JP2003071103A - リフト装置 - Google Patents

リフト装置

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JP2003071103A
JP2003071103A JP2001267600A JP2001267600A JP2003071103A JP 2003071103 A JP2003071103 A JP 2003071103A JP 2001267600 A JP2001267600 A JP 2001267600A JP 2001267600 A JP2001267600 A JP 2001267600A JP 2003071103 A JP2003071103 A JP 2003071103A
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discharge port
bucket
opening
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JP2001267600A
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English (en)
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Tsuneo Kurasawa
恒雄 倉澤
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Heiwa Corp
Original Assignee
Heiwa Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 リフトに複数の排出口を設け、パチンコ玉の
搬送先を規制可能とすることにより、パチンコ玉の管理
を容易化する。 【解決手段】 本発明は、下スプロケット1bの近傍に
設けられた導入口11と上スプロケット1aの近傍に設
けられた排出口17との間に、開閉扉23を有する中間
排出口21を少なくとも1つは備えているところに特徴
がある。導入口11からバケット5に投入されたパチン
コ玉Bが上昇中に扉のある排出口と対向してもそのまま
上昇を継続するが、扉が開いている排出口と対向すると
そこから排出シュート25へ排出され、それよりも上方
に位置する排出口からは排出不能となる。これらの扉を
アクチュエータなどの駆動手段により開閉させるように
すれば、遊技場全体のパチンコ玉の管理を容易化する。
バケットを複列化するとともに各排出口を独立化すれ
ば、単一のリフト装置で複雑な搬送が可能となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば、パチンコ
遊技場の島内に備えるパチンコ玉の循環経路における傾
斜樋の落差を補充するためのリフト装置に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】パチンコ遊技場の島内には、パチンコ玉
の循環経路として傾斜樋が設けてあるが、この傾斜樋の
落差を是正する手段の1としていわゆるミニリフトが設
けてある。ミニリフトの構成例としては、図6に示すよ
うに、1対のスプロケットに巻き掛けられたチェーン8
3の外側に多数のバケット85,…を連続状に配設した
ものを採用したものがある。このミニリフトは、下方の
導入口87からこれらのバケット内に投入されたパチン
コ玉Bを上昇移動させ、上方の排出口89から排出する
ようになっている。パチンコ玉Bの通路となる導入側の
傾斜樋91は、チェーン83の上昇側にリフトと直交す
るように設けてある。この傾斜樋91に沿って転がり移
動して来たパチンコ玉Bは、導入口87で移動方向を変
更して導入側の傾斜シュート93からリフトの各バケッ
ト85,…へ供給されるようになっている。各バケット
85の底部は、両側部を低くする山形となっており、両
側部の開口端はケース95の内側が近接対向することに
より塞いで、上昇中におけるパチンコ玉の零れ落ちがな
いようになっている。
【0003】排出口89は、ケース95の両側に設けた
開口部95a,95aからこれに接続する傾斜シュート
97,97を経て、排出側の傾斜樋99へ排出可能に構
成されている。上記のような構成になっているため、導
入口87から各バケット85内に投入されたパチンコ玉
Bは、バケットの上昇により持ち上げられ、排出口89
で開口部95a,95aから傾斜シュート97,97を
経て傾斜樋99へ排出されるようになっている。このよ
うにしてパチンコ玉Bは、これらの排出口89から傾斜
樋99を経て次の目的装置へ移動するようになってい
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記従来例におけるミ
ニリフトは、単一の通路でパチンコ玉を一方方向にのみ
移動させることを前提とするものであり、これを通るパ
チンコ玉も被研磨パチンコ玉(以下「汚れ玉」)とか、
研磨済みパチンコ玉(以下「磨き玉」)などのいずれか
のみを上昇移動可能とするものである。したがって、島
内に汚れ玉用通路と磨き玉用通路を設ける必要がある場
合、ミニリフトも通路ごとに設けなければならないた
め、設備コストの上昇及び狭い島内における設置スペー
スの確保などの問題が生じる。また、島の構造が複雑に
なっている場合には、パチンコ玉の循環経路も複雑化す
るため、リフトもこれらの経路に対応したものとする必
要がある。しかし、上記従来例のリフトでは一方の方向
から転がり移動して来たパチンコ玉をその延長上又は任
意の方向への1経路だけとなっているため、このような
循環経路に対応することができない問題がある。したが
って、循環経路ごとにミニリフトを設けなければならな
いことからリフトの数が多くなり、設備費やスペース上
の問題を生じることになる。
【0005】そこで本発明の目的は、単一のリフトによ
り、異なる種類のパチンコ玉を上昇移動可能とするとと
もに、任意の複数の方向へ移動可能とすることにより、
設備費の低減、及び島内スペースの有効利用の促進を図
ることにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明は以下の各手段を採用することによりそれ
ぞれ以下の作用効果を生じるようにしてある。
【0007】(請求項1に記載した発明の構成)請求項
1に記載した発明に係るリフト装置は、上スプロケット
と下スプロケットとに掛け回されたチェーンの外側に連
続的に配設してある複数のバケットと、これらのバケッ
トの両側部及び前面を取り囲むように設けてあるケース
と、下スプロケット近傍にて各バケットにパチンコ玉を
投入可能に設けてある少なくとも1つの導入口と、上記
の上スプロケット近傍にてバケット内に収納されている
パチンコ玉を排出可能に設けてある少なくとも1つの排
出口と、上記の導入口と排出口との中間位置に少なくと
も1つは設けてある中間排出口と、これらの中間排出口
を開閉する開閉扉とを備えているところに特徴がある。
【0008】(請求項1に記載した発明の作用効果)本
発明は、上記構成の採用により、1つ以上の導入口から
バケットに投入されたパチンコ玉が、バケットの上昇移
動によりある高さに到達したときに、複数の排出口から
択一的に1つの排出口を選択してパチンコ玉を排出可能
となる。すなわち、上スプロケット近傍に設けてある上
部排出口と、上記の導入口との中間位置に設けてある中
間排出口のいずれかを選択して上昇移動するパチンコ玉
を排出させ、各排出口ごとに傾斜樋を経て異なる装置に
搬送可能となる。また、導入口を2つとし、中間排出口
を多くすれば、これに対応して汚れ玉と磨き玉など2通
りのパチンコ玉を任意の装置へ搬送できるので、単一の
リフト装置で複数方向への交通整理が可能となる。この
ように、複雑化したパチンコ玉の循環経路の整理を単一
のリフトで行なうことが可能となるため、狭い島のスペ
ースを有効に利用可能となる他、設備コストの節減を図
ることが可能となる。
【0009】(請求項2に記載した発明の特徴)請求項
2に記載した発明のリフト装置は、請求項1に記載した
発明において、上記の開閉扉は開閉動作を規制する扉駆
動手段を備えており、上記の中間排出口は、この扉駆動
手段によりパチンコ玉の搬送先に対応して開閉するよう
に規制可能としてあるところに特徴がある。バケットに
収納されて上昇移動中のパチンコ玉は、扉が開いている
排出口から排出されるが、いずれの中間排出口も開いて
いないときには、さらに上昇移動して上部排出口から排
出されるようになっている。これらの排出口の選択は、
パチンコ玉の搬送先に応じて扉駆動手段を動作させるこ
とによって行なわれる。扉駆動手段としては、ソレノイ
ドや油圧などを利用したアクチュエータを採用可能であ
るが、これらのアクチュエータはセンターコンピュータ
による制御が可能となる。この制御はパチンコ玉の搬送
先の決定に対応してどの開閉扉を開き、又は閉じるかを
決定して扉駆動手段を動作させることが可能となる。
【0010】(請求項3に記載した発明の特徴)請求項
3に記載した発明は、請求項1又は請求項2のいずれか
に記載した発明において、上記バケットを仕切り板部に
よって左室と右室とに仕切り、各室の側部には、収納さ
れているパチンコ玉が自然排出可能な開口部を設けてあ
るところに特徴がある。バケットが左右に分けられて独
立したものとしてあるので、バケットの左右室に投入さ
れるパチンコ玉は、異なる種類や性質のものであること
を妨げず、左室から投入されたものは左側のいずれかの
排出口から排出し、右室からのそれは右側のいずれかの
排出口から排出するようにし、パチンコ玉の搬送に変化
性を持たせたものとなっている。
【0011】(請求項4に記載した発明の特徴)請求項
4に記載した発明は、請求項3に記載した発明がバケッ
トを左右に仕切ってあることに対応して、導入口に、バ
ケットの左室と右室とに通じる導入シュートを個別に設
けてあるところに特徴がある。左右の導入シュートはそ
れぞれ別個の傾斜樋に接続されれば、バケットに投入す
るパチンコ玉の性質を異なるものとすることができる。
上述の通り各排出口の左右を独立可能としてあることか
ら、バケットの左右各室とこれらの排出口とを組み合わ
せれば、単一のリフト装置により多数の搬送先にパチン
コ玉を搬送可能となる。
【0012】
【発明の実施の形態】(第1実施の形態例)第1実施の
形態例におけるリフト装置の基本構成は、チェーンに多
数のバケットを装着し、これらのバケットが上昇する際
に供給されたパチンコ玉をすくい上げ、上方の排出口で
排出するようにしたものであり、基本的には上記従来技
術と同様のものである。
【0013】図1に示すように、このリフト装置は、上
スプロケット1a及び下スプロケット1bからなる1対
のスプロケットにチェーン3を巻き掛け、このチェーン
の外側に複数のバケット5,…を連続状態に取り付けた
ものからなる。これらのバケットの周囲(両側部及び前
部)は、ケース7の内側によって近接対向状態で覆われ
ている。このケース7は、揚送中におけるパチンコ玉の
バケット5からの零れ落ちを防ぐとともに、後出の導入
口や排出口を設置する基本要素を構成している。チェー
ン3は、多数のリンク3aをつなぎ合わせてエンドレス
状にしたものからなり、下スプロケット1bが図示して
いない駆動源により反時計回り方向に回転するように設
定してあるため、矢印で示してあるように、チェーンの
右側が上昇側となっている。
【0014】各バケット5は、ビスを介してチェーンの
外側に取り付けてあるが、チェーンの上昇側で各バケッ
トのパチンコ玉Bの収納部は上向きになっており、上ス
プロケット1aの周囲を移動する際に反転し、チェーン
の下降側では下向きとなっている。バケット5の形状
は、チェーンへの取り付け部でもある背板部5aと、こ
の背板部の下端部を前方へ張り出してなる底板部5b
と、この底板部の前端を僅かに立ち上げてなる前板部5
cとからなる。底板部5bは両側部を低くする山形に形
成してあり、側部が開口状態になると、収納されている
パチンコ玉はこれらの傾斜面によって左右の両側部から
転がり出して排出可能となっている。
【0015】これらのバケット5,…の周囲を覆ってい
るケース7の下スプロケット1bの近傍には、パチンコ
玉の導入口11が設けてある。導入口11には、後述の
導入シュート13が設けてあり、これには導入側の傾斜
樋14が接続されている。この傾斜樋14からリフトに
向かって転がり移動して来たパチンコ玉Bは、導入口1
1の正面で方向転換して導入シュート13に移り、各バ
ケット5の正面からバケット内に投入可能となってい
る。これらのバケット5はそれぞれチェーン3の上昇移
動によって上昇するため、これに収納されているパチン
コ玉Bも上昇移動により揚送される。バケット5の上昇
移動中は、背板部5a以外の三方の周囲はケース7の内
側と近接対向すしているため、パチンコ玉Bはバケット
から零れ落ちることはない。
【0016】上スプロケット1aの近傍のケース7に
は、上記従来例と同様の排出口(以下「上部排出口」)
17が設けてあり、その外側にはそれぞれ排出シュート
19が設けてある。排出シュート19は排出口17から
転がり出たパチンコ玉Bを受け取り、傾斜面に沿って前
方(バケットの前部側)へ送り出し、図示していない傾
斜樋(図6参照)へ送り出し可能となっている。したが
って、後述の中間排出口の扉が開いていなければ、パチ
ンコ島内に設けられた傾斜樋に沿って流れて来たパチン
コ玉Bは、導入シュート13、バケット5、上部排出口
17、排出シュート19を経てこれらの排出シュートに
連結された傾斜樋へ移動し、次の目的装置を目指して転
がり移動するようになっている。
【0017】また、図1(a)に示すように、チェーン
3の下降側に位置する空のバケット5が、下スプロケッ
ト1bの周りを回り、正面の開口部が導入口11と対向
すると、この導入口とバケットの各室とが連通状態とな
り、ここからパチンコ玉を投入可能となっている。こう
してパチンコ玉Bが供給されたバケット5が、チェーン
3の回転移動により引き続き上昇して導入口11から離
れると、前面及び各側面がカバー7で覆われているた
め、バケット上のスペース内にパチンコ玉が収納された
状態となる。このバケット5がさらに上昇して各側部に
設けられた上部排出口17,17に到達すると、これら
の排出口と、バケット5の両側部の開口とが対向するた
め、パチンコ玉が底板部5bの傾斜面から両側の排出口
へ転がり落ち、これらの排出口から排出シュート19上
へ排出可能となる。
【0018】このリフト装置は、導入口11と上部排出
口17とのほぼ中間位置のバケット5の両側部との対向
位置に、第2の排出口(以下「中間排出口」)21,2
1が設けてあるところに特徴がある。この中間排出口2
1,21は、それぞれ開閉扉23,23を備えている。
開閉扉23の開閉動作は、手動又はソレノイド等のアク
チュエータにより開閉動作するようになっている。この
開閉扉23が閉じている時には、バケット内に収納され
ているパチンコ玉はそのまま上昇移動して上部排出口1
7から排出可能となっているが、この開閉扉23が開く
と、バケット5内に収納されているパチンコ玉Bが傾斜
面から排出シュート25上に転がり出るようになってい
る。もちろん、この中間排出口21にも、排出側の傾斜
樋(図示略)が設けてあるので、これを通って別のルー
トからこの傾斜樋を経て別の装置へパチンコ玉を搬送可
能となっている。そして、すべてのパチンコ玉はここで
排出されてしまうため、上部排出口17から排出される
ものはなくなる。すなわち、開閉扉23が閉じている時
には、パチンコ玉が上部の排出口17,17から排出さ
れ、開いている時には、扉付きの中間排出口23から排
出されるようになっているため、パチンコ玉の配送経路
を選択可能となる。
【0019】上記のような構成を採用し、開閉扉23の
開閉動作を規制可能とすれば、パチンコ玉の搬送先を決
定可能となるので、各排出口に接続する傾斜樋16(図
2参照)をそれぞれ搬送先を異にする装置に接続するよ
うにすればよい。例えば、上部排出口17に接続されて
いる傾斜樋が研磨機に接続されており、中間排出口21
に接続されている傾斜樋が貯留タンクに接続されている
とする。このとき、導入口11から投入されるパチンコ
玉Bが汚れ玉である場合には、中間排出口21の開閉扉
23を閉じて上部排出口17から排出させるようにすれ
ばよい。これに対し投入パチンコ玉が磨き玉である場合
には、開閉扉23,23を開いて、パチンコ玉を中間排
出口21,21から傾斜樋に排出させるようにすればよ
い。
【0020】(第2実施の形態例)第2実施の形態例
は、上記の第1形態例と基本的に同様の構成となってい
るものであるが、さらに1対の中間排出口を追加したも
のである。図2は、第2形態例の下半部を示したもの
で、上下のスプロケット1a,1b、チェーン3、バケ
ット5、ケース7、導入口11及び導入シュート13に
ついては第1形態例に準じたものとなっている(図1参
照)。この形態例の特徴は、中間排出口が2段になって
いることと、開閉扉がアクチュエータ(ソレノイド)に
よって開閉動作するようになっていることである。そこ
で、図2においては、図1に準じたものについては符号
をそのまま用いることとし、新たに追加したものについ
て新しい符号を付することとする。
【0021】上述の通り、2段になっている中間排出口
のうち、上方に位置するものを第1中間排出口とし、そ
の下方に位置するものを第2中間排出口とする。図2に
示すように、両排出口とも左右に同様な構成のものが対
称的に設けてある。まず、上方に位置する第1中間排出
口31について説明する。第1中間排出口31は、上記
の上部排出口17(図1参照)から所定距離離れた位置
にバケット5の側部と対向するように設けられた窓部7
a、これらの窓部の外側にあって昇降動作する開閉扉3
3、これらの開閉扉の駆動手段を構成する各アクチュエ
ータ35、排出シュート37及び及びこれらの排出シュ
ートを保持する保持枠39からなる。
【0022】排出シュート37は、前面側すなわち、昇
り側のバケット5,…の前部側を低くする傾斜面になっ
ており、その末端部は排出口側の傾斜樋16に排出パチ
ンコ玉を供給可能となっている。第1中間排出口31の
所定距離だけ下方位置にも、これと同様構成の第2中間
排出口41,41が対称的に設けてある。これらの中間
排出口41の構成は、第1中間排出口31と同様であ
る。しかし、この図においては、いずれも開閉扉33が
閉じているため、揚送中のパチンコ玉Bはここからは排
出不能となっている。
【0023】上記のような構成になっているため、下方
に設けてある導入がわ傾斜樋14上を転がり移動して来
たパチンコ玉Bは、導入シュート13から各バケット5
に投入される。バケット内に収納された各パチンコ玉B
は、傾斜面の底板部にあって両側部に偏った状態でバケ
ットとともに上昇移動する。各バケット5が第2中間排
出口41の窓部7aと対向しても、開閉扉33が閉じて
いるため、揚送中のパチンコ玉Bはそのまま上昇移動を
続け、やがて第1中間排出口31の窓部7aに達する
と、ここに設けてある開閉扉33が開いているため、こ
こから排出シュート37上へ転がり落ち、さらに排出側
傾斜樋16に移動する。排出側傾斜樋16は両側の排出
シュート37,37からの排出玉を受けて矢印で示して
あるように、一方方向へ搬送される。仮に第1中間排出
口31の開閉扉33が閉じているとすれば、各バケット
により揚送中のパチンコ玉は、そのまま上昇し続けて上
部排出口17から排出されることになる(図1参照)。
ここで仮に、この第2中間排出口41の開閉扉33が開
いているとすれば、揚送中のすべてのパチンコ玉はここ
で排出されるため、上方の第1中間排出口31及び上部
排出口からは排出されない。また、第1中間排出口31
も第2中間排出口41も開閉扉33が閉じている時に
は、バケット内のパチンコ玉Bはすべて上部排出口17
から排出されることになる(図1参照)。
【0024】上述の通り、各排出口は開閉扉33の開閉
動作によってパチンコ玉の排出の可否を決定するのであ
るが、この扉を制御する開閉扉駆動手段35は、図示さ
れていない制御盤のスイッチ操作により制御可能として
ある。なお、汚れ玉や磨き玉などの異なる性質のパチン
コ玉をどの装置へ送り出すかなどの判断は、島の構造や
パチンコ玉の供給状況などのデータに基づくコンピュー
タによる判断の下に行なうことが望ましい。図2では、
排出側傾斜樋16として反対側にも2点鎖線で示してあ
るが、これはパチンコ玉の搬送方向を一方方向に限定さ
れないようにしてあることを示したものである。
【0025】(第3実施の形態例)この形態例のリフト
装置は、図3に示すように、バケット及び導入口を左右
に仕切り、排出口を左右独立させることによりパチンコ
玉を左右別々に搬送可能としたものである。この装置の
構成は図示されていないが、上下1対のスプロケットに
巻き掛けられたチェーン53にバケット55が連続状に
取り付けてあることについては図2の場合と同様であ
る。ただ、バケット55が仕切り板部55dで左右に仕
切られていることから、これに対応して導入口51も左
右に仕切ることにより、汚れ玉と磨き玉などを別々に投
入可能となっている。また、各中間排出口61a〜61
d(以下「中間排出口61」)は、それぞれ独立してお
り、左側の導入シュート71fから投入されたパチンコ
玉は左側の排出傾斜樋63a,63cへ搬送され、右側
の導入シュート71gから投入されたパチンコ玉は右側
の排出傾斜樋63b,63dへ搬送されるようになって
いる。
【0026】この他、図3には示されていないが、この
装置の上部には、上スプロケットが当然に存在するが、
この上スプロケットの近傍には、図1と同様の上部排出
口が設けてある。この上部排出口もまた左右が独立して
おり、左導入シュート71fから投入されて上昇して来
たパチンコ玉は左排出口へ排出され、右導入シュート7
1gから投入されて上昇して来たパチンコ玉は右排出口
へ排出されるようになっている。上記した各中間排出口
61の各開閉扉73は、第2形態例で採用されているも
のと同様であるが、この形態例においては、各開閉扉の
駆動手段75,…が独立して動作可能となっているた
め、パチンコ玉の搬送先に応じて任意の排出口を選択し
て排出可能となる。
【0027】ここで上記のバケット55の構成について
説明する。バケット55は、図4に示すように、次の各
要素を硬質樹脂材で一体に形成したものからなる。各バ
ケット55は、チェーンの外側にビスを介して取り付け
られる背板部55aと、この背板部の下端部から水平に
前方へ張り出してなる底板部55bと、この底板部の前
端部を僅かに立ち上げてなる前板部55cと、底板部5
5bの中央部を左右に仕切る仕切り板部55dとにより
構成されている。底板部55bは、中央部を高くする山
形に形成してあり、上記の仕切り板部55は、この山形
の頂部から上方へ突出して背板部55aと同じ高さにな
っている。背板部55a及び前板部55cの上辺は、底
板部55bの山形に対応する山形に形成してある。
【0028】このように、バケット55の底板部55b
上の中央に仕切り板部55dが設けてあるため、この底
板部上に形成されるスペースは2つに分けられたものと
なっている。ここで分けられたスペースのうち、左側の
それを左室55f、右側のそれを右室55gとする。各
室55f,55gの側部は、それぞれ開口部55h,5
5hとなっているが、リフト装置内にあって、この開口
部が各中間排出口61と非対向状態となっているときに
は、ケース7の内側が近接対向することにより塞がれて
いる。このため、ここに収納されているパチンコ玉B
は、各排出口まで上昇移動可能となっている(図3参
照)。
【0029】これに対し、上記の導入口51は、上記し
たように、左右に仕切られたものとなっているが、この
仕切りは、導入口に設けられた導入シュート71を左右
に仕切ることにより具体化されている。ここで導入口の
構成例について説明する。図5に示すように、ケース5
7の下部前面に設けられた導入口51には、上記したよ
うに、樋状の導入シュート71が設けてある。この導入
シュート71は、シュートの溝幅を中央で仕切り板71
dにより左シュート71fと、右シュート71gとに仕
切られている。仕切り板71dの先端部は、導入口51
内に進入してケース57内で上昇移動中のバケットの仕
切り板部55d(図4参照)と対向するように設けてあ
る。こうして上述の通り、左導入シュート71fから導
入口51を経てバケットに投入されるパチンコ玉は、左
室55fに投入され、右導入シュート71gからのそれ
は右室55gに投入されるようになっている。
【0030】また、導入口51にパチンコ玉を供給する
導入側の傾斜樋59は、この導入シュートに対して直角
になっているが、ここから供給されるパチンコ玉は、左
方の傾斜樋59fから供給されるものは左シュート71
fへ、同じく右方の傾斜樋59gから供給されるものは
右シュート71gへ流れ込むようになっている。左右の
傾斜樋59の合流面には、導入シュートの仕切り板71
dを延長して仕切ることにより、流れの方向転換をさせ
るようになっている。この傾斜樋は左右を平行に設けて
同方向から異なる性質のパチンコ玉を供給するようにす
ることも可能である。このように、各中間排出口61及
び上部排出口も左右が独立したものとしてあるため、左
導入シュート71fから投入されたパチンコ玉は、左側
のいずれかの排出口から排出され、右導入シュート71
gからのそれは右側のいずれかの排出口から排出されよ
うになっている。
【0031】そこで、仮に図3に示すように、右下中間
排出口61bと、左上中間排出口61cの各開閉扉7
3,73が開いている状態の下に導入口51からパチン
コ玉が各バケット55内に投入されているものとする。
上記したように、各導入シュート71f,71gから投
入されたものはそれぞれバケット55の対応する各室5
5f,55gに収納されて上昇移動する。そして、ある
バケット55の開口部55h(図4参照)が左側の中間
排出口61aと対向する位置に達すると、左室55fに
入っているパチンコ玉Bは、排出口が閉扉状態となって
いるため、そのまま上昇移動を続ける。さらに上昇移動
すると、上方の開扉状態になっている排出口61cに達
し、ここから左上傾斜樋63cに排出される。したがっ
て、これよりも上に位置するバケットにはパチンコ玉が
残っていないので、左上部排出口から排出されるパチン
コ玉はなくなっている。これに対し、右下排出口61b
は開扉状態となっているため、右室55gに入っている
パチンコ玉Bは、ここから右下傾斜樋63bへ排出され
る。したがって、各バケット55の右室55gには、既
にパチンコ玉が残っていないため、上部の中間排出口6
1d及び上部排出口からは排出されることはない。
【0032】上記は、いずれかの中間排出口61が左右
1つずつ開扉状態になっている場合について説明したも
のであるが、これらの扉がいずれも閉じている場合に
は、各バケット55の左右各室に収納されているパチン
コ玉は、すべて左右の上部排出口まで上昇移動し、これ
らの対応する排出側傾斜樋に排出される。こうして6つ
の排出口が独立しており、左右それぞれの排出口を選択
することにより排出可能となる。そして各排出口に連結
する傾斜樋の搬送先を設定すれば、各中間排出口61ご
との開閉扉73の開閉操作によりパチンコ玉の搬送先を
6通りに仕分けることが可能となる。もちろん、この搬
送先の数は、排出口の設置数により決定されるものであ
り、これらの排出口接続される傾斜樋を任意の装置に接
続することにより所望のパチンコ玉の循環経路を設定可
能となる。
【0033】したがって導入口51において、各バケッ
トの左室55fと右室55gとに入るパチンコ玉の種類
を異なるものにする、例えば一方を揚送研磨機へ送り出
す汚れ玉とし、他方を貯蔵タンク等へ送り出される他の
島の応援玉としての磨き玉とする。こうして左導入シュ
ート71fからバケットの左室55fに汚れ玉が導入さ
れたとすれば、この汚れ玉は左上中間排出口61cで上
流側の左上傾斜樋63cを経て揚送研磨機へ送り出され
る。また、右導入シュート71gからバケットの右室5
5gへ投入された磨き玉は、右上排出口61bで右傾斜
樋63bを経て図示されていない貯蔵タンク等へ搬送さ
れる。
【0034】上記の形態例の説明は、パチンコ玉の循環
経路用のリフト装置として説明してきたが、本発明は、
これ以外の球状体の搬送用リフト装置としても採用可能
である。また、バケットの構成をパチンコ玉が正面から
投入し、側部開口から排出するようにしてあるが、これ
に限定される趣旨ではなく、正面から投入して同じ正面
から排出するように、あるいは側部から投入して同じ側
部から排出させるようにすることも可能である。もちろ
ん、この場合には導入口や排出口の構成は、それに対応
したものにする必要がある。さらにまた、排出口の構成
は図示のものに限らず、種々の構成を採用可能である。
【0035】
【発明の効果】本発明のリフト装置は、これまでも使わ
れていたパチンコ玉の排出口(上部排出口)の他に、こ
の上部排出口と導入口との間に少なくとも1つの扉付き
排出口(中間排出口)を備え、この中間排出口の開閉扉
を任意に開閉可能としてあるため、単一の装置で複数の
供給先にパチンコ玉を供給可能となる。また、投入され
たパチンコ玉を上昇移動させるバケットを左右に仕切
り、左室と右室とを独立させるようにすれば、同時に異
なる性質(種類)のパチンコ玉を搬送可能となる。さら
にまた、扉駆動手段(アクチュエータ)により開閉扉の
開閉動作を制御するようにすれば、アクチュエータをセ
ンターコンピュータにより制御可能とし、どの開閉扉を
開き又は閉じるかを決定して扉駆動手段を動作させるこ
とによりパチンコ玉の管理を容易にすることが可能とな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の基本構成を示すものであり、(a)は
一部切欠断面の正面図、(b)は一部切欠断面の側面図
である。
【図2】第1実施の形態例の要部を示す断面図である。
【図3】第2実施の形態例の要部を示す断面図である。
【図4】第2実施の形態例におけるバケットの構成を示
す斜視図である。
【図5】同じく第2実施の形態例における導入口の構成
例を示す説明図である。
【図6】従来例を示す説明図である。
【符号の説明】
1a,1b スプロケット 3 チェーン 5,55 バケット 55d 仕切り板部 55f 左室 55g 右室 55h 開口部 7,57 ケース 11,51 導入口 13,71 導入シュート 31,41 中間排出口 61(61a〜61d) 中間排出口 23,33,73 開閉扉 35,75 扉開閉手段(アクチュエー
タ) B パチンコ玉

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上スプロケットと下スプロケットとに掛
    け回されたチェーンの外側に連続的に配設された複数の
    バケットと、 各上記バケットの両側部及び前面を取り囲むように設け
    てあるケースと、 上記下スプロケット近傍にて上記各バケットにパチンコ
    玉を導入可能に設けてある少なくとも1つの導入口と、 上記上スプロケット近傍にて上記バケット内に収納され
    ている上記パチンコ玉を排出可能に設けてある少なくと
    も1つの上部排出口と、 上記導入口と上記上部排出口との中間位置に少なくとも
    1つは設けてある中間排出口と、 上記中間排出口を開閉する開閉扉とを備えていることを
    特徴とするリフト装置。
  2. 【請求項2】 請求項1において、上記開閉扉は開閉動
    作を規制する扉駆動手段を備えており、上記中間排出口
    は、上記扉駆動手段によりパチンコ玉の搬送先に対応し
    て開閉するように規制されていることを特徴とするリフ
    ト装置。
  3. 【請求項3】 請求項1又は請求項2のいずれかにおい
    て、上記バケットは左室と右室とに仕切られており、各
    室の側部には収納されているパチンコ玉が自然排出可能
    な開口部が設けてあることを特徴とするリフト装置。
  4. 【請求項4】 請求項1乃至請求項3のいずれかにおい
    て、上記導入口には、上記左室と上記右室とに通じる左
    右の導入シュートが設けてあることを特徴とするリフト
    装置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2019037314A (ja) * 2017-08-22 2019-03-14 株式会社ジェッター 遊技場におけるメダルの研磨移送設備

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JPS51142289U (ja) * 1975-05-09 1976-11-16
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