JP2003072819A - 密閉容器 - Google Patents

密閉容器

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JP2003072819A
JP2003072819A JP2001263942A JP2001263942A JP2003072819A JP 2003072819 A JP2003072819 A JP 2003072819A JP 2001263942 A JP2001263942 A JP 2001263942A JP 2001263942 A JP2001263942 A JP 2001263942A JP 2003072819 A JP2003072819 A JP 2003072819A
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JP
Japan
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lid
container
container body
bulging portion
state
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Application number
JP2001263942A
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English (en)
Inventor
Takaaki Kishida
貴明 岸田
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EBISU KK
EBISU Co Ltd
Original Assignee
EBISU KK
EBISU Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 容器本体1及び蓋2の外縁外周に設けた屈曲
嵌合縁部1a、2aを嵌合させて容器内を密閉する構造
の密閉容器において、容器内の余分な空気を抜くことに
より、容器本体1と蓋2との密封性を高める。 【解決手段】 蓋2の中央部にドーム型に膨らむ膨出部
2bを形成し、この蓋2の膨出部2bが、容器本体1側
に押圧することにより反転状態になって凹み、押圧力を
解除すると、復元力によって元に戻るようにして、容器
内を減圧して、容器本体及び蓋の密閉性を高めた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、食品保存用の容
器として使用される密閉容器、特に、容器本体及び蓋の
外縁外周に設けた屈曲嵌合縁部を嵌合させて容器内を密
閉する構造の密閉容器に関するものである。
【0002】
【従来の技術とその課題】従来、この種の密閉容器で
は、容器本体及び蓋の外縁外周に設けた屈曲嵌合縁部の
嵌合状態が悪いと、良好な密閉性が得られず、食品保存
に悪影響を及ぼし、容器内に水分の多い食品を収容した
場合には、汁漏れが生じるという問題があった。
【0003】そこで、この発明は、容器本体と蓋との密
封性が高く、しかも容器内の余分な空気が排除され、食
品保存効果の高い密閉容器を提供しようとするものであ
る。
【0004】
【課題を解決するための手段】この発明は、容器本体及
び蓋の外縁外周に設けた屈曲嵌合縁部を嵌合させて容器
内を密閉する構造の密閉容器において、蓋の中央部にド
ーム型に膨らむ膨出部を形成し、この蓋の膨出部が、容
器本体側に押圧することにより反転状態に凹み、押圧力
を解除すると、復元力により、容器内の圧力に抗して反
転状態が元に戻るようにしたものである。
【0005】上記構造の密閉容器では、容器本体に蓋を
被せた後、ドーム型の膨出部を押圧して反転状態に変形
させると、容器内の空気が抜けて、反転した蓋の膨出部
の分だけ容器内の容積が減少する。
【0006】そして、ドーム型の膨出部の押圧を解除す
ると、ドーム型の膨出部の復元力により、反転した膨出
部が元に戻り、容器内の容積が元に戻るので、膨出部を
押圧して反転状態に変形させて容器内の空気を抜いた分
だけ、容器内が減圧される。
【0007】容器内が減圧状態になると、蓋が容器本体
側に引っ張られるため、容器本体及び蓋の外縁外周に設
けた屈曲嵌合縁部の嵌合状態が強くなり、密閉性が高ま
る。
【0008】また、蓋の膨出部を押圧して反転状態に変
形させることにより、容器内の空気が抜かれるので、食
品の酸化による変質が防止することができ、長期間の保
存が可能となる。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、この発明の密閉容器の一実
施形態を添付図面に基づいて説明する。この発明の密閉
容器は、容器本体1と蓋2とからなり、容器本体1及び
蓋2の外縁外周には、互いに嵌合する下向き溝型の屈曲
嵌合縁部1a、2aが形成されている。容器本体1と蓋
2の平面形状は、円形を例示しているが、四角形でも多
角形でもよい。
【0010】上記蓋2の中央部には、ドーム型に膨らむ
膨出部2bが形成されている。この蓋2の膨出部2b
は、図2に示すように、容器本体1に蓋2を被せて、両
手の親指で、容器本体1側に押圧すると、図1(a)の
状態から、図1(b)に示すように、反転状態に凹み、
押圧力を解除すると、容器内の圧力に抗して、反転状態
が元に戻る復元力を備えている。
【0011】したがって、ドーム型の膨出部2bを、図
1(a)に示す状態から、図1(b)に示す状態に反転
させると、反転した蓋2の膨出部2bの分だけ容器内の
空気が抜けて、容器内の容積が減少する。
【0012】そして、ドーム型の膨出部2bの押圧を解
除すると、ドーム型の膨出部2bの復元力により、図1
(b)に示す反転した膨出部2bが、図1(a)に示す
ように元に戻り、容器内の容積が元に戻るので、膨出部
2bを押圧して反転状態に変形させて容器内の空気を抜
いた分だけ、容器内が減圧される。
【0013】容器内が減圧状態になると、蓋2が容器本
体1側に引っ張られるため、容器本体1及び蓋2の外縁
外周に設けた屈曲嵌合縁部1a、2aの嵌合状態が強く
なり、密閉性が高まる。
【0014】また、蓋の膨出部2bを押圧して反転状態
に変形させることにより、容器内の空気が抜かれるの
で、食品の酸化による変質が防止することができ、長期
間の保存が可能となる。
【0015】上記蓋2には、外周に指掛け部2cが形成
されている。また、容器本体1の底面の中央部は、電子
レンジ等で容器本体1内に収容された食品を加熱する際
に、均一に熱が加わるように凹所1bを形成している。
【0016】この発明の密閉容器を形成する材質として
は、容器本体1と蓋2の屈曲嵌合縁部1a、2aの密閉
性を得るために、適度な硬度と弾力性を有し、しかも蓋
2の膨出部2bの復元力が得られる樹脂を使用する。こ
のような樹脂としては、たとえば、ポリプロピレンがあ
る。蓋2の膨出部2bに適度な復元力を与えるポリプロ
ピレンの肉厚は、0.6〜0.9mm程度である。蓋2
の肉厚が、薄いと、復元力が弱くなり、減圧時の容器内
の圧力により、膨出部2bが復元しない。反対に、厚す
ぎると、容器本体1と蓋2の屈曲嵌合縁部1a、2aの
嵌合に支障が生じると共に、蓋2の膨出部2bを押圧し
ても、膨出部2bが反転しない。
【0017】蓋2の膨出部2bの形状は、極端に盛り上
げた形状にすることは好ましくない。蓋2の膨出部2b
の形状を極端に盛り上げると、反転させても、元通りに
復元しなくなる場合がある。
【0018】
【発明の効果】この発明に係る密閉容器は、蓋をして、
蓋中央部のドーム型の膨出部を押して反転させ、その
後、押圧を解除して、ドーム型の膨出部を復元させるこ
とにより、容器内の空気を抜いて容器内を減圧状態に保
つことができるので、蓋が容器本体に吸引された状態に
なり、屈曲嵌合縁部の密閉性が非常に高い。
【0019】また、容器内の余分な空気が排出されるた
め、容器内の食品の酸化による変質が防止され、長期間
の保存が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)は蓋の膨出部が復元した状態を示すこの
発明に係る密閉容器の断面図、(b)は蓋の膨出部が反
転して凹んだ状態を示す断面図である。
【図2】この発明に係る容器本体の蓋を押圧して凹ませ
る状態を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 容器本体 2 蓋 1a、2a 屈曲嵌合縁部 1b 凹所 2b 膨出部 2c 指掛け部

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 容器本体及び蓋の外縁外周に設けた屈曲
    嵌合縁部を嵌合させて容器内を密閉する構造の密閉容器
    において、蓋の中央部にドーム型に膨らむ膨出部を形成
    し、この蓋の膨出部が、容器本体側に押圧されることに
    より反転状態に凹み、押圧力を解除すると、容器内の圧
    力に抗して反転状態が元に戻る復元力を備えることを特
    徴とする密閉容器。
  2. 【請求項2】 容器本体及び蓋の材質が、ポリプロピレ
    ンである請求項1記載の密閉容器。
JP2001263942A 2001-08-31 2001-08-31 密閉容器 Pending JP2003072819A (ja)

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