JP2001305471A - 電磁アクチュエータ、電磁アクチュエータの駆動制御装置及び方法、電磁アクチュエータの共振周波数信号生成装置及び方法 - Google Patents

電磁アクチュエータ、電磁アクチュエータの駆動制御装置及び方法、電磁アクチュエータの共振周波数信号生成装置及び方法

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JP2001305471A
JP2001305471A JP2000124948A JP2000124948A JP2001305471A JP 2001305471 A JP2001305471 A JP 2001305471A JP 2000124948 A JP2000124948 A JP 2000124948A JP 2000124948 A JP2000124948 A JP 2000124948A JP 2001305471 A JP2001305471 A JP 2001305471A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 別段の検出手段を設けることなく電磁アクチ
ュエータを共振周期で往復駆動する。 【解決手段】 本体部と、本体部に揺動可能に軸支され
る可動部と、可動部に取り付けられるコイル16と、本
体部に取り付けられ、コイル16に作用する磁界を生成
する永久磁石と、を含む共振スキャナにおいて、電流電
圧変換増幅回路38では、可動部が揺動状態にあるとき
にコイル16に生じる電圧Vp+Vdを検出し、そこか
ら励振電流Ipが供給されていない時間帯にコイル16
に生じる誘導起電圧Vdを検出する。そして、検出され
る誘導起電圧Vdに基づいて、励振電流Ipをコイル1
6に供給する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は電磁アクチュエー
タ、電磁アクチュエータの駆動制御装置及び方法、電磁
アクチュエータの共振周波数信号生成装置及び方法に関
し、特に電磁アクチュエータの共振駆動制御に関する。
【0002】
【従来の技術】レーザ光等の光線路を変化させるための
装置にガルバノミラー(電磁アクチュエータ)が知られ
ている。このガルバノミラーは、近年、半導体製造プロ
セスを用いて小型化可能となっており、その技術は、例
えば本出願人等により特開平7−175005号公報、
特開平7−218857号公報、特開平8−32222
7号公報等に開示されている。
【0003】この種の電磁アクチュエータでは、平板状
の可動部がトーションバーにより揺動可能に軸支されて
おり、可動部には反射ミラーの他、通電により磁界を形
成する銅薄膜の平面コイルが設けられている。また、可
動部の外部(本体側)には一対の永久磁石が該可動部を
挟むよう設けられており、平面コイルに静磁界が作用す
るようになっている。そして、平面コイルに所定共振周
波数の電流を供給することにより、可動部を一定の振れ
角で反復動作させることができ、これにより該可動部に
設けられた反射鏡によってレーザ光等を偏向走査するこ
とができるようになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】かかる構成を有する電
磁アクチュエータでは、可動部がシリコン等により形成
されたトーションバーにより揺動可能に軸支されてお
り、振れ角に応じた復元力が働く。このため、可動部を
往復駆動させる場合、その電磁アクチュエータに固有の
共振周期で往復駆動するよう、所定共振周波数の電流を
平面コイルに供給するのが効率的である。
【0005】しかしながら、電磁アクチュエータの共振
周期は温度的又は経年的にドリフトしていくのが通例で
あり、予め設定した共振周波数の電流を平面コイルに供
給し続けるのでは、温度変化や時間経過に従って振れ角
が一定に制御されないという問題が生じる。
【0006】この点、平面コイルにより生成される磁界
を検出するコイルを本体側の定位置に設けておき、その
出力に基づいて振れ角を測定することも考えられる。こ
うすれば、その測定結果に基づいて平面コイルへの供給
電流を制御し、可動部の振れ角を一定に維持することが
できるようになる。しかしながら、かかる技術では、検
出用コイルの検出レベルが微弱であるため、振れ角の測
定精度を十分に高くすることができないという問題があ
る。また、検出コイルを設けるのにコストが必要となる
という問題もある。
【0007】また、反射鏡にて反射されるレーザ光等の
走査角度を検出するセンサを設け、その出力に基づいて
振れ角を測定することも考えられる。こうしても、その
測定結果に基づいて平面コイルへの供給電流を制御し、
可動部の振れ角を一定に維持することができるようにな
る。しかしながら、かかる技術では、レーザ光等の走査
角度を検出するセンサが取付スペースを必要とするた
め、装置の大型化を招くという問題がある。また、かか
るセンサを設けるのにコストが必要となるという問題も
ある。
【0008】本発明は上記課題に鑑みてなされたもので
あって、第1の目的は、別段の検出手段を設けることな
く電磁アクチュエータを共振周期で往復駆動することの
できる電磁アクチュエータ、及び電磁アクチュエータの
駆動制御装置及び方法を提供することにある。また、第
2の目的は、別段の検出手段を設けることなく電磁アク
チュエータの振れ角を制御することのできる電磁アクチ
ュエータ、及び電磁アクチュエータの駆動制御装置及び
方法を提供することにある。さらに第3の目的は、電磁
アクチュエータの共振周期に対応する共振周波数信号を
出力することのできる電磁アクチュエータの共振周波数
信号生成装置及び方法を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明に係る電磁アクチュエータは、本体部と、前
記本体部に揺動可能に軸支される可動部と、前記可動部
又は前記本体部のうち一方に取り付けられるコイルと、
前記可動部又は前記本体部のうち他方に取り付けられ、
前記コイルに作用する磁界を生成する磁界生成手段と、
を含む電磁アクチュエータにおいて、前記可動部が揺動
状態にあるとき前記コイルに生じる誘導起電圧又は誘導
起電流を検出する誘導量検出手段と、検出される前記誘
導起電圧又は誘導起電流に基づいて、励振電流を前記コ
イルに供給する電流供給手段と、を含むことを特徴とす
る。
【0010】また、本発明に係る電磁アクチュエータの
駆動制御装置は、本体部と、前記本体部に揺動可能に軸
支される可動部と、前記可動部又は前記本体部のうち一
方に取り付けられるコイルと、前記可動部又は前記本体
部のうち他方に取り付けられ、前記コイルに作用する磁
界を生成する磁界生成手段と、を含む電磁アクチュエー
タの駆動制御装置であって、前記可動部が揺動状態にあ
るとき前記コイルに生じる誘導起電圧又は誘導起電流を
検出する誘導量検出手段と、検出される前記誘導起電圧
又は誘導起電流に基づいて、励振電流を前記コイルに供
給する電流供給手段と、を含むことを特徴とする。
【0011】また、本発明に係る電磁アクチュエータの
駆動制御方法は、本体部と、前記本体部に揺動可能に軸
支される可動部と、前記可動部又は前記本体部のうち一
方に取り付けられるコイルと、前記可動部又は前記本体
部のうち他方に取り付けられ、前記コイルに作用する磁
界を生成する磁界生成手段と、を含む電磁アクチュエー
タの駆動制御方法であって、前記可動部が揺動状態にあ
るとき前記コイルに生じる誘導起電圧又は誘導起電流を
検出する誘導量検出ステップと、検出される前記誘導起
電圧又は誘導起電流に基づいて、励振電流を前記コイル
に供給する電流供給ステップと、を含むことを特徴とす
る。
【0012】本発明では、可動部が揺動状態にあると
き、前記コイルに磁界が作用しているため、該コイルに
は誘導起電圧及び誘導起電流が生じる。本発明によれ
ば、この誘導起電圧又は誘導起電流を検出し、それに基
づいて励振電流を前記コイルに供給する。すなわち、本
発明では、前記コイルを励振用として利用するとともに
検出用としても利用しているため、別段の検出手段を設
けずとも、電磁アクチュエータを共振周期で往復駆動す
ることができ、あるいは、その振れ角を制御することが
できる。
【0013】本発明の一態様では、前記電流供給手段
は、前記誘導量検出手段により検出される前記誘導起電
圧又は誘導起電流に基づいて、前記励振電流の供給タイ
ミングを順次判断するタイミング判断手段を含み、各供
給タイミングから所定電流供給時間にわたり前記励振電
流を前記コイルに供給する。
【0014】この態様では、各供給タイミングから所定
電流供給時間にわたり励振電流を前記コイルに供給する
ため、前記コイルに対する励振電流の非供給時間を設け
ることができる。このため、その励振電流の非供給時間
に誘導起電圧又は誘導起電流の検出ができ、比較的簡単
な構成で高精度に誘導起電圧又は誘導起電流を検出する
ことができるようなる。
【0015】この場合、前記誘導量検出手段により検出
される前記誘導起電圧又は誘導起電流の正値又は負値の
いずれか一方のピーク値を検出するピーク値検出手段を
含み、前記タイミング判断手段は、前記ピーク値検出手
段により検出される前記ピーク値を符号反転してなる値
と、前記誘導量検出手段により検出される前記誘導起電
圧又は誘導起電流の値と、に基づいて前記励振電流の供
給タイミングを順次判断するようにしてもよい。この態
様では、励振電流の非供給時間を設けることができるの
で、その非供給時間では可動部は慣性により自由動作し
うる。このときの動作は共振周期に対応した動作となる
ため、誘導起電圧又は誘導起電流の正値又は負値のうち
いずれか一方のピーク値を検出すれば、そのピーク値を
符号反転してなる値と、前記誘導量検出手段(誘導量検
出ステップ)により検出される誘導起電圧又は誘導起電
流の値と、に基づいて、誘導起電圧又は誘導起電流の正
値又は負値のうち他方のピーク値に対応するタイミング
を判断することができる。このタイミングを励振電流の
供給タイミングとすることで、電磁アクチュエータを共
振駆動することができるようになる。
【0016】また、本発明の一態様では、前記誘導量検
出手段により検出される前記誘導起電圧又は誘導起電流
の正値又は負値のいずれか一方のピーク値を検出するピ
ーク値検出手段を含み、前記電流供給手段は、前記ピー
ク値検出手段により検出される前記ピーク値に基づいて
前記所定電流供給時間を判断する電流供給時間判断手段
を含む。こうすれば、誘導起電圧又は誘導起電流のピー
ク値は可動部の振れ角に対応するため、ピーク値に基づ
いて所定電流供給時間を判断し、その時間にわたり励振
電流を供給することで、可動部の振れ角を制御すること
ができる。
【0017】また、本発明の一態様では、前記誘導量検
出手段により検出される前記誘導起電圧又は誘導起電流
の正値又は負値のいずれか一方のピーク値を検出するピ
ーク値検出手段を含み、前記電流供給手段は、前記ピー
ク値検出手段により検出される前記ピーク値に基づいて
前記励振電流の電流値を判断する電流値判断手段を含
む。こうすれば、誘導起電圧又は誘導起電流のピーク値
は可動部の振れ角に対応するため、ピーク値に基づいて
励振電流の電流値を判断し、その電流値の励振電流を供
給することで、可動部の振れ角を制御することができ
る。
【0018】さらに、本発明の一態様では、前記タイミ
ング判断手段は、前記誘導量検出手段により検出される
前記誘導起電圧又は誘導起電流の所定の位相タイミング
を検出し、該位相タイミングに基づいて前記励振電流の
供給タイミングを順次判断する。この態様では、励振電
流の非供給時間を設けることができるので、その非供給
時間では可動部は慣性により自由動作しうる。このとき
の動作は共振周期に対応した動作となるため、誘導起電
圧又は誘導起電流の所定の位相タイミング(例えばゼロ
クロスタイミング)を検出すれば、そのタイミングは共
振周波数に対応したものとなる。このタイミングを励振
電流の供給タイミングとすることで、電磁アクチュエー
タを共振駆動することができるようになる。
【0019】一方、本発明に係る電磁アクチュエータの
共振周波数信号生成装置は、本体部と、前記本体部に揺
動可能に軸支される可動部と、前記可動部又は前記本体
部のうち一方に取り付けられるコイルと、前記可動部又
は前記本体部のうち他方に取り付けられ、前記コイルに
作用する磁界を生成する磁界生成手段と、を含む電磁ア
クチュエータの共振周波数信号生成装置であって、前記
可動部が揺動状態にあるとき前記コイルに生じる誘導起
電圧又は誘導起電流を検出する誘導量検出手段と、検出
される前記誘導起電圧又は誘導起電流に基づいて、励振
電流を前記コイルに供給する電流供給手段と、を含み、
前記電流供給手段は、前記誘導量検出手段により検出さ
れる前記誘導起電圧又は誘導起電流に基づいて、前記励
振電流の供給タイミングを順次判断するタイミング判断
手段を含み、各供給タイミングから所定電流供給時間に
わたり前記励振電流を前記コイルに供給するとともに、
それら供給タイミングに基づく共振周波数信号を出力す
ることを特徴とする。
【0020】また、本発明に係る電磁アクチュエータの
共振周波数信号生成方法は、本体部と、前記本体部に揺
動可能に軸支される可動部と、前記可動部又は前記本体
部のうち一方に取り付けられるコイルと、前記可動部又
は前記本体部のうち他方に取り付けられ、前記コイルに
作用する磁界を生成する磁界生成手段と、を含む電磁ア
クチュエータの共振周波数信号生成方法であって、前記
可動部が揺動状態にあるとき前記コイルに生じる誘導起
電圧又は誘導起電流を検出する誘導量検出ステップと、
検出される前記誘導起電圧又は誘導起電流に基づいて、
励振電流を前記コイルに供給する電流供給ステップと、
を含み、前記電流供給ステップでは、前記誘導量検出ス
テップで検出される前記誘導起電圧又は誘導起電流に基
づいて、前記励振電流の供給タイミングを順次判断し、
各供給タイミングから所定電流供給時間にわたり前記励
振電流を前記コイルに供給するとともに、それら供給タ
イミングに基づく共振周波数信号を出力することを特徴
とする。
【0021】本発明では、可動部が揺動状態にあると
き、前記コイルに磁界が作用しているため、該コイルに
は誘導起電圧及び誘導起電流が生じる。本発明によれ
ば、この誘導起電圧又は誘導起電流を検出し、それに基
づいて励振電流を前記コイルに供給する。このとき、励
振電流は所定電流供給時間にわたり供給されるので、励
振電流の非供給時間を設けることができる。そして、励
振電流の非供給時間では可動部は慣性により自由動作し
うる。このときの動作は共振周期に対応した動作となる
ため、例えば誘導起電圧又は誘導起電流の所定位相タイ
ミングをピークタイミングやゼロクロスタイミングから
取得することにより、励振電流の供給タイミングを順次
判断することができる。そして、この供給タイミングは
共振周波数に追随したものとなるため、それを電磁アク
チュエータの共振周波数信号として出力し、活用するこ
とができる。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好適な実施の形態
について図面に基づき詳細に説明する。
【0023】実施の形態1.図1は、本発明の実施の形
態1に係る共振スキャナの全体構成を示す斜視図であ
る。この共振スキャナは本発明に係る電磁アクチュエー
タの一例である。同図に示すように、この共振スキャナ
は、絶縁基板10の中央部にスキャナ本体が配置されて
いる。また、絶縁基板10の上面縁部には、例えば磁性
体である純鉄からなる枠状のヨーク12が設けられてい
る。ヨーク12の互いに対向する2辺の内側には永久磁
石22a,22bが設けられている。永久磁石22a,
22bはS極とN極とが対面するよう設けられており、
一方の永久磁石22a(又は22b)から他方の永久磁
石22b(又は22a)に向かってスキャナ本体を横切
る静磁界が生成するようになっている。具体的には、静
磁界はスキャナ本体の軸方向に直交する向きに生成され
る。
【0024】スキャナ本体は、シリコン基板26に、可
動部24とトーションバー20a,20bとを異方性エ
ッチングにより一体形成したものである。可動部24は
平板状であり、該可動部24の対向する2辺の中央部に
はトーションバー20a,20bがそれぞれ連接してい
る。こうして、トーションバー20a,22bを揺動軸
として可動部24が揺動可能となっている。トーション
バー20a,20bはシリコンにより形成されているの
で、振れ角(揺動角)に応じた復元力が働くようになっ
ており、図示された状態を基準状態として共振動作す
る。尚、シリコン基板26の厚さに比べ、可動部24の
厚さは、該可動部24がトーションバー20a,20b
の回りで揺動できるよう、薄く形成されている。
【0025】可動部24の上面中央部には、例えばアル
ミニウム蒸着により全反射ミラー18が形成されてい
る。また、可動部24の上面には、全反射ミラー18の
回りに(平面)コイル16が形成されている。コイル1
6の両端子はシリコン基板26上に設けられた電極14
a,14bにそれぞれ電気的に接続されている。コイル
16及び電極14a,14bは、例えば銅薄膜であり、
電鋳コイル法等を用いて同時形成されている。こうし
て、電極14a,14bから励振電流を供給することに
より、コイル16から磁界を発生させることができる。
そして、この磁界と永久磁石22a,22bにより生成
される静磁界との反発又は吸引により可動部24が揺動
し、全反射ミラー18がレーザ光等を偏向走査するよう
になっている。
【0026】図2は、かかる構成を有する共振スキャナ
を駆動するための駆動制御装置の構成例を示す図であ
る。同図に示すように、この駆動制御装置30は、振れ
角制御部32と、共振スキャナ駆動回路34と、初動励
振発生部36と、電流電圧変換増幅回路38と、振れ角
検出部40と、励振タイミング発生部42と、を含んで
構成されている。
【0027】共振スキャナ駆動回路34は、コイル16
に励振電流Ipを供給する。この共振スキャナ駆動回路
34はコイル16を定電流駆動する。定電流駆動するの
は、コイル16の抵抗値に関わらず、該コイル16に一
定のローレンツ力を働かせるようにするためである。励
振電流Ipはパルス電流であり、振幅VL及びパルス幅
Wpのパルス励振電圧Vpから生成される。ここで、振
幅VLは振れ角制御部32から供給される。また、パル
ス幅Wpは初動励振発生部36又は励振タイミング発生
部42から供給される。具体的には、初動励振発生部3
6及び励振タイミング発生部42は、パルス幅Wp(電
流供給時間)にわたりオン状態となるパルススイッチン
グ信号を供給しており、これにより励振電流Ipの供給
タイミング及びパルス幅Wpが共振スキャナ駆動回路3
4に与えられるようになっている。
【0028】コイル16の両端子(電極14a,14
b)は、共振スキャナ駆動回路34に接続される他、電
流電圧変換増幅回路38にも接続されており、該電流電
圧変換増幅回路38にコイル16に供給される励振電流
Ip及びコイル16に生じる誘導起電流Idを足し合わ
せた電流が入力されるようになっている。電流電圧変換
増幅回路38は、インピーダンス変換回路を含み、この
入力を電圧信号(検出電圧Vp+Vd)に変換する。検
出電圧Vp+Vdは振れ角検出部40に供給されるとと
もに、励振タイミング発生部42にも供給される。振れ
角検出部40では検出電圧Vp+Vdに基づいて振れ角
検出信号Vθを出力する。具体的には、振れ角検出部4
0では、検出電圧Vp+Vdの負ピーク値を検出し、そ
れを振れ角検出信号Vθとして出力する。
【0029】一方、励振タイミング発生部42は、検出
電圧Vp+Vdに基づいて共振スキャナ駆動回路34に
供給するパルススイッチング信号を生成し、さらに共振
周波数信号CLKを生成する。共振周波数信号CLKは
例えばパルススイッチング信号と同一信号であり、共振
スキャナの共振周波数を有するパルス信号である。この
共振周波数CLKは外部出力され、例えば共振スキャナ
の特性計測等に用いられる。また、初動励振発生部36
は、共振スキャナの可動部24が非揺動状態にあるとき
に最初に励振するためのものであり、予め定められた回
数のパルス励振電流Ipを供給するよう、スイッチング
信号を共振スキャナ駆動回路34に供給する。
【0030】図3は、この駆動制御装置30の動作を説
明する波形図である。同図(a)は励振電圧Vpの波形
を表しており、同図(b)は誘導起電圧Vdの波形を表
している。また、同図(c)は検出電圧Vp+Vdの波
形を表している。これらの図において、横軸は時間を表
し、縦軸は電圧値を表す。また、同図(a)の波形と同
図(b)の波形を加算したものが、同図(c)の波形と
なっている。同図(a)に示されるように、励振電圧V
pは振幅VL及びパルス幅Wpを有するパルス信号であ
る。各パルスのタイミングは誘導起電圧Vdの正ピーク
タイミングの直前から現れる。駆動制御装置30では、
振れ角検出部40が検出電圧Vp+Vdの負ピーク値
(同図(b)(c)では−Vh)を検出し、それを振れ
角検出信号Vθとして出力している。
【0031】励振タイミング発生部42では、検出電圧
Vp+Vdと、振れ角検出信号Vθを−(1−ε)倍し
て得られるVt(=−Vθ×(1−ε);0<ε<1)
と、を比較し、両者が一致したタイミングからパルス幅
Wpまでの間にオン状態となるパルススイッチング信号
を共振スキャナ駆動回路34に供給する。こうして得ら
れるのが、同図(a)に示される励振電圧Vpである。
共振スキャナ駆動回路34は、この励振電圧Vpに対応
する励振電流Ipをコイル16に与えるようになってい
る。
【0032】励振電流Ipのパルス幅は共振周期Tより
も短くなっており、励振電流Ipがオフ状態となった後
は可動部24は慣性により自由振動を始める。この自由
振動は共振周期Tでの往復動作と同等のものになる。こ
のとき、可動部24には永久磁石22a,22bによる
静磁界が作用しているため、コイル16に誘導起電圧V
d及び誘導起電流Idが生じる。そして、この誘導起電
圧Vd及び誘導起電流Idは、可動部24の振れ角に略
比例した振幅を有しており、また共振スキャナの固有共
振周波数と等しい周波数を有する。このため、駆動制御
装置30では、まず、検出電圧Vp+Vdの負ピーク値
を検出し、それを符号反転するとともに所定係数(1−
ε)を乗じ、電圧値Vtを生成する。
【0033】そして、負ピークタイミングの後、検出電
圧Vp+Vdが電圧値Vtに一致するタイミングを待ち
受け、その一致タイミングをパルススイッチング信号の
立ち上がりタイミングとしている。このようにすれば、
励振電流Ipとしてパルス電流を供給しているので、励
振電流Ipの非供給時間(オフ状態)を設けることがで
き、その間は検出電圧Vp+Vdには励振電圧Vpの成
分が含まれないため、可動部24が自由振動することに
より生じる誘導起電流Idだけを検出することができる
ようになる。このため、励振電流Ipの影響を避け、高
精度に可動部24の共振周期Tに関わるタイミング(誘
導起電圧Vdの負ピーク値)を取得できる。
【0034】そして、励振タイミング発生部42では、
検出電圧Vp+Vdが正ピーク値を迎える直前のタイミ
ングで(Vp+Vd=−Vθ×(1−ε))、再び励振
電流Ipのパルスを与えるようパルススイッチング信号
を供給する。このように検出電圧Vp+Vdの正ピーク
タイミングの直前、つまりは誘導電圧Vdの正ピークタ
イミングの直前で励振電流Ipのパルスを与えるように
すれば、可動部24が最大速度を有するタイミングであ
ることから、最も効率よく可動部24を励振することが
できる。こうして、毎周期パルス励振することにより、
自由振動によるエネルギー損失分を補い、可動部24に
共振往復動作を継続させることができる。
【0035】なお、ここでは検出電圧Vp+Vd、ひい
ては誘導起電圧Vdの負ピーク値を検出し、正ピーク値
の到来タイミングの直前にパルス励振するようにした
が、正ピーク値を検出し、負ピーク値の到来タイミング
の直前にパルス励振するようにしてもよい。この場合
は、励振電流Ipの方向が逆になる。
【0036】ここで、振れ角検出部40の具体例につい
て説明する。図4は、振れ角検出部40の具体的回路構
成例を示す図である。同図に示す振れ角検出部40は、
差動演算増幅器A1及びA2を含んでおり、差動演算増
幅器A1が入力段を構成し、差動演算増幅器A2が出力
段を構成する。差動演算増幅器A2の出力からは振れ角
検出信号Vθが出力される。差動演算増幅器A1の非反
転入力には検出電圧Vp+Vdが与えられており、反転
入力には振れ角検出信号Vθが戻されている。差動演算
増幅器A1の出力にはダイオードDが逆方向接続されて
おり、該ダイオードDの多端側は差動演算増幅器A2の
非反転入力に接続されている。差動演算増幅器A2の反
転入力には振れ角検出信号Vθが戻されている。また、
ダイオードDと差動演算増幅器A2の非反転入力との間
には、一方をそれぞれ接地された抵抗R並びにコンデン
サCが接続されている。かかる構成を有する振れ角検出
部40では、振れ角検出信号Vθ(検出電圧Vp+Vd
の負ピーク値)と検出電圧Vp+Vdとが比較され、検
出電圧Vp+Vdの方が小さい場合にコンデンサCに充
電がされるようになっている。差動演算増幅器A2はイ
ンピーダンス変換回路として機能しており、このコンデ
ンサCの充電量が振れ角検出信号Vθとして出力され
る。同図に示される振れ角検出部40において、コンデ
ンサCは時定数CRで放電する。この時定数CRは共振
スキャナの周期Tよりも大きく(例えば数周期)設定さ
れる。こうすれば、コンデンサCに検出信号Vp+Vd
の負ピーク値に対応する電荷を保持させることができ、
また振れ角検出信号Vθを数周期で更新することができ
るようになる。この振れ角検出信号Vθは励振タイミン
グ発生部42に供給され、例えば図5に示される反転回
路によって−(1−ε)倍され(同図の回路では−R2
/R1倍される)、その乗算結果と検出電圧Vp+Vd
とがコンパレータ回路によって比較される。
【0037】次に、振れ角制御部32の構成例について
説明する。図6は振れ角制御部32の構成例を示す図で
ある。同図に示す振れ角制御部32は、A/Dコンバー
タ50と、CPU52と、メモリ54と、D/Aコンバ
ータ56と、増幅器58と、を含んで構成されている。
メモリ54はプログラム格納用のROMと作業用のRA
Mを含んでいる。A/Dコンバータ50は振れ角検出信
号Vθが入力されており、これをディジタル化する。そ
の値はCPU52に供給される。CPU52には振れ角
の基準値が設定入力されており、CPU52は振れ角検
出信号Vθが基準値よりも小さければVL+ΔVLの電
圧を共振スキャナ駆動回路34に与えるためのディジタ
ル信号をD/Aコンバータ56に供給する。一方、振れ
角検出信号Vθが基準値よりも大きければVL−ΔVL
の電圧を共振スキャナ駆動回路34に与えるためのディ
ジタル信号をD/Aコンバータ56に供給する。また、
振れ角検出信号Vθが基準値と等しければVLの電圧を
共振スキャナ駆動回路34に与えるためのディジタル信
号をD/Aコンバータ56に供給する。D/Aコンバー
タ56はCPU52から与えられるディジタル信号をア
ナログ化する。その信号は増幅器58で所定倍され、励
振電圧Vpの振幅VLとして共振スキャナ駆動回路34
に供給される。
【0038】図7は、振れ角制御部32の動作を説明す
る図である。同図(a)は励振電圧Vpの波形を表して
おり、同図(b)は誘導起電圧Vdの波形を表してい
る。また、同図(c)は検出電圧Vp+Vdの波形を表
している。これらの図において、横軸は時間を表し、縦
軸は電圧値を表す。また、同図(a)の波形と同図
(b)の波形を加算したものが、同図(c)の波形とな
っている。ここでは、振れ角検出信号Vθの基準値は−
Vh0に設定されているものとする。これらの図におい
て、誘導起電圧Vdの負ピーク値が基準値である−Vh
0であるとき、検出電圧Vp+Vdの負ピーク値も−V
h0となる。そして、温度ドリフト又は経時ドリフト等
により誘導起電圧Vdの負ピーク値が基準値から上昇
し、その振幅が減少すると、検出電圧Vp+Vdの負ピ
ーク値はΔVhだけ上昇する。すなわち、負ピーク値が
−Vh0+ΔVhとなり、検出電圧Vp+Vdの振幅が
減少する。このとき、振れ角制御部32から共振スキャ
ナ駆動回路34に対して振幅VL+ΔVLが供給され
る。こうして、前周期よりもΔVLだけ大きい振幅の励
振電圧Vpが生成される。こうして、このように誘導起
電圧Vdの負ピーク値、すなわち振れ角検出信号Vθが
大きくなった場合に、前周期よりも強く可動部24を励
振する。逆に、誘導起電圧Vdの負ピーク値、すなわち
振れ角検出信号Vθがさらに小さくなった場合、前周期
よりも弱く可動部24を励振する。こうすれば、上述し
たように振れ角検出信号Vθが可動部24の振れ角に対
応したものであるため、振れ角が小さければ大きく励振
し、逆に振れ角が大きければ小さく励振して、振れ角を
一定に保つことができる。なお、ここでは、ΔVLの大
きさによらず励振電圧Vpの振幅をVL±ΔVLとした
が、ΔVLの大きさに応じて振幅を大小させるようにし
てもよい。
【0039】次に、初動励振発生部36の具体例につい
て説明する。初動励振発生部36は例えばマイクロプロ
セッサを用いて構成することができ、図8には、この場
合にマイクロプロセッサにより実行される処理の一例が
示されている。ここでは、図9に示すように、初動励振
のために共振スキャナ駆動回路34に供給されるパルス
スイッチング信号のパルス幅をtp0とし、その周期を
tc0とする。図8において、まず初動励振発生部36
ではtp0及びtc0の初期値を設定する(S10
1)。これら初期値は共振スキャナの固有共振周波数及
び基準振れ角に応じて予め設定される。そして、次にカ
ウンタiを0にリセットするとともに、タイマtでの計
時を開始する(S102)。ここでカウンタiは初動励
振で与えるパルス回数を表す。ここでは、後述するよう
に全部でn回のパルス励振をする。また、タイマtは初
動励振がスタートしてからの時間経過を表す。さらに、
初動励振発生部36では、タイマtpをゼロにリセット
するとともに、計時を開始する(S103)。ここでタ
イマtpは各周期毎にゼロリセットされるものであり、
パルススイッチング信号の位相に対応する。初動励振発
生部36では、タイマtpがパルス幅tp0以上である
かを判断し(S104)、tp0未満であればパルスス
イッチング信号をオン状態にする(S106)。一方、
tp0以上であればパルススイッチング信号をオフ状態
にする(S105)。そして、タイマtが周期tc0を
i倍したものよりも小さければ(S107)、再びS1
04に戻る。こうして、パルススイッチング信号の各周
期の波形を形成する。そして、タイマtが周期tc0を
i倍したもの以上になっていれば、カウンタiをインク
リメントする(S108)。そして、カウンタiがnに
なっていれば(S109)、初動励振を終了する。一
方、カウンタiがn未満であれば、次周期のパルススイ
ッチング信号の波形を形成すべく、S103に戻る。こ
うすれば、周期tc0、パルス幅tp0のパルス励振を
n回ほど実行して、非揺動状態にある可動部24を励振
させることができる。ここでは回数を区切って初動励振
を行うようにしたが、振れ角検出信号Vθが所定値、例
えばViに達するまで初動励振を行うようにしてもよ
い。
【0040】以上説明した共振スキャナによれば、誘導
起電圧Vdの負ピーク値を振れ角検出信号Vθとして取
得するとともに、検出電圧Vp+Vdがその値を−(1
−ε)倍した値に一致するタイミングを待ち受け、その
一致するタイミングを励振タイミングとすることによ
り、共振スキャナの動作が定常状態に達するに従って、
励振タイミングの間隔を共振周期に相当するものにで
き、共振周波数に自動追従した可動部24の励振が可能
となる。また、振れ角検出信号Vθは可動部24の振れ
角を表すものであるため、この振れ角検出信号Vθに基
づいて励振電圧Vpの振幅VL、ひいては励振電流Ip
の振幅を制御することにより、可動部24の振れ角を一
定に制御することができる。そして、これら可動部24
に対する共振周波数での励振及び振れ角制御は、別段の
検出手段を用いることなく実現できるため、検出手段を
設けるためのコストが不要となり、また装置の小型化を
図ることができる。
【0041】なお、以上の説明では振れ角検出信号Vθ
に基づいて励振電圧Vpの振幅VLを制御するようにし
たが、パルス幅Wpを制御するようにしても、同様に可
動部24の振れ角を一定に制御することができる。ま
た、以上説明した駆動制御装置30の動作は、マイクロ
プロセッサ及びソフトウェアを用いて実現することもで
きる。
【0042】実施の形態2.図10は、本発明の実施の
形態2に係る共振スキャナの駆動制御装置の構成を示す
図である。同図に示す駆動制御装置30aは、図1に示
される共振スキャナに適用されるものであり、振れ角比
較増幅回路60と、振れ角設定回路62と、ドライブ電
流可変回路64と、スイッチ66と、定電流ドライバ6
8と、ドライブパルス発生部70と、位相検出コンパレ
ータ72と、検出増幅器74と、を含んで構成されてい
る。定電流ドライバ68はコイル16を定電流駆動する
ものであり、スイッチ66がオン状態のときにドライブ
電流可変回路64から供給される電圧値に応じた電流で
コイル16を定電流駆動する。
【0043】スイッチ66はドライブパルス発生部70
から供給されるパルススイッチング信号によりオンオフ
制御される。検出増幅器74はコイル16の端子間電圧
を検出するものであり、その値は位相検出コンパレータ
72に供給される。位相検出コンパレータは検出電圧の
ゼロクロスの立ち上がりタイミングを検出する。そし
て、ドライブパルス発生部70ではこのタイミングの間
隔を保持しており、そこからおよそ位相90度分の時間
を算出し、ゼロクロスの立ち上がりタイミングから所定
パルス幅Wpの間オン状態となるパルススイッチング信
号をスイッチ66に供給する。こうして、誘導起電圧の
正ピークタイミング前後に励振パルス電流をコイル16
に供給することができ、効率的に可動部24を励振させ
ることができるようになる。
【0044】また、検出増幅器74の出力、すなわち検
出電圧は振れ角比較増幅回路60にも供給されている。
振れ角比較増幅回路60には振れ角設定回路62から振
れ角設定のための基準電圧も供給されており、該振れ角
比較増幅回路60は両電圧値を比較し、検出電圧が基準
電圧よりも大きければ、ドライブ電流可変回路64にド
ライブ電流を小さくするよう指示する。一方、検出電圧
が基準電圧以下であれば、ドライブ電流可変回路64に
ドライブ電流を大きくするよう指示する。ドライブ電流
可変回路64は指示に応じた電圧をスイッチ66を介し
て定電流ドライバ68に供給する。定電流ドライバ68
はドライブ電流可変回路64から供給される電圧に応じ
た電流をコイル16に励振電流として供給するようにな
っており、これにより可動部24の振れ角を一定に制御
することができる。
【0045】以上説明したように、励振電流の供給タイ
ミングを判断する場合、誘導起電圧のゼロクロスタイミ
ング等、位相タイミングから判断することもできる。
【0046】実施の形態3.図11は、本発明の実施の
形態3に係る共振スキャナの駆動制御装置の構成を示す
図である。同図に示す駆動制御装置30bは、ワンチッ
プマイコン76と、振れ角設定回路62と、定電流ドラ
イバ68と、位相検出コンパレータ72と、検出増幅器
74と、を含んで構成されている。ワンチップマイコン
76以外の構成については実施の形態2と同様であり、
ここでは同一符号を付して詳細な説明を省略する。この
駆動制御装置30bでは、位相検出コンパレータ72の
出力、すなわち誘導起電圧のゼロクロスの立ち上がりタ
イミングがワンチップマイコン76に供給されている。
また、検出増幅器74の出力、すなわちコイル16の端
子間電圧も供給されている。さらに、振れ角設定回路6
2で生成される基準電圧も供給されている。ワンチップ
マイコン76は制御プログラムを格納しており、まず誘
導起電圧のゼロクロスの立ち上がりタイミングに基づい
てコイル16に供給するパルス励振電流の供給タイミン
グを判断する。また、検出増幅器74での検出電圧と振
れ角設定回路62から与えられる基準電圧からパルス励
振電流の電流値を判断する。そして、それら判断結果に
応じたパルス励振電流を供給するよう定電流ドライバ6
8に対して指示する。このように、本発明はワンチップ
マイコン76を用いても実現することができる。
【0047】なお、本発明は上記実施の形態1乃至3に
限定されるものではない。
【0048】例えば、以上の説明では1次元共振スキャ
ナ、すなわち揺動軸が1本の共振スキャナに本発明を適
用する例を取り上げたが、それ以上の揺動軸を備えた共
振スキャナ(例えば2次元共振スキャナ)であっても同
様に適用可能である。
【0049】また、以上の説明では誘導電圧の負ピーク
タイミングやゼロクロスタイミングを検出し、そのタイ
ミングから励振電流の供給タイミングを生成したが、そ
れ以外の位相タイミングを検出し、そのタイミングから
励振電流の供給タイミングを生成するようにしてもよ
い。
【0050】また、以上の説明では誘導電圧が正ピーク
タイミングを迎えるときにパルス励振するようにした
が、その他のタイミングでパルス励振してもよい。ま
た、以上の説明では1周期に1回だけパルス励振するよ
うにしたが、1周期に数回のパルス励振をするようにし
てもよいし、あるいは複数周期に1回のパルス励振をす
るようにしてもよい。また、負ピークタイミングやゼロ
クロスタイミング等の所定位相タイミングは必ずしも毎
周期検出する必要はなく、複数周期に一度検出するよう
にしてよい。さらに、負ピークタイミングやゼロクロス
タイミング等の所定位相タイミングの時間間隔を監視す
ることにより共振周波数を取得し、その取得した共振周
波数でコイル16を励振させるようにしてもよい。
【0051】
【発明の効果】以上説明したように、本発明では、可動
部が揺動状態にあるときにコイルに生じる誘導起電圧及
び誘導起電流を検出し、それに基づいて励振電流を同コ
イルに供給することにより、コイルを励振用として利用
するとともに検出用としても利用できる。この結果、別
段の検出手段を設けずとも、電磁アクチュエータを共振
周期で往復駆動することができ、あるいは、その振れ角
を制御することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態1乃至3に係る共振スキ
ャナ(電磁アクチュエータ)の全体構成を示す斜視図で
ある。
【図2】 本発明の実施の形態1に係る共振スキャナの
駆動制御装置の全体構成を示す図である。
【図3】 本発明の実施の形態1に係る駆動制御装置で
の共振周波数自動追従動作を説明する図である。
【図4】 振れ角検出部の具体的構成例を示す図であ
る。
【図5】 反転回路の一例を示す図である。
【図6】 振れ角制御部の具体的構成例を示す図であ
る。
【図7】 振れ角制御部の動作を説明する図である。
【図8】 初動励振発生部の動作を説明するフロー図で
ある。
【図9】 初動励振パルスを与えるためのパルススイッ
チング信号の波形を示す図である。
【図10】 本発明の実施の形態2に係る共振スキャナ
の駆動制御装置の全体構成を示す図である。
【図11】 本発明の実施の形態3に係る共振スキャナ
の駆動制御装置の全体構成を示す図である。
【符号の説明】
10 絶縁基板、12 ヨーク、14a,14b 電
極、16 (平面)コイル、18 全反射ミラー、20
a,20b トーションバー、22a,22b永久磁
石、24 可動部、26 シリコン基板、30,30
a,30b 駆動制御装置(共振周波数信号生成装
置)、32 振れ角制御部、34 共振スキャナ駆動回
路、36 初動励振発生部、38 電流電圧変換増幅回
路、40 振れ角検出部、42 励振タイミング発生
部、50 A/Dコンバータ、52 CPU、54 メ
モリ、56 D/Aコンバータ、58 増幅器、60
振れ角比較増幅回路、62 振れ角設定回路、64 ド
ライブ電流可変回路、66 スイッチ、68 定電流ド
ライバ、70 ドライブパルス発生部、72 位相検出
コンパレータ、74 検出増幅器、76 ワンチップマ
イコン。

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 本体部と、 前記本体部に揺動可能に軸支される可動部と、 前記可動部又は前記本体部のうち一方に取り付けられる
    コイルと、 前記可動部又は前記本体部のうち他方に取り付けられ、
    前記コイルに作用する磁界を生成する磁界生成手段と、 を含む電磁アクチュエータにおいて、 前記可動部が揺動状態にあるとき前記コイルに生じる誘
    導起電圧又は誘導起電流を検出する誘導量検出手段と、 検出される前記誘導起電圧又は誘導起電流に基づいて、
    励振電流を前記コイルに供給する電流供給手段と、 を含むことを特徴とする電磁アクチュエータ。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の電磁アクチュエータに
    おいて、 前記電流供給手段は、前記誘導量検出手段により検出さ
    れる前記誘導起電圧又は誘導起電流に基づいて、前記励
    振電流の供給タイミングを順次判断するタイミング判断
    手段を含み、各供給タイミングから所定電流供給時間に
    わたり前記励振電流を前記コイルに供給することを特徴
    とする電磁アクチュエータ。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載の電磁アクチュエータに
    おいて、 前記誘導量検出手段により検出される前記誘導起電圧又
    は誘導起電流の正値又は負値のいずれか一方のピーク値
    を検出するピーク値検出手段を含み、 前記タイミング判断手段は、前記ピーク値検出手段によ
    り検出される前記ピーク値を符号反転してなる値と、前
    記誘導量検出手段により検出される前記誘導起電圧又は
    誘導起電流の値と、に基づいて前記励振電流の供給タイ
    ミングを順次判断することを特徴とする電磁アクチュエ
    ータ。
  4. 【請求項4】 請求項1又は2に記載の電磁アクチュエ
    ータにおいて、 前記誘導量検出手段により検出される前記誘導起電圧又
    は誘導起電流の正値又は負値のいずれか一方のピーク値
    を検出するピーク値検出手段を含み、 前記電流供給手段は、前記ピーク値検出手段により検出
    される前記ピーク値に基づいて前記所定電流供給時間を
    判断する電流供給時間判断手段を含むことを特徴とする
    電磁アクチュエータ。
  5. 【請求項5】 請求項3に記載の電磁アクチュエータに
    おいて、 前記電流供給手段は、前記ピーク値検出手段により検出
    される前記ピーク値に基づいて前記所定電流供給時間を
    判断する電流供給時間判断手段を含むことを特徴とする
    電磁アクチュエータ。
  6. 【請求項6】 請求項1又は2に記載の電磁アクチュエ
    ータにおいて、 前記誘導量検出手段により検出される前記誘導起電圧又
    は誘導起電流の正値又は負値のいずれか一方のピーク値
    を検出するピーク値検出手段を含み、 前記電流供給手段は、前記ピーク値検出手段により検出
    される前記ピーク値に基づいて前記励振電流の電流値を
    判断する電流値判断手段を含むことを特徴とする電磁ア
    クチュエータ。
  7. 【請求項7】 請求項3乃至5のいずれかに記載の電磁
    アクチュエータにおいて、 前記電流供給手段は、前記ピーク値検出手段により検出
    される前記ピーク値に基づいて前記励振電流の電流値を
    判断する電流値判断手段を含むことを特徴とする電磁ア
    クチュエータ。
  8. 【請求項8】 請求項2に記載の電磁アクチュエータに
    おいて、 前記タイミング判断手段は、前記誘導量検出手段により
    検出される前記誘導起電圧又は誘導起電流の所定の位相
    タイミングを検出し、該位相タイミングに基づいて前記
    励振電流の供給タイミングを順次判断することを特徴と
    する電磁アクチュエータ。
  9. 【請求項9】 本体部と、 前記本体部に揺動可能に軸支される可動部と、 前記可動部又は前記本体部のうち一方に取り付けられる
    コイルと、 前記可動部又は前記本体部のうち他方に取り付けられ、
    前記コイルに作用する磁界を生成する磁界生成手段と、 を含む電磁アクチュエータの駆動制御装置であって、 前記可動部が揺動状態にあるとき前記コイルに生じる誘
    導起電圧又は誘導起電流を検出する誘導量検出手段と、 検出される前記誘導起電圧又は誘導起電流に基づいて、
    励振電流を前記コイルに供給する電流供給手段と、 を含むことを特徴とする電磁アクチュエータの駆動制御
    装置。
  10. 【請求項10】 本体部と、 前記本体部に揺動可能に軸支される可動部と、 前記可動部又は前記本体部のうち一方に取り付けられる
    コイルと、 前記可動部又は前記本体部のうち他方に取り付けられ、
    前記コイルに作用する磁界を生成する磁界生成手段と、 を含む電磁アクチュエータの駆動制御方法であって、 前記可動部が揺動状態にあるとき前記コイルに生じる誘
    導起電圧又は誘導起電流を検出する誘導量検出ステップ
    と、 検出される前記誘導起電圧又は誘導起電流に基づいて、
    励振電流を前記コイルに供給する電流供給ステップと、 を含むことを特徴とする電磁アクチュエータの駆動制御
    方法。
  11. 【請求項11】 本体部と、 前記本体部に揺動可能に軸支される可動部と、 前記可動部又は前記本体部のうち一方に取り付けられる
    コイルと、 前記可動部又は前記本体部のうち他方に取り付けられ、
    前記コイルに作用する磁界を生成する磁界生成手段と、 を含む電磁アクチュエータの共振周波数信号生成装置で
    あって、 前記可動部が揺動状態にあるとき前記コイルに生じる誘
    導起電圧又は誘導起電流を検出する誘導量検出手段と、 検出される前記誘導起電圧又は誘導起電流に基づいて、
    励振電流を前記コイルに供給する電流供給手段と、を含
    み、 前記電流供給手段は、前記誘導量検出手段により検出さ
    れる前記誘導起電圧又は誘導起電流に基づいて、前記励
    振電流の供給タイミングを順次判断するタイミング判断
    手段を含み、各供給タイミングから所定電流供給時間に
    わたり前記励振電流を前記コイルに供給するとともに、
    それら供給タイミングに基づく共振周波数信号を出力す
    ることを特徴とする電磁アクチュエータの共振周波数信
    号生成装置。
  12. 【請求項12】 本体部と、 前記本体部に揺動可能に軸支される可動部と、 前記可動部又は前記本体部のうち一方に取り付けられる
    コイルと、 前記可動部又は前記本体部のうち他方に取り付けられ、
    前記コイルに作用する磁界を生成する磁界生成手段と、 を含む電磁アクチュエータの共振周波数信号生成方法で
    あって、 前記可動部が揺動状態にあるとき前記コイルに生じる誘
    導起電圧又は誘導起電流を検出する誘導量検出ステップ
    と、 検出される前記誘導起電圧又は誘導起電流に基づいて、
    励振電流を前記コイルに供給する電流供給ステップと、
    を含み、 前記電流供給ステップでは、前記誘導量検出ステップで
    検出される前記誘導起電圧又は誘導起電流に基づいて、
    前記励振電流の供給タイミングを順次判断し、各供給タ
    イミングから所定電流供給時間にわたり前記励振電流を
    前記コイルに供給するとともに、それら供給タイミング
    に基づく共振周波数信号を出力することを特徴とする電
    磁アクチュエータの共振周波数信号生成方法。
JP2000124948A 2000-04-25 2000-04-25 電磁アクチュエータ、電磁アクチュエータの駆動制御装置及び方法、電磁アクチュエータの共振周波数信号生成装置及び方法 Expired - Lifetime JP4347992B2 (ja)

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