JP2003060990A - 固体撮像装置及びその読み出し方法 - Google Patents

固体撮像装置及びその読み出し方法

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JP2003060990A
JP2003060990A JP2001244576A JP2001244576A JP2003060990A JP 2003060990 A JP2003060990 A JP 2003060990A JP 2001244576 A JP2001244576 A JP 2001244576A JP 2001244576 A JP2001244576 A JP 2001244576A JP 2003060990 A JP2003060990 A JP 2003060990A
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Masanori Funaki
正紀 舟木
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Victor Company of Japan Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来は、インターレース方式の映像信号の読
み出しの際に、組み合わせになる画素がいつも同じであ
り、解像度が半分になってしまう。画素の組み合わせを
切り替えるようにするためには、切り替え用トランジス
タが必要になる。 【解決手段】 カレントミラー回路11を使用した固体
撮像装置(CMOSイメージセンサ)において、インタ
ーレースの読出し時には2行ずつ画素選択を行い、得ら
れた2行の各画素の出力電流をカレントミラー回路11
に供給し、これより2行の各画素の出力電流の合計の値
に比例した電圧をCDS回路12に入力する。インター
レースの第1フィールドと第2フィールドの読出し時に
は、2行の組み合わせを1行ずらす。また、リセット用
トランジスタM1a、M1b、M1c等のリセットオフ
タイミングは、次のフィールドで同時に読出しが行われ
る隣接する2行の画素で同じになるようにする。露光時
間のずれを防止するためである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は固体撮像装置及びそ
の読み出し方法に係り、特にインターレース読み出しを
行う、蓄積転送部を画素内に持ったCMOSイメージセ
ンサと称する固体撮像装置及びその読み出し方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来の固体撮像装置には、大きく分けて
CCD方式とCMOSセンサ方式の2つがある。両者の
違いは、光を電荷に変換するフォトダイオードの電荷の
情報を各受光素子の外に如何に伝えるかというところに
ある。すなわち、CCD方式は、発生した電荷を電荷転
送素子(CCD:charge coupled device)により直接
外部へ転送する。一方、CMOSセンサ方式は、フォト
ダイオードに発生した電荷による電位の情報を、各フォ
トダイオードに対応して設けられたアンプを通して素子
外部に出力する。
【0003】これらCCD方式とCMOSセンサ方式の
得失は次の通りである。まず、作成プロセスに関して
は、CCD方式は特殊プロセスで作成することが必要
で、専用ラインが必要になる。これに対し、CMOSセ
ンサ方式は、通常のCMOS−LSIプロセスとほとん
ど同じプロセスで作成できるので、CMOS−LSI用
のラインをそのまま使え、また、エリアセンサと他のC
MOS回路を混在できるというメリットがある。
【0004】次に、固定パターン雑音に関しては、CM
OSセンサ方式は、CCD方式に比べて固定パターン雑
音が大きいという問題点がある。固定パターン雑音は、
主にアンプ用トランジスタのしきい値電圧のバラツキに
起因している。更に、電源の数は、CCD方式では電荷
転送を実行するために、複数の電源が必要になるが、C
MOSセンサ方式は単一電源でよく、CCD方式よりも
電圧が低い。従って、消費電力は、CMOSセンサ方式
の方がCCD方式よりも少ないというメリットがある。
【0005】次に、上記のCMOSセンサ方式の固体撮
像装置の全体の構成について説明する。図5は従来の固
体撮像装置の一例の構成図を示す。この従来の固体撮像
装置は、最も一般的なCMOSセンサ方式の固体撮像装
置、すなわちCMOSイメージセンサを示しており、画
素が2次元マトリクス状に所定の数だけ並んでいる(な
お、2次元ではなく1次元ライン状に並んでいる場合も
ある)。
【0006】図5では図示を簡略化するため、9個の画
素P11〜P33が3行3列のマトリクス状に配列され
ている例を示している。画素P11〜P33の各々は同
一構成で、被写体からの入射光を光電変換して電荷を発
生するフォトダイオード1と、フォトダイオード1から
の電荷による電位変化を増幅するアンプ2と、アンプ2
の出力信号を通過又は遮断するスイッチ3とより構成さ
れている。
【0007】画素P11〜P33のうち、垂直レジスタ
及び行コントロール回路4により、各行の(水平方向に
配置されている)複数の画素の動作が、各行毎に(通常
は上の行から下の行に向かう)制御され、各画素P11
〜P33からの信号は、ノイズキャンセラ5に入力さ
れ、ノイズキャンセル動作された後、水平シフトレジス
タ6により各列の信号単位で撮像信号として出力され
る。通常処理は、右の列から左の列に処理が進む。な
お、行と列は逆に配置することも可能である。
【0008】次に、従来のインターレースの読み出し方
法について説明する。現在、TVの主流になっているの
は、インターレース方式と呼ばれ、1画面を2回に分
け、走査線(ライン)1本おきに飛び越して走査してい
くという方式である。飛び越さずに順次走査していく方
式は、ノンインターレース方式またはプログレッシブ方
式という。
【0009】インターレース方式に対応するために、C
CD方式の固体撮像装置では画素を2行単位で加算して
読み出し、1回目と2回目で画素を1行ずつずらして読
み出すという方法をとっている(インターライン)。こ
の場合、信号の加算は、単純に発生した電荷を加えると
いう方法をとっている。多くのテレビカメラの信号処理
IC(集積回路)は、このように形成された信号を処理
することを前提で作られている。従って、CMOSイメ
ージセンサの出力信号も、従来のCCD方式の固体撮像
装置と同じ形式の信号になっていることが求められてい
る。
【0010】ところが、CMOSイメージセンサの場合
は、電位信号に置き換えて画素から出力しており、電位
信号は単純に加算できないため、一旦メモリに蓄積して
から加算するといった方法が必要になる。その場合、駆
動周波数は通常の2倍の速度が必要になり、消費電力が
増加する。
【0011】この問題を解決するために、例えば特開平
9ー46596号公報には、アンプの前に切り替えスイ
ッチを設け、2つのフォトダイオードの電荷のどちら
か、もしくは両方のフォトダイオードの電荷を加算し
て、電位変化を起こすフローティングディフュージョン
に送れるようにした固体撮像装置が開示されている。
【0012】また、カレントミラー回路を使って読み出
しを行う固体撮像装置も従来より知られている。通常、
CMOSイメージセンサは電圧読み出しを行うが、一方
において、電流読み出しのとき、信号を読み出す方法も
ある(例えば、米国特許明細書第6084229号)。
【0013】図6は上記の米国特許明細書記載の固体撮
像装置を分かりやすく書き直した回路図、図7はそのタ
イムチャートを示す。この固体撮像装置の特徴は、読み
出し回路に電圧源ではなく、電流源が設けられている点
にある。図6において、各画素は同一構成で、同図には
同じ列の隣接する3つの画素を示しており、一つのフォ
トダイオードPDa、PDb、PDcと、フォトダイオ
ードPDa、PDb、PDcのN型層にソースが接続さ
れたリセット用Pチャネル型電界効果トランジスタ(F
ET)M1a、M1b、M1cと、フォトダイオードP
Da、PDb、PDcのN型層にゲートが接続されたP
チャネル型電界効果トランジスタ(FET)M2a、M
2b、M2cと、Pチャネル型電界効果トランジスタ
(FET)M2a、M2b、M2cのソースにドレイン
が接続され、ソースが出力ライン8に共通に接続された
出力用電界効果トランジスタ(FET)M3a、M3
b、M3cとからなる。
【0014】また、電源電圧Vddの入力端子(電源端
子)は、一定のゲート電圧によりバイアスされている電
流源用Pチャネル型電界効果トランジスタ(FET)M
4のドレイン、ソースを介して各画素の同じ列の電源ラ
イン9に接続されると共に電界効果トランジスタ(FE
T)M5のドレイン、ソースを介してカレントミラー回
路11及びCDS回路12にそれぞれ接続されている。
【0015】カレントミラー回路11はゲート同士が接
続され、かつ、ソース同士がグランド端子に接続された
2つの電界効果トランジスタ(FET)M6及びM7か
らなり、更にトランジスタM7のゲートはそのドレイン
と出力ライン8に接続されている。また、トランジスタ
M6のドレインは、トランジスタM5のソースに接続さ
れている。なお、カレントミラー回路11は各列毎に設
けられている。
【0016】一方、CDS回路12は、画素からの信号
電圧と信号電圧が乗っていないバックグランドノイズの
みの状態の2つをサンプリングして、その差をとること
により、バックグランドノイズを除去する、ノイズキャ
ンセラ(図5のノイズキャンセラ5)として機能する2
重相関サンプリング回路である。
【0017】次に、この従来の固体撮像装置の読み出し
方法について説明する。図7(B)に示すように、時刻
t1で行選択選択ライン#1の信号がローレベルにな
り、図6の画素Pi1が選択され、トランジスタM3a
がオンとされ、フォトダイオードPDaの電荷による電
位変化に応じた電流がトランジスタM2a及びトランジ
スタM3aを通して出力ライン8へ出力される。
【0018】この状態で、図7(A)に示すリセット信
号が時刻t2でローレベルになると、M1aがオンとさ
れ、トランジスタM1aのドレイン、ソースを通して所
定レベルのリセット電圧がフォトダイオードPDaに印
加されて、これをリセットする。このときのリセット電
位に応じた電流も、上記のトランジスタM2a、M3a
を通して出力ライン8へ出力される。
【0019】上記の出力ライン8への出力信号は、カレ
ントミラー回路11のトランジスタM7に電流iとして
流れ、これにより、この電流iと等しい電流iがトラン
ジスタM6にも流れる。トランジスタM6の電流iは電
位に変換されてCDS回路12に入力される。CDS回
路12は図7(G)に示す時刻t1からt2までの入力
電圧を、時刻t2のリセット時の入力電圧との差をとっ
て、画素Pi1からの撮像信号として出力する。その
後、時刻t3で図7(A)及び(B)に示すように、リ
セット信号及び行選択信号がいずれもハイレベルにな
り、トランジスタM1a及びM3aが共にオフとされ、
画素Pi1からの出力はなくなる。
【0020】以下、同様にして、トランジスタM1b、
M3bの各ゲートに図7(C)、(D)に示す信号が印
加されることにより、画素Pi2からの信号が読み出さ
れ、続いてトランジスタM1c、M3cの各ゲートに図
7(E)、(F)に示す信号が印加されることにより、
画素Pi3からの信号が読み出されるというように動作
が行われる結果、図7(G)に示すように画素単位で信
号が読み出される。
【0021】ここで、出力側トランジスタのサイズを画
素部と合わせておくことにより、画素部のフォトダイオ
ードPDa、PDb、PDcと同じ電位がCDS回路1
2に入力される。このように、この従来の固体撮像装置
では、電荷→電位→電流→電位の順で信号の形態が変化
してCDS回路12から撮像された信号が画素単位で読
み出される。
【0022】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記特
開平9ー46596号公報記載の従来の固体撮像装置の
読み出し方法では、インターレース方式の映像信号の読
み出しの際に、第1フィールドと第2フィールドとで組
み合わせになる画素を1行ずらすことができず、いつも
同じであり、解像度が半分になってしまう。解像度の低
下を防止するため、画素の組み合わせを切り替えるよう
にするためには、その切り替えのためのトランジスタが
必要になり、開口率が減少する。
【0023】一方、従来のCMOSイメージセンサで
は、インターレース読み出しを行う場合、メモリで貯え
て加算する方法だと、クロック数を増やすことになり消
費電力が上がる。また、画素内に切り替えスイッチを設
ける方法だと、選択できる行の組み合わせが固定する、
あるいは切り替えのための新たなトランジスタが必要に
なるという問題点がある。
【0024】本発明は以上の点に鑑みなされたもので、
トランジスタ数を増やすことなく、インターレースとノ
ンインターレースの読み出しを行い得るカレントミラー
を使った固体撮像装置及びその読み出し方法を提供する
ことを目的とする。
【0025】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本発明の固体撮像装置は、フォトダイオードと、画
素選択用トランジスタと、フォトダイオードで発生した
電荷量に応じた電流を出力ラインに出力する出力用トラ
ンジスタとから少なくとも構成される画素が、二次元マ
トリクス状に又は一次元ライン状に複数配列されてお
り、同じ行又は同じ列の複数の画素の各出力用トランジ
スタが接続された出力ラインの一端にはカレントミラー
回路が接続され、そのカレントミラー回路に流れる電流
を電圧に変換してノイズキャンセラへ出力する出力手段
とを有する固体撮像装置において、カレントミラー回路
に接続されているN個(Nは2以上の整数)の画素に共
通接続されると共に、カレントミラー回路に電流を供給
するための電圧源と、カレントミラー回路に接続されて
いるN個の画素のうち、隣接するM個(MはNより小な
る2以上の整数)の画素ずつ、それらの画素選択用トラ
ンジスタを制御して同時に選択することを一定方向に、
かつ、一定周期で順次にN個の画素のすべてについて繰
り返した後、続けてカレントミラー回路に接続されてい
るN個の画素のうち、1個ずらした隣接するM個の画素
ずつ、それらの画素選択用トランジスタを制御して同時
に選択することを一定方向に、かつ、一定周期で順次に
N個の画素のすべてについて繰り返す画素選択手段と、
画素選択手段により選択されたM個の画素のフォトダイ
オードにより発生した電荷量に応じた電流を、出力ライ
ンを介してカレントミラー回路にそれぞれ供給するよう
に、M個の画素の出力用トランジスタを同時に制御する
出力制御手段とを有する構成としたものである。
【0026】本発明では、隣接するM個の画素を一組と
してそれぞれの画素から出力される電流を出力ラインを
介してカレントミラー回路に供給し、そのカレントミラ
ー回路にM個の画素の出力電流の合計の電流を流し、こ
のカレントミラー回路に流れる電流に比例した電圧を出
力手段により出力させることをM個の画素単位ですべて
の画素について繰り返した後、画素を1行又は1列ずら
した隣接するM個の画素を一組として上記と同様の読み
出しを行うようにしたため、インターレース方式の読み
出しを行うことができる。
【0027】また、本発明の固体撮像装置の読み出し方
法は、上記の目的を達成するため、フォトダイオード
と、画素選択用トランジスタと、フォトダイオードで発
生した電荷量に応じた電流を出力ラインに出力する出力
用トランジスタとから少なくとも構成される画素が、二
次元マトリクス状に又は一次元ライン状に複数配列され
ており、同じ行又は同じ列の複数の画素の各出力用トラ
ンジスタが接続された出力ラインの一端にはカレントミ
ラー回路が接続され、そのカレントミラー回路に流れる
電流を電圧に変換してノイズキャンセラへ出力する出力
手段とを有する固体撮像装置の読み出し方法において、
カレントミラー回路に接続されているN個(Nは2以上
の整数)の画素のうち、隣接するM個(MはNより小な
る2以上の整数)の画素ずつ、それらの画素選択用トラ
ンジスタを制御して同時に選択することを一定方向に、
かつ、一定周期で順次に繰り返す第1のステップと、第
1のステップにより選択されたM個の画素のフォトダイ
オードにより発生した電荷量に応じた電流を、出力ライ
ンを介してカレントミラー回路にそれぞれ供給するよう
に、M個の画素の出力用トランジスタを同時に制御する
第2のステップと、第1のステップによりN個の画素の
すべてについて画素選択が終了した後、続けてカレント
ミラー回路に接続されているN個の画素のうち、第1の
ステップとは1個ずらした隣接するM個の画素ずつ、そ
れらの画素選択用トランジスタを制御して同時に選択す
ることを一定方向に、かつ、一定周期で順次に繰り返す
第3のステップと、第3のステップにより選択されたM
個の画素のフォトダイオードにより発生した電荷量に応
じた電流を、出力ラインを介してカレントミラー回路に
それぞれ供給するように、M個の画素の出力用トランジ
スタを同時に制御する第4のステップとを含み、第1乃
至第4のステップを巡回的に繰り返してインターレース
方式の読み出しを行うことを特徴とする。
【0028】この発明では、第1及び第2のステップに
より、隣接するM個の画素を一組としてそれぞれの画素
から出力される電流を出力ラインを介してカレントミラ
ー回路に供給し、そのカレントミラー回路にM個の画素
の出力電流の合計の電流を流し、このカレントミラー回
路に流れる電流に比例した電圧を出力手段により出力さ
せることをM個の画素単位ですべての画素について繰り
返し、続く第3及び第4のステップにより、第1のステ
ップとは1個ずらした隣接するM個の画素を一組として
それぞれの画素から出力される電流を出力ラインを介し
てカレントミラー回路に供給し、そのカレントミラー回
路にM個の画素の出力電流の合計の電流を流し、このカ
レントミラー回路に流れる電流に比例した電圧を出力手
段により出力させることをM個の画素単位ですべての画
素について繰り返すようにしたため、インターレースの
信号を出力手段から得ることができる。
【0029】また、上記の目的を達成するため、本発明
は上記の固体撮像装置を、画素が二次元マトリクス状に
複数配列されており、各列のN個の画素の各出力用トラ
ンジスタが接続された出力ラインの一端には、それぞれ
カレントミラー回路が接続されており、第1のステップ
は、カレントミラー回路に接続されている各列のN個
(Nは2以上の整数)の画素のうち、隣接する2行の各
画素単位で、それらの画素選択用トランジスタを制御し
て同時に選択して、列方向に、かつ、一定周期で順次に
繰り返し、第3のステップは、第1のステップで選択し
た2行の各画素よりも1行下にずらした2行の各画素単
位で、それらの画素選択用トランジスタを制御して同時
に選択して、列方向に、かつ、一定周期で順次に繰り返
すことを特徴とする。
【0030】ここで、上記の複数の画素は、フォトダイ
オードをリセットするリセット用トランジスタをそれぞ
れ有しており、第1及び第3のステップは、隣接する2
行の各画素を選択している期間内で、選択している各画
素内のリセット用トランジスタをオフから同時にオンと
し、下の行の各画素内のリセット用トランジスタと次に
選択する2行の各画素のうち上の行の各画素内のリセッ
ト用トランジスタを同時にオフとすることを特徴とす
る。この発明では、次のフィールドで同時に読出しされ
る画素の組を構成する2行の各画素のフォトダイオード
のリセットオフのタイミングを合わせることができる。
【0031】また、本発明は上記の目的を達成するた
め、インターレースかプログレッシブかを判定し、イン
ターレースと判定したときには第1乃至第4のステップ
を行わせる第5のステップと、第5のステップによりプ
ログレッシブと判定したときには、カレントミラー回路
に接続されているN個(Nは2以上の整数)の画素選択
用トランジスタを制御して、各画素を上から順に選択す
ることを一定周期で繰り返す第6のステップとを更に有
し、インターレースの読み出しとプログレッシブの読み
出しを同一画素で可能とすることを特徴とする。
【0032】
【発明の実施の形態】図1は本発明になる固体撮像装置
の一実施の形態の要部の回路図を示す。同図中、図6と
同一構成部分には同一符号を付し、その説明を省略す
る。この実施の形態では、電流源の代わりに電圧源13
を用いた点に特徴がある。ここで、図6に示した電流源
用トランジスタM4が存在すると、全電流がこの電流源
により規制されるため、2つ以上の画素を同時に選択す
る本発明では、電流の分配が各画素のフォトダイオード
の電位に比例するとは限らなくなり、本発明の目的を達
成することができない。
【0033】そこで、本実施の形態では、上記の電流源
用トランジスタM4を削除し、電圧源13を設けて列方
向の各画素に接続すると共に、トランジスタM5に接続
することで、電流の規制を無くし、複数の画素の各フォ
トダイオードに発生した電位に比例する電流を各画素に
流すようにしたものである。
【0034】ただし、上記の電流源用トランジスタM4
は、素子特性のばらつきに起因する、オペアンプ(図6
の回路はオペアンプの回路そのものになっている)のオ
フセットを低減するという役目を果たしているので、上
記の電流源用トランジスタM4を削除すると上記のオフ
セット低減の役目がなくなり、オフセットのばらつきが
増えるが、そのオフセットのばらつきは実際には次段の
CDS回路12により除去されるので、固体撮像装置全
体の動作としては問題は無い。
【0035】図2は本発明になる固体撮像装置の読み出
し方法の一実施の形態のフローチャートを示す。本実施
の形態は、図5に示す構成の固体撮像装置の垂直シフト
レジスタ及び行コントロール回路4における行コントロ
ール回路による読み出し制御方法を図2のフローチャー
トのようにした点に特徴があり、固体撮像装置の回路は
図1に示した回路を使用する。
【0036】まず、本実施の形態の原理について説明す
る。図5の固体撮像装置では、一旦電流として画素から
信号を取り出し、カレントミラー回路11を通して、電
位信号に変換しているところに特徴がある。このとき、
画素1つではなく、隣接する2行の行選択ラインを同時
にローレベルとし、隣接する2行の画素を同時に選択し
たとする。
【0037】すると、これら隣接する2行の画素からカ
レントミラー回路11に流れる電流iは、1つの画素
(例えばPi1)に流れる電流i1ともう一方の画素
(例えばPi2)に流れる電流i2の合計になる。出力
電位は単純にカレントミラー回路11に流れる電流に比
例するので、一方の画素(例えばPi1)だけで出力し
た場合と、もう一方の画素(例えばPi2)だけを出力
した場合の合計になる。
【0038】従って、行選択で2行選択するようにコン
トロールし、選択する行を1行ずつずらせば、インター
レースの信号を作ることが可能となる。また、単にイン
ターレースの読み出しではなく、インターレースとノン
インターレース(プログレッシブ)の両方を一つのイメ
ージャで切り替えて使えるようになる。
【0039】次に、上記の原理に基づく本実施の形態の
動作について、図2のフローチャートと図3及び図4の
タイムチャートと図1の回路図を併せ参照して説明す
る。読出開始信号がCMOSイメージセンサ外部又は内
部の回路から発信されてこれを制御回路(図5の垂直シ
フトレジスタ及び行コントロール回路4の行コントロー
ル回路)が受信すると(図2のステップS1)、制御回
路は、読み出した方がインターライン(インターレー
ス)であるかどうか判定する(図2のステップS2)。
インターラインであるかプログレッシブ読み出しである
かは、予めCMOSイメージセンサを使う装置、あるい
はその装置の使用者(例えば、カメラマン)が、スイッ
チ等で指定しておく。
【0040】読み出し方がインターライン(インターレ
ース)である場合は、制御回路は第1フィールドの読み
出しと第2フィールドの読み出しとがフィールド単位で
交互に行われるように制御し(図2のステップS3)、
第1フィールドの読み出しか第2フィールドの読み出し
かを、前回の読み出し時の状態を記憶しておき、制御回
路が判定する(図2のステップS4)。
【0041】第1フィールドのときには、第1フィール
ドのコントロール信号を発生し(図2のステップS
5)、第2フィールドのときには第2フィールドのコン
トロール信号を発生する(図2のステップS6)。ま
ず、第1フィールドのコントロール信号の発生に基づく
読み出し動作について図3と共に説明する。インターレ
ースのうち、第1フィールドの画面が行選択ライン#1
と#2の各画素の信号、行選択ライン#3と#4の各画
素の信号、行選択ライン#5と#6の各画素の信号、・
・・といった組み合わせで作られるものとする。なお、
以下の説明では行選択ライン#1の各画素の代表として
画素Pi1、行選択ライン#2の各画素の代表として画
素Pi2、行選択ライン#3の各画素の代表として画素
Pi3の動作について説明する。
【0042】まず、行選択ライン#1と#2の各信号が
図3(B)及び(D)に示すように、時刻t1で同時に
ローレベルとなると、図1の画素Pi1の出力用Pチャ
ネル型トランジスタM3a及び画素Pi2の出力用Pチ
ャネル型トランジスタM3bの各ゲートにローレベルの
信号が印加され、これらのトランジスタM3a及びM3
bがオンする。すると、画素Pi1のフォトダイオード
PDaで被写体からの入射光を光電変換して得られる電
荷量に応じた電位変化が起こり、その電位に応じた電流
がトランジスタM2a、オン状態のトランジスタM3a
を通して出力ライン8へ出力され、フォトダイオードP
Daで発生した電荷量に応じた電流がカレントミラー回
路11に流れる。
【0043】また、これと同時に、画素Pi2のフォト
ダイオードPDbで被写体からの入射光を光電変換して
得られる電荷量に応じた電位変化が起こり、その電位に
応じた電流がPチャネル型トランジスタM2b、オン状
態のトランジスタM3bを通して出力ライン8へ出力さ
れ、フォトダイオードPDbで発生した電荷量に応じた
電流がカレントミラー回路11に流れる。
【0044】従って、カレントミラー回路11のトラン
ジスタM7には、フォトダイオードPDaとPDbでそ
れぞれ発生した電荷量に応じた2つの電流の合計の電流
が流れ、トランジスタM6にもトランジスタM7に流れ
る電流と同じ電流が流れ、更にトランジスタM6とトラ
ンジスタM5の接続点にはトランジスタM6に流れる電
流に比例した出力電位が発生してCDS回路12に入力
される。
【0045】次に、図1の画素Pi1のリセット用Pチ
ャネル型トランジスタM1a及び画素Pi2のリセット
用Pチャネル型トランジスタM1bの各ゲートに印加さ
れるリセット信号が、図3(A)、(C)に示すように
時刻t2でそれぞれローレベルになると、M1a及びM
1bがそれぞれオンとされ、トランジスタM1a、M1
bのドレイン、ソースを通して所定レベルのリセット電
圧がフォトダイオードPDa、PDbに印加されて、こ
れをリセットする。このときのリセット電位に応じた電
流も、上記のトランジスタM3a、M3bを通して出力
ライン8へ出力される。これにより、フォトダイオード
PDa、PDbのリセット電位に応じた電流量がカレン
トミラー回路11に流れ、電流量に比例した出力電位が
出力される。
【0046】その後の時刻t3で、図3(B)及び
(D)に示すように行選択ライン#1、#2の各信号が
ハイレベルとなり、トランジスタM3a及びM3bがそ
れぞれオフされるため、画素Pi1、Pi2からの出力
信号はなくなる。この時、画素Pi1のリセット信号も
図3(A)に示すようにハイレベルとなり、トランジス
タM1aもオフになるが、画素Pi2のリセット信号は
図3(C)に示すようにローレベルのままであり、トラ
ンジスタM1bは引き続きオン状態を維持する(理由は
後述)。このようにして、時刻t1からt2までの期間
ではカレントミラー回路11から図3(I)に示すよう
に画素Pi1とPi2の合成信号が出力され、時刻t2
からt3までの期間ではカレントミラー回路11から画
素Pi1とPi2の合成リセット電位が出力される。
【0047】続いて、画素Pi3、Pi4についても、
上記と同様な読み出しが行われる。図3(F)、(H)
は行選択ライン#3、#4の各信号、図3(E)、
(G)はそれぞれ画素Pi3、Pi4内のリセット用ト
ランジスタのリセット信号を示す。なお、図3(E)、
(G)に示すように、リセット信号は時刻t5で同時に
ローレベルとなり、画素Pi3、Pi4内のリセット用
トランジスタが同時にオンされてリセットが同時に行わ
れる。その後画素Pi3のリセット信号が図3(E)に
示すように時刻t6でハイレベルとなり、画素Pi3内
のリセット用トランジスタM1cがオフになるが、画素
Pi4のリセット信号は図3(G)に示すようにローレ
ベルのままであり、画素Pi4内のリセット用トランジ
スタは引き続きオン状態を維持する。
【0048】また、図3(C)に示す画素Pi2のリセ
ット信号は、同図(E)に示す画素Pi3のリセット信
号と同時刻t6でハイレベルとなり、画素Pi2内のリ
セット用トランジスタM1bのオフは、画素Pi3内の
リセット用トランジスタM1cのオフと同時に行われる
ように制御される。以下、上記と同様の動作が、最終行
まで続く。
【0049】次に、図2のステップS6による第2フィ
ールドのコントロール信号発生に基づく第2フィールド
の読み出し動作について図4と共に説明する。インター
レースのうち、第2フィールドの画面は、第1フィール
ドに比し1行ずれて行選択ライン#2と#3の各画素の
信号、行選択ライン#4と#5の各画素の信号、行選択
ライン#6と#7の各画素の信号、・・・といった組み
合わせで作られるものとする。
【0050】まず、行選択ライン#2と#3の各信号が
図4(D)及び(F)に示すように、時刻t11で同時
にローレベルとなると、図1の画素Pi2の出力用トラ
ンジスタM3b及び画素Pi3の出力用トランジスタM
3cの各ゲートにローレベルの信号が印加され、これら
のトランジスタM3b及びM3cがオンする。すると、
画素Pi2のフォトダイオードPDbで発生した電荷量
に応じた電流が、前記第1フィールドで説明したと同様
の経路を経てカレントミラー回路11に流れる。また、
これと同時に、画素Pi3のフォトダイオードPDcで
発生した電荷量に応じた電流も上記と同様の経路でカレ
ントミラー回路11に流れる。
【0051】従って、カレントミラー回路11のトラン
ジスタM7には、フォトダイオードPDbとPDcでそ
れぞれ発生した電荷量に応じた2つの電流の合計の電流
が流れ、トランジスタM6にもトランジスタM7に流れ
る電流と同じ電流が流れ、更にトランジスタM5が負荷
となりトランジスタM6に流れる電流に比例した出力電
位が、トランジスタM6とトランジスタM5の接続点に
発生してCDS回路12に入力される。
【0052】次に、図1の画素Pi2のリセット用トラ
ンジスタM1b及び画素Pi3のリセット用トランジス
タM1cの各ゲートに印加されるリセット信号が、図4
(C)、(E)に示すように時刻t12でそれぞれロー
レベルになると、M1b及びM1cがそれぞれオンとさ
れ、トランジスタM1b、M1cのドレイン、ソースを
通して所定レベルのリセット電圧がフォトダイオードP
Db、PDcに印加されて、これをリセットする。この
ときのリセット電位に応じて発生する電流も、上記のト
ランジスタM3b、M3cを通して出力ライン8へ出力
される。これにより、フォトダイオードPDb、PDc
のリセット電位に応じた電流量がカレントミラー回路1
1に流れ、電流量に比例した出力電位がCDS回路12
へ出力される。
【0053】その後の時刻t13で、図4(D)及び
(F)に示すように行選択ライン#2、#3の各信号が
ハイレベルとなり、トランジスタM3b及びM3cがそ
れぞれオフされるため、画素Pi2、Pi3からの出力
信号はなくなる。この時、画素Pi2のリセット信号も
図4(C)に示すようにハイレベルとなり、トランジス
タM1bもオフになるが、画素Pi3のリセット信号は
図4(E)に示すようにローレベルのままであり、トラ
ンジスタM1cは引き続きオン状態を維持する(理由は
後述)。
【0054】このようにして、時刻t11からt12ま
での期間ではカレントミラー回路11から図4(K)に
示すように画素Pi2とPi3の合成信号が出力され、
時刻t12からt13までの期間ではカレントミラー回
路11から画素Pi2とPi3の合成リセット電位がC
DS回路12へ出力される。
【0055】また、図4(E)に示す画素Pi3のリセ
ット信号は、同図(G)に示す画素Pi4のリセット信
号と同時刻t16でハイレベルとなり、画素Pi3内の
リセット用トランジスタM1cのオフは、画素Pi4内
のリセット用トランジスタのオフと同時に行われるよう
に制御される。以下、上記と同様の動作が、最終行まで
続く。
【0056】なお、図4(A)、(I)はそれぞれ画素
Pi1と画素Pi5(図1では図示せず)の各リセット
信号、図4(B)、(H)、(J)はそれぞれ画素Pi
1、Pi4、Pi5の行選択信号である。
【0057】ここで、第2フィールドでは、第1フィー
ルドとは読み出す2行の組み合わせが1行ずれているの
で、1行目の各画素の信号は使われず、読み出されない
ので、行選択ライン#1の信号は図4(B)に示すよう
にハイレベルのままであるが、リセットコントロールは
働いており、1行目の画素Pi1のリセット信号は、図
4(A)に示すように、同図(C)に示す2行目の画素
Pi2のリセット信号と同じ位相で変化し、画素Pi2
がオフになる時刻t13で、画素Pi1も一緒にオフに
なるようにコントロールされている。
【0058】次に、第1フィールドで画素Pi2のリセ
ットのオフが画素Pi3のリセットのオフと同時になる
ようにする理由について説明する。画素Pi2と画素P
i3は、次の第2フィールドでは同時に読み出しが行わ
れる組み合わせになる。そのときに、画素Pi2と画素
Pi3の露光時間が異なっていると、露光時間がずれた
分だけ正しい画像情報が得られなくなる。
【0059】露光はリセットがオフになったときから始
まるので、画素Pi2と画素Pi3のリセットオフのタ
イミングを合わせるために、図3のようなタイミングチ
ャートになっている。これは画素Pi2と画素Pi3だ
けでなく、その他第2フィールドで組み合わせられる2
行の下の行の各画素のリセットはすべて上記のような関
係とされている。
【0060】また、第2フィールドの1行目の画素のリ
セットを行うのも、同様に次に行われる第1フィールド
の読み出し時に組み合わせとなる2行目の画素と露光開
始のタイミングを合わせるためである。また、第2フィ
ールドにおける3行目の画素と4行目の画素等のリセッ
ト信号のタイミングも同様である。このように、第1フ
ィールドと第2フィールドでは異なった制御信号を生成
しなくてはならない。
【0061】このように、本実施の形態によれば、第1
フィールドと第2フィールドとで組み合わせになる画素
を1行ずらすことができ、解像度の低下を防止すること
ができ、また、解像度の低下を防止するための画素の組
み合わせを切り替えるためのトランジスタが不要であ
り、以上よりトランジスタ数を増やすことなく、インタ
ーレースの読み出しを行うことができる。
【0062】ところで、本実施の形態では、制御回路
が、図2のステップS2でインターライン読み出しでは
ない、すなわちプログレッシブの読み出しであると判定
したときには、プログレッシブモードのコントロールが
行われる(図2のステップS7)。このプログレッシブ
モードのコントロールの際には、図7に示すように1行
目から順に各行に制御信号を印加する。これにより、ノ
ンインターレース(プログレッシブ)の読み出しができ
る。
【0063】なお、本発明は以上の実施の形態に限定さ
れるものではなく、例えば、インターレース読み出しの
ための2つの画素だけでなく、同じカレントミラー回路
につながった複数の画素の信号の合成にも有効である。
また、回路の構成として、列と行を入れ替えることも可
能である。更に、回路の構成は、NMOSとPMOS、
VddとGND、P型とN型、などを入れ替えて、電流
の方向等を変えても、同じ効果が得られる。
【0064】
【発明の効果】以上、説明したように、本発明によれ
ば、あるフィールドではカレントミラー回路にM個の画
素の出力電流の合計の電流を流し、このカレントミラー
回路に流れる電流に比例した電圧を出力手段により出力
させることをM個の画素単位ですべての画素について繰
り返し、次のフィールドでは1行画素をずらしてM個の
画素単位で上記と同様の読み出しを行うようにしたた
め、第1フィールドと第2フィールドとで組み合わせに
なる画素を1行ずらすことができ、インターレースの信
号を解像度を落とすことなく得ることができる。
【0065】また、本発明によれば、プログレッシブと
判定したときには、カレントミラー回路に接続されてい
るN個の画素選択用トランジスタを制御して、各画素を
上から順に選択することを一定周期で繰り返すことによ
り、インターレースの読み出しとプログレッシブの読み
出しを同一画素で可能としたため、トランジスタ数を増
やすことなく、インターレースとプログレッシブの読み
出しを任意の切り替えて行うことができる。
【0066】更に、本発明によれば、インターレース読
み出し時において、次のフィールドで同時に読出しされ
る画素の組を構成する2行の各画素のフォトダイオード
のリセットオフのタイミングを合わせるようにしたた
め、次のフィールドで同時に読出しされる2行の各画素
の露光時間のずれを防止し、正しい画像情報を得ること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明になる固体撮像装置の一実施の形態の要
部の回路図である。
【図2】本発明方法の一実施の形態のフローチャートで
ある。
【図3】本発明方法におけるインターレースの第1フィ
ールドの読み出し動作説明用タイムチャートである。
【図4】本発明方法におけるインターレースの第2フィ
ールドの読み出し動作説明用タイムチャートである。
【図5】一般的なCMOSイメージセンサの一例の全体
構成図である。
【図6】カレントミラーの回路を用いたCMOSイメー
ジセンサの要部の一例の回路図である。
【図7】従来の読み出し方法のタイミングチャート(プ
ログレッシブ)である。
【符号の説明】
1、PDa、PDb、PDc フォトダイオード 2 アンプ 3 スイッチ 4 垂直シフトレジスタ及び行コントロール回路 5 ノイズキャンセラ 6 水平シフトレジスタ 11 カレントミラー回路 12 CDS回路 13 電圧源 M1a、M1b、M1c リセット用Pチャネル型電界
効果トランジスタ M2a、M2b、M2c Pチャネル型電界効果トラン
ジスタ M3a、M3b、M3c 出力用Pチャネル型電界効果
トランジスタ M4 電流源用Pチャネル型電界効果トランジスタ M5 Pチャネル型電界効果トランジスタ M6、M7 カレントミラー回路用Nチャネル型電界効
果トランジスタ P11〜P33、PI1〜Pi3 画素
フロントページの続き Fターム(参考) 4M118 AA05 AB01 BA14 CA02 DD12 FA06 5C024 AX01 CX06 CX37 GX03 GX16 GY38 GZ24 HX28 HX29 HX40 JX12 JX14

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フォトダイオードと、画素選択用トラン
    ジスタと、前記フォトダイオードで発生した電荷量に応
    じた電流を出力ラインに出力する出力用トランジスタと
    から少なくとも構成される画素が、二次元マトリクス状
    に又は一次元ライン状に複数配列されており、同じ行又
    は同じ列の複数の画素の各出力用トランジスタが接続さ
    れた前記出力ラインの一端にはカレントミラー回路が接
    続され、そのカレントミラー回路に流れる電流を電圧に
    変換してノイズキャンセラへ出力する出力手段とを有す
    る固体撮像装置において、 前記カレントミラー回路に接続されているN個(Nは2
    以上の整数)の画素に共通接続されると共に、前記カレ
    ントミラー回路に電流を供給するための電圧源と、 前記カレントミラー回路に接続されているN個の画素の
    うち、隣接するM個(MはNより小なる2以上の整数)
    の画素ずつ、それらの前記画素選択用トランジスタを制
    御して同時に選択することを一定方向に、かつ、一定周
    期で順次に前記N個の画素のすべてについて繰り返した
    後、続けて前記カレントミラー回路に接続されているN
    個の画素のうち、1個ずらした隣接するM個の画素ず
    つ、それらの前記画素選択用トランジスタを制御して同
    時に選択することを一定方向に、かつ、一定周期で順次
    に前記N個の画素のすべてについて繰り返す画素選択手
    段と、 前記画素選択手段により選択された前記M個の画素の前
    記フォトダイオードにより発生した電荷量に応じた電流
    を、前記出力ラインを介して前記カレントミラー回路に
    それぞれ供給するように、前記M個の画素の前記出力用
    トランジスタを同時に制御する出力制御手段とを有し、
    インターレース方式の読み出しを行うことを特徴とする
    固体撮像装置。
  2. 【請求項2】 フォトダイオードと、画素選択用トラン
    ジスタと、前記フォトダイオードで発生した電荷量に応
    じた電流を出力ラインに出力する出力用トランジスタと
    から少なくとも構成される画素が、二次元マトリクス状
    に又は一次元ライン状に複数配列されており、同じ行又
    は同じ列の複数の画素の各出力用トランジスタが接続さ
    れた前記出力ラインの一端にはカレントミラー回路が接
    続され、そのカレントミラー回路に流れる電流を電圧に
    変換してノイズキャンセラへ出力する出力手段とを有す
    る固体撮像装置の読み出し方法において、 前記カレントミラー回路に接続されているN個(Nは2
    以上の整数)の画素のうち、隣接するM個(MはNより
    小なる2以上の整数)の画素ずつ、それらの前記画素選
    択用トランジスタを制御して同時に選択することを一定
    方向に、かつ、一定周期で順次に繰り返す第1のステッ
    プと、 前記第1のステップにより選択された前記M個の画素の
    前記フォトダイオードにより発生した電荷量に応じた電
    流を、前記出力ラインを介して前記カレントミラー回路
    にそれぞれ供給するように、前記M個の画素の前記出力
    用トランジスタを同時に制御する第2のステップと、 前記第1のステップにより前記N個の画素のすべてにつ
    いて画素選択が終了した後、続けて前記カレントミラー
    回路に接続されているN個の画素のうち、前記第1のス
    テップとは1個ずらした隣接するM個の画素ずつ、それ
    らの前記画素選択用トランジスタを制御して同時に選択
    することを一定方向に、かつ、一定周期で順次に繰り返
    す第3のステップと、 前記第3のステップにより選択された前記M個の画素の
    前記フォトダイオードにより発生した電荷量に応じた電
    流を、前記出力ラインを介して前記カレントミラー回路
    にそれぞれ供給するように、前記M個の画素の前記出力
    用トランジスタを同時に制御する第4のステップとを含
    み、前記第1乃至第4のステップを巡回的に繰り返して
    インターレース方式の読み出しを行うことを特徴とする
    固体撮像装置の読み出し方法。
  3. 【請求項3】 前記固体撮像装置は、前記画素が二次元
    マトリクス状に複数配列されており、各列のN個の画素
    の各出力用トランジスタが接続された前記出力ラインの
    一端には、それぞれカレントミラー回路が接続されてお
    り、前記第1のステップは、前記カレントミラー回路に
    接続されている各列のN個(Nは2以上の整数)の画素
    のうち、隣接する2行の各画素単位で、それらの前記画
    素選択用トランジスタを制御して同時に選択して、列方
    向に、かつ、一定周期で順次に繰り返し、前記第3のス
    テップは、前記第1のステップで選択した2行の各画素
    よりも1行下にずらした2行の各画素単位で、それらの
    前記画素選択用トランジスタを制御して同時に選択し
    て、列方向に、かつ、一定周期で順次に繰り返すことを
    特徴とする請求項2記載の固体撮像装置の読み出し方
    法。
  4. 【請求項4】 前記複数の画素は、前記フォトダイオー
    ドをリセットするリセット用トランジスタをそれぞれ有
    しており、前記第1及び第3のステップは、前記隣接す
    る2行の各画素を選択している期間内で、選択している
    各画素内の前記リセット用トランジスタをオフから同時
    にオンとし、下の行の各画素内の前記リセット用トラン
    ジスタと次に選択する2行の各画素のうち上の行の各画
    素内の前記リセット用トランジスタを同時にオフとする
    ことを特徴とする請求項3記載の固体撮像装置の読み出
    し方法。
  5. 【請求項5】 インターレースかプログレッシブかを判
    定し、インターレースと判定したときには前記第1乃至
    第4のステップを行わせる第5のステップと、前記第5
    のステップによりプログレッシブと判定したときには、
    前記カレントミラー回路に接続されているN個(Nは2
    以上の整数)の前記画素選択用トランジスタを制御し
    て、各画素を上から順に選択することを一定周期で繰り
    返す第6のステップとを更に有し、前記インターレース
    の読み出しと前記プログレッシブの読み出しを同一画素
    で可能とすることを特徴とした請求項2記載の固体撮像
    装置の読み出し方法。
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