JP2003054419A - ステアリングコラムカバー装置 - Google Patents

ステアリングコラムカバー装置

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JP2003054419A
JP2003054419A JP2001250012A JP2001250012A JP2003054419A JP 2003054419 A JP2003054419 A JP 2003054419A JP 2001250012 A JP2001250012 A JP 2001250012A JP 2001250012 A JP2001250012 A JP 2001250012A JP 2003054419 A JP2003054419 A JP 2003054419A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ステアリングコラムカバー装置の見栄え効果
の低下および機能的不具合の原因となるカーテンの引っ
掛かりを予防する。 【解決手段】 ステアリングシャフト1を支持するステ
アリングコラム2の上端部を該コラム2の上端に取り付
けた内装部品とともに覆うステアリングコラムカバー5
a、5bを設ける。車体側から延設したカーテン7の端
末をコラムカバー5bと内装部品の間の空所に挿入して
インストルメントパネルとコラムカバー5bの間に形成
された隙間を被覆する。コラムカバー5bの内側に挿入
したカーテン7の内面に摺動自在に当接して内装部品へ
のカーテン7の端末の引っ掛かりを回避するガイド9を
設けたことにより、内装部品へのカーテン7の端末の引
っ掛かりを回避してチルトあるいはテレスコ作動にとも
なうカーテン7のシワもしくは撓みを予防するようにし
た。

Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は車両のステアリング
コラムカバー装置に係り、特に、コラムカバーとインス
トルメントパネルの間に形成される開口を被覆して車室
内の見栄え効果を高くするとともに、前記開口を覆うカ
ーテンの引っ掛かりによる機能的不具合の予防効果に優
れたステアリングコラムカバー装置に関するものであ
る。 【0002】 【従来の技術】ステアリングコラムカバー装置の従来例
としては、例えば実開昭50−31647号公報に見ら
れるように、インストルメントパネルに取り付けたカー
テンの端末をコラムカバーの内側に挿入してインストル
メントパネルとコラムカバーの間に形成された開口を覆
うようにしたもの、あるいは、特開平12−17760
0号公報に見られるように、コラムカバーに取り付けた
カーテンをインストルメントパネルの内側に開口から挿
入してインストルメントパネルとコラムカバーの間に形
成された開口を前記カーテンで覆うとともに、このカー
テンを開口縁に当接保持させる付勢手段を設けたものが
ある。 【0003】しかしながら、前者のようにインストルメ
ントパネルに取り付けたカーテンの端末をコラムカバー
の内側に挿入したのみでは、コラムカバー内に設けたコ
ンビネーションスイッチなどの内装部品にカーテンの端
末が引っ掛かって該カーテンを変形させてしまうため
に、ステアリングのチルトあるいはテレスコ作動時にカ
ーテンにシワまたは撓みが発生して見栄え効果を損な
い、あるいは、前記開口を覆うカーテンの引っ掛かりに
より、狙い通りのチルト、テレスコ動作を円滑かつ確実
に行なうことが困難になるなど、カーテンの引っ掛かり
を原因とする機能的不具合が発生する可能性が高いとい
う問題点がある。 【0004】また、後者のようにカーテンを起立付勢さ
せて開口縁に当接保持させるようにした場合は、カーテ
ンの当たり位置が特定されて内装部品との干渉を回避す
ることができるために、ステアリングのチルトあるいは
テレスコ作動時に懸念されるカーテンのシワまたは撓み
を回避することができるものの、こすれ音を回避するに
は至らず、しかも、バネなどのような付勢手段を設ける
必要性があるために部品点数および組立工数が多くなっ
てしまうという不具合がある。 【0005】 【発明が解決しようとする課題】本発明は上記実情に鑑
みてなされたものであって、見栄え効果の低下および機
能的不具合の原因となるカーテンの引っ掛かりを予防す
ることができる耐久性に優れたステアリングコラムカバ
ー装置を提供することを課題としている。 【0006】 【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明は、ステアリングシャフトを支持するステアリ
ングコラムの上端部を該コラムの上端に取り付けた内装
部品とともに覆うステアリングコラムカバーを設け、車
体側から延設したカーテンの端末を前記コラムカバーと
内装部品の間の空所に挿入してインストルメントパネル
とコラムカバーの間に形成された隙間を被覆するように
した車両において、コラムカバーの内側に挿入したカー
テンの内面に摺動自在に当接して前記内装部品へのカー
テンの端末の引っ掛かりを回避するガイドを設けたこと
を特徴としている。 【0007】 【発明の実施の形態】以下に本発明の実施形態を図に基
づいて詳細に説明する。図1は本発明に係るステアリン
グコラムカバー装置の一実施形態を示す概略断面図、図
2はチルト作動時におけるカーテンの状態を例示する断
面図である。 【0008】これらの図において、ステアリングシャフ
ト1を支持するステアリングコラム2の上端にブラケッ
ト3を介してコンビネーションスイッチ4および図示し
ないキースイッチなどの内装部品を取り付けるととも
に、これらの内装部品を含んでステアリングコラム2の
上端部分を手前側および奥側のコラムカバー5a、5b
で覆っている。6はステアリングホイールである。 【0009】また、車体側の部材であるコラムサポート
8に一端を固定したカーテン7の他端を奥側のコラムカ
バー5bと内装部品(コンビネーションスイッチ4)の
間の空所に下方から挿入することにより、図示しないイ
ンストルメントパネルと奥側のコラムカバー5bの間に
形成された隙間をカーテン7で被覆して車室内の見栄え
品質を高くしている。なお、カーテン7は軟質の可撓性
材料によるシートなどで構成される。 【0010】また、前記ブラケット3の奥側縁をコンビ
ネーションスイッチ4の後縁より突出させたうえで、そ
の突出端を下方(裏面)に向って折曲げてエッジを持た
ない円滑なガイド9を構成している。そして、奥側のコ
ラムカバー5bとコンビネーションスイッチ4の間の空
所に挿入したカーテン7の内面にガイド9を摺動自在に
当接させることにより、カーテン7を奥側のコラムカバ
ー5bの内面側に押し寄せてカーテン7の端末が内装部
品の代表であるコンビネーションスイッチ4に引っ掛か
ることを回避している。 【0011】なお、実施形態ではカーテン7をコンビネ
ーションスイッチ4の表面から離間保持させてカーテン
7の端末の引っ掛かりを確実に回避するようにしている
が、要するに端末の引っ掛かりを防止してカーテン7の
変形を予防するようにしたものであればガイド9の構成
は任意であり、カーテン7の変形をともなわない程度で
あれば両者が接触するものであってもよい。 【0012】従って、チルト作動にともなってステアリ
ングコラム2の角度がコラムカバー5a、5bとともに
変化(図2の二点鎖線を参照)し、あるいは、テレスコ
作動にともなってステアリングコラム2がコラムカバー
5a、5bとともに昇降移動した場合においても、ガイ
ド9がカーテン7の内面に当接してコンビネーションス
イッチ4などの内装部品へのカーテン7の端末の引っ掛
かりを予防する。 【0013】このために、チルトあるいはテレスコ動作
にともなってコラムカバー5a、5bの内側でカーテン
7が摺動(内装部品に対してカーテン7が相対移動)し
たとしても、コンビネーションスイッチ4などの内装部
品にカーテン7の端末が引っ掛かることがなく、コラム
カバー5a、5bの内側でのカーテン7の摺動円滑性が
改善される。このために、チルトあるいはテレスコ動作
にともなうカーテン7のシワあるいは撓みなどの変形が
回避されてステアリングコラムカバー装置の品質が維持
される。 【0014】また、上記のようにコラムカバー5a、5
bの内側におけるカーテン7の摺動円滑性が改善される
ために、従来懸念されていたカーテン7の端末の引っ掛
かりを原因とするチルト、テレスコ動作の機能的不具合
が回避される。 【0015】さらに、ステアリングコラム2にガイド9
を設けるのみであり、故障の原因となる可動部品を用い
ることなく内装部品へのカーテン7の端末の引っ掛かり
を回避することができる。従って、可動部品の劣化にと
もなう故障が発生することがなく、コラムカバー装置の
耐久性が改善される。 【0016】上記実施形態では、ステアリングコラム2
の上端にコンビネーションスイッチ4などの内装部品を
取り付ける板金製のブラケット3の奥側縁をコンビネー
ションスイッチ4の後縁より突出させたうえで、その突
出端を下方(裏面)に向って折曲げてエッジを持たない
円滑なガイド9を構成して部品点数の増加を抑制してい
るが、ブラケット3の突出端に樹脂製のプロテクタを取
り付けて円滑なガイドを構成し、あるいは、別構成の樹
脂製のガイドを設け、もしくは、コンビネーションスイ
ッチ4などの内装部品にガイドを設けることもできる。 【0017】また、実施形態ではコラムサポート8に取
り付けたカーテン7の端末をコラムカバー5bの内側に
下方から挿入した場合について説明しているが、例えば
図示しないインストルメントパネルのような他の車体側
部材にカーテン7の一端を取り付けることができる。さ
らに、カーテン7の端末はコラムカバー5a、5bの内
側に必ずしも下方から挿入される必要性はなく、インス
トルメントパネルとコラムカバー5a、5bの関係位置
によってはカーテン7の端末をコラムカバー5a、5b
の内側に上方から挿入する場合もある。 【0018】 【発明の効果】以上の説明から明らかなように本発明
は、コラムカバーの内側に挿入したカーテンの内面に摺
動自在に当接してステアリングコラムの上端に取り付け
た内装部品へのカーテンの端末の引っ掛かりを回避する
ガイドを設けたものであるから、チルトあるいはテレス
コ作動にともなうカーテンのシワもしくは撓みを回避す
ることができ、カーテンを用いたステアリングコラムカ
バー装置の品質を改善することができ、カーテンの引っ
掛かりによる機能的不具合が予防される。 【0019】また、故障の原因となる可動部品を用いる
ことなく、例えばステアリングコラムにガイドを固定す
るのみで内装部品へのカーテンの端末の引っ掛かりを回
避するようにしているために、可動部品の劣化にともな
う故障の発生がなく、ステアリングコラムカバー装置の
耐久性が高くなる。
【図面の簡単な説明】 【図1】本発明に係るステアリングコラムカバー装置の
一実施形態を示す概略断面図である。 【図2】チルト作動時におけるカーテンの状態を例示す
る断面図である。 【符号の説明】 1 ステアリングシャフト 2 ステアリングコラム 3 ブラケット 4 コンビネーションスイッチ 5a、5b コラムカバー 6 ステアリングホイール 7 カーテン 8 コラムサポート 9 ガイド

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 【請求項1】 ステアリングシャフトを支持するステア
    リングコラムの上端部を該コラムの上端に取り付けた内
    装部品とともに覆うステアリングコラムカバーを設け、
    車体側から延設したカーテンの端末を前記コラムカバー
    と内装部品の間の空所に挿入してインストルメントパネ
    ルとコラムカバーの間に形成された隙間を被覆するよう
    にした車両において、コラムカバーの内側に挿入したカ
    ーテンの内面に摺動自在に当接して前記内装部品へのカ
    ーテンの端末の引っ掛かりを回避するガイドを設けたこ
    とを特徴とするステアリングコラムカバー装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007509001A (ja) * 2003-10-27 2007-04-12 フォールシア インネンラオム システム ゲーエムベーハー 自動車両のステアリングコラムカバーとライニング部との間に配置されるシール部材、シール部材とライニング部からなる装置、およびシール部材をライニング部に取り付ける方法
JP2009262877A (ja) * 2008-04-28 2009-11-12 Honda Motor Co Ltd インストルメントパネルおよび遮蔽部材

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