JP2998790B2 - 表面処理金属板 - Google Patents

表面処理金属板

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JP2998790B2 JP28431496A JP28431496A JP2998790B2 JP 2998790 B2 JP2998790 B2 JP 2998790B2 JP 28431496 A JP28431496 A JP 28431496A JP 28431496 A JP28431496 A JP 28431496A JP 2998790 B2 JP2998790 B2 JP 2998790B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、深絞り性に優れた
表面処理金属板に関し、特に家庭用電気製品の部品、例
えばオーディオシャーシ類や、コンピューターケース,
ビデオケース,モーターケース,プーリー等の深絞り製
品に好適な表面処理金属板に関するものである。
【0002】
【従来の技術】家庭用電気製品の部品に用いられる材料
としては、電気Znめっき鋼板及び溶融Znめっき鋼板
等のZn系めっき鋼板や、より一層の耐食性及び塗装性
の向上を目的として、該Znめっき鋼板上にクロメート
処理やりん酸塩処理等の化成処理を施した無機系表面処
理鋼板が多く用いられている。
【0003】これらの無機系表面処理鋼板は、鋼板メー
カーよりコイル材またはシート材の状態で製品として出
荷され、ユーザーにて各種の加工が施される。但し、こ
れらの表面処理鋼板は、表面が硬い無機質の皮膜で形成
されているため、搬送用の台と接触したり、或いは曲げ
加工時に金属製の型と擦れ合うことにより鋼板表面に擦
り疵等が発生することがある。鋼板表面の疵付きは、製
品の外観及び皮膜性能を損ない商品価値を劣化させる。
【0004】そこで、クロメート処理が施された表面処
理鋼板に、有機樹脂皮膜を形成した樹脂塗装鋼板(特開
昭58−153785号公報、特開昭58−17747
6号公報等)が提案されている。この樹脂塗装鋼板の場
合、表面が樹脂皮膜により被覆されている為、耐疵付き
性に対しては効果が認められる。しかしながら、モータ
ーケース等の様に深絞り加工が施される部品の場合に
は、金型との間で激しい摺動摩擦が生じるため、摺動面
の樹脂皮膜が剥離して黒変する黒化現象が発生し、製品
外観を著しく損なうと共に、その黒化物が他の設備等に
付着して別の不具合を派生するという問題があった。
【0005】このような樹脂塗装鋼板が有する上記問題
点を解決するために、樹脂皮膜として、無機高分子化合
物及び固形潤滑材を有する皮膜が形成された潤滑鋼板
(特開平6−57442号公報)や、更に水性樹脂を有
する皮膜が形成された潤滑鋼板(特開平6−57441
号公報)が提案されている。これらの無機高分子をベー
スとした皮膜処理鋼板は、耐疵付き性や深絞り加工時の
皮膜の黒化物の発生については改善効果が認められる。
しかしながら鋼板へ溶液を塗布する際に、はじき等の塗
布欠陥が発生する場合があること及び皮膜の透水性が高
いことから、黒点状の錆びや白錆が発生し易く、また塗
装を行った場合の塗膜の密着性に劣る等の欠点を有して
いた。即ち、耐疵付き性及び深絞り性は改善されるもの
の、耐食性及び塗装性の点では問題を有していた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記事情に着
目してなされたものであって、耐疵付き性及び深絞り性
に優れる樹脂皮膜塗装金属板であり、しかも耐食性及び
塗装性に優れる表面処理金属板を提供しようとするもの
である。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決した本発
明とは、ケイ酸アルカリ金属塩、或いはケイ酸アルカリ
金属塩とケイ酸コロイドを含み更に有機樹脂及び固形潤
滑剤を含む皮膜が形成された表面処理金属板において、
上記ケイ酸アルカリ金属塩がケイ酸リチウムであると共
に、上記皮膜中における(Li原子/Si原子)比(以
下、Li/Si比という)が0.2〜0.6であり、且
つケイ酸アルカリ金属塩及び/又はケイ酸コロイドに不
純物として含まれるNa及び/又はKの含有量が皮膜中
において合計1.0重量%以下であることを要旨とする
ものである。
【0008】上記皮膜中における有機樹脂含有量は、
0.5〜10.0重量%とすることが好ましく、皮膜中
における固形潤滑剤の含有量は0.25〜2.0重量
%、該固形潤滑剤の粒径は0.1〜1.0μmとするこ
とが望ましい。
【0009】尚、上記皮膜の付着量はSi換算で0.0
25〜0.5g/m2であることが望ましく、更に、上
記皮膜中にシランカップリング剤を1.0〜10.0重
量%含有させれば、塗装性(二次密着性)と印刷性の向
上を図ることが可能である。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明者らは、深絞り性に優れる
樹脂皮膜塗装金属板であって、耐食性及び塗装性に優れ
る表面処理金属板を開発すべく鋭意研究を重ねた。その
結果、皮膜の主成分であるケイ酸金属塩としてケイ酸リ
チウムを選択し、且つ上記皮膜中におけるLi/Si比
を特定範囲内に制御することにより、優れた深絞り性を
確保したままで耐食性及び塗装性にも優れる皮膜を形成
できることを見出し、本発明に想到した。
【0011】Li/Si比が小さ過ぎる場合には、皮膜
の造膜性が低下して、金属板に塗布してもはじかれ易く
なり、密着性に優れた皮膜が形成できないので、耐食性
が劣化すると共に疵がつき易くなる。従ってLi/Si
比は0.2以上とすることが必要である。一方、Li/
Si比が大き過ぎる場合には、塗装を行った場合の塗膜
密着性が劣化する。従って、Li/Si比は0.6以下
とすることが必要である。このように、本発明では、ケ
イ酸リチウム水溶液のLi/Si比またはケイ酸リチウ
ム水溶液とケイ酸コロイドの混合物におけるLi/Si
比を0.2〜0.6とすることが必要であり、0.2〜
0.4の範囲であればより好ましい。
【0012】本発明の表面処理金属板において、有機樹
脂は皮膜の造膜性及び耐食性の改善を目的として添加さ
れる。皮膜中に存在させる有機樹脂の種類としては、ウ
レタン系樹脂,アクリル系樹脂,ポリエチレン樹脂,ポ
リスチレン樹脂,ポリエステル樹脂等が好ましい樹脂と
して例示できる。
【0013】上記有機樹脂の含有量が0.5%未満の場
合には、有機樹脂添加による皮膜造膜性及び耐食性の改
善効果が十分でない。一方有機樹脂の含有量が10.0
%より多い場合には、深絞り加工を行うことにより摺動
面の樹脂が剥離して黒変する黒化現象が発生し易くな
り、加工後の外観を劣化させる。従って、本発明におい
て有機樹脂の含有量は、0.5〜10.0%と規定し
た。尚、2.0%以上、7.0%以下であると好まし
い。
【0014】固形潤滑剤は、皮膜の潤滑性改善により皮
膜の疵付きを防止し、加工時の皮膜の損傷を低減するこ
とを目的として添加される。本発明に用いることのでき
る固形潤滑剤としては、ポリエチレンワックス,酸化ポ
リエチレンワックス,酸化ポリプロピレンワックス,カ
ルナバワックス,パラフィンワックス,モンタンワック
ス,ライスワックス,テフロンワックス,2硫化モリブ
デン,2硫化炭素,グラファイト等が例示でき、これら
の固形潤滑剤の中から1種又は2種以上を任意に選択す
ればよい。処理液中での分散状態や潤滑性能を考慮する
と、ワックスタイプの潤滑剤を用いて、水分散型ワック
スの状態で塗布液中に添加することが推奨される。
【0015】上記固形潤滑剤の添加量が0.25%より
少ない場合には、潤滑性の改善効果が十分に得られな
い。一方2.0%より多い場合には、皮膜の耐食性及び
塗装性が劣化する。従って、本発明では皮膜中に含まれ
る固形潤滑剤の添加量を0.25〜2.0%とすること
が必要である。
【0016】更に、上記固形潤滑剤はその粒径が0.1
〜1.0μmであることが好ましい。その理由は、固形
潤滑剤の粒径が0.1μmより小さい場合には、皮膜中
に潤滑剤が埋もれてしまい満足できる性能が十分得られ
ず、一方1.0μmより大きい場合には、処理液中にお
ける固形潤滑剤の均一分散性及び液安定性が劣化して鋼
板へ均一に塗布することができなくなるからである。
【0017】本発明において皮膜を形成する目的で塗布
される溶液は、上記Li/Si比で0.2〜0.6を満
足するものであればケイ酸リチウム水溶液単独でもよ
く、或いはケイ酸リチウム水溶液とケイ酸コロイドの混
合溶液を用いてもよく、これに有機樹脂と固形潤滑剤を
添加することにより得ることができる。
【0018】従って本発明による表面処理金属板を製造
するにあたっては、ケイ酸リチウム水溶液または、ケイ
酸リチウム水溶液とケイ酸コロイドの混合物を金属板の
表面に塗布して乾燥すれば、微細なシリカ粒子の強固な
乾燥ゲルからなるガラス質の皮膜を金属板表面に形成す
ることができる。
【0019】ケイ酸リチウムは市販のリチウムシリケー
トを用いればよく、またケイ酸コロイドについても市販
品のコロイダルシリカやコロイドゾルを用いればよい
が、市販品のケイ酸コロイドには一般的に不純物として
ケイ酸ナトリウムやケイ酸カリウムが含有されている。
ケイ酸ナトリウム及びケイ酸カリウムは塗布時における
塗布液と鋼板との濡れ性を悪化させ、乾燥して皮膜を形
成した時に、得られる皮膜に欠陥が生じ、耐食性及び密
着性が低下する原因となる。従って、皮膜中に含まれる
Na及び/又はKの含有量は合計で1.0%以下に制御
することが望ましい。
【0020】また、金属板の表面に形成する皮膜の付着
量は、Siの重量で、0.025%〜0.5g/m2
範囲であることが好ましい。皮膜付着量がSi換算で
0.025g/m2 よりも少ない時は、強靭で硬いガラ
ス質の皮膜を得ることができず、十分な耐食性と深絞り
加工性が得られない。一方、皮膜付着量がSi換算で
0.5g/m2 より多い場合には、皮膜のアース性及び
塗装性が劣化する。
【0021】尚、本発明は塗布液の塗布方法により限定
されるものではなく、ロールコーター法,ナイフコータ
ー法,スプレー法等の公知の塗布方法の中から任意に選
択すればよい。
【0022】本発明に係る皮膜を形成する下地の素材は
特に限定されず、鋼板以外にも例えばアルミ板,アルミ
合金板,ステンレス鋼板,チタン板等の金属板の使用も
可能である。但し、上記皮膜形成時における素材との密
着性を考慮すると、Zn又はZn合金めっき鋼板にクロ
メート処理やりん酸塩処理等の化成処理を施したもの等
が好ましく用いられる。
【0023】特に、上記Zn又はZn合金めっき鋼板に
施す化成処理としては、耐食性の観点から、クロメート
処理を施したZn又はZn合金めっき鋼板が最も好まし
い。その際のクロメート皮膜の付着量は耐食性の観点か
ら、Cr付着量として10mg/m2 以上であることが
好ましく、一方Cr付着量の上限は、皮膜との密着性の
観点から100mg/m2 とすることが好ましい。尚、
クロメート処理を施す方法としては、水洗型(反応型)
クロメート処理,塗布型クロメート処理,電解クロメー
ト処理等の方法があるが、特に限定するものではなく、
任意の方法で行えば良い。
【0024】以上の通り、本発明によれば、耐疵付き性
及び深絞り性に優れる皮膜塗装金属板であって、耐食性
及び塗装性に優れる表面処理金属板を提供することがで
きる。
【0025】更に、家電製品等の部品では、塗装以外に
もシルク印刷等による文字や図等の印刷が行われること
が一般的であり、これらの用途では印刷後の文字または
線等ににじみやはじきが生じることなく、鮮明に印刷さ
れることが要求される。このように表面処理金属板に印
刷性が要求される場合には、本発明に係る皮膜中にシラ
ンカップリング剤を含有させることが推奨される。
【0026】また、シランカップリング剤を含有させる
ことにより塗装後の密着性(一次密着性)のみならず、
塗装後に沸騰水に浸漬した後の塗膜密着性(二次密着
性)も向上させることが可能である。このようなシラン
カップリング剤が有する塗膜密着性の改善機構について
は完全に解明されたわけではないが、シリコンに結合す
るアルコキシ基が水溶液中で加水分解することによりア
ルコール基とシラノール基が生成し、生成したシラノー
ル基が塗装後の塗膜との結合力を強めるためと推定され
る。
【0027】シランカップリング剤においてシリコンに
結合しているアルコキシ基に関しては、塗膜密着性の改
善効果が、アルコキシ基の加水分解により生成するシラ
ノール基によるものと推定されることから、加水分解可
能なメトキシ基やエトキシ基等の低級アルコキシ基であ
ることが好ましい。その中でも特に加水分解後の生成す
るアルコールが皮膜の造膜性に悪影響を与えることを考
慮すると、アルコキシ基は加水分解により生成するアル
コールの沸点が低いメトキシ基であることがより好まし
い。
【0028】シランカップリング剤としては、下記
(1)式または下記(2)式で示される一般的なシラン
カップリング剤を用いることができる。 (R1 ,R5 ;低級アルキル基、R2 ,R3 ,R4 ;低
級アルコキシ基)
【0029】上述の通り本発明は、含有させるシランカ
ップリング剤の種類を限定するものではないが、水溶液
中での分散性や相溶性等の観点からは、下記(3)式ま
たは(4)式に示すような末端にグリシドキシ基を有す
るシランカップリング剤を用いることが好ましい。 R2 | Rg−R6−Si−R3 …(3) | R42 | Rg−R6−Si−R3 …(4) | R5 (R g ;グリシドキシ基、R2,R3,R4;低級アルコキ
シ基、R5;低級アルキル基、R6;低級アルキレン基)
【0030】尚、シランカップリング剤の含有量が1.
0%よりも少ない場合には、塗膜の密着性の改善効果が
不充分であり、塗装後の塗膜密着性、特に二次密着性や
印刷性に優れる鋼板が得られず、一方10.0%よりも
多い場合には、塗膜密着性、特に二次密着性の改善効果
が飽和すると共に、形成される皮膜が脆くなり加工性に
悪影響を与えることとなるので、シランカップリング剤
の含有量は1.0〜10.0%とすることが推奨され
る。
【0031】上述した様に、シランカップリング剤は塗
装後の塗膜の二次密着性及び印刷性の改善に著しい効果
を示すが、シランカップリング剤の添加のみで十分な印
刷性及び塗装性が得られるわけではなく、主体とするケ
イ酸アルカリ金属塩としてケイ酸リチウムを選択し、皮
膜中のLi/Si比を制御すると共に、ケイ酸アルカリ
金属塩中に含まれるNa及びKの含有量を最適化するこ
とにより、はじめて塗装後の一次密着性,二次密着性及
び印刷性に優れた表面処理金属板が得られるものであ
る。
【0032】以下、本発明を実施例によって更に詳細に
説明するが、下記実施例は本発明を限定する性質のもの
ではなく、前・後記の主旨に徴して設計変更することは
いずれも本発明の技術的範囲に含まれるものである。
【0033】
【実施例】実施例1 まず処理液中のLi/Si比が耐食性,耐疵付き性,濡
れ性及び塗装性に与える影響を調べることを目的として
以下の実験を行った。金属板としては、クロメート処理
を施した電気Znめっき鋼板(Zn付着量20g/m
2 、Cr付着量20mg/m2 、板厚0.8mm)を用
いた。ケイ酸リチウムとケイ酸コロイドの混合溶液中
に、ウレタン系樹脂5重量%及び粒径0.6μmの水分
散型ポリエチレンワックス粒子1.5重量%を添加した
塗布液を、塗布乾燥後のSi重量にて0.2g/m2
なる様に絞りロールにて上記原板の表面に塗布し、板温
80℃で乾燥させて、ガラス質の皮膜を形成して、表面
処理鋼板を製造した。尚、上記混合溶液は、ケイ酸リチ
ウムとケイ酸コロイドの配合量を調節することによっ
て、Li/Si比が0〜1.0の範囲であるNo.1〜
12の試験片を得た。
【0034】これらの試験片について、以下の様にして
耐食性、耐疵付き性、濡れ性及び塗装性試験を行った。 (i) 耐食性試験 JIS Z2371に準じて塩水噴霧試験を実施し、1
00時間後の白錆の発生面積により耐食性を評価した。
評価基準は以下に示す。 ◎:白錆なし ○:白錆5%未満 △:白錆5%以上10%未満 ×:白錆10%以上。
【0035】(ii)耐疵付き性試験 表面性試験装置(HEIDON社製)を用いて、供試材
を2枚重ねにし、相互の摺動によるすり傷を発生させ、
目視により疵付きを評価した(◎:極めて良い,○:良
い,△:悪い,×:極めて悪い)。尚、上記2枚重ねの
供試材のうち、上側のものは寸法10mm×10mmと
し、摺動時の荷重は1kgとした。
【0036】(iii) 濡れ性試験 塗布液を絞りロールで鋼板上に塗布し、乾燥後の表面の
はじきを目視で観察して、評価した(◎:極めて良い,
○:良い,△:悪い,×:極めて悪い)。
【0037】(iv)塗装性試験 得られた皮膜処理鋼板にメラミン系塗料を膜厚20μm
にてスプレー塗布した後、150℃で30分間焼きつけ
た後、カッターナイフで1mm枡目の碁盤目100枡を
入れ、これにテープ剥離試験を実施して、塗膜の残存枡
目数にて塗膜密着性を評価した。夫々の混合溶液のLi
/Si比と試験結果を表1に示す。
【0038】
【表1】
【0039】Li/Si比:0.2〜0.6を満足する
本発明例No.1〜7は、耐食性,耐疵付き性,濡れ性
及び塗装性の全てに優れている。一方Li/Si比が小
さ過ぎる比較例No.8〜10では、耐食性,耐疵付き
性及び濡れ性が乏しく、Li/Si比が大き過ぎる比較
例No.11,12は塗装性に劣っている。
【0040】実施例2 次に、処理液中の有機樹脂の含有量と得られる表面処理
鋼板の性質との関係を調べた。ケイ酸リチウムとケイ酸
コロイドの混合物であって、Li/Si比が0.4であ
る混合溶液中に、ウレタン系樹脂を0〜15重量%の範
囲で含有させ、さらに粒径0.6μmの水分散型ポリエ
チレンワックス粒子1.0重量%を添加して処理液を調
整した塗布液を用いたこと以外は、実施例1と同様にし
てNo.13〜24の表面処理鋼板を得た。これらの表
面処理鋼板について、実施例1と同様にして耐食性試
験,濡れ性試験,塗装性試験を行うと共に、以下の方法
により深絞り加工性試験を実施した。
【0041】(v) 深絞り加工性試験 80トンのクランクプレス装置を用いて、単発のプレス
試験を実施して、成形後の成形品の摺動面の型かじり及
び黒化現象(耐黒化性)について、目視で評価して、深
絞り加工性とした(◎:極めて良い,○:良い,△:悪
い,×:極めて悪い)。結果は、表2に示す。
【0042】
【表2】
【0043】有機樹脂の含有量が0.5〜10.0重量
%である本発明例No.13〜19は、耐食性,濡れ
性,塗装性及び深絞り加工性の全てに優れている。一方
有機樹脂の含有量が少な過ぎる比較例No.20〜22
は、耐食性,濡れ性,塗装性及び深絞り加工性のいずれ
かも劣っており、有機樹脂の含有量が多過ぎる比較例N
o.23,24では、深絞り加工時に黒化現象が発生し
た。
【0044】実施例3 次に、処理液中の固形潤滑剤の含有量及び粒径と得られ
る表面処理鋼板の性質との関係を調べた。ケイ酸リチウ
ムとケイ酸コロイドの混合物であって、Li/Si比が
0.4である混合溶液中に、ウレタン系樹脂5重量%
と、粒径の異なる水分散型ポリエチレンワックス粒子を
0〜10重量%の範囲で添加して処理液を調整した塗布
液を用いたこと以外は、実施例1と同様にしてNo.2
5〜39の表面処理鋼板を得た。これらの表面処理鋼板
について、実施例1,2と同様にして耐食性試験,塗装
性試験,深絞り加工性試験を行うと共に、以下に示す方
法により、動摩擦係数を測定した。
【0045】(vi)動摩擦係数測定方法 摺動試験装置を用いて、加圧力46kgf/cm2 、引
き抜き速度300mm/分にて試験を実施した時の引き
抜き荷重を測定し、引き抜き荷重から動摩擦係数を測定
した。尚、動摩擦係数は両面同時に測定したが、測定結
果は両面の平均値を示した。結果は、表3に示す。
【0046】
【表3】
【0047】処理液中の固形潤滑剤の含有量が0.25
〜2.0重量%であり、その粒径が0.1〜1.0μm
である本発明例No.25〜31は、耐食性,塗装性及
び深絞り加工性の全てに優れていて、動摩擦係数も小さ
い。
【0048】一方固形潤滑剤の含有量が少な過ぎる比較
例No.32及び33は、深絞り加工性が乏しく、固形
潤滑剤の含有量が多過ぎる比較例No.34〜36は耐
食性及び塗装性が劣っている。また固形潤滑剤の粒径が
小さ過ぎる比較例No.37は、深絞り加工性に乏しい
と共に動摩擦係数が大きく、固形潤滑剤の粒径が大き過
ぎる比較例No.38は耐食性,塗装性及び深絞り加工
性に劣り、固形潤滑剤の粒径が3.0μmの比較例N
o.39では溶液中に固形潤滑剤の分散ができなかっ
た。
【0049】実施例4 次に、処理液中のNa及び/又はKの含有量と得られる
表面処理鋼板の性質との関係を調べた。ケイ酸リチウム
とケイ酸コロイドの混合物であって、Li/Si比が
0.4である混合溶液中に、ケイ酸ナトリウム及び/又
はケイ酸カリウムをNa及び/又はKの含有量で0〜
3.0重量%の範囲で変化させて添加したこと以外は、
実施例1と同様にして、No.40〜46の表面処理鋼
板を得た。これらの表面処理鋼板について、実施例1,
2と同様にして耐食性試験,濡れ性試験,深絞り加工性
試験を行った。結果は、表4に示す。
【0050】
【表4】
【0051】Na及び/又はKの含有量が1.0重量%
以下の本発明例No.40〜43は、耐食性,濡れ性及
び深絞り加工性の全てに優れている。一方Na及び/又
はKの含有量が1.0重量%を超える比較例No.44
〜46は、耐食性及び濡れ性に劣っている。
【0052】実施例5 次に、皮膜の付着量と得られる表面処理鋼板の性質との
関係を調べた。ケイ酸リチウムとケイ酸コロイドの混合
物であって、Li/Si比が0.4である混合溶液を用
いたこと以外は実施例1と同様にして得た塗布液を、塗
布乾燥後のSi重量にて0.015〜2.0g/m2
なる様に実施例1と同様の方法で塗布して乾燥させ、N
o.47〜56の表面処理鋼板を得た。
【0053】これらの表面処理鋼板について、実施例
1,2と同様にして耐食性試験及び深絞り加工性試験を
行うと共に、表面抵抗をテスターにて測定して、アース
性を以下の様に評価した。 ◎:50Ω未満 ○:50Ω以上100Ω未満 △:100Ω以上200Ω未満 ×:200Ω以上 結果は表5に示す。
【0054】
【表5】
【0055】Si付着量が0.025〜0.5g/m2
の範囲を満足する本発明例No.47〜52は、耐食
性,深絞り加工性及びアース性の全てに優れている。一
方Si付着量が少な過ぎる比較例No.53は、耐食性
及び深絞り加工性に乏しく、Si付着量が多過ぎる比較
例No.54〜56はアース性に劣っている。以下に示
す実施例6〜11は、前記シランカップリング剤を添加
した場合の表面処理金属板の特性を調べることを目的と
して行ったものである。
【0056】実施例6 シランカップリング剤としてγ−グリシドキシプロピル
トリメトキシシランを5.0重量%含有させたこと以外
は、実施例1と同様にしてLi/Si比が0〜1.0の
範囲にあるNo.101〜112の試験片を得た。これ
らの試験片について、前述の方法により、耐食性,耐疵
付き性,濡れ性,塗装性(一次密着性)を調べる試験を
行うと共に、以下の方法により塗装性(二次密着性)及
び印刷性を調べた。
【0057】(vii) 塗装性試験(二次密着性) 塗装後の各試験片を沸水に1時間浸漬後、1時間常温で
放置した後、一次密着性と同様の方法で塗膜残存率を測
定し、以下の基準により二次密着性の評価を行った。 ◎:塗膜残存率 100% ○:塗膜残存率 80%以上 100%未満 △:塗膜残存率 40%以上 80%未満 ×:塗膜残存率 40%未満。
【0058】(viii)印刷性試験 得られた鋼板にシルクスクリーン印刷により、0.2m
m,0.5mm,1.0mmの線を印刷し、印刷後の各
線の鮮映性を目視にて評価した。尚、印刷にはエポキシ
系塗料を使用して、焼付条件は40℃×20分間とし、
はじきやにじみがないものは◎と評価し、若干のにじみ
は見られるものの特に問題のないレベルにあるものを
○、はじきやにじみがあるものを△、はじきやにじみが
著しいものを△と評価した。夫々の混合溶液のLi/S
i比と試験結果を表6に示す。
【0059】
【表6】
【0060】本発明例No.101〜106は、耐食
性,耐疵付き性,濡れ性,塗装性及び印刷性の全てに優
れている。一方、Li/Si比が小さ過ぎる比較例N
o.107〜109は、耐食性,耐疵付き性及び濡れ性
がいずれも劣っており、Li/Si比が大き過ぎる比較
例No.110〜112は塗装性及び印刷性に劣ってい
る。
【0061】実施例7 シランカップリング剤としてγ−グリシドキシプロピル
トリメトキシシランを5.0重量%添加したこと以外
は、実施例2と同様にしてウレタン系樹脂を0〜15重
量%の範囲で含有量を変化させ、処理液中の有機樹脂の
含有量と得られる表面処理鋼板の性質の関係を調べた。
結果は表7に示す。
【0062】
【表7】
【0063】有機樹脂の含有量が0.5〜10.0重量
%を満足する本発明例No.113〜119は、耐食
性,濡れ性,塗装性,深絞り加工性のいずれにも優れて
いる。有機樹脂の含有量が少な過ぎる比較例No.12
0〜122は、耐食性及び濡れ性に劣り、有機樹脂が含
有量が多過ぎる比較例No.123及び124では、深
絞り加工時に黒化現象が発生した。
【0064】実施例8 シランカップリング剤としてγ−グリシドキシプロピル
トリメトキシシランを5.0重量%添加したこと以外
は、実施例3と同様にして、処理液中の固形潤滑剤の含
有量及び粒径と得られる表面処理鋼板の性質との関係を
調べた。結果は、表8に示す。
【0065】
【表8】
【0066】処理液中の固形潤滑剤の含有量が0.25
〜2.0重量%であり、その粒径が0.1〜1.0μm
である本発明例No.125〜131は、耐食性,塗装
性,印刷性及び深絞り加工性の全てに優れている。一方
固形潤滑剤の含有量が少な過ぎる比較例No.132及
び133は、深絞り加工性が乏しく、固形潤滑剤の含有
量が多過ぎるNo.134〜136は耐食性及び塗装性
が劣っている。また固形潤滑剤の粒径が0.1〜1.0
μmを満足しない比較例No.137及び138は深絞
り加工性に劣り、固形潤滑剤の粒径が3.0μmの比較
例No.139では溶液中に固形潤滑剤の分散ができな
かった。
【0067】実施例9 シランカップリング剤としてγ−グリシドキシプロピル
トリメトキシシランを5.0重量%含有させたこと以外
は、実施例4と同様にして、処理液中のNa及び/又は
Kの含有量と得られる表面処理鋼板の性質との関係を調
べた。結果は、表9に示す。
【0068】
【表9】
【0069】Na及び/又はKの含有量が1.0重量%
以下の本発明例No.140〜143は、耐食性,濡れ
性,深絞り加工性及び印刷性の全てに優れている。一方
Na及び/又はKの含有量が1.0重量%を超える比較
例No.144〜146は、耐食性,濡れ性及び印刷性
に劣っている。
【0070】実施例10 次に、処理液中のシランカップリング剤の含有量と表面
処理鋼板の性質の関係を調べた。Li/Si比を0.4
とし、粒径0.6μmの水分散型ポリエチレンワックス
粒子の含有量を1.0重量%とし、更に下記の表10に
示すシランカップリング剤を0〜15.0重量%含有さ
せたこと以外は、実施例1と同様にして試験片No.1
47〜159を作製し、前述の方法により、深絞り加工
性及び塗装性を調べた。
【0071】
【表10】
【0072】シランカップリング剤を1.0〜10.0
重量%の範囲で含有させた本発明例No.147〜15
4は、深絞り加工性及び塗装性のいずれにも優れてい
る。一方シランカップリング剤の含有量が少な過ぎる比
較例No.155,156は二次密着性に乏しく、シラ
ンカップリング剤の含有量が多過ぎる比較例No.15
7〜159は深絞り加工時に型かじりが発生した。
【0073】実施例11 シランカップリング剤としてγ−グリシドキシプロピル
トリメトキシシランを5.0重量%含有させたこと以外
は、実施例5と同様にして、ガラス質の皮膜の付着量と
得られる表面処理鋼板の性質との関係を調べた。結果は
表11に示す。
【0074】
【表11】
【0075】Si付着量が0.025〜0.5g/m2
の範囲を満足する本発明例No.160〜165は、耐
食性,深絞り加工性及びアース性の全てに優れている。
一方Si付着量が少な過ぎる比較例No.166は、耐
食性及び深絞り加工性に乏しく、Si付着量が多過ぎる
比較例No.167〜169はアース性に劣っている。
【0076】
【発明の効果】本発明は以上の様に構成されているの
で、耐疵付き性及び深絞り性に優れる樹脂皮膜塗装金属
板であって、耐食性及び塗装性に優れる表面処理金属板
を提供できることとなった。また、更に上記特性に加え
て二次密着性及び印刷性にも優れた表面処理金属板の提
供も可能となった。
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭52−76236(JP,A) 特開 昭62−284003(JP,A) 特開 平6−57441(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) C23C 22/00 - 22/86 B05D 7/14

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ケイ酸アルカリ金属塩、或いはケイ酸ア
    ルカリ金属塩とケイ酸コロイドを含み更に有機樹脂及び
    固形潤滑剤を含む皮膜が形成された表面処理金属板にお
    いて、 上記ケイ酸アルカリ金属塩がケイ酸リチウムであると共
    に、上記皮膜中における(Li原子/Si原子)比が
    0.2〜0.6であり、且つケイ酸アルカリ金属塩及び
    /又はケイ酸コロイドに不純物として含まれるNa及び
    /又はKの含有量が皮膜中において合計1.0重量%以
    下であることを特徴とする表面処理金属板。
  2. 【請求項2】 皮膜中における有機樹脂含有量が0.5
    〜10.0重量%である請求項1に記載の表面処理金属
    板。
  3. 【請求項3】 皮膜中における固形潤滑剤の含有量が
    0.25〜2.0重量%であると共に、該固形潤滑剤の
    粒径が0.1〜1.0μmである請求項1または2に記
    載の表面処理金属板。
  4. 【請求項4】 皮膜の付着量がSi換算で0.025〜
    0.5g/m2である請求項1〜のいずれかに記載の
    表面処理金属板。
  5. 【請求項5】 上記皮膜中にシランカップリング剤が
    1.0〜10.0重量%含有される請求項1〜のいず
    れかに記載の表面処理金属板。
  6. 【請求項6】 シランカップリング剤が下記(1)式ま
    たは(2)式で表されるシランカップリング剤よりなる
    群から選択される1種以上である請求項に記載の表面
    処理金属板。 R2 | R1−Si−R3 …(1) | R42 | R1−Si−R3 …(2) | R5 (R1,R5;低級アルキル基、R2,R3,R4;低級ア
    ルコキシ基)
  7. 【請求項7】 シランカップリング剤が下記(3)式ま
    たは(4)式で表されるシランカップリング剤からなる
    群より選択される1種以上である請求項に記載の表面
    処理金属板。 R2 | Rg−R6−Si−R3 …(3) | R42 | Rg−R6−Si−R3 …(4) | R5 (R g ;グリシドキシ基、R2,R3,R4;低級アルコキ
    シ基、 R5;低級アルキル基、R6;低級アルキレン基)
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