JP2003072662A - 二輪自動車の車体姿勢安定化装置 - Google Patents

二輪自動車の車体姿勢安定化装置

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JP2003072662A JP2001270097A JP2001270097A JP2003072662A JP 2003072662 A JP2003072662 A JP 2003072662A JP 2001270097 A JP2001270097 A JP 2001270097A JP 2001270097 A JP2001270097 A JP 2001270097A JP 2003072662 A JP2003072662 A JP 2003072662A
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忠 城
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 主に坂路走行時における二輪自動車の前輪側
または後輪側の異常な沈み込みを防止可能にする。 【解決手段】 二輪自動車のピッチング挙動の中間付近
に設けられてばね上の上下加速度を検出する上下加速度
センサ9と、二輪自動車の前輪側および後輪側の一方ま
たは双方のサスペンション1に設けられて、懸架ばね5
のプリロードを調整する懸架ばねプリロード調整機構A
と、懸架ばねプリロード調整機構Aを駆動する駆動手段
Bとを設け、上下加速度センサ9により検出し演算した
速度が平均的に増速度であるとき、サスペンション1に
おける懸架ばね5のプリロードを減じるように、一方、
速度が平均的に減速度であるとき、コントローラにより
プリロードを増加するように、駆動手段Bに懸架ばねプ
リロード調整機構Aをそれぞれ作動制御させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、二輪自動車の坂路
走行時等における車体姿勢を適正に維持するための二輪
自動車の車体姿勢安定化装置に関する。
【0002】
【従来の技術】二輪自動車は、四輪自動車とは異り、狭
い道路や駐車場では非常に有効な乗物であるが、安易に
乗ることができる反面、車体重量に対する乗車人の重量
割合が四輪自動車に比較して格段に高く、また、乗車人
は、ハンドルと座席とステップとによって二輪自動車上
に身体を支承する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ような車体重量に対する乗車人の重量割合および二輪自
動車における乗車人の支承形態から、坂路を走行する場
合に、乗車人の姿勢変化によって、短いホイールベース
間を体重を含むばね上の重心位置が移動し、車体の傾き
が坂路の傾斜より大きくなる場合がある。
【0004】従って、このような重心位置の移動によっ
て、坂路の下り走行では前輪側が、一方、上り走行では
後輪側がそれぞれ異常に大きく沈み込み、走行安定性お
よび乗心地が悪くなるという問題があった。
【0005】さらに、ブレーキ操作や加速操作によって
車体のピッチング動作を招くと、乗車人に無理な姿勢を
要求することとなり、走行安定性の悪化に加えて、操安
運転操作のために、乗車人が著しく疲労するという問題
があった。
【0006】本発明は、上記のような従来の問題を解決
するものであり、主に坂路走行時における二輪自動車の
前輪側または後輪側の異常な沈み込みを防止できるとと
もに、ピッチングによる走行安定性や乗心地の悪化、さ
らには運転操作による著しい疲労を回避することができ
る二輪自動車の車体姿勢安定化装置を提供することを目
的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的達成のために、
請求項1の発明にかかる二輪自動車の車体姿勢安定化装
置は、二輪自動車のピッチング挙動の中間付近に設けら
れてばね上の上下加速度を検出する上下加速度センサ
と、上記二輪自動車の前輪側および後輪側の一方または
双方のサスペンションに設けられて、懸架ばねのプリロ
ードを調整する懸架ばねプリロード調整機構と、該懸架
ばねプリロード調整機構を駆動する駆動手段とを設け、
上記上下加速度センサにより検出し演算した速度が平均
的に増速度であるとき、コントローラにより上記サスペ
ンションにおける懸架ばねのプリロードを減じるよう
に、一方、上記速度が平均的に減速度であるとき、上記
プリロードを増加するように、上記駆動手段に懸架ばね
プリロード調整機構をそれぞれ作動制御させるようにし
たものである。これにより、上下加速度の増速側または
減速側の大きさに応じたプリロード調整量を設定して、
車体を略水平に近づけることができる。
【0008】また、請求項2の発明にかかる二輪自動車
の車体姿勢安定化装置は、上記コントローラが、上下速
度の絶対値に比例して上記懸架ばねのプリロード調整量
を大きく設定するように、上記駆動手段を制御するよう
にしたものである。これにより、車体の安定性が低下し
ている状態を速やかに車体安定状態に引き戻すことがで
きる。
【0009】また、請求項3の発明にかかる二輪自動車
の車体姿勢安定化装置は、上記駆動手段を、上記サスペ
ンションの一端または該一端の近傍に配置されて、上記
懸架ばねプリロード調整機構をねじ駆動する減速機付き
の電動モータとしたものである。これにより、プリロー
ド調整データに応じた減速機付きの電動モータの回転時
間に応じた懸架ばねのプリロード調整を簡単に実施でき
る。
【0010】また、請求項4の発明にかかる二輪自動車
の車体姿勢安定化装置は、上記駆動手段が、減速機付き
の電動モータによって駆動され、かつ上記懸架ばねプリ
ロード調整機構に対してこれを油圧作動させるための油
圧を管路を通じて供給するねじポンプを設けたものであ
る。これにより、ねじポンプによる油圧制御によって懸
架ばねプリロード調整機構をサスペンション上からでな
く、遠隔地点から油圧制御でき、駆動手段の設置スペー
スを容易に選択および確保できる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の実施の一形態を
図について説明するが、図1は、二輪自動車の車体姿勢
安定化装置を概念的に示す構成図であり、同図におい
て、1は、二輪自動車の前輪側および後輪側の一方また
は双方に設置されるサスペンション、ここでは前輪側の
サスペンションとしてのフロントフォークであり、これ
が懸架ばねのプリロードを調整する懸架ばねプリロード
調整機構Aを有する。
【0012】この懸架ばねプリロード調整機構Aは、主
にフロントフォーク1のインナーチューブ2の上端内周
に雌ねじ部2aを有し、この雌ねじ部2aに螺合された
上蓋3と、この上蓋3の中心を貫通する回転軸4と、こ
の回転軸4端に一体に設けられて、懸架ばね5の上端を
支持するばね押圧部材6とからなる。
【0013】また、このばね押圧部材6は、インナーチ
ューブ2内周のねじ部2aに螺合される雄ねじ部6aを
有する。
【0014】従って、回転軸4の回転によって押圧部材
6は、インナーチューブ2内を回転しながら昇降可能と
なり、懸架ばね5に対する押圧量、つまりプリロード調
整量が変化する。
【0015】上記回転軸4の上端は、上蓋3を貫通して
これの上方に臨み、減速機7を介して減速機付き電動モ
ータとしての電動モータ8の駆動軸に連結されており、
この減速機7および電動モータ8は、駆動手段Bを構成
している。
【0016】なお、図示しないが減速機7の出力軸と上
記回転軸4との間には、回転軸4を軸方向へは摺動可能
にし、かつ出力軸を回転軸4とともに互いに一体回転可
能にする連結機構が介在されている。
【0017】また、駆動手段Bはフロントフォーク1の
一端(上端)またはこの一端の近傍に配置される。
【0018】また、9は、二輪自動車のばね上の上下加
速度を検出する上下加速度センサであり、これが車体の
ピッチング中心近傍、つまりピッチング挙動の最大レベ
ルと最小レベルとの中間位置に臨むように配設されてい
る。
【0019】この上下加速度センサ9にはコントローラ
10が接続されており、このコントローラ10は上下加
速度センサ9により検出された加速度データにもとづい
て懸架ばね5のプリロード調整データを演算し、上記駆
動手段Bにそのプリロード調整データに応じた調整量分
だけ懸架ばねプリロード調整機構Aを駆動させるように
機能する。
【0020】これにより、電動モータ8の正転時には押
圧部材6の下降により懸架ばね5を圧縮させ、一方、逆
転時には懸架ばね5を伸長させることができる。
【0021】従って、このような構成の車体姿勢安定化
装置にあっては、コントローラ10は上下加速度センサ
9が出力する加速度データを常時監視しており、検出し
演算した上下速度の大きさが平均的に+(プラス)、つ
まり増速度であると判断したとき、これに応じたプリロ
ード調整データを演算し、この演算結果データを用い
て、駆動手段Bの電動モータ8を正転駆動する。
【0022】この電動モータ8の回転は減速機7で減速
されて回転軸4に伝えられ、インナーチューブ2の雌ね
じ部2aに雄ねじ6aを螺合している押圧部材6が回転
しながら上昇して、懸架ばね5に対する押圧力を緩め
る。
【0023】つまり、電動モータ8によって懸架ばねプ
リロード調整機構Aをねじ駆動することにより、懸架ば
ね5に対するプリロードを減じる。
【0024】一方、検出した上下速度の大きさが平均的
に−(マイナス)、つまり減速度であると、コントロー
ラ10が判断したときには、これに応じたプリロード調
整データを演算して、この演算結果にもとづいて電動モ
ータ8を逆転駆動させる。
【0025】このため、押圧部材6は、回転しながら下
降して懸架ばね5に対する押圧力を強める。すなわち、
懸架ばね5のプリロードを増加させる。
【0026】このように、増速度および減速度の大きさ
に応じてプリロードの調整量を増減することにより、坂
路走行における車体の重心位置の移動にも拘らず、車体
姿勢を略水平状態に近づけることが可能となる。
【0027】なお、本発明で基本信号とする上下速度
は、道路(坂路)勾配と車体速度変化の積であり、上下
加速側および減速側のいずれの場合においても、その積
の絶対値が高くなる場合には、走行安定性を低下させて
しまうため、安全を考慮して上記プリロードの調整によ
る車体の姿勢補正量を多くする。図2は、このような姿
勢補正を行うために、コントローラ10が利用する上下
速度対プリロードの制御マップであり、プリロード調整
量つまり押圧部材6の移動量は、電動モータ8の正逆転
の作動時間で調整される。
【0028】図3は、本発明の実施の他の形態を概念的
に示す構成図であり、同図において、11は、前輪側お
よび後輪側の一方または双方に設置されるサスペンショ
ン、ここでは前輪側のサスペンションであるフロントフ
ォークである。
【0029】このフロントフォーク11は、懸架ばねの
プリロードを調整する懸架ばねプリロード調整機構Cを
有する。
【0030】この懸架ばねプリロード調整機構Cは、イ
ンナーチューブ12の上端内周にシールリング13を介
して螺合された有底円筒形の上蓋14と、この上蓋14
の有底円筒部内に油室15を隔成する油室隔成板16
と、有底円筒部内に摺動自在に設けられて、油室隔成板
16との間に上記油室15と空気室17とを隔成するピ
ストン18と、ピストン18に一体のロッド19と、こ
のロッド19端に連設された懸架ばね20の押圧部材2
1とを有する。
【0031】なお、ロッド19は、上蓋14の底部の中
心を貫通して、懸架ばね20側に突出している。22
は、上記有底円筒部内周に嵌合されて、油室隔成板16
の抜け止めを防止するためのリングである。
【0032】また、23は、シリンダ24内にピストン
25によって油室26を隔成したねじポンプで、ピスト
ン25に対して一体のロッド27外周に、電動モータ8
に連動する減速機7の筒状の出力軸28が螺合されてい
る。
【0033】この電動モータ8、減速機7およびねじポ
ンプ23は駆動手段Dを構成している。なお、10は、
上記したものと同じコントローラで、上下加速度センサ
9が検出した加速度データにもとづいて、プリロード調
整データを演算し、上記駆動手段Dの電動モータ8をそ
のプリロード調整データに応じた調整量分駆動して、ピ
ストン25をシリンダ24内に移動させるように機能す
る。
【0034】上記シリンダ24の油室26とプリロード
調整機構Cの上蓋14内に形成した油室15とが、管路
28によって連結されている。従って、上記ピストン2
5の移動により、油室26内の作動油が管路28を通じ
て油室15内に供給または排出され、ピストン18に一
体の押圧部材21が、懸架ばね20に対するプリロード
調整を油圧を利用して実現可能にしている。
【0035】従って、このような構成の車体姿勢安定化
装置にあっても、コントローラ10は、上下加速度セン
サ9が出力する加速度データにもとづいて演算したプリ
ロード調整データに従って、駆動手段Dの電動モータ8
を正転または逆転方向に駆動する。このため、減速機7
の出力軸28に螺合しているロッド27が軸方向移動
し、ねじポンプ23のピストン25がシリンダ24内を
移動する。
【0036】例えば、前記上下速度の加速度から積分演
算した速度データが平均的に増速度であると、ピストン
26がシリンダ24内を左行し、管路28を通じてプリ
ロード調整機構C側の油室15内の作動油を油室26内
へ排出する。
【0037】このため、上記ピストン18は懸架ばね2
0の反発力を受けて上昇し、押圧部材21による懸架ば
ね20の押圧力が緩められ、プリロードが軽減される。
【0038】一方、上記上下速度から積分演算した速度
データが平均的に減速度であると、ピストン25がシリ
ンダ24内を右行し、管路28を通じて油室26内の作
動油がプリロード調整機構C側の上記油室15内に圧入
される。
【0039】このため、ピストン18およびこれに一体
の押圧部材21が懸架ばね20の反発力に抗してこれを
押し下げ、この懸架ばね20のプリロードが増強され
る。
【0040】このように、増速度および減速度の大きさ
に応じてプリロードの調整量を増減することにより、坂
路走行における車体の重心位置の移動にも拘らず、車体
の姿勢を略水平状態に近づけることができる。
【0041】このとき、シリンダ24内のピストン25
の移動量は、電動モータ8の作動時間で調整することと
なる。また、この実施の形態では、管路28の長さおよ
び配置は自由に行えるため、ねじポンプ23をサスペン
ションの作動や外観上の障害のならない任意の場所に装
着できる。つまり、ねじポンプ23を含む駆動手段Dの
搭載スペースの確保を容易化できる。
【0042】なお、電動モータ8による各押圧部材6、
21やピストン25の調整位置を適正化するために、こ
れらをそれぞれシリンダ2内やシリンダ12内において
最も後退させた基準位置、つまり車高が最も高くなるよ
うな位置に戻して、この基準位置からの懸架ばね5、2
0に対するプリロード量を、上記電動モータ8の所定時
間駆動により設定する。
【0043】また、上記のようなプリロード調整によっ
て車体の姿勢に略水平状態に近づけられるため、従来の
ように、坂路走行時などに前照灯が異常に上または下に
向いて、対向車の運転者に直射するのを回避でき、眩に
よる事故発生を未然に防止できる。さらに、車体姿勢の
変動が抑制されるため、前輪側サスペンションの減衰力
や懸架ばねのばね定数、および後輪側サスペンションの
定常減衰力や懸架ばねのばね定数を低減できることとな
り、凹凸の少ない路面やうねり路などでの上記各サスペ
ンションの作動量を大きく設定でき、乗心地を改善でき
る。
【0044】なお、車体姿勢を細かく制御する場合に
は、位置センサ(変位センサ)を設けて、サスペンショ
ンの伸縮状態を把握することが必要となるが、一般の道
路は勾配範囲は無限でなく狭い。このため、概略のプリ
ロード調整で目的とする特性、つまり安定した車体姿勢
を確保でき、位置センサを用いる場合の問題を回避でき
る。
【0045】なお、上記実施の各形態では前輪側サスペ
ンションであるフロントフォークの動作を中心に説明し
たが、ピッチング抑制のためにリアークッションユニッ
トとしての後輪側サスペンションにも同様にプリロード
調整機能を持たせることができることは言うまでもな
い。
【0046】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、二輪自
動車のピッチング挙動の中間付近に設けられてばね上の
上下加速度を検出する上下加速度センサと、上記二輪自
動車の前輪側および後輪側の一方または双方のサスペン
ションに設けられて、懸架ばねのプリロードを調整する
懸架ばねプリロード調整機構と、該プリロード調整機構
を駆動する駆動手段とを設け、上記上下加速度センサに
より検出し演算した上下速度が平均的に増速度であると
き、コントローラにより上記サスペンションにおける懸
架ばねのプリロードを減じるように、一方、上記上下速
度が平均的に減速度であるとき、上記プリロードを増加
するように、上記駆動手段に懸架ばねプリロード調整機
構をそれぞれ作動制御させるようにしたので、上下速度
の増速側または減速側の大きさに応じてプリロード調整
量を設定して車体を略水平に近づけることができる。
【0047】また、上記コントローラが、上下速度の絶
対値に比例して上記懸架ばねのプリロード調整量を大き
く設定するように、上記駆動手段を制御するようにした
ので、車体の安定性が低下している状態を速やかに車体
安定状態に引き戻すことができる。
【0048】また、上記駆動手段を、上記サスペンショ
ンの一端または該一端の近傍に配置されて、上記懸架ば
ねプリロード調整機構をねじ駆動する減速機付きの電動
モータとしたので、プリロード調整データに応じた減速
機付きの電動モータの回転時間に応じた懸架ばねのプリ
ロード調整を簡単に実施できる。
【0049】また、上記駆動手段が、減速機付きの電動
モータによって駆動され、かつ上記懸架ばねプリロード
調整機構に対してこれを油圧作動させるための油圧を管
路を通じて供給するねじポンプを有するものとしたの
で、ねじポンプによる油圧制御によって懸架ばねプリロ
ード調整機構をサスペンション上またはその近傍からで
なく、遠隔地点から制御でき、駆動手段の設置スペース
を容易に選択および確保できるという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の一形態による二輪自動車の車体
姿勢安定化装置を概念的に示す構成図である。
【図2】図1におけるコントローラによる車体姿勢安定
化のための制御マップである。
【図3】本発明の実施の他の形態による二輪自動車の車
体姿勢安定化装置を概念的に示す構成図である。
【符号の説明】
A、C 懸架ばねプリロード調整機構 B、C 駆動手段 1 フロントフォーク(サスペンション) 5、20 懸架ばね 8 電動モータ(減速機付きの電動モータ) 9 上下加速度センサ 10 コントローラ 23 ねじポンプ 28 管路

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 二輪自動車のピッチング挙動の中間付近
    に設けられてばね上の上下加速度を検出する上下加速度
    センサと、上記二輪自動車の前輪側および後輪側の一方
    または双方のサスペンションに設けられ、懸架ばねのプ
    リロードを調整する懸架ばねプリロード調整機構と、該
    懸架ばねプリロード調整機構を駆動する駆動手段と、上
    記上下加速度センサにより検出し演算した上下速度が平
    均的に増速度であるとき、上記サスペンションにおける
    懸架ばねのプリロードを減じるように、一方、上記速度
    が平均的に減速度であるとき、上記プリロードを増加す
    るように、上記駆動手段に懸架ばねプリロード調整機構
    をそれぞれ作動制御させるコントローラとを備えたこと
    を特徴とする二輪自動車の車体姿勢安定化装置。
  2. 【請求項2】 上記コントローラは、上下速度の絶対値
    に比例して上記懸架ばねのプリロード調整量を大きく設
    定するように上記駆動手段を制御することを特徴とする
    請求項1に記載の二輪自動車の車体姿勢安定化装置。
  3. 【請求項3】 上記駆動手段が、上記サスペンションの
    一端または該一端の近傍に配置されて、上記懸架ばねプ
    リロード調整機構をねじ駆動する減速機付きの電動モー
    タであことを特徴とする請求項1に記載の二輪自動車の
    車体姿勢安定化装置。
  4. 【請求項4】 上記駆動手段が、減速機付きの電動モー
    タによって駆動されて、かつ上記懸架ばねプリロード調
    整機構に対してこれを油圧作動させるための油圧を管路
    を通じて供給するねじポンプを有することを特徴とする
    請求項1に記載の二輪自動車の車体姿勢安定化装置。
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