JP4446634B2 - 地山状況検出装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、鉱山や土木の坑道、トンネル掘進において、切羽奥部の地山の状況を事前に把握するための地山状況検出装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
鉱山や土木の坑道、トンネル掘進では、切羽奥部の地山状況を事前に把握することが強く望まれている。そのために、切羽面から、しばしば回転削孔機や打撃式削岩機による削孔を行ない、削孔中の繰粉やコア、削孔機の機械量データ(回転削孔機のトルク、推力、削孔速度、回転数や、打撃式削岩機の打撃力、フィード圧、回転圧、削孔速度等)の変化から削孔中の地層の種類に関する情報を得ている。また、削孔したボアホールにTVカメラなどを挿入して、映像を通して地層の種類を確認する検層も行なわれることがある。
【0003】
地山状況検出のための削孔は、通常、切羽面から、例えば、30m程度先まで行なわれる。このとき削孔用の中間ロッドとして、長さが3m、直径が30〜40mmの中空の中間ロッドが使用される。これらの中間ロッドは、削孔距離に合わせて、ジョイントにより順次接続して使用する。このため、削孔距離が切羽面から深くなると穴曲がりが発生することが多い。
【0004】
一方、削孔機の機械量データの変化から地層の種類に関する情報を得て、地山状況を検出する場合、切羽面から浅い範囲では、地山とロッドの接触による打撃エネルギーの損失、ロッド間の接続部による打撃エネルギーの損失が少ないため、比較的正確に地層の種類を検出することが出来る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
削孔距離が長くなると、中間ロッドの接合部で発生する打撃エネルギーの損失が増加する。削孔に曲がりが発生し中間ロッドと削孔の壁面との接触による損失が発生する、ことなどにより、機械量データがビット先端の情報を反映しなくなり、地層の検出が正確に行なわれなくなる。
【0006】
上記の事情に鑑み、本発明は、削孔途中の地層や削孔距離に係わりなく、地山状況を正確に検出することが出来る地山状況検出装置を提供することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】
本発明の請求項1は、掘削ロッド(20)と、
該掘削ロッド(20)の先端に固定された削孔用のビット(19)と、
該ビット(19)を地山に押し込む方向の衝撃力を発生させる打撃手段(11)と、
水の侵入を防止できる間隙を前記掘削ロッド(20)の外周との間に形成すべく該外周を覆うように取り付けられる円筒状のカバー(47,49)と、
前記間隙内に配置されて前記衝撃力の反射波を検出する検出手段(22、23)と、
前記間隙内に配置されて前記検出手段(22、23)によって検出された前記衝撃力の反射波を記録する記憶手段(26)と、を設けて構成した。また、本発明の請求項2は、請求項1記載の発明において、前記円筒状のカバー(47,49)が前記ビット(19)の外径よりも小さな外径であることを特徴とする。
【0014】
また、本発明の請求項は、請求項1又は2記載の発明において、前記検出手段(22、23)は、前記ビット(19)に近接した位置に配置されている、構成とした。
【0017】
また、本発明の請求項は、請求項1乃至3のいずれか1項に記載の発明において、前記検出手段を、前記掘削ロッド(20)の歪を検出する歪ゲージ(22)で構成した。
【0018】
また、本発明の請求項は、請求項1乃至3のいずれか1項に記載の発明において、前記検出手段を、前記掘削ロッド(20)の振動を検出する加速度計(23)で構成した。
【0021】
なお、括弧内の番号等は、図面における対応する要素を示す便宜的なものであり、従って、本記述は図面上の記載の限定拘束されるものではない。
【0027】
【発明の効果】
本発明の請求項1及び2によると、衝撃力の反射波を検出する検出手段を設けているので、掘削ロッドの振動を直接検出することが出来、従来の機械量データから地山状況を推測するもののように、間接的なデータから地山の状況を検出するものに比べ、より正確に地山状況を検出することが出来る。
【0028】
また、本発明の請求項によると、ビットに近接した位置で衝撃力の反射波を検出するので、より正確な地層の検出を行なうことが出来る。
【0031】
また、本発明の請求項又はによると、掘削ロッドの歪もしくは振動を衝撃力の反射波として検出するようにしたので、簡単な構成の地山状況検出装置を得ることが出来、しかも、地山状況を正確に検出することが出来る。
【0034】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。図1乃至図3は本発明の実施形態を示すもので、図1は、打撃式削岩機を用いた本発明による地山状況検出装置の構成図、図2は、図1における地山状況検出装置に使用する解析装置の構成図、図3は、地山状況による衝撃力の反射波を示す特性図である。
【0035】
地山状況検出装置10は、図1に示すように、坑道やトンネルを掘進する地山1の切羽面2から地山1に向けてボアホール3を削孔する。打撃手段11は、載置台12に固定されている。なお、載置台12は、紙面の左右方向である矢印X方向と、紙面の前後方向(Y方向)及び紙面の上下方向である矢印Z方向に移動可能になっている。
【0036】
前記打撃手段11は、シャンクロッド13と、図示しない駆動源を有している。この駆動源は、移動自在なピストン(図示せず)を有し、このピストンをシャンクロッド13に衝突させることにより、、矢印X方向に間欠的な衝撃力を作用させるように構成されている。
【0037】
掘削ロッド20は、その先端(図1の紙面左側)から、後述する第1のアダプタロッド21、第2のアダプタロッド25、削孔深さに応じて順次接続される複数の中間ロッド15で構成されている。第1のアダプタロッド21と第2のアダプタロッド25、第2のアダプタロッド25と中間ロッド15は、それぞれ図示しないスリーブで接続されている。また、隣接する中間ロッド15は、互いにスリーブ16を介して接続されている。
【0038】
また、第1のアダプタロッド21の後端面と第2のアダプタロッド25の先端面、第2のアダプタロッド25の後端面と中間ロッド15の先端面、隣接する中間ロッド15、15の後端面と先端面は、それぞれ接触している。また、第1のアダプタロッド21の先端には、図示しないスリーブを介して削孔用のビット19が、第1のアダプタロッド21に先端面に接触するように接続されている。
【0039】
前記第1のアダプタロッド21は、中空のロッドで形成されている。この第1のアダプタロッド21には、複数の歪ゲージ22と、加速度計23が配置されている。なお、歪ゲージ22と加速度計23は、必ずしも両方を同時に配置する必要は無く、いずれか一方のみを設けるようにしてもよい。
【0040】
前記第2のアダプタロッド25は、中空のロッドで形成されている。この第2のアダプタロッド25には、前記歪ゲージ22や加速度計23の出力を増幅する増幅回路(図示せず)と、増幅された出力を変調する変調回路(図示せず)と、変調された反射波の波形データを記録するICメモリレコーダ(図示せず)を備えている。そして、ICメモリレコーダには、ICメモリ26が着脱自在に支持されている。
【0041】
なお、前記第1のアダプタロッド21と第2のアダプタロッド25は、前記中間ロッド15と同じ外径を有し、長さは数10〜50cm程度に形成されている。また、第1のアダプタロッド21と第2のアダプタロッド25は、一体で構成してもよい。
【0042】
また、前記中間ロッド15と第1及び第2のアダプタロッド21、25の軸心部の穴は連通しており、図示しない供給装置から供給される削孔水を、当該連通する孔を介してビット19の先端から流出させ、ビット19で破壊された地山の破片を切羽面2から排出する。
【0043】
解析装置30は、図2に示すように、前記ICメモリ26の記憶内容を読み出すICメモリレコーダ31と、復調回路32と、ADコンバータ33及びパソコン34を備えている。
【0044】
このような構成で、載置台12を矢印X方向に移動させ、打撃手段11を待機位置へ移動させた状態で、それぞれスリーブ16を介して打撃手段11側から、中間ロッド15、第2のアダプタロッド25、第1のアダプタロッド21及びビット19を接続し、掘削ロッド20を形成する。このとき、ビット19の後端面と第1のアダプタロッド21の先端面、第1のアダプタロッド21の後端面と第2のアダプタロッド25の先端面、第2のアダプタロッド25の後端面と中間ロッド15の先端面は、それぞれ接触している。
【0045】
次いで、スリーブ16を介してビット19を一体に接続した掘削ロッド20を、図示しない支持台で、切羽面2に対して所要の位置に支持し、ビット19の先端を地山1の切羽面2に当接させる。載置台12を移動させ、前記支持台に支持された掘削ロッド20の後端(中間ロッド15の後端面)に、打撃手段11のシャンクロッド13の先端をスリーブ16を介して接続する。
【0046】
そして、載置台12を切羽2側に向けて移動させるようにして、打撃手段11のシャンクロッド13を介して掘削ロッド20を切羽2側に押し、ビット19を切羽2に所要の力で押し付ける。
【0047】
この状態で、打撃手段11を作動させ、打撃手段11のピストンをシャンクロッド13の後端に衝突させて衝撃力を与える。すると、この衝撃力によってシャンクロッド13に生じた応力波が、中間ロッド15、第2のアダプタロッド25、第1のアダプタロッド21を伝播してビット19に伝わり、ビット19の前方の地山をそのエネルギにより破壊する。即ち、この実施形態では、打撃手段11が削孔用の駆動源を兼ねている。
【0048】
このとき、図示しない供給装置から第2及び第1のアダプタロッド25、21、中間ロッド15の軸心の連通する孔を通してビット19の先端部からボアホール3内に削孔水を供給する。すると、ビット19により破壊された地山の破片が削孔水により流されて、ボアホール3の内周面と第1及び第2のアダプタロッド21、25、スリーブ16及び中間ロッド15の外周面との間を通り、切羽面2から排出される。
【0049】
ビット19に伝播された応力波のエネルギは、その全てが地山の破壊に消費されるのではなく、一部は地山内へ拡散し、一部は反射波として再びビット19へと戻ってくる。そして、ビット19へ戻ってきた反射波は、第1のアダプタロッド21、第2のアダプタロッド25、中間ロッド15及びシャンクロッド13へ伝播され、第1のアダプタロッド21、第2のアダプタロッド25、中間ロッド15及びシャンクロッド13の歪や振動として消費される。このとき、第1のアダプタロッド21の歪や振動の大きさを、歪ゲージ22や加速度計23で電圧の変化として検出し、その電圧の変化を変調してICメモリ26に記憶する。
【0050】
ここで、切羽2からの深さLが数〜数10mmごとに、地山1の内部の地山状況を検出する場合には、別途、図示しない計測手段(リニアエンコーダ等)で打撃手段11(載置台12)の位置、即ち、切羽面2からのボアホール3の深さLを検出し、記録しておく。
【0051】
削孔が進行してボアホール3の深さLが、接続された掘削ロッド20(第1のアダプタロッド21、第2のアダプタロッド25及び中間ロッド15)の長さ程度に深くなったら、中間ロッド15の後端からシャンクロッド13を外して、打撃手段11を後退させ、中間ロッド15の後端に1本の中間ロッド15を接続する。そして、その後端にシャンクロッド13を接続する。同様に、削孔の進行にしたがって、順次、中間ロッド15を継ぎ足して所要の深さまで削孔を行なう。
【0052】
削孔距離が長くなり孔曲がりが発生すると、中間ロッド15やスリーブ16の外周面とボアホール3の内周面の接触が発生することがある。すると、打撃手段11のピストンをシャンクロッド13に衝突させた衝撃力で、シャンクロッド13に発生した応力波が、中間ロッド15、第2及び第1のアダプタロッド25、21を介してビット19まで伝播される間に、中間ロッド15が接触するボアホール3の内周面に吸収されてビット19に伝わる応力波が減衰する。また、中間ロッド15の接続個所が多くなり、接続部で発生する応力波の減衰も大きくなる。
【0053】
従って、地山1内部の地山を破壊する応力波も減衰し、その応力波に対応する地山からの反射波も小さくなるが、検出手段としての歪ゲージ22や加速度計23を備えた第1のアダプタロッド21がビット19に隣接しているので、地層の途中に破砕帯等があっても、あるいは削孔距離が長くなっても、地山に伝えられた応力波と、その応力波に対応する地山からの反射波を、確実に検出することが出来る。
【0054】
所要の深さまで削孔すると、ボアホール3からロッド15、スリーブ16、第2及び第1のアダプタロッド25、21及びビット19を抜き出す。そして、第2のアダプタロッド25に配置されたICメモリ26を取り出し、このICメモリ26を、解析装置30のICメモリレコーダ31に取り付ける。また、パソコン34には、別途記録された位置データを入力しておく。
【0055】
解析装置30は、ICメモリレコーダ31でICメモリ26に記憶されたデータを読み出し、復調回路32でICメモリ26に記憶された信号を復調して、ADコンバータ33を通してパソコン34内にデータを取りこむ。パソコン34は、ICメモリ26からの反射波のデータを解析し、反射波の波形を抽出すると共に、その反射波の波形から地山状況を特定する。
【0056】
図3は、実験により得られた各種の岩盤等からの反射波の波形を示すもので、(A)、(B)は、凝灰岩、(C)は、花崗岩、(D)は、モルタル、(E)は、軟鋼からの反射波の波形を示す。なお、図3において、Iは、衝撃力により発生しビット19に伝達される応力波の波形であり、Rは、ビット19を介して伝達される岩盤からの反射波の波形である。
【0057】
従って、削孔中に検出された反射波の波形と、実験により得られた反射波の波形とを比較することにより、ICメモリ26から読み出された反射波の波形がどのような種類の岩盤からの反射波であるかを特定することが出来る。即ち、地山状況を検出することが出来る。
【0058】
別途パソコン34に入力された切羽2からビット19までの距離Lと、反射波の波形を解析することにより得られた地山状況を組み合わせることにより、切羽2から先にある地山1の内部の状況を正確に検出することが出来る。
【0059】
同様の解析を、切羽2の複数個所で行ない、それらの解析結果を組み合わせることで、切羽2から先にある地山1の内部の状況を正確に検出することが出来る。また、これらの解析結果を総合して、パソコン34のディスプレイ上や紙面に表示することにより、地山1の内部の地山状況を可視化することが出来る。
【0060】
上記実施形態においては、打撃式削岩機を用いた場合について説明したが、回転式削孔機を用いる場合には、一定の距離(例えば、数mm〜数10mm)ごとに削孔作業を停止し、削孔用のビット19を介して地山に衝撃力を加え、その地山からの反射波を検出することにより、地山状況を検出するるようにすればよい。
【0061】
また、上記実施形態においては、掘削ロッド20に衝撃力の反射波を検出する検出手段(歪ゲージ22、加速度計23)と、検出結果を記録する記憶手段(ICメモリ26)を配置し、オフラインで地山状況を解析する場合について説明したが、前記記憶手段を掘削ロッド20の外部に設置して、前記検出手段と記憶手段とを、有線もしくは無線の通信回線を通して接続し、検出結果を外部で記録すると共に解析するように構成し、地山状況をリアルタイムで解析するするようにしてもよい。
【0062】
図4は、本発明の他の実施の形態を示すもので、地山検出装置の機構部を示す構成図である。なお、この実施の形態では、前記第1のアダプタロッドと第2のアダプタロッドを一体に構成している。
【0063】
同図において、図1と同じものは同じ符号をつけて示してある。第3のアダプタロッド36の先端(図4の左側)には、ねじ36aが形成され、このねじ36aにビット19が螺合して固定されている。また、第3のアダプタロッド36の軸部には、その先端側より、歪ゲージ22、該歪ゲージ22の出力を増幅する増幅回路と、増幅された出力を変調する変調回路と、変調された反射波の波形を記録するICメモリーレコーダを構成する複数枚のプリント基板37と、該プリント基板に37電力を供給する電池39を保持する電池ホルダ40が配置されている。
【0064】
なお、前記各プリント基板37と、電池ホルダ40は、防振用発泡スポンジ等の防振材で形成されたシート41を介して第3のアダプタロッド36に取付けられ、第3のアダプタロッド36の振動により故障しないように保護されている。
【0065】
前記第3のアダプタロッド36には、前記ビット19の取付け位置と歪ゲージ22の取付け位置の間、前記プリント基板37の取付け位置と電池ホルダ40の取付け位置の間、及び、電池ホルダ40の取付け位置の後端側(図4の左側)に、それぞれフランジ42、43、45が設けられている。
【0066】
これらのフランジ42とフランジ43の外周には、ビット19で形成されるボアホール3の内径より細くなるように形成された円筒状のカバー47が、Oリング46を介して歪ゲージ22及びプリント基板37を覆うように装着されている。即ち、カバー47は、歪ゲージ22とプリント基板37を、ボアホール3の内周面との接触から保護すると共に、Oリング46との接触により削孔水の侵入を防止し、歪ゲージ22とプリント基板37を、削孔水からも保護するようになっている。
【0067】
また、フランジ43とフランジ45の外周には、ビット19で形成されるボアホール3の内径より細くなるように形成された円筒状のカバー49が、Oリング46を介して電池ホルダ40を覆うように装着されている。即ち、カバー49は、電池ホルダ40を、ボアホール3の内周面との接触から保護すると共に、Oリング46との接触により削孔水の侵入を防止し、電池ホルダ40を、削孔水からも保護するようになっている。
【0068】
そして、これらのカバー47、49は、フランジ45に着脱可能に取付けられた後カバー50で固定される。また、カバー47と第3のアダプタロッド36の間には、例えば防振用発泡スポンジ等で形成された保護部材51が充填され、歪ゲージ22やプリント基板37を保護するようになっている。
【0069】
このような構成としても、前記実施形態と同様に、中間ロッド15の先端に第3のアダプタロッド36を取付け、第3のアダプタロッド36の先端に取付けたビット19を地山1に押しつけて、中間ロッド15の後端に加えられた衝撃力の応力波を、第3のアダプタロッド36を介してビット19に伝達し、ビット19により地山1に衝撃力を与える。この衝撃に対する地山1の反射波は、ビットを介して第3のアダプタロッド36に伝達される。
【0070】
従って、前記実施形態と同様に、ビット19に近接した位置で、地山1からの反射波を検出することが出来るので、前記実施形態と同様の効果を得ることが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】打撃式削岩機を用いた本発明による地山状況検出装置の機構部の構成図。
【図2】図1における地山状況検出装置の解析装置の構成図。
【図3】岩盤の種類による衝撃の入射波と反射波の関係を示す特性図。
【図4】打撃式削岩機を用いた本発明による地山状況検出装置の他の実施の形態を示す機構部の構成図。
【符号の説明】
3…ボアホール
11…打撃手段
19…ビット
20…掘削ロッド
21…掘削ロッド(第1のアダプタロッド)
22…検出手段(歪ゲージ)
23…検出手段(加速度計)
25…掘削ロッド(第2のアダプタロッド)
26…記憶手段(ICメモリ)
30…解析装置
36…掘削ロッド(第3のアダプタロッド)

Claims (5)

  1. 掘削ロッドと、
    該掘削ロッドの先端に固定された削孔用のビットと、
    該ビットを地山に押し込む方向の衝撃力を発生させる打撃手段と、
    水の侵入を防止できる間隙を前記掘削ロッドの外周との間に形成すべく該外周を覆うように取り付けられる円筒状のカバーと、
    前記間隙内に配置されて前記衝撃力の反射波を検出する検出手段と、
    前記間隙内に配置されて前記検出手段によって検出された衝撃力の反射波を記録する記憶手段と、
    を設けたことを特徴とする地山状況検出装置
  2. 前記円筒状のカバーは、前記ビットの外径よりも小さな外径である、
    ことを特徴とする請求項1に記載の地山状況検出装置。
  3. 前記検出手段は前記ビットに近接した位置に配置されている、ことを特徴とする請求項1又は2に記載の地山状況検出装置。
  4. 前記検出手段は、前記掘削ロッドの歪を検出する歪ゲージである、ことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の地山状況検出装置。
  5. 前記検出手段は、前記掘削ロッドの振動を検出する加速度計である、ことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の地山状況検出装置。
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