JP2003067303A - 通信システム、ネットワーク転送通信装置及び電子情報の転送通信方法並びにそのプログラム - Google Patents

通信システム、ネットワーク転送通信装置及び電子情報の転送通信方法並びにそのプログラム

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JP2003067303A
JP2003067303A JP2001259227A JP2001259227A JP2003067303A JP 2003067303 A JP2003067303 A JP 2003067303A JP 2001259227 A JP2001259227 A JP 2001259227A JP 2001259227 A JP2001259227 A JP 2001259227A JP 2003067303 A JP2003067303 A JP 2003067303A
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Yuichi Watanabe
雄一 渡邉
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Oki Data Corp
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    • G06Q10/00Administration; Management
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 転送先数が制限されずに、使い勝手に優れ、
かつ、外出先での通信装置を使用する際にパスワードや
電子メール電文の漏洩が生じず、さらに所望のメールア
ドレスのみの転送を可能にして通信時間を短縮する。 【解決手段】 通信回線網(1a,1b,2)を通じて
メールサーバ4が格納した受信情報を、ネットワーク転
送通信装置6Aが通信端末5からの転送要求情報に基づ
いて取り込んで通信端末5に転送する。ネットワーク転
送通信装置6Aが、受信情報及び転送要求情報から、通
信条件にかかる情報を抽出し、この抽出した情報に基づ
いて通信条件を設定する。さらに、この設定条件に基づ
いて受信情報を転送する通信制御を実行する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば、TCP/
IP(Transmission Control Protocol/InternetProtoc
ol)環境下の双方向通信ネットワーク(インターネット
など)における電子情報(例えば、電子メール)を転送
する通信システム及び電子情報の転送通信方法並びにそ
のプログラムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の双方向通信ネットワーク
における電子メール通信では、例えば、インターネット
サービスプロバイダ(ISP:Internet Service Provid
er)から、ユーザとの契約に基づいて、ISPへのアク
セスのための接続識別符号(ID)及びパスワードやメ
ールアドレス及び電子メールパスワード等が個々の申込
み者(以下、ユーザと表記)に付与される。
【0003】この電子メール通信では、ISPがデータ
ベース(D/B)装置に着信した電子メールをユーザに
通知する着信通知とともに、着信電子メールの転送を行
うサービスが実施されている。この転送としては、例え
ば、インターネットアクセスが可能なメーラーアプリケ
ーションプログラムを搭載した携帯端末や、外出先で借
用する通信端末(メーラーアプリケーションプログラム
(ウェブブラウザ)を搭載した小型汎用コンピュータ)
への転送が可能である。この場合、ISPが提供する転
送サービスに対する転送先メールアドレス登録設定をユ
ーザが予め行っている。また、このようなISPへの転
送登録設定を行っていない場合、例えば、外出先で借用
した通信端末から、自己(ユーザ)への着信電子メール
を取り込んで閲覧する場合は、借用した通信端末からI
SPに接続し、かつ、自己宛に着信している電子メール
を取り込んで、その情報内容(コンテンツ)の閲覧を行
っている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来例では、次のような(1)(2)(3)の不都合があ
る。 (1)転送サービスでは、登録設定が可能な転送先(メ
ールアドレス)数が限られており、ユーザ側での利用上
の不便があった。 (2)外出先で通信端末を借用する際は、この通信端末
にインストールされているメーラーアプリケーションプ
ログラムにユーザが、その個人や企業のメールアドレス
やパスワードを設定する必要がある。この場合、設定に
よるメールアドレスやパスワードの漏洩不安がある。換
言すれば、電子メール情報を予期せぬ人に読まれてしま
う可能性がある。 (3)前記した(1)(2)では、ISPのデータベー
ス装置に着信している全ての電子メールを転送してしま
うため、回線接続時間が長くなる。したがって、特に、
ISPアクセスがダイヤルアップ接続の場合、さらに、
アクセス場所が海外などの遠距離地では通信料金(課
金)が多大になってしまう。
【0005】本発明は、以上の点に着目してなされたも
ので、(a)転送先数(例えば、メールアドレス数)が
制限されずに、その使い勝手が向上し、かつ、(b)外
出先で借用した通信装置に自己(ユーザ)への転送電子
情報(例えば、電子メール)受信のための情報設定を行
う必要がなくなって、パスワードや電子情報の漏洩が生
じなくなるとともに、(c)所望の電子情報送信先(例
えば、メールアドレス)のみの選択転送が可能になって
回線接続時間を短縮できる、通信システム及び電子情報
の転送通信方法並びにそのプログラムの提供を目的とし
ている。
【0006】さらに、本発明は、外出先で借用できる電
子情報(例えば、電子メール)通信が可能な通信装置が
ない場合にも、ファクシミリ装置を用いたファクシミリ
通信を通じて、外出先で中継通信装置(例えば、IS
P)からの転送による電子メールの受信・閲覧が可能に
なる、通信システム及び電子情報の転送通信方法並びに
そのプログラムの提供を目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を達成するため
に、本発明の通信システムは、通信ネットワークを通じ
て受信した受信電子情報を、ネットワーク転送通信装置
が通信端末からの転送要求情報に基づいて前記通信端末
に転送するものであり、前記ネットワーク転送通信装置
が、前記転送要求情報から、通信条件にかかる情報を抽
出する情報抽出手段と、前記情報抽出手段が抽出した情
報に基づいて通信条件を設定する通信条件設定手段と、
前記通信条件設定手段での設定条件に基づいて前記受信
電子情報を転送する通信制御を実行する通信制御手段と
を備えることを特徴としている。
【0008】また、他の発明は、通信ネットワークを通
じて受信した受信電子情報を、通信端末からの転送要求
情報に基づいて前記通信端末に転送するネットワーク転
送通信装置であって、前記転送要求情報から、通信条件
にかかる情報を抽出する情報抽出手段と、前記情報抽出
手段が抽出した情報に基づいて通信条件を設定する通信
条件設定手段と、前記通信条件設定手段での設定条件に
基づいて前記受信電子情報を転送する通信制御を実行す
る通信制御手段とを備えることを特徴としている。
【0009】本発明の通信システム又はネットワーク転
送通信装置は、好適な例として、前記情報抽出手段が、
転送対象となる前記受信電子情報の周期的な検出を行う
とともに、前記通信制御手段が、検出した前記受信電子
情報を通信端末に転送する制御を実行することを特徴と
している。さらに、前記通信制御手段に、前記情報抽出
手段に登録された通信条件にかかる情報としての転送先
情報を取り込んで格納する転送先情報格納部と、転送対
象となる受信電子情報と前記転送先情報格納部に格納さ
れた転送先情報とを関連付けるための転送元情報格納部
と、転送先ごとに前記受信電子情報の転送可否を示す情
報を格納する転送情報可否格納部とを有することを特徴
としている。
【0010】本発明の通信システム又はネットワーク転
送通信装置は、好適な例として、前記情報抽出手段が、
前記受信電子情報から、少なくとも送信元を示す情報、
転送元を示す情報及び受信電子情報の発信者を示す情報
を抽出することを特徴としている。また、前記通信条件
設定手段が、前記転送依頼から抽出した返信のための情
報に基づいた転送先を示す情報を生成し、この転送先を
示す情報に対応する受信電子情報を検出して、該当する
受信電子情報を、前記受信電子情報の転送を依頼した通
信端末に転送することを特徴としている。
【0011】また、本発明の通信システム又はネットワ
ーク転送通信装置は、好適な例として、前記通信ネット
ワークを通じた受信電子情報が電子メール情報であり、
前記情報抽出手段が抽出する通信条件にかかる情報が、
電子メール転送設定情報であり、前記通信制御手段が実
行する通信制御が、電子メール転送動作にかかる通信制
御であることを特徴としている。さらに、前記通信ネッ
トワークを通じた受信電子情報が電子メール情報であ
り、前記情報抽出手段が抽出する通信条件にかかる情報
が、ファクシミリ伝送設定情報であり、前記通信制御手
段が実行する通信制御が、前記電子メールをファクシミ
リデータとして転送するファクシミリ伝送動作にかかる
通信制御であることを特徴としている。
【0012】本発明の電子情報の転送通信方法は、通信
ネットワークを通じて受信した受信電子メール情報を、
ネットワーク転送通信装置が通信端末からの転送要求情
報に基づいて前記通信端末に転送するためのものであ
り、前記転送要求情報から電子メール転送設定情報を抽
出する過程と、前記抽出された電子メール転送設定情報
に基づいて通信条件を設定する過程と、この設定条件に
基づいて受信電子メール情報を転送する電子メール転送
制御を実行する過程とを有することを特徴としている。
【0013】また、本発明の電子情報の転送通信方法
は、通信ネットワークを通じて格納した受信電子メール
情報を、ネットワーク転送通信装置がファクシミリ装置
からの転送要求情報に基づいて前記ファクシミリ装置に
転送するためのものであり、前記ファクシミリ装置から
の転送要求情報からファクシミリ伝送設定情報を抽出す
る過程と、前記抽出されたファクシミリ伝送設定情報に
基づいて通信条件を設定する過程と、この設定条件に基
づいて受信電子メール情報をファクシミリデータとして
転送するファクシミリ伝送制御を実行する過程とを有す
ることを特徴としている。
【0014】本発明のプログラムは、受信電子情報及び
転送要求情報から、通信条件にかかる情報を抽出する処
理と、前記抽出された情報に基づいて通信条件を設定す
る処理と、前記設定条件に基づいて前記受信電子情報を
転送する通信制御を実行する処理とを実質的なコンピュ
ータが実行するものである。
【0015】このような本発明では、転送先数(例え
ば、メールアドレス数)が制限されなくなる。また、外
出先で借用した通信装置に自己(ユーザ)への転送電子
情報(例えば、電子メール)受信のための情報設定を行
う必要がなくなって、パスワードや電子情報内容の漏洩
が生じなくなる。さらに所望の電子情報送信先(例え
ば、メールアドレス)のみの選択転送が可能になって接
続(通信)時間が短縮される。
【0016】また、本発明は、外出先で借用できる電子
情報(例えば、電子メール)通信が可能な通信装置がな
い場合にも、ファクシミリ装置を用いたファクシミリ通
信を通じて、外出先で中継通信装置(例えば、ISP)
からの転送による電子情報の受信・閲覧が可能になる。
【0017】
【発明の実施の形態】次に、本発明の通信システム、ネ
ットワーク転送通信装置及び電子情報の転送通信方法並
びにそのプログラムの実施形態を図面参照の上で詳細に
説明する。 (第1実施形態)図1は本発明の第1実施形態における
構成を示す通信ネットワーク図である。図1において、
この例は、アナログ固定通信回線網1aとデジタル固定
通信回線網1b、及びデジタル移動通信網2(この三つ
の通信網をまとめて、適宜、通信回線網と表記)が設け
られている。デジタル移動通信網2には、セル基地局2
aに、無線区間(エアーインタフェース)を通じて、電
子メールの発信側である通信端末3(携帯電話機や携帯
情報端末/PDA)が収容されている。また、アナログ
固定通信回線網1aにも電子メールの発信側である前記
通信端末3としての小型汎用コンピュータが接続されて
いる。
【0018】アナログ固定通信回線網1aには、発信側
の通信端末3からの電子メール受信側であるユーザが外
出先で使用可能な通信端末5が接続されている。アナロ
グ固定通信回線網1aには、さらに、以降の図2に示す
本発明を実施するためのネットワーク転送通信装置6A
とともに、発信側の通信端末3からの電子メールの受信
側(ユーザ)が通常時(非外出時)に使用する通信端末
7が接続されている。通信端末5,7は、メーラーアプ
リケーションプログラム及び変復調器(モデム)を搭載
した小型汎用コンピュータで実現される。
【0019】デジタル固定通信回線網1bには、ISP
などに設置されるメールサーバ4(請求項における中継
通信装置)とともに、ネットワーク転送通信装置6Aに
収容された、次の図2をもって説明するローカルエリア
ネットワーク(LAN)がデジタル固定通信回線網1b
に接続されている。
【0020】なお、図1の通信回線網は、この構成に限
定されない。アナログ固定通信回線網1a又はデジタル
固定通信回線網1bの一方のみでも良く、特にデジタル
移動通信網2が設けられない通信ネットワーク構成でも
良い。また、各種の伝送方式(マルチメディア伝送)の
ためのゲートウェイやコンテンツ編集サーバ等について
は、その図示を省略した。
【0021】図2は本発明に係るネットワーク転送通信
装置6Aの構成例を示すブロック図である。図2におい
て、このネットワーク転送通信装置6Aには、アナログ
固定通信回線網1aに接続されて、以降の第2実施形態
におけるファクシミリ通信制御を実行するNCU(Netw
ork Control Unit)21、及びデジタルデータをアナロ
グデータに変換して送受信を行う変復調器(モデム)2
2がバスラインBusに接続されている。さらに、この
ネットワーク転送通信装置6Aには、送信データを符号
化し、かつ、受信データの復号化を行うエンコーディッ
ク(ENCDEC)回路23とともに、ファクシミリ機
能としての、原稿から読み取った画像データ又は受信し
た画像データ格納するイメージメモリ24、及びハード
コピーを出力する印刷装置25がバスラインBusに接
続されている。
【0022】また、このネットワーク転送通信装置6A
には、ファクシミリ機能としての、各種原稿を読み取っ
た画像データを出力する読取装置26とともに、電子メ
ール通信を実行する受信用の通信プロトコル(例えば、
POP3:Post Office Protocol Version3)、及び送
信用の通信プロトコル(例えば、SMTP:Simple Mail
Transfer Protocol)などの通信プロトコルを処理する
ネットワークインタフェース(I/F)部27、及びメ
ールサーバ4へのアクセス制御を実行するメールサーバ
アクセス部28と、受信した電子メールを転送先アドレ
スに転送する制御を実行する転送制御部29と、受信
(着信)している電子メールから転送先情報や転送すべ
き電子メール電文(情報)を抽出するための転送先情報
抽出部30とが設けられており、それぞれバスラインB
usに接続されている。
【0023】さらに、このネットワーク転送通信装置6
Aには、当該ネットワーク転送通信装置6Aの各部を制
御するCPU31とともに、プログラム、プログラム実
行における変数及び装置設定情報を保持するためのフラ
ッシュメモリ32、及び各種情報を入力するための入力
装置33と、入出力(I/O)回路36と、処理データ
を画像表示するための処理を行う画像処理部37、処理
データを画像表示する液晶ディスプレイ(LCD)など
の表示装置38とが設けられており、それぞれバスライ
ンBusに接続されている。
【0024】前記したネットワークI/F部27にはロ
ーカルエリアネットワーク(LAN)が接続されてい
る。このLANはデジタル固定通信回線網1bに接続さ
れており、このLANを通じて以下に説明する本発明の
実施形態に対応した電子メール通信を実行する。なお、
LANはアナログ固定通信回線網1aに接続して本発明
の実施形態に対応した電子メール通信を実行することも
可能である。この場合、ネットワークI/F部27とC
PU31との連動制御により、NCU21、変復調器
(モデム)22及びアナログ固定通信回線網1aを使用
して、その電子メール通信を実行する。また、図2中の
NCU21及び変復調器(モデム)22に代えて、デジ
タル終端装置(DSU)やターミナルアダプタ(TA)
などを設けることによって、デジタル固定通信回線網1
bに接続することも可能である。
【0025】なお、図2に示す構成例は、特に限定され
ない。特に本発明を実行するためのメールサーバアクセ
ス部28、転送制御部29及び転送先情報抽出部30の
動作を、CPU31を中心としたワーキング用メモリ
(フラッシュメモリ32)とともに、図示しないROM
に格納した本発明の実施形態を実行するためのブートプ
ログラムや、制御プログラム及び通信プロトコルの実行
によっても実現できる(請求項におけるプログラムに対
応)。
【0026】図1中のメールサーバ4は既知の構成であ
る。例えば、回線接続装置、ウェブサーバと、FTP
(File Transfer Protocol)ファイル転送サーバ、DN
S(Domain Name System)サーバFAX/電子メールサ
ーバ、データベース(D/B)サーバ及びデータベース
装置などを備えた構成が知られている。詳細な説明は省
略する。
【0027】通信端末3としての携帯電話機もPDC
(Personal Digital Cellular Telecommunication Syst
em)方式、PHS(Personal Handyphone System)方式
(TDMA,TDD,CDMA)として知られた構成で
ある。通信端末3としてのPDA、小型汎用コンピュー
タも良く知られた構成動作であり、それぞれの詳細な説
明は省略する。携帯電話機はインターネットアクセスが
可能な専用HTMLタグ記述のコンテンツを閲覧するア
プリケーション(専用ブラウザ)を搭載し、また、PD
A、小型汎用コンピュータもインターネットアクセスが
可能なアプリケーション(ブラウザ/メーラーアプリケ
ーションプログラム)を搭載した既知の構成である。
【0028】図3はメールサーバアクセス部28及び転
送制御部29と転送先情報抽出部30の格納内容及び転
送依頼電子メール通信の定め(ルール)を説明するため
の図である。メールサーバアクセス部28は、図3
(a)に示すように、メールサーバ4に関するルールが
設定されており、(1)メールサーバの名称、(2)メ
ールサーバのアカウント、(3)パスワード、(4)メ
ールチェックを行う又は行わない(ON又はOFF)、
(5)転送したい特定メールアドレスの各エリア28−
1〜28−nを有している。
【0029】図3(b)において、転送制御部29は、
(1)メールサーバアクセス部28と転送先アドレスを
関連付けるための転送元サーバ情報格納部29−1とと
もに、(2)メールサーバアクセス部28にて登録され
ているメールサーバ(ここではメールサーバ4)ごと
の、転送すべきメールアドレスを格納する転送先アドレ
ス格納部29−2、及び(3)転送先ごとに電子メール
転送の可否情報を格納するための転送可否情報格納部2
9−3の各エリアを有している。
【0030】図3(c)において、転送先情報抽出部3
0は、転送依頼電子メールルール30−1を有してお
り、「送信元(a):転送を依頼している外出先通信端
末5が使用しているメールアドレスと、表題(b):転
送元メールアドレスと、本文(c):オリジナル送信側
の電子メールと、ON又はOFF情報(d):メールチ
ェックを行う又は行わないを示すON又はOFF」それ
ぞれの設定内容からなる。
【0031】次に、第1実施形態の動作について説明す
る。この動作説明は以下である。 (1)図2を参照したメールサーバ4における要部動作
(a)(b)(c) (2)図1から図6を参照した第1実施形態全体動作
【0032】(1)メールサーバ4における要部動作 (a)図2に示すメールサーバアクセス部28には、図
3(a)に示すエリア28−1〜28−nへ入力装置3
3の操作でプロバイダ(メールサーバ4)から付与され
た複数のメールサーバ情報(アカウント、メールアドレ
ス、パスワード等)を設定する。このパスワードは、設
定者(ユーザ)以外において閲覧不能である。また、メ
ールサーバアクセス部28の図3(a)に示すエリア2
8−1〜28−nには、入力装置33の操作でメールチ
ェックON又はOFF情報とメールアドレス(着信電子
メールにおける発信者メールアドレス)を、転送先情報
抽出部30(図3(c)に示す転送依頼電子メールルー
ル30−1)から取り出して格納する。
【0033】この転送先情報抽出部30における転送依
頼電子メールルール30−1の「ON又はOFF情報
(d):メールチェックを行う又は行わないを示すON
又はOFF」の設定に基づいて、メールサーバアクセス
部28がメールサーバ4に対し、一定周期で電子メール
の検出を行う。これらの指定に対する着信電子メールを
メールサーバ4が格納している場合は、転送先情報抽出
部30が、転送制御部29に通知する。なお、ここでは
「ON又はOFF情報(d):メールチェックを行う又
は行わないを示すON又はOFF」の設定において、複
数の転送先が指定されている場合は、その全ての宛て先
転送ON又はOFF設定が、OFFときのみ電子メール
チェックを行わないものとする。また、一定周期は、例
えば、5分、10分、30分、1時間間隔の少なくとも
一つを設定する。
【0034】(b)図2における転送制御部29は、メ
ールサーバアクセス部28及び転送先情報抽出部30の
情報に基づいて転送すべき電子メールをネットワークI
/F部27のインターネット送信用の通信プロトコル
(例えば、SMTP)によって送信する。具体的には、
メールサーバアクセス部28がネットワークI/F部2
7のインターネット受信用の通信プロトコル(例えば、
POP3)を利用して、メールサーバ4をチェックす
る。そして、前記した転送条件を満たした場合は、転送
制御部29に転送する旨を通知する。そして、転送制御
部29が転送元サーバ情報格納部29−1と転送先アド
レス格納部29−2との内容に基づいて電子メールを作
成し、この電子メールをネットワークI/F部27から
SMTプロトコルを通じて外出先における通信端末5に
転送(送信)する。
【0035】(c)図2に示す転送先情報抽出部30
は、外出先の通信端末5からネットワーク転送通信装置
6A宛にメールサーバ4に着信している自己(ユーザ)
宛の電子メールを検出して、その転送を依頼するが、こ
の電子メールフォーマットとして、一般的な電子メール
のヘッダ部(特に印刷した際の最初部分)に送信者(送
信元)、表題(件名)の情報が記載されており、この後
に本文(電子メール電文)が記載されていることを利用
する。この記載情報から転送先情報抽出部30が、図3
(c)に示す転送依頼電子メールルール30−1に対応
する情報を抽出して、前記した「送信元転送先アドレス
から転送ON/OFF情報まで」のそれぞれに登録す
る。
【0036】(2)全体動作 図4は全体動作を説明するためのブロック図である。ま
ず、図4に示すように、電子メール発信側である通信端
末3から通信回線網を通じてメールサーバ4に、ユーザ
が通常使用する通信端末7宛のメールアドレスに電子メ
ールが発信される。通常時(ネットワーク転送通信装置
6Aによる非転送時)は、ユーザが通常使用する通信端
末7宛に着信通知が行われた後で、あるいは自主的に通
信端末7からメールサーバ4にアクセスされ、このメー
ルサーバ4の図示しないデータベース装置に格納(着
信)されている電子メールが通信端末7に転送されてユ
ーザが閲覧する。
【0037】ユーザが外出先の通信端末5から、以降で
詳細に説明するようにネットワーク転送通信装置6A
へ、メールサーバ4に着信しているメール転送依頼の電
子メールを送信する。この電子メール転送依頼に基づい
てネットワーク転送通信装置6Aが、メールサーバ4へ
ユーザのメールアドレスの電子メールを確認(検出)し
て取り込む。そして、この電子メールが外出先の通信端
末5に転送されて、ユーザが外出先で自己(ユーザ)宛
の電子メールを閲覧できるようになる。
【0038】電子メール転送依頼による電子メール転送
を行うネットワーク転送通信装置6Aの動作を詳細に説
明する。図5は全体動作におけるメールアドレス例を示
す図である。さらに、図6は全体動作の伝送シーケンス
・フローチャートである。図1から図5において、電子
メール発信側である通信端末3から通信回線網を通じて
メールサーバ4に、ユーザが通常時(非外出時)に使用
する通信端末7(メールアドレス)宛に電子メールが発
信される(ステップS1)。この電子メールがメールサ
ーバ4の図示しないデータベース装置に格納される(ス
テップSA,SB)。
【0039】次に、ネットワーク転送通信装置6Aに、
外出先の通信端末5からの設定によって(ステップS
a)、図2に示すメールサーバアクセス部28のエリア
28−1に、図3(a)に示した「(1)メールサーバ
の名称から(5)転送したい特定メールアドレスまで」
を設定する(ステップS100,S101)。
【0040】この設定内容の具体例としては、例えば、
メールサーバ(メールサーバ4)名「POP3@ghi
jk.co.jp」、アカウント「yu−abcde
f」、パスワード「123456」を予め設定する。そ
して、外出先で使用する通信端末5へ、ネットワーク転
送通信装置6Aからメールアドレス「yu−abcde
f@ghijk.co.jp」宛の電子メール転送を希
望する場合は、各メールアドレスが図5に示す例のよう
になる。図5では外出先で使用する通信端末5がメール
アドレス「yabcde@rst.com」(送信元)
であり、ネットワーク転送通信装置6Aがメールアドレ
ス「yu−abcdef@ghijk.co.jp」、
及び発信元(オリジナル送信者/通信端末3)がメール
アドレス「yuiabcdef@rst.co.jp」
が示されている。なお、ここでは電子メール転送を有効
とする「ON」である。
【0041】ネットワーク転送通信装置6Aは外出先で
使用される通信端末5からの転送依頼電子メールを受信
すると(ステップSb,S102)、転送先情報抽出部
30が電子メール「表題」の部分を調べる(ステップS
103)。この調べで「表題」中にメールサーバアクセ
ス部28に登録されているメールアドレスが記載されて
いることを認識すると、電子メール転送の有効無効を、
メールサーバアクセス部28の電子メールチェックON
/OFFエリア28−1及び、転送制御部29の転送可
否情報格納部29−3に登録する(ステップS10
4)。
【0042】転送元に対して転送先のメールアドレスが
複数設定されている場合(ステップS105)、全転送
先の転送情報設定が全てOFFかを調べる(ステップS
106)。なお、この設定はメールサーバアクセス部2
8の電子メールチェックON/OFFエリア28−1に
ON又はOFFが設定されているものである。全転送先
に対する転送情報の設定がOFFでない場合(S10
6:Yes)、電子メールの「表題」部分に格納されて
いるオリジナル送信者のメールアドレスを指定メールア
ドレス格納エリア28−1に登録する(ステップS10
7)。さらに、送信元メールアドレスを転送制御部29
の転送先アドレス格納部29−2に登録する(ステップ
S108)。
【0043】転送先情報抽出部30によりメールサーバ
アクセス部28及び転送制御部29の登録が終了して、
メールサーバアクセス部28が電子メールチェックON
の場合、ネットワーク転送通信装置6Aは、メールサー
バアクセス部28において、周期的(例えば、5分、1
0分、30分、1時間間隔などの少なくとも一つ)にメ
ールサーバ4をチェックする。このチェックで指定メー
ルアドレスから着信している電子メールを検出して取り
込む(ステップS109)。転送制御部29が、転送元
サーバ情報格納部29−1や転送先アドレス格納部29
−2に格納されている電子メール転送のために必要な情
報をまとめて、転送電子メールを作成する(ステップS
110)。この電子メールをネットワークI/F部27
がSMTPによって外出先で使用されている通信端末5
に送信する。通信端末5が電子メールを画面表示してユ
ーザが閲覧する(ステップSc)。
【0044】なお、ステップS105で転送先のメール
アドレスが複数設定でない場合、すなわち、転送先のメ
ールアドレスが一つであり、かつ、この転送先の転送情
報の設定がONの場合は、ステップS107に進んで、
送信者メールアドレスから処理を実行する。本実施例で
は、転送元メールアドレスを「表題」、送信者アドレス
を「本文」として、電子メール転送依頼用メールの形式
としたが、これは逆であってもよく、種々の組合せにて
実施することが可能である。
【0045】このように、この第1実施形態では、電子
メール転送依頼の電子メールを、ネットワーク転送通信
装置6Aに外出先の通信端末5から送信する。これによ
って、メールサーバ4に着信している自己(ユーザ)宛
の電子メールが転送される。この場合、従来例のISP
などによる転送サービスに比較して、前記したようにネ
ットワーク転送通信装置6Aへの転送先数(メールアド
レス数)が制限されなくなる。また、外出先などでの借
用通信装置に自己(ユーザ)への転送電子メール受信の
ための情報設定を行う必要がなくなって、パスワードや
電子メール電文の漏洩が生じなくなり、予期せぬ人に電
子メールを読まれてしまうことがなくなる。さらに、所
望のメールアドレスのみの転送が可能になって通信時間
が短縮され、特に外出先で借用した通信端末5がダイヤ
ルアップ接続の場合の課金を削減できる。
【0046】(第2実施形態)この第2実施形態の全体
の構成は図1に示す第1実施形態と同様である。図7は
第2実施形態における図1中のネットワーク転送通信装
置6Bの内部構成を示すブロック図である。図7におい
て、このネットワーク転送通信装置6Bは、図2に示す
メールサーバ4に、ファクシミリ通信で送付された電子
メール転送依頼文書から転送先の電話番号、オリジナル
送信者のメールアドレスを抽出するFAX情報認識部3
4とともに、このFAX情報認識部34で検出した電子
メールをファクシミリデータに変換して送信するFAX
転送制御部35が、図2の第1実施形態に追加された構
成となっている。
【0047】次に、第2実施形態の動作について説明す
る。この第2実施形態では、外出先のファクシミリ装置
を使用し、そのファクシミリ通信によって自己(ユー
ザ)宛の電子メールの転送を受けて閲覧する。なお、前
記した第1実施形態が、外出先での電子メール転送依頼
を、この外出先で借用する通信端末5のメーラーアプリ
ケーションプログラムで送信している。実際には、特定
の電子メールを、外出先で使用する通信端末5が使用す
るメールアカウントに対して転送する。
【0048】このファクシミリ通信による電子メール転
送では、ネットワーク転送通信装置6Bに電子メール転
送依頼をファクシミリ送信によって行い、かつ、ネット
ワーク転送通信装置6Bが電子メールをファクシミリデ
ータに変換し、電子メール転送依頼で指定された電話番
号のネットワーク転送通信装置6Bにファクシミリ送信
している。
【0049】このファクシミリ通信による電子メール転
送動作を詳細に説明する。図1及び図7において、外出
先の図示しないファクシミリ装置からネットワーク転送
通信装置6Bにファクシミリ文書(データ)による電子
メール転送依頼文書が送信される。ネットワーク転送通
信装置6Bでは、ファクシミリ文書(画像データ)がア
ナログ固定通信回線網1aを通じてNCU21で受信さ
れ、さらに、変復調器22及びエンコーディック回路2
3で処理されてイメージメモリ24に格納される。な
お、イメージメモリ24の画像データは、印刷装置25
では印刷されない。
【0050】そして、ネットワーク転送通信装置6Bで
は、FAX情報認識部34が、イメージメモリ24に格
納されているファクシミリデータの電子メール転送依頼
文書データをCPU31の制御を通じて取り込んで、転
送先(外出先)の電話番号及びオリジナル送信者のメー
ルアドレスを抽出する。この抽出は以下の(1)から
(4)である。
【0051】(1)電話番号を、FAX情報認識部34
がファクシミリ伝送手順(例えば、ITU−T(intern
ational Telecommunication Union-Telecommunication
Standardization Sector)/T.30勧告のG3規格フ
ォーマット)におけるTSI/CSI(Transmitting S
ubscriber Identification/Called Subscriber Identi
fication)信号から抽出する。 (2)例えば、ITU−T/T.30勧告のG3規格フ
ォーマットなどにおける空き領域(非標準手順領域)に
転送先の電話番号、オリジナル送信者のメールアドレス
等を格納してファクシミリ装置が送信し、この信号から
FAX情報認識部34が転送先の電話番号、オリジナル
送信者のメールアドレス等を抽出する。なお、ファクシ
ミリ伝送はT.30勧告のG3方式にかかわらずG4方
式などでも可能である。
【0052】(3)ファクシミリ文書中に転送先の電話
番号、オリジナル送信者のメールアドレス等を記載し、
FAX情報認識部34が既知の文字認識(Character Re
cognition)によって、転送先の電話番号、オリジナル
送信者のメールアドレス等を抽出する。 (4)予めメール転送依頼ルールを定めておき、図示し
ないファクシミリ装置や電話機からのプッシュボタン
(PB)電話方式におけるデュアルトーン(DTMF/
キーごとに割り付けられた異なる2周波信号)信号をF
AX情報認識部34が識別して、転送先の電話番号、オ
リジナル送信者のメールアドレス等を抽出する。
【0053】FAX情報認識部34は、ファクシミリ文
書によるメールサーバ4にアクセスするためのメール転
送依頼データを認識すると、メールサーバアクセス部2
8に登録されているメールアドレスを調べる。ここにメ
ールアドレスが登録されていることを認識すると、FA
X情報認識部34が前記した(1)から(4)によっ
て、第1実施形態と同様に、メールサーバアクセス部2
8(エリア28−1〜28−n)にメールサーバの名
称、メールサーバのアカウント、パスワード、メールチ
ェックON/OFF、転送したい特定メールアドレスを
登録する。ここでの転送先は、ユーザが外出先で使用す
るファクシミリ電話番号である。FAX情報認識部34
が転送先のファクシミリ電話番号をFAX転送制御部3
5に登録する。これによってメールサーバアクセス部2
8とFAX転送制御部35への登録が終了する。メール
チェックON設定の場合のメールサーバ4に対するメー
ルチェックの処理は第1実施形態と同様である。
【0054】すなわち、ネットワーク転送通信装置6B
は、メールサーバアクセス部28にて周期的(例えば、
5分、10分、30分、1時間間隔などの少なくとも一
つ)にメールサーバ4をチェックして、指定した自己
(ユーザ)宛のメールアドレスの電子メールを検出する
と、FAX転送制御部35が、この検出された電子メー
ルをファクシミリデータに変換する。このファクシミリ
文書が前記メール転送依頼文書から登録した転送先のフ
ァクシミリ電話番号宛にファクシミリ送信される。この
ファクシミリ文書の送信は、既知のITU−T規格G3
方式の伝送手順T.30である。すなわち、トレーニン
グ信号での伝送記述子ハンドシェイク(送受信)による
既知の技術であり、詳細な説明は省略する。
【0055】なお、電子メールのファクシミリ送信はテ
キストファイルのみをファクシミリデータに変換して転
送しても良い。この場合、文字コードのみが転送され
る。いわゆる、制御コード(改行や文字終了記号/文字
コードセット「シフトJIS,Uidcode」)を送
信しないため,その送信データ量が少なくなって送信時
間を短くできる。また、静止画圧縮画像データ(例え
ば、ITU−T規格化によるJPEG:Joint Photograp
hic Experts Group)、画像ファイル(例えば、TIF
F:Tagged Image File Format)等の既知のフォーマッ
トの添付ファイルのみをファクシミリデータに変換して
送信するようにしても良い。
【0056】このように、この第2実施形態では、外出
先で借用できる電子メール通信が可能な通信装置がない
場合にも、ファクシミリ装置を用いたファクシミリ通信
を通じて、外出先でISPなどからの転送による電子メ
ールの受信・閲覧が可能になる。
【0057】なお、この第1及び第2実施形態では、ネ
ットワーク転送通信装置6A,6Bを通信回線網に接続
したメールサーバ4とは別体とした構成であるが、メー
ルサーバ4にネットワーク転送通信装置6A,6Bを一
体化した構成とすることもできる。この一体化した構成
は、当業者が容易に創達できる設計的な事項であり本発
明に含まれる。また、本発明は、メールサーバ4を介さ
ずにメールの受信が可能な通信システム及び通信装置に
適用ができる。
【0058】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
の通信システム、装置及び電子情報の転送通信方法並び
にそのプログラムによれば、所望の電子情報転送先(例
えば、メールアドレス)のみの転送が可能になり、ユー
ザにおける利便性が向上するとともに、その通信時間が
短縮され、特に外出先での借用通信装置がダイヤルアッ
プ接続の場合の課金を削減できるという効果がある。
【0059】さらに、本発明によれば、外出先で借用で
きる電子情報(例えば、電子メール)通信が可能な通信
装置がない場合にも、ファクシミリ装置を用いたファク
シミリ通信を通じて、外出先で電子情報の受信・閲覧が
可能になり、その利便性がさらに向上するという効果が
ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態における構成を示す通信
ネットワーク図である。
【図2】図1中の本発明に係るネットワーク転送通信装
置の構成例を示すブロック図である。
【図3】図2中のメールサーバアクセス部及び転送制御
部と転送先情報抽出部の格納内容を説明するための図で
ある。
【図4】第1実施形態にあって全体動作を説明するため
のブロック図である。
【図5】第1実施形態にあって全体動作における複数の
メールアドレス例を示す図である。
【図6】第1実施形態にあって全体動作の伝送シーケン
ス・フローチャートである。
【図7】第2実施形態におけるネットワーク転送通信装
置の内部構成を示すブロック図である。
【符号の説明】
1a アナログ固定通信回線網 1b デジタル固定通信回線網 3,5,7 通信端末 6A,6B ネットワーク転送通信装置 4 メールサーバ 27 ネットワークI/F部 28 メールサーバアクセス部 29 転送制御部 30 転送先情報抽出部 31 CPU 34 FAX情報認識部 35 FAX転送制御部

Claims (17)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 通信ネットワークを通じて受信した受信
    電子情報を、ネットワーク転送通信装置が通信端末から
    の転送要求情報に基づいて前記通信端末に転送する通信
    システムであって、 前記ネットワーク転送通信装置が、 前記転送要求情報から、通信条件にかかる情報を抽出す
    る情報抽出手段と、 前記情報抽出手段が抽出した情報に基づいて通信条件を
    設定する通信条件設定手段と、 前記通信条件設定手段での設定条件に基づいて前記受信
    電子情報を転送する通信制御を実行する通信制御手段
    と、 を備えることを特徴とする通信システム。
  2. 【請求項2】 前記情報抽出手段が、 転送対象となる前記受信電子情報の周期的な検出を行う
    とともに、 前記通信制御手段が、 検出した前記受信電子情報を通信端末に転送する制御を
    実行することを特徴とする請求項1記載の通信システ
    ム。
  3. 【請求項3】 前記通信制御手段に、 前記情報抽出手段に登録された通信条件にかかる情報と
    しての転送先情報を取り込んで格納する転送先情報格納
    部と、 転送対象となる受信電子情報と前記転送先情報格納部に
    格納された転送先情報とを関連付けるための転送元情報
    格納部と、 転送先ごとに前記受信電子情報の転送可否を示す情報を
    格納する転送情報可否格納部と、 を有することを特徴とする請求項1記載の通信システ
    ム。
  4. 【請求項4】 前記情報抽出手段が、 前記受信電子情報から、少なくとも送信元を示す情報、
    転送元を示す情報及び受信電子情報の発信者を示す情報
    を抽出することを特徴とする請求項1記載の通信システ
    ム。
  5. 【請求項5】 前記通信条件設定手段が、 前記転送依頼から抽出した返信のための情報に基づいた
    転送先を示す情報を生成し、この転送先を示す情報に対
    応する受信電子情報を検出して、該当する受信電子情報
    を、前記受信電子情報の転送を依頼した通信端末に転送
    することを特徴とする請求項1記載の通信システム。
  6. 【請求項6】 前記通信ネットワークを通じた受信電子
    情報が電子メール情報であり、 前記情報抽出手段が抽出する通信条件にかかる情報が、
    電子メール転送設定情報であり、 前記通信制御手段が実行する通信制御が、電子メール転
    送動作にかかる通信制御であることを特徴とする請求項
    1記載の通信システム。
  7. 【請求項7】 前記通信ネットワークを通じた受信電子
    情報が電子メール情報であり、 前記情報抽出手段が抽出する通信条件にかかる情報が、
    ファクシミリ伝送設定情報であり、 前記通信制御手段が実行する通信制御が、前記電子メー
    ルをファクシミリデータとして転送するファクシミリ伝
    送動作にかかる通信制御であることを特徴とする請求項
    1記載の通信システム。
  8. 【請求項8】 通信ネットワークを通じて受信した受信
    電子情報を、通信端末からの転送要求情報に基づいて前
    記通信端末に転送するネットワーク転送通信装置であっ
    て、 前記転送要求情報から、通信条件にかかる情報を抽出す
    る情報抽出手段と、 前記情報抽出手段が抽出した情報に基づいて通信条件を
    設定する通信条件設定手段と、 前記通信条件設定手段での設定条件に基づいて前記受信
    電子情報を転送する通信制御を実行する通信制御手段
    と、 を備えることを特徴とするネットワーク転送通信装置。
  9. 【請求項9】 前記情報抽出手段が、 転送対象となる前記受信電子情報の周期的な検出を行う
    とともに、 前記通信制御手段が、 検出した前記受信電子情報を通信端末に転送する制御を
    実行することを特徴とする請求項8記載のネットワーク
    転送通信装置。
  10. 【請求項10】 前記通信制御手段に、 前記情報抽出手段に登録された通信条件にかかる情報と
    しての転送先情報を取り込んで格納する転送先情報格納
    部と、 転送対象となる受信電子情報と前記転送先情報格納部に
    格納された転送先情報とを関連付けるための転送元情報
    格納部と、 転送先ごとに前記受信電子情報の転送可否を示す情報を
    格納する転送情報可否格納部と、 を有することを特徴とする請求項8記載のネットワーク
    転送通信装置。
  11. 【請求項11】 前記情報抽出手段が、 前記受信電子情報から、少なくとも送信元を示す情報、
    転送元を示す情報及び受信電子情報の発信者を示す情報
    を抽出することを特徴とする請求項8記載のネットワー
    ク転送通信装置。
  12. 【請求項12】 前記通信条件設定手段が、 前記転送依頼から抽出した返信のための情報に基づいた
    転送先を示す情報を生成し、この転送先を示す情報に対
    応する受信電子情報を検出して、該当する受信電子情報
    を、前記受信電子情報の転送を依頼した通信端末に転送
    することを特徴とする請求項8記載のネットワーク転送
    通信装置。
  13. 【請求項13】 前記通信ネットワークを通じた受信電
    子情報が電子メール情報であり、 前記情報抽出手段が抽出する通信条件にかかる情報が、
    電子メール転送設定情報であり、 前記通信制御手段が実行する通信制御が、電子メール転
    送動作にかかる通信制御であることを特徴とする請求項
    8記載のネットワーク転送通信装置。
  14. 【請求項14】 前記通信ネットワークを通じた受信電
    子情報が電子メール情報であり、 前記情報抽出手段が抽出する通信条件にかかる情報が、
    ファクシミリ伝送設定情報であり、 前記通信制御手段が実行する通信制御が、前記電子メー
    ルをファクシミリデータとして転送するファクシミリ伝
    送動作にかかる通信制御であることを特徴とする請求項
    8記載のネットワーク転送通信装置。
  15. 【請求項15】 通信ネットワークを通じて受信した受
    信電子メール情報を、ネットワーク転送通信装置が通信
    端末からの転送要求情報に基づいて前記通信端末に転送
    するための電子情報の転送通信方法であって、 前記転送要求情報から電子メール転送設定情報を抽出す
    る過程と、 前記抽出された電子メール転送設定情報に基づいて通信
    条件を設定する過程と、 この設定条件に基づいて受信電子メール情報を転送する
    電子メール転送制御を実行する過程と、 を有することを特徴とする電子情報の転送通信方法。
  16. 【請求項16】 通信ネットワークを通じて格納した受
    信電子メール情報を、ネットワーク転送通信装置がファ
    クシミリ装置からの転送要求情報に基づいて前記ファク
    シミリ装置に転送するための電子情報の転送通信方法で
    あって、 前記ファクシミリ装置からの転送要求情報からファクシ
    ミリ伝送設定情報を抽出する過程と、 前記抽出されたファクシミリ伝送設定情報に基づいて通
    信条件を設定する過程と、 この設定条件に基づいて受信電子メール情報をファクシ
    ミリデータとして転送するファクシミリ伝送制御を実行
    する過程と、 を有することを特徴とする電子情報の転送通信方法。
  17. 【請求項17】 受信電子情報及び転送要求情報から、
    通信条件にかかる情報を抽出する処理と、 前記抽出された情報に基づいて通信条件を設定する処理
    と、 前記設定条件に基づいて前記受信電子情報を転送する通
    信制御を実行する処理と、 を実質的なコンピュータが実行するためのプログラム。
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