JP2003060131A - 半導体装置及びその製造方法 - Google Patents
半導体装置及びその製造方法Info
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- JP2003060131A JP2003060131A JP2001246223A JP2001246223A JP2003060131A JP 2003060131 A JP2003060131 A JP 2003060131A JP 2001246223 A JP2001246223 A JP 2001246223A JP 2001246223 A JP2001246223 A JP 2001246223A JP 2003060131 A JP2003060131 A JP 2003060131A
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- H01L2224/01—Means for bonding being attached to, or being formed on, the surface to be connected, e.g. chip-to-package, die-attach, "first-level" interconnects; Manufacturing methods related thereto
- H01L2224/42—Wire connectors; Manufacturing methods related thereto
- H01L2224/47—Structure, shape, material or disposition of the wire connectors after the connecting process
- H01L2224/48—Structure, shape, material or disposition of the wire connectors after the connecting process of an individual wire connector
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- H01L2924/181—Encapsulation
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- Encapsulation Of And Coatings For Semiconductor Or Solid State Devices (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 本発明はレジスト表面保護を行ったインター
ポーザを使用した樹脂封止型の半導体装置及びその製造
方法に関し、封止樹脂の成形不良の発生を低減させるこ
とを課題とする。 【解決手段】 金型35を用いて、インターポーザ23
の素子搭載面32上に搭載された半導体素子22を覆う
よう封止樹脂24を形成する工程を有する半導体装置の
製造方法において、インターポーザ23の素子搭載面3
2に外周縁23aまで達する凹部40を形成しておき、
この凹部40が金型35に形成された上型キャビティ3
6Aと連通するようインターポーザ23を金型35内に
装着し、この凹部40をエアーベントとして用いて封止
樹脂24を形成する。
ポーザを使用した樹脂封止型の半導体装置及びその製造
方法に関し、封止樹脂の成形不良の発生を低減させるこ
とを課題とする。 【解決手段】 金型35を用いて、インターポーザ23
の素子搭載面32上に搭載された半導体素子22を覆う
よう封止樹脂24を形成する工程を有する半導体装置の
製造方法において、インターポーザ23の素子搭載面3
2に外周縁23aまで達する凹部40を形成しておき、
この凹部40が金型35に形成された上型キャビティ3
6Aと連通するようインターポーザ23を金型35内に
装着し、この凹部40をエアーベントとして用いて封止
樹脂24を形成する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は半導体装置及びその
製造方法に係り、特にレジスト表面保護を行ったインタ
ーポーザを使用した樹脂封止型の半導体装置及びその製
造方法に関する。
製造方法に係り、特にレジスト表面保護を行ったインタ
ーポーザを使用した樹脂封止型の半導体装置及びその製
造方法に関する。
【0002】近年、半導体装置の薄型化は急激な勢いで
進んでいる。従って、半導体素子を封止する封止樹脂に
ついても薄型化を図る必要がある。そこで、薄型化され
ても確実に高い信頼性を持って封止樹脂を形成する技術
が望まれている。
進んでいる。従って、半導体素子を封止する封止樹脂に
ついても薄型化を図る必要がある。そこで、薄型化され
ても確実に高い信頼性を持って封止樹脂を形成する技術
が望まれている。
【0003】
【従来の技術】図1乃至図3は、従来の半導体装置1を
示している。図1は半導体装置1の断面図であり、図2
は半導体装置1の封止樹脂4を取り除いた状態の底面図
であり、更に図3は半導体装置1のインターポーザ3を
拡大して示す平面図である。
示している。図1は半導体装置1の断面図であり、図2
は半導体装置1の封止樹脂4を取り除いた状態の底面図
であり、更に図3は半導体装置1のインターポーザ3を
拡大して示す平面図である。
【0004】半導体装置1は、大略すると半導体素子
2,インターポーザ3,封止樹脂4,及びハンダボール
5等により構成されている。半導体素子2は、インター
ポーザ3の中央に接合材を用いて固定されている。
2,インターポーザ3,封止樹脂4,及びハンダボール
5等により構成されている。半導体素子2は、インター
ポーザ3の中央に接合材を用いて固定されている。
【0005】インターポーザ3は、基材6,レジスト
7,及び配線8等により構成されている。基材6の半導
体素子2が搭載される面12(以下、素子搭載面12と
いう)には配線8が形成されており、この配線8の外側
端部にはハンダボール5が接合されるパッド部9が一体
的に形成されている。
7,及び配線8等により構成されている。基材6の半導
体素子2が搭載される面12(以下、素子搭載面12と
いう)には配線8が形成されており、この配線8の外側
端部にはハンダボール5が接合されるパッド部9が一体
的に形成されている。
【0006】また、配線8の内側位置は、半導体素子2
に形成された電極パッド11とワイヤ10を用いて電気
的に接続される。これにより、半導体素子2は配線8,
パッド部9を介してハンダボール5と電気的に接続され
る。
に形成された電極パッド11とワイヤ10を用いて電気
的に接続される。これにより、半導体素子2は配線8,
パッド部9を介してハンダボール5と電気的に接続され
る。
【0007】レジスト7は絶縁性の樹脂膜であり、隣接
する配線8を電気的に絶縁する機能を奏するものであ
る。このレジスト7は、図2及び図3に示すように基材
6の素子搭載面12に配設されている。この際、レジス
ト7は封止樹脂4の形成位置を除いて配設される。これ
は、封止樹脂4とレジスト7は接合性が悪いため、封止
樹脂4を基材6に接合させた方がレジスト7に接合させ
た場合に比べて接合強度が高くなり、信頼性の向上が図
れるためである。
する配線8を電気的に絶縁する機能を奏するものであ
る。このレジスト7は、図2及び図3に示すように基材
6の素子搭載面12に配設されている。この際、レジス
ト7は封止樹脂4の形成位置を除いて配設される。これ
は、封止樹脂4とレジスト7は接合性が悪いため、封止
樹脂4を基材6に接合させた方がレジスト7に接合させ
た場合に比べて接合強度が高くなり、信頼性の向上が図
れるためである。
【0008】封止樹脂4は、後述するように金型15を
用いてモールド成型される。この封止樹脂4は半導体素
子2,ワイヤ10,及び配線8の所定範囲を覆うよう形
成され、これによりこれらの構成要素2,8,10を保
護する。また、外部接続端子として機能するハンダボー
ル5は、レジスト7から露出した配線8のパッド部9に
接合される。
用いてモールド成型される。この封止樹脂4は半導体素
子2,ワイヤ10,及び配線8の所定範囲を覆うよう形
成され、これによりこれらの構成要素2,8,10を保
護する。また、外部接続端子として機能するハンダボー
ル5は、レジスト7から露出した配線8のパッド部9に
接合される。
【0009】図4は、上記構成とされた半導体装置1の
製造方法の内、封止樹脂4を形成する工程を説明するた
めの図である。金型15は、上型15Aと下型15Bと
により構成されている。上型15Aには封止樹脂4の形
状に対応した上型キャビティ16Aが、また下型15B
にはインターポーザ3を装着するための下型キャビティ
16Bが形成されている。
製造方法の内、封止樹脂4を形成する工程を説明するた
めの図である。金型15は、上型15Aと下型15Bと
により構成されている。上型15Aには封止樹脂4の形
状に対応した上型キャビティ16Aが、また下型15B
にはインターポーザ3を装着するための下型キャビティ
16Bが形成されている。
【0010】半導体素子2が搭載されると共にワイヤ1
0が配設されたインターポーザ3は、この金型15に装
着される。この装着状態において、インターポーザ3は
上型15Aと下型15Bとの間でクランプされる。ま
た、このクランプ位置は、インターポーザ3上でレジス
ト7が形成された位置である。これは、配線8(パッド
部9)の形成位置で金型15をクランプさせると、配線
8(パッド部9)に傷が付くおそれがあるからである。
0が配設されたインターポーザ3は、この金型15に装
着される。この装着状態において、インターポーザ3は
上型15Aと下型15Bとの間でクランプされる。ま
た、このクランプ位置は、インターポーザ3上でレジス
ト7が形成された位置である。これは、配線8(パッド
部9)の形成位置で金型15をクランプさせると、配線
8(パッド部9)に傷が付くおそれがあるからである。
【0011】上記のようにインターポーザ3が金型15
内に装着されると、封止樹脂4となる樹脂17がゲート
13からキャビティ16A,16B内に注入され、これ
により封止樹脂4が形成される。
内に装着されると、封止樹脂4となる樹脂17がゲート
13からキャビティ16A,16B内に注入され、これ
により封止樹脂4が形成される。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
半導体装置1では、レジスト7がインターポーザ3の外
周全体を覆うように配設されていたため、インターポー
ザ3を上型15Aと下型15Bとの間でクランプした
際、ゲート13を除き上型キャビティ16Aは密封され
てしまう(図4参照)。このため、樹脂17の封止時に
金型15内部のエアーが抜けきれず、樹脂17が完全に
充填されず封止樹脂4に外形不良が発生するおそれがあ
るという問題点があった。
半導体装置1では、レジスト7がインターポーザ3の外
周全体を覆うように配設されていたため、インターポー
ザ3を上型15Aと下型15Bとの間でクランプした
際、ゲート13を除き上型キャビティ16Aは密封され
てしまう(図4参照)。このため、樹脂17の封止時に
金型15内部のエアーが抜けきれず、樹脂17が完全に
充填されず封止樹脂4に外形不良が発生するおそれがあ
るという問題点があった。
【0013】この問題点を解決する手法として、金型1
5にエアー抜きのためのエアーベント19を形成するこ
とが考えられる。しかしながら、樹脂漏れを考慮すると
エアーベント19を有効に機能させることができない。
5にエアー抜きのためのエアーベント19を形成するこ
とが考えられる。しかしながら、樹脂漏れを考慮すると
エアーベント19を有効に機能させることができない。
【0014】即ち,ハンダボール5が接合されるパッド
部9は、封止樹脂4のモールド時に樹脂漏れが発生して
覆われるとハンダボール5の接合ができなくなるため、
樹脂漏れの発生を抑制する必要がある。このため、上型
15Aの上型キャビティ16Aにフィルム状の漏洩防止
用シート18を配設した上で封止樹脂4を形成すること
が行なわれている。
部9は、封止樹脂4のモールド時に樹脂漏れが発生して
覆われるとハンダボール5の接合ができなくなるため、
樹脂漏れの発生を抑制する必要がある。このため、上型
15Aの上型キャビティ16Aにフィルム状の漏洩防止
用シート18を配設した上で封止樹脂4を形成すること
が行なわれている。
【0015】しかしながら、このように上型キャビティ
16Aに漏洩防止用シート18を配設すると、エアー抜
きを行なうために金型15にエアーベント19を設けて
も、このエアーベント19は漏洩防止用シート18で塞
がれてしまう。このため、金型15にエアーベント19
を設けてもこれを有効に機能させることができず、また
エアーベント19を有効に機能させようとすると樹脂漏
れが発生しハンダボール5の接合不良が発生するという
問題点があった。
16Aに漏洩防止用シート18を配設すると、エアー抜
きを行なうために金型15にエアーベント19を設けて
も、このエアーベント19は漏洩防止用シート18で塞
がれてしまう。このため、金型15にエアーベント19
を設けてもこれを有効に機能させることができず、また
エアーベント19を有効に機能させようとすると樹脂漏
れが発生しハンダボール5の接合不良が発生するという
問題点があった。
【0016】本発明は上記の点を鑑みてなされたもので
あり、金型内に存在するエアーを効率良く排出すること
で封止樹脂の成形不良の発生低減を図った半導体装置及
びその製造方法を提供する事を目的とする。
あり、金型内に存在するエアーを効率良く排出すること
で封止樹脂の成形不良の発生低減を図った半導体装置及
びその製造方法を提供する事を目的とする。
【0017】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに本発明では、次に述べる各手段を講じたことを特徴
とするものである。
めに本発明では、次に述べる各手段を講じたことを特徴
とするものである。
【0018】請求項1記載の発明は、半導体素子と、外
部接続端子と、前記半導体素子及び前記外部接続端子が
設けられると共に、前記半導体素子と前記外部接続端子
とを電気的に接続するインターポーザと、該インターポ
ーザの半導体素子搭載面に配設され、前記半導体素子を
保護する封止樹脂とを有する半導体装置において、前記
インターポーザの前記半導体素子搭載面に外周縁まで達
する凹部を形成すると共に、該凹部内に前記封止樹脂の
一部が一体的に形成される構成としたことを特徴とする
ものである。
部接続端子と、前記半導体素子及び前記外部接続端子が
設けられると共に、前記半導体素子と前記外部接続端子
とを電気的に接続するインターポーザと、該インターポ
ーザの半導体素子搭載面に配設され、前記半導体素子を
保護する封止樹脂とを有する半導体装置において、前記
インターポーザの前記半導体素子搭載面に外周縁まで達
する凹部を形成すると共に、該凹部内に前記封止樹脂の
一部が一体的に形成される構成としたことを特徴とする
ものである。
【0019】上記発明によれば、封止樹脂の一部がイン
ターポーザの半導体素子搭載面に形成された凹部内に一
体的に形成されているため、封止樹脂の凹部内に形成さ
れた部分はアンカー効果を奏し、封止樹脂がインターポ
ーザから離脱してしまうことを防止できる。
ターポーザの半導体素子搭載面に形成された凹部内に一
体的に形成されているため、封止樹脂の凹部内に形成さ
れた部分はアンカー効果を奏し、封止樹脂がインターポ
ーザから離脱してしまうことを防止できる。
【0020】また、請求項2記載の発明は、請求項1記
載の半導体装置において、前記インターポーザは前記半
導体素子搭載面にレジストが配設されており、前記凹部
は該レジストを除去することにより形成された構成であ
ることを特徴とするものである。
載の半導体装置において、前記インターポーザは前記半
導体素子搭載面にレジストが配設されており、前記凹部
は該レジストを除去することにより形成された構成であ
ることを特徴とするものである。
【0021】上記発明によれば、凹部はインターポーザ
の半導体素子搭載面に形成されたレジストを除去するこ
とより形成されるため、容易に形成することができる。
また、封止樹脂は凹部にレジストが存在しないため、直
接インターポーザの基材に接合することとなり、接合強
度を増大させることができる。
の半導体素子搭載面に形成されたレジストを除去するこ
とより形成されるため、容易に形成することができる。
また、封止樹脂は凹部にレジストが存在しないため、直
接インターポーザの基材に接合することとなり、接合強
度を増大させることができる。
【0022】また、請求項3記載の発明は、金型を用い
て、インターポーザの半導体素子搭載面上に搭載された
半導体素子を覆うよう封止樹脂を形成する工程を有する
半導体装置の製造方法において、前記インターポーザの
前記半導体素子搭載面に外周縁まで達する凹部を形成す
る凹部工程と、前記凹部が前記金型に形成されたキャビ
ティと連通するよう前記インターポーザを前記金型内に
装着し、前記凹部をエアーベントとして用いて前記封止
樹脂を形成する樹脂形成工程とを有することを特徴とす
るものである。
て、インターポーザの半導体素子搭載面上に搭載された
半導体素子を覆うよう封止樹脂を形成する工程を有する
半導体装置の製造方法において、前記インターポーザの
前記半導体素子搭載面に外周縁まで達する凹部を形成す
る凹部工程と、前記凹部が前記金型に形成されたキャビ
ティと連通するよう前記インターポーザを前記金型内に
装着し、前記凹部をエアーベントとして用いて前記封止
樹脂を形成する樹脂形成工程とを有することを特徴とす
るものである。
【0023】上記発明によれば、金型側ではなく、封止
樹脂が形成されるインターポーザ側にエアーベントとし
て機能する凹部を形成しているため、樹脂のモールド時
において、凹部を介してキャビティ内の空気を確実にキ
ャビティの外部に排出することができる。よって、形成
される封止樹脂に変形が発生することを防止できると共
に、封止樹脂内にボイドが発生することを防止すること
ができる。
樹脂が形成されるインターポーザ側にエアーベントとし
て機能する凹部を形成しているため、樹脂のモールド時
において、凹部を介してキャビティ内の空気を確実にキ
ャビティの外部に排出することができる。よって、形成
される封止樹脂に変形が発生することを防止できると共
に、封止樹脂内にボイドが発生することを防止すること
ができる。
【0024】また、請求項4記載の発明は、請求項1記
載の半導体装置の製造方法において、前記凹部形成工程
で前記凹部を形成する際、予め前記インターポーザの基
材にレジストを形成しておき、該レジストを押し潰すこ
とにより前記凹部を形成することを特徴とするものであ
る。
載の半導体装置の製造方法において、前記凹部形成工程
で前記凹部を形成する際、予め前記インターポーザの基
材にレジストを形成しておき、該レジストを押し潰すこ
とにより前記凹部を形成することを特徴とするものであ
る。
【0025】また、請求項5記載の発明は、請求項1記
載の半導体装置の製造方法において、前記凹部形成工程
で前記凹部を形成する際、予め前記インターポーザの基
材にレジストを形成しておき、該レジストを除去するこ
とにより前記凹部を形成することを特徴とするものであ
る。
載の半導体装置の製造方法において、前記凹部形成工程
で前記凹部を形成する際、予め前記インターポーザの基
材にレジストを形成しておき、該レジストを除去するこ
とにより前記凹部を形成することを特徴とするものであ
る。
【0026】上記の請求項4及び請求項5記載の発明に
よれば、レジストを押し潰すことにより、或いはレジス
トを除去することにより凹部を形成するため、容易かつ
確実に凹部を形成することができる。
よれば、レジストを押し潰すことにより、或いはレジス
トを除去することにより凹部を形成するため、容易かつ
確実に凹部を形成することができる。
【0027】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態につい
て図面と共に説明する。
て図面と共に説明する。
【0028】図5及び図7は、本発明の一実施例である
半導体装置20を示している。図5は半導体装置20の
断面図であり、図6は半導体素子22の封止樹脂24を
取り除いた状態の底面図である。また、図7(A)は半
導体装置20のインターポーザ23の側面図であり、図
7(B)はインターポーザ23の平面図である。
半導体装置20を示している。図5は半導体装置20の
断面図であり、図6は半導体素子22の封止樹脂24を
取り除いた状態の底面図である。また、図7(A)は半
導体装置20のインターポーザ23の側面図であり、図
7(B)はインターポーザ23の平面図である。
【0029】半導体装置20はいわゆるBGA(Ball Gr
id Array)タイプの装置であり、後述するように半導体
素子22が封止樹脂24により封止される構造のもので
ある。この半導体装置20は、大略すると半導体素子2
2,インターポーザ23,封止樹脂24,及びハンダボ
ール25等により構成されている。
id Array)タイプの装置であり、後述するように半導体
素子22が封止樹脂24により封止される構造のもので
ある。この半導体装置20は、大略すると半導体素子2
2,インターポーザ23,封止樹脂24,及びハンダボ
ール25等により構成されている。
【0030】半導体素子22は、インターポーザ23の
素子搭載面32の中央に、ダイ付け材等の接合材(図示
せず)を用いて搭載される。この半導体素子22の回路
形成面(図5における下面)には、複数の電極パッド3
1が形成されている。
素子搭載面32の中央に、ダイ付け材等の接合材(図示
せず)を用いて搭載される。この半導体素子22の回路
形成面(図5における下面)には、複数の電極パッド3
1が形成されている。
【0031】インターポーザ23は、基材26,レジス
ト27,及び配線28等により構成されている。基材2
6は、例えばガラス−エポキシ製の回路基板であり、半
導体素子22が搭載される面12(以下、素子搭載面3
2という)には配線28が形成されている。
ト27,及び配線28等により構成されている。基材2
6は、例えばガラス−エポキシ製の回路基板であり、半
導体素子22が搭載される面12(以下、素子搭載面3
2という)には配線28が形成されている。
【0032】この配線28は銅膜により構成されてお
り、例えばメッキ法を用いて所定の形状にパターニング
されている。このパターニングの際、配線28の外側端
部にはパッド部29が一体的に形成される。このパッド
部29には、ハンダボール25が接合される。また配線
28の内側位置は、半導体素子22の電極パッド31と
ワイヤ30を用いて電気的に接続される。よって、半導
体素子22は、配線28,パッド部29を介してハンダ
ボール25と電気的に接続される。
り、例えばメッキ法を用いて所定の形状にパターニング
されている。このパターニングの際、配線28の外側端
部にはパッド部29が一体的に形成される。このパッド
部29には、ハンダボール25が接合される。また配線
28の内側位置は、半導体素子22の電極パッド31と
ワイヤ30を用いて電気的に接続される。よって、半導
体素子22は、配線28,パッド部29を介してハンダ
ボール25と電気的に接続される。
【0033】レジスト27は絶縁性の樹脂膜であり、隣
接する配線28を電気的に絶縁する機能を奏するもので
ある。このレジスト27は、図6及び図7に示すように
基材26の素子搭載面12に枠状に配設されている。
接する配線28を電気的に絶縁する機能を奏するもので
ある。このレジスト27は、図6及び図7に示すように
基材26の素子搭載面12に枠状に配設されている。
【0034】この際、レジスト27は封止樹脂24の形
成位置を除いて配設される。これは、封止樹脂24とレ
ジスト27は接合性が悪いため、封止樹脂24を基材2
6に接合させた方がレジスト27に接合させた場合に比
べて接合強度が高くなり、信頼性の向上が図れるためで
ある。
成位置を除いて配設される。これは、封止樹脂24とレ
ジスト27は接合性が悪いため、封止樹脂24を基材2
6に接合させた方がレジスト27に接合させた場合に比
べて接合強度が高くなり、信頼性の向上が図れるためで
ある。
【0035】更に本実施例では、インターポーザ23の
素子搭載面32に外周縁23aまで達する凹部40を形
成した構成としている。本実施例では、この基材26に
枠状に形成されたレジスト27の一部を除去することに
より凹部40を形成している。従って、凹部40では基
材26が露出された状態となり、また凹部40の深さは
レジスト27の厚さと等しくなる(図7(A)参照)。
素子搭載面32に外周縁23aまで達する凹部40を形
成した構成としている。本実施例では、この基材26に
枠状に形成されたレジスト27の一部を除去することに
より凹部40を形成している。従って、凹部40では基
材26が露出された状態となり、また凹部40の深さは
レジスト27の厚さと等しくなる(図7(A)参照)。
【0036】このように、本実施例ではインターポーザ
23に形成されたレジスト27を除去することより凹部
40を形成することとしており、またレジスト27は前
記のように絶縁性樹脂を基材26上に配設(塗布)した
構成であるため、簡単に除去できる。よって、凹部40
の形成は、容易に行なうことができる。
23に形成されたレジスト27を除去することより凹部
40を形成することとしており、またレジスト27は前
記のように絶縁性樹脂を基材26上に配設(塗布)した
構成であるため、簡単に除去できる。よって、凹部40
の形成は、容易に行なうことができる。
【0037】更に、図5に示されるように、この凹部4
0には封止樹脂24の一部が一体的に形成された構成と
なっている。これにより、従来に比べて封止樹脂24が
基材26と接する面積を増大させることができる。ま
た、封止樹脂24の一部は凹部40内に埋め込まれた状
態で形成される。
0には封止樹脂24の一部が一体的に形成された構成と
なっている。これにより、従来に比べて封止樹脂24が
基材26と接する面積を増大させることができる。ま
た、封止樹脂24の一部は凹部40内に埋め込まれた状
態で形成される。
【0038】従って、封止樹脂24の凹部40内に形成
された部分はアンカー効果を奏し(以下、封止樹脂24
の凹部40内に形成された部分をアンカー部41とい
う)、封止樹脂24がインターポーザ23から離脱する
ことを防止することができる。この際、前記のように凹
部40の形成位置にはレジスト27が存在しないため、
封止樹脂24は直接インターポーザ23の基材26と接
合する。基材26と封止樹脂24との接合強度は高いた
め、これによっても封止樹脂24がインターポーザ23
から離脱することを防止することができる。
された部分はアンカー効果を奏し(以下、封止樹脂24
の凹部40内に形成された部分をアンカー部41とい
う)、封止樹脂24がインターポーザ23から離脱する
ことを防止することができる。この際、前記のように凹
部40の形成位置にはレジスト27が存在しないため、
封止樹脂24は直接インターポーザ23の基材26と接
合する。基材26と封止樹脂24との接合強度は高いた
め、これによっても封止樹脂24がインターポーザ23
から離脱することを防止することができる。
【0039】一方、封止樹脂24は、後述するように金
型35を用いてモールド成型される。この封止樹脂24
は半導体素子22,ワイヤ30,及び配線28の所定範
囲を覆うよう形成され、これによりこれらの構成要素2
2,28,30を保護する。また、外部接続端子として
機能するハンダボール25は、レジスト27から露出し
た配線28のパッド部29に接合される。
型35を用いてモールド成型される。この封止樹脂24
は半導体素子22,ワイヤ30,及び配線28の所定範
囲を覆うよう形成され、これによりこれらの構成要素2
2,28,30を保護する。また、外部接続端子として
機能するハンダボール25は、レジスト27から露出し
た配線28のパッド部29に接合される。
【0040】本実施例では、図5に示すように、ハンダ
ボール25はインターポーザ23の素子搭載面32に配
設される。即ち、ハンダボール25は、インターポーザ
23の封止樹脂24が形成される側の面に形成される。
ボール25はインターポーザ23の素子搭載面32に配
設される。即ち、ハンダボール25は、インターポーザ
23の封止樹脂24が形成される側の面に形成される。
【0041】このため、ハンダボール25の直径に対
し、封止樹脂24の高さは低くなるよう構成されてい
る。これにより、半導体装置20を実装基板(図示せ
ず)に実装する際、封止樹脂24が実装基板に接する前
にハンダボール25が実装基板に接することとなり、ハ
ンダボール25を素子搭載面32に配設しても、半導体
装置20を実装することが可能となる。また、ハンダボ
ール25をインターポーザ23の素子搭載面32に配設
することにより、素子搭載面32の反対側の面にハンダ
ボール25を配設する構成にくらべ、半導体装置20の
薄型化を図ることができる。
し、封止樹脂24の高さは低くなるよう構成されてい
る。これにより、半導体装置20を実装基板(図示せ
ず)に実装する際、封止樹脂24が実装基板に接する前
にハンダボール25が実装基板に接することとなり、ハ
ンダボール25を素子搭載面32に配設しても、半導体
装置20を実装することが可能となる。また、ハンダボ
ール25をインターポーザ23の素子搭載面32に配設
することにより、素子搭載面32の反対側の面にハンダ
ボール25を配設する構成にくらべ、半導体装置20の
薄型化を図ることができる。
【0042】続いて、上記構成とさたれ半導体装置20
の製造方法について説明する。尚、本実施例における半
導体装置20の製造方法は、封止樹脂24を形成する工
程に特徴を有し、他の製造工程は周知の方法を用いてい
る。このため、以下の説明では、封止樹脂24を形成す
る工程についてのみ説明し、他の製造工程の説明は省略
するものとする。
の製造方法について説明する。尚、本実施例における半
導体装置20の製造方法は、封止樹脂24を形成する工
程に特徴を有し、他の製造工程は周知の方法を用いてい
る。このため、以下の説明では、封止樹脂24を形成す
る工程についてのみ説明し、他の製造工程の説明は省略
するものとする。
【0043】図8は、上記構成とされた半導体装置20
の製造方法の内、封止樹脂24を形成する工程を説明す
るための図である。金型35は、上型35Aと下型35
Bとにより構成されている。上型35Aには封止樹脂2
4の形状に対応した上型キャビティ36Aが、また下型
35Bにはインターポーザ23を装着するための下型キ
ャビティ36Bが形成されている。また、本実施例で用
いる金型35は、従来の金型15(図4参照)と異なり
エアーベント19は形成されていない。このため、エア
ーベント19を形成しない分だけ金型35の低コスト化
が図られている。
の製造方法の内、封止樹脂24を形成する工程を説明す
るための図である。金型35は、上型35Aと下型35
Bとにより構成されている。上型35Aには封止樹脂2
4の形状に対応した上型キャビティ36Aが、また下型
35Bにはインターポーザ23を装着するための下型キ
ャビティ36Bが形成されている。また、本実施例で用
いる金型35は、従来の金型15(図4参照)と異なり
エアーベント19は形成されていない。このため、エア
ーベント19を形成しない分だけ金型35の低コスト化
が図られている。
【0044】インターポーザ23には、予め凹部40が
形成される。この凹部40の形成は、例えばレーザー加
工を用いてレジスト27を除去することにより形成する
ことができる。また、基材26が直接的に露出する構成
とはならないが、レジスト27を形成した後、プレス加
工を用いてレジスト27を潰すことにより凹部40を形
成することもできる。いずれの方法を用いた場合でも、
インターポーザ23に凹部40を容易に形成することが
できる。
形成される。この凹部40の形成は、例えばレーザー加
工を用いてレジスト27を除去することにより形成する
ことができる。また、基材26が直接的に露出する構成
とはならないが、レジスト27を形成した後、プレス加
工を用いてレジスト27を潰すことにより凹部40を形
成することもできる。いずれの方法を用いた場合でも、
インターポーザ23に凹部40を容易に形成することが
できる。
【0045】この凹部40が形成されたインターポーザ
23には、半導体素子22が搭載され、配線28と電極
パッド31との間にワイヤ30が配設される。このよう
に、半導体素子22が搭載されたインターポーザ23
は、金型35に装着される。
23には、半導体素子22が搭載され、配線28と電極
パッド31との間にワイヤ30が配設される。このよう
に、半導体素子22が搭載されたインターポーザ23
は、金型35に装着される。
【0046】この装着状態において、インターポーザ2
3は上型35Aと下型35Bとの間でクランプされる。
このクランプ位置は、配線28(パッド部29)に損傷
が発生するのを防止するため、インターポーザ23上で
レジスト27が形成された位置に選定されている。
3は上型35Aと下型35Bとの間でクランプされる。
このクランプ位置は、配線28(パッド部29)に損傷
が発生するのを防止するため、インターポーザ23上で
レジスト27が形成された位置に選定されている。
【0047】上記のようにインターポーザ23が金型3
5内に装着されると、封止樹脂24となる樹脂37がゲ
ート33からキャビティ36A,36B内に注入され、
これにより封止樹脂24が形成される。本実施例では、
レジスト27がインターポーザ23の外周全体を覆って
はおらず、レジスト27を除去することにより2箇所の
凹部40が形成されている。また、この凹部40の形成
位置は、樹脂37が注入されるゲート33の位置と異な
る位置に設定されている。更に、凹部40は、インター
ポーザ23の外周縁23aまで形成された構成となって
いる。
5内に装着されると、封止樹脂24となる樹脂37がゲ
ート33からキャビティ36A,36B内に注入され、
これにより封止樹脂24が形成される。本実施例では、
レジスト27がインターポーザ23の外周全体を覆って
はおらず、レジスト27を除去することにより2箇所の
凹部40が形成されている。また、この凹部40の形成
位置は、樹脂37が注入されるゲート33の位置と異な
る位置に設定されている。更に、凹部40は、インター
ポーザ23の外周縁23aまで形成された構成となって
いる。
【0048】従って、インターポーザ23を金型35で
クランプした状態において、上型35Aとインターポー
ザ23との間にはレジスト27の厚さ分の間隙が形成さ
れ、上型キャビティ36Aはこの凹部40を介して上型
キャビティ36Aの外部と連通した状態となる。これに
より、凹部40は、エアーベントと同様の機能を奏する
こととなる。
クランプした状態において、上型35Aとインターポー
ザ23との間にはレジスト27の厚さ分の間隙が形成さ
れ、上型キャビティ36Aはこの凹部40を介して上型
キャビティ36Aの外部と連通した状態となる。これに
より、凹部40は、エアーベントと同様の機能を奏する
こととなる。
【0049】上記の装着状態において、金型35に対し
封止樹脂24となる樹脂37がゲート33から注入され
ると、図8において樹脂37は上型キャビティ36A内
を図中左側に向け充填されていく。またこれに伴い、上
型キャビティ36A内に存在していた空気は樹脂37に
より押しやられる。
封止樹脂24となる樹脂37がゲート33から注入され
ると、図8において樹脂37は上型キャビティ36A内
を図中左側に向け充填されていく。またこれに伴い、上
型キャビティ36A内に存在していた空気は樹脂37に
より押しやられる。
【0050】しかしながら本実施例では、エアーベント
として機能する凹部40により、上型キャビティ36A
は金型35の外部(大気)と連通した状態となっている
ため、上型キャビティ36A内の空気は凹部40を介し
て円滑に外部に排出される。よって、形成される封止樹
脂24に変形が発生することを防止できると共に、封止
樹脂24内にボイドが発生することを防止することがで
きる。これにより、半導体装置20を高い信頼性を持っ
て製造することができる。
として機能する凹部40により、上型キャビティ36A
は金型35の外部(大気)と連通した状態となっている
ため、上型キャビティ36A内の空気は凹部40を介し
て円滑に外部に排出される。よって、形成される封止樹
脂24に変形が発生することを防止できると共に、封止
樹脂24内にボイドが発生することを防止することがで
きる。これにより、半導体装置20を高い信頼性を持っ
て製造することができる。
【0051】また本実施例では、ハンダボール25が接
合されるパッド部29に樹脂漏れが発生することを防止
するため、上型35Aの上型キャビティ36Aにフィル
ム状の漏洩防止用シート38を配設した上で封止樹脂2
4を形成している。しかしながら、このように漏洩防止
用シート38を用いても、本実施例では凹部40がエア
ーベントの作用を行なうため、漏洩防止用シート38に
起因して上型キャビティ36A内の空気が金型35の外
部に排出されなくなるようなことはない。
合されるパッド部29に樹脂漏れが発生することを防止
するため、上型35Aの上型キャビティ36Aにフィル
ム状の漏洩防止用シート38を配設した上で封止樹脂2
4を形成している。しかしながら、このように漏洩防止
用シート38を用いても、本実施例では凹部40がエア
ーベントの作用を行なうため、漏洩防止用シート38に
起因して上型キャビティ36A内の空気が金型35の外
部に排出されなくなるようなことはない。
【0052】尚、本実施例では半導体装置20としてB
GAタイプの半導体装置を例に挙げて説明したが、本発
明の適用はこれに限定されるものではなく、インターポ
ーザを用い、かつ封止樹脂をモールド成型する構成の半
導体装置であれば、本発明を適用することができる。
GAタイプの半導体装置を例に挙げて説明したが、本発
明の適用はこれに限定されるものではなく、インターポ
ーザを用い、かつ封止樹脂をモールド成型する構成の半
導体装置であれば、本発明を適用することができる。
【0053】
【発明の効果】上述の如く本発明によれば、次に述べる
種々の効果を実現することができる。
種々の効果を実現することができる。
【0054】請求項1記載の発明によれば、封止樹脂の
一部がインターポーザの半導体素子搭載面に形成された
凹部内に一体的に形成されているため、封止樹脂の凹部
内に形成された部分はアンカー効果を奏し、封止樹脂が
インターポーザから離脱してしまうことを防止できる。
一部がインターポーザの半導体素子搭載面に形成された
凹部内に一体的に形成されているため、封止樹脂の凹部
内に形成された部分はアンカー効果を奏し、封止樹脂が
インターポーザから離脱してしまうことを防止できる。
【0055】また、請求項2記載の発明によれば、凹部
はインターポーザの半導体素子搭載面に形成されたレジ
ストを除去することより形成されるため、容易に形成す
ることができる。また、封止樹脂は凹部にレジストが存
在しないため、直接インターポーザの基材に接合するこ
ととなり、接合強度を増大させることができる。
はインターポーザの半導体素子搭載面に形成されたレジ
ストを除去することより形成されるため、容易に形成す
ることができる。また、封止樹脂は凹部にレジストが存
在しないため、直接インターポーザの基材に接合するこ
ととなり、接合強度を増大させることができる。
【0056】また、請求項3記載の発明によれば、金型
側ではなく、封止樹脂が形成されるインターポーザ側に
エアーベントとして機能する凹部を形成しているため、
樹脂のモールド時において、凹部を介してキャビティ内
の空気を確実にキャビティの外部に排出することができ
る。よって、形成される封止樹脂に変形が発生すること
を防止できると共に、封止樹脂内にボイドが発生するこ
とを防止することができる。
側ではなく、封止樹脂が形成されるインターポーザ側に
エアーベントとして機能する凹部を形成しているため、
樹脂のモールド時において、凹部を介してキャビティ内
の空気を確実にキャビティの外部に排出することができ
る。よって、形成される封止樹脂に変形が発生すること
を防止できると共に、封止樹脂内にボイドが発生するこ
とを防止することができる。
【0057】また、請求項4及び請求項5記載の発明に
よれば、容易かつ確実に凹部を形成することができる。
よれば、容易かつ確実に凹部を形成することができる。
【図1】従来の一例である半導体装置の断面図である。
【図2】従来の一例である半導体装置の封止樹脂を取り
除いた状態の底面図である。
除いた状態の底面図である。
【図3】従来の一例である半導体装置のインターポーザ
を示す図である。
を示す図である。
【図4】従来の一例である半導体装置の製造方法を説明
するための図である。
するための図である。
【図5】本発明の一実施例である半導体装置の断面図で
ある。
ある。
【図6】本発明の一実施例である半導体装置の封止樹脂
を取り除いた状態の底面図である。
を取り除いた状態の底面図である。
【図7】本発明の一実施例である半導体装置のインター
ポーザを示す図である。
ポーザを示す図である。
【図8】本発明の一実施例である半導体装置の製造方法
を説明するための図である。
を説明するための図である。
20 半導体装置
22 半導体素子
23 インターポーザ
24 封止樹脂
25 ハンダボール
26 基材
27 レジスト
28 配線
35 金型
35A 上型
35B 下型
36A 上型キャビティ
36B 下型キャビティ
37 樹脂
38 漏洩防止用シート
32 凹部
33 アンカー部
Claims (5)
- 【請求項1】 半導体素子と、 外部接続端子と、 前記半導体素子及び前記外部接続端子が設けられると共
に、前記半導体素子と前記外部接続端子とを電気的に接
続するインターポーザと、 該インターポーザの半導体素子搭載面に配設され、前記
半導体素子を保護する封止樹脂とを有する半導体装置に
おいて、 前記インターポーザの前記半導体素子搭載面に外周縁ま
で達する凹部を形成すると共に、該凹部内に前記封止樹
脂の一部が一体的に形成される構成としたことを特徴と
する半導体装置。 - 【請求項2】 請求項1記載の半導体装置において、 前記インターポーザは前記半導体素子搭載面にレジスト
が配設されており、前記凹部は該レジストを除去するこ
とにより形成された構成であることを特徴とする半導体
装置。 - 【請求項3】 金型を用いて、インターポーザの半導体
素子搭載面上に搭載された半導体素子を覆うよう封止樹
脂を形成する工程を有する半導体装置の製造方法におい
て、 前記インターポーザの前記半導体素子搭載面に外周縁ま
で達する凹部を形成する凹部工程と、 前記凹部が前記金型に形成されたキャビティと連通する
よう前記インターポーザを前記金型内に装着し、前記凹
部をエアーベントとして用いて前記封止樹脂を形成する
樹脂形成工程とを有することを特徴とする半導体装置の
製造方法。 - 【請求項4】 請求項1記載の半導体装置の製造方法に
おいて、 前記凹部形成工程で前記凹部を形成する際、予め前記イ
ンターポーザの基材にレジストを形成しておき、該レジ
ストを押し潰すことにより前記凹部を形成することを特
徴とする半導体装置の製造方法。 - 【請求項5】 請求項1記載の半導体装置の製造方法に
おいて、 前記凹部形成工程で前記凹部を形成する際、予め前記イ
ンターポーザの基材にレジストを形成しておき、該レジ
ストを除去することにより前記凹部を形成することを特
徴とする半導体装置の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001246223A JP2003060131A (ja) | 2001-08-14 | 2001-08-14 | 半導体装置及びその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001246223A JP2003060131A (ja) | 2001-08-14 | 2001-08-14 | 半導体装置及びその製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003060131A true JP2003060131A (ja) | 2003-02-28 |
Family
ID=19075829
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001246223A Withdrawn JP2003060131A (ja) | 2001-08-14 | 2001-08-14 | 半導体装置及びその製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2003060131A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008199065A (ja) * | 2008-05-19 | 2008-08-28 | Fujitsu Ltd | リジット基板を用いた半導体装置の製造方法 |
JP2015012061A (ja) * | 2013-06-27 | 2015-01-19 | 株式会社デンソー | 電子装置およびその電子装置の製造方法 |
-
2001
- 2001-08-14 JP JP2001246223A patent/JP2003060131A/ja not_active Withdrawn
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008199065A (ja) * | 2008-05-19 | 2008-08-28 | Fujitsu Ltd | リジット基板を用いた半導体装置の製造方法 |
JP4691575B2 (ja) * | 2008-05-19 | 2011-06-01 | 富士通セミコンダクター株式会社 | リジット基板を用いた半導体装置の製造方法 |
JP2015012061A (ja) * | 2013-06-27 | 2015-01-19 | 株式会社デンソー | 電子装置およびその電子装置の製造方法 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20081104 |