JP2003053328A - 廃水処理設備 - Google Patents

廃水処理設備

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JP2003053328A JP2001248678A JP2001248678A JP2003053328A JP 2003053328 A JP2003053328 A JP 2003053328A JP 2001248678 A JP2001248678 A JP 2001248678A JP 2001248678 A JP2001248678 A JP 2001248678A JP 2003053328 A JP2003053328 A JP 2003053328A
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和也 上杉
Toru Okochi
徹 大河内
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 沸点が水よりも高い高沸点有機溶剤を中・低
濃度で含む廃水を処理して、この廃水中に含まれる高沸
点有機溶剤を効率よく回収する。 【解決手段】 蒸発濃縮装置2において、高沸点有機溶
剤を含む廃水14を水の沸点以上で高沸点有機溶剤の沸
点未満の温度に加温し、水を蒸発させて廃水中の高沸点
有機溶剤の濃度を高める。次いで、蒸留精製装置4にお
いて、蒸発濃縮装置の濃縮水21を高沸点有機溶剤の沸
点以上の温度に加温し、高沸点有機溶剤を蒸発させると
ともに、この高沸点有機溶剤の蒸発ガス36を高沸点有
機溶剤の沸点未満の温度に冷却して高沸点有機溶剤を液
化回収する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、沸点が水よりも高
い高沸点有機溶剤を含む廃水を処理し、該廃水中に含ま
れる高沸点有機溶剤を有価物として回収する廃水処理設
備に関する。なお、本明細書では、沸点が水の沸点より
も高い有機溶剤を高沸点有機溶剤と称している。
【0002】
【従来の技術】電子産業における洗浄剤、剥離剤をはじ
めとして、有機溶剤の利用範囲は各種産業に広く及んで
いる。各種有機溶剤は高濃度であれば廃液として工場外
に搬出される場合が多く、中・低濃度であれば生物処理
または物理化学的処理と生物処理との組み合わせによっ
て工場内で分解処理される場合が多い。
【0003】一方、有機溶剤であるジメチルスルホキシ
ド(DMSO)やモノエタノールアミン(MEA)は、
金属基板などの洗浄剤として優れた性質を有するため、
半導体や液晶の製造工程での需要が拡大している。すな
わち、DMSOはもともと合成繊維の製造工程や有機化
合物の製造で使用されていたが、その強い溶解力と浸透
力を利用して近年では電子工業分野で剥離剤や洗浄剤と
して使用されている。特に洗浄剤としてフロンの使用が
抑制されたことから、液晶製造工場において危険等級が
低く水溶性有機溶剤であるDMSOを採用するケースが
増えてきている。また、MEAは、特に電子工業分野で
はDMSOとMEAの混合溶液がフォトレジストの剥離
剤として優れていることが知られており、多量に使用さ
れている。
【0004】しかし、ジメチルスルホキシドなどの有機
硫黄化合物は、工場内での分解処理の過程で硫化水素な
どの悪臭物質が発生する可能性があるため、適当な処理
方法が確立されていないのが現状である。
【0005】また、廃水中に含まれるジメチルスルホキ
シドやモノエタノールアミンを回収して再利用すること
ができれば、その経済価値は高い。しかし、ジメチルス
ルホキシドやモノエタノールアミンは、高濃度廃水の場
合を除き、適当な回収方法が見出されていない。高濃度
廃水の場合には、蒸留精製装置を用いてジメチルスルホ
キシドやモノエタノールアミンを回収再利用する設備が
既に提案されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】前述したように、ジメ
チルスルホキシドなどの有機硫黄化合物は分解処理過程
において悪臭物質である硫化水素などが発生するため、
場内で分解処理を行う場合には大規模な悪臭対策設備が
必要となるばかりでなく、環境負荷増大、作業環境の悪
化の原因となる。
【0007】また、モノエタノールアミンなどの含窒素
有機溶剤は、排水中の窒素濃度を上げる原因となり、公
共用水域の富栄養化の原因となる。そのため、場内で分
解処理を行う場合には、処理工程に脱窒工程を含んだ処
理設備が必要となり、排水処理設備の増大化、処理コス
トの増加につながる。
【0008】したがって、ジメチルスルホキシドなどの
有機硫黄化合物や、モノエタノールアミンなどの含窒素
有機溶剤は、いずれも場内で分解処理を行うのではな
く、場内で回収処理を行って再利用することが望まし
い。
【0009】一方、前述したように、ジメチルスルホキ
シドやモノエタノールアミンは、高濃度廃水の場合には
蒸留精製装置を用いて回収再利用する設備が提案されて
いる。
【0010】しかし、上記設備によってジメチルスルホ
キシドやモノエタノールアミンの中・低濃度廃水を処理
しようとすると、蒸留精製装置の規模が大きくなって、
回収コストが高くなるものであった。
【0011】本発明は、前述した事情に鑑みてなされた
もので、産業界で広く使用されている有機溶剤のうち、
沸点が水よりも高い高沸点有機溶剤を含む廃水、特に高
沸点有機溶剤を中・低濃度で含む廃水を処理して、該廃
水中に含まれる高沸点有機溶剤を効率よく回収すること
ができる廃水処理設備を提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、前述した
目的を達成するために鋭意検討を行った結果、有機溶剤
の蒸留精製装置に蒸留濃縮装置を組み合わせることによ
って、効率的な回収システムを構築できることを見出し
た。すなわち、従来は装置規模が大きくなるため蒸留回
収では採算が取れなかった中・低濃度の高沸点有機溶剤
含有廃水を処理するに当たり、該廃水を蒸発濃縮装置に
より加温して水を蒸発させ、廃水中の高沸点有機溶剤濃
度を高めた後、その処理水を蒸留精製装置に導くことに
より、蒸留精製装置の規模を縮減できることを知見し
た。
【0013】本発明は、上記知見に基づいてなされたも
ので、蒸発濃縮装置および蒸留精製装置をこの順で備
え、蒸発濃縮装置において、沸点が水よりも高い高沸点
有機溶剤を含む廃水を水の沸点以上で高沸点有機溶剤の
沸点未満の温度に加温し、水を蒸発させて廃水中の高沸
点有機溶剤の濃度を高めた後、蒸留精製装置において、
蒸発濃縮装置の濃縮水を高沸点有機溶剤の沸点以上の温
度に加温し、高沸点有機溶剤を蒸発させるとともに、こ
の高沸点有機溶剤の蒸発ガスを高沸点有機溶剤の沸点未
満の温度に冷却して高沸点有機溶剤を液化回収すること
を特徴とする廃水処理設備を提供する。
【0014】本発明の廃水処理設備は、蒸発濃縮装置に
よって廃水中の高沸点有機溶剤の濃度を高めた後、蒸留
精製装置によって廃水中の高沸点有機溶剤を回収するの
で、蒸留精製装置を大型化することなく、廃水中の高沸
点有機溶剤を効率よく回収することができ、有機溶剤の
回収再利用コストの削減、半導体や液晶の製造コストの
削減、および有機溶剤の分解処理に伴う環境負荷の低減
を図ることができる。
【0015】また、本発明の廃水処理設備は、既に蒸留
精製装置を使用して高濃度廃水(例えば高沸点有機溶剤
含有量5重量%以上)を場内で蒸留精製している工場に
おいては、蒸発濃縮装置を導入することにより、これま
で回収できなかった中・低濃度廃水(例えば高沸点有機
溶剤含有量10〜10000mg/L)に含まれる高沸
点有機溶剤についても回収対象とすることができる。
【0016】さらに、本発明の廃水処理設備は、蒸発濃
縮装置で生じた蒸気をヒートポンプによる熱回収装置に
導くことで、水の蒸発のために投入したエネルギーの一
部を回収することが可能となる。したがって、蒸発濃縮
と蒸留精製を組み合わせた本発明は、従来の蒸留精製の
みによる回収システムに比べ、エネルギー効率の面から
も有利である。
【0017】本発明の廃水処理設備は、蒸発濃縮装置の
前段に逆浸透膜装置を設け、水よりも沸点が高い高沸点
有機溶剤を含む廃水を逆浸透膜装置で処理した後、逆浸
透膜装置の濃縮水を蒸発濃縮装置で処理することができ
る。すなわち、中・低濃度廃水の場合は、前述した蒸発
濃縮装置および蒸留精製装置による回収処理を行うとき
に、廃水の加温のために必要なエネルギー(加温用蒸
気、ヒーター電力)の量が、高濃度廃水の場合より多く
なることは避けられない。そこで、本発明では、上記の
ように蒸発濃縮装置の前段に逆浸透膜装置を設け、逆浸
透膜装置により熱エネルギーを投入することなく廃水中
の高沸点有機溶剤を濃縮した後、その濃縮水を蒸発濃縮
装置によって処理することで、蒸発濃縮装置に投入する
熱エネルギーをなるべく低く抑え、かつ蒸発濃縮装置の
規模を縮減することができる。
【0018】本発明の廃水処理設備は、廃水中に含まれ
る沸点が水よりも高い高沸点有機溶剤であれば、いずれ
のものでも回収再利用することが可能であるが、特に分
解生成物が悪臭物質であるジメチルスルホキシド(沸点
189℃)を分解処理することなく回収再利用するのに
適している。また、含窒素化合物であるモノエタノール
アミン(沸点171℃)を分解処理することなく回収再
利用するのにも適しており、これにより排水中の窒素濃
度を下げることができる。さらに、ジメチルスルホキシ
ドとモノエタノールアミンの混合液は、近年電子産業で
使用量が増加しており、本発明の廃水処理設備によって
回収再利用する価値が高い。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明をさ
らに詳しく説明する。図1は、本発明に係る廃水処理設
備の一実施形態を示すフロー図である。本例の廃水処理
設備は、蒸発濃縮装置2および蒸留精製装置4をこの順
で備えている。
【0020】蒸発濃縮装置2において、6は装置本体、
8は装置本体6内に設置された複数の伝熱管、10は伝
熱管8に加温用蒸気12を供給する蒸気供給装置、14
は廃水導入ライン、16は濃縮水排出ライン、18は濃
縮水循環ライン、20は蒸気排出ライン、22は真空ポ
ンプを示す。蒸発濃縮装置2は、沸点が水よりも高い回
収目的の高沸点有機溶剤を含む廃水を廃水導入ライン1
4から装置本体6内に導入し、この廃水を伝熱管8に接
触させて水の沸点以上で目的の高沸点有機溶剤の沸点未
満の温度に加温することにより、水を蒸発させて高沸点
有機溶剤濃度を高めた濃縮水21を得るものである。な
お、この蒸発濃縮は、常圧、減圧のいずれの条件でも実
施可能であるが、加温用蒸気の使用量を抑える観点から
減圧条件下での実施、すなわち真空ポンプ22により装
置本体6内を減圧した状態での実施が望ましい。
【0021】また、蒸留精製装置4において、24は加
温部、26は冷却部、28は回収部、30はコンデンサ
ーを示す。加温部24は、蒸発濃縮装置の濃縮水21を
加温用蒸気25で予備加温した後、ヒーター32で上記
濃縮水21を目的の高沸点有機溶剤の沸点以上の温度に
加温し、目的の高沸点有機溶剤を蒸発させるとともに、
目的の高沸点有機溶剤よりもさらに高沸点の物質やSS
成分などを含む廃液34を釜残として排出する。冷却部
26は、高沸点有機溶剤の蒸発ガス36を冷却水38に
よって高沸点有機溶剤の沸点未満の温度に冷却する。回
収部28は、冷却部26から導入された気液混合物40
をさらに冷却してその中に含まれる高沸点有機溶剤を回
収液42として液化回収する。コンデンサー30は、回
収部28から導入されたガス44を冷却水46により冷
却して水等を含む廃液48を排出するとともに、廃液4
8の一部を環流ライン50を通して回収部28に環流す
る。廃液48の一部を回収部28に環流するのは、回収
部28において環流した廃液48で前記気液混合物40
を冷却することにより、熱の有効利用を図るとともに、
回収部28での回収液42中の高沸点有機溶剤濃度を高
めるためである。
【0022】本例の廃水処理設備では、蒸留精製装置の
塔断面積は処理水量に比例するため、例えば、蒸発濃縮
装置で廃水を10分の1量まで濃縮することにより、蒸
留精製装置の塔断面積を10分の1まで縮小することが
でき、蒸留精製装置の装置規模を縮減することができ
る。
【0023】なお、蒸発濃縮装置から生じる蒸気を冷却
して得られる凝縮水は、比較的純度の高い水であること
から、場内の水回収ラインに導入してもよい。ただし、
濃縮対象の廃水によっては、低沸点の汚濁物質が蒸気側
に移行するため得られた凝縮水の汚濁濃度が高くなる場
合がある。この場合は凝縮水を回収水として利用するに
は適さないため、得られた凝縮水は場内の排水処理工程
に導いて処理することが望ましい。
【0024】また、蒸留精製装置の加温部およびコンデ
ンサー部から生じる廃液には、未回収の有機溶剤をはじ
め汚濁有機物質が含まれるため、これら廃液は通常生物
処理などの排水処理設備にて処理される。廃液中に難分
解性物質が含まれる場合には、物理化学処理と生物処理
の組み合わせで処理されることもある。
【0025】図2は、蒸発濃縮装置における熱回収の一
例を示す図である。本例の蒸発濃縮装置2では、蒸気排
出ライン20に蒸気圧縮ヒートポンプ52が介装され、
このヒートポンプ52によって装置本体6から排出され
た蒸気を圧縮して加温し、加温用蒸気として再利用する
ようになっている。すなわち、本例の廃水処理設備で
は、コンプレッサなどで構成されるヒートポンプ式熱回
収装置を付帯することにより、蒸発濃縮装置において蒸
発した蒸気を加温用蒸気として使用することができ、蒸
留精製のみによる回収システムに比べて投入熱エネルギ
ーを低くすることができる。なお、図2の蒸発濃縮装置
におけるその他の部分は図1と同じであるため、図2に
おいて図1と同一の部分には同一参照符号を付してその
説明を省略する。
【0026】
【実施例】(実施例1)ジメチルスルホキシドおよびモ
ノエタノールアミンを含む廃水を図1に示した廃水処理
設備によって処理し、両物質を回収した。蒸発濃縮は、
減圧蒸発(−580mmHg)、設定温度71℃、蒸発
濃縮率12倍の条件で行った。蒸留精製は、加温部にお
けるヒーター設定温度195℃の条件で行った。ジメチ
ルスルホキシドおよびモノエタノールアミンの廃水(原
水)中の濃度、蒸発濃縮装置による蒸発濃縮液中の濃
度、および蒸留精製装置による蒸留回収液中の濃度を表
1に示す。また、蒸留後回収液の水分濃度は0.01%
以下、蒸留回収液における両物質の回収率は75%であ
った。
【0027】
【表1】
【0028】表1より、ジメチルスルホキシドとモノエ
タノールアミンの混合廃水を蒸発濃縮装置と蒸留精製装
置によって処理した場合、工業的に利用価値の高い両物
質を再利用できるレベルにまで精製した回収液を得るこ
とができることが確認された。
【0029】(実施例2)ジメチルスルホキシド(DM
SO)を含む廃水を逆浸透膜装置で処理した。処理条件
は下記のとおりとした。 ・使用逆浸透膜:日東電工(株)製、NTR−759U
PRO(4インチ×1m) ・入口圧力:1.47MPa ・入口水量:0.62m3/hr ・透過水量:0.22m3/hr ・濃縮水量:0.40m3/hr ・濃縮倍率:1.55倍
【0030】その結果、逆浸透膜装置入口での廃水中の
DMSO濃度は85mg/L、逆浸透膜装置の濃縮水の
DMSO濃度は132mg/L、逆浸透膜装置の透過水
のDMSO濃度は0.82mg/L、逆浸透膜装置によ
るDMSO阻止率は99%であった。したがって、本実
験により、逆浸透膜による濃縮装置を蒸発濃縮装置の前
段に設置することにより、ジメチルスルホキシドを逆浸
透膜により高効率で阻止して濃縮することができ、蒸発
濃縮装置での加温エネルギを低減できることが確認され
た。具体的には、回収対象のジメチルスルホキシドの量
を損なうことなく、蒸発濃縮装置による処理量を逆浸透
膜装置を使用しない場合の3分の2程度に低減できるも
のであった。
【0031】
【発明の効果】以上のように、本発明の廃水処理設備に
よれば、高沸点有機溶剤を含む廃水、特に高沸点有機溶
剤を中・低濃度で含む廃水を、蒸留精製装置の規模の大
型化を招くことなく処理して、該廃水中に含まれる高沸
点有機溶剤を効率よく回収することができる。したがっ
て、本発明によれば、有機溶剤の回収再利用コストの削
減、半導体や液晶の製造コストの削減、および有機溶剤
の分解処理に伴う環境負荷の低減を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る廃水処理設備の一実施形態を示す
フロー図である。
【図2】蒸発濃縮装置における熱回収の一例を示す図で
ある。
【符号の説明】
2 蒸発濃縮装置 4 蒸留精製装置 8 伝熱管 12 加温用蒸気 14 廃水導入ライン 16 濃縮水排出ライン 21 濃縮水 24 加温部 25 加温用蒸気 26 冷却部 28 回収部 30 コンデンサー 32 ヒーター 36 蒸発ガス 38 冷却水 42 回収液
フロントページの続き (72)発明者 冨田 実 東京都江東区新砂1丁目2番8号 オルガ ノ株式会社内 Fターム(参考) 4D006 GA03 KA72 KB18 PA04 PB08 PB12 PB70 PC01 4D034 AA26 BA01 CA12

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 蒸発濃縮装置および蒸留精製装置をこの
    順で備え、蒸発濃縮装置において、沸点が水よりも高い
    高沸点有機溶剤を含む廃水を水の沸点以上で高沸点有機
    溶剤の沸点未満の温度に加温し、水を蒸発させて廃水中
    の高沸点有機溶剤の濃度を高めた後、蒸留精製装置にお
    いて、蒸発濃縮装置の濃縮水を高沸点有機溶剤の沸点以
    上の温度に加温し、高沸点有機溶剤を蒸発させるととも
    に、この高沸点有機溶剤の蒸発ガスを高沸点有機溶剤の
    沸点未満の温度に冷却して高沸点有機溶剤を液化回収す
    ることを特徴とする廃水処理設備。
  2. 【請求項2】 蒸発濃縮装置の前段に逆浸透膜装置を設
    け、水よりも沸点が高い高沸点有機溶剤を含む廃水を逆
    浸透膜装置で処理した後、逆浸透膜装置の濃縮水を蒸発
    濃縮装置で処理することを特徴とする請求項1に記載の
    廃水処理設備。
  3. 【請求項3】 水よりも沸点が高い高沸点有機溶剤がジ
    メチルスルホキシドおよび/またはモノエタノールアミ
    ンであることを特徴とする請求項1または2に記載の廃
    水処理設備。
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