JP2003067695A - 半導体装置 - Google Patents

半導体装置

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JP2003067695A JP2001258000A JP2001258000A JP2003067695A JP 2003067695 A JP2003067695 A JP 2003067695A JP 2001258000 A JP2001258000 A JP 2001258000A JP 2001258000 A JP2001258000 A JP 2001258000A JP 2003067695 A JP2003067695 A JP 2003067695A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 接続信頼性が高く、長期間の使用にも耐え得
る半導体装置を提供する。 【解決手段】 ICモジュール2はICチップ5を搭載
したICモジュール基板4を有していて、ICチップ5
が封止樹脂7にて封止されている。ICモジュール2の
アンテナ接続端子81には、外部装置と非接触で信号の
送受信を行うアンテナとして機能する送受信用コイル3
が接続されている。アンテナ接続端子81が、封止樹脂
7にて封止した領域内に設置されていると共に、アンテ
ナ接続端子81を露出させる部分開口部71が封止樹脂
7に形成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は半導体装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】近年、情報処理の効率化やセキュリテイ
の観点から、単独でデータの記録、処理を行うIC(集
積回路)を基板の上に搭載した半導体装置、特にICカ
ードのような携帯可能な小型の半導体装置が普及しつつ
ある。これらの半導体装置が外部の機器との間で行う通
信方式としては、接触方式と非接触方式とがある。接触
方式は、半導体装置の基板の所定の端子面に設けられた
外部端子と、外部のデータ処理装置に設けられた端子と
を物理的に接続することで、データの送受信を行う方式
である。そして、非接触方式は、外部処理装置への読み
書きを無線方式で行う方式である。非接触方式の半導体
装置は、電磁波でデータの送受信を行うアンテナとして
機能する送受信用コイルとICとを内蔵している。
【0003】このように、通信方式としては接触方式と
非接触方式とがあるが、特に、非接触方式は、半導体装
置と外部処理装置との接点が不要で損傷や磨耗、汚れに
強く、振動や遮蔽物に係わらず半導体装置に記憶されて
いる情報を読み取れる事や、接触方式に必要な電気的接
続部である接触用ピンを備えたソケット等のコンタクト
用駆動部が不要であり接点不良の発生頻度が小さく、メ
ンテナンスコストが安い等メリットが大きく、また、最
近では非接触に関する規格化も進んできており、交通シ
ステムや金融・流通サービス、ID(身分証明等の証明
あるいは識別機能)等多岐に渡り大きな市場が期待され
る。
【0004】非接触型の半導体装置では、ICやその他
部品が実装された基板を有するICモジュールと、送受
信用コイルとをハンダにより接合する方式が一般的であ
る。
【0005】次に、図9を用いて、送受信用コイルとI
Cの接続方式の従来例1を説明する。図9の参照番号に
おいて、301は非接触型半導体装置、302はICモ
ジュール、303は送受信用コイル、304は実装用基
板、305はIC、306はセラミックコンデンサ等の
薄型部品、307はIC5の保護の為にコートされる樹
脂等のコーティング材、308は送受信用コイル3用の
リード線、314はIC305と送受信用コイル303
用のリード線308とを接続する実装基板304の表面
に延在させた配線、321はICモジュール2用収納凹
部、322は送受信用コイル3用収納凹部、320,3
23はICカード基材部である。このICカード基材部
320,323は半導体装置の筐体部である。
【0006】図9の分解斜視図に示すように、IC30
5を搭載した実装用基板304の電極部(配線314の
端部)に送受信用コイル303のリード線308の端部
を重ね合わせて、両者をハンダ付けしている。前記IC
305は、薄型実装のために実装用基板304に設けら
れたIC用収納凹部(図示せず)に収納されている。こ
のIC用収納凹部は、実装基板304に対してミーリン
グ装置により部分的に凹状に切削加工(ザグリ加工)し
て形成されている。また、前記IC305は、ワイヤー
ボンドにより配線314と接続され、エポキシ樹脂等の
樹脂からなるコーティング材307で封止されている。
また、半導体装置によってはチップコンデンサ等の薄型
部品306をICモジュール302上に実装する場合が
あるが、エポキシ樹脂等による保護はなされていなかっ
た。
【0007】図9の半導体装置は、送受信用コイル30
3はベース基材であるICカード基材部320,323
から独立して存在してるが、近年では樹脂シート上へ銅
の被覆線を熱で部分溶融し埋めこむことにより送受信用
コイルとベース基材とを一体として接続されてなる薄型
の送受信用アンテナシートにICを搭載し、この送受信
用アンテナシートをICモジュール基板に実装し、この
ICモジュール基板の電極部と、送受信用アンテナシー
トのアンテナとを重ね合わせて、ICモジュール基板の
電極部とアンテナとをハンダ付けで接続する方式もあ
る。尚、このハンダ付けは、送受信用アンテナシートの
アンテナのリード線被膜の一部を除去してから行われ
る。
【0008】また、半導体装置がICカードの場合、多
目的な用途に1枚のICカードで対応する事を目的とし
て外部端子(コンタクト端子)を持つ接触型の機能と、
無線通信によってデータ交信する非接触型の機能とを有
する複合型のICカードが実用化されている。
【0009】また、第2の従来例の一般的な複合型のI
Cカードとしては、図10(a),(b)に示すような
ものがある。この複合型のICカードでは、エッチング
によって一体形成された非接触データ交信用アンテナを
有するアンテナ基板403がカード基材400,404
によって挟みこまれ、ラミネート加工される。その後、
前記カード基材400に、ICモジュール402用の装
着穴405がくりぬき加工等により設けられている。こ
のカード基材400、アンテナ基板403およびカード
基材403からICカード本体410が構成される。
【0010】前記ICカード本体410では、2つのア
ンテナ端子406が、ICモジュール装着穴405の開
口領域内で露出している。前記アンテナ端子406は、
アンテナ基板403のアンテナ用コイルとICモジュー
ル2との接続の為のものである。また、前記ICモジュ
ール402のモジュール基板412の一方の面には外部
端子との接続の為の金属の端子電極411が形成されて
いる。そして、前記モジュール基板412の他方の面に
は、IC414が実装されていると共に、アンテナ用コ
イルとの接続の為のモジュール端子413が設けられて
いる。このモジュール端子413には銀ペースト等の導
電性接着剤が塗布される。そして、前記導電性接着材が
塗布されたモジュール端子413がアンテナ端子406
上に重なるように、ICモジュール402がICモジュ
ール装着穴405に据え付けられる。その後、熱と圧力
を加えて、モジュール端子413とアンテナ端子406
とを結合すると実装が終了する。
【0011】また、第3の従来例の半導体装置として
は、特開2000−207521号公報に開示されたも
のがある。この半導体装置は、図11(a),(b)に
示すように、ICモジュール502をカード本体500
のICモジュール装着穴505に取り付ける工程におい
て、ICモジュール側接続端子581(第1接続端子)
とカード本体側アンテナ接続端子582(第2接続端
子)との接続作業を、第2の従来例よりさらに容易かつ
確実にするものであり、ICモジュール側接続端子58
1とカード本体側アンテナ接続端子582との間の接続
劣化を防止することを目的とするものである。具体的に
は、柔軟な接続部材583を用いてICモジュール側接
続端子581とカード本体側アンテナ接続端子582と
を電気的に接続し、その後カード本体500のICモジ
ュール装着穴505にICモジュール502を取り付け
ている。
【0012】また、第4の従来例の半導体装置として
は、特開平4−292998に開示されたものがある。
この半導体装置では、図12に示すように、送受信用に
設けられたコイル状のアンテナ、つまり絶縁コイル60
1の端部602と、回路基板603の接続パッド604
との電気的接続手段として、金属製スプリング605を
用いている。また、一対の板状のスプリングホールド部
606が対向して取り付けされた矩形のフレーム607
には、2枚のスプリングホールド部606が上下両側か
ら回路基板603を挟持するように嵌め込まれている。
各スプリングホールド部606に設けられた2つの孔に
金属製スプリングを装着して、アンテナ用コイルの端部
602と回路基板603の接続パッド604との電気的
接合を金属スプリングを介して行っている。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】前記第1の従来例で
は、ICカードに曲げ応力が加わった場合にICカード
のみならずモジュール部の基板変形も発生する。この場
合、一般にIC実装部はエポキシ樹脂等の比較的変形し
難い樹脂で保護されているから変位量は小さいが、樹脂
による保護のないアンテナ接続部は変位量がIC実装部
の変位量よりも大きくなってしまう。その為、前記アン
テナ接続部の劣化が起こりやすくなり、その接続信頼性
が低下し、長期間に亘るICカードの使用に耐えること
が出来ないという問題がある。また、半導体装置によっ
ては、チップコンデンサ等の薄型部品を実装する場合が
あるが、曲げ等の物理的なストレスがかかった場合にも
同様に、樹脂等の保護のない薄型部品の接続端子は変位
が大きくなるため、薄型部品の割れや接続部の剥がれ等
の不良が発生していた。
【0014】第2の従来例の場合も、アンテナ接続部は
導電性接着剤が塗布されているだけであり、第1の実施
例と同様にアンテナ接続部は変位量がIC実装部と比較
し大きい為、アンテナ接続部の劣化が起こりやすくなっ
ている。
【0015】第3の従来例の場合は、柔軟な接続部材に
よりICモジュール側接続端子とアンテナ接続端子を接
続するため、製造上での作業性が悪くなっていた。ま
た、柔軟な接続部材厚分を考慮しモジュール装着穴の深
さは、柔軟な接続部材を使用しない場合に比べて深くな
っている。これにより、半導体装置として、薄型が必要
とされるICカードにおいては、ICカード基材厚がモ
ジュール装着部で薄くなるため、ICカードに物理的な
ストレスが加わった場合にはモジュール装着穴周辺でI
Cカード基材が割れやすくなる問題があった。また、I
CモジュールとICカード装着穴間に柔軟な接続部材が
挟まることがあるため、モジュールのICカード面に対
するフラットな装着が困難であり、コスト面でも問題が
あった。第4の従来例では、金属製スプリングの位置決
めとして一対の板状のスプリングホールド部が対向して
取り付けされた矩形のフレームが新たに必要であり、部
品点数の増加によりコスト面で問題があった。
【0016】そこで、本発明の目的は、接続信頼性が高
く、長期間の使用にも耐え得る半導体装置を提供するこ
とにある。
【0017】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するた
め、本発明の半導体装置は、ICチップを搭載した基板
を有し、前記ICチップが封止樹脂にて封止されている
ICモジュールと、前記ICモジュールのアンテナ接続
端子に接続され、外部装置と非接触で信号の送受信を行
うアンテナとして機能する送受信用コイルとを内蔵した
半導体装置において、前記アンテナ接続端子が、前記封
止樹脂にて封止した領域内に設けられていると共に、前
記アンテナ接続端子を露出させる部分開口部が前記封止
樹脂に形成されていることを特徴としている。
【0018】前記構成の半導体装置によれば、前記アン
テナ接続端子を、封止樹脂で封止した領域内に設けてい
るので、物理的ストレスによるアンテナ接続端子の変位
が小さくなる。その結果、前記アンテナ接続部の劣化が
起こりにくなって、アンテナ接続端子と送受信用コイル
との接続信頼性が向上し、長期間の使用にも耐え得る。
【0019】また、前記アンテナ接続端子が封止樹脂の
部分開口部から露出しているので、アンテナ接続端子と
送受信用コイルとを容易に接続することができる。
【0020】一実施形態の半導体装置は、前記基板の搭
載端子に薄型部品が搭載され、前記搭載端子と前記薄型
部品とが接続されていて、前記搭載端子が、前記封止樹
脂にて封止した領域内に設けられていると共に、前記搭
載端子を露出させる部分開口部が前記封止樹脂に形成さ
れている。
【0021】前記実施形態の半導体装置によれば、前記
薄型部品に接続する搭載端子を、封止樹脂で封止した領
域内に設けているので、物理的ストレスによる搭載端子
の変位が小さくなる。その結果、前記搭載端子の劣化が
起こりにくなって、薄型部品と搭載端子との接続信頼性
が向上し、長期間の使用にも耐え得る。
【0022】一実施形態の半導体装置は、前記送受信用
コイルにおいて前記アンテナ接続端子に対する接続部と
なるリード線は、前記部分開口部内で外部からの応力に
よる外形の変形がを吸収するように弛みを有している。
【0023】前記実施形態の半導体装置によれば、前記
リード線は部分開口部内において弛みを有しているの
で、外部からの応力による影響が緩和されて、送受信用
コイルの剥がれがなくなり、アンテナ接続端子と送受信
用コイルとの接続信頼性をより向上させるできる。
【0024】一実施形態の半導体装置は、前記部分開口
部の開口縁の形状が円形状である。
【0025】前記実施形態の半導体装置によれば、前記
送受信用コイルをアンテナ接続端子に接続するために、
送受信用コイルの端部を部分開口部内に挿入する。この
とき、前記部分開口部の開口縁の形状が円形状であるか
ら、送受信用コイルの挿入を任意の方向から行っても、
接続のための作業性は変わらず、生産性が向上する。
【0026】一実施形態の半導体装置は、前記部分開口
部の開口縁部はテーパー状に形成されている。
【0027】前記実施形態の半導体装置によれば、前記
部分開口部の開口縁部はテーパー状に形成されているの
で、送受信用コイルが開口縁部に接触して曲がった場合
でも応力緩和が可能となる。
【0028】一実施形態の半導体装置は、前記部分開口
部がU字形状または矩形状の切り欠きである。
【0029】前記実施形態の半導体装置によれば、前記
部分開口部がU字形状または矩形状の切り欠きであるか
ら、ICモジュールの側方から送受信用コイルを部分開
口部内へ挿入することができて、作業性改善効果が得ら
れる。
【0030】一実施形態の半導体装置は、前記アンテナ
接続端子と前記送受信用コイルとの電気的な接合手段と
して、前記部分開口部の径より小さい電気的接続用バネ
を用いている。
【0031】前記実施形態の半導体装置によれば、前記
アンテナ接続端子と送受信用コイルとを電気的に接合す
る場合、電気的接続用バネを部分開口部に挿入すること
により、電気的接続用バネの位置決めが容易になり、作
業性を向上させることができる。
【0032】また、前記アンテナ接続端子と前記送受信
用コイルとを電気的接続用バネを介して接合しているの
で、物理ストレスが電気的接続用バネで緩和されて、物
理ストレスによるアンテナ接続端子の変位を抑えること
ができる。
【0033】一実施形態の半導体装置は、前記アンテナ
接続端子を露出させる前記部分開口部へ送受信用コイル
の端部を挿入した後に、前記送受信用コイルの端部と前
記アンテナ接続端子とをハンダまたは導電性ペーストに
より電気的に接合する。
【0034】前記実施形態の半導体装置によれば、前記
送受信用コイルの端部とアンテナ接続端子とをハンダま
たは導電性ペーストにより電気的に接合するから、従来
と同じ材料や工程にて物理ストレスのアンテナ接続端子
部の変位を抑えることができる。
【0035】
【発明の実施の形態】以下、本発明の半導体装置の一例
であるICカードを図示の実施の形態により詳細に説明
する。
【0036】(第1の実施の形態)図1(a)は本発明
の第1の実施の形態の半導体装置としてのICカードの
平面図であり、図1(b)は図1(a)のB円内の拡大
図である。また、図2は、前記ICカードの概略断面図
である。
【0037】図1(a)の参照番号において、1は非接
触型および接触型共用の複合型ICカード、2はICモ
ジュール、3は送受信用コイルであり、図1(b)の参
照番号において、4はICモジュール基板、5はIC、
6はチップコンデンサ等の薄型部品、7は封止樹脂、1
4はICモジュール基板4の表面に延在させた配線、3
0は例えばハンダや銀ペースト等の導電性ペースト、7
1は封止樹脂7に設けられた部分開口部、81はアンテ
ナ接続端子、82は薄型部品6の搭載端子、83は金線
やAl線である。また、図2の参照番号において、9は
接触型用外部端子、20,23はICカード基材であ
る。尚、図1(a),(b)と図2とにおいて、同一構
成部には同一参照番号を付している。
【0038】前記ICモジュール2は、図1(b)に示
すように、例えばエポキシ樹脂等の剛性の高い封止樹脂
7の領域内に、送受信用コイル3と接続するためのアン
テナ接続端子81を有している。また、前記封止樹脂7
には、アンテナ接続端子81を露出させる部分開口部7
1を設けると共に、薄型部品6の搭載端子82を露出さ
せる部分開口部171を設けている。そのアンテナ接続
端子81を露出させる部分開口部71内では、送受信用
コイル3とアンテナ接続端子81とが接続されている。
前記送受信用コイル3の端部は被覆の一部を除去したリ
ード線8である。このリード線8において、図2に示す
ように、部分開口部71内に位置する部分86は弛み形
状となっている。つまり、前記リード線8の部分開口部
71内の部分は撓んでいる。これにより、前記ICカー
ド1に曲げ応力が加わった場合に、アンテナ接続部周
辺、つまりリード線8の周辺の曲げ変位が大きくなるの
を抑える事が可能となる。その結果、これまで問題とな
っていた送受信用コイル3のアンテナ接続端子81から
の剥がれをなくなって、接続信頼性を向上させることが
できる。
【0039】また、チップコンデンサ等の薄型部品6の
搭載端子82を部分開口部171により露出させ、薄型
部品6の搭載端子82にチップコンデンサ等の薄型部品
6をハンダあるいは銀ペースト等の導電性ペースト等で
実装し、チップコンデンサ等の薄型部品6の周囲を剛性
の高い封止樹脂7で保護しているから、従来問題となっ
ていた曲げ等の物理ストレスが印加された時の薄型部品
6の割れや接続不良を防止する事が可能となる。
【0040】図3(a)〜(e)は、前記ICカード1
の製造工程図であって、IC5のICモジュール基板へ
の実装をワイヤーボンドで行う製造工程を示している。
また、図3(a)はダイボンド工程を、図3(b)はワ
イヤボンド(以下、「W/B」と記載)工程、図3(c)
は樹脂封止工程を、図3(d)はアンテナ接続端子81
へのアンテナリード接続(アンテナ接続端子81と送受
信用コイル3のリード線3との接続)工程を、図3
(e)はICカード1のラミネート工程を示す図であ
る。
【0041】以下、図3(a)〜(e)を参照して前記
ICカード1の製造工程を説明する。
【0042】まず、図3(a)に示すように、アンテナ
接続端子81と、コンデンサ等の薄型部品6の搭載端子
82とが樹脂封止領域内に設置され、約0.1〜0.3
mm程度の薄型ガラスエポキシ樹脂等を用いたICモジ
ュール基板4上のIC搭載部に、IC5を導電性樹脂ペ
ーストや樹脂シート等でダイボンドし、約150℃で加
熱することにより硬化させる。
【0043】次に、図3(b)に示すように、例えば線
形φ20〜30μmの金線やAl線83を使用しW/B
を実施する。
【0044】次に、図3(c)に示すように、アンテナ
接続端子81と、薄型部品6の搭載端子部82を除き、
エポキシ樹脂等のコーテイング材である封止樹脂7によ
ってIC5を封止する。つまり、前記アンテナ接続端子
81と、薄型部品6の搭載端子部82とが露出するよう
に、封止樹脂7でIC5を封止する。このような封止方
法は、金型を使用したモールド成形の場合にはアンテナ
接続端子81、薄型部品6の搭載端子部82を除いてモ
ールドするように金型設計にて考慮するのみで製造上は
従来工程と同じ方法で実現できる。また、液状樹脂封止
の場合には、樹脂を所定の形状で樹脂流れを制御する為
に、樹脂流れ止め用のダム材として粘性を高めたエポキ
シ樹脂やシリコーン樹脂(例えば、東レダウコーニング
社製SE1700)によりアンテナ接続端子81と、液
状封止用エポキシ樹脂を同様にダム(図示せず)内に形
成してIC5とを保護した後に樹脂を硬化させる為に熱
硬化を行う。尚、半導体装置によっては、さらに薄型部
品6の搭載端子部82周辺に樹脂流れ止め用のダム材を
描画や印刷法により形成した後、液状樹脂用エポキシ樹
脂をダム(図示せず)内に形成しても良い。樹脂の種類
としては熱硬化タイプに限らず、紫外線硬化タイプの樹
脂の場合でもよい。
【0045】次に、図3(d)に示すように、封止樹脂
7の部分開口部71から露出しているアンテナ接続端子
81と、送受信用コイル3のリード線8とを、ハンダあ
るいは銀ペースト等の導電性ペースト30で接続する。
このとき、前記封止樹脂7の部分開口部71内でリード
線8(図2の参照番号86で示す部分)に弛みを持たせ
るので、引っ張り応力に対する耐性を送受信用コイル3
に付与することが可能となる。そして、チップコンデン
サ等の薄型部品6を、ハンダあるいは銀ペースト等の導
電性ペースト等で搭載端子82に実装する。
【0046】次に、図3(e)に示すように、前記IC
モジュール2をICカード基材20,23間にと送受信
用コイル3を挟み込んだ後、接着材や熱融着にてラミネ
ート実装を行いICカードとして完成する。そのICカ
ード基材20,23は、塩化ビニール樹脂、ABS樹脂
(アクロロニトリル・ブタジエン・スチレン共重合
体)、ポリエステル系樹脂等からなり、ICモジュール
2と送受信用コイル3に対応する部分が凹加工されてい
る。
【0047】本発明では、W/B方式のみならず、薄型
実装の主流となってきているフリップチップ実装等でも
同様に実装可能である。
【0048】図4(a)〜(e)は、フリップチップ実
装時におけるICカードの製造工程図である。また、図
4(a)はバンプ形成工程を、図4(b)はフリップチ
ップ実装工程を、図4(c)は樹脂封止工程を、図4
(d)はアンテナ接続端子81へのアンテナリード接続
工程を、図4(e)はICカードのラミネート実装工程
を示す図である。
【0049】以下、図4(a)〜(e)を参照して前記
ICカード1の製造工程を説明する。尚、図4(a)〜
(e)に示す製造工程は、バンプ形成工程、フリップチ
ップ実装工程および樹脂封止工程のみが、図3(a)〜
(e)に示す製造工程と異なっている。したがって、以
下ではバンプ形成工程とフリップチップ実装工程のみを
説明する。
【0050】まず、図4(a)のバンプ形成工程では、
例えば金やハンダ等でIC5の電極上にメッキやワイヤ
ボンデイングによりバンプ(突起電極)84を形成す
る。
【0051】次に、図4(b)のフリップチップ実装工
程では、前記IC5とICモジュール基板4間に異方性
導電性ペースト85を介在させ、ICモジュール基板4
の表面に延在させた配線14と、IC5とを対向方向で
熱圧着方式にて接続する。前記異方性導電性ペースト8
5の代わりに異方性導電性シート等を用いてもよい。
【0052】次に、図4(c)の樹脂封止工程では、液
状樹脂74を用いて樹脂封止した後、図3(d),
(e)と同様の工程である図4(d),(e)の工程を
行う。
【0053】前記第1の実施の形態では、ICモジュー
ル基板4に薄型部品6を搭載していたが、薄型部品6を
搭載していなくてもよい。本発明の半導体装置の中に
は、チップコンデンサ等の薄型部品をICモジュール基
板4に搭載しているものもあるし、搭載していないもの
もある。
【0054】また、前記リード線8とアンテナ接続端子
81との接続を導電性ペースト以外のもので行ってもよ
い。
【0055】また、前記送受信用コイル3は、データ交
信用アンテナとして例えばエッチング方式や印刷方式あ
るいは巻き線方式で形成されたものである。
【0056】(第2の実施の形態)図5(a)は本発明
の第2の実施の形態の半導体装置としてのICカードの
要部の平面図であり、図5(b)は前記ICカードの部
分開口部の拡大図であり、図5(c)は前記ICカード
の概略断面図であり、図5(d)は図5(c)のD円内
の拡大図である。また、図5(a)〜(d)において、
図1,2に示した構成部と同一構成部は、図1,2にお
ける構成部と同一参照番号を付して説明を省略する。
【0057】前記ICカードでは、図5(a),(c)
に示すように、アンテナ接続端子81を露出させる部分
開口部71を封止樹脂7に設けると共に、チップコンデ
ンサ等の薄型部品6の搭載端子82を露出させる部分開
口部171を封止樹脂7に設けているることにより、ア
ンテナ接続端子81や搭載端子82の変形を抑制してい
る。その部分開口部172の開口縁は、第1の実施の形
態と同様に矩形状になっているが、部分開口部71の開
口縁は、図5(b)に示すように、円形状になってい
る。また、前記部分開口部71の開口縁部72aは、図
5(d)に示すように、テーパ状に形成されている。
【0058】このように、前記アンテナ接続端子81と
送受信用コイル3とを接続する為に、部分開口部72内
へリード線8を挿入する際にその挿入を任意の方向から
行っても、部分開口部72の開口縁が円形状であるか
ら、リード線8の挿入の作業性は変わり無く生産性が安
定する。
【0059】また、前記部分開口部72のエッジ部であ
る開口縁部72aをテーパ状にしているので、送受信用
コイル3のリード線8が開口縁部72aに接触して曲が
った場合でも、リード線8の応力緩和が可能となる。
【0060】前記第2の実施の形態では、部分開口部1
71の開口縁は矩形状であるが、部分開口部72と同様
に円形状であってもよい。
【0061】(第3の実施の形態)図6(a)は第3の
実施の形態の半導体装置としてのICカードの平面図で
あり、図6(b)は前記ICカードの概略断面図であ
り、図6(c)は前記ICカードの変形例の平面図であ
る。また、図6(a),(b)において、図1,2に示
した構成部と同一構成部は、図1,2における構成部と
同一参照番号を付して説明を省略する。
【0062】図6(a)に示すように、アンテナ接続端
子81と、チップコンデンサ等の薄型部品6の搭載端子
82とを露出させるための部分開口部73,173はU
字形状の切り欠きである。この部分開口部73,173
により、アンテナ接続端子81や搭載端子82の変形を
抑制している。
【0063】このように、前記部分開口部73をU字形
状の切り欠きにしているので、ICモジュール側面方向
から部分開口部73内にリード線8の挿入が可能となっ
て、送受信用コイル3とアンテナ接続端子81とを接続
するための作業性が著しく改善することができる。
【0064】また、チップコンデンサ等6の薄型部品6
の搭載を行う場合でも、モジュール実装の作業性改善効
果がある。
【0065】前記第3の実施の形態では、部分開口部7
3,173はU字形状の切り欠きであったが、図6
(c)に示すように、矩形状の切り欠きにしてもよい。
この場合も、本第3の実施の形態と同様の効果を奏す
る。
【0066】(第4の実施の形態)図7(a)は本発明
の第4の実施の形態の半導体装置としてのICカードの
平面図であり、図7(b)は図7(a)のB円内の拡大
図であり、図7(c)は前記ICカードの概略断面図で
ある。また、図7(a)〜(c)において、図5(a)
〜(d)に示した構成部と同一構成部は、図5(a)〜
(d)における構成部と同一参照番号を付して説明を省
略する。
【0067】前記ICカードは、図(a)に示すよう
に、ICモジュール2と、このICモジュール2に接続
され、外部装置と非接触で信号の送受信を行うアンテナ
として機能する送受信用コイル3とを備えている。そし
て、前記ICカードでは、図7(b),(c)に示すよ
うに、開口縁形状が円形状の部分開口部72の径より小
さい電気接続用バネ61を、送受信用コイル3とアンテ
ナ接続端子81との電気的な接合手段として用いてい
る。その電気接続用バネ61を部分開口部72内へ装着
した後、図3(e)の工程のようにICカードとしてラ
ミネート実装する。
【0068】従来、送受信用アンテナとしてエッチング
方式、印刷方式あるいは巻き線方式で形成されたアンテ
ナと、アンテナ接続端子との接続手段として電気接続用
バネ61が用いられる場合があった。その際、電気接続
用バネ61の位置決めが困難であり対応策の一つとして
はハンダ付け等で事前に基板等へバネ61を固定する方
法があるが作業性に問題があった。
【0069】これに対して、本発明では、開口縁形状が
円形状の部分開口部72へ電気接続用バネ61を装着す
るから、電気接続用バネ61の位置決めを正確かつ容易
に行うことが可能となる。
【0070】また、本発明では、電気接続用バネ61の
位置決めをアンテナ接続端子81を露出させた部分開口
部72で行うから、図12の従来例4に示したようなス
プリングホールド部606を別に設ける必要がなく、コ
ストアップしない。
【0071】(第5の実施の形態)図8(a)は本発明
の第5の実施の形態の半導体装置としてのICカードの
平面図であり、図8(b)は図8(a)のB円内の拡大
図であり、図8(c)は前記ICカードの概略断面図で
ある。また、図7(a)〜(c)において、図6
(a),(b)および図7(a)〜(c)に示した構成
部と同一構成部は、図6(a),(b)および図7
(a)〜(c)における構成部と同一参照番号を付して
説明を省略する。
【0072】前記ICカードでは、図8(a)に示すよ
うに、ICモジュール2と、このICモジュール2に接
続され、外部装置と非接触で信号の送受信を行うアンテ
ナとして機能する送受信用コイル3とを備えている。そ
して、前記ICカードでは、図8(b)に示すように、
アンテナ接続端子81と送受信用コイル3のリード線8
との接続手段としてハンダ130を用いている。このハ
ンダ130による電気接合は、U字形状の切り欠きであ
る部分開口部73内へ送受信用コイル3のリード線8を
挿入した後に行う。これにより、従来と同じ材料、工程
にてアンテナ接続端子81周辺の曲げ変位を抑える事が
可能となる。したがって、これまで問題となっていた送
受信用コイル3のアンテナ接続端子81からの剥がれを
なくし接続信頼性を向上させることができる。
【0073】また、前記ハンダ130の代わりに、銀ペ
ースト等の導電性ペーストを用いてもよい。
【0074】また、前記部分開口部73はU字形状の切
り欠きであったが、矩形状の切り欠きにしてもよい。
【0075】以上、第1〜第5の実施の形態において非
接触型を中心に記載したが、接触型機能を持たせるため
に、接触型用外部端子(コンタクト端子)9をてアンテ
ナ接続端子81の反対面を露出させた複合型半導体装置
にも採用可能であることは言うまでもない。すなわち、
本発明の半導体装置は、ICモジュールと、ICモジュ
ールに接続され、外部装置と非接触で信号の送受信を行
うアンテナとして機能する送受信用コイルとを内蔵した
いわゆる非接触型半導体装置であってもよいし、あるい
は、外部端子を有し、その外部端子と外部機器とを接触
させてデータ交信する接触型の機能と、無線通信によっ
てデータ交信する非接触型の機能とを有する複合型の半
導体装置であってもよい。
【0076】
【発明の効果】以上のように、本発明の半導体装置は、
アンテナ接続端子を、封止樹脂で封止した領域内に設け
ているので、アンテナ接続部の劣化が起こりにくなっ
て、アンテナ接続端子と送受信用コイルとの接続信頼性
が高く、長期間の使用にも耐えることができる。
【0077】また、前記アンテナ接続端子が封止樹脂の
部分開口部から露出しているので、アンテナ接続端子と
送受信用コイルとを容易に接続できる。
【0078】一実施形態の半導体装置は、薄型部品に接
続する搭載端子を、封止樹脂で封止した領域内に設けて
いるので、搭載端子の劣化が起こりにくなって、薄型部
品と搭載端子との接続信頼性が高く、長期間の使用にも
耐えることができる。
【0079】一実施形態の半導体装置は、前記送受信用
コイルにおいて前記アンテナ接続端子に対する接続部と
なるリード線が、部分開口部内において弛みを有してい
るので、外部からの応力による影響が緩和されて、送受
信用コイルの剥がれがなくなり、アンテナ接続端子と送
受信用コイルとの接続信頼性をより向上させるできる。
【0080】一実施形態の半導体装置は、前記部分開口
部の開口縁の形状が円形状である。
【0081】前記実施形態の半導体装置によれば、前記
送受信用コイルをアンテナ接続端子に接続するために、
送受信用コイルの端部を部分開口部内に挿入する際に、
その挿入を任意の方向から行っても、部分開口部の開口
縁の形状が円形状であるから、接続のための作業性は変
わらない。つまり、安定した接続の為の挿入の作業性を
維持することができる。その結果、生産性を向上させる
ことができる。
【0082】一実施形態の半導体装置は、前記部分開口
部の開口縁部がテーパー状に形成されているので、送受
信用コイルが開口縁部に接触して曲がった場合でも、送
受信用コイルに生じる応力を緩和することができる。
【0083】一実施形態の半導体装置は、前記部分開口
部がU字形状または矩形状の切り欠きであるから、IC
モジュールの側方から送受信用コイルを部分開口部内へ
挿入することができて、作業性を改善することができ
る。
【0084】一実施形態の半導体装置は、前記アンテナ
接続端子と送受信用コイルを電気的に接合する場合、電
気的接続用バネを部分開口部に挿入するので、電気的接
続用バネの位置決めが容易であり、作業性を向上させる
ことができる。
【0085】また、前記アンテナ接続端子と前記送受信
用コイルとを電気的接続用バネを介して接合しているの
で、物理ストレスが電気的接続用バネで緩和されて、物
理ストレスによるアンテナ接続端子の変位を抑えること
ができる。
【0086】一実施形態の半導体装置は、前記送受信用
コイルの端部とアンテナ接続端子とをハンダまたは導電
性ペーストにより電気的に接合するから、従来と同じ材
料や工程にて物理ストレスのアンテナ接続端子部の変位
を抑えることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 図1(a)は本発明の第1の実施の形態の半
導体装置の平面図であり、図1(b)は図1(a)のB
円内の拡大図である。
【図2】 図2は第1の実施の形態の半導体装置の概略
断面図である。
【図3】 図3(a)〜(e)は、第1の実施の形態の
半導体装置の製造工程図である。
【図4】 図4(a)〜(e)は第1の実施の形態の半
導体装置の他の製造工程図である。
【図5】 図5(a)は本発明の第2の実施の形態の半
導体装置の要部の平面図であり、図5(b)は前記半導
体装置の部分開口部の拡大図であり、図5(c)は前記
半導体装置の概略断面図であり、図5(d)は図5
(c)のD円内の拡大図である。
【図6】 図6(a)は第3の実施の形態の半導体装置
の平面図であり、図6(b)は前記半導体装置の概略断
面図であり、図6(c)は前記半導体装置の変形例の平
面図である。
【図7】 図7(a)は本発明の第4の実施の形態の半
導体装置の平面図であり、図7(b)は図7(a)のB
円内の拡大図であり、図7(c)は前記半導体装置の概
略断面図である。
【図8】 図8(a)は本発明の第5の実施の形態の半
導体装置の平面図であり、図8(b)は図8(a)のB
円内の拡大図であり、図8(c)は前記半導体装置の概
略断面図である。
【図9】 図9は従来例1の非接触型半導体装置の分解
斜視図である。
【図10】 図10(a)は従来例2の複合型半導体装
置の分解斜視図であり、図10(b)は前記複合型半導
体装置の概略断面図である。
【図11】 図11(a)は従来例3の複合型半導体装
置の斜視図であり、図11(b)は前記複合型半導体装
置の概略断面図である。
【図12】 図12は従来例4の非接触型半導体装置の
分解斜視図である。
【符号の説明】
1 ICカード 2 ICモジュール 3 送受信用コイル 4 ICモジュール基板 7 封止樹脂 71,72,73,171,173 部分開口部 81 アンテナ接続端子
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2C005 MA07 NA09 NA31 NA34 NB13 NB37 PA04 PA18 PA27 RA04 RA07 RA12 TA22 5B035 AA07 BA05 CA02 CA23

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ICチップを搭載した基板を有し、前記
    ICチップが封止樹脂にて封止されているICモジュー
    ルと、 前記ICモジュールのアンテナ接続端子に接続され、外
    部装置と非接触で信号の送受信を行うアンテナとして機
    能する送受信用コイルとを内蔵した半導体装置におい
    て、 前記アンテナ接続端子が、前記封止樹脂にて封止した領
    域内に設けられていると共に、前記アンテナ接続端子を
    露出させる部分開口部が前記封止樹脂に形成されている
    ことを特徴とする半導体装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の半導体装置において、 前記基板の搭載端子に薄型部品が搭載され、前記搭載端
    子と前記薄型部品とが接続されていて、 前記搭載端子が、前記封止樹脂にて封止した領域内に設
    けられていると共に、前記搭載端子を露出させる部分開
    口部が前記封止樹脂に形成されていることを特徴とする
    半導体装置。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載の半導体装置において、 前記送受信用コイルにおいて前記アンテナ接続端子に対
    する接続部となるリード線は、前記部分開口部内で外部
    からの応力による外形の変形を吸収するように弛みを有
    していることを特徴とする半導体装置。
  4. 【請求項4】 請求項1または3に記載の半導体装置に
    おいて、 前記部分開口部の開口縁の形状が円形状であることを特
    徴とする半導体装置。
  5. 【請求項5】 請求項4に記載の半導体装置において、 前記部分開口部の開口縁部はテーパー状に形成されてい
    ることを特徴とする半導体装置。
  6. 【請求項6】 請求項1または2に記載の半導体装置に
    おいて、 前記部分開口部がU字形状または矩形状の切り欠きであ
    ることを特徴とする半導体装置。
  7. 【請求項7】 請求項4または5に記載の半導体装置に
    おいて、 前記アンテナ接続端子と前記送受信用コイルとの電気的
    な接合手段として、前記部分開口部の径より小さい電気
    的接続用バネを用いていることを特徴とする半導体装
    置。
  8. 【請求項8】 請求項6に記載の半導体装置において、 前記アンテナ接続端子を露出させる前記部分開口部へ送
    受信用コイルの端部を挿入した後に、前記送受信用コイ
    ルの端部と前記アンテナ接続端子とをハンダまたは導電
    性ペーストにより電気的に接合することを特徴とする半
    導体装置。
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