JP2003055682A5

JP2003055682A5 -

Info

Publication number: JP2003055682A5
Application number: JP2001248288A
Authority: JP
Filing date: 2001-08-17
Publication date: 2005-11-10

Description

【特許請求の範囲】
【請求項１】化成処理を施していない金属材料に用いる保護皮膜処理剤であって、式Ｍ₂Ｏ・ｎＳｉＯ₂（式中、ＭはＮａ、ＫまたはＬｉを表し、ｎはＭがＮａまたはＫであるときは２〜４の数を表し、ＭがＬｉであるときは３．５〜８．５の数を表す）で表されるケイ酸アルカリ金属塩を水に配合してなる保護皮膜処理剤。
【請求項２】油、石けん、金属石けん、ワックスおよびポリテトラフルオロエチレンから選ばれる少なくとも１種の潤滑成分を配合してなり、ケイ酸アルカリ金属塩と潤滑成分との合計質量を基準として、ケイ酸アルカリ金属塩の配合量が１０〜９９質量％であり、潤滑成分の配合量が１〜９０質量％である、請求項１記載の保護皮膜処理剤。
【請求項３】粘性調整剤を配合してなり、粘性調整剤の配合量が、ケイ酸アルカリ金属塩と潤滑成分との合計質量を基準として、１〜３０質量％である、請求項１または２記載の保護皮膜処理剤。
【請求項４】油が植物油、鉱物油および合成油から選ばれる少なくとも１種である請求項２または３記載の保護皮膜処理剤。
【請求項５】石けんがステアリン酸ナトリウムおよびステアリン酸カリウムから選ばれる少なくとも１種である請求項２〜４のいずれか１項に記載の保護皮膜処理剤。
【請求項６】金属石けんがステアリン酸カルシウム、ステアリン酸アルミニウム、ステアリン酸バリウム、ステアリン酸リチウムおよびステアリン酸亜鉛から選ばれる少なくとも１種である請求項２〜５のいずれか１項に記載の保護皮膜処理剤。
【請求項７】ワックスがポリエチレンワックス、ポリプロピレンワックス、カルナウバロウ、ミツロウおよびパラフィンワックスから選ばれる少なくとも１種である請求項２〜６のいずれか１項に記載の保護皮膜処理剤。
【請求項８】粘性調整剤が、有機高分子系増粘剤および無機系増粘剤から選ばれる少なくとも１種である請求項３〜７のいずれか１項に記載の保護皮膜処理剤。
【請求項９】有機高分子系増粘剤が、ヒドロキシエチルセルロース、カルボキシメチルセルロース、ポリアクリル酸アミド、ポリアクリル酸ナトリウム、ポリビニルピロリドンおよびポリビニルアルコールから選ばれる少なくとも１種である請求項８記載の保護皮膜処理剤。
【請求項１０】無機系増粘剤が、微粉シリカ、ベントナイト、カオリンおよび合成ヘクトライトから選ばれる少なくとも１種である請求項８記載の保護皮膜処理剤。
【請求項１１】固体潤滑剤および極圧添加剤から選ばれる少なくとも１種を配合した請求項１〜１０のいずれか１項に記載の保護皮膜処理剤。
【請求項１２】化成処理を施していない金属材料の表面に請求項１〜１１のいずれか１項に記載の保護皮膜処理剤から形成された保護皮膜が形成されていることを特徴とする保護皮膜を有する金属材料。
【請求項１３】乾燥後の保護皮膜の付着量が０．３〜５０ｇ／ｍ²である、請求項１２記載の保護皮膜を有する金属材料。
【請求項１４】金属材料が、鉄もししくは鋼、銅もしくは銅合金、アルミニウムもしくはアルミニウム合金、およびチタンもしくはチタン合金から選ばれる少なくとも１種である請求項１２又は１３記載の金属材料。

Claims

式Ｍ₂Ｏ・ｎＳｉＯ₂（式中、ｎは２〜９の数を表し，ＭはＮａ，Ｋ，ＬｉおよびＮＲ₄（式中、Ｒはアルキル基を表す）の少なくとも１種を表す）で表されるケイ酸アルカリを水に配合してなる保護皮膜処理剤。
油、石けん、金属石けん、ワックスおよびポリテトラフルオロエチレンから選ばれる少なくとも１種の潤滑成分を配合してなり、ケイ酸アルカリと潤滑成分との合計質量を基準として、ケイ酸アルカリの配合量が１０〜９９質量％であり、潤滑成分の配合量が１〜９０質量％である、請求項１記載の保護皮膜処理剤。
粘性調整剤を配合してなり、粘性調整剤の配合量が、ケイ酸アルカリと潤滑成分との合計質量を基準として、１〜３０質量％である、請求項１または２記載の保護皮膜処理剤。
ケイ酸アルカリが、ＳｉＯ₂／Ｍ₂Ｏのモル比が２〜４のケイ酸ナトリウムおよびケイ酸カリウム、ＳｉＯ₂／Ｍ₂Ｏのモル比が３．５〜８．５のケイ酸リチウムおよびＳｉＯ₂／Ｍ₂Ｏのモル比が３〜９のケイ酸アンモニウムから選ばれる少なくとも１種である請求項１〜３のいずれか１項に記載の保護皮膜処理剤。
油が植物油、鉱物油および合成油から選ばれる少なくとも１種である請求項２〜４のいずれか１項に記載の保護皮膜処理剤。
石けんがステアリン酸ナトリウムおよびステアリン酸カリウムから選ばれる少なくとも１種である請求項２〜５のいずれか１項に記載の保護皮膜処理剤。
金属石けんがステアリン酸カルシウム、ステアリン酸アルミニウム、ステアリン酸バリウム、ステアリン酸リチウムおよびステアリン酸亜鉛から選ばれる少なくとも１種である請求項２〜６のいずれか１項に記載の保護皮膜処理剤。
ワックスがポリエチレンワックス、ポリプロピレンワックス、カルナウバロウ、ミツロウおよびパラフィンワックスから選ばれる少なくとも１種である請求項２〜７のいずれか１項に記載の保護皮膜処理剤。
粘性調整剤が、有機高分子系増粘剤および無機系増粘剤から選ばれる少なくとも１種である請求項３〜８のいずれか１項に記載の保護皮膜処理剤。
有機高分子系増粘剤が、ヒドロキシエチルセルロース、カルボキシメチルセルロース、ポリアクリル酸アミド、ポリアクリル酸ナトリウム、ポリビニルピロリドンおよびポリビニルアルコールから選ばれる少なくとも１種である請求項９記載の保護皮膜処理剤。
無機系増粘剤が、微粉シリカ、ベントナイト、カオリンおよび合成ヘクトライトから選ばれる少なくとも１種である請求項９記載の保護皮膜処理剤。
固体潤滑剤および極圧添加剤から選ばれる少なくとも１種を配合した請求項１〜１１のいずれか１項に記載の保護皮膜処理剤。
金属材料表面に請求項１〜１２のいずれか１項に記載の保護皮膜処理剤から形成された保護皮膜が形成されていることを特徴とする保護皮膜を有する金属材料。
乾燥後の保護皮膜の付着量が０．３〜５０ｇ／ｍ²である、請求項１３記載の保護皮膜を有する金属材料。
金属材料が、鉄もししくは鋼、銅もしくは銅合金、アルミニウムもしくはアルミニウム合金、およびチタンもしくはチタン合金から選ばれる少なくとも１種である請求項１３又は１４記載の金属材料。