JP2003067447A - 住宅情報提供システム,装置,方法,並びにプログラム - Google Patents

住宅情報提供システム,装置,方法,並びにプログラム

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JP2003067447A
JP2003067447A JP2001261178A JP2001261178A JP2003067447A JP 2003067447 A JP2003067447 A JP 2003067447A JP 2001261178 A JP2001261178 A JP 2001261178A JP 2001261178 A JP2001261178 A JP 2001261178A JP 2003067447 A JP2003067447 A JP 2003067447A
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JP
Japan
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house
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user
housing
environment
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Application number
JP2001261178A
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English (en)
Inventor
Yoshifumi Sogabe
敬文 曽我部
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Daiwa House Industry Co Ltd
Original Assignee
Daiwa House Industry Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明の目的は、ユーザーが家に居ながらに
して、あたかも住宅展示場を見学しているように、簡単
に住宅に関する情報を得ることを可能とする、住宅情報
提供システム,装置,方法,並びにプログラムを提供す
る。 【解決手段】 インターネットを含む通信回線網を使用
して、住宅に関する情報を提供するシステムであって、
サーバーコンピュータと、このサーバーコンピュータに
通信回線網を介して接続されたユーザーコンピュータと
を備え、サーバーコンピュータは、住宅または住宅の素
材に関する情報と、住宅,素材について所定の環境下で
変化した状態を示す環境付加情報とを有し、通信回線網
を介して各情報をユーザーコンピュータへ提示する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は住宅情報提供システ
ム,装置,方法,並びにプログラムに係り、特に、ユー
ザーが住宅展示場に行かなくても、あたかも住宅展示場
にいるような感覚で情報を得ることが可能な、住宅情報
提供システム,装置,方法,並びにプログラムに関す
る。
【0002】
【従来の技術】住宅を建設するとき、顧客は、住宅展示
場に足を運ぶ場合が多い。住宅展示場には、実際に各施
工メーカーの建築物件が立ち並び、外観を見たり、或い
は各建築物件の中に入り、部屋全体のイメージを把握し
たり、床や壁の性能やインテリア性を確認することがで
きる。
【0003】その結果、顧客は、その住宅展示場におい
て各メーカー比較を容易に行うことができる。各メーカ
ーも、競合他社が同敷地内に存在することで、他社動向
や顧客ニーズの収得等が容易に可能となり、また顧客サ
ービス向上が活性化されることになる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、住宅展示場
は、各メーカーにとって、顧客を容易に得ることのでき
る市場である一方、その運営維持にかかるコストは非常
に高いものである。実際に建築物件を展示するためにか
かる、場所(土地)の維持管理費、物件施工費、物件の
維持管理費等により、展示場における対顧客成約に対す
るコスト回収率という観点からみると不都合な点もあ
る。
【0005】また、顧客が、住宅関連の情報を入手する
ために、住宅展示場または住宅販売業者等に出向くこと
が必要となったり、あるいは逆に、営業員が顧客を訪問
して情報を提供することが必要となるので、地域的、時
間的な制約が生ずる。
【0006】その上、外装や内装などに修正、変更等を
加えたい場合でも、サンプルを見るだけで、実際にその
素材を使用した全体像を把握することができないため、
購入者の考えていたイメージと実際に完成した外観とに
多少の違いが発生することがあり、顧客満足を十分に満
たすことができないことがあった。
【0007】さらに住宅販売業者等が住宅関連の情報を
一般消費者に効果的に提供したい場合、カタログ等の印
刷物を作成し、広く一般消費者に配布することが必要と
なり、膨大な費用と労力を必要としていた。
【0008】また、顧客の住宅に対するニーズは多様化
しており、顧客一人一人のニーズに合った情報を、迅速
に提供することが必要である。最近では、住宅寿命が従
来の30年程度から50年程度に延びてきており、今後
は、建物の品質の向上、技術の進歩により100年まで
延びると言われている。これにより、顧客とメーカーと
の付き合いも長いものになると想定されており、保守,
リフォーム,増改築などについても、的確且つスピーデ
ィな対応が望まれている。
【0009】本発明の目的は、ユーザーが家に居ながら
にして、あたかも住宅展示場を見学しているように、簡
単に住宅に関する情報を得ることを可能とする、住宅情
報提供システム,装置,方法,並びにプログラムを提供
することにある。
【0010】本発明の他の目的は、住宅建築の潜在需要
を掘り起こすとともに、訪問営業への負担を軽減し、効
率的な営業システムを構築することが可能な、住宅情報
提供システム,装置,方法,並びにプログラムを提供す
ることにある。
【0011】また、本発明の目的は、顧客が情報を取得
しながら、順次、住宅に関する知識を深めていくことが
可能な、住宅情報提供システム,装置,方法,並びにプ
ログラムを提供することにある。
【0012】さらに、本発明の目的は、住まいに関する
あらゆる情報を提供することが可能な、住宅情報提供シ
ステム,装置,方法,並びにプログラムを提供すること
にある。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記課題は、本発明の請
求項1に係る住宅情報提供システムによれば、インター
ネットを含む通信回線網を使用して、住宅に関する情報
を提供するシステムであって、サーバーコンピュータ
と、該サーバーコンピュータに前記通信回線網を介して
接続されたユーザーコンピュータと、を備え、前記サー
バーコンピュータは、住宅または住宅の素材に関する情
報と、前記住宅,素材について所定の環境下で変化した
状態を示す環境付加情報と、を有し、前記通信回線網を
介して、前記各情報を前記ユーザーコンピュータへ提示
することにより解決される。
【0014】このように、本発明の住宅情報提供システ
ムによれば、ユーザーがサーバーコンピュータにアクセ
スすることにより、住宅または素材に関する情報が得ら
れるだけでなく、住宅,素材について、所定の環境下で
変化した状態を知ることができる。
【0015】なお、前記サーバーコンピュータには、前
記住宅または住宅の素材に関する情報、または前記住
宅,素材について所定の環境下で変化した状態を示す環
境付加情報を、前記通信回線網を介して供給する外部コ
ンピュータが接続されている。外部コンピュータは、ハ
ウスメーカー、素材メーカー、設備メーカー、金融機
関、設計事務所、官公庁・団体のうち少なくとも一つに
設置されている。
【0016】前記環境付加情報は、音環境、光環境、温
度環境のいずれかの環境の変化に対して形成されるもの
である。環境付加情報により、ユーザーは、外から住宅
内に入ってくる騒音レベルや、住宅内で発生する音の大
きさ、或いは、住宅内で照明を利用したときの雰囲気
や、日照による住宅内の明度の変化、或いは、住宅の種
類や素材別に変化する室温の違い等について、あたかも
住宅内にいるように、体感的に情報を得ることが可能と
なる。
【0017】なお、音環境に関する環境付加情報につい
ては、ユーザーに客観的に情報を伝達するために、音の
大きさレベルを示す数値データとして提示されると好適
である。
【0018】また、前記各情報については、画像情報と
して提示されると好適である。すなわち、住宅や素材を
写真などの画像で示すのは勿論のこと、音環境に関する
環境付加情報であれば計測器の画像として示したり、温
度環境に関する環境付加情報あれば温度を色別に表した
画像として示す。これにより、ユーザーに受け入れられ
易い情報を提供することが可能となる。
【0019】本発明の住宅情報提供システムを実現する
ための装置として、請求項7に係る装置は、インターネ
ットを含む通信回線網を使用して、住宅展示を行う装置
であって、ユーザーの指示情報が入力される入力部と、
住宅または住宅の素材に関する情報と、前記住宅または
住宅の素材について所定の環境によって変化させた環境
付加情報とを記憶する記憶部と、前記ユーザーの指示情
報に基づいて、前記記憶部から前記指示情報に合致する
情報を検索する処理、を行う演算部と、前記演算部によ
り検索された結果を出力する出力部とを備えている。
【0020】なお、上記装置において、前記入力部また
は出力部は通信回線網に接続されている。
【0021】本発明の請求項9に係る住宅情報を提供す
る方法は、インターネットを含む通信回線網を使用し
て、住宅情報の提供を行う方法であって、住宅の外観お
よび内部を示す住宅モデル情報を提示し、該住宅モデル
の種類別または前記住宅を構成する素材別に、前記住宅
内での音の聞こえの違いを示すことを特徴とする。
【0022】或いは、本発明の請求項10に係る情報提
供方法は、インターネットを含む通信回線網を使用し
て、住宅情報の提供を行う方法であって、住宅の外観お
よび内部を示す住宅モデル情報を提示し、該住宅モデル
の種類別または前記住宅を構成する素材別に、光による
発色の違いを示すことを特徴とする。
【0023】さらに、本発明の請求項11に係る情報提
供方法は、インターネットを含む通信回線網を使用し
て、住宅情報の提供を行う方法であって、住宅の外観お
よび内部を示す住宅モデル情報を提示し、該住宅モデル
の種類別または前記住宅を構成する素材別に、地域,季
節,方角を含む条件下での室温の違いを示すことを特徴
とする。
【0024】本発明の請求項12に係るプログラムは、
インターネットを含む通信回線網に接続されたコンピュ
ータにおいて、ユーザーの指示情報を取得する処理と、
該指示情報に基づいて、住宅の外観および内部を示す住
宅モデル情報を提示する処理と、前記指示情報に基づい
て、前記住宅モデルの種類別または前記住宅を構成する
素材別に、前記住宅内部での音の聞こえの大きさを示す
音環境データを読み込む処理と、前記音環境データを出
力する処理と、を前記コンピュータに実行させるもので
ある。
【0025】また、本発明の請求項13に係るプログラ
ムは、インターネットを含む通信回線網に接続されたコ
ンピュータにおいて、ユーザーの指示情報を取得する処
理と、該指示情報に基づいて、住宅の外観および内部を
示す住宅モデル情報を提示する処理と、前記指示情報に
基づいて、前記住宅モデルの種類別または前記住宅を構
成する素材別に、光による発色の違いを示す光環境デー
タを読み込む処理と、前記光環境データを出力する処理
と、を前記コンピュータに実行させるものである。
【0026】さらに、本発明の請求項14に係るプログ
ラムは、インターネットを含む通信回線網に接続された
コンピュータにおいて、ユーザーの指示情報を取得する
処理と、該指示情報に基づいて、住宅の外観および内部
を示す住宅モデル情報を提示する処理と、前記指示情報
に基づいて、前記住宅モデルの種類別または前記住宅を
構成する素材別に、地域,季節,方角を含む条件下での
室温の違いを示す温度環境データを読み込む処理と、前
記温度環境データを出力する処理と、を前記コンピュー
タに実行させるものである。
【0027】なお、前記プログラムを、CD−ROM或
いはハードディスク等の記録媒体に記録した構成として
も良い。
【0028】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施の形態を図
面に基づいて説明する。なお、以下に説明する処理ステ
ップ、装置等は本発明を限定するものでなく、本発明の
趣旨の範囲内で種々改変することができるものである。
【0029】図1乃至図32は本発明の一実施の形態例
を示すものであり、図1は住宅情報提供システムの概念
図、図2は住宅情報提供システムを実現するハード構成
を示す説明図、図3は住宅情報提供システムにおける情
報提供の流れを示す説明図である。
【0030】図4は予科プログラムで提供される情報一
覧を示す説明図、図5は正科プログラムで提供される情
報一覧を示す説明図、図6は専科プログラムで提供され
る情報一覧を示す説明図、図7は別科プログラムで提供
される情報一覧を示す説明図である。
【0031】図8は住宅展示場モデル情報を示す説明
図、図9は住宅の外観に係る住宅モデル情報および説明
情報を示す説明図、図10は住宅の内部に係る住宅モデ
ル情報及び説明情報を示す説明図である。
【0032】図11及び図12は住宅内の部屋や機能か
ら情報取得を行う場合に表示される画面の一例を示す説
明図、図13は設計変更のシュミレーションを行う場合
に表示される画面の一例を示す説明図である。
【0033】図14は音環境の検証を行う場合に表示さ
れる画面の一例を示す説明図、図15は騒音レベルを特
定するためのデータの一例を示す説明図、図16は光環
境の検証を行う場合に表示される画面の一例を示す説明
図、図17は居室の明るさレベルを特定するためのデー
タの一例を示す説明図である。
【0034】図18は温度環境の検証を行う場合に表示
される画面の一例を示す説明図、図19は住宅別に所定
の条件下での室温に関するデータの一例を示す説明図、
図20は認証画面を示す説明図、図21はユーザーが必
要としている情報の選択方法を示す概念図、図22乃至
図32はプログラムによる処理の流れを示すフローチャ
ートである。
【0035】本例の住宅情報提供システムSは、図1に
示すように、インターネットなどの通信回線網を介し
て、ハウスメーカーや素材メーカーから住宅や素材に関
する情報を収集し、この情報をユーザーに提示したり、
ユーザーから得られたニーズなどをハウスメーカーや素
材メーカーへフィードバックするものである。
【0036】そして、本例の住宅情報提供システムSに
よれば、ユーザーは、あたかも住宅展示場にいるような
感覚で情報を閲覧することが可能となる。すなわち、本
例の住宅情報提供システムSでは、単に住宅の外観や、
内部の構造或いは内装インテリアなどを提示するだけで
なく、住宅内で種々の照明を利用したときの雰囲気や、
日照による住宅内の明度の変化、或いは、住宅内での騒
音レベルや室温などについて、ユーザーが体感的に情報
を得ることができるように構成されている。
【0037】また、本例の住宅情報提供システムSで
は、住宅に関する情報について、予科プログラム、正科
プログラム、専科プログラム、別科プログラムという段
階別に情報が提供されるように構成されている。ユーザ
ーは、各プログラムを経て情報を得ていくことにより、
順を追って、無理なく、住宅に関する知識を深めて行く
ことが可能である。
【0038】本例の住宅情報提供システムSは、図2に
示すように、サーバーコンピュータ100と、ユーザー
コンピュータ200と、外部コンピュータ300と、情
報通信網(インターネット)Iなどを少なくとも含んで
構成されている。
【0039】サーバーコンピュータ100は、本発明に
おける住宅情報提供システムSの装置を構成するもので
あり、CPU101,入力部102,出力部103,送
受信部104,記憶部110を備えている。
【0040】記憶部110は、HDD111,ROM1
12,RAM113を備えており、ROM112には、
コンピュータシステムのハードウェア制御のための基本
的な各種プログラムが格納されている。また、RAM1
13は、後述するアプリケーションプログラムのワーク
エリアとして機能するように構成されている。
【0041】記憶部110のHDD111には、オペレ
ーティングシステムプログラム及びアプリケーションプ
ログラムが格納されている。アプリケーションプログラ
ムは、本例の住宅情報提供システムSの基本的機能を実
現するための基本プログラムである。
【0042】また、HDD111には、住宅に関する各
種情報が格納されている。これらの情報は、ハウスメー
カーや素材メーカーに設置された外部コンピュータから
送信されるものである。本例では、住宅に関する情報に
ついて、主として、住宅や素材の説明情報と、映像とし
て表示されるモデル情報が備えられている。
【0043】住宅または素材の説明情報は、メーカーが
提案する商品について特徴を説明したものであり、テキ
ストデータとして、説明情報記憶部111aに記憶され
る。本例の住宅情報提供システムでは、この説明情報に
関連して、複数のキーワードが作成されている。
【0044】このようにキーワードを設けておくことに
より、後述するように、ユーザーの要望と照合し易くな
り、ユーザーのニーズに合った適切な情報を提供するこ
とが可能となる。なお、キーワードについては、外部で
作成しても良く、或いは、サーバーコンピュータ側で作
成しても良い。
【0045】なお、上記説明情報は、次述するモデル情
報に関連付けられており、説明情報と画像情報が一致す
るように構成されている。例えば、住宅Aに関する説明
情報であれば、その説明情報は、住宅Aを示す住宅モデ
ル情報に関連付けられて記憶されている。
【0046】モデル情報としては、住宅展示場の全体を
示す住宅展示場モデル情報、住宅展示場を構成する各住
宅の外観と内部及び間取りを示す住宅モデル情報、住宅
を構成する素材を示す素材モデル情報、住宅モデルの種
類別または住宅を構成する素材別に、住宅内部での音の
聞こえの大きさを示す音声環境モデル情報、光による発
色の違いを示す光環境モデル情報、地域,季節,方角を
含む条件下での室温の違いを示す温度環境モデル情報、
を備えている。これらの各情報は、画像情報として、モ
デル情報記憶部111bに記憶されている。
【0047】住宅展示場モデル情報は、住宅展示場の全
体像を映像として表示するためのものである。住宅展示
場モデル情報は、複数枚の静止画像を組み合わせて、動
画として表示可能に構成されている。このようにして、
住宅展示場を示す画像が動画として表示されることによ
り、ユーザーは、住宅展示場内を歩いているような感覚
で、情報を閲覧することが可能となる。
【0048】住宅展示場モデル情報が表示されていると
き、ユーザーにより、展示場内に表示された各住宅のう
ち所定のものが指定された場合、その住宅に関する詳細
情報が表示される。このため、住宅展示場モデル情報に
おいて示される住宅と、次述する住宅モデル情報とは関
連付けられて記憶されている。
【0049】住宅モデル情報は、各ハウスメーカーが提
案するモデルハウスを示すものであり、外観と、内部そ
れぞれについて画像が表示される。また、それぞれの住
宅が有する具体的機能を示すため、説明情報も前記画像
に合わせて提示される。
【0050】素材モデル情報は、クロス、床、カーペッ
トなどの内装材と、外壁、屋根、内装材、バルコニーな
どの外装材など、住宅を構成する素材を示すものであ
る。素材モデル情報についても、前記した説明情報が対
応しており、各素材の持つ特徴が画像とともに表示可能
に構成されている。
【0051】素材モデル情報としては、他に、タンス,
ベッド,ダイニングセット,勉強机,照明,家電などの
什器についての什器モデル情報を含んでいても良い。こ
れらの什器モデル情報を備えることにより、ユーザー
は、間取りに関するシュミレーションを行うときに、よ
り具体的な検証を行うことが可能となる。
【0052】さらに、前記住宅モデル情報に対応して、
間取り図モデルが設けられている。間取り図モデルは、
各住宅の間取りを平面的に示すものである。この間取り
図モデルに基づいて、部屋割りや方位の検討或いは家具
の配置などを十分に検討することが可能となる。
【0053】音声モデル情報は、住宅内で発生する音、
或いは、住宅の外から入ってくる音の大きさに関するモ
デルである。住宅内で発生する音としては、例えば、ド
アの開閉音、隣室の話し声、階上の足音、排水音などが
あり、また、住宅の外から入ってくる音としては、車の
走行音、車のエンジン音、犬の鳴き声、街宣車の音楽や
声、ヘリコプター・飛行機の音、工事音などがある。
【0054】音声モデル情報としては、上記それぞれの
音について、住宅または素材の種類別に、複数のモデル
が設けられている。これにより、ユーザーは、住宅や素
材による音の聞こえの違いを検討することが可能とな
る。なお、本例では、音声モデル情報について、ユーザ
ーに提示したときユーザーが客観的に判断できるよう
に、音を発生させるのではなく、数値データとして表示
されるように構成されている。
【0055】光環境モデル情報は、光の種類によって、
部屋の見え方、或いは什器の見え方の違いを示すもので
あり、日光または照明などの光により、部屋の印象が変
化することをユーザーに伝えるためのモデルである。光
環境モデル情報は、壁紙,カーペット,什器など、部屋
内の色について、太陽光下での発色、各照明下での発色
について、それぞれ映像化してモデルとして形成してい
る。
【0056】本例では、太陽光、蛍光灯、白熱灯、の三
種類の光の下での発色が比較できるようになっている。
なお、光については上記三種類に限らず、例えば蛍光灯
について、赤みがかった色の蛍光灯、青みがかった色の
蛍光灯、白色の蛍光灯、など複数種類に分けて比較でき
るようにしても良い。
【0057】温度環境モデル情報は、各部屋の寒暖を示
すものであり、各ハウスメーカーから取得した室内温度
データに基づいて作成される。室内温度データは、ハウ
スメーカーが提案する住宅の各居室について、季節毎に
測定したデータから作成される。寒暖については、住宅
の種類、仕様、地域、方角によって変わるため、それぞ
れのケースに対応してデータが設けられている。
【0058】また、寒暖に関する情報としては、ユーザ
ーに提供したときに、ユーザーがより体感的に情報を得
ることができるように、数字でなく、サーモグラフィー
のように色で表示すると好適である。この場合は、例え
ば、28度以上である場合は赤、24度から28度の場
合は緑、24度以下の場合は青、などの色別に示すよう
にする。
【0059】上記各モデル情報は、HDD111のモデ
ル情報記憶部111bに記憶されている。各モデル情報
は、サーバーコンピュータ100が提供するホームペー
ジに表示可能とされている。したがって、ユーザーがサ
ーバーコンピュータ100にアクセスすることにより、
ホームページ上で上記各モデルを閲覧することができ
る。
【0060】各モデル情報は、ユーザーがホームページ
上で、所定のものを選択したとき、この選択指示に基づ
いて、HDDから該当するモデル情報が読み込まれ、ホ
ームページ上に表示されるように構成されている。
【0061】さらに、HDD111には、ユーザーの個
別情報を記憶する個別情報記憶部111cが設けられて
いる。本例の住宅情報提供システムSでは、後述するよ
うに、会員のみが閲覧可能なウェブサイトを備えてお
り、このウェブサイトを閲覧するために会員登録する
際、ユーザーの個別情報が登録される。
【0062】個別情報は、サーバーコンピュータに直接
入力されても良いが、通常は、ユーザーコンピュータ2
00から送信される。個別情報がユーザーコンピュータ
200から送信された場合、情報は、サーバーコンピュ
ータ100の送受信部104で受信される。
【0063】送受信部104は、例えばモデムであり、
通信回線網Iに接続され、サーバーコンピュータ10
0、ユーザーコンピュータ200、外部コンピュータと
の間でのデータの送受信を行うように構成されている。
なお、通信回線網Iとしては、インターネット、電話
線、ISDN回線、専用線、無線などが使用される。
【0064】なお、会員のみが閲覧可能なウェブサイト
では、ユーザーとサーバーコンピュータとの間でやりと
りされる情報の秘匿性を確保するために、制御部として
のCPU101に認証処理を行わせる構成としても良
い。この処理では、認証プログラムに基づいて、サーバ
ーコンピュータ100からユーザーコンピュータ200
へ認証フォームが送付される。認証フォームには、ユー
ザー側でIDやパスワードが入力される。
【0065】この場合、HDD111には、前記した個
別情報記憶部111cの他、ユーザーに付されたID及
びパスワードを記憶した認証情報記憶部111dが設け
られる。
【0066】次に、ユーザーコンピュータ200につい
て説明する。ユーザーコンピュータ200は、ユーザー
宅、展示場、営業所等に設置され、ユーザー自らが使用
して情報を取得する。また、ユーザーコンピュータ20
0を、ハウスメーカーの営業員や、住宅展示場の係員が
操作して、ユーザーへの説明を行う際に使用されること
もある。ユーザーコンピュータ200は、CPU20
1,入力部202,出力部203,送受信部204,記
憶部210を備えている。
【0067】ユーザーコンピュータ200は、送受信部
204を介してインターネットIへ接続することによ
り、サーバーコンピュータ100へアクセスできるよう
に構成されている。
【0068】なお、ユーザーコンピュータ200から、
サーバーコンピュータ100へのアクセスは、インター
ネット閲覧ソフトを使用して行うものとする。ユーザー
は、インターネット閲覧ソフトを介して、サーバーコン
ピュータ100の提供するホームページを閲覧し、ホー
ムページ上で情報入力や情報取得を行う。
【0069】記憶部210は、HDD211,ROM2
12,RAM213から構成されている。HDD211
には、サーバーコンピュータから受け取った住宅に関す
る情報などが記憶される。
【0070】また、ROM212には、コンピュータシ
ステムのハードウェア制御のための基本的な各種プログ
ラムが格納されている。RAM213は、プログラムの
ワークエリアとして機能するように構成されている。
【0071】ユーザーコンピュータ200としては、デ
スクトップ型のパソコンの他、モバイル端末を使用した
構成としても良い。モバイル端末としては、ノートパソ
コン、電子手帳型携帯情報ツールの他、携帯型ゲーム
機、携帯電話を含み、さらに本例の住宅情報提供システ
ム専用の携帯用端末を含むものである。
【0072】このように、ユーザーコンピュータ200
をモバイル端末とすることにより、ユーザーはどこにい
ても、住宅情報提供システムを利用することが可能とな
り、タイムリーな情報取得が可能となる。
【0073】次に、ハウスメーカーや素材メーカーで使
用される外部コンピュータ300について説明する。外
部コンピュータは、ハウスメーカー、素材メーカー、設
備メーカー、金融機関、設計事務所、官公庁・団体等に
設置され、サーバーコンピュータ100へ必要な情報を
送出する。
【0074】外部コンピュータ300は、CPU30
1,入力部302,出力部303,送受信部304,記
憶部310を備えている。外部コンピュータ300は、
送受信部304を介してインターネットIへ接続するこ
とにより、サーバーコンピュータ100へアクセスでき
るように構成されている。
【0075】なお、外部コンピュータ300から、サー
バーコンピュータ100へのアクセスは、インターネッ
ト閲覧ソフトを使用するか、或いはメールを送受信する
ことにより行う。
【0076】この外部コンピュータ300のうち、ハウ
スメーカーや素材メーカーに設置された外部コンピュー
タ300からは、前記した各モデル情報が送付される。
外部コンピュータ300から送付されるモデル情報とし
ては、サーバーコンピュータ100側ですぐに使用でき
る状態で送付するようにしても良いが、とりあえず加工
しない状態で送付し、サーバーコンピュータ100側で
加工を行うようにしても良い。
【0077】このとき、音声モデル情報と、光環境モデ
ル情報については、ユーザーが適切に比較を行うことが
できるように、同一レベルの音や照明に基づいて作成さ
れるることが好ましい。このため、外部コンピュータ3
00からサーバーコンピュータ100へ情報を送付する
際、音声モデル情報については、遮音等級値などの数値
データを添付するようにすると良い。
【0078】また、光環境モデル情報について、外部コ
ンピュータ300から各光環境下での映像が得られない
場合は、サーバーコンピュータ100側で、基準画像を
ベースとし、基準画像のコントラストやRGBの階調を
調整して、太陽光、蛍光灯、白熱灯の下での各発色を再
現すると良い。
【0079】なお、外部コンピュータ300のうち、金
融機関,設計事務所,官公庁・団体等に配設されたもの
からは、モデル情報が提供されるのではなく、例えば、
金融機関であればローンに関する情報が提供され、設計
事務所であれば建築に関するアドバイス情報が提供さ
れ、官公庁・団体であれば、法律に関する情報が提供さ
れる。
【0080】また、外部コンピュータ300に、本例の
住宅情報提供システムSの運用者の内部サイトを含めた
構成としても良い。例えば、本例の住宅情報提供システ
ムSを、ハウスメーカーが運用している場合、サーバー
コンピュータ100と、ハウスメーカーの社内サイトが
リンクしていることにより、さらに具体的でタイムリー
な情報をユーザーへ提供することが可能となる。
【0081】次に、本例の住宅情報提供システムの具体
的な動作について説明する。本例の住宅情報提供システ
ムは、図3に示すように、予科プログラム,正科プログ
ラム,専科プログラム,別科プログラムという4つのプ
ログラムを備えており、それぞれのプログラムにおい
て、異なる情報が提供されるように構成されている。
【0082】ユーザーがサーバーコンピュータ100に
アクセスすると、始めにプログラム選択のページが表示
され、ユーザーは所望のプログラムを選択することがで
きる。初めて住宅情報提供システムSを利用する場合
は、先ず、予科プログラムから閲覧を開始する。予科プ
ログラムは、認証処理を経なくても、誰でもアクセスす
ることが可能なページである。
【0083】予科プログラムは、住まいづくりの情報サ
イトであり、図4に示すように、住宅作りのための基本
的情報が提供される。ここで提供される情報は、例え
ば、住宅施工に関する一般情報として、敷地と住宅面積
の関係、住宅設備の種類、住宅のメンテナンス、一般的
な間取り、一般的な外構、ガーデニング、住まいの疑問
に対する解決策などの情報が提供される。
【0084】さらに、予科プログラムでは、家が建つま
での工程、家を建てる際に必要な費用、過去の事例、過
去の事例から学ぶポイントなど、住宅建設の初期段階で
ユーザーにとって有用になる情報が提供される。
【0085】さらに、予科プログラムでは、分譲に関す
る情報、土地に関する情報などが提供される。土地に関
しては、敷地調査依頼或いは現場調査依頼を受け付ける
ようにしても良い。土地に関する調査依頼がある場合
は、ユーザーに、土地の所在地など必要事項の書き込み
が促される。書き込まれた情報は、メール等により所定
の調査会社へ送付される。
【0086】また、予科プログラムでは、ユーザーから
の質問を受け付け、それに対する回答を提示するサービ
スも行われる。質問がある場合は、ユーザーに所定のフ
ォームが送付され、質問事項の書き込みが促される。質
問は、メール等により、サーバーコンピュータ100ま
たは外部コンピュータ300に送付される。
【0087】メールで送付された質問については、質問
の内容に応じて、サーバーコンピュータ100または外
部コンピュータ300から回答が送付され、回答情報
は、ユーザーコンピュータ200へメールにて送付され
る。なお、質問と回答のやり取りについては、メールの
他、ホームページ上の書き込み可能なスペース(例えば
掲示板)で行うようにしても良い。
【0088】また、予科プログラムにおいて、ユーザー
への講習を行うようにしても良い。講習としては、例え
ば、より良い家造りを行うための演習として、ユーザー
に自由に間取りや庭造りを考えてもらい、出来上がった
作品についてホームページ上でコンテストを行うように
する。
【0089】或いは、ユーザーに、住宅施工に関する知
識を深めてもらうために、通信講座のような形で、ユー
ザーに情報を提供するようにしても良い。例えば、住宅
に関する設問を表示し、ユーザーはこの設問に対して答
えを入力する。そして、その答えについて正否を通知す
る。なお、ユーザーの回答状況について、正否結果を集
計した後、成績優秀者を発表するなどして、ユーザーに
対する参加意識とやる気を向上させるようにしても良
い。
【0090】また、上記講習では、結果を発表するだけ
でなく、設問に関する解説や、次回の傾向と対策などの
情報も提示するようにする。このようにして、ユーザー
は、ホームページ上で遊びながら、住宅施工に関する知
識を得ることが可能となる。
【0091】なお、上記各情報について、ユーザーが無
理なく、順次情報を得ることができるように、初級編と
中級編に分けて提示するようにしても良い。また、過去
に提供された情報についても閲覧できるように、所定期
間、情報をストックしておくようにすると好適である。
【0092】また、予科プログラムの情報については、
ユーザーがホームページにアクセスしたときだけでな
く、メールマガジンとして、定期的にユーザーに配信さ
れるようにしても良い。
【0093】さらに、予科プログラムでサイトマップを
示し、本例の住宅情報提供システムSの全体を通して、
どのような情報が提供されるのかを一覧として示すよう
にしても良い。
【0094】このように、予科プログラムでは、潜在的
に住宅の購入を考えているユーザーに対し、住宅に関す
る基本的な情報を提供することにより、さらに住宅購入
へのステップを進めるように構成されている。
【0095】予科プログラムで基本的な知識が得られた
ら、次いで、正科プログラムへと進む。正科プログラム
では、ユーザーが家にいながらにして、あたかも住宅展
示場にいるかのように、住宅に関する情報を体感的に得
ることを可能とする情報が提供される。
【0096】正科プログラムでは、ユーザーが実際にど
のような家を建てるのかについての検討がなされる。し
たがって、正科プログラムでは、図5に示すように、予
科プログラムで提示された情報よりも、より具体的で詳
細な情報が提示される。
【0097】正科プログラムでは、各ハウスメーカーが
提案している住宅モデルや、内装材、什器、外壁、屋
根、玄関、バルコニーなどの要素モデルを、映像として
閲覧できるようになっている。
【0098】先ず、ユーザーがスタートボタンをクリッ
クすると、図8に示すように、住宅が並んだ仮想住宅展
示場が3D画像として表示される。ユーザーは、画面上
に矢印で示されているポインタを移動させることによ
り、この仮想住宅展示場内を移動しながら、種々の住宅
を閲覧することができる。
【0099】そして、ユーザーが所定の住宅を指定する
ことによって、指定された住宅について、さらに詳細な
情報が表示される。例えば、図9及び図10に示すよう
に、住宅の外観または内部が3D画像として表示される
と共に、住宅の特徴を述べた説明文が表示される。
【0100】住宅内部については、図示されているもの
に限らず、リビング、キッチン、玄関ホール、洋室な
ど、各居室について表示され、それぞれの居室につい
て、拡大イメージが示される。これにより、ユーザー
は、細部にわたって十分に検討することが可能となる。
【0101】このようにして、ユーザーはホームページ
上で、「住宅を見る」体験と、「住宅の説明を聞く」体
験をすることが可能となる。これらの体験を通して、ユ
ーザーは、より具体的に、自分の建築する家についての
イメージを固めていくことが可能となる。
【0102】なお、本例の住宅情報提供システムSで
は、上記のように、住宅展示場から所定の住宅を選択
し、この住宅について詳細な情報を取得する他、住宅を
構成する居室の種類や、住宅に備えられた機能から情報
取得を行うことができる。
【0103】この場合は、メーカーに関係なく、リビン
グ、キッチン、玄関ホール、洋室、洗面所、などの居室
別、または、収納、換気システム、防火・防水構造、バ
リアフリーなどの機能別に、各居室または機能の説明
や、設備選択のポイント等に関する情報を取得すること
ができる。
【0104】このとき、例えば図11に示す画面より、
部屋別に検索するのか、機能別に検索するのかについて
選択する。そして、どちらかが選択された場合には、項
目一覧が提示され、この中から所望の項目を選択するこ
とにより、所定の部屋または機能に関する情報を得るこ
とが可能となる。
【0105】例えば、バリアフリーを選択したのであれ
ば、図12に示すように、バリアフリーを重視した作り
となっている住宅一覧と、それぞれの住宅に関する詳細
な情報、及びその住宅を提案しているハウスメーカーが
示される。
【0106】なお、上記のように、住宅の居室の種類別
に検索を行ったり、機能別に検索を行う他に、ユーザー
の購入資金に応じて、購入可能な住宅を検索する構成
や、ユーザーの所有している敷地の広さに応じて、その
敷地に建設可能な住宅を検索する構成を設けても良い。
【0107】この場合は、説明情報記憶部111aに記
憶されている住宅の説明情報のうち、住宅の価格に関す
るデータまたは住宅の建坪に関するデータを使用し、ユ
ーザーの購入資金またはユーザーの敷地面積と、これら
データを比較して、合致するものを選出する。
【0108】そして、ユーザーへ、選出された住宅モデ
ルとその説明が提示されるが、このとき、敷地、間取
り、外構の計画ポイントなど、ユーザーが住宅建築を行
う上で役立つ情報をあわせて提示するようにしても良
い。
【0109】なお、住宅の購入資金に基づいて住宅情報
を検索した場合、ローンに関するシュミレーションがで
きるような構成としても良い。ローンに関するシュミレ
ーションを行うことにより、住宅ローンを支払うのにど
れくらいの期間がかかるのか、また月々或いは年間の返
済総額はどれくらいになるのか等について概略を把握す
ることが可能となる。
【0110】さらに、本例の住宅情報提供システムSで
は、情報を閲覧するだけでなく、ユーザー側で設計変更
等のシュミレーションを行うことも可能である。
【0111】従来の住宅展示場であれば、住宅の内装な
どについては、展示されているイメージに限られてしま
い、壁紙やカーペットを変更した場合のイメージについ
て確認することはできなかった。すなわち、設計変更を
行う場合、壁紙やカーペットのサンプルがあったとして
も、サンプルを見るだけであり、そのサンプルを使用し
た場合の全体像について確認することができなかった。
【0112】本例の住宅情報提供システムSでは、住宅
の外装や内装を変更したときの全体のイメージを画面上
で確認することができる。例えば、図13に示すよう
に、住宅内の所定の居室(ここでは和室)について、壁
の部分をクリックすることにより、複数種の壁紙からな
る一覧表が提示される。この一覧表から所望のものを選
ぶと、部屋の壁紙が、選択された壁紙に変更されて表示
されるようにする。このようにして、所定の素材を使用
したときの全体のイメージを把握することができる。
【0113】なお、外装についても同様に、外壁材、屋
根、バルコニー等について、設計変更したときの全体の
イメージを画面上で確認することができる。ユーザー
は、住宅を新築するとき、或いはリフォームや増築する
ときに、具体的なイメージを確認してから、最終的な決
断をすることが可能となる。
【0114】また、本例の住宅情報提供システムSで
は、上記のように、壁紙や外壁などを変更したイメージ
を確認するだけでなく、表示された部屋の中に、家具や
照明などの什器を配設して、部屋の広さや用途を確認す
ることができるように構成されている。家具や照明、什
器などは、複数の種類及びサイズのものが用意されてお
り、ユーザーはこれらのなかから所望のものを選択する
ことができる。
【0115】また、本例の住宅情報提供システムSで
は、住宅モデルについて、単に映像を見たり、説明を得
るだけでなく、住宅内での音や、光環境によって変わる
居室内のイメージや、居室内の寒暖について、体感的に
情報を得ることができるように構成されている。
【0116】図14乃至図19は、音,光環境,寒暖に
ついて、リビングでの検証を行うときの画面を示すもの
である。音に関する検証については、部屋の外から入っ
て来る音の検証であれば、画面上に、車の走行音、車の
エンジン音、犬の鳴き声、街宣車の音楽や声、ヘリコプ
ター・飛行機の音、工事音などを選択できるボタンが表
示され、いずれかのボタンをクリックすることにより、
所定の音について、リビングの中でどれくらいの音が聞
こえるのかが表示される。
【0117】また、部屋の中での音については、ドアの
開閉音、隣室の話し声、階上の足音、排水音などを選択
できるボタンが表示され、いずれかのボタンをクリック
することにより、所定の音について、リビングの中でど
れくらいの音が聞こえるのかが表示される。
【0118】本例では、音について、ユーザーに客観的
に伝えるために、数値データとして提示される。例え
ば、図14に示すように、騒音レベルを示す計器を表示
し、この計器において、騒音レベルを数値で示すように
する。
【0119】さらに、住宅に使われている資材を変更し
た場合、騒音のレベルがどれくらい変化するのかをシュ
ミレーションできるような構成としても良い。例えば、
図14に示すように、「素材を変更する」ボタンをクリ
ックすることにより、例えばサッシの種類一覧を示すペ
ージが提示される。この一覧から、所定のサッシを選択
した後、再度、音の検証を行うことができるようにす
る。
【0120】上記騒音レベルを示す計器を表示する場合
は、サーバーコンピュータ100に、図15に示すよう
な、騒音レベルを特定するためのデータを記憶させてお
く。データは、所定の住宅の居室において、所定の音が
どのくらいのレベルで聞こえるのかについて、壁材及び
サッシの素材別に所定の数値が設けられている。
【0121】部屋の内部の音についても、上記した外か
ら入ってくる音と同様に、音の種類別に検証を行う。こ
のときも、素材別に検証を行うことが可能であり、例え
ば、ドアの種類毎に、開閉時に発生する音のレベルを確
認できるようにする。
【0122】光環境に関する検証では、図16に示すよ
うに、例えば、太陽光、蛍光灯、白熱灯、のいずれかを
選択できるボタンを表示しておき、いずれかのボタンを
クリックすることにより、所定の照明下での部屋の様子
を示すイメージ画像が表示されるようにする。
【0123】これにより、光環境が変化した場合に、部
屋の明るさがどのように変わるのか、或いは、素材別
に、照明の種類によって、どのように発色が変わるのか
を確認することが可能となる。
【0124】このようにして、ユーザーは、どのような
照明を使用するか考察したり、壁紙などについて、太陽
光下、照明光下での発色を確認しながら、素材を選択す
ることが可能となる。
【0125】なお、光環境に関する検証において、画面
上にイメージのみを表示するようにしても良いが、明る
さについてより客観的に示すために、図16に示すよう
な計器を表示するようにしても良い。この計器は、リビ
ング、寝室、書斎などの部屋の種類別、部屋の広さや向
き等の条件別に、所定の照明を使用したときの明るさの
度合いを表示するものである。
【0126】上記した計器を表示する場合は、サーバー
コンピュータ100に、図17に示すようなデータを記
憶させておく。データは、住宅の種類、住宅の向き、光
の種類に応じて、所定の数値が対応して設けられてい
る。
【0127】図17のデータでは、各居室に対応して、
照明の種類毎に、明るさレベルを示す数値が定められて
いる。ここでは、標準を5とし、標準より暗い場合は5
未満の数値、標準より明るい(眩しい)場合は5より大
きい数値が、その度合いに応じて付されている。
【0128】住宅の温度環境に関しては、住宅内の居室
について、室温を検証することができるようにする。寒
暖については、住宅の種類、仕様、地域、方角によって
変わるため、各ケース毎にデータを準備し、寒暖に関す
る情報提供がなされるようにする。
【0129】図18に示す例では、地域と月を選択し、
また、住宅を建てた場合の方位を特定することにより、
居室温度がどれくらいになるのか、また、エアコンをつ
けたとき室温がどのように変化するのかを検証できるよ
うに構成されている。この例では、居室温度について色
で示すようにしている。
【0130】温度環境に関する検証を可能とするため
に、サーバーコンピュータ100には、図19に示すよ
うなデータが記憶されている。図19に示すデータは、
地域、住宅の種類、仕様、住宅の向き、月、エアコンの
有無別に、居室それぞれの室温を示す数値が設けられて
いる。
【0131】さらに、上記した音環境,光環境,温度環
境の他に、住宅の耐震性について体験できる構成として
も良い。この場合は、住宅の種類別に、震度毎の住宅の
ゆれをデータ化しておき、所定の住宅と震度が選択され
たとき、住宅のゆれを示すようにする。
【0132】住宅のゆれについては指数で示すようにす
ると良い。なお、指数で示す場合は、各指数が、どれく
らいのゆれを示すのかについて、予めユーザーに説明文
として提示するようにしておく。
【0133】このようにして、ユーザーは、ホームペー
ジ上で、住宅展示場にいるような感覚で、「住宅に関し
て体験」することが可能となる。ユーザーは、これら
音,光環境,寒暖に関する情報について、住宅別或いは
各素材別にデータを取得し、これらを比較することがで
きる。
【0134】正科プログラムでは、上記のように、住宅
や素材に関して具体的なイメージを提供する他に、家を
建てるときの知識についても提供する。正科プログラム
で提供される情報は、予科プログラムで提供される情報
よりも、より具体的な内容となっている。
【0135】正科プログラムで提供される情報の一つと
して、日々の暮らしのなかで発生する出来事に対して、
どのような住宅であれば快適に過ごせるのかを説明した
情報がある。
【0136】日々の暮らしのなかで発生する出来事と
は、積雪、冬場の居室間の寒暖差、梅雨時のカビの発
生、夏場の高温および湿気、など季節に関するものや、
防犯や防災など危機管理に関するものについて、ワンポ
イントアドバイスがなされたり、これらの出来事に対応
している商品があれば、商品紹介などが行われる。
【0137】また、上記のように一年を通して起こる出
来事ではなく、人々のライフステージで発生する出来事
に対して、どのような家づくりが必要なのかの解説がな
される。人々のライフステージで発生する出来事とは、
子供の誕生、親との同居、高齢者の介護などであり、こ
れらの出来事についてワンポイントアドバイスがなされ
たり、各出来事に対応している商品があれば、商品紹介
などが行われる。
【0138】ユーザーは、正科プログラムで得た情報に
基づいて、提示された住宅や素材を比較して、お気に入
りの住宅を絞り込んで行く。このとき、必要であれば、
電子メール等でメーカー側にカタログ請求を行う。カタ
ログには情報が集約されて掲載されているため、容易に
比較を行うことが可能である。なお、資料としては、印
刷物としてのカタログでも良いが、ホームページ上で閲
覧可能なデジタルデータで作成されたカタログを提供す
るようにしても良い。
【0139】このようにして、お気に入りの住宅が見つ
かれば、その住宅を「お気に入り商品」として登録す
る。なお、お気に入り商品として登録した住宅につい
て、例えば設計図などの個別情報の取得や、さらに詳細
なシュミレーションについては、次述する専科プログラ
ムにおいて行う。
【0140】以上のように、正科プログラムでは、ユー
ザーへ具体的な商品について、イメージを提示したり、
その住宅内での仮想体験を提示することにより、ユーザ
ーに対して、住宅購入に向けてさらに動機付けを行うよ
うに構成されている。
【0141】予科プログラム、正科プログラムで住宅に
関する知識を得て、住宅建築を行う意思が固まったユー
ザーは、図6に示す専科プログラムに入り、お気に入り
商品についての詳細情報取得やシュミレーションを行っ
たり、或いは、ユーザー個々に対応した情報を得たり、
その情報に関するユーザー個別のシュミレーションを行
う。
【0142】専科プログラムの対象は、住宅を購入する
可能性の高いユーザーであるため、住宅や素材について
も、さらに詳細な情報からなる個別情報が提示される。
住宅や素材に関する個別情報とは、住宅や素材に関する
より詳細な情報であり、例えば、住宅の設計図、過去に
行われた施工例がある。
【0143】専科プログラムでは、会員登録したユーザ
ーにのみ、情報提供が行われる。ここでは、ユーザー専
用のページが設けられ、そのページにおいてユーザーに
固有の情報が提供される。
【0144】専科プログラムについては、会員になった
ユーザーのみが閲覧可能となっており、情報を閲覧する
際に認証処理が行われる。認証処理では、ユーザー側に
は、図20に示すような認証ページが送付される。認証
は、ユーザーのログイン情報が正しいかどうか調べて、
正しければアクセス権を与えるプロセスである。
【0145】この認証画面においてユーザーそれぞれに
付されたID及びパスワードの入力がなされる。そし
て、正しいID及びパスワードが入力されて初めて、ペ
ージが表示されるように構成されている。
【0146】ユーザーは、専科プログラムに登録すると
き、ユーザー情報を提供する。そして、提供されたユー
ザー情報に基づいて、種々の情報が配信される。ユーザ
ー情報としては、ユーザーの氏名、住所、年齢、家族構
成、家族の年齢、親との同居予定、住宅建設で重視する
点、希望建設地、土地の所在地、土地の面積などの情報
が提供される。
【0147】専科プログラムでは、正科プログラムでユ
ーザーが選択した住宅について、さらに詳しい検討が行
われる。先ず、ユーザーが選択した住宅について、シュ
ミレーションが行われる。ここでは、間取りに関するシ
ュミレーションと、ローンに関するシュミレーションが
行われる。
【0148】間取りに関するシュミレーションでは、ユ
ーザーのニーズに対応して絞り込まれた住宅について、
外装や内装の仕様変更を検討したり、居室内に什器を配
置したり、照明を変更して発色を確認したり、音環境や
温度環境について検証する。これらの検証は、正科プロ
グラムと同様な方法で行われる。
【0149】なお、専科プログラムのシュミレーション
では、正科プログラムでのシュミレーションに比して多
くのメニューを用意したり、選択肢においてより豊富な
バリエーションを提示して、会員への特典としても良
い。
【0150】専科プログラムでは、認証処理によりユー
ザー情報の秘匿性が守られており、また、前記したよう
に、詳細なユーザー情報が得られているので、ローンに
関するシュミレーションサービスについても、前記した
正科プログラムでのローンシュミレーションより、実際
に即したシュミレーションが行われる。
【0151】ローンシュミレーションでは、住宅の価
格、設計変更を行った場合の追加額、ユーザーの手持ち
の頭金額、ユーザーの収入など、より具体的な数字がユ
ーザーより提示され、これらの数字に応じて、シュミレ
ーションがなされる。ユーザーは、シュミレーションの
結果を見て、返済可能性や返済期間について、十分な検
討を行うことが可能となる。
【0152】なお、専科プログラムでは、膨大な情報の
なかから、ユーザーのニーズに合った情報が選別して提
供されるので、正科プログラムでお気に入りの住宅が選
択できなかった場合でも、この専科プログラムで、ニー
ズを満たす住宅を簡単に選択することが可能である。
【0153】サーバーコンピュータ100では、図21
に示すように、上記個別情報と、説明情報記憶部111
aのキーワードを対比させ、ユーザーが必要としている
情報を選択して提供する。例えば、ユーザーの個別情報
を参照し、参照の結果、親と同居する予定があると判断
された場合、二世帯住宅やバリアフリー住宅に関する情
報がユーザーに提供される。
【0154】また、希望建設地を参照して、ユーザーの
希望の場所に、ハウスメーカーから売り出されている宅
地情報や建売分譲住宅の情報があれば、それらの情報を
提示する。
【0155】このように、専科プログラムでは、ユーザ
ーは自宅にいながら、住宅展示場で営業員から情報を提
示されるように、自分のためだけに抽出された有用な情
報を得ることが可能となる。
【0156】また、ユーザーだけでなく、メーカーの営
業員や実際の住宅展示場の係員がシステムを利用したと
きでも、各ユーザーに対してきめ細かい対応が可能とな
り、有効な営業活動の実現というメリットを得ることが
可能となる。
【0157】上記のように、専科プログラムでは、ユー
ザーそれぞれに、ニーズに合致した情報が提供される
が、よりニーズに合致した情報を提供するために、ユー
ザーが会員登録するときに、個別情報を登録する他、住
宅建設に関して重視している点についてアンケートがな
されるようにしても良い。アンケートは、例えば、ユー
ザーにいくつかの項目を提示し、その中からユーザーが
所望のものを選択する形式でなされる。
【0158】提示される項目としては、外観,広さ,素
材,耐震性,バリアフリー,収納,防音,防虫,防災,
庭,採光性,通風性,気密性,二世帯対応,などがあ
り、ユーザーはこれらの項目から、複数を選択すること
ができる。
【0159】なお、アンケート結果については、集計処
理を行った上で、外部コンピュータ300に送出される
ようにしても良い。外部コンピュータ300は、アンケ
ート結果から、ユーザーの多様化するニーズを把握し、
さらに質の高いサービスを提供することが可能となる。
【0160】また、専科プログラムで、外部コンピュー
タ300から提供される特選情報を提示するようにして
も良い。特選情報は、会員登録しているユーザーにのみ
提示されるものである。
【0161】特選情報としては、ハウスメーカーの推薦
する住宅や素材に関する情報、最新の金融情報などが提
供される。特選情報はユーザーにとって有用であるばか
りでなく、住宅情報提供システムSの運営者側にとって
も、会員獲得のためのツールとなるものであり、これに
より多くの会員を獲得することが可能となる。
【0162】さらに、専科プログラムにおいて、土地の
面積に基づいて、その土地の広さで建設可能な住宅の情
報が提供されるようにしても良い。そして、土地に関し
て、敷地調査依頼或いは現場調査依頼を受け付けるよう
にしても良い。調査依頼がある場合は、ユーザーに、土
地の所在地など必要事項の書き込みが促される。書き込
まれた情報は、メール等により所定の調査会社へ送付さ
れる。
【0163】さらにまた、専科プログラムで、資金相
談、間取り相談、老後の資金運用相談について、専門家
を紹介するようにしても良い。この場合は、コンサル依
頼フォームを提示し、ユーザーに必要事項が書き込まれ
た後、メール等により所定のコンサルタントへ送付され
る。
【0164】このように、専科プログラムでは、ユーザ
ー個々に特有な情報の提供が行われたり、ユーザーそれ
ぞれについて、個別にシュミレーションやコンサル等が
行われ、実際の商談に近い形で情報が提供される。専科
プログラムにより、ユーザーは、住宅建築に関してさら
に詳細な情報を獲得し、具体的なプランを形成すること
が可能となる。
【0165】別科プログラムでは、前記予科プログラ
ム、正科プログラム、専科プログラムの流れとは別に、
図7に示すように、宅地分譲地や建売分譲地の案内など
の情報が提供されたり、或いは、カタログ請求の受付、
実際の住宅展示場の案内、サイトに関するアンケートな
どが行われる。
【0166】ここでは、前記専科プログラムのように、
ユーザー個々について、サーバーコンピュータ側に詳細
な情報が登録されていないので、宅地分譲地や建売分譲
地の情報は、登録されている情報全てが表示される。こ
れらの情報は、ユーザーが閲覧し易いように、地域別、
価格別、路線別などのカテゴリーに分けて表示される。
【0167】以上のようにして、住宅情報提供システム
Sにより住宅に関する情報が提供される。なお、上記実
施例では、情報について主にホームページ上で表示する
ものとして説明したが、これに限らず、情報をCDRや
ビデオテープに記録し、自宅のテレビなどで閲覧するよ
うにしても良い。
【0168】次に、図22乃至図32に基づいて、本例
の住宅情報提供システムにおけるプログラム処理につい
て説明する。先ず、ステップS1で、ユーザーからのア
クセスが確認されると、ステップS2乃至ステップS5
で、どのプログラムが選択されたのかが判定される。
【0169】ステップS2では、予科プログラムが選択
されたかどうかが判定される。予科プログラムが選択さ
れたと判定された場合(ステップS2;Yes)、処理
Aに進む。
【0170】予科プログラムが選択されたと判定されな
かった場合(ステップS2;No)、ステップS3に進
み、正科プログラムが選択されたかどうかが判定され
る。正科プログラムが選択されたと判定された場合(ス
テップS3;Yes)、処理Bに進む。
【0171】正科プログラムが選択されたと判定されな
かった場合(ステップS3;No)、ステップS4に進
み、専科プログラムが選択されたかどうかが判定され
る。専科プログラムが選択されたと判定された場合(ス
テップS4;Yes)、処理Cに進む。
【0172】専科プログラムが選択されたと判定されな
かった場合(ステップS4;No)、ステップS5に進
み、別科プログラムが選択されたかどうかが判定され
る。別科プログラムが選択されたと判定された場合(ス
テップS5;Yes)、処理Dに進む。また、別科プロ
グラムが選択されたと判定されなかった場合(ステップ
S5;No)、処理を終了する。
【0173】次に、処理Aについて説明する。処理Aは
予科プログラムでの情報提示処理であり、先ずステップ
S11で、情報の提示が要求されたかどうかが判定され
る。
【0174】情報の提示が要求されたと判定された場合
(ステップS11;Yes)、ステップS12で、敷地
と住宅面積の関係、住宅設備の種類、住宅のメンテナン
ス、一般的な間取り、一般的な外構、ガーデニング、住
まいの疑問に対する解決策などの一般情報や土地情報な
どが提供される。
【0175】情報の提供が要求されたのではないと判定
された場合(ステップS11;No)、ステップS13
に進み、調査依頼の要求があったかどうかが判定され
る。調査依頼の要求がされたと判定された場合(ステッ
プS13;Yes)、ステップS14で調査依頼フォー
ムの送付がなされる。
【0176】ステップS15で、ユーザーにより情報入
力がなされた調査依頼フォームが受信されたかどうかが
判定される。ユーザー情報が入力された調査依頼フォー
ムが受信されたと判定された場合(ステップS15;Y
es)、ステップS16で調査会社のメールアドレスが
読み込まれ、ステップS17でメールが送信される。
【0177】ユーザー情報が入力された調査依頼フォー
ムが受信されなかったと判定された場合(ステップS1
5;No)、及び、ステップS13で、調査依頼が要求
されたのではないと判定された場合(ステップS13;
No)、ステップS18に進み、質問送付の要求があっ
たかどうかが判定される。
【0178】質問送付の要求があったと判定された場合
(ステップS18;Yes)、ステップS19に進み、
質問入力フォームの送付がなされる。ステップS20で
は、ユーザーにより質問情報が入力がなされた質問入力
フォームが受信されたかどうかが判定される。
【0179】ユーザー情報が入力された質問入力フォー
ムが受信されたと判定された場合(ステップS20;Y
es)、ステップS21で外部コンピュータにメールが
送信される。
【0180】ユーザーにより質問情報が入力された質問
入力フォームが受信されなかったと判定された場合(ス
テップS20;No)、および、ステップS18で、質
問送付の要求がされたのではないと判定された場合(ス
テップS18;No)、ステップS22に進み、講習の
要求があったかどうかが判定される。
【0181】講習の要求があったと判定された場合(ス
テップS22;Yes)、ステップS23に進み、設問
フォームの送付がなされる。ステップS24では、ユー
ザーにより設問への回答情報が入力がなされた設問フォ
ームが受信されたかどうかが判定される。
【0182】ユーザーにより回答が入力された設問フォ
ームが受信されたと判定された場合(ステップS24;
Yes)、ステップS25でユーザーによる回答が記憶
部に記憶される。ユーザーにより回答が入力された設問
フォームが受信されなかったと判定された場合(ステッ
プS24;No)、ステップS26へ進む。
【0183】ステップS26では、前回の結果について
の情報取得要求があったかどうかが判定される。前回の
結果についての情報取得要求があったと判定された場合
(ステップS26;Yes)、ステップS27で、サー
バーコンピュータの記憶部から、前回の結果についての
情報が読み込まれ、ステップS28でユーザーへ情報が
送信される。
【0184】これにより、ユーザー側には、前回の設問
に関する結果や、解説、次回の傾向と対策などの情報が
提示される。なお、前回の結果についての情報取得要求
があったと判定されなかった場合(ステップS26;N
o)、処理を終了する。
【0185】図24乃至図29のフローチャートは、正
科プログラムでの情報提供処理の流れを示すものであ
り、特に、住宅のイメージ情報の閲覧と、シュミレーシ
ョンに係る処理の流れを示すものである。住宅のイメー
ジ情報の閲覧について、正科プログラムでは、住宅展示
場モデルを閲覧しながら所定の住宅を特定して情報を得
る方法と、住宅の機能を特定して情報を得る方法とがあ
る。
【0186】住宅展示場モデルを閲覧しながら所定の住
宅を特定して情報を得る方法を、処理B1として示す。
また、住宅の機能を特定して情報を得る方法を、処理B
2として示す。
【0187】処理B1では、ステップS31で記憶部か
ら住宅展示場モデルが読み込まれ、ステップS32で住
宅展示場モデルが提示される。
【0188】次に、ステップS33で、住宅展示場モデ
ル内の所定の住宅が指定されたかどうかが判定される。
所定の住宅が指定されたと判定された場合(ステップS
33;Yes)、ステップS34でその住宅に関する詳
細な情報が読み込まれ、ステップS35で情報が提示さ
れる。なお、所定の住宅が指定されていないと判定され
た場合(ステップS33;No)、所定の住宅が指定さ
れるまで、ステップS32〜ステップS33の処理を繰
り返す。
【0189】ステップS36では、住宅の一部について
変更の要請がされたかどうかが判定される。変更の要請
がされたと判定された場合(ステップS36;Ye
s)、処理B3に進む。なお、処理B3については後述
する。
【0190】設計変更の要請がされたと判定されなかっ
た場合(ステップS36;No)、ステップS37に進
み、環境シュミレーションの要請がされたかどうか判定
される。環境シュミレーションの要請がされたと判定さ
れた場合(ステップS37;Yes)、処理B4に進
む。なお、処理B4については後述する。
【0191】環境シュミレーションの要請がされたと判
定されなかった場合(ステップS37;No)、処理を
終了する。
【0192】処理B2では、ステップS41で機能別に
分類された情報一覧が読み込まれ、ユーザーに提示され
る。次に、ステップS42で、上記一覧のなかから、所
定の機能が選択されたかどうかが判定される。
【0193】ステップS42で、所定の機能が選択され
たと判定された場合(ステップS42;Yes)、ステ
ップS43でその機能に関する詳細な情報が読み込ま
れ、ステップS44で情報が提示される。なお、所定の
機能が指定されていないと判定された場合、所定の機能
が選択されるまで、ステップS41〜ステップS42の
処理を繰り返す。
【0194】ステップS45では、所定の機能を備えて
いるとして提示された住宅の一部について、変更の要請
がされたかどうかが判定される。変更の要請がされたと
判定された場合(ステップS45;Yes)、処理B3
に進む。なお、処理B3については後述する。
【0195】変更の要請がされたと判定されなかった場
合(ステップS45;No)、ステップS46に進み、
環境シュミレーションの要請がされたかどうか判定され
る。環境シュミレーションの要請がされたと判定された
場合(ステップS46;Yes)、処理B4に進む。な
お、処理B4については後述する。
【0196】環境シュミレーションの要請がされたと判
定されなかった場合(ステップS46;No)、処理を
終了する。
【0197】処理B3は、住宅の外装や内装に関する変
更シュミレーションに係る処理であり、ステップS51
で、変更シュミレーションを行うと特定された箇所の確
認が行われる。次いで、ステップS52で、設計変更を
行う場合の変更候補の提示が行われる。
【0198】ステップS53で、変更候補の選定が行わ
れたかどうか判定される。変更候補の特定が行われたと
判定された場合(ステップS53;Yes)、ステップ
S54で変更候補を使用したイメージデータが読み込ま
れ、ステップS55で、変更後の住宅イメージが提示さ
れる。
【0199】変更候補の特定が行われたと判定されなか
った場合(ステップS53;Yes)、変更候補の特定
が行われるまで、ステップS52〜ステップS53の処
理を繰り返す。
【0200】処理B4は環境シュミレーションに係る処
理であり、先ず環境シュミレーションの種類の特定が行
われる。ここでは、ステップS61で、音環境シュミレ
ーションに係る処理であるかどうかが判定される。
【0201】音環境シュミレーションに係る処理である
場合(ステップS61;Yes)、処理B4−1に進
む。以下、まず処理B4−1について説明する。処理B
4−1では、ステップS62で、部屋の外から入ってく
る音の検証であるのかどうかが判定される。
【0202】部屋の外から入ってくる音の検証であると
判定された場合(ステップS62;Yes)、ステップ
S63で部屋の外から入ってくる音の一覧が提示され
る。ユーザーが一覧から所定の音を選択すると、ステッ
プS64で、選択された音と、住宅のタイプ及び素材か
ら特定される音レベルが読み込まれて提示される。
【0203】ステップS65では、他の音についてシュ
ミレーションを続けて行うかどうかが判定される。外部
からの音についてのシュミレーションをさらに続けて行
うと判定された場合(ステップS65;Yes)、ステ
ップS63〜ステップS65の処理を繰り返す。
【0204】外部からの音についてさらに続けてシュミ
レーションを行うと判定されなかった場合(ステップS
65;No)、ステップS66で、住宅のタイプや素材
を変えた場合の音環境シュミレーションを行うかどうか
が判定される。
【0205】住宅のタイプや素材を変えた場合の音環境
シュミレーションを行うと判定された場合(ステップS
66;Yes)、ステップS67で、他のタイプの住宅
や素材の一覧が提示される。
【0206】ユーザーが一覧から所定の住宅または素材
を選択すると、ステップS68で、音の一覧を提示する
かどうかが判定される。音一覧を提示すると判定された
場合(ステップS68;Yes)、ステップS69でど
の音が選択されたのかが確認され、ステップS70で、
選択された住宅または素材の下における、選択された音
のレベルが読み込まれて提示される。
【0207】なお、音一覧を提示すると判定されなかっ
た場合(ステップS68;No)、ステップS63で選
択された音について、選択された住宅または素材の下に
おける音のレベルが読み込まれて提示される。
【0208】ステップS71では、さらに続けて、住宅
のタイプや素材を変えた場合の音環境シュミレーション
を行うかどうかが判定される。さらに続けてシュミレー
ションを行うと判定された場合(ステップS71;Ye
s)、ステップS67〜ステップS71の処理を繰り返
す。
【0209】住宅のタイプや素材を変えた場合の音環境
シュミレーションをさらに行うと判定されなかった場合
(ステップS71:No)、ステップS72で、住宅内
部で発生する音に関するシュミレーションを行うかどう
かが判定される。
【0210】住宅内部で発生する音に関するシュミレー
ションを行うと判定された場合(ステップS72;Ye
s)、ステップS73で、住宅内部で発生する音の一覧
が提示される。
【0211】ユーザーが一覧から所定の音を選択する
と、ステップS74で、選択された音と、住宅のタイプ
及び素材から特定される音レベルが読み込まれて提示さ
れる。
【0212】ステップS75では、他の音についてシュ
ミレーションを続けて行うかどうかが判定される。住宅
内部で発生する音についてのシュミレーションをさらに
続けて行うと判定された場合(ステップS75;Ye
s)、ステップS73〜ステップS75の処理を繰り返
す。
【0213】住宅内部で発生する音についてさらに続け
てシュミレーションを行うと判定されなかった場合(ス
テップS75;No)、ステップS76で、素材を変え
た場合の音環境シュミレーションを行うかどうかが判定
される。
【0214】素材を変えた場合の音環境シュミレーショ
ンを行うと判定された場合(ステップS76;Ye
s)、ステップS77で、他のタイプの素材一覧が提示
される。ユーザーが一覧から所定の素材を選択すると、
ステップS78で、音の一覧を提示するかどうかが判定
される。音一覧を提示すると判定された場合(ステップ
S78;Yes)、ステップS79でどの音が選択され
たのかが確認され、ステップS80で、選択された住宅
または素材の下における、選択された音のレベルが読み
込まれて提示される。
【0215】なお、音一覧を提示すると判定されなかっ
た場合(ステップS78;No)、ステップS72で選
択された音について、選択された住宅または素材の下に
おける音のレベルが読み込まれて提示される。
【0216】ステップS81では、さらに続けて、素材
を変えた場合の音環境シュミレーションを行うかどうか
が判定される。さらに続けてシュミレーションを行うと
判定された場合(ステップS81;Yes)、ステップ
S77〜ステップS81の処理を繰り返す。
【0217】住宅内部の音について、素材を変えた場合
の音環境シュミレーションをさらに行うと判定されなか
った場合(ステップS81:No)、或いは、初めのス
テップS61で音環境に関するシュミレーションではな
いと判定された場合(ステップS61;No)、ステッ
プS82で、光環境に関するシュミレーションを行うか
どうかが判定される。
【0218】光環境に関するシュミレーションを行うと
判定された場合(ステップS82;Yes)、処理B4
−2に進む。また、光環境に関するシュミレーションを
行うと判定されなかった場合(ステップS82;N
o)、処理B4−2のステップS100に進む。なお、
処理B4−2のステップS100以降の処理については
後述する。
【0219】処理B4−2では、先ずステップS91
で、太陽光、蛍光灯、白熱灯などの光に関する一覧が提
示される。ユーザーが一覧から所定の光を選択すると、
ステップS92で、選択された光と、この光の下での居
室の様子を示すイメージが読み込まれて提示される。
【0220】ステップS93では、光環境についてさら
に続けてシュミレーションを行うかどうかが判定され
る。光環境についてさらに続けてシュミレーションを行
うと判定された場合(ステップS93;Yes)、ステ
ップS91〜ステップS93の処理を繰り返す。
【0221】光環境についてさらに続けてシュミレーシ
ョンを行うと判定されなかった場合(ステップS93;
No)、ステップS94で、居室のタイプや素材を変え
た場合の光環境シュミレーションを行うかどうかが判定
される。
【0222】居室のタイプや素材を変えた場合の光環境
シュミレーションを行うと判定された場合(ステップS
94;Yes)、ステップS95で、他のタイプの居室
や素材の一覧が提示される。
【0223】ユーザーが一覧から所定の居室または素材
を選択すると、ステップS96で、光一覧を提示するか
どうかが判定される。光一覧を提示すると判定された場
合(ステップS96;Yes)、ステップS97でどの
光が選択されたのかが確認され、ステップS98で、選
択された住宅または素材の下における、選択された光に
よるイメージが読み込まれて提示される。
【0224】なお、光一覧を提示すると判定されなかっ
た場合(ステップS96;No)、ステップS91で選
択された光について、選択された住宅または素材の下に
おけるイメージが読み込まれて提示される。
【0225】ステップS99では、さらに居室のタイプ
や素材を変えた場合の光環境シュミレーションを行うか
どうかが判定される。さらにシュミレーションを行うと
判定された場合(ステップS99;Yes)、ステップ
S95〜ステップS99の処理を繰り返す。
【0226】光環境に関するシュミレーションをさらに
行うと判定されなかった場合(ステップS99:No)
と、ステップS100で、温度環境に関するシュミレー
ションを行うかどうかが判定される。
【0227】温度環境に関するシュミレーションを行う
と判定された場合(ステップS100;Yes)、処理
B4−3に進む。温度環境に関するシュミレーションを
行うと判定されなかった場合(ステップS100;N
o)、処理を終了する。
【0228】処理B4−3では、先ずステップS111
で、地域、季節、部屋の向き、などの条件一覧が提示さ
れる。
【0229】ユーザーが一覧から所定の条件を選択する
と、ステップS112で、選択された条件と、この条件
の下での居室の温度に関するデータが読み込まれて提示
される。
【0230】ステップS113では、温度環境について
さらに続けてシュミレーションを行うかどうかが判定さ
れる。別の条件についてのシュミレーションを行うと判
定された場合(ステップS113;Yes)、ステップ
S111〜ステップS113の処理を繰り返す。
【0231】別の条件についてのシュミレーションを行
うと判定されなかった場合(ステップS113;N
o)、ステップS114で、居室のタイプや素材を変え
た場合の温度環境シュミレーションを行うかどうかが判
定される。
【0232】居室のタイプや素材を変えた場合の温度環
境シュミレーションを行うと判定された場合(ステップ
S114;Yes)、ステップS115で、他のタイプ
の居室や素材の一覧が提示される。
【0233】ユーザーが一覧から所定の居室または素材
を選択すると、ステップS116で、条件の一覧を提示
するかどうかが判定される。条件一覧を提示すると判定
された場合(ステップS116;Yes)、ステップS
117でどの条件が選択されたのかが確認され、ステッ
プS118で、選択された条件と、居室のタイプ及び素
材に基づいて、居室の温度に関するデータが読み込まれ
て提示される。
【0234】なお、条件一覧を提示すると判定されなか
った場合(ステップS116;No)、ステップS11
1で選択された音について、選択された住宅または素材
の下における音のレベルが読み込まれて提示される。
【0235】ステップS119では、さらに住宅,素材
別に温度環境に関するシュミレーションを行うかどうか
が判定される。さらにシュミレーションを行うと判定さ
れた場合(ステップS119;Yes)、ステップS1
15〜ステップS119の処理を繰り返す。
【0236】温度環境に関するシュミレーションをさら
に行うと判定されなかった場合(ステップS119:N
o)、処理を終了する。
【0237】次に、専科プログラムでの情報提供処理の
流れについて説明する。専科プログラムでは、会員登録
したユーザーにのみ情報が提供されるため、先ず、認証
処理が行われる。
【0238】認証処理では、先ずステップS121で、
ユーザーからシステムへの接続がなされたことが確認さ
れると、ステップS122で、サーバーコンピュータ1
00からユーザーコンピュータ200へ認証ページの送
付が行われる。
【0239】ステップS123で、上記認証ページにお
いて、ユーザーからパスワードとIDの入力が行われた
ことが確認されると、ステップS124で、パスワード
とIDが一致しているかどうかが判定される。
【0240】パスワードとIDが一致していない場合
(ステップS124;No)、一致するまで入力が促さ
れるが、このとき、3回入力しても一致しない場合は、
処理を終了するようにしても良い。
【0241】パスワードとIDが一致していると判定さ
れた場合(ステップS124;Yes)、ステップS1
25で、パスワードまたはIDを参照して、ユーザーの
氏名など基本的な情報が読み出され、ステップS126
でサービスが開始される。
【0242】なお、本例では、認証画面にパスワードと
IDを入力することにより認証が行われる構成を示した
が、音声による認証を行う構成としても良い。この場合
は、予め、ユーザーの音声をサーバーコンピュータ10
0の記憶部110に登録しておき、ユーザーコンピュー
タ200において入力された音声と、登録された音声を
比較して、認証を行うようにする。
【0243】次に、専科プログラムでの処理の流れにつ
いて説明する。ここでは、特に、ユーザー個々につい
て、ニーズに合致した情報を提供するときの処理の流れ
(処理C)について説明する。
【0244】先ず、ステップS131で、ユーザーの個
別情報及びユーザーが重要視している項目が読み出され
る。ユーザーが重要視している項目については、事前ア
ンケート等により把握されている。
【0245】次に、ステップS132で、サーバーコン
ピュータに記憶されている、住宅の説明情報から作成さ
れたキーワードと、上記ユーザーの個別情報及びユーザ
ーが重要視している項目とを対比させる。
【0246】ステップS133では、上記対比の結果、
ユーザーのニーズに合致する情報があるかどうかが判定
される。合致する情報があると判定された場合(ステッ
プS133;Yes)、ステップS134で、情報が提
示される。合致する情報があると判定されなかった場合
(ステップS133;No)、処理を終了する。
【0247】次に、別科プログラムでの処理の流れにつ
いて説明する。ここでは、特に、ユーザーから要求され
た項目について、要求に合致した情報を提供するときの
処理の流れ(処理D)について説明する。
【0248】先ず、ステップS141で、ユーザーから
要求された事項が読み出される。ユーザーが要求してい
る項目については、例えば、ユーザーに所定のフォーム
に入力してもらうことにより把握される。
【0249】次に、ステップS142で、サーバーコン
ピュータに記憶されているキーワードと、上記ユーザー
からの要求項目とを対比させる。
【0250】ステップS143では、上記対比の結果、
合致する情報があるかどうかが判定される。合致する情
報があると判定された場合(ステップS143;Ye
s)、ステップS144で、情報が提示される。合致す
る情報があると判定されなかった場合(ステップS14
3;No)、処理を終了する。
【0251】
【発明の効果】以上のように、本発明の住宅情報提供シ
ステムによれば、ホームページ上で住宅に関する情報が
提供されるが、このとき、住宅の外観や内装を表示する
だけでなく、住宅内での音の聞こえ方や、異なる照明に
よる発色の変化、或いは室温の状況などが提示されるよ
うに構成されているので、ユーザーは家に居ながらにし
て、あたかも住宅展示場を見学しているように、住宅に
関する情報を得ることが可能となる。
【0252】このように、ユーザーが住宅展示場まで行
かなくても、住宅の中で体験しているように情報を得る
ことができるので、従来通りに住宅展示場を維持する必
要がなくなり、コストを削減することが可能となる。ま
た、従来ではわざわざ住宅展示場に出向いていなかった
人々を、ユーザーとして取り込むことが可能となり、潜
在需要の掘り起こしを図ることが可能となる。
【0253】また、本発明の住宅情報提供システムで
は、ユーザーの多様なニーズを取り込み、このニーズに
合わせて情報が提供されるので、ユーザーに対して必要
な情報を迅速に提供することが可能となる。そして、こ
のようにして取り込まれたニーズを、外部でも把握する
ことにより、メーカーからユーザーへさらに質の高いサ
ービスを提供することが可能となる。
【0254】さらにまた、本発明の住宅情報提供システ
ムを、メーカー等の営業員や係員が使用する場合におい
ても、膨大な情報のなかから顧客ニーズを満たす情報を
抽出して提供することできるので、有効な営業活動を行
うことが可能となる。
【0255】そして、本発明の住宅情報提供システムで
は、住宅に関する情報について、予科プログラム、正科
プログラム、専科プログラム、別科プログラムという段
階別に情報が提供されるように構成されている。ユーザ
ーは、各プログラムを経て情報を得ていくことにより、
順を追って、無理なく、住宅に関する知識を深めて行く
ことが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の住宅情報提供システムの概念図であ
る。
【図2】本発明の住宅情報提供システムを実現するハー
ド構成を示す説明図である。
【図3】住宅情報提供システムにおける情報提供の流れ
を示す説明図である。
【図4】予科プログラムで提供される情報一覧を示す説
明図である。
【図5】正科プログラムで提供される情報一覧を示す説
明図である。
【図6】専科プログラムで提供される情報一覧を示す説
明図である。
【図7】別科プログラムで提供される情報一覧を示す説
明図である。
【図8】住宅展示場モデル情報を示す説明図である。
【図9】住宅の外観に係る住宅モデル情報および説明情
報を示す説明図である。
【図10】住宅の内部に係る住宅モデル情報及び説明情
報を示す説明図である。
【図11】住宅内の部屋や機能から情報取得を行う場合
に表示される画面の一例を示す説明図である。
【図12】住宅内の部屋や機能から情報取得を行う場合
に表示される画面の一例を示す説明図である。
【図13】設計変更のシュミレーションを行う場合に表
示される画面の一例を示す説明図である。
【図14】音環境の検証を行う場合に表示される画面の
一例を示す説明図である。
【図15】騒音レベルを特定するためのデータの一例を
示す説明図である。
【図16】光環境の検証を行う場合に表示される画面の
一例を示す説明図である。
【図17】居室の明るさレベルを特定するためのデータ
の一例を示す説明図である。
【図18】温度環境の検証を行う場合に表示される画面
の一例を示す説明図である。
【図19】住宅別に所定の条件下での室温に関するデー
タの一例を示す説明図である。
【図20】認証画面を示す説明図である。
【図21】ユーザーが必要としている情報の選択方法を
示す概念図である。
【図22】プログラムによる処理の流れを示すフローチ
ャートである。
【図23】プログラムによる処理の流れを示すフローチ
ャートである。
【図24】プログラムによる処理の流れを示すフローチ
ャートである。
【図25】プログラムによる処理の流れを示すフローチ
ャートである。
【図26】プログラムによる処理の流れを示すフローチ
ャートである。
【図27】プログラムによる処理の流れを示すフローチ
ャートである。
【図28】プログラムによる処理の流れを示すフローチ
ャートである。
【図29】プログラムによる処理の流れを示すフローチ
ャートである。
【図30】プログラムによる処理の流れを示すフローチ
ャートである。
【図31】プログラムによる処理の流れを示すフローチ
ャートである。
【図32】プログラムによる処理の流れを示すフローチ
ャートである。
【符号の説明】
100 サーバーコンピュータ 200 ユーザーコンピュータ 300 外部コンピュータ 101,201,301 CPU 102,202,302 入力部 103,203,303 出力部 104,204,304 送受信部 110,210,310 記憶部 I インターネット S 住宅情報提供システム

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 インターネットを含む通信回線網を使用
    して、住宅に関する情報を提供するシステムであって、 サーバーコンピュータと、該サーバーコンピュータに前
    記通信回線網を介して接続されたユーザーコンピュータ
    と、を備え、 前記サーバーコンピュータは、住宅または住宅の素材に
    関する情報と、前記住宅,素材について所定の環境下で
    変化した状態を示す環境付加情報と、を有し、 前記通信回線網を介して、前記各情報を前記ユーザーコ
    ンピュータへ提示することを特徴とする住宅情報提供シ
    ステム。
  2. 【請求項2】 前記サーバーコンピュータには、前記住
    宅または住宅の素材に関する情報、または前記住宅,素
    材について所定の環境下で変化した状態を示す環境付加
    情報を、前記通信回線網を介して供給する外部コンピュ
    ータが接続されたことを特徴とする請求項1記載の住宅
    情報提供システム。
  3. 【請求項3】 前記外部コンピュータは、ハウスメーカ
    ー、素材メーカー、設備メーカー、金融機関、設計事務
    所、官公庁・団体のうち少なくとも一つに設置されたこ
    とを特徴とする請求項2記載の住宅情報提供システム。
  4. 【請求項4】 前記環境付加情報は、音環境、光環境、
    温度環境のいずれかの環境の変化に対して形成されるこ
    とを特徴とすることを特徴とする請求項1記載の住宅情
    報提供システム。
  5. 【請求項5】 前記音環境に関する環境付加情報は、音
    の大きさレベルを示す数値データとして提示されること
    を特徴とする請求項2記載の住宅情報提供システム。
  6. 【請求項6】 前記各情報は、画像情報として提示され
    ることを特徴とする請求項1記載の住宅情報提供システ
    ム。
  7. 【請求項7】 インターネットを含む通信回線網を使用
    して、住宅に関する情報を提供する装置であって、 ユーザーの指示情報が入力される入力部と、 住宅または住宅の素材に関する情報と、前記住宅または
    住宅の素材について所定の環境によって変化させた環境
    付加情報とを記憶する記憶部と、 前記ユーザーの指示情報に基づいて、前記記憶部から前
    記指示情報に合致する情報を検索する処理、を行う演算
    部と、 前記演算部により検索された結果を出力する出力部と、
    を備えたことを特徴とする装置。
  8. 【請求項8】 前記入力部または出力部は通信回線網に
    接続されたことを特徴とする請求項7記載の装置。
  9. 【請求項9】 インターネットを含む通信回線網を使用
    して、住宅情報の提供を行う方法であって、 住宅の外観および内部を示す住宅モデル情報を提示し、
    該住宅モデルの種類別または前記住宅を構成する素材別
    に、前記住宅内での音の聞こえの違いを示すことを特徴
    とする方法。
  10. 【請求項10】 インターネットを含む通信回線網を使
    用して、住宅情報の提供を行う方法であって、 住宅の外観および内部を示す住宅モデル情報を提示し、
    該住宅モデルの種類別または前記住宅を構成する素材別
    に、光による発色の違いを示すことを特徴とする方法。
  11. 【請求項11】 インターネットを含む通信回線網を使
    用して、住宅情報の提供を行う方法であって、 住宅の外観および内部を示す住宅モデル情報を提示し、
    該住宅モデルの種類別または前記住宅を構成する素材別
    に、地域,季節,方角を含む条件下での室温の違いを示
    すことを特徴とする方法。
  12. 【請求項12】 インターネットを含む通信回線網に接
    続されたコンピュータにおいて、 ユーザーの指示情報を取得する処理と、 該指示情報に基づいて、住宅の外観および内部を示す住
    宅モデル情報を提示する処理と、 前記指示情報に基づいて、前記住宅モデルの種類別また
    は前記住宅を構成する素材別に、前記住宅内部での音の
    聞こえの大きさを示す音環境データを読み込む処理と、 前記音環境データを出力する処理と、を前記コンピュー
    タに実行させるためのプログラム。
  13. 【請求項13】 インターネットを含む通信回線網に接
    続されたコンピュータにおいて、 ユーザーの指示情報を取得する処理と、 該指示情報に基づいて、住宅の外観および内部を示す住
    宅モデル情報を提示する処理と、 前記指示情報に基づいて、前記住宅モデルの種類別また
    は前記住宅を構成する素材別に、光による発色の違いを
    示す光環境データを読み込む処理と、 前記光環境データを出力する処理と、を前記コンピュー
    タに実行させるためのプログラム。
  14. 【請求項14】 インターネットを含む通信回線網に接
    続されたコンピュータにおいて、 ユーザーの指示情報を取得する処理と、 該指示情報に基づいて、住宅の外観および内部を示す住
    宅モデル情報を提示する処理と、 前記指示情報に基づいて、前記住宅モデルの種類別また
    は前記住宅を構成する素材別に、地域,季節,方角を含
    む条件下での室温の違いを示す温度環境データを読み込
    む処理と、 前記温度環境データを出力する処理と、を前記コンピュ
    ータに実行させるためのプログラム。
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