JP2003059260A - 半導体集積回路 - Google Patents

半導体集積回路

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JP2003059260A JP2001245570A JP2001245570A JP2003059260A JP 2003059260 A JP2003059260 A JP 2003059260A JP 2001245570 A JP2001245570 A JP 2001245570A JP 2001245570 A JP2001245570 A JP 2001245570A JP 2003059260 A JP2003059260 A JP 2003059260A
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隆 荻原
Yukito Owaki
幸人 大脇
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Abstract

(57)【要約】 【課題】内部電源電圧発生回路で発生される内部電源電
圧が供給される内部回路が動作しない期間における消費
電力を極めて少なくすることができ、かつ内部回路が動
作しないモードから動作するモードに移行する際に内部
電源電圧を速やかに所望の値に設定する。 【解決手段】待機用の降圧回路10、動作用の降圧回路
11、電圧出力回路12、電流回路13、制御信号発生
回路14及びバイアス電圧発生回路15とを有し、電圧
出力回路12は、待機用及び動作用の降圧回路10、1
1が動作しない動作休止期間に動作して外部電源電圧V
DDに応じた値の電圧を内部電源電圧のノードに出力し、
電流回路13は動作休止期間に動作して内部電源電圧の
ノードから微小な電流を流す。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、外部電源電圧か
らチップ内部で使用される内部電源電圧を発生する内部
電源電圧発生回路を有する半導体集積回路に係り、特に
低消費電力の要求が強い携帯用機器に使用される半導体
メモリなどの半導体集積回路に関する。
【0002】
【従来の技術】半導体メモリ、なかでもDRAM、フラ
ッシュメモリ、FeRAM(強誘電体メモリ)等の半導
体メモリでは、デバイスの要求から、外部電源電圧とは
異なる種々の内部電源電圧が必要とされている。例え
ば、FeRAMでは、ワード線には外部電源電圧よりも
高い昇圧電圧、周辺回路には周辺回路用の内部電源電
圧、プレート線、ビット線、ダミーセルの参照電圧など
には外部電源電圧よりも低い降圧電圧がそれぞれ必要に
なる。
【0003】図15は、FeRAMにおけるセルアレイ
部とセンスアンプ部の構成を示している。このFeRA
Mに供給される外部電源電圧VDDは例えば3.3Vである
とする。
【0004】セルアレイ部CAには、選択トランジスタ
ST、強誘電体メモリ用のキャパシタCC、ダミーセル
用のキャパシタDC及びダミーセル選択トランジスタD
Tが設けられている。選択トランジスタSTのゲートは
ワード線WLに接続されている。このワード線WLに
は、選択駆動時に例えば4.0Vの昇圧電圧VPPが供給さ
れる。選択トランジスタSTのソース・ドレインの一方
はビット線対BL、/BLのうち一方のビット線BLに
接続されている。選択トランジスタSTのソース・ドレ
インの他方にはキャパシタCCの一端が接続されてい
る。キャパシタCCの他端はセルプレート線PLに接続
されている。セルプレート線PLにはセルプレート電圧
VPLが供給される。このセルプレート電圧VPLとして例
えば2.5Vの内部降圧電圧VINT2が供給される。ダミー
セル用のキャパシタDCには例えば1.5Vの内部降圧電
圧VDCが供給される。
【0005】センスアンプ部S/Aには、2個のPチャ
ネルMOSトランジスタからなるPチャネル側センスア
ンプS/A−Pと、2個のNチャネルMOSトランジス
タからなるNチャネル側センスアンプS/A−Nとが設
けられている。Pチャネル側センスアンプS/A−Pは
制御信号SAPによって制御される。この制御信号SA
Pは内部降圧電圧VINT2を用いて生成される。Nチャネ
ル側センスアンプS/A−Nは制御信号/SANによっ
て制御される。この制御信号/SANは0Vの接地電圧
VSSを用いて生成される。ビット線対BL、/BLとI
/O線対I/O、/(I/O)との間には、カラム選択
線CSLの信号で制御される一対のカラム選択用トラン
ジスタCSTが接続されている。なお、ここでは図示し
ないが、FeRAMチップ内部の周辺回路には内部電源
電圧として例えば2.0Vの電圧VINT1が供給される。
【0006】図16は、図15のFeRAMで使用され
る種々の内部電源電圧を外部電源電圧VDDから発生する
電源回路の概略的な構成を示している。昇圧回路111
は、3.3Vの外部電源電圧VDDから4.0Vの昇圧電圧VPP
を発生する。降圧回路112は、3.3Vの外部電源電圧
VDDから2.0Vの降圧電圧VINT1を発生する。降圧回路
113は、3.3Vの外部電源電圧VDDから2.5Vの降圧電
圧VINT2を発生する。降圧回路114は、3.3Vの外部
電源電圧VDDから1.5Vの降圧電圧VDCを発生する。
【0007】一般にメモリには、待機モードと動作モー
ドの2つの動作モードがある。待機モードはチップイネ
ーブル信号/CEが“H”の状態で、チップが選択され
ていない状態である。このとき、全ての内部回路の動作
が停止でき、内部電圧を0Vの接地電圧にすることがで
きれば、消費電流をゼロにすることができ、理想的な動
作が得られる。
【0008】しかし、待機モード期間に全ての内部電源
電圧を0Vの接地電圧にすると、待機モードから動作モ
ードに移行する際、内部電源電圧を0Vから所望の値に
立ち上げる時に、大きな電源線容量や配線抵抗に起因す
る動作遅延などにより、立ち上げに時間がかかり、結果
としてデータの読み出しや書き込み時のアクセス時間を
仕様内に収めることが困難になる。
【0009】これを回避する一つの方法として、従来か
ら次のような方法が提案されている。すなわち、待機モ
ード期間に内部電源電圧として所望の電圧を負荷キャパ
シタに保持させておく方法である。
【0010】図17は、待機モード期間に所望の電圧を
負荷キャパシタに保持させておく方法を採用した従来の
内部電源電圧発生回路の構成を示している。この内部電
源電圧発生回路は、外部電源電圧VDDからVDDよりも低
い内部電源電圧VINTを発生するものである。
【0011】この回路は、高抵抗を使用した消費電流が
少ない抵抗分圧回路を用いて内部電源電圧VINTを生成
する待機用の降圧回路121と、低抵抗を使用した消費
電流が比較的多い抵抗分圧回路を用いて内部電源電圧V
INTを生成する動作用の降圧回路122とからなる。両
降圧回路121、122で生成された内部電源電圧VIN
Tは負荷キャパシタCLを介して内部回路に供給され
る。
【0012】待機用及び動作用の降圧回路121、12
2は共に同様な回路構成を有する。すなわち、内部電源
電圧VINTが一対の抵抗RS1とRS2あるいはRA1とRA2
からなる抵抗分圧回路によって分圧され、この分圧され
た電圧がオペアンプ123で基準電圧VREFと比較増幅
され、このオペアンプ123の出力でPチャネルのMO
Sトランジスタ124のゲートが制御されることで内部
電源電圧VINTが一定値となるようにフィードバック制
御される。なお、NMOSトランジスタ125は制御信
号SWSまたはSWAによって制御され、このトランジスタ
125が導通状態の時に先の抵抗分圧回路による分圧動
作が可能になる。
【0013】ここで、両降圧回路121、122におけ
る抵抗分圧回路の抵抗比がRS2/RS1=RA2/RA1とな
るように設定しておけば、内部電源電圧VINTの値は待
機モード期間と動作モード期間とで等しくなる。抵抗の
絶対値は、RS2>RA2、RS1>RA1となるように設定す
る。この理由は、動作モード期間では、抵抗RA2とRA2
に流れる電流を比較的大きくとることによって、内部電
源電圧VINTによる電流駆動能力を十分に大きく取るた
めと、動作モード期間に外部電源電圧VDDが変動した場
合にその変動の影響が内部電源電圧VINTに与えられ難
くするためである。
【0014】動作モード期間では、制御信号SWS、SWA
が共に“H”となり、待機用及び動作用の降圧回路12
1、122内のMOSトランジスタ124が共に導通す
る。この時、待機用及び動作用の降圧回路121、12
2は共に動作する。待機モード期間では、制御信号SWS
が“H”、SWAが“L”となり、待機用の降圧回路12
1内のMOSトランジスタ124が導通する。この時、
待機用の降圧回路121のみが動作する。
【0015】動作モード期間における内部電源電圧VIM
Tの値は下記の式で与えられる。
【0016】 VINT=[1+(RA2/RA1)]・VREF……(1) また、待機モード期間における内部電源電圧VINTの値
は下記の式で与えられる。
【0017】 VINT=[1+(RS2/RS1)]・VREF……(2) ここで、先に述べたように、RS2/RS1=RA2/RA1と
なるように設定されているので、動作モード期間及び待
機モード期間における内部電源電圧VINTの値は等しく
なる。
【0018】動作モードと待機モードのモード切換はチ
ップイネーブル信号/CEに基づいて行われる。すなわ
ち、/CEが“L”ならば動作モードとなり、制御信号
SWS、SWAが共に“H”にされ、動作用の降圧回路12
2で生成された内部電源電圧VINTが内部回路に供給さ
れ、データの読み出しと書き込み動作が行われる。/C
Eが“H”ならば待機モードとなり、制御信号SWSのみ
が“H”にされ、待機用の降圧回路121で生成された
内部電源電圧VINTが負荷キャパシタCLで保持され
る。
【0019】このように待機モード期間では、待機用の
降圧回路121で生成された内部電源電圧VINTが負荷
キャパシタCLで保持されているので、この後、チップ
イネーブル信号/CEが“L”になって動作モードに移
行する際に、内部電源電圧を0Vから所望の値に立ち上
げる必要がなくなり、データの読み出しや書き込み時の
アクセス時間を仕様内に収めることが可能になる。
【0020】図18は、待機モード期間に所望の電圧を
負荷キャパシタに保持させておく方法を採用した従来の
他の内部電源電圧発生回路の構成を示している。この内
部電源電圧発生回路は、外部電源電圧VDDからVDDより
も高い内部電源電圧VPPを発生するものである。
【0021】この回路は、OR回路91と、このOR回
路91の出力に応じて動作が制御される発振回路(OS
C)92と、この発振回路92の出力を受けて外部電源
電圧VDDよりも高い内部電源電圧VPPを出力するチャー
ジポンプ回路(CP)93と、内部電源電圧VPPの値を
検出して上記発振回路92の動作を制御する待機用及び
動作用の昇圧制御回路94、95とからなる。そして、
チャージポンプ回路93から出力される内部電源電圧V
PPが負荷キャパシタCLを介して内部回路に供給され
る。
【0022】上記待機用及び動作用の昇圧制御回路9
4、95は共に同様な回路構成を有する。すなわち、内
部電源電圧VPPが一対の抵抗RS1とRS2あるいはRA1と
RA2からなる抵抗分圧回路131によって分圧され、こ
の分圧された電圧がオペアンプ132で基準電圧VREF
と比較増幅され、オペアンプ132の出力がOR回路9
1に供給されることで内部電源電圧VPPの値が一定値に
なるようにフィードバック制御される。なお、Pチャネ
ルのMOSトランジスタ133は制御信号/SWSまたは
/SWAによって、NチャネルのMOSトランジスタ13
4は制御信号SWSまたはSWAによってそれぞれ導通制御
され、Pチャネル及びNチャネルのMOSトランジスタ
133、134が共に導通状態の時に先の抵抗分圧回路
131による分圧動作が可能になる。
【0023】ここで、昇圧制御回路94、95における
抵抗分圧回路131の抵抗比をRS2/RS1=RA2/RA1
となるように設定しておけば、内部電源電圧VPPの値は
待機モード期間と動作モード期間で等しくなる。抵抗の
絶対値は、RS2>RA2、RS1>RA1となるように設定す
る。この理由は、動作モード期間では、抵抗RA2とRA1
に流れる電流を比較的大きくとることによって、内部電
源電圧VPPによる電流駆動能力を十分に大きく取るため
と、動作モード期間に外部電源電圧VDDが変動した場合
にその変動の影響が内部電源電圧VPPに与えられ難くす
るためである。
【0024】動作モード期間では、制御信号/SWS、/
SWAが共に“L”かつSWS、SWAが共に“H”となり、
待機用及び動作用の降圧回路94、95内のMOSトラ
ンジスタ133と134がそれぞれ共に導通する。この
時、待機用及び動作用の昇圧制御回路94、95が共に
動作する。待機モード期間では、制御信号/SWSが
“L”、/SWAが“H”、SWSが“H”、SWAが“L”
となり、待機用の昇圧制御回路94内のMOSトランジ
スタ133、134が導通する。この時、待機用の降圧
回路94のみが動作する。
【0025】動作モード期間における内部電源電圧VPP
の値は下記の式で与えられる。
【0026】 VPP=[1+(RA2/RA1)]・VREF……(3) また、待機モード期間における内部電源電圧VPPの値は
下記の式で与えられる。
【0027】 VPP=[1+(RS2/RS1)]・VREF……(4) ここで、先に述べたように、RS2/RS1=RA2/RA1と
なるように設定されているので、動作モード期間及び待
機モード期間における内部電源電圧VPPの値は等しくな
る。
【0028】この場合、例えば、RS2が2.75(MΩ)、
RS1が1.25(MΩ)、RA2が2.75(KΩ)、RA1が1.25
(KΩ)、VREFが1.25(V)にそれぞれ設定されてい
ると、内部電源電圧VPPの値は4.0(V)となる。な
お、1.25Vの基準電圧VREFの値は、バンドギャップ型
基準電圧発生回路で得られる典型的な電圧である。
【0029】この場合にも、動作モードと待機モードの
モード切換はチップイネーブル信号/CEに基づいて行
われる。そして、/CEが“H”ならば待機モードとな
り、待機用の昇圧制御回路94のみが動作することによ
って生成された内部電源電圧VPPが負荷キャパシタCL
で保持される。
【0030】待機モード期間では、待機用の昇圧制御回
路94が動作することによって生成された内部電源電圧
VPPが負荷キャパシタCLで保持されているので、この
後、チップイネーブル信号/CEが“L”になって動作
モードに移行する際に、内部電源電圧を0Vから所望の
値に立ち上げる必要がなくなり、データの読み出しや書
き込み時のアクセス時間を仕様内に収めることが可能に
なる。
【0031】ところで、図17及び図18に示した従来
の内部電源電圧発生回路では、待機モード期間における
内部電源電圧の検知は、オペアンプ132と抵抗分圧回
路131とを組み合わせた回路で行われている。そこ
で、オペアンプに流れる電流を極力少なくしたり、高抵
抗を用いた抵抗分圧回路を使用するが、それでもわずか
にDC電流が流れる。さらに内部電源電圧が所望の値か
ら低下した場合、待機用の降圧回路や昇圧制御回路を動
作させ、所望の電圧に充電することが必要となるため、
待機用の降圧回路や昇圧制御回路でAC電流が発生す
る。
【0032】このように従来の内部電源電圧発生回路を
有する半導体集積回路では、待機モード期間では、待機
用の低消費電流の回路を動作させて内部電源電圧を生成
しているが、それでもDC電流やAC電流が流れ、待機
モード期間における消費電流をゼロ近くに押さえること
が困難となっている。
【0033】
【発明が解決しようとする課題】この発明は上記のよう
な事情を考慮してなされたものであり、その目的は、内
部電源電圧発生回路を有し、この内部電源電圧発生回路
で発生される内部電源電圧が供給される内部回路が動作
しない期間における消費電力を極めて少なくすることが
でき、かつ内部回路が動作しないモードから動作するモ
ードに移行する際に内部電源電圧を速やかに所望の値に
設定することができる半導体集積回路を提供することで
ある。
【0034】
【課題を解決するための手段】この発明の半導体集積回
路は、動作休止モードを有する内部回路に供給される内
部電源電圧のノードと、上記内部回路の動作休止モード
期間に、外部電源電圧に応じた第1の電圧を上記内部電
源電圧のノードに出力する電圧出力回路と、上記内部回
路の動作休止モード期間に、上記内部電源電圧のノード
から電流を流す電流回路とを具備したことを特徴とす
る。
【0035】この発明の半導体集積回路は、動作休止モ
ードを有する内部回路に供給される内部電源電圧のノー
ドと、上記内部回路の動作休止モード期間に、上記内部
電源電圧のノードから電流を流す電流回路とを具備した
ことを特徴とする。
【0036】この発明の半導体集積回路は、動作モー
ド、待機モード及び動作休止モードを有する内部回路に
供給される内部電源電圧のノードと、上記内部回路の動
作モード期間に、外部電源電圧から第1の電圧を発生
し、この第1の電圧を上記内部電源電圧のノードに出力
する第1の内部電源電圧発生回路と、上記内部回路の待
機モード期間に、外部電源電圧から第2の電圧を発生
し、この第2の電圧を上記内部電源電圧のノードに出力
する上記第1の内部電源電圧発生回路よりも消費電流が
少ない第2の内部電源電圧発生回路と、上記内部回路の
動作休止モード期間に、外部電源電圧に応じた第3の電
圧を上記内部電源電圧のノードに出力する電圧出力回路
と、上記内部回路の動作休止モード期間に、上記内部電
源電圧のノードから電流を流す電流回路とを具備したこ
とを特徴とする。
【0037】この発明の半導体集積回路は、動作モー
ド、待機モード及び動作休止モードを有する内部回路に
供給される内部電源電圧のノードと、上記内部回路の動
作モード期間に、外部電源電圧から第1の電圧を発生
し、この第1の電圧を上記内部電源電圧のノードに出力
する第1の内部電源電圧発生回路と、上記内部回路の待
機モード期間に、外部電源電圧から第2の電圧を発生
し、この第2の電圧を上記内部電源電圧のノードに出力
する上記第1の内部電源電圧発生回路よりも消費電流が
少ない第2の内部電源電圧発生回路と、上記内部回路の
動作休止モード期間に、上記内部電源電圧のノードから
電流を流す電流回路とを具備したことを特徴とする。
【0038】この発明の半導体集積回路は、動作モー
ド、待機モード及び動作休止モードを有する内部回路に
供給される内部電源電圧のノードと、第1の出力ノー
ド、この第1の出力ノードにおける出力電圧を分圧する
第1の抵抗分圧回路、この第1の抵抗分圧回路で得られ
る分圧電圧を第1の基準電圧と比較しその大小関係に応
じて第1の制御信号を出力する第1の電圧比較回路、上
記第1の制御信号によってゲート制御される第1の降圧
電圧出力用トランジスタ、この第1の降圧電源電圧出力
用トランジスタに流れる電流に比例した電圧がゲートに
供給されて外部電源電圧から第1の電圧を発生する第1
の内部電源電圧出力用トランジスタを有し、上記内部回
路の動作モード期間に、上記第1の電圧を上記内部電源
電圧のノードに出力する第1の内部電源電圧発生回路
と、第2の出力ノード、この第2の出力ノードにおける
出力電圧を分圧する第2の抵抗分圧回路、この第2の抵
抗分圧回路で得られる分圧電圧を第2の基準電圧と比較
しその大小関係に応じて第2の制御信号を出力する第2
の電圧比較回路、上記第2の制御信号によってゲート制
御される第2の降圧電圧出力用トランジスタ、この第2
の降圧電源電圧出力用トランジスタに流れる電流に比例
した電圧がゲートに供給されて外部電源電圧から第2の
電圧を発生する第2の内部電源電圧出力用トランジスタ
を有し、上記内部回路の待機モード期間に、上記第2の
電圧を上記内部電源電圧のノードに出力する第2の内部
電源電圧発生回路と、上記内部回路の動作休止モード期
間に、外部電源電圧から生成された第3の電圧を上記内
部電源電圧のノードに出力する電圧出力回路と、少なく
とも上記内部回路の動作休止モード期間に、上記内部電
源電圧のノードから電流を流す電流回路とを具備したこ
とを特徴とする。
【0039】この発明の半導体集積回路は、動作モー
ド、待機モード及び動作休止モードを有する内部回路に
供給される内部電源電圧のノードと、制御信号に応じて
動作が制御され、外部電源電圧を昇圧して上記内部電源
電圧のノードに出力する電圧昇圧回路と、上記内部回路
の動作モード期間に、上記内部電源電圧のノードの電圧
を検出し、この検出結果に応じて上記制御信号を発生
し、上記電圧昇圧回路に供給する第1の昇圧制御回路
と、上記内部回路の待機モード期間に、上記内部電源電
圧のノードの電圧を検出し、この検出結果に応じて上記
制御信号を発生し、上記電圧昇圧回路に供給する上記第
1の昇圧制御回路よりも消費電流が少ない第2の昇圧制
御回路と、上記内部回路の動作休止モード期間に、外部
電源電圧から生成された第1の電圧を上記内部電源電圧
のノードに出力する電圧出力回路と、上記内部回路の動
作休止モード期間に、上記内部電源電圧のノードから電
流を流す電流回路とを具備したことを特徴とする。
【0040】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照してこの発明の
実施の形態を詳細に説明する。
【0041】<第1の実施の形態>図1は、この発明の
第1の実施の形態に係る半導体集積回路に設けられた内
部電源電圧発生回路の構成を示している。この内部電源
電圧発生回路は、外部電源電圧VDDからVDDよりも低い
内部電源電圧VINTを発生する。
【0042】この内部電源電圧発生回路には、待機用の
降圧回路10、動作用の降圧回路11、電圧出力回路1
2、電流回路13、制御信号発生回路14及びバイアス
電圧発生回路15とが設けられている。
【0043】待機用の降圧回路10は、高抵抗を使用し
た消費電流が少ない抵抗分圧回路を用いて内部電源電圧
VINTを生成する。動作用の降圧回路11は、低抵抗を
使用した消費電流が比較的多い抵抗分圧回路を用いて内
部電源電圧VINTを生成する。そして、上記両降圧回路
10、11で生成された内部電源電圧VINTは負荷キャ
パシタCLを介して内部回路に供給される。電圧出力回
路12は、内部電源電圧VINTが供給される図示しない
内部回路が動作を休止する動作休止モード期間に動作
し、内部電源電圧VINTのノードに所定の電圧を出力す
る。電流回路13は、内部回路の動作休止モード期間に
動作し、内部電源電圧VINTのノードから微少な電流を
流して、動作休止モード期間に内部電源電圧VINTのノ
ードの電圧を安定化させる。
【0044】上記待機用及び動作用の降圧回路10、1
1は共に同様な回路構成を有する。すなわち、外部電源
電圧VDDのノードには降圧用のPチャネルMOSトラン
ジスタ21のソースが接続されている。上記トランジス
タ21のドレインには、動作制御用のPチャネルMOS
トランジスタ22のソースが接続されている。また、上
記トランジスタ22のドレインには、一対の抵抗RS1と
RS2あるいはRA1とRA2からなる抵抗分圧回路23の一
端が接続されている。上記抵抗分圧回路23の他端に
は、動作制御用のNチャネルMOSトランジスタ24の
ドレインが接続されている。上記トランジスタ24のソ
ースは0Vの接地電圧のノードに接続されている。
【0045】上記抵抗分圧回路23の各一対の抵抗RS1
とRS2あるいはRA1とRA2の直列接続ノードTSあるい
はTAで得られる分圧電圧は、オペアンプ25の非反転
入力端子(+)に供給される。上記オペアンプ25の反
転入力端子(−)には基準電圧VREFが供給される。
【0046】待機用の降圧回路10では、トランジスタ
22のゲートに制御信号/SWSが、トランジスタ24の
ゲートには制御信号SWSがそれそれ供給される。動作用
の降圧回路11では、トランジスタ22のゲートに制御
信号/SWAが、トランジスタ24のゲートには制御信号
SWAがそれぞれ供給される。
【0047】電圧出力回路12は、外部電源電圧VDDの
ノードにソースが接続され、ゲートに制御信号/DST
が供給されるPチャネルのMOSトランジスタ27と、
このトランジスタ27のドレインにソース、ドレインの
一方とゲートとが接続され、0V近傍の閾値電圧を有す
るI(イントリンシック:Intrinsic)型のNチャネル
MOSトランジスタ28と、このトランジスタ28のソ
ース、ドレインの他方にドレインとゲートとが接続され
たE(エンハンスメント)型でNチャネルのMOSトラ
ンジスタ29とから構成されており、上記トランジスタ
29のソースは内部電源電圧VINTのノードに接続され
ている。
【0048】なお、内部電源電圧VINTが供給される図
示しない内部回路は、通常の動作が行われる動作モー
ド、動作が行われない待機モードの他に、待機状態が長
期間に渡って継続するような動作休止モードの3つの動
作モードを有しているものとする。
【0049】電流回路13は、ドレインが内部電源電圧
VINTのノードに接続され、ゲートに制御信号DSTが
供給されるNチャネルのMOSトランジスタ30と、こ
のトランジスタ30のソースと0Vの接地電圧のノード
との間にドレイン、ソース間が直列に挿入され、各ゲー
トにバイアス電圧VBIASがそれぞれ供給されるn個(n
は少なくとも2)のNチャネルのMOSトランジスタ3
1とから構成されている。
【0050】制御信号発生回路14は、チップイネーブ
ル信号/CEから上記制御信号SWS、/SWS、SWA、/
SWA及びDST、/DSTを発生する。また、バイアス
電圧発生回路15は、外部電源電圧VDDから一定値のバ
イアス電圧VBIASを発生する。
【0051】なお、上記両降圧回路10、11における
抵抗分圧回路23の抵抗比は、RS2/RS1=RA2/RA1
となるように設定されている。また、抵抗の絶対値は、
RS2>RA2、RS1>RA1の関係を満たすように設定され
ている。この理由は、動作モード期間では、抵抗RA2と
RA1に流れる電流を比較的大きくとることによって、内
部電源電圧VINTによる電流駆動能力を十分に大きく取
るためと、動作モード期間に外部電源電圧VDDが変動し
た場合にその変動の影響が内部電源電圧VINTに与えら
れ難くするためである。なお、特に型を示していないM
OSトランジスタは全てE型であるとする。
【0052】次に、上記構成でなる回路の動作を説明す
る。
【0053】まず、動作モード期間では、制御信号SW
S、SWAが共に“H”、/SWS、/SWAが共に“L”と
なり、待機用及び動作用の降圧回路10、11内のMO
Sトランジスタ22、24がそれぞれ共に導通する。こ
の時、待機用及び動作用の降圧回路10、11が共に動
作する。
【0054】待機用及び動作用の降圧回路10、11が
動作すると、内部電源電圧VINTが一対の抵抗RS1とRS
2あるいはRA1とRA2からなる抵抗分圧回路23によっ
て分圧され、この分圧された電圧がオペアンプ25で基
準電圧VREFと比較増幅され、このオペアンプ25の出
力でPチャネルのMOSトランジスタ21のゲートが制
御されることで内部電源電圧VINTが一定値になるよう
にフィードバック制御される。
【0055】待機モード期間では、制御信号SWSが
“H”、/SWSが“L”でSWAが“L”、/SWAが
“H”となり、待機用の降圧回路10内のMOSトラン
ジスタ22、24が導通する。この時、待機用の降圧回
路10のみが動作する。
【0056】ここで、先の動作モード期間における内部
電源電圧VINTの値は下記の式で与えられる。
【0057】 VINT=[1+(RA2/RA1)]・VREF……(5) また、待機モード期間における内部電源電圧VINTの値
は下記の式で与えられる。
【0058】 VINT=[1+(RS2/RS1)]・VREF……(6) ここで、先に述べたように、RS2/RS1=RA2/RA1と
なるように設定されているので、動作モード期間及び待
機モード期間における内部電源電圧VINTの値は等しく
なる。
【0059】例えば、RS2、RS2が共に1.25(MΩ)、
RA2、RA1が共に1.75(KΩ)、VREFが1.25(V)に
それぞれ設定されていると、内部電源電圧VINTとして
2.5(V)の電圧が得られる。なお、1.25Vの基準電圧
VREFの値は、バンドギャップ型基準電圧発生回路で得
られる典型的な電圧である。
【0060】動作モードと待機モードのモード切換はチ
ップイネーブル信号/CEに基づいて行われる。すなわ
ち、/CEが“L”ならば動作モードとなり、制御信号
発生回路14から出力される制御信号SWS、SWAが共に
“H”、/SWS、/SWAが共に“L”とされ、動作用の
降圧回路11で生成された内部電源電圧VINTが内部回
路に供給され、データの読み出しと書き込み動作が行わ
れる。/CEが“H”ならば待機モードとなり、制御信
号発生回路14から出力される制御信号SWS、/SWSが
“H”、“L”、SWA、/SWAが“L”、“H”にさ
れ、待機用の降圧回路10で生成された内部電源電圧V
INTが負荷キャパシタCLで保持される。
【0061】ところで、上記動作休止モードは待機モー
ドよりも低消費電力のモードであり、この動作休止モー
ド期間では、制御信号発生回路14から出力される制御
信号SWS、SWAが共に“L”に、/SWS、/SWAが共に
“H”にされる。この期間では、待機用及び動作用の降
圧回路10、11は共に動作しない。すなわち、待機用
及び動作用の降圧回路10、11内の抵抗分圧回路23
には電流が流れず、待機用及び動作用の降圧回路10、
11における消費電力はほぼゼロの状態になる。
【0062】一方、この動作休止モード期間に、内部電
源電圧VINTのノードに対し、電圧出力回路12から電
圧が供給される。すなわち、この期間、制御信号発生回
路14から出力される制御信号DSTが“H”に、/D
STが“L”になる。制御信号/DSTが“L”になる
と、電圧出力回路12内のPチャネルのトランジスタ2
7が導通し、トランジスタ28、29に電流が流れて、
内部電源電圧VINTのノードには外部電源電圧VDDに応
じた値の電圧が出力される。この出力電圧をVOUTとす
ると、VOUTは次の式で与えられる。
【0063】 VOUT=VDD−VTHI(VOUT)−VTHE(VOUT)……(7) ここで、VTHI(VOUT)は電圧VOUT分の基板バイアス
効果があるときのI型のトランジスタ28の閾値電圧で
あり、VTHE(VOUT)は同じく電圧VOUT分の基板バイ
アス効果があるときのE型のトランジスタ29の閾値電
圧である。例えば、VDD=3.3V、VTHI(VOUT)=0.3
V、VTHE(VOUT)=1.0Vとすると、VOUTは3.3V−
0.3V−1.0V=2.0Vとなる。
【0064】すなわち、動作休止モード期間では電圧出
力回路12が動作し、この電圧出力回路12から出力さ
れる例えば2.0Vの電圧VOUTが内部電源電圧VINTのノ
ードに供給される。ここで、上記電圧VOUTの値は外部
電源電圧VDDの値及びトランジスタ28、29の閾値電
圧に依存して変動する。しかし、電圧出力回路12に
は、待機用及び動作用の降圧回路10、11などのよう
に、ある程度の電力を消費するフィードバック回路は設
けられておらず、3個のトランジスタ(27、28、2
9)を直列に介して外部電源電圧VDDから出力電圧VOU
Tが取り出されるので、電圧出力回路12を介して外部
電源電圧VDDから流れ出る貫通電流はゼロとなる。
【0065】なお、動作休止モード期間に電圧出力回路
12から出力される電圧VOUTの値は上記した2.0Vに限
定されるものではなく、2.0V以外の所望する値に設定
することができる。2.0V以外の所望値に設定するため
には、電圧出力回路12内で、外部電源電圧VDDのノー
ドと内部電源電圧VINTのノードとの間に接続されてい
るトランジスタ28や29の数を増減したり、トランジ
スタ28、29の閾値電圧を変えることで実現できる。
また、トランジスタ28、29の代わりに、直列接続さ
れた複数個のダイオードを用いて電圧出力回路12を構
成してもよい。
【0066】ところで、電圧出力回路12内のトランジ
スタ28、29としてNチャネルのものを用いると、サ
ブスレッショルド領域で動作しているトランジスタは完
全にはオフ状態でないため、内部電源電圧VINTのノー
ドから負荷電流が全く流れないと、内部電源電圧VINT
のノードの電圧が時間と共に順次上昇するような現象が
起こる。
【0067】図2は、NチャネルのMOSトランジスタ
QNのソースに負荷抵抗Rを接続した回路を示してお
り、図3は、図2の回路において、トランジスタQNの
ドレインに3.3V、ゲートに2.6Vの電圧をそれぞれ供給
した時の出力電圧VOUTと、トランジスタQNの単位ゲ
ート幅当りの負荷電流ILとの関係を示している。
【0068】図3からわかるように、Nチャネルトラン
ジスタを介して電圧VOUTを出力する際に、この電圧VO
UTのノードから微小な負荷電流ILを流すことにより、
電圧VOUTの値をある値に設定できる。図3の例では、
負荷電流ILの値を100nAとすることにより、電圧VOU
Tの値を2.0Vに設定することができる。
【0069】図1の回路では電流回路13を設け、この
電流回路13を介して内部電源電圧VINTのノードから
微小な電流を流すことによって、動作休止モード期間に
おける内部電源電圧VINTのノードの電圧を安定化させ
ている。この電流回路13を介して流れる負荷電流の値
は、大きすぎるとチップ全体の消費電流が増え、消費電
流がほぼゼロという休止モードの目的にそぐわなくな
る。従って、待機モード期間に降圧回路10で消費され
る電流よりも少なくする必要がある。
【0070】本例では、動作休止モード期間に、制御信
号発生回路14から出力される制御信号DSTが“H”
となり、電流回路13内のトランジスタ30が導通す
る。電流回路13内で直列接続されているn個のトラン
ジスタ31の各ゲートにはバイアス電圧VBIASが供給さ
れる。ここでバイアス電圧VBIASが供給された際に1個
のトランジスタ31にIBの電流が流れるとすると、直
列接続されたn個のトランジスタ全体では(IB/n)
の電流が流れる。例えばIBの値が0.1μAで、nが100
であると、電流回路13には1pAという微小な負荷電
流が流れる。この微小な負荷電流によって、動作休止モ
ード期間における内部電源電圧VINTのノードの電圧の
安定化が図られる。
【0071】しかも、電流回路13に流れる電流は微少
なので、この電流回路13を構成する各トランジスタと
して小さな面積のものを用いることができ、電流回路1
3自体を比較的小面積で実現することができる。
【0072】このように、この実施の形態の内部電源電
圧発生回路では、動作休止モード期間に内部電源電圧V
INTのノードを所定の電圧に設定する際の消費電力を極
めて少なくすることができる。そして、次に動作モード
に移行する際は、内部電源電圧VINTのノートが0V以
上のある電圧に設定されているので、動作休止モードか
ら動作モードに移行する際に内部電源電圧VINTを速や
かに所望の値に設定することができる。
【0073】図4は、図1中のバイアス電圧発生回路1
5の具体的な回路構成の一例を示している。この回路は
ダイオードと抵抗などを用いた良く知られているもので
あり、ダイオード41の順方向電圧VBを抵抗42の値
で割った電流IBがダイオード41と抵抗42とに流
れ、この電流IBをPチャネルのMOSトランジスタ4
3、44、45からなるカレントミラー回路で受けて、
NチャネルのMOSトランジスタ46に流すことで、ト
ランジスタ46のドレインから電流IBに応じたバイア
ス電圧VBIASが出力される。
【0074】ここで、例えばダイオード41の順方向電
圧VBを0.7(V)、抵抗42の値を7(MΩ)とする
と、電流IBの値は0.1μAとなる。そして、この電流I
Bが流れることによって生じるNチャネルのMOSトラ
ンジスタ46のドレインに得られるバイアス電圧VBIAS
を、他のNチャネルのMOSトランジスタのゲートに供
給すれば、ミラー効果によってそのNチャネルのMOS
トランジスタにも電流IBが流れる。
【0075】図5(a)は、図4の回路で発生されたバ
イアス電圧VBIASを1個のNチャネルのMOSトランジ
スタのゲートに供給するようにしたものであり、このト
ランジスタには電流IBが流れる。
【0076】図5(b)は、直列接続されたn個のNチ
ャネルのMOSトランジスタの各ゲートに、図4の回路
で発生されたバイアス電圧VBIASを供給するようにした
ものであり、図1中の電流回路13に対応している。こ
の場合には、先に説明したように直列接続されたn個の
トランジスタには(IB/n)の電流が流れる。
【0077】図5(c)は、並列接続されたn個のNチ
ャネルのMOSトランジスタの各ゲートに、図4の回路
で発生されたバイアス電圧VBIASを供給するようにした
ものであり、この場合には並列接続されたn個のトラン
ジスタ全体でn・IBの電流が流れる。
【0078】すなわち、図1中の電流回路13では、図
5(b)に示すようにn個のNチャネルのMOSトラン
ジスタを直列接続し、直列接続されたNチャネルのMO
Sトランジスタの数を変えることで任意の値の負荷電流
を流すことができる。また、NチャネルのMOSトラン
ジスタを直列接続するばかりではなく、図5(c)に示
すように並列接続することよっても電流回路13を構成
することができる。n個のトランジスタを並列接続する
場合には、並列接続されるトランジスタの数を変えるこ
とで任意の値の負荷電流を流すことができる。また、図
5(a)に示すように1個のNチャネルのMOSトラン
ジスタを使用してもよい。
【0079】図6は、図1中の制御信号発生回路14の
具体的な回路構成の一例を示し、図7はその信号波形図
を示している。
【0080】図6の回路では、チップイネーブル信号/
CEが反転回路51で反転されることにより制御信号S
WAが得られる。さらに、反転回路51の出力が反転回路
52で反転されることにより制御信号/SWAが得られ
る。反転回路51の出力は反転回路53を介してNAN
D回路54の一方入力端子に供給される。このNAND
回路54の他方入力端子には後述する制御信号/DST
が供給される。上記NAND回路54の出力が反転回路
55で反転されることにより制御信号SWSが得られる。
さらに、反転回路55の出力が反転回路56で反転され
ることにより制御信号/SWSが得られる。
【0081】上記反転回路55の出力はさらに遅延回路
57に供給されると共にNAND回路58の一方入力端
子に供給される。遅延回路57は、抵抗と容量及び反転
回路などを用いて構成され、反転回路55の出力をτの
時間だけ遅延するものであり、その遅延出力は上記NA
ND回路58の他方入力端子に供給される。そして、上
記NAND回路58から制御信号DSTが得られると共
に、このNAND回路58の出力が反転回路59で反転
されることにより制御信号/DSTが得られる。
【0082】図6に示すような構成の制御信号発生回路
において、チップイネーブル信号/CEが“L”になる
と動作モードとなり、制御信号SWAが“H”、/SWAが
“L”となる。また、/CEが“H”になると待機モー
ドとなり、制御信号SWSが“H”、/SWSが“L”とな
る。すなわち、この例では、動作モード期間には動作用
の降圧回路10のみが動作し、待機モード期間には待機
用の降圧回路11が動作するような制御信号SWA、/S
WA及びSWS、/SWSが出力される。
【0083】待機モード期間が遅延回路57における遅
延時間τ以上継続した場合には動作休止モードとなる。
すなわち、反転回路55の出力として得られる制御信号
SWAがτの時間以上“H”を維持すると、NAND回路
58の出力が“L”となり、制御信号DSTが“H”、
/DSTが“L”となり、図1中の電圧出力回路12及
び電流回路13がそれぞれ動作する。すなわち、待機モ
ード期間が長時間続くと自動的に動作休止モード期間に
入り、消費電流の極めて少ない電圧出力回路12から出
力される電圧が内部電源電圧ノードに供給される。
【0084】一方、動作休止モード期間に入り、制御信
号/DSTが“L”になると、制御信号SWSが“L”、
/SWSが“H”になり、図1中の待機用の降圧回路10
は動作しなくなる。なお、/CEが“H”になった後
は、制御信号SWAが“L”、/SWAが“H”になり、図
1中の動作用の降圧回路11も動作しなくなるので、動
作休止モード期間では消費電流が極めて少なくなる。
【0085】なお、図7において、t0,t2,t4,
t7の各期間が待機モード期間であり、t1,t3,t
6,t8の各期間が動作モード期間であり、t5の期間
が動作休止モード期間である。
【0086】図8は、図1中の制御信号発生回路14の
具体的な回路構成の他の例を示し、図9はその信号波形
図を示している。
【0087】図8の回路では、チップイネーブル信号/
CEと共に制御信号DSTも外部から入力される。チッ
プイネーブル信号/CEが反転回路61で反転されるこ
とにより制御信号SWAが得られる。さらに、反転回路6
1の出力が反転回路62で反転されることにより制御信
号/SWAが得られる。反転回路61の出力は反転回路6
3を介してNAND回路64の一方入力端子に供給され
る。
【0088】一方、制御信号DSTが2段の反転回路6
5、66で順次反転されることにより内部の制御信号D
STが得られる。さらに、反転回路66の出力が反転回
路67で反転されることにより制御信号/DSTが得ら
れる。また、制御信号/DSTは上記NAND回路64
の他方入力端子に供給される。このNAND回路64の
出力が反転回路68で反転されることにより制御信号S
WSが得られる。さらに、反転回路68の出力が反転回路
69で反転されることにより制御信号/SWSが得られ
る。
【0089】図8に示すような構成の制御信号発生回路
において、チップイネーブル信号/CEが“L”になる
と動作モードとなり、制御信号SWAが“H”、/SWAが
“L”となる。また、/CEが“H”になると待機モー
ドとなり、制御信号SWAが“L”、/SWAが“H”とな
る。すなわち、この例でも、動作モード期間には動作用
の降圧回路10のみが動作し、待機モード期間には待機
用の降圧回路11が動作するような制御信号SWA、/S
WA及びSWS、/SWSが出力される。
【0090】制御信号DSTはチップを動作休止モード
に設定するための信号であり、チップを動作休止モード
に設定しない期間ではDSTが“L”となり、この期間
では反転回路67の出力として得られる制御信号/DS
Tが“H”となる。/DSTが“H”の時に、/CEが
“L”になると制御信号SWSが“L”、/SWSが“H”
となり、/CEが“H”になると制御信号SWSが
“H”、/SWSが“L”となる。
【0091】チップを動作休止モードに設定する時、外
部から制御信号DSTが“H”にされる。この後、内部
の制御信号DSTが“H”、制御信号/DSTが“L”
となり、図1中の電圧出力回路12及び電流回路13が
動作する。すなわち、外部からの制御信号DSTに基づ
いて動作休止モード期間に入り、消費電流の極めて少な
い電圧出力回路12から出力される電圧が内部電源電圧
のノードに供給される。
【0092】一方、動作休止モード期間に入ると、制御
信号SWSが“L”、/SWSが“H”になり、図1中の待
機用の降圧回路10は動作しなくなる。なお、/CEが
“H”になった後に、制御信号SWAが“L”、/SWAが
“H”になり、図1中の動作用の降圧回路11も動作し
ないので、動作休止モード期間では消費電流が極めて少
なくなる。
【0093】なお、図9において、t0,t2,t4,
t7の各期間が待機モード期間であり、t1,t3,t
6,t8の各期間が動作モード期間であり、t5の期間
が動作休止モード期間である。
【0094】図10は、図1中の制御信号発生回路14
の具体的な回路構成のさらに他の例を示し、図11はそ
の信号波形図を示している。
【0095】図10の回路では、外部電源電圧VDDの値
がある一定値よりも低下した場合に動作休止モードに入
る。
【0096】すなわち、チップイネーブル信号/CEが
反転回路71で反転されることにより制御信号SWAが得
られる。さらに、反転回路71の出力が反転回路72で
反転されることにより制御信号/SWAが得られる。反転
回路71の出力は反転回路73を介してNAND回路7
4の一方入力端子に供給される。
【0097】一方、外部電源電圧VDDのノードと接地電
圧VSSのノードとの間には、VDDを分圧するための一対
の抵抗R10とR20からなる抵抗分圧回路75が接続され
ている。この抵抗分圧回路75で得られた分圧電圧は反
転回路76に供給され、この反転回路76から制御信号
DSTが出力される。さらに、反転回路76の出力が反
転回路776で反転されることにより制御信号/DST
が得られる。また、制御信号/DSTは上記NAND回
路74の他方入力端子に供給される。このNAND回路
74の出力が反転回路78で反転されることにより制御
信号SWSが得られる。さらに、反転回路78の出力が反
転回路79で反転されることにより制御信号/SWSが得
られる。
【0098】図10に示すような構成の制御信号発生回
路において、チップイネーブル信号/CEが“L”にな
ると動作モードとなり、制御信号SWAが“H”、/SWA
が“L”となる。また、/CEが“H”になると待機モ
ードとなり、制御信号SWAが“L”、/SWAが“H”と
なる。すなわち、この例でも、動作モード期間には動作
用の降圧回路10のみが動作し、待機モード期間には待
機用の降圧回路11が動作するような制御信号SWA、/
SWA及びSWS、/SWSが出力される。
【0099】外部電源電圧VDDの値が低下し、抵抗分圧
回路75における一対の抵抗R10、R20による分圧電圧
が反転回路76の回路閾値電圧よりも低下すると、制御
信号DSTが“H”となり、この後、制御信号/DST
が“L”となる。制御信号DSTが“H”、制御信号/
DSTが“L”になると、図1中の電圧出力回路12及
び電流回路13が動作する。すなわち、外部電源電圧V
DDの値が抵抗R10とR20の比で決まる電圧よりも低くな
ると、動作休止モード期間に入り、消費電流の極めて少
ない電圧出力回路12から出力される電圧が内部電源電
圧のノードに供給される。
【0100】一方、動作休止モード期間に入り、制御信
号/DSTが“L”になると、制御信号SWSが“L”、
/SWSが“H”になり、図1中の待機用の降圧回路10
は動作しなくなる。なお、/CEが“H”になった後
に、制御信号SWAが“L”、/SWAが“H”になり、図
1中の動作用の降圧回路11も動作しないので、動作休
止モード期間では消費電流が極めて少なくなる。
【0101】また、外部電源電圧VDDの値が再び上昇
し、一対の抵抗R10、R20による分圧電圧が反転回路7
6の回路閾値電圧よりも上昇すると、制御信号DSTが
“L”、/DSTが“H”となり、図1中の電圧出力回
路12及び電流回路13の動作が停止する。
【0102】図11に示す制御信号発生回路を用いれ
ば、外部電源電圧がある一定の電圧よりも低下した際に
動作休止モードに入り、電池などによって動作している
場合に、これ以上電池を消耗させないようにすることが
できる。
【0103】なお、図9において、t0,t2,t4,
t7の各期間が待機モード期間であり、t1,t3,t
6,t8の各期間が動作モード期間であり、t5の期間
が動作休止モード期間である。
【0104】<第2の実施の形態>図12は、この発明
の第2の実施の形態に係る半導体集積回路に設けられた
内部電源電圧発生回路の構成を示している。この内部電
源電圧発生回路も、図1のものと同様に外部電源電圧V
DDからVDDよりも低い内部電源電圧VINTを発生するよ
うにしたものであり、図1のものと異なっている点は電
圧出力回路12が省略されていることである。従って、
図1と対応する箇所には同じ符号を付してその説明は省
略し、図1と異なる箇所のみを説明する。
【0105】図12に示す内部電源電圧発生回路では、
図1中の電圧出力回路12が省略されているので、動作
休止モード期間に内部電源電圧VINTのノードには電圧
は供給されない。すなわち、図12に示した内部電源電
圧発生回路は、動作休止モード期間に、内部電源電圧V
INTのノードに0Vの接地電圧VSSを供給するようにし
たものである。
【0106】動作休止モード期間に、内部電源電圧VIN
Tのノードを直接、0Vの接地電圧VSSにすると、負荷
キャパシタCLから電流が接地電圧のノードに急激に流
れ、接地電圧VSSのノードの電圧が浮いてしまい、他の
回路やデバイスに悪影響を与える。
【0107】これを防ぐため、この実施の形態の内部電
源電圧発生回路では、図1と同様の電流回路13を設け
ている。そして動作休止モード期間に、この電流回路1
3を介して内部電源電圧VINTのノードから微少な電流
を流すことにより、負荷キャパシタCLから電流を急激
に流すことなく、内部電源電圧VINTのノードを0Vの
接地電圧VSSに設定することができる。この結果、接地
電圧VSSのノードの電圧が浮くことを防止することがで
き、他の回路やデバイスに悪影響を与える恐れは生じな
い。
【0108】なお、図12の内部電源電圧発生回路で
は、電圧出力回路12が設けられていないので、制御信
号発生回路14は、制御信号DST、/DSTのうちの
一方の制御信号DSTのみを発生するような構成に変更
してもよい。
【0109】<第3の実施の形態>図13は、この発明
の第3の実施の形態に係る半導体集積回路に設けられた
内部電源電圧発生回路の構成を示している。この内部電
源電圧発生回路も、図1のものと同様に外部電源電圧V
DDからVDDよりも低い内部電源電圧VINTを発生するも
のである。
【0110】この実施の形態の内部電源電圧発生回路で
は、待機用及び動作用の降圧回路10、11の最終段
に、ドレインが外部電源電圧VDDのノードに接続され、
ソースが内部電源電圧VINTのノードに接続された駈動
用のNチャネルのMOSトランジスタ81を追加して、
内部電源電圧VINTのノードが十分な電流で駆動できる
ようにしたものである。また、トランジスタ81の追加
に伴い、待機用及び動作用の降圧回路10、11内のP
チャネルのMOSトランジスタ21と22との間に、ソ
ース・ドレイン間が挿入されたNチャネルのMOSトラ
ンジスタ82が追加されており、このトランジスタ82
と先のトランジスタ81とはゲートが共通に接続されて
カレントミラー回路を構成している。
【0111】図13の内部電源電圧発生回路では、待機
用及び動作用の降圧回路10、11の最終段にそれぞれ
設けられた駈動用のNチャネルのMOSトランジスタ8
1をサブシレショルド領域で動作させて内部電源電圧V
INTのノードを充電させる。このため、図1の内部電源
電圧発生回路に比べて、内部電源電圧VINTの消費電流
の変化に対する追随性が向上し、常に安定した内部電源
電圧VINTを発生することができるという効果も得られ
る。
【0112】また、上記のように、トランジスタ81を
サブシレショルド領域で動作させて内部電源電圧VINT
のノードを充電するために、この実施の形態では電流回
路13として図13に示すような構成のものが用いられ
る。すなわち、この電流回路13では、動作休止モード
期間に動作して内部電源電圧VINTのノードから微少な
電流を流すトランジスタ30、31、32からなる回路
の他に、動作モード期間に動作して内部電源電圧VINT
のノードから微少な電流を流すNチャネルのMOSトラ
ンジスタ83と抵抗84からなる回路と、待機モード期
間に動作して内部電源電圧VINTのノードから微少な電
流を流すNチャネルのMOSトランジスタ85、86か
らなる回路とが設けられている。
【0113】上記トランジスタ83のソースは内部電源
電圧VINTのノードに接続され、ゲートには制御信号SW
Aが供給される。そしてこのトランジスタ83のドレイ
ンと接地電圧VSSのノードとの間には抵抗84が接続さ
れている。
【0114】上記トランジスタ85のソースは内部電源
電圧VINTのノードに接続され、ゲートには制御信号SW
Sが供給される。そしてこのトランジスタ85のドレイ
ンと接地電圧VSSのノードとの間にはトランジスタ86
のドレイン・ソース間が接続され、このトランジスタ8
6のゲートにはバイアス電圧VBIASが供給される。
【0115】このような構成の電流回路13において、
制御信号DSTが“H”のときは、図1の場合と同様に
トランジスタ30が導通し、直列接続されたn個のトラ
ンジスタ31のドレイン・ソース間を介してIB/nな
る微小な電流が内部電源電圧VINTのノードから接地電
圧のノードに流れ、電圧出力回路12から内部電源電圧
VINTのノードに出力される電圧の安定化が図られる。
【0116】動作モード期間では、制御信号SWAが
“H”となり、トランジスタ83が導通し、抵抗84を
介して内部電源電圧VINTのノードから接地電圧のノー
ドに流れ、動作用の降圧回路11から出力される内部電
源電圧VINTの安定化が図られる。動作モード期間で
は、負荷キャパシタCLに比較的大きな電流を流す必要
があり、動作用の降圧回路10内のトランジスタ81と
して、チャネル幅が比較的大きなもの、例えば10000μ
m程度のものが使用される。従って、この動作モード期
間に内部電源電圧VINTを安定に保つためには、トラン
ジスタ83と抵抗84からなる回路にはそれに見合った
程度の電流を流す必要があり、それに応じて抵抗84の
抵抗値が設定される。例えばトランジスタ83と抵抗8
4からなる回路には10〜100μA程度の電流が流され
る。
【0117】待機モード期間では、制御信号SWSが
“H”となり、トランジスタ85が導通する。この場
合、トランジスタ86のゲートにはバイアス電圧VBIAS
が供給されているので、このトランジスタ86には先の
電流IBと等しい電流が流れ、待機用の降圧回路10か
ら出力される内部電源電圧VINTの安定化が図られる。
【0118】<第4の実施の形態>図14は、この発明
の第4の実施の形態に係る半導体集積回路に設けられた
内部電源電圧発生回路の構成を示している。この内部電
源電圧発生回路は、図18に示す従来の内部電源電圧発
生回路と同様に外部電源電圧VDDからVDDよりも高い昇
圧された内部電源電圧VPPを発生する。
【0119】この回路は、図18に示す従来の内部電源
電圧発生回路と同様に、OR回路91、発振回路(OS
C)92、チャージポンプ回路(CP)93、待機用の
昇圧制御回路94、動作用の昇圧制御回路95が設けら
れていると共に、さらに電圧出力回路97、図1の実施
の形態と同様の電流回路13、制御信号発生回路14及
びバイアス電圧発生回路15とが設けられている。
【0120】電圧出力回路97は、動作休止モード期間
に動作し、内部電源電圧VPPのノードに外部電源電圧V
DDに応じた電圧を出力するものであり、ソースが外部電
源電圧VDDのノードに接続され、ゲートに制御信号/D
STが供給されるPチャネルのMOSトランジスタ10
1と、上記トランジスタ101のドレインと内部電源電
圧VPPのノードとの間にソース・ドレイン間が挿入さ
れ、ゲートに制御信号DSTが供給されるNチャネルで
I型のMOSトランジスタ102とから構成されいる。
【0121】電流回路13は、図1中ものと同様に、ゲ
ートに制御信号DSTが供給されるNチャネルのMOS
トランジスタ30と、それぞれのゲートにバイアス電圧
VBIASが供給される直列接続されたn個のNチャネルの
MOSトランジスタ31とから構成されている。
【0122】なお、バイアス電圧発生回路15は先の図
4に示すように構成されており、制御信号発生回路14
は先の図6または図8あるいは図10に示すように構成
されている。
【0123】次に上記構成でなる回路の動作を説明す
る。
【0124】動作モード期間では、制御信号SWAが
“H”、/SWAが“L”となり、動作用の昇圧制御回路
95内のトランジスタ133と134が導通して、この
動作用の昇圧制御回路95が動作する。つまり、内部電
源電圧VPPが一対の抵抗RA1とRA2からなる抵抗分圧回
路131によって分圧され、この分圧された電圧がオペ
アンプ132で基準電圧VREFと比較増幅され、オペア
ンプ132の出力がOR回路91に供給されることで内
部電源電圧VPPの値が一定値となるようにフィードバッ
ク制御される。
【0125】待機期間では、制御信号SWSが“H”、/
SWSが“L”となり、待機用の昇圧制御回路94内のト
ランジスタ133と134が導通して、この待機用の昇
圧制御回路94が動作する。つまり、内部電源電圧VPP
が一対の抵抗RS1とRS2からなる抵抗分圧回路131に
よって分圧され、この分圧された電圧がオペアンプ13
2で基準電圧VREFと比較増幅され、オペアンプ132
の出力がOR回路91に供給されることで内部電源電圧
VPPの値が一定値となるようにフィードバック制御され
る。
【0126】ここで、昇圧制御回路94、95における
抵抗分圧回路131の抵抗比がRS2/RS1=RA2/RA1
となるように設定しておけば、内部電源電圧VPPの値は
待機モード期間と動作モード期間とで等しくなる。抵抗
の絶対値は、RS2>RA2、RS1>RA1となるように設定
する。この理由は、動作モード期間では、抵抗RA2とR
A1に流れる電流を比較的大きくとることによって、内部
電源電圧VPPによる電流駆動能力を十分に大きく取るた
めと、動作モード期間に外部電源電圧VDDが変動した場
合にその変動の影響が内部電源電圧VPPに与えられ難く
するためである。
【0127】動作モード期間における内部電源電圧VPP
の値は前記(3)式と同じ式で与えられ、待機モード期
間における内部電源電圧VPPの値は前記(4)式と同じ
式で与えられる。
【0128】ここで、先に述べたように、RS2/RS1=
RA2/RA1となるように設定されているので、動作モー
ド期間及び待機モード期間における内部電源電圧VPPの
値は等しくなる。
【0129】この場合、例えば、RS2が2.75(MΩ)、
RS1が1.25(MΩ)、RA2が2.75(KΩ)、RA1が1.25
(KΩ)、VREFが1.25(V)にそれぞれ設定されてい
ると、内部電源電圧VPPの値は4.0(V)となる。な
お、1.25Vの基準電圧VREFの値は、バンドギャップ型
基準電圧発生回路で得られる典型的な電圧である。
【0130】動作休止モードは待機モードよりも低消費
電力のモードであり、この動作休止モード期間では、制
御信号発生回路14から出力される制御信号SWS、SWA
が共に“L”に、/SWS、/SWAが共に“H”にされ
る。この期間では、待機用及び動作用の昇圧制御回路9
4、95は共に動作しない。すなわち、待機用及び動作
用の昇圧制御回路94、95内の抵抗分圧回路131に
は電流が流れず、待機用及び動作用の昇圧制御回路9
4、95における消費電力はほぼゼロの状態になる。
【0131】一方、この動作休止モード期間に、内部電
源電圧VPPのノードに対し、電圧出力回路96から電圧
が供給される。すなわち、この期間、制御信号発生回路
14から出力される制御信号DSTが“H”に、/DS
Tが“L”になる。この時、、電圧出力回路96内のト
ランジスタ101、102が導通し、トランジスタ10
1、102に電流が流れて、内部電源電圧VPPのノード
には外部電源電圧VDDに応じた値の電圧が出力される。
この出力電圧をVOUTとすると、VOUTは次の式で与えら
れる。
【0132】 VOUT=VDD−VTHI(VOUT)……(8) ここで、VTHI(VOUT)は電圧VOUT分の基板バイアス
効果があるときのI型のトランジスタ102の閾値電圧
である。例えば、VDD=3.3V、VTHI(VOUT)=0.3V
とすると、VOUTは3.3V−0.3V=3.0Vとなる。
【0133】すなわち、動作休止モード期間では電圧出
力回路96が動作し、この電圧出力回路96から出力さ
れる例えば3.0Vの電圧VOUTが内部電源電圧VPPのノー
ドに供給される。ここで、上記電圧VOUTの値は外部電
源電圧VDDの値及びトランジスタ102の閾値電圧に依
存して変動する。しかし、電圧出力回路96には、待機
用及び動作用の昇圧制御回路94、95などのように、
ある程度の電力を消費するフィードバック回路は設けら
れておらず、2個のトランジスタ(101、102)を
直列に介して外部電源電圧VDDから出力電圧VOUTが取
り出されるので、電圧出力回路96を介して外部電源電
圧VDDから流れ出る貫通電流はゼロとなる。
【0134】このように、この実施の形態の内部電源電
圧発生回路では、動作休止モード期間に内部電源電圧V
PPのノードを所定の電圧に設定する際の消費電力を極め
て少なくすることができる。そして、次に動作モードに
移行する際は、内部電源電圧VPPのノートが0V以上の
ある電圧に予め設定されているので、動作休止モードか
ら動作モードに移行する際に内部電源電圧VPPを速やか
に所望の値に設定することができる。
【0135】なお、動作休止モード期間に電圧出力回路
96から出力される電圧VOUTの値は上記した3.0Vに限
定されるものではなく、3.0V以外の所望する値に設定
することができる。3.0V以外の所望値に設定するため
には、電圧出力回路96内で、外部電源電圧VDDのノー
ドと内部電源電圧VPPのノードとの間に接続されている
トランジスタ102の数を増加させたり、トランジスタ
102の閾値電圧を変えることで実現できる。また、ト
ランジスタ102の代わりにダイオードを用いて電圧出
力回路96を構成してもよい。
【0136】電流回路13は、電圧出力回路96から内
部電源電圧VPPのノードに電圧を出力している際に、内
部電源電圧VPPのノードから負荷電流が全く流れず、内
部電源電圧VINTのノードの電圧が時間と共に順次上昇
することを防止するため設けられている。すなわち、動
作休止モード期間に、制御信号発生回路14から出力さ
れる制御信号DSTが“H”になると、電流回路13内
のトランジスタ30が導通し、先に説明した場合と同様
に、直列接続されたn個のトランジスタ31全体で(I
B/n)の電流が流れる。例えばIBの値が0.1μAで、
nが100であると、電流回路13には1pAという微小
な負荷電流が流れる。この微小な負荷電流によって、動
作休止モード期間における内部電源電圧VPPのノードの
電圧の安定化が図られる。
【0137】しかも、電流回路13に流れる電流は微少
なので、この電流回路13を構成する各トランジスタと
して小さな面積のものを用いることができ、電流回路1
3自体を比較的小面積で実現することができる。
【0138】なお、電流回路13として図14中に示し
た構成の他に、図5(a)に示すようにバイアス電圧V
BIASがゲートに供給される1個のNチャネルのMOSト
ランジスタをトランジスタ30に対して直列接続した回
路や、図5(c)に示すように、各ゲートにバイアス電
圧VBIASを供給される、並列接続されたn個のNチャネ
ルのMOSトランジスタをトランジスタ30に対して直
列接続した回路などが使用できる。
【0139】
【発明の効果】以上説明したようにこの発明によれば、
内部電源電圧発生回路を有し、この内部電源電圧発生回
路で発生される内部電源電圧が供給される内部回路が動
作しない期間における消費電力を極めて少なくすること
ができ、かつ内部回路が動作しないモード期間から動作
するモード期間に移行する際に内部電源電圧を速やかに
所望の値に設定することができる半導体集積回路を提供
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1の実施の形態に係る半導体集積
回路に設けられた内部電源電圧発生回路の回路図。
【図2】NチャネルのMOSトランジスタのソースに負
荷抵抗を接続した回路の回路図。
【図3】図2の回路においてトランジスタのドレイン、
ゲートに電圧を供給した時の出力電圧VOUTと単位ゲー
ト幅当りの負荷電流ILとの関係を示す特性図。
【図4】図1中のバイアス電圧発生回路15の具体的な
回路構成の一例を示す図。
【図5】図1中のバイアス電圧発生回路15の他の具体
的な回路構成を示す図。
【図6】図1中の制御信号発生回路14の具体的な回路
構成の一例を示す図。
【図7】図6に示される制御信号発生回路14の信号波
形図。
【図8】図1中の制御信号発生回路14の具体的な回路
構成の他の例を示す図。
【図9】図8に示される制御信号発生回路14の信号波
形図。
【図10】図1中の制御信号発生回路14の具体的な回
路構成のさらに他の例を示す図。
【図11】図10に示される制御信号発生回路14の信
号波形図。
【図12】この発明の第2の実施の形態に係る半導体集
積回路に設けられた内部電源電圧発生回路の構成を示す
回路図。
【図13】この発明の第3の実施の形態に係る半導体集
積回路に設けられた内部電源電圧発生回路の構成を示す
回路図。
【図14】この発明の第4の実施の形態に係る半導体集
積回路に設けられた内部電源電圧発生回路の構成を示す
回路図。
【図15】FeRAMにおけるセルアレイ部とセンスア
ンプ部の構成を示す回路図。
【図16】図15のFeRAMで使用される種々の内部
電源電圧を外部電源電圧VDDから発生する電源回路の概
略的な構成を示す回路図。
【図17】従来の内部電源電圧発生回路の構成を示す回
路図。
【図18】図17とは異なる従来の内部電源電圧発生回
路の構成を示す回路図。
【符号の説明】
10…待機用の降圧回路、 11…動作用の降圧回路、 12…電圧出力回路、 13…電流回路、 14…制御信号発生回路、 15…バイアス電圧発生回路、 21…降圧用のPチャネルMOSトランジスタ、 22…動作制御用のPチャネルMOSトランジスタ、 23…抵抗分圧回路、 24…動作制御用のNチャネルMOSトランジスタ、 25…オペアンプ、 27…PチャネルMOSトランジスタ、 28…I型のNチャネルMOSトランジスタ28 29…NチャネルMOSトランジスタ、 30…NチャネルMOSトランジスタ、 31…NチャネルMOSトランジスタ、 81…駈動用のNチャネルMOSトランジスタ、 82…NチャネルMOSトランジスタ、 83…NチャネルMOSトランジスタ、 84…抵抗、 85…NチャネルMOSトランジスタ、 86…NチャネルMOSトランジスタ、 CL…負荷キャパシタ。
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G11C 17/00 632Z (72)発明者 荻原 隆 神奈川県川崎市幸区小向東芝町1番地 株 式会社東芝マイクロエレクトロニクスセン ター内 (72)発明者 大脇 幸人 神奈川県川崎市幸区小向東芝町1番地 株 式会社東芝マイクロエレクトロニクスセン ター内 Fターム(参考) 5B025 AD09 AD10 AE06 5H420 NA03 NA36 NB02 NB22 NB25 NB26 NC02 NE26 5M024 AA04 AA20 BB29 BB37 BB40 FF02 FF03 FF12 FF13 FF23 FF26 GG01 HH11 PP01 PP02 PP03 PP07 PP09

Claims (22)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 動作休止モードを有する内部回路に供給
    される内部電源電圧のノードと、 上記内部回路の動作休止モード期間に、外部電源電圧に
    応じた第1の電圧を上記内部電源電圧のノードに出力す
    る電圧出力回路と、 上記内部回路の動作休止モード期間に、上記内部電源電
    圧のノードから電流を流す電流回路とを具備したことを
    特徴とする半導体集積回路。
  2. 【請求項2】 動作休止モードを有する内部回路に供給
    される内部電源電圧のノードと、 上記内部回路の動作休止モード期間に、上記内部電源電
    圧のノードから電流を流す電流回路とを具備したことを
    特徴とする半導体集積回路。
  3. 【請求項3】 前記電圧出力回路は、動作休止モード期
    間に、前記外部電源電圧から少なくとも1個のトランジ
    スタを介して取り出される電圧を前記第1の電圧として
    出力することを特徴とする請求項1記載の半導体集積回
    路。
  4. 【請求項4】 前記電流回路は、 前記内部電源電圧のノードと基準電位ノードとの間に接
    続され、前記内部回路の動作休止モード期間に導通する
    ように制御されるスイッチと、 電流通路が上記スイッチに対して直列に接続され、バイ
    アス電圧発生回路で発生されるバイアス電圧がゲートに
    供給される1個のMOSトランジスタとを有して構成さ
    れることを特徴とする請求項1または2記載の半導体集
    積回路。
  5. 【請求項5】 前記電流回路は、 前記内部電源電圧のノードと基準電位ノードとの間に接
    続され、前記内部回路の動作休止モード期間に導通する
    ように制御されるスイッチと、 上記スイッチに対して直列に接続され、バイアス電圧発
    生回路で発生されるバイアス電圧が各ゲートに供給され
    る電流通路が直列接続された少なくとも2個のMOSト
    ランジスタとを有して構成されることを特徴とする請求
    項1または2記載の半導体集積回路。
  6. 【請求項6】 前記電流回路は、 前記内部電源電圧のノードと基準電位ノードとの間に接
    続され、前記内部回路の動作休止モード期間に導通する
    ように制御されるスイッチと、 上記スイッチに対して直列に接続され、バイアス電圧発
    生回路で発生されるバイアス電圧が各ゲートに供給され
    る電流通路が並列接続された少なくとも2個のMOSト
    ランジスタとを有して構成されることを特徴とする請求
    項1または2記載の半導体集積回路。
  7. 【請求項7】 動作モード、待機モード及び動作休止モ
    ードを有する内部回路に供給される内部電源電圧のノー
    ドと、 上記内部回路の動作モード期間に、外部電源電圧から第
    1の電圧を発生し、この第1の電圧を上記内部電源電圧
    のノードに出力する第1の内部電源電圧発生回路と、 上記内部回路の待機モード期間に、外部電源電圧から第
    2の電圧を発生し、この第2の電圧を上記内部電源電圧
    のノードに出力する上記第1の内部電源電圧発生回路よ
    りも消費電流が少ない第2の内部電源電圧発生回路と、 上記内部回路の動作休止モード期間に、外部電源電圧に
    応じた第3の電圧を上記内部電源電圧のノードに出力す
    る電圧出力回路と、 上記内部回路の動作休止モード期間に、上記内部電源電
    圧のノードから電流を流す電流回路とを具備したことを
    特徴とする半導体集積回路。
  8. 【請求項8】 動作モード、待機モード及び動作休止モ
    ードを有する内部回路に供給される内部電源電圧のノー
    ドと、 上記内部回路の動作モード期間に、外部電源電圧から第
    1の電圧を発生し、この第1の電圧を上記内部電源電圧
    のノードに出力する第1の内部電源電圧発生回路と、 上記内部回路の待機モード期間に、外部電源電圧から第
    2の電圧を発生し、この第2の電圧を上記内部電源電圧
    のノードに出力する上記第1の内部電源電圧発生回路よ
    りも消費電流が少ない第2の内部電源電圧発生回路と、 上記内部回路の動作休止モード期間に、上記内部電源電
    圧のノードから電流を流す電流回路とを具備したことを
    特徴とする半導体集積回路。
  9. 【請求項9】 前記電圧出力回路は、動作休止モード期
    間に、前記外部電源電圧から少なくとも1個のトランジ
    スタを介して取り出される電圧を前記第3の電圧として
    出力することを特徴とする請求項7記載の半導体集積回
    路。
  10. 【請求項10】 前記第1、第2の電圧の値がそれぞ
    れ、前記外部電源電圧の値よりも小さいことを特徴とす
    る請求項7または8記載の半導体集積回路。
  11. 【請求項11】 前記電流回路は、前記内部電源電圧の
    ノードと基準電位のノードとの間に接続され、前記内部
    回路の動作休止モード期間に導通するように制御される
    スイッチと、 電流通路が上記スイッチに対して直列に接続され、バイ
    アス電圧発生回路で発生されるバイアス電圧がゲートに
    供給される1個のMOSトランジスタとを有して構成さ
    れることを特徴とする請求項7または8記載の半導体集
    積回路。
  12. 【請求項12】 前記電流回路は、 前記内部電源電圧のノードと基準電位のノードとの間に
    接続され、前記内部回路の動作休止モード期間に導通す
    るように制御されるスイッチと、 上記スイッチに対して直列に接続され、バイアス電圧発
    生回路で発生されるバイアス電圧が各ゲートに供給され
    る電流通路が直列接続された少なくとも2個のMOSト
    ランジスタとを有して構成されることを特徴とする請求
    項7または8記載の半導体集積回路。
  13. 【請求項13】 前記電流回路は、 前記内部電源電圧のノードと基準電位のノードとの間に
    接続され、前記内部回路の動作休止モード期間に導通す
    るように制御されるスイッチと、 上記スイッチに対して直列に接続され、バイアス電圧発
    生回路で発生されるバイアス電圧が各ゲートに供給され
    る電流通路が並列接続された少なくとも2個のMOSト
    ランジスタとを有して構成されることを特徴とする請求
    項7または8記載の半導体集積回路。
  14. 【請求項14】 動作モード、待機モード及び動作休止
    モードを有する内部回路に供給される内部電源電圧のノ
    ードと、 第1の出力ノード、この第1の出力ノードにおける出力
    電圧を分圧する第1の抵抗分圧回路、この第1の抵抗分
    圧回路で得られる分圧電圧を第1の基準電圧と比較しそ
    の大小関係に応じて第1の制御信号を出力する第1の電
    圧比較回路、上記第1の制御信号によってゲート制御さ
    れる第1の降圧電圧出力用トランジスタ、この第1の降
    圧電源電圧出力用トランジスタに流れる電流に比例した
    電圧がゲートに供給されて外部電源電圧から第1の電圧
    を発生する第1の内部電源電圧出力用トランジスタを有
    し、上記内部回路の動作モード期間に、上記第1の電圧
    を上記内部電源電圧のノードに出力する第1の内部電源
    電圧発生回路と、 第2の出力ノード、この第2の出力ノードにおける出力
    電圧を分圧する第2の抵抗分圧回路、この第2の抵抗分
    圧回路で得られる分圧電圧を第2の基準電圧と比較しそ
    の大小関係に応じて第2の制御信号を出力する第2の電
    圧比較回路、上記第2の制御信号によってゲート制御さ
    れる第2の降圧電圧出力用トランジスタ、この第2の降
    圧電源電圧出力用トランジスタに流れる電流に比例した
    電圧がゲートに供給されて外部電源電圧から第2の電圧
    を発生する第2の内部電源電圧出力用トランジスタを有
    し、上記内部回路の待機モード期間に、上記第2の電圧
    を上記内部電源電圧のノードに出力する第2の内部電源
    電圧発生回路と、 上記内部回路の動作休止モード期間に、外部電源電圧か
    ら生成された第3の電圧を上記内部電源電圧のノードに
    出力する電圧出力回路と、 少なくとも上記内部回路の動作休止モード期間に、上記
    内部電源電圧のノードから電流を流す電流回路とを具備
    したことを特徴とする半導体集積回路。
  15. 【請求項15】 前記電圧出力回路は、動作休止モード
    期間に、前記外部電源電圧から少なくとも1個のトラン
    ジスタを介して取り出される電圧を前記第3の電圧とし
    て出力することを特徴とする請求項14記載の半導体集
    積回路。
  16. 【請求項16】 前記電流回路は、 前記内部回路の動作モード期間に、前記内部電源電圧の
    ノードから第1の電流を流す第1の電流回路と、 前記内部回路の待機モード期間に、前記内部電源電圧の
    ノードから上記第1の電流よりも小さい第2の電流を流
    す第2の電流回路と、 前記内部回路の動作休止モード期間に、前記内部電源電
    圧のノードから上記第2の電流よりも小さい第3の電流
    を流す第3の電流回路とを有して構成されることを特徴
    とする請求項14記載の半導体集積回路。
  17. 【請求項17】 前記第1の電流回路は、 前記内部電源電圧のノードと基準電位のノードとの間に
    接続され、前記内部回路の動作モード期間に導通するよ
    うに制御されるスイッチと、 上記スイッチに対して直列に接続された抵抗素子とを有
    して構成されることを特徴とする請求項14記載の半導
    体集積回路。
  18. 【請求項18】 前記第2の電流回路は、 前記内部電源電圧のノードと基準電位のノードとの間に
    接続され、前記内部回路の待機モード期間に導通するよ
    うに制御されるスイッチと、 上記スイッチに対して直列に接続され、バイアス電圧発
    生回路で発生されるバイアス電圧がゲートに供給される
    1個のMOSトランジスタとを有して構成されることを
    特徴とする請求項14記載の半導体集積回路。
  19. 【請求項19】 前記第3の電流回路は、 前記内部電源電圧のノードと基準電位のノードとの間に
    接続され、前記内部回路の動作休止モード期間に導通す
    るように制御されるスイッチと、 上記スイッチに対して直列に接続され、バイアス電圧発
    生回路で発生されるバイアス電圧が各ゲートに供給され
    る電流通路が直列接続された少なくとも2個のMOSト
    ランジスタとを有して構成されることを特徴とする請求
    項14記載の半導体集積回路。
  20. 【請求項20】 動作モード、待機モード及び動作休止
    モードを有する内部回路に供給される内部電源電圧のノ
    ードと、 制御信号に応じて動作が制御され、外部電源電圧を昇圧
    して上記内部電源電圧のノードに出力する電圧昇圧回路
    と、 上記内部回路の動作モード期間に、上記内部電源電圧の
    ノードの電圧を検出し、この検出結果に応じて上記制御
    信号を発生し、上記電圧昇圧回路に供給する第1の昇圧
    制御回路と、 上記内部回路の待機モード期間に、上記内部電源電圧の
    ノードの電圧を検出し、この検出結果に応じて上記制御
    信号を発生し、上記電圧昇圧回路に供給する上記第1の
    昇圧制御回路よりも消費電流が少ない第2の昇圧制御回
    路と、 上記内部回路の動作休止モード期間に、外部電源電圧か
    ら生成された第1の電圧を上記内部電源電圧のノードに
    出力する電圧出力回路と、 上記内部回路の動作休止モード期間に、上記内部電源電
    圧のノードから電流を流す電流回路とを具備したことを
    特徴とする半導体集積回路。
  21. 【請求項21】 前記電圧出力回路は、動作休止モード
    期間に、前記外部電源電圧から少なくとも1個のトラン
    ジスタを介して取り出される電圧を前記第1の電圧とし
    て出力することを特徴とする請求項20記載の半導体集
    積回路。
  22. 【請求項22】 前記電流回路は、 前記内部電源電圧のノードと基準電位のノードとの間に
    接続され、前記内部回路の動作休止モード期間に導通す
    るように制御されるスイッチと、 上記スイッチに対して直列に接続され、バイアス電圧発
    生回路で発生されるバイアス電圧が各ゲートに供給され
    る電流通路が直列接続された少なくとも2個のMOSト
    ランジスタとを有して構成されることを特徴とする請求
    項20記載の半導体集積回路。
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