JP2005287780A - 遊技場システム、会員管理方法及び会員管理プログラム - Google Patents

遊技場システム、会員管理方法及び会員管理プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】 会員による会員カードの管理負担を軽減できるとともに、遊技ホール側のコスト負担を軽減でき、かつ、会員一人当り会員カード一枚とする考えを最大限実行して、会員カードを忘却等しても特典を享受可能とする。
【解決手段】 カード発行機10のデータ読取手段12に挿入等された一般認証カードからカードデータが読み取られる。このカードデータの一つを会員登録コードとし、管理コンピュータ40でデータベースが作成されると、会員登録完了通知を受信したカード発行機10で準会員カードが発行される。一方、カード回収装置30で準会員カードが回収され、この回収日が準会員カードの発行日であるときは、その会員に対してポイントが加算される。
【選択図】 図1

Description

本発明は、会員に関するデータを管理するとともに会員カードを発行する遊技場システム、会員管理方法及び会員管理プログラムに関し、特に、会員登録した遊技者に対して貯玉,ポイント,データ公開など所定のサービスを特典として提供する遊技場システム、会員管理方法及び会員管理プログラムに関する。
パチンコ機やスロットマシンなどの遊技機が複数設置された遊技場においては、サービスの向上を図りつつより多くの顧客を獲得するために、会員登録のシステム(会員管理システム)を導入しているところが多い。
会員管理システムは、通常、会員登録に必要なデータが入力される会員端末(会員管理POS)や、その入力されたデータを管理する会員管理装置(管理コンピュータ)、会員カードを発行するカード発行機などを有している。
会員登録を受けるための一般的な手続としては、まず、会員登録を受けようとする者が、申込用紙に所定の事項を記入してカウンタへ持っていきホール従業員に渡す。ホール従業員は、申込用紙に記入された所定事項やその他必要なデータを会員端末に入力する。この入力されたデータが会員管理装置へ送信されて記憶(登録)されると、カード発行機から会員カードが発行される。そして、その発行された会員カードが会員登録の申込者に渡される。これにより、その者は、その後会員として種々のサービスを受けることができる。
この会員が受けるサービス(特典)としては、例えば、ポイントの付与,貯玉による遊技,ダイレクトメールによるイベント等のお知らせ、所定の装置(例えば、データ公開機等)の利用などがある。
このような会員管理システムや会員カードの発行方法などについては、従来から種々の改良技術が提案されている。
例えば、会員登録を新規に受ける場合において、遊技者の信用判定にクレジットカードなどを用いるシステムが提案されている(例えば、特許文献1参照。)。
また、会員カードの再発行に関する技術も提案されている(例えば、特許文献2〜3参照。)。
国際公開WO96/21908号公報 特開2003−340106号公報 特開2003−159474号公報
しかしながら、上述の会員管理システム等により一度発行された会員カードは、その後は会員により管理されていた。つまり、会員は、会員カードを一旦受け取ると、それを自由に取り扱うことができた。このため、会員の中には、次に遊技ホールへ行くときまで会員カードを自宅に置いておく者も多かった。特に、近年では、一人当たりのカード所持枚数(キャッシュカードやポイントカードなどを含むカード類全般についての一人当たりの所有枚数)が増加していることから、使用頻度の高いカードだけを持ち歩くようにし、使用頻度の低いカードは極力自宅に置いておくといった傾向にあった。そうすると、後日、遊技を行うために遊技ホールに入場したものの会員カードを自宅に置き忘れてきてしまうという事態も起こり得た。
また、これに限らず、例えば、カード所持枚数が多いことから、管理しきれずに会員カードを紛失してしまうこともあった。さらに、不注意により破損してしまうこともあった。
こうして会員カードを忘却、紛失、破損等した会員は、遊技ホール側に対して自身が会員であることをその会員カードの提示によって証明することができなくなる。そうすると、会員に付与されるはずの特典の多くを享受できなくなるため、その遊技ホールで遊技を行おうとする意欲が減退する結果となっていた。
こうした状況は、遊技ホール側からすると、来店者の減少ひいては利益の低下につながる懸念すべき事態であった。
このため、そのような事態を回避して会員に来店を促すべくカード再発行システム(例えば、上述の特許文献2〜3等)を導入している遊技ホールも多い。
ところが、再発行システムの導入により一人の会員が複数枚の会員カードを所持できるようになると、以下のような種々の問題が発生していた。
例えば、会員カードの増加により一人の会員が所持するカードの枚数がさらに増えると管理が煩雑となるため、かえって忘却、紛失等が起こりやすくなるという問題があった。
また、会員カードの再発行は、相当の時間を要し、なおかつ有料にするところも多いことから、会員へのサービス向上に相反する状況となっていた。
しかも、遊技ホール側にとっては、再発行システムの維持・管理にコストがかかるという問題があった。特に、一人の会員が複数枚の会員カードを所持することとなると、会員カードの発行枚数が増大するためカードコストの負担が大きくなっていた。
さらに、複数枚の会員カードを所持する会員に対しては、同一のサービスを複数提供することとなるため、過剰サービスが発生していた。
加えて、一人の会員に対して複数のダイレクトメールを発送することとなるため、重複送信になるとともに、その発送費用つまり宣伝広告費が高くなっていた。
そして、会員管理装置で管理するデータが、会員カードの発行とともに増加するため、そのデータ管理代金が増していた。
これら諸問題が発生している事態を踏まえ、遊技ホール側としては、一人の会員に付与する会員カードを原則一枚として会員及び遊技ホール側の双方における会員カードの管理の簡素化を図りつつ、効果的にサービスを提供し、かつ、コスト負担の少ないデータ管理等を行うことを可能とする技術の提供を求めていた。
本発明は、上記の事情にかんがみなされたものであり、会員による会員カードの管理負担を軽減できるとともに、遊技ホール側による会員管理用システムの維持・管理のためのコスト負担を軽減でき、かつ、会員一人当り会員カード一枚とする考えを最大限実行しつつ、会員カードを忘却等した会員に対しても効果的な特典の付与を可能とする遊技場システム、会員管理方法及び会員管理プログラムの提供を目的とする。
この目的を達成するため、本発明の遊技場システムは、会員に関するデータを会員登録データとして管理する管理コンピュータと、一般認証カードが挿入されて準会員カードを発行するカード発行機と、準会員カードを回収するカード回収装置とを備えた遊技場システムであって、カード発行機は、一般認証カードから読み取ったカードデータ及び/又はこのカードデータから変換した変換コードを管理コンピュータへ送信し、かつ、管理コンピュータから会員登録完了通知を受信すると準会員カードを発行し、管理コンピュータは、カード発行機からのカードデータ及び/又は変換コードを記憶して会員登録完了通知をカード発行機へ送信し、カード回収装置は、回収した準会員カードから読み取ったカードデータを管理コンピュータへ送信し、管理コンピュータは、カード回収装置からのカードデータにもとづいて準会員カードが所定期間内に回収されたか否かを判断し、この判断の結果にもとづいて所定の処理又は所定のデータの有効/無効を判定する構成としてある。
遊技場システムをこのような構成とすると、準会員カードの発行に一般認証カードを用いることとしているため、会員は、会員カードを忘れるなどした場合であっても一般認証カードを所持していれば、準会員カードの発行を受けることができ、これにより、会員に付与される特典の全部又は一部を享受できる。
特に、一般認証カードのうちキャッシュカードやクレジットカードについては、使用頻度が比較的高いことから外出時に所持されることが多い(財布の中などに常に入れてある場合が多い)。また、本発明において一般認証カードは、それらキャッシュカードやクレジットカードに限らず、電気信号として読み取れる番号等が記憶されたカードであれば何でもよく、会員(又は一般消費者)は、そうしたカードの一枚や二枚は少なくとも所持しているものである。このため、仮に会員が会員カードを忘れたとしても、所持している一般認証カードを取り出して、準会員カードの発行を受けることにより、特典を享受することができる。
一方、遊技ホール側にとっては、会員カードを忘れてきた会員に対して準会員カードを発行し、これにより特典を付与できるため、サービス向上ひいては顧客獲得を図ることができる。
さらに、準会員カードがカード回収装置により回収されるため、会員にとっては、カードの所持枚数の増加を抑えることができ、会員カードの管理負担を軽減できる。
一方、遊技ホール側としては、準会員カードを回収可能とすることで、その回収した準会員カードを再利用(リサイクル)できる。このため、準会員カードの新規購入枚数を減らすことができ、コストダウンを図ることができる。
しかも、準会員カードの回収により一人の会員が所持する会員カードの枚数を原則一枚とすることができる。つまり、会員一人当たり会員カード一枚とする考えを最大限実行することができる。このため、カードコストの負担増、一人の会員に対するサービスの過剰な提供、ダイレクトメールの重複送信や発送費用(宣伝広告費)の負担増加、会員管理データの管理代金の増加などといった諸問題を解決できる。
また、本発明の遊技場システムは、カード発行機が、一般認証カードからカードデータを読み取るデータ読取手段と、カードデータ及び/又は変換コードを管理コンピュータへ送信するとともに、会員登録完了通知を管理コンピュータから受信する通信手段と、会員登録完了通知が受信されると準会員カードを発行するカード発行手段とを有した構成としてある。
遊技場システムをこのような構成とすれば、会員は、会員カードを忘れた場合にも、一般認証カードをカード発行機に挿入することで、準会員カードの発行を受け、特典を享受できる。一方、遊技ホール側は、会員に対して十分にサービスを提供して、顧客の増員及び固定化を図ることができる。
さらに、カード発行機においては、カードデータのコード変換を可能としているため、カードデータが遊技ホールに知られることを警戒する会員にとっても、安心して準会員カードの発行を受けることができる。
また、本発明の遊技場システムは、カード発行機のカード読取手段が、カード手動式データ読取部、非接触式データ読取部、バーコードリーダのうち一又は二以上を有した構成としてある。
遊技場システムをこのような構成とすると、会員は、一般認証カードを手から離すことなく、そのカードデータをカード発行機に読み取らせることができる。
このため、一般認証カードを差し込んだまま放置しておくなどして他人に悪用されてしまうといった事態を回避・防止でき、セキュリティを高めることができる。
また、本発明の遊技場システムは、カード発行機が、一般認証カードから読み取られたカードデータを変換コードに変換するコード変換手段を有した構成としてある。
遊技場システムをこのような構成とすると、カードデータそのものが遊技場システムで利用されるのではなく、変換コードに変換されてから利用されるため、カードデータ自体の漏洩・悪用を防止でき、会員は安心して準会員カードの発行を受けることができる。
特に、コード変換手段における変換関数,変換テーブル,変換ファイル,変換プログラム等を、外部からは察知できないようにしておくことで、セキュリティを高めることができ、かつ、会員に安心感を与えることができる。
また、本発明の遊技場システムは、管理コンピュータが、カード発行機からカードデータ及び/又は変換コードを受信する受信手段と、カード発行機からのカードデータ及び/又は変換コードを準会員識別コードとして記憶し、さらに、この準会員識別コードに関連付けて準会員認証コードを記憶する記憶手段と、受信手段でカード発行機からのカードデータ又は変換コードが受信され、かつ、記憶手段で準会員識別コード及び/又は準会員認証コードが記憶されると会員登録完了通知を生成する制御手段と、会員登録完了通知をカード発行機へ送信する送信手段とを有した構成としてある。
遊技場システムをこのような構成とすれば、一般認証カードから読み取られたカードデータ又は変換コードが会員識別コードとして使用され準会員登録用テーブルが管理コンピュータの記憶手段に形成される。このため、氏名や生年月日などの個人データを入力しなくても一般認証カードさえあれば会員登録(準会員登録)を受けることができる。
また、本発明の遊技場システムは、管理コンピュータの記憶手段が、一人の遊技者が所持する一又は二以上の一般認証カードから読み取られたカードデータにもとづく各会員識別コードを、一人の遊技者の会員識別コードとして記憶する構成としてある。
遊技場システムをこのような構成とすると、一人の会員が複数の一般認証カードを所持していた場合であって、それら一般認証カードによりそれぞれ準会員カードが発行されたときにも、それら準会員カードの発行にもとづく会員登録データが一人の会員に関連したデータとして、管理コンピュータで管理させることができる。
また、本発明の遊技場システムは、管理コンピュータの記憶手段が、一人の遊技者が所持する一又は二以上の一般認証カードから読み取られた各カードデータにもとづく準会員用の会員識別コードのそれぞれと、一人の遊技者が通常の会員登録手続にもとづき取得した通常会員用の会員識別コードとの双方を、一人の遊技者の会員識別コードとして記憶する構成としてある。
遊技場システムをこのような構成とすれば、一人の会員が所持する複数の一般認証カードによりそれぞれ準会員カードが発行され、しかも、その一人の会員が通常の手続により会員登録を受けていた場合にも、それら準会員カードや通常会員カードの発行にもとづく会員登録データのそれぞれを当該一人の会員に関連したデータとして、管理コンピュータで管理させることができる。
また、本発明の遊技場システムは、カード回収装置が、回収した準会員カードからカードデータを読み取るデータ読取手段と、カードデータを管理コンピュータへ送信する通信手段とを有し、管理コンピュータは、カード回収装置からのカードデータにもとづいて準会員カードが所定期間内に回収されたか否かを判断し、この判断の結果にもとづいて所定の処理又は所定のデータの有効/無効を判定する制御手段を有した構成としてある。
遊技場システムをこのような構成とすると、カード回収装置で準会員カードが回収された時期により、その会員に対する特典の付与等を実行するか否かを決めることができる。
例えば、発行当日に準会員カードが回収された場合にのみポイントを加算するようにしておく。そして、実際に発行当日に準会員カードが回収されればポイントを加算する。このようにすれば、会員は、特典を得るために期限内に準会員カードをカード回収装置に投入するようになる。これにより、準会員カードの回収率の上昇を見込むことができる。したがって、会員一人に会員カード一枚との考えを最大限に実行でき、会員におけるカードの管理負担の軽減、遊技ホールにおける重複サービス提供の縮減が可能となる。
しかも、準会員カードの回収率が高くなることで、そのカードの再利用率も高めることができ、遊技ホール側によるカードコストの負担を軽減できる。
また、本発明の遊技場システムは、カード回収装置が、回収された準会員カードに記憶されているカードデータを消去するデータ消去手段を有し、カード発行機は、カードデータが消去された準会員カードに新たなカードデータを書き込むデータ書込手段を有した構成としてある。
遊技場システムをこのような構成とすれば、回収された準会員カードの再利用(リサイクル)が可能となる。このため、遊技ホール側にとっては、カードにかかるコスト負担を軽減できる。
また、本発明の遊技場システムは、準会員カードの利用が可能な一又は二以上の遊技場装置を備え、遊技場装置は、準会員カードから読み取ったカードデータを管理コンピュータへ送信し、管理コンピュータは、遊技場装置からのカードデータにもとづき準会員カードの使用期限が経過しているものと判断すると、実行不可信号を遊技場装置へ送信し、遊技場装置は、実行不可信号を受信すると、準会員カードの利用にもとづく所定の処理を実行しない構成としてある。
遊技場システムをこのような構成とすれば、準会員カードの使用をその使用期限により管理できる。例えば、使用期限の切れた準会員カードは遊技場装置において使用できないようにすることができる。これにより、会員は、使用不可能なカードが増えることとなるため、そのカードをカード回収装置へ入れるようになる。そうすると、会員一人が所持する会員カードを減らすことができ、ひいては、会員一人に会員カード一枚との考えを最大限に実行できる。
また、本発明の遊技場システムは、準会員カードの利用が可能な一又は二以上の遊技場装置を備え、遊技場装置は、準会員カードから読み取ったカードデータにもとづき準会員カードの使用期限が経過しているものと判断すると、準会員カードの利用にもとづく所定の処理を実行しない構成としてある。
遊技場システムをこのような構成とすると、管理コンピュータを介さずに、準会員カードの使用をその使用期限により管理できる。これにより、処理時間の短縮を図りつつ、会員一人に会員カード一枚との考えを最大限に実行できる。
また、本発明の遊技場システムは、会員に関するデータを会員登録データとして管理する管理コンピュータと、一般認証カードが挿入されて準会員カードを発行するとともに、準会員カードを回収するカード発行・回収装置とを備えた遊技場システムであって、カード発行・回収装置は、一般認証カードから読み取ったカードデータ及び/又はこのカードデータから変換した変換コードを管理コンピュータへ送信し、かつ、管理コンピュータから会員登録完了通知を受信すると準会員カードを発行し、管理コンピュータは、カード発行・回収装置からのカードデータ及び/又は変換コードを記憶して会員登録完了通知をカード発行機へ送信し、カード発行・回収装置は、回収した準会員カードから読み取ったカードデータを管理コンピュータへ送信し、管理コンピュータは、カード発行・回収装置で回収された準会員カードのカードデータにもとづいて準会員カードが所定期間内に回収されたか否かを判断し、この判断の結果にもとづいて所定の処理又は所定のデータの有効/無効を判定する構成としてある。
遊技場システムをこのような構成とすれば、カード発行・回収装置は、準会員カードの発行とその回収との双方を行うことができる。このため、準会員カードの回収から発行までを同一装置内で一括処理できる。
例えば、カード発行機とカード回収装置とをそれぞれ別の場所に設置した場合は、カード回収装置で回収された準会員カードをカード発行機まで手作業で運ばなければならなくなる。これに比べて、カード発行・回収装置は、この装置において準会員カードの回収も、また、発行も行われるため、人の手を経ることなく、回収された準会員カードに対し再利用に必要な処理を行って発行することが可能となる。したがって、ホール従業員の作業負担を軽減でき、しかも、準会員カードの回収から発行までの自動化が可能となる。
さらに、カード発行・回収装置は、カード発行機とカード回収装置とをそれぞれ設置した場合に比べて、設置面積(占有面積)を小さくできる。
また、本発明の遊技場システムは、カード発行・回収装置が、回収された準会員カードに記憶されているカードデータを消去するデータ消去手段と、カードデータが消去された準会員カードに新たなカードデータを書き込むデータ書込手段とを有した構成としてある。
遊技場システムをこのような構成とすれば、準会員カードの再利用が可能となり、遊技ホール側によるコスト低減を図ることができる。
また、本発明の会員管理方法は、会員に関するデータを記憶・管理するとともに、準会員カードを発行する会員管理方法であって、カード発行機又はカード発行・回収装置が、一般認証カードからカードデータを読み取るカード読取処理と、管理コンピュータが、カード発行機又はカード発行・回収装置からのカードデータ及び/又はこのカードデータから変換された変換コードを会員識別コードとして記憶する記憶処理と、管理コンピュータが、カードデータ及び/又は変換コードを記憶すると、一般認証カードによる会員登録が完了したことを示す会員登録完了通知を送信する会員登録完了通知送信処理と、カード発行機又はカード発行・回収装置が、管理コンピュータからの会員登録完了通知にもとづき準会員カードを発行するカード発行処理とを有した方法としてある。
会員管理方法をこのような方法とすると、会員は、会員カードを持参し忘れた場合にも、一般認証カードにより準会員カードを受け取ることができる。このため、会員として、特典を享受できる。
また、本発明の会員管理方法は、準会員カードを所定期間内にカード回収装置又はカード発行・回収装置に投入した会員に対して所定の処理又は所定のデータを有効にする会員管理方法であって、カード回収装置又はカード発行・回収装置が、回収した準会員カードからカードデータを読み取るデータ読取処理と、カード回収装置又はカード発行・回収装置から管理コンピュータへカードデータを送信するカードデータ送信処理と、管理コンピュータが、カードデータにもとづいて準会員カードが所定期間内に回収されたか否かを判断し、この判断の結果にもとづいて所定の処理又は所定のデータの有効/無効を決定する有効/無効判断処理とを有した方法としてある。
会員管理方法をこのような方法とすれば、準会員カードがカード回収装置又はカード発行・回収装置により回収されるため、会員一人当り所持する会員カードの枚数を通常の1枚に近づけることができる。これにより、会員一人に会員カード一枚との考えを最大限に実行しつつ、カードの管理負担を軽減でき、かつ、準会員カードの再利用が可能となる。
また、本発明の会員管理プログラムは、会員に関するデータを記憶・管理するとともに、準会員カードを発行する処理を遊技場システムに実行させる会員管理プログラムであって、一般認証カードからカードデータを読み取るカード読取処理と、カードデータ及び/又はこのカードデータから変換された変換コードを管理コンピュータへ送信するデータ送信処理と、一般認証カードによる会員登録が完了したことを示す会員登録完了通知を管理コンピュータから受信する会員登録完了通知受信処理と、会員登録完了通知の受信にもとづき準会員カードを発行するカード発行処理とをカード発行機又はカード発行・回収装置に実行させ、カード発行機又はカード発行・回収装置からカードデータ及び/又は変換コードを受信するデータ受信処理と、カードデータ及び/又は変換コードを記憶する記憶処理と、記憶処理でカードデータ及び/又は変換コードが記憶されると会員登録完了通知をカード発行機又はカード発行・回収装置へ送信する会員登録完了通知送信処理と、を管理コンピュータに実行させる構成としてある。
このような構成を有する会員管理プログラムをカード回収装置や管理コンピュータに実行させることで、会員は、会員カードを持参し忘れた場合にも、一般認証カードにより準会員カードを受け取ることができる。このため、会員として、特典を享受できる。
また、本発明の会員管理プログラムは、準会員カードを所定期間内にカード回収装置又はカード発行・回収装置に投入した会員に対して所定の処理又はデータを有効にする処理を遊技場システムに実行させる会員管理プログラムであって、回収した準会員カードからカードデータを読み取るデータ読取処理と、カードデータを管理コンピュータへ送信するカードデータ送信処理とをカード回収装置又はカード発行・回収装置に実行させ、カード回収装置又はカード発行・回収装置からカードデータを受信するカードデータ受信処理と、カードデータにもとづいて準会員カードが所定期間内に回収されたか否かを判断し、この判断の結果にもとづいて所定の処理又は所定のデータの有効/無効を決定する有効/無効判断処理とを管理コンピュータに実行させる構成としてある。
このような構成を有する会員管理プログラムをカード回収装置や管理コンピュータに実行させることで、準会員カードがカード回収装置により回収されるため、会員一人当り所持する会員カードの枚数を通常1枚に抑えることができる。これにより、会員一人に会員カード一枚との考えを最大限に実行できる。
本発明によれば、カード発行機で発行された準会員カードがカード回収装置で回収されるため、会員一人あたりのカードの所持枚数を少なくできる。このため、会員によるカードの管理負担を軽減できる。
さらに、準会員カードは一般認証カードを用いて発行されるため、会員カードを忘失等した会員に対しても発行可能となり特典を付与できる。これにより、会員に対するサービスの質的向上を図ることができ、顧客の増加ひいては固定化を見込むことができる。
しかも、一人の会員に対して二枚目以降の付与となる準会員カードがカード回収装置で回収されるため、会員一人あたりの会員カードの所持枚数を1枚に近づけることができる。このため、会員一人当り会員カード一枚とする考えを最大限実行できる。したがって、遊技ホール側による会員管理システムへのコスト負担など、会員一人に対して複数枚の会員カードが発行されたときの諸問題を解消できる。
さらに、準会員カードの発行機能とその回収機能との双方を有したカード発行・回収装置を備えることで、準会員カードの回収から発行までの処理について自動化が図られ、ホール従業員の作業負担を軽減できる。
以下、本発明に係る遊技場システム、会員管理方法及び会員管理プログラムの好ましい実施形態について、図面を参照して説明する。
[第一実施形態]
まず、本発明の遊技場システムの第一実施形態について、図1を参照して説明する。
同図は、本実施形態の遊技場システムの構成を示すブロック図である。
同図に示すように、遊技場システム1aは、カード発行機10と、貯玉装置21と、再プレイ装置22と、データ公開機23と、会員端末24と、遊技媒体計数機25と、景品交換機26と、精算機27と、ポイントサービス装置28と、遊技媒体貸出機(カード台間機)29と、カード回収装置30と、管理コンピュータ40とを備えている。
カード発行機10は、一般認証カードが挿入されると、この一般認証カードから所定のカードデータを読み取り、その後準会員カードを発行する装置である。
一般認証カードは、少なくとも電気信号に変換できるデータ(カードデータ)が磁気,IC,バーコード等により記憶されたカードであって、具体的には、例えば、クレジットカード、キャッシュカード、社員証、学生証、会員証、保険証、組合証、定期券、交通機関利用プリペイドカード、図書館利用カード、(店舗等の)ポイントカード、カードキー(例えば、ホテル,ビル,マンション等における建物入口や部屋のキーなど)、宅配ボックスのカード、病院で発行されるカード(診察券等)などが含まれる。
これら一般認証カードは、使用期限が切れているなどして無効となったものであってもよい。
ただし、この一般認証カードには、遊技場で使用される会員カードやプリペイドカードは含まないようにすることができる。
準会員カードは、一般認証カードによる会員登録を受けた者(準会員)に対して付与される会員カードをいう。
これに対し、通常会員カードは、従来の会員登録手続により会員登録を受けた者(通常会員)に対して付与される会員カードをいう。従来の会員登録手続には、申込用紙へ所定事項を記載することにより会員登録を受ける手続や、従来のカード発行機で所定事項を入力することにより会員登録を受ける手続などが含まれる。
準会員は、通常会員と同様に遊技ホールから会員特典の付与(サービスの提供)を受けることができる。ただし、準会員が受ける特典は、通常会員が受ける特典とは相違した内容とすることができる。
例えば、通常会員に対しては、無制限に貯玉が可能であるのに対し、準会員は、端玉(景品に交換できない程度の少数の遊技媒体)のみの貯玉が可能とすることができる。
また、通常会員は、消費ポイント(借り受けた遊技媒体の数量に応じて付与されるポイント)や来店ポイントが与えられるのに対し、準会員は、来店ポイントのみ付与されるようにすることができる。ただし、準会員に与えられる来店ポイントは、準会員カードが所定期間内(例えば、発行日当日中など)に回収されたことを条件とすることができる。
なお、会員登録を促し集客度を高めるため、データ公開機23でのデータの閲覧は、通常会員であってもまた準会員であっても行えるようにすることができる。
準会員カードは、既に通常会員カードの発行を受けている会員に対して改めて発行することもでき、また、通常会員でない者が準会員として新規に登録を受けた場合に発行することもできる。
この準会員カードは、記憶部分に書き込まれた準会員認証コード,期限情報,発行日等を回収時又は再発行時に消去して再利用(リサイクル)することができる。なお、準会員カードの再利用については、後述する。
カード発行機10は、図2、図3に示すように、記憶手段11と、データ読取手段12と、コード変換手段13と、入力手段14と、通信手段15と、カード発行手段16と、表示手段17と、制御手段18とを有している。
記憶手段11は、カード発行機10の有する諸機能を動作させるプログラムやそれら諸機能に関するデータを記憶する。特に、記憶手段11は、カードデータや、表示手段17での表示内容に関するデータなどを記憶する。
データ読取手段12は、一般認証カードから所定のカードデータを読み取る手段である。
一般認証カードには、その用途により様々なデータが記憶されているが、本実施形態で読み取られるカードデータは、その一般認証カードに記憶されているカードデータの全てであってもよく、また、一部であってもよい。特に、カード自体あるいはその所持者を特定するためのカードデータを読み取ることが望ましい。
このデータ読取手段12としては、例えば、カード手動式(マニュアル式)データ読取部12−1,非接触式データ読取部12−2,バーコードリーダ12−3のいずれか一つ以上を備えることができる。
カード手動式データ読取部12−1は、一般認証カードが嵌合されあるいは通り抜け可能に形成されたカード差込溝12−11を有している。遊技者は、一般認証カードを持ちながら、その一般認証カードをカード差込溝12−11に嵌め込んで通す(又は、差し込んだ後抜き取る)。これにより、その一般認証カードに記憶されている所定のデータがカード手動式データ読取部12−1で読み取られる。
このカード手動式データ読取部12−1は、磁気ストライプ又はバーコードにデータを記憶させる方式の一般認証カードからデータを読み取る場合に適している。
非接触式データ読取部12−2は、電波方式,光通信方式,電磁誘導方式などを用いて無線通信を行うことにより、読取面12−21に接近してきた一般認証カードから所定のカードデータを読み取るものである。
この非接触式データ読取部12−2は、ICチップにデータを記憶させる方式の一般認証カードからデータを読み取る場合に適している。
なお、この非接触式のデータ読取技術は、例えば、特開平1−246687号公報や特開平8−202902号公報などに記載のデータ読取技術を用いることで実現可能である。
バーコードリーダ12−3は、一般認証カードに付されたバーコードを読み取るものである。遊技者は、一般認証カードに付されたバーコードの部分をこのバーコードリーダ12−3に近づけることで、そのバーコードを読み取らせることができる。
なお、バーコードリーダに代えて(あるいは、バーコードリーダとともに)二次元コードリーダを備えることもできる。
これらのように、一般認証カードに記憶されたカードデータをカード発行機に読み取らせる際に、その一般認証カードが遊技者の手から離れないようにすることで、その一般認証カードの紛失を防止できるとともに、その一般認証カードを取得した他者による悪用を阻止できる。
コード変換手段13は、データ読取手段12で読み取られたカードデータを、変換関数,変換テーブル,変換ファイル,変換プログラムなど用いて変換コードに変換する。変換前のカードデータと変換後の変換コードとは、一対一で対応させることができる。
このコード変換手段13は、外部からそれら変換関数等を容易に見ることができない構造となっている。このような構造とすることにより、遊技者の不安(一般認証カードに記憶されているカードデータが漏洩・悪用されるとの不安)を解消できる。
入力手段14は、複数のボタンやキーなどで構成されており、例えば、暗証番号などを入力することができる。
また、入力手段14には、例えば、「暗証番号入力完了」,「統合開始」,「認証」などのボタン等を設けることもできる。
通信手段15は、管理コンピュータ40など他の装置との間で所定のデータを送受信するためのインタフェイスである。特に、通信手段15は、カードデータや暗証番号などを管理コンピュータ40へ送信するとともに、会員登録完了通知(管理コンピュータ40で会員登録データが記憶(登録)されたことを知らせる信号)などを受信する。
カード発行手段16は、通信手段15で会員登録完了通知が受信されると、準会員カードを発行する。
このカード発行手段16は、図3に示すように、カード収納部16−1と、カード搬送部16−2と、データ書込部16−3と、カード発行口16−4とを有している。
カード収納部16−1は、発行前の準会員カードを納めておく収納庫である。
カード搬送部16−2は、カード収納部16−1からカード発行口16−4へ準会員カードを搬送する。
データ書込部16−3は、カード搬送部16−2により準会員カードが搬送されている間に、その準会員カードに所定のデータを書き込む。
このデータ書込部16−3で準会員カードに書き込まれるデータには、例えば、準会員認証コード(管理コンピュータ40から付与されるコードであって、準会員を特定するもの),発行日などがある。
表示手段17は、カード発行機10に準会員カードを発行させる手順、特定会員の登録を受けようとする者に対するメッセージ、遊技ホールのPRなどを表示することができる。
具体的には、例えば、「いらっしゃいませ」,「お持ちのカードをカードリーダに通すか、読取面に近づけて下さい。」,「ただいまホストコンピュータと交信中です。しばらくお待ち下さい。」,「準会員カードを発行しています。お取り下さい。」,「データを読み取れませんでした。もう一度、ゆっくりお通し下さい。」,「二枚のカードを統合しますか?」など、特に、カードの読取方法についての手順の説明などを表示することができる。
制御手段18は、カード発行機10の有する各種機能を動作・制御する。
特に、制御手段18は、データ読取手段12でカードデータが読み取られると、そのカードデータを通信手段15へ送って管理コンピュータ40へ送信させる。また、制御手段18は、入力手段14で暗証番号が入力されると、その暗証番号を通信手段15へ送って管理コンピュータ40へ送信させる。さらに、制御手段18は、通信手段15で会員登録完了通知が受信されると、カード発行手段16に対して準会員カードの発行を指示する。さらに、制御手段18は、所定のタイミングで記憶手段11から表示内容を示すデータを取り出して表示手段17へ送り、画面表示させる。
貯玉装置21は、貯玉に関するデータを管理するサーバである。
再プレイ装置22は、貯玉により遊技媒体を貸し出すための装置である。
データ公開機23は、遊技機や遊技者(会員)などに関するデータを画面表示して遊技者(会員)に公開する装置である。
会員端末(会員管理POS)24は、通常の会員登録の際、所定のデータが入力される端末である。また、会員端末24は、登録された会員に関するデータの表示、通常会員カードの発行などを行うことができる。
遊技媒体計数機25は、遊技者が遊技により獲得した遊技媒体の数量を計数する装置である。
景品交換機26は、遊技者が獲得した遊技媒体の数量の範囲内に応じた価値の景品を払い出す装置である。
精算機27は、プリペイドカードの残高を現金に精算するための装置である。
ポイントサービス装置28は、ポイントから景品を交換する装置である。
遊技媒体貸出機(カード台間機)29は、遊技機(パチンコ機,スロットマシン,アレンジボールなどを含む、図示せず)と遊技機との間に設置されており、遊技媒体の貸し出しなどを行う。
なお、本実施形態においては、それら貯玉装置21、再プレイ装置22、データ公開機23、会員端末24、遊技媒体計数機25、景品交換機26、精算機27、ポイントサービス装置28、遊技媒体貸出機(カード台間機)29を総称して「遊技場装置20」という。
遊技場装置20は、準会員カードの使用が可能となっており、主要な構成として、図4に示すように、準会員カードが挿入されるカード挿入口20−1と、投入された準会員カードを収納するカード収納手段20−2と、準会員カードからカードデータを読み取るデータ読取手段20−3と、準会員カードを返却・排出するカード返却手段20−4と、他の装置との間で所定のデータを送受信する通信手段20−5と、遊技場装置20の有する各種機能を動作制御する制御手段20−6とを有している。
通信手段20−5は、データ読取手段20−3で読み取られたカードデータを、例えば、管理コンピュータ40などへ送信する。
また、通信手段20−5は、管理コンピュータ40から送信されてきた実行不可信号を受信する。
制御手段20−6は、通信手段20−5で実行不可信号が受信されると、準会員カードの利用にもとづく所定の処理を実行しないように、遊技場装置20の各種機能を制御する。一方、実行可能信号が受信されると、準会員カードの利用にもとづく所定の処理を実行するように、遊技場装置20の各種機能を制御する。
また、制御手段20−6は、データ読取手段20−3で読み取られたカードデータ(特に使用期限を示すデータ)にもとづいて、自らが、準会員カードの使用期限が経過しているか否かを判断することができる。そして、判断の結果、準会員カードの使用期限が経過しているときは、準会員カードの利用にもとづく所定の処理を実行しないように、遊技場装置20の各種機能を制御することができる。
なお、期限切れの準会員カードを利用して遊技場装置が動作しない場合は、回収後再発行してもらうようにすることができる。ただし、使用期限経過後長期間経ている準会員カードについては、再発行を受け付けないようにすることもできる。
本実施形態においては、図1に示すように、遊技場システム1に、貯玉装置21、再プレイ装置22、データ公開機23、会員端末24、遊技媒体計数機25、景品交換機26、精算機27、ポイントサービス装置28、遊技媒体貸出機(カード台間機)29がそれぞれ接続されているが、それらすべてが接続されている必要はなく、一部だけ接続されていてもよい。
カード回収装置30は、準会員カードを回収する装置であって、図5に示すように、回収口31と、カード収納手段32と、カード搬送手段33と、データ読取手段34と、データ消去手段35と、通信手段36と、制御手段37とを有している。
回収口31は、準会員カードが投入(挿入)される開口である。この投入された準会員カードは、カード収納手段32に収納される。これにより準会員カードが回収される。
カード搬送手段33は、回収口31に投入された準会員カードをカード収納手段32へ搬送する。
データ読取手段34は、回収口31に投入された後の準会員カードから所定のカードデータを読み取る。
データ消去手段35は、準会員カードに記憶されているカードデータを消去する。なお、データ消去手段35は、カード回収装置30ではなく、カード発行機10に備えることもできる。この場合、カード発行機10は、発行前であって新たなカードデータが記憶される前の準会員カードに対してカードデータの消去を行うことができる。
通信手段36は、データ読取手段34で読み取られたカードデータを所定の装置(例えば、管理コンピュータ40など)へ送信する。
制御手段37は、カード回収装置30の有する各種機能を動作・制御する。
なお、カード回収装置30には、例えば、所定のメッセージ(例として、「ありがとうございました」)などを画面表示する表示手段を設けることもできる。
管理コンピュータ40は、プログラム制御により動作するコンピュータであって、図6に示すように、通信手段41と、記憶手段42と、演算手段43と、入力手段44と、表示手段45と、制御手段46とを有している。
通信手段41は、遊技場システム1に備えられた各種装置との間で所定のデータを送受信する。
特に、通信手段41は、カード発行機10やカード回収装置30からカードデータを受信する。
このように通信手段41は、カード発行機10やカード回収装置30からカードデータを受信するため、「受信手段」としての機能を有している。
また、通信手段41は、会員登録完了通知をカード発行機10へ送信する。
このように通信手段41は、会員登録完了通知をカード発行機10へ送信するため、「送信手段」としての機能を有している。
さらに、通信手段41は、カード発行機10から暗証番号など受信する。
また、通信手段41は、実行可能信号や実行不可信号を遊技場装置20へ送信する。
なお、管理コンピュータ40と各種装置との間には、データの送受信を中継する装置(例えば、島コントローラや台コントローラなど)を備えることもできる。
記憶手段42は、管理コンピュータ40の有する各種機能に関するデータやプログラムなどを記憶する。
特に、記憶手段42は、会員に関するデータ(会員登録データ)を記憶する。
会員登録データには、例えば、通常会員に関するデータにより構成される会員用テーブル、準会員に関するデータにより構成される準会員用テーブルなどがある。
これらのうち、準会員用テーブルは、図7に示すように、準会員識別コード,準会員認証コード,登録日,暗証番号,ポイント,貯玉などの項目についてのデータで構成できる。
「準会員識別コード」は、カード発行機10から送信されてきたカードデータ又は変換コードをそのまま準会員識別コードとして用いるものである。
「準会員認証コード」は、管理コンピュータ40の制御手段46により付与されるコードである。
「登録日」は、準会員識別コードが記憶手段42に記憶された日付である。
「暗証番号」は、一般認証カードによる会員登録の手続(操作)がカード発行機10で行われる際に入力される暗証番号である。
「ポイント」は、その準会員に対し特典として付与されたポイントの累計である。なお、ポイントは、通常会員の場合は、消費ポイントや来店ポイントの付与を可能とするが、準会員の場合は、来店ポイントのみ可能とすることができる。
「貯玉」は、その準会員が遊技により獲得した遊技媒体の全部又は一部を貯玉としたときの遊技媒体の数量又は金額である。なお、貯玉は、通常会員の場合は、その上限を設けないが、準会員の場合は、端玉のみ貯玉できるものとすることができる。
その他、準会員に付与される特典に関するデータについても、このテーブルに加えることができる。
ただし、準会員の氏名や生年月日などについては、原則としてテーブルに加わらないものとする。すなわち、氏名や生年月日が登録されなくても一般認証カードから読み取られたカードデータ(又は、このカードデータを変換した変換コード)があれば準会員のテーブルは作成される。
なお、準会員の希望等により氏名や生年月日などを登録できるようにすることは可能である。
また、図8に示すように、統合処理(後述)が行われた複数の準会員カードに関するデータについては、同一の準会員認証コード(図8においては「S120010」)を付与することで、一つのテーブルとしてまとめることができる。これにより、一人の準会員についてのテーブルを形成できる。
さらに、図9に示すように、一人の会員が通常会員と準会員の双方を登録している場合は、それら通常会員に関するデータと準会員に関するデータとを一つのテーブルとしてまとめることができる。この場合、認証コード(の一部又は全部)を同じにする。例えば、通常会員に関するデータには「T120020」を付与し、準会員に関するデータには「S120020」を付与することで「120020」を共通にして同一人であることを示すようにすることができる。
このように、同一の会員によるデータの統合を可能とすることで、ポイントや貯玉などをまとめることができる。
なお、統合された場合、暗証番号は、最後に入力されたものを採用することができる。
演算手段43は、制御手段46等からの命令に従って所定の演算処理を実行する。
入力手段44は、複数のボタンやキーなどで構成されており、管理コンピュータ40の有する各種機能の実行に関する命令等を入力する。
表示手段45は、会員登録データなど所定のデータを表示することができる。
制御手段46は、管理コンピュータ40の有する各種機能についての動作・制御を実行する。
特に、制御手段46は、記憶手段42で準会員識別コードが記憶されると会員登録完了通知を生成して通信手段41へ送る。また、制御手段46は、準会員認証コードを決定して、会員登録完了通知とともに、通信手段41へ送る。そして、これら会員登録完了通知及び準会員認証コードは、通信手段41を介してカード発行機10へ送信される。これにより、カード発行機10で準会員カードが発行される。
さらに、制御手段46は、通信手段41で受信された暗証番号を記憶手段42へ送り記憶させる。
また、制御手段46は、カード回収装置30からのカードデータにもとづいて準会員カードが所定期間内に回収されたか否かを判断し、この判断の結果にもとづいて所定の処理又はデータの有効/無効を決定する。
ここで、所定期間は、例えば、準会員カードの発行日当日、その発行日を含む数日以内、次回来店時まで、などとすることができる。
準会員カードが所定期間内に回収されたか否かを判断は、例えば、準会員カードのカードデータに含まれている使用期限と、回収された日付とを比較することにより行うことができる。この場合、回収日が使用期限内であるときは、所定の処理又はデータを有効とする。一方、回収日が使用期限を超過しているときは、所定の処理又はデータを無効とする。
所定の処理又はデータとは、主として会員に付与される特典に関する処理又はデータであって、例えば、ポイントの加算処理又はそのポイント、貯玉に関する処理又はその貯玉、データ公開機におけるデータの表示処理などが含まれる。
さらに、制御手段46は、遊技場装置20からのカードデータにもとづいて、準会員カードの使用期限が経過しているか否かを判断し、その使用期限が経過しているものと判断すると、実行不可信号を通信手段41へ送る。この実行不可信号は、その後遊技場装置20へ送信される。
これにより、使用期限が切れた準会員カードが遊技場装置20に投入等されたとしても、その遊技場装置20を動作させないようにすることができる。
なお、実行不可信号により停止される動作には、遊技場装置20がそれぞれ有する各動作を含めることができる。
また、使用期限が経過していないと判断したときは、実行可能信号を遊技場装置20へ送信することもできる。
次に、遊技者が一般認証カードを用いて会員登録を受けるための動作について、図10を参照して説明する。
同図に示すように、遊技者は、一般認証カードにより会員登録を受ける場合、所持している一般認証カードをカード発行機10のデータ読取手段12に通す(あるいは、翳す(かざす)、近づける)などしてカードデータを読み取らせる(ステップ10)。この一般認証カードからのカードデータの読み取りには、例えば、カード手動式データ読取部12−1に一般認証カードを通してカードデータを読み取らせる方法や、非接触式データ読取部12−2やバーコードリーダ12−3に近づけてカードデータを読み取らせる方法などがある。
次いで、遊技者は、入力手段14で暗証番号を入力すると、その後、カード発行機10から発行された準会員カードを受け取る(ステップ11)。
次いで、遊技者は、遊技を行う。このとき、遊技者は、その受け取った準会員カードを用いて、所定のサービス(遊技媒体貸出機(カード台間機)29での課金、貯玉装置21による貯玉での遊技、再プレイ装置22による貯玉での遊技、データ公開機23によるデータの検索・確認など)を享受できる(ステップ12)。
遊技が終了すると、遊技者は、準会員カードを用いて、獲得した遊技媒体の計数(遊技媒体計数機25)、精算機27における精算、景品交換機26による景品交換などを行うことができる(ステップ13)。
そして、遊技場を退出する際、遊技者は、準会員カードをカード回収装置30に投入する。これにより、準会員カードが回収される(ステップ14)。
次に、一般認証カードを用いて準会員カードを発行する場合のカード発行機及び管理コンピュータの動作について、図11を参照して説明する。
同図に示すように、カード発行機10のデータ読取手段12において、一般認証カードからカードデータが読み取られる(カード読取処理、ステップ20)。この読み取られたカードデータが、コード変換手段62へ送られてコード変換される。これにより、変換コードが生成される(ステップ21)。なお、変換コードを生成しないようにすることもできる。
次いで、入力手段14で暗証番号が入力され(ステップ22)、それらカードデータ(又は変換コード)と暗証番号とが記憶手段11へ送られて記憶される。また、それらカードデータ(又は変換コード)と暗証番号とが通信手段15を介して管理コンピュータ40へ送信される(データ送信処理、ステップ23)。なお、カードデータと変換コードとは、いずれも管理コンピュータ40へ送信することもできる。
管理コンピュータ40の通信手段41でカードデータ(又は変換コード)と暗証番号とが受信されると(データ受信処理、ステップ24)、そのカードデータ(又は変換コード)が準会員識別コードとして登録されているか否かが判断される(準会員識別コードの既登録の判断、ステップ25)。
判断の結果、既に登録されているときは、その旨がカード発行機10へ通知される。
一方、登録されていないときは、そのカードデータに含まれる所定のデータ(又は変換コード)を準会員識別コードとして準会員カード用テーブルが記憶手段42で作成される(データベースの作成、記憶処理、ステップ26)。そして、制御手段46で準会員認証コードが決定(付与)されるとともに(ステップ27)、会員登録完了通知が生成され、それら準会員認証コード及び会員登録完了通知が通信手段41を介してカード発行機10へ送信される(会員登録完了通知送信処理、ステップ28)。
カード発行機10の通信手段15において、準会員認証コード及び会員登録完了通知が受信されると(会員登録完了通知受信処理、ステップ29)、この受信にもとづき、制御手段18で、カード発行手段16に対し、準会員カードの発行が指示される。
この準会員カードの発行指示を受け、カード発行手段16においては、カード収納部16−1でデータ書込部16−3により所定のデータ(準会員認証コードを含む)が準会員カードに書き込まれ、カード搬送部16−2によりカード収納部16−1から取り出された準会員カードがカード発行口16−4へ送られて外部へ送り出される(準会員カードの発行、カード発行処理、ステップ30)。これにより、遊技者は、準会員カードを受け取ることができる。
次に、準会員カードが回収される場合におけるカード回収装置及び管理コンピュータの動作について、図12を参照して説明する。
同図に示すように、カード回収装置30の回収口31に準会員カードが投入されると(準会員カードの受付、ステップ40)、データ読取手段34で、その準会員カードからカードデータが読み取られる(データ読取処理、ステップ41)。そして、この読み取られたカードデータが回収信号として、通信手段36を介して管理コンピュータ40へ送信される(カードデータ送信処理、ステップ42)。
管理コンピュータ40の通信手段41で回収信号が受信され(カードデータ受信処理、ステップ43)、制御手段46で、カードデータにもとづきカード認証が行われる(ステップ44)。
認証の結果、正規の準会員カードでないと判断されたときは、カード回収装置30へカード排出信号が送信される。これにより、カード回収装置30において、挿入されていたカードが排出される(カード搬送手段33により回収口31へカードが送られ排出される)。
一方、正規の準会員カードであると判断されたときは、続いて、制御手段46でそのカードデータから準会員カードの使用期限が取得される(ステップ45)。また、制御手段46において、タイマ(図示せず)から本日の日付が取得される(ステップ46)。そして、それら準会員カードの使用期限と本日の日付とが比較される。この比較により、準会員カードが有効なものかあるいは無効なものかが判断される(有効/無効判断処理、ステップ47)。
比較の結果、本日の日付が準会員カードの使用期限内であるときは、その準会員カードは有効であると判断され、演算手段43で、その会員のポイントに所定数のポイントが加算される(ステップ48)。
一方、本日の日付が準会員カードの使用期限を過ぎているときは、その準会員カードは無効と判断され、ポイントの加算は実行されない。
なお、本実施形態においては、準会員カードの使用期限と本日の日付とを比較しているが、比較される対象は、それら準会員カードの使用期限と本日の日付とに限るものではなく、例えば、準会員カードの発行日と本日の日付などとすることができる。
次に、複数の準会員カード同士、あるいは、準会員カードと通常会員カードとを同一会員の会員カードとして統合する操作手順について、図13を参照して説明する。
カード発行機10の表示手段17において、操作メニューが表示される。この操作メニューの中に「会員カード(準会員カード)の統合を行いますか?」という項目が表示される(ステップ50)。
入力手段14において、遊技者により操作メニューの中からいずれかの項目が選択されると、その選択された項目が「会員カード(準会員カード)の統合を行う」(カード統合処理の実行)であるか否かが判断される(カード統合処理の実行判断、ステップ51)。
判断の結果、カード統合処理の実行が選択されているときは、次いで、表示手段17に「1枚目の会員カード(準会員カード)を読取面に当てて下さい」(あるいは、「1枚目の会員カード(準会員カード)を読取部に通して下さい」など)というメッセージが表示される(ステップ52)。
遊技者により、そのメッセージにしたがって、会員カード又は準会員カードがデータ読取手段12に当てられる(あるいは、読取面12−21に近づけられる、カード手動式データ読取部12−1に通されるなど)と、カードデータが読み取られる(ステップ53)。
このカードデータの読取が終了すると、表示手段17に「データの読取が完了しました」とのメッセージが表示される(ステップ54)。
続いて、表示手段17に「次の会員カード(準会員カード)を読取面に当てて下さい」とのメッセージが表示される(ステップ55)。
そして、遊技者により、そのメッセージにしたがって、会員カード又は準会員カードがデータ読取手段12に当てられる(あるいは、読取面12−21に近づけられる、カード手動式データ読取部12−1に通されるなど)と、カードデータが読み取られる(ステップ56)。
このカードデータの読取が終了すると、表示手段17に「データの読取が完了しました」とのメッセージが表示される(ステップ57)。
続いて、表示手段17に「他の会員カード(準会員カード)についても統合しますか?」とのメッセージが表示される(ステップ58)。
ここで、入力手段14における遊技者の操作により、「他の会員カード(準会員カード)についても統合する」が選択されると、制御手段18は、他の会員カード(準会員カード)のカードデータを読み込むものと判断し(ステップ59)、続けて、表示手段17に「次の会員カード(準会員カード)を読取面に当てて下さい」とのメッセージが表示される(ステップ55)。
その後は、表示手段17に表示されるメッセージにしたがって、統合したい枚数分の会員カード(準会員カード)のカードデータの読み込みを行わせる(ステップ55〜ステップ59)。
ステップ59の判断において、入力手段14における遊技者の操作により、「他の会員カード(準会員カード)については統合しない」が選択されると、制御手段18において、それまで読み取られたカードデータが記憶手段11から取り出され、管理コンピュータ40へ送信される(ステップ60)。この送信中、表示手段17には「ただいま管理装置と交信中です。しばらくお待ち下さい」とのメッセージが表示される(ステップ61)。
管理コンピュータ40から統合の完了を示す信号が送信されてくると、カード発行機10の表示手段17に「統合処理が完了しました」とのメッセージが表示される(ステップ62)。これにより、統合処理が終了する。
なお、ステップ51におけるカード統合処理の実行判断において「カード統合処理を実行しない」と判断された場合も、統合処理が終了される。
また、ここで説明した統合処理においては、カード認証(例えば、図12のステップ44などで行われるカード認証)を行うこともできる。
本実施形態においては、複数の準会員カードや通常会員カードの統合について説明したが、それら準会員カード等の統合に限るものではなく、たとえば、一般認証カードについても統合を行うことができる。
次に、準会員カードを用いて遊技場装置が利用された場合の遊技場装置及び管理コンピュータの動作について、図14を参照して説明する。
同図に示すように、遊技場装置20のカード挿入口20−1に準会員カードが挿入されると、この準会員カードからカードデータがデータ読取手段20−3で読み取られる(ステップ70)。
この読み取られたカードデータが通信手段20−5を介して管理コンピュータ40へ送信される(ステップ71)。
管理コンピュータ40の通信手段41でカードデータが受信されると(ステップ72)、そのカードデータにもとづきカード認証が行われる(ステップ73)。認証の結果、正規の準会員カードであると判断されると、続いて、制御手段46で、そのカードデータに含まれる使用期限が抽出され、この使用期限にもとづき準会員カードの有効/無効が判断される(ステップ74)。そして、判断の結果が、制御手段46から通信手段41へ送られ、さらに遊技場装置20へ送信される(ステップ75)。
遊技場装置20の通信手段20−5でその判断結果が受信され(ステップ76)、制御手段20−6で、その判断結果にもとづき、所定の処理が実行又は不実行される(ステップ77)。ここで、その判断結果が実行の不可を示すとき(実行不可信号であるとき)は、所定の処理が実行されない。一方、その判断結果が実行可能を示すとき(実行可能信号であるとき)は、所定の処理が実行される。
ここで、上述のカード認証において、正規の準会員カードでないと判断されると、そのカードを排出すべき旨の信号が管理コンピュータ40から遊技場装置20へ送信される。遊技場装置20は、そのカード排出信号の受信にもとづき、挿入されたカードを排出する。
なお、ここでは、管理コンピュータ40がカード認証を行うこととしているが、管理コンピュータ40がカード認証を行うことに限るものではなく、例えば、遊技場装置20自身が行うこともできる。
本実施形態においては、「一般認証カードを用いて準会員カードを発行する場合のカード発行機及び管理コンピュータの動作」と、「準会員カードが回収される場合におけるカード回収装置及び管理コンピュータの動作」と、「準会員カードを用いて遊技場装置が利用された場合の遊技場装置及び管理コンピュータの動作」とを総称して「会員管理方法」という。
[第二実施形態]
次に、本発明の遊技場システム及び会員管理方法の第二実施形態について、図15を参照して説明する。
同図は、本実施形態のカード発行・回収装置の構成を示すブロック図である。
本実施形態は、第一実施形態と比較して、新たにカード発行・回収装置を備えた点が相違する。すなわち、第一実施形態では、カード発行機とカード回収装置とをそれぞれ備えたのに対し、本実施形態では、それらカード発行機の機能とカード回収装置の機能の双方を兼ね備えたカード発行・回収装置を備えている。他の構成要素は第一実施形態と同様である。
したがって、図15において、図1と同様の構成部分については同一の符号を付して、その詳細な説明を省略する。
図15に示すように、遊技場システム1bは、カード発行・回収装置50を有している。
ここで、カード発行・回収装置50は、図16に示すように、回収口51と、第一収納手段52と、第一搬送手段53と、第一データ読取手段54と、第二収納手段55と、第二搬送手段56と、データ消去手段57と、発行口58と、第三搬送手段59と、データ書込手段60と、第二データ読取手段61と、コード変換手段62と、記憶手段63と、通信手段64と、入力手段65と、表示手段66と、制御手段67とを有している。
回収口51は、準会員カードが投入される開口である。この回収口51に投入されることで準会員カードは回収される。
第一収納手段52は、回収口51に投入された準会員カードが収納される収納庫である。
第一搬送手段53は、回収口51から第一収納手段52へ準会員カードを搬送する。
第一データ読取手段(回収後の準会員カード用データ読取手段)54は、回収口51に投入された後の準会員カードからカードデータを読み取る。この読み取られたカードデータは、制御手段63へ送られる。
第二収納手段55は、発行前の準会員カードを収納するための収納庫である。
第二搬送手段56は、第一収納手段52から第二収納手段55へ準会員カードを搬送する。
データ消去手段57は、第二搬送手段56により搬送されている準会員カードに対し、記憶されているカードデータを消去する。
発行口58は、準会員カードが発行(排出)される開口である。
第三搬送手段59は、第二収納手段55から発行口58へ準会員カードを搬送する。
データ書込手段60は、第三搬送手段59により搬送されている準会員カードに対してカードデータを書き込む。この書き込まれるカードデータは、制御手段63から送られてくる。
第二データ読取手段(一般認証カード用データ読取手段)61は、一般認証カードからカードデータと読み取る。この第二データ読取手段61は、図2に示された各データ読取部(カード手動式データ読取部,非接触式データ読取部,バーコードリーダ)などで構成できる。
コード変換手段62は、第二データ読取手段61で読み取られたカードデータを変換コードに変換する。このコード変換手段62に用いられる変換関数あるいは変換プログラム等は、カード発行機10のコード変換手段13で使用される変換関数等と同じである。
記憶手段63は、カード発行・回収装置50の有する各種機能に関するデータやプログラムを記憶する。
特に、記憶手段61は、回収後の準会員カードから読み取られたカードデータ,発行される準会員カードに書き込まれるカードデータ,第二データ読取手段61で一般認証カードから読み取られたカードデータ,入力手段65で入力された暗証番号を記憶する。
通信手段64は、回収後の準会員カードから読み取られたカードデータ,一般認証カードから読み取られたカードデータ,入力手段65で入力された暗証番号などを管理コンピュータ40へ送信する。また、通信手段62は、管理コンピュータ40から会員登録完了通知を受信する。
入力手段65は、複数のボタンやキーなどで構成されており、例えば、暗証番号などを入力することができる。
表示手段66は、カード発行・回収装置50に準会員カードを発行させる手順、特定会員の登録を受けようとする者に対するメッセージ、遊技ホールのPRなどを表示することができる。
制御手段67は、カード発行・回収装置50の有する各種機能に関する動作・制御を実行する。
特に、制御手段67は、第一データ読取手段54から受け取ったカードデータ(回収後の準会員カードのカードデータ),入力手段65から受け取った暗証番号等,第二データ読取手段61から受け取った一般認証カードのカードデータなどを記憶手段63へ送り記憶させる。
また、制御手段67は、第一データ読取手段54からのカードデータ(回収後の準会員カードのカードデータ)あるいはコード変換手段62からの変換コードを、通信手段64を介して管理コンピュータ40へ送信する。
さらに、制御手段67は、準会員カードに対するカードデータの消去をデータ消去手段57に実行させる。このカードデータの消去は、準会員カードが回収された直後であってもよく、あるいは、新たな準会員カードとして発行される前であってもよい。
また、制御手段67は、第二データ読取手段61からのカードデータを通信手段64を介して管理コンピュータ40へ送信する。その後、通信手段64から会員登録完了通知を受け取ると、準会員認証コードや発行日などをデータ書込手段60へ送る。これにより、準会員カードに準会員認証コード等が書き込まれて発行される。
これらの他、制御手段67は、例えば、第一〜第三搬送手段53,56,59の駆動制御,表示手段66における所定データの表示制御,コード変換手段62によるコード変換処理の制御などを行う。
なお、本実施形態においては、カード発行・回収装置50の回収口51と発行口58とをそれぞれ別々に設けてあるが、それら回収口51と発行口58とを一つの開口で構成する(準会員カードの投入(回収)と発行とを一つの開口で行う)こともできる。
また、本実施形態においては、第一データ読取手段54と、データ消去手段57と、データ書込手段60とをそれぞれ別々に設けてあるが、それら第一データ読取手段、データ消去手段、データ書込手段のうち二以上を同一構成とすることもできる。
さらに、収納手段や搬送手段についても、図16に示すような構成(第一収納手段52、第二収納手段55、第一搬送手段53、第二搬送手段56、第三搬送手段59)に限るものではなく、任意好適な構成とすることができる。
次に、本実施形態の遊技場システムの動作(会員管理方法)について、図17(a)、(b)を参照して説明する。
同図(a)は、カード発行・回収装置において準会員カードの回収が行われる場合のカード発行・回収装置及び管理コンピュータの動作手順、同図(b)は、カード発行・回収装置において準会員カードの発行が行われる場合のカード発行・回収装置及び管理コンピュータの動作手順をそれぞれ示す動作手順図である。
<準会員カードの回収>
同図(a)に示すように、カード発行・回収装置50の回収口51に準会員カードが投入されると(準会員カードの受付、ステップ80)、その準会員カードが第一搬送手段53により第一収納手段52へ送られる。この搬送中に、第一データ読取手段54で、その準会員カードからカードデータが読み取られる(データ読取処理、ステップ81)。そして、この読み取られたカードデータが回収信号として、制御手段67及び通信手段64を介して管理コンピュータ40へ送信される(カードデータ送信処理、ステップ82)。
管理コンピュータ40の通信手段41で回収信号が受信され(カードデータ受信処理、ステップ83)、制御手段46で、カードデータにもとづきカード認証が行われる(ステップ84)。
認証の結果、正規の準会員カードでないと判断されたときは、カード発行・回収装置50へカード排出信号が送信される。これにより、カード発行・回収装置50において、挿入されていたカードが排出される(第一搬送手段53により回収口51へカードが送られ排出される)。
一方、正規の準会員カードであると判断されたときは、続いて、制御手段46でそのカードデータから準会員カードの使用期限が取得される(ステップ85)。また、制御手段46において、タイマ(図示せず)から本日の日付が取得される(ステップ86)。そして、それら準会員カードの使用期限と本日の日付とが比較される。この比較により、準会員カードが有効なものかあるいは無効なものかが判断される(有効/無効判断処理、ステップ87)。
比較の結果、本日の日付が準会員カードの使用期限内であるときは、その準会員カードは有効であると判断され、演算手段43で、その会員のポイントに所定数のポイントが加算される(ステップ88)。
一方、本日の日付が準会員カードの使用期限を過ぎているときは、その準会員カードは無効と判断され、ポイントの加算は実行されない。
第一収納手段52に収納された準会員カードは、その後、第二搬送手段56により第二収納手段55へ送られる。このとき、データ消去手段57により、その準会員カードに記憶されているカードデータが消去される。
<準会員カードの発行>
同図(b)に示すように、カード発行・回収装置50の第二データ読取手段61において、一般認証カードからカードデータが読み取られると(カード読取処理、ステップ90)、この読み取られたカードデータが、コード変換手段62へ送られてコード変換される。これにより、変換コードが生成される。
次いで、入力手段65で暗証番号が入力され(ステップ91)、それらカードデータ(又は変換コード)と暗証番号とが記憶手段63へ送られて記憶される。また、それらカードデータ(又は変換コード)と暗証番号とが制御手段67及び通信手段64を介して管理コンピュータ40へ送信される(データ送信処理、ステップ92)。
管理コンピュータ40の通信手段41でカードデータ(又は変換コード)と暗証番号とが受信されると(データ受信処理、ステップ93)、準会員識別コードの既登録の判断が行われ、さらに、そのカードデータに含まれる所定のデータを準会員識別コードとして準会員カード用テーブルが記憶手段42で作成される(記憶処理、ステップ94)。そして、準会員認証コードが付与(決定)されるとともに、会員登録完了通知が制御手段46で生成され、通信手段41を介してカード発行機10へ送信される(会員登録完了通知送信処理、ステップ95)。
カード発行・回収装置50の通信手段64において、会員登録完了通知(準会員認証コードを含む)が受信されると(会員登録完了通知受信処理、ステップ96)、制御手段67から第三搬送手段59へ、準会員カードの搬送指示が送られる。この搬送指示にもとづき、第三搬送手段59が、第二収納手段55から発行口58へ、準会員カードを搬送する。
この準会員カードの搬送中に、データ書込手段60において、準会員カードへ所定のカードデータ(準会員認証コードを含む)が書き込まれる。
そして、所定のカードデータが書き込まれた準会員カードが発行口58から外部へ送り出される(準会員カードの発行、カード発行処理、ステップ97)。これにより、遊技者は、準会員カードを受け取ることができる。
[会員管理プログラム]
次に、会員管理プログラムについて説明する。
上記の実施形態におけるコンピュータ(カード発行機、カード回収装置、管理コンピュータ、遊技場装置、カード発行・回収装置)の各種機能(会員管理機能)は、それらコンピュータの記憶部に記憶された会員管理プログラムにより実現される。
会員管理プログラムは、コンピュータに読み込まれることにより、コンピュータの各構成要素に指令を送り、所定の処理、たとえば、カード発行機における一般認証カードからのカードデータの読み取り処理,暗証番号の入力処理,カードデータ送信処理,会員登録完了通知受信処理,準会員カード発行処理、カード回収装置における準会員カード受付処理,カードデータ読み取し処理,回収信号送信処理,管理コンピュータにおけるカードデータ受信処理,暗証番号受信処理,データベース作成処理,会員登録完了通知送信処理、回収信号受信処理、準会員カードの発行日取得処理、準会員カード発行日と本日の日付との比較処理、ポイント加算処理などを行わせる。
これによって、会員管理機能は、会員管理プログラムとコンピュータとが協働した各装置(カード発行機、カード回収装置、管理コンピュータ、遊技場装置、カード発行・回収装置)により実現される。
なお、会員管理機能を実現するための会員管理プログラムは、コンピュータのROMやハードディスク等に記憶される他、コンピュータ読み取り可能な記録媒体、たとえば、外部記憶装置及び可搬記録媒体等に格納することができる。
外部記憶装置とは、CD−ROM等の記憶媒体を内蔵し、各装置に外部接続されるメモリ増設装置をいう。一方、可搬記録媒体とは、記録媒体駆動装置(ドライブ装置)に装着でき、かつ、持ち運び可能な記録媒体であって、たとえば、フレキシブルディスク,メモリカード,光磁気ディスク等をいう。
そして、記録媒体に記録されたプログラムは、コンピュータのRAMにロードされて、CPUにより実行される。この実行により、上述した本実施形態の各装置の機能が実現される。
さらに、コンピュータで会員管理プログラムをロードする場合、他のコンピュータで保有された会員管理プログラムを、通信回線を利用して自己の有するRAMや外部記憶装置にダウンロードすることもできる。このダウンロードされた会員管理プログラムも、CPUにより実行され、本実施形態の各装置の会員管理機能を実現する。
以上、本発明の遊技場システム、会員管理方法及び会員管理プログラムの好ましい実施形態について説明したが、本発明に係る遊技場システム、会員管理方法及び会員管理プログラムは上述した実施形態にのみ限定されるものではなく、本発明の範囲で種々の変更実施が可能であることは言うまでもない。
例えば、上述した実施形態では、カード発行機、カード回収装置、管理コンピュータ、カード発行・回収装置、遊技場装置の各装置をそれぞれ一台ずつ備えた構成としているが、それらは一台ずつに限るものではなく、二台以上備えることもできる。
また、カード発行機で発行される準会員カードは、一つの遊技ホールでのみ利用可能な会員ハウスカードとすることもでき、また、複数の遊技ホールで利用可能な会員カードとすることもできる。
さらに、上述の実施形態では、管理コンピュータが、会員登録データをデータベースとして管理する機能と、会員のポイントを管理する機能とを有しているが、それらは個別独立した各コンピュータ(例えば、会員登録データ管理用コンピュータと、ポイント管理用コンピュータ)にそれぞれ管理させることもできる。
本発明は、遊技ホールの会員を管理する方法,システム,プログラムについての発明であるため、会員を管理するシステムを有した施設や会場等において、本発明を利用可能である。
本発明の第一実施形態における遊技場システムの構成を示すブロック図である。 カード発行機の外観構成を示す正面斜視図である。 カード発行機の機能構成を示すブロック図である。 遊技場装置の機能構成を示すブロック図である。 カード回収装置の機能構成を示すブロック図である。 管理コンピュータの機能構成を示すブロック図である。 管理コンピュータに記憶された準会員用データのテーブルの構成を示す構成図である。 同一の会員による会員登録データ用データのテーブルの構成を示す構成図である。 同一の会員による会員登録データ用データのテーブルの他の構成を示す構成図である。 準会員カードの発行・利用の際の会員の操作手順を示すフローチャートである。 準会員カードの発行処理の手順を示す動作手順図である。 準会員カードの回収処理の手順を示す動作手順図である。 通常会員カードや準会員カードの統合処理の手順を示すフローチャートである。 準会員カードの使用期限にもとづく遊技場装置の処理実行判断の手順を示す動作手順図である。 本発明の第二実施形態における遊技場システムの構成を示すブロック図である。 カード発行・回収装置の機能構成を示すブロック図である。 カード発行・回収装置を備えた遊技場システムにおける準会員カードの発行処理及び回収処理の手順を示す動作手順図である。
符号の説明
1 遊技場システム
10 カード発行機
12 カード読取手段
12−1 カード手動式(マニュアル式)データ読取部
12−2 非接触式データ読取部
15 カード発行手段
20 遊技場装置
21 貯玉装置
22 再プレイ装置
23 データ公開機
24 会員端末
25 遊技媒体計数機
26 景品交換機
27 精算機
28 ポイントサービス装置
29 遊技媒体貸出機(カード台間機)
30 カード回収装置
40 管理コンピュータ
42 記憶手段
46 制御手段
50 カード発行・回収装置

Claims (17)

  1. 会員に関するデータを会員登録データとして管理する管理コンピュータと、一般認証カードが挿入されて準会員カードを発行するカード発行機と、前記準会員カードを回収するカード回収装置とを備えた遊技場システムであって、
    前記カード発行機は、前記一般認証カードから読み取ったカードデータ及び/又はこのカードデータから変換した変換コードを前記管理コンピュータへ送信し、かつ、前記管理コンピュータから会員登録完了通知を受信すると前記準会員カードを発行し、
    前記管理コンピュータは、前記カード発行機からの前記カードデータ及び/又は前記変換コードを記憶して前記会員登録完了通知を前記カード発行機へ送信し、
    前記カード回収装置は、回収した前記準会員カードから読み取ったカードデータを前記管理コンピュータへ送信し、
    前記管理コンピュータは、前記カード回収装置からのカードデータにもとづいて前記準会員カードが所定期間内に回収されたか否かを判断し、この判断の結果にもとづいて所定の処理又は所定のデータの有効/無効を判定する
    ことを特徴とする遊技場システム。
  2. 前記カード発行機は、
    前記一般認証カードからカードデータを読み取るデータ読取手段と、
    前記カードデータ及び/又は前記変換コードを前記管理コンピュータへ送信するとともに、前記会員登録完了通知を前記管理コンピュータから受信する通信手段と、
    前記会員登録完了通知が受信されると前記準会員カードを発行するカード発行手段とを有した
    ことを特徴とする請求項1記載の遊技場システム。
  3. 前記カード発行機のデータ読取手段は、カード手動式データ読取部、非接触式データ読取部、バーコードリーダのうち一又は二以上を有した
    ことを特徴とする請求項1又は2記載の遊技場システム。
  4. 前記カード発行機は、前記一般認証カードから読み取られたカードデータを前記変換コードに変換するコード変換手段を有した
    ことを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の遊技場システム。
  5. 前記管理コンピュータは、
    前記カード発行機からカードデータ及び/又は変換コードを受信する受信手段と、
    前記カード発行機からのカードデータ及び/又は前記変換コードを準会員識別コードとして記憶し、さらに、この準会員識別コードに関連付けて準会員認証コードを記憶する記憶手段と、
    前記受信手段で前記カード発行機からのカードデータ又は変換コードが受信され、かつ、前記記憶手段で前記準会員識別コード及び/又は前記準会員認証コードが記憶されると前記会員登録完了通知を生成する制御手段と、
    前記会員登録完了通知を前記カード発行機へ送信する送信手段とを有した
    ことを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の遊技場システム。
  6. 前記管理コンピュータの記憶手段は、
    一人の遊技者が所持する一又は二以上の前記一般認証カードから読み取られた各カードデータにもとづく会員識別コードのそれぞれを、前記一人の遊技者の会員識別コードとして記憶する
    ことを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の遊技場システム。
  7. 前記管理コンピュータの記憶手段は、
    一人の遊技者が所持する一又は二以上の前記一般認証カードから読み取られた各カードデータにもとづく準会員用の会員識別コードのそれぞれと、前記一人の遊技者が通常の会員登録手続にもとづき取得した通常会員用の会員識別コードとの双方を、前記一人の遊技者の会員識別コードとして記憶する
    ことを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載の遊技場システム。
  8. 前記カード回収装置は、
    回収した前記準会員カードからカードデータを読み取るデータ読取手段と、
    前記カードデータを前記管理コンピュータへ送信する通信手段とを有し、
    前記管理コンピュータは、
    前記カード回収装置からのカードデータにもとづいて前記準会員カードが所定期間内に回収されたか否かを判断し、この判断の結果にもとづいて所定の処理又は所定のデータの有効/無効を判定する制御手段を有した
    ことを特徴とする請求項1〜7のいずれかに記載の遊技場システム。
  9. 前記カード回収装置は、回収された前記準会員カードに記憶されているカードデータを消去するデータ消去手段を有し、
    前記カード発行機は、カードデータが消去された前記準会員カードに新たなカードデータを書き込むデータ書込手段を有した
    ことを特徴とする請求項1〜8のいずれかに記載の遊技場システム。
  10. 前記準会員カードの利用が可能な一又は二以上の遊技場装置を備え、
    前記遊技場装置は、
    前記準会員カードから読み取ったカードデータを前記管理コンピュータへ送信し、
    前記管理コンピュータは、
    前記遊技場装置からのカードデータにもとづき前記準会員カードの使用期限が経過しているものと判断すると、実行不可信号を前記遊技場装置へ送信し、
    前記遊技場装置は、
    前記実行不可信号を受信すると、前記準会員カードの利用にもとづく所定の処理を実行しない
    ことを特徴とする請求項1〜9のいずれかに記載の遊技場システム。
  11. 前記準会員カードの利用が可能な一又は二以上の遊技場装置を備え、
    前記遊技場装置は、
    前記準会員カードから読み取ったカードデータにもとづき前記準会員カードの使用期限が経過しているものと判断すると、前記準会員カードの利用にもとづく所定の処理を実行しない
    ことを特徴とする請求項1〜9のいずれかに記載の遊技場システム。
  12. 会員に関するデータを会員登録データとして管理する管理コンピュータと、一般認証カードが挿入されて準会員カードを発行するとともに、前記準会員カードを回収するカード発行・回収装置とを備えた遊技場システムであって、
    前記カード発行・回収装置は、前記一般認証カードから読み取ったカードデータ及び/又はこのカードデータから変換した変換コードを前記管理コンピュータへ送信し、かつ、前記管理コンピュータから会員登録完了通知を受信すると前記準会員カードを発行し、
    前記管理コンピュータは、前記カード発行・回収装置からの前記カードデータ及び/又は前記変換コードを記憶して前記会員登録完了通知を前記カード発行機へ送信し、
    前記カード発行・回収装置は、回収した前記準会員カードから読み取ったカードデータを前記管理コンピュータへ送信し、
    前記管理コンピュータは、前記カード発行・回収装置で回収された準会員カードのカードデータにもとづいて前記準会員カードが所定期間内に回収されたか否かを判断し、この判断の結果にもとづいて所定の処理又は所定のデータの有効/無効を判定する
    ことを特徴とする遊技場システム。
  13. 前記カード発行・回収装置は、
    回収された前記準会員カードに記憶されているカードデータを消去するデータ消去手段と、
    カードデータが消去された前記準会員カードに新たなカードデータを書き込むデータ書込手段とを有した
    ことを特徴とする遊技場システム。
  14. 会員に関するデータを記憶・管理するとともに、準会員カードを発行する会員管理方法であって、
    カード発行機又はカード発行・回収装置が、一般認証カードからカードデータを読み取るカード読取処理と、
    管理コンピュータが、前記カード発行機又はカード発行・回収装置からの前記カードデータ及び/又はこのカードデータから変換された変換コードを会員識別コードとして記憶する記憶処理と、
    前記管理コンピュータが、前記カードデータ及び/又は変換コードを記憶すると、前記一般認証カードによる会員登録が完了したことを示す会員登録完了通知を送信する会員登録完了通知送信処理と、
    前記カード発行機又は前記カード発行・回収装置が、前記管理コンピュータからの前記会員登録完了通知にもとづき準会員カードを発行するカード発行処理とを有した
    ことを特徴とする会員管理方法。
  15. 準会員カードを所定期間内にカード回収装置又はカード発行・回収装置に投入した会員に対して所定の処理又は所定のデータを有効にする会員管理方法であって、
    前記カード回収装置又はカード発行・回収装置が、回収した前記準会員カードからカードデータを読み取るデータ読取処理と、
    前記カード回収装置又はカード発行・回収装置から管理コンピュータへ前記カードデータを送信するカードデータ送信処理と、
    前記管理コンピュータが、カードデータにもとづいて前記準会員カードが所定期間内に回収されたか否かを判断し、この判断の結果にもとづいて所定の処理又は所定のデータの有効/無効を決定する有効/無効判断処理とを有した
    ことを特徴とする会員管理方法。
  16. 会員に関するデータを記憶・管理するとともに、準会員カードを発行する処理を遊技場システムに実行させる会員管理プログラムであって、
    一般認証カードからカードデータを読み取るカード読取処理と、
    前記カードデータ及び/又はこのカードデータから変換された変換コードを前記管理コンピュータへ送信するデータ送信処理と、
    前記一般認証カードによる会員登録が完了したことを示す会員登録完了通知を前記管理コンピュータから受信する会員登録完了通知受信処理と、
    前記会員登録完了通知の受信にもとづき準会員カードを発行するカード発行処理と
    をカード発行機又はカード発行・回収装置に実行させ、
    前記カード発行機又はカード発行・回収装置から前記カードデータ及び/又は前記変換コードを受信するデータ受信処理と、
    前記カードデータ及び/又は前記変換コードを記憶する記憶処理と、
    前記記憶処理で前記カードデータ及び/又は前記変換コードが記憶されると前記会員登録完了通知を前記カード発行機又はカード発行・回収装置へ送信する会員登録完了通知送信処理と、
    を前記管理コンピュータに実行させる
    ことを特徴とする会員管理プログラム。
  17. 準会員カードを所定期間内にカード回収装置又はカード発行・回収装置に投入した会員に対して所定の処理又はデータを有効にする処理を遊技場システムに実行させる会員管理プログラムであって、
    回収した前記準会員カードからカードデータを読み取るデータ読取処理と、
    前記カードデータを管理コンピュータへ送信するカードデータ送信処理と
    を前記カード回収装置又は前記カード発行・回収装置に実行させ、
    前記カード回収装置又は前記カード発行・回収装置から前記カードデータを受信するカードデータ受信処理と、
    前記カードデータにもとづいて前記準会員カードが所定期間内に回収されたか否かを判断し、この判断の結果にもとづいて所定の処理又は所定のデータの有効/無効を決定する有効/無効判断処理と
    を前記管理コンピュータに実行させる
    ことを特徴とする会員管理プログラム。
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