JP2003062285A - 錠管理システム - Google Patents

錠管理システム

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JP2003062285A
JP2003062285A JP2001254607A JP2001254607A JP2003062285A JP 2003062285 A JP2003062285 A JP 2003062285A JP 2001254607 A JP2001254607 A JP 2001254607A JP 2001254607 A JP2001254607 A JP 2001254607A JP 2003062285 A JP2003062285 A JP 2003062285A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 高度なセキュリティを保証しつつ効率的に各
装置の錠を管理することのできる錠管理システムを提供
すること。 【解決手段】 解施錠処理では、ICカードが入力され
たか否かを確認し(S31)、ICカードの入力であれ
ば(S31:Yes)、解錠モードが設定されているか
否かを確認する(S32)。解錠モードが設定されてい
ると(S32:Yes)、入力されたICカードの錠情
報を読み取り(S33)、読み取った錠情報が登録コー
ドとして登録されているか否かを確認する(S34)。
読み取った錠情報が登録コードとして登録されていた場
合には(S34:Yes)、すでに解錠が実行されてい
るか否かを確認し(S35)、解錠が実行されていなけ
れば(S35:No)、扉の解錠を実行し(S36)、
次いで、入力された錠情報に、扉の解錠を示す解錠コー
ドと自己の装置コードとを付加してホストコンピュータ
に送信する(S37)。

Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】 本発明は、遊技場内に設置
される各種装置の錠を管理する錠管理システムに関する
ものである。 【0002】 【従来の技術】 一般に、パチンコ機やスロットマシン
などの遊技機は、遊技場一店舗当たり数百台備えられて
いる。また、遊技場内には、遊技機以外に、遊技者が遊
技を実行するために必要となる各種装置、例えば、両替
機やカード販売機、ジェットカウンタなどの装置が多数
設置されている。かかるパチンコ機やスロットマシン、
或いはジェットカウンタなどの装置は、該装置に対する
不正行為を防止するために施錠されている。各装置の解
錠は、各装置毎に備えられた錠を用いて、必要時に、遊
技場の従業員によって実行される。ここで、遊技機な
ど、同一種類の装置が多数ある場合には、同一種類の装
置を1の錠により解錠できるように、その錠は共通化さ
れていることも多い。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】 しかしながら、この
ような錠の管理方法では、装置を解錠するためには、各
装置毎(遊技機に関してはその種類毎)に錠が必要とな
るので、錠の数が多くなり、その管理が煩雑になるとい
う問題点があった。また、錠の数が多いと、解錠作業を
行う場合に、多数の錠の中から必要な錠をいちいち選定
せねばならず、解錠作業の効率を低下させてしまうとい
う問題点があった。一方、いくつかの装置毎、或いは全
ての装置において、使用する錠を共通化すれば、錠の管
理の煩雑さを解消することはできるが、単純に装置の錠
を共通化してしまうと、セキュリティを低下させてしま
うという問題点があった。つまり、1つの錠で複数の装
置を解錠することができてしまうと、かかる錠が不正者
に入手された場合には、不正行為が複数の装置において
容易に実行され、その結果、遊技場側が被る被害を大き
くしてしまうのである。 【0004】本発明は、上述した問題を解決するために
なされたものであり、高度なセキュリティを保証しつつ
効率的に各装置の錠を管理することのできる錠管理シス
テムを提供することを目的としている。 【0005】 【課題を解決するための手段】 この目的を達成するた
めに請求項1記載の錠管理システムは、遊技場に設置さ
れる遊技機やその遊技機において実行される遊技を円滑
に実行するために設置される付属装置などの装置と、そ
の装置に直接または間接的に接続されると共に、前記装
置の解錠を管理するホスト装置とを備え、錠情報を記憶
する記憶媒体を備えており、前記各装置は、その記憶媒
体に記憶される錠情報を読み取る錠情報読取手段と、そ
の錠情報読取手段により読み取った錠情報に基づいて、
前記装置の解錠を実行すると共に、前記錠情報読取手段
によって読み取った錠情報と解錠された装置の装置情報
とを前記ホスト装置に送信する解錠実行手段とを備え、
その解錠実行手段を備えた前記装置の内2以上の異なる
種類の装置は、前記1の記憶媒体から読み取った錠情報
に基づいて解錠可能に構成されている。 【0006】この請求項1記載の錠管理システムによれ
ば、記憶媒体に記憶される錠情報は、遊技機や付属装置
などの装置に備えられた錠情報読取手段により、読み取
られる。そして、読み取りを実行した装置において、錠
情報に基づく装置の解錠が解錠実行手段により実行され
る。かかる場合に、錠情報読取手段によって読み取った
錠情報と解錠された装置の装置情報とは、解錠実行手段
により、ホスト装置に送信される。 【0007】 【発明の実施の形態】 以下、本発明の好ましい実施例
について、添付図面を参照して説明する。本実施例の錠
管理システムは、遊技場内に備えられ電子情報によって
管理し得る全ての装置をホストコンピュータに接続し、
該ホストコンピュータにより各装置の解錠と施錠とを管
理するものである。尚、錠情報を記憶する記憶媒体とし
ては、ICカードを用いており、該ICカードに記憶さ
れる錠情報により各装置の解錠が実行されるようになっ
ている。 【0008】図1は、ケーブル15を介して相互に接続
されているホストコンピュータ2と、各種遊技機(パチ
ンコ機20、スロットマシン21)及び他の装置(カー
ド読取ユニット22、ジェットカウンタ23、カード販
売機24、両替機25)との接続状態を示した錠管理シ
ステム1の概略図である。 【0009】ホストコンピュータ2は、各装置20〜2
5を解錠するICカード50(ICカード50の錠情
報)を一元的に管理するコンピュータであり、かかるI
Cカード50の錠情報を登録することができるように構
成されている。本実施例の錠管理システム1において
は、このホストコンピュータ2に登録された錠情報によ
ってのみ、各装置20〜25の解錠と施錠とを実行する
ことができる。 【0010】このホストコンピュータ2は、各種処理を
行うコンピュータ本体3と、データ等の入力を行うキー
ボード10と、ホストコンピュータ2で行われる各種処
理をモニターするCRTディスプレイ11とを備えてい
る。コンピュータ本体3は、ハードディスク8(図2参
照)を備えており、登録された錠情報は、このハードデ
ィスク8に記憶されている。また、コンピュータ本体3
には、ICカードリーダ13が接続されている。ICカ
ードリーダ13は、ICカード50に記憶される錠情報
を読み取るためのものである。かかるホストコンピュー
タ2は、ケーブル15を介して、遊技機20,21など
を始めとする各装置20〜25に接続されており、該ホ
ストコンピュータ2と各装置20〜25とは、双方向通
信を実行する。 【0011】遊技機であるパチンコ機20、スロットマ
シン21、カード読取ユニット22、ジェットカウンタ
23、カード販売機24、両替機25は、上記したよう
にホストコンピュータ2と接続され、各装置20〜25
には、ICカードリーダ26がそれぞれ設けられている
(図2参照)。 【0012】カード販売機24は、金銭と同等の有価価
値を有するカードを販売する装置である。このカード販
売機24により販売されるカードは、購入金額と同等の
有価価値(金額)を有しており、パチンコ機20に併設
されるカード読取ユニット22に挿入されて使用され
る。カード読取ユニット22は、パチンコ機20に併設
され、上記したカードに記録された残高金額のデータを
読み取ると共に、その残高金額の範囲内で貸球の払い出
しをパチンコ機20に指示するものである。貸球の払い
出しは、遊技者が所定の操作を実行することにより行わ
れる。両替機25は、紙幣を硬貨に交換する一般的な装
置である。ジェットカウンタ23は、遊技によって遊技
者が得た球またはメダルの個数をカウントする装置であ
る。このジェットカウンタ23でカウントされた球また
はメダルの個数の対価として、遊技者は景品を受け取る
ことができる。 【0013】上記各装置20〜25は、有価物体(現
金、カード、球、メダルなど)を取り扱う装置であるの
で、かかる装置を不正に解錠し、有価物体を不正に得よ
うとする不正行為が発生する。これを防止するべく各装
置20〜25の扉には施錠がなされている。施錠された
扉の開放(解錠)は、ホストコンピュータ2に登録され
たICカード50が、各装置20〜25に設けられたI
Cカードリーダ26で読み取られることにより実行され
る。 【0014】このように本実施例の錠管理システム1で
は、ホストコンピュータ2において、各装置20〜25
の錠(ICカード50)を管理することにより、各装置
20〜25のセキュリティの向上を図っている。 【0015】上記したICカードリーダ13,26で読
み取られるICカード50は、各装置20〜25を解錠
するための錠情報を記憶するものであり、各ICカード
毎に固有の錠情報を記憶している。この錠情報は、コー
ドで表されるコード情報である。このICカード50
は、かかる錠情報を不揮発に記憶するためのメモリに加
え、CPUや、無線送受信部、アンテナなどを備えた一
般的なものであり、ICカードリーダ13,26との間
で無線通信によって情報通信を行うことができるように
構成されている。尚、本実施例のICカード50は、遊
技場の従業員に各1ずつ所持されるものとする。 【0016】図2は、ホストコンピュータ2と、そのホ
ストコンピュータ2に接続される各装置20〜25との
電気的構成を示したブロック図である。ホストコンピュ
ータ2は、演算装置であるMPU4と、そのMPU4で
実行される各種の制御プログラムや固定値データを記憶
したROM5と、各種のデータ等を一時的に記憶するた
めのメモリであるRAM6と、時の計測を実行するリア
ルタイムクロック(以下単に「RTC」と略す)7と、
ハードディスク8と、入出力ポート9と、キーボード1
0と、CRTディスプレイ11と、インターフェース1
2と、ICカードリーダ13とを備えている。図3から
図5に示すフローチャートのプログラムは、ハードディ
スク8内に記憶されている。 【0017】RAM6は、受信バッファ6aと、第1〜
第nICカードフラグ6b1〜6bnと、モードフラグ
6cとを備えている。受信バッファ6aは、各装置20
〜25からのデータを受信し、一時的に記憶するための
緩衝用のメモリである。ホストコンピュータ2には、各
装置20〜25からデータが送信されるが、その受信速
度は、MPU4の処理に比べて遅い。このため、データ
受信を行いつつ、そのデータ処理をMPU4に実行させ
ると、データ受信の処理が影響し、MPU4の処理速度
を低下させてしまう。しかし、受信データを一時的にこ
の受信バッファ5aへ保存することにより、受信データ
の処理をMPU4に効率的に実行させることができる。 【0018】第1〜第nICカードフラグ6b1〜6b
nは、登録データメモリ8dに登録されたICカード5
0(その記憶する錠情報)に対応して備えられており、
対応するICカード50の錠情報が、各装置20〜25
に記憶されているか否か(送信されたか否か)を示すた
めのフラグである。該フラグ6b1〜6bnがオンであ
れば、対応する錠情報は各装置20〜25に記憶されて
おり、一方、オフであれば、対応する錠情報は各装置2
0〜25に記憶されていないことを示している。 【0019】ICカード50がICカードリーダ13に
より読み取られた際には、読み取ったICカード50
(錠情報)に対応する第1〜第nICカードフラグ6b
1〜6bnが参照される。ここで、該フラグ6b1〜6
bnがオフであれば、読み取った錠情報は、各装置20
〜25へ送信され、その後、対応する第1〜第nICカ
ードフラグはオンされる。一方、読み取ったICカード
50(錠情報)に対応するフラグ6b1〜6bnがオン
であると、ホストコンピュータ2から各装置20〜25
へは、そのICカードの錠情報の削除コマンドが送信さ
れる。そして、その後、対応する第1〜第nICカード
フラグはオフされる。 【0020】つまり、この第1〜第nICカードフラグ
6b1〜6bnのオンとオフとは、対応するICカード
50がICカードリーダ13で読み取られる毎に、交互
に実行される。 【0021】尚、各従業員の所持するICカード50
を、ICカードリーダ13により読み取らせるタイミン
グは、従業員の出勤時または退勤時であるので、かかる
第1〜第nICカードフラグ6b1〜6bnのオンは、
対応する従業員の出勤を示し、一方、そのオフは、対応
する従業員の退勤を示すこととなる。 【0022】モードフラグ6cは、各装置20〜25に
おいて解錠モードが設定されているか否かを示すフラグ
である。該フラグ6cのオンは、各装置20〜25に解
錠モードが設定されていることを示し、各装置20〜2
5が解錠可能な状態であることを示している。一方、該
フラグ6cのオフは、各装置20〜25に解錠モードが
設定されていないことを示し、各装置20〜25の解錠
が禁止されている状態であることを示している。 【0023】マスターカードの読み取り時に、このモー
ドフラグ6cがオフであれば、ホストコンピュータ2に
より、解錠モードの設定が各装置20〜25に指示され
る。一方、マスターカードの読み取り時に、このモード
フラグ6cがオンであれば、ホストコンピュータ2によ
り、解錠モードの解除が各装置20〜25に指示され
る。 【0024】RTC7は、年月日や曜日、時間、分、秒
の計時を行うICである。このRTC7の値に基づい
て、各装置20〜25に備えられたICカードリーダ2
6及びホストコンピュータ2に備えられたICカードリ
ーダ13によるICカード50の読取時刻が計時(決
定)される。計時された読取時刻は、読み取られたIC
カード50の錠情報に付加され、後述の勤務記録メモリ
8eや装置メモリ8f〜8kに錠情報と共に記憶され
る。 【0025】このRTC7には、ホストコンピュータ2
の電源をオフにした場合のバックアップ用の電圧を供給
するバッテリー回路7aが接続されている。RTC7
は、このバッテリー回路7aにより、ホストコンピュー
タ2の電源をオフした後でも計時を継続することができ
る。 【0026】図2に示すように、上記したMPU4、R
OM5、RAM6、RTC7は、バスライン14を介し
て互いに接続されており、バスライン14は、また、入
出力ポート9にも接続されている。この入出力ポート9
は、バスライン14の他に、ハードディスク8、キーボ
ード10、CRTディスプレイ11、インターフェース
12、ICカードリーダ13に接続されている。 【0027】ハードディスク8は、書き替え可能な不揮
発性のメモリであり、MPU4により実行されるプログ
ラムとして制御プログラム8aと、錠処理プログラム8
bとを備えている。また、ハードディスク8は、装置コ
ードメモリ8c、登録データメモリ8d、勤務記録メモ
リ8e、装置メモリ8f〜8k(第1〜第nパチンコメ
モリ8f1〜8fn、第1〜第nスロットメモリ8g1
〜8gn、第1〜第nカード読取ユニットメモリ8h1
〜8hn、ジェットカウンタメモリ8i、カード販売機
メモリ8j、両替機メモリ8k)を備えている。 【0028】制御プログラム8aは、ハードディスク8
で実行される各処理を制御するためのプログラムであ
る。錠処理プログラム8bは、ICカード50の登録
と、解錠を実行することのできる錠情報の各装置20〜
25への送信とを実行するICカード読取処理を実行す
るプログラムである。また、錠処理プログラム8bは、
各装置20〜25から送信された解錠情報により、装置
の解錠の履歴を管理する管理処理を実行するプログラム
である。このICカード読取処理と管理処理との詳細に
ついては、図3、図4に示した後述のフローチャートに
より説明する。 【0029】装置コードメモリ8cは、各装置20〜2
5に付与された装置コードを記憶するためのメモリであ
る。遊技場内に設置される各装置20〜25には、各装
置20〜25それぞれを識別するための識別番号が、装
置コードとして付与されており、かかる装置コードが装
置コードメモリ8cに記憶されている。また、装置コー
ドメモリ8cには、装置コードと対応つけて、その装置
コードに対応する装置メモリ8f〜8kのアドレスが記
憶されている。 【0030】各装置20〜25で解錠(施錠)が実行さ
れると、各装置20〜25からホストコンピュータ2
に、解錠(施錠)が実行された装置の装置コードが他の
情報(錠情報など)と共に送信される。ホストコンピュ
ータ2では、その装置コードを読み取ると共に、この装
置コードメモリ8cを参照して、いずれの装置から送信
された情報であるか、即ち、いずれの装置が解錠(施
錠)されたかを認識する。また、その装置コードに対応
つけて記憶されるアドレスに、受信した解錠情報などの
書き込みを実行し、これにより、解錠(施錠)された装
置から送信された情報が対応する装置メモリ8f〜8k
に記憶される。 【0031】登録データメモリ8dは、登録されたIC
カード50の錠情報を記憶するメモリである。本実施例
の錠管理システム1においては、この登録データメモリ
8dに登録された錠情報(ICカード50)によっての
み、各装置20〜25の解錠ができるようになってお
り、各装置20〜25の解錠に対してセキュリティを付
加している。この登録データメモリ8dへの錠情報の登
録は、ICカード読取処理の中で実行され、登録された
ICカード50は、各装置20〜25全てを解錠するこ
とのできる錠として機能する。このため、各装置20〜
25毎に錠を設ける必要がなく、錠の管理の煩雑さを解
消することができる。 【0032】また、この登録データメモリ8dに登録さ
れるICカード(錠情報)50の内、所望の1の錠情報
は、マスター情報として設定される。これにより、マス
ター情報の錠情報を有するICカード50は、マスター
カードとして設定される。マスターカードは、各装置2
0〜25に解錠モードの設定を指示するICカード50
である。このマスターカードがICカードリーダ13で
読み取られると、各装置20〜25において解錠モード
の設定を指示することができる。これにより各装置20
〜25は、解錠可能な状態となる。これにより、各装置
20〜25を操作するだけで解錠ができてしまう場合に
比べて、解錠操作を高度にし、不正行為に対する抑止力
を高めている。 【0033】勤務記録メモリ8eは、遊技場の従業員の
勤務管理を行うための情報を記憶するメモリである。こ
の勤務記録メモリ8eには、各従業員(その所持するI
Cカード)に対応するファイルが設けられている。かか
るファイルは、登録データメモリ8dにおいて登録され
た錠情報に対応して設けられるものである。 【0034】各ファイルには、錠情報がファイル名とし
て付され、そのファイル名の錠情報を有するICカード
50を所持する従業員のID情報と、その従業員の出勤
時刻、退勤時刻、解錠操作または施錠操作を行った装置
とその時刻とが記憶されている。この勤務記録メモリ8
eに記憶されるID情報は、ICカード読取処理におい
て、キーボード10を操作して入力される。また、従業
員の出勤時刻、退勤時刻、解錠(施錠)操作を行った装
置とその時刻とは、ICカード50がICカードリーダ
13,26で読み取られることにより、(MPU4によ
りRTC7が参照されて)この勤務記録メモリ8eに書
き込まれる。 【0035】上記したように、ICカード50はそれぞ
れ固有の錠情報を記憶するものである。また、ICカー
ド50は、1の従業員に固定的に所持される。このた
め、1の錠情報と1の従業員とは対応し、ICカード5
0の読取毎に、その錠情報に対応するファイルに読取時
刻の情報を書き込むことにより、1のファイルで1の従
業員の勤務記録を管理することができる。 【0036】また、この勤務記録メモリ8eに記憶され
る情報は、各ファイル毎にCRT11に読み出すことが
できるようになっている。このため、かかる情報をCR
T11に読み出すことにより、従業員の出勤状態を容易
に把握することや、各装置20〜25の解錠動作の実行
回数から勤務状態を予測すること、更には、不正行為を
識別することができる。 【0037】ここで、この勤務記録メモリ8eに記憶さ
れる従業員の出退勤の時刻は、その従業員のICカード
50がホストコンピュータ2のICカードリーダ13で
読み取られた時刻となっている。具体的には、出勤時刻
は、RTC7の日付が変更されてから、最初にICカー
ド50がICカードリーダ13で読み取られた時刻であ
る。かかる時刻が、出勤時刻として勤務記録メモリ8e
に記憶される。尚、出勤時刻が勤務記録メモリ8eに記
憶されると、読み取られたICカード50の錠情報に対
応する第1〜第nICカードフラグ6b1〜6bnは、
オンされる。 【0038】一方、退勤時刻は、ICカード50の読取
時に、その錠情報に対応する第1〜第nICカードフラ
グ6b1〜6bnがオンされていた場合の読取時刻であ
る。つまり、第1〜第nICカードフラグ6b1〜6b
nのオンは、対応する従業員の出勤を示すものであるの
で、このフラグオンの状態でのICカード50の入力
は、退勤時の入力であると判断される。そして、その読
取時刻が退勤時刻として勤務記録メモリ8eに記録され
る。この退勤時のICカード50の読取が実行される
と、読み取られた錠情報に対応する第1〜第nICカー
ドフラグ6b1〜6bnはオフされる。 【0039】装置メモリ8f〜8kは、各装置20〜2
5の解錠動作の履歴を記憶するメモリであり、各装置2
0〜25それぞれに対応して設けられている。具体的に
は、この装置メモリは、パチンコ機20に対応する第1
〜第nパチンコメモリ8f1〜8fn、スロットマシン
21に対応する第1〜第nスロットメモリ8g1〜8g
n、カード読取ユニット22に対応する第1〜第nカー
ド読取ユニットメモリ8h1〜8hn、ジェットカウン
タ23に対応するジェットカウンタメモリ8i、カード
販売機24に対応するカード販売機メモリ8j、両替機
25に対応する両替機メモリ8kで構成されている。 【0040】尚、遊技場内に複数台設置されるパチンコ
機20、スロットマシン21、カード読取ユニット22
については、その台数分のメモリが設けられ、それぞれ
のメモリ第1〜第nパチンコメモリ8f1〜8fn、第
1〜第nスロットメモリ8g1〜8gn、第1〜第nカ
ード読取ユニットメモリには、対応する台(装置)の装
置コードが各々記憶されている。これにより、個々のパ
チンコ機20、スロットマシン21、カード読取ユニッ
ト22ごとに個別に解錠の履歴が記憶される。 【0041】かかる装置メモリ8f〜8kには、そのメ
モリに対応する装置の装置コードと、その装置を解錠し
た錠情報とその解錠時刻とが記憶されている。各装置2
0〜25を解錠した錠情報とその解錠時刻とは、装置の
解錠が実行されたタイミングで、対応する装置メモリ8
f〜8kへ書き込まれる。 【0042】この装置メモリ8f〜8kに記憶される情
報は、所定の操作によりCRT11に情報を読み出すこ
とができる。これにより、どの装置の解錠が、いつ誰に
より実行されたかを端的に把握することができる。 【0043】ICカードリーダ13は、ICカード50
に記憶される錠情報を読み取るものであり、無線送受信
部とアンテナ等を備えた一般的なものである。このIC
カードリーダ13に、ICカード50を近づけるか、そ
の挿入口へと挿入するとICカード50とICカードリ
ーダ13とはアンテナを介して無線接続され、相互にデ
ータ通信を実行する。これにより、ICカードリーダ1
3は、ICカード50に記憶される情報(錠情報)を読
み取り、読み取った情報をコンピュータ本体3に入力す
ることができる。 【0044】インターフェース12は、ホストコンピュ
ータ2と遊技場内に設置される各装置20〜25とを接
続するためのものである。インターフェース12は、異
なる装置間でのデータ通信におけるその接点の規定であ
り、各装置20〜25とホストコンピュータ2との接続
のための電気的規格である。このインターフェース12
を介することにより、ホストコンピュータ2と各装置2
0〜25とは、データ通信を実行することができる。こ
のインターフェース12には、複数のケーブル15が接
続されている。各ケーブル15は、その一端をインター
フェース12に接続すると共に、他端を各装置20〜2
5にそれぞれ接続している。 【0045】上記したホストコンピュータ2に接続され
る各装置20〜25、即ち、パチンコ機20、スロット
マシン21、カード読取ユニット22、ジェットカウン
タ23、カード販売機24、両替機25は、ICカード
50の錠情報に基づいて装置の解錠を実行するべく構成
されており、図示を省略しているが、演算装置であるM
PU、ROM、RAMを備え、また、ICカードリーダ
26が備えられている。各装置20〜25で実行される
解錠および施錠動作のプログラム(解施錠処理、図5参
照)は、各装置20〜25のROMにそれぞれ記憶され
ている。また、ホストコンピュータ2から送信される錠
情報(装置の解錠が許可された錠情報)は、各装置20
〜25のRAMに登録コードとして記憶されている。 【0046】ここで、各装置20〜25は、このRAM
に記憶される錠情報(登録コード)に一致する錠情報
が、ICカードリーダ26によって読み取られた場合に
のみ、装置の解錠(施錠)が実行される。尚、この錠情
報のRAMへの記憶と削除とは、上記したようにホスト
コンピュータ2から指示に基づいて実行される。 【0047】次に、図3から図5のフローチャートを参
照して、上記のように構成された錠管理システム1で実
行される各処理を説明する。図3は、ホストコンピュー
タ2で実行される処理であり、錠処理プログラム8bの
中で実行されるICカード読取処理のフローチャートで
ある。ICカード読取処理は、ホストコンピュータ2の
ICカードリーダ13により読み取られたICカードの
錠情報に基づいて実行され、ICカード50のホストコ
ンピュータ2(登録データメモリ8d)への登録と、各
装置20〜25への解錠に関する指示とを実行する処理
である。 【0048】このICカード読取処理では、まず、ホス
トコンピュータ2のICカードリーダ13からの錠情報
の入力であるか否かを確認する(S1)。その結果、I
Cカードリーダ13からの錠情報の入力でなければ(S
1:No)、このICカード読取処理を終了する。一
方、S1の処理で確認した結果、ICカードリーダ13
からの錠情報の入力であれば(S1:Yes)、マスタ
ーカードの入力であるか否か、即ち、ICカードリーダ
13で読み取ったICカード50の錠情報がマスター情
報であるか否かを確認する(S2)。その結果、マスタ
ーカードの入力でなければ(S2:No)、読み取った
ICカード50の錠情報が登録データメモリ8dに記憶
されているか否かを確認し(S3)、確認の結果、読み
取ったICカード50の錠情報が登録データメモリ8d
に記憶されていれば(S3:Yes)、RTC7の値を
読み取り、勤務記録メモリ8eにおいて、入力された錠
情報をファイル名とするファイルに、読み取ったRTC
7の値を書き加える(S4)。 【0049】ここで、各従業員の所持するICカード5
0を、ICカードリーダ13により読み取らせるタイミ
ングは、従業員の出勤時または退勤時である。このた
め、かかるICカード50の読み取りが、出勤時入力で
あるか否かを確認する(S5)。この出勤時入力か否か
の確認は、その錠情報に対応して設けらているICカー
ドフラグ(第1〜第nICカードフラグ6b1〜6bn
のいずれか)のオン−オフにより確認する。 【0050】このS5の処理で判断した結果、出勤時入
力であれば(対応するフラグはオフ)(S5:Ye
s)、S1の処理で入力された錠情報に登録コマンドを
付加して、接続される各装置20〜25へ送信する(S
6)。この登録コマンドは、該コマンドが付加された錠
情報の登録を、各装置20〜25に指示するコマンドで
ある。次いで、その錠情報に対応するICカードフラグ
(第1〜第nICカードフラグ6b1〜6bnのいずれ
か)をオンした後(S7)、このICカード読取処理を
終了する。 【0051】一方、S5の処理で確認した結果、出勤時
入力でなければ(対応するフラグはオン)(S5:N
o)、入力された錠情報に削除コマンドを付加し、接続
される各装置20〜25に送信する(S13)。削除コ
マンドは、該コマンドが付加された錠情報を、各装置2
0〜25に記憶される登録コードから削除することを各
装置20〜25に指示するコマンドである。この削除コ
マンドの送信後は、送信した錠情報に対応するICカー
ドフラグ(第1〜第nICカードフラグ6b1〜6bn
のいずれか)をオフし(S14)、このICカード読取
処理を終了する。 【0052】また、S2の処理で確認した結果、マスタ
ーカードの入力であれば(S2:Yes)、各装置20
〜25に対して既に解錠モードを指示したか否か(モー
ドフラグはオンか)を確認する(S15)。その結果、
解錠モードが指示されていなければ(モードフラグオ
フ)(S15:No)、解錠モード指示コマンドを各装
置20〜25に送信し(S16)、モードフラグをオン
する(S17)。その後、このICカード読取処理を終
了する。また、S15の処理で確認した結果、解錠モー
ドが指示されていれば(モードフラグオン)(S15:
Yes)、解錠モード禁止コマンドを各装置20〜25
に送信し(S18)、モードフラグをオフして(S1
9)、このICカード読取処理を終了する。これによ
り、マスターカードの入力毎に、交互に、解錠の許可と
禁止とを各装置20〜25に指示することができる。 【0053】また、S3の処理で確認した結果、読み取
ったICカード50の錠情報が登録データメモリ8dに
記憶されていなければ(S3:No)、新たな錠情報の
登録であり、正当なパスワードが入力されたか否かを確
認する(S8)。ICカードリーダ13で、新たなIC
カード50(登録データメモリ8dに未登録のICカー
ド50)が読み取られると、錠情報の登録が実行される
が、登録された錠情報は全て、各装置20〜25を解錠
し得る有効な錠となる。このため、この錠情報の登録に
際しては、パスワードの入力を要求することにより、不
正入力に対するセキュリティを施している。尚、パスワ
ードは、予め所定の方法で入力され、ハードディスク8
の所定のエリアに記憶されている。 【0054】S8の処理で確認した結果、正当なパスワ
ードが入力されなければ(S8:No)、このICカー
ド読取処理を終了する。一方、正当なパスワードが入力
された場合には(S8:Yes)、登録データメモリ8
dに、読み取ったICカード50の錠情報を書き加え
(S9)、更に、入力された錠情報をファイル名とする
ファイルを勤務記録メモリ8eに作成する(S10)。
そして、キーボード10から氏名、住所、電話番号が入
力されたか否かを確認し(S11)、その結果、氏名、
住所、電話番号が入力されていると(S11:Ye
s)、入力された氏名、住所、電話番号をS10の処理
で作成したファイルに書き込み(S12)、このICカ
ード読取処理を終了する。 【0055】尚、S11の処理で確認した結果、氏名、
住所、電話番号が入力されていなければ(S11:N
o)、かかる情報が入力されるまで、S12以降の処理
を待機する。 【0056】図4は、ホストコンピュータ2で実行され
る処理であり、錠処理プログラム8bにより実行される
管理処理のフローチャートである。管理処理は、各装置
20〜25から送信される解施錠に関する情報(解錠及
び施錠を実行した錠情報など)を、その装置に対応する
装置メモリに書き込む処理であり、各装置20〜25の
解錠および施錠の履歴を管理するために実行されるもの
である。 【0057】この管理処理では、まず、ホストコンピュ
ータ2に接続される各装置20〜25からのデータ(錠
情報を含む情報)を受信したか否かを確認する(S2
1)。確認の結果、各装置20〜25からのデータ(錠
情報を含む情報)を受信していなければ(S21:N
o)、この管理処理を終了する。一方、S21の処理で
確認した結果、各装置20〜25からのデータ(錠情報
を含む情報)を受信していれば(S21:Yes)、受
信バッファ5aに受信したデータを書き込む(S2
2)。ここで、各装置20〜25から送信されるデータ
は、ICカードリーダ26により読み取られたICカー
ド50の錠情報と、装置コードと、解錠が実行されたこ
とを示す解錠コードまたは施錠が実行されたことを示す
施錠コードとである。 【0058】次に、受信したデータの装置コードを読み
取り(S23)、読み取った装置コードに対応する装置
メモリ8f〜8kに、受信した錠情報を書き込む(S2
4)。これにより、装置の解錠(施錠)を実行した錠情
報が、解錠(施錠)された装置に対応する装置メモリに
記憶される。上記したように、1の錠情報は、1の従業
員に対応するので、該装置を解錠(施錠)した従業員が
記録されることとなる。 【0059】その後、RTC7を参照して時刻を読み取
り、その時刻を解錠(施錠)時刻とし、S24の処理で
先に装置メモリ8f〜8kに書き込んだ錠情報に付加す
る形で、その解錠(施錠)時刻を装置メモリ8f〜8k
に書き込む(S25)。これにより、錠情報に装置を解
錠(施錠)した時刻が付加されて装置メモリ8f〜8k
に記憶されるので、いずれの従業員によっていつ装置の
解錠(施錠)が行われたか、即ち装置の解錠(施錠)の
履歴が(装置毎に)記憶されることとなる。 【0060】そして、更に、書き込んだ錠情報をファイ
ル名するファイルを勤務記録メモリ8eから読み出し
(S26)、読み出したファイルにS23の処理で読み
取った装置コードと、S25の処理で読み取った解錠
(施錠)時刻とを書込み(S27)、この管理処理を終
了する。これにより、勤務記録メモリ8eにおいて、従
業員に対応つけて、該従業員が実行した装置の解錠(施
錠)の履歴が記録されることとなる。 【0061】尚、各装置20〜25から送信されるデー
タには、上記したように装置の解錠を示す解錠コードま
たは、装置の施錠を示す施錠コードが含まれている。ホ
ストコンピュータ2は、かかるコードに基づいて、装置
の解錠と施錠とを識別し、その旨を受信した錠情報と共
に、対応する装置メモリ8f〜8kと勤務記録メモリ8
eのファイルとに書き込む。 【0062】図5は、各装置20〜25において実行さ
れる解施錠処理のフローチャートである。解施錠処理
は、各装置20〜25において、ICカード50による
解錠と施錠とを実行する処理である。この解施錠処理で
は、まず、ICカード50が入力されたか否か(ICカ
ードリーダ26による読み取りが実行されたか)を確認
する(S31)。確認の結果、ICカード50の入力で
あれば(S31:Yes)、解錠モードが設定されてい
るか否かを確認し(S32)、ここで、解錠モードが設
定されていなければ(S32:No)、この解施錠処理
を終了する。 【0063】一方、S32の処理で確認した結果、解錠
モードが設定されていると(S32:Yes)、入力さ
れたICカード50の錠情報を読み取り(S33)、そ
の後、読み取った錠情報が登録コードとして登録されて
いるか否かを確認する(S34)。確認の結果、読み取
った錠情報が登録コードとして登録されていなければ
(S34:No)、この解施錠処理を終了する。 【0064】一方、S34の処理で確認した結果、読み
取った錠情報が登録コードとして登録されていた場合に
は(S34:Yes)、すでに解錠が実行されているか
否かを確認する(S35)。その結果、解錠が実行され
ていなければ(S35:No)、未だ装置(扉)は施錠
された状態であるので、扉の解錠を実行し(S36)、
次いで、入力された錠情報に、扉の解錠を示す解錠コー
ドと自己の装置コードとを付加してホストコンピュータ
2に送信し(S37)、この解施錠処理を終了する。 【0065】また、S35の処理で確認した結果、解錠
が実行されていれば(S35:Yes)、すでに装置
(扉)は解錠された状態であるので、ICカード50の
入力は施錠を目的として実行されたものとみなして、扉
の施錠を実行し(S38)、その後、入力された錠情報
に、扉の施錠を示す施錠コードと自己の装置コードとを
付加してホストコンピュータ2に送信し(S39)、こ
の解施錠処理を終了する。 【0066】更に、S31の処理で確認した結果、IC
カード50の入力でなければ(S31:No)、ホスト
コンピュータ2からのデータの受信か否かを確認し(S
41)、ホストコンピュータ2からのデータの受信でな
ければ(S41:No)、この解施錠処理を終了する。 【0067】一方、S41の処理で確認した結果、ホス
トコンピュータ2からのデータの受信であれば(S4
1:Yes)、受信したデータは何かを確認する(S4
2)。その結果、受信したデータが登録コマンドであれ
ば(S42:登録コマンド)、登録コマンドに付加され
ている錠情報(受信データ)を登録コードとして記憶す
る(S43)。そして、この解施錠処理を終了する。 【0068】また、S42の処理で確認した結果、受信
したデータが削除コマンドであれば(S42:削除コマ
ンド)、削除コマンドに付加されている錠情報(受信デ
ータ)を登録コードから削除し(S44)、その後、こ
の解施錠処理を終了する。 【0069】更に、受信したデータが解錠モード指示コ
マンドであれば(S42:解錠モード指示コマンド)、
解錠モードを設定し、扉の解錠の実行を待機する(S4
5)。その後、この解施錠処理を終了する。 【0070】これにより各装置20〜25は、扉の解錠
実行を待機する状態となり、この状態においてのみ、登
録コードとして装置内に登録された錠情報が入力される
と扉の解錠が実行される。 【0071】また、S42の処理で確認した結果、受信
したデータが解錠モード禁止コマンドであれば(S4
2:解錠モード禁止コマンド)、解錠モードを解除して
扉の解錠を禁止し(S46)、更に、扉の施錠を実行し
た後(S47)、この解施錠処理を終了する。これによ
り各装置20〜25は、例え、登録コードとして装置内
に登録された錠情報が、ICカードリーダ26から入力
されても、扉の解錠は実行されない。 【0072】また、S42の処理で確認した結果、受信
したデータが上記したデータ以外のデータであれば(S
42:その他)、この解施錠処理を終了する。 【0073】以上、上記実施例において説明したよう
に、本発明の錠管理システム1によれば、遊技場内に設
置される各種遊技機(パチンコ機20、スロットマシン
21)や他の装置(カード読取ユニット22、ジェット
カウンタ23、カード販売機24、両替機25)を同一
のICカード50で解錠(施錠)することができる。こ
のため、各装置20〜25を個別の錠によりそれぞれ解
錠(施錠)する必要がない。よって、錠の管理を容易と
することができる。また、装置の解錠は、登録されたI
Cカード50のみで実行されるので、装置解錠に対する
セキュリティを施すことができる。更に、装置解錠の履
歴(装置解錠の時刻や解錠の実行者)をホストコンピュ
ータ2に記憶させて管理することができるので、不正行
為(不正解錠)が実行された場合に、容易にこれを識別
することができる。 【0074】次に、図6と図7とを使用して、第2実施
例の錠管理システム1について説明する。第1実施例の
錠管理システム1では、遊技場内の装置20〜25は、
直接ホストコンピュータ2に接続された。これに対し
て、第2実施例の錠管理システム1では、各装置20〜
25を島管理装置30を介してホストコンピュータ2に
接続するように構成されている。尚、上記した第1実施
例と同一の部分には、同一の符号を付して、その説明を
省略する。 【0075】図6は、島管理装置30を介して相互に接
続されるホストコンピュータ2と各装置20〜25の接
続状態を示した第2実施例の錠管理システム1の外略図
である。第2実施例の錠管理システム1では、ホストコ
ンピュータ2は、島管理装置30と接続されている。島
管理装置30は、複数のパチンコ機20または、複数の
スロットマシン21をブロック化して構成される島を管
理する装置である。この島管理装置30は、島毎に1ず
つ設けられ、島を構成する各遊技機20,21と相互に
接続されている。また、遊技場内に設置される遊技機以
外の他の装置、カード読取ユニット22、ジェットカウ
ンタ23、カード販売機24、両替機25も所定の島に
それぞれ接続されている。 【0076】この島管理装置30には、ICカードリー
ダ39が備えられており(図7参照)、このICカード
リーダ39により、ICカード50が読み取られると、
その島に接続されている装置全てを一斉に解錠または施
錠することができるようになっている。つまり、第2実
施例の錠管理システム1においては、島毎に装置の解錠
や施錠を実行することができるのである。 【0077】図7は、第2実施例の錠管理システム1の
電気的構成を示したブロック図である。第2実施例の錠
管理システム1は、第1実施例の錠管理システム1と同
様にホストコンピュータ2を備えており、該ホストコン
ピュータ2と島管理装置30は、ケーブル15を介して
相互に接続されている。 【0078】島管理装置30は、演算装置であるMPU
31と、そのMPU31で実行される各種の制御プログ
ラムや固定値データを記憶したROM32と、各種のデ
ータ等を一時的に記憶するためのメモリであるRAM3
3と、ハードディスク34と、入出力ポート35と、イ
ンターフェース37と、ICカードリーダ39とを備え
ている。 【0079】RAM33は、受信バッファ33aを備え
ている。受信バッファ33aは、該島装置で管理される
島に属する各装置20〜25からのデータを受信し、一
時的に記憶するための緩衝用のメモリである。各装置2
0〜25から送信されたデータを一時的にこの受信バッ
ファ33aへ保存することにより、受信データの処理を
MPU31に効率的に実行させることができる。 【0080】図7に示すように、上記したMPU31、
ROM32、RAM33は、バスライン36を介して互
いに接続されており、バスライン36は、また、入出力
ポート35にも接続されている。この入出力ポート35
は、バスライン36の他に、ハードディスク34、イン
ターフェース37、ICカードリーダ39に接続されて
いる。 【0081】ハードディスク34は、書き替え可能な不
揮発性のメモリであり、解錠または施錠を実行するため
の各種プログラムを記憶している。インターフェース3
7は、異なる装置間でのデータ通信におけるその接点の
規定であり、ホストコンピュータ2及び島内に設置され
る各装置20〜25と、島管理装置30とを接続するた
めのものである。インターフェース37とホストコンピ
ュータ2とは、上記したケーブル15によって接続さ
れ、インターフェース37と島内に設置される各装置2
0〜25とは、ケーブル38によって接続される。 【0082】ICカードリーダ39は、他の装置に備え
られたICカードリーダ13,26と同様に構成されて
いる。島管理装置30は、このICカードリーダ39に
よりICカード50の錠情報が読み取られると、その錠
情報が正当な錠情報であるか否かを判断し、正当な錠情
報であった場合には、島内の各装置20〜25全てに解
錠(施錠)実行コマンドを送信し、島内の各装置20〜
25を一斉に解錠(施錠)する。 【0083】この第2実施例の錠管理装置1において実
行される各処理は、図3〜図5に示した第1実施例の錠
管理装置1において実行される各処理と同様に実行され
る。これにより、各装置20〜25において解錠または
施錠が実行されると、各装置20〜25から解錠または
施錠に関する情報は、島管理装置30を経由して、ホス
トコンピュータ2へと送信される。ホストコンピュータ
2に送信された情報は、第1実施例と同様に、ホストコ
ンピュータ2に記憶され、解錠及び施錠の履歴がホスト
コンピュータ2により管理される。 【0084】また、ホストコンピュータ2から送信され
た登録コマンドの付加された錠情報や、削除コマンドの
付加された錠情報、解錠モード指示コマンド、解錠モー
ド禁止コマンドは、島管理装置30により受信された
後、この島管理装置30から、島内の各装置20〜25
へと一斉に送信される。各コマンドを受信した島管理装
置30および島内の装置20〜25においては、第1実
施例と同様に解施錠処理が実行される。 【0085】以上、上記第2実施例において説明したよ
うに、本発明の錠管理システム1によれば、各装置20
〜25の解錠及び施錠を、島毎に行うことができる。遊
技機20,21の清掃や保守点検は、所定の時間におい
て一斉に行われるものであり、また島毎に実行されるこ
とが多い。このため、島毎に解錠、施錠を実行すること
により、効率的に遊技機20,21の清掃や保守点検を
実行することができる。また、ホストコンピュータ2と
各装置20〜25とは、互いに離れた場所に設置され
る。このため、各装置20〜25を直接、ホストコンピ
ュータ2に接続するには、各装置20〜25を接続する
ケーブル(装置台数分のケーブル)15を接続先のホス
トコンピュータ2まで延出せねばならず、装置構成を冗
長としがちである。ここで、島管理装置30は各装置2
0〜25周辺に設置される装置であるので、各装置20
〜25を島管理装置30を介してホストコンピュータ2
に接続することにより、装置構成の冗長さを解消するこ
とができる。 【0086】上記各実施例において、請求項1記載の解
錠実行取手段としては、図5のフローチャートのS36
とS37との処理が該当する。 【0087】以上上記各実施例に基づき本発明を説明し
たが、本発明は上記実施例に何ら限定されるものでな
く、本発明の主旨を逸脱しない範囲内で種々の改良変形
が可能であることは容易に推察できるものである。 【0088】例えば、上記各実施例では、解錠と施錠の
両方をICカード50の入力に基づいて実行したが、こ
れに代えて、ICカード50の入力により装置の解錠の
みを実行し、施錠はICカード50の入力に依らず、解
放された扉を閉めることにより実行しても良い。また、
上記各実施例では、ホストコンピュータ2により各装置
20〜25の解錠は実行されないように構成したが、こ
れに代えて、ホストコンピュータ2のICカードリーダ
13でICカードを読み取ることにより、各装置20〜
25の解錠を実行しても良い。また、かかる場合に、I
Cカードリーダ13で錠情報が読み取られると、直接ま
たは間接的に接続される各装置20〜25を全て(一斉
に)解錠するように構成しても良い。この一斉解錠の実
行は、ICカードリーダ13でのICカード50の入力
方法(例えば同一ICカード50を連続して2度入力す
る)によって指示しても良く、また、ホストコンピュー
タ2にスイッチを設け、これがオンされた場合にICカ
ード50が入力されると実行されるように構成しても良
い。 【0089】加えて、上記各実施例では、ホストコンピ
ュータ2によって解錠が許可されていなければ、各装置
20〜25を解錠できないように錠管理システム1を構
成した。これに代えて、各装置20〜25単独で、解錠
を実行できるように構成しても良い。これにより、解錠
操作を簡便に実行することができる。 【0090】また、上記各実施例では、解錠または施錠
時に各装置20〜25からホストコンピュータ2に送信
される情報は、解錠または施錠に関する情報のみであっ
たが、送信される情報はこれに限られるものではなく、
例えば、ジェットカウンタ23においては、施錠された
タイミングで、カウントした級数やメダル数の情報を送
信するようにしても良く、また、かかる情報について
も、ホストコンピュータ2において管理するように構成
しても良い。 【0091】更には、ホストコンピュータ2により、解
錠及び施錠を管理する装置は、上記した装置に限られる
ものでなく、ドアや窓に設けられる電子錠や、照明スイ
ッチ、キャッシュレジスタなど、電気的に情報を管理で
きる装置であれば良い。また、ICカード50により解
錠される装置は、かかる装置の一部の装置であっても、
全ての装置であっても良い。かかる場合に、解錠は、扉
の開放のみを意味するものではなく、電源やスイッチの
オン(オフ)など、状態の変化を示すものである。 【0092】また、ICカード読取処理では、ICカー
ド50(その錠情報)を登録データメモリ8dに登録し
たが、該処理において、登録されたICカード50(そ
の錠情報)を登録データメモリ8dから削除するステッ
プを設けても良い。これによれば、必要な錠情報のみ登
録データメモリ8dに記憶させておきことができ、必要
なICカード50のみにより、各装置20〜25の解錠
を行うことができる。 【0093】以下に本発明の変形例を示す。請求項1記
載の錠管理システムにおいて、前記ホスト装置は、前記
解錠実行手段による解錠の実行を許可する解錠許可手段
を備えており、前記各装置は、その解錠許可手段により
解錠が許可されると解錠を待機する解錠モードを設定
し、前記解錠実行手段は、解錠モードが設定されている
場合において解錠を実行し得ることを特徴とする錠管理
システム1。 【0094】一般的には、不正行為の防止などを目的と
して、遊技機などの各装置は施錠されているが、かかる
装置の解錠動作は各装置単独で行われることが多い。こ
の解錠動作は、比較的単純であるので、装置の解錠は容
易に実行される。このため、装置に対する不正行為がた
やすく行われ易い。しかし、錠管理システム1では、ホ
スト装置により解錠モードが設定されている場合におい
て各装置の解錠を実行できる、即ち、ホスト装置により
解錠モードが設定されていなければ、各装置の解錠を実
行できないので、装置の解錠を高度化することができ
る。このため、例えば、遊技場の従業員以外の第三者
は、装置の解錠を容易に行うことができず、不正行為に
対するセキュリティを向上させることができる。 【0095】請求項1記載の錠管理システムまたは錠管
理システム1において、前記記憶媒体に記憶される錠情
報を登録する登録手段と、その登録手段により登録され
た錠情報を記憶する錠情報記憶手段と、その錠情報記憶
手段に記憶される錠情報と前記錠情報読取手段により読
み取った錠情報とを照合する照合手段とを備えており、
その照合手段による照合結果において、前記錠情報記憶
手段に記憶される錠情報と読み取った錠情報とが一致し
た場合に、その錠情報を読み取った装置における解錠を
実行することを特徴とする錠管理システム2。登録され
た錠情報によって装置の解錠を実行することができるの
で、不正な錠情報による装置の解錠を困難とすることが
できる。このため、不正な錠情報による装置の解錠を阻
むことができ、不正行為に対するセキュリティを向上さ
せることができる。 【0096】錠管理システム2において、前記ホスト装
置は、前記登録手段と前記錠情報記憶手段とを備えると
共に、前記登録手段により登録された錠情報が前記錠情
報記憶手段に記憶されると、その錠情報を前記各装置に
送信する情報送信手段とを備えていることを特徴とする
錠管理システム3。登録された錠情報をホスト装置によ
り一元的に管理することができるので、錠情報の管理を
効率的に行うことができる。また、登録された錠情報を
各装置に送信することができるので、各装置において登
録された錠情報を利用することができる。よって、錠情
報の登録作業は、ホスト装置において行うだけで良く、
各装置においていちいち錠情報を登録する必要がない。 【0097】錠管理システム3において、前記各装置
は、前記照合手段を備えると共に、前記ホスト装置の情
報送信手段により送信される錠情報を受信する錠情報受
信手段と、その錠情報受信手段により受信した情報を記
憶する解錠記憶手段とを備え、前記照合手段は、その解
錠記憶手段により記憶される錠情報と前記錠情報読取手
段により読み取った錠情報とを照合し、前記解錠実行手
段は、その照合結果に基づいて解錠を実行することを特
徴とする錠管理システム4。 【0098】各装置に記憶される錠情報と各装置におい
て読み取った錠情報との照合結果に基づいて解錠を実行
するので、ホスト装置が動作不能に陥った場合でも、各
装置の解錠を的確に実行することができる。また、ホス
ト装置から錠情報が送信された後は、解錠動作は各装置
において完結するので、迅速に装置の解錠を実行するこ
とができる。 【0099】錠管理システム3または4において、前記
ホスト装置は、前記記憶媒体に記憶される錠情報を読み
取る錠情報ホスト読取手段を備え、前記情報送信手段
は、前記錠情報記憶手段に記憶される錠情報のうち、前
記各装置の解錠記憶手段に記憶されていない錠情報を前
記錠情報ホスト読取手段により読み取ると、読み取った
錠情報を前記各装置に送信し、一方、前記各装置の解錠
記憶手段に記憶されている錠情報を前記錠情報ホスト読
取手段により読み取ると、その錠情報を削除する削除コ
マンドを前記各装置に送信することを特徴とする錠管理
システム5。 【0100】正当に登録された錠情報であっても、錠情
報ホスト読取装置での読み取りのタイミング(回数)に
応じて、その錠情報による解錠の許可と禁止とを切り替
えることができる。つまり、錠情報の記憶された記憶媒
体を、所定時間内だけ有効な錠として機能させることが
できる。ここで、錠情報が記憶される記憶媒体は、遊技
場の従業員に所持されるものであり、該従業員によって
各装置の解錠作業は実行される。このため、例えば、従
業員が出勤したタイミングで、その所持する錠情報を錠
情報ホスト読取手段により読み取らせて解錠を許可し、
退勤のタイミングで、再びその所持する錠情報を錠情報
ホスト読取手段により読み取らせることにより、その錠
情報による解錠を禁止することができる。これにより、
従業員に所持される錠情報(記憶媒体)は、その従業員
の在店時のみ有効な錠として機能させることができる。 【0101】尚、各装置の解錠記憶手段にいずれの錠情
報が記憶されているか否かの判断は、ホスト装置に各錠
情報に対応するフラグを設け、ホスト装置から各装置へ
錠情報を送信するとその錠情報に対応するフラグをオン
し、また、削除コマンドを送信すると対応するフラグを
オフすることにより、(該フラグのオン−オフを読み取
って)実行することや、また、錠情報を錠情報ホスト読
取装置で読み取る毎に、解錠記憶手段に記憶される錠情
報を確認すること等によって実行される。 【0102】錠管理システム2から5のいずれかにおい
て、前記ホスト装置は、前記錠情報記憶手段において、
前記記憶媒体を所持する所持者の情報と前記記憶媒体の
錠情報とを対応つけて記憶しており、前記各装置から送
信された錠情報と装置情報とを受信すると、受信した錠
情報に対応して前記錠情報記憶手段に記憶される所持者
の情報を読み出す所持者情報読出手段と、その所持者情
報読出手段により読み出された所持者の情報と、受信し
た錠情報と装置情報とを対応つけて記憶する装置記憶手
段とを備えていることを特徴とする錠管理システム6。 【0103】各装置からは、解錠が実行されると錠情報
と解錠された装置の装置情報とが送信される。また、錠
情報とその錠情報の所持者(錠情報が記憶された記憶媒
体の所持者)の情報とが対応つけられているので、錠管
理システム6では、装置を解錠した錠情報と、その錠情
報の所持者の情報と、解錠された装置情報とをホスト装
置において、一元的に管理することができる。このた
め、装置記憶手段から該情報を読み出すことにより、誰
がどの装置の解錠を実行したかという解錠履歴を確認す
ることができ、不正解錠が行われた場合に、容易にこれ
を識別することができる。 【0104】請求項1記載の錠管理システムまたは錠管
理システム1から6のいずれかにおいて、前記ホスト装
置は、錠情報読取手段または錠情報ホスト読取手段によ
って読み取った錠情報にその読取時刻を付加する時刻付
加手段を備えていることを特徴とする錠管理システム
7。錠情報が読み取られる毎に、その錠情報に読取時刻
が付加されるので、いつ、装置の解錠が実行されたかを
知ることができる。よって、不正解錠が行われた場合
に、容易にこれを識別することができる。また、読み取
られた錠情報、その錠情報の所持者(錠情報が記憶され
た記憶媒体の所持者)の情報、更に解錠された装置情報
などを、錠情報の読取時刻と共に一連の情報として管理
すれば、錠情報の所持者、即ち、遊技場の従業員の勤務
管理を行うことができる。 【0105】請求項1記載の錠管理システムまたは錠管
理システム1から7のいずれかにおいて、前記解錠実行
手段は、同じ錠情報に基づいて、遊技場内に設置される
遊技に関連する処理を実行する全ての装置の解錠を実行
することを特徴とする錠管理システム8。遊技場内に
は、各種の装置が設置されているが、一般的には、かか
る装置は、個別の錠によりそれぞれ施錠(管理)されて
いる。このため、遊技場内の装置を管理するために必要
となる錠の数が多く、その錠の管理が煩雑である。錠管
理システム8では、全ての装置を1の錠情報(1の記憶
媒体)で解錠することができるので、必要な錠の数を少
なくしてその管理を容易とすることができる。また、各
装置毎にいちいち錠を選定することなく装置の解錠を行
うことができるので、各装置の解錠作業に費やす労力を
軽減することができる。 【0106】 【発明の効果】 請求項1記載の錠管理システムによれ
ば、遊技機や付属装置などの各装置の内、2以上の異な
る種類の装置を、1の記憶媒体から読み取った錠情報に
基づいて解錠することができる。よって、各装置を、個
別の錠によりそれぞれ解錠する必要がない。このため、
遊技場内の装置を管理するために必要となる錠を少なく
することができるので、錠の管理を容易とすることがで
きるという効果がある。また、各装置の解錠作業におけ
る錠の選定を迅速に行うことができるので、各装置の解
錠作業に費やす労力を軽減することができるという効果
がある。
【図面の簡単な説明】 【図1】 ホストコンピュータと各装置との接続状態を
示した錠管理システムの概略図である。 【図2】 錠管理システムの電気的構成を示したブロッ
ク図である。 【図3】 ホストコンピュータで実行されるICカード
読取処理のフローチャートである。 【図4】 ホストコンピュータで実行される管理処理の
フローチャートである。 【図5】 各装置で実行される解施錠処理のフローチャ
ートである。 【図6】 第2実施例の錠管理システムの外略図であ
る。 【図7】 第2実施例の錠管理システムの電気的構成を
示したブロック図である。 【符号の説明】 2 ホストコンピュータ(ホスト装置) 13,26,39 ICカードリーダ(錠情報読取手
段) 20 遊技機、パチンコ機(遊技機) 21 遊技機、スロットマシン(遊技機) 22 カード読取ユニット(付属装置) 23 ジェットカウンタ(付属装置) 24 カード販売機(付属装置) 25 両替機(付属装置) 50 ICカード(記憶媒体)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G06K 17/00 G06K 17/00 L Fターム(参考) 2C088 BB14 BB21 BC43 CA09 CA30 CA31 CA35 EA49 2E250 AA23 BB08 BB29 BB30 BB43 BB48 BB61 CC29 DD06 EE02 FF28 FF36 GG06 GG13 5B058 CA01 CA15 KA02 KA04 KA31 YA11 YA13

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 【請求項1】 遊技場に設置される遊技機やその遊技機
    において実行される遊技を円滑に実行するために設置さ
    れる付属装置などの装置と、その装置に直接または間接
    的に接続されると共に、前記装置の解錠を管理するホス
    ト装置とを備えた錠管理システムにおいて、 錠情報を記憶する記憶媒体を備えており、 前記各装置は、その記憶媒体に記憶される錠情報を読み
    取る錠情報読取手段と、その錠情報読取手段により読み
    取った錠情報に基づいて、前記装置の解錠を実行すると
    共に、前記錠情報読取手段によって読み取った錠情報と
    解錠された装置の装置情報とを前記ホスト装置に送信す
    る解錠実行手段とを備え、 その解錠実行手段を備えた前記装置の内2以上の異なる
    種類の装置は、前記1の記憶媒体から読み取った錠情報
    に基づいて解錠可能に構成されていることを特徴とする
    錠管理システム。
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