂組成物を用いて得られる射出成形体

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2003073524A true JP2003073524A (ja) 2003-03-12

Family

ID=19091950

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001265494A Pending JP2003073524A (ja) 2001-09-03 2001-09-03 塩基性硫酸マグネシウム繊維強化ポリプロピレン系樹脂組成物およびその樹脂組成物を用いて得られる射出成形体

Country Status (5)

Country Link
US (1) US6800681B2 (ja)
JP (1) JP2003073524A (ja)
CN (1) CN1221606C (ja)
DE (1) DE10240101A1 (ja)
SG (1) SG96699A1 (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010090199A (ja) * 2008-10-03 2010-04-22 Honda Motor Co Ltd 繊維状無機充填材含有樹脂組成物ペレット
JP2010090197A (ja) * 2008-10-03 2010-04-22 Honda Motor Co Ltd プロピレン重合体組成物成形体の製造方法
JP2010090198A (ja) * 2008-10-03 2010-04-22 Honda Motor Co Ltd プロピレン重合体組成物成形体の製造方法
US8383704B2 (en) 2008-10-03 2013-02-26 Honda Motor Co., Ltd. Process for producing molded propylene polymer product containing fibrous inorganic filler

Families Citing this family (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE10152229A1 (de) * 2001-10-20 2003-04-30 Clariant Gmbh Verfahren zur Herstellung von Polykondensaten
WO2004046214A2 (en) 2002-10-15 2004-06-03 Exxonmobil Chemical Patents Inc. Multiple catalyst system for olefin polymerization and polymers produced therefrom
US7700707B2 (en) 2002-10-15 2010-04-20 Exxonmobil Chemical Patents Inc. Polyolefin adhesive compositions and articles made therefrom
US6830614B2 (en) * 2003-01-21 2004-12-14 Exxonmobile Research And Engineering Co. Wax composition for construction board application
DE102004016790A1 (de) * 2004-04-06 2005-11-17 Clariant Gmbh Verwendung von Wachsen als Modifizierungsmittel für gefüllte Kunststoffe
WO2009123097A1 (ja) * 2008-03-31 2009-10-08 宇部マテリアルズ株式会社 塩基性硫酸マグネシウム粒状物及びその製造方法
US20090292047A1 (en) * 2008-05-21 2009-11-26 Ube Material Industries, Ltd. Modified magnesium oxysulfate fibrous particles and polyolefin composition containing the same
JP5518507B2 (ja) * 2010-01-27 2014-06-11 宇部マテリアルズ株式会社 マスターバッチペレット及びプロピレン樹脂組成物成形体の製造方法
CN107406637B (zh) * 2015-03-30 2021-08-10 宇部材料工业株式会社 填料组合物和聚烯烃树脂组合物
JP7116423B2 (ja) * 2019-01-31 2022-08-10 白石カルシウム株式会社 樹脂組成物及び射出成形品

Family Cites Families (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3157538B2 (ja) 1991-04-26 2001-04-16 株式会社海水化学研究所 複合金属塩基性硫酸塩繊維およびその使用
JPH05311018A (ja) 1992-05-11 1993-11-22 Idemitsu Petrochem Co Ltd 自動車内装部品用ポリオレフィン樹脂組成物
JP3234070B2 (ja) 1992-10-15 2001-12-04 三菱化学株式会社 射出成形用プロピレン系樹脂組成物
EP0593221B1 (en) * 1992-10-15 1998-08-05 Mitsubishi Chemical Corporation Propylene resin compositions
JPH0841257A (ja) 1994-08-03 1996-02-13 Mitsui Toatsu Chem Inc ポリプロピレン樹脂組成物とその製造方法
JP3352282B2 (ja) 1995-04-27 2002-12-03 住友化学工業株式会社 熱可塑性樹脂組成物およびその射出成形体
JP3352319B2 (ja) 1996-04-08 2002-12-03 住友化学工業株式会社 熱可塑性樹脂組成物およびその射出成形体

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010090199A (ja) * 2008-10-03 2010-04-22 Honda Motor Co Ltd 繊維状無機充填材含有樹脂組成物ペレット
JP2010090197A (ja) * 2008-10-03 2010-04-22 Honda Motor Co Ltd プロピレン重合体組成物成形体の製造方法
JP2010090198A (ja) * 2008-10-03 2010-04-22 Honda Motor Co Ltd プロピレン重合体組成物成形体の製造方法
US8383704B2 (en) 2008-10-03 2013-02-26 Honda Motor Co., Ltd. Process for producing molded propylene polymer product containing fibrous inorganic filler

Also Published As

Publication number Publication date
SG96699A1 (en) 2003-06-16
US6800681B2 (en) 2004-10-05
CN1221606C (zh) 2005-10-05
CN1407011A (zh) 2003-04-02
US20030060553A1 (en) 2003-03-27
DE10240101A1 (de) 2003-03-20

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US11708306B2 (en) Geopolymer composite and expandable vinyl aromatic polymer granulate and expanded vinyl aromatic polymer foam comprising the same
JP2003073524A (ja) 塩基性硫酸マグネシウム繊維強化ポリプロピレン系樹脂組成物およびその樹脂組成物を用いて得られる射出成形体
Gong et al. Particle configuration and mechanical properties of poly (vinyl chloride)/montmorillonite nanocomposites via in situ suspension polymerization
JP4601478B2 (ja) セルロースを配合した樹脂組成物
JPH0625478A (ja) ポリオレフィン組成物およびその製造方法
CN111592667B (zh) 增强、抗菌型的人造岗石废渣基塑料母粒及其制备方法
Hanim et al. The effect of calcium carbonate nanofiller on the mechanical properties and crystallisation behaviour of polypropylene
JPH09217012A (ja) 熱可塑性樹脂/層状粘土鉱物複合材料の製造方法
JP3393879B2 (ja) 複合材料、その製造方法及びそれを用いた樹脂成形材料
Rodríguez‐Llamazares et al. The effect of clay type and of clay–masterbatch product in the preparation of polypropylene/clay nanocomposites
JPS5943057B2 (ja) 無機フイラ−含有樹脂組成物
JP4848081B2 (ja) 顆粒状タルク及び当該タルク含有の熱可塑性樹脂成形材料
EP1549711A1 (en) Polymer composition comprising nanofillers
Ghalia et al. RETRACTED ARTICLE: Viscoelastic Behavior and Mechanical Properties of Polypropylene/Nano-Calcium Carbonate Nanocomposites Modified by a Coupling Agent
EP0382229B1 (en) Polypropylene composite material reinforced with fibrous magnesium oxysulfate of granular form
CN111703042B (zh) 一种无载体塑料填充母粒的制备方法及其产品
JP3016891B2 (ja) プロピレン系樹脂組成物の製造法
JPH10265630A (ja) 強化ポリプロピレン組成物
JP2003073927A (ja) 塩基性硫酸マグネシウム繊維およびその製造方法
CN108659576A (zh) 一种用于塑料母料中的改性滑石粉及制备方法
JPH10265613A (ja) 樹脂添加用複合フィラー
CN117683333A (zh) 一种生物降解复合材料及其制备方法和应用
JPH09118754A (ja) 無機微粉体のマスターバッチ
JP3356224B2 (ja) ポリオレフィン系樹脂組成物
JPH0699614B2 (ja) ポリプロピレン樹脂組成物

Legal Events

Date Code Title Description
RD05 Notification of revocation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7425

Effective date: 20080128