JPH11135037A - 陰極線管用ファンネル−ネック封合体 - Google Patents
陰極線管用ファンネル−ネック封合体Info
- Publication number
- JPH11135037A JPH11135037A JP31588997A JP31588997A JPH11135037A JP H11135037 A JPH11135037 A JP H11135037A JP 31588997 A JP31588997 A JP 31588997A JP 31588997 A JP31588997 A JP 31588997A JP H11135037 A JPH11135037 A JP H11135037A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- funnel
- neck
- tube
- ray tube
- mounting portion
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Vessels, Lead-In Wires, Accessory Apparatuses For Cathode-Ray Tubes (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 少ない偏向電力でも、ネック管内における電
子ビームの偏向感度を向上させて、陰極線管の消費電力
の節減図りながら、良好な画像が得られる陰極線管用フ
ァンネル−ネック封合体を提供する。 【解決手段】 漏斗状のファンネル２の狭開口部２ａに
ネック管３が封合されてなるファンネル−ネック封合体
１において、前記ネック管３は、内部に電子銃４が装着
される銃装着部３ａと、該銃装着部３ａとファンネル２
との間で外方に偏向ヨークが取り付けられるヨーク取付
部３ｂとを有し、該ヨーク取付部３ｂの外径ｄ1 は、前
記銃装着部３ａの外径ｄ2 に対して１．０＞ｄ1 ／ｄ2
≧０．５の関係を満たして縮径されてなる。
子ビームの偏向感度を向上させて、陰極線管の消費電力
の節減図りながら、良好な画像が得られる陰極線管用フ
ァンネル−ネック封合体を提供する。 【解決手段】 漏斗状のファンネル２の狭開口部２ａに
ネック管３が封合されてなるファンネル−ネック封合体
１において、前記ネック管３は、内部に電子銃４が装着
される銃装着部３ａと、該銃装着部３ａとファンネル２
との間で外方に偏向ヨークが取り付けられるヨーク取付
部３ｂとを有し、該ヨーク取付部３ｂの外径ｄ1 は、前
記銃装着部３ａの外径ｄ2 に対して１．０＞ｄ1 ／ｄ2
≧０．５の関係を満たして縮径されてなる。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、陰極線管用のファンネ
ル−ネック封合体に関するものである。
ル−ネック封合体に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】漏斗状のファンネルの狭開口部に円筒形
状のネック管が封合されたファンネル−ネック封合体
は、そのファンネルの広開口部に、画像が映し出される
パネルが封着されることにより、陰極線管用バルブに形
成される。
状のネック管が封合されたファンネル−ネック封合体
は、そのファンネルの広開口部に、画像が映し出される
パネルが封着されることにより、陰極線管用バルブに形
成される。
【０００３】陰極線管の作動時には、前記陰極線管用バ
ルブのネック管内に装着された電子銃から電子ビームが
発射され、パネル内面の蛍光膜を発光させることによ
り、パネルの映像面に画像が映し出される。そのため、
ファンネルとネック管の外方には電子ビームを偏向する
ための偏向ヨークが取り付けられ、かかる偏向ヨークの
磁界作用により電子ビームを偏向して、パネルの映像面
全体に電子ビームが行き渡るようにしてある。
ルブのネック管内に装着された電子銃から電子ビームが
発射され、パネル内面の蛍光膜を発光させることによ
り、パネルの映像面に画像が映し出される。そのため、
ファンネルとネック管の外方には電子ビームを偏向する
ための偏向ヨークが取り付けられ、かかる偏向ヨークの
磁界作用により電子ビームを偏向して、パネルの映像面
全体に電子ビームが行き渡るようにしてある。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】陰極線管の作動時にお
いて、電子ビームを偏向するために必要とされる偏向電
力は大きく、かかる偏向電力を低減させることが、陰極
線管の消費電力の低減にもつながる。しかしながら、偏
向電力の低減は、ネック管内における電子ビームの偏向
感度を低下させ、その結果、所期の画像が得られず、映
像品質の低下を来すという問題を生じる。
いて、電子ビームを偏向するために必要とされる偏向電
力は大きく、かかる偏向電力を低減させることが、陰極
線管の消費電力の低減にもつながる。しかしながら、偏
向電力の低減は、ネック管内における電子ビームの偏向
感度を低下させ、その結果、所期の画像が得られず、映
像品質の低下を来すという問題を生じる。
【０００５】そこで、本発明の目的は、少ない偏向電力
でも、ネック管内における電子ビームの偏向感度を向上
させて、陰極線管の消費電力の節減図りながら、良好な
画像が得られる陰極線管用ファンネル−ネック封合体を
提供することである。
でも、ネック管内における電子ビームの偏向感度を向上
させて、陰極線管の消費電力の節減図りながら、良好な
画像が得られる陰極線管用ファンネル−ネック封合体を
提供することである。
【０００６】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記の課題及
び目的に鑑みてなされたもので、漏斗状のファンネルの
狭開口部にネック管が封合されてなるファンネル−ネッ
ク封合体において、前記ネック管は、内部に電子銃が装
着される銃装着部と、該銃装着部とファンネルとの間で
外方に偏向ヨークが取り付けられるヨーク取付部とを有
し、該ヨーク取付部の外径ｄ1 は、前記銃装着部の外径
ｄ2 に対して１．０＞ｄ1 ／ｄ2 ≧０．５の関係を満た
して縮径されてなることを特徴とする陰極線管用ファン
ネル−ネック封合体である。
び目的に鑑みてなされたもので、漏斗状のファンネルの
狭開口部にネック管が封合されてなるファンネル−ネッ
ク封合体において、前記ネック管は、内部に電子銃が装
着される銃装着部と、該銃装着部とファンネルとの間で
外方に偏向ヨークが取り付けられるヨーク取付部とを有
し、該ヨーク取付部の外径ｄ1 は、前記銃装着部の外径
ｄ2 に対して１．０＞ｄ1 ／ｄ2 ≧０．５の関係を満た
して縮径されてなることを特徴とする陰極線管用ファン
ネル−ネック封合体である。
【０００７】
【作用】本発明の陰極線管用ファンネル−ネック封合体
によれば、ネック管のヨーク取付部の外径ｄ1 が銃装着
部の外径ｄ2 に比して縮径されていることにより、ネッ
ク管内に挿入される電子銃を小型化せずに偏向ヨークの
径を小さくできる。即ち、走査する電子ビームと偏向ヨ
ークとの距離が短くなり、電子ビームを偏向させる際、
電子ビームに与える偏向ヨークの磁界作用がより大きく
なるため、少ない偏向電力で電子ビームの偏向感度を向
上させることができる。
によれば、ネック管のヨーク取付部の外径ｄ1 が銃装着
部の外径ｄ2 に比して縮径されていることにより、ネッ
ク管内に挿入される電子銃を小型化せずに偏向ヨークの
径を小さくできる。即ち、走査する電子ビームと偏向ヨ
ークとの距離が短くなり、電子ビームを偏向させる際、
電子ビームに与える偏向ヨークの磁界作用がより大きく
なるため、少ない偏向電力で電子ビームの偏向感度を向
上させることができる。
【０００８】本発明において、ｄ1 ／ｄ2 を１．０＞ｄ
1 ／ｄ2 ≧０．５にしている理由は以下の通りである。
ｄ1 ／ｄ2 が１．０以上であると、ヨーク取付部に取り
付けられる偏向ヨークの径が大きく、電子ビームに対す
る所望の偏向感度が得られず、また、所望の偏向感度を
得ようとすると、偏向電力の消費量が多くなるため、消
費電力の節減の点から好ましくない。逆にｄ1 ／ｄ2 が
０．５よりも小さいと、ヨーク取付部が極端に縮径され
た形状を呈し、銃装着部の外径とヨーク取付部の外径と
に極端な寸法差が生じることになり、機械的強度が著し
く劣化するため、真空容器となる陰極線管用バルブへの
使用時に該部分に起因した破壊等を生じ易くなる。
1 ／ｄ2 ≧０．５にしている理由は以下の通りである。
ｄ1 ／ｄ2 が１．０以上であると、ヨーク取付部に取り
付けられる偏向ヨークの径が大きく、電子ビームに対す
る所望の偏向感度が得られず、また、所望の偏向感度を
得ようとすると、偏向電力の消費量が多くなるため、消
費電力の節減の点から好ましくない。逆にｄ1 ／ｄ2 が
０．５よりも小さいと、ヨーク取付部が極端に縮径され
た形状を呈し、銃装着部の外径とヨーク取付部の外径と
に極端な寸法差が生じることになり、機械的強度が著し
く劣化するため、真空容器となる陰極線管用バルブへの
使用時に該部分に起因した破壊等を生じ易くなる。
【０００９】
【実施例】以下、実施例に基づいて本発明の陰極線管用
ファンネル−ネック封合体を説明する。
ファンネル−ネック封合体を説明する。
【００１０】図１は本発明の陰極線管用ファンネル−ネ
ック封合体の説明図、図２は本発明の陰極線管用ファン
ネル−ネック封合体におけるネック管の拡大断面図、図
３は本発明の陰極線管用ファンネル−ネック封合体を陰
極線管用バルブに用いた説明図である。
ック封合体の説明図、図２は本発明の陰極線管用ファン
ネル−ネック封合体におけるネック管の拡大断面図、図
３は本発明の陰極線管用ファンネル−ネック封合体を陰
極線管用バルブに用いた説明図である。
【００１１】陰極線管用ファンネル−ネック封合体１
は、漏斗状のファンネル２とファンネル２の狭開口部２
ａに封合されたネック管３からなる。
は、漏斗状のファンネル２とファンネル２の狭開口部２
ａに封合されたネック管３からなる。
【００１２】ネック管３は、銃装着部３ａと、銃装着部
３ａとファンネル２との間のヨーク取付部３ｂとを有す
る。ヨーク取付部の外径ｄ1 は２２．５ｍｍ、銃装着部
３ａ外径ｄ2 は２９．１ｍｍである。
３ａとファンネル２との間のヨーク取付部３ｂとを有す
る。ヨーク取付部の外径ｄ1 は２２．５ｍｍ、銃装着部
３ａ外径ｄ2 は２９．１ｍｍである。
【００１３】かかるネック管３は、銃装着部３ａとなる
ガラス管とヨーク取付部３ｂとなるガラス管を準備し、
銃装着部３ａとなるガラス管の後端のフレアー部をヨー
ク取付部３ｂとなるガラス管の前端に加熱溶着すること
により製造されるが、これに限定されるものではなく、
例えばネック管のヨーク取付部をバーナー加熱しなが
ら、該ヨーク取付部にローラーを押し当てることによっ
て縮径させてもよい。
ガラス管とヨーク取付部３ｂとなるガラス管を準備し、
銃装着部３ａとなるガラス管の後端のフレアー部をヨー
ク取付部３ｂとなるガラス管の前端に加熱溶着すること
により製造されるが、これに限定されるものではなく、
例えばネック管のヨーク取付部をバーナー加熱しなが
ら、該ヨーク取付部にローラーを押し当てることによっ
て縮径させてもよい。
【００１４】かかるネック管３を備えたファンネル−ネ
ック封合体１を用いて、ファンネル２の広開口部２ｂに
パネル４を封合し、ネック管３内に電子銃５を、ファン
ネル２とネック管３の外方に偏向ヨーク６を装着した陰
極線管を製造し、これを作動させたところ、電子ビーム
の偏向感度が大幅に改善され、偏向電力は従来に比べて
３０％節減できた。
ック封合体１を用いて、ファンネル２の広開口部２ｂに
パネル４を封合し、ネック管３内に電子銃５を、ファン
ネル２とネック管３の外方に偏向ヨーク６を装着した陰
極線管を製造し、これを作動させたところ、電子ビーム
の偏向感度が大幅に改善され、偏向電力は従来に比べて
３０％節減できた。
【００１５】尚、上記実施例においては、ネック管３の
銃装着部３ａとヨーク取付部３ｂは、共にストレートに
形成してあるが、図４に示すように、ネック管３のヨー
ク取付部３ｂをストレートに形成された銃装着部３ａか
らヨーク取付部３ｂを漸次縮径させる形状にしてもよ
い。
銃装着部３ａとヨーク取付部３ｂは、共にストレートに
形成してあるが、図４に示すように、ネック管３のヨー
ク取付部３ｂをストレートに形成された銃装着部３ａか
らヨーク取付部３ｂを漸次縮径させる形状にしてもよ
い。
【００１６】
【発明の効果】以上説明したように、少ない偏向電力で
も、ネック管内における電子ビームの偏向感度を向上さ
せて、陰極線管の消費電力の節減図りながら、良好な画
像が得られるという優れた効果を奏する。
も、ネック管内における電子ビームの偏向感度を向上さ
せて、陰極線管の消費電力の節減図りながら、良好な画
像が得られるという優れた効果を奏する。
【図１】本発明の陰極線管用ファンネル−ネック封合体
の説明図である。
の説明図である。
【図２】本発明の陰極線管用ファンネル−ネック封合体
におけるネック管の拡大断面図である。
におけるネック管の拡大断面図である。
【図３】本発明の陰極線管用ファンネル−ネック封合体
を陰極線管用バルブに用いた説明図である。
を陰極線管用バルブに用いた説明図である。
【図４】本発明の陰極線管用ファンネル−ネック封合体
のネック管の他の実施形態を示す説明図である。
のネック管の他の実施形態を示す説明図である。
１ 陰極線管用ファンネル−ネック封合体 ２ ファンネル ２ａ 狭開口部 ２ｂ 広開口部 ３ ネック管 ３ａ 銃装着部 ３ｂ ヨーク取付部 ４ パネル ５ 電子銃 ６ 偏向ヨーク
Claims (1)
- 【請求項１】 漏斗状のファンネルの狭開口部にネック
管が封合されてなるファンネル−ネック封合体におい
て、前記ネック管は、内部に電子銃が装着される銃装着
部と、該銃装着部とファンネルとの間で外方に偏向ヨー
クが取り付けられるヨーク取付部とを有し、該ヨーク取
付部の外径ｄ1 は、前記銃装着部の外径ｄ2 に対して
１．０＞ｄ1 ／ｄ2 ≧０．５の関係を満たして縮径され
てなることを特徴とする陰極線管用ファンネル−ネック
封合体。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP31588997A JPH11135037A (ja) | 1997-10-30 | 1997-10-30 | 陰極線管用ファンネル−ネック封合体 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP31588997A JPH11135037A (ja) | 1997-10-30 | 1997-10-30 | 陰極線管用ファンネル−ネック封合体 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH11135037A true JPH11135037A (ja) | 1999-05-21 |
Family
ID=18070834
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP31588997A Pending JPH11135037A (ja) | 1997-10-30 | 1997-10-30 | 陰極線管用ファンネル−ネック封合体 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH11135037A (ja) |
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2000019480A1 (en) * | 1998-09-30 | 2000-04-06 | Koninklijke Philips Electronics N.V. | Cathode ray tube and deflection unit |
| EP1263017A1 (en) * | 2001-05-29 | 2002-12-04 | Hitachi, Ltd. | Projection tube having different neck diameters |
| KR20030014634A (ko) * | 2001-08-09 | 2003-02-19 | 가부시키가이샤 히타치세이사쿠쇼 | 상이한 직경부들로 구성된 네크를 갖는 투사형 음극선관장치 |
| US6717347B2 (en) | 2001-08-29 | 2004-04-06 | Nippon Electric Glass Co., Ltd. | Funnel-and-neck sealing body for projection tube |
| KR100431041B1 (ko) * | 2001-06-08 | 2004-05-12 | 히다찌 일렉트로닉 디바이시즈 가부시끼가이샤 | 브라운관 |
-
1997
- 1997-10-30 JP JP31588997A patent/JPH11135037A/ja active Pending
Cited By (7)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2000019480A1 (en) * | 1998-09-30 | 2000-04-06 | Koninklijke Philips Electronics N.V. | Cathode ray tube and deflection unit |
| EP1263017A1 (en) * | 2001-05-29 | 2002-12-04 | Hitachi, Ltd. | Projection tube having different neck diameters |
| KR100431041B1 (ko) * | 2001-06-08 | 2004-05-12 | 히다찌 일렉트로닉 디바이시즈 가부시끼가이샤 | 브라운관 |
| US6847159B2 (en) | 2001-06-08 | 2005-01-25 | Hitachi Ltd. | Projection tube having different neck diameters |
| KR20030014634A (ko) * | 2001-08-09 | 2003-02-19 | 가부시키가이샤 히타치세이사쿠쇼 | 상이한 직경부들로 구성된 네크를 갖는 투사형 음극선관장치 |
| US6750602B2 (en) | 2001-08-09 | 2004-06-15 | Hitachi Ltd. | Projection type cathode ray tube device employing a cathode ray tube having a neck composed of different-diameter portions |
| US6717347B2 (en) | 2001-08-29 | 2004-04-06 | Nippon Electric Glass Co., Ltd. | Funnel-and-neck sealing body for projection tube |
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