JP2003068109A - 照明装置及び投影装置 - Google Patents

照明装置及び投影装置

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JP2003068109A
JP2003068109A JP2001252401A JP2001252401A JP2003068109A JP 2003068109 A JP2003068109 A JP 2003068109A JP 2001252401 A JP2001252401 A JP 2001252401A JP 2001252401 A JP2001252401 A JP 2001252401A JP 2003068109 A JP2003068109 A JP 2003068109A
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Takehisa Natori
武久 名取
Yoshifumi Mori
芳文 森
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Original Assignee
Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 高密度に発光ダイオードなどの発光素子を配
置できる構造の照明装置の提供を目的とする。 【解決手段】 照明装置の構造として、複数の尖頭状の
発光素子を最密に配列させて発光面を形成させる。面状
に配列される発光部である発光面を最密配列させること
で、単位面積当たりの輝度を最も高くすることができ、
しかも尖頭状の発光素子を用いることで尖頭部分の周囲
の空いたスペースを利用しながらの配線が可能となり、
最密に配列させても十分な接続を図ることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は半導体発光素子など
の発光素子を複数個密に配列させて該発光素子からの光
を照明に用いる照明装置に関する。
【0002】
【従来の技術】発光ダイオードなどの半導体発光素子を
アレイ状に配列させるアレイ構造が、従来より各種の装
置に用いられている。このような半導体発光素子のアレ
イ構造は、例えば複写機の除電用光源(例えば、特開平
4−137675号公報参照。)として用いられたり、
文字等の認識を行うためのイメージセンサーのLEDユニ
ット(例えば、特開平4−344992号公報参照。)
として用いられることがある。
【0003】これら半導体発光素子のアレイ構造は、各
種の複写機や読み取り装置内での発光手段として用いら
れているが、さらに直接人間の眼に届くような光を発生
させ、照明装置としての利用を図ることも検討されてお
り、そのような例としては、特開平9−297549号
公報に開示されるようなフレキシブル線状発光体の如き
例や、その他のイルミネーション材などが広く利用され
るようになって来ている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】発光ダイオードの如き
半導体発光素子を複数個アレイ状に配列させて照明装置
を構成する場合、発光ダイオードをベアチップのまま並
べることで比較的密度を高くしながら、輝度の高い照明
装置を得ることが可能である。
【0005】しかしながら、複数の面発光型の発光ダイ
オードを並べて照明装置を構成する場合であっても、例
えば発光ダイオードの構造が平面状に積層するプレナー
構造の半導体層に活性層を形成したものである場合に
は、活性層を挟んで上側と下側に電極が分けられて設け
られることになり、複数の発光ダイオードを直列に接続
させて発光させるためには、上側と下側の電極を接続す
るワイヤや配線が必要とされ、隣接するベアチップの間
の隙間でワイヤや配線が通過することから、高密度にベ
アチップを配設することが困難となる。
【0006】また、発光ダイオードの如き半導体発光素
子を複数個アレイ状に配列させて照明装置を構成する場
合、発光ダイオードを駆動するための駆動電流用として
定電流源を用いることがしばしば行われている。これは
一般的に発光ダイオードは、その製造上のばらつきから
個々の発光ダイオードについての順方向電圧Vfにばら
つきが生じ易く、このため個々の発光ダイオードのばら
つきを抑制させるために、定電流源で駆動するように構
成されている。
【0007】ところが、多数の発光ダイオードを並列に
接続させた場合では、順方向電圧Vfの低い発光ダイオ
ードに多くの電流が流れてしまい、その電流の集中した
素子の寿命が短くなってしまうという問題が発生した
り、発光輝度のばらつきが発生するという問題が生ず
る。照明装置は、全体としての輝度も重要であるが、発
光面内での輝度のばらつきを抑えることも必要であり、
理想的な照明を得ることが容易ではない。
【0008】また、多数の発光ダイオードを直列に接続
すると、発光ダイオードの順方向電圧Vfのばらつきを
吸収することが可能となるが、その一方でもし直列接続
される複数の発光ダイオードのうちの1つでも断線があ
る場合に、全体が発光しなくなり、照明装置としては利
用できなくなってしまう。また、発光ダイオードを直列
接続して照明装置を構成する場合、その駆動の電圧も高
くなってしまい、電源装置の負担が増加するという問題
も発生する。
【0009】そこで、本発明は、上述の技術的な課題に
鑑み、高密度に発光素子を配置できる構造の照明装置、
投影装置の提供を目的とする。また、本発明は長寿命で
均一で安定した発光を行う照明装置、投影装置の提供を
他の目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上述の技術的な課題を解
決するため、本発明の照明装置は、複数の尖頭状の発光
素子を最密配列させて発光面を形成してなることを特徴
とする。面状に配列される発光部である発光面を最密配
列させることで、単位面積当たりの輝度を最も高くする
ことができ、しかも尖頭状の発光素子を用いることで、
素子の尖頭部分の存在する側に、n側とp側の双方の電
極に対する接続部を設けることができる。直方体や板状
などの発光面に対する側壁が発光面に対して略垂直とな
る素子構造に比べて、尖頭状の発光素子を用いる場合、
尖頭部分の周囲の空いたスペースを利用しながらの配線
が可能となり、最密配列させても十分な接続を図ること
ができる。
【0011】本発明の他の照明装置は、複数の尖頭状の
発光素子を配列させて発光面を形成し、前記発光素子に
はそれぞれ直列に抵抗部が形成されることを特徴とす
る。このような照明装置によれば、良好な配線を確保し
ながら輝度を高くすることができ、且つ、各発光素子に
抵抗部が直列に形成されることから、各発光素子の順方
向電圧Vfにばらつきがある場合でも、順方向電圧Vfの低
い発光素子に集中して電流が流れるような問題が緩和さ
れ、素子の長寿命化や輝度のばらつきの抑制も可能であ
る。
【0012】本発明のさらに他の照明装置は、複数の尖
頭状の発光素子を最密に配列させると共に、その光取り
出し面側に光励起蛍光体層を形成してなることを特徴と
する。このような照明装置によれば、良好な配線を確保
しながら単位面積当たりの輝度を最も高くすることがで
き、且つ、光取り出し面側に光励起蛍光体層を配設する
ことにより、発光素子が放出する光の波長を変換して出
力させることができる。
【0013】また、本発明の投影装置は、複数の尖頭状
の発光素子を最密配列させて発光面を形成してなる照明
装置と、前記照明装置の光投影路に配設される透過型画
像表示部を有することを特徴とする。この投影装置によ
れば、良好な配線を確保しながら単位面積当たりの輝度
を最も高くすることができ、且つ、発光素子の指向性の
高さを利用して輝度の高い投影画像を表示させることが
できる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しながら、本実
施形態の照明装置について説明する。図1は本実施形態
の照明装置の一部を拡大して示す平面図であり、図2は
図1の照明装置の部分断面図である。本実施形態の照明
装置では、透明なガラス基板や合成樹脂基板の如き支持
基板10上に貼り合わされる形で複数の発光ダイオード
11が最密となるように配列されている。1つの発光ダ
イオード11は略六角錐形状の結晶部からなり、略六角
錐形状の部分は先細りの尖頭部12を有している。この
ような略六角錐形状の結晶部を有する発光ダイオード1
1は、GaN系の化合物半導体層によって構成すること
ができ、その製造方法の一例を挙げれば、例えば基板主
面をC面とするサファイア基板上に低温バッファ層とG
aN下部成長層を形成した後、全面にシリコン酸化膜な
どの成長阻害膜を形成し、その成長阻害膜に数ミクロン
乃至数十ミクロンのサイズの開口部を形成し、その開口
部を用いた選択成長によって略六角錐形状の結晶部を該
開口部から突出させるように形成する。この時、略六角
錐形状の結晶部の傾斜面(ファセット)としては、たと
えばS面({1−101}面)若しくは{11−22}
面が傾斜したファセットとして成長する。このS面等に
活性層を第1導電型半導体層と第2導電型半導体層で挟
む形で形成することで発光領域を略六角錐形状の結晶部
の傾斜面に形成できる。ここで活性層は例えばInGa
N層であり、下側の第1導電型半導体層は例えばシリコ
ンドープのGaN層から形成され、上側の第1導電型半
導体層は例えばマグネシウムドープのGaN層から形成
される。
【0015】略六角錐形状の発光ダイオード11の底面
部は、矩形状とすることも可能であるが、本実施形態で
は略正六角形の形状を有している。このため発光ダイオ
ード11を隣接する列が半ピッチずれた構成のハニカム
状に配列することで、最密な素子の配列が可能であり、
この最密な素子配列から単位面積当たりの輝度を最も高
くすることができる。各発光素子が最密となるように配
列させる方法の一例としては、各素子が製法上決められ
る最小マージン距離だけ離間されて配列される。この場
合の最小マージン距離とは、転写工程における位置合わ
せの精度や、フォトリソグラフィ工程におけるマスク合
わせのマージンなどによって決められる距離であり、一
般的にはプロセス技術の向上によって短くなる傾向があ
る。なお、本明細書では、最密配列や最小マージンにつ
いては、製法上最も短いマージンとしての距離とするこ
とが望ましいが、理想的な最短値には限定されずに、あ
る程度の変動の幅をもった概念であり、実質的に最小マ
ージン距離に近い距離をも概念として含むものである。
【0016】略六角錐形状の発光ダイオード11には、
n側電極とp側電極13が形成される。p側電極13は
マグネシウムドープのGaN層上にNi/Pt/Auま
たはNi(Pd)/Pt/Auなどの金属材料を蒸着し
て形成される。n側電極はシリコンドープのGaN層に
接続する下部成長層14がn側電極取り出し領域として
機能する。下部成長層14は選択成長時の結晶種として
用いられる半導体層であり、尖頭部12の底面よりも広
い領域に形成されていることから、その尖頭部12の底
面よりも広がった部分を利用して電気的な接続を図るこ
とができる。すなわち、下部成長層14では、その表面
を覆う絶縁膜15の一部が除去されてコンタクト用の窓
部16が形成される。窓部16を介して直列接続するよ
うに配線層17が形成されている。配線層17は窓部1
6を介してn側電極取り出し領域である下部成長層14
と隣接する発光ダイオード11のp側電極13を接続す
る。この配線層17が延在される側は、尖頭部12が先
細りとなっている側であり、その分だけ尖頭部12の周
囲に配線層17を引き回すだけの空間があることから、
発光ダイオード11を最密に配列させた場合でも十分な
直列接続を図ることができる。なお、選択成長の成長阻
害膜としてタングステン膜を形成した場合では、選択成
長の後タングステン膜をn側電極の取り出し部の一部と
して活用することも可能である。
【0017】図3は本実施形態の照明装置の回路構成図
である。駆動用の定電流源18から直列接続される複数
の発光ダイオード11の列が並列接続されて構成されて
いる。発光ダイオード11は所定の数(図中、n個)だ
け直列に接続された構成が並列接続され、その所定の数
nは定格電圧を当該発光ダイオード11の順方向電圧V
fで割った値に対応した数とされる。すなわち、当該照
明装置に対する供給電圧が100V(ボルト)で順方向
電圧Vfが3.4Vの場合は、約30個直列接続したも
のを並列接続するようにし、供給電圧が200V(ボル
ト)で順方向電圧Vfが3.4Vの場合は、約60個直
列接続したものを並列接続するようにすれば良い。
【0018】このように複数の発光ダイオード11を直
列接続することで、個々の発光ダイオード11の順方向
電圧Vfが多少ばらついた場合であっても、直列接続さ
れるn個を流れる電流値が平均化されることになる。し
たがって、低い順方向電圧Vfを有する発光ダイオード
11に集中して電流が流れその結果として寿命が短くな
ったり輝度のずれが発生するといった問題が未然に防止
されることになる。また、複数の発光ダイオード11は
全部が直列接続されるのではなく、所定個数ごとに並列
接続されている。このため仮に1つの発光ダイオード1
1が不良となり電流を流せない状態となった場合でも、
他の並列接続される列の発光ダイオードが発光するた
め、全体として照明機能が失われてしまうということは
ない。また、直列接続される発光ダイオード11の個数
nを、定格電圧を当該発光ダイオード11の順方向電圧
Vfで割った値に対応した数とすることで、定格電圧に
対して駆動できる最適数の発光ダイオード11が駆動さ
れることになり、効率の良い照明が実現される。
【0019】ここで、尖頭部を有する発光素子の製法に
ついて図4乃至図7を参照しながら説明すると、発光素
子の製造の際に用いられる成長基板20としては、ウル
ツ鉱型の化合物半導体層を形成し得るものであれば特に
限定されず、種々のものを使用できる。例示すると、基
体として用いることができるのは、サファイア(Al
、A面、R面、C面を含む。)、SiC(6H、4
H、3Cを含む。)、GaN、Si、ZnS、ZnO、
AlN、LiMgO、LiGaO、GaAs、MgA
、InAlGaNなどからなる基板などであ
り、好ましくはこれらの材料からなる六方晶系基板また
は立方晶系基板であり、より好ましくは六方晶系基板で
ある。例えば、サファイア基板を用いる場合では、窒化
ガリウム(GaN)系化合物半導体の材料を成長させる
場合に多く利用されているC面を主面としたサファイア
基板を用いることができる。この場合の基板主面として
のC面は、5乃至6度の範囲で傾いた面方位を含むもの
である。半導体装置の製造に広く使用されているシリコ
ン基板などを利用することも可能である。
【0020】選択成長をさせるための成長基板20上に
は、選択時に良好な結晶性を得るためにバッファ層など
を形成しても良い。また、図4に示すように成長基板2
0上には選択成長の下部成長層21が形成される。下部
成長層21としては、化合物半導体層を選択することが
でき、後の工程でファセット構造を形成することからウ
ルツ鉱型の化合物半導体を選ぶことが好ましい。さらに
化合物半導体層としてはウルツ鉱型の結晶構造を有する
窒化物半導体、BeMgZnCdS系化合物半導体、お
よびBeMgZnCdO系化合物半導体などが好まし
い。窒化物半導体からなる結晶層としては、例えばII
I族系化合物半導体を用いることができ、更には窒化ガ
リウム(GaN)系化合物半導体、窒化アルミニウム
(AlN)系化合物半導体、窒化インジウム(InN)
系化合物半導体、窒化インジウムガリウム(InGa
N)系化合物半導体、窒化アルミニウムガリウム(Al
GaN)系化合物半導体を好ましくは形成することがで
き、特に窒化ガリウム系化合物半導体が好ましい。一例
としては、サファイア基板上にアンドープのGaN層を
形成し、その後でSiドープのGaN層を形成しても良
い。なお、本発明において、InGaN、AlGaN、
GaNなどは必ずしも、3元混晶のみ、2元混晶のみの
窒化物半導体を指すのではなく、例えばInGaNで
は、InGaNの作用を変化させない範囲での微量のA
l、その他の不純物を含んでいても本発明の範囲である
ことはいうまでもない。また、S面に実質的に等価な面
とは、S面に対して5乃至6度の範囲で傾いた面方位を
含むものである。ここで本明細書中、窒化物とはB、A
l、Ga、In、TaをIII族とし、V族にNを含む
化合物を指し、全体の1%以内若しくは1x1020
以下の不純物の混入を含む場合もある。
【0021】この下部成長層21の成長方法としては、
種々の気相成長法を挙げることができ、例えば有機金属
化合物気相成長法(MOCVD(MOVPE)法)や分
子線エピタキシー法(MBE法)などの気相成長法や、
ハイドライド気相成長法(HVPE法)を用いることが
できる。その中でもMOVPE法によると、迅速に結晶
性の良いものが得られる。MOVPE法では、Gaソー
スとしてTMG(トリメチルガリウム)、TEG(トリ
エチルガリウム)、AlソースとしてはTMA(トリメ
チルアルミニウム)、TEA(トリエチルアルミニウ
ム)、Inソースとしては、TMI(トリメチルインジ
ウム)、TEI(トリエチルインジウム)などのアルキ
ル金属化合物が多く使用され、窒素源としてはアンモニ
ア、ヒドラジンなどのガスが使用される。また、不純物
ソースとしてはSiであればシランガス、Geであれば
ゲルマンガス、MgであればCp2Mg(シクロペンタ
ジエニルマグネシウム)、ZnであればDEZ(ジエチ
ルジンク)などのガスが使用される。MOVPE法で
は、これらのガスを例えば600°C以上に加熱された
基板の表面に供給して、ガスを分解することにより、I
nAlGaN系化合物半導体をエピタキシャル成長させ
ることができる。
【0022】結晶成長の下部成長層21の表面には六角
形に開口した開口部23を有する選択マスク22が形成
され、図5に示すように、その六角形状に開口した開口
部23からの選択成長によって半導体層24が形成され
る。選択マスク22は基体主面上に直接若しくは基体上
に形成されたバッファ層その他の層上に形成される成長
阻害膜であり、例えば酸化シリコン膜や窒化シリコン膜
などの絶縁膜からなるマスク材料が使用される。このマ
スクの形状は、一例として六角形状とされるが、帯状、
円形状、円弧状、或いは三角形状、五角形状などの多角
形形状であっても良い。また、選択成長の成長阻害膜と
してタングステン膜を形成した場合では、選択成長の後
タングステン膜をn側電極の取り出し部の一部として活
用することも可能となる。
【0023】このような選択成長のマスク22等を形成
したところで、選択的な結晶成長によって半導体層24
を形成する。結晶成長は、前述の化合物半導体層の形成
のための方法と同じ方法で行うことができる。具体的に
は、成長方法としては、種々の気相成長法を挙げること
ができ、例えば有機金属化合物気相成長法(MOCVD
(MOVPE)法)や分子線エピタキシー法(MBE
法)などの気相成長法や、ハイドライド気相成長法(H
VPE法)を用いることができる。
【0024】当該発光素子の製造方法においては、選択
成長によって半導体層24が形成されるが、その半導体
層24の傾斜した結晶面は、好ましくは{1−101}
面若しくは{11−22}面またはこれらの各面に実質
的に等価な面の中から選ばれる面であることが望まし
く、所要の条件で選択成長することで現れる結晶面であ
る。これら傾斜した結晶面に囲まれる成長層は六角錐形
状のピラミッド状とされ、断面略三角の尖頭形状であ
る。この傾斜した結晶面としては、例えば基板の主面を
C+面とすることで、S面またはS面に実質的に等価な
面、若しくは{11−22}面または{11−22}面
に実質的に等価な面を容易に形成することができる。す
なわち、選択成長を行った場合では、基板主面に対して
傾斜した傾斜面としてS面及び{11−22}面は、C
+面の上に選択成長した際に見られる安定面であり、比
較的得やすい面である。C面にC+面とC−面が存在す
るのと同様に、S面についてはS+面とS−面が存在す
るが、本明細書においては、特に断らない場合は、C+
面GaN上にS+面を成長しており、これをS面として
説明している。なお、S面についてはS+面が安定面で
ある。またC+面の面指数は(0001)である。
【0025】このS面ついては、窒化ガリウム系化合物
半導体を用いて結晶層を構成した場合には、S面上、G
aからNへのボンド数が2または3とC−面の次に多く
なる。ここでC−面はC+面の上には事実上得ることが
できないので、S面でのボンド数は最も多いものとな
る。例えば、C+面を主面に有するサファイア基板に窒
化物を成長した場合、一般にウルツ鉱型の窒化物の表面
はC+面になるが、選択成長を利用することでS面を安
定して形成することができ、C+面に平行な面では脱離
しやすい傾向をもつNのボンドがGaから一本のボンド
で結合しているのに対し、傾いたS面では少なくとも一
本以上のポンドで結合することになる。従って、実効的
にV/III 比が上昇することになり、積層構造の結
晶性の向上に有利である。また、基板と異なる方位に成
長すると基板から上に伸びた転位が曲がることもあり、
欠陥の低減にも有利となる。
【0026】このような半導体層24には、図6に示す
ように、傾斜面上に第1導電型クラッド層25、第1の
活性層26、および第2導電型クラッド層27が積層さ
れる。本発明者らが窒化物半導体について行った実験に
おいて、カソードルミネッセンスを用い、成長したファ
セット構造を観測してみると、傾斜面であるS面の結晶
は良質でありC+面に比較して発光効率が高くなってい
ることが示されている。特にInGaN活性層の成長温
度は例えば700〜800°Cとする。この温度ではア
ンモニアの分解効率が低く、よりN種が必要とされる。
またAFMで表面を見たところステップが揃ってInG
aN取り込みに適した面が観測された。さらにその上、
Mgドープ層の成長表面は一般にAFMレベルでの表面
状態が悪いが、S面の成長によりこのMgドープ層も良
い表面状態で成長し、しかもドーピング条件がかなり異
なることがわかっている。また、顕微フォトルミネッセ
ンスマッピングを行うと、0. 5- 1μm程度の分解能
で測定することができるが、C+ 面の上に成長した通常
の方法では、1μmピッチ程度のむらが存在し、選択成
長でS面を得た試料については均一な結果が得られた。
また、SEMで見た斜面の平坦性もC+ 面より滑らかに
成っている。
【0027】傾斜面上に積層される第1導電型クラッド
層25、第1の活性層26、および第2導電型クラッド
層27において、第1導電型はp型又はn型であり、第
2導電型はその反対の導電型である。例えばS面を構成
する結晶層をシリコンドープの窒化ガリウム系化合物半
導体層によって構成した場合では、n型クラッド層25
をシリコンドープの窒化ガリウム系化合物半導体層によ
って構成し、その上にInGaN層を活性層26として
形成し、さらにその上にp型クラッド層27としてマグ
ネシウムドープの窒化ガリウム系化合物半導体層を形成
してダブルヘテロ構造を形成することができる。
【0028】なお、第1の活性層26である例えばIn
GaN層をAlGaN層で挟む構造や片側だけにAlG
aN層を形成する構造とすることも可能である。また、
第1の活性層26は単一のバルク活性層で構成すること
も可能であるが、単一量子井戸(SQW)構造、二重量
子井戸(DQW)構造、多重量子井戸(MQW)構造な
どの量子井戸構造を形成したものであっても良い。量子
井戸構造には必要に応じて量子井戸の分離のために障壁
層が併用される。活性層26をInGaN層とした場合
には、特に製造工程上も製造し易い構造となり、素子の
発光特性を良くすることができる。さらにこのInGa
N層は、窒素原子の脱離しにくい構造であるS面の上で
の成長では特に結晶化しやすくしかも結晶性も良くな
り、発光効率を上げることが出来る。なお、窒化物半導
体はノンドープでも結晶中にできる窒素空孔のためにn
型となる性質があるが、通常Si、Ge、Seなどのド
ナー不純物を結晶成長中にドープすることで、キャリア
濃度の好ましいn型とすることができる。また、窒化物
半導体をp型とするには、結晶中にMg、Zn、C、B
e、Ca、Baなどのアクセプター不純物をドープする
ことによって得られるが、高キャリア濃度のp層を得る
ためには、アクセプター不純物のドープ後、窒素、アル
ゴンなどの不活性ガス雰囲気で400℃以上でアニーリ
ングを行うことが好ましく、電子線照射などにより活性
化する方法もあり、マイクロ波照射、光照射などで活性
化する方法もある。
【0029】第1の活性層26を挟む第1導電型クラッ
ド層25及び第2導電型クラッド層27には電極が直接
或いは間接的に接続される。各電極はそれぞれの素子ご
とに形成されるものであるが、p電極またはn電極の一
方は複数の素子で共通化することもできる。接触抵抗を
下げるために、所要のコンタクト層を形成し、その後で
電極をコンタクト層上に形成しても良い。一般的に各電
極は多層の金属膜を蒸着などによって被着して形成され
るが、素子ごとに区分するためにフォトリソグラフィー
を用いてリフトオフなどにより微細加工することができ
る。各電極は選択結晶成長層や基板の一方の面に形成す
ることもでき、両側に電極を形成してより高密度で電極
を配線するようにすることもできる。また、独立して駆
動される電極はそれぞれ同じ材料を微細加工して形成し
たものであっても良いが、領域ごとに異なる材料の電極
材料を使用することも可能である。また、第1導電型ク
ラッド層25は下部半導体層21に電気的に接続される
ため、この下部半導体層21に接続させる形でn側電極
を形成しても良い。特に下部半導体層21は貼り合わせ
面としても利用されるため、接着面に電極を配設した
り、接着層に導電性を付与したりして、n側電極の一部
として利用できる。
【0030】また特に、本発明の半導体発光素子では、
結晶構造の良好な部分にのみ選択的に電極を形成する構
造とすることもできる。例えば、結晶面に結晶のステッ
プが揃っていない領域がある場合、そのステップが揃っ
ていない領域上を外して電極を形成することができる。
このような結晶のステップが揃っていない領域の存在
は、AFMを用いた観察や、経験則などで把握すること
ができ、一例として稜線上の部分や、端部に近い領域な
どを外した構造の電極を形成することができる。
【0031】次に、図7に示すように、成長基板20の
剥離が行われる。成長基板20をエッチングや研磨など
によって除去することも可能であるが、成長基板20を
透明なサファイア基板とした場合では、成長基板20の
裏面からの紫外線域のレーザー、例えばエキシマレーザ
ーやYAGレーザーのビームを照射することで、成長基
板20とその上の下部半導体層21との間にレーザーア
ブレーションが発生する。このレーザーアブレーション
とは、紫外線の範囲のビームを照射して、成長基板20
と下部半導体層21の間の界面でビームの光吸収エネル
ギーから下部半導体層21の材料であるGaNのうちの
窒素を発生させ、成長基板20と下部半導体層21を分
離する技術である。成長基板20をサファイア基板とし
た場合では、サファイア基板を透過してエキシマレーザ
ー等のビームを照射することができ、成長基板20と下
部半導体層21を容易に分離できる。成長基板20の分
離により、発光素子は図8に示すように素子毎の構造と
なり、下部半導体層21の底面28が露呈する。
【0032】成長基板20の分離後、個々に分離された
発光素子30が図9に示すように支持基板29上に貼り
合わされる。この貼り合わせは、例えば転写技術によっ
て行うことができ、各発光素子30は下部半導体層21
の底部が支持基板29の表面に貼り合わせられる。続い
て、金属薄膜からなるp側電極の形成や層間絶縁膜とな
る酸化膜が形成され、下部半導体層21上の一部の酸化
膜に窓部が形成されてコンタクトホールが形成され、そ
のコンタクトホールの底部で臨む下部半導体層21とp
側電極を隣接する素子の間で所要の配線層を用いて接続
することで直列接続が行われる。すなわち、一方の素子
の下部半導体層21と、これに隣接する素子のp側電極
を電気的に接続することを繰り返し行うことで、発光ダ
イオードの直列接続が形成される。
【0033】次に、図10、図11を参照しながら、本
発明の他の照明装置の実施形態について説明する。本実
施形態の照明装置は、マトリクス状に尖頭状の発光ダイ
オード41が配列され、個々の発光ダイオード41に直
列に抵抗部43が接続される例である。
【0034】発光ダイオード41は、略六角錐形状の先
細り形状の尖頭部48を有し、また底部には六角平板状
の下部成長層49が形成されている。このような略六角
錐形状の結晶部を有する発光ダイオード41は、前述の
発光ダイオード11と同様にGaN系の化合物半導体層
によって構成することができ、その製造方法の一例を挙
げれば、例えば基板主面をC面とするサファイア基板上
に低温バッファ層と下部成長層49を形成した後、全面
にシリコン酸化膜などの成長阻害膜を形成し、その成長
阻害膜に数ミクロン乃至数十ミクロンのサイズの開口部
を形成し、その開口部を用いた選択成長によって略六角
錐形状の結晶部を該開口部から突出させるように形成す
る。この時、略六角錐形状の結晶部の傾斜面(ファセッ
ト)としては、たとえばS面({1−101}面)若し
くは{11−22}面が傾斜したファセットとして成長
する。このS面等に活性層を第1導電型半導体層と第2
導電型半導体層で挟む形で形成することで発光領域を略
六角錐形状の結晶部の傾斜面に形成できる。ここで活性
層は例えばInGaN層であり、下側の第1導電型半導
体層は例えばシリコンドープのGaN層から形成され、
上側の第1導電型半導体層は例えばマグネシウムドープ
のGaN層から形成される。略六角錐形状の発光ダイオ
ード41の底面部は、矩形状とすることも可能である
が、本実施形態では略正六角形の形状を有している。な
お、本実施形態では、下部成長層49が形成された状態
で支持基板44に発光ダイオード41が貼り合わされる
構造とされるが、本実施形態は下部成長層49が無い状
態で支持基板に貼り合わされる構造を有していても良
い。
【0035】このような発光ダイオード41には、図1
0に示すようにスパイラル状の抵抗部43が接続されて
いる。スパイラル状の抵抗部43は、発光ダイオード4
1の周囲を回って延長される高抵抗配線であり、例え
ば、金属薄膜、低不純物濃度の多結晶半導体層やカーボ
ンブラックなどを導入した層などによって形成される。
スパイラル状の抵抗部43は、その形状から抵抗として
機能し、スパイラル状の抵抗部43の中心側の一端は発
光ダイオード41の底部側の下部成長層49に接続す
る。抵抗部43は、本実施形態では2周強ほど発光ダイ
オード41の周囲を周回して接地線42に接続するが、
抵抗部43の形状やパターンなどは図示のものは一例に
過ぎず他のパターンなどを用いても良い。また、本実施
形態では、接地線は隣接する列で共通化しても良い。な
お、本実施形態では、抵抗部を形成する側をn側として
いるが、発光ダイオードのp側に抵抗部を形成すること
もできる。
【0036】発光ダイオード41のp側電極45は、そ
れぞれ発光ダイオード41の尖頭部に形成されており、
図11に示すように各p側電極45はその頂点部で対向
基板47の底面側に形成された共通電極46に接触して
導通が図られている。
【0037】図12は本実施形態の照明装置の回路構成
図である。定電流源50には、発光ダイオード41と抵
抗部43の組が並列に接続するように構成される。この
回路構成から、発光ダイオード41には抵抗が直列接続
されて回路が構成されることになり、たとえば1つの発
光ダイオード41が不良となり短絡するような場合であ
っても、その不良化した発光ダイオード41を流れた電
流は確実に抵抗部43を流れることになり、並列接続さ
れた発光ダイオードのうちの1つに集中して電流が流れ
るような問題は未然に防止される。また、発光ダイオー
ド41の順方向電圧Vfがばらついている場合でも、各
発光ダイオードに直列に抵抗が入るので、順方向電圧の
低い素子に集中して電流が流れるような問題も抑制され
ることになる。
【0038】図13はさらに他の照明装置の一例を示す
模式的な側面図である。発光ダイオード61は光透過性
の支持基板62の表面側に最密配列され、その支持基板
62の底面側には蛍光体層63が形成されると共にその
蛍光体層63を覆うように保護膜64が形成される。発
光ダイオード61は、前述の発光ダイオード11、41
と同様に尖頭状である。この照明装置では、複数の発光
ダイオード61が表面側に最密配列されていることか
ら、良好な配線を確保しながら単位面積当たりの輝度を
最も高くすることができる。発光ダイオード61から射
出された光は、光透過性の支持基板62を透過して蛍光
体層63に到達する。この蛍光体層63では、発光ダイ
オード61からの光によって励起されて再び蛍光体層6
3から光が放出される。このとき蛍光体層63から放出
される光は、発光ダイオード61が放出する光の波長を
変換して出力されるものであり、蛍光体僧63として所
定のもの選ぶことで発光ダイオードの発色にとらわれず
に任意の波長の光を取り出すことが可能である。
【0039】このような蛍光体層を用いた照明装置の一
例としては、発光素子として青色発光の発光ダイオード
を使用し、光励起蛍光体層としては青色光で励起され黄
色発光を可能とする蛍光層を形成することができる。ま
た、発光素子としては、紫色発光の発光ダイオードを使
用することもでき、前記光励起蛍光体層としては紫色光
で励起され白色発光を可能とする蛍光層を形成すること
ができる。白色発光は赤色、青色、緑色の蛍光体を混合
して構成したり、青色と黄色の蛍光体を混合したり、赤
色とシアン色の蛍光体を混合したりすることで作り出す
ことができる。
【0040】図14は投影装置の模式図である。本実施
形態の投影装置は、前述の如き尖頭状の発光ダイオード
を複数個最密に配列させた照明装置71と、その光取り
出し側に配設される透過型の液晶表示装置72から構成
される。照明装置71は、各発光ダイオードが尖頭状で
あることから良好な配線を確保することができ、且つ単
位面積当たりの輝度を最も高くすることができる。液晶
表示装置72は照明装置の光投影路に配設される透過型
画像表示部であり、所要の画像信号を受信し該画像信号
を反映した表示を行って透過する光を制御する。この投
影装置によれば、発光ダイオードの指向性の高さを利用
して輝度の高い投影画像を表示させることができる。ま
た、指向角が狭いのでルーバーなどは不要であり、面が
発光するため、携帯性にも優れている。また、色分離ダ
イクロミックフィルターも不要であるため、さらなる小
型化も実現できる。
【0041】なお、上述の実施形態においては、発光素
子として主に発光ダイオードについて説明したが、発光
素子は半導体レーザーであっても良い。また、上述の実
施形態において発光ダイオードの形状については、六角
錐形状のものを主に例示したが、他の形状、例えば断面
が三角若しくは台形状のストライプ状の形状であっても
良く、これらの複合的なパターンの発光ダイオードを並
べるようにすることも可能である。また、本実施形態で
は、配列される発光ダイオードのサイズを略同一として
いるが、異なるサイズ、高さ、形状の発光素子を組み合
わせるようにすることもでき、発光ダイオードと半導体
レーザーを同一支持基板上に組み合わせて照明装置を構
成することも可能である。
【0042】
【発明の効果】上述のように、本発明の照明装置によれ
ば、面状に配列される発光部である発光面を最密配列さ
せることで、単位面積当たりの輝度を最も高くすること
ができ、しかも尖頭状の発光素子を用いることで、素子
の尖頭部分の存在する側に、n側とp側の双方の電極に
対する接続部を設けることができる。直方体や板状など
の発光面に対する側壁が発光面に対して略垂直となる素
子構造に比べて、尖頭状の発光素子を用いる場合、尖頭
部分の周囲の空いたスペースを利用しながらの配線が可
能となり、最密配列させても十分な接続を図ることがで
きる。
【0043】また、本発明の投影装置では、発光ダイオ
ードを用いることから輝度の高い投影画像を表示させる
ことができる。また、ランプなどを光源とするものに比
べて携帯性に優れる。さらに指向角が狭いのでルーバー
が不要であり、さらには色分離ダイクロミックフィルタ
ーなども不要である。このため更なる小型化を図ること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の照明装置の一実施形態の要部の平面図
である。
【図2】本発明の照明装置の一実施形態の要部の側断面
図である。
【図3】本発明の照明装置の一実施形態の回路図であ
る。
【図4】本発明の照明装置の一実施形態に用いられる発
光ダイオードの製造方法を工程順に説明するための工程
断面図であり、下部成長層を形成した工程までの工程断
面図である。
【図5】本発明の照明装置の一実施形態に用いられる発
光ダイオードの製造方法を工程順に説明するための工程
断面図であり、選択成長工程までの工程断面図である。
【図6】本発明の照明装置の一実施形態に用いられる発
光ダイオードの製造方法を工程順に説明するための工程
断面図であり、クラッド層形成工程までの工程断面図で
ある。
【図7】本発明の照明装置の一実施形態に用いられる発
光ダイオードの製造方法を工程順に説明するための工程
断面図であり、レーザーアブレーション工程までの工程
断面図である。
【図8】図7のレーザーアブレーションにより得られる
発光ダイオードの構造を示す図であり、(a)は発光ダ
イオードの断面図であり、(b)は発光ダイオードの平
面図である。
【図9】本発明の照明装置の一実施形態の製造方法を説
明するための工程断面図であり、発光ダイオードを貼り
合わせところの工程断面図である。
【図10】本発明の照明装置の他の一実施形態の要部の
平面図である。
【図11】本発明の照明装置の他の一実施形態の要部の
側断面図である。
【図12】本発明の照明装置の他の一実施形態の回路図
である。
【図13】本発明の照明装置のさらに他の一実施形態の
要部の側断面図である。
【図14】本発明の投影装置の一実施形態の模式図であ
る。
【符号の説明】
11 発光ダイオード 12 尖頭部 13 p側電極 14 下部成長層 15 絶縁膜 16 窓部 17 配線層 20 成長基板 21 下部成長層 22 選択マスク 23 開口部 24 半導体層 25 クラッド層 26 活性層 27 クラッド層 29 支持基板 30 発光ダイオード 41 発光ダイオード 43 抵抗部 44 支持基板 45 p側電極 46 共通電極 47 対向基板 50 定電流源 61 発光ダイオード 62 支持基板 63 蛍光体層 64 保護膜 71 照明装置 72 液晶表示装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H01L 33/00 F21Y 101:02 F21S 1/02 G // F21Y 101:02 1/00 E Fターム(参考) 2H091 FA45Z LA17 5F041 AA11 AA12 CA40 CA65 CA77 CA93 CA98 CB11 CB22 CB25 FF06 FF11 FF16 5G435 AA18 BB04 BB12 BB15 EE26 GG23 GG26

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の尖頭状の発光素子を最密配列させ
    て発光面を形成してなることを特徴とする照明装置。
  2. 【請求項2】 前記尖頭状の発光素子は、所定の数だけ
    直列に接続された構成が並列接続されることを特徴とす
    る請求項1記載の照明装置。
  3. 【請求項3】 前記所定の数は定格電圧を当該発光素子
    の順方向電圧で割った値に対応した数であることを特徴
    とする請求項2記載の照明装置。
  4. 【請求項4】 前記尖頭状の発光素子は支持基板上に配
    列されることを特徴とする請求項1記載の照明装置。
  5. 【請求項5】 前記尖頭状の発光素子は、素子の尖頭部
    と素子の底面部がそれぞれ電極部とされ、直列接続され
    る列の発光素子間では隣接する素子のうち一方の素子の
    尖頭部と他方の素子の底面部が配線層によって接続され
    ることを特徴とする請求項1記載の照明装置。
  6. 【請求項6】 前記尖頭状の発光素子は傾斜した面に第
    1の導電層、活性層、及び第2の導電層を積層させた構
    造を有することを特徴とする請求項1記載の照明装置。
  7. 【請求項7】 複数の尖頭状の発光素子を配列させて発
    光面を形成し、前記発光素子にはそれぞれ直列に抵抗部
    が形成されることを特徴とする照明装置。
  8. 【請求項8】 前記抵抗部は高抵抗配線層を巻線状に形
    成したものであることを特徴とする請求項7記載の照明
    装置。
  9. 【請求項9】 前記高抵抗配線層は前記発光素子の支持
    基板側に形成されることを特徴とする請求項7記載の照
    明装置。
  10. 【請求項10】 複数の尖頭状の発光素子を最密に配列
    させると共に、その光取り出し面側に光励起蛍光体層を
    形成してなることを特徴とする照明装置。
  11. 【請求項11】 前記発光素子の発光波長と前記光励起
    蛍光体層の発光波長は異なる波長であることを特徴とす
    る請求項10記載の照明装置。
  12. 【請求項12】 前記発光素子は青色発光の発光ダイオ
    ードであり、前記光励起蛍光体層は青色光で励起され黄
    色発光を可能とすることを特徴とする請求項10記載の
    照明装置。
  13. 【請求項13】 前記発光素子は紫色発光の発光ダイオ
    ードであり、前記光励起蛍光体層は紫色光で励起され白
    色発光を可能とすることを特徴とする請求項10記載の
    照明装置。
  14. 【請求項14】 複数の尖頭状の発光素子が製法上決め
    られる最小マージン距離だけ離間されて配列され、前記
    複数の尖頭状の発光素子により前記発光面を形成されて
    なることを特徴とする照明装置。
  15. 【請求項15】 複数の尖頭状の発光素子を最密配列さ
    せて発光面を形成してなる照明装置と、前記照明装置の
    光投影路に配設される透過型画像表示部を有することを
    特徴とする投影装置。
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