JP2003073235A - 表面処理剤、化粧料用粉体の表面処理方法、化粧料用粉体、および化粧料 - Google Patents

表面処理剤、化粧料用粉体の表面処理方法、化粧料用粉体、および化粧料

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JP2003073235A
JP2003073235A JP2001265880A JP2001265880A JP2003073235A JP 2003073235 A JP2003073235 A JP 2003073235A JP 2001265880 A JP2001265880 A JP 2001265880A JP 2001265880 A JP2001265880 A JP 2001265880A JP 2003073235 A JP2003073235 A JP 2003073235A
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carbon atoms
fluorine
powder
meth
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JP2001265880A
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English (en)
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Masamichi Morita
正道 森田
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Daikin Industries Ltd
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Daikin Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 非フッ素化合物との分散性が良好で、化粧崩
れが少なく、使用感が良好である化粧料用撥水撥油性粉
体を製造する方法および表面処理剤を提供する。 【解決手段】 フッ素系リン酸エステルおよびフッ素系
共重合体を有機溶媒に溶解した溶液中で未処理粉体と混
合攪拌する化粧料用粉体表面処理方法。その処理方法で
処理して製造した化粧料用粉体。その化粧料用粉体を配
合した化粧料。フッ素系リン酸エステルおよび特定のフ
ッ素系共重合体を有機溶剤中に混合溶解した表面処理
剤。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、特定のフッ素系リ
ン酸エステルおよび特定のフッ素系共重合体の溶液と未
処理粉体とを混合攪拌する化粧料用粉体表面処理方法、
その処理方法で処理して製造した化粧料用粉体、その化
粧料用粉体を配合した化粧料、ならびにフッ素系リン酸
エステルおよびフッ素系共重合体を有機溶剤中に混合溶
解した表面処理剤に関する。
【0002】
【従来の技術】粉体を含有する化粧料としては、ファン
デーション、おしろい、チークカラー、アイカラー、ボ
ディーパウダーなどがある。化粧料には、通常、体質顔
料、白色顔料、着色顔料と呼ばれる粉体が配合されてい
る。体質顔料はタルク、カオリン、雲母などの無機粉
体、蛋白質粉体、魚鱗箔などの有機粉体から成る。ま
た、白色顔料は酸化チタン、酸化亜鉛などの無機粉体、
着色顔料はベンガラ、黒酸化鉄、黄酸化鉄などの無機粉
体、レーキ、タール色素などの有機粉体から成る。上記
の粉体は通常、両親媒性であり、水にも油にもなじみや
すい性質を持つ。このため、このような粉体を配合する
化粧料は、水、および、汗、皮脂などの分泌物で濡れや
すく、濡れると本来その化粧料が有する色調が損なわれ
たり、透明化して地肌の色が出てきたり、発汗や顔の動
きで化粧膜が移動、凝集する、いわゆる、「化粧崩れ」
の現象が起こる。
【0003】従来より、水、汗による化粧崩れを防止す
る技術として、粉体をシリコーンで表面処理することに
より撥水性を付与することが一般的である。しかし、シ
リコーン処理粉体は、撥水性を有するが撥油性がないた
めに、皮脂による化粧崩れを防止することができなかっ
た。
【0004】近年、皮脂による化粧崩れを防止するため
に、フッ素化合物で粉体を表面処理して、撥水撥油性を
付与することが提案されている。例えば、特開昭62−
250074号公報は、フッ素化合物にパーフルオロア
ルキルリン酸エステルジエタノールアミン塩を用いるこ
とを開示しており、既に実用化されている。また、パー
フルオロアルキルリン酸エステルを中和せずに酸のまま
用いる技術が特公平7-14855号公報に開示されている。
【0005】パーフルオロアルキルリン酸エステルは高
い撥水撥油性を付与できる点で優れているが、化粧品で
汎用される非フッ素化合物と混合しにくい、皮膚に付き
にくい、水が共存する環境下では親油性になる問題が指
摘されている[森田, 渡邉,永島, フレグランスジャーナ
ル, 2000-5, p-71]。これを改善するために、WO98/5507
8および特開平11-269231号公報に、パーフルオロアルキ
ルリン酸エステルで表面処理した後、さらに特定のフッ
素系ポリマーで二段処理する技術が開示されている。し
かし、二段階で処理を施すために、非常に製造工程が複
雑になる問題があった。
【0006】WO00-56820公報は、製造例において、パー
フルオロアルキルリン酸エステルのジエタノールアミン
塩を水に溶解することを開示している。この方法は、残
存するジエタノールアミンが亜硝酸塩との反応で発ガン
性のニトロソアミンに変化する欠点がある。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、非フ
ッ素化合物との分散性が良好で、化粧崩れが少なく、使
用感が良好である化粧料用撥水撥油性粉体を製造する方
法と得られた撥水撥油性粉体、およびその撥水撥油性粉
体を配合した化粧料を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、酸の状態のフ
ッ素系リン酸エステルおよびフッ素系共重合体を有機溶
媒に溶解した溶液を未処理粉体と混合攪拌する化粧料用
粉体表面の処理方法、その処理方法で処理して製造した
化粧料用粉体、その化粧料用粉体を配合した化粧料を提
供する。
【0009】本発明は、一般式(1): [Rf-A-O]nPO(OH)3-n (1) [式中、Rfは炭素数6〜16のポリフルオロアルキル
基もしくはパーフルオロポリエーテル基、Aは炭素数1
〜4のアルキレン基、
【化18】 (但し、Rは炭素数1〜4のアルキル基、Rは炭素
数1〜4のアルキレン基である)、もしくは、
【化19】 であり、nは1〜3の数を示す。]で示されるフッ素系
リン酸エステルと、(a)フッ素系(メタ)アクリレー
トから誘導された繰り返し単位5〜95重量%および
(b)含ケイ素重合性化合物から誘導された繰り返し単
位0〜50重量%、および/または、(c)含ケイ素重
合性化合物(b)以外の非フッ素系モノマーから誘導さ
れた繰り返し単位0〜50重量%を有するフッ素系共重
合体を有機溶媒に溶解した溶液で化粧料用粉体を処理す
ることを特徴とする化粧料用粉体の表面処理方法を提供
する。
【0010】式(1)中のRfにおいて、ポリフルオロ
アルキル基の炭素数は6〜16、例えば8〜12であっ
てよい。ポリフルオロアルキル基は、パーフルオロアル
キル基であってよい。
【0011】パーフルオロポリエーテル基の具体例とし
ては、 F(CF(CF)CFO)CFCF−、 CFO(CF(CF)CFO)(CFO)CF−、 CFO(CFCFO)(CFO)CF−、 F(CFCFCFO)CFCF−などが挙げ
られる。パーフルオロポリエーテル基の数平均分子量(
19F−NMRにより測定)は、1,000〜10,0
00の範囲であることが好ましい。フッ素系リン酸エス
テルは混合物であってよい。
【0012】フッ素系共重合体に使用するフッ素系(メ
タ)アクリレートは、例えば以下の一般式(I−1)を
有する。
【化20】 [式中、Rfは炭素数6〜16のポリフルオロアルキル
基もしくはパーフルオロポリエーテル基であり、Aは炭
素数1〜4のアルキレン基、
【化21】 (但し、Rは炭素数1〜4のアルキル基、Rは炭素
数1〜4のアルキレン基である)、もしくは、
【化22】 であり、Xは、水素原子またはメチル基である。]
【0013】また、フッ素系(メタ)アクリレートは、
以下の一般式(I−2)を有するフッ素系(メタ)アク
リレートマクロモノマーであってよい。
【化23】 [式中、Rfは炭素数6〜16のポリフルオロアルキル
基もしくはパーフルオロポリエーテル基、Aは炭素数
1〜4のアルキレン基、
【化24】 (但し、Rは炭素数1〜4のアルキル基、Rは炭素
数1〜4のアルキレン基である)、もしくは、
【化25】 であり、X11は、水素原子またはメチル基であり、Y
11は水素原子またはメチル基であり、mは5〜100
である。]
【0014】フッ素系共重合体は、含フッ素基(Rf
基)、特にフルオロアルキル基またはパーフルオロポリ
エーテル基を有する重合体である。フッ素系共重合体に
おけるフルオロアルキル基およびパーフルオロポリエー
テル基の例は、含フッ素リン酸エステルにおけるフルオ
ロアルキル基およびパーフルオロポリエーテル基と同様
のものである。
【0015】フッ素系共重合体におけるポリフルオロア
ルキル基は、パーフルオロアルキル基であってよい。フ
ッ素系共重合体におけるパーフルオロポリエーテル基
は、具体的には、次のとおりである。 F(CF(CF)CFO)CFCF−、[式中、
n=3〜30の整数である。] CFO(CF(CF)CFO)(CFO)CF
−、[式中、n=2〜30、m=3〜70の整数であ
る。] CFO(CFCFO)(CFO)CF−、
[式中、n=2〜40、m=4〜70の整数である。] F(CFCFCFO)CFCF−[式中、n
=3〜30の整数である。] パーフルオロポリエーテル基の数平均分子量(19F−
NMRにより測定)は、500〜5,000の範囲であ
ることが好ましい。
【0016】フッ素系(メタ)アクリレートの例は、次
のとおりである。 CF (CF)(CH)OCOCH=CH、 CF(CF)(CH)OCOC(CH)=CH、 (CF)CF(CF)(CH)OCOCH=CH
、 CF(CF)(CH)OCOC(CH)=C
、 CF(CF)(CH)OCOCH=CH、 HCF(CF)(CH)OCOCH=CH、 CF(CF)(CH)OCOCH=CH、 CF(CF)SON(CH)(CH)OCOC
H=CH、 CF(CF)SON(C)(CH)OCO
C(CH)=CH、 (CF)CF(CF)CHCH(OCOCH)C
OCOC(CH)=CH、 (CF)CF(CF)CHCH(OH)CHOC
OCH=CH
【化26】 F(CF(CF)CFO)10CFCF−COOC
CHCH=CH
【化27】
【化28】
【化29】 これらのフッ素系(メタ)アクリレートは2種類以上の
ものを混合させて用いてもよい。
【0017】本発明においてフッ素系(メタ)アクリレ
ートとラジカル重合する非フッ素系モノマーは、含ケイ
素重合性化合物と、それ以外の非フッ素系モノマーに分
けられる。含ケイ素重合性化合物は、メルカプト変性シ
リコーン、シリコーンマクロモノマー、アゾ基含有シリ
コーンおよび重合性シランでからなる群から選択された
少なくとも1種であってよい。
【0018】メルカプト変性シリコーンは、少なくとも
1つのSH基を有するシリコーンである。メルカプト変
性シリコーンは、例えば、以下の一般式(II−1)ま
たは(II−2)を有する。
【化30】 または
【化31】 [式中、Rは、場合によりエーテル結合1個または2
個で遮断されている直鎖状または分岐鎖状の炭素鎖を有
する炭素数1〜10の2価の飽和炭化水素基であり、l
は10〜20であり、mは10〜200であり、nは1
〜10である。]
【0019】メルカプト変性シリコーンの具体例は、つ
ぎのとおりである。
【化32】
【化33】
【0020】シリコーンマクロモノマーは、例えば、以
下の一般式(III−1)を有する。
【化34】 [式中、Meは、メチル基であり、Rは、メチル基ま
たは水素原子であり、R は、場合によりエーテル結合
1個又は2個で遮断されている、直鎖状又は分岐鎖状の
炭素鎖を有する炭素原子1〜10個の2価の飽和炭化水
素基であり、Rは炭素数1〜4のアルキル基であり、
mは、3〜300である。]
【0021】Rは、具体的には、−CH−、−(C
)−、−(CH)−、−(CH)10−、−C
−CH(CH)−CH−、−CH−CHOC
CHCH−、−CHCHOCHCH(C
)CH−、−CHCHOCHCHOCH
CHCH−などが例示される。
【0022】シリコ−ンマクロモノマーは、分子鎖の片
末端のラジカル重合性基を有するジメチルポリシロキサ
ン化合物として好適に用いられ、具体例としては、以下
に示すものが挙げられる。
【0023】
【化35】
【化36】 [上記式中、Meはメチル基である。]
【0024】アゾ基含有シリコーンは、アゾ基およびウ
レタン結合を有するシリコーンであってよい。アゾ基含
有シリコーンは、例えば、以下の一般式(IV−1)を
有する。
【化37】 [式中、xは10〜200であり、nは1〜20であ
る。]
【0025】アゾ基含有シリコーンの具体例は次のとお
りである。
【化38】
【0026】重合性シランは、エチレン性不飽和二重結
合およびシロキサン結合を有する化合物である。重合性
シランは、例えば、以下の一般式(V−1)または(V
−2)を有する。
【化39】 または CH=CHSi(OR) (V−2) [式中、Rは、メチル基または水素原子であり、R
は、場合によりエーテル結合1個または2個で遮断され
ている、直鎖状または分岐鎖状の炭素鎖を有する炭素原
子1〜10個の2価の飽和炭化水素基であり、Rは炭
素数1〜4のアルキル基である。]
【0027】重合性シランの具体例は、次のとおりであ
る。
【化40】 CH=CHSi(OCH) これらの含ケイ素重合性化合物は2種類以上のものを混
合させて用いてもよい。
【0028】本発明のフッ素含有共重合体は、ポリアル
キレングリコール(メタ)アクリレート、アルキル(メ
タ)アクリレートおよびアルキル(メタ)アクリレート
マクロモノマーからなる群から選択された少なくとも1
種の含ケイ素重合性化合物以外の非フッ素系モノマーか
ら誘導された繰り返し単位を有してよい。
【0029】ポリアルキレングリコール(メタ)アクリ
レートは例えば、以下の構造式(VI−1)を有する。 CH=CR10COO−(R11−O)−R12 (VI−1) [式中、R10およびR12は水素またはメチル基、R
11は炭素数2〜6のアルキレン基、nは1〜50の整
数を表す。]
【0030】具体的には、2−ヒドロキシエチル(メ
タ)アクリレート、 CH=C(CH)COO(CHCHO)H [式中、nは、2、5または8である。]などが例示さ
れる。
【0031】アルキル(メタ)アクリレートは、例え
ば、以下の構造式(VII−1)を有する。
【化41】 [式中、Xは水素原子またはメチル基であり、nは1〜
22(例えば1〜10)である。]
【0032】具体的には、メチル(メタ)アクリレー
ト、エチル(メタ)アクリレート、プロピル(メタ)ア
クリレート、n−ブチル(メタ)アクリレート、t−ブ
チル(メタ)アクリレート、n−オクチル(メタ)アク
リレート、2−エチルヘキシル(メタ)アクリレート、
ドラジル(メタ)アクリレート、セチル(メタ)アクリ
レート、ステアリル(メタ)アクリレート、ベヘニル
(メタ)アクリレートなどが挙げられる。
【0033】アルキル(メタ)アクリレートマクロモノ
マーは、例えば、以下の構造式(VIII−1)を有す
る。
【化42】 [式中、X21およびY21のそれぞれは水素原子また
はメチル基であり、nは1〜22であり、mは5〜10
0である。]
【0034】具体的には、
【化43】
【0035】
【化44】 などが例示される。これらの非フッ素系モノマーは2種
類以上のものを混合させて用いてもよい。
【0036】非フッ素系モノマーには、使用感を改質す
るためや、耐水性、撥水撥油性以外の機能を付与するた
めに、適当なモノマーを併用しても良い。具体的にはグ
ルシジル(メタ)アクリレート、シクロヘキシル(メタ)ア
クリレート、塩化ビニル、塩化ビニリデン、(メタ)アク
リル酸などが例示される。本発明で用いられるフッ素系
共重合体は化粧料用粉体に耐水性、撥水撥油性と好まし
い使用感を付与する。
【0037】フッ素系共重合体において、フッ素系(メ
タ)アクリレート含量は、5重量%以上、より好ましく
は10〜95重量%、特に好ましくは20〜90重量%
であってよい。共重合体において、非フッ素系モノマー
の割合が多いほど、化粧料に配合したときの使用感、す
なわち、「すべり感」、「さらさら感」などが良くなる
が、非フッ素系モノマーの割合が95重量%を越える
と、皮膜に十分な耐水性、撥水撥油性を付与することが
できない。
【0038】共重合体において、含ケイ素重合性化合物
(b)の量は、0〜50重量%、例えば0〜40重量
%、特に0〜30重量%、特別に1〜25重量%であ
る。共重合体において、含ケイ素重合性化合物(b)以
外の非フッ素系モノマー(c)の量は、0〜50重量
%、好ましくは0〜40重量%、特に0〜30重量%、
特に好ましくは1〜25重量%である。
【0039】重合体は、1種の単独のものであってよい
が、2種以上、例えば3種の重合体の混合物であってよ
い。重合体の混合物は、例えば、(I)(a)フッ素系
(メタ)アクリレートから誘導された繰り返し単位、
(b)含ケイ素重合性化合物から誘導された繰り返し単
位および(c)含ケイ素重合性化合物(b)以外の非フ
ッ素系モノマーから誘導された繰り返し単位を有する共
重合体、ならびに(II)(a)フッ素系(メタ)アク
リレートから誘導された繰り返し単位および(c)含ケ
イ素重合性化合物(b)以外の非フッ素系モノマーから
誘導された繰り返し単位を有する共重合体からなってい
てよい。この重合体の混合物において、共重合体(I)
および(II)のそれぞれは、2種以上の重合体の混合
物であってよい。
【0040】本発明において用いられるフッ素系共重合
体は、塊状重合、溶液重合、乳化重合で製造することが
可能である。塊状重合では、フッ素系(メタ)アクリレ
ートと非フッ素モノマーの混合物を窒素置換後、重合開
始剤を投入し、40〜80℃の範囲で数時間、撹拌して
重合させる方法が採用される。また、溶液重合の場合、
フッ素系(メタ)アクリレートと非フッ素モノマーの混
合物を、これらのモノマーが可溶である適当な有機溶剤
に溶解して同様に重合する。
【0041】ここで用いられる有機溶剤は、炭化水素
系、エステル系、ケトン系、アルコール系、シリコーン
系、フッ素系溶剤などである。乳化重合の場合、これら
のモノマーを適当な乳化剤を用いて水中に乳化した後、
同様に重合する。ある種のフッ素系(メタ)アクリレー
トと非フッ素系モノマーの組み合わせにおいては、水中
でフッ素系(メタ)アクリレートと非フッ素系モノマー
の相溶性が悪いために共重合性が悪くなる。この場合
は、グリコール類、アルコール類などの適当な補助溶剤
を添加して、両モノマーの相溶性を向上させる方法が採
用される。乳化重合で用いる乳化剤は疎水基が炭化水素
系、シリコーン系、フッ素系のいずれのものでも、ま
た、親水基のイオン性もノニオン性、アニオン性、カチ
オン性、両性のものいずれのものでも良い。
【0042】重合開始剤は各種アゾ系、過酸化物等が例
示される。重合の際には、必要に応じて、連鎖移動剤や
pH調整剤を加えてもよい。重合後に得られるフッ素系共
重合体の重量平均分子量は10,000から1,00
0,000であり、好ましくは20,000から30
0,000である。重合体の重量平均分子量は、ゲルパ
ーミエーションクロマトグラフィーにより測定したもの
である(ポリスチレン換算)。
【0043】本発明で処理される粉体は、化粧料で汎用
される粉体であれば特に限定されない。例えば、タル
ク、カオリン、セリサイト、マイカ、雲母チタン、酸化
チタン、酸化鉄、酸化マグネシウム、一酸化亜鉛、二酸
化亜鉛、重質もしくは軽質炭酸カルシウム、第2燐酸カ
ルシウム、水酸化アルミニウム、硫酸バリウム、シリ
カ、アルミナ、シリカゲル、カーボンブラック、酸化ア
ンチモン、ケイ酸アルミン酸マグネシウム、メタケイ酸
アルミン酸マグネシウム、合成雲母などの無機粉体。蛋
白質粉末、魚鱗箔、金属石鹸、タール色素、レーキなど
の有機粉末などが挙げられる。本発明において、「処
理」とは、表面処理剤(フッ素系化合物)を粉体に付着
することを意味する。
【0044】未処理粉体100重量部に対して、付着さ
れるフッ素化合物(フッ素系リン酸エステルおよびフッ
素系共重合体)の量は、0.1〜30重量部、例えば1
〜20重量部である。処理された後の粉体において、フ
ッ素系リン酸エステルとフッ素系共重合体の重量比は、
3:1〜1:3、例えば2:1〜1:2であってよい。
【0045】本発明の化粧料用粉体表面処理方法では、
フッ素系リン酸エステル、および、特定のフッ素系共
重合体をイソプロパノール、エタノール、イソプロピル
エーテル、イソパラフィンなどの非フッ素系溶剤で希釈
した溶液と未処理粉体を混合し、室温、あるいは、加熱
下で粉体が溶液で均一に濡れるまで撹拌する。このとき
の撹拌には、ヘンシェルミキサー、振動式ボールミル、
回転式ボールミル、スーパーミキサー、プラネタリーミ
キサーなどの撹拌装置が使用される。ラボスケールで撹
拌するときは、家庭用のジューサーミキサーを用いても
良い。
【0046】フッ素系リン酸エステルおよび特定のフッ
素系共重合体は、同時に表面処理しても良いし、まず、
フッ素系リン酸エステルを表面処理しフッ素系リン酸エ
ステルを優先的に粉体と反応させた後、フッ素系共重合
体を追加し、表面処理を完結しても良い。後者の方法で
は、フッ素系リン酸エステルを内側に、フッ素系共重合
体を外側に配向できる特徴を有する。
【0047】溶液中のフッ素化合物の固形分濃度は、特
に限定されないが、粉体混合時の撹拌の際に、粘度が高
くなりすぎないように調製する。撹拌後、真空状態、あ
るいは、加熱して有機溶剤を留去し、上記の撹拌装置で
処理粉体を均一に分散する。ラボスケールで撹拌すると
きは、家庭用のジューサーミキサー、あるいは、スピー
ドカッターを用いても良い。
【0048】本発明では、表面処理の際に必要ならば、
使用感を改質するための適当な薬剤を併用しても良い。
粉体の使用感を改質するための薬剤としては、メチルハ
イドロジェンポリシロキサン、ジメチルポリシロキサ
ン、レシチン、N−モノ長鎖アシル塩基性アミノ酸、シ
リコーン、キトサン、コラーゲン、ワックスなどが例示
される。
【0049】本発明の化粧料では、化粧料用撥水撥油性
粉体に加えて、通常、化粧料に汎用される原料を配合し
ても良い。例えば、ワセリン、ラノリン、セレシン、マ
イクロクリスタリンワックス、カルナウバロウ、キャン
デリラロウ、高級脂肪酸、高級アルコールなどの固形・
半固形油分。スクワラン、流動パラフィン、エステル
油、ジグリセライド、トリグリセライド、シリコーン油
などの流動油分。パーフルオロポリエーテル、パーフル
オロデカリン、パーフルオロオクタンなどのフッ素系油
剤。水溶性および油溶性ポリマー、界面活性剤、有機染
料等の色剤、エタノール、防腐剤、酸化防止剤、色素、
増粘剤、pH調整剤、香料、紫外線吸収剤、保湿剤、血
行促進剤、冷感剤、制汗剤、殺菌剤、皮膚賦活剤などが
使用される。
【0050】本発明の化粧料は通常の方法に従って製造
され、UVケア用の各種化粧料、例えば、ファンデーシ
ョン、おしろいなどの仕上化粧料;乳液、クリームなど
の基礎化粧料;頭髪化粧料に使用できる。
【0051】
【実施例】製造例1 還流冷却管、窒素導入管、温度計、撹拌装置を備えた四
つ口フラスコ中にCH 2=CHCOO(CH2)2(CF2CF
2)CF2CF3(以下、FAと省略、n=3、4、5の化
合物の重量比が5:3:1の混合物)20g、側鎖メルカ
プト変性シリコーン
【化45】 (mは10〜200、nは1〜10である。) (以下、Si−SHと省略、信越化学工業製KF−20
01) 10g、ブチルアクリレート(以下、BAと省略)
10g、トルエン 158gを入れ、80℃に加熱後、3
0分間窒素気流下で撹拌する。これにt-ブチルパーオキ
シピバレート(商品名パーブチルPV、日本油脂製)2gを
添加し、6時間重合した。反応液中の残存FAをガスク
ロマトグラフィーで分析することより、FAの重合率が
95%であることを確認した。得られた反応液の一部を
メタノールで沈殿、真空乾燥して、FA/Si−SH/
BA(=5/2.5/2.5wt.)共重合体を単離した。得ら
れたFA/Si−SH/BA共重合体の分子量をGPC
で測定すると、重量平均分子量は35,000(ポリスチ
レン換算)であった。
【0052】製造例2 製造例1のモノマーであるSi−SH 10gを、シリコ
ーンメタクリレート
【化46】 [式中、Meはメチル基である。] [以下、Si−MAと省略、商品名サイラプレーンFM-
0721(分子量6900)、チッソ製]10gに置き換え
る以外は全く同じ方法で重合、単離を行い、FA/Si
−MA/BA(=5/2.5/2.5wt.)共重合体を得た。
分子量をGPCで測定すると、重量平均分子量は78,
000(ポリスチレン換算)であった。
【0053】製造例3 製造例1の全モノマー40gを、FA 24g、CH
=CHCOOCHCHOH(以下、HEMAと省
略)16gに、重合溶媒であるトルエンをイソプロパノ
ールに置き換える以外は全く同じ方法で重合を行った。
そして、メタノールの代わりにn−ヘキサンで沈殿し、
その後、真空乾燥して、FA/HEMA(=6/4w
t.)共重合体を得た。分子量をGPCで測定すると、
重量平均分子量は28,000(ポリスチレン換算)で
あった。
【0054】実施例1 [CmF2m+1-CH2CH2-O]nPO(OH)3-n [式中、m=8 50重量%、m=10 30重量%、m=12 20重量
%、n=1 35mol%、n=2 60mol%、n=3 5mol%]のフッ素系
リン酸エステル1.6g、および、製造例1のFA共重合
体0.2g、製造例2のFA共重合体0.2g、製造例3のFA
共重合体0.4gを、イソプロパノール120gに60℃
で加熱溶解した。この溶液と表1の混合粉体40gをジ
ューサーミキサーにいれ30秒間攪拌した。粉体分散液
をアルミバットに流し込み、一昼夜、乾燥機(60℃)
中で乾燥させた。溶剤が乾燥後、さらに130℃で3時
間加熱した。
【0055】
【表1】
【0056】濾紙の上に表面処理した混合粉体を均一に
塗布し、水または所定の油を滴下することにより撥水撥
油性の評価をした。表2に示す表面張力の異なる8種類
の油を滴下して、1分後にしみこまない油の点数を撥油
性とした。
【0057】
【表2】 実施例1で調製したフッ素処理粉体は水をはじき、撥油
性は6点であった。
【0058】実施例2 実施例1のフッ素系リン酸エステル80gをイソプロパノ
ール4000gに60℃で加熱溶解した。この溶液と微粒子
酸化チタン1000gと微粒子酸化亜鉛1000gを密閉式のヘ
ンシェルミキサーに入れ1時間攪拌した。製造例1のF
A共重合体50g、製造例2のFA共重合体50g、製造例3
のFA共重合体100gをイソプロパノール1000gに60
℃で加熱溶解し、この溶液を先のフッ素系リン酸エステ
ルを表面処理したヘンシェルミキサーに入れ、さらに1
時間攪拌した。 実施例1と同じ方法で撥水撥油性を評
価した。実施例1で調製したフッ素処理粉体は水をはじ
き、撥油性は5点であった。
【0059】実施例3、比較例1 以下の実施例および比較例で得られた化粧料の性能は次
のように評価した。化粧持ち、使用感(のび、つき)を
次の基準で評価した。 ◎:非常に良い ○:良い △:普通 ×:悪い ××:非常に悪い 評価は官能評価の専門パネラー5名が行い、その平均を
結果とした。 実施例1の混合粉体を実施例3で用い、実
施例1においてフッ素系リン酸エステルのみ(FA共重合
体なし)で表面処理したものを比較例1で用いた。
【0060】製法:成分(1)〜(4)をアトマイザーで混合
粉砕し、これをヘンシェルミキサーに移して、成分
(5)、(6)を加え、均一に混合した。これを金型に入れ、
プレス成型して、パウダリーファンデーションとした。
【0061】
【表3】
【0062】実施例4、比較例2 実施例2の混合粉体を実施例4で用い、実施例2において
フッ素系リン酸エステルのみ(FA共重合体なし)で表面
処理したものを比較例2で用いた。サンスクリーンロー
ションを調製し、耐水性(FDA法)、SPF(JCI
A法、塗布量2mg/cm)の測定を行った。また、
使用感を次の基準で評価した。 ◎:非常に良い ○:良い △:普通 ×:悪い ××:非常に悪い 評価は官能評価の専門パネラー5名が行い、その平均を
結果とした。
【0063】製法:成分(1)に成分(2)、(3)を添加しサ
ンドミルで分散させる。成分(4)〜(9)を撹拌しながら添
加してホモミキサーで乳化し、目的のサンスクリーンロ
ーションを得た。
【0064】
【表4】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) C09C 3/12 C09C 3/12 Fターム(参考) 4C083 AB232 AB242 AB432 AC102 AC122 AC342 AC901 AC902 AD072 AD151 AD152 AD162 AD172 BB25 CC12 CC19 DD17 EE06 EE11 EE17 4J037 AA11 AA15 AA22 AA26 AA29 CB22 CC16 CC28 EE02 EE43 FF15

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一般式(1): [Rf-A-O]nPO(OH)3-n (1) [式中、Rfは炭素数6〜16のポリフルオロアルキル
    基もしくはパーフルオロポリエーテル基、Aは炭素数1
    〜4のアルキレン基、 【化1】 (但し、Rは炭素数1〜4のアルキル基、Rは炭素
    数1〜4のアルキレン基である)、もしくは、 【化2】 であり、nは1〜3の数を示す。]で示されるフッ素系
    リン酸エステルと、(a)フッ素系(メタ)アクリレー
    トから誘導された繰り返し単位5〜95重量%および
    (b)含ケイ素重合性化合物から誘導された繰り返し単
    位0〜50重量%、および/または、(c)含ケイ素重
    合性化合物(b)以外の非フッ素系モノマーから誘導さ
    れた繰り返し単位0〜50重量%を有するフッ素系共重
    合体を有機溶媒に溶解した溶液で化粧料用粉体を処理す
    ることを特徴とする化粧料用粉体の表面処理方法。
  2. 【請求項2】 フッ素系(メタ)アクリレートが、一般式
    (I−1): 【化3】 [式中、Rfは炭素数6〜16のポリフルオロアルキル
    基もしくはパーフルオロポリエーテル基であり、Aは炭
    素数1〜4のアルキレン基、 【化4】 (但し、Rは炭素数1〜4のアルキル基、Rは炭素
    数1〜4のアルキレン基である)、もしくは、 【化5】 であり、Xは、水素原子またはメチル基である。]で示
    される化合物、または一般式(I−2): 【化6】 [式中、Rfは炭素数6〜16のポリフルオロアルキル
    基もしくはパーフルオロポリエーテル基、Aは炭素数
    1〜4のアルキレン基、 【化7】 (但し、Rは炭素数1〜4のアルキル基、Rは炭素
    数1〜4のアルキレン基である)、もしくは、 【化8】 であり、X11は、水素原子またはメチル基であり、Y
    11は水素原子またはメチル基であり、mは5〜100
    である。]で示されるフッ素系(メタ)アクリレートマ
    クロモノマーである請求項1に記載の化粧料用粉体の表
    面処理方法。
  3. 【請求項3】 含ケイ素重合性化合物が、一般式(II
    −1)または(II−2): 【化9】 または 【化10】 [式中、Rは、場合によりエーテル結合1個または2
    個で遮断されている直鎖状または分岐鎖状の炭素鎖を有
    する炭素数1〜10の2価の飽和炭化水素基であり、l
    は10〜20であり、mは10〜200であり、nは
    0.1〜10である。]で示されるメルカプト変性シリ
    コーン、一般式(III−1): 【化11】 [式中、Meは、メチル基であり、Rは、メチル基ま
    たは水素原子であり、R は、場合によりエーテル結合
    1個又は2個で遮断されている、直鎖状又は分岐鎖状の
    炭素鎖を有する炭素原子1〜10個の2価の飽和炭化水
    素基であり、Rは炭素数1〜4のアルキル基であり、
    mは、3〜300である。]で示されるシリコーンマク
    ロモノマー、一般式(IV−1): 【化12】 [式中、xは10〜200であり、nは1〜20であ
    る。]で示されるアゾ基含有シリコーン、および一般式
    (V−1)または(V−2): 【化13】 または CH=CHSi(OR) (V−2) [式中、Rは、メチル基または水素原子であり、R
    は、場合によりエーテル結合1個または2個で遮断され
    ている、直鎖状または分岐鎖状の炭素鎖を有する炭素原
    子1〜10個の2価の飽和炭化水素基であり、Rは炭
    素数1〜4のアルキル基である。]で示される重合性シ
    ランからなる群から選択された少なくとも1種である請
    求項1に記載の化粧料用粉体の表面処理方法。
  4. 【請求項4】 非フッ素系モノマーが、一般式(VI−
    1): CH=CR10COO−(R11−O)−R12 (VI−1) [式中、R10およびR12は水素またはメチル基、R
    11は炭素数2〜6のアルキレン基、nは1〜50の整
    数を表す。]で示されるポリアルキレングリコール(メ
    タ)アクリレート、一般式(VII−1): 【化14】 [式中、Xは水素原子またはメチル基であり、nは1
    〜22である。]で示されるアルキル(メタ)アクリレー
    ト、および一般式(VIII−1): 【化15】 [式中、X21およびY21のそれぞれは水素原子また
    はメチル基であり、nは1〜22であり、mは5〜10
    0である。]で示されるアルキル(メタ)アクリレートマ
    クロモノマーからなる群から選択される少なくとも1種
    である請求項1に記載の化粧料用粉体の表面処理方法。
  5. 【請求項5】 請求項1〜4のいずれかに記載の処理方
    法で処理して製造した化粧料用粉体。
  6. 【請求項6】 請求項5に記載の化粧料用粉体を配合し
    た化粧料。
  7. 【請求項7】 一般式(1): [Rf-A-O]nPO(OH)3-n (1) [式中、Rfは炭素数6〜16のポリフルオロアルキル
    基もしくはパーフルオロポリエーテル基、Aは炭素数1
    〜4のアルキレン基、 【化16】 (但し、Rは炭素数1〜4のアルキル基、Rは炭素
    数1〜4のアルキレン基である)、もしくは、 【化17】 であり、nは1〜3の数を示す。]で示されるフッ素系
    リン酸エステルと、(a)フッ素系(メタ)アクリレー
    トから誘導された繰り返し単位5〜95重量%および
    (b)含ケイ素重合性化合物から誘導された繰り返し単
    位0〜50重量%、および/または、(c)含ケイ素重
    合性化合物(b)以外の非フッ素系モノマーから誘導さ
    れた繰り返し単位0〜50重量%を有するフッ素系共重
    合体を有機溶剤中に混合溶解することを特徴とする表面
    処理剤。
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WO2015141762A1 (ja) * 2014-03-20 2015-09-24 富士フイルム株式会社 顔料分散液、白色加飾材、白色加飾材形成用の転写材料、白色加飾材付き基材、タッチパネル及び情報表示装置
WO2022004654A1 (ja) * 2020-06-30 2022-01-06 Agcセイミケミカル株式会社 熱可塑性樹脂組成物、成形物、および成形物の製造方法

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