JP2003062801A - 卓上丸鋸のバイス装置 - Google Patents

卓上丸鋸のバイス装置

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JP2003062801A
JP2003062801A JP2001254205A JP2001254205A JP2003062801A JP 2003062801 A JP2003062801 A JP 2003062801A JP 2001254205 A JP2001254205 A JP 2001254205A JP 2001254205 A JP2001254205 A JP 2001254205A JP 2003062801 A JP2003062801 A JP 2003062801A
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JP
Japan
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vise
holder
shaft
cut
circular saw
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JP2001254205A
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English (en)
Inventor
Takamiki Horiuchi
貴幹 堀内
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Koki Holdings Co Ltd
Original Assignee
Hitachi Koki Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 被切断材の形状に関係なく被切断材を安定に
支持できるようにする。 【解決手段】 バイスシャフト20にバイスホルダ22
をベース1上面に平行な方向に摺動可能に取り付け、バ
イスホルダ22先端にピース27を回動可能に取り付
け、ピース27にはクランプスクリュ25がネジ嵌合さ
れ、ピース27の回動軸心とクランプスクリュ25のネ
ジ中心軸は交差する位置にある。クランプスクリュ25
先端にバイスプレート26を配設し、ピース27を所定
角度まで回動し、バイスプレート26が押圧する方向を
変えられるようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は通常一般の断面が矩
形の被切断材(以下矩形材という)はもちろんのこと化
粧長押材(クラウンモールディング材:天井と壁との隅
部に沿って取付けられる化粧長押材。天井への取付け角
度θが38度から〜52度のものがある。以下クラウン
材という)を切断するのに好適な卓上丸鋸のバイス装置
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】かかるクラウン材を切断する卓上丸鋸
に、特願2001−10910号がある。これは図10
に示すように2つの部材から成るバイスホルダ28a、
28bの角度を可変させノブボルト29で固定した状態
で、クラウン材21の取付角度に対し直角方向からクラ
ウン材21をベース1、フェンス3に押付け支持するよ
うにしたものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前記特願2001−1
0910号の卓上丸鋸のバイス装置の構成では、バイス
取付体で材料を押付けた時の反力が、バイスホルダ28
a、28bの回動軸に回転モーメントとしてかかるた
め、2つのバイスホルダ28a、28bの固定をしっか
り行わなければ取付角度が変化してしまい、材料の確実
な支持ができないという問題があった。また、クラウン
材の大きさに合わせバイス装置を上下に移動させた場
合、バイスホルダ28a、28bはバイスシャフト20
の凸部とバイスホルダ28aに設けられた穴が嵌合して
いるためベース1と平行方向に摺動できず、バイス取付
体を構成するバイスプレート26がクラウン材の中央部
を押し付けられない場合があり、確実な支持ができない
という問題があった。
【0004】本発明の目的は、バイス取付体がバイスホ
ルダに対し取付角度が可変となるバイス装置において
も、容易かつ確実に材料を安定して支持できるようにす
ることである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的は、バイスホル
ダに進退可能に取り付けられたバイス取付体が、バイス
取付体の進退方向の軸心と一致する位置でバイスホルダ
に対し回動可能となるように取り付けることにより達成
される。また、クラウン材の大きさに関係なく中央部を
押付けるためには、バイスホルダがバイスシャフトに対
しベース上面に平行な方向で進退可能に取付けることに
より達成される。
【0006】
【発明の実施の形態】本発明の一実施形態を図1〜図7
を用いて説明する。
【0007】ベース1の中央にターンテーブル2を水平
方向に回動可能に埋設し、ターンテーブル2の上面はベ
ース1の上面と同一面となっている。ベース1およびタ
ーンテーブル2の上面にはクラウン材21または矩形材
30等の被切断材が載置される。本発明においては被切
断材が載置される部材(本実施形態においてはベース1
とターンテーブル2)を総称してベース部という。ベー
ス1上面には被切断材の端面を支持するフェンス3が固
定されている。
【0008】ターンテーブル2後端にはホルダシャフト
4を介してホルダ5が立設され、ホルダシャフト4の軸
心は、ターンテーブル2上面とほぼ一致するように位置
され、ホルダ5はホルダシャフト4を支点にターンテー
ブル2の上面を中心に左右傾斜可能なごとくベース1に
支持されている。図3に示すように、ホルダ5の背部に
はホルダシャフト4を中心とする長穴5aが形成され、
長穴5aにクランプレバー6を貫通させ、クランプレバ
ー6の先端に形成したねじ部がターンテーブル2背面に
形成したねじ穴部にねじ嵌合している。クランプレバー
6を緩めると、ホルダ5はホルダシャフト4を支点に長
穴5aの範囲内で傾斜し、クランプレバー6を締め付け
ると、ホルダ5はターンテーブル2とクランプレバー6
間に締め付けられ、任意位置で固定される。長穴5aは
ホルダ5が左右45度に傾斜できる範囲内で形成されて
いる。
【0009】ホルダ5上方にはシャフト7を介してベー
ス1上面に対し上下揺動可能に丸鋸部8が支持されてい
る。ホルダ5と丸鋸部8の間には、丸鋸部8を上方に付
勢するスプリング9が設けられている。丸鋸部8は、鋸
軸10、鋸刃11、鋸刃11の上半部を覆う鋸カバー1
2と一体となっているギヤケース13、鋸刃11を回転
駆動するモーター14、モーター14を収容支持するモ
ーターハウジング15、ハンドル16等により構成され
ている。図2に示すように、ギヤケース13には、水平
方向に延びた鋸軸10が設けられ、鋸軸10の先端にボ
ルト17を介して鋸刃11が装着されている。モーター
ハウジング15には、図示を省略したが、モーター14
から鋸刃11へ動力を伝達するためのギヤ等の動力伝達
機構が内蔵されている。
【0010】ホルダ5前面には図2に示す2個の突起部
5bが装着され、ターンテーブル2上面後方には突起部
5bの移動軌跡上に位置するようにストッパボルト1
8、19が直角方向にねじ嵌合している。前記クランプ
レバー6を緩め、ホルダ5を傾斜させると、所定の傾斜
角度で突起部5bがストッパボルト18またはストッパ
ボルト19の頭部に係合し、丸鋸部8の傾斜位置を設定
する。通常、ストッパボルト18、19は、ホルダ5が
左右方向に45度の位置に傾斜したときに、突起部5b
に係合するように設けられている。
【0011】バイスシャフト20をフェンス3背面に設
けられたバイスシャフト取付け穴3aへ挿入し、上下方
向に任意の位置でノブボルト23を介してバイスシャフ
ト20をフェンス3に固定する。バイスシャフト20上
端には溝部20aが設けてあり、該溝部20aにバイス
ホルダ22が配設されている。バイスホルダ22は、バ
イスシャフト20の溝部20aに挿入するために端部が
開放されているU字形長穴22aによってベース1上面
に平行な方向に対して摺動可能となっており、ノブボル
ト24により任意の位置でバイスシャフト20に固定で
きる。長穴22aの開放部はプレート31がねじ32に
よって固定され長穴22aの開放部を覆っているが、プ
レート31、ねじ32を省略し長穴22aの開放部を露
出しても良い。バイスホルダ22先端にはピース27が
軸27aによって回動自在に軸支されている。ピース2
7にはネジ穴27bが設けられており、軸27aの軸心
とネジ穴27bの中心軸は交差する位置にある。ネジ穴
27bには、バイスプレート26を先端に装着したバイ
ス取付体を構成するクランプスクリュー25がネジ嵌合
されている。バイス取付体が回動自在に軸支されている
ため、バイス取付体を構成するバイスプレート26はク
ラウン材21に垂直に荷重をかけることができ、クラン
プスクリュー25を回し、バイス取付体を構成するバイ
スプレート26を材料に押し付けるとバイス取付体は回
動しなくなり、材料を確実に支持できる。また、小さい
クラウン材を支持する場合は、図5のようにバイスホル
ダ22の位置を移動することにより、クラウン材21の
中央部にバイスプレート26を当てる事ができ、確実な
支持が行える。
【0012】上記構成において、クラウン材21を斜め
にたてかけて切断する方法について図1、図2、図4を
用いて説明する。
【0013】最初にクラウン材21の上端を支持角度に
従いフェンス3に当接させる。次にバイスプレート26
をクラウン材21の面に平行に当てた時に、バイスプレ
ート26がクラウン材21の中央部付近を押し付けでき
るように、バイスホルダ22を前後方向に摺動させノブ
ボルト24で固定する。バイス取付体を回動させバイス
プレート26がクラウン材21の面に平行な状態にし、
クランプスクリュー25をクラウン材21側に進めバイ
スプレート26によりクラウン材21を押し付け固定す
る。これにより、クラウン材21は安定した状態で固定
される。この状態で、ハンドル16により丸鋸部8を押
し下げ、鋸刃11によりクラウン材21を切断する。
【0014】次に矩形材30を切断する場合は、図7の
ようにバイスプレート26が矩形材30の上面に平行に
した状態で固定させれば良い。
【0015】上記実施形態によれば、バイスホルダ22
を摺動させ、バイス取付体の角度を変えクランプスクリ
ュー25を回すという簡単な操作で、様々な大きさのク
ラウン材21と、矩形材30を確実に押し付け支持でき
るバイス装置を提供することができる。
【0016】また、上記した実施形態におけるバイスホ
ルダ22の摺動、固定方法においては、図8に示すよう
に、バイスシャフト20上端の溝部20aを、ベース1
上面に対し平行あるいは若干の角度をつけて設け、材料
を支持していない時はバイスホルダ22が溝部20aに
沿って自在に摺動でき、図9のように材料を支持してい
る時はその反力によってバイスホルダ22が溝部20a
の端部に係合するようにすれば、ノブボルト24を設け
なくてもバイスホルダ22を固定する事ができる。
【0017】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、クラウン
材および矩形材を簡単な操作で安定して支持できるよう
になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明卓上丸鋸のバイス装置を具備し、クラウ
ン材をたてかけた卓上丸鋸を示す側面図。
【図2】図1の右側面図。
【図3】図1のA方向から見た時の部分側面図。
【図4】バイス装置を側面から見たときの拡大図。
【図5】バイス装置を側面から見たときの拡大図。
【図6】バイス装置を上面から見たときの拡大図。
【図7】矩形材を載置した状態を示す卓上丸鋸の側面
図。
【図8】ノブボルトが不要なバイス装置を側面から見た
ときの拡大図。
【図9】ノブボルトが不要なバイス装置を側面から見た
ときの拡大図。
【図10】従来の卓上丸鋸の一例を示す側面図。
【符号の説明】 20はバイスシャフト、21はクラウン材、22はバイ
スホルダ、23、24はノブボルト、25はクランプス
クリュー、26はバイスプレート、27はピース、30
は矩形材。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上面に被切断材を載置するベース部と、
    ベース部の上面に支持され、被切断材の端面を支持する
    フェンスと、ベース部の後方に設けられたホルダと、モ
    ータにより駆動される鋸刃を有し、ホルダ上端に上下方
    向に回動可能に支持された丸鋸部と、フェンスの背面に
    設けられた穴に嵌合されるバイスシャフトと、バイスシ
    ャフトに取り付けられたバイスホルダと、バイスホルダ
    に被切断材に対し進退可能に取り付けられ、被切断材を
    押圧支持するバイスプレート及び一端にバイスプレート
    を保持したクランプスクリューからなるバイス取付体と
    を備え、丸鋸部を下方に押し下げ鋸刃によりベース部上
    面に載置されフェンスおよびバイスプレートにより支持
    された被切断材を切断する卓上丸鋸において、 前記バイスホルダに被切断材に対し進退可能に取り付け
    られたバイス取付体が、バイス取付体の進退方向の軸心
    と一致する位置でバイスホルダに対し回動可能となるよ
    うに取り付けたことを特徴とする卓上丸鋸のバイス装
    置。
  2. 【請求項2】 上記バイスホルダがバイスシャフトに対
    しベース上面に平行な方向で進退可能に取付けたことを
    特徴とする請求項1記載の卓上丸のこのバイス装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2022526237A (ja) * 2019-04-12 2022-05-24 フェスツール ゲーエムベーハー 側部接触体およびアバットメント体を有する工作機械

Cited By (2)

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Effective date: 20081104