JP2003053069A - 縫製装置 - Google Patents

縫製装置

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JP2003053069A
JP2003053069A JP2001240434A JP2001240434A JP2003053069A JP 2003053069 A JP2003053069 A JP 2003053069A JP 2001240434 A JP2001240434 A JP 2001240434A JP 2001240434 A JP2001240434 A JP 2001240434A JP 2003053069 A JP2003053069 A JP 2003053069A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】被加工物に糸を貫通させて縫製する縫製装置に
関し、ループを伴うか否かの設定や変更ができる縫製装
置を提供することにある。 【解決手段】ミシンでは、面に沿った縫い目から、面か
ら突出するループ状の縫い目に縫い目の種類を変更する
場合には、刺繍枠を布毎、上下逆にミシンに取り付ける
ので、単一の中空針によって、その2種類の縫い目の縫
製が可能である。また、LCD31a及び操作部材を用
いて、模様毎、或いは、部分模様毎に、その縫い目の種
類が使用者によって必要に応じて設定される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、被加工物に糸を貫
通させて縫製する縫製装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、工業用の多頭・多針の縫製装
置では、布の両面側において糸が布面に沿った縫い目を
形成する通常縫製機構と、一方面において糸が面に沿っ
た縫い目を形成すると同時に、反対側の他方面において
糸が面から突出するループ状の縫い目を形成するループ
縫製機構との、両方の縫製機構を同時に備えたものがあ
る。この縫製装置では、その両方の縫製機構に対して、
刺繍枠を平面的に移動させる移動機構が設けられ、布の
一方面(完成後表側とされる面)に、通常縫製機構によ
る布に沿った縫い目とループ縫製機構による布面から突
出するループを伴う縫い目とを組み合わせた模様が、布
の片側から自動的に形成される。
【0003】尚、従来のループ縫製機構は、上方よりフ
ック状の針を布に貫通させ、糸を引きだしてループを布
上面に形成するものである。
【0004】また、工業用の縫製装置においては、形成
される模様は予め決定されており、必要な模様をFDに
記憶させ、そのFDを縫製装置に装着して、その模様を
縫製装置の画面で概略形状(輪郭)と色を確認した上で
縫製する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、予め記
憶されたデータを読み込むだけであり、ループを伴うか
否かの設定や変更が縫製装置では、できないという問題
点がある。
【0006】本願の発明は、上述した問題点を解決し、
ループを伴うか否かの設定或いは変更ができる縫製装置
を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に、請求項1記載の縫製装置は、被加工物に糸を貫通さ
せて縫製する縫製装置であって、被加工物の一方面にお
いて面に沿った縫い目を形成すると同時に、反対側の他
方面において面から突出するループ状の縫い目を形成す
る縫製手段と、前記縫製手段によって形成する縫い目の
種類を、面に沿った縫い目か、ループ状の縫い目かのい
ずれかに設定或いは変更するために、操作する操作手段
とを備え、被加工物において面に沿った縫い目とループ
状の縫い目が縫製手段によって形成され、操作手段の操
作によって、模様の縫い目の種類が面に沿った縫い目
か、ループ状の縫い目かのいずれかに設定或いは変更さ
れる。
【0008】請求項2記載の縫製装置は、被加工物に形
成する模様を選択する模様選択手段と、前記模様選択手
段によって選択された模様について、縫い目の種類を設
定或いは変更するために操作される操作手段とを備え、
操作手段の操作によって、模様の選択後に縫い目の種類
が面に沿った縫い目か、ループ状の縫い目かのいずれか
に設定或いは変更される。
【0009】請求項3記載の縫製装置は、被加工物に形
成する模様を選択する模様選択手段と、前記模様選択手
段によって模様が選択される前に、模様の縫い目の種類
を設定或いは変更するために操作される操作手段とを備
え、操作手段の操作によって、模様の選択前に縫い目の
種類が面に沿った縫い目か、ループ状の縫い目かのいず
れかに設定或いは変更される。
【0010】請求項4記載の縫製装置は、複数の模様若
しくは複数の部分模様から模様について縫い目の種類を
一括して設定或いは変更するために、操作される操作手
段を備え、操作手段の操作によって、複数の模様若しく
は複数の部分模様から模様について縫い目の種類が面に
沿った縫い目か、ループ状の縫い目かのいずれかに一括
して設定或いは変更される。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して説明する。本実施形態の縫製装置であ
るミシン1は、このミシン本体2に着脱可能に構成され
た外部記憶媒体(模様データカートリッジ100)を必
要に応じて装着し、そこに記憶された模様のデータを用
いて所定の布7(貫通部に通された糸を定着させるため
の弾性を有する布)に模様を糸Tで施すものである。
尚、図1での方向を基準として前後左右を記載する。
【0012】図1に示すように、ミシン1は、ミシン本
体2、安全カバー3,被加工物を保持する保持枠たる刺
繍枠4,縫製用カートリッジ5、ケーシング6等で構成
されている。尚、この縫製用カートリッジ5には、糸供
給源(ボビンB:図6,図7参照)及び、糸Tを被加工
物たる布7に貫通させるための縫針たる中空針9が備え
られている。
【0013】最初にミシン本体2について簡単に説明す
る。
【0014】図1〜図3に示すように、ミシン本体2
は、ケーシング6と、布7を取り付けた刺繍枠4をキャ
リッジ8に取り付けて、その刺繍枠4を縫製用カートリ
ッジ5の中空針9に対して水平方向へ移動させる刺繍枠
駆動機構10と、縫製用カートリッジ5を揺動アーム1
1に取り付けて上下に揺動駆動するカートリッジ駆動機
構12と、これら刺繍枠駆動機構10とカートリッジ駆
動機構12を制御する制御装置(図8参照)を備えてい
る。本実施の形態の刺繍枠4の全体(刺繍枠駆動機構1
0への装着部を含む)は、図24に示すように、上下及
び左右に対称な形状をしており、刺繍枠4のいずれの開
口する面(「ロ」の字が上方を向く面)を上しても、刺
繍枠駆動機構10への装着が可能なように構成されてい
る。このため、刺繍枠4から布7を外すことなく、中空
針9に対し布7の上下面を逆にすることができ、後述す
る、ループ状の縫い目の形成に際して、布7の上下面を
逆にしても、逆にする前後での縫い目のズレが少なくて
済むのである。
【0015】このミシン1は、下糸及び釜を用いず、中
空針9によって布7に糸Tを貫通させて植え込む縫製手
段たる縫製機構を備えている。この縫製機構によれば、
図6,図7に示すように、被加工物の一方面(上面)に
おいて糸Tが面に沿った縫い目T1を形成すると同時
に、反対側の他方面(下面)において糸Tが面から突出
するループ状の縫い目T2を形成するように構成され
る。即ち、中空針9に対し布7の上下面(裏表)を逆に
すれば、唯一の縫製機構(中空針9とその駆動機構等)
にて、布7の一方面(上面)において面に沿った縫い目
T1とループを伴う縫い目T2が組み合わされた模様を
形成することが、簡素な構成(針が1本である構成)の
縫製機構において実現できるという極めて優れたもので
あり、従来のループを伴う縫い目T2ができる工業用多
頭・他針ミシンでは到底できなかった小型化(直径25
cm、高さ10cm程度のドーム状の小型ミシン)及び
軽量化(重さ2Kg)が図れており、家庭用ミシン(主
に、一人の使用者が手で簡単に移動できる程度の大きさ
のミシンである。)として製品化を可能とする。尚、こ
の縫製の原理等については、本出願人による特願200
0−396877号を参照されたい。
【0016】図2に示すように、ケーシング6の内部に
は、刺繍枠駆動機構10及びカートリッジ駆動機構12
の主要部と前記制御装置が収容され、刺繍枠駆動機構1
0は、刺繍枠4が着脱可能に装着されるキャリッジ8、
このキャリッジ8を水平面内においてX方向(左右方
向)へ駆動するX方向駆動機構13、このX方向駆動機
構13と共にキャリッジ8を水平面においてX方向と直
交するY方向(前後方向)へ駆動するY方向駆動機構1
4で構成されている。このキャリッジ8及びX方向駆動
機構13は安全カバー3の下方においてのみ移動される
ので、家庭用ミシンのとしての安全化が向上している。
【0017】X方向駆動機構13は、可動フレーム1
5、左右方向に伸長するガイドロッド16,17、スク
リュー軸18、パルスモータ19、スクリュー軸18に
向かって上下方向に伸長するガイドピン20を有し、パ
ルスモータ19によりスクリュー軸18を回動し、その
螺旋溝にガイドピン20がガイドされて左右方向に移動
することでキャリッジ8が左右方向(X方向)に移動駆
動する。Y方向駆動機構14は、支持フレーム21、1
対の前後方向に伸長するガイドロッド22、スクリュー
軸23、パルスモータ24、スクリュー軸23に向かっ
て上下方向に伸長するガイドピン25を有し、パルスモ
ータ24によりスクリュー軸23を回動し、その螺旋溝
にガイドピン25がガイドされて前後方向に移動するこ
とで可動フレーム15と共にキャリッジ8が前後方向
(Y方向)に移動する。
【0018】スクリュー軸18、23は上下方向にず
れ、且つ、直交するように伸長し、ねじりの位置的に配
置されている(図2参照)。
【0019】図2,図3に示すように、カートリッジ駆
動機構12は、縫製用カートリッジ5を着脱可能な揺動
アーム11、揺動アーム11を上下に揺動駆動する駆動
源としてのACモータであるミシンモータ26、ミシン
モータ26の回転速度を減速するギヤ機構27、ギヤ機
構27により減速された回転運動を揺動アーム11の上
下揺動運動に変換する図示外のカム機構を有する。
【0020】次に、安全カバー3について説明する。図
1に示すように、カートリッジ挿入口3aの安全カバー
3の右端部には、揺動アーム11の係合部材29を反時
計方向回りへ回動操作して係合解除する為の操作部材3
0aが配設されている。この操作部材30aは左右に伸
長する部材で、その中央を回転可能に回転軸にて支持さ
れ、その右端部は押しボタンのように構成されている。
この操作部材30aの右端部が使用者によって下方に押
されると、ミシン内部の回転軸を中心に回転し、操作部
材30aの安全カバー3の内部に位置する左端部が、安
全カバー3の内部の係合部材29を押し上げて、係合部
材29を縫製用カートリッジ5から離間させる。このよ
うに、縫製用カートリッジ5が取り外され、別の色の糸
を格納した縫製用カートリッジ5が装着されて、別の色
の縫製のための糸交換が行われる。
【0021】図5に示すように、安全カバー3の上面に
は、複数の操作部材30b、30c、30dが中央より
略右側に集中して設けられ、それら操作部材30b、3
0c、30dのための開口部が形成されている。また、
安全カバー3の上面で、複数の操作部材30b、30
c、30dの左側には、縫製に関する各種の情報を表示
(報知)するための表示手段(或いは報知手段)たるL
CD31aが設けられ、その画面の上方には水平方向に
伸展する平面をなす透明樹脂の画面保護カバー31bが
設けらている。
【0022】図5に示すように、安全カバー3の上面に
は、縫製を開始(再開を含む)或いは中断させるための
押しボタンである操作部材30b、模様選択や縫製位置
指定等の縫製に関わる表示を切り換えるための押しボタ
ンである操作部材30cが設けられている。この操作部
材30cは、図5に示すように、外形略円形を成し、円
形の中央の円形の決定ボタン、決定ボタンの周囲に配さ
れた4つの扇形の4つのカーソル移動ボタンの合計5つ
のボタンから構成されている。カーソル移動ボタンの上
面には、カーソルの移動方向を示す矢印がそれぞれに描
画されている。
【0023】このカーソル移動ボタンは、既に入力した
内容を取り消すための入力をするためにも用いられる。
具体的には、所定の状態において、相反する左右方向の
移動方向(三角矢印が示す方向)のボタンが使用者によ
って同時に2つ押されると、直前の入力された値等(選
択された模様群、選択された模様、ループ状の縫い目と
するか否かの設定等である)が取り消されるのである。
また、所定の状態において、相反する前後方向の移動方
向(三角矢印が示す方向)のボタンが使用者によって同
時に2つ押されると、直前の入力された値等はもとより
表示画面が1つ前に戻り、それまで同時にボタンを押す
前までの表示画面で入力された値等が全て取り消される
のである。
【0024】図5に示すように、安全カバー3の上面
で、操作部材30a、30b、30cのいずれよりも後
方には、電源を入り切り(投入)するための押しボタン
である操作部材30dが設けられている。
【0025】安全カバー3の上面で、操作部材30a,
30b,30c,30dよりも右側には、右から左に挿
入される模様データカートリッジ100の挿入口31d
が形成され、その挿入口31dの奥(左側)には、その
模様データカートリッジ100を装着する外部記憶媒体
装着部31e(図8参照)が備えられている。
【0026】このミシン1は、図8に示すように、制御
装置を備え、そのCPUによりLCD31a等の各種構
成を制御するように構成され、操作部材30a,30
b,30c,30dからの電気的信号を入出力インター
フェイスを介してその操作を検知するように構成されて
いる。尚、このミシン1は、模様データカートリッジ1
00を着脱自在でこの装置単体で縫製を行えるが、コネ
クターを介してゲーム機、或いは、電話回線やインター
ネット等の通信網に接続でき、それらから縫製データを
得られるようにしても良い。
【0027】また、図8に示すミシン1の制御装置内の
ROMには、CPUのための各種の制御プログラム(後
述のフローチャートに示すプログラム等)や模様を縫製
するための内部縫製データが不揮発的に記憶されてい
る。このプログラムにより、LCD31a、パルスモー
タ19,24、ミシンモータ26がCPUによって制御
される。
【0028】従って、このROMのプログラムとCPU
の作用によって、模様の全体或いは一部について縫製手
段によって形成する縫い目の種類を、面に沿った縫い目
か、ループ状の縫い目かのいずれかであることを表示す
る表示手段(或いは報知手段)としてLCD31aが機
能し、またあるときは、縫製手段によって模様の裏面を
次に縫製すること(或いは、縫製中であること)を表示
する表示手段(或いは報知手段)としてLCD31aが
機能し、更に、布7の上下面を逆にするために、刺繍枠
4の上下面を逆にすることを指示する旨を表示する表示
手段(或いは報知手段)としてLCD31aが機能し、
またあるときは、模様選択時の模様の表示状態に関わら
ず、布4の上面の状態を表示する表示手段(或いは報知
手段)としてLCD31aが機能する。そして、縫製手
段によって形成する縫い目の種類を、面に沿った縫い目
か、ループ状の縫い目かのいずれかに設定或いは変更の
操作手段として操作部材30cが機能し、またはあると
きは、模様を選択するための模様選択手段としてLCD
31と共に操作部材30cが機能する。
【0029】ここで、刺繍枠駆動機構10により、図2
〜図4に示すように、キャリッジ8に取付けた矩形状の
刺繍枠4を水平移動させることができる移動領域28に
ついて説明する。この移動領域28は図2の一点鎖線に
示す刺繍枠4の約4倍の矩形状の領域であり、移動領域
28の略中央位置に、ミシン本体2に装着された縫製用
カートリッジ5の中空針9が位置するようになってい
る。移動領域28の前端部分、左前部分、左後隅部は安
全カバー3の外部へはみ出している。
【0030】図1〜図3に示すように、安全カバーの3
の外周部には、刺繍枠4の安全カバー3内と安全カバー
3外とにわたる移動領域28内の移動を許す水平な約1
25度の範囲の円弧状のスリット32(図3の黒塗り部
分)が形成されている。このスリット32は、周方向に
不連続なメインスリット33と逃し用スリット34とを
有し、メインスリット33は外周部のうちの左前側の約
110度の範囲にわたり形成され、左側の約10度の範
囲に形成された外周壁部35を介して逃し用スリット3
4がメインスリット33の左側の約15度の範囲に形成
されている。尚、メインスリット33を利用して刺繍枠
4のキャリッジ8への着脱が前方側から行われる。
【0031】以上説明したミシン1の縫製動作について
説明する。
【0032】刺繍枠4に取り付けた布7に縫製を施す際
には、使用者が刺繍枠4をキャリッジ8に装着し、縫製
用カートリッジ5をカートリッジ挿入口3aから安全カ
バー3内に上方より挿入してこの縫製用カートリッジ5
をカートリッジ駆動機構12の揺動アーム11に装着す
る。その後、使用者が操作部材30bを操作して、X方
向駆動機構13、Y方向駆動機構14を駆動しつつカー
トリッジ駆動機構12を駆動する。これにより、中空針
9の上下動領域に対し刺繍枠4が相対的に水平移動しつ
つ刺繍枠4に取り付けた布7に縫製が施される。
【0033】このとき、中空針9が布7を貫通する度
に、被加工物である布7の一方面(上面)において糸T
が面に沿った縫い目T1を形成すると同時に、反対側の
他方面(下面)において糸Tが面から突出するループ状
の縫い目T2を形成する。
【0034】図10に示すように、模様選択サブルーチ
ン(S100)、ループ設定に関する処理(S200〜
S260)、並びに、縫製サブルーチン(S500)等
からなるメインプログラム及び使用者の操作に従って、
CPUは縫製準備及び縫製動作を可能とする。従って、
縫製に先立ち、模様及び縫い目の種類(面に沿った縫い
目か、ループ状の縫い目かのいずれか)が使用者により
設定あるいは変更されて、縫製が行われる(図12,図
13参照)。
【0035】尚、図12に示すように、ループを伴う縫
い目の設定に伴って、CPUが必要な表示(縫い目種類
の明示、刺繍枠4或いは布7の上下の指示、画面クリ
ア、予告の表示、ループ状の縫い目を設定された模様の
反転の表示等)を、ミシンモータ26の停止・回転に基
づき行う(S1222〜S1248)。例えば、模様選
択後の画面の図16(c)では、「模様の裏側を縫製し
ます!(縫製予告)」や「布を裏面にしてください!
(作業指示)」と言ったメッセージの表示、「IE4」
の向きの反転表示及び表示位置の変更(次の縫製のため
に適切な状態にある布7の上面に合致した表示)、並び
に、「ループ」の文字の反転表示等の表示(縫い目の種
類明示)等を、このフローチャートに従ってCPUが制
御する。
【0036】模様選択サブルーチン(S100)では、
図11に示すように、複数の模様を含む模様グループの
いずれかを選択するための模様グループ表示画面が表示
され(S102)、使用者の入力に従って、模様グルー
プが選択され、続いて、選択された模様グループの複数
の模様が表示されて、その中からいずれかの模様を選択
するための模様選択示画面が表示される(S104〜S
109:図11参照)。尚、本実施の形態では模様グル
ープは2段階の階層的に分けて記憶されている。
【0037】次に、使用者の操作によって模様が選択さ
れると、選択された模様の識別データは、装置内のRA
Mの図9に示す選択模様記憶エリアに記憶され(S11
2,S114)、続いて必要に応じて、選択した模様の
全体或いは一部について、縫製手段によって形成する縫
い目の種類を、面に沿った縫い目か、ループ状の縫い目
かのいずれかの設定或いは変更がなされる(S116,
S118)。この縫い目の種類についての設定或いは変
更では、選択した模様の全体或いは一部について、縫製
手段によって形成する縫い目の種類が、面に沿った縫い
目か、ループ状の縫い目かのいずれかの設定或いは変更
による入力情報(データ)として、装置内のRAMの図
9に示す縫い目種類記憶エリアに記憶される。そして、
縫製時には、CPUが、そのRAMに記憶された情報を
必要に応じて参照することによって、選択された模様を
形成するための縫い目の縫製データについて、面に沿っ
た縫い目の縫製データか、ループ状の縫い目の縫製デー
タかのいずれかを呼び出すかが、CPUによって決めら
れる(S502)。そして、縫製がCPUの制御によっ
て自動的に行われる。縫製は模様毎(文字毎)に自動的
に中断されるように構成されており(S508〜S51
2)、その中断時に、必要に応じて使用者が別の色の糸
Tの縫製用カートリッジ5に交換したり、布7及び刺繍
枠4を上下反転させたりする。この縫製の中断時におい
ては、縫い目の種類を変更できるように構成されている
(S200〜S260)。そして、CPUは縫製の開始
の操作部材30bの入力を再び待って(S300)、使
用者が操作部材30bを押すことによって、縫製動作が
再開始される(S500)。
【0038】尚、面に沿った縫い目かループ状の縫い目
かのいずれかの変更とは、選択された模様(全体或いは
一部)について、沿った縫い目かループ状の縫い目かの
いずれかの縫い目の種類が予め特定(模様選択前からで
も、選択後に使用者が設定してもよい)されており、使
用者の操作によってその選択された模様(全体或いは一
部)について特定されていた縫い目の種類を他方の縫い
目に変更することを言う。また、沿った縫い目かループ
状の縫い目かのいずれかの設定とは、選択された模様
(全体或いは一部)について、沿った縫い目かループ状
の縫い目かのいずれかの縫い目の種類が特定されておら
ず、使用者の操作によって初めて、選択された模様(全
体或いは一部)について沿った縫い目かループ状の縫い
目かのいずれかの縫い目の種類が決められることを言
う。
【0039】また、本願発明においては、縫い目の種類
の設定或いは変更の少なくとも一方ができればよく、そ
の設定或いは変更は、模様について全体でも、一部でも
よい。一部とは、複数の部分領域から成る模様の一部の
部分領域でもよく、また、複数の模様を組み合わせた模
様であれば、その一部の模様でもよい。更に、針数単位
で縫い目の種類を変更させるように構成してもよい。そ
して、使用者が任意の縫製位置で縫製を中断させて、そ
の後、使用者が所望の縫製位置まで、縫い目の種類を変
更させるように構成してもよい。フローチャート上は、
「縫い目の種類の設定或いは変更」を「ループ設定」と
記載する。
【0040】図25の「I」に示すように、沿った縫い
目で領域を埋め尽くす場合には、その沿った縫い目の縫
製データでは、沿った縫い目が模様の表側にくることが
想定されており、その沿った短い線状の縫い目が縫い方
向(模様外の矢印で示す方向)に対し斜めに連続して形
成されるように縫製データがデータ構成されている。
尚、模様内での一点鎖線はいわゆる走り縫いを示すもの
であり、模様の先端方向に一旦縫い目を走らせてから、
縫い方向を反転してその先端側から領域を縫い尽くすた
めの縫い目である。
【0041】一方、図26に示すように、ループ状の縫
い目で領域を埋め尽くす場合には、ループ状の縫い目の
縫製データでは、模様完成時に上側となるループの広が
りが考慮されたループの植え込みの点在として縫製デー
タが構成されて、縫い方向(模様外の矢印で示す方向)
に対して直交する方向に縫い目が走る。この図26にお
いても、模様内での一点鎖線はいわゆる走り縫いを示
す。
【0042】尚、縫い目の折り返し点等で、前後方向に
伸長する縫い目の形成後に布7が左方へ移動されて、左
右方向の伸長する縫い目が形成される場合に、その折り
返し部分で連続する縫い目が直角をなすと、中空針9の
先端で糸Tが切られるおそれがあるので、折り返し部分
で連続する縫い目が直角をなさないようにするために、
連続する縫い目が直角をなす場合に比べてわずかに領域
の内側に針落ち点がくるように、縫製データが作成され
ている(縫い目の種類に関わらない)。しかし、切れに
くい糸或いは、糸Tを切りにくい中空針9を縫製装置で
採用して、そのように針落ち点を内側(或いは、外側)
にして、直交する縫い目を回避する必要ないとデータ作
成者が判断すれば、縫い目の折り返し点で縫い目が直角
をなすようにしてもよい。また、本実施の形態では、予
め記憶された沿った縫い目及びループ状の縫い目の縫製
データのうち、いずれかの縫製データを装置内(或いは
装置外)の記憶媒体からCPUが呼び出すが、CPUの
演算によって適宜必要な縫製データを作成するようにし
てもよい。また、特に、縫い目の種類によって、縫製デ
ータを分ける必要が無いと装置製造者等が考える場合に
は、両方の縫い目の種類で使用する唯一の縫製データに
基づき縫製を行うように構成してもよい。即ち、両方の
縫い目を布7の一方に形成するには縫製面を上下に反転
させるだけである。
【0043】次に、図25に示す「IE4」という具体
的な模様についての作業の流れを説明する。
【0044】図14(a),(b)に示す模様グループ
選択画面で、使用者が反転状態のカーソルを所望の模様
グループの「文字模様」に操作部材30cのカーソル移
動ボタンによって必要に応じて移動させ、操作部材30
cの決定ボタンによって模様グループ(「文字模様」、
「ABC」の場合はいずれも初期のグループとされてお
り、カーソルの移動不要である。)が選択される(S1
02〜S109)。次に、図14(c)〜(f)に示す
ように、その選択された模様グループの模様が複数表示
された状態の模様選択画面で、「−」の形状をしたカー
ソルを所望の模様の下部へ、操作部材30cのカーソル
移動ボタンによって移動させ、使用者が決定ボタンを押
すと、縫製する模様が1つ選択される(図11:S11
0〜S114)。使用者がこの操作を繰り返し、3つ模
様を組み合わせて、「IE4」を選択する。模様は選択
された順に、前号中央に左寄せで形成される(図27
(a)参照)。
【0045】また、使用者が各文字模様を選択した後
に、使用者が画面上の「ループ」にカーソルをあわせて
決定ボタンを押せば、その直前に選択した文字模様につ
いての縫い目の種類だけが変更される。即ち、全ての文
字模様については、面に沿った縫い目が縫い目種類とし
て予め設定されているが、その操作の「ループ」へのカ
ーソル移動及び決定によって、その直前に選択された文
字模様についてのみ、縫い目種類がループ状の縫い目で
あること示すデータが、CPUによってRAMの縫い目
種類記憶エリアに自動的に記憶される(図11:S11
6〜S120)。
【0046】例えば、「IE4」のうち、「E」をルー
プ状の縫い目で縫製する場合には、図15(d)に示す
ように、「E」を選択後にその「ループ」にカーソルを
あわせ、決定ボタンが押されると、その「E」がループ
状の縫い目で縫製されることが、「E」の文字が背景反
転表示されてLCD31a上に明示される。尚、図14
においては、ループ状の縫い目への変更が行われない場
合の操作を示す。
【0047】そして、ループ状の縫い目への変更が行わ
れずに、模様選択が完了すれば、図16に示すような画
面となる。この画面では、最初に選択され、最初に縫製
される先頭の文字模様「I」は、予め設定された面に沿
った縫い目であり、その予め設定された縫い目の種類で
縫製することが、「通常」という文字を背景反転表示す
ることによって、LCD31aで自動的に表示されてい
る。また、この画面では、「模様の表側を縫製しま
す。」との模様の表裏についてのメッセージと、布上面
に合致した模様配置状況(左詰めの「IE4」の概略輪
郭のこの順での表示)とがLCD31aに共に自動的に
表示される。これらの表示は、CPUによるRAMの参
照によって自動的になされる(S122)。
【0048】尚、模様の表側とは、取り扱い説明書等で
描画されている見本と同様の模様が形成される布面であ
り、模様の選択時に選択肢として表示されるときの模様
の輪郭が形成される布面である。模様選択した場合の初
期の向きが模様の表面とするように模様の縫製データを
構成するがよいと考えられる。なぜならば、使用者は布
7の表面を上にして刺繍枠4に付けることが想定される
からである。
【0049】使用者がスタートボタンである操作部材3
0bを押すと(S300:Yes)、図16(b)に示
すように、「模様の表側を縫製中です。」との模様の表
裏についてのメッセージに、CPUが自動的に切り換
え、模様の表裏についての縫製状況を逐次正確に表示す
る(S514)。尚、模様の下部の「−」は縫製前では
次に縫製する模様を示し、縫製中では縫製中の模様を明
示する。
【0050】「I」の縫製が完了して「E」について縫
い目種類が変更されていると、図16(c)に示すよう
に、「布を裏面にしください!」及び、模様の表裏につ
いてのメッセージを「模様の裏面を縫製します!」との
メッセージがLCD31aに表示されると共に、布上面
に合致した模様配置状況(左右反転された状態の「4」
「E」「I」の概略形状が、右詰めで左から「4」
「E」「I」の順(模様選択時とは逆の順)に並ぶ)が
LCD31aに表示される(図10:S200〜S26
0)。これらの表示は、CPUによるRAMの参照によ
って自動的になされる。特に、模様全体の配置位置の表
示も変更され、初期位置として模様は布7の左端から配
置されて縫製されているようにプログラムは構成され、
模様選択時においてLCD31aの画面の左端から配置
されて模様は表示されているが(図27(a))、ルー
プ状の縫い目で縫製されるとCPUによって判断された
場合には、模様全体がLCD31aの右端に表示される
(図27(b))。こうして、刺繍枠4や布7が上下逆
にされても、縫製される状況が正確にLCD31aで表
示されており、誤った模様を縫製してとの使用者の誤解
が防止されている。
【0051】以下、変形した実施の形態について説明す
る。
【0052】複数の部分模様(タイヤ、車体、縁取りの
3つの部分模様)からなる具形模様(車)では、特定の
部分模様についてはループ状の縫い目で縫製することが
プログラム或いはデータで決められており、使用者はル
ープ状の縫い目の有無のみを選択するようにしてもよ
い。例えば、図19,図20に示すように、選択時にお
いて左向きの車は、ループ上の縫い目で縫製されると設
定或いは変更された場合には(図19(e))、ループ
状の縫い目で縫製すると予め決められていた部分につい
て縫製するときのみ(図20(c))、その部分模様を
(右向きの車体)として表示されるように構成してもよ
い。
【0053】上述した実施の形態では、「模様の裏側を
縫製します。」との状況を説明するメッセージが表示さ
れるが、「布の表裏を逆にしてください!」、または、
「刺繍枠を上下逆にしてミシンに取り付けてください
!」とする作業指示の旨のメッセージが表示されるよう
に構成してもよい。特に、本実施の形態では、図24
(a)に示すように、刺繍枠4のいずれの面を上面にし
ても、刺繍枠4における刺繍枠駆動機構10の装着部
(図中の一点鎖線は刺繍枠駆動機構10の被装着部)へ
の装着をすることができるが、図24(b)に示すよう
に、刺繍枠4’における刺繍枠駆動機構10への装着部
(図中の一点鎖線は刺繍枠駆動機構10の被装着部)が
上下で非対称である場合には、刺繍枠4’を上下逆にし
て装着することはできないので、「布を刺繍枠から一旦
外して、布の裏側にしてください!」とのメッセージが
有効である。布7の表裏に関するメッセージは目立つよ
うに、いわゆる「ポップアップ」にして、その指示を明
示することが望ましい(図17(c),(e))。
【0054】上述した実施の形態では、模様毎や部分領
域毎に、縫い目の種類を設定或いは変更するが、ループ
状の縫い目の有無によって、縫製データの記憶エリアを
分けてもよい。そして、縫い目の種類毎に作動モードを
分けて、使用者がミシン1の作動モードを選択できるよ
う構成してもよい(図21、図22(a),(c)参
照)。また、縫い目の種類毎に模様群を分けて縫製デー
タを記憶したり、縫い目の種類毎に模様を選択できるよ
うに、模様の選択プログラムを構成してもよい(図22
(a),(b)、図23参照)。ループ模様グループ
(ループ模様群との表示)とは、ループ状の縫い目を少
なくとも一部に含む模様の集まりであり、縫製データの
一部として、ループ状の縫い目の有無を識別するデータ
を含ませておけば、プログラムにより、模様毎にループ
状の縫い目の有無の特定が可能である。また、同じ内容
の模様を、その両方の縫い目の種類の模様群に属させて
もよい。例えば、「IE4」を縫製する場合に、「E」
のみをループ状の縫い目の模様グループから選択して、
縫製するように構成する(図18参照)。
【0055】上述した実施の形態においては、模様選択
画面のLCD31aによって、縫い目の種類を使用者へ
表示(報知)しているが、そのLCD31aとは別のL
ED(図5参照)を設けて、そのLEDの点滅や点灯に
よって、縫い目の種類を報知するようにしてもよい。L
EDを用いる場合は、LCD31aと共に作用して、縫
い目の種類を報知するように構成する。例えば、LCD
31aのすぐ横にLEDを配置して、LCD31aに
は、「通常」、「ループ」との表示を、そのLEDの近
傍に表示して、設定されている縫い目の種類に近い方だ
けのLEDを点灯させ、他方は消灯する。更に、縫い目
の種類を表示(視覚)によって報知する以外に、声やブ
ザーといった音(聴覚)によって報知してもよい。
【0056】また、上述した実施の形態においては、釜
が無くても、布7の弾性によって糸Tが定着するもので
あるが、必要に応じてループを形成するための釜を設け
てもよい。更に、上述した実施の形態においては、中空
針9を用いているが、必要に応じて中空状の構造でなく
てもよい。例えば、側面に上下方向に伸長する溝が形成
された針などが考えられる。そして、上述した実施の形
態においては、布7の上方に中空針9を配置して、上方
より布7を貫通する構成しにしたが、その相対位置を変
更してもよい。例えば、布7の下方に中空針9を配置し
て、下方より布7を貫通する構成や、布7を垂直に配置
して、水平方向から布7を中空針9が貫通する構成であ
る。
【0057】
【発明の効果】以上説明したことから明らかなように、
請求項1記載の縫製装置では、操作手段の操作によっ
て、模様の縫い目の種類が面に沿った縫い目か、ループ
状の縫い目かのいずれかに設定或いは変更されるので、
縫製の準備が自由に且つ円滑に行え、使い勝手がよい。
【0058】請求項2記載の縫製装置では、操作手段の
操作によって、模様の選択後に縫い目の種類が面に沿っ
た縫い目か、ループ状の縫い目かのいずれかに設定或い
は変更されるので、模様の選択後において、選択した模
様に対応して縫製の準備が自由に且つ円滑に行え、使い
勝手がよい。
【0059】請求項3記載の縫製装置では、操作手段の
操作によって、模様の選択前に縫い目の種類が面に沿っ
た縫い目か、ループ状の縫い目かのいずれかに設定或い
は変更されるので、模様の選択前において、縫い目の設
定或いは変更に対応して縫製の準備が自由に且つ円滑に
行え、使い勝手がよい。
【0060】請求項4記載の縫製装置では、操作手段の
操作によって、複数の模様若しくは複数の部分模様から
模様について縫い目の種類が面に沿った縫い目か、ルー
プ状の縫い目かのいずれかに一括して設定或いは変更さ
れるので、複数の模様を縫製する場合若しくは、複数の
部分領域がある模様を縫製する場合には、縫製の準備が
自由に且つ円滑に行え、使い勝手がよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施の形態のミシン及びその付属品を示す斜
視図である。
【図2】本実施の形態のミシンを水平面で切断した断面
図である。
【図3】本実施の形態のミシンの正面の一部を省略し、
内部機構を示す図面である。
【図4】本実施の形態のミシンに付属品を装着した状態
を示す図面である。
【図5】本実施の形態のミシンを上方から見た図面であ
る。
【図6】本実施の形態のミシンによる縫い目の形成(中
空針の貫通時)の説明図である。
【図7】本実施の形態のミシンによる縫い目の形成(中
空針の上昇時)の説明図である。
【図8】本実施の形態のミシンの電気的構成を示す図で
ある。
【図9】本実施の形態のミシンの上記図8に示すRAM
のメモリ構成を示す図である。
【図10】本実施の形態のミシンのメインルーチンを示
すフローチャートである。
【図11】本実施の形態のミシンの模様選択サブルーチ
ンを示すフローチャートである。
【図12】本実施の形態のミシンのループ表示処理サブ
ルーチンを示すフローチャートである。
【図13】本実施の形態のミシンの縫製サブルーチンを
示すフローチャートである。
【図14】本実施の形態のミシンでの模様選択画面(ル
ープを非設定)を示す図である。
【図15】本実施の形態のミシンでの模様選択画面
(「E」についてループを設定)を示す図である。
【図16】本実施の形態のミシンでの縫製画面(「E」
についてループを設定)を示す図である。
【図17】本実施の形態のミシンでの縫製画面(「E」
についてループを設定)を示す図である。
【図18】変形した本実施の形態のミシンでのポップア
ップを利用した縫製画面(「E」についてループを設
定)を示す図である。
【図19】変形した本実施の形態のミシンでの複数の部
分模様についての模様選択画面(所定の箇所にループを
設定)を示す図である。
【図20】変形した本実施の形態のミシンでの複数の部
分模様についての縫製画面(所定の箇所にループを設
定)を示す図である。
【図21】変形した本実施の形態のミシンの模様選択サ
ブルーチン(ループ最初に設定)を示すフローチャート
である。
【図22】変形した本実施の形態のミシンでの模様選択
画面を示す図である。
【図23】変形した本実施の形態のミシンの模様選択サ
ブルーチン(ループの有無で模様グループを分類)を示
すフローチャートである。
【図24】本実施の形態のミシンの刺繍枠並びに変形し
た実施の形態の刺繍枠を示す図である。
【図25】本実施の形態のミシンによって布の上面で形
成され、模様完成時に表面となる模様を示す概略図であ
る。
【図26】本実施の形態のミシンによって布の上面で形
成され、模様完成時に裏面となる模様を示す概略図であ
る。
【図27】本実施の形態のミシンによって縫製される布
の上面を示す概略図である。
【符号の説明】
1 ミシン 2 ミシン本体 3 安全カバー 6 ケーシング 30a 操作部材(カートリッジ取出) 30b 操作部材(縫製開始・停止) 30c 操作部材(表示切換、決定) 30d 操作部材(電源投入) 31a LCD
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 石田 美菜子 名古屋市瑞穂区苗代町15番1号 ブラザー 工業株式会社内 Fターム(参考) 3B150 AA04 AA15 CB01 CB04 CE02 CE03 CE09 CE22 CE23 GF02 GF03 GG04 JA03 JA07 LA58 LA66 LA67 LA73 LA82 LB02 LB03 MA08 NA61 NA62 NA67 NB09 NB18 NC03 NC06 QA06 QA07 QA08

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】被加工物に糸を貫通させて縫製する縫製装
    置であって、 被加工物の一方面において面に沿った縫い目を形成する
    と同時に、反対側の他方面において面から突出するルー
    プ状の縫い目を形成する縫製手段と、 前記縫製手段によって形成する縫い目の種類を、面に沿
    った縫い目か、ループ状の縫い目かのいずれかに設定或
    いは変更するために、操作する操作手段とを備えること
    を特徴とする縫製装置。
  2. 【請求項2】被加工物に形成する模様を選択する模様選
    択手段を備え、 前記模様選択手段によって選択された模様について、縫
    い目の種類を設定或いは変更するために、前記操作手段
    が操作されることを特徴とする請求項1記載の縫製装
    置。
  3. 【請求項3】被加工物に形成する模様を選択する模様選
    択手段を備え、 前記模様選択手段によって模様が選択される前に、模様
    の縫い目の種類を設定或いは変更するために、前記操作
    手段が操作されることを特徴とする請求項1記載の縫製
    装置。
  4. 【請求項4】複数の模様若しくは複数の部分模様から模
    様について縫い目の種類を一括して設定するために、前
    記操作手段が操作されることを特徴とする請求項1乃至
    3のいずれかに記載の縫製装置。
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