JP2003072790A - 液圧機器のためのシッピングプラグ及びそれを備えた液圧機器 - Google Patents
液圧機器のためのシッピングプラグ及びそれを備えた液圧機器Info
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- JP2003072790A JP2003072790A JP2001259809A JP2001259809A JP2003072790A JP 2003072790 A JP2003072790 A JP 2003072790A JP 2001259809 A JP2001259809 A JP 2001259809A JP 2001259809 A JP2001259809 A JP 2001259809A JP 2003072790 A JP2003072790 A JP 2003072790A
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- Japan
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- port
- shipping plug
- plug
- flange
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- Details Of Reciprocating Pumps (AREA)
- Closures For Containers (AREA)
- Valve Housings (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】素手でプラグを外す場合に容易で、特に塗装後
のプラグを外すためには、へらなどの工具を使用する必
要がない、液圧機器のためのシッピングプラグを提供す
る。 【解決手段】シッピングプラグ1の筒状部材1Tをフラ
ンジポート1Pに挿入し、棒状体1Bの端面を押し込む
と、鍔1Fがポート端面PHに当接し、さらに棒状体1
Bを押し込むことにより、筒状部材1Tの内側に構成し
た弾力性を有する円錐膜1Cが反鍔方向に反転する。こ
れにより、筒状部材1Tがフランジポート1Pに強く押
しつけられ、高いシール性が確保される。
のプラグを外すためには、へらなどの工具を使用する必
要がない、液圧機器のためのシッピングプラグを提供す
る。 【解決手段】シッピングプラグ1の筒状部材1Tをフラ
ンジポート1Pに挿入し、棒状体1Bの端面を押し込む
と、鍔1Fがポート端面PHに当接し、さらに棒状体1
Bを押し込むことにより、筒状部材1Tの内側に構成し
た弾力性を有する円錐膜1Cが反鍔方向に反転する。こ
れにより、筒状部材1Tがフランジポート1Pに強く押
しつけられ、高いシール性が確保される。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、油圧ポンプ等の液
圧機器を運搬する際あるいは完成品の油圧ポンプを塗装
する際に、これら液圧機器のポート内へのダスト等の侵
入及びポートからの内部の液体の漏れを防止するために
当該液圧機器のポートを閉塞するためのシッピングプラ
グに関する。
圧機器を運搬する際あるいは完成品の油圧ポンプを塗装
する際に、これら液圧機器のポート内へのダスト等の侵
入及びポートからの内部の液体の漏れを防止するために
当該液圧機器のポートを閉塞するためのシッピングプラ
グに関する。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種のシッピングプラグとし
て、図9または図10に示されるものが使用されてい
る。まず図9に示すシッピングプラグSは、プラグ本体
SBの上部に鍔SFを形成し、ポートSPに差し込む方
式のものである。この差し込み部であるプラグ本体SB
は、ポートSPの径より大きく形成され、プラグ本体S
Bを強く差し込むことによって鍔SFをポート端面PH
に接触させて、ポートSPを閉塞する。また、図10に
示した従来のシッピングプラグTは、プラグ本体TBの
上部外周に弾力性ある突部TKを設け、この突部TKの
上端外周に鍔TFを形成するとともに、この鍔TFを外
周に向かうにしたがってポートTP側へ傾斜するように
形成している。このことにより、鍔TFとポート端面P
Hとの対向部間における空間HGと、突部TKとシール
溝PMとの対向部間における背面空間PGが形成され
る。プラグ本体TBを強く差し込むことによってこの両
空間HG、PG内の空気を押し出して吸盤作用を起こ
し、鍔TF及び突部TKをそれぞれポート端面PH及び
シール溝PMに吸着させて、ポートTPを塞ぐようにし
ている。
て、図9または図10に示されるものが使用されてい
る。まず図9に示すシッピングプラグSは、プラグ本体
SBの上部に鍔SFを形成し、ポートSPに差し込む方
式のものである。この差し込み部であるプラグ本体SB
は、ポートSPの径より大きく形成され、プラグ本体S
Bを強く差し込むことによって鍔SFをポート端面PH
に接触させて、ポートSPを閉塞する。また、図10に
示した従来のシッピングプラグTは、プラグ本体TBの
上部外周に弾力性ある突部TKを設け、この突部TKの
上端外周に鍔TFを形成するとともに、この鍔TFを外
周に向かうにしたがってポートTP側へ傾斜するように
形成している。このことにより、鍔TFとポート端面P
Hとの対向部間における空間HGと、突部TKとシール
溝PMとの対向部間における背面空間PGが形成され
る。プラグ本体TBを強く差し込むことによってこの両
空間HG、PG内の空気を押し出して吸盤作用を起こ
し、鍔TF及び突部TKをそれぞれポート端面PH及び
シール溝PMに吸着させて、ポートTPを塞ぐようにし
ている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来のシッピングプラ
グは上記のように構成されているが、シッピングプラグ
Sの場合は、プラグ本体SBがポートSPに差し込ま
れ、鍔SFがポート端面PHに接触しているだけなの
で、鍔SFのポート端面PHに対するシール性が弱く、
液圧機器の残液がポートSP内からにじみ出たり、外部
からポートSP内に異物が侵入したり、塗装時の塗料が
侵入するという問題があった。また、シッピングプラグ
Tの場合は、鍔TF及び突部TKのポート端面PH及び
シール溝PMに対する吸着力が強いため、素手でプラグ
を外す場合に苦痛をともない、特に塗装後のプラグを外
すためには、へらなどの工具を使用する必要があり、そ
の場合にポート端面PHを傷つけるなどの問題があっ
た。本発明は、このような事情に鑑みてなされたもので
あって、シール性を高め、かつ工具を使わず素手でプラ
グを外しても苦痛をともなわないシッピングプラグを提
供することを目的とする。
グは上記のように構成されているが、シッピングプラグ
Sの場合は、プラグ本体SBがポートSPに差し込ま
れ、鍔SFがポート端面PHに接触しているだけなの
で、鍔SFのポート端面PHに対するシール性が弱く、
液圧機器の残液がポートSP内からにじみ出たり、外部
からポートSP内に異物が侵入したり、塗装時の塗料が
侵入するという問題があった。また、シッピングプラグ
Tの場合は、鍔TF及び突部TKのポート端面PH及び
シール溝PMに対する吸着力が強いため、素手でプラグ
を外す場合に苦痛をともない、特に塗装後のプラグを外
すためには、へらなどの工具を使用する必要があり、そ
の場合にポート端面PHを傷つけるなどの問題があっ
た。本発明は、このような事情に鑑みてなされたもので
あって、シール性を高め、かつ工具を使わず素手でプラ
グを外しても苦痛をともなわないシッピングプラグを提
供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記の目的を
達成するために、ポートの内周に接する筒状部と、この
筒状部の一端外周に筒状部の軸芯に直角に延設された鍔
と、前記筒状部の内側に一端が連結されるとともに筒状
部の軸芯方向に変形する円錐膜と、この円錐膜の他端側
に連結され、その先端が前記鍔より突出した棒状体とを
一体的に弾性体で構成した。
達成するために、ポートの内周に接する筒状部と、この
筒状部の一端外周に筒状部の軸芯に直角に延設された鍔
と、前記筒状部の内側に一端が連結されるとともに筒状
部の軸芯方向に変形する円錐膜と、この円錐膜の他端側
に連結され、その先端が前記鍔より突出した棒状体とを
一体的に弾性体で構成した。
【0005】このように構成したので、ポートにシッピ
ングプラグを使用状態に取り付けるとき、円錐膜の中央
部に設けた一端が鍔より突出した棒状体を、鍔がポート
端面に当たるまで押し込み、さらに円錐膜が反転するま
で押し込むことによって鍔をポート端面に強く押し付
け、鍔とポート端面との接触力を大きくするとともにポ
ート内周にシッピングプラグの筒部を強く押し付けてポ
ート内周とシッピングプラグの筒部接触力をも強めて、
高いシール性を保持し、液圧機器内の残留液がポートか
らにじみ出たり、また、外部からポート内に異物が侵入
したり、塗装時の塗料が侵入することを防ぐ。また、シ
ッピングプラグをポートから外す場合も、鍔より突出し
た棒状体をポートの外側へ引くことにより反転している
円錐膜の形状を元に復帰し、へらなどの工具を使わずに
素手で容易にシッピングプラグを外すことを可能にす
る。
ングプラグを使用状態に取り付けるとき、円錐膜の中央
部に設けた一端が鍔より突出した棒状体を、鍔がポート
端面に当たるまで押し込み、さらに円錐膜が反転するま
で押し込むことによって鍔をポート端面に強く押し付
け、鍔とポート端面との接触力を大きくするとともにポ
ート内周にシッピングプラグの筒部を強く押し付けてポ
ート内周とシッピングプラグの筒部接触力をも強めて、
高いシール性を保持し、液圧機器内の残留液がポートか
らにじみ出たり、また、外部からポート内に異物が侵入
したり、塗装時の塗料が侵入することを防ぐ。また、シ
ッピングプラグをポートから外す場合も、鍔より突出し
た棒状体をポートの外側へ引くことにより反転している
円錐膜の形状を元に復帰し、へらなどの工具を使わずに
素手で容易にシッピングプラグを外すことを可能にす
る。
【0006】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施例を図1か
ら図3にしたがって説明する。図1は、装着前のシッピ
ングプラグ縦断面構造図を示しており、図2はシッピン
グプラグの鍔をポート端面に当接した装着途中の断面構
造図を示している。また図3はシッピングプラグをポー
トに装着した状態の断面構造図を示している。
ら図3にしたがって説明する。図1は、装着前のシッピ
ングプラグ縦断面構造図を示しており、図2はシッピン
グプラグの鍔をポート端面に当接した装着途中の断面構
造図を示している。また図3はシッピングプラグをポー
トに装着した状態の断面構造図を示している。
【0007】図1において、1はゴム等弾力性を有する
材料で一体的に形成したシッピングプラグである。1P
は液圧機器のフランジポートに使用されるネジ部を有さ
ないフランジポートである(図2)。1Tはフランジポ
ート1Pに内接するシッピングプラグ1の筒状部材であ
り、1Fは筒状部材1Tの一端外周にあって筒状部材1
Tの軸心に直角な方向に設けた鍔である。1Cは筒状部
材1Tの内側に大径部1Dを有し、鍔1Fの方向に小径
部1Sが向くよう形成した円錐膜である。1Bは前記円
錐膜1Cの小径部1Sに設けた一端を鍔1Fより突出し
た棒状体である。
材料で一体的に形成したシッピングプラグである。1P
は液圧機器のフランジポートに使用されるネジ部を有さ
ないフランジポートである(図2)。1Tはフランジポ
ート1Pに内接するシッピングプラグ1の筒状部材であ
り、1Fは筒状部材1Tの一端外周にあって筒状部材1
Tの軸心に直角な方向に設けた鍔である。1Cは筒状部
材1Tの内側に大径部1Dを有し、鍔1Fの方向に小径
部1Sが向くよう形成した円錐膜である。1Bは前記円
錐膜1Cの小径部1Sに設けた一端を鍔1Fより突出し
た棒状体である。
【0008】いま、シッピングプラグ1の筒状部材1T
をフランジポート1Pに挿入し、図2のように鍔1Fが
ポート端面PHに当接するまで棒状体1Bの端面を押し
込む。鍔1Fがポート端面PHに当接した後、さらに棒
状体1Bを押し込むことによって、シッピングプラグ1
は鍔1Fによってそれ以上奥へ進むことなく、鍔1Fの
ポート端面PHに対する面圧を上げながら、筒状部材1
Tの内側に構成した弾力性を有する円錐膜1Cは小径部
1Sを大径部1D方向に変形する。この変形とともにシ
ッピングプラグ1の筒状部材1Tはフランジポート1P
に強く押しつけられ、小径部1Sが大径部1Dを通過す
るときに最大の押し付け力を生じる。さらに棒状体1B
を押し込むと前記円錐膜1Cは図3に示すように反鍔方
向に反転し、筒状部材1Tから円錐膜1Cに作用する反
力が円錐膜1Cの形状を反転させた状態に維持する。こ
うして、シッピングプラグ1の鍔1Fとポート端面PH
及びフランジポート1Pと筒状部材1Tとの間に大きな
接触力を生じ、高いシール性を確保する。
をフランジポート1Pに挿入し、図2のように鍔1Fが
ポート端面PHに当接するまで棒状体1Bの端面を押し
込む。鍔1Fがポート端面PHに当接した後、さらに棒
状体1Bを押し込むことによって、シッピングプラグ1
は鍔1Fによってそれ以上奥へ進むことなく、鍔1Fの
ポート端面PHに対する面圧を上げながら、筒状部材1
Tの内側に構成した弾力性を有する円錐膜1Cは小径部
1Sを大径部1D方向に変形する。この変形とともにシ
ッピングプラグ1の筒状部材1Tはフランジポート1P
に強く押しつけられ、小径部1Sが大径部1Dを通過す
るときに最大の押し付け力を生じる。さらに棒状体1B
を押し込むと前記円錐膜1Cは図3に示すように反鍔方
向に反転し、筒状部材1Tから円錐膜1Cに作用する反
力が円錐膜1Cの形状を反転させた状態に維持する。こ
うして、シッピングプラグ1の鍔1Fとポート端面PH
及びフランジポート1Pと筒状部材1Tとの間に大きな
接触力を生じ、高いシール性を確保する。
【0009】また、前記棒状体1Bの外端をフランジポ
ート1Pの外方へ引っ張ると、棒状体1Bの先端と一体
の円錐膜1Cの小径部1Sがフランジポート1Pの外方
へ引っ張られ、反転していた円錐膜1Cは挿入時の形状
に戻り、シッピングプラグ1の筒状部材1Tのフランジ
ポート1Pへの押し付け力もちいさくなって素手でもス
ムーズに引抜くことができる。
ート1Pの外方へ引っ張ると、棒状体1Bの先端と一体
の円錐膜1Cの小径部1Sがフランジポート1Pの外方
へ引っ張られ、反転していた円錐膜1Cは挿入時の形状
に戻り、シッピングプラグ1の筒状部材1Tのフランジ
ポート1Pへの押し付け力もちいさくなって素手でもス
ムーズに引抜くことができる。
【0010】次に、液圧機器のネジポートに対応する本
発明の変形例について図4から図6により説明する。図
4において、2はゴム等弾力性を有する材料で一体的に
形成したシッピングプラグである。2Tはシッピングプ
ラグ2の筒状部材であり、2Fは筒状部材2Tの一端外
周にあって筒状部材2Tの軸心に直角な方向に設けた鍔
である。2Cは筒状部材2Tの内側に大径部2Dを有
し、鍔2Fの方向に小径部2Sが向くよう形成した円錐
膜である。2Bは前記円錐膜2Cの小径部2Sに設けた
一端を鍔2Fより突出した棒状体である。ところで、ネ
ジポートの場合、シッピングプラグ2の筒部材2Tはネ
ジの内径に接するため、図5に示すようにネジの谷NK
と筒状部材2Tとで形成される略三角形の空間38がポ
ートの奥から端面まで螺旋状に連通する。したがって本
変形例では、筒状部材2Tの大径部2D位置の外側に図
4に示すようなネジの谷に内接するネジ状の凸部2Kを
1ピッチ分だけネジ状に設けている。
発明の変形例について図4から図6により説明する。図
4において、2はゴム等弾力性を有する材料で一体的に
形成したシッピングプラグである。2Tはシッピングプ
ラグ2の筒状部材であり、2Fは筒状部材2Tの一端外
周にあって筒状部材2Tの軸心に直角な方向に設けた鍔
である。2Cは筒状部材2Tの内側に大径部2Dを有
し、鍔2Fの方向に小径部2Sが向くよう形成した円錐
膜である。2Bは前記円錐膜2Cの小径部2Sに設けた
一端を鍔2Fより突出した棒状体である。ところで、ネ
ジポートの場合、シッピングプラグ2の筒部材2Tはネ
ジの内径に接するため、図5に示すようにネジの谷NK
と筒状部材2Tとで形成される略三角形の空間38がポ
ートの奥から端面まで螺旋状に連通する。したがって本
変形例では、筒状部材2Tの大径部2D位置の外側に図
4に示すようなネジの谷に内接するネジ状の凸部2Kを
1ピッチ分だけネジ状に設けている。
【0011】図6は、このように構成したシッピングプ
ラグ2をネジポートNPに使用状態に取付けたものであ
る。棒状体2Bを押し込んで円錐膜2Cを反鍔方向に反
転させることによってネジ状の凸部2Kをネジの谷NK
に強く押しつけ、同時に鍔2Fをポート端面PHに強く
押しつける。こうしてネジポートNPの奥から端面まで
連通する螺旋状空間38をネジ状の凸部2Kによって遮
蔽するとともにポート端面PHを鍔2Fによってシール
し、液圧機器内の残留液がネジポートNPからにじみ出
たり、外部からネジポートNP内に異物が侵入したり、
塗装時の塗料が侵入することを防ぐ。また、ネジポート
NPから外す場合も、鍔2Fより突出した棒状体2Bを
ネジポートNPの外側へ引くことにより反転している円
錐膜2Cの形状を元に復帰し、へらなどの工具を使わず
に素手で容易にシッピングプラグ2を外すことを可能に
する。
ラグ2をネジポートNPに使用状態に取付けたものであ
る。棒状体2Bを押し込んで円錐膜2Cを反鍔方向に反
転させることによってネジ状の凸部2Kをネジの谷NK
に強く押しつけ、同時に鍔2Fをポート端面PHに強く
押しつける。こうしてネジポートNPの奥から端面まで
連通する螺旋状空間38をネジ状の凸部2Kによって遮
蔽するとともにポート端面PHを鍔2Fによってシール
し、液圧機器内の残留液がネジポートNPからにじみ出
たり、外部からネジポートNP内に異物が侵入したり、
塗装時の塗料が侵入することを防ぐ。また、ネジポート
NPから外す場合も、鍔2Fより突出した棒状体2Bを
ネジポートNPの外側へ引くことにより反転している円
錐膜2Cの形状を元に復帰し、へらなどの工具を使わず
に素手で容易にシッピングプラグ2を外すことを可能に
する。
【0012】図7及び図8は液圧機器の一例として歯車
ポンプGPのフランジポート1P及びネジポートNPに
本考案のシッピングプラグ1及び2を装着した場合のポ
ート部断面構造図である。
ポンプGPのフランジポート1P及びネジポートNPに
本考案のシッピングプラグ1及び2を装着した場合のポ
ート部断面構造図である。
【0013】
【発明の効果】以上に詳述した本発明によれば、液圧装
置のポートにシッピングプラグを実用状態に装着するこ
とにより、シッピングプラグの円錐膜を反転させる力の
分だけポート端面とポートの筒部の接触力を高め、ネジ
の螺旋状空間をも遮蔽して液圧機器内の残液がポートか
ら漏れるの防止し、また、ポート内への異物や塗装時の
塗料の侵入を防ぐ。更に、鍔より突出した棒状部材を引
くことにより工具を使わず、素手でシッピングプラグを
取り外すことができる。
置のポートにシッピングプラグを実用状態に装着するこ
とにより、シッピングプラグの円錐膜を反転させる力の
分だけポート端面とポートの筒部の接触力を高め、ネジ
の螺旋状空間をも遮蔽して液圧機器内の残液がポートか
ら漏れるの防止し、また、ポート内への異物や塗装時の
塗料の侵入を防ぐ。更に、鍔より突出した棒状部材を引
くことにより工具を使わず、素手でシッピングプラグを
取り外すことができる。
【図1】本発明シッピングプラグの装着前縦断面構造図
である。
である。
【図2】本発明シッピングプラグの鍔をポート端面に当
接した装着途中の断面構造図である。
接した装着途中の断面構造図である。
【図3】本発明シッピングプラグをポートに実用装着し
た状態の断面構造図である。
た状態の断面構造図である。
【図4】変形例シッピングプラグの装着前縦断面構造図
である。
である。
【図5】ネジポートのネジの谷とシッピングプラグとで
形成されるネジ状空間図
形成されるネジ状空間図
【図6】変形例シッピングプラグをポートに実用装着し
た状態の断面構造図である。
た状態の断面構造図である。
【図7】本発明シッピングプラグを液圧装置のフランジ
ポートに実用装着した図である。
ポートに実用装着した図である。
【図8】本発明シッピングプラグを液圧装置のネジポー
トに実用装着した図である。
トに実用装着した図である。
【図9】従来シッピングプラグの縦断面構造図である。
【図10】従来シッピングプラグの縦断面構造図であ
る。
る。
1、2…シッピングプラグ
SP、TP…ポート
1P…フランジポート
NP…ネジポート
1T、2T…筒部材
1F、2F…鍔
1C、2C…円錐膜
1B、2B…棒状体
PH…ポート端面
NK…ネジの谷
2K…ネジ状の凸部
38…螺旋状空間
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
Fターム(参考) 3E084 AB01 BA01 CA01 CB04 CC10
DA01 DC10 EA04 EB04 FA09
FC01 FC04 GA08 GB12 HA01
HB01 HC01 HD04
3H051 AA11 BB02 BB03 BB10 CC05
DD08
3H071 AA03 CC44 DD31 DD51 DD89
Claims (3)
- 【請求項1】 液圧機器のポートに装着してこのポート
を閉塞するためのシッピングプラグであって、ポートの
内周に接する筒状部と、この筒状部の一端外周に筒状部
の軸芯に直角に延設された鍔と、前記筒状部の内側に一
端が連結されるとともに筒状部の軸芯方向に変形する円
錐膜と、この円錐膜の他端側に連結され、その先端が前
記鍔より突出した棒状体とを一体的に弾性体で構成した
ことを特徴とする液圧機器のためのシッピングプラグ。 - 【請求項2】 筒状部の外方にポートのねじ溝に勘合す
る凸部を形成したことを特徴とする請求項1記載の液圧
機器のためのシッピングプラグ。 - 【請求項3】請求項1または請求項2に記載されたシッ
ピングプラグを備えたことを特徴とする油圧ポンプ等の
液圧機器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001259809A JP2003072790A (ja) | 2001-08-29 | 2001-08-29 | 液圧機器のためのシッピングプラグ及びそれを備えた液圧機器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001259809A JP2003072790A (ja) | 2001-08-29 | 2001-08-29 | 液圧機器のためのシッピングプラグ及びそれを備えた液圧機器 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003072790A true JP2003072790A (ja) | 2003-03-12 |
Family
ID=19087123
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001259809A Pending JP2003072790A (ja) | 2001-08-29 | 2001-08-29 | 液圧機器のためのシッピングプラグ及びそれを備えた液圧機器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2003072790A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US9752626B2 (en) | 2015-08-19 | 2017-09-05 | Gkn Driveline North America, Inc. | Automotive driveline component with shipping cap |
CN110735956A (zh) * | 2019-11-08 | 2020-01-31 | 昆山嘉科环保设备有限公司 | 一种管道爆炸用隔离阀 |
-
2001
- 2001-08-29 JP JP2001259809A patent/JP2003072790A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US9752626B2 (en) | 2015-08-19 | 2017-09-05 | Gkn Driveline North America, Inc. | Automotive driveline component with shipping cap |
CN110735956A (zh) * | 2019-11-08 | 2020-01-31 | 昆山嘉科环保设备有限公司 | 一种管道爆炸用隔离阀 |
CN110735956B (zh) * | 2019-11-08 | 2024-04-30 | 昆山嘉科环保设备有限公司 | 一种管道爆炸用隔离阀 |
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