JP2008117202A - Icチップ実装体の製造装置 - Google Patents

Icチップ実装体の製造装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2008117202A
JP2008117202A JP2006300435A JP2006300435A JP2008117202A JP 2008117202 A JP2008117202 A JP 2008117202A JP 2006300435 A JP2006300435 A JP 2006300435A JP 2006300435 A JP2006300435 A JP 2006300435A JP 2008117202 A JP2008117202 A JP 2008117202A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
chip
film substrate
unit
adhesive
roller
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2006300435A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4967607B2 (ja
Inventor
Taichi Inoue
太一 井上
Kazutaka Nagano
和孝 長野
Shoji Morita
将司 森田
Masakazu Tanii
正和 谷井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Shinko Electric Co Ltd
Original Assignee
Shinko Electric Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Shinko Electric Co Ltd filed Critical Shinko Electric Co Ltd
Priority to JP2006300435A priority Critical patent/JP4967607B2/ja
Publication of JP2008117202A publication Critical patent/JP2008117202A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4967607B2 publication Critical patent/JP4967607B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Abstract

【課題】同期ローラの吸着孔に接着剤が付着する事のないICチップ実装体の製造装置を提供すること。
【解決手段】一面に一定の間隔でアンテナ回路が形成されたフィルム基板を等速で搬送する搬送部と、前記フィルム基板上に接着剤を塗布する接着剤印刷部と、等速で搬送される前記フィルム基板に前記一定の間隔で前記ICチップを前記フィルム基板に沿って移動させつつ搭載する同期ローラ部と、該同期ローラ部に前記ICチップを供給するICチップ供給部とからなり、前記フィルム基板上の接着剤が塗布された部位にICチップを搭載するICチップ搭載部と、前記同期ローラ部に前記ICチップが備えられているか否かを判定する判定部とを備え、前記判定部が前記同期ローラ部に前記ICチップが備えられていないと判定した場合、前記接着剤印刷部が前記フィルム基板上の該ICチップの搭載されるべき部位に前記接着剤を塗布しないことが好ましい。
【選択図】図3

Description

本発明は、ICチップ実装体の製造装置に関するものである。
最近、RFID(Radio Frequency Identification:電波方式認識)カードと称されるICチップ実装体が登場している。これは、内部にメモリと小型のアンテナとを有しており、リーダアンテナと非接触で情報の伝達を行うことによって、メモリに必要な情報を記録し、必要に応じてリーダライタなどの通信機器で情報の記録、書き換え、読み出しを短時間で行えるものである。
このRFIDカードのようなICチップ実装体の製造装置として、例えば、一面に粘着性を有するベースシートをコンベアによって搬送し、この粘着面にアンテナ回路及びICチップが形成された回路シートを貼り合わせ、さらに一面に粘着性を有するカバーシートを貼り合わせることによってICチップ実装体を製造するものが提案されている(例えば、特許文献1参照)。また、一面に接着剤が塗布されたベースシートをコンベアによって搬送し、この粘着面に上述と同様の回路シートを貼り合わせ、さらに接着剤を介してカバーシートを貼り合わせることによってICチップ実装体を製造するものや、一面にアンテナ回路が形成されたフィルム基板をコンベアによって搬送し、このアンテナ回路と接続するようにICチップを搭載することによってICチップ実装体を製造するものなども提案されている(例えば、特許文献2、3参照)。
また、ICチップ実装体を高速で製造するために、円筒状の同期ローラの側面に等間隔に形成されている吸着孔でICチップを吸着しながら同期ローラをフィルム基板の搬送速度と同期して回転させ、ICチップが同期ローラの真下に位置した時に予め接着剤が塗布されたフィルム基板に貼り付ける技術も提案されている。
特開2003−6596号公報(図1) 特開2003−58848号公報(図1) 特開2003−168099号公報(図1)
しかしながら、上記従来のICチップ実装体の製造装置では、以下の問題が残されている。すなわち、従来のICチップ実装体の製造装置では、フィルム基板上のICチップが搭載される位置のすべてに接着剤を塗布している。したがって、何らかの原因で同期ローラの吸着孔にICチップが吸着されていなかった場合、同期ローラの吸着孔と接着剤が接触するので接着剤が吸着孔に付着してしまい、吸着孔が塞がれるといった不具合が生じる。
本発明は、前述の課題に鑑みてなされたもので、同期ローラの吸着孔に接着剤が付着する事のないICチップ実装体の製造装置を提供することを目的とする。
本発明は、前記課題を解決するために以下の構成を採用した。すなわち、本発明のICチップ実装体の製造装置は、一面に一定の間隔でアンテナ回路が形成されたフィルム基板を等速で搬送する搬送部と、前記フィルム基板上に接着剤を塗布する接着剤印刷部と、等速で搬送される前記フィルム基板に前記一定の間隔で前記ICチップを前記フィルム基板に沿って移動させつつ搭載する同期ローラ部と、該同期ローラ部に前記ICチップを供給するICチップ供給部とからなり、前記フィルム基板上の接着剤が塗布された部位にICチップを搭載するICチップ搭載部と、前記同期ローラ部に前記ICチップが備えられているか否かを判定する判定部とを備え、前記判定部が前記同期ローラ部に前記ICチップが備えられていないと判定した場合、前記接着剤印刷部が前記フィルム基板上の該ICチップの搭載されるべき部位に前記接着剤を塗布しないことを特徴とする。
この発明にかかるICチップ実装体の製造装置では、同期ローラの吸着孔にICチップが吸着していない場所があった場合に、フィルム基板の上記ICチップが搭載されるべき部位(ICチップが吸着していない吸着孔の接触する部位)に接着剤を塗布しない。したがって、同期ローラのICチップが吸着していない吸着孔にはフィルム基板のみが接触するので、吸着孔が接着剤によって塞がれる等の不都合を回避でき、ICチップ実装体の製造効率が向上する。
また、ICチップ搭載部がフィルム基板上に形成されたアンテナ回路の所定位置にICチップを搭載するときに、同期ローラ部がフィルム基板の搬送速度と同期した速度でICチップを移動させつつ搭載する。したがって、フィルム基板を一時的に停止させることなくICチップを搭載することができるので、ICチップ実装体の製造効率が向上する。
また、単位時間当たりに製造することができるICチップ実装体の数が増加し、ICチップ実装体のコストダウンを図ることができる。
さらに、フィルム基板を等速で搬送することによって、フィルム基板に悪影響を与えない。
また、本発明にかかるICチップ実装体の製造装置は、前記判定部が、前記同期ローラ部を撮像し、撮像した画像に基づき該同期ローラ部に前記ICチップが備えられているか否かを判定することが好ましい。
この発明にかかるICチップ実装体の製造装置では、同期ローラを撮像し、撮像した画像からICチップの搭載の有無を判定することで、ICチップが無い場合には接着剤を塗布しないようにできるので、吸着孔が接着剤によって塞がれる等の不都合を回避でき、ICチップ実装体の製造効率が向上する。
本発明のICチップ実装体の製造装置によれば、アンテナ回路が形成されたフィルム基板上に同期ローラを用いてICチップを搭載するときに、同期ローラのICチップが吸着されていない吸着孔には接着剤が塗布されていないフィルム基板が接触するので、同期ローラの吸着孔が接着剤によって塞がれる等の不具合を回避できる。
以下、本発明にかかるICチップ実装体の製造装置の一実施形態を、図1から図9を参照しながら説明する。
本実施形態によるICチップ実装体の製造装置1は、ICチップ実装体として例えばIDタグ2を製造する製造装置である。
このIDタグ2は、図1に示すように、所定位置にアンテナ回路3aが形成されたフィルム基板3と、このアンテナ回路3a上の所定位置に搭載されるICチップ4と、カバーシート5とによって構成されている。
アンテナ回路3aは、フィルム基板3上に予め印刷技術やエッチングによって形成されており、図2に示すように、フィルム基板3上に等間隔で連続的に形成されている。
ICチップ4は、裏面4aにアンテナ回路3aに接続するための例えば銅または金で形成されたバンプ4bが設けられており、例えば導電性ペーストで形成された接着剤6を介してアンテナ回路3aと接続される。
カバーシート5は、一面が接着性を有しており、フィルム基板3及びICチップ4を覆うように配されている。
このICチップ実装体の製造装置1は、図3に示すように、フィルム基板3を収容するフィルム基板収容部11と、フィルム基板3にICチップ4を搭載する位置に接着剤6を塗布する接着剤印刷部12と、フィルム基板3の所定位置にICチップ4を搭載するICチップ搭載部13と、接着剤6を乾燥させるヒータ14と、ICチップ4が搭載されたフィルム基板3の表面に貼り合わせるカバーシート貼り合わせ部15と、カバーシート5が貼り合わされたフィルム基板3を巻き取る製品巻取り部16と、これらを制御する制御部17とで構成されている。
フィルム基板収容部11は、図2に示すフィルム基板3のロール21を収容すると共にフィルム基板3が一定速度かつ一定張力になるように制御部17により制御されている。
また、このフィルム基板収容部11から送り出されたフィルム基板3が、接着剤印刷部12に向かって連続搬送されるように構成されている。
接着剤印刷部12は、CCDカメラ22と、接着剤6をフィルム基板3の所定位置に塗布する印刷部23とを備えている。また、この接着剤印刷部12から送り出されたフィルム基板3が、ICチップ搭載部13に向かって水平方向に連続搬送されるように構成されている。
ICチップ搭載部13は、ICチップ4を搬送されたフィルム基板3に搭載する搭載装置25を備えている。
この搭載装置25は、図4から図8に示すようなICチップ供給部26と、ロータリーヘッド部27と、同期ローラ部28とによって構成されている。
ICチップ供給部26は、図4に示すように、ICチップ4を収容するボウル31と、ICチップ4を一定速度で一定方向に搬送するリニアフィーダ32と、ICチップ4をリニアフィーダ32からボウル31に搬送するリターンフィーダ(図示略)と、ボウル31、リニアフィーダ32及びリターンフィーダに振動を与える振動ドライブ(図示略)と、ICチップ4を撮像する2台のCCDカメラであるCCDカメラ34、35とによって構成されている。振動を与える方法としては、例えば電磁振動が用いられる。
ボウル31は、その内周壁にスパイラル状の搬送路36が形成されており、収容されたICチップ4が搬送路36上を振動により一定速度でリニアフィーダ32の搬送路37まで搬送するように構成されている。
リニアフィーダ32は、ボウル31によって搬送されたICチップ4を同様に振動によって搬送路36の先端まで搬送するように構成されている。
2台のCCDカメラであるCCDカメラ34、35は、リニアフィーダ32の搬送路37のほぼ中央と先端とにそれぞれ配置されており、撮像した画像信号をそれぞれ制御部17に伝送するように構成されている。
エアブローは、CCDカメラ34とCCDカメラ35との間の搬送路37上に配置されており、制御部17がCCDカメラ34で撮像したICチップ4が表(バンプ4bが下向き)であると判別した場合、このICチップ4をリターンフィーダに排出するように構成されている。
リターンフィーダは、エアブローによって排出されたICチップ4をボウル31に排出するように構成されている。
ロータリーヘッド部27は、図5に示すように、円盤プレート42を回転させる駆動モータ41と、駆動モータ41の下面に駆動モータ41の中心軸を回転中心として回転可能に配置される円盤プレート42と、円盤プレート42の周方向に等間隔で配置された4つのノズルユニット43と、駆動モータ41の側面に対向して設けられた1対のZ軸ユニット44とを備えている。
円盤プレート42は、例えばアルミニウムで形成されており、駆動モータ41によって、駆動モータ41の中心軸を回転中心として回転可能に配置されている。また、円盤プレート42には、周方向に等間隔で4つの貫通孔42aが形成されており、ノズルユニット43が配置されている。
ノズルユニット43は、ほぼ円筒形状を有するノズル本体45と、円盤プレート42に対して垂直な方向で可動となるように設けられたシリンダ部46とを備えている。
シリンダ部46は、先端にはICチップ4を吸着する吸着部47が設けられており、基端には後述するZ軸ユニット44の係合部53に係合する円盤部48が設けられている。
このノズルユニット43は、吸着部47が、円盤プレート42を回転させた際に、上面視においてリニアフィーダ32の搬送路37の先端に重なると共に、後述する同期ローラ61の吸着孔61aに重なるような位置に配されている。
ノズル本体45の内部には、ノズルユニット43の中心軸を回転軸としてシリンダ部46を回転させるθ軸回転ギア(図示略)が設けられている。このθ軸回転ギアは、制御部17がICチップ4をCCDカメラ35によって撮像されたICチップ4の撮像画像を基に所定の方向に回転させるように構成されている。
なお、駆動モータ41は、制御部17により円盤プレート42が90°ずつ駆動モータ41の中心軸を回転中心として間欠的に回転させる、いわゆるインデックス動作を行うような構成となっている。このインデックス動作によって、ノズルユニット43は、図6に示すように、上面視においてリニアフィーダ32の搬送路37の先端と重なる位置Saと、位置Sbと、後述する同期ローラ61の吸着孔61aと重なる位置Scと、位置Sdとで一時的に停止するように構成されている。
また、シリンダ部46は、円盤プレート42を回転させた際に、位置Saで搬送路36上にあるICチップ4の真空吸着を行い、位置ScでICチップ4をリリースする。
Z軸ユニット44は、駆動モータ41の側面に対向するように2つ配置されており、Z軸ユニット本体51と、円盤プレート42に対して垂直な方向であるZ軸方向に可動であるスライド部52とを備えている。
スライド部52は、Z軸ユニット本体51内に配置されたACサーボモータ(図示略)によりZ軸方向に可動となっている。また、スライド部52の側面には、円盤プレート42の周方向外方に向かってノズルユニット43の円盤部48を係合する係合部53が突出して設けられている。この係合部53で円盤部48を係合し、ACサーボモータによってスライド部52をZ軸方向にスライドさせることにより、シリンダ部46がZ軸方向に可動となるように構成されている。
同期ローラ部28は、図7に示すように、同期ローラ61と、同期ローラ61を動作させる駆動モータ62と、同期ローラ61によるICチップ4の搭載位置を補正するアライメントステージ63と、同期ローラ61上のICチップ4を撮像するCCDカメラ64(判定部)とを備えている。
同期ローラ61には、その周方向に吸着孔61aが等間隔で5箇所形成されており、ロータリーヘッド部27によって搬送されたICチップ4を吸着するような構成となっている。
駆動モータ62は、制御部17により同期ローラ61が72°ずつ同期ローラ61の中心軸を回転中心としてインデックス動作を行うような構成となっている。このインデックス動作によって、同期ローラ61の吸着孔61aは、図8に示すように、側面視において位置Scと重なる位置Seと、位置Sf〜Siとで一時的に停止する様に構成されている。
アライメントステージ63は、X軸モータ65及びY軸モータ66を有している。このアライメントステージ63は、CCDカメラ22によるフィルム基板3上のアンテナ回路3aの位置情報とCCDカメラ64によるICチップ4の位置情報とを基に制御部17が算出した補正量によってX軸モータ65及びY軸モータ66が適宜駆動して補正する。
ヒータ14は、ICチップ4が搭載されたフィルム基板3の接着剤6を乾燥、温熱処理を行う。
貼り合わせ部15は、ICチップ4が搭載されたフィルム基板3とカバーフィルム5とを貼り合わせるボンディングローラ71と、カバーフィルム5のローラ72を収容するカバーフィルム収容部73とを備えている。
ボンディングローラ71は、製品巻取り部16と共にフィルム基板収容部11からフィルム基板3を搬送する搬送部となっており、カバーフィルム収容部73からカバーフィルムを引き出して、フィルム基板3とカバーフィルム5とを貼り合わせるような構成となっている。
製品巻取り部16は、カバーフィルム5を貼り合わせることによって製造されたIDタグ2を巻き取ってロール75として収容するように構成されている。
制御部17は、図9に示すように、フィルム基板収容部11、ボンディングローラ71及び製品巻取り部74の駆動を制御する駆動制御部81と、接着剤印刷部12の駆動を制御する印刷制御部82と、ヒータ14の駆動を制御するヒータ制御部83と、ICチップ供給部26の振動を制御する振動制御部84と、同期ローラ部28及びロータリーヘッド部27のインデックス動作を制御する動作制御部85と、CCDカメラ22、35、36、64によって撮像されたそれぞれの画像の画像処理を行う画像処理部86、87、88、89と、画像処理部88によって処理された画像からロータリーヘッド部27のθ軸回転ギアを制御する回転補正制御部91と、画像処理部89によって処理された画像から補正量を同期ローラ部28のアライメントステージ63に送信する補正制御部92と、画像処理部87によって処理された画像からICチップ4の表裏を判定してICチップ供給部26を制御する表裏判定部93とを備えている。このうち、画像処理部89は本発明における判定部として機能する。
次に、IDタグの製造方法について図10を用いて説明する。
まず、ボンディングローラ71及び製品巻取り部74は、フィルム基板3をフィルム基板収容部11から一定の速度で接着剤印刷部12に搬送する(ステップST1)。
次に、CCDカメラ64が同期ローラ61を撮像し、画像処理部89が撮像された画像を基に同期ローラ61にICチップ4が備えられているか否か(つまり、吸着孔61aにICチップ4が吸着されているか否か)を判定する(ステップST2)。ICチップ4が同期ローラ61に備えられていない場合、フィルム基板3のICチップ4が搭載されるべき部位(上記ICチップ4が吸着していない吸着孔61aの接触する部位)に接着剤を塗布しない(ステップST3)。
ICチップ4が同期ローラ61に備えられている場合、接着剤印刷部12のCCDカメラ22がフィルム基板3のアンテナ回路3aを撮像し、画像処理部86が撮像した画像を基にフィルム基板3に形成されたアンテナ回路3aの位置を確認する。そして、印刷部23は、この位置情報を基にフィルム基板3上のステップST2において撮像されたICチップ4が搭載される部位に、フィルム基板3を止めることなく例えば輪転機といった塗布装置で接着剤6を塗布する(ステップST4)。
次に、チップ搭載部13が、アンテナ回路3aの所定位置にICチップ4を搭載する(ステップST5)。
そして、ヒータ14が、ICチップ4が搭載されたフィルム基板3を加熱し、接着剤6を硬化させることでICチップ4をフィルム基板3に固定する(ステップST6)。
その後、貼り合わせ部15が、アンテナ回路3a及びICチップ4を覆うようにカバーフィルムを貼り合わせる(ステップST7)。
最後に、製品巻取り部16が、カバーフィルム5が貼り合わされたフィルム基板3を巻き取る(ステップST8)。
次に、チップ搭載部13によるICチップ4の搭載方法について、上述したIDタグの製造方法におけるステップST2〜ST5を含み、図11を用いて詳細に説明する。
まず、振動制御部84が振動ドライブを駆動させることで、ICチップ供給部26は、ボウル31にあるICチップ4を振動により等速、等間隔で搬送路37上を搬送する。このとき、CCDカメラ34が、リニアフィーダ32の搬送路37上を搬送されるICチップ4の撮像を上面側から行い、制御部17の画像処理部87がCCDカメラ34の撮影画像から撮像したICチップ4の表裏判定を行う(ステップST11)。ここではバンプ4bが設けられている面を裏面とする。
ステップST11において、画像処理部87がICチップ4を表であると判定したとき、表裏判定部93は、このICチップ4をリターンフィーダに排出する。排出されたICチップは、リターンフィーダによってボウル31に搬送される(ステップST12)。
また、ステップST11において、画像処理部87がICチップ4を裏であると判定したとき、リニアフィーダ32は、ICチップ4を搬送路37の先端に向かってさらに搬送する。ここで、CCDカメラ35は、リニアフィーダ32の先端に搬送されたICチップ4の撮像を行う。(ステップST13)。
次に、図6に示す位置Saにあるノズルユニット43が、搬送路37の先端のICチップ4を吸着する。すなわち、ノズルユニット43の円盤部48がZ軸ユニット44の係合部53に係合している状態で、スライド部52をZ軸下方にスライドさせる。そして、シリンダ部46がZ軸下方に移動し、吸着部47がリニアフィーダ32の搬送路37上を搬送されたICチップ4を吸着する(ステップST14)。
ICチップ4を吸着した後、シリンダ部46は、Z軸ユニット44によってZ軸上方に移動する。そして、円盤プレート42が、周方向で90°回転するインデックス動作を行い、ノズルユニット43を図6に示す位置Sbに移動させる。
このとき、制御部17の画像処理部88が、ステップST13においてCCDカメラ35の撮影画像から撮像したICチップ4の良否判定を行う(ステップST15)。
ステップST15において、画像処理部88がICチップ4を不良品であると判定したとき、ノズルユニット43は、シリンダ部46がこのICチップ4をリリースすることによって不良品として排出する(ステップST16)。
また、ステップST15において、画像処理部88がICチップ4を良品であると判定したとき、円盤プレート42がインデックス動作を行う。このインデックス動作中に、画像処理部88がCCDカメラ35によって撮像した画像からICチップ4を搭載するのに適切な方向を算出し、θ軸回転ギアがICチップ4を所定の方向に回転させる(ステップST17)。
ノズルユニット43は、このインデックス動作によって図6に示す位置Scに移動する。
ロータリーヘッド部27は、スライド部52をZ軸下方にスライドし、シリンダ部46をZ軸下方に移動させる。そして、吸着部47は、同期ローラ61の吸着孔61aに当接してICチップ4をリリースすることにより、ICチップ4が図8に示す位置Seにある同期ローラ61の吸着孔61aに吸着する(ステップST18)。
同期ローラ61は、駆動モータ62によって72°回転するインデックス動作を行う。
これによりICチップ4は、図8に示す位置Sfに移動する。ここで、CCDカメラ64は同期ローラ61上のICチップ4(図8に示す位置Sf)を撮像し、画像処理部89が撮像された画像に基づいてICチップ4の有無を判定する(ステップST19)。
ICチップ4が撮像されず、画像処理部89がICチップ4は同期ローラ61に備えられていないと判定した場合には、画像処理部89からの信号に基づいて印刷制御部82は、接着剤印刷部12を制御してフィルム基板3のICチップ4が搭載されるべき部位(ICチップ4が吸着していない吸着孔61aの接触する部位)に接着剤6を塗布しない(ステップST20)。
そして、ICチップ4が同期ローラ61に備えられていると判定された場合には、接着剤印刷部12のCCDカメラ22がフィルム基板3のアンテナ回路3aを撮像し、画像処理部86が撮像した画像を基にフィルム基板3に形成されたアンテナ回路3aの位置を確認する。そして、印刷部23は、この位置情報を基にフィルム基板3上のステップST19において撮像されたICチップ4が搭載される部位に、フィルム基板3を止めることなく例えば輪転機といった塗布装置で接着剤6を塗布する(ステップST21)。
続いて、補正制御部92は、画像処理部86によるアンテナ回路3aの位置情報及び画像処理部89によるICチップ4の位置情報から同期ローラ61の位置の補正量を算出する。
同期ローラ61がさらにインデックス動作を行うと共に、アライメントステージ63は、補正制御部92によって同期ローラ61の位置を補正する(ステップST22)。
同期ローラ61が、さらにインデックス動作を行い、図8に示す位置Sgと位置Shとの間でフィルム基板3とICチップ4とを当接させて、吸着孔61aからICチップ4をリリースしてフィルム基板3上にICチップ4を搭載する(ステップST23)。なお、同期ローラ61において、フィルム基板3との接触位置は、ロータリーヘッド部27から同期ローラ61にICチップ4がリリースされる位置と対向する位置にある。したがって、フィルム基板3との接触位置において、ICチップ4は、インデックス動作によって止まらずにフィルム基板3上に配置される。
このように構成されたICチップ実装体の製造装置によれば、同期ローラ61の吸着孔61aにICチップ4が吸着していない場所があった場合に、フィルム基板3の上記ICチップ4が搭載されるべき部位(ICチップ4が吸着していない吸着孔61aの接触する部位)には接着剤6を塗布しない。したがって、同期ローラ61の吸着孔61aにはフィルム基板3のみが接触するので、吸着孔61aが接着剤6によって塞がれる等の不都合を回避でき、IDタグ2の製造効率が向上する。
また、同期ローラ61が、フィルム基板3を搬送する速度と同期した速度で、ICチップ4を移動させつつフィルム基板3上に搭載する。したがって、フィルム基板を一時的に停止させることなくICチップ4を搭載するので、IDタグ2の製造効率が向上する。
また、単位時間当たりに多数のIDタグ2を製造することができので、IDタグ2のコストダウンが図れる。また、フィルム基板3を等速で搬送するので、フィルム基板3に悪影響を与えない。
また、CCDカメラ34、35がアンテナ回路3a及びICチップ4を撮像し、アライメントステージ63が撮像した画像から同期ローラ61によるICチップ4の搭載の位置を補正する。これにより、フィルム基板3の送り精度が向上する。また、ICチップ4を所定の搭載位置に搭載させることができるので、IDタグ2の製造歩留まりが向上する。
なお、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において種々の変更を加えることが可能である。
例えば、上記の実施形態では、IDタグの製造装置であったが、ICチップを実装したカードであってもよい。
また、ICチップ搭載部は、搭載装置を複数組備えてもよい。
また、同期ローラに形成される吸着孔は5箇所に限定されない。
また、フィルム基板には予めアンテナ回路が形成されていたが、アンテナ回路を製作する装置を接着剤印刷装置の前に配置することで、アンテナ回路が形成されていないフィルム基板を供給するような装置であってもよい。
また、カバーフィルムがアンテナ回路及びICチップを挟むように覆うような構造にしてもよい。
また、フィルム基板のローラ21は、回転自在にしてもよい。
また、駆動モータ41は、筐体に内蔵されたものでもよい。
本発明にかかる一実施形態におけるIDタグを示すもので、(a)は平面図、(b)は断面図である。 本発明にかかる一実施形態におけるフィルム基板を示す平面図である。 本発明にかかる一実施形態におけるICチップ実装体の製造装置を示す概略側面図である。 本発明にかかる一実施形態におけるICチップ供給部を示す斜視図である。 本発明にかかる一実施形態におけるロータリーヘッド部を示す斜視図である。 本発明にかかる一実施形態におけるロータリーヘッド部のインデックス動作によるノズルユニットの停止位置を示す概略図底面図である。 本発明にかかる一実施形態における同期ローラ部を示す斜視図である。 本発明にかかる一実施形態における同期ローラ部のインデックス動作による吸着孔の停止位置を示す概略断面図である。 本発明にかかる一実施形態における制御部を示すブロック図である。 本発明にかかる一実施形態におけるIDタグの製造手順を示すフローチャートである。 本発明にかかる一実施形態におけるチップ搭載装置によるICチップの搭載手順を示すフローチャートである。
符号の説明
1 ICチップ実装体の製造装置
2 IDタグ(ICチップ実装体)
3 フィルム基板
4 ICチップ
5 カバーフィルム
11 フィルム基板収容部(搬送部)
12 接着剤印刷部
13 ICチップ搭載部
15 カバーフィルム貼り合わせ部
16 製品巻取り部(搬送部)
25 CCDカメラ
26 ICチップ供給部
28 同期ローラ部
64 CCDカメラ(判定部)
71 ボンディングローラ(搬送部)
89 画像処理部(判定部)

Claims (2)

  1. 一面に一定の間隔でアンテナ回路が形成されたフィルム基板を等速で搬送する搬送部と、
    前記フィルム基板上に接着剤を塗布する接着剤印刷部と、
    等速で搬送される前記フィルム基板に前記一定の間隔で前記ICチップを前記フィルム基板に沿って移動させつつ搭載する同期ローラ部と、該同期ローラ部に前記ICチップを供給するICチップ供給部とからなり、前記フィルム基板上の接着剤が塗布された部位にICチップを搭載するICチップ搭載部と、
    前記同期ローラ部に前記ICチップが備えられているか否かを判定する判定部とを備え、
    前記判定部が前記同期ローラ部に前記ICチップが備えられていないと判定した場合、前記接着剤印刷部が前記フィルム基板上の該ICチップの搭載されるべき部位に前記接着剤を塗布しないことを特徴とするICチップ実装体の製造装置。
  2. 前記判定部は、前記同期ローラ部を撮像し、撮像した画像に基づき該同期ローラ部に前記ICチップが備えられているか否かを判定することを特徴とする請求項1に記載のICチップ実装体の製造装置。
JP2006300435A 2006-11-06 2006-11-06 Icチップ実装体の製造装置 Expired - Fee Related JP4967607B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006300435A JP4967607B2 (ja) 2006-11-06 2006-11-06 Icチップ実装体の製造装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006300435A JP4967607B2 (ja) 2006-11-06 2006-11-06 Icチップ実装体の製造装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2008117202A true JP2008117202A (ja) 2008-05-22
JP4967607B2 JP4967607B2 (ja) 2012-07-04

Family

ID=39503061

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006300435A Expired - Fee Related JP4967607B2 (ja) 2006-11-06 2006-11-06 Icチップ実装体の製造装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4967607B2 (ja)

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH1134547A (ja) * 1997-07-14 1999-02-09 Konica Corp Icカードの製造方法
JPH1154546A (ja) * 1997-08-01 1999-02-26 Mitsubishi Heavy Ind Ltd 非接触タグ製造時のicチップ電極接続方法
JP2003058848A (ja) * 2001-08-10 2003-02-28 Navitas Co Ltd カード状データキャリアの製造装置
JP2005209144A (ja) * 2003-12-26 2005-08-04 Shinko Electric Co Ltd Icチップ実装体の製造方法及び製造装置

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH1134547A (ja) * 1997-07-14 1999-02-09 Konica Corp Icカードの製造方法
JPH1154546A (ja) * 1997-08-01 1999-02-26 Mitsubishi Heavy Ind Ltd 非接触タグ製造時のicチップ電極接続方法
JP2003058848A (ja) * 2001-08-10 2003-02-28 Navitas Co Ltd カード状データキャリアの製造装置
JP2005209144A (ja) * 2003-12-26 2005-08-04 Shinko Electric Co Ltd Icチップ実装体の製造方法及び製造装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP4967607B2 (ja) 2012-07-04

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4734857B2 (ja) Icチップ実装体の製造装置
JP4742526B2 (ja) Icチップ実装体の製造方法及び製造装置
JP5023669B2 (ja) Icチップ実装体の製造装置
JP4802548B2 (ja) Icチップ実装体の製造装置
JP7205941B2 (ja) ボンディング装置
JP4742627B2 (ja) Icチップ実装体の製造装置
JP4967607B2 (ja) Icチップ実装体の製造装置
JP2004265953A (ja) 電子部品搭載装置および電子部品搭載方法
KR100309942B1 (ko) 전자부품의 설치방법 및 설치장치
JP5304370B2 (ja) Icチップ供給装置
JP4949114B2 (ja) 接続材料塗布装置および半導体装置の製造方法
JP2011143979A (ja) パーツフィーダ
JP4961745B2 (ja) Icチップ実装体製造装置およびicチップ実装体の移載位置制御方法
JP4312617B2 (ja) フレキシブル基板貼付け装置および同装置を備えた基板製造装置
JP2005129803A (ja) Icタグ付きシートの製造方法、icタグの製造方法、及びその製造装置
JP2008053486A (ja) 半導体装置の製造装置及び半導体装置の製造方法
JP2006060041A (ja) 実装用電子部品の供給装置及び供給方法
JP2001274179A (ja) チップマウンタおよび半導体装置の製造方法
JPS6158251A (ja) 半導体チツプの自動マウント方法
CN114787976A (zh) Ic芯片搭载装置、ic芯片搭载方法
CN114830307A (zh) Ic芯片搭载装置、ic芯片搭载方法
KR20130028787A (ko) Ic 칩 실장체의 제조 장치
JP2005045088A (ja) インターポーザ基板の積層方法及びその装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20091029

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20101201

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20120229

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20120306

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20120319

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150413

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees