JP2003071274A - 水熱酸化分解装置 - Google Patents

水熱酸化分解装置

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JP2003071274A JP2001262760A JP2001262760A JP2003071274A JP 2003071274 A JP2003071274 A JP 2003071274A JP 2001262760 A JP2001262760 A JP 2001262760A JP 2001262760 A JP2001262760 A JP 2001262760A JP 2003071274 A JP2003071274 A JP 2003071274A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 分解処理能力に変動を生じることなく安定し
て分解処理することができる水熱酸化分解装置を提供す
る。 【解決手段】 サイクロンセパレータ121を併設した
筒形状の一次反応器122と、油、PCB、水および水
酸化ナトリウムの各液123a〜123dを一次反応器
122内に加圧して送給する加圧ポンプ124a〜12
4dと、一次反応器122に供給する前記水を予熱する
熱交換器125と、一次反応器122に連結されて配管
を螺旋状に巻いた構成の二次反応器126と、二次反応
器126からの処理液を冷却する冷却器127と、上記
反応の系内の圧力を計測する圧力計測器142と、圧力
計測器142での計測結果に基づいて、上記反応の系内
の圧力を調整するオンオフ弁143と、減圧された前記
処理液を気液分離する気液分離器129とを備えた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、トランスやコンデ
ンサ等の電気機器類の絶縁油に使用されているPCB含
有油等のようなハロゲン化有機化合物を分解処理する水
熱酸化分解装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年では、ハロゲン化有機化合物である
PCB(Polychlorinated biphenyl,ポリ塩化ビフェニ
ル:ビフェニルの塩素化異性体の総称)が強い毒性を有
することから、その製造および輸入が禁止されている。
このPCBは、1954年頃から国内で製造開始された
ものの、カネミ油症事件をきっかけに生体・環境への悪
影響が明らかになり、1972年に行政指導により製造
中止、回収の指示(保管の義務)が出された経緯があ
る。
【0003】PCBは、ビフェニル骨格に塩素が1〜1
0個置換したものであり、置換塩素の数や位置によって
理論的に209種類の異性体が存在し、現在、市販のP
CB製品において約100種類以上の異性体が確認され
ている。また、この異性体間の物理・化学的性質や生体
内安定性および環境動体が多様であるため、PCBの化
学分析や環境汚染の様式を複雑にしているのが現状であ
る。さらに、PCBは、残留性有機汚染物質のひとつで
あって、環境中で分解されにくく、脂溶性で生物濃縮率
が高く、さらに半揮発性で大気経由の移動が可能である
という性質を持つ。また、水や生物など環境中に広く残
留することが報告されている。この結果、PCBは体内
で極めて安定であるので、体内に蓄積され慢性中毒(皮
膚障害、肝臓障害等)を引き起し、また発癌性、生殖・
発生毒性が認められている。
【0004】PCBは、従来からトランスやコンデンサ
などの絶縁油として広く使用されてきた経緯があるの
で、PCBを処理する必要があり、本出願人は先に、P
CBを無害化処理する水熱酸化分解装置を提案した(特
開平11−253795号公報、特開平11−2537
96号公報、特開2000−126588号公報他参
照)。この水熱酸化分解装置の概要の一例を図12に示
すが、これに限定されるものではない。
【0005】図12に示すように、水熱酸化分解装置
は、サイクロンセパレータ121を併設した筒形状の一
次反応器122と、油(又は有機溶剤)、PCB、水
(H2O)および水酸化ナトリウム(NaOH)の各液
123a〜123dを前記一次反応器内に加圧して送給
する加圧ポンプ124a〜124dと、一次反応器12
2に供給する前記水を予熱する熱交換器125と、一次
反応器122に連結されて配管を螺旋状に巻いた構成の
二次反応器126と、二次反応器126からの処理液を
冷却する冷却器127と、上記反応の系内の圧力を計測
する圧力計測器142と、圧力計測器142での計測結
果に基づいて上記反応の系内の圧力を調整する圧力調整
弁128と、大気圧にまで減圧された前記処理液を気液
分離する気液分離器129とを備えてなるものである。
さらに、気液分離器129の気体送出側には、活性炭槽
130が配置されており、排ガス(CO2 )131が煙
突132から外部へ排出され、液体送出側には、放出タ
ンク134が配置されており、排水(H2 O,NaC
l)133が溜められ、必要に応じて別途排水処理され
る。
【0006】なお、油(又は有機溶剤)、PCB、H2
OおよびNaOHの各液123a〜123dは各タンク
135a〜135dから配管136a〜136d及びエ
ジェクタ137を介して一次反応器122内にそれぞれ
導入される。また、酸素(O 2 )等の酸化剤は高圧酸素
供給設備138により供給され、供給配管139は、一
次反応器122に対して直結されている。ここで、油
(又は有機溶剤)を入れるのは、特に高濃度のPCBの
分解反応促進のためと、分解装置120の起動時におい
て反応温度を最適温度まで昇温させるためである。
【0007】上記水熱酸化分解装置において、各加圧ポ
ンプ124a〜124dは、油(又は有機溶剤)、PC
B、NaOH、H2Oの各液123a〜123dを各タ
ンク135a〜135d内から配管136a〜136d
及びエジェクタ137を介して一次反応器122内にそ
れぞれ加圧送給し、一次反応器122内を27MPa程
度まで昇圧する。また、熱交換器125は、H2Oを3
00℃程度に予熱する。また、一次反応器122内には
酸素が噴出しており、内部の反応熱により380℃〜4
00℃まで昇温する。サイクロンセパレータ121は、
一次反応器122内で析出したNa2CO3の結晶粒子の
大きなものを分離し、Na2CO3の微粒子を二次反応器
126に送る。このサイクロンセパレータ121の作用
により、二次反応器126の閉塞が防止される。この段
階までに、PCBは、脱塩素反応および酸化分解反応を
起こし、NaCl、CO2およびH2Oに分解されてい
る。つぎに、冷却器127は、二次反応器126からの
流体を100℃程度に冷却し、圧力調整弁128は、圧
力計測器142での計測結果に基づいて、上記反応の系
内を上記圧力に維持するように開閉して、流体を大気圧
まで減圧する。そして、気液分離器129によりCO2
および水蒸気と処理液とが分離され、CO2および水蒸
気は、活性炭槽130を通過して環境中に排出される。
【0008】このような水熱酸化分解装置を用いてPC
B含有油(例えばトランスやコンデンサ等の絶縁油)等
を処理することで、PCBが脱塩素化されビフェニル
((C 6 5 2 )等の脱塩素化物とされ、該ビフェニ
ルが酸化剤等の作用によりCO 2 、H2 O等へと完全無
害化がなされている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】前述したような水熱酸
化分解装置においては、図13に示すように、一次反応
器122内の圧力と圧力調整弁126の開度との相関関
係を液密度ρL ごとに対応させることにより、圧力調整
弁128の開度と一次反応器122から送出される液の
体積流量とを一定の関係に調整するようにしているもの
の、一次反応器122内の温度や圧力の変化に伴って、
一次反応器122内の液密度ρL が大きく変化しやすい
ため、一次反応器122内の圧力と圧力調整弁126の
開度との相関関係がすぐに変わってしまい、圧力調整弁
128の開度と一次反応器122から送出される液の体
積流量との関係を一定に保つことが難しかった。このた
め、一次反応器122内を安定状態に維持できるように
圧力調整弁128を調整することが難しく、分解処理能
力に変動を生じてしまう虞があった。
【0010】このようなことから、本発明は、分解処理
能力に変動を生じることなく安定して分解処理すること
ができる水熱酸化分解装置を提供することを目的とす
る。
【0011】
【課題を解決するための手段】前述した課題を解決する
ための、第一番目の発明による水熱酸化分解装置は、加
熱および加圧された反応器内において炭酸ナトリウムの
存在下、ハロゲン化有機化合物を脱ハロゲン化反応およ
び酸化分解反応で無害化させる水熱酸化分解装置におい
て、上記反応の系内の圧力を計測する圧力計測手段と、
前記圧力計測手段での計測結果に基づいて、上記反応の
系内の圧力を調整する圧力調整手段とを備えたことを特
徴とする。
【0012】第二番目の発明による水熱酸化分解装置
は、第一番目の発明において、サイクロンセパレータを
併設した筒形状の一次反応器と、油又は有機溶剤,ハロ
ゲン化有機化合物,水及びアルカリ液を前記一次反応器
内に加圧して送給する加圧ポンプと、前記一次反応器に
供給する前記水を予熱する予熱器と、前記一次反応器に
連結されて配管を螺旋状に巻いた構成の二次反応器と、
前記二次反応器からの処理液を冷却する冷却器と、上記
反応の系内の圧力を計測する圧力計測手段と、前記圧力
計測手段での計測結果に基づいて、上記反応の系内の圧
力を調整する圧力調整手段と、減圧された前記処理液を
気液分離する気液分離手段とを備えていることを特徴と
する。
【0013】第三番目の発明による水熱酸化分解装置
は、第一番目または第二番目の発明において、前記圧力
調整手段が、前記圧力計測手段での計測結果に基づい
て、その値が第一の設定値よりも大きくなる場合には開
き、その値が第二の設定値よりも小さくなる場合には閉
じるオンオフ弁を備えていることを特徴とする。
【0014】第四番目の発明による水熱酸化分解装置
は、第三番目の発明において、前記圧力調整手段が、前
記オンオフ弁の上流側に配設された圧力調整弁を備えて
いるとを特徴とする。
【0015】第五番目の発明による水熱酸化分解装置
は、第四番目の発明において、前記圧力調整手段が、前
記反応器の内部の温度および圧力に基づいて当該反応器
内の液密度を求めて、当該液密度が小さいほど前記圧力
調整弁の開度を小さくするように当該圧力調整弁の開度
を調整する制御手段を備えていることを特徴とする。
【0016】第六番目の発明による水熱酸化分解装置
は、第一番目または第二番目の発明において、前記圧力
調整手段が、圧力調整弁と、前記圧力計測手段での計測
結果に基づいて、その値が第一の設定値よりも大きくな
る場合には前記圧力調整弁を開放させるように当該圧力
調整弁を調整し、その値が第二の設定値よりも小さくな
る場合には前記圧力調整弁を閉塞させるように当該圧力
調整弁を調整する制御手段とを備えていることを特徴と
する。
【0017】
【発明の実施の形態】本発明による水熱酸化分解装置の
実施の形態を図面を用いて以下に説明するが、本発明は
これらの実施の形態に限定されるものではない。
【0018】[第一番目の実施の形態]本発明による水
熱酸化分解装置の第一番目の実施の形態を図1〜3を用
いて説明する。図1は、水熱酸化分解装置の概略構成
図、図2は、弁の開度と系内の圧力との関係の説明図、
図3は、PCB無害化処理システムの概略構成図であ
る。なお、本実施の形態では、ハロゲン化有機化合物と
してPCBを例にして説明する。
【0019】図1に示すように、本実施の形態にかかる
水熱酸化分解装置は、加熱および加圧された一次反応器
122内において炭酸ナトリウムの存在下、PCBを脱
ハロゲン化反応および酸化分解反応で無害化させる水熱
酸化分解装置において、上記反応の系内の圧力を計測す
る圧力計測手段である圧力計測器142と、圧力計測器
142での計測結果に基づいて、上記反応の系内の圧力
を調整する圧力調整手段であるオンオフ弁(例えば電磁
弁等)143とを備えたものである。
【0020】より具体的に説明すると、本実施の形態に
かかる水熱酸化分解装置は、サイクロンセパレータ12
1を併設した筒形状の一次反応器122と、油(又は有
機溶剤)、PCB、水(H2O)および水酸化ナトリウ
ム(NaOH)の各液123a〜123dを一次反応器
122内に加圧して送給する加圧ポンプ124a〜12
4dと、一次反応器122に供給する前記水を予熱する
熱交換器125と、一次反応器122に連結されて配管
を螺旋状に巻いた構成の二次反応器126と、二次反応
器126からの処理液を冷却する冷却器127と、上記
反応の系内の圧力を計測する前記圧力計測器142と、
圧力計測器142での計測結果に基づいて、上記反応の
系内の圧力を調整する前記オンオフ弁143と、減圧さ
れた前記処理液を気液分離する気液分離器129とを備
えてなるものである。
【0021】ここで、上記オンオフ弁143は、圧力計
測器142での計測結果に基づいて、その値が第一の設
定値(上限値)よりも大きくなる場合には開き(オン状
態)、その値が第二の設定値(下限値)よりも小さくな
る場合には閉じる(オフ状態)ようになっている。
【0022】さらに、上記水熱酸化分解装置は、気液分
離器129の気体送出側に活性炭槽130が配置され、
排ガス(CO2 )131が煙突132から外部へ排出さ
れる一方、液体送出側に放出タンク134が配置され、
排水(H2 O,NaCl)133が溜められて、必要に
応じて別途排水処理されるようになっている。
【0023】なお、油(又は有機溶剤)、PCB、H2
OおよびNaOHの各液123a〜123dは各タンク
135a〜135dから配管136a〜136d及びエ
ジェクタ137を介して一次反応器122内にそれぞれ
導入される。また、酸素(O 2 )等の酸化剤は高圧酸素
供給設備138により供給され、供給配管139は、一
次反応器122に対して直結されている。
【0024】ここで、油(又は有機溶剤)を入れるの
は、特に高濃度のPCBの分解反応促進のためと、分解
装置120の起動時において反応温度を最適温度まで昇
温させるためである。
【0025】このような水熱酸化分解装置の作用を次に
説明する。各加圧ポンプ124a〜124dは、油(又
は有機溶剤)、PCB、NaOH、H2Oの各液123
a〜123dを各タンク135a〜135d内から配管
136a〜136d及びエジェクタ137を介して一次
反応器122内にそれぞれ加圧送給し、一次反応器12
2内を27MPa程度まで昇圧する。また、熱交換器1
25は、H2Oを300℃程度に予熱する。また、一次
反応器122内には酸素が噴出しており、内部の反応熱
により380℃〜400℃まで昇温する。
【0026】サイクロンセパレータ121は、一次反応
器122内で析出したNa2CO3の結晶粒子の大きなも
のを分離し、Na2CO3の微粒子を二次反応器126に
送る。このサイクロンセパレータ121の作用により、
二次反応器126の閉塞が防止される。この段階まで
に、PCBは、脱塩素反応および酸化分解反応を起こ
し、NaCl、CO2およびH2Oに分解されている。
【0027】つぎに、冷却器127は、二次反応器12
6からの流体を100℃程度に冷却し、オンオフ弁14
3は、圧力計測器142での計測結果に基づいて、上記
反応の系内の圧力を上記圧力に調整するように開閉す
る、すなわち、図2に示すように、その値が第一の設定
値(上限値:例えば27.02MPa)よりも大きくな
る場合には開き、その値が第二の設定値(下限値:例え
ば26.98MPa)よりも小さくなる場合には閉じる
ように作動しながら、流体を大気圧まで減圧する。これ
により、上記反応の系内は、一定の圧力範囲内(例えば
27±0.2MPa)に常に維持される。そして、気液
分離器129によりCO2および水蒸気と処理液とが分
離され、CO2および水蒸気は、活性炭槽130を通過
して環境中に排出される。
【0028】このような処理により、PCB含有油(例
えばトランスやコンデンサ等の絶縁油)のPCBが脱ハ
ロゲン化されビフェニル((C6 5 2 )等の脱ハロ
ゲン化物となり、さらにビフェニルが酸化剤等の作用に
より酸化分解されてCO2 、H2 O等となって完全無害
化される。
【0029】つまり、従来は、一次反応器122から送
出される液の体積流量と開度調整可能な圧力調整弁の開
度とが常に一定の関係となる条件において、系内を前記
圧力に維持するように圧力調整弁の開度を調整するよう
にしたが、本実施の形態では、単に開閉するだけのオン
オフ弁143を用いて、系内の圧力が上限値よりも大き
くなる場合には当該オンオフ弁143を開け、系内の圧
力が下限値よりも小さくなる場合には当該オンオフ弁1
43を閉めることにより、系内を前記圧力に維持するよ
うにしたのである。
【0030】したがって、本実施の形態の水熱酸化分解
装置によれば、一次反応器122内を安定状態に維持す
ることが容易にできるので、分解処理能力に変動を生じ
ることなく安定して分解処理することが容易にできる。
【0031】<PCB無害化処理設備>次に、上記水熱
酸化分解装置をPCB無害化処理システムに適用した場
合を図3を用いて説明する。
【0032】図3に示すように、PCB無害化処理シス
テムは、有害物質であるPCBが付着又は含有又は保存
されている被処理物を無害化する有害物質処理システム
であって、被処理物1001である有害物質( 例えばPC
B)1002 を保存する容器1003から有害物質1002を分離す
る分離手段1004と、被処理物1001を構成する構成材1001
a,b,…を解体する解体手段1005のいずれか一方又は
両方を有する前処理手段1006と、前処理手段1006におい
て処理された被処理物を構成する構成材であるコア1001
aをコイル1001bと鉄心1001cとに分離するコア分離手
段1007と、分離されたコイル1001bを銅線1001dと紙・
木1001eとに分離するコイル分離手段1008と、上記コア
分離手段1008で分離された鉄心1001cと解体手段1005で
分離された金属製の容器 (容器本体及び蓋等)1003 とコ
イル分離手段1008で分離された銅線1001dとを洗浄液10
10で洗浄する洗浄手段1011と、洗浄後の洗浄廃液1012及
び前処理手段で分離した有害物質1002のいずれか一方又
は両方を分解処理する有害物質分解処理手段1013とを具
備する。
【0033】このようなPCB無害化処理システムにお
いて、前記水熱酸化分解装置は、上記有害物質分解処理
手段1013に適用される。これにより、分解処理能力に変
動を生じることなく安定して分解処理することが容易に
できるようになる。
【0034】なお、上記処理システムで処理可能な有害
物質としては、PCB(コプラナPCBを含む)の他
に、例えば、ポリ臭化ビフェニル、ダイオキシン類、臭
化ダイオキシン類、塩化ビニルシート、有害廃棄塗料、
廃棄燃料、有害薬品、廃棄樹脂、未処理爆薬等を挙げる
ことができるが、これらに限定されるものではない。
【0035】また、上記処理システムで処理可能な被処
理物としては、例えばPCB含有油を使用したトランス
やコンデンサの容器や各種部材、PCB含有塗料の保管
容器等を例示することができるが、これらに限定される
ものではない。
【0036】[第二番目の実施の形態]本発明による水
熱酸化分解装置の第二番目の実施の形態を図4を用いて
説明する。図4は、水熱酸化分解装置の概略構成図であ
る。ただし、前述した第一番目の実施の形態の場合と同
様な部分については、前述した第一番目の実施の形態の
説明で用いた符号と同一の符号を図面に付すことによ
り、その重複する説明を省略する。
【0037】図4に示すように、本実施の形態にかかる
水熱酸化分解装置は、前述した第一番目の実施の形態の
水熱酸化分解装置において、圧力調整手段として、前記
オンオフ弁143の上流側に圧力調整弁128をさらに
備えたものである。
【0038】このような本実施の形態による水熱酸化分
解装置においては、前述した第一番目の実施の形態の場
合と同様に、オンオフ弁143が、圧力計測器142で
の計測結果に基づいて、上記反応の系内の圧力を上記圧
力に調整するように開閉する、すなわち、その値が第一
の設定値(上限値)よりも大きくなる場合には開き、そ
の値が第二の設定値(下限値)よりも小さくなる場合に
は閉じるように作動しながら、流体を大気圧まで減圧す
る。
【0039】このとき、例えば、一次反応器122内の
昇温時(例えば運転開始時等)や降温時(例えば運転停
止時等)のように液密度が大きく変動するような場合だ
と、オンオフ弁143の開閉動作の頻度が著しく変化し
てしまう。具体的には、液密度が小さくなると、オンオ
フ弁143の開閉時の圧力変化が大きくなるため、オン
オフ弁143の開閉間隔が非常に短く、オンオフ弁14
3が頻繁に開閉動作を繰り返すようになってしまい、オ
ンオフ弁143にかかる負荷が非常に大きくなってしま
う。
【0040】このため、液密度が小さく、オンオフ弁1
43が頻繁に開閉動作を繰り返すような場合には、前記
圧力調整弁128により圧力変化量を調整し、当該オン
オフ弁143の開閉頻度を抑えるようにする。これによ
り、オンオフ弁143にかかる負荷が抑制される。
【0041】したがって、本実施の形態によれば、前述
した第一番目の実施の形態の場合と同様な効果を得るこ
とができるのはもちろんのこと、オンオフ弁143の開
閉時の圧力変化が大きような場合であっても、オンオフ
弁143の開閉頻度を抑えて、オンオフ弁143にかか
る負荷を抑制することができ、オンオフ弁143の寿命
を延ばすことができる。
【0042】[第三番目の実施の形態]本発明による水
熱酸化分解装置の第三番目の実施の形態を図5,6を用
いて説明する。図5は、水熱酸化分解装置の概略構成
図、図6は、圧力と温度と液密度との関係を表すグラフ
である。ただし、前述した第一,二番目の実施の形態の
場合と同様な部分については、前述した第一,二番目の
実施の形態の説明で用いた符号と同一の符号を図面に付
すことにより、その重複する説明を省略する。
【0043】図5に示すように、本実施の形態にかかる
水熱酸化分解装置は、前述した第二番目の水熱酸化分解
装置において、圧力調整手段として、一次反応器122
の内部の圧力および温度に基づいて、すなわち、一次反
応器122に設けられた圧力計測器144および温度計
測器145での計測結果に基づいて、一次反応器122
内の液密度を求めて、当該液密度が小さいほど圧力調整
弁128の開度を小さくするように圧力調整弁128の
開度を調整する制御手段である制御器146を備えたも
のである。
【0044】このような本実施の形態による水熱酸化分
解装置においては、前述した第一番目の実施の形態の場
合と同様に、オンオフ弁143が、圧力計測器142で
の計測結果に基づいて、上記反応の系内の圧力を上記圧
力に調整するように開閉する、すなわち、その値が第一
の設定値(上限値)よりも大きくなる場合には開き、そ
の値が第二の設定値(下限値)よりも小さくなる場合に
は閉じるように作動しながら、流体を大気圧まで減圧す
る。
【0045】このとき、前述した第二番目の実施の形態
で説明したように、一次反応器122内の昇温時(例え
ば運転開始時等)や降温時(例えば運転停止時等)のよ
うに液密度が大きく変動すると、前記制御器146が、
圧力計測器144および温度計測器145での計測結果
から、図6に示すような圧力と温度と液密度との相関関
係に基づいて一次反応器122内の液密度ρL を求め、
当該液密度ρL の値に対応した圧力調整弁128の開度
となるように、すなわち、液密度ρL が小さいほど圧力
調整弁128の開度を小さくするように圧力調整弁12
8の開度を調整し、オンオフ弁143にかかる圧力変化
量を常に略一定とする。これにより、オンオフ弁143
の開閉頻度が抑えられ、オンオフ弁143にかかる負荷
が抑制される。
【0046】つまり、前述した第二番目の実施の形態で
は、オンオフ弁143が頻繁に開閉動作を繰り返すとき
に圧力調整弁128を調整して、当該オンオフ弁143
の開閉頻度を抑えるようにしたが、本実施の形態では、
一次反応器122内の液密度ρL から、予め定められた
マップに基づいて圧力調整弁128を調整して、当該オ
ンオフ弁143の開閉頻度を抑えるようにしたのであ
る。
【0047】したがって、本実施の形態によれば、前述
した第二番目の実施の形態の場合と同様な効果を得るこ
とができるのはもちろんのこと、前述した第二番目の実
施の形態の場合よりも圧力調整弁128を確実かつ容易
に調整することができる。
【0048】[第四番目の実施の形態]本発明による水
熱酸化分解装置の第四番目の実施の形態を図7〜11を
用いて説明する。図7は、水熱酸化分解装置の概略構成
図、図8は、液密度と圧力調整弁の開度との関係を表す
説明図、図9は、開閉信号と圧力調整弁の開度と系内の
圧力との関係の説明図、図10は、体積流量が少ないと
きの開閉信号と圧力調整弁の開度と系内の圧力との関係
の説明図、図11は、体積流量が多いときの開閉信号と
圧力調整弁の開度と系内の圧力との関係の説明図であ
る。ただし、前述した第一〜三番目の実施の形態の場合
と同様な部分については、前述した第一〜三番目の実施
の形態の説明で用いた符号と同一の符号を図面に付すこ
とにより、その重複する説明を省略する。
【0049】図7に示すように、本実施の形態にかかる
水熱酸化分解装置は、加熱および加圧された一次反応器
122内において炭酸ナトリウムの存在下、PCBを脱
ハロゲン化反応および酸化分解反応で無害化させる水熱
酸化分解装置において、上記反応の系内の圧力を計測す
る圧力計測手段である圧力計測器142と、圧力計測器
142での計測結果に基づいて、上記反応の系内の圧力
を調整する圧力調整手段である圧力調整弁128および
制御器147等とを備えたものである。
【0050】上記制御器147は、圧力計測器142で
の計測結果に基づいて、その圧力が第一の設定値(上限
値)よりも大きくなる場合には圧力調整弁128を開放
させるように当該圧力調整弁128を調整し、その圧力
が第二の設定値(下限値)よりも小さくなる場合には圧
力調整弁128を閉塞させるように当該圧力調整弁12
8を調整するようになっている。
【0051】このような本実施の形態による水熱酸化分
解装置においては、前記制御器147が、圧力計測器1
42での計測結果に基づいて、上記反応の系内の圧力を
上記圧力に調整するように圧力調整弁128を開閉させ
る、すなわち、図9に示すように、系内の圧力が第一の
設定値(上限値:例えば27.02MPa)よりも大き
くなる場合には圧力調整弁128を開放させるように制
御し、系内の圧力が第二の設定値(下限値:例えば2
6.98MPa)よりも小さくなる場合には圧力調整弁
128を閉塞させるように制御するのである。
【0052】このとき、前述した第二,三番目の実施の
形態で説明したように、一次反応器122内の昇温時
(例えば運転開始時等)や降温時(例えば運転停止時
等)のように液密度が大きく変動したとしても、前記制
御器147は、上述したように、圧力計測器142での
計測結果に基づいて、上記反応の系内の圧力を上記圧力
に調整するように圧力調整弁128の開閉を制御するの
で、図8に示すように、液密度ρL が小さい場合(図8
中、左側)、すなわち、圧力変化量が大きく一次反応器
122から送出される液の体積流量が大きい場合には、
圧力調整弁128の開度幅が小さくなり、液密度ρL
大きい場合(図8中、右側)、すなわち、圧力変化量が
小さく一次反応器122から送出される液の体積流量が
小さい場合には、圧力調整弁128の開度幅が大きくな
る。
【0053】言い換えれば、例えば、圧力変化量が小さ
く一次反応器122から送出される液の体積流量が小さ
いと、図10に示すように、系内の圧力が上限値を超え
やすくなるため、制御器127は、圧力調整弁128の
開度の上限値を大きくするように、すなわち、圧力調整
弁128の開放時間(t1 )を長くするように圧力調整
弁128を制御する一方、圧力変化量が大きく一次反応
器122から送出される液の体積流量が大きいと、図1
1に示すように、系内の圧力が下限値を下回りやすくな
るため、制御器127は、圧力調整弁128の開度の下
限値を小さくするように、すなわち、圧力調整弁128
の閉塞時間(t2 )を長くするように圧力調整弁128
を制御するのである。
【0054】つまり、系内の圧力だけに基づく圧力調整
弁128の開閉制御だけであっても、制御器147から
の開閉信号に対する圧力調整弁128の開度の追従性
(応答性)を利用して体積流量を略一定の大きさで送出
することができるようにしたのである。
【0055】したがって、本実施の形態によれば、前述
した第三番目の実施の形態の場合と同様な効果を得るこ
とができるのはもちろんのこと、前述した第三番目の実
施の形態の場合よりも簡単な構成とすることができる。
【0056】
【発明の効果】第一番目の発明による水熱酸化分解装置
は、加熱および加圧された反応器内において炭酸ナトリ
ウムの存在下、ハロゲン化有機化合物を脱ハロゲン化反
応および酸化分解反応で無害化させる水熱酸化分解装置
において、上記反応の系内の圧力を計測する圧力計測手
段と、前記圧力計測手段での計測結果に基づいて、上記
反応の系内の圧力を調整する圧力調整手段とを備えたこ
とから、系内の圧力を一定の範囲に維持することが容易
にでき、反応器内を安定状態に維持することが容易にで
きるので、分解処理能力に変動を生じることなく安定し
て分解処理することが容易にできる。
【0057】第二番目の発明による水熱酸化分解装置
は、第一番目の発明において、サイクロンセパレータを
併設した筒形状の一次反応器と、油又は有機溶剤,ハロ
ゲン化有機化合物,水及びアルカリ液を前記一次反応器
内に加圧して送給する加圧ポンプと、前記一次反応器に
供給する前記水を予熱する予熱器と、前記一次反応器に
連結されて配管を螺旋状に巻いた構成の二次反応器と、
前記二次反応器からの処理液を冷却する冷却器と、上記
反応の系内の圧力を計測する圧力計測手段と、前記圧力
計測手段での計測結果に基づいて、上記反応の系内の圧
力を調整する圧力調整手段と、減圧された前記処理液を
気液分離する気液分離手段とを備えていることから、系
内の圧力を一定の範囲に維持することが容易にでき、反
応器内を安定状態に維持することが容易にできるので、
分解処理能力に変動を生じることなく安定して分解処理
することが容易にできる。
【0058】第三番目の発明による水熱酸化分解装置
は、第一番目または第二番目の発明において、前記圧力
調整手段が、前記圧力計測手段での計測結果に基づい
て、その値が第一の設定値よりも大きくなる場合には開
き、その値が第二の設定値よりも小さくなる場合には閉
じるオンオフ弁を備えているので、第一番目または第二
番目の発明による効果を簡単に得ることができる。
【0059】第四番目の発明による水熱酸化分解装置
は、第三番目の発明において、前記圧力調整手段が、前
記オンオフ弁の上流側に配設された圧力調整弁を備えて
いるので、オンオフ弁の開閉時の圧力変化が大きような
場合であっても、オンオフ弁の開閉頻度を抑えて、オン
オフ弁にかかる負荷を抑制することができ、オンオフ弁
の寿命を延ばすことができる。
【0060】第五番目の発明による水熱酸化分解装置
は、第四番目の発明において、前記圧力調整手段が、前
記反応器の内部の温度および圧力に基づいて当該反応器
内の液密度を求めて、当該液密度が小さいほど前記圧力
調整弁の開度を小さくするように当該圧力調整弁の開度
を調整する制御手段を備えているので、圧力調整弁を確
実かつ容易に調整することができる。
【0061】第六番目の発明による水熱酸化分解装置
は、第一番目または第二番目の発明において、前記圧力
調整手段が、圧力調整弁と、前記圧力計測手段での計測
結果に基づいて、その値が第一の設定値よりも大きくな
る場合には前記圧力調整弁を開放させるように当該圧力
調整弁を調整し、その値が第二の設定値よりも小さくな
る場合には前記圧力調整弁を閉塞させるように当該圧力
調整弁を調整する制御手段とを備えていることから、系
内の圧力だけに基づく圧力調整弁の開閉制御だけであっ
ても、制御手段からの開閉信号に対する圧力調整弁の開
度の追従性(応答性)を利用して体積流量を略一定の大
きさで送出することが簡単な構成で容易にできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による水熱酸化分解装置の第一番目の実
施の形態の概略構成図である。
【図2】弁の開度と系内の圧力との関係の説明図であ
る。
【図3】本発明による水熱酸化分解装置をPCB無害化
処理システムに適用した場合の第一番目の実施の形態の
概略構成図である。
【図4】本発明による水熱酸化分解装置の第二番目の実
施の形態の概略構成図である。
【図5】本発明による水熱酸化分解装置の第三番目の実
施の形態の概略構成図である。
【図6】圧力と温度と液密度との関係を表すグラフであ
る。
【図7】本発明による水熱酸化分解装置の第四番目の実
施の形態の概略構成図である。
【図8】液密度と圧力調整弁の開度との関係を表す説明
図である。
【図9】開閉信号と圧力調整弁の開度と系内の圧力との
関係の説明図である。
【図10】体積流量が少ないときの開閉信号と圧力調整
弁の開度と系内の圧力との関係の説明図である。
【図11】体積流量が多いときの開閉信号と圧力調整弁
の開度と系内の圧力との関係の説明図である。
【図12】従来の水熱酸化分解装置の一例の概略構成図
である。
【図13】系内の圧力と圧力調整弁の開度と液密度との
関係を表すグラフである。
【符号の説明】
128 圧力調整弁 142 圧力計測器 143 オンオフ弁 144 圧力計測器 145 温度計測器 146,147 制御器
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 山元 崇 長崎県長崎市深堀町5丁目717番1号 三 菱重工業株式会社長崎研究所内 Fターム(参考) 2E191 BA13 BB00 BC01 BD11 4G075 AA13 AA37 AA62 AA63 BA05 BD13 CA02 CA05 CA51 CA57 4H006 AA04 AA05 AC13 AC26 BD84

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 加熱および加圧された反応器内において
    炭酸ナトリウムの存在下、ハロゲン化有機化合物を脱ハ
    ロゲン化反応および酸化分解反応で無害化させる水熱酸
    化分解装置において、 上記反応の系内の圧力を計測する圧力計測手段と、 前記圧力計測手段での計測結果に基づいて、上記反応の
    系内の圧力を調整する圧力調整手段とを備えたことを特
    徴とする水熱酸化分解装置。
  2. 【請求項2】 請求項1において、 サイクロンセパレータを併設した筒形状の一次反応器
    と、 油又は有機溶剤,ハロゲン化有機化合物,水及びアルカ
    リ液を前記一次反応器内に加圧して送給する加圧ポンプ
    と、 前記一次反応器に供給する前記水を予熱する予熱器と、 前記一次反応器に連結されて配管を螺旋状に巻いた構成
    の二次反応器と、 前記二次反応器からの処理液を冷却する冷却器と、 上記反応の系内の圧力を計測する圧力計測手段と、 前記圧力計測手段での計測結果に基づいて、上記反応の
    系内の圧力を調整する圧力調整手段と、 減圧された前記処理液を気液分離する気液分離手段とを
    備えていることを特徴とする水熱酸化分解装置。
  3. 【請求項3】 請求項1または請求項2において、 前記圧力調整手段が、前記圧力計測手段での計測結果に
    基づいて、その値が第一の設定値よりも大きくなる場合
    には開き、その値が第二の設定値よりも小さくなる場合
    には閉じるオンオフ弁を備えていることを特徴とする水
    熱酸化分解装置。
  4. 【請求項4】 請求項3において、 前記圧力調整手段が、前記オンオフ弁の上流側に配設さ
    れた圧力調整弁を備えているとを特徴とする水熱酸化分
    解装置。
  5. 【請求項5】 請求項4において、 前記圧力調整手段が、前記反応器の内部の温度および圧
    力に基づいて当該反応器内の液密度を求めて、当該液密
    度が小さいほど前記圧力調整弁の開度を小さくするよう
    に当該圧力調整弁の開度を調整する制御手段を備えてい
    ることを特徴とする水熱酸化分解装置。
  6. 【請求項6】 請求項1または請求項2において、 前記圧力調整手段が、 圧力調整弁と、 前記圧力計測手段での計測結果に基づいて、その値が第
    一の設定値よりも大きくなる場合には前記圧力調整弁を
    開放させるように当該圧力調整弁を調整し、その値が第
    二の設定値よりも小さくなる場合には前記圧力調整弁を
    閉塞させるように当該圧力調整弁を調整する制御手段と
    を備えていることを特徴とする水熱酸化分解装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN105679504A (zh) * 2016-04-13 2016-06-15 云南电网有限责任公司电力科学研究院 一种油浸式变压器用油水分离装置及方法
CN114160063A (zh) * 2021-11-10 2022-03-11 安徽博硕科技有限公司 一种二噁英吸附剂生产反应釜泄压装置及其使用方法

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