JP2003066360A - 電磁駆動式アクチュエータの駆動装置および揺動検出方法 - Google Patents
電磁駆動式アクチュエータの駆動装置および揺動検出方法Info
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Abstract
機能を有する電磁駆動式アクチュエータの駆動装置を提
供する。 【解決手段】駆動装置は、光スキャナー100の駆動信
号(波形A)を供給する駆動信号供給部を構成する共振
周波数追従/振幅制御回路212とドライバアンプ21
4と、駆動コイル132の両端の電圧(波形B)に基づ
いて可動部112の揺動状態を検出する揺動検出部を構
成する増幅用アンプ222と信号処理回路224とを有
している。信号処理回路224は、可動部112の揺動
の振幅情報や位相情報を抽出するため、駆動コイル13
2の両端の電圧から0Vより電位が低い部分(波形C)
を抽出する信号比較回路226と、信号比較回路226
の出力波形の極大値(波形D)を取得するピーク検出回
路228とを有している。
Description
ュエータの駆動装置および揺動検出方法に関する。
の駆動装置は、より高精度な制御のために駆動部の揺動
状態(可動部の偏向角や偏向角速度等)を検出する機能
を有していることが望まれる。
は、可動部に設けられた駆動コイルと固定部に設けられ
た検出コイルとの相互誘導を利用して可動部の揺動状態
を検出する手法が開示されている。
可動部に駆動コイルと検出コイルを設け、検出コイルが
磁界中で運動することにより発生する誘導起電力を利用
して可動部の揺動状態を検出する手法が開示されてい
る。
657769号に開示されている装置では、可動部の揺
動範囲を確保するために固定部と可動部の距離が比較的
離れている。そのため、駆動コイルと検出コイルの相互
誘導による起電力の確保が困難である。つまり、可動部
の揺動状態を反映した検出信号を安定に得ることが難し
い。
に開示されている装置では、欲しい信号は外部磁界と検
出コイルとの相対運動による誘導起電力であるが、検出
コイルの出力信号にはこの他に駆動コイルと検出コイル
の相互誘導がノイズ成分として混入するために、検出コ
イルの出力信号に歪みが生じる。また、平板状の可動部
に平面コイルが二個形成されており、検出コイルは駆動
コイルの内側に位置するため、また検出コイルの形成領
域は狭いため、検出コイルを横切る外部磁界の磁束密度
はやや低いものとなっている。
ものであり、その目的の一つは、可動部の揺動状態を高
精度に安定に検出し得る機能を有する電磁駆動式アクチ
ュエータの駆動装置を提供することである。また別の目
的は、可動部の揺動状態を高精度に安定に検出し得る電
磁駆動式アクチュエータの揺動検出方法を提供すること
である。
可動部と、固定部と、可動部が固定部に対して揺動し得
るように可動部と固定部を連結している連結部と、固定
部と可動部の一方に設けられた磁界発生部材と、固定部
と可動部の他方に設けられた駆動コイルとを備えてお
り、駆動コイルを流れる電流と磁界発生部材で発生され
る磁界との相互作用により生じる力に従って可動部が固
定部に対して揺動される電磁駆動式アクチュエータを駆
動するための駆動装置であり、駆動コイルに電流を流す
ために駆動コイルに駆動信号を供給するための駆動信号
供給部と、駆動コイルの両端の電圧に基づいて可動部の
揺動状態を検出する揺動検出部とを有している。
の共振周波数にほぼ等しい周波数を有し、一周期内の一
定期間のあいだ電流値が0である周期的な波形の電流信
号を駆動コイルに供給し、揺動検出部は、電流値が0で
ある期間に対応する期間のあいだの駆動コイルの両端の
電圧に基づいて可動部の揺動状態を検出する。
定部と、可動部が固定部に対して揺動し得るように可動
部と固定部を連結している連結部と、固定部と可動部の
一方に設けられた磁界発生部材と、固定部と可動部の他
方に設けられた駆動コイルとを備えており、駆動コイル
を流れる電流と磁界発生部材で発生される磁界との相互
作用により生じる力に従って可動部が固定部に対して揺
動される電磁駆動式アクチュエータの揺動検出方法であ
り、駆動コイルに電流を流すために駆動コイルに駆動信
号を供給するための駆動信号供給工程と、駆動コイルの
両端の電圧に基づいて可動部の揺動状態を検出する揺動
検出工程とを含んでいる。
部の共振周波数にほぼ等しい周波数を有し、一周期内の
一定期間のあいだ電流値が0である周期的な波形の電流
信号を駆動コイルに供給し、揺動検出工程は、電流値が
0である期間に対応する期間のあいだの駆動コイルの両
端の電圧に基づいて可動部の揺動状態を検出する。
の実施の形態について説明する。
電磁駆動式アクチュエータを図1に示す。図1に示され
るように、電磁駆動式アクチュエータはマイクロマシン
技術を用いて製作された電磁型光スキャナーである。
0は、一次元に揺動し得る可動部を有する揺動体110
と、磁界を発生させるための磁気回路150と、これら
を保持するベースプレート160とを備えている。
112を支持するための支持部114、116と、可動
部112と支持部114、116を連結している連結部
である一対のトーションバー118、120とを有して
いる。一対のトーションバー118、120は、支持部
114、116に対して可動部112を、トーションバ
ー118、120を通る一本の軸の周りに揺動可能に支
持している。
行なおもて面(図1に見える面)とうら面(図1に見え
ない面)とを有している。可動部112は、例えば、そ
のおもて面に形成されたミラーを有している。あるい
は、可動部112のおもて面それ自体が反射面として機
能してもよい。
動コイル132を有している。駆動コイル132は可動
部112の周縁部を周回している。駆動コイル132の
両端は、トーションバー118を通る配線を介して、支
持部114に設けられた一対の電極パッド138、14
0にそれぞれ接続されている。
対の永久磁石152、154と、これらを保持するヨー
ク156とを備えている。
ベースプレート160に固定されることで、ベースプレ
ート160に取り付けられている。また磁気回路150
は、ヨーク156がベースプレート160に固定される
ことで、ベースプレート160に取り付けられている。
この構造体において、可動部112とトーションバー1
18、120と永久磁石152、154を除いた部分が
固定部を構成している。
は反射面として機能するおもて面)に光ビームが照射さ
れ、そこで反射された光ビームは可動部112の揺動に
従って一次元的に走査される。
ル配線基板(FPC)142を経由して交流電圧の駆動
信号が印加される。これに応じて駆動コイル132には
電流が流れる。駆動コイル132を流れる電流は、磁界
成分との相互作用により、その大きさに依存して、ロー
レンツ力を受ける。
対辺部分は、そこを流れる電流が受けるローレンツ力に
より、可動部112の面(おもて面あるいはうら面)に
ほぼ垂直な方向の力を受ける。また、それら一対の対辺
部分を流れる電流は互いに逆向きであるため、可動部1
12は揺動軸の周りの偶力を受ける。このため、可動部
112は駆動コイル132を流れる電流の大きさに応じ
て揺動軸の周りに回転する。
動信号が交流電圧であるため、駆動コイル132に流れ
る電流は交流電流である。電流の方向が交互に切り替わ
るため、可動部112が受ける偶力の方向は交互に切り
替わり、これに応じて可動部112の回転方向も交互に
切り替わる。従って、可動部112は揺動軸の周りに一
定の角度範囲で双方向に繰り返し回転する(すなわち揺
動する)。その結果、可動部112で反射された光ビー
ムが一次元的に走査される。
120の構造や材質により決まる固有の共振周波数を有
しており、この共振周波数に駆動信号の周波数が一致す
るとき、最大の振れ角で振動する。
の駆動周波数−振れ角の周波数特性を図2に示す。光ス
キャナー100の挙動を駆動信号の周波数に従って三つ
の領域A、B、Cに分けて説明する。
い周波数帯域であり、この領域では、可動部112の振
れ角は周波数に依存せず、駆動信号と振れ角の位相差も
ない。すなわち、光スキャナー100の挙動は基本的に
駆動信号に追従する。
域であり、この領域では、振れ角の増加と位相の遅れが
発生し、光スキャナー100の挙動は必ずしも駆動信号
には追従しない。振れ角は、周波数、減衰率に影響され
る。
い周波数帯域であり、この領域では、基本的にトーショ
ンバー118、120の影響は無視できる。すなわち、
駆動力が一定であれば、可動部112の角加速度が一定
になるように応答する。
部112の振れ角は駆動信号の周波数に関係なく一定で
あり、共振周波数では振れ角のゲインが非常に高く、高
周波領域では、可動部112の振れ角は周波数の上昇に
応じて(角加速度が一定になるように応答するため)急
速に小さくなる。
矩形波の交流で駆動する場合には、矩形波は、周波数の
異なる複数の正弦波の合成であると考えればよい。矩形
波は、フーリエ級数展開を行なうことにより、それぞれ
の周波数成分に分解される。例えば、共振周波数frに
対して、
ものと、それを周波数領域で表したものをそれぞれ図3
と図4に示す。駆動信号をそれぞれの周波数成分に分解
すれば、それぞれの周波数に対する光スキャナーの応答
を合成したものが、矩形波駆動信号に対する光スキャナ
ーの応答となる。
分はfr、3fr、5fr・・・であり、基本波成分(共振周
波数成分)を除けばいずれも図2の領域Cに属してい
る。このため、基本波成分(共振周波数成分)の応答振
幅に比べて、各高調波成分(共振周波数成分の整数倍の
各周波数成分)の応答振幅は小さい。また各高調波成分
における係数値も小さい。従って、これらの高調波成分
に対する光スキャナーの応答振幅は、基本波成分(共振
周波数成分)に対する応答振幅と比較してほとんど無視
できる。
動波形が矩形波であっても、光スキャナーの応答はほぼ
正弦波的な応答になる。
の駆動装置の構成を図5に示す。図5に示されるよう
に、駆動装置は、光スキャナー100の駆動コイル13
2に電流を流すために駆動コイル132に駆動信号を供
給する駆動信号供給部を構成する共振周波数追従/振幅
制御回路212とドライバアンプ214と、駆動コイル
132の両端の電圧に基づいて可動部112の揺動状態
を検出する揺動検出部を構成する増幅用アンプ222と
信号処理回路224とを有している。
うに、可動部112の共振周波数に等しい周波数frを
有し、一周期内の一定期間のあいだ電流値が0であり、
残りの期間のあいだ電流値がI0である矩形波の電流信
号である。電流値がI0の期間と電流値が0の期間は共
に1/(2fr)である。別の言い方をすれば、駆動信
号は、電流の流れが停止する期間を1/frの周期で有
する矩形波である。
できるエネルギーを最大にすることが可能であり、例え
ば最大電流制限があるような場合に最大の振幅を得るこ
とが可能である。
信号が駆動コイル132に供給されることにより、可動
部112が共振状態で、つまり共振周波数に等しい周波
数で正弦波的に揺動する。前述したように、矩形波で駆
動される光スキャナー100では、高周波成分の応答は
ほとんど無視できるため、共振周波数における正弦波的
な応答が得られる。このため、駆動コイル132の両端
の電圧は、図5中に波形Bで示されるように、一周期の
半分が略矩形波で、残り半分が略正弦波である波形とな
る。
0である期間に対応している。この期間では、電流値I0
と駆動コイル132の抵抗値Rによって駆動コイル13
2の両端に生じる電位差I0Rにほぼ等しい値を持つ矩
形波に、駆動コイル132が磁界中を揺動していること
により発生する誘導起電力を示す略正弦波が重ねられた
波形となる。
である期間に対応している。この期間では、単に、駆動
コイル132が磁界中を揺動していることにより発生す
る誘導起電力を示す略正弦波の波形となる。この誘導起
電力の波形の振幅は、可動部112の角速度にほぼ比例
した値となる。このため、誘導起電力の波形は、可動部
112の揺動状態を検出する信号として利用できる。
号は、略矩形波の駆動信号と、略正弦波の誘導起電力に
相当する揺動検出信号とを含んだものと言える。
途に検出コイルが設けられた光スキャナーと同様であ
り、その詳細は特開平11−242180号やH. Miyaj
ima, et., al., “An electromagnetic optical scanne
r with polyimide-based hinges”, 10th Internationa
l Conference on Solid-State Sensors and Actuators
(Transducers ’99), Sendai, Japan, June 7-10, 199
9, pp. 372-375等に説明されている。
動の振幅や位相に関する情報を抽出し、それらを共振周
波数追従/振幅制御回路212に出力する。このため、
信号処理回路224は、信号比較回路226とピーク検
出回路228とを有している。
の両端の電圧信号を、駆動信号と揺動検出信号とに分離
し、揺動検出信号のみを抽出する。具体的には、信号比
較回路226は、図5中に波形Cで示されるように、駆
動コイル132の両端の電圧(波形B)から0Vより電
位が低い部分のみを抽出する。信号比較回路226によ
り得られる波形Cは揺動検出信号の位相情報を含んでお
り、これは共振周波数追従/振幅制御回路212に入力
される。
で示されるように、信号比較回路226の出力(波形
C)の極大値を取得する。ピーク検出回路228により
得られる波形Dは振幅情報を含んでおり、これは共振周
波数追従/振幅制御回路212に入力される。
入力される位相情報と振幅情報とに基づいて、共振状態
で一定振幅を維持するために必要な駆動波形を出力す
る。この駆動波形はドライバアンプ214で増幅され、
駆動信号として光スキャナー100に供給される。
ほぼ等しい周波数を有し、一周期内の一定期間のあいだ
電流値が0である矩形波の駆動信号を駆動コイル132
に供給し、駆動信号の電流値が0である期間に相当する
期間のあいだ駆動コイル132の両端の電圧を測定する
ことにより、可動部112の揺動状態が検出される。
ャナー100は、可動部112に駆動コイル132だけ
を備えていればよく、駆動コイル132の他に検出コイ
ルを有している必要がない。このため、可動部に駆動コ
イルと検出コイルとを備えた光スキャナーでは不可避な
ノイズ成分を引き起こす駆動コイルと検出コイルの間の
相互誘導が発生しない。
駆動コイル132だけなので、駆動コイルと検出コイル
とが可動部に形成される光スキャナーと比較して、コイ
ルの形成領域を広く設定できる。さらに、永久磁石15
2、154の近くに位置している駆動コイル132を用
いて、可動部112の揺動状態を検出するので、揺動検
出を高感度で行なえる。
可能である。
定されるものでなく、他の任意の波形であってもよい。
るように、一周期内の電流値が0である期間を除いた期
間は、正弦波の一部、例えば半波の正弦波であってもよ
い。この駆動信号に対して、駆動コイル132の両端の
電圧は、図7に示されるように、一周期の半分が駆動信
号に対応する略正弦波で、残り半分が誘導起電力(揺動
検出信号)に対応する略正弦波である波形となる。この
場合、図5に示される波形Aに比べて、高周波成分が減
少するため、より歪みの少ない正弦波状の応答が得られ
る。これは、特に共振時のQ値が比較的低い光スキャナ
ーの駆動においては有効である。
電流値が0である期間と電流値が0でない期間とが等し
いが、この比率が変更されてもよい。
るように、一周期の半分以上の期間のあいだ電流値が0
であってもよい。この駆動信号に対して、駆動コイル1
32の両端の電圧は、図9に示されるように、一周期の
半分以上が誘導起電力(揺動検出信号)に対応する略正
弦波である波形となる。揺動検出信号の時間的割合が増
えるために、より正確な揺動検出が行なえる。
検出信号はゼロクロス点(0Vの点)を含んでおり、こ
れは可動部112の振れ角最大点を示すため、このゼロ
クロス点を検出することにより、可動部112の揺動状
態(つまり最大振れ角)を検出することも可能となる。
ゼロクロス点の検出は、例えば図5に示される信号比較
回路226の出力に基づいて行なうことが可能である。
検出信号が得られるため、例えば図5に示される信号比
較回路226の出力(波形C)の実効値を検出すること
により揺動検出を行なってもよい。この実効値による揺
動検出は、振幅の最大値を検出する場合よりもノイズに
影響され難い。この場合、図5に示されるピーク検出回
路228は実効値検出回路に置き換えられる。
半分以下の期間のあいだ電流値が0であってもよい。こ
の場合も、例えば電流値が0である時間における検出電
圧(揺動検出信号)の最大値を測定することにより揺動
検出が可能である。このような駆動信号は、電流値が0
である期間が長い場合に比べて高い駆動効率を与える。
を用いて製作された電磁型光スキャナーについてのみ述
べたが、アクチュエータは、これには限定されるもので
はなく、電磁方式であればどのようなアクチュエータで
あってもよく、並進運動する振動体センサ等、運動形態
や用途が異なるものでもよい。
有し、固定部に磁界発生部材(永久磁石すなわちマグネ
ット)を有する可動コイル式アクチュエータについての
み述べたが、可動部にマグネット(磁界発生部材)を有
し、固定部にコイルを有する可動マグネット式アクチュ
エータであってもよい。
ものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で行なわれる
すべての実施を含む。
精度に安定に検出し得る機能を有する電磁駆動式アクチ
ュエータの駆動装置が提供される。また、可動部の揺動
状態を高精度に安定に検出する電磁駆動式アクチュエー
タの揺動検出方法が提供される。
る電磁駆動式アクチュエータである光スキャナーを示し
ている。
た際の駆動周波数−振れ角の周波数特性を示している。
域で表している。
領域で表している。
ための駆動装置の構成を示している。
示している。
圧の波形を示している。
形を示している。
圧の波形を示している。
Claims (16)
- 【請求項1】 可動部と、固定部と、可動部が固定部に
対して揺動し得るように可動部と固定部を連結している
連結部と、固定部と可動部の一方に設けられた磁界発生
部材と、固定部と可動部の他方に設けられた駆動コイル
とを備えており、駆動コイルを流れる電流と磁界発生部
材で発生される磁界との相互作用により生じる力に従っ
て可動部が固定部に対して揺動される電磁駆動式アクチ
ュエータを駆動するための駆動装置であり、 駆動コイルに電流を流すために駆動コイルに駆動信号を
供給するための駆動信号供給部と、 駆動コイルの両端の電圧に基づいて可動部の揺動状態を
検出する揺動検出部とを有している、電磁駆動式アクチ
ュエータの駆動装置。 - 【請求項2】 請求項1において、駆動信号供給部は、
可動部の共振周波数にほぼ等しい周波数を有し、一周期
内の一定期間のあいだ電流値が0である周期的な波形の
電流信号を駆動コイルに供給し、揺動検出部は、電流値
が0である期間に対応する期間のあいだの駆動コイルの
両端の電圧に基づいて可動部の揺動状態を検出する、電
磁駆動式アクチュエータの駆動装置。 - 【請求項3】 請求項2において、駆動コイルに供給さ
れる電流波形は、一周期内の別の一定期間のあいだ電流
値が0でない一定値である、電磁駆動式アクチュエータ
の駆動装置。 - 【請求項4】 請求項2において、駆動コイルに供給さ
れる電流波形は、一周期内の電流値が0である期間を除
いた期間は、正弦波の一部である、電磁駆動式アクチュ
エータの駆動装置。 - 【請求項5】 請求項2ないし請求項4のいずれかひと
つにおいて、駆動コイルに供給される電流波形は、一周
期の半分以上の期間のあいだ電流値が0である、電磁駆
動式アクチュエータの駆動装置。 - 【請求項6】 請求項5において、揺動検出部は、電流
値が0である期間に対応する期間のあいだの駆動コイル
の両端の電圧波形のゼロクロス点のタイミングに基づい
て揺動状態を検出する、電磁駆動式アクチュエータの駆
動装置。 - 【請求項7】 請求項6において、揺動検出部は、電流
値が0である期間に対応する期間のあいだの駆動コイル
の両端の電圧波形の半周期分の実効値に基づいて可動部
の振幅情報を検出する、電磁駆動式アクチュエータの駆
動装置。 - 【請求項8】 請求項1ないし請求項7のいずれかひと
つにおいて、可動部は平板状であり、駆動コイルは平面
コイルである、電磁駆動式アクチュエータの駆動装置。 - 【請求項9】 可動部と、固定部と、可動部が固定部に
対して揺動し得るように可動部と固定部を連結している
連結部と、固定部と可動部の一方に設けられた磁界発生
部材と、固定部と可動部の他方に設けられた駆動コイル
とを備えており、駆動コイルを流れる電流と磁界発生部
材で発生される磁界との相互作用により生じる力に従っ
て可動部が固定部に対して揺動される電磁駆動式アクチ
ュエータの揺動検出方法であり、 駆動コイルに電流を流すために駆動コイルに駆動信号を
供給するための駆動信号供給工程と、 駆動コイルの両端の電圧に基づいて可動部の揺動状態を
検出する揺動検出工程とを含んでいる、電磁駆動式アク
チュエータの揺動検出方法。 - 【請求項10】 請求項9において、駆動信号供給工程
は、可動部の共振周波数にほぼ等しい周波数を有し、一
周期内の一定期間のあいだ電流値が0である周期的な波
形の電流信号を駆動コイルに供給し、揺動検出工程は、
電流値が0である期間に対応する期間のあいだの駆動コ
イルの両端の電圧に基づいて可動部の揺動状態を検出す
る、電磁駆動式アクチュエータの揺動検出方法。 - 【請求項11】 請求項10において、駆動コイルに供
給される電流波形は、一周期内の別の一定期間のあいだ
電流値が0でない一定値である、電磁駆動式アクチュエ
ータの揺動検出方法。 - 【請求項12】 請求項10において、駆動コイルに供
給される電流波形は、一周期内の電流値が0である期間
を除いた期間は、正弦波の一部である、アクチュエータ
の電磁駆動式アクチュエータの揺動検出方法。 - 【請求項13】 請求項10ないし請求項12のいずれ
かひとつにおいて、駆動コイルに供給される電流波形
は、一周期の半分以上の期間のあいだ電流値が0であ
る、電磁駆動式アクチュエータの揺動検出方法。 - 【請求項14】 請求項13において、揺動検出部は、
電流値が0である期間に対応する期間のあいだの駆動コ
イルの両端の電圧波形のゼロクロス点のタイミングに基
づいて揺動状態を検出する、電磁駆動式アクチュエータ
の揺動検出方法。 - 【請求項15】 請求項14において、揺動検出部は、
電流値が0である期間に対応する期間のあいだの駆動コ
イルの両端の電圧波形の半周期分の実効値に基づいて可
動部の振幅情報を検出する、電磁駆動式アクチュエータ
の揺動検出方法。 - 【請求項16】 請求項9ないし請求項15のいずれか
ひとつにおいて、可動部は平板状であり、駆動コイルは
平面コイルである、電磁駆動式アクチュエータの揺動検
出方法。
Priority Applications (5)
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---|---|---|---|
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