JP2002123574A - 施工支援システム、施工支援システム用サーバ装置および施工支援方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 施主が適切な工務店を容易に見付けることが
できるとともに、希望通りの住宅を施工できる施工支援
システムの提供。 【解決手段】 施工支援システム１は、施工支援システ
ム用サーバ装置１０と、クライアント装置１００とを備
える。クライアント装置１００は、施工条件情報をサー
バ装置に送信可能な条件入力処理手段１１１と、受信し
た情報を出力する出力手段１１２とを備える。サーバ装
置１０は、施工プラン情報が記録された施工プラン情報
記録手段３０と、施工業者情報が記録された施工業者情
報記録手段２０と、クライアント装置からの施工条件情
報に対応した施工プラン情報を抽出して出力する施工プ
ラン情報抽出手段８１と、選択された施工プラン情報お
よび施工条件情報に基づいてその施工に適した施工業者
を抽出して出力する施工業者抽出手段８２とを備える。
条件に合致した施工プランを抽出でき、希望通りの住宅
を施工できる。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、施工支援システ
ム、施工支援システム用サーバ装置および施工支援方法
に係り、特に、施主が仕様を決定する注文住宅などの施
工を支援する施工支援システム、施工支援システム用サ
ーバ装置および施工支援方法に関する。

【０００２】

【背景技術】新築の住宅を購入する場合、既に施工され
たいわゆる建売住宅を購入したり、ハウスメーカーが住
宅展示場などに展示している規格化された住宅を購入す
る他に、施主の希望に基づいて工務店などが住宅を施工
する注文住宅を購入する場合がある。このような注文住
宅を施工する場合、通常は、施主は、まず設計事務所や
工務店を探し、建築士に住宅に対する希望を話して設計
図を作成し、その設計図に基づいて工務店などが施工す
るという手順で施工される。

【０００３】ところで、注文住宅の構造、間取り、意匠
等は施主の要望によって様々である。一方、各工務店に
よって、得意とする構造、間取り、意匠などは様々であ
る。従って、施主は、自らが希望する住宅を施工するの
に適した工務店などに依頼することができれば、高品質
でかつ施工期間も短縮でき、コストも低減できる。

【０００４】

【発明が解決しようとする課題】しかしながら、工務店
は数が多く、施主が自らが希望する住宅に適した工務店
を探すことは困難であるという問題があった。また、施
主にとって、自らの要望を図面等に具現化することは難
しく、注文住宅における要望を工務店に的確に伝えるこ
とが非常に困難であるという問題もあった。このため、
施主にとって、出来上がった注文住宅が、自らがイメー
ジしていたものと異なるといった問題が発生しやすく、
これにより注文住宅の受注が増加しないという問題もあ
った。

【０００５】本発明の目的は、施主が適切な工務店を容
易に見付けることができるとともに、希望通りの住宅を
施工できる施工支援システム、施工支援システム用サー
バ装置および施工支援方法を提供することにある。

【０００６】

【課題を解決するための手段】本発明は、通信回線網を
介して通信可能に接続されたクライアント装置と、施工
支援システム用サーバ装置とを備える施工支援システム
であって、前記クライアント装置は、入力された施工条
件情報を前記サーバ装置に送信可能な条件入力処理手段
と、受信した情報を出力する出力手段と、を備え、前記
施工支援システム用サーバ装置は、複数の施工プラン情
報が記録された施工プラン情報記録手段と、施工業者情
報が記録された施工業者情報記録手段と、クライアント
装置から送信された施工条件情報に基づいて前記施工プ
ラン情報記録手段内の施工プラン情報を検索し、施工条
件情報に対応した施工プラン情報を抽出して前記クライ
アント装置に出力する施工プラン情報抽出手段と、選択
された施工プラン情報および前記施工条件情報に基づい
て前記施工業者情報記録手段内の施工業者情報を検索
し、その施工に適した施工業者を抽出して前記クライア
ント装置に出力する施工業者抽出手段と、を備えること
を特徴とするものである。

【０００７】このような本発明によれば、施主がクライ
アント装置を介して希望する条件等を入力すると、その
条件に合致した施工プランがサーバ装置の施工プラン情
報抽出手段によって自動的に抽出される。そして、施主
が抽出された施工プランの中から実際に建てようとする
施工プランを選択すると、その施工プラン情報および施
主の施工条件情報に応じた施工業者が施工業者抽出手段
によって自動的に抽出される。従って、施主は、様々な
施工プランの中から自らの条件に合致した施工プランを
抽出して検討できるため、希望通りの住宅を施工するこ
とができる。さらに、施工業者も自動的に検索されるた
め、適切な工務店を容易に見付けることができる。

【０００８】その上、建物の設計などに詳しくない施主
であっても、条件、例えば、家族構成、建物で重視する
項目などの条件を設定するだけで、希望する施工プラン
やそれに適した施工業者を選択できるため、非常に簡単
に注文住宅の施工を実現することができる。さらに、施
主は、従来のように、工務店の営業担当者などと接触す
ることなく、様々な情報にアクセスして上記プランや工
務店情報を入手できる。このため、様々な情報を客観的
に対比、評価できるため、施主にとって最適なプランや
工務店を簡単に選択することができる。

【０００９】なお、クライアント装置の条件入力処理手
段および出力手段は、専用のソフトウェアで実現しても
よいが、情報の入力および表示が可能なブラウザソフト
によっても実現できる。また、施工プラン情報記録手段
および施工業者情報記録手段は、一般的なデータベース
などで構成できる。さらに、施工プラン情報抽出手段お
よび施工業者抽出手段は、例えば、前記クライアント装
置からの抽出条件を受け取ったり、クライアント装置に
情報を出力するＷＷＷ（world wide web、Ｗｅｂ）サー
バソフトと、施工プラン情報記録手段や施工業者情報記
録手段等のデータベースを管理するデータベース管理シ
ステムと、これらのＷＷＷ（world wide web、Ｗｅｂ）
サーバおよびデータベース管理システム間で情報の送受
信を行うＣＧＩ（common gateway interface）等のイン
ターフェースプログラム等とで構成できる。

【００１０】ここで、前記施工支援システム用サーバ装
置は、クライアント装置から送信された施工条件情報を
施主別に記録する施工条件情報記録手段と、記録された
各施主の施工条件情報に応じてカスタマイズされた情報
提供画面を各施主が利用している前記クライアント装置
に出力する施主別情報提供手段と、を備えることが好ま
しい。

【００１１】このような構成によれば、各施主のパソコ
ン等のクライアント装置に出力（表示）する情報を、施
主別情報提供手段によって、施主の施工条件情報に応じ
た内容にカスタマイズすることができるので、各施主の
要望に応じた情報をタイミング良く提供することができ
る。このため、各施主は、施工支援システム用サーバ装
置によって構築されるホームページ（住宅ポータルサイ
ト）に接続するだけで、自分に合った情報をタイミング
良くかつ簡単に入手できる。その上、これらの各情報や
プランは、施主のプロフィール、重視項目、提供情報へ
の反応等の情報を活用して選択されるため、最適な家造
りへ施主を誘導することができ、施主にとって適切な情
報が得られ、希望する注文住宅を実現できる満足度の高
いポータルサイトにすることができる。

【００１２】ここで、前記施主別情報提供手段は、クラ
イアント装置の画面に出力される情報提供画面に選択可
能項目を表示し、クライアント装置で選択された項目に
応じて情報提供画面をカスタマイズして出力するように
構成されていることが好ましい。

【００１３】このように構成すれば、施主はアンケート
に答えるような感じで施工条件を簡単に設定することが
できる。また、選択肢を提示できるため、施工支援シス
テム用サーバ装置側で、施主をティーチングあるいはコ
ンサルティングしながら、最適な情報や最適な家造りへ
と容易に誘導することができる。従って、建設に対して
専門知識の無い施主であっても、自分の希望するキーワ
ードなどを選択するだけで誘導されるため、非常に簡単
に自分の希望する施工プランなどに達することができ
る。

【００１４】また、前記施工プラン情報記録手段に記録
された施工プラン情報には、各施工プランの属性を表す
プラン属性項目も記録され、施工プラン情報抽出手段
は、前記施工条件情報と各施工プランの属性項目とのマ
ッチング度を求め、そのマッチング度の高い施工プラン
情報を抽出して前記クライアント装置に出力するように
構成されていることが好ましい。この際、前記プラン属
性項目には、そのプランにおいてその属性がどの程度合
致しているかを表す重みが設定され、この重みを考慮し
て前記マッチング度を求めることが好ましい。

【００１５】このような構成にすれば、施工プランの属
性項目情報と、施工条件情報との合致数などによって、
適切な施工プランを容易に抽出できる。その上、プラン
属性項目に重みを設定していれば、その施工プランが重
視している属性を考慮して施工プランを抽出できるた
め、より施主の要望に近い施工プランを抽出することが
できる。

【００１６】前記クライアント装置に出力される情報に
は、その情報の内容を表す情報属性項目が設定され、前
記施工プラン情報抽出手段は、前記クライアント装置に
出力された情報を施主が選択した回数をカウントして情
報属性項目のチェック回数を算出し、このチェック回数
と各施工プラン情報のプラン属性項目に設定された重み
とを用いて前記マッチング度を算出するように構成され
ているものでもよい。

【００１７】このように構成すれば、提示（出力）され
る情報の選択回数つまり施主が興味を持っている情報
（情報属性項目）のチェック回数を考慮して施工プラン
を抽出できるため、施主の要望に近い施工プランを抽出
することができる。

【００１８】前記施工プラン情報抽出手段は、施工条件
情報の内の必須項目に設定された条件に該当する施工プ
ラン情報を抽出し、これらの施工プラン情報の中で必須
項目の次に重視される項目に対応するプラン属性項目の
各重みを利用して前記マッチング度を算出するよう構成
されているものでもよい。

【００１９】このように構成すれば、必須項目、例え
ば、施工する場所や施主が必ず組み込むことを要望して
いるもの（太陽電池等の設備や、外観、間取りなど）を
組み込んだ施工プランを抽出できるため、施主の要望に
近い施工プランを抽出することができる。

【００２０】ここで、前記施工プラン情報抽出手段は、
抽出された施工プラン情報を３次元モデルでクライアン
ト装置に表示可能に構成されていることが好ましい。例
えば、クライアント装置のブラウザソフトに３次元デー
タを表示可能なプラグインソフトを組み込んでおき、施
工プラン情報抽出手段が該当する施工プランの３次元デ
ータをクライアント装置に出力するように構成すればよ
い。

【００２１】このように構成されていれば、施主は施工
プランの間取りなどを３Ｄシミュレーションによって体
験でき、その施工プランが自分の希望通りであるかをバ
ーチャル体験によって確認できる。このため、施主が間
取り図などを理解しにくい場合であっても、施主の要望
に応じた施工プランであるかを確認できる。

【００２２】ここで、前記クライアント装置は、施工プ
ラン情報を修正するための修正情報を施工支援システム
用サーバ装置に送信可能な修正処理手段を備え、前記施
工支援システム用サーバ装置は、受信した修正情報に基
づいて前記施工プラン情報を修正し、施工支援システム
用サーバ装置に設けられる施主別施工プラン情報記録手
段に記録する施工プラン情報修正手段を備えることが好
ましい。

【００２３】このような構成であれば、施工条件によっ
て抽出された施工プランを元に、さらに施主の希望に応
じて微調整することで、施主の要望に合致した施工プラ
ンを構築することができ、完全な注文住宅と同等の対応
をとることができる。

【００２４】また、前記施工業者情報記録手段には、施
工業者名と、その施工業者の特徴を表す施工業者属性項
目と、その属性項目の条件に対してどの程度適している
かを表す重みとが記録され、前記施工業者抽出手段は、
前記施工条件情報および選択された施工プラン情報のプ
ラン属性項目と、前記施工業者の属性項目とのマッチン
グ度を求め、そのマッチング度の高い施工業者を抽出す
るように構成されていることが好ましい。

【００２５】このような構成によれば、施工業者の特徴
（施工業者属性項目）を重み付けしているため、施工条
件情報および選択された施工プラン情報の条件により合
致した施工業者を抽出することができ、各施主に最適な
施工業者を紹介することができる。

【００２６】また、前記施工業者抽出手段は、施工条件
情報に設定された施工場所条件と施工業者の施工可能場
所条件とが一致する施工業者を抽出し、それらの施工業
者の中で施工プラン情報のプラン属性項目と施工業者属
性項目とのマッチング度が高い施工業者を抽出するよう
に構成されていることが好ましい。

【００２７】このように構成すれば、施工業者を選択す
る上で、最も重要な施工場所に近い施工業者を確実に抽
出し、その上で施工プラン情報の条件に合致する施工業
者を選択することができる。

【００２８】本発明の施工支援システム用サーバ装置
は、複数の施工プラン情報が記録された施工プラン情報
記録手段と、施工業者情報が記録された施工業者情報記
録手段と、クライアント装置等から入力などされた施工
条件情報に基づいて前記施工プラン情報記録手段内の施
工プラン情報を検索し、施工条件情報に対応した施工プ
ラン情報を抽出してクライアント装置等に出力する施工
プラン情報抽出手段と、選択された施工プラン情報およ
び前記施工条件情報に基づいて前記施工業者情報記録手
段内の施工業者情報を検索し、その施工に適した施工業
者を抽出してクライアント装置等に出力する施工業者抽
出手段と、を備えることを特徴とするものである。この
ような本発明によれば、施工条件に合致した施工プラン
が抽出され、かつ抽出された施工プランから選択された
施工プランに適した施工業者が自動的に抽出される。従
って、施主は、様々な施工プランの中から自らの条件に
合致した施工プランを抽出して検討できるため、希望通
りの住宅を施工することができる。さらに、施工業者も
自動的に検索されるため、適切な工務店を容易に見付け
ることができる。

【００２９】本発明の施工支援方法は、施主が施工条件
情報を入力すると、その条件に該当する施工プラン情報
を施工プラン情報記録手段内から検索して抽出し、さら
に抽出された施工プラン情報および施工条件情報に基づ
いて施工業者情報記録手段内の施工業者情報を検索し、
その施工に適した施工業者を抽出して施主に通知するこ
とを特徴とするものである。

【００３０】このような本発明によれば、施主が希望す
る施工条件情報を入力すると、その条件に合致した施工
プランが施工プラン情報記録手段から抽出される。そし
て、施主が抽出された施工プランの中から実際に建てよ
うとする施工プランを選択すると、その施工プラン情報
および施主の施工条件情報に応じた施工業者が施工業者
記録手段から抽出される。従って、施主は、様々な施工
プランの中から自らの条件に合致した施工プランを抽出
して検討できるため、希望通りの住宅を施工することが
できる。さらに、施工業者も自動的に検索されるため、
適切な工務店を容易に見付けることができる。

【００３１】

【発明の実施の形態】以下、本発明における施工支援シ
ステムの一実施形態を図面に基づいて説明する。図１に
示すように、施工支援システム１は、施工支援システム
用サーバ装置１０と、この施工支援システム用サーバ装
置１０に対し、通信回線であるインターネット２を介し
て接続可能なクライアント端末１００とを備えている。

【００３２】ここで、クライアント端末１００として
は、少なくとも、施工業者（建設工事管理者）である工
務店Ａ〜Ｃに設けられるパソコン１００Ａと、建物を建
設しようとする各施主に設けられるパソコン１００Ｂと
が設けられている。さらに、必要に応じて、建設工事に
必要な資材、建具等を販売、納入する販売店やメーカ等
に設けられるパソコン１００Ｃもクライアント端末とし
て利用可能である。

【００３３】これらのクライアント端末１００は、図２
に示すように、ＣＲＴディスプレイや液晶ディスプレイ
等の表示装置１０１、キーボードやテンキー、マウス等
の入力装置１０２、ＣＰＵ等の制御装置１０３、ハード
ディスク、メモリ等の記憶装置１０４、モデムやターミ
ナルアダプタ、ルータ等の通信機器１０５を備えてお
り、さらに、インターネット上のＷＷＷ(world wide we
b)サーバーの情報を読み取るためのブラウザ機能を有し
ている。そして、ＩＳＤＮ回線やＣＡＴＶ回線等を利用
し、ＩＳＰ（インターネットサービスプロバイダ）を介
してインターネット２に接続可能に構成されている。

【００３４】なお、クライアント端末１００は、パソコ
ン１００Ａ〜１００Ｃに限らず、インターネット２に接
続可能にされているものであればよい。例えば、モデム
等が内蔵されてインターネットに接続可能なテレビやゲ
ーム専用機、ＣＡＴＶのセットボックス、カーナビ、携
帯電話、携帯情報端末（ＰＤＡ）、さらにはいわゆるイ
ンターネット家電等、インターネット接続機能（ブラウ
ザ機能）を有する各種の電子機器をクライアント端末と
することができる。

【００３５】一方、施工支援システム用サーバ装置１０
も、図２に示すように、ＣＲＴディスプレイや液晶ディ
スプレイ等の表示装置１１、キーボードやテンキー、マ
ウス等の入力装置１２、ＣＰＵ等の制御装置１３、ハー
ドディスク、メモリ等の記憶装置１４、モデムやターミ
ナルアダプタ、ルータ等の通信機器１５を備えたもので
ある。そして、施工支援システム用サーバ装置１０は、
ＷＷＷサーバ機能を備えており、記憶装置１４に記憶さ
れた各種の情報（コンテンツ）をアクセスしてきたクラ
イアント端末１００に対して出力できるようされてい
る。そして、このコンテンツとしては、住宅に関する様
々な情報が記憶されているため、施工支援システム用サ
ーバ装置１０によって、様々な住宅情報を提供する「住
宅ポータルサイト（ホームページ）」が運営されてい
る。

【００３６】これらのクライアント端末１００と、施工
支援システム用サーバ装置１０とに設定された機能を機
能ブロックで示すと、図３のようになる。すなわち、施
工支援システム用サーバ装置１０の記憶装置１４には、
施工業者情報記録手段（工務店記録手段、工務店データ
ベース、工務店ＤＢ）２０、施工プラン情報記録手段
（プランデータベース、プランＤＢ）３０、パーソナル
情報記録手段（パーソナルプランデータベース、パーソ
ナルプランＤＢ）４０、コンテンツ記録手段５０の各記
録手段が含まれている。また、パーソナル情報記録手段
４０には、施工条件情報記録手段４１と、施主別施工プ
ラン情報記録手段４２とが設けられている。

【００３７】施工支援システム用サーバ装置１０には、
各記録手段２０，３０，４０，５０に情報を入力する情
報入力手段６０と、各記録手段２０，３０，４０，５０
の情報を出力する情報出力手段７０と、各記録手段２
０，３０，４０，５０の情報を検索する情報検索手段８
０とを備えている。これらの情報入力手段６０、情報出
力手段７０、情報検索手段８０は、サーバ装置１０の制
御装置（ＣＰＵ）１３およびＣＰＵで動作されるプログ
ラム等で構成される。

【００３８】情報入力手段６０には、施工プランの間取
りなどを修正するための施工プラン情報修正手段６１が
設けられている。情報出力手段７０には、施工プランの
間取りなどを３Ｄ表示するための３Ｄエンジン７１と、
各クライアント端末１００に出力する情報をカスタマイ
ズするカスタマイズ手段（施主別情報提供手段）７２と
が設けられている。情報検索手段８０には、施工プラン
情報記録手段３０から施工プラン情報を抽出する施工プ
ラン情報抽出手段８１と、施工業者情報記録手段２０か
ら施工業者情報を抽出する施工業者抽出手段８２とが設
けられている。

【００３９】一方、各クライアント端末１００には、情
報入力手段６０を介して施工条件情報記録手段４１に施
工条件を入力する条件入力処理手段１１１と、施工支援
システム用サーバ装置１０の情報出力手段７０から出力
される情報を表示装置１０１に出力するための出力手段
１１２と、情報入力手段６０の施工プラン情報修正手段
６１を介して施主別施工プラン情報記録手段４２に記録
される施工プランの内容を修正する修正処理手段１１３
とが設けられている。

【００４０】なお、これらの条件入力処理手段１１１、
出力手段１１２、修正処理手段１１３は、具体的にはブ
ラウザソフトやそのブラウザソフト上で動作するプログ
ラム（例えばJavaアプレットなど）で実現されている。
例えば、条件入力処理手段１１１は、施工支援システム
用サーバ装置１０の情報入力手段６０によって各クライ
アント端末１００に送信される入力フォームをブラウザ
機能によって画面に表示し、その入力フォームに入力さ
れたデータを情報入力手段６０に送信するように構成さ
れている。同様に、出力手段１１２も、情報出力手段７
０から出力される情報をブラウザ機能で画面表示するよ
うにされている。修正処理手段１１３も、ブラウザ上に
表示される間取り図などを修正できるようにプラグイン
ソフト等で実現されている。

【００４１】施工支援システム用サーバ装置１０の記憶
装置１４に設けられた施工業者情報記録手段２０には、
図４に示すように、建設工事を行う各施工業者（工務
店、ビルダー）の情報（施工業者属性項目）が登録され
ている。具体的には、工務店名（施工業者名）２１、工
務店が設置されている地域（その工務店が施工可能な地
域）２２、その工務店の資本金や従業員数などで設定さ
れるランクを示す規模２３、その工務店が施工可能な工
法２４、その工務店や従業員が取得している資格２５、
工務店の特徴（キーワード）２６、平均的な価格帯（坪
単価）２７が登録されている。

【００４２】特徴２６には、「高断熱、高強度、開放
的、木造軸組み」等の工務店の特徴を表すキーワードが
記録され、各キーワードには５段階の重みが付けられて
いる。また、価格帯２７、工法２４にも５段階の重みが
付けられている。この重みは、自己申告でもよいが、本
実施形態では、施工支援システム用サーバ装置１０によ
って住宅ポータルサイトを提供している企業が評価して
付けている。

【００４３】施工プラン情報記録手段３０には、図５に
示すように、各施工業者（工務店）が登録した施工プラ
ンの情報（プラン属性項目）が登録されている。具体的
には、性能３１、特徴（自由設計、エコロジー、健康、
ライフスタイル）３２、価格３３、施工者３４、間取り
３５、立面図３６、施工写真３７が登録されている。

【００４４】ここで、性能３１には、「高強度、高断
熱」等の性能を表すキーワードが記録され、さらにその
性能レベルを表すために５段階の重みが付けられてい
る。また、特徴３２は、さらに内容が「自由設計、エコ
ロジー、健康、ライフスタイル」等と細分化され、それ
らの項目に対応してキーワードが記録されている。これ
らのキーワードにも、５段階の重みが付けられている。

【００４５】パーソナル情報記録手段４０の施工条件情
報記録手段４１には、各施主別の情報が記録される。こ
の際、本実施形態では、施工条件情報記録手段４１に
は、施主プロフィールが記録された施主プロフィール記
録手段４１Ａと、施主の情報反応情報が記録された施主
反応記録手段４１Ｂとが設けられている。

【００４６】施主プロフィール記録手段４１Ａには、図
６に示すように、施主名４３、地域４４、家族構成４
５、その施主が建築にあたって重視している重視項目４
６等の施主の基本的な情報が記録されている。一方、施
主反応記録手段４１Ｂには、図７に示すように、施主名
４３のほか、後述するように、提供した情報に反応した
回数が、その情報の属性、つまり性能４７、価格４８、
特徴４９等に応じて記録されている。

【００４７】コンテンツ記録手段５０には、住宅ポータ
ルサイト上で提供する各種情報、例えば法律情報等の各
種コンテンツ（情報）が登録されている。

【００４８】なお、本実施形態では、各記録手段２０，
３０，４０，５０に登録されたデータは、データベース
管理システムによって管理されており、また、この記録
手段２０，３０，４０，５０へのデータの入力、検索、
編集、出力などは、各クライアント端末１００のブラウ
ザから、施工支援システム用サーバ装置１０に設けられ
たＷＷＷサーバ経由で実行できるように構成されてい
る。従って、情報入力手段６０、情報出力手段７０、情
報検索手段８０は、より具体的には、ＷＷＷサーバと、
データベース管理システムと、ＷＷＷサーバおよびデー
タベース管理システム間で情報の送受信を行うＣＧＩ
（common gateway interface）等のインターフェースプ
ログラム等とで構成されている。

【００４９】次に、このような本実施形態の施工支援シ
ステム１における処理手順に関して、図８〜１０を参照
して説明する。 ［１．工務店登録］各工務店（施工業者）は、注文住宅
を建てようとする施主向けの住宅ポータルサイトを運営
する施工支援システム用サーバ装置１０に接続し、工務
店登録処理を行う。具体的には、パソコン１００Ａによ
って住宅ポータルサイトにアクセスした際に表示される
ＷＷＷ（world wide web、Ｗｅｂ）画面の工務店登録処
理を選択し、画面に表示される各入力欄（工務店名、地
域、規模、特徴、工法、資格）にそれぞれ情報を入力し
て、工務店情報（施工業者情報）の登録を依頼する（ス
テップ１、以下ステップを「Ｓ」と略す）。入力された
情報は、情報入力手段６０を介して施工業者情報記録手
段２０に登録される（Ｓ２）。

【００５０】なお、工務店を新規登録する場合には、優
良な工務店のみを登録するために、住宅ポータルサイト
を運営する企業（団体等）が登録資格を定めており、こ
の資格をクリアした工務店のみが登録できるようにされ
ている。なお、登録資格は施主の要望や法律施工などに
応じて適宜設定すればよいが、本実施形態では、住宅品
質確保促進法、完成保証をクリアしていることや、財務
体質などから健全経営を行っていることなどが審査対象
とされている。

【００５１】［２．プラン登録］工務店登録処理（Ｓ
１，Ｓ２）で登録された工務店は、施工支援システム用
サーバ装置１０に接続し、自らが施工した住宅のプラン
情報の登録処理を行う。具体的には、ポータルサイトに
アクセスした際に表示されるＷｅｂ画面のプラン登録処
理を選択し、画面に表示される各入力欄（工務店名、間
取り、プラン特徴、価格等）にそれぞれ情報を入力する
と共に、立面図や施工写真等のデータファイルを送信し
て登録を依頼する（Ｓ３）。入力された情報や送信され
たデータファイルは、情報入力手段６０を介して施工プ
ラン情報記録手段３０に登録される（Ｓ４）。

【００５２】［３．施主プロフィール登録]一方、注文
住宅を建てようとする施主は、初めて上記住宅ポータル
サイト（施工支援システム用サーバ装置１０）にアクセ
スした場合には、自らのプロフィールを登録する。具体
的には、施主がパソコン１００Ｂを利用して住宅ポータ
ルサイトに初めてアクセスすると（Ｓ５，Ｓ６）、プロ
フィール登録欄が設けられたＷｅｂ画面（初期画面）が
パソコン１００Ｂに送信されるため、画面に表示される
各入力欄（施主名、地域、家族構成、重視項目）にそれ
ぞれ情報を入力すればよい（Ｓ７）。入力された情報
は、情報入力手段６０を介してパーソナル情報記録手段
４０の施工条件情報記録手段４１、より具体的には施主
プロフィール記録手段４１Ａに登録される（Ｓ８）。

【００５３】［４．各施主用情報提供と、５．コンサル
ティング処理］プロフィール登録（Ｓ８）が完了した
後、あるいはプロフィール登録が完了して、一旦、施工
支援システム用サーバ装置１０との接続を切断した後
に、再度施工支援システム用サーバ装置１０にアクセス
した場合（Ｓ５，Ｓ６）には、施主のパソコンのブラウ
ザには、カスタマイズ手段（施主別情報提供手段）７２
によって、上記プロフィールに応じてカスタマイズされ
た情報（Ｍｙ Ｐａｇｅ）が表示される。すなわち、施
工支援システム用サーバ装置１０は、施主プロフィール
情報等に応じてその施主に表示する情報をカスタマイズ
してその施主用の「Ｍｙ Ｐａｇｅ」を作成し、出力す
る（Ｓ９）。

【００５４】施主側（クライアント側のパソコン１００
Ｂ）では、その「Ｍｙ Ｐａｇｅ」が表示される。例え
ば、図１０に示すように、「Ｍｙ Ｐａｇｅ」には、情
報（新着情報等）、トピックス（住宅関連の話題等）、
施工例、ヒント（家を建てる際に参考になる情報）、企
画もの等のメニュー１６１が表示される。そして、施主
は、閲覧したいメニューをマウス等でクリックすると、
そのメニュー１６１に応じた内容（例えばサブメニュー
１６２等）が順次表示される。

【００５５】なお、施工支援システム用サーバ装置１０
へのアクセスしてきた施主の確認は、住宅ポータルサイ
トへのアクセス時に、ユーザＩＤおよびパスワードを入
力させて認証してもよいし、クッキー（Cookie）やOPS
（open profiling standard）等のＷＷＷ(world wide w
eb)サーバ及びクライアント間で受け渡される情報によ
って確認してもよい。

【００５６】[４．情報提供処理の具体例］上記「Ｍｙ
Ｐａｇｅ」の「情報、トピックス、ヒント」などの情
報は、各施主のプロフィールに応じて設定される。な
お、このプロフィールに対応して表示する情報を選択す
るロジック（方法）は、実施にあたって適宜設定すれば
よいが、例えば、図１１に示すようなロジックで実現で
きる。すなわち、まず提供すべき情報を施工支援システ
ム用サーバ装置１０のコンテンツ用ＤＢに登録してお
く。この際、各情報には、その情報の内容や種類を表す
属性（情報属性項目）を設定している。例えば、図１１
に示す施工例「Ｏ邸」の情報には、そのＯ邸の特徴を表
すキーワードとして「高断熱、高強度、開放的、２世
帯、健康住宅、自由設計」といった属性が登録されてい
る。

【００５７】また、前記施主反応記録手段４１Ｂには、
住宅ポータルサイトで提供している情報に対する各施主
の反応の状況が記録されている。具体的には、提供した
情報（プラン等）毎に、その情報が気に入った場合にチ
ェックあるいはクリックするためのチェック欄を設けて
おき、チェックされる毎に、その情報の所定の属性（性
能、価格、ライフスタイル、エコロジー、地域等であ
り、これらは自由に設定可能）のチェック回数をカウン
トアップすることで反応を記録している。

【００５８】そして、これらの各情報の属性項目、各施
主の提供情報への反応、さらに各施主のプロフィール情
報を利用して、各施主に個別に提供する情報の選択処理
が行われる。具体的には、まず、施主のプロフィール情
報の重視項目と、各情報の属性のマッチングを行い、共
通する項目数を各情報のマッチング度の初期ポイントと
して算出する（Ａ−１）。図１１の場合には、「自由設
計」、「健康住宅」という２つのキーワードが情報属性
項目に含まれている情報に対してはポイント「２」が、
一方のキーワードのみが含まれている情報にはポイント
「１」が、これらのキーワードが含まれない情報にはポ
イント「０」が付けられる。

【００５９】次に、各施主が提供する情報に反応した回
数のうち、最も回数が多い項目が、各情報に含まれてい
るかをマッチングし、同一キーワードが含まれている場
合、図１１の場合では、「開放的」というキーワード
が、情報の属性に含まれている場合には、その情報のマ
ッチング度に、ポイント「３．３」を追加する（Ａ−
２）。なお、このポイント「３．３」は、チェック回数
全体の合計値「２４」に対する最も回数が多い「開放
的」の回数「８」の割合を算出したものである。

【００６０】同様に、チェック回数が２番目の項目「高
強度」が含まれる情報には、割合ポイント「２．０」を
追加し（Ａ−３）、チェック回数が３番目の項目「高断
熱」が含まれる情報には、割合ポイント「１．７」を追
加する（Ａ−４）。

【００６１】そして、施主重視項目による初期ポイント
と、チェック回数が多い１〜３位の情報に基づく追加ポ
イントを加算し、そのマッチング度が基準点（例えば８
点）以上の場合には、その情報は施主の要望に応じたも
のとして、施主の画面（ＭｙＰａｇｅ）に追加して表示
されるようにする（Ａ−５）。

【００６２】このような情報の属性は、施工モデル以外
の法律情報、施主嗜好情報、ＨＭ（ハウスメーカ）情報
等の提供するすべての情報に付けられている。そして、
各情報が選択（クリックやチェック）される度に、上記
のようなマッチングロジックを行って、各施主の要望に
応じた情報が順次選択されて出力されるようになってい
る。

【００６３】［５．コンサルティング処理の具体例］次
に、施工プラン情報抽出手段８１が施主の要望に応じた
モデルプランを抽出するロジックに関して説明する。本
発明では、施主が注文住宅を施工する際に、参考となる
ように、施主の要望に近いモデルプランを抽出して提示
できるようされている。このモデルプランを抽出する方
法は、適宜設定すればよいが、本実施形態では、次の２
種類の方法のいずれかを適用するように構成されてい
る。

【００６４】［５−１．提供情報への反応によるモデル
プラン抽出方法］前述の提供情報を抽出するロジックと
同様に、まず、施主の提供情報への反応情報、つまり各
情報のチェック回数に基づき各施主の各キーワードに対
するチェック回数をカウントする。例えば、図１２に示
す例では、施主が提供情報であるＯ邸の情報をチェック
すると、その情報の属性（プラン属性項目）である「高
強度、開放的、省エネ」の各キーワードのチェック回数
がそれぞれプラス１されてカウントアップされる。

【００６５】次に、各施主のチェック回数情報の中で、
回数が多い１〜３位の項目（図では「開放的」、「断熱
２」、「高強度」「太陽熱」）のキーワードと、各プラ
ンの属性とのマッチングを行ってマッチング度を算出す
る。具体的には、図１２に示すように、各項目のチェッ
ク回数全体の合計値「２４」に対する回数割合に、各プ
ランの属性に付与された重みを掛けて各項目のマッチン
グ度を算出し、これらの値を加算して、そのプランが施
主の要望（提供情報のチェック回数）にどの程度マッチ
ングするかを算出する（Ｂ−１〜Ｂ−３）。このような
マッチング度算出を各プラン毎に行い、マッチング度の
高いプランから例えば３０件をリストアップして出力
し、その施主のパソコン１００Ｂの画面に表示する。

【００６６】［５−２．ティーチング機能によるモデル
プラン抽出方法］上記「５−１」は、予め提供情報への
反応（チェック回数）に基づいてモデルプランを抽出し
ていたが、「５−２」では選択条件を提示して施主に選
択させ、その選択された条件に合致するプランを順次抽
出するようにしたものである。具体的には、図１３に示
すように、まず家族構成の選択肢（独身、夫婦２名、夫
婦と子供、２世帯等）が表示されるため、施主はその中
から該当する項目を選択する。すると、施工プラン情報
抽出手段８１によって、家族構成の選択された情報と、
各プランの家族構成の情報とが一致するプランのみが抽
出される（Ｃ−１）。

【００６７】次に、価格帯の選択肢が表示されるため、
施主は希望する価格帯を選ぶ。すると、抽出されたプラ
ンの中で、選択された価格帯と条件が一致するものが抽
出される（Ｃ−２）。次に、工法の選択肢が表示される
ため、希望する工法を選ぶ。すると、価格帯の条件で絞
り込まれたプランの中から、工法の条件が一致するもの
が抽出される（Ｃ−３）。次に、この抽出されたプラン
の中から、重視項目のキーワードのマッチング度を算出
する（Ｃ−４）。具体的には重視項目の中で、プランの
属性に一致するキーワードには、プランの属性でそのキ
ーワードに付与されている重みを点数とし、一致しない
場合には点数を「０」とし、これらの点数を加算してマ
ッチング度を算出する。そして、家族構成、価格帯、工
法が一致するプランの中から、マッチング度の高い３０
件のプランをリストアップして、その施主のパソコン１
００Ｂの画面に表示する。

【００６８】上記「５−１」または「５−２」の抽出方
法でリストアップされたプランから特定のプランを選択
すると、そのプランの間取りや外観図がプランＤＢから
抽出され、図１０の「Ｍｙ Ｐａｇｅ」画面１６３のよ
うに表示される（Ｓ１０）。また、この際、３Ｄシミュ
レーションの機能を選択すると、図１０の画面１６４に
示すように、３Ｄエンジン７１を利用し、そのプランの
間取りを３Ｄ（三次元）表示して仮想体験できるように
されている。

【００６９】さらに、施主は、気に入った施工プラン情
報を、パーソナル情報記録手段４０の施主別施工プラン
情報記録手段４２に保存することもできる。そして、こ
の施主別施工プラン情報記録手段４２に保存された施工
プラン情報は、施工プラン情報修正手段６１を介して、
その一部を修正、変更することもできるようにされてい
る。

【００７０】施主は、リストアップされた各プランを閲
覧し、特定のプランを確定すると、工務店の選択処理に
進む（Ｓ１１）。また、確定せずに、情報閲覧を続行す
れば、上記Ｓ９〜Ｓ１０の処理が繰り返される。

【００７１】［６．工務店選択処理］リストアップされ
たプランから気に入ったプランを施主が選択すると、そ
のプランを施工するのに適した工務店が、施工業者抽出
手段８２によって抽出されてリストアップされる（Ｓ１
２，Ｓ１３）。この抽出ロジックも適宜設定すればよい
が、本実施形態では次のような方法を採用している。

【００７２】すなわち、図１４に示すように、選択され
たプランには、そのプランを施工あるいは登録した工務
店名がプラン属性項目として記録されているため、施工
業者情報記録手段２０からその工務店を抽出する（Ｄ−
１）。但し、この工務店のみでは、その工務店の場所と
施主が施工する場所が非常に離れている場合等、十分で
ないことがあるため、候補工務店を追加表示できるよう
にされている（Ｄ−２）。具体的には、図１４に示すよ
うに、第一条件として、施主プロフィールの地域と工務
店の属性の地域とが一致する工務店を抽出する。これ
は、工務店が施工する場合に、その施工場所が工務店か
ら近いことが、施工管理や効率化等の点で重要なポイン
トになるからである。

【００７３】次に、第二条件として、選択したプランの
各キーワードの重みのベスト３と、工務店の属性項目の
特徴の重みのマッチングを行う。具体的には、図１４に
示すように、プラン属性の重みベスト３の「省エネ、明
るい、価格」の各重みと、各工務店の属性項目において
上記キーワードに合致する重みとを掛け合わせた点数を
算出する。これにより、各プランで重視されている項目
（性能）と、各工務店で得意とする項目（性能）との相
関関係に基づいて各工務店のマッチング度が算出され
る。

【００７４】さらに、第三条件として、施主の「提供す
る情報への反応」の重みのベスト３と、「工務店の属性
の特徴」の重みのマッチングを行う。具体的には、図１
４に示すように、「提供する情報への反応」の重みベス
ト３の「工務店の属性の特徴」の各重みとを掛け合わせ
た点数を算出する。これにより、施主の要望する項目
（性能）と、各工務店で得意とする項目（性能）との相
関関係に基づいて各工務店のマッチング度が算出され
る。

【００７５】そして、第一条件を満足し、かつ第二条件
のマッチング度と第三条件のマッチング度を加算した点
数が所定の点数以上の工務店も、抽出リストに追加表示
する（Ｄ−３）。

【００７６】［７．Offer（工務店への見積もり依
頼）］施主は、リスト表示された工務店名をクリックし
て、その工務店のプロフィールを参照することができ
る。そして、図１０の画面１６５のように、リストのチ
ェックボックスにチェックすることで工務店が選択され
（Ｓ１４）、その工務店に対し見積もり依頼がメールな
どを介して通知される（Ｓ１５）。

【００７７】［８．見積もり］見積もり依頼を受けた各
工務店は、施主が選択したプランや施主からの要望を考
慮し、見積もりを提示したり、さらに施工案を提示する
（Ｓ１６）。これらの見積もりや提案は、上記ＷＥＢ
（住宅ポータルサイト）を利用して行われ、各施主の
「Ｍｙ Ｐａｇｅ」に各工務店の見積もりや提案が表示
されるようにされている。

【００７８】［９．契約］施主は、提示された見積もり
や提案を検討し、工務店を選別する。選別を行うと、初
めて施主の電話番号や現住所が工務店側に通知され、施
主および工務店が直接面談して打ち合わせをした後、契
約する（Ｓ１７）。

【００７９】なお、実際には、契約する前に、施主側は
選択したプランの実際の施工例を確認することが多いた
め、見積もり依頼時に見学依頼も合わせて行うことがで
きるようにされている。そして、見学依頼を受けた工務
店は、施主とスケジュールを調整し、施工例の見学を実
現する。なお、住宅ポータルサイトに、施主が複数の工
務店に対して見学を依頼している場合には、これらの工
務店間のスケジュールを調整したり、見学ルートの設定
を行う機能を設けてもよい。

【００８０】なお、建物に利用する外装材（屋根材や壁
材）、内装材、建具、各種設備機器などは、基本的には
施主の要望で設定されるが、工務店は、本実施形態の住
宅ポータルサイトを運営している企業や、協賛している
企業などからなるコンソーシアムに一括で依頼すること
もできる（Ｓ１８）。この場合、各企業は、選択された
施工プランの情報を利用して必要な外装材、設備機器な
どを受注して管理できる。また、工務店側も、本住宅ポ
ータルサイトを利用して、各機器の発注状態等の情報を
入手できるようにされている。

【００８１】このような本発明においては、次のような
効果がある。 （１）注文住宅を建てようとする施主は、施工支援シス
テム用サーバ装置１０による住宅ポータルサイトに接続
するだけで、自らの要望に応じた施工プランや各種情報
を入手できるため、住宅購入の初期段階、つまり具体的
な設計などが固まっていない段階でも、効率よく情報を
収集することができる。このため、特に、イメージプラ
ンが固まっていない施主であっても、様々な施工プラン
を参照することで、容易にかつ迅速に自分が希望する施
工プランのイメージを固めることができる。さらに、通
常であれば、工務店等の営業担当者と接触しなければ得
られない具体的なプラン情報等を、営業担当者に接触せ
ずに入手できる。このため、各施主は、容易に施工プラ
ン情報を入手でき、その結果、潜在的な顧客の掘り起こ
しも可能になる。特に、顧客の意志で情報入手を行い、
営業担当者からの押しつけがないため、多くの顧客が抵
抗感無く情報を入手できる。

【００８２】（２）施主の入力情報や提供情報への反応
によって、各施主のパソコンに出力する情報「Ｍｙ Ｐ
ａｇｅ」を順次カスタマイズしているので、各施主の要
望に応じた情報をタイミング良く提供することができ
る。このため、各施主は、住宅ポータルサイトに接続す
るだけで、自分にあった情報をタイミング良くかつ簡単
に入手できる。その上、これらの各情報やプランは、施
主のプロフィール、重視項目、提供情報への反応等の情
報を活用して選択されるため、建物の設計などに詳しく
ない施主であっても、最適な家造りへと誘導することが
でき、施主にとって満足度の高いポータルサイトにする
ことができる。さらに、従来のカタログやパンフレット
などによる情報提供と異なり、インターネットによる情
報提供であるため、非常に豊富な情報を提供できる。こ
のため、例えば、従来であれば、各地の住宅展示場等を
回って入手しなければならない情報を、本システムの住
宅ポータルサイトにアクセスするだけで入手でき（ワン
・ストップ・サービスを実現でき）、効率よく必要な情
報を入手することができる。

【００８３】（３）さらに、施主は、様々な施工プラン
（間取りや写真）や、その３Ｄシミュレーションなどを
閲覧しながら、自らが希望する家造りを実現できるた
め、家造りのプロセス自体も楽しむことができる。従っ
て、家の施工を決めている顧客のみならず、将来的に施
工を考えている見込み客などが、本住宅ポータルサイト
にアクセスすることも期待でき、このような将来的な顧
客を早期に獲得することができる。特に、施工プランの
間取りなどを３Ｄシミュレーションによって体験できる
ため、施主は、その施工プランが自分の希望通りである
かをバーチャル体験によって確認できる。このため、施
主が間取り図などを理解しにくい場合であっても、施主
の要望に応じた施工プランであるかを容易に確認でき
る。

【００８４】（４）また、施主が施工したいプランを決
定すれば、そのプランを施工するのに適した工務店が抽
出されるため、施主が工務店を探す手間も非常に少なく
できる。その上、登録されている工務店は、住宅ポータ
ルサイトで審査された優良工務店のみであるため、施主
は安心して施工を依頼することができる。さらに、優良
工務店の中でも、施主が選択したプランを施工するのに
最適な工務店が抽出されるため、非常に高品質の住宅を
安価に提供することができる。このため、顧客満足度を
高めることができ、かつ各工務店は自分に適した仕事を
受注できるため、工務店の満足度も高めることができ
る。

【００８５】（５）施主にあった施工プランを抽出する
際に、「５−１．提供する情報への反応」を利用するマ
ッチングロジックを利用すれば、施主は自分が見たい情
報を選んでいるだけで自動的に自分にあった施工プラン
が抽出されるため、施主に対する負担を非常に軽減でき
る。さらに、この際、プラン属性の重みを設定し、その
重みも利用してマッチング度を算出しているため、より
施主の要望に近い施工プランを抽出することができる。
また、提示（出力）される情報の選択回数つまり施主が
興味を持っている情報（情報属性項目）のチェック回数
を考慮して施工プランを抽出しているため、施主の要望
に近い施工プランを容易に抽出することができるととも
に、チェック回数に基づいて処理できるためにシステム
構成を簡易化できる。

【００８６】（６）また、「５−２．ティーチング」を
利用するマッチングロジックを利用すれば、施主はアン
ケートに答えるような感じで施工条件を簡単に設定する
ことができるため、施主の負担を軽減できる。その上、
選択肢を提示できるため、施工支援システム用サーバ装
置１０側で、施主をティーチングあるいはコンサルティ
ングしながら、最適な情報や最適な家造りへと容易に誘
導することができる。従って、建設に対して専門知識の
無い施主であっても、自分の希望するキーワードなどを
選択するだけで誘導されるため、非常に簡単に自分の希
望する施工プランなどに達することができる。さらに、
選択肢として提示されるキーワードは、「高強度、開放
的、健康住宅、バリアフリー」などの一般の人にも分か
りやすい用語であるため、専門知識が無い施主であって
も、自分が希望する建物のイメージを表す用語を選択す
るだけでよく、イメージに近い施工プランを高い確率で
抽出することができる。その上、必須項目、例えば、施
工する場所や施主が必ず組み込むことを要望しているも
の（太陽電池等の設備や、外観、間取りなど）を最初に
選択するように誘導すれば、必須項目を組み込んだ施工
プランを確実に抽出できるため、施主の要望に近い施工
プランを抽出することができる。

【００８７】（７）従来の工務店は、地縁、血縁、紹介
などによって顧客を獲得しているため、接触できる顧客
の数は非常に少ないが、本実施形態では、インターネッ
トに接続可能な施主であれば顧客にできる可能性がある
ため、工務店が接触できる顧客の数を非常に多くするこ
とができる。例えば、インターネット利用者は、数千万
人にも上るため、毎日数件、毎月数十件程度のアクセス
は期待できる。このため、非常に低コストで受注増を期
待でき、事業の安定、拡大を図ることができる。

【００８８】（８）さらに、各工務店は、自社のプロフ
ィールや施工プランを施工支援システム用サーバ装置１
０に登録すればよく、自分でＷＥＢサイトを開設する場
合に比べて、非常に簡単にかつ安価にインターネットを
利用したビジネスに参加することができる。

【００８９】（９）住宅ポータルサイトを構築している
企業は、施主に対する情報提供、工務店の紹介など、住
宅関係のサイトとして施主にとって魅力的なコンテンツ
を充実させることができ、アクセス数の多いメジャーな
ポータルサイトにすることができる。このため、ポータ
ルサイトへの広告収入や、工務店に対する登録料などに
よる運営が可能となる。

【００９０】（10）施主のプロフィールなどの情報を入
手してデータベース化できるため、施主の許可が得られ
れば、そのプロフィール情報や各情報への反応情報など
を利用した各施主毎のダイレクトマーケティング活動を
行うことができる。例えば、家電、インテリア、家具等
のメーカーや販売店は、各施主の施工プランに合わせた
商品情報を提供することができ、効率的な広告活動を行
うことができる。また、各施主に対して、施工後のアフ
ターサービス、メンテナンス、リフォーム等の提案とい
ったその施主に応じたサービスも提供することができ
る。従って、住宅ポータルサイトを構築している企業
は、このような施主の顧客情報を活用することで、様々
なメーカーや販売店と、施主（顧客）とを結ぶ仲介ビジ
ネスを実現でき、このサービスからも収益を上げること
ができる。

【００９１】（11）施主と施工契約を交わした工務店
が、住宅ポータルサイトと契約しているコンソーシアム
に各種部材を発注する場合には、施工プラン情報等を利
用して発注できるため、発注作業が簡単になり、効率を
向上できる。

【００９２】（12）コンソーシアムに参加している企業
は、各工務店からの発注量の増加を期待できるととも
に、受注もインターネットを介した電子データで行える
ために、受注処理等を簡略化できる。

【００９３】（13）工務店やコンソーシアムに参加して
いる企業は、個々の施主の要望、人気の高い施工プラン
などの情報を、個々の施主から直接入手できるため、ダ
イレクトマーケティングを効果的に行うことができる。

【００９４】（14）施主が選択した施工プランを記録す
る施主別施工プラン情報記録手段４２と、その記録され
た施工プランを修正する施工プラン情報修正手段６１と
を設けたので、施工条件によって抽出された施工プラン
を元に、さらに施主の希望に応じて微調整することもで
きる。このため、施主の要望に合致した施工プランを構
築することができ、完全な注文住宅と同等の対応をとる
ことができる。

【００９５】（15）施工業者抽出手段８２は、施工条件
情報に設定された施工場所条件と施工業者の施工可能場
所条件とが一致する施工業者を抽出し、それらの施工業
者の中で施工プラン情報のプラン属性項目と施工業者属
性項目とのマッチング度が高い施工業者を抽出している
ので、施工業者を選択する上で、最も重要な施工場所に
近い施工業者を確実に抽出し、その上で施工プラン情報
の条件に合致する施工業者を選択することができる。

【００９６】なお、本発明は前記実施形態に限らない。
例えば、施工プラン情報抽出手段８１や施工業者抽出手
段８２において、各施工プランや施工業者を抽出するマ
ッチングロジックは、前記実施形態に限らず、他の方法
を用いてもよい。例えば、施工プランを抽出する際に、
各施工プランをいくつかのグループに区分けし、各グル
ープを選択した際に、それに含まれる施工プランの建物
外観図を画面に一覧表示して選択させるような方法を採
用してもよい。要するに、施主に対して適切な施工プラ
ンや施工業者を抽出できる方法であればよい。

【００９７】同様に、カスタマイズ手段（施主別情報提
供手段）７２における提供情報の選択ロジックも前記実
施形態に限らず、実施にあたって適宜設定すればよい。

【００９８】また、施工業者情報記録手段２０、施工プ
ラン情報記録手段３０、パーソナル情報記録手段４０の
記録される各データの項目は、前記実施形態に限らず、
入手あるいは提供したいデータ項目などを考慮して適宜
設定すればよい。

【００９９】さらに、施工支援システム用サーバ装置１
０、各クライアント端末１００の具体的な構成は前記実
施形態に限らず、実施にあたって適宜設定すればよい。

【０１００】

【発明の効果】本発明によれば、施主が適切な工務店を
容易に見付けることができるとともに、希望通りの住宅
を施工できる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の実施形態の施工支援システムを示す構
成図である。

【図２】前記実施形態のクライアント端末およびサーバ
装置のハードウェア構成を示す図である。

【図３】前記実施形態のクライアント端末およびサーバ
装置の構成を示す機能ブロック図である。

【図４】前記実施形態の施工業者情報記録手段のデータ
構造を示す図である。

【図５】前記実施形態の施工プラン情報記録手段のデー
タ構造を示す図である。

【図６】前記実施形態の施主プロフィール記録手段のデ
ータ構造を示す図である。

【図７】前記実施形態の施主反応記録手段のデータ構造
を示す図である。

【図８】前記実施形態の施工支援システムにおけるデー
タ処理を示す図である。

【図９】前記実施形態の処理を示すフローチャートであ
る。

【図１０】前記実施形態におけるクライアント端末に表
示される画面を示す図である。

【図１１】前記実施形態における情報提供処理の一例を
示す図である。

【図１２】前記実施形態における施工プラン抽出処理の
第１の例を示す図である。

【図１３】前記実施形態における施工プラン抽出処理の
第２の例を示す図である。

【図１４】前記実施形態における工務店抽出処理の例を
示す図である。

【符号の説明】

１…施工支援システム、２…インターネット、１０…施
工支援システム用サーバ装置、１１…表示装置、１２…
入力装置、１３…制御装置、１４…記憶装置、１５…通
信機器、２０…施工業者情報記録手段、３０…施工プラ
ン情報記録手段、４０…パーソナル情報記録手段、４１
…施工条件情報記録手段、４１Ａ…施主プロフィール記
録手段、４１Ｂ…施主反応記録手段、４２…施主別施工
プラン情報記録手段、５０…コンテンツ記録手段、６０
…情報入力手段、６１…施工プラン情報修正手段、７０
…情報出力手段、７１…３Ｄエンジン、８０…情報検索
手段、８１…施工プラン情報抽出手段、８２…施工業者
抽出手段、１００…クライアント端末、１００Ａ〜１０
０Ｃ…パソコン、１０１…表示装置、１０２…入力装
置、１０３…制御装置、１０４…記憶装置、１０５…通
信機器、１１１…条件入力処理手段、１１２…出力手
段、１１３…修正処理手段。

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.⁷ 識別記号 ＦＩ テーマコート゛(参考） Ｇ０６Ｆ 17/30 １７０ Ｇ０６Ｆ 17/30 １７０Ｚ

Claims (12)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 通信回線網を介して通信可能に接続され
   たクライアント装置と、施工支援システム用サーバ装置
   とを備える施工支援システムであって、 前記クライアント装置は、 入力された施工条件情報を前記サーバ装置に送信可能な
   条件入力処理手段と、 受信した情報を出力する出力手段と、を備え、 前記施工支援システム用サーバ装置は、 複数の施工プラン情報が記録された施工プラン情報記録
   手段と、 施工業者情報が記録された施工業者情報記録手段と、 クライアント装置から送信された施工条件情報に基づい
   て前記施工プラン情報記録手段内の施工プラン情報を検
   索し、施工条件情報に対応した施工プラン情報を抽出し
   て前記クライアント装置に出力する施工プラン情報抽出
   手段と、 選択された施工プラン情報および前記施工条件情報に基
   づいて前記施工業者情報記録手段内の施工業者情報を検
   索し、その施工に適した施工業者を抽出して前記クライ
   アント装置に出力する施工業者抽出手段と、 を備える施工支援システム。
2. 【請求項２】 前記施工支援システム用サーバ装置は、
   クライアント装置から送信された施工条件情報を施主別
   に記録する施工条件情報記録手段と、記録された各施主
   の施工条件情報に応じてカスタマイズされた情報提供画
   面を各施主が利用している前記クライアント装置に出力
   する施主別情報提供手段と、を備える請求項１に記載の
   施工支援システム。
3. 【請求項３】 前記施主別情報提供手段は、クライアン
   ト装置の画面に出力される情報提供画面に選択可能項目
   を表示し、クライアント装置で選択された項目に応じて
   情報提供画面をカスタマイズして出力するように構成さ
   れている請求項２に記載の施工支援システム。
4. 【請求項４】 前記施工プラン情報記録手段に記録され
   た施工プラン情報には、各施工プランの属性を表すプラ
   ン属性項目も記録され、 施工プラン情報抽出手段は、前記施工条件情報と各施工
   プランの属性項目とのマッチング度を求め、そのマッチ
   ング度の高い施工プラン情報を抽出して前記クライアン
   ト装置に出力するように構成されている請求項１〜３の
   いずれかに記載の施工支援システム。
5. 【請求項５】 前記クライアント装置に出力される情報
   には、その情報の内容を表す情報属性項目が設定され、 前記施工プラン情報抽出手段は、前記クライアント装置
   に出力された情報を施主が選択した回数をカウントして
   情報属性項目のチェック回数を算出し、このチェック回
   数と各施工プラン情報のプラン属性項目に設定された重
   みとを用いて前記マッチング度を算出するように構成さ
   れている請求項４に記載の施工支援システム。
6. 【請求項６】 前記施工プラン情報抽出手段は、施工条
   件情報の内の必須項目に設定された条件に該当する施工
   プラン情報を抽出し、これらの施工プラン情報の中で必
   須項目の次に重視される項目に対応するプラン属性項目
   の各重みを利用して前記マッチング度を算出するよう構
   成されている請求項４に記載の施工支援システム。
7. 【請求項７】 前記施工プラン情報抽出手段は、抽出さ
   れた施工プラン情報を３次元モデルでクライアント装置
   に表示可能に構成されている請求項１〜６のいずれかに
   記載の施工支援システム。
8. 【請求項８】 前記クライアント装置は、施工プラン情
   報を修正するための修正情報を施工支援システム用サー
   バ装置に送信可能な修正処理手段を備え、 前記施工支援システム用サーバ装置は、受信した修正情
   報に基づいて前記施工プラン情報を修正し、施工支援シ
   ステム用サーバ装置に設けられる施主別施工プラン情報
   記録手段に記録する施工プラン情報修正手段を備える請
   求項１〜７のいずれかに記載の施工支援システム。
9. 【請求項９】 前記施工業者情報記録手段には、施工業
   者名と、その施工業者の特徴を表す施工業者属性項目
   と、その属性項目の条件に対してどの程度適しているか
   を表す重みとが記録され、前記施工業者抽出手段は、前
   記施工条件情報および選択された施工プラン情報のプラ
   ン属性項目と、前記施工業者の属性項目とのマッチング
   度を求め、そのマッチング度の高い施工業者を抽出する
   ように構成されている請求項１〜８のいずれかに記載の
   施工支援システム。
10. 【請求項１０】 前記施工業者抽出手段は、施工条件情
    報に設定された施工場所条件と施工業者の施工可能場所
    条件とが一致する施工業者を抽出し、それらの施工業者
    の中で施工プラン情報のプラン属性項目と施工業者属性
    項目とのマッチング度が高い施工業者を抽出するように
    構成されている請求項９に記載の施工支援システム。
11. 【請求項１１】 複数の施工プラン情報が記録された施
    工プラン情報記録手段と、 施工業者情報が記録された施工業者情報記録手段と、 施工条件情報に基づいて前記施工プラン情報記録手段内
    の施工プラン情報を検索し、施工条件情報に対応した施
    工プラン情報を抽出して出力する施工プラン情報抽出手
    段と、 選択された施工プラン情報および前記施工条件情報に基
    づいて前記施工業者情報記録手段内の施工業者情報を検
    索し、その施工に適した施工業者を抽出して出力する施
    工業者抽出手段と、 を備える施工支援システム用サーバ装置。
12. 【請求項１２】 施主が施工条件情報を入力すると、そ
    の条件に該当する施工プラン情報を施工プラン情報記録
    手段内から検索して抽出し、さらに抽出された施工プラ
    ン情報および施工条件情報に基づいて施工業者情報記録
    手段内の施工業者情報を検索し、その施工に適した施工
    業者を抽出して施主に通知することを特徴とする施工支
    援方法。