JP2003066155A - 地山状況検出方法及び検出装置 - Google Patents
地山状況検出方法及び検出装置Info
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Abstract
山状況を正確に検出することが出来る地山状況検出方法
及び検出装置を提供する。 【解決手段】 ボアホール3を削孔するビット19に隣
接する掘削ロッド20に歪ゲージ22を設け、後続の中
間ロッド15を介してビット19に衝撃力を作用させ、
地山からの反射波を歪ゲージ22で検出する。解析装置
で、この反射波の波形を解析することにより、対象とな
る地山状況を特定する。削孔用のビット19に隣接する
位置で、衝撃力の反射波を検出することにより、削孔途
中の地層や、削孔距離に係わりなく、地山からの反射波
を正確に検出することが出きるので、地山状況を正確に
検出することが出来る。
Description
道、トンネル掘進において、切羽奥部の地山の状況を事
前に把握するための地山状況検出方法及び検出装置に関
する。
切羽奥部の地山状況を事前に把握することが強く望まれ
ている。そのために、切羽面から、しばしば回転削孔機
や打撃式削岩機による削孔を行ない、削孔中の繰粉やコ
ア、削孔機の機械量データ(回転削孔機のトルク、推
力、削孔速度、回転数や、打撃式削岩機の打撃力、フィ
ード圧、回転圧、削孔速度等)の変化から削孔中の地層
の種類に関する情報を得ている。また、削孔したボアホ
ールにTVカメラなどを挿入して、映像を通して地層の
種類を確認する検層も行なわれることがある。
面から、例えば、30m程度先まで行なわれる。このと
き削孔用の中間ロッドとして、長さが3m、直径が30
〜40mmの中空の中間ロッドが使用される。これらの
中間ロッドは、削孔距離に合わせて、ジョイントにより
順次接続して使用する。このため、削孔距離が切羽面か
ら深くなると穴曲がりが発生することが多い。
層の種類に関する情報を得て、地山状況を検出する場
合、切羽面から浅い範囲では、地山とロッドの接触によ
る打撃エネルギーの損失、ロッド間の接続部による打撃
エネルギーの損失が少ないため、比較的正確に地層の種
類を検出することが出来る。
と、中間ロッドの接合部で発生する打撃エネルギーの損
失が増加する。削孔に曲がりが発生し中間ロッドと削孔
の壁面との接触による損失が発生する、ことなどによ
り、機械量データがビット先端の情報を反映しなくな
り、地層の検出が正確に行なわれなくなる。
地層や削孔距離に係わりなく、地山状況を正確に検出す
ることが出来る地山状況検出方法及び検出装置を提供す
ることを目的とする。
め、本発明の請求項1は、目的とする位置の地山に接触
させた削孔用のビット(19)に、前記地山に押し込む
方向の衝撃力を与え、この衝撃力の反射波を検出して、
この反射波の波形から地山状況を検出するようにした。
の発明において、前記反射波は、前記掘削用のビット
(19)に近接した位置で検出するようにした。
の発明において、前記ビット(19)を装着した掘削ロ
ッド(20)の歪を、前記衝撃力の反射波として検出す
るようにした。
の発明において、前記ビット(19)を装着した掘削ロ
ッド(20)の振動を、前記衝撃力の反射波として検出
するようにした。
4記載の発明において、前記検出した反射波の波形を、
有線もしくは無線の通信回線を介して受信し、リアルタ
イムで地山状況を検出するようにした。
4記載の発明において、1本のボアホール(3)の削孔
を行なう間、前記掘削ロッド(20)の歪もしくは振動
を、該掘削ロッド(20)に設けられた記憶手段に記録
させ、該記憶手段に記録されたデータに基づいて、オフ
ラインで地山状況を検出するようにした。
(20)と、該掘削ロッド(20)の先端に固定された
削孔用のビット(19)と、該ビット(19)を地山に
押し込む方向の衝撃力を発生させる打撃手段(11)
と、前記衝撃力の反射波を検出する検出手段(22、2
3)と、該検出手段(22、23)によって検出された
前記衝撃力の反射波を記録する記憶手段(26)と、を
設けて構成した。
の発明において、前記検出手段(22、23)は、前記
掘削ロッド(20)の前記ビット(19)に近接した位
置に配置されている、構成とした。
の発明において、前記記憶手段(26)を、前記掘削ロ
ッド(20)に配置して、構成した。
載の発明において、前記掘削ロッド(20)は、前記検
出手段(22、23)を備え、前記ビット(19)に接
続される第1のアダプタロッド(21)と、前記記憶手
段(26)を備え、第1のアダプタロッド(21)に接
続される第2のアダプタロッド(25)で構成した。
載の発明において、前記検出手段を、ビット(19)に
接続された第1のアダプタロッド(21)の歪を検出す
る歪ゲージ(22)で構成した。
載の発明において、前記検出手段を、ビット(19)に
接続された第1のアダプタロッド(21)の振動を検出
する加速度計(23)で構成した。
載の発明において、前記記憶手段(26)は、前記掘削
ロッド(20)から独立して設けられており、前記検出
手段(22、23)と前記記憶手段(26)とを、有線
もしくは無線の通信回線で接続し、前記記憶手段は、前
記検出手段(22、23)の出力をオンラインで記録す
るように構成した。
載の発明において、前記記憶手段(26)は、前記掘削
ロッド(20)に着脱自在に構成されている。
応する要素を示す便宜的なものであり、従って、本記述
は図面上の記載の限定拘束されるものではない。
位置の地山に衝撃力を加え、その衝撃力の反射波の波形
に基づいて、地山状況を検出するようにしたので、途中
の地層や削孔距離にかかわらず、地山状況を正確に検出
することが出来る。また、検出位置のデータ(L)と地
山状況を組み合わせて表示することにより、地層内の可
視化を実現することが出来る。
のビットに近接した位置で前記衝撃力の反射波を検出す
るようにしたので、反射波の伝播中の減衰が無く、より
正確に反射波を検出することが出来、地山状況を正確に
検出することが出来る。
掘削ロッドの歪もしくは振動を衝撃力の反射波として検
出するようにしたので、簡単な構成で、反射波を正確に
検出することが出来る。
た前記衝撃力の反射波をオンラインで記録して地層を解
析することが出来るので、市街地におけるトンネルの掘
削等の場合には、既に埋設されているトンネルや配管等
の障害物を検知して、災害の発生を防止することが出来
る。
た前記衝撃力の反射波を記録し、オフラインで解析する
ようにしているので、通信回線における雑音の侵入が無
く、より正確に地山状況を解析することが出来、より正
確な地層の検出を行なうことが出来る。
の反射波を検出する検出手段を設けているので、掘削ロ
ッドの振動を直接検出することが出来、従来の機械量デ
ータから地山状況を推測するもののように、間接的なデ
ータから地山の状況を検出するものに比べ、より正確に
地山状況を検出することが出来る。
に近接した位置で衝撃力の反射波を検出するので、より
正確な地層の検出を行なうことが出来る。
ッドに設けられた記憶手段により雑音の少ないデータを
記録することが出来、より正確な地層の検出を行なうこ
とが出きる。
手段を配置するアダプタロッドと、記憶手段を配置する
アダプタロッドを別体として構成したので、各アダプタ
ロッドの製造を容易にすることが出来る。
と、掘削ロッドの歪もしくは振動を衝撃力の反射波とし
て検出するようにしたので、簡単な構成の地山状況検出
装置を得ることが出来、しかも、地山状況を正確に検出
することが出来る。
した前記衝撃力の反射波をオンラインで記録して地層を
解析することが出来るので、市街地におけるトンネルの
掘削等の場合には、既に埋設されているトンネルや配管
等の障害物を検知して、災害の発生を防止することが出
来る。
手段に作業現場の場所等を記録したラベルを付けて保管
することが出来、坑道やトンネル掘進以外の目的にも使
用することが出来る。
基づいて説明する。図1乃至図3は本発明の実施形態を
示すもので、図1は、打撃式削岩機を用いた本発明によ
る地山状況検出装置の構成図、図2は、図1における地
山状況検出装置に使用する解析装置の構成図、図3は、
地山状況による衝撃力の反射波を示す特性図である。
に、坑道やトンネルを掘進する地山1の切羽面2から地
山1に向けてボアホール3を削孔する。打撃手段11
は、載置台12に固定されている。なお、載置台12
は、紙面の左右方向である矢印X方向と、紙面の前後方
向(Y方向)及び紙面の上下方向である矢印Z方向に移
動可能になっている。
と、図示しない駆動源を有している。この駆動源は、移
動自在なピストン(図示せず)を有し、このピストンを
シャンクロッド13に衝突させることにより、、矢印X
方向に間欠的な衝撃力を作用させるように構成されてい
る。
左側)から、後述する第1のアダプタロッド21、第2
のアダプタロッド25、削孔深さに応じて順次接続され
る複数の中間ロッド15で構成されている。第1のアダ
プタロッド21と第2のアダプタロッド25、第2のア
ダプタロッド25と中間ロッド15は、それぞれ図示し
ないスリーブで接続されている。また、隣接する中間ロ
ッド15は、互いにスリーブ16を介して接続されてい
る。
と第2のアダプタロッド25の先端面、第2のアダプタ
ロッド25の後端面と中間ロッド15の先端面、隣接す
る中間ロッド15、15の後端面と先端面は、それぞれ
接触している。また、第1のアダプタロッド21の先端
には、図示しないスリーブを介して削孔用のビット19
が、第1のアダプタロッド21に先端面に接触するよう
に接続されている。
ロッドで形成されている。この第1のアダプタロッド2
1には、複数の歪ゲージ22と、加速度計23が配置さ
れている。なお、歪ゲージ22と加速度計23は、必ず
しも両方を同時に配置する必要は無く、いずれか一方の
みを設けるようにしてもよい。
ロッドで形成されている。この第2のアダプタロッド2
5には、前記歪ゲージ22や加速度計23の出力を増幅
する増幅回路(図示せず)と、増幅された出力を変調す
る変調回路(図示せず)と、変調された反射波の波形デ
ータを記録するICメモリレコーダ(図示せず)を備え
ている。そして、ICメモリレコーダには、ICメモリ
26が着脱自在に支持されている。
2のアダプタロッド25は、前記中間ロッド15と同じ
外径を有し、長さは数10〜50cm程度に形成されて
いる。また、第1のアダプタロッド21と第2のアダプ
タロッド25は、一体で構成してもよい。
のアダプタロッド21、25の軸心部の穴は連通してお
り、図示しない供給装置から供給される削孔水を、当該
連通する孔を介してビット19の先端から流出させ、ビ
ット19で破壊された地山の破片を切羽面2から排出す
る。
ICメモリ26の記憶内容を読み出すICメモリレコー
ダ31と、復調回路32と、ADコンバータ33及びパ
ソコン34を備えている。
向に移動させ、打撃手段11を待機位置へ移動させた状
態で、それぞれスリーブ16を介して打撃手段11側か
ら、中間ロッド15、第2のアダプタロッド25、第1
のアダプタロッド21及びビット19を接続し、掘削ロ
ッド20を形成する。このとき、ビット19の後端面と
第1のアダプタロッド21の先端面、第1のアダプタロ
ッド21の後端面と第2のアダプタロッド25の先端
面、第2のアダプタロッド25の後端面と中間ロッド1
5の先端面は、それぞれ接触している。
を一体に接続した掘削ロッド20を、図示しない支持台
で、切羽面2に対して所要の位置に支持し、ビット19
の先端を地山1の切羽面2に当接させる。載置台12を
移動させ、前記支持台に支持された掘削ロッド20の後
端(中間ロッド15の後端面)に、打撃手段11のシャ
ンクロッド13の先端をスリーブ16を介して接続す
る。
動させるようにして、打撃手段11のシャンクロッド1
3を介して掘削ロッド20を切羽2側に押し、ビット1
9を切羽2に所要の力で押し付ける。
撃手段11のピストンをシャンクロッド13の後端に衝
突させて衝撃力を与える。すると、この衝撃力によって
シャンクロッド13に生じた応力波が、中間ロッド1
5、第2のアダプタロッド25、第1のアダプタロッド
21を伝播してビット19に伝わり、ビット19の前方
の地山をそのエネルギにより破壊する。即ち、この実施
形態では、打撃手段11が削孔用の駆動源を兼ねてい
る。
び第1のアダプタロッド25、21、中間ロッド15の
軸心の連通する孔を通してビット19の先端部からボア
ホール3内に削孔水を供給する。すると、ビット19に
より破壊された地山の破片が削孔水により流されて、ボ
アホール3の内周面と第1及び第2のアダプタロッド2
1、25、スリーブ16及び中間ロッド15の外周面と
の間を通り、切羽面2から排出される。
は、その全てが地山の破壊に消費されるのではなく、一
部は地山内へ拡散し、一部は反射波として再びビット1
9へと戻ってくる。そして、ビット19へ戻ってきた反
射波は、第1のアダプタロッド21、第2のアダプタロ
ッド25、中間ロッド15及びシャンクロッド13へ伝
播され、第1のアダプタロッド21、第2のアダプタロ
ッド25、中間ロッド15及びシャンクロッド13の歪
や振動として消費される。このとき、第1のアダプタロ
ッド21の歪や振動の大きさを、歪ゲージ22や加速度
計23で電圧の変化として検出し、その電圧の変化を変
調してICメモリ26に記憶する。
mmごとに、地山1の内部の地山状況を検出する場合に
は、別途、図示しない計測手段(リニアエンコーダ等)
で打撃手段11(載置台12)の位置、即ち、切羽面2
からのボアホール3の深さLを検出し、記録しておく。
接続された掘削ロッド20(第1のアダプタロッド2
1、第2のアダプタロッド25及び中間ロッド15)の
長さ程度に深くなったら、中間ロッド15の後端からシ
ャンクロッド13を外して、打撃手段11を後退させ、
中間ロッド15の後端に1本の中間ロッド15を接続す
る。そして、その後端にシャンクロッド13を接続す
る。同様に、削孔の進行にしたがって、順次、中間ロッ
ド15を継ぎ足して所要の深さまで削孔を行なう。
と、中間ロッド15やスリーブ16の外周面とボアホー
ル3の内周面の接触が発生することがある。すると、打
撃手段11のピストンをシャンクロッド13に衝突させ
た衝撃力で、シャンクロッド13に発生した応力波が、
中間ロッド15、第2及び第1のアダプタロッド25、
21を介してビット19まで伝播される間に、中間ロッ
ド15が接触するボアホール3の内周面に吸収されてビ
ット19に伝わる応力波が減衰する。また、中間ロッド
15の接続個所が多くなり、接続部で発生する応力波の
減衰も大きくなる。
波も減衰し、その応力波に対応する地山からの反射波も
小さくなるが、検出手段としての歪ゲージ22や加速度
計23を備えた第1のアダプタロッド21がビット19
に隣接しているので、地層の途中に破砕帯等があって
も、あるいは削孔距離が長くなっても、地山に伝えられ
た応力波と、その応力波に対応する地山からの反射波
を、確実に検出することが出来る。
からロッド15、スリーブ16、第2及び第1のアダプ
タロッド25、21及びビット19を抜き出す。そし
て、第2のアダプタロッド25に配置されたICメモリ
26を取り出し、このICメモリ26を、解析装置30
のICメモリレコーダ31に取り付ける。また、パソコ
ン34には、別途記録された位置データを入力してお
く。
でICメモリ26に記憶されたデータを読み出し、復調
回路32でICメモリ26に記憶された信号を復調し
て、ADコンバータ33を通してパソコン34内にデー
タを取りこむ。パソコン34は、ICメモリ26からの
反射波のデータを解析し、反射波の波形を抽出すると共
に、その反射波の波形から地山状況を特定する。
からの反射波の波形を示すもので、(A)、(B)は、
凝灰岩、(C)は、花崗岩、(D)は、モルタル、
(E)は、軟鋼からの反射波の波形を示す。なお、図3
において、Iは、衝撃力により発生しビット19に伝達
される応力波の波形であり、Rは、ビット19を介して
伝達される岩盤からの反射波の波形である。
と、実験により得られた反射波の波形とを比較すること
により、ICメモリ26から読み出された反射波の波形
がどのような種類の岩盤からの反射波であるかを特定す
ることが出来る。即ち、地山状況を検出することが出来
る。
ビット19までの距離Lと、反射波の波形を解析するこ
とにより得られた地山状況を組み合わせることにより、
切羽2から先にある地山1の内部の状況を正確に検出す
ることが出来る。
い、それらの解析結果を組み合わせることで、切羽2か
ら先にある地山1の内部の状況を正確に検出することが
出来る。また、これらの解析結果を総合して、パソコン
34のディスプレイ上や紙面に表示することにより、地
山1の内部の地山状況を可視化することが出来る。
用いた場合について説明したが、回転式削孔機を用いる
場合には、一定の距離(例えば、数mm〜数10mm)
ごとに削孔作業を停止し、削孔用のビット19を介して
地山に衝撃力を加え、その地山からの反射波を検出する
ことにより、地山状況を検出するるようにすればよい。
ド20に衝撃力の反射波を検出する検出手段(歪ゲージ
22、加速度計23)と、検出結果を記録する記憶手段
(ICメモリ26)を配置し、オフラインで地山状況を
解析する場合について説明したが、前記記憶手段を掘削
ロッド20の外部に設置して、前記検出手段と記憶手段
とを、有線もしくは無線の通信回線を通して接続し、検
出結果を外部で記録すると共に解析するように構成し、
地山状況をリアルタイムで解析するするようにしてもよ
い。
ので、地山検出装置の機構部を示す構成図である。な
お、この実施の形態では、前記第1のアダプタロッドと
第2のアダプタロッドを一体に構成している。
をつけて示してある。第3のアダプタロッド36の先端
(図4の左側)には、ねじ36aが形成され、このねじ
36aにビット19が螺合して固定されている。また、
第3のアダプタロッド36の軸部には、その先端側よ
り、歪ゲージ22、該歪ゲージ22の出力を増幅する増
幅回路と、増幅された出力を変調する変調回路と、変調
された反射波の波形を記録するICメモリーレコーダを
構成する複数枚のプリント基板37と、該プリント基板
に37電力を供給する電池39を保持する電池ホルダ4
0が配置されている。
ルダ40は、防振用発泡スポンジ等の防振材で形成され
たシート41を介して第3のアダプタロッド36に取付
けられ、第3のアダプタロッド36の振動により故障し
ないように保護されている。
ビット19の取付け位置と歪ゲージ22の取付け位置の
間、前記プリント基板37の取付け位置と電池ホルダ4
0の取付け位置の間、及び、電池ホルダ40の取付け位
置の後端側(図4の左側)に、それぞれフランジ42、
43、45が設けられている。
周には、ビット19で形成されるボアホール3の内径よ
り細くなるように形成された円筒状のカバー47が、O
リング46を介して歪ゲージ22及びプリント基板37
を覆うように装着されている。即ち、カバー47は、歪
ゲージ22とプリント基板37を、ボアホール3の内周
面との接触から保護すると共に、Oリング46との接触
により削孔水の侵入を防止し、歪ゲージ22とプリント
基板37を、削孔水からも保護するようになっている。
には、ビット19で形成されるボアホール3の内径より
細くなるように形成された円筒状のカバー49が、Oリ
ング46を介して電池ホルダ40を覆うように装着され
ている。即ち、カバー49は、電池ホルダ40を、ボア
ホール3の内周面との接触から保護すると共に、Oリン
グ46との接触により削孔水の侵入を防止し、電池ホル
ダ40を、削孔水からも保護するようになっている。
ランジ45に着脱可能に取付けられた後カバー50で固
定される。また、カバー47と第3のアダプタロッド3
6の間には、例えば防振用発泡スポンジ等で形成された
保護部材51が充填され、歪ゲージ22やプリント基板
37を保護するようになっている。
同様に、中間ロッド15の先端に第3のアダプタロッド
36を取付け、第3のアダプタロッド36の先端に取付
けたビット19を地山1に押しつけて、中間ロッド15
の後端に加えられた衝撃力の応力波を、第3のアダプタ
ロッド36を介してビット19に伝達し、ビット19に
より地山1に衝撃力を与える。この衝撃に対する地山1
の反射波は、ビットを介して第3のアダプタロッド36
に伝達される。
9に近接した位置で、地山1からの反射波を検出するこ
とが出来るので、前記実施形態と同様の効果を得ること
が出来る。
出装置の機構部の構成図。
成図。
を示す特性図。
出装置の他の実施の形態を示す機構部の構成図。
Claims (14)
- 【請求項1】 目的とする位置の地山に接触させた削孔
用のビットに、前記地山に押し込む方向の衝撃力を与
え、この衝撃力の地山からの反射波を検出し、この反射
波の波形から地山状況を検出する、ことを特徴とする地
山状況検出方法。 - 【請求項2】前記反射波は、前記削孔用のビットに近接
した位置で検出する、ことを特徴とする請求項1記載の
地山状況検出方法 - 【請求項3】 前記ビットを装着した掘削ロッドの歪
を、前記衝撃力の反射波として検出する、ことを特徴と
する請求項1記載の地山状況検出方法。 - 【請求項4】 前記ビットを装着した掘削ロッドの振動
を、前記衝撃力の反射波として検出する、ことを特徴と
する請求項1記載の地山状況検出方法。 - 【請求項5】 前記検出した反射波の波形を、有線もし
くは無線の通信回線を介して受信し、リアルタイムで地
山状況を検出する、ことを特徴とする請求項3又は4記
載の地山状況検出方法。 - 【請求項6】 1本のボアホールの削孔を行なう間、前
記掘削ロッドの歪もしくは振動を、該掘削ロッドに設け
られた記憶手段に記録させ、該記憶手段に記録されたデ
ータに基づいて、オフラインで地山状況を検出する、こ
とを特徴とする請求項3又は4記載の地山状況検出方
法。 - 【請求項7】 掘削ロッドと、 該掘削ロッドの先端に固定された削孔用のビットと、 該ビットを地山に押し込む方向の衝撃力を発生させる打
撃手段と、 前記衝撃力の反射波を検出する検出手段と、 該検出手段によって検出された衝撃力の反射波を記録す
る記憶手段と、 を設けたことを特徴とする地山状況の検出装置。 - 【請求項8】 前記検出手段は、前記掘削ロッドの前記
ビットに近接した位置に配置されている、ことを特徴と
する請求項7記載の地山状況検出装置。 - 【請求項9】 前記記憶手段は、前記掘削ロッドに配置
されている、ことを特徴とする請求項7記載の地山状況
検出装置。 - 【請求項10】 前記掘削ロッドは、前記検出手段を備
え、前記ビットに接続される第1のアダプタロッドと、
前記記憶手段を備え、前記第1のアダプタロッドに接続
される第2のアダプタロッドを有する、ことを特徴とす
る請求項7記載の地山状況検出装置。 - 【請求項11】 前記検出手段は、前記ビットに接続さ
れる第1のアダプタロッドの歪を検出する歪ゲージであ
る、ことを特徴とする請求項8記載の地山状況検出装
置。 - 【請求項12】 前記検出手段は、前記ビットに接続さ
れる第1のアダプタロッドの振動を検出する加速度計で
ある、ことを特徴とする請求項8記載の地山状況検出装
置。 - 【請求項13】 前記記憶手段は、前記掘削ロッドから
独立して設けられており、前記検出手段と前記記憶手段
とは、有線もしくは無線の通信回線で接続され、前記記
憶手段は、前記検出手段の出力をオンラインで記録する
ように構成されている、ことを特徴とする請求項7記載
の地山状況検出装置。 - 【請求項14】 前記記憶手段は、前記掘削ロッドに着
脱自在に装着されている、ことを特徴とする請求項7記
載の地山状況検出装置。
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