JPH09259786A - 陰極線管 - Google Patents

陰極線管

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JPH09259786A
JPH09259786A JP6615996A JP6615996A JPH09259786A JP H09259786 A JPH09259786 A JP H09259786A JP 6615996 A JP6615996 A JP 6615996A JP 6615996 A JP6615996 A JP 6615996A JP H09259786 A JPH09259786 A JP H09259786A
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diameter cylindrical
small
cylindrical electrode
electrode
diameter
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JP6615996A
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English (en)
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Katsumi Hirota
勝己 廣田
Tetsuo Asano
哲夫 浅野
Nobuyuki Suzuki
延幸 鈴木
Yasuo Tanaka
康夫 田中
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Hitachi Ltd
Hitachi Electronic Devices Co Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
Hitachi Electronic Devices Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】量産性に優れた大口径電子レンズを有する陰極
線管電子銃を得る。 【解決手段】径小円筒部4bと径大円筒部4aが連接さ
れた径小円筒電極4の径大円筒部4aが径大円筒電極5
の径大円筒部5a内に挿入されて形成される主レンズを
備え、前記径大円筒電極5の管軸方向に伸びる径小円筒
部5bの一部に、前記径小円筒電極4の電極支持体41
が通過できるように拡大部50を形成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、陰極線管用電子銃
に係り、特にその電子レンズの大口径化を図ると共に、
量産性が高く、かつ高精度の組立てを可能とした電子銃
を備えた陰極線管に関する。
【0002】
【従来の技術】投射型陰極線管等の単色陰極線管は高輝
度、かつ高精細度が要求され、その電子銃を構成する電
子レンズ(特に主レンズ)は陰極線管のネック部内径で
許される最大限の口径を持たせる必要がある。
【0003】電子レンズの大口径化を行った電子銃とし
ては、例えば特公昭58−31696に開示されている
ような構造のものが用いられている。
【0004】図19は上記公報に開示された電子銃の構
造を説明するための要部破断した側面図、図20は図1
9を管軸方向Z−Zの回りに90度回転させた要部破断
した側面である。
【0005】図19、図20において、1は第1グリッ
ド、2は第2グリッド、3は第3グリッド、4は第4グ
リッド(径小円筒電極)、5は第5グリッド(径大円筒
電極)、6はビーディングガラス、7は溶接部である。
また、11は第1グリッド1の電極支持体、21は第2
グリッド2の電極支持体、31は第3グリッド3の電極
支持体、41は径小円筒電極支持体、51は径大円筒電
極支持体、4aは第4グリッド4の径大円筒部、4bは
同径小円筒部、4b−1は径小円筒部4bの第1分割円
筒部、4b−2は径小円筒部4bの第2分割円筒部、5
aは径大円筒電極5の径大円筒部、5bは同径小円筒部
である。なお、第1グリッド1の内部にはカソード構体
が収納されるが図示は省略してある。
【0006】この形式の電子銃は径大円筒部5aと径小
円筒部5bを連接した径大円筒電極5と径大円筒部4a
と径小円筒部4bを連接した径小円筒電極4からなる主
レンズを備え、径小円筒電極4の径大円筒部4aを径大
円筒電極5内に挿入し、上記径大円筒電極5の径小円筒
部5bの外表面に管軸Z−Zと直交する面内で当該管軸
から離れる方向に突設した径大円筒電極支持体51と、
径小円筒電極4の外面で同じく管軸から離れる方向に突
設した径大円筒電極支持体41をビーディングガラス6
に埋設して両者が所定の位置関係となるように固定され
る。なお、第1、第2、第3グリッド1、2、3も同様
にそれらの電極支持体11、21、31をビーディング
ガラス6に埋設して固定される。
【0007】この形式の電子銃においては、径小円筒電
極4の径大円筒部4aの径が径大円筒電極5の径小円筒
部5bの径より大とすることで実効的なレンズ口径を大
きくし、高解像度を得るようにしている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上記した電子銃におい
ては、径小円筒電極4の径大円筒部4aの径が径大円筒
電極5の径小円筒部5bの径より大きく、又上記径小円
筒電極4の直径方向両側の外表面に突設した一対の径小
円筒電極支持体41の先端間の間隔と上記径大円筒電極
5の径小円筒部5bの径より大きい。
【0009】図21は図19のA−A方向から見た径大
円筒電極と径小円筒電極との相互位置関係の説明図、ま
た、図22は径大円筒電極と径小円筒電極の組み立て作
業の説明図である。
【0010】すなわち、径小円筒電極支持体41の先端
間の間隔と上記径大円筒電極5の径小円筒部5bの径よ
り大きいため、電子銃の組み立てにおいては、径小円筒
電極4を構成する第1分割円筒部4b−1を除く電極
を、各電極に突設した電極支持体をビーディングガラス
6(図19、20参照)に埋設することにより固定した
後、上記径小円筒電極4に連接された電極支持体を持た
ない第1分割円筒部4b−2を径大円筒電極5の前方か
ら当該径大円筒電極5の径小円筒部5bから挿入して、
図1に示した溶接部7となる第1分割円筒部4b−1の
溶接部7aをすでにビーディングガラス6に固定されて
いる第2分割円筒部4b−2の溶接部7bに溶接するこ
とによって固定している。
【0011】そのため全ての電極を一度に固定できる形
式の電子銃に較べ、電子銃組立て時の作業に位置合わせ
作業、溶接作業が付加され、組み立て作業が複雑とな
り、かつ各電極間の位置精度を維持することが困難であ
るという問題がある。
【0012】この問題に対し、径小円筒電極4に電極支
持体41を突設する前に径大円筒電極5の径小円筒部5
bに径小円筒電極4の径小円筒部4bを通過させ、その
後径小円筒電極4の径小円筒部4bに上記径小円筒電極
支持体41を取付ける方法も考えられるが、径大円筒電
極5と径小円筒電極4を事前に組み立てるための組み立
て工程を別途必要とし、また半組み立て状態とした電極
部品を流通させる上での所謂物流上の困難も有る。
【0013】本発明は上記従来技術の問題点を解消する
ためになされたものであり、陰極線管のネック部の内径
により制約されて定まる外形を有する第1の円筒電極
(大径円筒電極)と、第1の円筒電極内に挿入されて、
両者で電子レンズを形成する径の大きな先端部を有する
第2の円筒電極(小径円筒電極)とからなる電子レンズ
を用いた電子銃を有する陰極線管を提供することにあ
り、特に、その電子銃の組立てが容易で量産性に富み、
かつその電極の支持固定が堅固で高精度の組立てが可能
な大径の電子レンズを持つ電子銃を備えた陰極線管を提
供することを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は径大円筒電極と、径大円筒部と径小円筒部
が連接された径小円筒電極の少なくとも径大部を径大円
筒電極内に挿入して形成される電子レンズを有する電子
銃を備えた陰極線管において、前記径小円筒電極の径小
円筒部の外表面に突出させて形成した径小円筒電極支持
体が通過できるように、前記径大円筒電極の管軸方向に
伸びる径大円筒電極に連接する径小円筒部を拡大または
膨出させ、あるいは径大円筒電極に連接する電極サポー
ト部のみを残して径大円筒電極の底部を切除した構成と
したものである。
【0015】すなわち、請求項1に記載の第1の発明
は、径大円筒部に連接して管軸方向に伸びる径小円筒部
を有する径大円筒電極と、前記径大円筒電極の前記径大
円筒部より径小の径大円筒部とこの径大円筒部に連接し
て管軸方向に延びる前記径大円筒電極の径小円筒部より
小径の径小円筒部を有する径小円筒電極と、前記径大円
筒電極の径大円筒部側から前記径小円筒電極の径小円筒
部側を挿入して前記径大円筒電極の径大円筒部内に前記
径小円筒電極の少なくとも径大円筒部を位置させた二重
円筒構造の電子レンズを形成する電子銃を備えた陰極線
管において、前記径小円筒電極の径小円筒部の外面に管
軸と直交する方向に前記径大円筒電極の径小円筒部の径
を越え、かつ前記径大円筒電極の直径に満たない長さで
突設した径小円筒電極支持体を有し、前記径大円筒電極
の径小円筒部の壁面の一部に前記径小円筒電極支持体の
管軸方向の通過を許容するごとく前記管軸と直交する方
向に管軸方向に沿って部分的に膨出した拡大部を形成し
たことを特徴とする。
【0016】また、請求項2に記載の第2の発明は、径
大円筒部に連接して管軸方向に伸びる径小円筒部を有す
る径大円筒電極と、前記径大円筒電極の前記径大円筒部
より径小の径大円筒部とこの径大円筒部に連接して管軸
方向に延びる前記径大円筒電極の径小円筒部より小径の
径小円筒部を有する径小円筒電極と、前記径大円筒電極
の径大円筒部側から前記径小円筒電極の径小円筒部側を
挿入して前記径大円筒電極の径大円筒部内に前記径小円
筒電極の少なくとも径大円筒部を位置させた二重円筒構
造の電子レンズを形成する電子銃を備えた陰極線管にお
いて、前記径小円筒電極の径小円筒部の外面に管軸と直
交する方向に前記径大円筒電極の径小円筒部の径を越
え、かつ前記径大円筒電極の直径に満たない長さで突設
した径小円筒電極支持体を有し、前記径大円筒電極の径
小円筒部に前記径小円筒電極支持体の管軸方向の通過を
許容するごく、断面が前記径小円筒電極支持体の突設位
置に対して管軸と直交する面内で略90度ずれた方向に
長軸をもつ長円形に形成したことを特徴とする。さら
に、請求項3に記載の第3の発明は、径大円筒部の底面
に連接して管軸方向に伸びる一対の電極サポート部を有
する径大円筒電極と、前記径大円筒電極の前記径大円筒
部より径小の径大円筒部とこの径大円筒部に連接して管
軸方向に延びる前記一対の電極サポート部間の間隔より
小径の径小円筒部を有する径小円筒電極と、前記径大円
筒電極の径大円筒部側から前記径小円筒電極の径小円筒
部側を挿入して前記径大円筒電極の径大円筒部内に前記
径小円筒電極の少なくとも径大円筒部を位置させた二重
円筒構造の電子レンズを形成する電子銃を備えた陰極線
管において、前記径小円筒電極の径小円筒部の外面に管
軸と直交する方向に前記径大円筒電極の電極サポート部
を管軸から離れる方向に越え、かつ前記径大円筒電極の
直径に満たない長さで突設した径小円筒電極支持体を有
し、前記径大円筒電極の電極サポート部から管軸と直交
する方向にずれた位置で前記径小円筒電極支持体の管軸
方向の通過を許容するごとく前記径大円筒電極の底部に
開口部を形成したことを特徴とする。
【0017】さらに、請求項4に記載の第4の発明は、
前記第3の発明における前記電極サポート部を前記径大
円筒電極の底部の切り起こし片で構成したことを特徴と
する電子銃を備えた陰極線管。
【0018】なお、前記第1〜第4の発明における径大
円筒電極支持体を、径大円筒電極の径小円筒部、または
電極サポート部から切りお越して形成してもよい。
【0019】
【発明の実施の形態】上記第1の発明においては、径大
円筒電極は蛍光面側に位置する径大円筒部の底面に連接
して管軸方向カソード側に伸びる径小円筒部を有する径
大円筒電極と、前記径大円筒電極の径大円筒部より径小
の径大円筒部が径大円筒電極の径大円筒部内に位置し、
径小円筒電極の径大円筒部より径小で当該径大円筒部に
連接して管軸方向カソード側に延びる径小円筒部を有す
る径小円筒電極とで主レンズ電極が構成され、前記径大
円筒電極の径大円筒部と前記径小円筒電極の径大円筒部
とで二重円筒構造の主レンズが構成される。
【0020】径小円筒電極支持体は、前記径小円筒電極
の径小円筒部の外面に管軸と直交する方向に前記径大円
筒電極の径小円筒部の径を越え、かつ前記径大円筒電極
の直径に満たない長さで突設される。
【0021】そして、前記管軸と直交する方向に管軸方
向に沿って部分的に膨出して形成した拡大部は、前記径
大円筒電極の径小円筒部の壁面の一部に形成した前記径
小円筒電極支持体の管軸方向の通過を許容する。
【0022】したがって、径小円筒電極を前記従来例で
説明した如くその径小円筒部を分割する必要がなく、径
小円筒電極の径小円筒部を径大円筒電極に組み立てる際
に、当該径小円筒電極をビーディングガラスへの固定位
置から略90度回転させた状態で挿入することで、当該
径小円筒電極の径小円筒部に突設された電極支持体を前
記部分的な膨出部を通して通過させ、その後90度回転
させて電極支持体をビーディングガラスに埋設する。
【0023】また、第2の発明においては、径大円筒電
極は蛍光面側に位置する径大円筒部の底面に連接して管
軸方向カソード側に伸びる径小円筒部を有する径大円筒
電極と、前記径大円筒電極の径大円筒部より径小の径大
円筒部が径大円筒電極の径大円筒部内に位置し、径小円
筒電極の径大円筒部より径小で当該径大円筒部に連接し
て管軸方向カソード側に延びる径小円筒部を有する径小
円筒電極とで主レンズ電極が構成され、前記径大円筒電
極の径大円筒部と前記径小円筒電極の径大円筒部とで二
重円筒構造の主レンズが構成される。
【0024】径小円筒電極支持体は、前記径小円筒電極
の径小円筒部の外面に管軸と直交する方向に前記径大円
筒電極の径小円筒部の径を越え、かつ前記径大円筒電極
の直径に満たない長さで突設される。
【0025】そして、断面を前記径小円筒電極支持体の
突設位置に対して管軸と直交する面内で略90度ずれた
方向に長軸をもつ長円形とした前記径大円筒電極の径小
円筒部は、前記径大円筒電極の径小円筒部の壁面の一部
に形成した前記径小円筒電極支持体の管軸方向の通過を
許容する。
【0026】したがって、径小円筒電極を前記従来例で
説明した如くその径小円筒部を分割する必要がなく、径
小円筒電極の径小円筒部を径大円筒電極に組み立てる際
に、当該径小円筒電極をビーディングガラスへの固定位
置から略90度回転させた状態で挿入することで、当該
径小円筒電極の径小円筒部に突設された電極支持体を前
記部分的な膨出部を通して通過させ、その後90度回転
させて電極支持体をビーディングガラスに埋設する。
【0027】さらに、第3の発明においては、径大円筒
電極は、径大円筒部と、この径大円筒部の底面に連接し
て管軸方向に伸びる一対の電極サポート部を有し、径小
円筒電極は、前記径大円筒電極の前記径大円筒部より径
小の径大円筒部とこの径大円筒部に連接して管軸方向に
延びる前記一対の電極サポート部間の間隔より小径の径
小円筒部を有する。
【0028】そして、前記径大円筒電極の径大円筒部側
から前記径小円筒電極の径小円筒部側を挿入して前記径
大円筒電極の径大円筒部内に前記径小円筒電極の少なく
とも径大円筒部を位置させた二重円筒構造の電子レンズ
を形成する。
【0029】前記径小円筒電極の径小円筒部の外面に
は、管軸と直交する方向に前記径大円筒電極の電極サポ
ート部を管軸から離れる方向に越え、かつ前記径大円筒
電極の直径に満たない長さで突設した径小円筒電極支持
体を有している。
【0030】前記径大円筒電極の底部の開口部は、前記
径大円筒電極の電極サポート部から管軸と直交する方向
にずれた位置で前記径小円筒電極支持体の管軸方向の通
過を許容するごとく形成され、径小円筒電極の径小円筒
部を径大円筒電極に組み立てる際に、当該径小円筒電極
をビーディングガラスへの固定位置から略90°回転さ
せた状態で挿入することで、当該径小円筒電極の径小円
筒部に突設された電極支持体を前記開孔部を通して通過
させ、その後90度回転させて電極支持体をビーディン
グガラスに埋設する。
【0031】さらに、第4の発明においては、前記径大
円筒電極の底部を切り起こして前記第3の発明における
前記電極サポート部を形成したことで別個の部品を要す
ることなく径大円筒電極の電極支持体を形成できる。
【0032】なお、前記第1〜第4の発明における径大
円筒電極支持体を径大円筒電極の径小円筒部、または電
極サポート部から切り越し形成することで、電極支持体
の形成が容易となる。
【0033】このように、径大円筒電極と、これに挿入
して配置される径小円筒電極を同軸的に組み立てて絶縁
支持するに当たって、径小円筒電極を回転させて径大円
筒電極の管軸方向に伸びる径小円筒部またはサポート部
を通過させて径小円筒電極の径小円筒部外表面に突設し
た電極支持体をカソード側に引出した後、径小円筒電極
支持体を径大円筒電極の電極支持体に整列させてビーデ
ィングガラスに埋込固着する方法により、従来のよう
に、径小円筒電極の径小円筒部を分割し、溶接するとい
う作業が不要となる。
【0034】また、他の電極に突設された電極支持体を
前記径大円筒電極支持体及び径小円筒電極支持体と整列
させて、ビーディングガラスに対して全ての電極を一度
に固定することができ、電子銃組立ての作業性を向上さ
せ、かつ高精度、かつ高品質の陰極線管を提供できる。
【0035】以下、本発明の実施例につき、図面を参照
してさらに詳細に説明する。
【0036】図1は本発明の陰極線管の第1実施例の電
子銃を構成する径大円筒電極の説明図であって、(a)
は径小円筒電極方向からみた平面図、(b)は(a)の
Y−Y方向から見た側面図、(c)は(a)のX−X方
向から見た側面図である。
【0037】同図において、5は径大円筒電極、5aは
径大円筒部、5bは径小円筒部、50は拡大部、51は
電極支持体である。
【0038】径大円筒電極5は径大円筒部5aとこれに
連接して管軸(Z−Z)方向(カソード側)に伸びる径
小円筒部5bを有し、この径小円筒部5bの外表面に管
軸に対し、X−X方向に対向して設置された一対の径大
円筒電極支持体(以下、単に電極支持体とも言う)51
を有する。
【0039】径小円筒部5bには、電極支持体51に対
し90度回転した方向、すなわち管軸と直交する方向
(Y−Y)に管軸方向に沿って部分的に膨出した拡大部
50が形成されている。
【0040】図2は図1に示した径大円筒電極の径小円
筒部に径小円筒電極の径小円筒部を挿入して通過させる
状態の説明図であって、4は径小円筒電極、4aは径小
円筒電極4の径大円筒部、4bは径小円筒電極4の径小
円筒部、41は径小円筒電極4の径小円筒部4bに突設
した電極支持体、図1と同一符号は同一部分に対応す
る。
【0041】同図に示したように、径大円筒電極5に径
小円筒電極4を組み立てる際は、径小円筒電極4を径大
円筒電極5に対して90度回転させて径小円筒電極4の
径小円筒部4bを径大円筒電極5の径小円筒部5bに挿
入する。
【0042】径小円筒電極4の径大円筒部4aは径大円
筒電極5の径大円筒部5a内に留まり、径小円筒電極4
の径小円筒部4bに突設された電極支持体41は径大円
筒電極5の径小円筒部5bに形成された拡大部50を通
過する。
【0043】径小円筒電極4の径小円筒部4bに突設さ
れた電極支持体41が径大円筒電極5の径小円筒部5b
に形成された拡大部50を通過後、径小円筒電極4を9
0度回転させることにより、径大円筒電極5の径小円筒
部5bに突設された電極支持体51と整列される。この
状態でビーディングガラスに各電極支持体41、51を
埋設して固定する。
【0044】図3は本実施例による電子銃の全体構成を
説明する要部破断した側面図、また図4は図3を管軸Z
−Zの回りに90度回転させて示す要部破断した側面図
であって、図1と同一符号は同一部分に対応する。
【0045】同各図に示したように、径大円筒電極5の
径大円筒部5a内に径小円筒電極4の径大円筒部4aが
収容され、径小円筒電極4の径小円筒部4bが径大円筒
電極5の径小円筒部5bを通してカソード方向に延在し
ている。
【0046】この電子銃は、径大円筒電極5と径小円筒
電極4との間に電位差を与えることにより、径大円筒電
極5の径大円筒部5aの内壁と径小円筒電極4の径大円
筒部4の開放端の領域に主レンズが形成され第1、第
2、第3グリッド1、2、3からの電子ビームを加速集
束してスクリーンに投射する。
【0047】図中に示した寸法は径大円筒電極5の径小
円筒部5bの電極支持体突設部分と拡大部50の寸法例
であり、拡大部50は約2mmだけ管軸から離れて形成
されている。なお、この寸法は一例に過ぎずないことは
言うかでもない。
【0048】以上のように構成した本発明の第1実施例
によれば、電子銃の組立てが容易で量産性に富み、かつ
その電極の支持固定が堅固で高精度の組立てが可能な大
径の電子レンズを持つ電子銃を備えた陰極線管を提供す
ることができる。
【0049】図5は本発明の陰極線管の第2実施例の電
子銃を構成する径大円筒電極の説明図であって、(a)
は径小円筒電極方向からみた平面図、(b)は(a)の
Y−Y方向から見た側面図、(c)は(a)のX−X方
向から見た側面図である。
【0050】同図において、5は径大円筒電極、5aは
径大円筒部、5bは径小円筒部、50’は断面が前記径
小円筒電極支持体の突設位置に対して管軸と直交する面
内で略90度ずれた方向に長軸をもつ長円形を構成する
膨出部、51は電極支持体である。
【0051】径大円筒電極5は径大円筒部5aとこれに
連接して管軸(Z−Z)方向(カソード側)に伸びる径
小円筒部5bを有し、この径小円筒部5bの外表面に管
軸に対し、X−X方向に対向して設置された一対の径大
円筒電極支持体(以下、単に電極支持体とも言う)51
を有する。
【0052】径小円筒部5bは、電極支持体51に対し
90度回転した方向、すなわち管軸と直交する方向(Y
−Y)に管軸方向に長軸を有する長円形に形成されてお
り、膨出部50’を径小円筒電極4の径小円筒部4bに
突設した電極支持体41が通過可能に形成されている。
【0053】そして、断面を前記径小円筒電極4の電極
支持体41の突設位置に対して管軸と直交する面内で略
90度ずれた方向に長軸をもつ長円形とした前記径大円
筒電極5の径小円筒部5bは、前記径小円筒電極4の径
小円筒部4bの壁面の一部に突設した電極支持体41の
管軸方向の通過を許容する。
【0054】したがって、径小円筒電極4の径小円筒部
4bを前記従来例で説明した如く分割する必要がなく、
径小円筒電極4の径小円筒部4bを径大円筒電極5に組
み立てる際に、当該径小円筒電極4をビーディングガラ
スへの固定位置から略90度回転させた状態で挿入する
ことで、当該径小円筒電極4の径小円筒部4bの外表面
に突設された電極支持体41を長円形の膨出部50’を
通して通過させ、その後90度回転させて電極支持体を
ビーディングガラスに埋設する。
【0055】図6は本実施例による電子銃の全体構成を
説明する要部破断した側面図、また図7は図6を管軸Z
−Zの回りに90度回転させて示す要部破断した側面図
であって、図5と同一符号は同一部分に対応する。
【0056】同各図に示したように、径大円筒電極5の
径大円筒部5a内に径小円筒電極4の径大円筒部4aが
収容され、径小円筒電極4の径小円筒部4bが径大円筒
電極5の径小円筒部5bを通してカソード方向に延在し
ている。
【0057】この電子銃は、径大円筒電極5と径小円筒
電極4との間に電位差を与えることにより、径大円筒電
極5の径大円筒部5aの内壁と径小円筒電極4の径大円
筒部4の開放端の領域に主レンズが形成され第1、第
2、第3グリッド1、2、3からの電子ビームを加速集
束してスクリーンに投射する。
【0058】以上のように構成した本発明の第2実施例
によれば、電子銃の組立てが容易で量産性に富み、かつ
その電極の支持固定が堅固で高精度の組立てが可能な大
径の電子レンズを持つ電子銃を備えた陰極線管を提供す
ることができる。
【0059】図8は本発明の陰極線管の第3実施例の電
子銃を構成する径大円筒電極の説明図であって、(a)
は径小円筒電極方向からみた平面図、(b)は(a)の
Y−Y方向から見た側面図、(c)は(a)のX−X方
向から見た側面図である。
【0060】同図において、5は径大円筒電極、5aは
径大円筒部、5bは径大円筒部に連接して管軸方向に延
びる前記一対の電極サポート部、50”は径大円筒電極
の底部に形成した開口部である。
【0061】この開口部50”は径大円筒電極5の径大
円筒部5aの底部を上記一対の電極サポート部5bを残
して除去することで形成され、径大円筒電極5の電極サ
ポート部50”から管軸(Z−Z)と直交する方向にず
れた位置で前記径小円筒電極支持体の管軸方向の通過を
許容するごとく形成されている。
【0062】径小円筒電極4の径小円筒部4bを径大円
筒電極5に挿入して組み立てる際には、当該径小円筒電
極4をビーディングガラスへの固定位置から略90度回
転させた状態で挿入し、当該径小円筒電極4の径小円筒
部4bに突設された電極支持体41を前記開口部50”
を通して通過させ、その後90度回転させて電極支持体
をビーディングガラスに埋設する。
【0063】径大円筒電極5は径大円筒部5aとこれに
連接して管軸(Z−Z)方向(カソード側)に伸びる径
小円筒部5bを有し、この径小円筒部5bの外表面に管
軸に対し、X−X方向に対向して設置された一対の電極
支持体51を有する。
【0064】これにより、径小円筒電極4の径小円筒部
4bを前記従来例で説明した如く分割する必要がない。
【0065】図9は本実施例による電子銃の全体構成を
説明する要部破断した側面図、また図10は図9を管軸
Z−Zの回りに90度回転させて示す要部破断した側面
図であって、図8と同一符号は同一部分に対応する。
【0066】同各図に示したように、径大円筒電極5の
径大円筒部5a内に径小円筒電極4の径大円筒部4aが
収容され、径小円筒電極4の径小円筒部4bが径大円筒
電極5の径小円筒部5bを通してカソード方向に延在し
ている。
【0067】この電子銃も、径大円筒電極5と径小円筒
電極4との間に電位差を与えることにより、径大円筒電
極5の径大円筒部5aの内壁と径小円筒電極4の径大円
筒部4の開放端の領域に主レンズが形成され第1、第
2、第3グリッド1、2、3からの電子ビームを加速集
束してスクリーンに投射する。
【0068】以上のように構成した本発明の第3実施例
によれば、電子銃の組立てが容易で量産性に富み、かつ
その電極の支持固定が堅固で高精度の組立てが可能な大
径の電子レンズを持つ電子銃を備えた陰極線管を提供す
ることができる。
【0069】図11は本発明の陰極線管の第4実施例の
電子銃を構成する径大円筒電極の説明図であって、
(a)は径小円筒電極方向からみた平面図、(b)は
(a)のY−Y方向から見た側面図、(c)は(a)の
X−X方向から見た側面図である。同図において、図8
と同様に、5は径大円筒電極、5aは径大円筒部、5b
は径大円筒部に連接して管軸方向に延びる前記一対の電
極サポート部、50”は径大円筒電極の底部に形成した
開口部である。
【0070】この開口部50”は径大円筒電極5の径大
円筒部5aの底部を上記一対の電極サポート部5bを残
して除去することで形成され、径大円筒電極5の電極サ
ポート部50”から管軸(Z−Z)と直交する方向にず
れた位置で前記径小円筒電極支持体の管軸方向の通過を
許容するごとく形成されている。
【0071】本実施例では、前記第3実施例における径
大円筒電極5に連接する電極サポート部5bに突設する
電極支持体51を当該電極サポート部5bの切り起こし
で形成したものであり、電極サポート部5b事態も径大
円筒電極5の底面の切り起こしで形成することもでき
る。その他の構成は第3実施例と同様であるので、説明
は省略する。
【0072】なお、前記した第1、第2の各実施例にお
ける径大円筒電極5の電極支持体51もその径小円筒電
極5bから切り起こして形成してもよく、また、その電
極支持体51も上記第4実施例と同様の切り起こしで形
成することができる。
【0073】次に、上記した各電子銃を用いた陰極線管
の構造例について説明する。
【0074】図12は本発明による陰極線管の構造例を
説明する模式断面図であって、8はパネル部、8aは蛍
光面、9は真空外囲器、10はネック部、11は電子
銃、12は偏向装置、13は電子ビーム、前記各実施例
と同一符号は同一部分に対応する。
【0075】同図において、真空外囲器9のネック部1
0には前記した構造を有する電子銃11が収納されてお
り、電子銃11から出射された電子ビーム13は偏向装
置12によってX方向(水平方向)とY方向(垂直方
向)に偏向され、パネル部8の内面に形成された蛍光面
8aに射突して所要の画像を形成する。
【0076】この陰極線管は所謂投射型陰極線管であ
り、大口径の電子銃11で高精細度に絞られた電子ビー
ムは蛍光面8a上に画像を形成し、この画像は図示しな
い投射光学系でスクリーン上に拡大投射される。
【0077】この種の陰極線管の電子ビームは高い電流
密度を有するため、蛍光面8aを高温に加熱し、陰極線
管の温度が上昇する。温度が上がり過ぎると安定した画
像形成ができなくなる。したがって、この温度上昇を抑
制する必要がある。
【0078】図13は投射型陰極線管の冷却構造の一例
を説明する要部断面図であって、8はパネル部、9は真
空外囲器、14はカップラー、15は投射レンズ、16
は液体冷媒である。
【0079】陰極線管のパネル部8の外面にはカップラ
ー14を介して投射レンズ15が設置され、カップラー
14とパネル部8の間に液体冷媒が満たされれいる。カ
ップラー14は放熱効果を有し、パネル部8からの熱を
外気に放出することによってパネル部8の温度上昇を抑
え、陰極線管の過熱を抑制して安定した画像形成を行
う。
【0080】図14は投射型陰極線管のパネル部の構造
例を説明する要部断面図であって、8aは蛍光面、8b
は蛍光体、8cは多層干渉膜、8dはメタルバック、9
は真空外囲器、9aはパネル部8を接合するフリット、
9bは蛍光面への高圧印加用のアノードキャップ、9c
はアノードキャップ9bとメタルバック8dを接続する
ためのコンタクトクリップ、9dはテンションバンドで
ある。
【0081】蛍光面8aはパネル部8のガラス内面から
順に多層干渉膜8c、蛍光体8b、メタルバック8dが
形成され、アノードキャップ9bに一端を接続し他端を
メタルバック8dの接触させたコンタクトクリップ9c
で蛍光面に高圧すなわち陽極電圧が印加されるように構
成されている。
【0082】図15は投射型陰極線管の蛍光面を構成す
る多層干渉膜8c付近の出射光の行路を説明する模式図
であって、8a’は蛍光体8bを構成する蛍光体粒子、
図14と同一符号は同一部分に対応する。
【0083】図16は上記した投射型陰極線管を用いた
カラー画像再生装置の画像再生方式の一例を説明する模
式図であって、rPRT、gPRT、bPRTはそれぞ
れ赤、緑、青の投射型陰極線管、PNLは上記拡散板陰
極線管の画像形成部であるパネル、LNSは投射レンズ
(前記図13のレンズ15に相当)、SCRは投射スク
リーンである。
【0084】同図において、緑用の陰極線管gPRTの
中心軸上には、そのパネルPNLに対向して一定の距離
だけ離間させた位置に投射スクリーンSCRが配置され
ている。
【0085】そして、拡散板陰極線管rPRT、gPR
T、bPRTの各パネルの前面にはそれぞれの陰極線管
の軸線と同一線上に投射レンズLESが配置され、各パ
ネルに形成された単色の画像を拡大してスクリーンSC
R上に投射し、重ね合わせることでカラー画像が形成さ
れる。
【0086】このように、投射型陰極線管を用いた画像
再生装置は、直視型テレビに比較して大画面を容易に実
現することができる。
【0087】図17は投射型陰極線管を用いた背面投射
型テレビの概略正面図、図18は図17を側面から見た
概略断面図である。
【0088】同各図において、投射型テレビのセットの
下方に設置された投射型陰極線管PRTのパネルにはカ
ップラーCPL(図13の14に相当)を介して投射レ
ンズLESが取付けられており、この陰極線管PRTの
パネルに形成された画像を投射レンズLNSで拡大し、
背面に設置されたミラーMIRで全面に設置されたスク
リーンSCR上に投射される。
【0089】上記構成とした投射型テレビによれば、陰
極線管からスクリーンまでの投射距離を実質的に短縮す
ることが可能となり、奥行きを薄くしコンパクトな画像
再生装置を構成することができる。
【0090】このような投射型テレビに本発明による陰
極線管を用いたことにより、高精細、かつ高画質の画像
再生装置を得ることができる。
【0091】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
従来と同じ組立て技術で電子銃組立てが可能であると共
に、高い量産性を維持でき、かつ電子レンズを正精度で
組み立てることにより、高精細度の大口径レンズを持た
せた高品質の陰極線管を得ることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の陰極線管の第1実施例の電子銃を構成
する径大円筒電極の説明図である。
【図2】図1に示した径大円筒電極の径小円筒部に径小
円筒電極の径小円筒部を挿入して通過させる状態の説明
図である。
【図3】本発明の第1実施例による電子銃の全体構成を
説明する要部破断した側面図である。
【図4】図3を管軸Z−Zの回りに90度回転させて示
す要部破断した側面図である。
【図5】本発明の陰極線管の第2実施例の電子銃を構成
する径大円筒電極の説明図である。
【図6】本発明の陰極線管の第2実施例による電子銃の
全体構成を説明する要部破断した側面図である。
【図7】図6を管軸Z−Zの回りに90度回転させて示
す要部破断した側面図である。
【図8】本発明の陰極線管の第3実施例の電子銃を構成
する径大円筒電極の説明図である。
【図9】本発明の陰極線管の第3実施例による電子銃の
全体構成を説明する要部破断した側面図である。
【図10】図9を管軸Z−Zの回りに90度回転させて
示す要部破断した側面図である。
【図11】本発明の陰極線管の第4実施例の電子銃を構
成する径大円筒電極の説明図である。
【図12】本発明による陰極線管の構造例を説明する模
式断面図である。
【図13】投射型陰極線管の冷却構造の一例を説明する
要部断面図である。
【図14】投射型陰極線管のパネル部の構造例を説明す
る要部断面図である。
【図15】投射型陰極線管の蛍光面を構成する多層干渉
膜付近の出射光の行路を説明する模式図である。
【図16】投射型陰極線管を用いたカラー画像再生装置
の画像再生方式の一例を説明する模式図である。
【図17】投射型陰極線管を用いた背面投射型テレビの
概略正面図、図18は図17を側面から見た概略断面図
である。
【図18】図17を側面から見た概略断面図である。
【図19】従来技術による電子銃の構造を説明するため
の要部破断した側面図である。
【図20】図19を管軸方向Z−Zの回りに90度回転
させた要部破断した側面である。
【図21】図19のA−A方向から見た径大円筒電極と
径小円筒電極との相互位置関係の説明図である。
【図22】径大円筒電極と径小円筒電極の組み立て作業
の説明図である。
【符号の説明】
1 第1グリッド 2 第2グリッド 3 第3グリッド 4 第4グリッド(径小円筒電極) 5 第5グリッド(径大円筒電極) 6 ビーディングガラス 7 溶接部 11 第1グリッド1の電極支持体 21 第2グリッド2の電極支持体 31 第3グリッド3の電極支持体 41 径小円筒電極支持体 51 径大円筒電極支持体 4a 第4グリッド4の径大円筒部 4b 同径小円筒部 4b−1 径小円筒部4bの第1分割円筒部 4b−2 径小円筒部4bの第2分割円筒部 5a 径大円筒電極5の径大円筒部 5b 同径小円筒部 50 拡大部 50’ 膨大部 50” 開口部。
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成9年1月14日
【手続補正1】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図4
【補正方法】変更
【補正内容】
【図4】
【手続補正2】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図7
【補正方法】変更
【補正内容】
【図7】
【手続補正3】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図8
【補正方法】変更
【補正内容】
【図8】
【手続補正4】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図10
【補正方法】変更
【補正内容】
【図10】
【手続補正5】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図20
【補正方法】変更
【補正内容】
【図20】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 鈴木 延幸 千葉県茂原市早野3350番地 日立エレクト ロニックデバイシズ株式会社内 (72)発明者 田中 康夫 千葉県茂原市早野3350番地 日立エレクト ロニックデバイシズ株式会社内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】径大円筒部に連接して管軸方向に伸びる径
    小円筒部を有する径大円筒電極と、前記径大円筒電極の
    前記径大円筒部より径小の径大円筒部とこの径大円筒部
    に連接して管軸方向に延びる前記径大円筒電極の径小円
    筒部より小径の径小円筒部を有する径小円筒電極と、前
    記径大円筒電極の径大円筒部側から前記径小円筒電極の
    径小円筒部側を挿入して前記径大円筒電極の径大円筒部
    内に前記径小円筒電極の少なくとも径大円筒部を位置さ
    せた二重円筒構造の電子レンズを形成する電子銃を備え
    た陰極線管において、 前記径小円筒電極の径小円筒部の外面に管軸と直交する
    方向に前記径大円筒電極の径小円筒部の径を越え、かつ
    前記径大円筒電極の直径に満たない長さで突設した径小
    円筒電極支持体を有し、 前記径大円筒電極の径小円筒部の壁面の一部に前記径小
    円筒電極支持体の管軸方向の通過を許容するごとく前記
    管軸と直交する方向に管軸方向に沿って部分的に膨出し
    た拡大部を形成したことを特徴とする電子銃を備えた陰
    極線管。
  2. 【請求項2】径大円筒部に連接して管軸方向に伸びる径
    小円筒部を有する径大円筒電極と、前記径大円筒電極の
    前記径大円筒部より径小の径大円筒部とこの径大円筒部
    に連接して管軸方向に延びる前記径大円筒電極の径小円
    筒部より小径の径小円筒部を有する径小円筒電極と、前
    記径大円筒電極の径大円筒部側から前記径小円筒電極の
    径小円筒部側を挿入して前記径大円筒電極の径大円筒部
    内に前記径小円筒電極の少なくとも径大円筒部を位置さ
    せた二重円筒構造の電子レンズを形成する電子銃を備え
    た陰極線管において、 前記径小円筒電極の径小円筒部の外面に管軸と直交する
    方向に前記径大円筒電極の径小円筒部の径を越え、かつ
    前記径大円筒電極の直径に満たない長さで突設した径小
    円筒電極支持体を有し、 前記径大円筒電極の径小円筒部に前記径小円筒電極支持
    体の管軸方向の通過を許容するごとく、断面が前記径小
    円筒電極支持体の突設位置に対して管軸と直交する面内
    で略90度ずれた方向に長軸をもつ長円形に形成したこ
    とを特徴とする電子銃を備えた陰極線管。
  3. 【請求項3】径大円筒部の底面に連接して管軸方向に伸
    びる一対の電極サポート部を有する径大円筒電極と、前
    記径大円筒電極の前記径大円筒部より径小の径大円筒部
    とこの径大円筒部に連接して管軸方向に延びる前記一対
    の電極サポート部間の間隔より小径の径小円筒部を有す
    る径小円筒電極と、前記径大円筒電極の径大円筒部側か
    ら前記径小円筒電極の径小円筒部側を挿入して前記径大
    円筒電極の径大円筒部内に前記径小円筒電極の少なくと
    も径大円筒部を位置させた二重円筒構造の電子レンズを
    形成する電子銃を備えた陰極線管において、 前記径小円筒電極の径小円筒部の外面に管軸と直交する
    方向に前記径大円筒電極の電極サポート部を管軸から離
    れる方向に越え、かつ前記径大円筒電極の直径に満たな
    い長さで突設した径小円筒電極支持体を有し、 前記径大円筒電極の電極サポート部から管軸と直交する
    方向にずれた位置で前記径小円筒電極支持体の管軸方向
    の通過を許容するごとく前記径大円筒電極の底部に開口
    部を形成したことを特徴とする電子銃を備えた陰極線
    管。
  4. 【請求項4】請求項3において、前記電極サポート部を
    前記径大円筒電極の底部の切り起こし片で構成したこと
    を特徴とする電子銃を備えた陰極線管。
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