JP2003054067A - 印刷装置 - Google Patents

印刷装置

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JP2003054067A
JP2003054067A JP2001247556A JP2001247556A JP2003054067A JP 2003054067 A JP2003054067 A JP 2003054067A JP 2001247556 A JP2001247556 A JP 2001247556A JP 2001247556 A JP2001247556 A JP 2001247556A JP 2003054067 A JP2003054067 A JP 2003054067A
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JP2001247556A
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English (en)
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Norio Sakamoto
範夫 坂本
Yoshinobu Maekawa
良信 前川
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ASTEC CORP KK
NEC Engineering Ltd
Astec Corp Co Ltd
Original Assignee
ASTEC CORP KK
NEC Engineering Ltd
Astec Corp Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 印字精度が向上し、印刷面の状態に即した処
理を行なうことができ、構成が簡易で、生産性及び保守
性を向上させた印刷装置を提供する。 【解決手段】 印刷用紙30に設けられた印刷行指定マ
ーキング枠31と既印刷行認識マーキング枠32とに記
入されたマークを検出する検出手段230と、検出手段
230によって印刷用紙30の印刷行指定マーキング枠
31と既印刷行認識マーキング枠32の全行を走査した
後、検出された情報に従って印刷情報を加工する制御部
250とを有する印刷装置。印刷用紙30上に配置され
た表裏識別の識別マーク33を検出する第2の検出手段
230と、検出手段230による表裏識別結果及び印刷
情報量に従い継続する操作を制御する第2の制御手段と
を有することが好適である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、プリンタ等の印刷
装置に関し、特に、印刷媒体上に記されたマークを検出
し、任意の行から印刷を行う追記型の印刷装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、上記のような追記型の印刷装置と
して、例えば、特許第2892960号公報に記載され
た構成が知られている。
【0003】この特許にかかる印刷装置は、医療で使用
されるカルテを例に採って説明されている。カルテに
は、医師が患者の症状、薬剤等の処方の他にもコンピュ
ータ上のデータを記入したい場合がある。そこで、医師
が自筆でカルテに記入した後、コンピュータからのデー
タを印刷するには、印刷開始位置を明示的に指定する必
要がある。そのための手段として、印刷媒体(ここで
は、カルテ用紙)の全行に設けられた印刷行指定マーキ
ング枠と、既印刷行認識マーキング枠と、前記印刷行指
定マーキング枠及び既印刷行認識マーキング枠に記録さ
れたマークを検出する手段及び制御手段と、印刷及び搬
送手段とを有する構成が提示されている。
【0004】ここで、印刷行指定マーキング枠と、既印
刷行認識マーキング枠とに記入された印刷開始行マーク
(以下、「Aマーク」と呼ぶ)及び既印刷行認識マーク
(以下、「Bマーク」と呼ぶ)を検出する検出部は、印
刷装置内の印字ヘッド近傍に配置され、これら2つのマ
ーキング部を1ライン毎に検査し、マーキングの有無に
より改行動作を行うか、印刷動作を行うかの判断を行っ
て処理を進める。詳しくは、Aマークだけを検出した場
合には、検出したAマークと同じ行にある既印刷行認識
マーキング枠にBマークを印刷した後、上位装置の指示
に従った印刷データを所定行印刷する。ABマークの両
方を検出した場合、あるいはABマークの両方を検出し
ない場合には、改行動作を行い、Bマークだけを検出し
た場合には、エラー処理とするか、あるいは改行動作を
行う。
【0005】また、この従来技術の構成では、印刷媒体
上には、前記印刷開始行マーク及び既印刷行認識マーク
の他に、印刷位置検出用の用紙識別マークが配置されて
いるが、印刷媒体の表裏を識別するための機構は、特に
配置されていない。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の印刷装置に
おいては、第1に、Aマークで示される追記位置を印刷
ヘッドの近傍で読み取りながら処理を行うため、最初に
Aマークだけが記録された箇所から印刷が始まってしま
うという問題がある。
【0007】すなわち、操作者が一度Aマークを塗った
後、さらに自筆で追加記入した場合には、自筆による記
入行の次の行にAマークの記入が必要になるが、前回記
入したAマークと同一の行にBマークを追記していない
と、Aマークだけが塗られた場所が印刷媒体上に複数存
在し、上記処理によれば、最初にAマークだけを検出し
た場所からデータを書き出してしまい、自筆で記入した
場所に上書きしてしまうこととなる。
【0008】また、上記従来の印刷装置においては、第
2の問題点として、追記開始位置が用紙の下端部に近
く、印刷データが次の用紙に跨ってしまうような場合に
は、現在印刷されている用紙の最下端部までを印刷し、
次の用紙に残りのデータを印刷することとなるが、その
場合、現在印刷中の用紙の印刷面が表面なのか裏面か
を、操作者が判断して処理を継続する必要があるという
ことが挙げられる。
【0009】すなわち、表面を印刷中であれば、裏面の
印刷行指定マーキング枠の最上位にAマークを記入して
印刷を行い、現在の印刷面が裏面の場合であれば、新し
い用紙を用意してさらに印刷行指定マーキング枠の最上
位にAマークを記入して印刷を継続しなければならない
ため、非常に手間が掛かる。
【0010】また、カルテ用紙への印刷は、基本的に1
枚づつ用紙を挿入する手差しでの操作となるため、新し
い用紙が必要な場合には、その都度用紙の保管場所から
取ってくる操作が必要となり、手間が掛かる。さらに、
当面使用する新しい用紙の保管場所が必要という問題も
ある。
【0011】また、上記従来の印刷装置では、追記位置
読取部は、プリンタ部の印刷ヘッド近傍に配置されてい
るため、読取部とプリンタ部とは一体で構成されてい
る。そのため、追記位置情報の読取機構と、印刷位置制
御部と、プリンタ部とを含めて新規に設計された専用印
刷装置となり、製造コストが上昇し、保守及び修理にあ
たっても装置全体に対して行う必要があり、保守性が低
下するという第3の問題があった。
【0012】そこで、本発明は、上記従来の印刷装置に
おける問題点に鑑みてなされたものであって、印字精度
が向上し、印刷面の状態に即した処理を行うことがで
き、構成が簡易で、生産性及び保守性を向上させた印刷
装置を提供することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1記載の発明は、印刷装置であって、印刷用
紙に設けられた印刷行指定マーキング枠と既印刷行認識
マーキング枠とに記入されたマークを検出する検出手段
と、該検出手段によって前記印刷用紙の印刷行指定マー
キング枠と既印刷行認識マーキング枠の全行を走査した
後、検出された情報に従って印刷情報を加工する制御部
とを有することを特徴とする。
【0014】そして、請求項1記載の発明によれば、用
紙上の印刷行指定マーキング枠と既印刷行認識マーキン
グ枠の全行を走査し、検出されたマーク位置に基づいて
適切な印字位置開始行を算出するため、印字精度の向上
を図ることができる。
【0015】請求項2記載の発明は、請求項1記載の印
刷装置において、さらに、印刷用紙上に配置された表裏
識別の識別マークを検出する第2の検出手段と、該検出
手段による表裏識別結果及び印刷情報量に従い継続する
操作を制御する第2の制御手段とを有することを特徴と
する。
【0016】請求項2記載の発明によれば、第2の検出
手段によって印刷用紙上に配置された表裏を識別し、第
2の制御手段によって印刷情報量に従って継続する操作
を制御することにより、印刷が最下行まで行われ、さら
に継続するデータが存在する場合には、操作者に印刷面
を反転して再度印刷を促すメッセージを表示させたり、
あるいは印刷装置内のホッパーより新たな用紙を供給す
ること等が可能となるため、印刷面の状態に即した処理
を行うことができ、印刷装置の操作性を向上させること
ができる。
【0017】請求項3記載の発明によれば、請求項1ま
たは2記載の印刷装置において、前記検出手段または前
記制御手段、あるいは前記検出手段及び前記制御手段
と、印刷情報を印刷するとともに印刷用紙の搬送を行う
該印刷装置の印刷手段とを別ユニットとして構成したこ
とを特徴とする。
【0018】請求項3記載の発明によれば、検出手段/
制御手段と印刷手段とを別ユニットとしたため、例え
ば、既製の印刷装置を使用してコストの低減を図った
り、印刷手段の選択範囲、例えば、印刷速度の違いや解
像度の違いによる機種の選択肢を広げることが可能とな
り、印刷手段に何らかの障害が発生した場合でも、各々
のユニットを容易に交換することができ、装置構成の簡
略化、生産性及び保守性の向上を図ることができる。
【0019】
【発明の実施の形態】次に、本発明にかかる印刷装置の
実施の形態の具体例を図面を参照しながら説明する。
【0020】図1は、本発明にかかる印刷装置の第1実
施例の概略構成を示すブロック図である。この印刷装置
は、大別して、印刷部100と、追記位置読取部200
と、印刷イメージ作成部300とで構成され、印刷イメ
ージ作成部300は、一般に、プリンタドライバとも呼
ばれ、上位ホストコンピュータ310のメモリー上で動
作する。
【0021】図2及び図3に示すように、印刷部100
は、追記位置読取部200の上方に設置される。図4
は、この印刷装置に、後述する追記用紙30を挿入した
状態を示す。
【0022】図1に示すように、印刷装置と上位ホスト
コンピュータとの接続にあたって、通常、印刷部100
には、一ヶ所のデータ入力インターフェース部しか設け
られていないために、後述する追記位置読取部200に
配置された制御部250上に上位ホストコンピュータ3
10からの入力インターフェース254と、印刷装置へ
の出力インターフェース255とを配置して制御部25
0を中継して接続される。
【0023】ここで、印刷部100は、既存の印刷装置
を使用しているが、印刷部100には、顧客の要望に応
じて、同一の外観形状で、印刷速度を重視した装置、印
字品質を重視した装置、あるいは価格を重視した装置に
変更することができる。
【0024】次に、追記用紙について、図5及び図6を
参照しながら説明する。追記用紙30の表裏面には、印
刷行指定マーキング枠31と、既印刷行認識マーキング
枠32とが印刷面の左側に配置されている。尚、印刷行
指定マーキング枠31と、既印刷行認識マーキング枠3
2とは、表面の場合には、パンチ穴39を挿む位置に配
置され、裏面の場合にも同じ間隔となるように配置され
ている。
【0025】印刷行指定マーキング枠31及び既印刷行
認識マーキング枠32は、誤検出を防止するため、後述
するマーク検出センサ230(図7参照)によって検出
されないようにすることが望ましい。そのため、マーク
検出センサ230として光学式反射型センサ等を使用し
た場合には、配置された発光部の発光色近傍波長の色を
使用する(発光色が赤色光の場合では、赤色等が適当と
なる)。
【0026】既印刷行認識マーキング枠32の上方に
は、用紙識別マーク33が配置され、用紙識別マーク3
3は、マーク検出センサ230によって検出可能とする
ため、黒色にて塗り潰して印刷されている。
【0027】印刷行指定マーキング枠31の上方には、
表裏識別マーク34(34a、34b)が配置され、表
面の場合には、表裏識別マーク34aを印刷しないか、
あるいは前記印刷行指定マーキング枠31の印刷色によ
って枠のみ印刷する。一方、裏面の場合には、表裏識別
マーク34bを後述するマーク検出センサ230によっ
て検出可能とするため、黒色にて塗り潰して印刷されて
いる。
【0028】尚、本実施例では、印刷行指定マーキング
枠31及び表裏識別マーク34、既印刷行認識マーキン
グ枠32及び用紙識別マーク33を、各々同じ直線上に
配置することにより、同一の検出用センサを使用し、部
品点数の低減を図っている。
【0029】印刷行指定マーキング枠31に記入される
Aマークは、操作者によって記入され、既印刷行認識マ
ーキング枠32に記入されるBマークは、プリンタドラ
イバによって作成された印刷イメージに従って印刷部1
00によって印刷される。
【0030】図7に示すように、印刷部100は、下部
にホッパー130を備え、ホッパー130内に積載用紙
131を積載する。積載用紙131は、印刷面を下にし
た状態にて積載される。ここで、積載用紙131は、後
述する動作モードに応じて異なった種類の用紙を積載す
る。印刷部100を通常のプリンタとして使用する場合
には、普通紙を積載し、追記モードで使用する場合に
は、追記用紙30の表面側を下にして積載する。
【0031】ホッパー130では、図示しない用紙持ち
上げ機構によって積載用紙131が搬送ローラ120に
押し付けられ、積載用紙131の最上部の用紙は、搬送
ローラ120との摩擦搬送力によって搬送される。
【0032】搬送ローラ120は、印刷部100の後部
に配置され、用紙の補給動作と、用紙の搬送方向を反転
する機能を有する。ホッパー130の先端部を印刷部1
00の後部に配置することで印刷装置全体の小型化を図
っている。
【0033】搬送ローラ121は、搬送ローラ120に
よって搬送方向を反転した用紙を印字ヘッド110と用
紙ガイド122の間へと搬送する。印刷ヘッド110
は、図示しない駆動機構によって印刷装置の左右方向に
移動する印字キャリア111に脱着可能に取り付けられ
る。
【0034】用紙ガイド122は、図示しない排出機構
によって、上下に開閉され、印刷された用紙を、スタッ
カ部140、141へと収容する排出機構を兼ね備え
る。スタッカ部140、141には、印刷された用紙が
積載される。
【0035】追記位置読取部200は、後部に制御部2
50を配置し、前部に読取部210を配置するように構
成されている。また、読取部210は、追記位置読取部
200のフレームに配置されたガイド溝201、202
と、読取部フレーム213に配置された図示しないガイ
ドローラ部との勘合によって移動可能な状態で保持され
る。
【0036】読取部210が、図7に示す印刷部100
に配置されたホッパー130の上方で、印刷部100の
正面側に配置された状態を追記モード位置と呼び、図8
(b)に示す位置をプリンタモード位置と呼び、位置検
出センサ215によって検出された信号を制御部250
に伝達する。
【0037】図7に示すように、読取部210には、用
紙走行面211及び用紙ガイド212が配置され、これ
らは、図12に示すように、追記用紙30を後述する搬
送ローラ220へ搬送する走行面として配置される。
【0038】搬送ローラ220は、駆動モータ221
(図1参照)、伝達ギヤ及び駆動伝達制御のための電磁
クラッチ223によって駆動され、図示しない加圧ロー
ラによって追記用紙30を摩擦搬送する。ここで、駆動
モータ221には、ステッピングモータ等を使用するこ
とによって、駆動するステップ数を積算し、伝達ギヤと
搬送ローラ220の直径によって追記用紙30の搬送距
離を算出する。
【0039】図1に示した用紙有無センサ231は、図
11に示すように、搬送ローラ220の用紙挿入口21
4側に配置される。この用紙有無センサ231は、図7
において、追記用紙30が用紙走行面211上に置かれ
た場合にこれを検出し、前記電磁クラッチ223の制御
始動信号として制御部250へ信号を伝達する。
【0040】図11に示すように、マーク検出センサ2
30は、用紙挿入口214から挿入される用紙の搬送方
向に対して、用紙有無センサ231と搬送ローラ220
との中間に配置され、図5に示した追記用紙30の印刷
行指定マーキング枠31及び既印刷行認識マーキング枠
32の全行を走査した後、図1の印刷部100のホッパ
ー130の突き当て面に追記用紙30の先端が到達する
距離に配置される。
【0041】印刷部100の印刷面は、装置上では上面
となるが、用紙搬送経路が搬送ローラ120で反転して
いるため、読取部210では印刷面が下となる。そのた
め、マーク検出センサ230は、用紙走行面211の下
側に配置される。マーク検出センサ230の用紙幅方向
での配置は、前記追記用紙30に配置された印刷行指定
マーキング枠31及び既印刷行認識マーキング枠32の
2ヶ所に対応する位置に配置され、本実施例の場合に
は、印刷行指定マーキング枠31の検出用センサをAマ
ーク検出センサ230a、既印刷行認識マーキング枠3
2の検出用センサをBマーク検出センサ230bとし、
2ヶ所に配置される。
【0042】次に、上記構成を有する印刷装置の動作に
ついて説明する。まず、最初に、追記位置の読取動作に
ついて、図1、図7及び図9を中心に参照しながら説明
する。
【0043】まず、電源投入後、ステップS1におい
て、図7の追記位置読取部200に配置された読取部2
10の位置を位置検出センサ215の信号によって検出
し、プリンタモードか追記モードかを判別する。そし
て、プリンタモードと判断された場合には、ステップS
2において、印刷装置に標準で使用されるプリンタドラ
イバを使用してホッパー130からの給紙動作を行い、
その後、印刷動作を行って、動作を終了する。一方、追
記モードと認識された場合には、用紙有無センサ231
の状態を監視する待機モードとして、追記用紙30の挿
入を待つ待機状態となり以下の動作となる。
【0044】ステップS3において、図1の用紙有無セ
ンサ231の信号変化により、用紙なしと判断された場
合には、ステップS4において待機してステップS3に
戻る。一方、用紙有りと判断されると、電磁クラッチ2
23に通電することで駆動モータ221と搬送ローラ2
20(図7参照)とが駆動連結され、所定時間後に駆動
モータ221を用紙挿入方向に回転させる。
【0045】ステップS5において、挿入された用紙を
所定時間搬送する間に、ステップS6において、Bマー
ク検出センサ230bによって用紙識別マーク33(図
5及び図6参照)を検出する。用紙識別マーク33が検
出されない場合には、追記用紙30以外が挿入されたも
のとして駆動モータ221の回転方向を反転し、用紙を
排出方向に搬送し、用紙の再挿入を促すメッセージをホ
ストコンピュータに表示して待機状態とする(ステップ
S7)。一方、Bマーク検出センサ230bが用紙識別
マーク33を検出した場合(例えば、図6に示される追
記用紙30を挿入した場合)には、ステップS8におい
て、検出した時点を用紙搬送量の基準位置として、制御
部250に配置されたRAM252上の距離積算カウン
タと、追記位置情報とを初期化する。以降、駆動モータ
221のステップ動作毎に積算カウンタを加算してい
く。
【0046】用紙識別マーク33を検出することによ
り、Aマーク検出センサ230aは表裏識別マーク34
(34a、34b、図5参照)の有無を検出する(ステ
ップS9)。表裏識別マーク34の判定結果により、制
御部250に配置されたRAM252に使用されている
追記用紙30の表裏情報を記憶する。
【0047】その後、駆動モータ221を駆動して追記
用紙30を搬送するが、Aマーク検出センサ230a
は、駆動モータ221のステップ駆動毎に印刷行指定マ
ーキング枠31を検査する(ステップS10)。Aマー
ク検出センサ230aによってAマーク36a(図6参
照)が検出されると、ステップS11において、Bマー
ク検出センサ230bによって同じ行を検査してBマー
ク37a(図6参照)の有無を調べる。その結果、Bマ
ーク37aが存在しない場合には、ステップS12にお
いて、追記位置候補として積算カウンタの値をRAM2
52の記憶領域に追記位置情報を記憶する。一方、Bマ
ーク37aが記入されていた場合には、RAM252へ
の記録は行わない。
【0048】引き続き追記用紙30は搬送され、例え
ば、図6に示した追記用紙30の場合には、Aマーク3
6bの検出後、Bマーク37bが検出されるために、R
AM252への記録は行わない。
【0049】追記用紙30をさらに搬送して、Aマーク
36cが検出され、同じ行にBマークが記録されていな
い場合には、追記位置候補として、積算カウンタの値を
RAM252の記憶領域に記憶する。
【0050】上記の動作は、搬送ローラ120、伝達ギ
ヤの減速比、駆動モータ221の回転解像度と、追記用
紙30上の印刷行指定マーキング枠31の長さによって
算出された駆動モータ221の回転ステップ数とが比較
され、回転ステップ数と積算カウンタの値が一致するま
で繰り返され(ステップS13)、追記位置の読取動作
が終了する。
【0051】その後、追記用紙30の先端がホッパー1
30の先端に到達するまで、駆動モータ221が駆動さ
れて、ホッパー130上に追記用紙30が積載される。
そして、電磁クラッチ223の通電を停止して搬送ロー
ラ220と駆動モータ221の連結を解除する。
【0052】以上の読取動作では、Aマーク36cだけ
が記録された最後の積算カウンタの値がRAM252の
記憶領域に記憶されているので、例えば、Aマークを記
入した後で追記印刷前に自筆によってさらに追加記入し
た場合等でも、特に、該当行のBマークを塗る必要もな
く、追記印刷したい場所に新しくAマークを塗るだけで
よい。
【0053】尚、上記動作説明例では、既に一度使用さ
れた追記用紙30を例にとって説明したが、新規に追記
用紙30を使用する場合には、追記開始位置として、印
刷行指定マーキング枠31の先頭行にAマーク36aを
記入するか、あるいは自筆によって記入された次の行に
Aマーク36aを記入する。
【0054】ここで、追記用紙30に、Aマークが一度
も検出されなかった場合や、Aマークだけが記入された
場所が発見されなかった場合には、エラー処理として、
挿入された用紙は排出され、メッセージを表示後、待機
状態とする。
【0055】次に、上位ホストコンピュータからデータ
を印刷する場合について、図1を参照しながら説明す
る。まず、追加記入位置情報及び表裏情報の要求がホス
トコンピュータから追記位置読取部200へ行われる。
ホストコンピュータからの問い合わせに対して、追記位
置読取部200から、最後にAマークだけが検出された
位置と表裏情報を通知する。このときに通知される値
は、ホストコンピュータ上に記憶されている印刷イメー
ジ作成部300、すなわちプリンタドライバが認識でき
る形であれば、制御部250のRAM252に記録され
た値をそのまま返しても、あるいは印刷行数等に変換し
た結果を返してもどちらでも問題はない。
【0056】また、追記位置読取動作時に、Aマークだ
けの箇所が複数存在していた場合等では、該当する追記
位置候補の値を複数通知してもよい。複数通知された場
合には、通知された値の最大値をデータの追記記入位置
とすればよく、それ以外の値は、次回処理の効率化のた
めに残りの追記位置候補に該当するBマーク位置を塗り
潰す位置情報として使用し、印刷イメージが作成され
る。
【0057】印刷イメージ作成部300では、追記位置
情報から印刷位置を特定するとともに、既印刷行認識マ
ーキング枠32(図5参照)に既印刷行マーク、すなわ
ちBマークが追加された印刷イメージを作成する。印刷
イメージが作成された後、印刷イメージは、印刷部10
0へ読取部200を経由して転送される。その後、印刷
部100に配置された図示しない用紙持ち上げ機構を駆
動し、図7に示した積載用紙131の最上位に積載され
た追記用紙30を搬送ローラ120に押し付けて用紙搬
送が開始される。搬送された追記用紙30は、用紙ガイ
ド122を経て印字ヘッドによって印刷され、スタッカ
部140、141に排出される。
【0058】ここで、印刷データが大量の場合や、追記
位置が追記用紙30の下端近傍の場合等で、印刷データ
が複数のページに跨る場合がある。その場合には、追記
位置情報に基づき、印刷イメージデータを1ページに収
まるサイズに分割して1枚目のデータを作成し、残りの
データは、次ページ用のデータとして印刷イメージを作
成する。作成された1ページ目の印刷イメージを印刷部
100にて印刷した後、引き続き次ページのデータの印
刷動作に入る。
【0059】仮に、1ページ目で表面を印刷していた場
合には、ホストコンピュータ上に次ページ分のデータが
存在するため、排出された追記用紙30の表裏を反転
し、さらに印刷行指定マーキング枠31の先頭行にAマ
ークを記入して挿入を促すメッセージを表示した後、用
紙が挿入されるのを待機する。用紙が挿入されると、挿
入面が裏面であること、すなわち表裏識別マーク(裏)
34bを確認して、残りの印刷データを印刷する。も
し、表裏識別マーク(裏)34bが確認されない場合に
は、挿入された用紙を排出し、もう一度画面にメッセー
ジを表示する。
【0060】ここで、挿入される用紙の印刷行指定マー
キング枠31の先頭行にAマークを記入するのは、作業
上手間が掛かるが、追記位置読取部200から用紙が搬
送される場合に、Aマークが全く記入されていない場合
はエラー処理となるのを防止するためである。
【0061】1ページ目で裏面を印刷していた場合に
は、ホッパー130に積載された積載用紙131の最上
位用紙を搬送ローラ120にて搬送し、印刷動作を自動
継続する。この場合では、追記位置読取部200ではな
く、ホッパー130から用紙が搬送されるため、特にA
マークは記入する必要はない。以上が基本的な動作とな
る。
【0062】尚、プリンタモードから追記モードへの変
更は、図7、図8及び図10に示すように、用紙読取部
210を、追記位置読取部200のフレームに配置され
たガイド溝201、202と、読取部フレーム213に
配置された図示しないガイドローラ部との勘合によって
移動可能な状態で保持しているため、図8(a)及び図
10(b)の矢印方向に引き出した後、図8(b)及び
図10(c)に示すように、読取部210を下方に移動
させ、さらに、図10(d)に示すように、印刷部10
0側に押し込むことで可能となり、設置面積の低減を図
っている。
【0063】また、印刷部100に配置されたホッパー
130へ積載用紙131を補充する場合にも、読取部2
10を移動させることでホッパーの上方の空間を開放
し、容易に操作することが可能となる。
【0064】次に、本発明にかかる印刷装置の第2実施
例について、図1及び図5を中心に参照しながら説明す
る。
【0065】前記第1実施例での追記位置の記入は、操
作者の自筆による記入範囲を、Aマークを記入すること
によって明示的に指定することにもなる。別の捕らえ方
をすれば、自筆による記入の必要がなく、定型的な情報
の追加記入の場合等は、追記用紙30上に記録された印
刷済み下端情報を読み取ることによって追記開始位置と
することができる。
【0066】前記条件に従えば、前記第1実施例の構成
の中で、追記用紙30上に配置された既印刷行認識マー
キング枠32と、既印刷行認識マーキング枠32の検出
用センサのBマーク検出センサ230bとが配置されて
いれば実現することが可能となり、第1実施例の構成で
も、読取動作モードを追加することで対応可能となる。
【0067】まず、読取部210で、用紙が挿入された
場合には、前記第1実施例と同様に、電磁クラッチ22
3の動作及び駆動モータ221の制御によって、用紙識
別マーク33及び表裏識別マーク34を確認し、距離積
算カウンタ及び追記位置情報の初期化後、既印刷行認識
マーキング枠32のBマークの位置を、既印刷行認識マ
ーキング枠32の全行を用紙の搬送に合わせて走査して
行く。
【0068】追記用紙30は、複数回使用されることを
前提としているため、初回の使用以外では、Bマークは
複数箇所で検出される。検出されたBマーク位置は、R
AM252の記憶領域に追記位置候補として記憶し、ホ
スト側からの問い合わせに対して、最後の位置情報を通
知すればよい。
【0069】初回の使用にあたっては、Bマークは記入
されていないため、初回使用を示すデータを通知する
か、あるいは操作者が既印刷行認識マーキング枠32の
最上部にBマークを記入しておいてもよい。
【0070】以上の操作によって、追記用紙30上の印
刷開始位置が決定され、上位ホストコンピュータ310
上でプリンタドライバが印刷イメージを作成し、印刷命
令の発行によって印刷処理が行なわれるが、作成される
印刷イメージは、Bマークの記入位置が第1実施例とは
異なり、印刷データの最下行でさらに既印刷行認識マー
キング枠32に位置する場所に作成される。
【0071】ここで、複数のページに跨ぐ場合の処理
は、第1実施例による処理と同じく、表裏識別マーク3
4によって表裏判別を行ない処理される。読取動作モー
ドの変更方法については、制御部250上に設定変更ス
イッチや、プリンタドライバによって行うことが可能と
なる。
【0072】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
印字精度が向上し、印刷面の状態に即した処理を行うこ
とができ、構成が簡易で、生産性及び保守性を向上させ
た印刷装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかる印刷装置の第1実施例を示すブ
ロック図である。
【図2】図1の印刷装置を示す斜視図である。
【図3】図1の印刷装置を示す概略構成図である。
【図4】図1の印刷装置の操作時の動作を示す斜視図で
ある。
【図5】図1の印刷装置に使用する用紙の一例を示す平
面図であって、(a)は表面を、(b)は裏面を示す。
【図6】図5の用紙の使用状態を表す平面図である。
【図7】図1の印刷装置を示す断面図である。
【図8】図1の印刷装置の搬送部の操作を示す断面図で
ある。
【図9】図1の印刷装置の追記位置の読取動作を説明す
るためのフローチャートである。
【図10】図1の印刷装置の搬送部の操作を示す斜視図
である。
【図11】図1の印刷装置の追記位置読取部の拡大断面
図である。
【図12】図1の印刷装置の追記位置読取部の動作状態
を拡大して示す断面図である。
【符号の説明】
30 追記用紙 31 印刷行指定マーキング枠 32 既印刷行認識マーキング枠 33 用紙識別マーク 34a 表裏識別マーク(表) 34b 表裏識別マーク(裏) 35 印刷範囲 36a、36b、36c Aマーク 37a、37b Bマーク 39 パンチ穴 100 印刷部 110 印字ヘッド 111 印字キャリア 120 搬送ローラ 121 搬送ローラ 122 用紙ガイド 130 ホッパー 131 積載用紙 140 スタッカ部 141 スタッカ部 200 追記位置読取部 201 ガイド溝 202 ガイド溝 210 読取部 211 用紙走行面 212 用紙ガイド 213 読取部フレーム 214 用紙挿入口 215 位置検出センサ 220 搬送ローラ 221 駆動モータ 223 電磁クラッチ 230 マーク検出センサ 230a Aマーク検出センサ 230b Bマーク検出センサ 231 用紙有無センサ 250 制御部 251 CPU 252 RAM 253 ROM 254 入力インターフェース 255 出力インターフェース 300 印刷イメージ作成部 310 上位ホストコンピュータ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 前川 良信 大阪府大阪市福島区野田5丁目17番地22号 株式会社アステックコーポレーション内 Fターム(参考) 2C087 AA13 AA14 AB05 BB10 CB07 CB12

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 印刷用紙に設けられた印刷行指定マーキ
    ング枠と既印刷行認識マーキング枠とに記入されたマー
    クを検出する検出手段と、 該検出手段によって前記印刷用紙の印刷行指定マーキン
    グ枠と既印刷行認識マーキング枠の全行を走査した後、
    検出された情報に従って印刷情報を加工する制御部とを
    有することを特徴とする印刷装置。
  2. 【請求項2】 さらに、印刷用紙上に配置された表裏識
    別の識別マークを検出する第2の検出手段と、該検出手
    段による表裏識別結果及び印刷情報量に従い継続する操
    作を制御する第2の制御手段とを有することを特徴とす
    る請求項1記載の印刷装置。
  3. 【請求項3】 前記検出手段または前記制御手段、ある
    いは前記検出手段及び前記制御手段と、印刷情報を印刷
    するとともに印刷用紙の搬送を行う該印刷装置の印刷手
    段とを別ユニットとして構成したことを特徴とする請求
    項1または2記載の印刷装置。
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