JP4952266B2 - デュアルインターフェースicカードとその製造方法、接触・非接触兼用icモジュール - Google Patents
デュアルインターフェースicカードとその製造方法、接触・非接触兼用icモジュール Download PDFInfo
- Publication number
- JP4952266B2 JP4952266B2 JP2007009147A JP2007009147A JP4952266B2 JP 4952266 B2 JP4952266 B2 JP 4952266B2 JP 2007009147 A JP2007009147 A JP 2007009147A JP 2007009147 A JP2007009147 A JP 2007009147A JP 4952266 B2 JP4952266 B2 JP 4952266B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- module
- contact
- card
- center
- opening
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Images
Description
詳しくは、接触・非接触兼用のデュアルインターフェースICカードについて、ICモジュール接着部構造の強化を図った新規なICカードとその製造方法に関する。このようなデュアルインターフェースICカードは、通常の接触・非接触兼用ICカードとして使用して従来品にない耐久性を備える特徴がある。従って、本発明の技術分野は、デュアルインターフェースICカードの製造や利用の分野に関する。
なお、ICモジュールはCOTでもCOB(Chip On Board)でもどちらでも良いものである。以下も同様である。
図8は、デュアルインターフェースICカード1の平面外観図である。デュアルインターフェースICカード1は、カード基体10内にアンテナコイル11を有するが、内部に埋め込まれているのでアンテナを見えず、外観的には従来からの接触型ICカードと異なるところはない。カードサイズは、ISOの規格に基づき、53.98×85.60mm、厚みは、0.68〜0.84mmの範囲、通常0.76mm程度にされている。
アンテナコイル11の両端は、デュアルインターフェースICカード用の接触・非接触兼用ICモジュール5のアンテナ接続用端子板に接続するようにされている。
図9(A)のように、接触・非接触兼用ICモジュール5の接触端子板配置は通常の接触型ICカードと同様に、表面にC1〜C8の8個の端子板が設けられている。
各端子は、C1(Vcc)、C2(RST)、C3(CLK)、C4(RFU)、C5(GND)、C6(Vpp)、C7(I/O)、C8(RFU)である。C4とC8はRFUであるので、使用しない。C6(Vpp)も使用しないことが多い。
C2,C3端子とC6,C7端子の背面を利用して2個のアンテナ接続用端子板24,25が設けられ、C4,C8端子の背面を通るリード24L,25Lを介して、ICチップ3の非接触インターフェース部A1,A2にワイヤ接続されている。ただし、リード24L,25Lは図示の形状に限らず、直接ICチップ3側方向に伸びる形に形成してもよい。図1〜図4、図6ではそのような構造に図示されている。アンテナ接続用端子板は2個に限らず、3個ないし最大6個設ける場合がある。これは接続を確実にするため、1のアンテナ端部を2〜3に分岐してICチップのパッドに接続するものである。
ICモジュール5のICチップ3やボンディングワイヤ27部分は封止されて樹脂モールド部7(ハッチングを付した部分全体)となっている。
ICチップ3は接着剤(ダイボンダー)4により基板8または表面側銅箔の裏側に接着している。ボンディングワイヤ27は基板8を貫通する穴を通って、接触端子板9の裏面銅箔に直接ワイヤ接続されている。アンテナ接続用端子板24,25は、図9(B)のようにICチップ3にリード24L,25Lとワイヤにより接続されているものである。
このICモジュール5面にホットメルト性接着シートをラミネートした後、上下面を反転して、カード基体のICモジュール装着用凹部内に装着する。アンテナ接続用端子板24,25は導電性接着剤によりカード基体内のアンテナ端部に接続される。
そこで、本発明はICモジュールのカード基体への接着と、非接触通信用アンテナコイルの接続と、双方の接着を十分に確保することを課題とするものである。
(1)<ICモジュールの準備>
(a)表面に接触端子板を有し、背面中心部にはICチップを封止した樹脂モールド部と当該樹脂モールド部を囲む略矩形環状の平面部を有し、前記平面部に2個または2個以上のアンテナ接続用端子板を有するようにした接触・非接触兼用ICモジュールを準備する工程、(b)上記接触・非接触兼用ICモジュールをICカード基体のICモジュール装着用凹部内に接着させる接着シートに、前記アンテナ接続用端子板を納める部分とそれに加えて樹脂モールド部側面に間隙を有する、矩形状または長円形状の開口を形成する工程、(c)上記(b)の工程で準備した接着シートを、(a)の工程で準備した接触・非接触兼用ICモジュールに、前記開口のアンテナ接続用端子板を納める部分からアンテナ接続用端子板が露出するようにラミネートする工程、
(2)<ICカード基体の製造>
(a)アンテナコイルを埋設したICカード基体を準備し、当該ICカード基体にICモジュールのアンテナ接続用端子板を載置する第1凹部と、当該第1凹部の内側にICモジュールの樹脂モールド部を納める深さの第2凹部と、からなるICモジュール装着用凹部を掘削する工程、(b)第1凹部面にアンテナコイル接続用凹孔をさらに掘削して、カード基体内の2箇所のアンテナコイル両端を露出させる工程、
(3)<ICモジュールの装着>
(a)導電性接着剤を前記アンテナコイル接続用凹孔に充填する工程、(b)前記接着シートラミネート済みの接触・非接触兼用ICモジュールをICモジュール装着用凹部内に装填し、表面側端子板面から軽い熱圧をかけて、ICモジュールの端子板を接着シートによりICモジュール第1凹部面に接着固定させると共に、アンテナ接続用端子板とアンテナ両端を電気的に接続する工程、
本発明による接触・非接触兼用ICモジュール(請求項5〜9)底面には、アンテナ接続用端子板の周囲に間隙を有するように開口が形成された接着シートがラミネートされているが、当該間隙は、内側のICモジュールの樹脂モールド部側がICモジュールの外側に対比して、20%から100%拡大した面積に形成されているので、アンテナ接続用端子板を接続する導電性接着剤の過剰量が当該拡大した面積側に流れるので、ICカードの外観を損ねたりICカード基体への接着を阻害することがない。
本発明によるデュアルインターフェースICカードの製造方法(請求項9)は、接着シートに形成する開口を、導電性接着剤の流動特性を考慮して、ICモジュールの樹脂モールド部側に広く形成するので、導電性接着剤が熱圧時に流動しても当該開口内に溜まるため、ICモジュールの装着時に導電性接着剤がカード表面にあふれてカード外観を損ねたり、接着シート面に回り込んで、ICモジュール基板とカード基体の接着強度を低下させるようなことがない。
図1は、デュアルインターフェースICカードのICモジュールに接着シートを貼り付けした後の背面図、図2、図3、図4は、同他の例の背面図、図5は、ICモジュール装着用凹部にICモジュールを装着後の断面図、図6は、従来のICモジュールの背面図、図7は、ICモジュール装着用凹部の平面図、である。
樹脂モールド部7の大きさはICチップ3の大きさにより変動するが、通常8.5m×8.5m程度の第2凹部内に納まる大きさにされている。樹脂モールド部7のプリント基板8面からの高さは、440μm程度であるから、プリント基板8の横寸法(通常、11mm〜13mm程度)に対して、僅かな高さであり、実際には平面に近い外観を示すものとなる。
なお、導電性接着剤は、アンテナコイル接続用凹孔の容積を算出して適量を注入するようにするが、少ない場合は導電性が得られないので、公差を見込んで注入する場合は過剰傾向になるのが通常である。
図1は、本発明でICモジュールに接着シートを貼り付けした前後の背面図であって、図1(A)はICモジュール5自体の背面図、(C)は同断面図、(B)はICモジュールに接着シート2を貼り付けした後の背面図、(D)は同断面図、である。なお、ICモジュール5自体は図6のものと同一であり、(A)の背面図は共通図形となる。
図4の場合も、アンテナ接続用端子板24,25の中心に対して、ICモジュールの樹脂モールド部側に開口24k,25kの中心(重力中心)が位置するように形成されていると解することができる。
<ICモジュールの準備>
(1)ICモジュール(COTまたはCOB)のベースとなる基板(通常、ガラスエポキシ基材(t70〜160μm程度、通常t120μm)8の所定位置に、ワイヤを貫通接続させるためのワイヤボンディングパッド用穴(貫通穴)を開ける。
(2)上記基板両面に銅箔(t15〜100μm程度、通常t35μm)を接着剤を介して貼り込みし、表裏共に所定パターンをエッチング技術により形成する。表側には接触式用途の端子板9面を、裏面にはアンテナ接続用端子板(2箇所または複数箇所)および当該接続用端子板とICチップ3を電気的につなげるためのリード(このリードとチップのパッド間をワイヤ接続する。)を形成する。さらに、酸化防止、耐久性向上のため、t1〜5μm程度のニッケルメッキとt0.1〜5μm程度の金めっきを銅箔面に施す。
(3)基板裏面に接触・非接触兼用ICチップ3を接着剤(ダイボンダー)4を介して搭載し、高温状態にして接着剤を硬化させる。
(5)ICチップおよびワイヤ接続部保護のため、樹脂による封止を行う。封止方法は、トランスファーモールド方式やポッティング方式、印刷方式が採用される。
(6)ICモジュール5の背面に接着シート2を熱ラミネートする。この接着シート2には、熱可塑性または熱硬化性、あるいは双方の性質を兼備したホットメルト性接着シートを使用する。接着シート2がアンテナ接続領域を塞がないように開口24k,25kを設けた形状で打ち抜きし、ICモジュールの第1凹部接触面と樹脂モールド部7に、熱圧を加えてラミネートする。通常は、アンテナ接続用端子板領域として位置ずれを考慮した最小限の寸法(通常、アンテナ接続用端子板の周囲に0.5〜2mmの隙間ができる程度)で穴開けするが、本発明方法では、当該開口24k,25kの形状を、少なくとも樹脂モールド部の一部が開口面に覗く程度に開口の中心位置を樹脂モールド部側に広げて穴を開ける特徴がある。
(7)表面の接触端子板および裏面のアンテナ接続用端子板24,25にプロービングして、所定の検査を行い良品選別する。
次に、予めアンテナコイルが内蔵されたICカード基体を製造する。
(1)白色ポリエチレンテレフタレート(PET)シートに銅箔をラミネートした基材に、所定のアンテナパターンをエッチングしてアンテナシートを製造する。アンテナコイル11の両端部は、ICモジュール装着用凹部を掘削した際の、第1凹部のアンテナコイル接続用凹孔位置下になるようにする。
(2)アンテナシートと同等厚みの白色PETシートを接着シートを介してラミネートする。白色基材はカードのコアとなる材料であり、厚み360μm程度のものを使用する。
さらにその両面にオーバーシートとなる透明PETシートを接着シートを介してラミネートし、カードサイズに断裁してICカード基体10を完成する。
(3)ICカード基体10のICモジュール装着位置にICモジュール装着用凹部をざぐり掘削する。ICモジュール装着用凹部は、ICモジュールの基板部分を懸架する第1凹部と、第1凹部の内部であって、ICモジュールの樹脂モールド部7を納める第2凹部とからなるように掘削する。前記アンテナの両端部は、第1凹部の下側に位置するようにされているので、当該部分をさらに掘削してアンテナコイル接続用凹孔とし、前記アンテナコイルの両端部を露出させる。
(1)カード基体10側のざぐり加工により露出した、アンテナ端部に導電性接着剤(銀粒子含有のエポキシ樹脂)を塗布する。
(2)接着シート2をラミネートした上記接触・非接触兼用ICモジュール5を取り付け、所定時間の熱圧をかけることにより、ICモジュール5のカード基体10への接着とICモジュール5のアンテナ接続用端子板24,25とカード側のアンテナ端部間の電気的接合の両方を行う。
図7において、第1凹部21面には、2つの矩形状のアンテナコイル接続用凹孔15,16が掘削されている。凹孔の深さは300μmから400μm程度のものである。
図7では図示していないが、当該アンテナコイル接続用凹孔15,16内底面には、カード基体10に埋設したアンテナ端部111,112(図5参照)が露出する状態にされる。当該アンテナコイル接続用凹孔15,16を通じて、ICモジュール5のアンテナ接続用端子板24,25とカード基体内のアンテナコイル11を接続するものである。
接触・非接触兼用ICモジュール5用の基板8として、厚み120μmのガラスエポキシ材料に厚み35μmの表面側銅箔と厚み35μmの背面側銅箔を接着剤を介して貼り合わせしたものを使用した。なお、ガラスエポキシ材料には、ワイヤボンディング基板側パッド用穴(径0.6mm程度)を予め必要個数穿孔したものを使用した。
この基板8に対して、表面側接触端子板群(C1〜C8)と、背面側アンテナ接続用端子板24,25、リード24L,25Lをフォトエッチング工程で形成した。端子板全体の大きさは13.0mm×11.8mmとし、アンテナ接続用端子板24,25のサイズは、3.0mm×2.0mmになるようにした。レジスト剥離後、残存する銅箔層を電極として、表面側端子群と背面側のアンテナ接続用端子板24,25、およびリード部に対してニッケルメッキ及び金めっき処理を行った。
アンテナシートとなるコアシートとして、厚み360μmの白色PETシートを用いた。このコアシートに厚み25μmの銅箔をラミネートしてから、所定のアンテナパターンを有するフォトマスクを介して露光し、フォトエッチングして、アンテナコイル11とアンテナ端部111,112を形成した。当該両端部111,112は、ICモジュール装着用凹部20を掘削した場合の第1凹部21の下面に位置するようにした。
ICモジュール装着用凹部20の第1凹部21が、大きさ13.0mm×11.8mm、深さ190μmとなるようにエンドミルを用いて掘削し、その中心部分に第2凹部22を、大きさ8.7mm×8.4mmで、樹脂モールド部7が納まる深さに掘削した。
次いで、第1凹部21面のアンテナ端部111,112位置に、アンテナコイル接続用凹孔15,16を掘削して銅箔面が露出するようにした。アンテナコイル接続用凹孔15,16の大きさは、図7のように、コーナーR0.5mmの3.25×2.25mmの矩形状になるように掘削した。
(比較例)
その結果、比較例では、100枚中2枚のICモジュールの剥離が生じたが、実施例では、全数剥離を生じることは無かった。
2 接着シート
3 ICチップ
4 接着剤
5 接触・非接触兼用ICモジュール
6 導電性接着剤
7 樹脂モールド部
8 基板
9 接触端子板
10 カード基体
11 アンテナコイル
111 アンテナ端部
112 アンテナ端部
15,16 アンテナコイル接続用凹孔
20 ICモジュール装着用凹部
21 第1凹部
22 第2凹部
24,25 アンテナ接続用端子板
26 ワイヤボンディング基板側パッド
27 ボンディングワイヤ
Claims (9)
- 接触・非接触兼用ICモジュールを接着シートを用いて、ICカード基体に掘削したICモジュール装着用凹部に装着したデュアルインターフェースICカードであって、前記接触・非接触兼用ICモジュールはICモジュール装着用凹部の第1凹部面に面する2個または2個以上のアンテナ接続用端子板を有し、前記接着シートには、当該アンテナ接続用端子板の周囲に間隙を有するように開口が形成され、当該開口内でアンテナ接続用端子板がカード基体内のアンテナに導電性接着剤で接続している場合において、前記間隙は内側のICモジュールの樹脂モールド部側面に導電性接着剤の液溜まりを作るように、外側に対するよりも広幅に形成されていることを特徴とするデュアルインターフェースICカード。
- 前記開口がICモジュールの外縁からICモジュール中心に向う長さ方向を有する矩形状であって、アンテナ接続用端子板の中心に対して、ICモジュールの樹脂モールド部側に開口中心が位置するように形成されていることを特徴とする請求項1記載のデュアルインターフェースICカード。
- 前記開口がICモジュールの外縁からICモジュール中心に向う長さ方向を有する長円形状であって、アンテナ接続用端子板の中心に対して、ICモジュールの樹脂モールド部側に開口中心が位置するように形成されていることを特徴とする請求項1記載のデュアルインターフェースICカード。
- 前記開口がICモジュールの外縁からICモジュール中心に向う長さ方向を有する先細り端部を有する矩形状であって、アンテナ接続用端子板の中心に対して、ICモジュールの樹脂モールド部側に開口中心が位置するように形成されていることを特徴とする請求項1記載のデュアルインターフェースICカード。
- 2個または2個以上のアンテナ接続用端子板を有する接触・非接触兼用ICモジュールのモールド樹脂面側の全面にアンテナ接続用端子板の周囲に間隙を有するように開口を形成して接着シートをラミネートしたICモジュールにおいて、前記間隙は内側のICモジュールの樹脂モールド部側がICモジュールの外側に対比して、20%から100%拡大した面積に形成されていることを特徴とする接触・非接触兼用ICモジュール。
- 前記開口がICモジュールの外縁からICモジュール中心に向う長さ方向を有する矩形状であって、アンテナ接続用端子板の中心に対して、ICモジュールの樹脂モールド部側に開口中心が位置するように形成されていることを特徴とする請求項5記載の接触・非接触兼用ICモジュール。
- 前記開口がICモジュールの外縁からICモジュール中心に向う長さ方向を有する長円形状であって、アンテナ接続用端子板の中心に対して、ICモジュールの樹脂モールド部側に開口中心が位置するように形成されていることを特徴とする請求項5記載の接触・非接触兼用ICモジュール。
- 前記開口がICモジュールの外縁からICモジュール中心に向う長さ方向を有する先細り端部を有する矩形状であって、アンテナ接続用端子板の中心に対して、ICモジュールの樹脂モールド部側に開口中心が位置するように形成されていることを特徴とする請求項5記載の接触・非接触兼用ICモジュール。
- 以下の(1)の<ICモジュールの準備>工程で準備した接触・非接触兼用ICモジュールを、(2)の<ICカード基体の製造>工程で製造したICカード基体のICモジュール装着用凹部内に、(3)の<ICモジュールの装着>工程で装着することを特徴とするデュアルインターフェースICカードの製造方法。
(1)<ICモジュールの準備>
(a)表面に接触端子板を有し、背面中心部にはICチップを封止した樹脂モールド部と当該樹脂モールド部を囲む略矩形環状の平面部を有し、前記平面部に2個または2個以上のアンテナ接続用端子板を有するようにした接触・非接触兼用ICモジュールを準備する工程、
(b)上記接触・非接触兼用ICモジュールをICカード基体のICモジュール装着用凹部内に接着させる接着シートに、前記アンテナ接続用端子板を納める部分とそれに加えて樹脂モールド部側面に間隙を有する、矩形状または長円形状の開口を形成する工程、
(c)上記(b)の工程で準備した接着シートを、(a)の工程で準備した接触・非接触兼用ICモジュールに、前記開口のアンテナ接続用端子板を納める部分からアンテナ接続用端子板が露出するようにラミネートする工程、
(2)<ICカード基体の製造>
(a)アンテナコイルを埋設したICカード基体を準備し、当該ICカード基体にICモジュールのアンテナ接続用端子板を載置する第1凹部と、当該第1凹部の内側にICモジュールの樹脂モールド部を納める深さの第2凹部と、からなるICモジュール装着用凹部を掘削する工程、
(b)第1凹部面にアンテナコイル接続用凹孔をさらに掘削して、カード基体内の2箇所のアンテナコイル両端を露出させる工程、
(3)<ICモジュールの装着>
(a)導電性接着剤を前記アンテナコイル接続用凹孔に充填する工程、
(b)前記接着シートラミネート済みの接触・非接触兼用ICモジュールをICモジュール装着用凹部内に装填し、表面側端子板面から軽い熱圧をかけて、ICモジュールの端子板を接着シートによりICモジュール第1凹部面に接着固定させると共に、アンテナ接続用端子板とアンテナ両端を電気的に接続する工程、
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007009147A JP4952266B2 (ja) | 2007-01-18 | 2007-01-18 | デュアルインターフェースicカードとその製造方法、接触・非接触兼用icモジュール |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007009147A JP4952266B2 (ja) | 2007-01-18 | 2007-01-18 | デュアルインターフェースicカードとその製造方法、接触・非接触兼用icモジュール |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2008176549A JP2008176549A (ja) | 2008-07-31 |
JP4952266B2 true JP4952266B2 (ja) | 2012-06-13 |
Family
ID=39703527
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2007009147A Active JP4952266B2 (ja) | 2007-01-18 | 2007-01-18 | デュアルインターフェースicカードとその製造方法、接触・非接触兼用icモジュール |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4952266B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN103443807B (zh) * | 2011-05-04 | 2016-03-30 | 盛华金卡智能科技(深圳)有限公司 | 双界面卡 |
FR3086098B1 (fr) * | 2018-09-18 | 2020-12-04 | Smart Packaging Solutions | Procede de fabrication d'un module electronique pour objet portatif |
DE102021002072A1 (de) | 2021-04-20 | 2022-10-20 | Giesecke+Devrient Mobile Security Gmbh | Chipmodul und Chipkarte sowie Verfahren zu deren Herstellung |
Family Cites Families (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4400982B2 (ja) * | 2000-02-24 | 2010-01-20 | 大日本印刷株式会社 | 非接触icカード |
JP2003248808A (ja) * | 2002-02-25 | 2003-09-05 | Dainippon Printing Co Ltd | Icカード用icモジュール及び接触型非接触型共用icカード、非接触型icカード |
JP4184776B2 (ja) * | 2002-12-16 | 2008-11-19 | 大日本印刷株式会社 | Icカード |
JP4173390B2 (ja) * | 2003-03-19 | 2008-10-29 | トッパン・フォームズ株式会社 | Icカード |
-
2007
- 2007-01-18 JP JP2007009147A patent/JP4952266B2/ja active Active
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2008176549A (ja) | 2008-07-31 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
KR102069334B1 (ko) | 칩 카드 모듈을 위한 회로를 생성하는 방법 및 칩 카드 모듈을 위한 회로 | |
US6568600B1 (en) | Chip card equipped with a loop antenna, and associated micromodule | |
RU2461105C2 (ru) | Устройство с электронным интерфейсом, система и способ его изготовления | |
US11222861B2 (en) | Dual-interface IC card module | |
CN101322231B (zh) | 高密度三维半导体晶片封装 | |
US10366320B2 (en) | Dual-interface IC card | |
CN100527412C (zh) | 电子电路模块及其制造方法 | |
JP4945682B2 (ja) | 半導体記憶装置およびその製造方法 | |
JP4952266B2 (ja) | デュアルインターフェースicカードとその製造方法、接触・非接触兼用icモジュール | |
US20110189824A1 (en) | Method for manufacturing an electronic device | |
JP5011766B2 (ja) | Icカード用icモジュール | |
JP4422494B2 (ja) | Icカードおよびsim | |
JP2014178731A (ja) | 半導体装置の製造方法 | |
KR100610144B1 (ko) | 플립 칩 조립 구조를 가지는 칩-온-보드 패키지의 제조 방법 | |
JP3877988B2 (ja) | 半導体装置 | |
JP2007114991A (ja) | 複合icカードと複合icカード用icモジュール | |
JP2007034786A (ja) | 複合icカードおよびその製造方法 | |
JP4736557B2 (ja) | Icカード用icモジュールとその製造方法 | |
CN106408070B (zh) | 接触式智能卡及制造方法 | |
JP2008269648A (ja) | 接触型非接触型共用icカード | |
JPH11288449A (ja) | Icモジュール、icカードおよびicチップの樹脂封止方法 | |
JP4335823B2 (ja) | 接触端子モジュール | |
CN101740410B (zh) | 芯片封装结构的制程 | |
EP3062266A1 (en) | Ic module, ic card, and ic module substrate | |
JP2005070915A (ja) | 複合icカードと複合icカードの製造方法 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20091019 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20120206 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20120214 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20120227 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 4952266 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150323 Year of fee payment: 3 |