JP2003072620A - 自動二輪車の収納部構造 - Google Patents

自動二輪車の収納部構造

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 キーシリンダをライダー用シートと蓋体との
間に設ける場合に、例え蓋体を開いた状態でもキーシリ
ンダからキーを容易に抜き取り操作することができる自
動二輪車の収納部構造の提供。 【解決手段】 ライダー用シート11の後方のリヤカウ
ル内に設けられた収納室の上部開口部を覆う蓋体12
と、蓋体12をライダー用シート11側を支点にして回
動可能に支持し蓋体12の回動により収納室の上部開口
部を開閉させる回動機構と、蓋体12を上部開口部を閉
じた状態でロックするロック機構と、ライダー用シート
11と蓋体12との間に設けられ、別個のキー64によ
る開錠操作によってロック機構による蓋体12のロック
を解除するキーシリンダ62とを有し、蓋体12のライ
ダー用シート11側の下部端縁部66が、左右両側が低
くかつ中間部が高くなる形状をなしている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動二輪車に関
し、特にその収納部構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、自動二輪車の収納部構造に関する
ものとして、例えば、実開平3−63489号公報に開
示されたものがある。この公報に開示された自動二輪車
の収納部構造は、ライダー用シートの後方のリヤカウル
内に設けられた収納室と、この収納室の上部開口部を覆
う蓋体としてのピリオンシートと、このピリオンシート
を、ライダー用シート側を支点にして回動可能に支持し
このピリオンシートの回動により収納室の上部開口部を
開閉させる回動機構と、ピリオンシートを収納室の上部
開口部を閉じる状態でロックするロック機構と、ピリオ
ンシートのライダー用シートに対し反対側すなわち後方
に設けられ、別個のキーによる開錠操作によってロック
機構によるピリオンシートのロックを解除するキーシリ
ンダとを有するものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記の収納
部構造においては、ピリオンシートのロックを解除する
ためのキーシリンダがピリオンシートのライダー用シー
トに対し反対側すなわち後方のリヤカウル上に設けられ
ている。このようにキーシリンダをリヤカウルのピリオ
ンシートよりも後方側に設けると、同じく後方側に設け
られるテール/ストップランプ等との干渉を避けるため
に、リヤカウルの高さを高くしたり、テール/ストップ
ランプの位置を下げたりしなければならず、リヤカウル
後端部の尾灯回りのデザインに対する制約がかなり大き
くなってしまう。
【0004】このため、本出願人は、キーシリンダをラ
イダー用シートとピリオンシート等の蓋体との間に設け
ることを考えた。このように、キーシリンダをライダー
用シートと蓋体との間に設ければ、当然のことながら、
上述したキーシリンダを蓋体のライダー用シートに対し
反対側に設ける場合のようなキーシリンダに起因するリ
ヤカウル後端部の尾灯回りのデザインに対する制約をな
くすことができるのである。
【0005】しかしながら、このようにキーシリンダを
ライダー用シートと蓋体との間に設けることによって、
次のような別の問題の発生が予想された。すなわち、キ
ーシリンダにキーを挿入し開錠操作を行って蓋体のロッ
クを解除し、蓋体をライダー用シート側を支点にして回
動させて収納室の上部開口部を開放させると、キーに蓋
体が覆い被さるような姿勢となってしまい、この状態の
ままで何らかの理由によりキーを抜き取ろうとしても、
抜き取り操作がしにくいという問題である。
【0006】したがって、本発明は、キーシリンダをラ
イダー用シートと蓋体との間に設ける場合に、例え蓋体
を開いた状態でもキーシリンダからキーを容易に抜き取
り操作することができる自動二輪車の収納部構造の提供
を目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、ライダー用シート(例えば、実施形態に
おけるライダー用シート11)の後方のリヤカウル(例
えば、実施形態におけるリヤカウル13)内に設けられ
た収納室(例えば、実施形態における収納室51)と、
該収納室の上部開口部(例えば、実施形態における開口
部52)を覆う蓋体(例えば、実施形態におけるピリオ
ンシート12)と、該蓋体を、前記ライダー用シート側
を支点にして回動可能に支持し該蓋体の回動により前記
収納室の上部開口部を開閉させる回動機構(例えば、実
施形態における回動機構54)と、前記蓋体を前記上部
開口部を閉じた状態でロックするロック機構(例えば、
実施形態におけるロック機構58)と、前記ライダー用
シートと前記蓋体との間に設けられ、別個のキー(例え
ば、実施形態におけるキー64)による開錠操作によっ
て前記ロック機構による前記蓋体のロックを解除するキ
ーシリンダ(例えば、実施形態におけるキーシリンダ6
2)とを有するものであって、前記蓋体の前記ライダー
用シート側の下部端縁部(例えば、実施形態における端
縁部66)が、左右両側が低くかつ中間部が高くなる形
状をなしていることを特徴としている。
【0008】このように、蓋体のライダー用シート側の
下部端縁部が、左右両側が低くかつ中間部が高くなる形
状をなしているため、蓋体を開いた状態であっても、蓋
体が高くなった中間部で、キーシリンダに取り付けられ
るキーに対し逃げることになる。
【0009】このとき、前記蓋体がピリオンシートであ
れば、蓋体とライダー用シートとの間隔がかなり狭くな
るため、蓋体が高くなった中間部でキーに対し逃げる形
状となることによる効果が特に大きい。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明の一実施形態の自動二輪車
の収納部構造を図面を参照しつつ以下に説明する。なお
説明中、前後および左右といった方向の記載は、車体に
対しての方向としている。
【0011】図1は、本実施形態の収納部構造が適用さ
れる自動二輪車の全体構成の側面図を示している。
【0012】この自動二輪車1は、車体フレーム2と、
車体フレーム2の前端部に回動可能に支持された左右一
対のフロントフォーク3と、これらフロントフォーク3
の上端部に取り付けられて車体前部の上部に配置された
操舵用の左右一対のバーハンドル4と、フロントフォー
ク3に回転自在に支持された前輪5と、車体フレーム2
に支持されたエンジン6と、エンジン6の前方に配置さ
れたラジエータ7とエンジン6の後端と車体フレーム2
によって鉛直方向に揺動可能に支持されたリヤフォーク
8と、このリヤフォーク8の後端部に回転自在に支持さ
れた後輪9と、車体フレーム1の上部に配置された燃料
タンク10と、この燃料タンク10の後方に配置された
運転者が着座するライダー用シート11および同乗者が
着座するピリオンシート(蓋体)12とを備えており、
車体前部のほぼ全体がフロントカウル15によって覆わ
れている。なお、ピリオンシート12は、乗車用シート
11の後側に配置されたリヤカウル13に設けられてい
る。
【0013】車体フレーム2は、前端のヘッドパイプ1
6と、このヘッドパイプ16から左右にわかれて後方か
つ斜め下方に延び、その前後に下方に延びる前側エンジ
ンハンガ17a、ならびに後側エンジンハンガ17bが
一体的に設けられた左右一対のメインフレーム17と、
メインフレーム17の後部上側に連結された左右一対の
連結板19と、メインフレーム17および連結板19に
連結されて後方かつ斜め上方に延びる左右一対のシート
レール18とを備えている。なお、シートレール18
は、連結板19に連結されて後方かつ斜め上方に延びる
左右一対のアッパーパイプ18aと、メインフレーム1
7の後端部の連結部20に連結されて後方かつ斜め上方
に延びる左右一対のロワーパイプ18bとを有してお
り、これらアッパーパイプ18aおよびロワーパイプ1
8bは後端部が互いに溶接されている。また、上記した
リヤカウル13の前端部は、メインフレーム17の連結
部20に連結されている。
【0014】前記エンジン6は、シリンダヘッド21を
備えたシリンダブロック22と、このシリンダブロック
22の下に連設されたクランクケース23とを備え、シ
リンダブロック22内に、左右方向に複数本のシリンダ
(気筒)が並列に配された並列多気筒4サイクル型エン
ジンである。そして、このエンジン6は、シリンダブロ
ック22がやや前傾した状態で、このシリンダブロック
22が、前記メインフレーム17の前側エンジンハンガ
17aに、またクランクケース23の後端上部がメイン
フレーム17の後端のエンジンハンガ17bにそれぞれ
ボルト止めされることにより、車体フレーム2に支持さ
れている。
【0015】また、前記シリンダブロック22の前部に
は、各シリンダごとに排気管25が接続されている(図
1では1本しか図示していない)。それら複数の排気管
25は、シリンダブロック22に対する接続端部から下
方に延びエンジン6の下方において揃えられ、さらに、
屈曲してクランクケース23の下面に沿って後方に延
び、クランクケース23の後部下側において、1本の集
合管26にまとめられている。そして、この集合管26
は、右斜め後方に立ち上がりながら後輪9の右側に沿っ
て配置されている。
【0016】前記リヤフォーク8は、その前端の基部3
0から左右一対のフォーク部31が後方に延びてなるも
ので、基部30が前記エンジン6の後端部に設けられた
ピボット6Aに枢支されることにより、このピボット6
Aを軸に鉛直方向に揺動可能となっている。また、リヤ
フォーク8の基部30とメインフレーム17の後端との
間にはリヤクッションユニット32が介装されており、
これにより後輪9が路面から受ける振動を緩和吸収する
ようになっている。なお、前記フォーク部31の上部に
は、後輪9の前部上方を覆うリヤフェンダ33が取り付
けられており、リヤカウル13の下部にも後輪の中間上
方を覆うリヤフェンダ34が取り付けられ、さらに、こ
のリヤフェンダ34の後部にも、後輪の後部上方を覆う
リヤフェンダ35が取り付けられている。
【0017】加えて、フロントカウル15には左右一対
のフロントウインカ36が取り付けられており、リヤフ
ェンダ34およびリヤフェンダ35の境界部分には左右
一対のリヤウインカ37が取り付けられている。さら
に、リヤカウル13の後端部とこのリヤカウル13の下
側に取り付けられるリヤフェンダ34の後端部とで囲ま
れる部分の内側に尾灯ユニット40が配置されている。
【0018】リヤカウル13は、上側のアッパーパイプ
18aと下側のロワーパイプ18bとで構成されるシー
トレール18の外側を覆っており、特にロワーパイプ1
8bについては、これを完全に覆っている。すなわち、
自動二輪車を側方から見ても、ロワーパイプ18bは一
切見ることができない。リヤカウル13は、その前端部
がメインフレーム17の連結部20に連結されている。
【0019】このリヤカウル13と、これに連結される
メインフレーム17と燃料タンク10の後端部とで形成
される略三角形状の空間にライダー用シート11が配置
されている。より具体的に、図2に示すように、リヤカ
ウル13には、前側に位置するほど下方に位置するよう
に傾斜する湾曲形状の傾斜面42が形成されており、ま
た、燃料タンク10の後端の下部には、前方に凹むタン
ク凹部43が形成され、しかもこのタンク凹部43の下
部に、後側に位置するほど下方に位置するように傾斜す
る傾斜面44が形成されている。そして、これらの傾斜
面42,44に接触してライダー用シート11が設けら
れることになる。
【0020】このライダー用シート11は、図2に示す
ように、表皮46と、表皮46で外側が覆われるスポン
ジ等のクッション47と、クッション47の下部に設け
られるシート底板48とを有しており、このシート底板
48においてシートレール18のアッパーパイプ18a
に取り付けられる。ここで、ライダー用シート11は、
シート底板48においてアッパーパイプ18aに取り付
けられる際の傾斜面42,44に対する間隔よりもクッ
ション47がより端部側に張り出した形状をなしてい
る。このため、ライダー用シート11は、シート底板4
8においてアッパーパイプ18aに取り付けられる際
に、このクッション47を両傾斜面42,44により変
形させながら取り付けられることになり、その結果、リ
ヤカウル13および燃料タンク10との接触精度が向上
させられるようになっている。
【0021】本実施形態の収納部構造50は、上記形状
のリヤカウル13におけるライダー用シート11の後方
かつ尾灯ユニット40の前方に収納室51を有してい
る。この収納室51は、図3に示すように、上部に開口
部52を有しており、図4に示すように、上記したピリ
オンシート12が、この開口部52を覆う蓋体を構成し
ている。
【0022】また、収納部構造50は、図2および図4
に示すように、ピリオンシート12を、そのライダー用
シート11側を支点にして回動可能に支持しこのピリオ
ンシート12の回動により収納室51の上部開口部52
を開閉させる回動機構54を有している。すなわち、こ
の回動機構54は、ピリオンシート12のライダー用シ
ート11側の下部に取り付けられた支持アーム55と、
収納室51の前端部位置において支持アーム55を左右
方向に沿う軸線回りに回動可能に支持する支持軸56と
を有している。
【0023】さらに、収納部構造50は、ピリオンシー
ト12を開口部52を閉じた状態でロックするロック機
構58を有している。このロック機構58は、ピリオン
シート12のライダー用シート11に対し反対側の下部
に取り付けられる係合部59と、ピリオンシート12が
開口部52を閉じた状態において係合部59に係合して
ピリオンシート12の回動を規制する係合ピン60とを
有している。
【0024】加えて、収納部構造50は、ライダー用シ
ート11とピリオンシート12との間に設けられ別個の
キー64による開錠操作によってロック機構58による
ピリオンシート12のロックを解除するキーシリンダ6
2を有している。すなわち、リヤカウル13において、
ライダー用シート11に対しピリオンシート12は一段
高い位置に配置されており、そのため、リヤカウル13
のライダー用シート11とピリオンシート12との間に
は、ライダー用シート11側から後方かつ斜め上方に延
出してピリオンシート12に至る壁部63が設けられて
おり、この壁部63の左右方向における中央位置にキー
シリンダ62が、壁部63から外部に臨む状態で壁部6
3内に設けられている。
【0025】このキーシリンダ62は、図示せぬ連結機
構によりロック機構58に連結されており、別個のキー
64が挿入されこのキー64により回転させられること
で、連結機構を介してロック機構58の係合ピン60の
係合部59への係合を解除する。これにより、ロック機
構58は、ピリオンシート12のロックを解除し、ピリ
オンシート12の回動すなわち収納室51の開口部52
の開放を可能とする。
【0026】そして、上記したピリオンシート12は、
図5に示すように、そのライダー用シート11側の下部
(閉状態における下部)の端縁部66が、左右両側が低
くかつこれらの間の中間部が高くなる形状をなしてい
る。すなわち、端縁部66は、左右両側に下方(閉状態
における下方)に突出するシート凸部67がそれぞれ形
成され、これら凸部67の間に、上方(閉状態における
上方)に凹むシート凹部68が形成された形状をなして
いる。
【0027】さらに、ピリオンシート12は、図6に示
すように、そのライダー用シート11側の端面部70
が、左右両側よりもこれらの間の中間部がライダー用シ
ート11に対し若干離間する形状をなしている。すなわ
ち、端面部70は、左右両側にライダー用シート11側
(閉状態における前側)に突出するシート凸部71がそ
れぞれ形成され、これら凸部71の間に、ライダー用シ
ート11に対し反対側(閉状態における後前側)に凹む
シート凹部72が形成された形状をなしている。
【0028】これにより、別個のキー64を壁部63に
略垂直をなしてキーシリンダ62に挿入しこのキー64
を回転させることによりロック機構58によるピリオン
シート12のロックを解除し、ピリオンシート12を回
動させて収納室51の開口部52を開放させると、ピリ
オンシート12は、ライダー用シート11に対し反対側
が後方かつ斜め上方に傾斜する状態で停止する。この状
態においては、図2に示すように、ピリオンシート12
がキー64を上方から覆う状態となり、ピリオンシート
12とライダー用シート11とでキー64を上下で挟む
状態になる。しかし、ピリオンシート12のライダー用
シート11側の下部端縁部66が、左右両側が低くかつ
中間部が高くなるように両側にシート凸部67を有しこ
れらの間にシート凹部68を有する形状をなしているた
め、上記のようにピリオンシート12を開いた状態であ
っても、図7に示すように、ピリオンシート12が高く
なった中間部のシート凹部68でキー64に対し逃げる
ことになる。したがって、例えピリオンシート12を開
いた状態でもキーシリンダ62からキー64を容易に抜
き取り操作することができる。
【0029】なお、以上においては、収納室51の開口
部52をピリオンシート12で覆う場合を例にとり説明
したが、ピリオンシート12にかえて、単なる蓋体を用
いた場合にも、上記を適用することにより、上記と同様
の効果が得られる。しかしながら、蓋体がピリオンシー
ト12であれば、これとライダー用シート11との間隔
がかなり狭くなるため、ピリオンシート12が高くなっ
た中間部でキー64に対し逃げる形状となることによる
効果が特に大きい。
【0030】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明の自動二輪
車の収納部構造によれば、蓋体のライダー用シート側の
下部端縁部が、左右両側が低くかつ中間部が高くなる形
状をなしているため、蓋体を開いた状態であっても、蓋
体が高くなった中間部で、キーシリンダに取り付けられ
るキーに対し逃げることになる。したがって、例え蓋体
を開いた状態でもキーシリンダからキーを容易に抜き取
り操作することができる。
【0031】このとき、前記蓋体がピリオンシートであ
れば、蓋体とライダー用シートとの間隔がかなり狭くな
るため、蓋体が高くなった中間部でキーに対し逃げる形
状となることによる効果が特に大きくなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施形態の自動二輪車の収納部構
造が適用された自動二輪車を示す側面図である。
【図2】 本発明の一実施形態の自動二輪車の収納部構
造およびその周辺部を示す側面図であって、ピリオンシ
ートの開状態を示すものである。
【図3】 本発明の一実施形態の自動二輪車の収納部構
造が配置されるリヤカウルを示す平面図である。
【図4】 本発明の一実施形態の自動二輪車の収納部構
造およびその周辺部を示す側面図であって、ピリオンシ
ートの閉状態を示すものである。
【図5】 本発明の一実施形態の自動二輪車の収納部構
造を構成するピリオンシートを示す正面図である。
【図6】 本発明の一実施形態の自動二輪車の収納部構
造を構成するピリオンシートを示す平面図である。
【図7】 本発明の一実施形態の自動二輪車の収納部構
造およびその周辺部を示す正面図であって、ピリオンシ
ートの開状態を示すものである。
【符号の説明】
11 ライダー用シート 12 ピリオンシート(蓋体) 13 リヤカウル 50 収納部構造 51 収納室 52 開口部 54 回動機構 58 ロック機構 62 キーシリンダ 64 キー 66 端縁部

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ライダー用シートの後方のリヤカウル内
    に設けられた収納室と、 該収納室の上部開口部を覆う蓋体と、 該蓋体を、前記ライダー用シート側を支点にして回動可
    能に支持し該蓋体の回動により前記収納室の上部開口部
    を開閉させる回動機構と、 前記蓋体を前記上部開口部を閉じた状態でロックするロ
    ック機構と、 前記ライダー用シートと前記蓋体との間に設けられ、別
    個のキーによる開錠操作によって前記ロック機構による
    前記蓋体のロックを解除するキーシリンダとを有する自
    動二輪車の収納部構造であって、 前記蓋体の前記ライダー用シート側の下部端縁部が、左
    右両側が低くかつ中間部が高くなる形状をなしているこ
    とを特徴とする自動二輪車の収納部構造。
  2. 【請求項2】 前記蓋体は、ピリオンシートであること
    を特徴とする請求項1記載の自動二輪車の収納部構造。
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