JP2003068234A - 投射管用ファンネル・ネック封合体 - Google Patents

投射管用ファンネル・ネック封合体

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JP2003068234A JP2001259073A JP2001259073A JP2003068234A JP 2003068234 A JP2003068234 A JP 2003068234A JP 2001259073 A JP2001259073 A JP 2001259073A JP 2001259073 A JP2001259073 A JP 2001259073A JP 2003068234 A JP2003068234 A JP 2003068234A
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neck
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Mamoru Kubozaka
衛 窪坂
Michiharu Eda
道治 江田
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    • HELECTRICITY
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 投射管に要求される高輝度、高精細を維持し
ながら、大型の電子銃を装着される投射管のコンパクト
化に寄与し、消費電力を大幅に低減できる。 【構成】 投射管用パネルが封着される略矩形の大開口
部11aと円形の小開口部11bとを有する漏斗状のフ
ァンネル11と、ファンネル11の小開口部11bに略
円筒形状のネック管12が封合されてなる投射管用ファ
ンネル・ネック封合体10において、前記ネック管12
は、その内部に電子銃が装着される電子銃装着領域と、
外方に偏向ヨークが取り付けられるヨーク取り付け領域
とを有し、ヨーク取り付け領域の外径が電子銃装着領域
の外径よりも小さい。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は投写管用のファンネ
ル・ネック封合体に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図5に示すように、投射管(プロジェク
ション)用陰極線管(以下、投射管という)を構成する
ガラス部材は、内面に蛍光体が塗布されるパネル30
と、電子銃31が内装されるネック管32と、これらパ
ネル30とネック管32を繋ぐ漏斗状のファンネル33
によって構成されており、これらの部材が半田ガラスを
用いたり、ガラス部材自体を溶融することで封着されガ
ラスバルブ34に形成される。
【0003】ガラスバルブ34内部は電子銃31から電
子を飛ばすために高い真空状態になっているとともに、
ネック管32とファンネル33の間に亘ってその外方に
は偏向ヨーク35が取り付けられており、電子銃31か
ら発射された電子線を偏向ヨーク35により制御して、
パネル30内面に塗布された蛍光膜の蛍光体に電子線を
衝突させて発光させることにより映像を表示する。
【0004】ところで、投射管は、パネルに映し出され
た映像を直接観察する通常の民生用の直視型陰極線管と
は異なり、例えば図6に示すように、電子線をパネル3
0内面の蛍光体に衝突させて発光させ、その発光面に映
し出された映像をレンズ系37により、投射管38の前
方に離間して設置されたスクリーン39に拡大投影する
もので、視覚者はその拡大投影像を観察、視認する。そ
のため、投射管38には民生用の陰極線管のそれに比べ
て、より高い発光輝度が要求される。発光輝度を上げる
ためには、電子銃31から発射される電子線がパネル3
0内面の蛍光体に衝突する強さと量とを増すことで達成
できるが、映像を拡大投影する投射管38では、投射管
38の発光面に非常に小さな面積で電子線を照射しない
と、拡大投影された投影面の画素が粗くなって画像品位
が低下してしまうことから、電子銃31のフォーカス精
度についても向上させる必要がある。ルドウィッヒ・フ
ォン・ザイデル(Ludwig Von Seide
l)の収差理論により、球面収差、コマ収差、非点収差
はレンズの口径、つまり電子銃31の電子レンズ径が大
きい程良くなる。
【0005】上記の理由から、投射管においては同サイ
ズの民生用の直視型陰極線管に比して、それに用いられ
る電子銃の電子レンズ口径は大きく、電子銃を装着する
ためのネック管についても直視型陰極線管に比べて外径
の大きなネック管が用いられている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】近年においては、投射
管に対する高輝度、高精細度の要求がより高まりつつあ
り、そのため従前よりも大径の電子レンズを備えた電子
銃が装着される必要があることから、それに対応してネ
ック管の外径も大径化しているが、ネック管の大径化
は、ネック管の外方に取り付けられる偏向ヨークとネッ
ク管内を通過する電子線との離隔距離が長くなることか
ら、偏向感度の低下を招く。電子線に対する所期の偏向
感度を得るためには、偏向ヨークに対して従来以上の電
力エネルギーを供給するか、偏向コイルを大きくして出
力を増大させる必要があるが、前者の場合には、偏向ヨ
ーク自体の電力許容量との関係で、発熱量の増大が生
じ、他の構成部品との熱膨張差による弊害を起こす虞が
あり、後者の場合には、偏向コイルの管軸方向の長さを
長くすることになるので、投射管自体の大型化を余儀な
くされるという問題がある。
【0007】また、大型の電子銃を使用しなければなら
ない投射管においては、特に投射管を作動させるために
必要な消費電力が大きいことから、省電力化が強く望ま
れている。投射管の総消費電力のうち電子線を偏向する
ための偏向ヨークにかかる消費電力は、その大半を占め
ており、中でも水平偏向電力の低減は投射管の省電力化
に大きく寄与する。
【0008】この水平偏向電力は、偏向コイルの内径、
電子銃の印加の加速電圧に比例し、偏向コイルの長さに
反比例することから、水平偏向電力を低減するために
は、印加加速電圧を低くするか、水平偏向周波数を小さ
くするか、偏向コイルの内径を小さくするか、或いは偏
向コイルの管軸方向での長さを長くすることが考えられ
が、印加加速電圧を低くすることは、電子線の電子が蛍
光体に衝突するエネルギーが低下することから、蛍光体
の輝度が低下するという不都合を来たし、水平偏向周波
数を小さくすることは画像品質の低下を招く。また、偏
向コイルの内径を小さくするとネック管の外径を小さく
しなければならないことから、その中に装着される電子
銃の電子レンズ径をも小さくならざるを得ず、先記した
投射管に要するフォーカス精度を低下させることにな
り、偏向コイルの長さを長くすることは、上記のように
投射管の大型化を余儀なくされる。
【0009】そこで、本発明の目的は、投射管に要求さ
れる高輝度、高精細を維持しながら、大型の電子銃を装
着される投射管のコンパクト化に寄与し、消費電力を大
幅に低減できる投射管用ファンネル・ネック封合体を提
供することである。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は上記の課題及び
目的に鑑みてなされたもので、投射管用パネルが封着さ
れる略矩形の大開口部と円形の小開口部とを有する漏斗
状のファンネルと、該ファンネルの小開口部に略円筒形
状のネック管が封合されてなる投射管用ファンネル・ネ
ック封合体において、前記ネック管は、その内部に電子
銃が装着される電子銃装着領域と、外方に偏向ヨークが
取り付けられるヨーク取り付け領域とを有し、ヨーク取
り付け領域の外径が電子銃装着領域の外径よりも小さい
ことを特徴とする投射管用ファンネル・ネック封合体で
ある。
【0011】また、本発明は、投射管用パネルが封着さ
れるファンネルの略矩形の大開口部の対角外径が80m
m〜330mmであり、大開口部の対角外径に対する電
子銃封着領域の対角外径の割合が9%〜36%であり、
且つ電子銃装着領域の外径に対するヨーク取り付け領域
の外径の割合が50%〜90%であることを特徴とす
る。
【0012】また、本発明は、ヨーク取り付け領域の管
軸方向長さをL1、ヨーク取り付け領域と電子銃装着領
域の間の接続領域の管軸方向長さをL2、ネック管の管
軸方向全長をLとしたとき、2≦L/L1≦10、且つ
5≦L/L2であることを特徴とする。
【0013】なお、ネック管には、電子銃が挿入される
側のネック管の終端に、電子銃の挿入後に切断される余
剰部分を含み、終端がフレアー状に形成されたフレアー
タイプのものと、電子銃の挿入後に切断される余剰部分
を有せず、ネック管の終端まで直管に形成されたフレア
ーレスタイプのものがある。フレアータイプのネック管
においては、電子銃を挿入後、フレアー部を含む余剰部
分を切断することにより形成される開口端に、電子銃の
基部に設けられたステムを溶着させているのに対し、フ
レアーレスタイプのネック管においては、電子銃を挿入
後、そのままネック管の終端に形成された開口端に電子
銃のステムを溶着させているが、本発明において、ネッ
ク管の管軸方向全長Lとは、ファンネルに封合される側
の開口端から電子銃の装着時に上記のステムが溶着され
る位置の開口端までを意味する。
【0014】
【作用】本発明によれば、ネック管のファンネルに封合
されている側のヨーク取り付け領域の外径が、電子銃装
着領域の外径よりも小さいことにより、高いフォーカス
精度を得るための大径の電子レンズを備えた電子銃を装
着でき、且つ、縮径部に偏向ヨークが取り付けられるこ
とにより、偏向ヨークと電子線との距離を最小距離に設
定できるので、投射管に必要な高輝度、高精細の映像を
映し出すための大型の電子銃を装着しながら、電子線を
偏向するための偏向電力を最小に抑え、偏向ヨークを小
型化できる。
【0015】また、本発明は、投射管用パネルが封着さ
れるファンネルの略矩形の大開口部の対角外径が80m
m〜330mmであり、大開口部の対角外径に対する電
子銃封着領域の外径の割合が9%〜36%であり、且つ
電子銃装着領域の外径に対するヨーク取り付け領域の外
径の割合が50%〜90%である投写管用陰極線管に特
に適している。即ち、投射管においては、直視型陰極線
管に比べて高輝度、高精細、高フォーカス精度が要求さ
れることから、発光面を備えたパネルサイズに対する電
子銃の電子レンズ口径は、同パネルサイズの直視型陰極
線管のそれに比べて大きく、そのため電子銃を装着する
ためのネック管についても外径の大きなネック管が用い
られなければならない。本発明は、特に上記の範囲に示
すように、パネルサイズに対する電子銃の外径が大径で
ある投射管に適している。また、電子銃装着領域の外径
に対するヨーク取り付け領域の外径の割合が小さすぎる
と、ヨーク取り付け領域が極端に縮径された形状を呈
し、電子銃装着領域の外径との間で極端な寸法差を生じ
て、強度が低下し易く、逆に電子銃装着領域の外径に対
するヨーク取り付け領域の外径の割合が大きすぎると偏
向効率の低下をきたし、省電力化が図り難くなることか
ら、電子銃装着領域の外径に対するヨーク取り付け領域
の外径の割合を上記の範囲に維持することは、真空容器
となる投射管用のガラスバルブへの使用に際しても十分
な強度を有し、且つ投射管に必要な高輝度、高精細、高
フォーカス精度を奏するに適した大型の電子銃を装着し
ながら、一方で偏向電力を最小に抑え、偏向ヨークを小
型化しても電子銃から発せられる電子線を良好に偏向で
きるという点でより好ましい。
【0016】また、フォーカス精度は、電子銃から発せ
られた電子が衝突する蛍光体までの距離に反比例するこ
とから、ヨーク取り付け領域のネック管全長に対して占
める割合が大きすぎると、電子銃の装着位置がネック管
後端(ファンネルとは反対側)に後退することになり、
その分、蛍光体までの距離が増大して、フォーカス精度
が低下し易くなり、逆にヨーク取り付け領域のネック管
全長に対して占める割合が小さすぎると、投射管の場合
は、電子銃から発射された電子線の偏向がネック管内か
ら開始されることから、電子銃から発射直後の電子を偏
向するための偏向ヨークを取り付けるのに必要な領域を
確保できず、結果的に偏向効率の低下につながる。ま
た、偏向ヨークによる偏向効率は、電子レンズによって
収束された電子線が偏向ヨークによって偏向される迄の
距離に対しても反比例することから、ヨーク取り付け領
域と電子銃装着領域の間でネック管径が変化する接続領
域が長過ぎることは偏向効率の低下につながる。
【0017】従って、本発明では、ヨーク取り付け領域
の管軸方向長さL1とネック管の管軸方向全長Lが2≦
L/L1≦10、且つヨーク取り付け領域と電子銃装着
領域の間の接続領域の管軸方向長さL2とネック管の管
軸方向全長Lが5≦L/L2であることがより好まし
い。
【0018】上記の関係を満足することで、特に大型の
電子銃を装着されなければならない投射管に対してもそ
の高輝度、高精細、高フォーカス精度を維持し、投射管
における高い偏向効率と投射管のコンパクト化、消費電
力の大幅な削減が図れる。
【0019】
【実施例】以下、実施例に基づいて本発明の投射管用フ
ァンネル・ネック封合体を説明する。
【0020】図1は本発明の投射管用ファンネル・ネッ
ク封合体の断面図、図2は本発明の投射管用ファンネル
・ネック封合体の正面図、図3は本発明の投射管用ファ
ンネル・ネック封合体のネック管の拡大断面図、図4は
本発明の投射管用ファンネル・ネック封合体のネック管
の製造方法を示す説明図、図5は本発明の投射管用ファ
ンネル・ネック封合体を投射管用ガラスバルブに用いた
説明図である。
【0021】投射管用ファンネル・ネック封合体10
は、略矩形の大開口部11aと円形の小開口部11bと
を有する漏斗状のファンネル11と、ファンネル11の
小開口部11bに封合された略円筒形状のネック管12
からなる。
【0022】ファンネル11の略矩形の大開口部11a
には、後に投射管用パネル18が封着されるため、ファ
ンネル11の大開後部11aの対角外径Dは投射管用パ
ネル18の対角外径と同サイズの175mmである。
【0023】ネック管12は、内部に電子銃13が装着
される電子銃装着領域14と、外方に偏向ヨーク15が
取り付けられるヨーク取り付け領域16とを有してお
り、ネック管12のガラス肉厚は2.5mm、ヨーク取
り付け領域16の外径d1は29.1mm、電子銃装着
領域14の外径d2は36.5mmである。従って、前
記ファンネル11の大開口部11aの対角外径Dに対す
る電子銃装着領域14の外径d2の割合は20%、電子
銃装着領域14の外径d2に対するヨーク取り付け領域
16の外径d1の割合は79%である。
【0024】また、ネック管12は、電子銃13の挿入
される側の終端が電子銃13の挿入後に切断される余剰
部分を含み、且つフレアー状に形成されたフレアータイ
プのネック管である。ネック管12のヨーク取り付け領
域16の管軸方向長さL1は25mm、ヨーク取り付け
領域16のファンネル11に封合される側の開口端か
ら、電子銃装着領域14において電子銃13の装着時に
ステムが溶着される位置(図1乃び図3中において点線
Xで示す)の開口端までのネック管12の管軸方向全長
Lは144mm、ヨーク取り付け領域16と電子銃装着
領域14の間の接続領域17の管軸方向長さL2は13
mmである。
【0025】かかるネック管12の作製は、図3の
(a)〜(c)に示すように、先ず、電子銃装着領域1
4となる大径のガラス管G1とヨーク取り付け領域16
となる小径のガラス管G2を準備し、小径のガラス管G
2の一端をバーナー加熱し軟化させ、傘状の押し当て部
材を軟化したガラス管G2の内壁面に押し当てることに
より、その端部外径が大径のガラス管G1の外径と同等
になるようにしてフレアー部Fを形成し、一旦冷却す
る。次いで、小径のガラス管G2のフレアーF端面を大
径のガラス管G1の一端と突き合わせて、両ガラス管G
1、G2の管軸を同一直線上に維持した状態で、両突き
合わせ端面をバーナー等で加熱溶着する。ガスバーナー
を用いて溶着する場合には、バーナーチップからのガス
噴出圧力により、軟化溶融したガラスがガラス管内方に
傾倒し易いことから、両ガラス管を加熱溶着した後、溶
着部が十分に冷却固化するまで、ガラス管内に窒素ガス
や空気を送り込んでガラス管内の内圧を若干高めにして
おくとよい。
【0026】なお、上記の製造方法以外にも例えば電子
銃装着領域の外径を有する所定長のガラス管に対して、
ヨーク取り付け領域となる部分を外側からバーナーで加
熱しながらローラーを押し当てることによって縮径させ
てもよい。
【0027】上記のネック管12を備えた投射管用ファ
ンネル・ネック封合体10を用いて、ファンネル11の
大開口部11aに、内面に蛍光膜が塗布された対角外径
が173mmの投射管用パネル18を溶着することによ
りガラスバルブ19を作製した。なお、両者の接合は溶
着以外にも両者の接合面間に半田ガラスを用いて行われ
ることもある。
【0028】次いで、ネック管12の電子銃装着領域1
4には直径30mmの電子レンズを有する電子銃13を
挿入し、ネック管12の終端の余剰部分を切断すること
で形成される開口端に、電子銃13の基部に設けられた
ステム20を溶着させることにより電子銃13をネック
管12内に装着し、ネック管12のヨーク取り付け領域
16の外方にはファンネル11に跨がる偏向ヨーク15
を取り付けることにより投射管21を作製した。
【0029】また、比較例として、ネック管の肉厚が上
記実施例と同肉厚で、その外径が電子銃取り付け領域と
ヨーク取り付け領域とを問わず36.5mmである投射
管用ファンネル・ネック封合体に上記実施例と同サイズ
のパネルを用いて投射管を作製した。
【0030】本発明の投射管用ファンネル・ネック封合
体を用いた投射管と比較例の投射管用ファンネル・ネッ
ク封合体を用いた投射管においては、投射管に要する所
期の輝度、精細度、フォーカス精度を得るに必要な電子
銃とともに、かかる電子銃から発される電子線を偏向す
るに必要な偏向ヨークを備える必要があり、同レベルの
輝度、精細度、フォーカス精度を得るために、比較例で
は、大型の偏向ヨークを要した。
【0031】その結果、本発明の投射管用ファンネル・
ネック封合体を用いた投射管は、投射管に要求される高
輝度、高精細、高フォーカス精度を維持しながら、比較
例のそれに比べて、投射管の全長を約5%短縮でき、コ
ンパクト化を図れたと共に、偏向電力についても比較例
に比べて30%〜40%節減できた。
【0032】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の投射管用
ファンネル・ネック封合体は、投射管に要求される高輝
度、高精細を維持しながら、大型の電子銃を装着される
投射管のコンパクト化に寄与でき、消費電力を大幅に低
減できるという優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の投射管用ファンネル・ネック封合体の
断面図である。
【図2】本発明の投射管用ファンネル・ネック封合体の
正面図である。
【図3】本発明の投射管用ファンネル・ネック封合体の
ネック管の拡大断面図である。
【図4】本発明の投射管用ファンネル・ネック封合体の
ネック管の製造方法を示す説明図である。
【図5】本発明の投射管用ファンネル・ネック封合体を
投射管用ガラスバルブに用いた説明図である。
【図6】従来の投射管用ファンネル・ネック封合体を用
いた投射管の説明図である。
【図7】投射管の使用例を示す説明図である。
【符号の説明】
10 投射管用ファンネル・ネック封合体 11 ファンネル 12 ネック管 13 電子銃 14 電子銃装着領域 15 偏向ヨーク 16 ヨーク取り付け領域 17 接続領域 18 投射管用パネル 19 ガラスバルブ 20 ステム 21 投射管 G1 大径のガラス管 G2 小径のガラス管

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 投射管用パネルが封着される略矩形の大
    開口部と円形の小開口部とを有する漏斗状のファンネル
    と、該ファンネルの小開口部に略円筒形状のネック管が
    封合されてなる投射管用ファンネル・ネック封合体にお
    いて、前記ネック管は、その内部に電子銃が装着される
    電子銃装着領域と、外方に偏向ヨークが取り付けられる
    ヨーク取り付け領域とを有し、ヨーク取り付け領域の外
    径が電子銃装着領域の外径よりも小さいことを特徴とす
    る投射管用ファンネル・ネック封合体。
  2. 【請求項2】 投射管用パネルが封着されるファンネル
    の略矩形の大開口部の対角外径が80mm〜330mm
    であり、大開口部の対角外径に対する電子銃封着領域の
    外径の割合が9%〜36%であり、且つ電子銃装着領域
    の外径に対するヨーク取り付け領域の外径の割合が50
    %〜90%であることを特徴とする請求項1記載の投射
    管用ファンネル・ネック封合体。
  3. 【請求項3】 ヨーク取り付け領域の管軸方向長さをL
    1、ヨーク取り付け領域と電子銃装着領域の間の接続領
    域の管軸方向長さをL2、ネック管の管軸方向全長をL
    としたとき、2≦L/L1≦10、且つ5≦L/L2で
    あることを特徴とする請求項1または2記載の投射管用
    ファンネル・ネック封合体。
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