JP2003058848A - カード状データキャリアの製造装置 - Google Patents

カード状データキャリアの製造装置

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JP2003058848A
JP2003058848A JP2001244247A JP2001244247A JP2003058848A JP 2003058848 A JP2003058848 A JP 2003058848A JP 2001244247 A JP2001244247 A JP 2001244247A JP 2001244247 A JP2001244247 A JP 2001244247A JP 2003058848 A JP2003058848 A JP 2003058848A
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JP
Japan
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sheet
cover sheet
adhesive
circuit
cover
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Application number
JP2001244247A
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English (en)
Inventor
Hiroshi Izumihara
博 泉原
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Navitas Co Ltd
Original Assignee
Navitas Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 フィルム状のシートに電気回路が構成された
回路シートの両面に接着剤層を介してカバーシートを設
けることが可能なカード状データキャリアの製造装置を
提供することを課題とする。 【解決手段】 第1供給装置11から供給されたカバー
シート7′を搬送する第1搬送装置12と、カバーシー
ト7′にホットメルトタイプの接着剤を塗布する第1接
着材塗布装置13と、カバーシート7′の接着剤が塗布
された面に回路シートを載置する回路シート載置装置1
4と、供給ロール15から供給されたカバーシート5′
を搬送する第2搬送部18と、カバーシート5′にホッ
トメルトタイプの接着剤を塗布するノズルユニット19
と、カバーシート5′、7′及び回路シートを重ね合わ
せる積層ローラ20と、この積層シートを一定厚さに挟
み付ける挟み付け装置22とを有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ICチップを含む
電気回路が構成されたカード状のデータキャリア(IC
カード、ICタグ、ICラベル等を含む)の製造装置に
関し、カード状のデータキャリアの製造装置の技術分野
に属する。
【0002】
【従来の技術】近年、データの書き込み及び読み取り機
能を有するICカードが実用化されている。このICカ
ードは、ICチップを合成樹脂製の基板に組み込むこと
により形成されるものであり、このICカードの製造装
置として、本出願人は次のような製造装置を提案した
(特開平11−250218号公報参照)。
【0003】即ち、この装置は、ICチップを含む電気
回路をベースシート上に設けてなる回路シートと、該回
路シートの電気回路側の面を覆うホットメルトタイプの
接着剤と、該接着剤層の上記電気回路側と反対側の面を
被覆するカバーシートとを有するカード状のデータキャ
リアの製造装置であって、上記回路シートを搬送する搬
送ベルトと、カバーシートをロール状態で収納するロー
ル収納部と、該ロール収納部から繰り出されたカバーシ
ートの一方の面にホットメルトタイプの接着剤を塗布す
る接着剤塗布装置と、上記搬送ベルトによって搬送され
る回路シートの電気回路側の面にカバーシートの接着剤
が塗布された面を重ね合わせるように案内する案内手段
と、上記搬送ベルトに平行に走行して、上記接着剤によ
り回路シートの電気回路側の面の凹凸が埋められるよう
に、重ね合わされた上記両シートを挟み付ける挟み付け
ベルトと、両ベルトの隙間を調整する隙間調整手段とを
有し、かつ、上記搬送ベルト及び挟み付けベルトは、い
ずれも左右一対のチェーン間に複数の長方形のクローラ
シューを架設してなるクローラベルトで構成され、接着
剤を介して重ね合わされた上記両シートを、該一対のク
ローラベルトのクローラシューで挟み付けるように構成
されている。
【0004】即ち、このカード状データキャリアの製造
装置は、回路シートとカバーシートとをホットメルトタ
イプの接着剤を介して接合するものであって、例えば上
記回路シートにおける電気回路側の面がICチップの厚
みで凹凸になっている場合でも、この凹凸を接着剤の層
で埋めることを可能としている。
【0005】さらに、この製造装置は、搬送ベルト及び
挟み付けベルトのそれぞれのクローラシューによって、
重ね合わされた回路シートとカバーシートとを、両面か
ら挟み付けるので、カード状のデータキャリアの両面を
滑らかに成形することができる。また、該装置は、搬送
ベルトと挟み付けベルトとの隙間を調整する隙間調整手
段を有するので、カード状のデータキャリアの厚みを自
由に調整することができる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記装置にお
いてさえも、次に述べるような新たな問題が生じてい
る。
【0007】即ち、上記装置で利用される回路シート
は、ユーザーの利用に耐え得る程度の強度を有するベー
スシートを利用し、該ベースシート上にICチップを含
む電気回路を複数構成したものであるため、コストが高
い。そこで、汎用性に優れ、コストの低いフィルム状の
回路シートを利用することが考えられるが、フィルム状
の回路シートは非常に薄く強度が弱いため、フィルム状
の回路シートの一面にのみ接着剤を介してカバーシート
を設けただけでは、カード状データキャリアの強度を確
保できない。
【0008】したがって、フィルム状の回路シートを利
用する場合は、ICカードの強度を保つために、フィル
ム状のシートの両面を通常使用には支障のない程度の強
度を有するカバーシートでサンドイッチ状に保護する必
要がある。
【0009】そこで、本発明は、電気回路を設けたフィ
ルム状の回路シートの両面に接着剤層を介してカバーシ
ートを設けることが可能なカード状データキャリアの製
造装置を提供することを課題とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明は、次のように構成したことを特徴とする。
【0011】まず、本願の請求項1に記載の発明は、電
気回路を設けたフィルム状の回路シートの表裏両面に接
着剤層を介して第1及び第2のカバーシートが積層され
たカード状データキャリアの製造装置であって、第1の
カバーシート供給手段から供給された第1のカバーシー
トを搬送する第1の搬送手段と、該第1の搬送手段によ
り搬送される上記第1のカバーシートの回路シートが載
置される面に加熱溶融されたホットメルトタイプの接着
剤を塗布する第1の接着材塗布装置と、この第1のカバ
ーシートの接着剤が塗布された面に上記回路シートを載
置する回路シート載置手段と、第2のカバーシート供給
手段から供給された第2のカバーシートを搬送する第2
の搬送手段と、該第2の搬送手段により搬送される上記
第2のカバーシートの回路シートに面する面に加熱溶融
されたホットメルトタイプの接着剤を塗布する第2の接
着材塗布装置と、上記第2のカバーシートの接着剤が塗
布された面を回路シートが載置された第1のカバーシー
トに重ね合わせる重ね合せ手段と、上記回路シートを挟
んで重ね合わされた第1、第2のカバーシートを一定厚
さに挟み付ける挟み付け手段とを有することを特徴とす
る。
【0012】この発明によれば、第1のカバーシートの
回路シートが載置される面に加熱溶融されたホットメル
トタイプの接着剤を塗布する第1の接着材塗布装置と、
この第1のカバーシートの接着剤が塗布された面に上記
回路シートを載置する回路シート載置手段と、第2のカ
バーシートの回路シートに面する面に加熱溶融されたホ
ットメルトタイプの接着剤を塗布する第2の接着材塗布
装置と、第2のカバーシートの接着剤が塗布された面を
回路シートが載置された第1のカバーシートに重ね合わ
せる重ね合せ手段とを有するので、フィルム状の回路シ
ートの両面に接着剤層を介して第1、第2のカバーシー
トを設けたカード状データキャリアを製造することがで
きる。
【0013】また、回路シートを挟んで重ね合わされた
第1、第2のカバーシートを一定厚さに挟み付ける挟み
付け手段を有するので、製造されたカード状データキャ
リアの表面を平坦、かつ滑らかにできる。
【0014】そして、本願の請求項2に記載の発明は、
請求項1に記載の発明において、挟み付け手段は、左右
一対のチェーン間に複数の長方形のクローラシューを架
設してなる一対のクローラベルトで構成され、回路シー
トを挟んで重ね合わされた第1、第2のカバーシート
を、両ベルトのクローラシューで挟み付けるように構成
されていることを特徴とする。
【0015】この発明によれば、回路シートを挟んで重
ね合わされた第1、第2のカバーシートを、クローラシ
ューによって両面から挟み付けるので、製品としてのカ
ード状のデータキャリアの両面がより滑らかに成形され
る。また、回路シートの両面に接着剤層を介して重ね合
わされた第1、第2のカバーシート、即ち製造品の各層
間の密着性が向上する。
【0016】次に、本願の請求項3に記載の発明は、請
求項1または請求項2に記載の発明において、第1の搬
送手段又は第2の搬送手段の少なくとも一方に、該搬送
手段によって搬送するカバーシートの両側部を把持する
把持手段が備えられていることを特徴とする。
【0017】この発明によれば、第1の搬送手段又は第
2の搬送手段の少なくとも一方に、該搬送手段によって
搬送するカバーシートの両側部を把持する把持手段が備
えられているので、カバーシートへの接着剤の塗布時
や、接着剤の塗布されたカバーシートへの回路シートの
載置時や、第1、第2のカバーシートの重ね合せ時に、
カバーシートを弛みなく支持することができる。
【0018】ところで、第2のカバーシートの下面側に
接着剤を塗布し、その状態で第1のカバーシートに重ね
合わせる場合には、該第2のカバーシートを何らかの支
持手段で支持しなければ搬送することができない。
【0019】その場合でも、本装置によれば、該第2の
カバーシートの両側部を把持手段で把持できるので、第
2のカバーシートの下方に第1のカバーシートが位置す
る状態で重ね合わせることができる。即ち、第2のカバ
ーシートとして、長い連続した帯状のものだけでなく、
枚葉状のものも利用することが可能となる。
【0020】さらに、本願の請求項4に記載の発明は、
請求項1から請求項3に記載の発明において、挟み付け
手段は、挟み付け厚さを調整する挟み付け厚さ調整手段
を有することを特徴とする。
【0021】この発明によれば、挟み付け厚さの調整が
可能とされているので、挟み付けられたカード状データ
キャリアの厚さをよりきめこまやかに設定することがで
きる。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て説明する。
【0023】まず、本発明に係る装置で製造されるカー
ド状のデータキャリアの一例、具体的には、非接触型の
ICカードについて説明する。
【0024】[ICカード1]ICカード1は、図1、図
2に示すように、フィルム状のベースシート2上にIC
チップ3aとアンテナ部3bとを含む電気回路3を構成
してなる回路シート4の表面とカバーシート5の一方の
面との間、及び回路シート4の裏面とカバーシート7の
一方の面との間にホットメルトタイプの接着剤6,8の
層を有し、該接着剤6、8によって上記回路シート4
と、カバーシート5,7とを接合した構成とされてい
る。
【0025】上記回路シート4は、表裏面がICチップ
3aやアンテナ部3bの厚みで凹凸状となっているが、
接着剤6,8の層でその凹凸が埋められて、ICカード
1の表面は滑らかな状態となっている。
【0026】また、上記回路シート4は、カバーシート
5,7よりも一回り小さい。そのため、ICカード1の
周縁部近傍では、カバーシート5,7及び接着剤6,8
だけが積層されている。この場合、接着剤6,8は実質
的に一体となっている。
【0027】上記ICカード1の表面、即ちカバーシー
ト5,7の反接着剤層側の面には、所定の色彩、模様、
文字、図形等が印刷されている。
【0028】[中間製品1″]後述するICカードの製造
装置10は、図3に示すように12枚のICカード1…
1が平面的に配置された薄板長方形状の中間製品1″を
製造するものである。該中間製品1″は、カバーシート
5′、ホットメルトタイプの接着剤層6′、回路シート
4…4、ホットメルトタイプの接着剤層8′、及びカバ
ーシート7′の5層から構成される。
【0029】また、中間製品1″を符号ア…アで示す線
に沿って別に準備した切断装置で打ち抜くことにより、
12枚のICカード1…1が得られる。
【0030】[カバーシート5′,7′、回路シート4]
上記中間製品1″を製造するにあたり、図4に示す枚葉
状のカバーシート7′と、図5に示す帯状のカバーシー
ト5′と、図6に示す回路シート4とが使用される。
【0031】枚葉状のカバーシート7′は、12枚分の
カバーシート7…7が鎖線で示すように打ち抜かれるの
に充分な大きさを有し、両端部に所定の間隔をおいて複
数の穴7a′…7a′が設けられている。
【0032】帯状のカバーシート5′は、ロール状に巻
かれた状態で準備され、該シート5′の幅方向両端部に
は、上記と同じ所定の間隔をおいて複数の穴5a′…5
a′が設けられている。
【0033】回路シート4は、1回路毎に切断された状
態とされている。
【0034】[ICカードの製造装置10の構成]次に、
図7を用いて、本発明の実施の形態に係るカード状のデ
ータキャリアの製造装置の一例、具体的には、非接触型
のICカードの製造装置10について説明する。
【0035】このICカードの製造装置10は、枚葉状
のカバーシート7′を供給する供給装置11と、該供給
装置11から供給される枚葉状のカバーシート7′を搬
送する第1搬送装置12と、該第1搬送装置12により
搬送される枚葉状のカバーシート7′の回路シート4が
載置される面に加熱溶融されたホットメルトタイプの接
着剤を塗布する第1接着剤塗布装置13と、接着剤の塗
布されたカバーシート7′に回路シート4を載置する回
路シート載置装置14とを有すると共に、帯状のカバー
シート5′のロールRを収容するカバーシート供給部1
5と、このカバーシート供給部15から供給されたカバ
ーシート5′をガイドローラ16、17で案内しながら
搬送する搬送部18と、この搬送部18により搬送され
るカバーシート5′の回路シート4に面する面に加熱溶
融されたホットメルトタイプの接着剤を塗布する第2接
着剤塗布部19と、カバーシート5′の接着剤が塗布さ
れた面を回路シート4が載置されたカバーシート7′に
重ね合わせて、積層シート1′(図3参照)を形成する
ロール20と、この回路シート4を挟んで重ね合わされ
たカバーシート5′,7′、即ち積層シート1′を一定
厚さに挟み付ける挟み付け装置22と、この長尺の積層
シート1′を所定長の中間製品1″に切断する切断装置
23とを有している。(なお、カバーシート供給部15
と、搬送部18と、第2接着剤塗布部19と、ロール2
0とは、一体にユニット21とされている。) [同期搬送]このICカードの製造装置10は、カバーシ
ート5′,7′をカバーシート供給部15、第1供給装
置11から供給したのち、積層シート1′を上記切断装
置23で切断するまでに、前述の通り、第1搬送装置1
2、挟み付け装置22等の複数の装置を経由して搬送す
る。そのため、それぞれの装置は、搬送速度が同一、即
ち同期してカバーシート5′,7′を搬送する。
【0036】第1搬送装置12及び挟み付け装置22に
は、図9、図13に示すようにクローラシュー58…5
8,129…129が設けられている。該クローラシュ
ー58…58,129…129の表面には、上記カバー
シート5′,7′の穴部5a′…5a′,7a′…7
a′の配設間隔と同一間隔で突起部58a…58a,1
29a…129aが設けられている。そして、それぞれ
の装置12,22,23間でカバーシート5′,7′を
受け渡すときにも、突起部58a…58a,129a…
129aが穴部5a′…5a′,7a′…7a′に係合
するように、それぞれの装置12,22の配設間隔が決
められている。
【0037】また、上記第1供給装置11は、枚葉状の
カバーシート7′の穴部7a′…7a′が、第1搬送装
置12の上記突起部58a…58aに係合するタイミン
グで、枚葉状のカバーシート7′を供給するように設定
されている。
【0038】一方、帯状のカバーシート5′は、ICカ
ードの製造装置10の作動開始前に、カバーシート供給
部15から挟み付け装置22の終端側にまで繰り出さ
れ、その穴部5a′…5a′が、クローラシュー58…
58,129…129の突起部58a…58a,129
a…129aに係合した状態とされる。そして、ICカ
ードの製造装置10が作動すると、帯状のカバーシート
5′は、その穴部5a′…5a′が、クローラシュー5
8…58,129…129の突起部58a…58a,1
29a…129aに係合した状態を維持して、カバーシ
ート供給部15から繰り出される。
【0039】したがって、該第1供給装置11で供給し
たカバーシート7′、及びカバーシート供給部15から
繰り出されたカバーシート5′は、切断装置23で切断
されて中間製品1″となるまで、それぞれの穴部5a′
…5a′、7a′…7a′が、クローラシュー58…5
8,129…129の突起部58a…58a,129a
…129aに係合した状態で同期して搬送されることと
なる。
【0040】[第1供給装置11]第1供給装置11は、
複数の枚葉状のカバーシート7′を収容する収容部31
を有し、図示しない取り出し供給手段によりこの収容部
31から1葉ずつカバーシート7′を取り出して、隣接
して配設された第1搬送装置12に供給する。
【0041】[第1搬送装置12]第1搬送装置12は、
第1接着剤塗布装置13の下方に配設されたベルト式搬
送装置41と、回路シート載置装置14及びユニット2
1の下方に配設されたクローラ式搬送装置51とで構成
されている。
【0042】(ベルト式搬送装置41)ベルト式搬送装
置41は、図8に示すように、物品を搬送するベルト4
2と、機台43の側壁43aに固設され、上記ベルト4
2が弛まないようにその下方で支持する受けプレート4
4と、図示しないモータで駆動されて上記ベルト42を
駆動する駆動ローラ45と、このベルト42を案内する
ガイドローラ46,47,48とを有し、上記供給装置
11からこのベルト42に供給されたカバーシート7′
を第1接着剤塗布装置13方向に搬送する。
【0043】(クローラ式搬送措置51)クローラ式搬
送装置51は、図7に示すように、クローラベルト52
を用いて構成され、機台53に回動可能に支持された駆
動軸54及び従動軸55を有している。両軸54,55
の両端部には、駆動スプロケット56及び従動スプロケ
ット57が取り付けられ、これらのスプロケット56,
57間に図示しない一対の搬送チェーンが巻き掛けられ
ている。該搬送チェーンには、図示しない複数の支持部
材を介して長方形の搬送クローラシュー58…58が複
数架設されている。該クローラシュー58…58の両側
部には、前述の通り、カバーシート7′の穴部7a′…
7a′の配設間隔と同間隔で、この穴部7a′…7a′
に係合させるための突起58a…58a(図9参照)が
設けられている。一方、機台53内には、駆動軸54を
駆動する図示しないモータが備えられている。
【0044】このモータを作動させると、駆動軸54を
介して駆動スプロケット56が回転し、該スプロケット
56に巻き掛けられたチェーンが走行することとなる。
そのとき、該チェーンに支持されたクローラシュー58
…58が走行して、このクローラシュー58…58に載
置されたカバーシート7′が搬送される。
【0045】[第1接着剤塗布装置13]第1接着剤塗布
装置13は、図8に示すように、該装置13の両側壁1
3a、13a間に支持されたロール軸61に回動自在に
設けられたロール62と、該ロール62に符号イの位置
で接着剤8′を塗布するノズルユニット63とを有し、
ベルト42に載置されて搬送されてくるカバーシート
7′の回路シート4が載置される面に、符号ウの位置
で、ロール62に付着している接着剤8′を転移させ
る。
【0046】ここで、上記ロール62は、ロール軸61
に取り付けられる本体ロール62aと、ロール62の外
周面62cに付着した接着剤8′を容易に剥離させるコ
ーティング剤の層62bとを有しており、これにより、
接着剤8′をロール62からカバーシート7′に確実に
転移させる。
【0047】また、上記ノズルユニット63は、該ノズ
ルユニット63を支持するベースプレート64と、該ベ
ースプレート64を固定するリニアガイド65,65
と、該リニアガイド65,65を上下スライド可能に支
持するリニアベース66と、該リニアベース66を固定
するブラケット67とを介して、上記側壁13a,13
a間に回転可能に支持された支軸68に固定されてい
る。
【0048】該支軸68の両側壁13a、13aより外
部に突出した両端には、それぞれピニオン69,69が
取り付けられている。該ピニオン69,69は、その上
方に設けられた駆動装置70,70から下方に延びるラ
ック71,71に噛み合っている。駆動装置としては、
例えばエアシリンダやソレノイド等が用いられる。駆動
装置70,70を作動させると、ラック71,71がA
方向に下降してピニオン69,69が回動すると共に、
ノズルユニット63がB方向に回転することとなる。
【0049】また、リニアベース66の上端部の孔66
aにネジ部材72が挿通され、ナット部材73によりリ
ニアベース66の上端面に係止されている。また、ネジ
部材72は、その下端部72aがベースプレート64の
上端部に固設されている。その場合に、上記ナット部材
73を回転させると、ネジ部材72が上下方向に移動し
て、ベースプレート64が上下方向に移動する。したが
って、上記ナット部材73を回転させると、このベース
プレート64に固定されたノズルユニット63の上下位
置が変化して、ノズルユニット63の吐出口63aと、
ロール62の外周面62cとの隙間が調整されることと
なる。
【0050】ノズルユニット63は、内部に吐出口63
aを開閉する図示しない弁を有している。該弁は、図示
しないコントロールユニットにより制御され、間欠的な
接着剤の吐出を可能としている。また、ノズルユニット
63は、接着剤の吐出終了時に、吐出口63aがロール
62の外周面62cから離反する一方、接着剤の吐出開
始時に、吐出口63aが上記外周面62cに接近するよ
うに、コントロールユニットにより制御されている。上
記枚葉状のカバーシート7′の搬送タイミングに合わせ
て弁を制御すれば、枚葉状のカバーシート7′上の所定
部分にのみ接着剤を塗布することが可能となる。したが
って、カバーシート7′以外の場所に接着剤が無駄に塗
布されないだけでなく、クローラベルト52等の搬送部
材が汚れない。また、ロール62に接着剤8′を塗布し
たのちに、上記駆動装置70を作動させてノズルユニッ
ト63をB方向に回転させれば、吐出口63aとロール
62との間でつながった状態となっている接着剤8′が
確実に切り離されて、いわゆる糸引き現象等により、塗
布不要な個所にまで接着剤が塗布されることがなくな
る。
【0051】ロール62の側方には、該ロール62に塗
布された接着剤8′の層を加熱するための加熱装置74
が配設され、接着剤8′がカバーシート7′に塗布され
るまで固化しないようにしている。なお、この加熱装置
74に代えてまたは共に、加えて、図示しないが、軸6
1をパイプ状のものとし、該軸61からロール62内に
加熱流体を注入することにより、ロール62側から上記
接着剤8′の層を加熱することもできる。特に、加熱装
置74と共用する場合は、ロール62側の温度が加熱装
置74の温度よりも高めになるように設定すれば、接着
剤8′がロール62から剥離しやすく、カバーシート
7′により転移しやすくなる。
【0052】[回路シート載置装置14]回路シート載置
装置14は、図9に示すように、12枚単位で回路シー
ト4…4が並べられた供給トレイ81を搬送するコンベ
ヤ82と、この供給トレイ81からクローラ式搬送装置
51に複数の回路シート4…4を移送して、クローラ式
搬送装置51により搬送されているカバーシート7′上
に上記回路シート4…4を載置する移送装置83とを有
している。
【0053】コンベヤ82は、機台82a上をC方向に
移動するベルト82bを有し、該ベルト82bに載置さ
れた供給トレイ81をC方向に移送する。
【0054】移送装置83は、供給トレイ81に載置さ
れた回路シート4…4のそれぞれを吸着する複数の吸着
パッド84…84と、該吸着パッド84…84が下端面
に取り付けられたベースプレート85と、該ベースプレ
ート85を上方から支持する支持軸86とを有してい
る。該支持軸86は、その上端部が、移送装置内に設け
られた図示しない移動手段に連結されている。該移動手
段は、移送装置内で昇降、及びコンベヤ82とクローラ
式搬送装置51との間で往復移動する。これにより、コ
ンベヤ82上で吸着パッド84…84により回路シート
4…4を吸着し、該回路シート4…4をクローラ式搬送
装置51の上方にまで移送し、その位置で下降して吸着
パッド84…84の吸着を解除すれば、回路シート4…
4が接着剤の塗布されたカバーシート7′に載置され
る。
【0055】なお、該移送装置83は、搬送されてくる
カバーシート7′の図示しないレジスタマークを検出す
る図示しない検出機構を有しており、この検出機構から
の信号により上記回路シート4をカバーシート7′に正
確に載置する。
【0056】[ユニット21]ユニット21は、図10に
示すように、前述の第1接着剤塗布装置13とほぼ共通
した構成とされているが、ロール20に接着剤6′を塗
布するのではなく、ロール20に巻きかけられた前述の
カバーシート5′の回路シート4に面する面に、符号エ
の位置で、第2接着剤塗布部であるノズルユニット19
から接着剤6′を間欠的に塗布するように構成されてい
る。そして、ユニット21は、この接着剤6′の塗布さ
れたカバーシート5′をロール20の回転によって下方
へ導き、符号オの位置で、回路シート4…4が載置され
たカバーシート7′と重ね合わせて積層シート1′を形
成する。
【0057】ロール20の側方には、第1接着剤塗布装
置13同様、カバーシート5′、及びカバーシート5′
に塗布された接着剤6′の層を加熱するための加熱装置
91が配設され、塗布された接着剤6′をカバーシート
7′に重ね合わせるまで固化しないようにしている。な
お、第1接着剤塗布装置13同様、この加熱装置91に
加えて、図示しないが、軸20aをパイプ状のものと
し、該軸20aからロール20内に加熱流体を注入する
ことにより、ロール20側から上記カバーシート5′及
び接着剤6′の層を加熱することもできる。
【0058】また、図11も参照して説明すると、ロー
ル20の下方では、クローラ式搬送装置51の機台53
の両側壁53a,53a間に、平板状の第1ベース部材
101が設けられている。該ベース部材101の上面に
は、支柱102…102を上下動可能に支持する支柱案
内部材103…103が設けられている。支柱102…
102の上端には、複数のクローラシュー支持部材10
4…104を支持する第2ベース部材105が固着さ
れ、上記クローラシュー支持部材104…104上でク
ローラシュー58…58が走行可能に支持されている。
また、支柱102…102の第1ベース部材101と第
2ベース部材105との間には、バネ部材106…10
6が介設され、上記第2ベース部材105を上方に付勢
している。クローラシュー58…58の上面の両側部近
傍には、バネ部材106…106により上方に付勢され
た状態のクローラシュー58…58の上面位置を規制す
るストッパ107,107が設けられている。該ストッ
パ107,107は、図示しない調整手段により上下位
置が調整可能とされている。
【0059】これによれば、クローラシュー58…58
が、クローラシュー支持部材104…104、第2ベー
ス部材105を介して、ストッパ107,107に当接
する高さにまで押し上げられ、回路シート4…4を挟ん
で重ね合わされたカバーシート5′及びカバーシート
7′、即ち積層シート1′が、ロール20との間で適度
に挟みつけられることとなる。その場合に、ストッパ1
07,107の上下位置が調整手段により調整可能とさ
れているので、符号オの位置におけるロール20の外周
面と、クローラシュー58の上面との隙間を変更するこ
とで、積層シート1′の厚みを調整することができる。
【0060】また、ロール20の近傍には、積層シート
1′の厚みを測定するセンサ110,111が、ユニッ
ト21の両側壁21a,21aに回動自在に支持された
軸部材112,113に挿通されている。該センサ11
0,111は、下端部に小径のローラ110a,111
aを有し、該ローラ110a,111aの下端部の位
置、即ち下端部が接触している部分の高さ方向の位置を
検出する。軸部材112,113におけるクローラシュ
ーの上方部分には雄ねじ112a,113aが切られる
と共に、センサ110の上側の孔部110b及びセンサ
111の下側の孔部111bには上記雄ネジ112,1
13aに噛合する雌ネジが切られ、その一方で、センサ
110の下側の孔部110c及びセンサ111の上側の
孔部111cにはネジが切られていないので、上記軸部
材112,113をそれぞれに回転させれば、上記セン
サ110,111の軸方向の位置、即ち積層シート1′
における幅方向の位置をそれぞれに調整することができ
る。
【0061】例えば、図11では、積層シート1′の両
側部にセンサ110,111が位置してローラ110
a,111aが積層シート1′の上面に当接している。
この場合、センサ110,111で積層シート1′の両
側部の高さ位置を検出して、その検出値の差分を算出す
れば、上記積層シート1′の厚さが両側部で均一になっ
ているかどうかを判定することができる。また、必要に
応じて上記センサ110,111の軸方向の位置を変更
すれば、例えば、カバーシート1′の幅方向中央付近の
高さ位置を検出することもできる。
【0062】[挟み付け装置22]挟み付け装置22は、
図12、図13に示すように、上側フレーム120と下
側フレーム121とを有し、このそれぞれに、クローラ
ベルト126,145が備えられている。
【0063】これらのうちの下側フレーム121の両側
壁121a,121a間には、駆動軸122及び従動軸
123が回動自在に支持されている。両軸122,12
3の両端部には、駆動スプロケット124及び従動スプ
ロケット125が取り付けられ、これらのスプロケット
124,125間に左右一対の搬送チェーン127,1
27が巻き掛けられている。該チェーン127,127
の内側には、一定の間隔をおいて複数のL字型の搬送ア
タッチメント128…128が設けられている。該アタ
ッチメント128…128には、前述の搬送クローラシ
ュー129…129が架設されている。該クローラシュ
ー129…129の両側部には、前述の突起129a…
129aが設けられている。
【0064】また、下側フレーム121の内部には、上
記駆動軸122に連結された図示しないモータが設けら
れ、その回転により上記駆動軸122が回転して、駆動
スプロケット124を介して上記クローラベルト126
が走行するようになっている。
【0065】また、下側フレーム121の両側壁121
a,121aの内側には、該両側壁121a,121a
に架設された取り付け板132を介して、上記一対のチ
ェーン127,127の自重を支える上チェーンレール
130,130が設けられている。同様に、L字型の下
チェーンレール131,131が、下側フレーム121
の両側壁121a,121aに設けられている。
【0066】また、前述の下側フレーム121と同様、
上側フレーム120の両側壁120a,120a間に
は、駆動軸141及び従動軸142が回動自在に支持さ
れている。両軸141,142の両端部には、駆動スプ
ロケット143及び従動スプロケット144が取り付け
られ、これらのスプロケット143,144間に左右一
対の搬送チェーン146,146が巻き掛けられてい
る。該チェーン146,146の内側には、一定の間隔
をおいて複数のL字型の搬送アタッチメント147…1
47が設けられている。該アタッチメント147…14
7には、長方形の搬送クローラシュー148…148が
架設されている。
【0067】また、上記駆動軸141には、前述のモー
タが図示しない連結機構を介して連結され、その回転に
より上記駆動軸141が回転して、駆動スプロケット1
43を介して上記クローラベルト145が走行するよう
になっている。
【0068】また、このクローラベルト145の搬送ク
ローラベルト126に対峙する部分が上方に押し上げら
れないように、チェーン146,146を下方に押さえ
る一対のL字型の押さえレール149,149が、上記
上側フレーム120の両側壁120a、120a間に取
り付けられている。
【0069】(挟み付け厚さ調整機構150)また、上
側フレーム120は、上側クローラベルト145と下側
クローラベルト126との間隔を調整する挟み付け厚さ
調整機構150を介して、下側フレーム121に平行に
固定されている。
【0070】挟み付け厚さ調整機構150は、下側フレ
ーム121の両側壁121a、121aのそれぞれ2ケ
所に固着された取り付け部材151…151と、該取り
付け部材151…151に固設された支持ポール152
…152と、上側フレーム120の両側壁120a、1
20aに固着され、軸受を備えたポール支持部材153
…153とを有し、該ポール支持部材153…153に
上記支持ポール152…152が挿通されて、上下動可
能とされている。
【0071】また、挟み付け厚さ調整機構150は、下
側フレーム121の両側壁121a、121aのそれぞ
れ2ケ所に固着された取り付け部材154…154と、
該取り付け部材に固着されたシリンダ155…155
と、上側フレーム120の両側壁120a、120aに
固着され、上記エアシリンダ155…155のピストン
155a…155a先端部が嵌合されたシリンダ受け部
材156…156とを有し、エアシリンダ155…15
5が作動することにより、上側フレーム120を昇降可
能としている。また、図示しないが、複数のエアシリン
ダ155…155は、そのエア系統が互いに連結されて
それぞれの空気圧が等しくなるようにされており、これ
により上側フレーム120が均一に持ち上がるようにさ
れている。また、上側フレーム120を所定位置にまで
持ち上げた状態で上記空気圧を微妙に調整することによ
り、積層シート1′を挟みつける圧力を微妙に調整可能
としている。
【0072】また、図14にも示すように、挟み付け厚
さ調整機構150は、上側フレーム121と下側フレー
ム121との間の4隅に、上記エアシリンダ155…1
55により持ち上げられた上側フレーム120をその位
置で固定するストッパ装置156…156を有してい
る。該ストッパ装置156は、上側フレーム120に固
定された支持部材157と、該支持部材157に挿通さ
れたネジ部材158と、該ネジ部材158の先端部に設
けられた斜面を有する上側固定部材159と、下側フレ
ーム121に固定され、上記上側固定部材159を斜面
同士の対峙で固定可能に支持する下側固定部材160と
を有している。また、上記エアシリンダ155…155
が作動して上側フレーム120が持ち上げられ、両固定
部材159,160に隙間が生じた状態のときに、ネジ
部材158を回転させることで、斜面により上側固定部
材159の水平方向の位置が調整されて、上側フレーム
120の上下方向の固定位置が調整されるようになって
いる。
【0073】そして、積層シート1′の挟み付け作業を
行なっているときには、上記エアシリンダ155…15
5の空気圧を微妙に調整することにより、上記ストッパ
装置156…156で固定された高さよりも上側フレー
ム120を若干持ち上げることも可能となって、積層シ
ート1′の挟み付け圧力を微妙に調整することができ
る。
【0074】また、クローラシュー129…129の清
掃等が必要となった場合でも、上記エアシリンダ155
…155で上側フレーム120を上昇させてストッパ装
置156…156で固定すれば、上側フレーム120と
下側フレーム121との隙間を十分に確保した状態で容
易に清掃等の作業を実施することができる。、上記下側
クローラベルト126と上側クローラベルト145とが
対峙する下方位置に、下側クローラシュー129…12
9の両端を支える複数の支えローラ161…161が配
置されている。これらの支えローラ161…161は、
上記取り付け板132の上面に固着された2本の支えフ
レーム162、162に回転自在に支持されている。
【0075】また、上記上側フレーム120及び下側フ
レーム121には、上側クローラシュー148…148
及び下側クローラシュー129…129の汚れを取る上
側粘着ローラ164、164及び下側粘着ローラ16
5、165が設けられている。
【0076】また、この挟み付け装置22の側方には、
接着剤6′,8′を軟化させるための図示しない熱風発
生機が配置され、上記両フレーム120,121の側壁
120a,120a,121a,121aに設けられた
複数の開口部120b…120b,121b…121b
から、熱風が挟み付け装置22内に送り込まれる。その
場合に、積層シート1′は、上側クローラベルト145
と、下側クローラベルト126とで挟まれ、しかも熱風
を受けた状態で移送されるので、接着剤6′、8′が軟
化して上記積層シート1′がより平坦に成形される。
【0077】また、この挟み付け装置22の内部には、
図示しないが、積層シート1′の接着剤層6′,8′を
急速に固化させてその固化時間を短縮する冷却装置も設
けられており、必要に応じて上記熱風発生機と切り替え
て利用することが可能とされている。
【0078】なお、ICカード1の製造条件によって、
上記熱風発生機か冷却装置のいずれか一方のみが必要な
場合は、必要な方のみを設けても構わない。その場合
に、冷却装置のみの場合は、上記開口部を設ける必要は
ない。一方、熱風発生機及び冷却装置の両方を利用する
必要がある場合は、上記熱風発生機か冷却装置のいずれ
か一方のみが備えられたものや、熱風発生機及び冷却装
置の両方が備えられたものを直列に2台設けることによ
り対応可能である。
【0079】[切断装置23]切断装置23は、図7に示
すように、機台170の上方に固定された支持部材17
1と、該固定部材171の下面に取り付けられた、例え
ばエアシリンダやソレノイド等の駆動装置172と、該
駆動装置172の下面から進出後退するプランジャ17
3と、該プランジャ173に固定されたカッター174
と、クローラベルト126′から排出される積層シート
1′を受ける案内プレート175と、上記案内プレート
175に、上記カッター174が下降上昇したときに進
入退出するスリット176とを有している。また、この
切断装置23には、上記積層シート1′に設けられた図
示しないレジスタマークを検出する検出機構が設けら
れ、上記レジスタマークを検出すると、検出信号がコン
トロールユニットに送られて駆動装置172が作動し、
帯状の積層シート1′が所定長の中間製品1″に切断さ
れるようになっている。
【0080】[ICカードの製造装置10の作用]次に、
この実施の形態に係るICカードの製造装置10の作用
を説明する。なお、帯状のカバーシート5′は、既に装
着され、その穴部5a′…5a′が、クローラシューの
突起58a、129aに既に係合した状態を基準とす
る。
【0081】まず、第1供給装置11から枚葉のカバー
シート7′が第1搬送装置12のベルト式搬送装置41
のベルト42上に供給され、第1接着剤塗布装置13方
向に搬送される。
【0082】このカバーシート7′は、第1接着剤塗布
装置13の案内ローラ64により案内され、図8におけ
る符号ウの位置でロール62とベルト42とに挟まれ
る。そのときに、ロール62の外周面に付着している接
着剤8′がカバーシート7′に転移する。
【0083】そして、カバーシート7′は、ベルト42
により搬送されて、第1搬送装置12のクローラ式搬送
装置51に受け渡される。そのとき該クローラ式搬送装
置51のクローラシュー58の突起58a…58aに、
穴部7a′…7a′が係合する。
【0084】一方、回路シート4…4は、回路シート載
置装置14の吸着パッド84…84に吸着されて、移送
装置83により第1搬送装置12上の所定位置にまで搬
送されている。
【0085】そして、カバーシート7′が、回路シート
載置装置14の所定位置に搬送されると、上記吸着パッ
ド84…84の吸着状態が解除されて、カバーシート
7′上に回路シート4が載置されることとなる。(この
場合に、第1搬送装置12は、連続搬送、間欠搬送のい
ずれの状態であってもかまわない。) 一方、帯状のカバーシート5′は、ガイドローラ16,
17、ロール20に導かれて繰り出されながら、符号エ
の位置で回路シート4に面する面の所定領域にノズルユ
ニット19から接着剤6′が塗布されている。
【0086】そして、回路シート4が載置された状態の
カバーシート7′は、上記ユニット21に向けてさらに
搬送されて、図10の符号エの位置で、接着剤6′の塗
布された上記カバーシート5′と重ね合わされ、積層シ
ート1′となる。
【0087】この積層シート1′は、クローラ式搬送装
置51によりさらに搬送されて、挟み付け装置22に受
け渡される。またこのときに、該挟み付け装置22のク
ローラシュー129…129の表面の突起129a…1
29aに、上記積層シート1′の穴部1a′が係合され
る。
【0088】受け渡された積層シート1′は、挟み付け
装置22の上下のクローラシュー148…148、12
9…129に挟み付けられる。そして、熱風発生機を作
動させた場合には、熱風送風機から送り込まれる熱風に
より、接着剤6′,8′層が軟化して積層シート1′が
より平坦にされて各層が密着する一方、冷却装置が作動
した場合には、積層シート1′が急速に冷却されて硬化
することとなる。
【0089】そして、積層シート1′は、挟み付け装置
22から切断装置23の案内プレート175に排出さ
れ、切断装置23により裁断されて所定の中間製品1″
ができあがる。
【0090】なお、上記第1の実施の形態においては、
第1供給装置から供給されるカバーシートを枚葉状のも
のとしたが、第1供給装置を第1ロールとすることによ
り、帯状のカバーシートを供給することも可能である。
【0091】そして、上記ICカードの製造装置10
は、回路シート4を挟んで重ね合わされた第1、第2の
カバーシート5′,7′を一定厚さに挟み付ける挟み付
け装置22を有するので、製造されたICカード1の表
面を平坦、かつ滑らかにできる。
【0092】その場合に、回路シート4…4を挟んで重
ね合わされた第1、第2のカバーシート5′,7′を、
挟み付け装置22によって両面から挟み付けるので、I
Cカード1の両面がより滑らかになると共に、ICカー
ド1の各層5,6,4,8,7の密着性が向上する。ま
た、挟み付け装置22は、挟み付け厚さ調整機構150
が設けられているので、ICカード1の厚さをきめ細か
く調整することができる。
【0093】なお、上記実施の形態では、中間製品で採
取されるカード枚数は12枚としたが、例えば15枚や
18枚等、別の枚数としても構わない。
【0094】[間接塗布]ところで、ホットメルトタイプ
の接着剤を使用してICカード等のカード状データキャ
リアを製造する場合、接着剤の種類や回路シートの形状
によっては回路シートと接着剤との間に隙間が生じるこ
とがある。その場合に、残存した僅かな空気中の水分と
接着剤とが反応することで発生するガスがその隙間に集
中し、例えば、隙間の生じやすい金属配線周辺等でカー
ド表面が膨張するという現象が生じることがある。
【0095】この対策として、上記カバーシート7′
と、接着剤8との間にカード端にまで延びる不織布を介
在させ、この不織布の繊維の隙間から上記発生ガスを逃
がすという方法がある。
【0096】その場合に、上記ICカード1の場合に
は、カバーシート7′における回路シート4の載置され
る面に前もって貼り付けた不織布の表面に接着剤8を塗
布する必要があるが、不織布に直接接着剤を塗布すると
不織布がはがれ易いため、間接塗布法によるのが望まし
い。その場合に、本ICカードの製造装置10によれ
ば、第1接着剤塗布装置13を間接塗布方式としている
ため、不織布が貼り付けられたカバーシート7′を用い
ることができ、前述の発生ガス対策に対応できる。
【0097】[ICカードの製造装置10の応用例]次
に、このICカードの製造装置10の応用例について説
明する。
【0098】尚、挟み付け装置から下流の装置について
は、前述の第1の実施の形態と同構成とされているため
記載を省略する。また、カバーシートの符号としては、
第1の供給装置から供給する帯状及び枚葉状のカバーシ
ートはX1、Y1、第2の供給装置から供給する帯状及
び枚葉状のカバーシートはX2、Y2、積層シートは
W、回路シートはZを以後説明する複数の例について共
通して用いる。
【0099】[第1の応用例]まず、図15に示すICカ
ードの製造装置200は、第1の実施の形態における第
1搬送装置12及び挟み付け装置22のクローラベルト
52,126を連続したものとし、第1供給装置11か
ら供給する枚葉状のカバーシート7′を、帯状のカバー
シートX1としたものである。
【0100】つまり、このICカードの製造装置200
は、帯状の第1のカバーシートX1を供給ロール201
aからガイドローラ201bを介して供給する第1供給
装置201と、このカバーシートX1を搬送するクロー
ラベルト式搬送装置202と、第1のカバーシートX1
の回路シートZが載置される面にノズルユニット203
aから直接接着剤を塗布する第1接着剤塗布装置203
と、この接着剤の塗布されたカバーシートX1に回路シ
ートZを載置する回路シート載置装置204と、帯状の
第2のカバーシートX2を供給する供給ロール205
と、この供給されたカバーシートX2を案内しながら搬
送するガイドローラ206と、この案内されたカバーシ
ートX2の回路シートZに面する面にノズルユニット2
07aから直接接着剤を塗布する第2接着剤塗布装置2
07(第1の実施の形態の第2接着剤塗布部19に相当
する)と、回路シートZが載置されたカバーシートX1
と接着剤の塗布されたカバーシートX2とを重ね合わせ
る重ね合わせローラ208と、この重ね合わされた積層
シートWを上記クローラベルト式搬送装置202との間
で挟み付けるクローラベルト式挟み付け装置209と、
上記積層シートXの厚みを検出するセンサ210とを有
している。
【0101】また、上記ローラ201b及び重ね合わせ
ローラ208には、図示しないが、前述の加熱装置が設
けられており、同様の効果が実現できる。
【0102】これによれば、搬送装置202が一つに統
合されているので、ICカードの製造装置200全体と
しての制御が行ないやすくなる。また、第1のカバーシ
ートX1、第2のカバーシートX2の両方が帯状とされ
ているため、両カバーシートX1,X2が装着時に正確
に重ね合わせられた後は、重ね合わせ状態がずれない。
【0103】[第1の応用例の変形例]次に、図16に示
すICカードの製造装置200′は、上記ICカードの
製造装置200において、クローラベルト式搬送装置2
02の搬送方向の長さを短縮してクローラベルト式搬送
装置202′に変更し、上記第1接着剤塗布装置203
のノズルユニット203aの配設位置を第1供給装置2
02′のガイドローラ201b上に変更したものであ
る。
【0104】これによれば、クローラベルト式搬送装置
の長さが短くなったので、ICカードの製造装置の設置
スペースを減少させることができると共に、クローラベ
ルト式搬送装置の費用を削減することができる。
【0105】なお、上記第1接着剤塗布装置203及び
第2接着剤塗布装置207は両方とも、ノズルユニット
203a,207aから、カバーシートX1,X2に直
接、接着剤を塗布する直接塗布装置としたが、ノズルユ
ニットから別途設けた塗布ローラに接着剤を塗布し、該
塗布ローラを介してカバーシートに間接的に接着剤を塗
布する間接塗布式接着剤塗布装置に置き換えてもよい。
また、第1接着剤塗布装置もしくは第2接着剤塗布装置
のいずれか一方のみを間接塗布式接着剤塗布装置として
もよい。
【0106】また、これらの例ではクローラベルト式搬
送装置202、202′は、供給装置201から挟み付
け装置209まで連続したものとされているが、第1の
実施の形態と同じように、分割したものとしてもよい。
【0107】[第2の応用例]次に、図17、図18に示
すICカードの製造装置211は、ICカードの製造装
置200の搬送装置202を、第2接着剤塗布装置20
7と挟み付け装置209との間で分断して、この分断個
所から上流側ではチェーンベルト式搬送装置212に変
更し、下流側ではクローラベルト式搬送装置213に変
更したものである。
【0108】また、上流側をチェーンベルト式搬送装置
212に変更したことによって、センサ210の下部に
センサ受けローラ210aを設けている。尚、ローラ2
10aのかわりにプレートを設けてもかまわない。
【0109】チェーンベルト式搬送装置212は、図示
しない駆動軸と従動軸の両端部にそれぞれ取り付けられ
た駆動スプロケット214及び従動スプロケット215
と、駆動スプロケット214及び従動スプロケット21
5間にガイドスプロケット216,217に案内された
状態で巻き掛けられた左右一対のチェーン218,21
8と、第1接着剤塗布装置203及び第2接着剤塗布装
置207の下方に、帯状のカバーシートX1を支持する
支持ローラ219,220とを有している。
【0110】また、チェーンベルト式搬送装置212
は、搬送するカバーシートX1の両側部を把持する把持
機構221を有している。
【0111】[把持機構221]該把持機構221は、図
19、図20に示すように、チェーン218を構成する
複数のチェーン部材222の連結板222aを、カバー
シートX1を把持するクリップ機構223と、該把持機
構221の動作を安定させる補助機構224とで1つお
きに交互に置換して構成されている。また、チェーン2
18の側方には、クリップ機構223及び補助機構22
4の移動を案内すると共に、クリップ機構223の開閉
動作を制御する一対のレール225,225とが設けら
れている。
【0112】これらのうち、クリップ機構223は、上
記チェーン部材222の連結部材222aを置き換えた
プレート231にピン232で固定されたベース部材2
33と、該ベース部材233の二股部233aの先端に
挿通されたピン234を中心として揺動可能とされたレ
バー部材235とを有し、該レバー部材235の第1腕
部235aの先端部235bと、ベース部材233の突
設部233bの先端に設けられた凹形状の受け部233
cとでカバーシートX1を挟み込んで把持する。
【0113】ベース部材233の下端部に取り付けられ
たピン236に、円筒部材237を介してローラ238
が回動自在に支持されている。該ローラ238は、上記
レール225の長手方向に延びる溝部225aに走行可
能に嵌合されている。
【0114】また、上記ベース部材233の二股部23
3a側方のピン支持部233dにはピン部材240が立
設されている。該ピン部材240にはバネ241が挿入
され、その上端部が上記レバー部材235の下面に当接
することで、レバー部材235の第1腕部235aを上
方に付勢し、カバーシートX1をレバー部材235の先
端部235bと、ベース部材233の受け部233cと
の間に確実に把持させるようにしている。
【0115】上記レバー部材235の第2腕部235c
には、ローラ239が回動可能に設けられている。
【0116】上記レール225には、高い天井面225
bと、低い天井面225cとが設けられている。これに
よれば、低い天井面225cのところでは、ローラ23
9が天井面225cに当接することで、レバー部材23
5はローラ239側が下降する。即ち、レバー部材23
5の先端部235bが上昇して、レバー部材235の先
端部235bとベース部材233の受け部233cとの
間に隙間が生じ、これによりこの隙間にカバーシートX
1が進入することが可能となる。一方、高い天井面22
5bのところでは、ローラ239が天井面225bに当
接しないから、レバー部材235はローラ239側がバ
ネ241により上方に付勢される。即ち、レバー部材2
35の先端部235bとベース部材233の受け部23
3cとの間に隙間がなくなり、カバーシートX1が挟ま
されることとなる。
【0117】尚、この例では、高い天井面225bを設
けたが、高い天井面225bがなくても把持機構221
による把持は可能なので、カバーシートX1を進入ある
いは解放させる必要がある個所にのみ低い天井面225
cと、これに続く斜面とを設けるだけでもよい。
【0118】そして、図17、18に示すように、IC
カードの製造装置211の場合、符号カから符号キの間
は、少なくともカバーシートX1を把持しておく必要が
あるため高い天井面225bとされ、符号クから符号カ
の間は、カバーシートX1を把持するように低い天井面
225cから高い天井面225bに移行され、符号キか
らケの間は、カバーシートX1を解放するように高い天
井面225bから低い天井面225cに移行され、それ
以外の区間については、天井面の高さは不問であるた
め、部材コスト削減のため天井面なしとする。
【0119】なお、上記補助機構224は、上記クリッ
プ機構223において、カバーシートX1を挟み込むた
めのレバー部材235等の機構が省略されたものであ
る。
【0120】[第2の応用例の変形例]次に、図21に示
すICカードの製造装置241は、図17に示すICカ
ードの製造装置211の第1供給装置202を、枚葉状
のカバーシートY1を供給する第1供給装置242に変
更し、枚葉状のカバーシートY1を利用できるようにし
たものである。
【0121】尚、上記ICカードの製造装置211、2
41においては、第1接着剤塗布装置203を直接塗布
方式のものとしたが、間接塗布方式の接着剤塗布装置と
することも可能である。
【0122】[第3の応用例]次に、図22に示すICカ
ードの製造装置251は、図21に示すICカードの製
造装置241の第2接着剤塗布装置207の搬送部20
7′をチェーンベルト式搬送装置252に変更し、該チ
ェーンベルト式搬送装置252の端部に枚葉状のカバー
シートY2を供給する第2供給部253を設けたもので
ある。また、該ICカードの製造装置251は、前述の
把持機構221を有しているので、枚葉状のカバーシー
トY2を、重ね合わせローラ254のような円筒状の外
周面に沿わせながら搬送することができる。したがっ
て、枚葉状のカバーシートY2を上方から供給して、枚
葉状のカバーシートY1に重ね合わせることができる。
【0123】[第3の応用例の変形例]次に、図23に示
すICカードの製造装置261は、図22に示すICカ
ードの製造装置251のチェーンベルト式搬送装置25
2の形状を変更したものである。チェーンベルト式搬送
装置262は、チェーンベルト263の下面側に枚葉状
のカバーシートY2を把持する。また、カバーシートY
2の下面側に接着剤を塗布する必要があるので、第2接
着剤塗布装置264は間接塗布方式が採用されている。
【0124】つまり、上記ICカードの製造装置25
1、261によれば、第2のカバーシートが所定長に裁
断された枚葉状のカバーシートY2である場合でも、該
カバーシートY2の両側部をこの把持機構221で把持
しておけば、第2のカバーシートY2の下方に、回路シ
ート4が載置された第1のカバーシートY1が位置する
状態で重ね合わせることが可能となる。なお、第1のカ
バーシートが帯状のカバーシートX1であっても第1供
給装置を変更すれば対応できる。
【0125】尚、前述の通り、第1接着剤塗布装置20
3を間接塗布方式とすることも可能である。
【0126】そして、複数の応用例でも説明したよう
に、本発明のICカードの製造装置によれば、これを構
成するそれぞれの装置を組みかえるだけで、枚葉状のカ
バーシートと帯状のカバーシートとの組合せを変更する
ことができ、多くの種類の品物に対応できる。
【0127】また、搬送装置には、搬送するカバーシー
トの両側部を把持する把持機構223が備えられている
ので、カバーシートへの接着剤の塗布時や、この接着剤
の塗布されたカバーシートへの回路シートの載置時に、
カバーシートを弛みなく支持することができる。
【0128】そして、枚葉状のカバーシートの下面側に
接着剤を塗布し、その状態でカバーシートに重ね合わせ
る場合にも、枚葉状のカバーシートの両側部をこの把持
機構223で把持することにより、対応することができ
る。
【0129】なお、上記第1の実施の形態のICカード
の製造装置では、カバーシートの位置合わせ方法とし
て、クローラシューに設けられた突起にカバーシートの
穴部を係合させる方法をとったが、第2の応用例以後の
装置のように、穴部に係合させるのでなく把持機構によ
りカバーシートを把持する場合には、同等の位置合わせ
ができないため、カバーシートに基準となるべきいわゆ
るトンボマーク等のレジスタマークを印刷しておき、こ
れを搬送経路上に設けた光電管等のセンサで検出して、
回路シートの載置位置を正確に決定したり、積層シート
Wの切断箇所を決定したりすることができる。なお、前
述したが、第1の実施の形態や第1の応用例のようにク
ローラシューを用いている場合にも、クローラシューに
さえぎられない面側、即ち上面側に光電管等のセンサを
設ければ、この方法を適用できる。
【0130】また、この光電管を利用する方法によれ
ば、穴部が設けられていないカバーシートの場合でも、
回路シートを載置するときや、積層シートから中間製品
を切断するときや、中間製品からICカードを打ち抜く
とき等に、その位置を正確に設定することができ、穴部
が設けられていないカバーシートを用いることが可能と
なる。
【0131】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、フィル
ム状のシートに電気回路が構成された回路シートの両面
に接着剤層を介してカバーシートを設けることが可能な
カード状データキャリアの製造装置を提供することが可
能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の装置で製造されるカード状のデータ
キャリアの一例を示す概略構成図である。
【図2】 図1のア−ア線拡大横断面図である。
【図3】 本発明の実施の形態に係るICカードの製造
装置で得られる中間製品の説明図である。
【図4】 同装置に供給される枚葉状のカバーシートの
説明図である。
【図5】 同装置に供給される帯状のカバーシートの説
明図である。
【図6】 同装置に供給される回路シートの説明図であ
る。
【図7】 同装置の全体を示す側面図である。
【図8】 第1接着剤塗布装置の一部破断要部正面図で
ある。
【図9】 回路シート載置装置の一部破断平面図であ
る。
【図10】 ユニット21の一部破断要部正面図であ
る。
【図11】 図10におけるa−a線矢視図である。
【図12】 挟み付け装置の一部破断要部側面図であ
る。
【図13】 挟み付け装置の下側フレームの要部平面図
である。
【図14】 挟みつけ厚さ調整機構のうちのストッパ装
置を、図12のb方向から矢視した要部立面図である。
【図15】 ICカードの製造装置の第1の応用例の説
明図である。
【図16】 同第1の応用例の変形例の説明図である。
【図17】 ICカードの製造装置の第2の応用例の説
明図である。
【図18】 同第2の応用例の平面の説明図である。
【図19】 把持機構をICカードの製造装置の側面方
向から見た図である。
【図20】 図19におけるc−c線矢視図である。
【図21】 同第2の応用例の変形例の説明図であ
る。。
【図22】 同第3の応用例の説明図である。
【図23】 同第3の応用例の変形例の説明図である。
【符号の説明】
1 ICカード(カード状データキャリア) 4 回路シート 5 第1のカバーシート 7 第2のカバーシート 10 ICカードの製造装置(カード状データ
キャリアの製造装置) 11 第1供給装置(第1のカバーシート供給
手段) 12 第1搬送装置(第1の搬送手段) 13 第1接着剤塗布装置(第1の接着剤塗布
装置) 14 回路シート載置装置(回路シート載置手
段) 15 カバーシート供給部(第2のカバーシー
ト供給手段) 18 第2搬送部(第2の搬送手段) 19 第2接着剤塗布部(ノズルユニット)
(第2の接着剤塗布装置) 20 ロール(重ね合わせ手段) 22 挟み付け装置(挟み付け手段) 150 挟み付け厚さ調整機構(挟み付け厚さ調
整手段) 221 把持機構(把持手段)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H01L 21/56 G06K 19/00 K // B29L 9:00 H Fターム(参考) 2C005 PA02 PA14 PA18 PA19 RA04 RA06 RA09 RA11 4F211 AD03 AD05 AG01 AG03 AH37 AR12 SA08 SC07 SD01 SJ15 SJ22 SJ29 SN19 SP04 5B035 BA05 BB09 CA01 CA23 5F061 AA02 BA07 CA11 EA03

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電気回路を設けたフィルム状の回路シー
    トの表裏両面に接着剤層を介して第1及び第2のカバー
    シートが積層されたカード状データキャリアの製造装置
    であって、第1のカバーシート供給手段から供給された
    第1のカバーシートを搬送する第1の搬送手段と、該第
    1の搬送手段により搬送される上記第1のカバーシート
    の回路シートが載置される面に加熱溶融されたホットメ
    ルトタイプの接着剤を塗布する第1の接着材塗布装置
    と、この第1のカバーシートの接着剤が塗布された面に
    上記回路シートを載置する回路シート載置手段と、第2
    のカバーシート供給手段から供給された第2のカバーシ
    ートを搬送する第2の搬送手段と、該第2の搬送手段に
    より搬送される上記第2のカバーシートの回路シートに
    面する面に加熱溶融されたホットメルトタイプの接着剤
    を塗布する第2の接着材塗布装置と、上記第2のカバー
    シートの接着剤が塗布された面を回路シートが載置され
    た第1のカバーシートに重ね合わせる重ね合せ手段と、
    上記回路シートを挟んで重ね合わされた第1、第2のカ
    バーシートを一定厚さに挟み付ける挟み付け手段とを有
    することを特徴とするカード状データキャリアの製造装
    置。
  2. 【請求項2】 挟み付け手段は、左右一対のチェーン間
    に複数の長方形のクローラシューを架設してなる一対の
    クローラベルトで構成され、回路シートを挟んで重ね合
    わされた第1、第2のカバーシートを、両ベルトのクロ
    ーラシューで挟み付けるように構成されていることを特
    徴とする請求項1に記載のカード状データキャリアの製
    造装置。
  3. 【請求項3】 第1の搬送手段又は第2の搬送手段の少
    なくとも一方に、該搬送手段によって搬送するカバーシ
    ートの両側部を把持する把持手段が備えられていること
    を特徴とする請求項1または請求項2に記載のカード状
    データキャリアの製造装置。
  4. 【請求項4】 挟み付け手段は、挟み付け厚さを調整す
    る挟み付け厚さ調整手段を有することを特徴とする請求
    項1から請求項3のいずれかに記載のカード状データキ
    ャリアの製造装置。
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